JP2022170249A - 包装袋のシール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 様々な大きさの包装袋のシールに簡単に対応できる。【解決手段】 非シール部からなる印刷スペースを形成しながらシールするヒートシール機構6の上流または下流側に、包装袋の印刷スペースに印刷する印刷手段5が設けられ、ヒートシール機構6は、印刷スペースを形成するための印刷スペース形成部7c,8cを備え、包装袋の、第1の位置x1を検出する第1センサS1と、第2の位置x2を検出する第2センサS2との距離L2を、上記印刷手段5と印刷スペース形成部7c,8cとの距離L3(P1-P2間)と等しく保って一体的に保持し、設置位置を変更可能に設けられたセンサ保持手段14を備え、包装袋搬送手段9,10は、第1センサまたは上記第2センサから入力された検出信号を基に動作を停止し、印刷手段5は、第1センサから出力された検出信号を基に動作し、ヒートシール機構6は、第2センサから出力された検出信号を基に動作する。【選択図】 図1

Description

この発明は、包装袋の開口部をヒートシールするシール装置に関する。
従来から、菓子などの包装袋の開口部をシールし、そのシール部分に賞味期限などを印刷するシール装置が知られている。
この種の装置として、例えば、図3に示すように、包装袋の開口部に対応した被シールエリア2にヒートシールしたシール部3とヒートシールしない印刷スペース4とを形成し、この印刷スペース4内に賞味期限を印刷するシール装置がある(特許文献1参照)。
具体的には、この従来のシール装置は、図4に示すように、包装袋1の搬送経路Xに沿って、上流側から、賞味期限を印刷するプリンター5と、被シールエリア2をシールするためのヒートシール機構6とを備えている。
上記ヒートシール機構6は、被シールエリア2を挟んでヒートシールする一対のシール部材7,8を備えている。これらシール部材7,8は、少なくともいずれか一方が加熱手段を備え、挟持された包装袋1の被シールエリア2を加熱手段によって加熱しながら押圧するようにしている。
図5に示すように、各シール部材7,8の対向面7a,8aには凹凸群7b,8bが形成され、この凹凸群7b,8bは、包装袋1の搬送経路Xの方向であり、シール部材7,8の長手方向に線状に延びている。これらの凹凸群7b,8bは、上記シール部材7,8を突き合わせたとき、互いにかみ合うように形成され、シール部3がより確実にシールされるようにしている。
また、上記シール部材7,8それぞれの中央付近には、凹凸群7b,8bが形成さていない互いに対向する一対の凹部が形成されている。これら凹部が、印刷スペース形成部7c,8cとなり、シール部材7,8で被シールエリア2を挟持したとき対応する位置に上記印刷スペース4を形成する。
この印刷スペース4は、上記印刷スペース形成部7c,8c(凹部)に対応しているため、凹凸群7b,8bで挟まれるシール部3のように高熱が作用することがなく、プリンター5での印刷が、熱で滲んだりかすれてしまったりするようなことがない。
なお、上記のようなシール装置では、プリンター5による包装袋1への印刷位置と、ヒートシール機構6で形成される包装袋1の印刷スペース4とを一致させなければならない。そのため、この装置では、プリンター5の印刷ヘッド5aと包装袋1との相対位置を一定に決めてから、包装袋搬送手段を制御して、プリンター5の印刷ヘッド5aからヒートシール機構6の印刷スペース形成部7c,8cまで、包装袋1が決められた距離だけ搬送されるようにしていた。
特開2018-076122号公報
上記従来のシール装置では、包装袋1とプリンター5の印刷ヘッド5aとの位置関係を固定することで、包装袋1に対する印刷位置が一定になる様に設定されていたが、包装袋1に充填される商品の種類や量、包装袋の大きさによって、包装袋1に対する印刷位置を変更したい場合がある。しかし、上記従来のシール装置では、プリンター5と包装袋1の相対位置を変更しようとすると、印刷位置と印刷スペース4とを対応させる制御が難しかった。そのため、様々な包装袋に対応する制御機構が高価になってしまうという問題があった。
本願発明の目的は、包装袋の大きさや、包装袋における印刷位置の変更に容易に対応できる包装袋のシール装置を、低コストで実現することである。
第1の発明は、一端を開放した開口部を有する包装袋を一直線状の搬送経路に沿って搬送する包装袋搬送手段と、上記搬送経路に沿って設けられ、上記包装袋の開口部に対応した被シールエリアに、非シール部からなる印刷スペースを形成しながらヒートシールによって開口部をシールするヒートシール手段と、上記搬送経路に沿って、上記ヒートシール手段の上流または下流側に設けられ、包装袋の上記印刷スペースに対応する位置に情報を印刷する印刷手段とが設けられ、上記ヒートシール手段が、上記被シールエリアをシールする互いに対向する一対のヒートシール部材に、上記印刷スペースを形成するための印刷スペース形成部を備えた包装袋のシール装置であって、上記搬送経路における上記包装袋の第1の位置を検出する第1センサと、上記搬送経路における上記包装袋の第2の位置を検出する第2センサと、上記第1センサと上記第2センサとを上記印刷手段と上記ヒートシール手段の印刷スペース形成部との距離を保って一体的に保持し、上記搬送経路に沿った方向での設置位置を変更可能に設けられたセンサ保持手段とを備え、上記包装袋搬送手段は、上記第1センサまたは上記第2センサから出力された検出信号を基に動作を停止し、上記印刷手段は、上記第1センサから出力された検出信号を基に動作し、上記ヒートシール手段は、上記第2センサから出力された検出信号を基に動作する。
第2の発明は、上記包装袋搬送手段は、上記包装袋の搬送速度が可変とされており、
上記センサ保持部材は、上記第1センサと第2センサとの距離を微調整する微調整手段を備えている。
第3の発明は、上記包装袋搬送手段は、上記搬送経路の全長に対応した、上下一対のベルトで構成され、上記包装袋は、上記一対のベルト間に挟持されて搬送される。
第4の発明は、上記搬送経路におけるヒートシール手段より上流側に設けられ、上記包装袋の第3の位置を検出する第3センサと、上記第2センサ及び第3センサから入力された検出信号に応じてエラーを検出するエラー検出手段とを備え、上記エラー検出手段は、上記第3センサからの検出信号が2回連続して入力されたとき、エラー通知を出力する。
第1の発明によれば、第1センサと第2センサとによって、搬送機構を制御し、印刷位置と印刷スペースとを一致させることができる。特に、第1センサと第2センサとを一体的に移動させることで両センサの間隔が維持され、包装袋に対する印刷位置を変更しても、印刷スペースとの対応関係が崩れることはない。したがって、様々な大きさの包装袋の任意の位置に、必要情報を印刷することができる。
しかも、包装袋搬送手段の停止や、印刷手段及びヒートシール手段の動作タイミングは、第1,第2センサが包装袋の位置を検出した時に出力される信号の入力だけで制御することができる。細かなタイミングを制御する複雑な機構や制御が必要なく、その分、低コストで実現できる。
第2の発明によれば、印刷手段による印刷位置と、ヒートシール手段によって形成される印刷スペースとの位置をより厳密に一致させることができる。
例えば、第1センサからの信号が入力されてから印刷手段が印刷を開始するまでの時間と、第2センサが包装袋を検出してからヒートシール機構が動作するまでの時間とに差がある場合には、第1,第2センサ間の距離を、印刷手段と印刷スペース形成部との距離に設定したとしても、印刷位置と印刷スペースにはわずかなずれが生じることがある。そして、このようなずれは、包装袋の搬送速度が速くなるほど大きくなる。しかし、この発明の微調整手段によって第1,第2センサ間距離を微調整することで、包装袋の搬送速度が高速になっても、印刷スペース内に正確に印刷をすることができる。
第3の発明によれば、搬送経路の全長に対応した一対のベルトで挟んで包装袋が搬送されるため、印刷を行なうエリアとシールを行なうエリアとで包装袋を受け渡す必要がない。したがって、受け渡し機構が不要になり、搬送経路が単純化できるとともに、高速化も容易である。
第4の発明によれば、先行する包装袋のシール処理が終了する前に、後続の包装袋がヒートシール機構に到達しそうになったら、エラー信号によってエラーが通知される。したがって、複数の包装袋が同時にヒートシール手段に供給されることを防止できる。そのため、二重にシールされてシール部の見た目が損なわれたり、先に印刷された部分がヒートシールによって滲んだりかすれたりしてしまうことを防止できる。
図1は、この発明の実施形態のシール装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、実施形態のシール装置の、第1~第3センサの機能を説明するためのブロック図である。 図3は、ヒートシールされた包装袋の平面図である。 図4は、従来のシール装置の概略図である。 図5は、図4のV-V線断面図である。
以下にこの発明の実施形態を説明する。図1は、実施形態のシール装置の全体構成を示す概略図であり、図2はこの実施形態における第1~第3センサの機能の説明するためのブロック図である。
なお、図1において、上記従来装置と同じ構成要素には、図3と同じ符号を用いるものとする。また、この実施形態のシール装置でも、図3に示す包装袋1と同様にシールされるので、以下の説明においても図3を参照する。
図1に示すように、商品を充填した包装袋1の一直線状の搬送経路Xに沿って、上流側から、印刷手段であるプリンター5、ヒートシール手段であるヒートシール機構6が配置されている。
プリンター5は、サーマルインクリボンからインクを転写する印刷ヘッド5aを有するプリンターである。プリンター5は、印刷対象である包装袋1に印刷ヘッド5aを接近させて印刷する。
ヒートシール機構6は、上記従来装置と同様に、対向する一対のシール部材7,8で、包装袋1の開口に沿った被シールエリア2をヒートシールする装置である(図3参照)。ヒートシール機構6は、一対のシール部材(ヒートシール部材)7,8のいずれか一方を、一対のシール部材7,8のいずれか他方に向かって図示しない駆動モーターで移動させてシール部材7,8で包装袋1の開口に沿った被シールエリア2を挟み、ヒートシールする。
また、搬送経路Xに沿って、上記プリンター5及びヒートシール機構6の手前側(図1における図面手前側)に、上記プリンター5及びヒートシール機構6と並ぶように、一対のベルト9,10が配置されている。ベルト9,10は、エンドレスベルトであり、上下に配置されている。上側のベルト9は、搬送経路Xの両端付近に設置された上側のプーリー11a,11b間にかけ渡され、下側のベルト10は、下側のプーリー12a,12b間にかけ渡されている。これらプーリー11a,11b、12a,12bを駆動モーター等からなる後述の駆動源19で回転させ、ベルト9,10を矢印方向に移動させ、対向するベルト9,10間で包装袋1を挟んで搬送する。ここで、駆動源19は、ダイヤル等の外部操作手段が操作されて、プーリー11a,11b、12a,12bの回転速度を可変にしている。
搬送時には、包装袋1において図3に示す被シールエリア2より、開口部と反対側である包装袋1の底部側の、図中網掛けで示した挟持エリア13が上記ベルト9,10で挟持され、被シールエリア2がベルト9,10からプリンター5及びヒートシール機構6側へ突出するようにしている。
上記挟持エリア13は、包装袋1において被シールエリア2からみて製品が充填されている側になる。そのため、充填物によってベルト9,10による挟持が不安定になったり、ベルト9,10が充填物をつぶしてしまったりすることがないように、ベルト9,10の幅をできるだけ狭くすることが望ましい。したがって、包装袋搬送手段として用いられる一対のベルト9,10は、幅が狭く挟持力が強いことが要求される。この実施形態では、一対のベルト9,10の対向面側に凹凸からなるすべり止め機構が設けられたものを用いている。
なお、上記プリンター5,ヒートシール機構6,上記包装袋搬送手段などは、いずれも当該シール装置の図示しない架台に取り付けられている。
また、搬送経路Xに沿って、上流側から、当該搬送経路Xを移動する包装袋1の第1の位置x1を検出する第1センサS1,当該搬送経路Xを移動する包装袋1の第3の位置x3を検出する第3センサS3,当該搬送経路Xを移動する包装袋1の第2の位置x2を検出する第2センサS2が設けられている。いずれのセンサも同じ構成で、搬送経路Xに向かって矢印のように投光した光線の反射光を受信することによって、搬送経路X上の包装袋1の有無を検出し、検出信号を出力するものである。
上記第1の位置x1、すなわち第1センサS1の検出ポイントは、印刷ヘッド5aの中央位置である印刷位置P1から距離L1の位置である。この距離L1をシール済みの包装袋1の非シール部からなる印刷スペース4の中心から搬送方向先端となる一方の端部1aからの距離L1としている(図3参照)。この距離L1は包装袋1に対する印刷スペース4の位置によって設定し、包装袋1が大きい場合には、距離L1を大きくすることによって、印刷スペース4を包装袋1の幅方向の中央に配置させる等、印刷スペース4を包装袋1に対してバランスよく配置することができる。なお、この実施形態では、上記印刷位置P1が印刷手段の位置である。
また、上記第1センサS1は、図2に示すように、プリンター5とベルト9,10がかけ渡されたプーリー11a,11b、12a,12bを回転させる駆動源19とに接続されている。第1センサS1が包装袋1の第1の位置x1を検出したとき、検出信号aが、上記プリンター5及び駆動源19に入力されるようにしている。
検出信号aが入力されたプリンター5は、印刷動作を開始、駆動源19は、プーリー11a,11b、12a,12bの回転を停止させてベルト9,10を停止させる。
つまり、第1センサS1の検出をトリガとしてプリンター5,駆動源19が独立して動作し、搬送中の包装袋1が停止すると同時に印刷が実行される。
また、第2センサS2に対応する第2の位置は、上記第1の位置から距離L2だけ離れた位置である。つまり、第1センサS1と第2センサS2とは距離L2だけ離れている。
この距離L2は、上記印刷ヘッド5aの印刷位置P1とヒートシール機構6の印刷スペース形成部7c,8cの位置P2との距離L3と等しい。すなわち、距離L2は、搬送経路Xにおけるプリンター5とヒートシール機構6との位置関係によって決定されている。
そして、第2センサS2には、図2に示すように、上記包装袋搬送手段の駆動源19と、ヒートシール機構6と、後で説明するエラー判定部20とが接続され、第2センサS2が包装袋1の第2の位置x2を検出したとき、駆動源19,ヒートシール機構6,及びエラー判定部20にその検出信号bが入力されるようにしている。
上記検出信号bが入力された駆動源19は、プーリー11b、12bを停止させるとともに、ヒートシール機構6の図示しない駆動部がシール部材7,8を動作させ、包装袋1をヒートシールする。
つまり、第2センサS2の検出をトリガとしてヒートシール機構6,駆動源19が独立して動作し、搬送中の包装袋1が停止すると同時にヒートシールが実行される。
第1センサS1と第2センサS2とは、上記距離L2を保ってセンサ保持手段であるセンサ保持部材14で保持されている。センサ保持部材14は、第1センサS1が固定された略棒形状の第1部材15と第2センサS2が固定された略棒形状の第2部材16と、これら第1,第2部材15,16を連結する連結部材17とで構成されている。上記第1部材15は連結部材17にボルト18aで固定され、第2部材16は連結部材17に形成された微調整手段をなす長孔17aにボルト18bで固定される。これにより、上記長孔17aの長さ分、第1部材15と第2部材16との距離が微調整可能とされ、距離L2の微調整が可能とされている。
そして、上記センサ保持部材14は、上記図示しない架台に対して搬送経路Xに沿った方向での設置位置の変更を可能に設けられている。具体的には、搬送経路X方向に長さを有するガイドレールを備え、このガイドレールにセンサ保持部材14を移動可能に取り付けられている。したがって、第1センサS1と第2センサS2とは、その間の距離L2を保ったまま搬送経路Xに沿った方向で移動可能である。
また、第3センサS3で検出する第3の位置x3は、ヒートシール機構6より上流側であって、この第3の位置を通過した包装袋1はその後ほどなくヒートシール機構6のシール部材7,8間に搬送される位置である。ただし、第3の位置x3は、厳密な位置設定は必要なく、例えば、第1センサS1の上流側であっても下流側であってもかまわない。第3センサS3は上記第3の位置x3に対応して、上記図示しない架台に固定されている。
この第3センサS3には、図2に示すようにエラー判定部20に接続され、包装袋1の第3の位置x3を検出したとき、エラー判定部20にその検出信号cが入力される。また、エラー判定部20には、エラー通知部21が接続されている。ここで、エラー判定部20及びエラー通知部21は、エラー検出手段を構成している。
エラー判定部20には、第3センサS3からの検出信号cと第2センサS2からの検出信号bとが入力されるが、第3センサS3からの検出信号cが連続して2回入力された場合にエラー判定部20がエラー発生と判定して、エラー通知部21から音声等によって通知を出力させる。
検出信号cが2回連続して入力されるということは、ヒートシール機構6まで先行して搬送された包装袋1が第2センサS2で検出していないうちに、すなわち、ヒートシール機構6まで先行して搬送された包装袋1がヒートシールされないうちに、後続の包装袋1がヒートシール機構6に搬送されてしまうことを示している。
もし、ヒートシール機構6に複数の包装袋1が同時に搬送されてしまうと、シール部3が二重にシールされてシール部3の見た目が損なわれたり、先に印刷された部分がヒートシールによって滲んだりかすれたりしてしまう。そこで、この実施形態では、包装袋1の供給タイミングが早すぎた場合などに、エラー判定部20がこの二重搬送をエラーと判定するようにしている。
[作用・効果等]
以下に、この実施形態のシール装置によって、包装袋1をシールしながら賞味期限を印刷する手順を説明する。
まず、包装袋1の大きさや包装袋1に対する印刷位置に合わせて、第1の位置x1を決め、センサ保持部材14を移動させ、第1センサS1を第1の位置x1に合わせて設定する。ここで、第1センサS1と第2センサS2との距離は、センサ保持部材14に保持されて距離L2に保たれている。これにより、第2センサS2が、第2の位置x2に対応する位置に自動的に設定される。
包装袋搬送手段である一対のベルト9,10を駆動させたら、作業者は、搬送経路Xの上流側からベルト9,10間(搬送経路Xの上流側のプーリー11a,12a部分のベルト9,10間)に包装袋1を挿入する。このとき、包装袋1の挟持エリア13をベルト9,10間に位置させる。
ベルト9,10で挟持された包装袋1は搬送され、その先端(包装袋1の端部1a)が第1の位置x1に到達すると、第1センサS1がそれを検出して、図2に示すように、検出信号aがプリンター5及び駆動源19に入力される。駆動源19が検出信号aの入力タイミングから予め設定された所定時間だけベルト9,10を停止するとともに、プリンター5が動作して印刷ヘッド5aが包装袋1の印刷スペース4に対応する位置に接近し、賞味期限が印刷される。
その後、印刷ヘッド5aが後退し、駆動源19によるベルト9,10の駆動が再開すると、包装袋1が第3の位置x3を通過し、第2の位置x2に到達すると、第2センサS2が包装袋1の先端を検出して、図2に示すように、検出信号bが、エラー判定部20,ヒートシール機構6及び駆動源19に入力される。駆動源19が検出信号bの入力タイミングから予め設定された所定時間だけベルト9,10を停止させるとともに、ヒートシール機構6が動作し、包装袋1の被シールエリア2がシールされる。
上記したように、第1の位置x1と第2の位置x2との距離L2は、印刷位置P1と印刷スペース形成部7c,8cの中心P2との距離L3と等しいので、プリンター5の印刷位置とヒートシール機構6で形成される印刷スペース4とが対応し、シール済みの包装袋1には、印刷スペース4の中央に賞味期限が印刷される。
そして、作業者は、上記ヒートシール機構6の動作を確認してから、後続の包装袋1をベルト9,10間に挿入し、シール処理を連続的に行うことができる。
なお、エラー判定部20には、第3センサS3で包装袋1の第3の位置x3が検出された後、第2の位置x2を検出した第2センサS2から検出信号bが入力されるが、上記のように作業者が先行する包装袋1に対するヒートシール機構6のシール動作を確認してから後続の包装袋1をベルト9,10間に挿入するようにすれば、エラー判定部20には、第3センサS3からの検出信号cが連続して入力されることがないので、エラーと判定されない。
もし、後続の包装袋1の供給が早すぎた場合には、第2センサS2からの検出信号bの入力前に第3センサS3からの検出信号cが2回連続して入力されるため、エラー判定部20がエラー信号を出力して、作業者にエラーを知らせることができる。
また、包装袋1の大きさや包装袋1に対する印刷位置に合わせて第1センサS1の位置を決め、その第1センサS1の位置に第1センサS1が位置するようにセンサ保持部材14を移動させるだけで第2センサS2の位置が自動的に決まるので、様々な大きさの包装袋1をシールしたり、包装袋1に対する印刷位置を変えたりして、シールする際にも簡単に対応できる。
また、センサ保持部材14の長孔17aの範囲で、第1センサS1と第2センサS2との距離L2を微調整することもできるので、搬送速度が調整されて高速搬送によって印刷位置と印刷スペース4との間にわずかなずれが発生するような場合にも、そのずれを吸収することができる。例えば、ベルト9,10を回転させる駆動源19,プリンター5及びヒートシール機構6は、第1,第2センサS1,S2の検出信号の入力によってそれぞれが独立して動作を開始するため、高速搬送している場合には、ベルト9,10が完全に停止する前にプリンター5が印刷を開始したり、ベルト9,10が完全に停止する前にヒートシール機構6がシールを開始したりしてしまうことがある。さらには、プリンター5とヒートシール機構6の動作機構の違いから、プリンター5に検出信号aが入力されてから印刷を開始するまでの時間と、ヒートシール機構6に検出信号bが入力されてからシールを開始するまでの時間とを完全に一致させることは難しいと言える。このようなことが原因で、搬送速度を調整した際に印刷位置と印刷スペース4との間にわずかなずれが発生してしまうことがある。これに対して、センサ保持部材14の長孔17aの範囲で、第1センサS1と第2センサS2との距離L2を微調整することもできるので、そのずれを吸収することができる。
いずれにしても、この実施形態のシール装置は、第1,第2センサS1,S2の検出信号をプリンター5,ヒートシール機構6及び駆動源19に入力させるだけで、プリンター5及びヒートシール機構6の動作や、包装袋搬送手段の駆動源19の停止のタイミングが決められる。そして、包装袋1の大きさや包装袋1に対する印刷位置に合わせてセンサ保持部材14を移動させるだけでよい。したがって、この実施形態では、包装袋1の大きさや印刷位置の変更に応じて複雑な設定や制御が不要になり、様々な包装袋1に対して、確実なシールと見やすい印刷が、コストを抑えて実現できる。
なお、上記では、プリンター5をヒートシール機構6の上流側に設けた例を説明しているが、ヒートシール機構6をプリンター5の上流側に設けて、ヒートシールとともに印刷スペース4を形成し、その後に印刷スペース4に賞味期限などを印刷するようにしてもよい。
その場合には、搬送経路Xの上流側から順に、第3センサS3、印刷スペース形成部7c,8c、第2センサS2、プリンター5、第1センサS1が設けられる。そして、第1センサS1と第2センサS2との距離は、上記と同じL2に保たれる。
また、包装体搬送手段であるベルト9,10間に包装袋1を供給するタイミングを適当に管理すれば、二重搬送による問題は起こらないので、その場合には、第3センサS3、エラー判定部20及び通知部21は設けなくてもよい。
さらに、上記では第1,第2,第3センサS1,S2,S3が、包装袋1の搬送方向先端を検出するようにしているが、センサの種類や包装袋1の色などによっては、包装袋1の搬送方向先端だけでなく、後端、あるいは中間に設けたマークなどを検出することも可能である。その場合にも、第1センサS1と第2センサS2との距離L2は、印刷手段と印刷エリア形成部との距離L3と等しく維持して、一体的に移動可能にすることで、様々な大きさの包装袋に簡単に対応できる点は、変わらない。
食品など、賞味期限の印刷が必要な包装袋のシールに有用である。
X…搬送経路、1…包装袋、2…被シールエリア、3…シール部、4…印刷スペース
5…(印刷手段)プリンター、6…ヒートシール機構、7,8…シール部材、7c,8c…印刷エリア形成部、9,10…(包装袋搬送手段)ベルト、S1…第1センサ、S2…第2センサ、S3…第3センサ、14…センサ保持部材、17a…(微調整手段)長孔、P1…(印刷手段の位置)印刷位置、19…(包装袋搬送手段の)駆動源、P2…印刷スペース形成部の位置、x1,x2,x3…第1,第2,第3の位置

Claims (4)

  1. 一端を開放した開口部を有する包装袋を一直線状の搬送経路に沿って搬送する包装袋搬送手段と、
    上記搬送経路に沿って設けられ、上記包装袋の開口部に対応した被シールエリアに、非シール部からなる印刷スペースを形成しながらヒートシールによって開口部をシールするヒートシール手段と、
    上記搬送経路に沿って、上記ヒートシール手段の上流または下流側に設けられ、包装袋の上記印刷スペースに対応する位置に情報を印刷する印刷手段とが設けられ、
    上記ヒートシール手段が、上記被シールエリアをシールする互いに対向する一対のヒートシール部材に、上記印刷スペースを形成するための印刷スペース形成部を備えた包装袋のシール装置であって、
    上記搬送経路における上記包装袋の第1の位置を検出する第1センサと、
    上記搬送経路における上記包装袋の第2の位置を検出する第2センサと、
    上記第1センサと上記第2センサとを上記印刷手段と上記ヒートシール手段の印刷スペース形成部との距離を保って一体的に保持し、上記搬送経路に沿った方向での設置位置を変更可能に設けられたセンサ保持手段とを備え、
    上記包装袋搬送手段は、上記第1センサまたは上記第2センサから入力された検出信号を基に動作を停止し、
    上記印刷手段は、上記第1センサから出力された検出信号を基に動作し、
    上記ヒートシール手段は、上記第2センサから出力された検出信号を基に動作する
    包装袋のシール装置。
  2. 上記包装袋搬送手段は、上記包装袋の搬送速度が可変とされており、
    上記センサ保持部材は、上記第1センサと第2センサとの距離を微調整する微調整手段を備えた請求項1に記載の包装袋のシール装置。
  3. 上記包装袋搬送手段は、上記搬送経路の全長に対応した、上下一対のベルトで構成され、
    上記包装袋は、上記一対のベルト間に挟持されて搬送される請求項1または2に記載の包装袋のシール装置。
  4. 上記搬送経路におけるヒートシール手段より上流側に設けられ、上記包装袋の第3の位置を検出する第3センサと、
    上記第2センサ及び第3センサから入力された検出信号に応じてエラーを検出するエラー検出手段と
    を備え、
    上記エラー検出手段は、上記第3センサからの検出信号が2回連続して入力されたとき、エラー通知を出力する請求項1~3のいずれか1項に記載の包装袋のシール装置。
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