JP2022172979A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの焦点距離とは違った観点でカメラである撮像部の低背化が図られた撮像装置を実現する。【解決手段】撮像装置である携帯端末は、撮像部であるカメラと、撮像された画像を表示する表示部と、撮像された画像に対してズーム処理を行うズーム処理部と、ズーム処理の処理量の入力を受け付ける操作部と、を備える。カメラのレンズは、周辺部のMTFが中央部のMTFよりも低く設定されている。ズーム処理部は、カメラによるデフォルトでの撮影時、レンズの中央部が使用領域となるようにズーム処理を行い、該ズーム処理した画角をデフォルトの画角とする。【選択図】図5

Description

本発明は、レンズと撮像素子とを備えた撮像装置に関する。
スマートフォンや携帯電話などの撮像部であるカメラを備えた撮像装置においては高画素化が進んでいる。カメラの高さ(厚み)は、画素数が増加するほど大きくなる傾向にある。そのため、スマートフォン等の薄型の撮像装置に搭載するには、カメラの高さを低くする低背化の工夫が成されている。
低背化の手法の1つとして、従来から広角レンズを用いることが行われている(例えば、特許文献1)。広角レンズは焦点距離が短いため、レンズと撮像素子との間隔が短く、カメラの低背化を図ることができる。
特開2015-072424号公報
上述のような広角レンズを用いることでカメラの低背化を図る技術だけでは、所望する高さに収めきれない場合がある。例えば、撮像素子のサイズが大きい場合がこれに相当する。撮像素子のサイズが大きくなると、レンズの大きさも必然的に大きくなるためにレンズの高さ(厚み)が増加し、所望する高さに収めることができなくなる。
本発明の一態様は、レンズの焦点距離とは違った観点でカメラである撮像部の低背化が図られた撮像装置を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る撮像装置は、撮像部と、前記撮像部により撮像された画像を表示する表示部と、前記撮像部により撮像された画像に対してズーム処理を行うズーム処理部(画像処理部)と、前記ズーム処理部による処理量の入力を受け付ける受付部と、を備え、前記撮像部はレンズを有し、該レンズは、周辺部のMTFが中央部のMTFよりも低く設定され、前記ズーム処理部は、前記撮像部によるデフォルトでの撮影時、前記中央部が使用領域となるようにズーム処理を行い、該ズーム処理した画角をデフォルトの画角とすることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、レンズの焦点距離とは違った観点でカメラである撮像部の低背化を図ることができる。
本実施形態に係る携帯端末の外観を説明するための図である。 図1に示す携帯端末の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。 図1に示す携帯端末に搭載されたカメラの構造の一例を示す模式図である。 図1に示す携帯端末に搭載されたカメラのレンズの設計する工程を示す工程図である。 図1に示す携帯端末に搭載されたカメラのレンズのレンズ性能と像高との関係を示す図である。 像高を説明する図である。 図1に示す携帯端末の撮像領域と、超広角カメラ、広角カメラおよび望遠カメラの3台を搭載した従来技術の携帯端末の撮像領域とを示す図である。 図1に示す携帯端末におけるカメラのフル画角とデフォルトの画角を示す図である。 図1に示す携帯端末におけるカメラの内部ズーム倍率とUI表示ズーム倍率の関係を表したテーブルの図である。 図1に示す携帯端末の撮像処理の流れを説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の各実施の形態に係る撮像装置について説明する。また、以下の説明では、同一の部材には同一の参照符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
撮像装置は、たとえば、スマートフォン等の携帯端末、タブレット型コンピュータ、デジカメなどである。以下では、一例として、撮像機能を有する携帯端末を例に挙げて説明する。
(1.携帯端末の構成)
図1は、本実施形態に係る携帯端末1の外観を説明するための図である。符号1001が携帯端末1の正面図であり、符号1002が携帯端末1の裏面図である。
符号1001に示すように、携帯端末1は、筐体1Aの表側面に、表示部2と、操作部4等と、を備えている。表示部2はタッチパネル機能を有し、操作部(受付部)4を含んでいる。符号1002に示すように、携帯端末1は、筐体1Aの表側面と対向する裏側面に、カメラ(撮像部)10を備えている。カメラ10は、ユーザ(撮像者)から見える被写体を撮像する。
ユーザが、携帯端末1において、撮像機能を実現するためのアプリケーション(以下、「撮像アプリ」と称する)を起動させると、カメラ10が撮像を開始し、表示部2は、カメラ10により撮像された画像と、撮像スイッチ8とを表示する。以下、撮像機能を実現するためのアプリケーションを起動させることを、カメラ10を起動させると称する。また、該アプリケーションを終了させることを、カメラ10を終了させると称する。
ユーザが撮像スイッチ8をタッチすると、携帯端末1は、表示部2に表示されている画像を1枚の写真として撮像できる。動画の場合は、動画の撮像を開始できる。また、ユーザが表示部2にタッチしてタッチした部分の画像を拡大表示させるズームアップ操作を実行すると、表示部2は拡大画像を表示する。また、ユーザが表示部2にタッチしてタッチした部分の画像を縮小表示させるズームアウト操作を実行すると、表示部2は縮小画像を表示する。
拡大画像の倍率はズームアップ操作の操作量に応じたものとなる。同様に縮小画像の倍率はズームアウト操作の操作量に応じたものとなる。拡大倍率および縮小倍率にはそれぞれ制限倍率が設定されており、制限倍率までの拡大および縮小となる。
(2.携帯端末の機能ブロック)
図2は、携帯端末1の概略構成の一例を示す機能ブロック図である。携帯端末1は、上述したカメラ10、表示部2、操作部4の他に、制御部5、記憶部6を備えている。
制御部5は、制御プログラムを実行することにより、カメラ10および表示部2を制御する。制御部5は、記憶部6に格納されている制御プログラムを、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される一時記憶部(不図示)に読み出して実行することにより、各種処理を実行する。制御部5は、カメラ10により撮像された画像に対してズーム処理を行うズーム処理部の機能を備える。
操作部4は、カメラ10に対する操作命令を含む、ユーザによる各種の操作命令の入力を受け付ける。操作部4は、後述する画像処理部(ズーム処理部)14による処理量の入力を受け付ける受付部でもある。本実施形態では、操作部4として表示部2のタッチパネル機能を例示しているが、操作ボタンとそのインターフェースなどで構成されていてもよい。
表示部2は、カメラ10によって撮像された画像を含む、各種の画像を表示する。表示部2は、例えば、液晶ディスプレイ、自発光ディスプレイ(OLED等)である。
記憶部6は、制御部5が実行する(1)各部の制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)撮像アプリを含む各種のアプリケーションプログラム、および、(4)これらプログラムを実行するときに読み出す各種データを記憶する。
カメラ10は、レンズ11、センサ12、A/D(Analog/Digital)変換部13、画像処理部14を備えている。センサ12において、撮像光を受光することによって、カメラ10による撮像が行われる。センサ12が撮像光を受光することによって生じた光電流は、A/D変換部13に送られる。A/D変換部13は、センサ12から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
画像処理部14は、A/D変換部13からの画像(画像データ)に対し画像処理を行う。画像処理は、所定の画素補間処理、色変換処理などを含む。画像処理部14は、制御部5を介して、操作部4に対してユーザから入力されたカメラ10に対する操作命令を受け付け、各種の処理を実行する。画像処理部14において生成された画像は制御部5へ送られ、制御部5を介して表示部2に表示される。表示部2に表示された画像は、記憶部6に保存されてもよい。
(3.カメラ10の構成)
図3は、携帯端末1に搭載されたカメラ10の構造の一例を示す模式図である。図3に示すように、カメラ10は、レンズ11、センサ12、アクチュエータ18、およびリッドガラス17等を備えている。
レンズ11は、積層して配置された複数のレンズを備える。複数のレンズはレンズバレル15にて一体に組み付けられている。センサ12は、例えば、CMOS、CCD等から構成されるカラーイメージセンサやモノクロイメージセンサ等である。センサ12は、基板16上に搭載されており、レンズ11を介して受光した光信号を電気信号に変換する。
アクチュエータ18は、例えばVCM(Voice Coil Motor:ボイスコイルモータ)から構成される。アクチュエータ18は、レンズ11を光軸方向の駆動を制御し、オートフォーカス(AF)機能を実現する。リッドガラス17は、透過特性を有し、所定の波長を有する光を透過させ、それ以外の波長を有する光を遮断する。
(4.レンズ11の設計)
図4は、カメラ10のレンズ11の設計する工程を示す工程図である。レンズ11を設計する工程は、携帯端末1の設計工程に含まれる。携帯端末1の設計工程は、携帯端末1の製造工程に含まれる。
図4に示すように、カメラ10のレンズ11を設計する工程には、工程P1と工程P2とが含まれる。工程P1では、カメラ10の高さに応じたレンズ11の高さを決定する。例えば、スマートフォンのような薄型の携帯端末1の場合、カメラ10の高さが制限され、携帯端末1の厚み方向の寸法を考慮してカメラ10の高さが決定される。
カメラ10の高さとは、カメラ10を構成するカメラモジュールのモジュール高さである。カメラ10の高さが決まると、次に、カメラ10を構成する各部品の厚みや、部品間の距離等を考慮して、レンズ11に許される高さが決まる。カメラ10の高さに影響を与える部品としては、図3に示した、センサ12、基板16、レンズ11のセンサ12とは反対側に設置される端末カメラ窓部材(不図示)、端末カメラ窓部材を支持する支持体(不図示)等がある。また、各部品間の距離としては、レンズ11の焦点距離、オートフォーカス(AF)機能においてレンズ11が光軸方向に動くための距離等がある。
工程P2では、工程P1で決定したレンズ高さとなるように、レンズ11の周辺部(外周部)のレンズ性能を低下させたレンズ11の設計が行われる。
図5は、カメラ10のレンズ11のレンズ性能と像高との関係を示す図である。図6は、像高を説明する図である。図6に示すように、像高は、レンズ11の光軸中心が通るセンサ12の中心を「0(ゼロ)」とし、中心から最も離れたセンサ12上の遠位置を「1.0」として表した値である。
レンズ性能としては、レンズの解像度を示す指標の一つであるMTF(Modulation Transfer Function)特性を用いことができる。MTFが高い程レンズ性能が高く、MTF特性が低い程レンズ性能が低い。
図5に示すように、レンズ11は、周辺部のMTFが中央部のMTFよりも低く設定されている。本実施形態では、MTFは、レンズ11の中央部では一定(ほぼ一定、実質的に一定)に推移し、レンズ11の周辺部では中央部との境界からレンズ11の外縁に向かうにつれて線形に低下している。レンズ11におけるMTFの高い中央部とMTFの低い周辺部との境界は、レンズ11の高さが許す限り、レンズ11の中心から離れた遠い位置に設定される。一般的に像高に対してMTFが線形に低下するのに対し、レンズ11は、中央部でMTFが一定(ほぼ一定、実質的に一定)に推移し、周辺部でMTFが急激に低下するように設計されている。
本実施形態において、カメラ10は、35mm換算焦点距離20mm以下のいわゆる超広角カメラである。そして、レンズ11は、35mm換算焦点距離で23mmから26mmの間の所定値で使用される領域が、MTFの高い中央部に入るように設計されている。
後述する画像処理部14は、カメラ10によるデフォルトでの撮影時、35mm換算焦点距離で23mmから26mmの間の所定値となるようにズーム処理を行い、該ズーム処理した画角をデフォルトの画角とする。
(5.携帯端末1におけるカメラ10のデフォルト)
携帯端末1は、カメラ10によるデフォルトでの撮影時、35mm換算焦点距離で23mmから26mmの間の所定値となるようにズーム処理を行い、該ズーム処理した画角をデフォルトの画角とする。つまり、携帯端末1は、カメラ10によるデフォルトでの撮影時、超広角カメラであるカメラ10のフル画角の画像ではなく、35mm換算焦点距離で23mmから26mmの間の所定の値にズーム処理(拡大した)画像を表示部2に表示する。レンズ11の周辺部のレンズ性能を低下させても、このようにズーム処理した画角をデフォルトとすることで、デフォルトでの撮像時、性能を落とした部分で撮像された画像は使用されない。
図7は、携帯端末1の撮像領域と、超広角カメラ、広角カメラおよび望遠カメラの3台を搭載した従来技術の携帯端末の撮像領域と、を示す図である。符号1003が携帯端末1の撮像領域を示し、符号1004が従来技術の携帯端末の撮像領域を示す。
符号1004に示すように、3台のカメラを搭載した従来技術の携帯端末においてデフォルトの画角は、広角カメラのフル画角である。広角カメラのフル画角は、機種によって異なるが概ね35mm換算焦点距離で23mmから26mmである。図において、超広角カメラ、広角カメラおよび望遠カメラの帯の左端がそれぞれのフル画角であり、フル画角から右側がズーム処理で得られる画角(ズーム処理した画角)である。
符号1003に示すように、本実施形態の携帯端末1においてデフォルトの画角は、超広角カメラに相当する35mm換算焦点距離20mm以下の35mm換算焦点距離19mmで撮像された画像をズーム処理した35mm換算焦点距離24mmである。
図8は、携帯端末1におけるカメラ10のフル画角とデフォルトの画角を示す図である。図8に示すように、カメラ10のデフォルトの画角R2は、カメラ10のフル画角R1よりも小さい。携帯端末1においては、デフォルトの画角R2の画像(画像データ)をズーム処理して表示部2に表示し、操作部4は、デフォルトの画角R2の画像を基準にズームアップ操作およびズームアウト操作を受け付ける。つまり、画角R2の画像を拡大して表示部2に表示している状態が、ユーザーインターフェイス(UI)上の倍率「1.0」である。
本実施形態では、カメラ10のフル画角R1に相当する35mm換算焦点距離は19mm(画角98度)である(一例)。そして、デフォルトの画角R2に相当する35mm換算焦点距離は、本実施形態では24mm(画角82度)に設定されている(一例)。
つまり、本実施形態では、カメラ10の画像処理部14の倍率「約1.3倍(24mm÷19mm)」を、ユーザの操作の基準となるUI上の倍率「1.0」としている。以下、画像処理部14の倍率を内部ズーム倍率、UI上の倍率をUI表示ズーム倍率とも称する。
図9は、携帯端末1におけるカメラ10の内部ズーム倍率とUI表示ズーム倍率の関係を表したテーブルTの図である。テーブルTは、例えば記憶部6に記憶され、携帯端末1の制御部5にて読み出される。制御部5は、カメラ10が起動されると、テーブルTを読み出し、UI表示ズーム倍率「1.0」の内部ズーム倍率「1.3」で拡大された画像を表示部2に表示する。ユーザによりズームアップ操作が行われ、例えばUI表示ズーム倍率「1.1」が指示されると、制御部5は、内部ズーム倍率「1.4」で拡大された、デフォルト(内部ズーム倍率「1.3」)よりも拡大された画像を表示部2に表示する。また、ユーザによりズームアウト操作が行われ、例えばUI表示ズーム倍率「0.7」が指示されると、制御部5は、内部ズーム倍率「1.0」の等倍の、デフォルト(内部ズーム倍率「1.3」)よりも縮小された画像を表示部2に表示する。デフォルトよりも縮小された画像は、デフォルトよりも広いエリアが含まれる、より広角な画像である。
実際のズーム倍率である内部ズーム倍率とユーザから見たズーム倍率であるUI表示ズーム倍率とをこのように関係付けることで、操作部4は、デフォルトの画角をズーム倍率1倍として処理量の入力を受け付ける。これにより、デフォルトの画角がズーム処理された画角であっても、ユーザは違和感を覚えることなく従来製品と同様にカメラ10による撮像を行うことができる。
本実施形態では、上述したように、携帯端末1の制御部5がズーム処理部の機能を有しており、カメラ10で撮像された画像(画像データ)の拡大処理を行うようになっている。したがって、制御部5は、デフォルトでの撮影では、カメラ10から送られてくるフル画角の画像を、内部ズーム倍率「1.3」で拡大した画像を表示部2に表示する。ズームアップあるいはズームアウトの操作がなされてUI表示ズーム倍率「1.0」からの変更が指示されると、制御部5は、内部ズーム倍率「1.3」で拡大した画像を基準に指示量に応じて拡大あるいは縮小を行い、拡大あるいは縮小した画像を表示部2に表示する。
なお、カメラ10にて撮像した画像のズーム処理は、カメラ10の画像処理部14にて行うようにしてもよい。その場合、テーブルTをカメラ10の画像処理部14が備える構成としてもよい。あるいは制御部5が、記憶部6より読み出したテーブルTをカメラ10の画像処理部14に送る構成としてもよい。カメラ10の画像処理部14がズーム処理を行う構成では、画像処理部14より制御部5に、UI表示ズーム倍率に応じた内部ズーム倍率で拡大された画像が送られることとなる。
(6.携帯端末1における撮像動作)
図10は、携帯端末1の撮像処理の流れを説明するための図である。制御部5は、カメラ10の起動が指示されたかを繰り返し判断している(S1)。例えば、ユーザが表示部2に表示されている撮像アプリのアイコン等を操作すると、制御部5は、カメラ10の起動が指示されたと判断する。制御部5は、カメラ10の起動が指示されたと判断すると(S1:YES)、カメラ10を起動する(S2)。カメラ10は起動されることで撮像を開始する。
制御部5は、カメラ10で撮像された画像(画像データ)を所定の倍率、ここでは1.3倍で拡大した画像をデフォルトとして表示部2に表示する。携帯端末1の向きが変更され、カメラ10が撮像する被写体が変化しても、ズームアップ(拡大)操作もしくはズームアウト(縮小)操作が成されない限り、撮像された画像を1.3倍で拡大した画像が表示部2に表示される。
制御部5は、カメラ10の起動後は、ズームアップ操作もしくはズームアウト操作が成されたかを繰り返し判断する(S4)。制御部5は、ズームアップ操作もしくはズームアウト操作が成されたと判断すると(S4:YES)、操作量に応じてズームアップもしくはズームアウトした画像を表示部2に表示する。その後、S6に進む。一方、制御部5は、ズームアップ操作もしくはズームアウト操作が成されていないと判断すると(S4:NO)、S5の処理を行うことなくS6に進む。
S6において、制御部5は、撮像が指示されたかを判断する。例えば、ユーザが表示部2に表示されている撮像スイッチ8を操作すると、制御部5は、撮像が指示されたと判断する。制御部5は、撮像が指示されたと判断すると(S6:YES)、その時に表示部2に表示している画像を記憶部6に記憶する(S7)。その後、S8に進む。一方、制御部5は、撮像が指示されていないと判断すると(S6:NO)、S7の処理を行うことなくS8に進む。
S8において、制御部5は、カメラ10を終了する指示されたかを判断する。制御部5は、カメラ10の終了が指示されたと判断すると(S8:YES)、撮像アプリを終了し、カメラ10の機能を停止する(S9)。一方、制御部5は、カメラ10の終了が指示されていないと判断すると(S8:NO)、S4に処理を戻す。S4、S6、S8の処理は、S8にてYESと判断するまで繰り返し実行される。
(7.携帯端末1の利点)
上述したように、携帯端末1のカメラ10においては、レンズ11のMTFを中央部よりも周辺部で低くなるように設計して、レンズ11の高さ(厚み)を低くして、カメラ10の低背化を図っている。レンズを広角化して焦点距離を縮める手法とは違った観点でカメラの低背化を図ることができるので、レンズを広角化する手法ではさらなる低背化が図れないような状況でも、この手法を用いることでさらなる低背化を図ることができる。
また、レンズ11の周辺部のMTFを中央部よりも低下させてはいるが、画像処理部14がデフォルトでの撮影時、中央部が使用領域となるようにズーム処理を行い、該ズーム処理した画角をデフォルトの画角とする。したがって、低下させている部分で撮影された画像がデフォルトでの撮像時に利用されることがなく、周辺部のMTFの性能を低下させたことにいる影響を小さくできる。
しかも、このようにズーム処理した画角をデフォルトの画角とすることで、以下のような効果も併せて奏する。
1)カメラ10は超広角カメラである。このようなカメラ10で撮影されたフル画角の画像がデフォルトとしてそのまま表示部2に表示すると、撮像領域が広すぎ、撮影したい被写体が小さいといった違和感をユーザに与える。上記構成では、デフォルトでの撮影時、超広角カメラであるカメラ10のフル画角ではなく、フル画角よりも小さい所定の画角までズーム処理を行い、該ズーム処理を行った画角をデフォルトと画角とする。これにより、上記のような違和感を覚えることなくカメラ10を操作でき、使い勝手が良い。但し、レンズの周辺部のレンズ性能(MTF)を中央部よりも低下させてレンズを薄くしてカメラの低背化を図る構成は、超広角レンズとの組合せに限定されるものではなく、広角レンズとの組合せに適用することもできる。
2)1台の超広角カメラであるカメラ10にて広角カメラの撮像領域を網羅しているので、超広角カメラと広角カメラとの両方を備える携帯端末構成に比べて、コストを低減できる。しかも、ズーム処理を行った画角をデフォルトと画角とすることで、デフォルトよりも画角を広げるズームアウト操作が可能であり、広角カメラおよび超広角カメラの両方を搭載しているような操作感を得ることができる。
3)さらに、携帯端末1では、カメラ10一台で望遠カメラの撮像領域まで網羅している。したがって、超広角カメラ、広角カメラおよび望遠カメラの3台のカメラを備える携帯端末構成に比べては、より一層効果的にコストを低減できる。
なお、カメラ10と別途望遠用カメラを備える構成としてもよい。つまり、カメラ10を第1カメラ(第1撮像部)とすると、35mm換算焦点距離50mm以上の第2カメラ(第2撮像部)をさらに備える構成としてもよい。その場合、携帯端末の制御部が、例えばUI表示ズーム倍率2倍を超えた場合に、使用するカメラを第1カメラ(カメラ10)から望遠用の第2カメラに切り換える。
〔ソフトウェアによる実現例〕
携帯端末1の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロック(特に制御部5、画像処理部14に含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、上記装置は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る撮像装置(携帯端末1)は、撮像部(カメラ10)と、前記撮像部により撮像された画像を表示する表示部2と、前記撮像部により撮像された画像に対してズーム処理を行うズーム処理部(画像処理部14)と、前記ズーム処理部による処理量の入力を受け付ける受付部(操作部4)と、を備え、前記撮像部はレンズ11を有し、該レンズ11は、周辺部のMTFが中央部のMTFよりも低く設定され、前記ズーム処理部は、前記撮像部によるデフォルトでの撮影時、前記中央部が使用領域となるようにズーム処理を行い、該ズーム処理した画角をデフォルトの画角とする。
本発明の態様2に係る撮像装置は、上記態様1において、前記撮像部は、35mm換算焦点距離20mm以下である構成であってもよい。
本発明の態様3に係る撮像装置は、上記態様2において、前記レンズ11は、35mm換算焦点距離で23mmから26mmの間の所定値で使用される領域がMTFの高い中央部に入るように設計されている構成であってもよい。
本発明の態様4に係る撮像装置は、上記態様1から3の何れかにおいて、前記レンズは、中央部ではMTFが一定に推移し、周辺部では中央部との境界から前記レンズの外縁に向かうにつれてMTFが線形に低下する構成であってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 携帯端末(撮像装置)
1A 筐体
2 表示部
4 操作部(受付部)
5 制御部
6 記憶部
8 撮像スイッチ
10 カメラ(撮像部)
11 レンズ
12 センサ
13 A/D変換部
14 画像処理部(ズーム処理部)
18 アクチュエータ

Claims (4)

  1. 撮像部と、
    前記撮像部により撮像された画像を表示する表示部と、
    前記撮像部により撮像された画像に対してズーム処理を行うズーム処理部と、
    前記ズーム処理部による処理量の入力を受け付ける受付部と、を備え、
    前記撮像部はレンズを有し、
    該レンズは、周辺部のMTFが中央部のMTFよりも低く設定され、
    前記ズーム処理部は、前記撮像部によるデフォルトでの撮影時、前記中央部が使用領域となるようにズーム処理を行い、該ズーム処理した画角をデフォルトの画角とすることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像部は、35mm換算焦点距離20mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記レンズは、35mm換算焦点距離で23mmから26mmの間の所定値で使用される領域がMTFの高い中央部に入るように設計されている請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記レンズは、中央部ではMTFが一定に推移し、周辺部では中央部との境界から前記レンズの外縁に向かうにつれてMTFが線形に低下することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の撮像装置。
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