JP2022175288A - ハイブリッド車両の制御システム - Google Patents

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大樹 横山
Daiki Yokoyama
寛也 千葉
Hiroya Chiba
義之 影浦
Yoshiyuki Kageura
真典 嶋田
Masanori Shimada
佳宏 坂柳
Yoshihiro Sakayanagi
翠 栗橋
Midori Kurihashi
泰毅 森田
Yasutake Morita
誠人 小木曽
Masato Ogiso
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Abstract

【課題】ハイブリッド車両が制限ゾーン内にあるときにHV運転が実行されるのを制限する。【解決手段】内燃機関11及びモータジェネレータ12を備えたハイブリッド車両10の制御システムが開示される。車両が走行可能なゾーンに、制限ゾーン及び許容ゾーンがあらかじめ区画されており、制限ゾーン内では内燃機関の運転が制限され、許容ゾーン内では内燃機関の運転が許容される。車両が制限ゾーン内に位置すると判別されたときには、EV運転が実行されるが、HV運転が強制的に実行されることもある。車両が目標ルートに沿って走行すると制限ゾーン内においてHV運転が実行されると予測されるときに、新たな目標ルートが算出され、新たな目標ルートが車両の乗員に提示される。新たな目標ルートは、車両が新たな目標ルートに沿って走行しても制限ゾーン内においてHV運転が強制的に行われないルートである。【選択図】図1

Description

本開示はハイブリッド車両の制御システムに関する。
駆動力を発生するための電気モータと、電気モータに電力を供給するためのバッテリと、バッテリに電力を供給するための発電機と、発電機を駆動するための内燃機関と、を備え、内燃機関を作動させて発電機で発電された電力でバッテリを充電させながら電気モータを作動させることにより車両を駆動するHEV走行と、内燃機関を停止させてバッテリに蓄えられている電力で電気モータを作動させることにより車両を駆動するEV走行とが選択的に実行される、ハイブリッド車両であって、ハイブリッド車両の現在位置が大気汚染防止強化地域内にあると判断されたときにEV走行が実行される、ハイブリッド車両が公知である(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では更に、EV走行時にバッテリの残存容量が下限容量値まで低下するとHEV走行が実行される。
特開平7-075210号公報
ところが、例えば、バッテリの温度が高くなると、バッテリから電力を良好に取り出せないおそれがある。あるいは、内燃機関が長期間にわたり停止され続けると、内燃機関が良好に再始動できないおそれがある。このため、いずれの場合も、HEV走行が実行されるおそれがあり、すなわち内燃機関が作動されるおそれがある。ところが、ハイブリッド車両が大気汚染防止強化地域内を走行しているときにこのように内燃機関が作動されるのは、好ましくない。
本開示によれば、以下が提供される。
[構成1]
内燃機関及び電気モータを備えたハイブリッド車両であって、前記内燃機関が停止されつつ前記電気モータが運転されるEV運転と、前記内燃機関及び前記電気モータが運転されるHV運転とが選択的に実行されるハイブリッド車両の制御システムにおいて、
前記ハイブリッド車両が走行可能なゾーンに、制限ゾーン及び許容ゾーンがあらかじめ区画されており、前記制限ゾーン内では内燃機関の運転が制限され、前記許容ゾーン内では内燃機関の運転が許容され、
前記ハイブリッド車両が前記制限ゾーン内に位置すると判別されたときに前記EV運転を実行するように構成されている運転制御部と、
前記HV運転を強制的に実行するように構成されているHV実行部と、
前記ハイブリッド車両があらかじめ求められている目標ルートに沿って走行すると前記制限ゾーン内において前記HV実行部により前記HV運転が実行されると予測されるときに、新たな目標ルートを算出するように構成されているルート更新部であって、前記新たな目標ルートは、前記ハイブリッド車両が前記新たな目標ルートに沿って走行しても前記制限ゾーン内において前記HV実行部により前記HV運転が行われないルートである、ルート更新部と、
前記新たな目標ルートを前記ハイブリッド車両の乗員に提示するように構成されている提示部と、
を備える、ハイブリッド車両の制御システム。
[構成2]
内燃機関及び電気モータを備えたハイブリッド車両であって、前記内燃機関が停止されつつ前記電気モータが運転されるEV運転と、前記内燃機関及び前記電気モータが運転されるHV運転とが選択的に実行されるハイブリッド車両の制御システムにおいて、
前記ハイブリッド車両が走行可能なゾーンに、制限ゾーン及び許容ゾーンがあらかじめ区画されており、前記制限ゾーン内では内燃機関の運転が制限され、前記許容ゾーン内では内燃機関の運転が許容され、
前記ハイブリッド車両が前記制限ゾーン内に位置すると判別されたときに前記EV運転を実行するように構成されている運転制御部と、
前記HV運転を強制的に実行するように構成されているHV実行部と、
前記ハイブリッド車両があらかじめ求められている目標ルートに沿って走行すると前記制限ゾーン内において前記HV実行部により前記HV運転が実行されると予測されるときに、新たな目標ルートを算出するように構成されているルート更新部であって、前記新たな目標ルートは、前記ハイブリッド車両が前記新たな目標ルートに沿って走行しても前記制限ゾーン内において前記HV実行部により前記HV運転が行われないルートである、ルート更新部と、
前記新たな目標ルートに沿って前記ハイブリッド車両を自動運転するように構成されている自動運転部と、
を備える、ハイブリッド車両の制御システム。
ハイブリッド車両が制限ゾーン内に位置するときにHV運転が実行されるのを制限することができる。
本開示による実施例の制御システムの概略全体図である。 本開示による実施例の制限ゾーンの概略図である。 本開示による実施例における、車両とサーバとの間の通信を説明する模式図である。 本開示による別の実施例における、車両とサーバとの間の通信を説明する模式図である。 本開示による実施例の運転制御ルーチンを実行するためのフローチャートである。 本開示による実施例のルート更新ルーチンを実行するためのフローチャートである。 本開示による実施例における車両の機能ブロック図である。 本開示による実施例におけるサーバの機能ブロック図である。 車両が自動運転車両の場合の本開示による実施例のルート更新ルーチンを実行するためのフローチャートである。 車両が自動運転車両の場合の本開示による実施例における車両の機能ブロック図である。
図1を参照すると、本開示による実施例のハイブリッド車両の制御システム1は、ハイブリッド車両10と、ハイブリッド車両10の外部のサーバ30とを備える。
本開示による実施例のハイブリッド車両10は、内燃機関11及びモータジェネレータ(M/G)12、バッテリ13、少なくとも1つのセンサ14、GPSレシーバ15、記憶装置16、通信装置17、HMI(ヒューマンマシンインターフェース)18、及び電子制御ユニット20を備える。
本開示による実施例の内燃機関11は、例えば火花点火機関又は圧縮着火機関から構成される。内燃機関11(例えば、燃料噴射弁、点火栓、スロットル弁、など)は電子制御ユニット20からの信号に基づいて制御される。
また、本開示による実施例のモータジェネレータ12は電気モータ又は発電機として作動する。モータジェネレータ12は電子制御ユニット20からの信号に基づいて制御される。
本開示による実施例では、ハイブリッド車両10においてEV運転又はHV運転が選択的に行われる。本開示による実施例のEV運転では、内燃機関11が停止されつつモータジェネレータ12が電気モータとして運転される。この場合、モータジェネレータ12の出力が車軸に伝達される。一方、本開示による実施例のHV運転では、内燃機関11が運転されるとともにモータジェネレータ12が電気モータとして運転される。この場合、一例では、内燃機関11の出力及びモータジェネレータ12の出力が車軸に伝達される。別の例では、モータジェネレータ12の出力が車軸に伝達され、これに対し内燃機関11の出力は発電機(図示しない)に伝達され、発電機が作動される。発電機で発生された電力はモータジェネレータ12又はバッテリ13に送られる。更に別の例では、内燃機関11の出力の一部とモータジェネレータ12の出力が車軸に伝達され、内燃機関11の出力の残りが発電機に伝達される。発電機で発生された電力はモータジェネレータ12又はバッテリ13に送られる。また、本開示による実施例では、EV運転及びHV運転において、例えば減速運転時にモータジェネレータ12を発電機として用いる回生制御が行われる。回生制御で発生された電力はバッテリ13に送られる。回生制御によって回生ブレーキが得られる。
本開示による実施例のバッテリ13は、発電機として作動するモータジェネレータ12又は内燃機関11によって駆動される発電機(図示しない)からの電力でもって充電される。別の実施例(図示しない)では、バッテリ13は外部電源によっても充電可能である。一方、本開示による実施例では、電力がバッテリ13から電気モータとして作動するモータジェネレータ12、電子制御ユニット20、その他の車載機器に供給される。
本開示による実施例のセンサ14は種々の生データを検出する。本開示による実施例のセンサ14には、例えば、アクセルペダルの踏み込み量により表される要求車両負荷を検出するための負荷センサ、内燃機関11のスロットル開度を検出するためのスロットル開度センサ、内燃機関11の排気ガス中のNOx濃度を検出するためのNOxセンサ、内燃機関11の回転数を検出するための回転数センサ、バッテリ13の電圧及び電流を検出するための電圧計及び電流計、バッテリ13の温度を検出するための温度センサ、車両10の速度を検出するための速度センサ、などが含まれる。これらセンサ14の出力信号は電子制御ユニット20に入力される。
本開示による実施例のGPSレシーバ15は、GPS衛星からの信号を受信し、それにより車両10の絶対位置(例えば、経度及び緯度)を表す情報を検出する。車両10の位置情報は電子制御ユニット20に入力される。
本開示による実施例の記憶装置16には、地図情報のほか、種々のデータがあらかじめ記憶されている。本開示による実施例の通信装置17は例えばインターネットのような通信網Nに接続可能である。
本開示による実施例のHMI18は、車両10の乗員(ドライバを含む。)と制御システム1との間で情報のやりとりを行う。具体的には、HMI18は、車両10の乗員に対し例えば視覚的、聴覚的、触覚的、嗅覚的な通知を行う通知機能と、車両10の乗員からの入力を受け取る入力機能と、を備える。HMI18は、通知機能のために例えばディスプレイ、ランプ、スピーカ、バイブレータなどを含み、入力機能のためにタッチパネル、ボタン、スイッチなどを含む。別の実施例(図示しない)では、HMI18は入力機能を備えることなく通知機能を備える。
本開示による実施例の車両10の電子制御ユニット20は、双方向性バスによって互いに通信可能に接続された1又は複数のプロセッサ21、1又は複数のメモリ22、及び、入出力(I/O)ポート23を備える。メモリ22は例えばROM、RAMなどを備える。メモリ22には種々のプログラムが記憶されており、これらプログラムがプロセッサ21で実行されることにより種々の機能が実現される。本開示による実施例の入出力ポート23には、上述の内燃機関11、モータジェネレータ12、センサ14、GPSレシーバ15、記憶装置16、通信装置17、及びHMI18が通信可能に接続される。また、本開示による実施例のプロセッサ21では、バッテリ13のSOCないし充電率が、例えばバッテリ13の電圧及び電流に基づいて算出される。
更に図1を参照すると、本開示による実施例のサーバ30は、記憶装置31、通信装置32、及び電子制御ユニット40を備える。
本開示による実施例の記憶装置31には、あらかじめ定められた制限ゾーン又は許容ゾーンの位置情報が記憶されている。制限ゾーン及び許容ゾーンについては後述する。
本開示による実施例の通信装置32は通信網Nに接続可能である。したがって、車両10とサーバ20とは通信網Nを介して互いに接続可能になっている。
本開示による実施例のサーバ30の電子制御ユニット40は、車両10の電子制御ユニット20と同様に、双方向性バスによって互いに通信可能に接続された1又は複数のプロセッサ41、1又は複数のメモリ42、及び、入出力ポート43を備える。本開示による実施例の入出力ポート43には、上述の記憶装置31、及び通信装置32が通信可能に接続される。
本開示による実施例では、車両10が走行可能なゾーンに、制限ゾーン及び許容ゾーンがあらかじめ区画されている。図2には、本開示による実施例の制限ゾーンRZ及び許容ゾーンAZの一例が模式的に示される。本開示による実施例の制限ゾーンRZは閉じた境界BDによって囲まれている。制限ゾーンRZは例えば都市部に設定される。
本開示による実施例では、車両10が制限ゾーンRZ内に位置するときに、内燃機関11の運転が制限される。一例では、内燃機関11の運転が禁止される。これに対し、車両10が許容ゾーンAZ内に位置するときには、内燃機関11の運転が許容される。
制限ゾーンRZにおける内燃機関11の運転の制限は、法定又は非法定のルールに基づく。一例では、このルールに違反すると、罰金のようなペナルティが課せられる。別の例では、このルールを遵守すると、ポイントなどのインセンティブが与えられる。
本開示による実施例では、車両10が制限ゾーンRZ内に位置しているか許容ゾーンAZ内に位置しているかが判別される。
車両10が許容ゾーンAZ内に位置していると判別されたときには、車両10においてEV運転又はHV運転が行われる。一例では、バッテリ13のSOCがあらかじめ定められた設定SOCよりも高くかつ車両10の要求出力があらかじめ定められた設定出力よりも小さいときにEV運転が行われ、SOCが設定SOCよりも低いとき又は要求出力が設定出力よりも大きいときにHV運転が行われる。この場合のHV運転の一例では、内燃機関11によって発電機が運転され、バッテリ13のSOCが高められる。これにより、バッテリ13のSOCが下限値を下回るのが制限される。なお、下限値は、SOCが下限値を下回るとSOCの回復が著しく困難になるようなSOCである。
これに対し、車両10が制限ゾーンRZ内に位置していると判別されたときには、車両10においてEV運転が行われる。すなわち、内燃機関11の運転が制限される。
本開示による実施例では、車両10が制限ゾーンRZ内に位置するかの判断は、例えば次のようにして行われる。すなわち、図3に示されるように、まず、車両10において、GPSレシーバ15から、現在タイミングにおける車両10の位置情報が取得される。次いで、位置情報が車両10から送信され、サーバ30で受信される。サーバ30では、車両10の位置情報に基づいて、現在タイミングにおける車両10の近傍の制限ゾーンRZが特定され、特定された制限ゾーンRZの位置情報(例えば、緯度及び経度)が記憶装置31から抽出される。次いで、サーバ30において、現在タイミングにおいて車両10が特定された制限ゾーンRZ内に位置しているか否かが判別される。次いで、当該判別結果がサーバ30から送信され、車両10で受信される。
これに対し、図4に示される別の実施例では、まず、車両10において、現在タイミングにおける車両10の位置情報が取得される。次いで、位置情報が車両10から送信され、サーバ30で受信される。サーバ30では、車両10の位置情報に基づいて、現在タイミングにおける車両10の近傍の制限ゾーンRZが特定され、特定された制限ゾーンRZの位置情報が記憶装置31から抽出される。次いで、特定された制限ゾーンRZの情報がサーバ30から送信され、車両10で受信される。次いで、車両10において、現在タイミングにおいて車両10が特定された制限ゾーンRZ内に位置しているか否かが判別される。
更に別の実施例では、車両10の記憶装置16内に制限ゾーンRZの位置情報が記憶されている。この場合、車両10はサーバ30と通信することなく、制限ゾーンRZを特定し、車両10が制限ゾーンRZ内に位置するかなどを判断する。
一方、本開示による実施例では、HMI18を介して目的地が入力されると、車両10の現在地から目的地までの目標ルートが計算される。一例では、目的地までの移動距離又は移動時間が最短となるルートが目標ルートとして計算される。本開示による実施例では、目標ルートがHMI18により表示され、車両10の乗員に提示される。車両10が自動運転車両の場合には、この目標ルートに沿って車両10が自動運転される。
ところで、例えば、バッテリ13の温度が過度に高いとき又は過度に低いときには、バッテリ13からの出力が低下するおそれがある。そこで本開示による実施例では、バッテリ13の温度が過度に高いとき又は過度に低いときには、HV運転が行われる。その結果、電気モータとしてのモータジェネレータ12の出力が維持される。なお、バッテリ13の温度が過度に高いのは、例えば、バッテリ13の出力が長時間にわたり過度に高いとき(例えば、車両10が長い上り坂を走行したとき)、気温が過度に高いとき、バッテリ13が外部電源により急速充電されたときである。また、バッテリ13の温度が過度に低いのは、例えば、気温が過度に低いときである。
あるいは、バッテリ13が満充電状態にあるときには、回生ブレーキが十分に作用しないおそれがある。そこで本開示による実施例では、バッテリ13が満充電状態にありかつ制動作用が要求されるときには、HV運転が行われる。その結果、エンジンブレーキにより制動作用が確保される。なお、制動作用が要求されるのは、例えば、車両10が下り坂を走行するときである。
あるいは、例えば、気温が過度に低いときには、エアコン(暖房)の出力が不十分になるおそれがある。この点、内燃機関11の冷却水でもって、エアコン(暖房)の吹き出し空気を加熱することができる。そこで本開示による実施例では、エアコン(暖房)の出力を高めるべきときには、HV運転が行われる。
あるいは、内燃機関11が長期間にわたり停止されたままであると、内燃機関11の再始動が困難になるおそれがある。そこで本開示による実施例では、EV運転があらかじめ定められた設定時間にわたり継続されたときに、HV運転が一時的に行われる。
あるいは、EV運転時に車速が過度に高くなると、モータジェネレータ12の回転数が過度に高くなるおそれがある。そこで本開示による実施例では、EV運転時に車速が過度に高いときには、HV運転が行われる。
あるいは、バッテリ13の電圧が過度に高いときには、バッテリ13を保護するために、バッテリ13への入力及びバッテリ13からの出力を制限する必要がある。そこで本開示による実施例では、バッテリ13の電圧が過度に高いときには、HV運転が行われる。
あるいは、モータジェネレータ12、バッテリ13に接続されたインバータ、発電機などの温度が過度に高いときには、これらを保護するために、EV運転を停止する必要がある。そこで本開示による実施例では、モータジェネレータ12などの温度が過度に高いときには、HV運転が行われる。
このように、本開示による実施例では、EV運転が行われているときにHV運転が強制的に実行される。なお、このようなHV運転は、車両10の異常又は異常の兆候を検出したときに実行されると見ることもできる。
ところが、車両10が制限ゾーンRZ内に位置するときに、HV運転が強制的に実行されるのは好ましくない。
そこで本開示による実施例では、車両10があらかじめ求められている目標ルートに沿って走行すると制限ゾーンRZ内においてHV運転が強制的に実行されると予測されるときに、新たな目標ルートが算出される。この新たな目標ルートは、車両10が新たな目標ルートに沿って走行しても制限ゾーンRZ内においてHV運転が強制的に行われないルートである。
新たな目標ルートは、一例では、HV運転が強制的に実行されないように車両10が運転されるルート、例えば長い上り坂又は長い下り坂を含まないルートである。別の例では、新たな目標ルートは、制限ゾーンRZ内を一切通らないルートである。更に別の例では、新たな目標ルートは、少なくともHV運転が強制的に実行されると予測される時期に車両10が制限ゾーンRZ外に位置するルートである。
本開示による実施例では、新たな目標ルートが算出されると、新たな目標ルートがHMI18により車両10の乗員に提示される。車両10が自動運転車両の場合には、新たな目標ルートに沿って車両10が自動運転される。その結果、いずれにしても、制限ゾーンRZ内で内燃機関11が作動するのが制限される。
図5は、本開示による実施例における車両10の運転制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンは例えば車両10の電子制御ユニット20において繰り返し実行される。
図5を参照すると、まずステップ100では、車両10が制限ゾーンRZ内に位置しているか否かが判別される。車両10が制限ゾーンRZ内に位置していると判別されたときには、ステップ100からステップ101に進み、HV運転を強制的に実行すべきか否かが判別される。HV運転を強制的に実行すべきと判別されたときには次いでステップ102進み、HV運転が実行される。これに対し、HV運転を強制的に実行すべきと判別されないときには次いでステップ103に進み、EV運転が行われる。すなわち、内燃機関11の運転が制限される。一方、車両10が許容ゾーンAZ内に位置していると判別されたときには、ステップ100からステップ104に進み、EV運転又はHV運転が行われる。
図6は、本開示による実施例におけるルート更新制御を実行するためのルーチンを示している。このルーチンは例えば車両10の電子制御ユニット20において繰り返し実行される。
図6を参照すると、まずステップ200では、車両10が現在の目標ルートに沿って走行すると制限ゾーンRZ内においてHV運転が強制的に実行されると予測されるか否かが判別される。制限ゾーンRZ内での強制的なHV運転の実行が予測されるときには次いでステップ201に進み、新たな目標ルートが算出される。次いでステップ202に進む。これに対し、制限ゾーンRZ内での強制的なHV運転の実行が予測されないときにはステップ200からステップ202にジャンプする。ステップ202では、あらかじめ求められている目標ルート又は新たな目標ルートがHMI18により乗員に提示される。
図7は、本開示による実施例の車両10の機能ブロック図を示している。図7を参照すると、本開示による実施例の車両10の電子制御ユニット20は、位置情報取得部20a、運転制御部20b、HV実行部20c、ルート算出部20d、ルート更新部20e、及び提示部20fを含む。
図7に示される例において、位置情報取得部20aは、GPSレシーバ15から車両10の位置情報を取得し、サーバ30に送信する。運転制御部20bは、EV運転又はHV運転を選択的に行う。HV実行部20cはHV運転を強制的に実行する。ルート算出部20dは、HMI18を介して入力された目的地までの目標ルートを算出する。ルート更新部20eは、車両10が目標ルートに沿って走行すると制限ゾーンRZ内においてHV運転が強制的に実行されると予測されるときに、新たな目標ルートを算出する。提示部20fはあらかじめ求められている目標ルート又は新たな目標ルートをHMI18により乗員に提示する。
一方、図8は、本開示による実施例のサーバ30の機能ブロック図を示している。図8を参照すると、本開示による実施例のサーバ30の電子制御ユニット40は、判別部40aを含む。図8に示される例において、判別部40aは、車両10が制限ゾーンRZ内にあるか否かを判別し、判別結果を車両10に送信する。
図5に示される別の実施例では、車両10の電子制御ユニット20は更に、上述の判別部40aと同様の判別部を備える。
図9は、車両10が自動運転車両の場合の、本開示による実施例におけるルート更新制御を実行するためのルーチンを示している。図9のルーチンは、次の点で図6のルーチンと相違する。すなわち、ステップ202に続いてステップ203に進み、目標ルートに沿って車両10が自動運転される。
図10は車両10が自動運転車両の場合の、本開示による実施例の車両10の機能ブロック図を示している。図10のブロック図は、次の点で図7のブロック図と相違する。すなわち、車両10の電子制御ユニット20は、自動運転部20gを更に含む。自動運転部20gは目標ルートに沿って車両10の自動運転を行う。
1 制御システム
10 ハイブリッド車両
11 内燃機関
12 モータジェネレータ
20 車両の電子制御ユニット
30 サーバ
40 サーバの電子制御ユニット

Claims (2)

  1. 内燃機関及び電気モータを備えたハイブリッド車両であって、前記内燃機関が停止されつつ前記電気モータが運転されるEV運転と、前記内燃機関及び前記電気モータが運転されるHV運転とが選択的に実行されるハイブリッド車両の制御システムにおいて、
    前記ハイブリッド車両が走行可能なゾーンに、制限ゾーン及び許容ゾーンがあらかじめ区画されており、前記制限ゾーン内では内燃機関の運転が制限され、前記許容ゾーン内では内燃機関の運転が許容され、
    前記ハイブリッド車両が前記制限ゾーン内に位置すると判別されたときに前記EV運転を実行するように構成されている運転制御部と、
    前記HV運転を強制的に実行するように構成されているHV実行部と、
    前記ハイブリッド車両があらかじめ求められている目標ルートに沿って走行すると前記制限ゾーン内において前記HV実行部により前記HV運転が実行されると予測されるときに、新たな目標ルートを算出するように構成されているルート更新部であって、前記新たな目標ルートは、前記ハイブリッド車両が前記新たな目標ルートに沿って走行しても前記制限ゾーン内において前記HV実行部により前記HV運転が行われないルートである、ルート更新部と、
    前記新たな目標ルートを前記ハイブリッド車両の乗員に提示するように構成されている提示部と、
    を備える、ハイブリッド車両の制御システム。
  2. 内燃機関及び電気モータを備えたハイブリッド車両であって、前記内燃機関が停止されつつ前記電気モータが運転されるEV運転と、前記内燃機関及び前記電気モータが運転されるHV運転とが選択的に実行されるハイブリッド車両の制御システムにおいて、
    前記ハイブリッド車両が走行可能なゾーンに、制限ゾーン及び許容ゾーンがあらかじめ区画されており、前記制限ゾーン内では内燃機関の運転が制限され、前記許容ゾーン内では内燃機関の運転が許容され、
    前記ハイブリッド車両が前記制限ゾーン内に位置すると判別されたときに前記EV運転を実行するように構成されている運転制御部と、
    前記HV運転を強制的に実行するように構成されているHV実行部と、
    前記ハイブリッド車両があらかじめ求められている目標ルートに沿って走行すると前記制限ゾーン内において前記HV実行部により前記HV運転が実行されると予測されるときに、新たな目標ルートを算出するように構成されているルート更新部であって、前記新たな目標ルートは、前記ハイブリッド車両が前記新たな目標ルートに沿って走行しても前記制限ゾーン内において前記HV実行部により前記HV運転が行われないルートである、ルート更新部と、
    前記新たな目標ルートに沿って前記ハイブリッド車両を自動運転するように構成されている自動運転部と、
    を備える、ハイブリッド車両の制御システム。
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