JP2022171532A - 発電効率を高めるために水流誘導・自動調節を利用した喫水を自動調節する水車発電装置 - Google Patents

発電効率を高めるために水流誘導・自動調節を利用した喫水を自動調節する水車発電装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の水車発電装置と比べて、有効な水流衝撃を受ける羽根が多く、衝撃を受けるタイミングが早く、羽根車の推力を増強し、発電効率を高めることができる水車発電装置を提供する。【解決手段】水車発電ユニット及び浮揚水流誘導ユニットを含む。浮揚水流誘導ユニットは、水車発電ユニットに接続され、水流を水車発電ユニットに導くためのものである。具体的には、浮揚水流誘導ユニットは、水流を湧昇流と沈降流に分けて、湧昇流の水面の高さは沈降流の水面より高い。従来の水車発電装置と比べて、湧昇流が水面上に位置する羽根に衝突するため、圧力がより早く羽根にかかり、発電効率が向上する。沈降流の高さは通常の水面よりも低いため、羽根がより垂直に傾いた状態で水に入ることになり、広い面積で水面にぶつかることを防ぎ、使用寿命を延ばすことができる。また、本発明の水車発電装置は、懸吊調節ユニットによって喫水を調節することもできる。【選択図】図1A

Description

本発明は発電装置、特に水車発電装置に関する。
従来の水車発電装置は、水路で運転する時に実際に水流と接触する羽根が非常に少なく、発電効率が低い。また、前部の羽根が後部の羽根を遮るため、水の衝撃を有効に受け止める羽根が少なく、羽根からの推力が低くなり、発電効率が低くなる。
有効に水を受け止める羽根を増やせるために、従来の水車発電装置の羽根の喫水を深めれば、羽根が入水する時の傾斜角度は喫水が深いほど大きくなり、羽根の背面が水面に衝突する面積の増大によって、騒音や強い抵抗が発生し、その強い抵抗が羽根の寿命を短くする。
また、従来の水車発電装置は固定されたものが多く、降雨などの要因による水位の変化に対応できない。水位が低くなると、水車発電装置の車輪の喫水が浅くなり、効果的な運転ができない。水位が高くなると、水流の速度も速くなり、水流の衝撃によって羽根にダメージを与えることになる。さらに、水位が車輪主軸の位置より高くなると、逆回転の推力を与えることになり、かえって発電効率を損なうことになる。
したがって、本発明の主な目的は、上記の問題を解決することができる水車発電装置、視標制御モジュールおよび視標生成方法を提供することにある。
本発明の目的は、従来の水車発電装置と比べて、有効な水流衝撃を受ける羽根が多く、衝撃を受けるタイミングが早く、羽根車の推力を増強し、発電効率を高めることができる水車発電装置を提供することにある。また、羽根がより垂直に傾いた状態で水に入ることによって、広い面積で水面にぶつかることを防ぎ、使用寿命を延ばすことができる。
上記の利点の少なくとも一つを達成するために、本発明の一実施形態において、水車発電ユニットと、浮揚水流誘導ユニットとを含む水車発電装置を提供する。
水車発電ユニットは電気を作るために使用される。浮揚水流誘導ユニットは水車発電ユニットの接続され、水車発電ユニットに水流を導くために使用される。具体的には、浮揚水流誘導ユニットは、水流を湧昇流と沈降流とに分けて、湧昇流の水面の高さは沈降流の水面より高い。
いくつかの実施形態では、前記水車発電ユニットは、車輪と、車輪主軸と、複数の羽根固定板と、第1鎖車と、第2鎖車と、チェーンと、発電機とを備え、前記車輪主軸は前記車輪を通して前記第1鎖車に接続されており、前記第1鎖車は前記チェーンによって前記第2鎖車に連結されており、前記第2鎖車は前記発電機に接続されており、前記複数の羽根固定板は前記車輪主軸を対称軸として前記車輪主軸の周りに均等に配置されており、前記水流が前記複数の羽根固定板に衝撃することによって前記車輪が回転すると、前記車輪は前記車輪主軸を通じて前記第1鎖車を回転させ、前記第1鎖車は前記チェーンを通じて前記第2鎖車を回転させることで、前記発電機を発電させることができる。
いくつかの実施形態では、前記複数の羽根固定板のそれぞれに複数の羽根が均等に設けられ、前記車輪主軸が前記車輪の周方向中心に配置される。
いくつかの実施形態では、前記浮揚水流誘導ユニットは、誘導湧昇板と、第1浮き筒セットと、第2浮き筒セットと、第1支持棒と、第2支持棒とを備え、前記第1支持棒の両端にそれぞれ前記第1浮き筒セットと、前記水車発電ユニットが接続されており、前記第2支持棒の両端にそれぞれ前記第2浮き筒セットと、前記水車発電ユニットが接続されており、前記誘導湧昇板は前記第1浮き筒セットと、前記第2浮き筒セットとの間に設けられ、前記水流を湧昇流と、沈降流に分ける。
いくつかの実施形態では、前記浮揚水流誘導ユニットは、第1連接板と、第2連接板と、複数の第1浮き筒挟持具と、複数の第2浮き筒挟持具とをさらに備え、前記第1浮き筒セットは複数の第1浮き筒を備え、前記第2浮き筒セットは複数の第2浮き筒を備え、前記複数の第1浮き筒挟持具は前記第1浮き筒が上下方向に配置されるように、前記第1浮き筒を挟持し、前記第1連接板を貫通し、前記複数の第2浮き筒挟持具は前記第2浮き筒が上下方向に配置されるように、前記第2浮き筒を挟持し、前記第2連接板を貫通し、前記第1連接板と前記第2連接板は対向して設けられる。
いくつかの実施形態では、前記第1連接板と前記第2連接板は、前記水車発電ユニットに嵌合し、前記水車発電ユニットと前記浮揚水流誘導ユニットとの連接を強固にするスナップ部を有し、前記車輪の端部は前記第1浮き筒セットと前記第2浮き筒セットから突出する。
いくつかの実施形態では、前記水車発電装置に接続され、前記水車発電ユニットの喫水を調節する懸吊調節ユニットをさらに含むことができる。
いくつかの実施形態では、前記懸吊調節ユニットは、支持台と、フック具と、負荷調節ユニットとを備え、前記支持台の両端にそれぞれ前記フック具と前記負荷調節ユニットとが接続されており、前記フック具は前記水車発電ユニットに接続されており、前記負荷調節ユニットは前記水車発電ユニットの喫水を調節する。
いくつかの実施形態では、前記負荷調節ユニットは、バネ部と、少なくとも一つの分銅とを備え、前記支持台の両端にそれぞれ第1滑車と第2滑車が固定され、前記第1滑車と前記第2滑車はロープによって連結され、前記ロープの両端にそれぞれ前記バネ部と前記フック具が接続されており、前記バネ部は前記ロープから離れた片側に前記分銅を接続される。
いくつかの実施形態では、前記支持台は回転式支持台である
したがって、本発明の水車発電装置を用いることにより、水流を湧昇流と沈降流に分けることによって、高い位置の羽根が高い所に誘導された湧昇流の衝撃を受けるため、有効な水流衝撃を受ける羽根が多くなり、衝撃を受けるタイミングがより早くなり、羽根車の推力が増強され、発電効率を高めることができる。また、低い所に誘導された沈降流によって羽根がより垂直に傾いた状態で水に入ることができるため、羽根が広い面積で水面にぶつかることを防ぎ、使用寿命を延ばすことができる。
上記の説明は、本発明の技術的解決策の概要に過ぎない。本発明の技術的手段をより明確に理解し、本明細書の内容に従って実施できるようにするため、また、本発明の上記およびその他の目的、特徴、利点をより明確にするために、好ましい実施形態を図面と併せて詳しく説明する。
含まれる図面は、明細書の一部として本願の実施形態のさらなる理解のために提供され、本願の実施態様の説明に使用され、書面による説明と合わせて本願の原理を説明する。明らかに、以下の説明の図面は、本出願のいくつかの実施形態にすぎない。当業者が創造的な労働なしにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
は、本発明による水車発電装置の構造概略図である。 は、本発明による水車発電装置の動作原理の概略図である。 は、本発明による水車発電装置の水流誘導概略図である。 は、本発明による水車発電ユニットの構造概略図である。 は、本発明による浮揚水流誘導ユニットの構造概略図である。 は、本発明による水車発電ユニットと浮揚水流誘導ユニットの連結概略図である。 は、本発明による懸吊調節ユニットの構造概略図である。
本明細書に開示される特定の構造的および機能的詳細は、代表的なものにすぎず、本発明の例示的な実施形態を説明する目的で使用される。しかしながら、本発明は、多くの代替の形態で具体化することができ、本明細書に記載の実施形態のみに限定されると解釈されるべきではない。
本発明の説明において、“中心”、 “横方向”、“上”、“下”、“左”、“右”、“垂直”、“水平”、“頂”、“底”、“内”、“外”などの用語で示される向きまたは位置関係は、図面に示された向きまたは位置関係に基づくものであり、本発明の説明の便宜と簡略化するためのものであって、言及される装置または構成要素が、特定の方向を有し、特定の方向で構築および操作されなければならいと示唆するものではなく、したがって、本発明を限定するものとして解釈すべきではない。また、“第1”及び“第2”という用語は目的の説明でのみ使用され、相対的な重要性を示したり暗示したり、示された技術的特徴の数を暗黙的に示したりするものとして理解してはならない。したがって、“第1”及び“第2”で定義された特徴は、これらの特徴のうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に含むことができる。本発明の説明において、特に明記しない限り、「複数」は2つ以上を意味する。 さらに、“含む”という用語およびその変形は、非排他的な包含を網羅することを意図する。
本発明の説明において、“設置”、“連結”、および“接続”などの用語は、他に明確に指定および限定されない限り、広く解釈されるべきである。例えば、固定の接続、脱着可能の接続、一体化の接続、機械的接続、電機的接続、直接接続、間接的接続、二つの部品内部の接続など。当業者にとって、本発明における上記の用語の特定の意味は、具体的に理解することができる。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明するためだけのものであり、例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。明確に指示をしない限り、本明細書で使用される単数形“一個”および“一項”は複数形を含むことを意図している。また、本明細書に使用された“含む”および/または“含有”は、記述された特徴、整数、ステップ、操作、ユニットおよび/または部品の存在を規定するものであって、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、操作、ユニット、部品および/またはその組み合わせの存在や追加を排除するものではない。
図1A、図1Bおよび図2を参照する。図1Aは、本発明による水車発電装置10の構造概略図である。図1Bは、本発明による水車発電装置10の動作原理の概略図である。図2は、本発明による水車発電装置10の水流誘導概略図である。説明すべきのは、図1Bは、図1Aの具体的構造を簡略化された平面図である。図2は、水流Wの流れを明確に表現するため、水車発電装置10の一部構造を省略した。上記の利点の少なくとも一つを達成するために、図面に示すように、本発明の一実施形態において、水車発電ユニット100と、浮揚水流誘導ユニット200とを含む水車発電装置10を提供する。
水車発電ユニット100は、水流Wの衝撃により発電する発電装置である。浮揚水流誘導ユニット200は、水車発電ユニット100に接続され、水流Wを水車発電ユニット100に誘導し、水車発電ユニット100の発電効率を増大させる。図1Bに示されたように、水路全体は水流Wの流れ方向に沿って複数のエリアに定義される。これらはノーマルエリアA1、加速エリアA2、誘導エリアA3、羽根回転エリアA4および拡散エリアA5である。
ノーマルエリアA1は、水流Wが普通に流れるエリアであり、まだ本発明の水車発電ユニット100の影響を受けてない。
加速エリアA2は、水車発電ユニット100へ進入する水流Wの流速を加速し、第1浮き筒セットと第2浮き筒セットの設置によって水流Wの流速を加速させることができる。したがって、羽根135を押す力の増大および水車発電ユニット100の発電効率を高める目的が達成する。より詳しい内容については、下記の図4および図5の説明に参照。
図2に併せて、誘導エリアA3において、浮揚水流誘導ユニット200は、水流Wを湧昇流Uと沈降流Sに分ける。湧昇流Uの水面は沈降流Sの水面より高い。高い所に誘導された湧昇流Uは高い位置の羽根135に衝撃を与えるため、有効な水流衝撃を受ける羽根135が多くなり、衝撃を受けるタイミングがより早くなり、最終的に羽根車の推力が増強され、発電効率を高めることができる。また、低い所に誘導された沈降流Sによって羽根135がより垂直に傾いた状態で水に入ることができるため、羽根135が広い面積で水面にぶつかることを防ぎ、使用寿命を延ばすことができる。すなわち、沈降流Sの水面の高さは、通常水流Wの水面より低いため、羽根135がより垂直な角度で沈降流Sの水面に接触し、羽根135が広い面積で水面に衝突することを防ぐ。
羽根回転エリアA4において、羽根135が水流Wの衝撃を受けることにより車輪110を回転させ、発電機170に発電させる。具体的には、高い所の羽根135は湧昇流Uの衝撃によって回転し、その羽根135の裏側に水の抵抗がないため、回転速度が速くなり、発電効率が上昇する。低い所の羽根135はより垂直の状態で水に接触するため、羽根135が受けた推力はより強くなり、発電効率が上昇する。より詳しい内容については、下記の図3の説明に参照。
拡散エリアA5は、水流Wを拡散させるためのエリア。水流Wが水車発電ユニット100にエネルギーを伝達すると、水流Wの流速は遅くなる。水流の入口と出口の幅が同じである場合、入口と出口の流量が同じを前提として(連続性定理)、出口の水位は上昇する。これによって、閉塞現象が起き、流量が減少、発電効率が下降する。本発明は拡散エリアA5を設けることによって、この問題を解決する。本発明の一実施形態では、第1浮き筒セット220と第2浮き筒セット230の尾端間の距離を第1浮き筒セット220と第2浮き筒セット230の先端間の距離より大きくする。この場合、先端と尾端は水流Wの流れる方向に沿って定義される。つまり、水流Wは狭い先端から流入し、広い尾端から流出することで閉塞現象の発生を回避し、発電効率が保証される。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。他の実施形態では、図1Bに示されたように、水車発電ユニット100の車輪110の尾端が第1浮き筒セット220と第2浮き筒セット230から突出させることによって、車輪110から水を排出するエリアが広くなる(水流Wが車輪110に流入するエリアと比べて)。このように、水流Wの流出エリアを水流Wの流入エリアより広くすることで、上記の問題を解決できる。あるいは、車輪110の流出口の幅を流入口の幅より大きくすることも、閉塞現象を回避し、発電効率を高めることができる。
一実施形態では、図3に示されたように、水車発電ユニット100は、車輪110と、車輪主軸120と、複数の羽根固定板130と、第1鎖車140と、第2鎖車150と、チェーン160と、発電機170とを含む。車輪主軸120は車輪110を通して第1鎖車140に接続される。第1鎖車140はチェーン160によって第2鎖車150に連結されることによって、第1鎖車140は第2鎖車150を駆動して同期回転させることができる。第2鎖車150は発電機170に接続される。複数の羽根固定板130は車輪主軸120を対称軸として車輪主軸120の周りに均等に配置される。複数の羽根固定板130のそれぞれに複数の羽根135が均等に配置される。また、水流Wが複数の羽根固定板130および羽根135に衝撃する時、車輪110が回転し、車輪110は車輪主軸120を通じて第1鎖車140を回転させ、そして第1鎖車140はチェーン160を通じて第2鎖車150を回転させる。第2鎖車150の回転は、発電機170を発電させることができる。
一実施形態では、車輪主軸120は、均一に電気を発生させるために、車輪110の周方向中心に配置される。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。実際の地形や操作用件などに応じて、車輪主軸120を中心から離れた位置に設置することもできる。
一実施形態では、図4および図5に示されたように、浮揚水流誘導ユニット200は、誘導湧昇板210と、第1浮き筒セット220と、第2浮き筒セット230と、第1支持棒240と、第2支持棒250とを含む。第1支持棒240の両端にそれぞれ第1浮き筒セット220と、水車発電ユニット100が接続されており、第2支持棒250の両端にそれぞれ第2浮き筒セット230と、水車発電ユニット100が接続される。このように、浮揚水流誘導ユニット200と水車発電ユニット100は互いに接続される。
誘導湧昇板210は、第1浮き筒セット220と、第2浮き筒セット230との間に設けられ、水流Wを湧昇流Uと、沈降流Sに分ける。誘導湧昇板210は、特定の傾斜角度αを有する。湧昇流Uの流速や羽根135に衝撃する角度と力を確保するため、傾斜角度αの範囲は10度~60度である。
さらに、浮揚水流誘導ユニット200は、第1連接板260と、第2連接板270と、3つの第1浮き筒挟持具280と、3つの第2浮き筒挟持具290とをさらに含む。第1浮き筒セット220は3つの第1浮き筒225を備え、第2浮き筒セット230は3つの第2浮き筒235を含む。3つの第1浮き筒挟持具280は3つの第1浮き筒225が上下方向に配置されるように、3つの第1浮き筒を挟持し、それぞれ第1連接板260を貫通し、浮力を確保する。3つの第2浮き筒挟持具290は3つの第2浮き筒235が上下方向に配置されるように、3つの第2浮き筒235を挟持し、それぞれ第2連接板270を貫通し、浮力を確保する。
第1連接板260と第2連接板270は対向して設けられる。第1連接板260と第2連接板270は、スナップ部265、275を有する。第1連接板260と第2連接板270は、スナップ部265、275によって水車発電ユニット100に嵌合し、水車発電ユニット100と浮揚水流誘導ユニット200との連接を強固にする。
一実施形態では、図1および図6に示されたように、水車発電装置10は、懸吊調節ユニット300をさらに含む。懸吊調節ユニット300は、水車発電装置10に接続され、水車発電ユニット100の喫水を調節する。懸吊調節ユニット300は、支持台310と、フック具320と、負荷調節ユニット330とを含む。支持台310は、地面に固定されるによって、装置全体を支持することができる。支持台310の両端にそれぞれフック具320と負荷調節ユニット330とが接続される。フック具320は水車発電ユニット100に接続され、水車発電ユニット100に引張力を提供する。
負荷調節ユニット330は、水車発電ユニット100の喫水を調節する。負荷調節ユニットは、バネ部332と、少なくとも一つの分銅334とを含む。支持台310の両端にそれぞれ第1滑車340と第2滑車350が固定され、第1滑車340と第2滑車350はロープ360によって連結され、ロープ360の両端にそれぞれバネ部332とフック具320が接続され、バネ部332はロープ360から離れた片側に分銅334を接続される。バネ部332の設置によって、車輪110が受ける上下する力を緩衝することができる。分銅334は複数にすることができ、実際の需要に従って変更可能である。
本発明は、浮き筒の浮力および負荷調節ユニットの設計によって、水車発電装置10の喫水を調節および維持する。具体的には、本発明の水車発電装置10は、降雨などにより水路内の水位が変化した時、自動的に喫水を調節し、発電効率を向上させる。例えば、水位が高い場合、負荷調節ユニット330の負荷を増やす(分銅334を増やす)ことによって、浮き筒の実際の浮力が減少し、水車発電装置10の喫水が浅くなり、発電効率を保証できる。逆に、水位が低い場合、負荷調節ユニット330の負荷を減らす(分銅334を減らす)ことによって、浮き筒の実際の浮力が増加し、水車発電装置10の喫水が深くなり、発電効率を保証できる。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。分銅334は、特定重量を有するほかの部品と交換可能である。言い換えれば、負荷調節ユニット330は、自体の重量を調節することが可能のほかの部品にすることが可能である。
一実施形態では、支持台310は、回転式支持台である。水車発電ユニット100は保守、交換などの作業のために水から吊り上げる必要がある場合、回転できる支持台310によって迅速かつ便利に水車発電ユニット100を吊り上げることが可能である。
概括的に説明すると、水流Wは、まず自由に浮揚水流誘導ユニット200に流入する。次に、誘導湧昇板210は水流Wを湧昇流Uと沈降流Sに分ける。その過程で、2つの浮き筒セットの設置によって、2つの浮き筒セットの間に狭い流入口が形成する。これにより、水流Wの流速と衝撃力が増加し、羽根車の推力が増強され、発電効率を高めることができる。続いて、湧昇流Uと沈降流Sと共に羽根固定板130および羽根135を衝突して車輪110を駆動し、発電機170を発電させる。最後、水流Wは流出口から流出する。
説明を補足すると、本発明の水車発電ユニット100は、ほかの構造の発電装置であってもよい。すなわち、水車発電ユニット100は、水流の推力によって発電する装置であればよい。また、洪水などの災害が発生した場合、本発明の水車発電装置10は、懸吊調節ユニット300によって水車発電ユニット100および浮揚水流誘導ユニット200を吊り上げて、洪水の衝撃による水車発電ユニット100および浮揚水流誘導ユニット200の損傷を回避する。
要約すると、本発明の水車発電装置10を用いることにより、水流Wを湧昇流Uと沈降流Sに分けることによって、高い所に誘導された湧昇流Uは高い位置の羽根135に衝突するため、有効な水流衝撃を受ける羽根135が多くなり、衝撃を受けるタイミングがより早くなり、羽根車の推力が増強され、発電効率を高めることができる。また、低い所に誘導された沈降流Sによって羽根135が水面に進入する傾斜角度はより垂直になるため、羽根135が広い面積で水面にぶつかることを防ぎ、使用寿命を延ばすことができる。また、浮き筒のみで懸吊対重設計がない場合、喫水は固定になる。本発明は懸吊調節ユニット300を利用し、必要に応じて水車発電装置10の喫水を調節および維持することにより、最高の効率を達成する。
上記の好ましい実施形態は、本発明の特徴および精神をより明確に説明されるためのものであって、本発明はこれらの実施形態によって何ら限定されるものではない。その目的は、本発明の特許出願の範囲内での様々な変更を網羅することである。
10 …水車発電装置
100…水車発電ユニット
110…車輪
120…車輪主軸
130…羽根固定板
135…羽根
140…第1鎖車
150…第2鎖車
160…チェーン
170…発電機
200…浮揚水流誘導ユニット
210…誘導湧昇板
220…第1浮き筒セット
225…第1浮き筒
230…第2浮き筒セット
235…第2浮き筒
240…第1支持棒
250…第2支持棒
260…第1連接板
265…スナップ部
270…第2連接板
275…スナップ部
280…第1浮き筒挟持具
290…第2浮き筒挟持具
300…懸吊調節ユニット
310…支持台
320…フック具
330…負荷調節ユニット
332…バネ部
334…分銅
340…第1滑車
350…第2滑車
360…ロープ
W …水流
U …湧昇流
S …沈降流
α …傾斜角度
A1 …ノーマルエリア
A2 …加速エリア
A3 …誘導エリア
A4 …羽根回転エリア
A5 …拡散エリア


Claims (10)

  1. 水車発電ユニットと、
    前記水車発電ユニットに接続され、前記水車発電ユニットに水流を導くために使用される浮揚水流誘導ユニットとを備え、
    前記浮揚水流誘導ユニットは、前記水流を湧昇流と沈降流とに分けており、
    前記湧昇流の水面の高さは前記沈降流の水面より高いことを特徴とする水車発電装置。
  2. 前記水車発電ユニットは、車輪と、車輪主軸と、複数の羽根固定板と、第1鎖車と、第2鎖車と、チェーンと、発電機とを備え、
    前記車輪主軸は前記車輪を通して前記第1鎖車に接続されており、
    前記第1鎖車は前記チェーンによって前記第2鎖車に連結されており、
    前記第2鎖車は前記発電機に接続されており、
    前記複数の羽根固定板は前記車輪主軸を対称軸として前記車輪主軸の周りに均等に配置されており、
    前記水流が前記複数の羽根固定板に衝撃することによって前記車輪が回転すると、前記車輪は前記車輪主軸を通じて前記第1鎖車を回転させ、前記第1鎖車は前記チェーンを通じて前記第2鎖車を回転させることで、前記発電機を発電させる、請求項1に記載の水車発電装置。
  3. 前記複数の羽根固定板のそれぞれに複数の羽根が均等に設けられており、
    前記車輪主軸が前記車輪の周方向中心に配置される、請求項2に記載の水車発電装置。
  4. 前記浮揚水流誘導ユニットは、誘導湧昇板と、第1浮き筒セットと、第2浮き筒セットと、第1支持棒と、第2支持棒とを備え、
    前記第1支持棒の両端にそれぞれ前記第1浮き筒セットと、前記水車発電ユニットが接続されており、
    前記第2支持棒の両端にそれぞれ前記第2浮き筒セットと、前記水車発電ユニットが接続されており、
    前記誘導湧昇板は前記第1浮き筒セットと、前記第2浮き筒セットとの間に設けられ、前記水流を湧昇流と、沈降流に分ける、請求項2に記載の水車発電装置。
  5. 前記浮揚水流誘導ユニットは、第1連接板と、第2連接板と、複数の第1浮き筒挟持具と、複数の第2浮き筒挟持具とをさらに備え、
    前記第1浮き筒セットは複数の第1浮き筒を備え、
    前記第2浮き筒セットは複数の第2浮き筒を備え、
    前記複数の第1浮き筒挟持具は前記第1浮き筒が上下方向に配置されるように、前記第1浮き筒を挟持し、前記第1連接板を貫通しており、
    前記複数の第2浮き筒挟持具は前記第2浮き筒が上下方向に配置されるように、前記第2浮き筒を挟持し、前記第2連接板を貫通しており、
    前記第1連接板と前記第2連接板は対向して設けられる、請求項4に記載の水車発電装置。
  6. 前記第1連接板と前記第2連接板は、前記水車発電ユニットに嵌合し、前記水車発電ユニットと前記浮揚水流誘導ユニットとの連接を強固にするスナップ部を有しており、
    前記車輪の端部は前記第1浮き筒セットと前記第2浮き筒セットから突出する、請求項5に記載の水車発電装置。
  7. 前記水車発電装置に接続され、前記水車発電ユニットの喫水を調節する懸吊調節ユニットをさらに含む、請求項1に記載の水車発電装置。
  8. 前記懸吊調節ユニットは、支持台と、フック具と、負荷調節ユニットとを備え、
    前記支持台の両端にそれぞれ前記フック具と前記負荷調節ユニットとが接続されており、
    前記フック具は前記水車発電ユニットに接続されており、
    前記負荷調節ユニットは前記水車発電ユニットの喫水を調節する、請求項7に記載の水車発電装置。
  9. 前記負荷調節ユニットは、バネ部と、少なくとも一つの分銅とを備え、
    前記支持台の両端にそれぞれ第1滑車と第2滑車が固定されており、
    前記第1滑車と前記第2滑車はロープによって連結されており、
    前記ロープの両端にそれぞれ前記バネ部と前記フック具が接続されており、
    前記バネ部は前記ロープから離れた片側に前記分銅を接続される、請求項8に記載の水車発電装置。
  10. 前記支持台は回転式支持台である、請求項8に記載の水車発電装置。


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