JP2022176629A - ビルトイン式コンロ - Google Patents
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Abstract
【課題】コンロ本体2内の負圧によるコンロバーナ5の点火不良や燃焼不良といった不具合の発生を未然に防止できるようにしたビルトイン式コンロを提供する。【解決手段】コンロ本体2内の圧力を検出する圧力検出手段7を備える。圧力検出手段7で所定値以上の負圧が検出されたときに、コンロの使用を制限する使用制限制御を行う。具体的には、コンロバーナ5への点火前に、圧力検出手段7で所定値以上の負圧が検出されたときは、使用制限制御として、コンロバーナ5への点火を禁止する制御を行う。また、コンロバーナ5の燃焼中に、圧力検出手段で所定値以上の負圧が検出されたときは、使用制限制御として、コンロバーナ5を消火するか火力を弱くする制御を行う。【選択図】図2
Description
本発明は、厨房家具の上面板に開設したコンロ用開口に落とし込むようにして設置されるコンロ本体と、コンロ本体を上方から覆う天板と、天板上の五徳に載置された調理容器を加熱するコンロバーナとを備えるビルトイン式コンロに関する。
この種のビルトイン式コンロであって、五徳に載置された調理容器の底面に当接する鍋底温度センサを備えるものでは、換気による外気の流入等で天板上の通風状態が変化した場合、コンロバーナの火炎が煽られて鍋底温度センサに近付き、鍋底温度センサの検出温度が実際の調理容器の温度よりも高くなることがある。そこで、従来、鍋底温度センサの検出温度に基づいて、異常な通風状態の有無を判別し、異常な通風状態と判別されたときにコンロバーナの火力を切換えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、ビルトイン式コンロを組み込む厨房家具は、厨房の側壁に沿わせて設置される。側壁には、屋外からビルトイン式コンロに燃料ガスを供給するガス配管を通す貫通口が設けられ、厨房家具の背板にもガス配管用の貫通口が設けられている。そして、配管工事完了後に、これら貫通口が完全に閉塞されないまま放置されてしまうことがある。そして、屋外で強風が吹いたり、集合住宅で側壁の外面に接する配管用のダクト空間に上昇気流が生じたりした場合、厨房家具内が屋外やダクト空間への貫通口を介して空気の吸い出しで負圧になることがあり、この負圧がコンロ本体内にも伝わる。ここで、コンロバーナは、コンロ本体内に位置する混合管を有し、混合管の上流端の流入口に臨むガスノズルからの燃料ガスの噴射によるエゼクタ効果で流入口に一次空気が吸引されるようにしている。そのため、コンロ本体内が負圧になると、混合管の流入口に吸引される一次空気量が減少して、コンロバーナの点火不良や燃焼不良を生ずる。然し、上記従来例のものでは、コンロ本体内の負圧によるコンロバーナの点火不良や燃焼不良といった不具合に対応することはできない。
本発明は、以上の点に鑑み、コンロ本体内の負圧によるコンロバーナの点火不良や燃焼不良といった不具合の発生を未然に防止できるようにしたビルトイン式コンロを提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、厨房家具の上面板に開設したコンロ用開口に落とし込むようにして設置されるコンロ本体と、コンロ本体を上方から覆う天板と、天板上の五徳に載置された調理容器を加熱するコンロバーナとを備えるビルトイン式コンロであって、コンロバーナは、コンロ本体内に位置する混合管を有し、混合管の上流端の流入口に臨むガスノズルからの燃料ガスの噴射によるエゼクタ効果で流入口に一次空気が吸引されるようにしたものにおいて、コンロ本体内の圧力を検出する圧力検出手段を備え、圧力検出手段で所定値以上の負圧が検出されたときに、コンロの使用を制限する使用制限制御を行うことを特徴とする。
ここで、上記所定値を、混合管の流入口に吸引される一次空気量が減少して、コンロバーナの点火不良や燃焼不良を生ずる恐れのある負圧の値に設定しておけば、コンロ本体内の負圧によりコンロバーナの点火不良や燃焼不良を生ずる恐れがある状態では、コンロの使用が制限されることになる。
そして、コンロバーナへの点火前に、圧力検出手段で上記所定値以上の負圧が検出されたときは、使用制限制御として、コンロバーナへの点火を禁止する制御を行うことにより、点火不良の発生を未然に防止することができる。
また、コンロバーナの燃焼中に、圧力検出手段で上記所定値以上の負圧が検出されたときは、使用制限制御として、コンロバーナを消火するかコンロバーナの火力を弱くする制御を行うことにより、燃焼不良の発生を未然に防止することができる。
図1、図2を参照して、1は、本発明の実施形態のビルトイン式コンロである。このコンロ1は、厨房家具Cの上面板CTに開設したコンロ用開口CTa(図2参照)に落とし込むようにして設置されるコンロ本体2と、コンロ本体2を上方から覆う天板3と、天板3上の前部左右2箇所と後部1箇所とに設置する計3個の五徳4に載置された調理容器を加熱する計3個のコンロバーナ5と、コンロ本体2の中央部に設けられるグリル6とを備える。各コンロバーナ5は、コンロ本体2内に位置する混合管51を有している。そして、混合管51の上流端の流入口51aに臨むガスノズル52からの燃料ガスの噴射によるエゼクタ効果で流入口51aに一次空気が供給されるようにしている。また、グリル6に設けられる図外のグリルバーナもコンロ本体2内に位置する混合管を有し、混合管の上流端の流入口に臨むガスノズルからの燃料ガスの噴射によるエゼクタ効果で流入口に一次空気が吸引されるようにしている。
尚、コンロバーナ5には、点火電極53と、火炎検知のための熱電対54と、五徳4に載置された調理容器の底面に当接して調理容器の温度を検出する鍋底温度センサ55とが付設されている。鍋底温度センサ55は、コンロバーナ5の環状のバーナヘッド部で囲われるバーナ中央空間に立設されている。
上面板CTの下で前方に露出するコンロ本体2の前面21には、グリル6の前面扉61の右方に位置させて、3個のコンロバーナ5用の3個の操作摘み22と、その下側の前方に出没自在なコンロバーナ5用の操作盤23とが設けられ、また、前面扉61の左方に位置させて、グリル6用の操作摘み24と、その下側の前方に出没自在なグリル6用の操作盤25とが設けられている。各操作摘み22,24を一旦押圧して押圧解除すると、各操作摘み22,24が前方に突出する。そして、各操作摘み22,24を一旦押圧する操作が各コンロバーナ4やグリルバーナの点火操作となる。
点火操作が行われると、図示省略したコントローラに点火指令信号が入力される。コントローラは、点火指令信号が入力されると、対応するコンロバーナ5やグリルバーナに燃焼ガスを供給すると共にコンロバーナ5に付設した点火電極53やグリルバーナに付設した点火電極でスパークを発生させて、コンロバーナ5やグリルバーナに点火する点火制御を行う。コンロバーナ5に付設した熱電対54やグリルバーナに付設した熱電対でコンロバーナ5やグリルバーナの着火が検出されたところで、スパークの発生を停止して点火制御を完了する。点火制御が完了すると、コントローラは通常燃焼制御を行う。通常燃焼制御では、前方に突出した操作摘み22,24の回動操作に連動するコンロバーナ5やグリルバーナの火力調節を行うか、又は、操作盤23で自動調理モードが選択されたときの鍋底温度センサ55の検出温度に基づくコンロバーナ5の自動火力調節を行う。その後、突出した操作摘み22,24の押し込みによる消火操作や設定調理時間の経過で消火指令信号がコントローラに入力されると、コントローラは、コンロバーナ5やグリルバーナへの燃料ガスの供給を停止する消火制御を行う。
ところで、ビルトイン式コンロ1では、背景技術の欄で説明したように、厨房家具C内が負圧になることで、コンロ本体2内も負圧になる。そして、コンロ本体2内が負圧になると、コンロバーナ5の混合管51の流入口51aに吸引される一次空気量が減少して、点火不良や燃焼不良を生ずる。グリルバーナも同様に点火不良や燃焼不良を生ずる。
そこで、本実施形態では、グリル6を上方から覆うコンロ本体2内の遮熱カバー62上に、コンロ本体2内の圧力を検出する圧力検出手段として圧力センサ7を設けている。そして、圧力センサ7で所定値以上の負圧(絶対値)が検出されたときに、コンロの使用を制限する使用制限制御を行うようにしている。上記所定値は、コンロバーナ5の混合管51の流入口51aやグリルバーナの混合管の流入口に吸引される一次空気量が減少して、コンロバーナ5やグリルバーナの点火不良や燃焼不良を生ずる恐れのある負圧の値、例えば、大気圧よりも20Pa程度低い圧に設定される。
以下、コントローラが行う制御について図3を参照して説明する。先ず、STEP1で点火指令信号が入力されたか否かを判別する。点火指令信号が入力されると、STEP2に進み、圧力センサ7で所定値以上の負圧が検出されたか否かを判別する。所定値以上の負圧が検出されていなければ、STEP3で点火制御を行う。一方、所定値以上の負圧が検出されたときは、STEP4に進み、点火制御を行わずにエラー報知を行う。従って、コンロバーナ5やグリルバーナへの点火前に、圧力センサ7で所定値以上の負圧が検出されたときは、上記使用制限制御として、コンロバーナ5やグリルバーナへの点火を禁止する制御が行われることになる。そのため、コンロ本体2内の負圧による点火不良の発生を未然に防止することができる。
STEP3で点火制御を開始すると、次に、STEP5でコンロバーナ5やグリルバーナの着火が検知されたか否かを判別する。そして、着火が検知されたとき、点火制御を完了してSTEP6に進み、圧力センサ7で所定値以上の負圧が検出されたか否かを判別する。所定値以上の負圧が検出されていなければ、STEP7で通常燃焼制御を開始する。一方、所定値以上の負圧が検出されたときは、STEP8でコンロバーナ5やグリルバーナの消火制御を行うと共に、STEP9でエラー報知を行う。従って、コンロバーナ5やグリルバーナの燃焼中に、圧力センサ7で所定値以上の負圧が検出されたときは、上記使用制限制御として、コンロバーナ5やグリルバーナを消火する制御が行われることになる。そのため、コンロ本体2内の負圧による燃焼不良の発生を未然に防止することができる。
STEP7で通常燃焼制御を開始すると、STEP10で消火指令信号が入力されたか否かを判別し、消火指令信号が入力されるまでは、STEP6に戻ることを繰り返す。消火指令信号が入力されたときは、STEP11でコンロバーナ5やグリルバーナの消火制御を行った後にSTEP1に戻る。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、コンロバーナ5の燃焼中に圧力センサ7で所定値以上の負圧が検出されたときに、コンロバーナ5の火力を弱くする制御を行うことも可能である。また、上記実施形態では、コンロ本体2内の圧力を検出する圧力検出手段として圧力センサ7を設けているが、圧力検出手段を風量センサで構成することも可能である。即ち、コンロ本体2内が負圧になると、天板3の上方からコンロバーナ5のバーナ中央空間を介してコンロ本体2内に空気が流入するため、圧力検出手段をバーナ中央空間の直下に配置する風量センサで構成してもよい。また、グリルを具備しないビルトイン式コンロにも同様に本発明を適用できる。
C…厨房家具、CT…上面板、CTa…コンロ用開口、1…ビルトイン式コンロ、2…コンロ本体、3…天板、4…五徳、5…コンロバーナ、51…混合管、51a…流入口、52…ガスノズル、7…圧力センサ(圧力検出手段)。
Claims (3)
- 厨房家具の上面板に開設したコンロ用開口に落とし込むようにして設置されるコンロ本体と、コンロ本体を上方から覆う天板と、天板上の五徳に載置された調理容器を加熱するコンロバーナとを備えるビルトイン式コンロであって、コンロバーナは、コンロ本体内に位置する混合管を有し、混合管の上流端の流入口に臨むガスノズルからの燃料ガスの噴射によるエゼクタ効果で流入口に一次空気が吸引されるようにしたものにおいて、
コンロ本体内の圧力を検出する圧力検出手段を備え、圧力検出手段で所定値以上の負圧が検出されたときに、コンロの使用を制限する使用制限制御を行うことを特徴とするビルトイン式コンロ。 - 前記コンロバーナへの点火前に、前記圧力検出手段で前記所定値以上の負圧が検出されたときは、前記使用制限制御として、コンロバーナへの点火を禁止する制御を行うことを特徴とする請求項1記載のビルトイン式コンロ。
- 前記コンロバーナの燃焼中に、前記圧力検出手段で前記所定値以上の負圧が検出されたときは、前記使用制限制御として、コンロバーナを消火するかコンロバーナの火力を弱くする制御を行うことを特徴とする請求項1記載のビルトイン式コンロ。
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