JP2022175519A - 筒状部材、光ファイバ複合架空地線の端末構造、及び光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造 - Google Patents

筒状部材、光ファイバ複合架空地線の端末構造、及び光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造 Download PDF

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雅志 清水
Masashi Shimizu
輝哉 後藤
Teruya Goto
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Tohoku Electric Power Co Inc
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Abstract

【課題】光ケーブルが損傷し難い光ファイバ複合架空地線の端末構造及び光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造を構築できる筒状部材を提供する。【解決手段】ゴムで構成された筒状部材4であって、第一筒部41と、第一筒部の軸方向に連続する第二筒部42と、筒状部材の軸方向の全長に及ぶスリットとを備え、第一筒部の内径は、光ファイバ複合架空地線の内部に配置された金属管32の外径に対応し、第二筒部の内径は、金属管の内部に配置された光ケーブル31の外径以上金属管の内径未満であり、スリットのうち第二筒部に設けられている第二スリット部は、第二筒部の周方向に実質的に閉じられている。【選択図】図4A

Description

本発明は、筒状部材、光ファイバ複合架空地線の端末構造、及び光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造に関する。
特許文献1の光ファイバ複合架空地線(OPGW)は、光ユニット部と、素線層(金属線)とを有する。光ユニット部は、光ファイバ心線(光ケーブル)と、光ファイバ心線を収容する金属管とを有する。素線層は、光ユニット部(金属管)の外周を覆うように複数の素線が撚り合わされて設けられている。
特開2016-201267号公報
OPGWの光ケーブルは、他のOPGWの光ケーブルと接続箱内で接続される。この接続の際、順次OPGWの金属線から金属管が露出され、金属管から光ケーブルが露出される。光ケーブルの金属管からの露出は、金属管を切断することで行える。金属管を切断すると、金属管の端面の内周縁には金属管の径方向内側に突出するバリが形成され易い。そのため、金属管から露出された光ケーブルは、金属管の端面の内周縁(バリ)に接触して損傷するおそれがある。
そこで、本発明は、光ケーブルが損傷し難い光ファイバ複合架空地線の端末構造及び光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造を構築できる筒状部材を提供することを目的の一つとする。
また、本発明は、光ケーブルが損傷し難い光ファイバ複合架空地線の端末構造及び光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造を提供することを別の目的の一つとする。
本発明に係る筒状部材は、
ゴムで構成された筒状部材であって、
第一筒部と、
前記第一筒部の軸方向に連続する第二筒部と、
前記筒状部材の軸方向の全長に及ぶスリットとを備え、
前記第一筒部の内径は、光ファイバ複合架空地線の内部に配置された金属管の外径に対応し、
前記第二筒部の内径は、前記金属管の内部に配置された光ケーブルの外径以上前記金属管の内径未満であり、
前記スリットのうち前記第二筒部に設けられている第二スリット部は、前記第二筒部の周方向に実質的に閉じられている。
本発明に係る光ファイバ複合架空地線の端末構造は、
光ケーブルと、前記光ケーブルを収納する金属管と、前記金属管の外周に設けられた金属線とを有する光ファイバ複合架空地線と、
前記金属管の端部の外周と前記金属管の端部から引き出された前記光ケーブルの外周とを一連に覆う筒状部材とを備え、
前記筒状部材は、本発明の筒状部材であり、
前記筒状部材の前記第一筒部は、前記金属管の端部の外周を覆い、
前記筒状部材の前記第二筒部は、前記金属管の端部から引き出された前記光ケーブルの外周を覆う。
本発明に係る光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造は、
第一の光ファイバ複合架空地線の端末構造と、
第二の光ファイバ複合架空地線の端末構造と、
前記各端末構造から引き出された光ケーブル同士を接続した接続部と、
前記接続部を収納する接続箱とを備え、
前記端末構造の各々は、本発明の光ファイバ複合架空地線の端末構造である。
本発明に係る筒状部材は、光ケーブルが損傷し難い光ファイバ複合架空地線の端末構造及び光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造を構築できる。
本発明に係る光ファイバ複合架空地線の端末構造及び本発明に係る光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造は、光ケーブルが損傷し難い。
図1は、実施形態1に係る光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造の概略を示す平面図である。 図2は、実施形態1に係る光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造に備わる光ファイバ複合架空地線の概略構成を示す横断面図である。 図3は、実施形態1に係る光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造に備わる光ファイバ複合架空地線の端末構造の概略を示す平面図である。 図4Aは、図3の(A)-(A)切断線で切断した光ファイバ複合架空地線の端末構造の一部を示す縦断面図である。 図4Bは、図4Aの(B)-(B)切断線で切断した光ファイバ複合架空地線の端末構造の一部を示す横断面図である。 図5は、実施形態2に係る光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造に備わる光ファイバ複合架空地線の端末構造における別の例の概略を示す平面図である。
《本発明の実施形態の説明》
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係る筒状部材は、
ゴムで構成された筒状部材であって、
第一筒部と、
前記第一筒部の軸方向に連続する第二筒部と、
前記筒状部材の軸方向の全長に及ぶスリットとを備え、
前記第一筒部の内径は、光ファイバ複合架空地線の内部に配置された金属管の外径に対応し、
前記第二筒部の内径は、前記金属管の内部に配置された光ケーブルの外径以上前記金属管の内径未満であり、
前記スリットのうち前記第二筒部に設けられている第二スリット部は、前記第二筒部の周方向に実質的に閉じられている。
上記の筒状部材は、光ファイバ複合架空地線の金属管及び光ケーブルに対して金属管及び光ケーブルの外周側から装着できる。その理由は、筒状部材がゴムで構成されると共に筒状部材がその軸方向の全長に及ぶスリットを備えることで、装着時にスリットを広げられ、装着後にスリットを閉じられるからである。また、上記の筒状部材は、金属管の外径に対応した内径を有する第一筒部を備えることで、金属管に対して第一筒部を密着させられる。更に、上記の筒状部材は、光ケーブルの外径以上金属管の内径未満の内径を有する第二筒部を備えることで、金属管に対して光ケーブルをセンタリングし易く、光ケーブルが金属管の端部の内周縁に接触することを抑制できる。特に、第二スリット部が周方向に実質的に閉じられていることで、第二スリット部から光ケーブルが筒状部材の外側に抜けることを抑制できる。そのため、第二筒部の周方向の全周にわたって光ケーブルが金属管の端部の内周縁に接触することを抑制できる。よって、上記の筒状部材は、光ケーブルが損傷し難い光ファイバ複合架空地線の端末構造及び光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造を構築できる。
なお、横断面がC字状の樹脂製の筒状部材を光ケーブルに対して光ケーブルの外周側から装着し、光ケーブルの軸方向にスライド移動させて光ケーブルと金属管との間に介在させることが考えられる。この筒状部材は、光ケーブルの外側から装着するためにC字の開口部を光ケーブルの外径よりも大きくする必要がある。筒状部材が樹脂製であるため、装着時に上記開口部を広げられないからである。そのため、樹脂製の筒状部材では、光ケーブルが開口部から筒状部材の外側に抜けて、金属管の端面の内周縁へ接触するおそれがある。
(2)上記筒状部材の一形態として、
前記第二筒部の軸方向に沿った長さは、3mm以上50mm以下であることが挙げられる。
軸方向に沿った長さが3mm以上の第二筒部は、十分な長さを有するため、金属管に対する光ケーブルのセンタリングを行い易い。軸方向に沿った長さが50mm以下の第二筒部は、過度に長すぎないため、筒状部材が過度に長くなりすぎない。
(3)上記筒状部材の一形態として、
前記筒状部材は、前記第二筒部の軸方向における前記第一筒部側とは反対側に連続する第三筒部を有し、
前記第三筒部の内径は、前記第二筒部側から離れる方向に向かって大きくなり、
前記スリットは、更に、前記第三筒部の軸方向の全長に及ぶことが挙げられる。
上記の筒状部材は、第三筒部の内径が第二筒部側から離れる方向に向かって大きくなることで、第三筒部の内部に後述する複数のチューブを差し入れ易い。また、上記の筒状部材は、スリットが第三筒部の軸方向の全長に及んでいることで、金属管及び光ケーブルに対して金属管及び光ケーブルの外周側から第三筒部を有する筒状部材を装着できる。
(4)上記(3)の筒状部材の一形態として、
前記第三筒部の軸に対する前記第三筒部の内周面の傾斜角は、1°以上45°以下であることが挙げられる。
傾斜角が1°以上の内周面を有する第三筒部は、第三筒部の軸方向における第一筒部とは反対側の内径が大きい。そのため、上記の筒状部材は、後述する複数のチューブを第三筒部内に差し入れ易い。傾斜角が45°以下の内周面を有する第三筒部は、過度に角度が大きすぎない。そのため、上記の筒状部材は、第三筒部の上記反対側の厚みが薄くなりすぎない。よって、第三筒部の上記反対側の強度が低くなりすぎない。上記厚みは、第三筒部の内径と外径との差を言う。
(5)上記筒状部材の一形態として、
前記筒状部材の材質は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴム、及びエチレンプロピレンゴムからなる群より選択される少なくとも1種を含むことが挙げられる。
上記の筒状部材は、弾性と剛性とのバランスに優れるため、金属管及び光ケーブルに対して装着し易く、金属管及び光ケーブルから外れ難い。
(6)本発明の一態様に係る光ファイバ複合架空地線の端末構造は、
光ケーブルと、前記光ケーブルを収納する金属管と、前記金属管の外周に設けられた金属線とを有する光ファイバ複合架空地線と、
前記金属管の端部の外周と前記金属管の端部から引き出された前記光ケーブルの外周とを一連に覆う筒状部材とを備え、
前記筒状部材は、上記(1)から上記(5)のいずれか1つに記載の筒状部材であり、
前記筒状部材の前記第一筒部は、前記金属管の端部の外周を覆い、
前記筒状部材の前記第二筒部は、前記金属管の端部から引き出された前記光ケーブルの外周を覆う。
上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、金属管に対して光ケーブルをセンタリングし易く、金属管の端面の内周縁への光ケーブルの接触を抑制できる筒状部材を備えるため、光ケーブルが損傷し難い。
(7)上記光ファイバ複合架空地線の端末構造の一形態として、
前記金属管は、内外に設けられた内側管及び外側管を有し、
前記内側管は、ステンレス鋼で構成され、
前記外側管は、アルミニウムを含むことが挙げられる。
上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、内側管が強度に優れるステンレス鋼で構成されているため、金属管の強度を高められる。また、上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、外側管がアルミニウム系材料で構成されているため、金属管と金属線とを同種の金属とできる。よって、上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、異種の金属同士が接触して生じる腐食を抑制できる。
(8)上記光ファイバ複合架空地線の端末構造の一形態として、
前記金属管と前記光ケーブルとの間に充填されたジェリを有することが挙げられる。
上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、ジェリによって金属管内の水密性を向上させられる。また、上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、ジェリによって金属管の内周面に対する光ケーブルの摩擦を低減させられる。
(9)上記光ファイバ複合架空地線の端末構造の一形態として、
前記光ケーブルは、
複数の光ファイバ心線と、
前記複数の光ファイバ心線を所定の本数ごとに収納した複数のチューブとを有することが挙げられる。
上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、複数の光ファイバ心線を取り扱い易い。
(10)上記(9)の光ファイバ複合架空地線の端末構造の一形態として、
前記筒状部材の外周面と前記金属管の外周面とを一連に覆う第一収縮チューブと、
前記筒状部材の外周面と前記複数のチューブの外周面とを一連に覆う第二収縮チューブとを有することが挙げられる。
上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、第一収縮チューブによって金属管に対する筒状部材の位置ずれを抑制できる。また、上記の光ファイバ複合架空地線の端末構造は、第二収縮チューブによって筒状部材に対する複数のチューブの位置ずれを抑制できる。
(11)本発明の一態様に係る光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造は、
第一の光ファイバ複合架空地線の端末構造と、
第二の光ファイバ複合架空地線の端末構造と、
前記各端末構造から引き出された光ケーブル同士を接続した接続部と、
前記接続部を収納する接続箱とを備え、
前記端末構造の各々は、上記(6)から上記(10)のいずれか1つに記載の光ファイバ複合架空地線の端末構造である。
上記の光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造は、端末構造の各々が金属管に対して光ケーブルをセンタリングし易く、金属管の端面の内周縁への光ケーブルの接触を抑制できる筒状部材を備えるため、光ケーブルが損傷し難い。
《本発明の実施形態の詳細》
本発明の実施形態の詳細を、以下に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
《実施形態1》
〔光ファイバ複合架空地線(OPGW)の接続部の収納構造〕
図1から図3,図4A、図4Bを参照して、実施形態1に係るOPGWの接続部の収納構造1を説明する。本形態に係るOPGWの接続部の収納構造1は、第一のOPGWの端末構造21と、第二のOPGWの端末構造22と、接続部6と、接続箱7とを備える(図1)。第一のOPGWの端末構造21と第二のOPGWの端末構造22とはそれぞれ、OPGW3を備える。各OPGW3は、光ケーブル31と、光ケーブル31を収納する金属管32と、金属管32の外周に設けられた金属線34とを備える(図2)。接続部6は、各端末構造のOPGW3から引き出された光ケーブル31同士を接続してなる(図1)。接続箱7は、接続部6を収納する。本形態に係るOPGWの接続部の収納構造1の特徴の一つは、各OPGWの端末構造21,22が、金属管32の端部の外周と金属管32の端部から引き出された光ケーブル31の外周とを一連に覆う特定の構造の筒状部材4(図4A)を備える点にある。以下、各構成を詳細に説明する。図4A、図4Bは、説明の便宜上、第一熱収縮チューブ51及び第二熱収縮チューブ52を省略している。
[OPGWの端末構造]
第一のOPGWの端末構造21と第二のOPGWの端末構造22とは、OPGW3と筒状部材4(図4A)とを有する。各OPGWの端末構造21,22は、互いに共通の構造を有する。
(OPGW)
OPGW3は、雷撃から送電線を保護する機能と通信機能とを兼備する。OPGW3は、光ケーブル31と金属管32と金属線34とを備える(図2)。
〈光ケーブル〉
光ケーブル31は、通信機能を有する。光ケーブル31は、少なくとも一つの光ファイバユニットを有する。光ファイバユニットとは、複数の光ファイバ心線311をまとめたものをいう。光ファイバユニットは、テンションメンバを用いることなく複数の光ファイバ心線311のみに紐を巻き付けた場合と、心線用テンションメンバの外周に複数の光ファイバ心線311を撚り合わせた場合とを含む。紐の図示は省略する。紐は光ファイバ心線311が露出するようなピッチで巻き付けられている。その他、光ケーブル31は、ユニット用テンションメンバの外周に、上記心線用テンションメンバを有する複数の光ファイバユニットを撚り合わせてもよい。
本形態の光ケーブル31は、複数の光ファイバユニットを有する。光ケーブル31は、ユニット用テンションメンバを有していない。各光ファイバユニットは、心線用テンションメンバを用いることなく所定の本数の光ファイバ心線311のみに紐を巻き付けてなる。各紐は色分けされている。そのため、光ファイバ心線311の各束の区別が可能である。この色分けにより、各光ファイバ心線311の一束を後述するチューブ312(図4A)へ挿入する際に間違いが生じ難い。本形態の光ケーブル31は、複数の光ファイバユニットを一括に覆うシースを備えない。
光ケーブル31の端部は、金属管32の端部から露出されている(図4A)。金属管32から露出された光ケーブル31は、接続箱7(図1)内に配置されている。接続箱7内に配置された光ケーブル31は、後述の第二筒部42、第三筒部43、チューブ312などに覆われている。
・チューブ
光ケーブル31は、各光ファイバユニットを収納した複数のチューブ312を備えることが好ましい(図4A)。即ち、各チューブ312は、複数の光ファイバ心線311を所定の本数ごとに収納する。各チューブ312によって、各光ファイバユニットが取り扱い易い。各チューブ312は、上記紐と同様、色分けされている。チューブ312の材質は、例えば、シリコーン樹脂が挙げられる。各チューブ312の一端は、後述する筒状部材4の第三筒部43の内部に配置されている。即ち、各チューブ312の一部は、第三筒部43の内部に収納されている。各チューブ312の他端は、接続箱7内に配置されている。
〈金属管〉
金属管32は、内部に光ケーブル31を収納する(図2,図4A)。本形態では、金属管32は、内外に設けられた内側管321及び外側管322を有する。内側管321と外側管322とは、互いに接合されている。内側管321と外側管322とが接合された金属管32は、クラッド管が挙げられる。内側管321の材質は、ステンレス鋼が挙げられる。ステンレス鋼で構成された内側管321は強度に優れる。そのため、金属管32の強度が高い。外側管322の材質は、アルミニウム(Al)又はAl合金が挙げられる。Al系材料で構成される外側管322は、金属線34と同種の金属とできる。よって、異種の金属同士が接触して生じる腐食を抑制できる。なお、金属管32は、例えば、Al又はAl合金で構成された単管であってもよい。金属管32の端部は、金属線34の端部から露出されている。この露出された金属管32の端部は、接続箱7内に配置されている。
〈ジェリ〉
金属管32内には、光ケーブル31と金属管32との隙間を埋めるジェリ33が充填されていることが好ましい。ジェリ33は、金属管32内の水密性を向上させる。また、ジェリ33は、金属管32の内周面に対する光ケーブル31の摩擦を低減する。ジェリ33の材質は、例えば、脂肪酸炭化物と二酸化ケイ素とを含む合成油などが挙げられる。
〈金属線〉
金属線34は、雷撃から送電線を保護する。金属線34は、複数の素線341を金属管32の外周に撚り合わせて構成される(図2)。各素線341は、本形態ではアルミ覆鋼線(aluminum-clad steel wire)で構成されている。素線341の数は、適宜選択でき、本形態では6本である。なお、素線341の数は、例えば7本であってもよい。各素線341の形状は、適宜選択でき、本形態では扇状である。なお、各素線341の形状は、例えば円形状であってもよい。
(筒状部材)
筒状部材4は、金属管32の端部の外周と金属管32の端部から引き出された光ケーブル31の外周とを一連に覆う(図4A)。筒状部材4は、接続箱7内に配置される。筒状部材4の材質は、ゴムが挙げられる。筒状部材4の材質は、例えば、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴム、及びエチレンプロピレンゴムからなる群より選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。筒状部材4が複数種のゴムを含む場合、筒状部材4は、部分的に異なるゴムで構成することが挙げられる。これらのゴムは、弾性と剛性とのバランスに優れるため、金属管32及び光ケーブル31に対して装着し易く、金属管32及び光ケーブル31から外れ難い。筒状部材4の外径は、本形態では軸方向の全長にわたって一様である。筒状部材4は、第一筒部41と第二筒部42とスリット44とを備える。
〈第一筒部〉
第一筒部41は、金属管32の外周を覆う。第一筒部41の内周面は円筒状である。第一筒部41の内径は、第一筒部41の軸方向(図4Aの紙面左右方向)に一様である。第一筒部41の内径は、金属管32の外径に対応している。つまり、第一筒部41の内径は、外側管322の外径に対応している。そのため、第一筒部41の内周面は、金属管32に対して密着させられる。
第一筒部41の軸方向に沿った長さは、例えば、3mm以上50mm以下が好ましい。軸方向に沿った長さが3mm以上の第一筒部41は、十分な長さを有するため、金属管32に装着し易い。軸方向に沿った長さが50mm以下の第一筒部41は、過度に長すぎないため、筒状部材4自体が過度に長くなりすぎない。
〈第二筒部〉
第二筒部42は、光ケーブル31における光ファイバ心線311の外周を覆う。第二筒部42は、第一筒部41の軸方向に連続して設けられている。
第二筒部42の内周面は円筒状である。第二筒部42の内径は、第二筒部42の軸方向に一様である。第二筒部42の内径は、光ケーブル31の外径以上、金属管32の内径未満である。光ケーブル31の外径とは、複数の光ファイバユニットを包絡する外径をいう。光ケーブル31がユニット用テンションメンバを有する場合、光ケーブル31の外径とは、ユニット用テンションメンバを含む複数の光ファイバユニットを包絡する外径をいう。第二筒部42は、金属管32に対して光ケーブル31をセンタリングし易く、光ケーブル31が金属管32の端部の内周縁に接触することを抑制できる。よって、光ケーブル31が損傷することを抑制できる。第二筒部42の第一筒部41側の端面は、金属管32の端面を当て止めする。
第二筒部42の軸方向に沿った長さは、例えば、3mm以上50mm以下が好ましい。軸方向に沿った長さが3mm以上の第二筒部42は、十分な長さを有するため、金属管32に対する光ケーブル31のセンタリングを行い易い。軸方向に沿った長さが50mm以下の第二筒部42は、過度に長すぎないため、筒状部材4自体が過度に長くなりすぎない。
〈第三筒部〉
筒状部材4は、更に、第三筒部43を有することが好ましい。第三筒部43は、第二筒部42の軸方向における第一筒部41とは反対側に連続して設けられている。第三筒部43は、第二筒部42から露出する光ケーブル31の外周を覆う。具体的には、第三筒部43は、光ファイバ心線311の外周とチューブ312の外周とを覆う。即ち、第三筒部43内には、上述したようにチューブ312の一端部側が差し込まれている。
第三筒部43の内周面は円筒状である。第三筒部43の内径は、第二筒部42側からその反対側に向かって大きくなっている。そのため、第三筒部43は、その内部に複数のチューブ312を差し入れ易い。第三筒部43の内径の最小径は、第二筒部42の内径と同一である。第三筒部43の軸に対する第三筒部43の内周面の傾斜角αは、例えば、1°以上45°以下が好ましい。傾斜角αが1°以上の内周面を有する第三筒部43は、第三筒部43の上記反対側の内径が大きい。そのため、複数のチューブ312を差し入れ易い。傾斜角αが45°以下の内周面を有する第三筒部43は、過度に角度が大きすぎない。そのため、第三筒部43の軸方向に沿った長さにもよるが、第三筒部43の上記反対側の厚みが薄くなりすぎない。よって、第三筒部43の上記反対側の強度が低くなりすぎない。上記厚みは、第三筒部43の内径と外径との差をいう。
第三筒部43の軸方向に沿った長さは、例えば、3mm以上50mm以下が好ましい。軸方向に沿った長さが3mm以上の第三筒部43は、十分な長さを有するため、複数のチューブ312を差し入れ易い。軸方向に沿った長さが50mm以下の第三筒部43は、過度に長すぎないため、筒状部材4自体が過度に長くなりすぎない。
〈スリット〉
スリット44は、筒状部材4を金属管32の外周と光ケーブル31の外周とにその外周側から装着させるために設けられている(図4B)。そのため、筒状部材4を金属管32の外周と光ケーブル31の外周とに容易に装着することができる。その理由は、筒状部材4を光ケーブル31の先端から挿通させなくてもよいからである。接続箱7内の光ケーブル31の長さは、例えば数mある。そのため、筒状部材4を光ケーブル31の先端から挿通させるのは非常に煩雑である。
スリット44は、筒状部材4の軸方向の全長に及んでいる。スリット44は、第一スリット部と第二スリット部442(図4B)と第三スリット部とを有する。第一スリット部と第三スリット部の図示は省略する。第一スリット部は、第一筒部41の軸方向の全長に及んでいる。第二スリット部442は、第二筒部42の軸方向の全長に及んでいる。第三スリット部は、第三筒部43の軸方向の全長に及んでいる。第一スリット部、第二スリット部442、及び第三スリット部は、互いに筒状部材4の軸方向に沿って直線状に連続している。
第二スリット部442は、図4Bに示すように、第二筒部42の周方向に実質的に閉じられている。図4Bは、説明の便宜上、光ファイバ心線311を簡略化している。実質的に閉じられているとは、第二スリット部442が隙間なく閉じられていることは勿論、光ファイバ心線311が第二スリット部442から筒状部材4の外部に抜けない程度の隙間であれば設けられていてもよいことを意味する。第二スリット部442が実質的に閉じられていることで、第二筒部42の周方向の全周にわたって光ケーブル31が金属管32の端部の内周縁に接触することを抑制できる。第一スリット部は、第二スリット部442と同様に第一筒部41の周方向に実質的に閉じられていてもよいし、閉じられていなくてもよい。第一スリット部は、上述したように第一筒部41は金属管32の外周を覆うため、閉じられていなくても光ケーブル31が筒状部材4の外側に抜けないからである。第三スリット部は、第三筒部43の周方向に実質的に閉じられていてもよいし、金属管32から離れているため第三筒部43の周方向に閉じられていなくてもよい。
(第一収縮チューブ・第二収縮チューブ)
第一のOPGWの端末構造21及び第二のOPGWの端末構造22は、更に、第一収縮チューブと第二収縮チューブとを有することが好ましい。第一収縮チューブとしては、本形態では第一熱収縮チューブ51が挙げられる。第二収縮チューブとしては、本形態では第二熱収縮チューブ52が挙げられる(図3)。その他、第一収縮チューブとしては、後述する第一スパイラルチューブ53(図5)や第一常温収縮チューブが挙げられる。第二収縮チューブとしては、後述する第二スパイラルチューブ54(図5)や第二常温収縮チューブが挙げられる。第一常温収縮チューブと第二常温収縮チューブの図示は省略する。第一熱収縮チューブ51と第二熱収縮チューブ52とは、互いに独立した別部材で構成することが挙げられる。なお、第一熱収縮チューブ51と第二熱収縮チューブ52とは一連の単一部材で構成されていてもよい。
第一熱収縮チューブ51は、筒状部材4の外周面と金属管32の外周面とを一連に覆う。第一熱収縮チューブ51は、筒状部材4の外周面と金属管32の外周面とに密着している。第一熱収縮チューブ51は、金属管32に対する筒状部材4の位置ずれを抑制できる。そのため、各チューブ312内に所定の数の光ファイバ心線311を収納して、複数のチューブ312を第三筒部43内に差し入れ易い。第二熱収縮チューブ52は、筒状部材4の外周面と複数のチューブ312の外周面とを一連に覆う。第二熱収縮チューブ52は、筒状部材4の外周面と複数のチューブ312の外周面とに密着している。第二熱収縮チューブ52は、筒状部材4に対する複数のチューブ312の位置ずれを抑制できる。第一熱収縮チューブ51と第二熱収縮チューブ52とは一部が重複していてもよい。第一熱収縮チューブ51及び第二熱収縮チューブ52は、後述する第一スパイラルチューブ53及び第二スパイラルチューブ54(いずれも図5)に比較して、金属管32に対する筒状部材4の位置ずれ、及び筒状部材4に対する複数のチューブ312の位置ずれを抑制し易い。第一熱収縮チューブ51及び第二熱収縮チューブ52は、第一スパイラルチューブ53及び第二スパイラルチューブ54に比較して筒状部材4の外周面、金属管32の外周面、及び複数のチューブ312の外周面に密着し易いからである。
[接続部]
接続部6は、各端末構造から引き出された光ケーブル31の各光ファイバ心線311同士を接続してなる(図1)。この接続部6は、接続箱7内に収納される。
[接続箱]
接続箱7は、接続部6を内部に収納する。この接続箱7内には、金属線34を除いて各端末構造が収納されている。即ち、金属線34から露出した金属管32、筒状部材4、チューブ312、第一熱収縮チューブ51、第二熱収縮チューブ52が収納されている。接続箱7は、本体71と本体71内を開閉する蓋72とを備える。本例では、接続箱7は、外形が矩形容器状の本体71と蓋72とをシリコーンゴムからなるOリングを介して複数のボルトで締め付けることで密封構造を構成している。Oリングの図示は省略する。
[把持金具]
OPGWの接続部の収納構造1は、OPGW3を接続箱7の外側で把持する把持金具8を備える。把持金具8は、一対の板状の把持部材を備える。一方の把持部材が本体71の外側にボルトで一体に固定され、他方の把持部材が、一方の把持部材に対して着脱自在に配置されている。各把持部材は、OPGW3を把持した際、OPGW3の外周の略全周を覆うように、中央が湾曲した板材で構成されている。両把持部材がボルトで固定されることで、OPGW3が把持される。
[組み立て手順]
OPGWの接続部の収納構造1は、次の手順を経ることで組み立てられる。
まず、各OPGW3を接続箱7内に引き入れる。適当な位置で各OPGW3の金属線34及び金属管32を段階的に切断する。この段階的な切断により、金属線34から金属管32の端部を露出させ、金属管32から光ケーブル31を露出させる。露出した金属管32の端部及び光ケーブル31を接続箱7の本体71内に引き込む。そして、金属線34の端部を接続箱7の本体71の外側で把持金具8により把持する。
次に、金属管32の端部の外周及び金属管32から露出する光ケーブル31の外周にその外周側から筒状部材4を装着する。具体的には、スリット44を広げ、第一筒部41を金属管32の端部の外周に装着し、第二筒部42及び第三筒部43を光ケーブル31の外周に装着する。
次に、第一熱収縮チューブ51を筒状部材4の外周面と金属管32の外周面とに密着させる。収縮前の第一熱収縮チューブ51を光ケーブル31の先端から筒状部材4の外周と金属管32の外周を覆う位置までスライドして移動させる。そして、第一熱収縮チューブ51を加熱して収縮させる。
次に、各チューブ312内に所定の本数の光ファイバ心線311を収納する。各チューブ312を光ケーブル31の先端から各チューブ312の一端が第三筒部43内に配置される位置までスライドして移動させる。
次に、第二熱収縮チューブ52を筒状部材4の外周面と複数のチューブ312の外周面とに密着させる。収縮前の第二熱収縮チューブ52を光ケーブル31の先端から筒状部材4の外周と複数のチューブ312の外周を覆う位置までスライドして移動させる。そして、第二熱収縮チューブ52を加熱して収縮させる。
次に、各チューブ312から光ファイバ心線311を露出させ、露出した光ファイバ心線311を1本ずつ別のチューブに収納する。そして、第三熱収縮チューブを各チューブ312の外周と複数の別のチューブの外周とに密着させる。別のチューブと第三熱収縮チューブの図示は省略する。なお、第三熱収縮チューブは用いなくてもよい。
次に、各OPGW3の光ファイバ心線311の端部同士を接続する。
〔作用効果〕
本形態に係るOPGWの接続部の収納構造1は、金属管32に対して光ケーブル31をセンタリングし易く、金属管32の端面の内周縁への光ケーブル31の接触を抑制できる筒状部材4を備えるため、光ケーブル31が損傷し難い。また、OPGWの接続部の収納構造1は、金属管32及び光ケーブル31に対して金属管32及び光ケーブル31の外周側から筒状部材4を装着できるため、生産性に優れる。
《実施形態2》
〔光ファイバ複合架空地線(OPGW)の接続部の収納構造〕
図5を参照して、実施形態2に係るOPGWの接続部の収納構造を説明する。本形態に係るOPGWの接続部の収納構造は、第一収縮チューブと第二収縮チューブとが第一スパイラルチューブ53と第二スパイラルチューブ54とを備える点が、実施形態1に係るOPGWの接続部の収納構造1と相違する。以下の説明は、実施形態1との相違点を中心に行う。実施形態1と同様の構成の説明は省略する。
[OPGWの端末構造]
第一スパイラルチューブ53と第二スパイラルチューブ54とは、一連の単一部材で構成されていてもよいし、互いに独立した別部材で構成されていてもよい。第一スパイラルチューブ53は、第一熱収縮チューブ51と同様、筒状部材4の外周面と金属管32の外周面とを一連に覆う。第二スパイラルチューブ54は、第二熱収縮チューブ52と同様、筒状部材4の外周面と複数のチューブ312の外周面とを一連に覆う。第一スパイラルチューブ53は、外力が作用しない自然状態の内径が金属管32の外径よりも小さい。そのため、第一スパイラルチューブ53は、筒状部材4の外周面と金属管32の外周面とに装着された際、筒状部材4と金属管32とを締め付けることができる。よって、第一スパイラルチューブ53は、金属管32に対する筒状部材4の位置ずれを抑制できる。そのため、各チューブ312内に所定の数の光ファイバ心線311を収納して、複数のチューブ312を第三筒部43内に差し入れ易い。第二スパイラルチューブ54は、外力が作用しない自然状態の内径が複数のチューブ312の包絡円の直径よりも小さい。そのため、第二スパイラルチューブ54は、筒状部材4の外周面と複数のチューブ312の外周面とに装着された際、筒状部材4と複数のチューブ312とを締め付けることができる。第二スパイラルチューブ54は、筒状部材4に対する複数のチューブ312の位置ずれを抑制できる。
〔作用効果〕
本形態に係るOPGWの接続部の収納構造は、実施形態1に係るOPGWの接続部の収納構造1と同様、光ケーブル31が損傷し難い上に、生産性に優れる。また、本形態に係るOPGWの接続部の収納構造は、実施形態1に係るOPGWの接続部の収納構造1に比較して、第一のOPGWの端末構造21及び第二のOPGWの端末構造を構築し易い。第一スパイラルチューブ53及び第二スパイラルチューブ54は、第一熱収縮チューブ51や第二熱収縮チューブ52に比較して、筒状部材4の外周面、金属管32の外周面、及び複数のチューブ312の外周面に装着し易いからである。第一熱収縮チューブ51及び第二熱収縮チューブ52は、上述したように、光ケーブル31の先端から所定の位置までスライドして移動させる。対して、第一スパイラルチューブ53及び第二スパイラルチューブ54は、筒状部材4などの外周側から装着できるからである。
本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 OPGWの接続部の収納構造
21 第一のOPGWの端末構造、22 第二のOPGWの端末構造
3 OPGW
31 光ケーブル、311 光ファイバ心線、312 チューブ
32 金属管、321 内側管、322 外側管
33 ジェリ、34 金属線、341 素線
4 筒状部材
41 第一筒部、42 第二筒部、43 第三筒部、
44 スリット、442 第二スリット部
51 第一熱収縮チューブ、52 第二熱収縮チューブ
53 第一スパイラルチューブ、54 第二スパイラルチューブ
6 接続部
7 接続箱、71 本体、72 蓋
8 把持金具

Claims (11)

  1. ゴムで構成された筒状部材であって、
    第一筒部と、
    前記第一筒部の軸方向に連続する第二筒部と、
    前記筒状部材の軸方向の全長に及ぶスリットとを備え、
    前記第一筒部の内径は、光ファイバ複合架空地線の内部に配置された金属管の外径に対応し、
    前記第二筒部の内径は、前記金属管の内部に配置された光ケーブルの外径以上前記金属管の内径未満であり、
    前記スリットのうち前記第二筒部に設けられている第二スリット部は、前記第二筒部の周方向に実質的に閉じられている、
    筒状部材。
  2. 前記第二筒部の軸方向に沿った長さは、3mm以上50mm以下である請求項1に記載の筒状部材。
  3. 前記筒状部材は、前記第二筒部の軸方向における前記第一筒部側とは反対側に連続する第三筒部を有し、
    前記第三筒部の内径は、前記第二筒部側から離れる方向に向かって大きくなり、
    前記スリットは、更に前記第三筒部の軸方向の全長に及ぶ請求項1又は請求項2に記載の筒状部材。
  4. 前記第三筒部の軸に対する前記第三筒部の内周面の傾斜角は、1°以上45°以下である請求項3に記載の筒状部材。
  5. 前記筒状部材の材質は、ウレタンゴム、シリコーンゴム、クロロプレンゴム、及びエチレンプロピレンゴムからなる群より選択される少なくとも1種を含む請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の筒状部材。
  6. 光ケーブルと、前記光ケーブルを収納する金属管と、前記金属管の外周に設けられた金属線とを有する光ファイバ複合架空地線と、
    前記金属管の端部の外周と前記金属管の端部から引き出された前記光ケーブルの外周とを一連に覆う筒状部材とを備え、
    前記筒状部材は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の筒状部材であり、
    前記筒状部材の前記第一筒部は、前記金属管の端部の外周を覆い、
    前記筒状部材の前記第二筒部は、前記金属管の端部から引き出された前記光ケーブルの外周を覆う、
    光ファイバ複合架空地線の端末構造。
  7. 前記金属管は、内外に設けられた内側管及び外側管を有し、
    前記内側管は、ステンレス鋼で構成され、
    前記外側管は、アルミニウムを含む請求項6に記載の光ファイバ複合架空地線の端末構造。
  8. 前記金属管と前記光ケーブルとの間に充填されたジェリを有する請求項6又は請求項7に記載の光ファイバ複合架空地線の端末構造。
  9. 前記光ケーブルは、
    複数の光ファイバ心線と、
    前記複数の光ファイバ心線を所定の本数ごとに収納した複数のチューブとを有する請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の光ファイバ複合架空地線の端末構造。
  10. 前記筒状部材の外周面と前記金属管の外周面とを一連に覆う第一収縮チューブと、
    前記筒状部材の外周面と前記複数のチューブの外周面とを一連に覆う第二収縮チューブとを有する請求項9に記載の光ファイバ複合架空地線の端末構造。
  11. 第一の光ファイバ複合架空地線の端末構造と、
    第二の光ファイバ複合架空地線の端末構造と、
    前記各端末構造から引き出された光ケーブル同士を接続した接続部と、
    前記接続部を収納する接続箱とを備え、
    前記端末構造の各々は、請求項6から請求項10のいずれか1項に記載の光ファイバ複合架空地線の端末構造である、
    光ファイバ複合架空地線の接続部の収納構造。
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