JP2022179292A - 窓 - Google Patents

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豊文 嶋崎
Toyofumi Shimazaki
崇 池田
Takashi Ikeda
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Abstract

【課題】構造が簡単で取付が容易な防火窓を提供する。【解決手段】開口部の内周に取付けられる上、下枠材と、複数枚の障子を備え、上、下枠材は、障子をそれぞれ保持する複数の保持溝を有しており、障子は、耐火性を有する板からなり、閉鎖時に隣接する障子と見付け方向端部同士が重合している。【選択図】 図2

Description

本発明は、建物の開口部等に配置される窓に関する。
従来、建物の開口部に配置される窓が知られている。
特開2005-105566号公報
従来、建物の開口部の防火性能を高めたいという課題があった。
本発明は、建物の開口部の防火性能を向上させることを目的とする。
実施形態の窓は、開口部の内周であって、外窓の室内側に取付けられる上、下枠材と、複数枚の障子を備え、上、下枠材は、障子をそれぞれ保持する複数の保持溝を有しており、障子は、耐火性を有する板からなり、閉鎖時に隣接する障子と見付け方向端部同士が重合している内窓である。
本実施形態の窓によれば、建物の開口部の防火性能を向上させることができる。
第1の実施形態の窓を室内側から見た模式図であり、(a)は閉鎖状態の図であり、(b)は開放状態の図である。 第1の実施形態の窓の竪断面図である。 第1の実施形態の窓の閉鎖状態の横断面図である。 第1の実施形態の窓の開放状態の横断面図である。 第1の実施形態の窓の部品図であり、(a)は上枠材の縦断面図であり、(b)は下枠材の縦断面図であり、(c)は横枠材の横断面図であり、(d)は障子の横断面図である。 第2の実施形態の内窓の竪断面図である。 第2の実施形態の内窓の横断面図である。 実施形態の窓の部品図であり、(a)は第2の実施形態の上枠材の縦断面図であり、(b)は第2の実施形態の下枠材の縦断面図であり、(c)(d)は第2の実施形態の横枠材の横断面図であり、(e)は第2の実施形態の障子の横断面図であり、(f)は第3の実施形態の障子の横断面図である。 第4、第5の実施形態の窓の竪断面図である。 第4の実施形態の窓の横断面図であり、(a)は閉鎖時、(b)は開放時の図であり、(c)は障子の一部拡大図である。 第5の実施形態の窓の横断面図であり、(a)は閉鎖時、(b)は開放時の図である。 第6、第7の実施形態の窓の竪断面図である。 第6の実施形態の窓の横断面図であり、(a)は閉鎖時、(b)は開放時の図である。 第7の実施形態の窓の横断面図であり、(a)は閉鎖時、(b)は開放時の図である。
実施形態の窓について、建物の開口部に取り付けられた引き違い窓(外窓)の室内側に設置される内窓の例を用いて、図面を参考にして説明する。
-第1の実施形態-
実施形態の内窓は、図1乃至図3に示すように、建物の開口部に配置される室外側窓(外窓)Aの室内側であって、例えば木製の額部材Bに固定される枠材1と、枠材1の内周に摺動自在に保持される複数の障子2を備えている。
枠材1は、上枠材11、下枠材12及び左、右の縦枠材13,13を有している。
上枠材11は、図2に示すように、下面に障子2,2・・を保持する複数の保持溝11aを有しており、開口部の上方の額部材Bの下面に固定されている。
上枠材11は、図5(a)に示すように、長尺シート状の敷板111の一面(下面)に複数の角柱状部材112,113が間隔をあけて見込み方向に並べられ取り付けられて形成されており、角柱状部材112,113の間に形成される間隔が障子2を保持する複数の保持溝11aとなっている。
上枠材11を構成する角柱状部材112,113は、見込み幅方向の両端に取付けられる角柱状部材112についてはステンレス等の金属材料によって形成され、他の角柱状部材113については木材によって形成されており、タッカーもしくは接着等によって敷板111に取り付けられている。
下枠材12は、図2に示すように、上面に障子2,2・・を保持する複数の保持溝12aを有しており、開口部の下方の額部材Bの上面に固定されている。
下枠材12は、図5(b)に示すように、ステンレス等からなり、長尺平板状の敷板121の一面(上面)に複数の角柱状部材122,123が間隔をあけて見込み方向に並べられ取り付けて形成されており、角柱状部材122,123の間に形成される間隔が障子2を保持する複数の保持溝12aとなっている。
下枠材12を構成する角柱状部材122,123は、見込み幅方向の両端に取付けられる角柱状部材122についてはステンレス等の金属材料によって形成され、他の角柱状部材123については木材によって形成されており、接着によって敷板121に取り付けられている。
左、右の縦枠材13,13は、図3,図5(c)に示すように、ステンレス等の金属材料からなり、見込壁部13aと、見込壁部13aの室内側端から内周方向に延びる室内側見付壁部13bと、見込壁部13aの室外側端から内周方向に延びる室外側見付壁部13cを有している。
縦枠材13は、開口部の内周面にビス等の固定手段b3,b3によって固定されている。
縦枠材13のうち、障子2を開放した際に障子2が配置される側(以下、「他方側」という。そして、障子2を閉鎖する際に最も室内側の障子2が当接する側を「一方側」という。)の縦枠材13は、室外側見付壁部13cの室内側面の内周縁に沿って断面略U字状で長尺の係合部材が他方側に開口するように接着等によって取付けられ、係合部13dが形成されている。
本実施形態の窓においては、上枠材11及び下枠材12は、左右の縦枠材13の見込み幅寸法よりも大きい見込み寸法を有し、開口部の見付け(左右)寸法から左右の縦枠材13の見付け幅寸法を減算した程度の長さ寸法を有している。
そして、枠材1は、開口部の左右の額部材Bの内周面に左右の縦枠材13,13が取り付けられ、該左右の縦枠材13,13の間において、開口部の上方の額部材Bの下面及び下方の額部材Bの上面に上枠材11及び下枠材12が固定されることで形成されている。
-障子-
障子2は、図5(d)に示すように、アルミニウム板等の耐火性を有する材料からなる障子本体2aの見付け方向の両端にアルミ合金等の金属材料からなる係合部材2b,2bが取り付けられて形成されている。
係合部材2bは、障子本体2aの高さ寸法よりも短い寸法を有する断面略U字状の長尺部材であり、障子本体2aが上枠材11の保持溝11a及び下枠材12の保持溝12aに保持されることの障害とならない範囲に接着剤等によって障子本体2aに取り付けられている。
障子2は、一方側に取付けられる係合部材2bが室内側面の端縁に他方側に開口するように取り付けられ、他方側に取付けられる係合部材2bが障子本体2aの室外側面の端縁に一方側に開口するように取り付けられている。すなわち、障子2は、見付け方向両端において反対側の面に一方側係合部2c及び他方側係合部2dが形成されており、隣接する障子2の見付け方向端部同士が係合自在となっている。
なお、図1,図4に示すように、複数の障子2のうち、最も室内側に配置される障子21(2)には、取っ手21eが設けられている。
本実施形態の窓は、図1ないし図3に示すように、枠材1の内周に8枚(複数)の障子21,22・・,28が、室内外方向に位置をずらして配置されており、それぞれが上枠材11の複数の保持溝11a,11a・・及び下枠材12の複数の保持溝12a,12a・・に摺動自在に保持されている。
ユーザーは、図1(b),図4に示す複数の障子21,22,・・,28の開放状態から、最も室内側に配置された障子21の取っ手21eをつかんで一方側方向に摺動させることで、開口部を閉鎖することができる。
最も室内側の障子21は、一方側方向に摺動されることで、他方側係合部2dが隣接する障子22の一方側係合部22cと係合し、障子21に続いて隣接する障子22が一方側方向に摺動される。
同様にして、複数の障子23,・・27は、隣接する障子の係合部同士が係合して連結されながら、障子21に続くように一方側方向に摺動される。
窓は、最も室内側の障子21の一方側端辺(戸先側端部)が左の縦枠材13に対して重合する位置まで移動されることで、図1(a)、図3に示すように、全ての隣接する障子2の見付け方向端部同士が重合した状態で係合して開口部を閉鎖状態とすることができる。
開口部の閉鎖状態において、最も室外側の障子28は、他方側端辺(戸尻側端部)が右の縦枠材13の室内側見付壁部13b及び室外側見付壁部13cと重合しており、障子28の他方側係合部28dが縦枠材13の室外側見付壁部13cの係合部13dと係合している。
なお、本実施形態の窓においては、各障子2は、障子28の他方側係合部28dが縦枠材13の室外側見付壁部13cの係合部13dと係合した位置で開放状態となっているが、各障子2をさらに他方側に摺動させて障子2,2・・をさらに縦枠材13に飲み込ませた状態で窓を開放するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の内窓は、開口部の内周面に枠材を配置し、枠材の内周に耐火性を有する板からなる障子を配置することで、簡単に防火設備を設けることができる。
-第2の実施形態-
本実施形態の内窓は、建物の開口部に配置される室外側窓(外窓)Aの室内側に配置される内窓であって、上、下枠材11,12及び左、右の縦枠材13,14からなる枠体1と、枠材1の内周に摺動自在に保持される複数の障子2を備えている。
本実施形態の内窓は、図6,図7(a),(b)に示すように、第1の実施形態の内窓と比べて、上、下枠材11,12及び右の縦枠材14の構成が異なっている。
なお、図6,図7においては、建物の開口部に配置される室外側窓(外窓)は省略されており、内窓のみ記載されている。
枠材1を構成する上枠材11は、図6,図8(a)に示すように、下面に障子2を保持する二つの保持溝114aを有する複数の上枠部材114を見込み方向に複数並べて形成されており、最も室内側の上枠部材114の室内側及び最も室外側の上枠部材114の室外側に上枠端部材115,115を有している。
上枠部材114は、例えば難燃性の樹脂材料からなり、見付け方向(左右方向)に延びる長尺部材である。
上枠部材114は、見込壁114bと、見込壁114bの室内側端から内周方向に延びる室内側壁114cと、見込壁114bの室外側端から内周方向に延びる室外側壁114dと、見込壁114bの見込方向中央位置から内周方向に延びる中央壁114eを有しており、室内側壁114cと中央壁114eとの間及び中央壁114eと室外側壁114dとの間が保持溝114aとなっている。
上枠部材114は、見込壁114bの外周面を建物の開口部の内周面に配置された額部材Bに当接させて見込み方向に並べられて配置され、内側からビス等の固定手段b11によって開口部に固定され、全体して複数の保持溝114aを有する上枠材11が形成されている。
室内側及び室外側の上枠端部材115は、例えばアルミ合金等の金属材料からなる断面略L字状の長尺部材であり、断面略L字状を形成する一辺115aは上枠部材114の室内側壁114cもしくは室外側壁114dよりも長く形成されている。
室内側の上枠端部材115は、断面略L字状を形成する一辺115aが室内側端に配置される上枠部材114の室内側壁114cに当接して配置され、断面略L字状を形成する他辺115bが建物の開口部の額部材Bの内周面にビス等の固定手段b12によって固定されている。
同様に、室外側の上枠端部材115は、断面略L字状を形成する一辺115aが室外側端に配置される上枠部材114の室外側壁114dに当接して配置され、断面略L字状を形成する他辺115bが建物の開口部の額部材Bの内周面にビス等の固定手段b12によって固定されている。
なお、上枠端部材115は、内窓が防火性能を有する範囲において、その両方もしくは片方を省略してもよい。
枠材1を構成する下枠材12は、図6,図8(b)に示すように、上面に障子2を保持する二つの保持溝124aを有する複数の下枠部材124を見込み方向に複数並べて形成されている。
各下枠部材124は、例えば難燃性の樹脂材料からなり、見付け方向(左右方向)に延びる長尺部材である。
下枠部材124は、見込壁124bと、見込壁124bの室内側端から内周方向に延びる室内側壁124cと、見込壁124bの室外側端から内周方向に延びる室外側壁124dと、見込壁124bの見込方向中央位置から内周方向に延びる中央壁124eを有しており、室内側壁124cと中央壁124eとの間及び中央壁124eと室外側壁124dとの間に保持溝124aが形成されている。
下枠部材124は、見込壁124bの外周面を建物の開口部の内周面に配置された額部材Bに当接させて見込み方向に並べられて配置され、内側からビス等の固定手段b21によって建物開口部に固定され、全体して複数の保持溝124aを有する下枠材12が形成されている。
なお、下枠材12においても、上枠材11と同様に、最も室内側の下枠部材124の室内側及び最も室外側の下枠部材124の室外側に下枠端部材を設けてもよい。
枠材1を構成する左の縦枠材13は、アルミニウムやステンレス等の金属材料からなり、図7(a),(b),図8(c)に示すように、見込壁部13aと、見込壁部13aの室内側端から内周方向に延びる室内側見付壁部13bと、見込壁部13aの室外側端から内周方向に延びる室外側見付壁部13cを有しており、開口部の内周面にビス等の固定手段b3,b3によって固定されている。
枠材1を構成する右の縦枠材14は、アルミニウムやステンレス等の金属材料からなり、図7(a),(b),図8(d)に示すように、見込壁部14aと、見込壁部14aの室内側端から内周方向に延びる室内側見付壁部14bと、見込壁部14aの室外側端から内周方向に延びる室外側見付壁部14cを有しており、開口部の内周面にビス等の固定手段b3,b3によって固定されている。
右の縦枠材14は、室内側見付壁部14b及び室外側見付壁部14cが障子2の見付寸法と同程度の見付寸法を有しており、室内側見付壁部14bと室外側見付壁部14cによって、障子2を開放した際に障子2が収容される戸袋6が形成されている。
右の縦枠材14は、室外側見付壁部14cの室内側面の内周縁に沿って断面略U字状で長尺の係合部材が他方側に開口するように接着等によって取付けられ、係合部14dが形成されている。
本実施形態の障子2は、図6,図7,図8(e)に示すように、第1の実施形態の障子2と同様に、アルミニウム板等の耐火性を有する材料からなる障子本体2aの見付け方向の両端にアルミ合金等の金属材料からなる係合部材2b,2bが取り付けられて形成されている。
なお、本実施形態の障子2は、第1の実施形態の障子2と構成を同じくするので、第1の実施形態の障子2と同様の構成については、その説明を省略する。
本実施形態の窓は、図6,図7に示すように、枠材1の内周に8枚(複数)の障子21,22・・,28が、室内外方向に位置をずらして配置されており、それぞれが上枠材11の複数の保持溝114a,114a・・及び下枠材12の複数の保持溝124a,124a・・に摺動自在に保持されている。
ユーザーは、図7(b)に示す複数の障子21・・25・・28の開放状態から、最も室内側に配置された障子21の係合部材2bをつかんで一方側(左方向)に摺動させることで、図7(a)に示すように、第1の実施形態の内窓と同様に、開口部を閉鎖することができる。
以上のように、本実施形態の内窓は、上枠材11の室内側及び室外側に上枠端部材115が配置されることで、火災時に左右方向で連結された障子2のうち室内側もしくは室外側の障子2が上枠端部材115に引っ掛かって脱落が防止され、障子2全体の防火性能をさらに向上させることができる。
また、本実施形態の内窓は、各障子2は、図7(b)に示すように、内窓の開放状態において、右の縦枠材14の室内側見付壁部14bと室外側見付壁部14cとの間の戸袋6内にほぼ収納されるので、意匠性を向上させることができる。
-第3の実施形態-
内窓の障子2は、図8(f)に示すように、障子本体2aの他方側(右側)の室内側にさらに係合部材2f等の部材を設けてもよい。
障子2は、障子本体2aの他方側の室内側に係合部材2fを設けることで、図10(c)に示すように、障子2を開放する際に、障子2の他方側の室外側の係合部材2bが、室外側に隣接する障子2の他方側の室内側の係合部材2fに当接して、各障子2を連携させて開放することができる。
-第4の実施形態-
内窓は、図9,図10に示すように、障子2の開放時に、引き違い窓(外窓)Aの室内側であって、外窓Aの左右のいずれかの位置にずらして配置されるように構成してもよい。
内窓は、障子2の開放時に外窓Aの左右のいずれかずれた位置に配置されることで、外窓Aと内窓との重なりが小さくなり、外窓の開放領域が狭くなることを抑制することができる。
-第5の実施形態-
内窓は、図11に示すように、建物の開口部の内周面で外窓の左右のいずれかずれた位置に戸袋6を設け、内窓は、障子2の開放時に、各障子2が戸袋6内に収納されるように構成してもよい。
戸袋6の室内側を建物の壁の室内側パネルCで覆うことで、内窓の障子2を建物の壁内に収納することができ、意匠性を向上させることができる。
-第6の実施形態-
内窓は、図12,図13に示すように、建物の開口部の室内側に内窓用の開口部Dを形成することで、外窓Aの室内側に配置されるようにしてもよい。
内窓用の開口部Dは、上部材D1と、下部材D2と、左、右の縦部材D3,D4を有しており、建物の開口部の室内側に固定されている。
内窓用の開口部Dの上部材D1は、建物の壁面に形成された開口部の上部の額部材Bの内周面と面一となる内周面を有し、内窓用の開口部の下部材D2は、建物の壁面に形成された開口部の下部の額部材Bの内周面と面一となる内周面を有している。
内窓用の開口部Dの左の縦部材D3は、建物の開口部の左縦部の額部材Bの内周面よりも外周側位置に内周面を有しており、左の縦部材D3の内周面に内窓の左の縦枠材13を固定した際に、左の縦枠材13の内周端部が建物の開口部の左縦部の額部材Bの内周面よりも外周側に位置している。
内窓用の開口部Dの右の縦部材D4は、建物の壁面に形成された開口部の右縦部の額部材Bの内周面から内窓の障子2の見付寸法よりも大きく外周側にずれた位置に内周面を有して固定されている。
内窓は、障子2の開放時に、内窓用の開口部Dの内周で外窓の右側にずれて配置することができるので、内窓が外窓に重なることがなく、外窓の開放領域が狭くなることがない。
-第7の実施形態-
内窓は、図14に示すように、内窓用の開口部Dの右の縦部材D4の内周側に、内窓の開放時に障子2を収容する戸袋6を設けてもよい。
内窓は、障子2を内窓用の開口部Dの右の縦部材D4の戸袋6内に収納することで、障子2の開放時に内窓が露出せず、意匠性を向上させることができる。
以上のように、各実施形態の内窓は、開口部の内周面に枠材を配置し、枠材の内周に耐火性を有する板からなる障子を配置することで、簡単に防火設備を設けることができる。
そして、本実施形態の窓は、複数枚の障子が、上枠材及び下枠材に設けられた保持溝にそれぞれ保持されているので、火災時においても各障子を上下枠間に確実に保持して障子の変形等を防ぐことができ、高い防火性を備えることができる。
-変形例-
障子2の障子本体2aは、アルミニウム板に限定されるものではなく、ガラス板やステンレスの板などの耐火性を有する板によって形成されていてもよく、その他、材質は限定されない。また、障子2の障子本体2aに取付けられる係合部材2b,2fの材質についても、特に限定されるものではない。
また、上枠材11の敷板111は、下枠材12と同様に、ステンレス板によって形成されてもよく、上、下枠材の敷板及び縦枠材の材料についても、アルミ製の材料や他の難燃性の材料など、特に限定されるものではない。
また、第1の実施形態の上枠材及び下枠材は、両端の角柱状部材がステンレスで形成され、他の角柱状部材が木材で形成されているが、全ての角柱状部材が木材によって形成されていてもよく、アルミ製の材料や他の難燃性の材料など、角柱状部材の材料についても、特に限定されるものではない。
同様に、第2の実施形態の上枠部材114,下枠部材124についても、例えば塩ビ等の自己消火性のある樹脂材料や金属等、内窓として防火性能が維持できれば、材質は限定されない。
また、上枠材11,下枠材12と縦枠材13の見込み寸法の関係については、縦枠材13の見込み寸法を上枠材11,下枠材12の見込み寸法よりも大きく形成し、左右の縦枠材13,13の室内外見付壁部の間に上枠材11,下枠材12が呑み込まれるように形成してもよく、特に限定されるものではない。
また、枠材1の上枠材11,下枠材12及び左右の縦枠材13、14は、額部材Bを介して開口部に固定されるのではなく、開口部に直接ビス等の固定手段によって固定されてもよい。
以上の実施形態は,請求項に記載された発明を限定するものではなく,例示として取り扱われることはいうまでもない。
1 :枠材
11 :上枠材
11a :保持溝
12 :下枠材
12a :保持溝
2 :障子
2c :一方側係合部
2d :他方側係合部

Claims (1)

  1. 開口部の内周に取付けられる上、下枠材と、複数枚の障子を備え、
    上、下枠材は、障子をそれぞれ保持する複数の保持溝を有しており、
    障子は、耐火性を有する板からなり、閉鎖時に隣接する障子と見付け方向端部同士が重合している窓。

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