JP2022174377A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】斬新な遊技機を提供する。【解決手段】ホール従業員がパチンコ機1の扉(一体扉ユニット4)を少し開けた状態で裏のレバー部を引くことによりロックを解除して、上部アタッチメント400の可動部材420を右側にスライドさせることができる構成を採用している。扉開放の際に、左側のパチンコ機1との接触点を変化させ、より大きな開放角(θ2)を取ることができるため、ホール従業員の作業性を向上させることができる。【選択図】図6

Description

本発明は、遊技を実行する遊技機に関する。
従来、始動口に遊技球が入球したことを条件として大当り抽選が実行され、大当り抽選の結果に基づいて特別図柄が変動表示される遊技機がある。このような遊技機では、大当り抽選が実行されると、特別図柄表示装置において特別図柄の変動表示が実行され、変動時間が終了すると、特別図柄表示装置において特別図柄が停止表示される。そして、特別図柄表示装置に、大当りに対応する図柄が停止表示されると、大当り遊技が実行される。
このような遊技を行う技術として、特許文献1には、前枠部材を交換することで遊技機のイメージチェンジを迅速かつ容易に行うことが可能な構成が記載されている。また、特許文献2には、表示体と表示体の前面を回転可能な指示体を備え、表示体の外縁部に近接した位置に検知センサが配置され、指示体の位置の特定の正確に行う構成が記載されている。
特開2008-29604号公報 特開2020-089435号公報
近年では、いずれも似通った遊技性を有する遊技機ばかりが提案されており、斬新な遊技機が望まれている。
そこで、本発明は、斬新な遊技機を提供することを課題とする。
本発明は、上記の課題を解決するため以下の解決手段を採用する。なお、以下の解決手段及び括弧書中の文言はあくまで例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。また、本発明は、以下の解決手段に示す各発明特定事項を少なくとも1つ含む発明とすることができる。さらに、以下の解決手段に示す各発明特定事項には、発明特定事項を限定する要素を追加して下位概念化することができ、発明特定事項を限定する要素を削除して上位概念化することもできる。
〔(A)上部アタッチメントのスライド構造〕
解決手段(A)-1:本解決手段の遊技機は、本体に装飾ユニットを取り付け可能な遊技機であって、前記装飾ユニットは、前記本体に取り付けられた状態で、所定方向にスライド可能であり、前記装飾ユニットが前記所定方向にスライドした状態においても、遊技に関する情報を示す特定表示を表示可能であり、前記装飾ユニットは、前記所定方向にスライドした状態において、正面視で前記特定表示と重ならないことを特徴とする遊技機である。
本解決手段の遊技機は、以下の構成を備えている。
(1)本体に装飾ユニットを取り付け可能な遊技機である。本体は、一体扉ユニット、内枠アセンブリ、外枠ユニットのうち少なくとも1つを含む。すなわち、装飾ユニットの取り付け箇所は、一体扉ユニットであってもよく、内枠アセンブリであってもよく、外枠ユニットであってもよい。
(2)装飾ユニットは、本体に取り付けられた状態で、所定方向にスライド可能(移動可能)である。所定方向は、左右方向であってもよく、上下方向であってもよく、前後方向であってもよく、回転であってもよい。所定方向にスライド可能な部材は、装飾ユニット自体であってもよく、装飾ユニットに含まれる部材であってもよい。
(3)装飾ユニットが所定方向にスライドした状態においても、遊技に関する情報を示す特定表示を表示可能である。特定表示は、遊技の進行又は遊技の結果を示唆する表示であり、主制御装置又は演出制御装置による制御により表示される。
(4)装飾ユニットは、所定方向にスライドした状態において、正面視で特定表示と重ならない。「特定表示と重ならない」とは、スライドする軌道上で(スライド中に)重ならなくてもよく、スライドしきった状態で(スライド後に)重ならなくてもよい。
本解決手段によれば、装飾ユニットが所定方向にスライドしても、特定表示を視認し続けることができるので、特定表示の視認性を良好に確保することができ、結果として、斬新な遊技機を提供することができる。
解決手段(A)-2:本解決手段の遊技機は、上述したいずれかの解決手段において、前記本体は、前記本体の側方の一方側を回転軸として開放する扉部材を含み、前記装飾ユニットは、前記本体の前方側に突出した突出部を含み、前記突出部が前記一方側から離れる方向にスライドすることを特徴とする遊技機である。
本解決手段では、以下の特徴が追加される。
(1)本体は、本体の側方(左端部側又は右端部側)の一方側(左端部側)を回転軸として開放する扉部材(一体扉ユニット)を含む。
(2)装飾ユニットは、本体の前方側に突出した突出部(スピーカ、可動体)を含み、突出部が一方側から離れる方向(右方向)にスライドする。
本解決手段によれば、突出部が一方側から離れるように装飾ユニットがスライドするため、扉部材を開放する際には扉部材の開放角をより多く確保することができ、ホール従業員の作業性を向上させることができる。
〔(B)可動体のフォトセンサ構造〕
解決手段(B)-1:本解決手段の遊技機は、可動体と、前記可動体の位置検出を実行可能とする光センサと、前記可動体が第1方向における所定位置にあれば前記光センサが発する光を遮蔽し、前記可動体が前記第1方向における前記所定位置になければ前記光センサが発する光を遮蔽しない遮蔽板とを備え、前記遮蔽板は、弾性部材を介して前記可動体に取り付けられており、前記可動体が前記第1方向と直交する第2方向に移動しても、前記弾性部材により配置されている位置を維持可能とすることを特徴とする遊技機である。
本解決手段の遊技機は、以下の構成を備えている。
(1)可動体を備えている。
(2)可動体の位置検出を実行可能とする光センサ(フォトセンサ)を備えている。
(3)可動体が第1方向(上下方向)における所定位置(原点位置)にあれば光センサが発する光を遮蔽し、可動体が第1方向における所定位置になければ光センサが発する光を遮蔽しない遮蔽板を備えている。所定位置は、可動中の可動中位置であってもよく、可動後の可動後位置であってもよい。
(4)遮蔽板は、弾性部材(伸縮可能なスプリング)を介して可動体に取り付けられており、可動体が第1方向と直交する第2方向(前後方向)に移動しても、弾性部材により配置されている位置を維持可能とする。
本解決手段によれば、可動体が第2方向に動いても、遮蔽板は移動しないので、光センサが誤検知をしたり、光センサの破損を防止したりすることができ、結果として、斬新な遊技機を提供することができる。
解決手段(B)-2:本解決手段の遊技機は、上述したいずれかの解決手段において、前記弾性部材は、前記可動体と前記遮蔽板との間に挟み込まれて配置されていることを特徴とする遊技機である。
本解決手段では、弾性部材は、可動体と遮蔽板との間に挟み込まれて配置されている。弾性部材は、縮んでいない状態から所定量だけ縮めた状態で配置することが好ましい。
本解決手段によれば、弾性部材は、可動体と遮蔽板との間に挟み込まれて配置されているため、可動体が遮蔽板の方向に移動しても、可動体が遮蔽板とは逆の方向に移動しても、弾性部材の伸縮によって遮蔽板の位置を動かさないようにすることができる。
本発明によれば、斬新な遊技機を提供することができる。
パチンコ機1の正面図である。 2台のパチンコ機1を示す図である。 右側のパチンコ機1の一体扉ユニット4を開放した状態を示す正面図である。 右側のパチンコ機1の一体扉ユニット4を開放した状態を示す平面図である。 右側のパチンコ機1の上部アタッチメントの可動部材420をスライドさせた状態で一体扉ユニット4を開放した状態を示す正面図である。 右側のパチンコ機1の上部アタッチメントの可動部材420をスライドさせた状態で一体扉ユニット4を開放した状態を示す平面図である。 パチンコ機1の斜視図である。 パチンコ機1から上部アタッチメント400を取り外した状態を示す斜視図である。 通常時(非スライド時)の上部アタッチメント400を示す図である。 可動時(スライド時)の上部アタッチメント400を示す図である。 上部アタッチメント400の分解斜視図である。 上部アタッチメント400の分解斜視図である。 固定部材410を示す斜視図である。 可動部材420の裏面側の部分拡大図である。 スライダー422の動作態様を示す図である。 固定部材410の分解斜視図である。 ロック部材430を拡大して示す図である。 ロック部材430の動作を示す図である。 可動部材420をスライドさせた状態で一体扉ユニット4を開放したパチンコ機1を示す斜視図である。 上部アタッチメント400を裏側から見た斜視図である。 上部アタッチメント400と特定表示との関係を示す図である。 上部アタッチメント400の一部を示す図である(可動体452の非可動時)。 上部アタッチメント400の一部を示す図である(可動体452の可動時)。 可動体452が可動していない状態で非可動体451及び可動体452を裏側から見た斜視図である。 可動体452が可動した状態で非可動体451及び可動体452を裏側から見た斜視図である。 可動体452及びラック部材460を示す図である。 可動体452及びラック部材460を示す図である。 非可動時(通常時)のラック部材460及びベース部材470を示す図である。 可動時のラック部材460及びベース部材470を示す図である。 ラック部材460を示す図である。 ラック部材460の斜視図を示している。 ラック部材460の分解斜視図を示している。 ベース部材470及びセンサベース480を示す図である。 センサベース480を示す図である。 図34のC-C線に沿う断面図である(通常状態)。 図34のC-C線に沿う断面図である(押し込み時)。 図34のC-C線に沿う断面図である(引っ張り時)。 統合表示基板89を示す図である。 パチンコ機1に装備された各種の電子機器類を示すブロック図である。 演出制御装置内の機能構成を示すブロック図である。
〔実施形態〕
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、パチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」と略称する。)1の正面図である。以下、図1を参照しつつパチンコ機1の全体構成について説明する。
ここで、本明細書では、パチンコ機1に相対するようにして着席した遊技者から見て左側を左とし、遊技者から見て右側を右とし、遊技者から見て上側を上とし、遊技者から見て下側を下とし、遊技者から見て手前側を前とし、遊技者から見て奥側を後として説明している。
パチンコ機1は、遊技を実行する遊技機であって、遊技媒体としての遊技球を用いて遊技を行うものである。遊技者は、遊技場運営者から遊技球を借り受けてパチンコ機1にて遊技を行う。なお、パチンコ機1における遊技において、遊技球はその1個1個が遊技価値を有した媒体であり、遊技の成果として遊技者が享受する特典(利益)は、例えば遊技者が獲得した遊技球の数に基づいて遊技価値に換算することができる。
〔全体構成〕
パチンコ機1は、外枠ユニット2、一体扉ユニット4(開閉可能な扉部材)及び内枠アセンブリ7(プラ枠、遊技機枠、枠部材、開閉可能な扉部材)を備えている。一体扉ユニット4は、パチンコ機1の最も前面側に配置されており、一体扉ユニット4の背面側(奥側)には内枠アセンブリ7が配置されており、内枠アセンブリ7の外側を囲むようにして外枠ユニット2が配置されている。
外枠ユニット2は、木材及び金属材を縦長の矩形状に組み合わせた構造体であり、この外枠ユニット2は、遊技場内の島設備(図示されていない)に対してねじ等の締結具を用いて固定される。
一体扉ユニット4には、その下部位置に受皿ユニット6が配置されている。受皿ユニット6は、一体扉ユニット4の前方に設けられ、遊技球を貯留可能なユニットである。一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7は、外枠ユニット2を介して島設備に取り付けられ、これらはそれぞれ図示しないヒンジ機構を介して開閉式に動作する。図示しないヒンジ機構の開閉軸線は、パチンコ機1の左側端部に沿って垂直方向に延びている。
図1中の正面からみて内枠アセンブリ7の右側縁部には、その内側に不図示の統一錠ユニットが設けられている。また、これに対応して一体扉ユニット4及び外枠ユニット2の右側縁部(裏側)にも、それぞれ図示しない施錠具が設けられている。図1に示すように、外枠ユニット2に対して一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7が閉じた状態で、その裏側にある統一錠ユニットは施錠具とともに一体扉ユニット4及び内枠アセンブリ7の開放を不能にしている。
また、内枠アセンブリ7の右側縁部には鍵穴付きのシリンダ錠6aが設けられている。例えば、遊技場の管理者が専用キーを鍵穴に差し込んでシリンダ錠6aを時計回りに捻ると、統一錠ユニットが作動して内枠アセンブリ7とともに一体扉ユニット4の開放が可能な状態となる。これら全体を外枠ユニット2から前面側へ開放する(扉のように動かす)と、前面側にてパチンコ機1の裏側が露出することになる。
一方、シリンダ錠6aを反時計回りに捻ると、内枠アセンブリ7は施錠されたままで(内枠アセンブリ7が外枠ユニット2に固定されたままで)、一体扉ユニット4の施錠だけが解除され、一体扉ユニット4が開放可能となる。一体扉ユニット4を前面側へ開放すると遊技盤ユニットが露出し、この状態で遊技場の管理者が盤面内での球詰まり等の障害を取り除くことができる。なお、一体扉ユニット4を開放すると、受皿ユニット6も一緒に前面側へ移動する。
また、パチンコ機1は、遊技盤ユニット8(遊技盤、遊技用ユニット)を備えており、遊技盤ユニットは、一体扉ユニット4の背後(内側)で内枠アセンブリ7に支持されている。遊技盤ユニットは、一体扉ユニット4を前面側へ開放した状態で内枠アセンブリ7に対して着脱可能である。一体扉ユニット4には、その中央部に縦長形状の窓4aが形成されており、この窓4a内にガラスユニット(参照符号なし)が取り付けられている。ガラスユニットは、窓4aの形状をカバーできる大きさにカットされた2枚の透明板(ガラス板)を組み合わせたものである。ガラスユニットは、一体扉ユニット4の裏側に図示しない取り付け具を介して取り付けられる。また、遊技盤ユニットの前面には遊技領域が形成されており、この遊技領域は窓4aを通じて前面側から遊技者に視認可能である。一体扉ユニット4が閉じられると、ガラスユニットの内面と盤面との間に遊技球が流下できる空間が形成される。
遊技盤ユニット8には、遊技に必要な要素が配置されており、例えば、普通図柄に対応する始動ゲートや、特別図柄に対応する始動入賞口(第1特別図柄に対応する上始動入賞口、可変始動入賞装置に含まれる第2特別図柄に対応する下始動入賞口)、一般入賞口(他穴入賞口)、電動役物(普通電動役物及び特別電動役物(第1大入賞口を有する第1可変入賞装置、第2大入賞口及び確変領域を有する第2可変入賞装置))、図柄表示装置(普通図柄表示装置及び特別図柄表示装置)、統合表示基板、演出表示装置(液晶表示器)等が配置されている。
流下した遊技球が始動ゲートを通過したり始動入賞口に入球したりすることにより、普通図柄抽選や特別図柄抽選が実行され、抽選結果に応じて特別遊技(大当り遊技、小当り遊技、普通図柄当り遊技等)が実行される。そして、特別遊技によって遊技者は多くの出球を獲得することができる。このような遊技の進行に関する内容は主制御装置が制御し、演出に関する内容は演出制御装置が主制御装置からのコマンドに基づいて制御する。
受皿ユニット6は、一体扉ユニット4から前面側へ突出して配置されており、その上面に球皿が形成されている。この球皿には、遊技者に貸し出された遊技球(貸球)や入賞により獲得した遊技球(賞球)を貯留することができる。遊技者が借り受けた遊技球は、賞球とは別に裏側の図示しない払出装置ユニットから受皿ユニット6(球皿)に払い出される。
受皿ユニット6の上面には図示しない貸出操作部が設けられており、この貸出操作部には、球貸ボタン及び返却ボタンが配置されている。図示しないカードユニットに有価媒体(例えば磁気記録媒体、記憶IC内蔵媒体等)を投入した状態で球貸ボタンを遊技者が操作すると、予め決められた度数単位(例えば5度数)に対応する個数(例えば125個)分の遊技球が貸し出される。また、貸出操作部の上面には図示しない度数表示部が配置されており、この度数表示部には、カードユニットに投入されている有価媒体の残存度数が表示される。なお、遊技者は、返却ボタンを操作することで、度数が残存している有価媒体の返却を受けることができる。
また、受皿ユニット6には、図示しない球抜きボタンが設置されている。球皿が満杯になった場合、球抜きボタンを押し込み操作することで、球抜き孔が開放され、これにより遊技球をパチンコ機1の下方に流すことができる。球抜きボタンを押し込み操作すると、球皿に貯留された遊技球は下方に落下し、落下した遊技球は、図示しない球受け箱や遊技球計数装置等に受け止められる。
受皿ユニット6の右下には、ハンドルユニット16が設置されている。遊技者がこのハンドルユニット16を操作すると、図示しない発射制御基板セットが作動し、遊技領域に向けて遊技球を発射することができる(発射装置)。発射された遊技球は、遊技盤ユニットの下縁部から左側縁部に沿って上昇し、図示しない外バンドに案内されて遊技領域内に放り込まれる。遊技領域内には多数の障害釘や風車(いずれも図示されていない)等が配置されており、放り込まれた遊技球は障害釘や風車により誘導・案内されながら遊技領域内を流下する。
パチンコ機1には、上ランプ46、左ランプ48及び右ランプ50が設置されている。これらのランプは、例えば内蔵するLEDの発光(点灯や点滅、輝度階調の変化、色調の変化等)により光演出を実行する。
〔スピーカ〕
パチンコ機1には、上ランプ46の左側に配置された左後スピーカ54aや、上ランプ46の右側に配置された右後スピーカ54b、左後スピーカ54aの下方に配置された左上スピーカ54c、右後スピーカ54bの下方に配置された右上スピーカ54d、受皿ユニット6の左側に配置された左中スピーカ54eや、受皿ユニット6の右側に配置された右中スピーカ54f、一体扉ユニット4の下部に配置された幕板スピーカ54gが組み込まれている。これらのスピーカは、効果音やBGM、音声等(音響全般)を出力して音演出を実行する。
〔上部アタッチメント〕
一体扉ユニット4の上部には、上部アタッチメント400が取り付けられている。上部アタッチメント400は、上ランプ46、左後スピーカ54a、右後スピーカ54b、左上スピーカ54c、右上スピーカ54d、図示しない駆動機構、センサ及びこれらの部品を制御するIC等を含んでいる。上部アタッチメント400は、一体扉ユニット4に取り付け可能(取り外し可能、交換可能)である。上部アタッチメント400は、演出制御装置と通信可能である。
〔下部アタッチメント〕
一体扉ユニット4の下部中央には、下部アタッチメント500が取り付けられている。下部アタッチメント500は、演出切替ボタン510、レバー部材520、図示しない駆動機構及びこれらの部品を制御するIC等を含んでいる。下部アタッチメント500は、一体扉ユニット4に取り付け可能(取り外し可能、交換可能)である。下部アタッチメント500は、演出制御装置と通信可能である。
演出切替ボタン510は、レバー部材520の上端部に配置されており、複数種類の操作入力(1回押下、複数回押下、連打、長押し等)を受付可能である。レバー部材520は、演出切替ボタン510の下方に配置された棒状の部材である。レバー部材520は、遊技者による操作入力(押し込み、引き込み等)を受付可能である。
そして、遊技者が演出切替ボタン510やレバー部材520を操作することにより、入力信号が演出制御装置に入力される。これにより、演出制御装置は、演出内容(例えば液晶表示器に表示される演出の内容)を切り替えたり、図柄の変動中や大当り遊技中に何らかの演出(予告演出、ボタン押下演出、レバー部材押し込み演出等)を発生させたりする。
その他に、受皿ユニット6の上面には、貸出操作部に隣接して方向キー(不図示)が設置されている。方向キーは上下左右の方向を示す4つのキースイッチを十字形状に配列したものであり、各方向別のキースイッチは独立して押し込み操作可能である。遊技者は演出上の様々な場面で方向キーを押し込み操作することで、液晶表示器の画面上に表示されるカーソル等を任意に移動させることができる。
〔裏側の構成〕
パチンコ機1の裏側には、電源制御ユニットや主制御基板ユニット、払出装置ユニット、流路ユニット、発射制御基板セット、払出制御基板ユニット、演出制御基板ユニット等が設置されている。この他にパチンコ機1の裏側には、パチンコ機1の電源系統や制御系統を構成する各種の電子機器類(図示しない制御コンピュータを含む)や外部端子板、電源コード(電源プラグ)、アース線(アース端子)、図示しない接続配線等が設置されている。
主制御基板ユニットには、主制御装置が内蔵されており、主制御装置には、性能表示モニタが接続されている。性能表示モニタは、4つの7セグメントLEDを備えている。4個の7セグメントLEDは左右方向に並べて配置されており、それぞれの7セグメントLEDは、10進数のアラビア数字を表示することができる7つのセグメントと、その右下に位置するドットセグメントとによって構成されている。性能表示モニタは、主制御基板ユニットを覆っている透明ケースを通じて視認可能である。
また、主制御装置には、RAMクリアスイッチ及び設定キー用鍵穴が設けられている。RAMクリアスイッチは、RAMクリア、すなわち主制御装置内に装備されているRAM(RWM)の初期化を行う際に用いられるスイッチであり、本実施形態においては、設定変更用のスイッチとしても兼用される。設定キー用鍵穴は、パチンコ機1の遊技に関する設定を変更又は参照する上で必要とされる設定キーを差し込むための鍵穴である。
RAMクリアスイッチは、主制御基板ユニットを覆っている透明ケースに形成された貫通孔を通じて押下可能に設けられている。なお、RAMクリアスイッチは、透明ケース外に配置されていてもよい。また、設定キー用鍵穴は、キーシリンダが透明ケースを貫通した状態(透明ケースがキーシリンダの周囲を囲んだ状態)で設けられている。したがって、透明ケースが封止されたままの状態で設定キーを差し込み、回転させることが可能である。
払出装置ユニットは、例えば賞球タンク及び賞球ケースを有しており、このうち賞球タンクは内枠アセンブリ7の上縁部(裏側)に設置された状態で、図示しない補給経路から補給された遊技球を蓄えることができる。賞球タンクに蓄えられた遊技球は、上側賞球樋を通じて賞球ケースに導かれる。流路ユニットは、払出装置ユニットから送り出された遊技球を前面側の受皿ユニット6に向けて案内する。払出制御基板ユニットには、払出制御装置が内蔵されており、演出制御基板ユニットには、演出制御装置が内蔵されている。
また、外部端子板は、パチンコ機1を外部の電子機器(例えばデータ表示装置、ホールコンピュータ等)に接続するためのものであり、この外部端子板からは、パチンコ機1の遊技進行状態やメンテナンス状態等を表す各種の外部情報信号(例えば賞球情報、扉開放情報、図柄確定回数情報、大当り情報、始動口情報等)が外部の電子機器に向けて出力されるものとなっている。
電源コードは、例えば遊技場の島設備に設置された電源装置(例えばAC24V)に接続されることで、パチンコ機1の動作に必要な電源(電力)を確保するものである。また、アース線は、同じく島設備に設置されたアース端子に接続されることで、パチンコ機1のアース(接地)を確保するものである。
〔(A)上部アタッチメントのスライド構造の説明〕
図2は、2台のパチンコ機1を示す図である。
遊技場(ホール)の島設備に2台のパチンコ機1を並べて設置する場合、2台のパチンコ機1は、台間サンドと呼ばれる遊技球の貸出機Sを間に挟んで配置される。貸出機Sには、小型の液晶表示器が取り付けられることもある。
図3は、右側のパチンコ機1の一体扉ユニット4を開放した状態を示す正面図である。図4は、右側のパチンコ機1の一体扉ユニット4を開放した状態を示す平面図である。
ホールにおいては、各種メンテナンスや遊技中のトラブル等でパチンコ機1を開放することがある。ここでは、右側のパチンコ機1でトラブルが発生したものとする。この場合、ホール従業員は、右側のパチンコ機1の一体扉ユニット4を開放する。右側のパチンコ機1の一体扉ユニット4を開放すると、隣接している左側のパチンコ機1と干渉するため、大きな開放角が取れず(例えば、開放角θ1=23°となるため)、ホール従業員は、窮屈な中で作業を行う必要がある。
具体的には、図4に示すように、右側のパチンコ機1の一体扉ユニット4を開放すると、右側のパチンコ機1の上部アタッチメント400の左後スピーカ54aの左側面が、左側のパチンコ機1の上部アタッチメント400の右後スピーカ54bの右側面に接触する。
図5は、右側のパチンコ機1の上部アタッチメントの可動部材420をスライドさせた状態で一体扉ユニット4を開放した状態を示す正面図である。図6は、右側のパチンコ機1の上部アタッチメントの可動部材420をスライドさせた状態で一体扉ユニット4を開放した状態を示す平面図である。
本実施形態では、上記問題点に鑑み、上部アタッチメント400の可動部材420を右側にスライドさせてから、右側のパチンコ機1の一体扉ユニット4を開放することができるようになっている。これにより、左側のパチンコ機1との接触点を変化させ、より大きな開放角を取ることができるため(例えば、開放角θ2=49°となるため)、ホール従業員の作業性を向上させることができる。
具体的には、図6に示すように、上部アタッチメント400の可動部材420を右側にスライドさせた状態で一体扉ユニット4を開放すると、右側のパチンコ機1の上部アタッチメント400の左後スピーカ54aの左側面が、左側のパチンコ機1の上部アタッチメント400の右後スピーカ54bの右側面に接触するが、図3及び図4の状態よりも、図5及び図6の状態の方が、接触位置が前方側にずれるので、開放角を大きく確保することができる。
図7は、パチンコ機1の斜視図である。図8は、パチンコ機1から上部アタッチメント400を取り外した状態を示す斜視図である。
図7に示すように、パチンコ機1(一体扉ユニット4)の上部には、上部アタッチメント400が取り付けられている。上部アタッチメント400は、受皿ユニット6と同様に、前方に突出して配置されている。
図8に示すように、パチンコ機1(一体扉ユニット4)からは、上部アタッチメント400を取り外すことができる。上部アタッチメント400は、遊技盤ユニットの交換時に、遊技盤ユニットと合わせて交換することができる。
図9は、通常時(非スライド時)の上部アタッチメント400を示す図である。図10は、可動時(スライド時)の上部アタッチメント400を示す図である。
図9に示すように、通常時においては、上部アタッチメント400の可動部材420は、右方向にスライドしておらず、パチンコ機の正面に位置する。一方、図10に示すように、可動時においては、上部アタッチメント400の可動部材420は、右方向にスライドしており、パチンコ機の正面から右側にずれて配置される。可動部材420の可動量(右方向へのスライド量)は、上部アタッチメント400の大きさや重量等によって適宜変更することができるが、本実施形態では80mm程度としている。
図11及び図12は、上部アタッチメント400の分解斜視図である。
図11及び図12に示すように、上部アタッチメント400は、固定部材410と可動部材420とを備えている。
固定部材410には、シャフト411及びL字フック412が取り付けられており、可動部材420には、フック押えパーツ421及びスライダー422が取り付けられている。
図13は、固定部材410を示す斜視図である。図14は、可動部材420の裏面側の部分拡大図である。
図13に示すように、固定部材410は、シャフト411と、L字フック412とを備えている。
シャフト411は、固定部材410の上部に配置された円柱形状の細長い棒状の部材である。このシャフト411に沿って可動部材420(図12参照)がスライドする。
L字フック412は、固定部材410の表側の側面に配置された突起であり、左右2か所に配置されている。このL字フック412によって可動部材420(図12参照)が左右方向にのみ動くようにし、前後方向に動かないように規制している。
図14に示すように、可動部材420は、フック押えパーツ421を備えている。
フック押えパーツ421は、L字フック412(図13参照)に対応する位置の2か所に配置されている。
可動部材420は、固定部材410のシャフト411(図13参照)及びL字フック412にて位置が保持されている。L字フック412は、可動部材420の裏面のフック押えパーツ421と嵌合されており、可動部材420が前後方向に動かないように、可動部材420の位置を規制している。
図15は、スライダー422の動作態様を示す図である。なお、本図では、固定部材410に対して、可動部材420のスライダー422だけを抜き出したものを合成して図示している。
シャフト411には可動部材420に組付けられた2個のスライダー422が軸通されており、スライダー422は、シャフト411を固定している板金413をメカエンド(終端)として左右に摺動可能となっている。なお、2個のスライダー422は、可動部材420に固定されているため、一定間隔の距離を保ったまま連動して移動する。
図15中(A)に示すように、2個のスライダー422のうち左側のスライダー422が左端位置にある場合、左側のスライダー422が、板金413の左端部に接触して停止する。
図15中(B)に示すように、2個のスライダー422のうち右側のスライダー422が右端位置にある場合、右側のスライダー422が、板金413の右端部に接触して停止する。
図16は、固定部材410の分解斜視図である。図17は、ロック部材430を拡大して示す図である。図18は、ロック部材430の動作を示す図である。
図16に示すように、固定部材410は、ベース部材414と、天井部材415と、シャフトユニット416とを備えている。
ベース部材414は、固定部材410の土台となる板状の部材であり、上述したL字フック412と、ロック部材430とを備えている。
天井部材415は、ベース部材414の上部に配置される長方形形状の薄板の部材である。
シャフトユニット416は、上述したシャフト411と、シャフト411の周囲に配置された板金413とを備えている。
図17に示すように、固定部材410には、可動部材420の固定又は可動を切り替えるロック部材430が組付けられている。また、ロック部材430の右下には、可動部材420が原点位置(非可動位置、通常位置)にあるか否かを確認するためのフォトセンサ417が取り付けられている。
図18中(A)に示すように、ロック部材430は、レバー部431と、移動部材432とを備えており、レバー部431と移動部材432とは、連動して動作するようになっている。
図18中(B)に示すように、レバー部431を図中左方向に動かすと(矢印A参照)、移動部材432は図中上方向に移動する(矢印B参照)。
2つあるスライダー422のうち、一方のスライダー422には、移動部材432の方向に突出した突起部442aが形成されている。
そして、図18中(A)に示すように、移動部材432と突起部442aとが接触する状態ではロックがかけられている状態となる。
一方、図18中(B)に示すように、ロック部材430のレバー部431をホール従業員が操作すると、移動部材432と突起部442aとが接触しない状態となり、スライダー422のロックは解除された状態となる。ロックが解除されると、可動部材420(図10参照)を右側にスライドさせることができるようになる。なお、レバー部431には、バネが取り付けられており、図18中(B)の状態でレバー部431から手を離すと、レバー部431は、自然と図18中(A)の状態に戻るようになっている。
図19は、可動部材420をスライドさせた状態で一体扉ユニット4を開放したパチンコ機1を示す斜視図である。
ロック部材430のレバー部431は、一体扉ユニット4の裏面の開口部4kから後方側に突出しており、一体扉ユニット4を所定角開放した状態でホール従業員が操作することができる。
図20は、上部アタッチメント400を裏側から見た斜視図である。
上部アタッチメント400の裏側の上部位置には、上述したスライダー422が配置されている。左側のスライダー422の下方には、遮蔽板440が配置されている。遮蔽板440の下方には、左右に2個のフック押えパーツ421が配置されている。
固定部材410に組付けられているフォトセンサ417(図17参照)と、可動部材420に形成されている遮蔽板440とを利用することで、可動部材420が原点位置にあるか否かを判別し、パチンコ機1よりその旨を報知することができる。例えば、可動部材420が原点位置にない場合には、演出制御装置が液晶表示器やスピーカ等を利用してエラー報知を行うことができる。
図21は、上部アタッチメント400と特定表示との関係を示す図である。
上部アタッチメント400の可動部材420が右方向にスライドしても、特定表示とは重ならない。特定表示は、上部アタッチメント400の可動部材420が右方向にスライドしている状態であっても表示可能である。
特定表示は、液晶表示器42に表示される演出図柄A、液晶表示器42に表示される保留表示B(保留アイコン、数字保留)、液晶表示器42に表示されるミニ演出図柄C(数字図柄、第4図柄)、主制御装置に点灯制御される統合表示基板のLEDによる表示D(普通図柄表示装置、普通図柄作動記憶ランプ、第1特別図柄表示装置、第2特別図柄表示装置、第1特別図柄作動記憶ランプ、第2特別図柄作動記憶ランプ及び遊技状態表示装置等による表示)、演出制御装置に点灯制御される表示器のLEDの表示E(右打ちランプ、第4図柄ランプ等による表示)のうち、少なくとも1つを含む。
〔(A)上部アタッチメントのスライド構造のまとめ〕
上部アタッチメントのスライド構造においては、以下の構成を備えている。
(1)一体扉ユニット4(本体)に上部アタッチメント400(装飾ユニット)を取り付け可能な遊技機である。
(2)上部アタッチメント400の可動部材420は、上部アタッチメント400が一体扉ユニット4に取り付けられた状態で、右方向(所定方向)にスライド可能である。
(3)上部アタッチメント400の可動部材420が右方向にスライドした状態においても、遊技に関する情報を示す特定表示(図21のA~E)を表示可能である。
(4)上部アタッチメント400の可動部材420は、右方向にスライドした状態において、正面視で特定表示(図21のA~E)と重ならない。
上部アタッチメントのスライド構造においては、以下の構成を追加することができる。
(1)一体扉ユニット4は、本体の側方の一方側(左端部側)を回転軸として開放する。
(2)上部アタッチメント400は、一体扉ユニット4の前方側に突出した左後スピーカ54a(突出部)を含み、左後スピーカ54aが一方側から離れる右方向にスライドする。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)本実施形態によれば、上部アタッチメント400の可動部材420が右方向にスライドしても、特定表示A~Eを視認し続けることができるので、特定表示A~Eの視認性を良好に確保することができ、結果として、斬新な遊技機を提供することができる。
(2)本実施形態によれば、左後スピーカ54aが一体扉ユニット4の回転軸から離れるように上部アタッチメント400の可動部材420がスライドするため、一体扉ユニット4を開放する際には一体扉ユニット4の開放角をより多く確保することができ、ホール従業員の作業性を向上させることができる。
(3)〔例示的な課題〕ホールにおいては、各種メンテナンスや遊技中のトラブル等でホール従業員がパチンコ機1の扉(一体扉ユニット4)を開くことがある。上部アタッチメント400は形状が大きくなっており、パチンコ機1の扉を開くと左側のパチンコ機1にぶつかり破損する恐れがある。このため、大きな開放角が取れず、ホール従業員は窮屈な中で作業を行う必要がある。
〔例示的な具体的構成〕そこで、本実施形態では、ホール従業員がパチンコ機1の扉(一体扉ユニット4)を少し開けた状態で裏のレバー部431を引くことによりロックを解除して、上部アタッチメント400の可動部材420を右側にスライドさせることができる構成を採用している。
〔例示的な効果〕扉開放の際に、左側のパチンコ機1との接触点を変化させ、より大きな開放角(θ2)を取ることができるため、ホール従業員の作業性を向上させることができる。
〔(B)可動体のフォトセンサ構造の説明〕
図22は、上部アタッチメント400の一部を示す図である(可動体452の非可動時)。図23は、上部アタッチメント400の一部を示す図である(可動体452の可動時)。
図22に示すように、上部アタッチメント400は、非可動体451と可動体452とを備えている。図23に示すように、非可動体451は可動しないが、可動体452は上下に可動する。非可動体451と可動体452とによって絵柄や文字情報を形成することができ、可動体452が下方に移動することで、絵柄や文字情報が切断されたような印象を遊技者に与えることができる。
図24は、可動体452が可動していない状態で非可動体451及び可動体452を裏側から見た斜視図である。図25は、可動体452が可動した状態で非可動体451及び可動体452を裏側から見た斜視図である。
図24に示すように、可動体452には、ラック部材460が取り付けられている。ラック部材460が動作すると、図25に示すように、可動体452が下方に可動する。
図26及び図27は、可動体452及びラック部材460を示す図である。
図26及び図27に示すように、可動体452はラック部材460にビス等の固定部材で固定されている。図26に示すように、ラック部材460は、正面から見ると(パチンコ機1では裏面から見ると)、可動体452の外縁からはみ出して配置されている。図27に示すように、ラック部材460は、横から見ると、可動体452の後方に積層されるようにして配置されている。
図28は、非可動時(通常時)のラック部材460及びベース部材470を示す図である。図29は、可動時のラック部材460及びベース部材470を示す図である。
ラック部材460には、ベース部材470に組付けられた2本のシャフト471が貫通しており、ラック部材460は、シャフト471に沿った方向に摺動可能である。
ベース部材470は、モータ472と、モータギア473と、駆動ギア474とを備えており、モータ472の駆動に合わせてモータギア473及び駆動ギア474が回転する。そして、モータギア473及び駆動ギア474が回転することで、駆動ギア474と噛み合っているラック部材460のラックギア461が上下に移動し、これにより、ラック部材460が上下に可動する。
図30は、ラック部材460を示す図である。図30中(A)はラック部材460の正面図を示しており、図30中(B)はB-B線に沿う断面図を示している。図31は、ラック部材460の斜視図を示している。図32は、ラック部材460の分解斜視図を示している。
図30中(A)に示すように、ラック部材460は、正面視H形状の部材である。ラック部材460の右側面には、上端から下端にかけてラックギア461が配置されている。このラックギア461は、駆動ギア474(図28参照)と噛み合う。
図30中(B)に示すように、ラック部材460には、上下方向に延びた2つの貫通孔462が形成されており、この貫通孔462には、2本のシャフト471(図28参照)が挿入される。
図31に示すように、ラック部材460には、遮蔽板463が取り付けられている。遮蔽板463は、ラックギア461の左側であって、右側の貫通孔462と正面視で重なる位置付近に配置されている。ラック部材460が上下に移動することで、遮蔽板463も上下に移動する。
具体的には、図32に示すように、遮蔽板463の裏面のボス464の外周にスプリング465を組付け、ラック部材460の裏面側(ラックギア461の裏面側)よりビス466で抜け止め固定している。この状態では、スプリング465の弾性により、遮蔽板463とラックギア461との間隔(=スプリングの寸法)は、最大値(自然長)となる6.5mmとなっている(図30中(B)のT0参照)。なお、ボス464は、貫通孔467の内部に配置されるが、スプリング465は、貫通孔467の内部には配置されず、貫通孔467の周囲の外壁に接触した状態となる。
図33は、ベース部材470及びセンサベース480を示す図である。
センサベース480は、ベース部材470を正面側から覆う部材である。ベース部材470にセンサベース480を取り付けてビス等の固定部材により固定することにより、ベース部材470とセンサベース480とがケーシングされる(結合される)。
図34は、センサベース480を示す図である。
センサベース480は、板状の部材であり、上部右側にフォトセンサ481が配置されている。可動体452が原点位置にある場合(図22、図24等の場合)、フォトセンサ481の内部には、遮蔽板463が位置する。一方、可動体452が原点位置にない場合(図23、図25等の場合)、フォトセンサ481の内部には、遮蔽板463が位置しない。センサベース480がベース部材460(図32)に取り付けられることにより、スプリング465(図32参照)が所定量押し込まれるようになっている。
図35は、図34のC-C線に沿う断面図である(通常状態)。なお、以下の断面図では、センサベース480以外の部品も図示している。
シャフト471(図28参照)により位置規制されているラック部材460は、裏面からセンサベース480が組付けられる。これにより、遮蔽板463は、スプリング465が1mm縮んだ状態の位置に配置されることになる(通常状態)。通常状態でのスプリング465の長さT1は、自然長T0の6.5mmよりも1mm縮んだ5.5mmとなる。
図36は、図34のC-C線に沿う断面図である(押し込み時)。
遊技者が前方から(図中矢印A方向から)可動体452(図22参照)を押し込んだ場合、各部の樹脂のたわみやクリアランスを吸収することにより歪んだ結果、ラック部材460とセンサベース480とが丸印Bの部分で接触するが、スプリング465が縮むことで、押し込みを吸収し、遮蔽板463とフォトセンサ481との間隔(丸印C部分)は変わらない。スプリング465の長さT2は、通常状態の5.5mmよりも0.5mm縮んだ5.0mmとなる。なお、これ以上は、ラック部材460の一部(センサベース当接部)とセンサベース480の一部(ラック当接部)とが接触することから物理的に可動体452(図22参照)を押し込めない構造となっている。センサベース480におけるラック部材460と接触する部分をラック当接部とし、ラック部材460とセンサベース480におけるラック当接部とが接触することで、遮蔽板463とフォトセンサ481との間隔は変わらないようになっている。センサベース480におけるラック当接部は、ラック部材460におけるセンサベース当接部よりも当接する範囲が広くなっている。
図37は、図34のC-C線に沿う断面図である(引っ張り時)。
図36とは逆に、遊技者が手前側(図中矢印D方向)に可動体452(図22参照)を引っ張った場合、各部のクリアランスや樹脂のたわみにより、ラック部材460とセンサベース480との隙間(図中丸印E部分)は開くが、スプリング465が伸びることで、やはり遮蔽板463とフォトセンサ481との間隔(図中丸印F部分)は変わらない。スプリング465の長さT3は、通常状態の5.5mmよりも1.0mm伸びた6.5mmとなる。なお、これ以上は、ラック部材460の一部がその他の構造物に接触することから物理的に可動体452(図22参照)を引っ張れない構造となっている。
〔(B)可動体のフォトセンサ構造のまとめ〕
可動体のフォトセンサ構造においては、以下の構成を備えている。
(1)可動体452を備えている。
(2)可動体452の位置検出を実行可能とするフォトセンサ481(光センサ)を備えている。
(3)可動体452が上下方向(第1方向)における原点位置(所定位置)にあればフォトセンサ481が発する光を遮蔽し、可動体452が上下方向における原点位置になければフォトセンサ481が発する光を遮蔽しない遮蔽板463を備えている。
(4)遮蔽板463は、伸縮可能なスプリング465(弾性部材)を介して可動体452に取り付けられており、可動体452が前後方向(第2方向)に移動しても、スプリング465により(スプリング465の伸縮を利用して)配置されている位置を維持可能とする。遮蔽板463は、可動体452が上下方向(第1方向)におけるいずれの位置に配置されていても、可動体452の前後方向(第2方向)に対する移動を抑制可能としている。
可動体のフォトセンサ構造においては、スプリング465は、可動体452と遮蔽板463との間に挟み込まれて配置されていることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)本実施形態によれば、可動体452が前後方向に動いても、遮蔽板463は移動しないので、フォトセンサ481が誤検知をしたり、フォトセンサ481の破損を防止したりすることができ、結果として、斬新な遊技機を提供することができる。
(2)本実施形態によれば、スプリング465は、可動体452と遮蔽板463との間に挟み込まれて配置されているため、可動体452が遮蔽板463の方向に移動しても、可動体452が遮蔽板463とは逆の方向に移動しても、スプリング465の伸縮によって遮蔽板463の位置を動かさないようにすることができる。
(3)〔例示的な課題〕本実施形態のパチンコ機1の上部には遊技者が触れられる可動体452を搭載しており、可動体452は、モータ駆動により上下に可動することができる。この可動機構の原点位置にはフォトセンサ481が配置されており、可動体452の異常を監視しているが、当該可動体452は遊技者が触れられる位置にあるため、イタズラ等で可動体452を遊技者側に引っ張ったり、逆に押したりするとフォトセンサ481と遮蔽板463が接触して破損してしまったり、逆にフォトセンサ481と遮蔽板463とが離れてしまうことにより検出できないといった不具合が発生する可能性がある。
〔例示的な具体的構成〕そこで、本実施形態では、位置検出を行うフォトセンサ481の遮蔽板463を別パーツとしてスプリング465を組付けるとともに前後のパーツで挟み込む構造(スプリング465を可動体452と遮蔽板463との間に挟み込む構成)としており、遊技者が前後に可動体452を揺らしてもフォトセンサ481と遮蔽板463との位置関係は不変となる。
〔例示的な効果〕本実施形態ではこのような構造を採用しているため、遊技者がイタズラ等で可動体452を遊技者側に引っ張ったり、逆に押したりしてもフォトセンサ481と遮蔽板463との位置関係は不変なため、誤検知をしたり、フォトセンサ481の破損を防止することができる。
なお、本実施形態では、上部アタッチメント400の可動体452にこのような構造を適用する例で説明しているが、このような構造は、その他の可動体に対しても適用可能である。例えば、このような構造は、遊技皿(受皿ユニット)等に搭載される入力装置(プッシュボタンやレバー部材等)のフォトセンサ及び遮蔽板に関しても適用可能である。また、このような構造は、遊技者が間接的に影響を与えることができるような遊技盤に設けられた可動体(例えば、プッシュボタンやレバー部材の操作を契機として可動する可動体)に対しても適用可能である。
図38は、統合表示基板89を示す図である。
統合表示基板89は、遊技盤ユニット8の所定位置(遊技者が視認可能な位置)に配置されている。統合表示基板89は、主制御装置により点灯制御される。統合表示基板89には、普通図柄表示装置33及び普通図柄作動記憶ランプ33aが設けられている他、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35及び遊技状態表示装置38が設けられている。
このうち普通図柄表示装置33は、例えば2つのランプ(LED)を交互に点灯させて普通図柄を変動表示し、そしてランプの点灯又は消灯により普通図柄を停止表示する。普通図柄作動記憶ランプ33aは、例えば2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせによって0~4個の記憶数を表示する。例えば、2つのランプをともに消灯させた表示態様では記憶数0個を表示し、1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数1個を表示し、同じ1つのランプを点滅させた表示態様では記憶数2個を表示し、1つのランプの点滅に加えてもう1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数3個を表示し、そして2つのランプをともに点滅させた表示態様では記憶数4個を表示する、といった具合である。なお、ここでは2つのランプ(LED)を使用することとしているが、4つのランプ(LED)を使用して普通図柄作動記憶ランプ33aを構成してもよい。この場合、点灯するランプの個数で作動記憶数を表示することができる。
普通図柄作動記憶ランプ33aは、始動ゲートを遊技球が通過すると、その都度、作動抽選の契機となる通過が発生したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化していき(最大4個まで)、その通過を契機として普通図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化していく。なお、本実施形態では、普通図柄作動記憶ランプ33aが未点灯(記憶数が0個)の場合、普通図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で始動ゲートを遊技球が通過しても表示態様は変化しない。すなわち、普通図柄作動記憶ランプ33aの表示態様によって表される記憶数(最大4個)は、その時点で未だ普通図柄の変動が開始されていない通過の回数を表している。
また、第1特別図柄表示装置34及び第2特別図柄表示装置35は、例えばそれぞれ7セグメントLED(ドット付き)により、対応する第1特別図柄又は第2特別図柄の変動状態と停止状態とを表示することができる(図柄表示手段)。なお、第1特別図柄表示装置34や第2特別図柄表示装置35は、複数のドットLEDを幾何学的(例えば円形状)に配列した形態であってもよい。
また、第1特別図柄作動記憶ランプ34a及び第2特別図柄作動記憶ランプ35aは、例えばそれぞれ2つのランプ(LED)の消灯又は点灯、点滅の組み合わせで構成される表示態様により、それぞれ0~4個の記憶数を表示する(記憶数表示手段)。例えば、2つのランプをともに消灯させた表示態様では記憶数0個を表示し、1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数1個を表示し、同じ1つのランプを点滅させた表示態様では記憶数2個を表示し、1つのランプの点滅に加えてもう1つのランプを点灯させた表示態様では記憶数3個を表示し、そして、2つのランプをともに点滅させた表示態様では記憶数4個を表示する、といった具合である。
第1特別図柄作動記憶ランプ34aは、第1特別図柄に対応する始動入賞口に遊技球が入球するごとに、第1特別図柄に対応する始動入賞口に遊技球が入球したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化していき(最大4個まで)、その入球を契機として特別図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化していく。また、第2特別図柄作動記憶ランプ35aは、第2特別図柄に対応する始動入賞口に遊技球が入球するごとに、第2特別図柄に対応する始動入賞口に遊技球が入球したことを記憶する意味で1個ずつ増加後の表示態様へと変化し(最大4個まで)、その入球を契機として特別図柄の変動が開始されるごとに1個ずつ減少後の表示態様へと変化する。なお、本実施形態では、第1特別図柄作動記憶ランプ34aが未点灯(記憶数が0個)の場合、第1特別図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で第1特別図柄に対応する始動入賞口に遊技球が入球しても表示態様は変化しない。また、第2特別図柄作動記憶ランプ35aが未点灯(記憶数が0個)の場合、第2特別図柄が既に変動開始可能な状態(停止表示時)で第2特別図柄に対応する始動入賞口に遊技球が入球しても表示態様は変化しない。すなわち、各特別図柄作動記憶ランプ34a,35aの表示態様により表される記憶数(最大4個)は、その時点で未だ第1特別図柄又は第2特別図柄の変動が開始されていない入球の回数を表している。
また、遊技状態表示装置38には、例えば大当り種別表示ランプ38a,38b,38c、確率変動状態表示ランプ38d、時短状態表示ランプ38e、発射位置指定ランプ38fにそれぞれ対応するLEDが含まれている。なお、本実施形態では、上述した普通図柄表示装置33や普通図柄作動記憶ランプ33a、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38が1枚の統合表示基板89(第2の表示手段)に実装された状態で遊技盤ユニット8に取り付けられている。
統合表示基板89に実装されたこれらのLEDランプは、その点灯又は消灯の切り替えを制御する目的で、異なる4つの制御領域(以下、「コモン」と称する)に区分けされている。見方を変えると、統合表示基板89には4つのコモンが存在し、個々のランプはいずれか1つのコモンに属している。本実施形態においてはダイナミック点灯方式が採用されており、ランプの駆動は割込周期(例えば4ms)の間隔をおいてコモン単位で順に行われる。したがって、統合表示基板89に実装された全てのランプが同時に駆動されることはない。
〔制御上の構成〕
次に、パチンコ機1の制御に関する構成について説明する。図39は、パチンコ機1に装備された各種の電子機器類を示すブロック図である。パチンコ機1は、制御動作の中枢となる主制御装置70(主制御用コンピュータ)を備えており、この主制御装置70は主に、パチンコ機1における遊技の進行を制御する機能を有している。なお、主制御装置70は、主制御基板ユニット170に内蔵されている。
また、主制御装置70には、中央演算処理装置である主制御CPU72を実装した回路基板(主制御基板)が装備されており、主制御CPU72は、図示しないCPUコアやレジスタとともにROM74、RAM(RWM)76等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。また、主制御装置70には、乱数回路75や割込コントローラ(割込CTR)192、パラレルI/Oポート79、タイマ回路(PTC)194、シリアル通信回路(SCU)196が装備されている。このうち乱数回路75は、特別図柄抽選の大当り判定用や普通図柄抽選の当り判定用にハードウェア乱数(例えば10進数表記で0~65535)を発生させるものであり、ここで発生された乱数は主制御CPU72に入力される。また、割込コントローラ192は、パラレルI/Oポート79、タイマ回路194、シリアル通信回路196から各割込要求(XINT割込、PTC割込、SCU割込)を受け付け、これらの割込要求を優先順位に基づき制御する。その他にも主制御装置70には、図示しないクロック発生回路、様々な状態を監視し必要に応じてリセットを発生させるリセットコントローラ等の周辺ICが装備されており、これらは主制御CPU72とともに回路基板上に実装されている。なお、回路基板上(又は内層部分)には、信号伝送経路や電源供給経路、制御用バス等が配線パターンとして形成されている。なお、主制御装置70のI/Oポートはシリアル形式としてもよい。
さらに、主制御装置70には、設定変更装置300、設定キースイッチ302、RAMクリアスイッチ304が設けられている。主制御装置70(主制御CPU72)は、設定変更装置300を動作させることにより設定を変更する。設定変更装置300は、設定(少なくとも特別図柄抽選の当選確率に関する複数段階の設定値)を切り替える装置であり(設定変更手段)、RAMクリアスイッチ304等の操作により作動する。また、設定とは、作動確率の組み合わせをいう。さらに、作動確率とは、条件装置が作動することとなる(大当り遊技が実行されることとなる)特別図柄の組み合わせが表示される確率をいう。設定キースイッチ302は、設定を切り替える上で必須となる設定キーの回転に伴い、その回転状態を示す信号(ON/OFF)を入力する入力装置である。設定の変更の手順は、様々な手法を採用することができるが、例えば、以下の手順で行うことができる。
(1)まず、パチンコ機1の電源をOFFにする。
(2)次いで、専用キー(ドアキー)でパチンコ機1の扉を開ける。具体的には、専用キーをシリンダ錠6aの鍵穴に差し込んで右方向に回転し、内枠アセンブリ7とともに一体扉ユニット4を開放する。
(3)パチンコ機1の裏側には、設定キーを挿入するための設定キー用鍵穴と、RAMクリアスイッチ304とが設けられているため、設定キー用鍵穴に設定キーを挿入し、設定キーを右方向に回転する。
(4)そして、パチンコ機1の電源をONにする。
(5)これにより、設定キーが変更位置に回転されたことを示す信号(ON)が設定キースイッチ302により入力され、この入力信号に基づいて設定の変更が可能な状態となる。このとき、図示しないロック機構により安全ロックが掛けられる。したがって、設定キーは、元の位置に戻されない限りは抜き取ることが不可能となる。
ここで、設定キーを右方向に回転した状態で、RAMクリアスイッチ304をONにしながら、電源をONにすると、設定の変更が可能な状態となる。一方、設定キーを右方向に回転した状態で、RAMクリアスイッチ304をONにせずに、電源をONにすると、設定の参照が可能な状態となる。
(6)設定の変更が可能な状態において、RAMクリアスイッチ304を任意の回数だけ押下することにより、予め設けられた複数段階のうちいずれかの段階に設定を変更することができる。
設定値は、例えば、専用の7セグメントLED、遊技状態表示装置38(特別図柄表示装置等)、性能表示モニタ200に表示することができる。
(7)スロット機の場合、目的の設定に達したら、レバーON処理が必要になるが、パチンコ機1にはレバーが存在しないため、レバーON処理の代わりの代替処理(例えば、設定キーを左方向に回転する処理、不図示の設定変更確定ボタンをONにする処理等)を実行したり、レバーON処理を省略したりしてもよい。本実施形態では、目的の設定に達したら、設定キーを反時計回りに回転させて元の位置に戻す。この操作により、設定キーが元の位置に戻されたことを示す信号(OFF)が設定キースイッチ302により入力され、この入力信号に基づいて設定の変更が確定する。
(8)そして、設定の変更が確定すると、設定キー用鍵穴から設定キーを抜き取ることができる状態となる。また、設定の変更が確定したことに伴い、専用の7セグメントLED、遊技状態表示装置38、性能表示モニタ200に設定値を表示している場合には、その表示が消える。
(9)最後に、パチンコ機1の扉を閉める。これにより、設定の変更が完了する。設定の変更が完了すると、通常の遊技が開始される。
設定が変更された場合、主制御CPU72は、変更後の設定値をRAM76の設定値バッファに記憶する。設定値バッファは、バックアップの対象となるメモリ領域とすることができる。
〔設定変更状態〕
「設定キーON」、「内枠開放状態」、かつ、「RAMクリアスイッチ押下状態」で電源が投入されると、RAMクリア後、設定変更中の状態(設定変更状態、設定変更モード)に移行する。
設定変更中の状態では、メイン表示器(統合表示基板89に含まれる各種ランプ)への表示はなされず、遊技球の発射や遊技球の賞球等は一切できない状態となる。また、性能表示モニタ200において、左側2つの7セグメントLED(識別セグ)に「rn.」が表示されるとともに、右側2つの7セグメントLED(比率セグ)に「-1」のように設定値が表示される。また、RAMクリアスイッチ304が押下されると、設定値が1~6の範囲で変化する。そして、「設定キーOFF」となると、設定が確定され、比率セグの表示は「空欄(非表示)1」のように「-」のセグが消灯する(非表示となる)。
この状態で、「内枠閉鎖状態」となった場合(実際には閉鎖状態が100ms継続した場合)には、設定変更中の状態が終了し、一旦、電源断前の状態に移行してから、遊技可能状態に移行する。
なお、本実施形態では、RAMクリアスイッチ304が設定変更スイッチを兼ねる構成としているが、RAMクリアスイッチ304を兼用せずに設定変更スイッチを別途設ける構成としてもよい。
〔設定確認状態〕
一方、「設定キーON」、「内枠開放状態」、かつ、「RAMクリアスイッチ押下でない状態」で電源が投入されると、設定確認中の状態(設定確認状態、設定確認モード)に移行する。
設定変更中の状態と同様に、設定確認中の状態では、メイン表示器への表示はなされず、遊技球の発射や遊技球の賞球等は一切できない状態となる。また、性能表示モニタにおいて、左側2つの7セグメントLED(識別セグ)に「rn.」が表示されるとともに、右側2つの7セグメントLED(比率セグ)に「空欄(非表示)1」のように設定値が表示される。なお、設定確認中の状態では、RAMクリアスイッチ304が押下されても設定値は変化しない。
この状態で、「設定キーOFF」、かつ、「内枠閉鎖状態」となった場合(実際には閉鎖状態が100ms継続した場合)には、設定確認中の状態が終了し、一旦、電源断前の状態に移行してから、遊技可能状態に移行する。
なお、本実施形態では、遊技可能状態で設定確認を行うことはできないが、遊技可能状態で設定確認を実行可能にしてもよい。
始動ゲートには、遊技球の通過を検出するためのゲートスイッチ78が一体的に設けられている。また、遊技盤ユニット8には、上始動入賞口、可変始動入賞装置(下始動入賞口)、第1可変入賞装置(第1大入賞口)及び第2可変入賞装置(第2大入賞口)にそれぞれ対応して上始動入賞口スイッチ80、下始動入賞口スイッチ82、第1カウントスイッチ84及び第2カウントスイッチ85が装備されている。各始動入賞口スイッチ80,82は、上始動入賞口、可変始動入賞装置(下始動入賞口)への遊技球の入球を検出するためのものである。また、第1カウントスイッチ84は、第1可変入賞装置(第1大入賞口)への遊技球の入球を検出し、その数をカウントするためのものである。さらに、第2カウントスイッチ85は、第2可変入賞装置(第2大入賞口)への遊技球の入球を検出し、その数をカウントするためのものである。さらに、確変領域スイッチ95は、第2可変入賞装置の内部に配置された確変領域を遊技球が通過したことを検出するためのスイッチである(検出手段)。
同様に遊技盤ユニット8には、所定の普通入賞口への遊技球の入球を検出する第1入賞口スイッチ86と、特定の普通入賞口への遊技球の入球を検出する第2入賞口スイッチ81とが装備されている。
いずれにしても、これらスイッチ類の入賞検出信号は、図示しない入出力ドライバを介して主制御CPU72に入力される。なお、遊技盤ユニット8の構成上、本実施形態ではゲートスイッチ78、第1カウントスイッチ84、第2カウントスイッチ85、第1入賞口スイッチ86、第2入賞口スイッチ81、確変領域スイッチ95からの入賞検出信号は、パネル中継端子板87を経由して送信され、パネル中継端子板87には、それぞれの入賞検出信号を中継するための配線パターンや接続端子等が設けられている。
上述した普通図柄表示装置33や普通図柄作動記憶ランプ33a、第1特別図柄表示装置34、第2特別図柄表示装置35、第1特別図柄作動記憶ランプ34a、第2特別図柄作動記憶ランプ35a及び遊技状態表示装置38は、主制御CPU72からの制御信号に基づいて表示動作を制御されている。主制御CPU72は、遊技の進行状況に応じてこれら表示装置33,34,35,38及びランプ33a,34a,35aに対する制御信号を出力し、各LEDの点灯状態を制御している。また、これら表示装置33,34,35,38及びランプ33a,34a,35aは、上述したように1枚の統合表示基板89に実装された状態で遊技盤ユニット8に設置されており、この統合表示基板89にはパネル中継端子板87を中継して主制御CPU72から制御信号が送信される。
また、主制御装置70には、パネル中継端子板87を介して、性能表示モニタ200が接続されている。性能表示モニタ200は、遊技球が各入賞口(始動入賞口、普通入賞口)に入球することによって払い出される賞球数を、遊技領域に発射した遊技球の数を示すアウト数(アウトスイッチ99で検出された遊技球の数)で除算して算出されるベースを表示するためのモニタである。ベースは、遊技を進行させる制御に用いられる使用領域とは別の領域(使用外領域)を用いて予め設定された区間ごとに算出され、現在の区間のベースと、前回の区間のベースとが、予め設定された間隔ごとに切り替わって表示される。性能表示モニタ200は、主制御CPU72からの制御信号に基づいてその表示動作が制御される。主制御CPU72は、ベースの算出状況に応じて性能表示モニタ200に対する制御信号を出力し、各7セグメントの点灯状態を制御する。
なお、性能表示モニタ200は、パネル中継端子板87を介して主制御装置70に接続する例で説明しているが、パネル中継端子板87を介さずに主制御装置70に接続してもよく、主制御装置70の内部の構成として性能表示モニタ200を配置してもよい。
また、遊技盤ユニット8には、可変始動入賞装置、第1可変入賞装置、第2可変入賞装置及び確変領域の上流にそれぞれ対応して普通電動役物ソレノイド88、第1大入賞口ソレノイド90、第2大入賞口ソレノイド97及び確変領域用ソレノイド99が設けられている。これらソレノイド88,90,97,99は主制御CPU72からの制御信号に基づいて動作(励磁)し、それぞれ可変始動入賞装置、第1可変入賞装置及び第2可変入賞装置を開閉動作(作動)させたり、確変領域を開閉する確変領域用羽根部材を可動させたりする。なお、これらソレノイド88,90,97,99についてもパネル中継端子板87を中継して主制御CPU72から制御信号が送信される。
その他に一体扉ユニット4にはガラス枠開放スイッチ91が設置されており、また、内枠アセンブリ7にはプラ枠開放スイッチ93が設置されている。一体扉ユニット4が単独で開放されると、ガラス枠開放スイッチ91からの接点信号が主制御装置70(主制御CPU72)に入力され、また、外枠ユニット2から内枠アセンブリ7が開放されると、プラ枠開放スイッチ93からの接点信号が主制御装置70(主制御CPU72)に入力される。主制御CPU72は、これら接点信号から一体扉ユニット4や内枠アセンブリ7の開放状態を検出することができる。なお、主制御CPU72は、一体扉ユニット4や内枠アセンブリ7の開放状態を検出すると、外部情報信号として扉開放情報信号を生成する。
パチンコ機1の裏側には、払出制御装置92が装備されている。この払出制御装置92(払出制御コンピュータ)は、上述した払出装置ユニット172の動作を制御する。払出制御装置92には、払出制御CPU94を実装した回路基板(払出制御基板)が装備されており、この払出制御CPU94もまた、図示しないCPUコアとともにROM96、RAM98等の半導体メモリを集積したLSIとして構成されている。払出制御装置92(払出制御CPU94)は、主制御CPU72からの賞球指示コマンドに基づいて払出装置ユニット172の動作を制御し、要求された個数の遊技球の払出動作を実行させる。なお、主制御CPU72は賞球指示コマンドとともに、外部情報信号として賞球情報信号を生成する。
払出装置ユニット172の図示しない賞球ケース内には、払出モータ102(例えばステッピングモータ)とともに払出装置基板100が設置されており、この払出装置基板100には払出モータ102の駆動回路が設けられている。払出装置基板100は、払出制御装置92(払出制御CPU94)からの払出数指示信号に基づいて払出モータ102の回転角度を具体的に制御し、指示された数の遊技球を賞球ケースから払い出させる。払い出された遊技球は、流路ユニット173内の払出流路を通って受皿ユニット6に送られる。
また、例えば賞球ケースの上流位置には払出路球切れスイッチ104が設置されている他、払出モータ102の下流位置には払出計数スイッチ106が設置されている。払出モータ102の駆動により実際に賞球が払い出されると、その都度、払出計数スイッチ106からの計数信号が払出装置基板100に入力される。また、賞球ケースの上流位置で球切れが発生すると、払出路球切れスイッチ104からの接点信号が払出装置基板100に入力される。払出装置基板100は、入力された計数信号や接点信号を払出制御装置92(払出制御CPU94)に送信する。払出制御CPU94は、払出装置基板100から受信した信号に基づき、実際の払出数や球切れ状態を検知することができる。
また、パチンコ機1には、満タンスイッチ161が設置されている。実際に払い出された賞球(遊技球)によって球皿等が満杯になると、それによって満タンスイッチ161がONになり、満タン検出信号が払出制御装置92(払出制御CPU94)に入力される。これを受けて払出制御CPU94は、主制御CPU72から賞球指示コマンドを受信してもそれ以上の賞球動作を一旦保留とし、未払出の賞球残数をRAM98に記憶させておく。なお、RAM98の記憶は電源断時にもバックアップが可能であり、遊技中に停電(瞬間的な停電を含む)が発生しても、未払出の賞球残数情報が消失してしまうことはない。
また、パチンコ機1の裏側には、発射制御基板108とともに発射ソレノイド110が設置されている(球発射手段)。また、受皿ユニット6内には球送りソレノイド111が設けられている。これら発射制御基板108、発射ソレノイド110及び球送りソレノイド111は上述した発射制御基板セット174を構成しており、このうち発射制御基板108には発射ソレノイド110及び球送りソレノイド111の駆動回路が設けられている。このうち球送りソレノイド111は、受皿ユニット6内に蓄えられた遊技球を1個ずつ、発射機ケース内で所定の発射位置に送り出す動作を行う。また、発射ソレノイド110は、発射位置に送り出された遊技球を打撃し、遊技領域に向けて遊技球を1個ずつ連続的(間欠的)に打ち出す動作を行う。なお、遊技球の発射間隔は、例えば0.6秒程度の間隔(1分間で100個以内)である。
一方、パチンコ機1の表側に位置するハンドルユニット16には、発射レバーボリューム112、タッチセンサ114及び発射停止スイッチ116が設けられている。このうち発射レバーボリューム112は、遊技者による発射ハンドルの操作量(いわゆるストローク)に比例したアナログ信号を生成する。また、タッチセンサ114は、静電容量の変化から遊技者の身体がハンドルユニット16(発射ハンドル)に触れていることを検出し、その検出信号を出力する。そして、発射停止スイッチ116は、遊技者の操作に応じて発射停止信号(接点信号)を生成する。
受皿ユニット6には発射中継端子板118が設置されており、発射レバーボリューム112やタッチセンサ114、発射停止スイッチ116からの各信号は、発射中継端子板118を経由して発射制御基板108に送信される。また、発射制御基板108からの駆動信号は、発射中継端子板118を経由して球送りソレノイド111に印加される。遊技者が発射ハンドルを操作すると、その操作量に応じて発射レバーボリューム112でアナログ信号(エンコードされたデジタル信号でもよい)が生成され、このときの信号に基づいて発射ソレノイド110が駆動される。これにより、遊技者の操作量に応じて遊技球を打ち出す強さが調整されるものとなっている。なお、発射制御基板108の駆動回路は、タッチセンサ114からの検出信号がオフ(ローレベル)の場合か、もしくは発射停止スイッチ116から発射停止信号が入力された場合は発射ソレノイド110の駆動を停止する。この他に、発射中継端子板118には遊技球等貸出装置接続端子板120が接続されており、この遊技球等貸出装置接続端子板120にカードユニットが接続されていない場合、同じく発射制御基板108の駆動回路は発射ソレノイド110の駆動を停止する。
また、受皿ユニット6には度数表示基板122及び貸出及び返却スイッチ基板123が内蔵されている。このうち度数表示基板122には、度数表示部の表示器(3桁分の7セグメントLED)が設けられている。また、貸出及び返却スイッチ基板123には球貸ボタン10や返却ボタン12にそれぞれ接続されるスイッチモジュールが実装されており、球貸ボタン10又は返却ボタン12が操作されると、その操作信号が貸出及び返却スイッチ基板123から遊技球等貸出装置接続端子板120を経由してカードユニットに送信される。また、カードユニットからは、有価媒体の残り度数を表す度数信号が遊技球等貸出装置接続端子板120を経由して度数表示基板122に送信される。度数表示基板122上の図示しない表示回路は、度数信号に基づいて表示器を駆動し、有価媒体の残り度数を数値表示する。また、カードユニットに有価媒体が投入されていなかったり、あるいは投入された有価媒体の残り度数が0になったりした場合、度数表示基板122の表示回路は表示器を駆動してデモ表示(有価媒体の投入を促す表示)を行うこともできる。
また、パチンコ機1は制御上の構成として、演出制御装置124(演出制御用コンピュータ)を備えている。この演出制御装置124は、パチンコ機1における遊技の進行に伴う演出の制御を行う。演出制御装置124にもまた、中央演算処理装置である演出制御CPU126が回路基板(複合サブ制御基板)上に装備されている。演出制御CPU126は、図示しないCPUコアとともにRAM(RWM)130やeDRAM131等の半導体メモリを内蔵したLSIとして構成されている。なお、演出制御装置124は、パチンコ機1の裏側に配置されている。
その他にも演出制御装置124には、VDP152やドライバIC132、音声IC134等の演出を実現する上で必要となる様々な機能部品が搭載されている。このうちVDP152は、液晶表示器42の画面上で再生される演出画面を描画するためのプロセッサである。ドライバIC132は、上ランプ46、左ランプ48、右ランプ50や盤面ランプ53、可動体モータ57、ランプ61、モータ472、ボタンモータ63等のデバイスを制御するICを搭載している。また、音声IC134は、スピーカ54a~54gの駆動を制御する。このような演出制御装置124の内部の機能構成については、次の図を参照しながら詳しく後述する。
演出制御装置124と主制御装置70とは、例えば図示しない通信用ハーネスを介して相互に接続されている。ただし、これらの間の通信は、主制御装置70から演出制御装置124への一方向のみで行われ、逆方向への通信は行われない。なお、通信用ハーネスには、主制御装置70から演出制御装置124に対して送信される各種演出用のコマンド(以下、「演出コマンド」と称する。)のバス幅に応じてパラレル形式を採用してもよいし、それぞれのドライバ(I/O)のハード構成に合わせてシリアル形式を採用してもよい。
本実施形態では一体扉ユニット4の内面にサブ接続基板136が設置されており、ドライバIC132や音声IC134からの駆動信号はサブ接続基板136を経由してランプ(各種ランプ48、50)や各種スピーカ(スピーカ54e~54g)に印加されている。また、サブ接続基板136には、方向キー66の他に図示しない音量調整スイッチや光量調整スイッチが接続されており、遊技者がこれらの操作部材を操作すると、それらの接点信号がサブ接続基板136を通じて演出制御装置124に入力される。なお、方向キー66や音量調整スイッチや光量調整スイッチは、下部アタッチメント500に接続するようにしてもよい。
その他、遊技盤ユニット8にはドライバ部138が設置されている。ドライバ部138は1つの基板により構成されていてもよく、拡張性を持たせるために複数の基板により構成されていてもよい。ドライバ部138には盤面ランプ53の他に可動体モータ57が接続されている。可動体モータ57は、例えば図示しないリンク機構を介して遊技盤ユニット8に配置された可動体を駆動する。また、ドライバ部138には、上部アタッチメント400及び下部アタッチメント500が接続されている。ドライバIC132からの駆動信号は、ドライバ部138を経由して盤面ランプ53、可動体モータ57、モータ472、上部アタッチメント400及び下部アタッチメント500に送信される。
上部アタッチメント400には、上ランプ46、左後スピーカ54a、右後スピーカ54b、左上スピーカ54c、右上スピーカ54d、モータ472、フォトセンサ417、481が接続されている。モータ472は、可動体452を駆動する。フォトセンサ417、481は、遮蔽板440、463による光の遮蔽を検出する。
また、下部アタッチメント500には、下部アタッチメント500に内蔵されたランプ61、ボタンモータ63、演出切替ボタン510、レバー部材520が接続されている。ボタンモータ63は、演出切替ボタン510を動作(例えば振動や昇降)させるためのモータである。また、遊技者が演出切替ボタン510やレバー部材520を操作すると、演出切替ボタン510やレバー部材520の接点信号がドライバ部138を通じて演出制御装置124に入力される。
このように、演出制御装置124(演出制御CPU、演出制御部)は、上部アタッチメント400や下部アタッチメント500と通信可能である(制御手段)。
液晶表示器42は遊技盤ユニット8の裏側に設置されており、遊技盤ユニット8に形成された略矩形の開口を通じてその表示画面が視認可能となっている。また、遊技盤ユニット8の裏側にはインバータ基板158が設置されており、このインバータ基板158は液晶表示器42のバックライト(例えば冷陰極管)に印加される交流電源を生成している。
その他、内枠アセンブリ7の裏側には電源制御ユニット162(電源制御手段)が装備されている。この電源制御ユニット162はスイッチング電源回路を内蔵し、電源コード164を通じて島設備から外部電力(例えばAC24V等)を取り込むと、そこから必要な電力(例えばDC+34V、+12V等)を生成することができる。電源制御ユニット162で生成された電力は、主制御装置70や払出制御装置92、演出制御装置124、インバータ基板158に分配されている。さらに、払出制御装置92を経由して発射制御基板108に電力が供給されている他、遊技球等貸出装置接続端子板120を経由してカードユニットに電力が供給されている。なお、ロジック用の低電圧電力(例えばDC+5V)は、各装置に内蔵された電源用IC(3端子レギュレータ等)で生成される。また、上述したように電源制御ユニット162は、アース線166を通じて島設備にアース(接地)されている。
外部端子板160は払出制御装置92に接続されており、主制御装置70(主制御CPU72)にて生成された各種の外部情報信号は、払出制御装置92を経由して外部端子板160から外部に出力されるものとなっている。主制御装置70(主制御CPU72)及び払出制御装置92(払出制御CPU94)は、外部端子板160を通じてパチンコ機1の外部に向けて外部情報信号を出力することができる。外部端子板160から出力される信号は、例えば遊技場のホールコンピュータ(図示していない)で集計される。なお、ここでは払出制御装置92を経由する構成を例に挙げているが、主制御装置70からそのまま外部情報信号が外部端子板160に出力される構成であってもよい。
〔演出制御装置の内部構成〕
図40は、演出制御装置124の内部の機能構成を示すブロック図である。
上述したように、演出制御装置124は遊技の進行に伴い演出を制御する演出制御プロセッサとしての役割を有している。そのため演出制御装置124には、演出制御CPU126に加え、演出制御装置124が演出制御プロセッサとして機能する上で必要となる制御ROM180及びウォッチドッグタイマIC(WDTIC)188が装備されている。制御ROM180には、演出の制御に関する基本的なプログラムが格納されている。演出制御CPU126は、図示しないCPUバスを介して制御ROM180にアクセスし、制御ROM180に格納されたプログラムを実行することにより演出を制御する。ウォッチドッグタイマIC188は、演出制御装置124で実行される制御が正常になされているか(想定時間内に処理が完了しているか)を監視するタイマであり、演出制御CPU126のリセット端子に接続されている。ウォッチドッグタイマIC188の監視タイマをクリアするための信号(クリアパルス)が所定時間内に入力されなかった場合、ウォッチドッグタイマIC188は演出制御CPU126に対しリセット起動させるための信号(リセットパルス)を出力する。これにより、演出制御装置124が強制的にリセット起動されることとなる。
演出制御装置124にはこれらの他にも、演出に関わる機能として、バックアップデータ用の記憶領域であるSRAM182、所定周波数のクロック信号を生成する水晶発振器181、時刻管理を行うリアルタイムクロック(RTC)184、SRAM182及びリアルタイムクロック184に対しバックアップ電源を供給するリチウム電池186、図示しない入出力ドライバやカウンタ/タイマ回路等の周辺IC等が装備されている。リチウム電池186は、電源制御ユニット162から演出制御装置124に対し駆動電力が供給されている間に、この電力を蓄えて自身を充電する。SRAM182及びリアルタイムクロック184は、リチウム電池186に接続されており、電源制御ユニット162からの演出制御装置124への駆動電力の供給が断たれた場合にはリチウム電池186により駆動可能となる。したがって、SRAM182及びリアルタイムクロック184は、電源制御ユニット162からの電力供給が断たれた場合でも、リチウム電池186の充電が切れるまでの期間(例えば、約1か月半)は動作を継続するため、SRAM182は、電源断の状況下においても暫くは格納されている情報を保持することができる。
なお、演出制御プログラムは、容易に消去されるべきではないセキュリティや監視、不具合等に関する情報をSRAM182に保存する構成となっている。これにより、例えば、演出制御装置124で何らかの不具合が発生した場合に、パチンコ機1を回収(又は設置状態で点検)し、SRAM182に保持されている情報を解析することにより不具合の要因調査を進めることが可能となる。
通常、演出制御CPU126が制御ROM180に格納されたプログラムに沿って実行する演出の制御には、上述したように液晶表示器42、各種ランプ46~53やスピーカ54a~54g等のデバイスを用いた演出の制御が含まれる。この演出制御の流れは、大きくみると「全体制御(再生指示)」と「個別制御(再生制御)」の2つの段階に分けられる。演出制御CPU126は、先ず主制御装置70から送信される演出コマンドを受信し、演出コマンドの内容に応じた演出の再生を各デバイスに対して間接的に指示する(全体制御)。次に、演出制御CPU126は指示内容を各デバイスに適したより具体的な表現に変換した指示データを生成し、演出制御CPU126と各デバイスとの間を中継する各制御デバイス134,152,198,199に送信する(個別制御)。その結果として、各制御デバイス134,152,198,199により指示データに基づく各デバイスの制御がなされ、パチンコ機1における各デバイスを用いた演出再生(画面表示、音声出力、ランプ発光、可動体変位等)が実現される。
このように、演出制御CPU126は、演出制御の段階に応じて異なる機能を有しており、これらの機能は演出制御CPU126のリソースを使い分けることにより実現されている。図40では、演出制御CPU126の内部リソースをいくつかの機能ブロックに分けたものが演出制御部210、表示制御部220、音声制御部222、ランプ制御部224、モータ制御部226、入力制御部228等として示されている。以下の説明では、個々の機能ブロックを制御処理の動作主体として扱うものとする。
先ず、全体制御の段階では、演出制御CPU126内の演出制御部210が動作主体となる。また、個別制御の段階では、制御対象とされるデバイスに応じて演出制御CPU126内の表示制御部220、音声制御部222、ランプ制御部224、モータ制御部226又は入力制御部228が各動作主体となる。なお、演出制御部210が各制御デバイス134,152,198,199等を直接的に制御する構成としてもよい。
演出制御装置124は、全体制御の段階では演出制御プロセッサとして機能するのに対し、個別制御の段階では演出再生プロセッサとして機能する。そのため、演出制御装置124にはさらに、液晶表示器42に表示される演出画面を描画するVDP152、演出に伴う音声を生成してスピーカから出力させる音声IC134、演出に用いられる画像や音声を記憶するCGROM(画像・音声ROM)190、CGROM190に記憶されているデータのロード先として用いられるDRAM191の他、演出の再生に用いられる各種デバイスを制御するための音声IC134、LEDドライバ198、SMC(シリアル制御コントローラ)199及びドライバIC132が装備されている。このうち、VDP152、音声IC134、SMC199は、演出制御CPU126とワンチップに統合されている。これらの回路を統合するチップ128には、図示しないPLL回路(位相同期回路)が搭載されている。水晶発振器181により生成されたクロック信号は、PLL回路により逓倍/分周されてから、チップ128上の各回路に入力する。
CGROM190は、演出画面を構成する描画素材(動画像データ)や演出の進行とともに出力される音声素材(音声データ)を所定の圧縮アルゴリズムにより圧縮された状態で格納している。CGROM190の最大容量は64Gビットであり、そのうちの60Gビットが描画素材用として割り当てられ、4Gビットが音声素材用として割り当てられている。CGROM190は、図示しないCGバスを介してVDP152や音声IC134に接続されている。
ところで、本実施形態においては、CGROM190にはNAND型のSATA(Serial ATA)規格のROMが採用されている。NAND型ROMにおいては、データの読み出しはページ単位(例えば、1ページ=32Kバイト)で行われるが、CGROM190に記憶されている各種の描画素材や音声素材を演出に用いる際には、特定のアドレスから必要なデータだけをランダムアクセスにより読み出す必要がある。
そこで、NAND型のCGROM190の採用に伴い、本実施形態においては、さらにDRAM191を装備し、CGROM190からページ単位で読み出されたデータのロード先(一時保存先)として用いる構成としている。これにより、VDP152や音声IC134は、DRAM191にロードされたデータの中からランダムアクセスにより必要な描画素材や音声素材を読み出すことが可能となる。なお、DRAM191には、DDR3(Double-Data-Rate3)規格のSDRAMが採用されている。DRAM191の最大容量は8Gビットであり、描画素材用、音声素材用として4Gビットずつ割り当てられている。また、DRAM191は、図示しないバスを介してVDP152や音声IC134に接続されている。
なお、上述したCGROM190及びDRAM191の最大容量や割り当て比は飽くまで一例であり、状況に応じて適宜変更が可能である。また、CGROM190は、描画素材用と音声素材用とで別体として設けてもよい。
VDP152は、演出画像の描画専用のプロセッサであり、演出制御CPU126とともに同一のチップ128に統合されている。また、VDP152は、プリロード回路154、描画回路155、VRAM156、描画素材デコーダ157、表示回路153を内蔵する。VDP152に表示制御部220からの指示(コマンド)が入力されると、プリロード回路154が必要な描画素材をCGROM190からDRAM191に事前に転送して保存(以下、「プリロード」と称する。)した上で、描画回路155がプリロードされた描画素材をデコーダ157により解凍(復号)しながらVRAM156上で演出画像の描画を行い、演出画像を1フレーム(単位時間あたりの静止画像)毎にフレームバッファに展開する。そして、フレームバッファに展開された内容に基づいて表示回路153が液晶表示器42の各画素(フルカラー画素)を個別に駆動することにより、演出画面の再生が実現される。
なお、プリロード回路154によってなされる、NAND型のCGROM190からDRAM191へのデータのプリロード及びDRAM191内でのデータ転送の各態様については、別の図面を参照しながら詳しく後述する。
音声IC134は、演出の実行中に再生される効果音やBGM等の音声を生成するサウンドジェネレータ(サウンド回路)であり、VDP152と同様に演出制御CPU126とともに同一のチップ128に統合されている。音声IC134は、図示しないアンプやDRAM191とは別の外部DRAMにも接続されている。また、音声IC134には、圧縮された状態の音声素材を解凍(復号)する音声素材デコーダ135が内蔵されている。音声IC134に音声制御部222からの指示が入力されると、音声IC134は、指示に沿ってDRAM191から必要な音声素材を読み出し、読み出した音声素材を外部DRAM上で音声素材デコーダ135を用いて復号しながら音声を生成し、アンプを経由してスピーカ54a~54g等に出力することにより、ステレオ2ch又はモノラル2chの音声再生を実現する(チャンネル数はこれに限定されない)。また、音声IC134は、音量調整スイッチが操作された場合に入力される接点信号に基づいて、各スピーカ54a~54gの出力音量を調整する。
ところで、音声IC134は、上述したように必要な音声素材をDRAM191から読み出しているが、これは、音声IC134にはVDP152のプリロード回路154に相当する機能が搭載されていないことと関係している。音声素材が必要となった段階で、音声IC134が仮にCGROM190からデータを読み出すとした場合には、ページ単位での読み出ししかできないため、特定の音声素材を読み出すことができず、音声の制御が困難となる。そこで、NAND型のCGROM190の採用に伴い、本実施形態においては、電源投入時にCGROM190に記憶されている全ての音声素材をDRAM191に転送する構成としている。これにより、音声IC134は、CGROM190からデータを読み出すことなく、DRAM191にロードされたデータの中からランダムアクセスにより必要な音声素材を読み出すことが可能となる。
LEDドライバ198は、パチンコ機1の前面側に設けられた各種ランプ46~53の演出の実行にともなう点灯パターン及び輝度パターンを制御する。LEDドライバ198においては、アドレス指定同期シリアル方式が採用されている。LEDドライバ198は、先ずランプ制御部224から送信された指示内容に基づいて点灯パターン及び輝度パターンの制御を行い、これに応じた駆動データをドライバIC132に転送する。
SMC199は、演出用の可動体の駆動源となる可動体モータ57及びモータ472の駆動パターンを制御する。SMC199もまた、演出制御CPU126とともに同一のチップ128に統合されている。SMC199においては、クロック同期式シリアル方式が採用されている。SMC199は、先ずモータ制御部226から送信された指示内容に基づいて駆動パターンを生成し、これをドライバIC132に転送する。なお、ここではSMC199をモータの駆動パターン生成にのみ用いているが、SMC199はモータだけでなくランプの点灯パターンや輝度パターンを生成することもできるため、上述したLEDドライバ198に代えてSMC199を適用し、SMC199がランプ及びモータの両方のデータパターンを生成する構成とすることも可能である。
ドライバIC132は、LEDドライバ198やSMC199から転送された駆動データに基づいてランプやモータに対し印加する駆動電圧の制御を行う。ドライバIC132は、例えば図示しないPWM(パルス幅変調)ICやMOSFET等のスイッチング素子を備えており、各種ランプ46~53や可動体モータ57、モータ472に印加する駆動電圧をスイッチング(又はデューティ切替)して、その動作を管理することにより、ランプや可動体を用いた演出再生を実現する。なお、各種ランプには、上部アタッチメント400、下部アタッチメント500の各部位に内蔵されたその他のランプ等が含まれる。また、遊技盤ユニット8には、装飾・演出用の盤面ランプ53が配置されている。盤面ランプ53は、遊技盤ユニット8に内蔵されるLEDや、可変始動入賞装置、第1可変入賞装置、第2可変入賞装置等に内蔵されるLEDに相当するものである。
この他にドライバIC132は、演出切替ボタン510やレバー部材520等の操作部材が遊技者により操作された場合に入力される接点信号を、入力制御部228を経由して演出制御部210に転送する。演出制御部210は、転送される接点信号の内容に基づいて、再生する演出内容を適宜変化させる。
また、ドライバIC132は、上部アタッチメント400から演出制御装置に対して入力される上部アタッチメント認証IDや、下部アタッチメント500から演出制御装置に対して入力される下部アタッチメント認証IDを、入力制御部228を経由して演出制御部210に転送する。なお、上部アタッチメント400や下部アタッチメント500、又は、その他の箇所にセンサ(フォトセンサ417、481等)を設置している場合、ドライバIC132は、センサに関する情報を、入力制御部228を経由して演出制御部210に転送する。
本発明は上述した一実施形態に制約されることなく、種々に変形して実施することができる。一実施形態で挙げた演出の態様や各種数値はあくまで例示であり、上述した内容に限定されるものではない。本発明は、パチンコ機だけでなく、スロット機にも適用可能である。また、パチンコ機1の構造や盤面構成、具体的な数値等は図示のものも含めて好ましい例示であり、これらを適宜に変形可能である。
上述した実施形態は、以下の変形が可能である。
(1)可動部材420は右方向にスライドする構成であるが、これに限定せず、右斜め上、右斜め下、右前方側、上方、前方、左方向等といった別の方向にスライドする構成でもよい。
(2)可動部材420は、正面視において液晶に重なる軌道上でスライドしてもよい。その際に、特定表示でない別の演出表示(当該変動もしくは記憶中の保留の大当たり期待度を示唆する予告、演出等)に重なってもよい。
(3)ロックを解除するレバー部431は、図19のように扉(一体扉ユニット4)を開いた状態でしか操作できないように構成することがセキュリティ向上の観点からは好ましい。なお、レバー部431は、作業性を向上させるために扉を開かない状態で操作可能な位置に配置してもよい。
(4)右方向にスライドしている可動部材420を左方向にスライドさせロックさせる動作は、扉が閉じた状態でも実行可能に構成することができる。
(5)可動部材420がロックされていない位置にある場合(可動部材420が左端の原点位置にない場合)に、可動部材420又はその他のランプが特定の発光(例:赤点滅)を繰り返し実行し、ロックされていないことの報知を行ってもよい。
(6)可動部材420がロックされていない場合に正面視で液晶画面の一部と重なるように構成した場合に、液晶画面上ではロックされていないことに対応する注意表示を表示せず、可動部材420又はその他のランプの特定の発光(例:赤点滅)だけでロックされていないことの報知をしてもよい。
(7)可動部材420又はその他のランプは、可動部材420がロックされていない位置にある時に特定の発光(例:赤点滅)を実行するが、その状態で電断復帰した場合は、電断復帰用の発光パターン(例:赤→青→緑→白と変化する発光)を特定の発光(例:赤点滅)よりも優先して実行し、電断復帰用の発光パターンが終了した後に特定の発光(例:赤点滅)を実行してもよい。これにより、LEDの動作確認はロックが外れた状態でも問題なく行うことができる。
1 パチンコ機
8 遊技盤ユニット
33 普通図柄表示装置
33a 普通図柄作動記憶ランプ
34 第1特別図柄表示装置
35 第2特別図柄表示装置
34a 第1特別図柄作動記憶ランプ
35a 第2特別図柄作動記憶ランプ
38 遊技状態表示装置
42 液晶表示器
70 主制御装置
72 主制御CPU
76 RAM
124 演出制御装置
126 演出制御CPU
130 RAM
210 演出制御部
220 表示制御部
400 上部アタッチメント
500 下部アタッチメント

Claims (2)

  1. 本体に装飾ユニットを取り付け可能な遊技機であって、
    前記装飾ユニットは、前記本体に取り付けられた状態で、所定方向にスライド可能であり、
    前記装飾ユニットが前記所定方向にスライドした状態においても、遊技に関する情報を示す特定表示を表示可能であり、
    前記装飾ユニットは、前記所定方向にスライドした状態において、正面視で前記特定表示と重ならないことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記本体は、前記本体の側方の一方側を回転軸として開放する扉部材を含み、
    前記装飾ユニットは、前記本体の前方側に突出した突出部を含み、前記突出部が前記一方側から離れる方向にスライドすることを特徴とする遊技機。
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