JP2022180694A - 耐火パネルの嵌合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐火パネル間に熱が侵入するおそれを低減し、一定以上加熱されても不燃性能や断熱性能が低下し難くすることのできる耐火パネルの嵌合構造を提供すること。【解決手段】表側表面材20と裏側表面材30とを備え表側表面材20と裏側表面材30との間に耐火材40を設けた矩形状の耐火パネル10の嵌合構造において、耐火材40は、耐火パネル10の一側に、縦断面が凸状の凸状部50を備え、他側に、縦断面が凹状であるとともに凸状部50に嵌合可能な凹状部60を備えるものとした。耐火材40の凸状部50及び凹状部60は、平板状の複数の耐火部材42a,42b,43a,43b,46を積層して構成した。【選択図】図4

Description

本発明は、複数の耐火パネルを組付ける際に、耐火パネル間に使用される耐火パネルの嵌合構造に関する。
従来から、表裏に鋼材等の表面材(パネル)を配した耐火パネルが用いられている。このような耐火パネルでは、例えば、これらの表面材の間にロックウール等の不燃性を有した断熱材を挟み込んでサンドイッチ構造とした耐火パネルが知られている。このような耐火パネルは、ロックウールのように内部に小さな空間を有しながらも一定以上の密度の断熱材をパネル間に配置することにより、加熱された表面材から反対側への表面材への空気を介する熱の移動を制限して耐火・難燃性・不燃性等の効果を向上させることができる。そして、このような耐火パネルを複数組み合わせて、例えば製造工場や冷蔵庫などの躯体の壁面が構成されている。そしてまた、これらの複数の耐火パネルは、シーリング材や充填剤と共に挟み込まれた嵌合部材(縁材)によって嵌合されている(特許文献1)。
特開2017-160611号公報(図3)
しかしながら前述した従来の耐火パネルでは、耐火パネル間の嵌合部(接合部)において、異なる部材が接合している部分が生ずるためにどうしても隙間から熱が侵入し易い。また、この嵌合部は断熱材が備えられていない部分となるため、僅かな間隔ではあるが熱が伝わり易く、耐火パネルの裏側に熱が伝わってしまうことになる。このために、耐火パネルが有していた当初の不燃性能及び断熱性能が低下するという問題が生じていた。
本発明は、前述した従来の耐火パネルの問題点を解決するものであり、耐火パネル間に熱が侵入するおそれを低減し、一定以上加熱されても不燃性能や断熱性能が低下し難くすることのできる耐火パネルの嵌合構造を提供することを目的とする。
前述の目的を達成する手段は、以下のものである。
(1)表側表面材と裏側表面材とを備え前記表側表面材と前記裏側表面材との間に耐火材を設けた矩形状の耐火パネルの嵌合構造であって、
前記耐火材は、耐火パネルの一側に、縦断面が凸状の凸状部を備え、他側に、縦断面が凹状であるとともに前記凸状部に嵌合可能な凹状部を備えた耐火パネルの嵌合構造。
(2)前記耐火材の前記凸状部及び前記凹状部は、平板状の複数の耐火部材を積層して構成されている(1)に記載の耐火パネルの嵌合構造。
(3)前記複数の耐火部材は、互いに接着剤により固定されている(2)に記載の耐火パネルの嵌合構造。
(4)前記耐火材は、耐火材の厚み方向に3層の耐火部材が備えられるとともに、前記凸状部の凸設部は中央の1層の耐火部材から構成され、前記凹状部の凹設部は中央の1層の耐火部材から構成されている(2)又は(3)に記載の耐火パネルの嵌合構造。
(5)前記耐火材は、耐火材の厚み方向に5層の耐火部材が備えられるとともに、前記凸状部の凸設部は中央の3層の耐火部材から構成され、前記凹状部の凹設部は中央の3層の耐火部材から構成されている(2)又は(3)に記載の耐火パネルの嵌合構造。
(6)前記耐火材は、ロックウールである(1)から(5)のいずれかに記載の耐火パネルの嵌合構造。
(7)前記表側表面材と前記裏側表面材との間に、断熱材を備えた(1)から(6)のいずれかに記載の耐火パネルの嵌合構造。
(8)前記断熱材は、ポリイソシアヌレートである(7)に記載の耐火パネルの嵌合構造。
(9)(1)から(8)までのいずれかに記載の嵌合構造を備えた耐火パネル。
本発明の耐火パネルの嵌合構造では、複数の耐火パネルを組み付ける場合に、それらの嵌合部において、金属製や樹脂製等の嵌合部材を介在させることなく、耐火材を直接嵌合させることができる。よって、金属製や樹脂製等の嵌合部材を介在させる従来の耐火パネルの嵌合構造のように、熱が嵌合部材を伝わり易く断熱性や耐火性が低下するおそれを低減し、また嵌合部材付近が結露するおそれも低減することができる。
図1は、本発明の耐火パネルの嵌合構造を用いた耐火パネルを複数組付けた耐火パネルユニットの正面図である。 図2は、図1の耐火パネルユニットの斜視図である。 図3は、本発明の耐火パネルの嵌合構造を用いた耐火パネルの斜視図である。 図4は、図3の複数の耐火パネルを組み合わせる際の隣り合う耐火パネルの要部拡大縦断面図である。 図5は、本発明の別の耐火パネルの嵌合構造を用いた耐火パネルの斜視図である。 図6は、図5の複数の耐火パネルを組み合わせる際の隣り合う耐火パネルの要部拡大縦断面図である。 図7は、本発明のさらに別の耐火パネルを組み合わせる際の隣り合う耐火パネルの要部拡大縦断面図である。 図8は、本発明のさらに別の耐火パネルを組み合わせる際の隣り合う耐火パネルの要部拡大縦断面図である。
以下、本発明の耐火パネルの嵌合構造について、図面に示した実施の形態を用いて説明する。図1及び図2に示されるように、本発明の耐火パネル10は正面視矩形状の平板形状に形成されている。耐火パネル10は一定の大きさに形成されており、この耐火パネル10が複数組み合わされ、例えば製造工場や冷蔵庫などの躯体の壁面を構成する。また、予め耐火パネルユニット1としても良い。そしてこのような耐火パネルユニット1は、床面を構成する躯体の一部に設置固定される。
耐火パネル10は、本例では縦長の長方形状に形成されている。本例では、この耐火パネル10は、縦が約3000mm、横が約900mm、厚みが約75mmに形成されているが、これらは種々の変更が可能であり、平板状の耐火パネルを組み合わせた耐火パネルユニットであれば、各種の寸法に制限はない。通常は厚みは同じくすべきであるが、必要な場合には、縦又は横について異なる大きさの耐火パネルを組み合わせることも可能である。
耐火パネル10は、図3及び図4に示されるように、ほぼ平板状の表側表面材20及び裏側表面材30と、これらの表面材20,30の間に挟み込まれた耐火材40及び断熱材70を備えている。表側表面材20及び裏側表面材30の両端部においては、図4に示されるように、耐火パネル10の厚み方向の内側に向けて、それぞれ約90度屈曲されて約20mm延設された屈曲部22a,22b及び32a,32bが設けられている。
表側表面材20及び裏側表面材30は、表面側にポリエステル系樹脂等、裏面側にエポキシ系樹脂等を塗装した溶融亜鉛めっき鋼板である。表側表面材20及び裏側表面材30共に、縦が約3000mm、横が約900mm、厚みが約0.5mmに形成されているが、これらは種々の変更が可能であり、各種の寸法に制限はない。そして本例では、表側表面材20は屋外側に、裏側表面材30は屋内側に配設されるように定められている。なお、材質としては、ほうろう鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板その他、耐熱性の高い特殊鋼板、ステンレス鋼板、非鉄金属板あるいはそれらの合金板等であっても良い。
耐火材40は、二酸化けい素や酸化カルシウム等を材料とするいわゆる「ロックウール」であるが、他の耐火材料を用いても良い。また本例では130kg/m3の高密度ロックウールを用いているが、例えば130kg/m3~150kg/m3等とするなど、変更することも可能である。この耐火材40は、表側表面材20側から裏側表面材30側にかけて順に3層の耐火部材42,43,46から構成されている。これらの耐火部材42~46はいずれも平面視長方形状の板状に形成されており、いずれもその長さ(縦)が約3000mm、厚みが約50mmとされている。一方、幅(横)については、表側表面材20寄りの2つの耐火部材42,43については約120mmとされ、裏側表面材30寄りの耐火部材46については約900mmとされている。よって、これらの耐火部材42~46は、汎用的な所定の厚み(50mm)のロックウール材を上記の幅に合わせて切断するなどして簡易に用意することができる。
前述のように、耐火部材42,43については、耐火パネル10の幅に対して短い幅に設けられており、凸状部50側の耐火部材42a,43aと、凹状部60側の耐火部材42b、43bに分けられて配置されている。そして、図3に示されるように、これらの凸状部50側の耐火部材42a,43aと、凹状部60側の耐火部材42b、43bと、表側表面材20と、耐火部材46とに囲まれた部位に所定の空間が形成されており、本例では、この空間に、後述する断熱材70が充てんされている。
また、各断熱部材42~46は、互いに当接する部位において接着されて相互に固定されている。なお、接着以外の他の固定手段、例えば針金等で固定しても良いが、耐火性を確保するためには、熱伝導率が低い接着剤によって固定することが好ましい。そして、図3及び図4に示されるように、耐火パネル10の左右方向の一側、より具体的には耐火材40の一側には凸状部50が設けられ、一方、耐火パネル10の左右方向の他側、より具体的には耐火材40の他側には凹状部60が設けられている。
凸状部50は以下のようにして構成されている。まず、図4に示されるように、表側表面材20の内側に配置される断熱部材42aが、表側表面材20の屈曲部22aの内側部分にほぼ当接される位置となるように取り付けられている。また裏側表面材30の内側に配置される断熱部材46が、裏側表面材30の屈曲部32aの内側部分にほぼ当接される位置となるように取り付けられている。一方、耐火材40の厚み方向における中央の耐火部材43aは、耐火材40の幅方向において、表側表面材20及び裏側表面材30の端部よりも突出した凸設部52として構成されている。本例では、凸設部52は表側表面材20の屈曲部22a及び裏側表面材30の屈曲部32aから外側に約60mm突設するように構成されている。
また、凹状部60は以下のようにして構成されている。図4に示されるように、表側表面材20の内側に配置される断熱部材42bが、表側表面材20の屈曲部22bの内側部分にほぼ当接される位置となるように取り付けられている。また裏側表面材30の内側に配置される断熱部材46が、裏側表面材30の屈曲部32bの内側部分にほぼ当接される位置となるように取り付けられている。一方、耐火材40の厚み方向における中央の耐火部材43bは、耐火材40の幅方向において、表側表面材20及び裏側表面材30の端部よりも奥側へと凹んだ凹設部62として構成されている。本例では、凹設部62は表側表面材20の屈曲部22b及び裏側表面材30の屈曲部32bから約60mm奥側に凹むように構成されている。
そしてこれらの凸状部50と凹状部60とは、嵌合可能に形成されるとともに、嵌合された際にはその表面がほぼ密着される形状とされている。したがって、凸状部50と凹状部60とは、より確実に嵌合可能である。凸状部50の凸設部52の両側には、凹状部60との間に配設されるようにイソウール等の充填剤58が介在されている。また、凸設部52及び凹設部62の厚み、及び耐火部材42aと耐火部材42b、耐火部材46の両端部の厚みが同じに設けられており、凸状部50と凹状部60の厚みも同じとなるように構成されている。つまり、凸状部50と凹状部60とが嵌合された部位において耐火パネル10の表側表面材20と裏側表面材30とで挟み込まれる耐火材40の厚みもほぼ同じとされる。したがって、耐火パネル10を組み付ける部位、すなわち凸状部50と凹状部60とが敢行する部位において、耐火材40を挟み込んだ部位の隣り合う耐火パネル10の表側表面材20と裏側表面材30とはその表面が容易に面一とすることができる。
また、複数の耐火パネル10の嵌合部分において耐火材とは別の嵌合部材、例えば金属製や樹脂製の嵌合部材を介在させていた従来の耐火パネルの嵌合構造の場合には、場合によってはその嵌合部材に凹凸をつける曲げ加工等の必要があった。しかしながら本例の耐火パネル10の嵌合構造では複数の耐火部材を組み合わせるだけで嵌合構造を設けることができるの、従来の耐火パネルの嵌合構造のように曲げ加工等をする煩雑さを解消することができる。同様に、そのような嵌合部材の端面形状に合わせた耐火材の切削加工等の必要性も無くすことができる。
そして、前述したように、耐火材40と表側表面材20に囲まれた空間には、断熱材70が充てんされている。断熱材70は、本例ではポリイソシアヌレートが用いられているが、他の断熱材を用いることとしても良い。前述の耐火材40に加えて断熱材70を備えることにより、断熱性を一層向上させることができる。
耐火パネル10の嵌合構造はこのように構成されており、複数の耐火パネル10の間に別途の嵌合部材が介在されておらず、嵌合部において耐火材40が直接嵌合している。よって、例えば金属製や樹脂製の嵌合部材を介在させたためにそのような材質の嵌合部材を介して伝わる熱を減少させることができ、耐火材40による耐火性能の低下を回避することができる。
本発明の耐火パネルの嵌合構造は、前述したものに限られるものではなく、また本発明の耐火パネルも前述した耐火パネル10に限られるものではなく、本発明の主旨の範囲内で適宜変更が可能である。例えば、前述した耐火パネル10では、図1における左右方向の端部に凸状部40及び凹状部60を備えるものとしたが、図1における耐火パネルの上下方向の端部にこれらの凸状部40及び凹状部60を備えるものとしても良く、また、上下左右のいずれにも備えるものとしても良い。なお、耐火パネルユニット1の上端部・下端部・左右端部などにおいて他の耐火パネル10と組付けない箇所においては、これらの凸状部40や凹状部60を省略しても良い。
前述した耐火パネル10の嵌合構造及び耐火パネル10では、凸状部40と凹状部60は密着するほど正確に一致する外形とされており、凸状部40と凹状部60との嵌合部における耐火性能の低下を防止することができる。しかしながら、従来の金属製や樹脂製の嵌合部材を介在させた場合の不具合が解消させる程度の範囲内においては、密着度合いの正確性は、一定の範囲内での調整が許容されないものではない。
また、前述した嵌合構造では複数の耐火部材42~46を用いて耐火材40を構成しているが、耐火材全体を一体として成形されたものを用いることもできる。所定の厚みの既存の耐火部材を用いる必要は無く、専用の耐火材を用いたい場合などには、両側を凸設及び凹設した一体的な耐火材を用いることとしても良い。
また前述した嵌合構造では、耐火材40は3つの耐火部材42~46を用いて構成しているが、耐火部材の数を変更することもできる。例えば、図5及び図6のように、5つの耐火部材を積層させる嵌合構造を備えたものとすることもできる。なお、以下において第一の実施例(図1から図4に記載のもの)と共通する構成については、図面中に同じ符号を付してその説明を省略する。この例の耐火パネル10aにおいては、耐火材40は、表側表面材20側から裏側表面材30側にかけて順に5層の耐火部材42,43,44,45,46から構成されている。また、耐火部材42,43,44については、耐火パネル10の幅に対して短い幅に設けられており、凸状部50側の耐火部材42a,43a,44aと、凹状部60側の耐火部材42b、43b、44bに分けられて配置されている。そして、これらの凸状部50側の耐火部材42a,423a,44aと、凹状部60側の耐火部材42b、43b、44bと、表側表面材20と、耐火部材45とに囲まれた部位に所定の空間が形成されており、この空間に断熱材70が充てんされている。所定の厚みの既存の耐火部材を用いながら耐火パネルの嵌合構造の耐火性能を変更するような場合には、積層する耐火部材の枚数を変更して対応することができる。
また、図7又は図8に示すように、複数の凸状部及び複数の凹状部を備えるものとしても良い。図7に示す耐火パネル10bでは、6層の耐火部材42~47を備え、凸状部50及び凹状部60がそれぞれ2つ設けられており、耐火パネル10bの側面全体においては凹凸状に形成されているものである。また、図8に示す耐火パネル10cでは、7層の耐火部材42~47を備え、凸状部50及び凹状部60がそれぞれ3つ設けられており、耐火パネル10cの側面全体においては凹凸状に形成されているものである。
本発明は、種々の建築物及び構造物に用いる耐火パネルの嵌合構造及びこの嵌合構造を用いた耐火パネルに広く利用することができる。
1;耐火パネルユニット、10,10a,10b,10c;耐火パネル、20;表側表面材、22a,22b;屈曲部、30;裏側表面材、32a,32b;屈曲部、40;耐火材、42,42a,42b,43,43a,43b,44,44a,44b,45,46,47,48;耐火部材、50;凸状部、52;凸設部、58;充填材、60;凹状部、62;凹設部、70;断熱材。

前述の目的を達成する手段は、以下のものである。
(1)表側表面材と裏側表面材とを備え前記表側表面材と前記裏側表面材との間に耐火材を設けた矩形状の耐火パネルの嵌合構造であって、
前記耐火材は、耐火パネルの一側に、縦断面が凸状の凸状部を備え、他側に、縦断面が凹状であるとともに前記凸状部に嵌合可能な凹状部を備え
前記耐火材の前記凸状部及び前記凹状部は、平板状の複数の耐火部材を積層して構成され、
前記耐火材は、耐火材の厚み方向に3層の耐火部材が備えられるとともに、前記凸状部の凸設部は中央の1層の耐火部材から構成され、前記凹状部の凹設部は中央の1層の耐火部材から構成された耐火パネルの嵌合構造。
(2)表側表面材と裏側表面材とを備え前記表側表面材と前記裏側表面材との間に耐火材を設けた矩形状の耐火パネルの嵌合構造であって、
前記耐火材は、耐火パネルの一側に、縦断面が凸状の凸状部を備え、他側に、縦断面が凹状であるとともに前記凸状部に嵌合可能な凹状部を備え
前記耐火材の前記凸状部及び前記凹状部は、平板状の複数の耐火部材を積層して構成され、
前記耐火材は、耐火材の厚み方向に5層の耐火部材が備えられるとともに、前記凸状部の凸設部は中央の3層の耐火部材から構成され、前記凹状部の凹設部は中央の3層の耐火部材から構成された耐火パネルの嵌合構造。

Claims (9)

  1. 表側表面材と裏側表面材とを備え前記表側表面材と前記裏側表面材との間に耐火材を設けた矩形状の耐火パネルの嵌合構造であって、
    前記耐火材は、耐火パネルの一側に、縦断面が凸状の凸状部を備え、他側に、縦断面が凹状であるとともに前記凸状部に嵌合可能な凹状部を備えた耐火パネルの嵌合構造。
  2. 前記耐火材の前記凸状部及び前記凹状部は、平板状の複数の耐火部材を積層して構成されている請求項1に記載の耐火パネルの嵌合構造。
  3. 前記複数の耐火部材は、互いに接着剤により固定されている請求項2に記載の耐火パネルの嵌合構造。
  4. 前記耐火材は、耐火材の厚み方向に3層の耐火部材が備えられるとともに、前記凸状部の凸設部は中央の1層の耐火部材から構成され、前記凹状部の凹設部は中央の1層の耐火部材から構成されている請求項2又は請求項3に記載の耐火パネルの嵌合構造。
  5. 前記耐火材は、耐火材の厚み方向に5層の耐火部材が備えられるとともに、前記凸状部の凸設部は中央の3層の耐火部材から構成され、前記凹状部の凹設部は中央の3層の耐火部材から構成されている請求項2又は請求項3に記載の耐火パネルの嵌合構造。
  6. 前記耐火材は、ロックウールである請求項1から請求項5のいずれかに記載の耐火パネルの嵌合構造。
  7. 前記表側表面材と前記裏側表面材との間に、断熱材を備えた請求項1から請求項6のいずれかに記載の耐火パネルの嵌合構造。
  8. 前記断熱材は、ポリイソシアヌレートである請求項7に記載の耐火パネルの嵌合構造。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載の嵌合構造を備えた耐火パネル 。



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