JP2022171110A - 合成樹脂製容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】起伏のある圧力吸収パネルを容器胴部に設けずとも、加温販売時又は冷蔵販売時の容器内圧の増減を良好に吸収できるようにする。【解決手段】周方向に沿って環状に形成された複数の周溝部40が配設された胴部4と、中央部に位置する陥入凹部50と、陥入凹部50の周囲に設けられた接地部51とを有する底部5を備え、接地部51は、陥入凹部50側から径方向外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面部52と、傾斜面部52に対して径方向外側に位置して、縦断面形状が容器外方に凸の円弧状となるように下方に向かって縮径するヒール部53とを含み、接地部51には、径方向に沿って延在する複数の凹溝55が放射状に形成されている。【選択図】 図1
Description
本発明は、合成樹脂製容器に関する。
従来、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を使用して、射出成形や圧縮成形などによって有底筒状に成形されたプリフォームを作製し、このプリフォームを二軸延伸ブロー成形によりボトル状に成形してなる合成樹脂製容器が、各種飲料品、各種調味料等を内容物とする容器として広い分野で利用されている。
また、このような合成樹脂製容器を利用したボトル入り飲料の販売形態も多様化しており、冷蔵庫に陳列されて内容物を冷やして冷蔵販売される外に、ホットウォーマーに陳列されて内容物を温めて加温販売されることも、一般的な販売形態として見慣れたものになってきている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、この種の容器は、内容物を充填密封するとともに、その商品名や内容物表示、さらには、装飾デザインなどを印刷したラベルが装着されて市場に供される。このようなラベルとしては、熱収縮によって装着されるシュリンクラベルや、帯状に切り揃えられたラベルを容器胴部に巻き付けて装着するロールラベルなどが知られているが、近年、容器に装着するラベルとして、ロールラベルを採用したいという要望が増えてきている。
しかしながら、特許文献1が開示する容器のように、容器内圧の増減を吸収する圧力吸収パネルが容器胴部に設けられた容器は、これに装着するラベルとして、ロールラベルを採用しようとしても、熱収縮によって容器形状に追随するシュリンクラベルとは異なり、ロールラベルを巻き付けていく際に、容器胴部の周面の起伏に追随できずにシワが生じるなどして外観不良を招いてしまう虞があるため、ロールラベルを採用するには適さなかった。
ロールラベルを採用できるようにするには、起伏のある圧力吸収パネルを容器胴部に設けずとも、加温販売時又は冷蔵販売時の容器内圧の増減を吸収できるようにすることが考えられるが、特に、加温販売に際しては、次のような不具合が生じないようにすることが求められる。すなわち、ホットウォーマーの陳列棚は、通常、加温効率を高めるために、陳列された商品の上方にできるだけ隙間が生じないように設計されている。このため、加温によって内容物やベッドスペースの空気が膨張して、容器内の圧力が増加することにより、容器が高さ方向に伸びるように変形してしまうと、商品が取り出せなくなってしまったり、陳列棚の天板に押し付けられた容器口部が変形して開栓できなくなってしまったりする虞があることから、加温販売に際しては、このような不具合が生じないようにすることが求められる。
本発明者らは、上記したような事情に鑑みて、起伏のある圧力吸収パネルを容器胴部に設けずとも、加温販売時又は冷蔵販売時の容器内圧の増減を良好に吸収できるようにするべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
本発明に係る合成樹脂製容器は、口部、肩部、胴部、及び底部を備える合成樹脂製容器であって、前記胴部が、周方向に沿って環状に形成された複数の周溝部を有し、前記底部が、中央部に位置する陥入凹部と、前記陥入凹部の周囲に設けられた接地部とを有し、前記接地部は、前記陥入凹部側から径方向外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面部と、前記傾斜面部に対して径方向外側に位置して、縦断面形状が容器外方に凸の円弧状となるように下方に向かって縮径するヒール部とを含み、前記接地部には、径方向に沿って延在する複数の凹溝が放射状に形成されている構成としてある。
本発明に係る合成樹脂製容器は、加温販売時又は冷蔵販売時の容器内圧の増減を良好に吸収できる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す斜視図(斜め下方から斜視して示す斜視図)であり、図2は、同正面図、図3は、同底面図である。
また、図4は、図2のA-A断面を示す断面斜視図(斜め上方から斜視して示す断面斜視図)、図5は、図3のB-B端面図、図6は、図3のC-C端面図、図7は、図3のD-D端面における要部拡大端面図、図8は、図3のE-E端面における要部拡大端面図であり、切断面にあらわれる肉厚を適宜省略している。
また、図4は、図2のA-A断面を示す断面斜視図(斜め上方から斜視して示す断面斜視図)、図5は、図3のB-B端面図、図6は、図3のC-C端面図、図7は、図3のD-D端面における要部拡大端面図、図8は、図3のE-E端面における要部拡大端面図であり、切断面にあらわれる肉厚を適宜省略している。
これらの図に示す容器1は、口部2、肩部3、胴部4、及び底部5を備えており、胴部4が円筒状に形成された、一般に、丸形ボトルと称される容器形状を有している。
このような容器1は、熱可塑性樹脂を使用して、射出成形や圧縮成形などによって有底筒状に成形されたプリフォームを作製し、このプリフォームを二軸延伸ブロー成形などにより所定の容器形状に成形することによって製造される。
使用する熱可塑性樹脂としては、ブロー成形が可能な任意の樹脂を使用することができる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート,ポリエチレンナフタレート,非晶ポリアリレート,ポリ乳酸,ポリエチレンフラノエート又はこれらの共重合体などの熱可塑性ポリエステルが使用でき、特に、ポリエチレンテレフタレートなどのエチレンテレフタレート系熱可塑性ポリエステルが好適に使用される。これらの樹脂は二種以上混合してもよく、他の樹脂をブレンドしてもよい。ポリカーボネート,アクリロニトリル樹脂,ポリプロピレン,プロピレン-エチレン共重合体,ポリエチレンなども使用できる。
また、プリフォームは、単層に成形するに限らず、容器1に求められる特性に応じて、ガスバリヤー層などを含む多層に成形することもできる。
また、プリフォームは、単層に成形するに限らず、容器1に求められる特性に応じて、ガスバリヤー層などを含む多層に成形することもできる。
口部2は、内容物の注入出口となる円筒状の部位であり、口部2の開口端側の側面には、図示しない蓋体を取り付けるためのネジ山2aが設けられている。
また、口部2には、周方向に沿って外方に突出する環状のネックリング2bが設けられている。ネックリング2bの直下から、概ね同一径で円筒状に垂下する首下部2cを含めて口部2というものとし、このような口部2の下端が、口部2と胴部4との間をつなぐ肩部3に連接している。図示する例において、肩部3は、概ね円錐台状に形成され、下端側の縦断面形状が容器外方に凸の円弧状となるように形成されているが、これに限定されない。
また、口部2には、周方向に沿って外方に突出する環状のネックリング2bが設けられている。ネックリング2bの直下から、概ね同一径で円筒状に垂下する首下部2cを含めて口部2というものとし、このような口部2の下端が、口部2と胴部4との間をつなぐ肩部3に連接している。図示する例において、肩部3は、概ね円錐台状に形成され、下端側の縦断面形状が容器外方に凸の円弧状となるように形成されているが、これに限定されない。
胴部4は、容器1の高さ方向の大半を占める部位であり、上端が肩部3に連接し、下端が底部5に連接している。
ここで、高さ方向とは、口部2を上にして容器1を水平面(載置面)に正立させたときに、水平面に直交する方向をいうものとし、この状態(図2に示す状態)で容器1の上下左右及び縦横の方向を規定するものとする。
また、図2に、中心軸Cを一点鎖線で示しているが、特に断りのない限り、中心軸Cを含む面で切断した断面を縦断面、中心軸Cに直交する面で切断した断面を横断面というものとする。
また、図2に、中心軸Cを一点鎖線で示しているが、特に断りのない限り、中心軸Cを含む面で切断した断面を縦断面、中心軸Cに直交する面で切断した断面を横断面というものとする。
本実施形態では、滅菌処理した容器に内容物を常温で充填するアセプティック充填に用いる容器の一例を示しており、円筒状に形成された胴部4には、周方向に沿って環状に形成された複数の周溝部40が配設されている。図示する例では、五つの周溝部40が高さ方向に沿って等間隔に配設されており、これらの周溝部40は、主として、容器1内に内容物が充填密封された後に、内容物やベッドスペースの空気が冷やされて収縮することによって、容器1内の圧力が減少したときに、容器1を高さ方向に収縮するように変形させて、圧力の減少分を吸収するように機能する。
また、このような周溝部40を胴部4に配設することによって、横方向からの荷重に対する耐荷重強度(横圧縮強度)が向上するとともに、胴部4の横断面形状が、楕円形状に変形してしまうなどの不均一な変形を抑制することもできる。
周溝部40の溝幅w、溝深さdは、要求される減圧吸収性能の外、減圧に抗して円筒状に形成された胴部4の横断面形状を保持し得る強度(減圧強度)、横圧縮強度、縦方向からの荷重部に対する耐荷重強度(縦圧縮強度)などを考慮して設定することができる。通常、周溝部40の溝幅wは、3.0~8.0mm程度とすることができ、周溝部40の溝深さdは、0.5~2.5mm程度とすることができる。
隣接する周溝部40の間隔pも、減圧吸収性能、減圧強度、横圧縮強度、縦圧縮強度などを考慮して設定することができる。容器1の容量や、周溝部40を配設する数にもよるが、隣接する周溝部40の間隔pは、通常、10~30mm程度とすることができる。複数の周溝部40を胴部4に配設するにあたり、その間隔pは、図示する例のように等間隔とせずに、例えば、胴部4の上部、中央、下部などの部位ごとに、必要に応じて異ならせてもよい。
また、図示する例では、周溝部40の断面形状をU字状としているが、容器1内の圧力減少に応じて変形し、その際に容器1の不均一な変形を抑制することができれば、周溝部40の断面形状は、例えば、V字状とするなど、任意の断面形状とすることができる。
このような構成とされた胴部4の周面には、周方向に沿った起伏がなく、周溝部40が配設された部位を除いた周面の周方向に沿った長さ(周長)を高さ方向に沿って一定とすることができるため、ロールラベルを胴部4に巻き付けていく際に、シワが生じるなどして外観不良を招いてしまう虞がない。したがって、装着するラベルとしてロールラベルを採用するのに適している。
図示する例では、胴部4の最も上端側に配設された周溝部40と、胴部4の最も下端側に配設された周溝部40との間の範囲にロールラベルが装着されるようにしている。そして、ロールラベルが装着される部位の直径D1が、胴部4の上端側及び下端側の直径D0よりも若干小さくなるようにすることで(図5参照)、例えば、内容物が充填密封されて箱詰めされた状態で出荷された後、搬送時の振動によって隣接する容器1のラベルどうしが擦れ合うなどして、ラベルが損傷したりすることがないようにしている。
このような胴部4の下端に連接される底部5は、中央部に位置する陥入凹部50と、陥入凹部50の周囲に設けられた接地部51とを有している。
陥入凹部50は、底部5の中央部が、容器内方に円錐台状に陥入するように形成することができる。陥入凹部50を容器内方に陥入させる深さ、すなわち、陥入凹部50の外周端から陥入凹部50の最深部までの高さ(高さ方向に沿った長さ)hは、例えば、陥入凹部50の外周端の直径Dの25~50%とすることができる。
接地部51は、陥入凹部50側から径方向外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面部52と、傾斜面部52に対して径方向外側に位置して、縦断面形状が容器外方に凸の円弧状となるように下方に向かって縮径するヒール部53とを含み、容器1を載置面に正立させたときに、傾斜面部52とヒール部53とが周方向に沿って連接する部位及びその周辺部で載置面に接地するように形成することができる。接地部51を構成する傾斜面部52とヒール部53の具体的な形状、寸法などは、容器1を安定に自立させることができるように適宜設計することができる。
また、接地部51には、径方向に沿って延在する複数の凹溝55が放射状に形成されている。図示する例では、十六個の凹溝55が周方向に沿って等角度間隔で配設されており、各凹溝55が、傾斜面部52とヒール部53とが連接する部位と交差して、傾斜面部52の内周端側からヒール部53の上端側に至るように延在している。
このような凹溝55は、接地部51を部分的に容器内方に隆起させるようにして形成することができる。凹溝55の溝底部55aは、好ましくは径方向に長い矩形状に形成することができ、傾斜面部52とヒール部53とに連なる側壁部55bが、溝底部55aの幅方向両端縁から幅方向外側に斜めに立ち上がるように形成することができる。凹溝55は、溝底部55aが直線状に形成された断面V字状に形成してもよく、凹溝55の溝底部55aの幅は、例えば、0~2mmとすることができる。
なお、凹溝55の配設数は、図示する例に限定されず、必要に応じて適宜変更することができ、例えば、最大24個程度とすることができる
なお、凹溝55の配設数は、図示する例に限定されず、必要に応じて適宜変更することができ、例えば、最大24個程度とすることができる
このような構成とされた底部5にあっては、容器1内の圧力が変化すると、陥入凹部50が高さ方向に沿って上下動するとともに、陥入凹部50の動きにつられて接地部51が凹溝55を起点に撓むように可逆的に変形する。このような可逆的な変形によって、容器1内の圧力変化を吸収することができるが、特に、加温販売に際し、加温によって内容物やベッドスペースの空気が膨張して、容器1内の圧力が増加したときには、その圧力によって陥入凹部50が押し下げられるとともに、それにつられて凹溝55が押し広げられるように接地部51が撓み変形することによって、圧力の増加分を良好に吸収することができる。その結果、容器1内の圧力増加によって、容器1が高さ方向に伸びるように変形してしまうのを有効に回避することができる。
さらに、接地部51は、陥入凹部50側から径方向外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面部52を介して陥入凹部50に連なっている。このため、想定される圧力増加に応じて、傾斜面部52の傾斜具合などを適宜設計することによって、押し下げられた陥入凹部50につられて接地部51が撓み変形する際に、傾斜面部52が下方に膨出するなどして、容器1の自立安定性を損ねてしまうことがないようにすることもできる。
このようにして、容器1内の圧力変化を吸収するにあたり、凹溝55の溝底部55aは、径方向内側に向かって下向きに傾斜しているのが好ましく、凹溝55の始端が傾斜面部52の内周端上にあり、凹溝55の終端がヒール部53の上端上にあるのが特に好ましい(図7及び図8参照)。
なお、図7には、凹溝55(溝底部55a)を二点鎖線で示しており、図8には、接地部51を二点鎖線で示している。
なお、図7には、凹溝55(溝底部55a)を二点鎖線で示しており、図8には、接地部51を二点鎖線で示している。
特に、容器1の自立安定性を損なうことなく、圧力の増加分をより良好に吸収できるようにする上で、陥入凹部50の下端側が、縦断面形状が容器外方に凸の円弧状となるように下方に向かって拡径する湾曲面50aを含むように陥入凹部50を形成するのが好ましい。
また、容器1内の圧力が増加して、その圧力を受けた陥入凹部50が押し下げられる際に、応力集中を避けて、陥入凹部50が不均一に変形してしまわないようにするのが好ましい。そのためには、陥入凹部50の上端側に、図示するように、縦断面形状と横断面形状とのいずれも容器外方に凸の円弧状となるように形成された複数の窪溜部50bを周方向に沿って配設するが好ましく、陥入凹部50の最深部が、高さ方向に直交する面を含む底面部50cを有し、かかる底面部50cの周縁を切り欠くようにして窪溜部50bを配設するのが特に好ましい。さらに、窪溜部50bは、陥入凹部50の下端側に形成される湾曲面50aから離間して配設するのが好ましい。陥入凹部50の不均一な変形を回避できるのは、容器1の自立安定性を損ねてしまわないようにする上でも好ましい。
また、図示する例にあっては、陥入凹部50の外周端側に、傾斜面部52の内周端から立ち上がって陥入凹部50に連なる環状段差部56が設けられている。かかる環状段差部56は、容器1内の圧力が増加して、その圧力を受けた陥入凹部50が押し下げられると、陥入凹部50の外周端側と傾斜面部52の内周端とが滑らかに連続するように消失するが、その際、圧力の増加分を吸収するように機能する。
さらに、図示する例にあっては、胴部4の下端とヒール部53の上端との間に、径方向に段差が形成されるように縮径した径方向段差部57が設けられている。かかる径方向段差部57も、容器1内の圧力が増加すると、その圧力を受けて、胴部4の下端とヒール部53の上端とが滑らかに連続するように消失し、その際、圧力の増加分を吸収するように機能する。また、減圧変形時に接地部51が内側に引き込まれた際に、変形が径方向段差部57で止まることとなり、胴部4に変形が及ぶことを抑制する。
したがって、これらの態様を適宜選択することによって、容器1内の圧力が増加したときの圧力の増加分をより良好に吸収できるようになる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、前述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
また、本発明に係る合成樹脂製容器は、装着するラベルとしてロールラベルを採用するのに適しているが、シュリンクラベルも採用できることはいうまでもない。さらに、加温販売時又は冷蔵販売時の容器内圧の増減を良好に吸収できるため、加温販売用途と冷蔵販売用途に兼用できることもいうまでもない。
1 容器
2 口部
3 肩部
4 胴部
40 周溝部
5 底部
50 陥入凹部
50a 湾曲面
50b 窪溜部
50c 底面部
51 接地部
52 傾斜面部
53 ヒール部
55 凹溝
55a 溝底部
56 環状段差部
57 径方向段差部
2 口部
3 肩部
4 胴部
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5 底部
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50b 窪溜部
50c 底面部
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53 ヒール部
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55a 溝底部
56 環状段差部
57 径方向段差部
Claims (10)
- 口部、肩部、胴部、及び底部を備える合成樹脂製容器であって、
前記胴部が、周方向に沿って環状に形成された複数の周溝部を有し、
前記底部が、中央部に位置する陥入凹部と、前記陥入凹部の周囲に設けられた接地部とを有し、
前記接地部は、前記陥入凹部側から径方向外側に向かって下向きに傾斜する傾斜面部と、前記傾斜面部に対して径方向外側に位置して、縦断面形状が容器外方に凸の円弧状となるように下方に向かって縮径するヒール部とを含み、
前記接地部には、径方向に沿って延在する複数の凹溝が放射状に形成されていることを特徴とする合成樹脂製容器。 - 前記凹溝の溝底部が、径方向内側に向かって下向きに傾斜する請求項1に記載の合成樹脂製容器。
- 前記凹溝の始端が前記傾斜面部の内周端上にあり、前記凹溝の終端が前記ヒール部の上端上にある請求項2に記載の合成樹脂製容器。
- 前記陥入凹部の下端側が、縦断面形状が容器外方に凸の円弧状となるように下方に向かって拡径する湾曲面を含む請求項1~3のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
- 前記陥入凹部の上端側に、縦断面形状と横断面形状とのいずれも容器外方に凸の円弧状となるように形成された複数の窪溜部が、周方向に沿って配設されている請求項1~4のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
- 前記陥入凹部の最深部が、高さ方向に直交する面を含む底面部を有し、前記底面部の周縁を切り欠くようにして前記窪溜部が配設されている請求項5に記載の合成樹脂製容器。
- 前記窪溜部が前記湾曲面から離間して配設されている請求項5又は6に記載の合成樹脂製容器。
- 前記陥入凹部の外周端から前記陥入凹部の最深部までの高さが、前記陥入凹部の外周端の直径の25~50%である請求項1~7のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
- 前記陥入凹部の外周端側に、前記傾斜面部の内周端から立ち上がって前記陥入凹部に連なる環状段差部が設けられている請求項1~8のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
- 前記胴部の下端と前記ヒール部の上端との間に、径方向に段差が形成されるように縮径した径方向段差部が設けられている請求項1~9のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
Priority Applications (1)
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2021
- 2021-04-30 JP JP2021077533A patent/JP2022171110A/ja active Pending
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