JP2017048753A - 水力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水路に設置される水力発電装置であって、発電効率を向上できる水力発電装置を提供する。【解決手段】水力発電装置10は、水路1の水流方向に対して垂直の水平軸30周りに回転する水車20と、水車20の水平軸30に連動し、水平軸30の回転により発電する発電機21と、水車20の下方に配置された翼型プレート22と、翼型プレート22の両側面に配置され、翼型プレート22の上流から下流まで延設された集水プレート23とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、水路に設置される水力発電装置に関する。
一般的な水力発電では、ダムで川の水をせき止めて大きな落差を作り、その落差により落下して生まれた水流により発電機の水車を回して発電を行っている(特許文献1(図3)参照)。しかし、この水力発電では、ダムや発電所が必要であり、そのためには広大な場所と大規模な工事が必要であり莫大な費用がかかる。
特開2014−169590号公報(図3参照)
そこで、本発明者らは、例えば農業用水路等の既存の小さな水路に複数の小型水力発電装置を設置して、低コストの水力発電を実現することを考えている。水路は、自然の川に比べて比較的水量が安定しているため、水路を用いて発電を行うことは、電力の安定発電及び安定供給の点で適している。
しかしながら、その一方で水路は落差が小さく水量も少ないので、各々の水力発電装置の発電効率を上げることが求められる。
本出願はかかる点に鑑みてなされたものであり、水路に設置される水力発電装置であって、発電効率を向上できる水力発電装置を提供することをその目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、水力発電装置の水車の下方に翼型プレートを設置することにより、水力発電装置の発電効率が向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
(1)水路に設置する水力発電装置であって、水路の水流方向に対して垂直の水平軸周りに回転する水車と、前記水車の水平軸に連動し、前記水車の回転により発電する発電機と、前記水車の下方に配置された翼型プレートと、を有する、水力発電装置。
(2)前記翼型プレートの両側面に配置され、上流の水流を集めて前記翼型プレート及び前記水車に導入する集水プレートを、さらに有する、(1)に記載の水力発電装置。
(3)前記集水プレートは、前記翼型プレートの上流から下流まで延設され、前記集水プレートの前記翼型プレートの上流側は、平面から見て幅方向の互いの間隔が下流側に向けて次第に狭くなるように形成され、前記集水プレートの前記翼型プレートの下流側は、互いの間隔が下流側に向けて次第に広くなるように形成されている、(2)に記載の水力発電装置。
(4)前記翼型プレートの末端から下流側に延設され、前記翼型プレートから下流側に向けて次第に下がるエッジプレートを、さらに有する、(1)〜(3)のいずれかに記載の水力発電装置。
(5)前記翼型プレートは、ジューコフスキー翼の形状を有する、(1)〜(4)のいずれかに記載の水力発電装置。
(6)前記翼型プレートの下面が平坦に形成されている、(1)〜(5)のいずれかに記載の水力発電装置。
(7)前記水車及び前記翼型プレートを昇降する昇降装置を、さらに有する、(1)〜(6)のいずれかに記載の水力発電装置。
(8)前記昇降装置は、前記水車及び前記翼型プレートを水路の水流から退避可能に構成されている、(7)に記載の水力発電装置。
(9)水路の水位を検出する水位センサと、前記水位センサに基づいて、前記昇降装置を制御し、前記水車及び前記翼型プレートを昇降する制御装置とを、さらに有する、(7)又は(8)に記載の水力発電装置。
本発明によれば、水路に設置される水力発電装置の発電効率を向上できる。
水力発電装置の構成の概略を示す斜視図である。 水車周りの構成の概略を示す斜視図である。 水力発電装置を側面から見た説明図である。 水車周りの構成を上面から見た説明図である。 (a)は、第1の翼型プレートの斜視図であり、(b)は、その縦断面図である。 (a)は、第2の翼型プレートの斜視図であり、(b)は、その縦断面図である。 水車周りの構成を側面から拡大して見た説明図である。 冬場の水力発電装置を側面から見た説明図である。 冬場の水車周りの構成を上面から見た説明図である。 冬場の水車周りの構成を側面から拡大して見た説明図である。 水車を上方に退避させた場合の水力発電装置の構成を示す説明図である。 水力発電装置の夏場の発電中の状態を示す説明図である。 水力発電装置の冬場の発電中の状態を示す説明図である。 エレベータ式の昇降装置の内籠を上に上げた状態を示す説明図である。 エレベータ式の昇降装置の内籠を下に下げた状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は、図示の比率に限定されるものではない。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
図1は、水路1に水力発電装置10を設置した様子を示す説明図である。図1の水力発電装置10は、例えば水路1に沿って2つ並べて設置されている。なお、本明細書において、「水路」には、農業用水路、工業用水路などの用水路を含むすべての人工水路が含まれる。
<水力発電装置の構成>
例えば水力発電装置10は、図1に示すように水車20と、発電機21と、翼型プレート22と、集水プレート23と、昇降装置24と、固定装置25と、水位センサ26と、制御装置27を備えている。
水車20は、図2〜図4に示すように水路1の水流方向Aに対して垂直の水平軸30を有し、その水平軸30周りに回転する。水車20は、水平軸30の中央に円板31を有し、その円板31の左右にそれぞれ複数の羽根32が取り付けられている。羽根32は、円板31の水平軸30周りに等間隔で放射状に設けられている。
発電機21は、水車20の水平軸30に連動し、水平軸30の回転により発電する。発電機21と水車20は、図示しないギアボックス等を備えた伝達機構を用いて連動している。
翼型プレート22は、図3に示すように水車20の下方に配置されている。翼型プレート22は、例えばプレート保持部材40により保持されており、プレート保持部材40は、後述する水車20を保持する水車保持部材60に固定されている。翼型プレート22は、プレート保持部材40に対し着脱自在になっており、例えば2種類の翼型プレート22を水量の異なる季節に応じて取り替えることができる。翼型プレート22の着脱は、例えばネジ等の固定部材により行えるようになっている。
例えば第1の翼型プレート22は、図5に示すようにジューコフスキー翼の形状を有している。ジューコフスキー翼は、上面が上に凸の所定の曲線形状を有し、下面も所定の曲線形状を有している。第2の翼型プレート22は、図6に示すように上面がジューコフスキー翼と同じ曲線形状を有し、下面が平坦に形成されている。第1の翼型プレート22と第2の翼型プレート22は、プレート保持部材40に対し着脱自在であり交換可能である。
図7に示すように翼型プレート22は、水流方向Aに水車20の直径と同程度の長さに有している。翼型プレート22は、水車20の下に配置され、側面から見て、翼型プレート22の上流側の端部が、水車20の上流側の端部よりも少し上流側になるように配置されている。なお、翼型プレート22は、水車20の真下に配置され、側面から見て、翼型プレート22の上流側の端部と水車20の上流側の端部、及び翼型プレート22の下流側の端部と水車20の下流側の端部がほぼ同じ位置になるように配置されていてもよい。また翼型プレート22は、幅方向(水流方向Aの直角方向)に例えば水車20とほぼ同じ長さ(円板31の片側にある羽根32の外側端部から円板31のもう片側にある羽根32の外側端部までの長さ)を有している。
また、翼型プレート22は、水車20との間隔を、水車20側を通る水流の流速を効果的に上げることができる距離、例えば水車20下端から80mm以上150mm以下の距離、好ましくは100mm程度の距離に設けられている。
図5に示すように第1の翼型プレート22の下流側の末端には、当該末端から下流側に延設するエッジプレート50が取り付けられている。エッジプレート50は、翼型プレート22から下流側に向けて次第に下に下がるように、上に凸に湾曲している。エッジプレート50は、翼型プレート22の上面の曲線から連続的に湾曲している。このエッジプレート50は、翼型プレート22の表面を通過し終えた水流の流路を急激に広げている。
図3に示すように集水プレート23は、例えば略方形の板状に形成され、翼型プレート22及び水車20の両側面に配置されている。集水プレート23は、翼型プレート22及び水車20の上流から下流にわたり延設されている。
図4に示すように集水プレート23の翼型プレート22より上流側の部分は、平面から見て左右の集水プレート23同士の間隔(横幅)が下流側に向けて次第に狭くなるように湾曲して形成され、集水プレート23の翼型プレート22より下流側の部分は、左右の集水プレート23同士の間隔が下流側に向けて次第に広くなるように形成されている。これにより、集水プレート23は、翼型プレート22や水車20の上流側において広い範囲から水流を集めて翼型プレート22や水車22を通る水量を増加し、翼型プレート22や水車20の下流側において水流を開放して翼型プレート22や水車20を通る水流の流速を上げている。
集水プレート23は、例えば季節に応じて2種類の集水プレートを取り替えることができる。例えば図3に示すように第1の集水プレート23は、水量が多い季節用で水流方向Aに比較的に短くて高さが高いものであり、図8〜図10に示すように第2の集水プレート23は、水量が少ない季節用で水流方向Aに比較的長くて高さが低いものである。
昇降装置24は、図1〜図3に示すように例えば水車20を保持する水車保持部材60と、水車保持部材60を固定軸61周りに回転させるシリンダ62を有している。水車保持部材60は、例えばL字型の形状を有し、一端側が水車20の水平軸30に接続され、他端側がシリンダ62に接続され、途中にある固定軸61周りに回転自在である。シリンダ62は、エア、油圧或いは電力等により伸縮自在である。昇降装置24は、シリンダ62を伸縮させることにより水車保持部材60を固定軸61周りに回転させて、水車保持部材60に保持された水車20及び翼型プレート22を昇降することができる。例えばシリンダ62を短くすると、水車保持部材60の水車20側の端部が下に下がり、水車20及び翼型プレート22の位置が下がり、シリンダ62を長くすると、水車保持部材60の水車20側の端部が上に上がり、水車20及び翼型プレート22の位置が上がる。図11に示すように水車20及び翼型プレート22が最も上がったときには、水路1の水から退避できる。
図1に示すように固定装置25は、例えば水路1の両側の側壁1aに固定され、両側壁1aにわたり敷設される天板70と、天板70に固定され、昇降装置24を固定する枠体71を備えている。
例えば天板70は、水路1の上面を覆うように配置され、水車20の上方の位置には方形の開口70aが形成されている。天板70上には、例えば発電機21及び制御装置27が設置されている。
枠体71は、例えば方形の枠状に形成され、この枠体71には、昇降装置24の固定軸61とシリンダ62が固定されている。また、例えば集水プレート23もこの枠体71に固定されている。
水位センサ26は、例えば水車20の下流側に設置されている。水位センサ26には、例えば超音波式のセンサが用いられる。
制御装置27は、例えば天板70上に設置されている。制御装置27は、いわゆるコンピュータであり、水力発電装置10全体や、シリンダ62や水位センサ26等の各種装置の動作を制御できる。また制御装置27は、水位センサ26により検出された水位に基づいて、昇降装置24を調整し、水車20及び翼型プレート22の高さを制御できる。この制御は、例えば予め算出されている水位、水車20及び翼型プレート22の位置(高さ)、及び発電効率との相関から、水位センサ26の水位に応じて水車20及び翼型プレート22を発電効率が最大となる位置に動かすプログラムを実行することにより行うことができる。また、制御装置27は、発電機21で発電された電力を電柱Bを介して送電線等に送る動作を制御できる。
<水力発電装置の発電プロセス>
水路1において例えば夏場の水量が比較的多い時期には、図3に示すように翼型プレート22に、ジューコフスキー翼形状の第1の翼型プレートが用いられる。また、相対的に長手方向に短く高さがある第1の集水プレート23が用いられる。昇降装置24のシリンダ62により水車20と翼型プレート22が所定の高さに調整される。この水車20及び翼型プレート22の高さは、例えば水位センサ26による検出される水路1の水位に基づいて、制御装置27により適宜調整される。
図12に示すように水路1の水流Cは、水車20の上流において集水プレート23で集められ水量を増し水位を上げて、水車20及び翼型プレート22に導入される。一方、水車20と翼型プレート22の下流側は、集水プレート23が幅方向に広がり、さらにエッジプレート50が下側に下がっているので、水車20及び翼型プレート22の下流側の水路が広がる。これにより、水流Cは、水車20と翼型プレート22に導入された後、下流側に向けて流速を増して流れる。
また、水流Cは、翼型プレート22の上面を通過する際、翼形状の作用で局所的に流速を増す。これにより、翼型プレート22の上面側の水車20周辺の水流の速度が増し、水流Cが、より強い力で水車20を回転させる。
水車20は、羽根23が水流を受けて回転し、その水車20の水平軸30の回転エネルギーが発電機21に伝達され、発電機21において電気エネルギーに変換されて発電する。発電機21で発電された電力は、水力発電装置1の周囲に立設されている引き込み電柱を介して送電線に送られる。
水路1において例えば冬場の水量が比較的少ない時期には、図8に示すように翼型プレート22に、ジューコフスキー翼の下面を平坦にした第2の翼型プレート22が用いられる。また、相対的に長手方向に長く高さが低い第2の集水プレート23が用いられる。昇降装置24のシリンダ62により水車20と翼型プレート22が所定の高さに調整される。例えば水車20がより深く水中に入るように、翼型プレート22の平坦な下面が水路1の底面1bに着くように水車20と翼型プレート22の高さが調整される。なお、この水車20及び翼型プレート22の高さは、例えば水位センサ26による検出される水路1の水位に基づいて、制御装置27により適宜調整されてもよい。
図13に示すように水路1の水流Cは、水車20の上流において集水プレート23で集められ水量を増し水位を上げて、水車20及び翼型プレート22に導入される。一方、水車20と翼型プレート22の下流側は、集水プレート23が幅方向に広がっており、水路が広がるので、水流Cは、水車20と翼型プレート22に導入された後、下流側に向けて流速を増して流れる。
また、水流Cは、翼型プレート22の上面を通過する際、翼形状の作用で局所的に流速を増す。これにより、翼型プレート22の上面側の水車20周辺の水流の速度が増し、水流Cが、より強い力で水車20を回転させる。こうして、水車20の水平軸30の回転エネルギーが発電機21に伝達され、発電機21において電気エネルギーに変換されて発電する。
また、水路1の水位が著しく上昇、或いは下降した場合には、図11に示すように昇降装置24により水車20及び翼型プレート22が上昇して水から退避し、発電が停止される。
本実施の形態によれば、水力発電装置1が、水車20の下方に翼型プレート22を備えているので、水流が、翼型プレート22の上面を通過する際に局所的に流速を増す。これにより、翼型プレート22の上面側の水車20周辺の水流の速度が増し、水車20がより速く回転するので、発電機21の発電効率を向上できる。
また、翼型プレート22の両側面に集水プレート23が配置され、集水プレート23は、翼型プレート22の上流側が、平面から見て横幅が下流側に向けて次第に狭くなるように形成され、翼型プレート22の下流側が、横幅が下流側に向けて次第に広くなるように形成されている。これにより、水路1の水流は、水車20及び翼型プレート22に向けて水量が増し水位が上がり、水車20と翼型プレート22に導入された後は、下流側に向けて流速を増して流れる。この結果、水車20が効率的に回転し、発電機21の発電効率が向上する。
また、翼型プレート22の末端には、下流側に向けて次第に下がるエッジプレート50が設けられているので、翼型プレート22の上面の下流側において水路が広がる。これにより、翼型プレート22の上面を通過する水流の流速が増し、水車20が効率的に回転して、発電機21の発電効率が向上する。
翼型プレート22は、ジューコフスキー翼の形状を有するので、翼型プレート22の上面において、水流の流速が理想的に増す。この結果、翼型プレート22の上面側の水車20近傍の水流の速度が効果的に増すので、水車20が効率的に回転し、発電機21の発電効率が向上する。
翼型プレート22は、下面が曲線状に形成されているので、流量が少ない冬場において翼型プレート22を水路1の底面1bに着けた状態で水車20を回転させることができる。これにより、流量が少ない冬場においても水車20により多くの水流を当てて発電を行うことができる。
水力発電装置1は、水車20及び翼型プレート22を昇降する昇降装置24を有しているので、所望の高さに水車20及び翼型プレート22を配置することができる。これにより、水車20を水流に対し最適な位置に調整して回転させることができるので、発電を効率的に行うことができる。
昇降装置24は、水車20及び翼型プレート22を水路1の水流から退避可能に構成されているので、例えば台風や雷雨等で水量が増した時などに、水車20及び翼型プレート22を水路1内から退避させ、水車20や翼型プレート22の破損を防止できる。
水力発電装置10は、水位センサ26と、水位センサ26に基づいて昇降装置24を制御し、水車20及び翼型プレート22を昇降する制御装置27を有するので、水路1の水位に応じて水車20及び翼型プレート22の高さを最適な調整して、発電効率を向上できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば上記実施の形態において、昇降装置24は、シリンダ62により水車保持部材60を固定軸61に回転させ、水車20及び翼型プレート22を固定軸61周りに回動させて、水車20及び翼型プレート22を昇降するものであったが、他の機構、方式で水車20及び翼型プレート22を昇降するものであってもよい。
例えば図14及び図15に示すように昇降装置24が、エレベータ式のものであってもよい。例えば昇降装置24は、水車20及び翼型プレート22を保持する内籠90と、内籠90を外側から覆う外籠91を有し、内籠90を外籠91に対し上下動させるものであってもよい。かかる場合、外籠91は、例えば固定装置25により水路1の両側壁1bに固定される。内籠90は、例えば外籠91の上下に延設されたラック100に昇降自在に取り付けられた歯車101と、当該歯車101を回転させるためのモータ102を有し、モータ102を回転させることにより上下動できる。また、内籠90にはバランスウエイト103が設けられており、内籠90の昇降を助けている。がかかるモータ102の動作は、制御装置27により制御される。また発電機21は、内籠90上に設けられていてもよいし、集水プレート23は、内籠90の下部に固定されていてもよい。そして、発電を行うときには、モータ102を回転させ、図15に示すように内籠90を水路1内に降ろし、水車20及び翼型プレート22を水流内の所望の高さに調整する。また、発電を行わない時には、モータ102を回転させ、図14に示すように内籠90を水路1の上方に上げ、水車20及び翼型プレート22を水路1内から退避させる。
その他、水車20、翼型プレート22、集水プレート23、固定装置25などの構成や配置も上記実施の形態のものに限られない。また、水力発電装置1を2つ並べて設置した例であったが、単独で設置してもよいし、3つ以上並べて設置してもよい。
本発明によれば、水路に設置される水力発電装置の発電効率を向上する際に有用である。
1 水路
10 水力発電装置
20 水車
21 発電機
22 翼型プレート
23 集水プレート
24 昇降装置
25 固定装置
26 水位センサ
27 制御装置

Claims (9)

  1. 水路に設置する水力発電装置であって、
    水路の水流方向に対して垂直の水平軸周りに回転する水車と、
    前記水車の水平軸に連動し、前記水車の回転により発電する発電機と、
    前記水車の下方に配置された翼型プレートと、を有する、水力発電装置。
  2. 前記翼型プレートの両側面に配置され、上流の水流を集めて前記翼型プレート及び前記水車に導入する集水プレートを、さらに有する、請求項1に記載の水力発電装置。
  3. 前記集水プレートは、前記翼型プレートの上流から下流まで延設され、
    前記集水プレートの前記翼型プレートの上流側は、平面から見て幅方向の互いの間隔が下流側に向けて次第に狭くなるように形成され、前記集水プレートの前記翼型プレートの下流側は、互いの間隔が下流側に向けて次第に広くなるように形成されている、請求項2に記載の水力発電装置。
  4. 前記翼型プレートの末端から下流側に延設され、前記翼型プレートから下流側に向けて次第に下がるエッジプレートを、さらに有する、請求項1〜3のいずれかに記載の水力発電装置。
  5. 前記翼型プレートは、ジューコフスキー翼の形状を有する、請求項1〜4のいずれかに記載の水力発電装置。
  6. 前記翼型プレートの下面が平坦に形成されている、請求項1〜5のいずれかに記載の水力発電装置。
  7. 前記水車及び前記翼型プレートを昇降する昇降装置を、さらに有する、請求項1〜6のいずれかに記載の水力発電装置。
  8. 前記昇降装置は、前記水車及び前記翼型プレートを水路の水流から退避可能に構成されている、請求項7に記載の水力発電装置。
  9. 水路の水位を検出する水位センサと、
    前記水位センサに基づいて、前記昇降装置を制御し、前記水車及び前記翼型プレートを昇降する制御装置とを、さらに有する、請求項7又は8に記載の水力発電装置。
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