JP2022170240A - 植付装置 - Google Patents

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JP2022170240A JP2021076245A JP2021076245A JP2022170240A JP 2022170240 A JP2022170240 A JP 2022170240A JP 2021076245 A JP2021076245 A JP 2021076245A JP 2021076245 A JP2021076245 A JP 2021076245A JP 2022170240 A JP2022170240 A JP 2022170240A
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Akira Wakabayashi
裕太 井上
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【課題】給水チューブから吐出された水が植付カップの内面に満遍なく行き渡るようにする。【解決手段】植付装置は、苗を植え付ける植付カップと、植付カップの上方に配置されて上方から供給される苗を植付カップの内部に案内する案内部材と、案内部材に取り付けられていて水を植付カップ側に吐出する給水チューブと、給水チューブから吐出する水を受けると共に拡散させて植付カップの内面に供給する灌水ガイドと、を備えている。【選択図】図16

Description

本発明は、苗を圃場に植え付ける植付装置に関する。
従来、特許文献1に開示された植付装置が知られている。
特許文献1に開示された植付装置にあっては、圃場に苗を植え付ける植付カップの上方に、上方から供給される苗を植付カップの内部に案内する案内部材を配置し、この案内部材に給水チューブを取り付け、給水チューブから水を植付カップの内面側に吐出させている。
特開2019-97460号公報
特許文献1に開示された植付装置にあっては、水は、給水チューブから直線状に吐出されるため、植付カップの内面全体に行き渡り難く、植付カップ内の苗に当たらない場合が生じる。水が苗に当たらないと、苗の植付けに不具合が生じる場合がある。
本発明は、前記問題点に鑑みて、給水チューブから吐出された水が植付カップの内面に満遍なく行き渡るようにすることを目的とする。
本発明の一態様に係る植付装置は、苗を植え付ける植付カップと、前記植付カップの上方に配置されて上方から供給される苗を前記植付カップの内部に案内する案内部材と、前記案内部材に取り付けられていて水を前記植付カップ側に吐出する給水チューブと、前記給水チューブから吐出する水を受けると共に拡散させて前記植付カップの内面に供給する灌水ガイドと、を備えている。
また、前記灌水ガイドは、板材で形成された本体部を有し、前記本体部は、前記案内部材に取り付けられる取付部と、前記案内部材側から前記植付カップの内部に延設されていて前記植付カップの内面上部に対向する縦板部と、前記縦板部の下端から下方に向かうにつれて前記植付カップの内面に近づく方向に移行する傾斜状に形成された受け板部とを有し、前記給水チューブから吐出する水を前記受け板部に当てて拡散させる。
また、前記植付カップの内面は、当該植付カップの内部から水平方向外方に向けて凸となる湾曲面に形成され、前記受け板部の下端と、前記受け板部における前記下端に沿う方向の両側の側端とのコーナ部にアールが付けられている。
また、前記灌水ガイドは、前記給水チューブから吐出された水を前記受け板部に案内するガイド筒であって前記本体部に固定されたガイド筒を有している。
また、前記案内部材は、前記給水チューブを装着可能な装着部を有し、前記装着部に前記ガイド筒が固定状に装着される。
また、前記ガイド筒は、前記受け板部における当該受け板部の下端に沿う方向の略中央部上方に配置され、前記給水チューブから吐出された水を下方に向けて放水する。
また、前記案内部材は、上下が開口した筒状を呈し、且つ水平方向一方の第1構成体と他方の第2構成体とに分割形成され、前記装着部は、前記第1構成体側の第1部位と、前記第2構成体側の第2部位とに分割形成され、前記取付部は、前記第1部位と前記第2部位とを結合するネジによって共締めされて取り付けられ、前記ガイド筒は、前記第1部位と前記第2部位とで挟み込まれて保持される。
また、前記案内部材は、上下が開口した筒状を呈し、前記灌水ガイドは、前記案内部材の下端開口よりも水平方向外方に配置される。
また、前記植付カップは、下方に向かうにつれて先窄まりとなるように形成され、且つ下方に向かうにつれて前方に移行するように傾斜しており、前記給水チューブは、水を下方に向けて吐出する。
上記の植付装置によれば、灌水ガイドによって、給水チューブから吐出する水が拡散されて植付カップの内面に供給されるので、水を植付カップ内面に満遍なく行き渡らせることができる。
移植機の側面図である。 移植機の平面図である。 苗供給装置の平面図である。 苗供給装置の正面断面図である。 移植部の平面図である。 移植部の側面図である。 植付装置を前側から見た斜視である。 植付装置を後側の一側方から見た斜視図である。 植付装置を後側の他側方から見た斜視図である。 植付装置の側面図である。 給水チューブの配策を示す平面図である。 案内部材の構成を示す斜視図である。 灌水ガイドが設けられた位置で断面した植付カップの平面断面図である。 装着部に灌水ガイドを装着した状態を示す側面図である。 装着部の背面断面図である。 案内部材の下部及び植付カップの側面断面図である。 灌水ガイドの装着部分の斜視図である。 灌水ガイド及び案内部材の下部の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
図1及び図2は、圃場を走行しながら圃場(畝)に玉葱等の苗を植え付ける移植機1を示している。図1は移植機1の側面図であり、図2は移植機1の平面図である。
本発明の実施形態においては、苗植付け時の移植機1の進行方向(図1、図2の矢印A1方向)を前方、進行方向の反対側(図1、図2の矢印A2方向)を後方、図1、図2の矢印K1方向を前後方向、進行方向に向かって左側(図2の矢印B1方向)を左方、進行方向に向かって右側(図2の矢印B2方向)を右方として説明する。
また、図2に示すように、前後方向K1に直交する方向である水平方向を機体幅方向(機体2の幅方向)K2として説明する。移植機1(機体2)の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を機体幅方向外方(機体幅方向の外方)として説明する。言い換えれば、機体幅方向外方とは、機体幅方向K2であって移植機1(機体2)の幅方向の中心から離れる方向のことである。機体幅方向外方とは反対の方向を、機体幅方向内方(機体幅方向の内方)として説明する。言い換えれば、機体幅方向内方とは、機体幅方向K2であって機体2の幅方向の中心に近づく方向である。
図1、図2に示すように、移植機1は、機体2を有する。機体2の後部には、原動機(エンジン)E1が搭載されている。また、機体2は、原動機E1からの動力が伝達されるミッションケースM1を有する。また、機体2の後部には、移植機1を歩行操作する時に作業者が把持する操向ハンドル5が設けられている。
移植機1は、機体2を走行可能に支持する車輪を備える。車輪は、機体2の左側に配置された前輪3L及び後輪4Lと、機体2の右側に配置された前輪3R及び後輪4Rとを含む。前輪3L,3Rは、自由に回転する車輪であり、後輪4L,4Rは、ミッションケースM1から動力が伝達されて回転駆動する駆動輪である。
機体2の左側方には、上部が機体2に横軸(機体幅方向K2に延伸する軸心)回りに回転可能に支持された前輪支持アーム6Lが設けられている。前輪支持アーム6Lの下部に前輪3Lが回転自在に取り付けられている。機体2の右側方には、上部が機体2に横軸回りに回転可能に支持された前輪支持アーム6Rが設けられている。前輪支持アーム6Rの下部に前輪3Rが回転自在に取り付けられている。
機体2の左側方には、上部が機体2に横軸回りに回転可能に支持された車輪支持体7Lが設けられている。車輪支持体7Lの下部に後輪4Lが、回転可能に取り付けられている。機体2の右側方には、上部が機体2に横軸回りに回転可能に支持された車輪支持体7Rが設けられている。車輪支持体7Rの下部に後輪4Rが、回転可能に取り付けられている。前輪支持アーム6L,6R及び車輪支持体7L,7Rは、上下に揺動可能であり、図示省略の油圧シリンダによって揺動駆動することにより、機体2が地面に対して昇降する。
移植機1は、圃場に苗を植え付ける移植部11と、移植部11に苗を供給する苗供給部12とを有する。移植部11は機体2の前部に設けられている。苗供給部12は、機体2の上方に前部から後部にわたって設けられている。苗供給部12は、機体2の左側に設けられた第1苗供給装置12Lと、機体2の右側に設けられた第2苗供給装置12Rとを有する。
機体2の一側方(左側)に椅子13Lが設けられ、機体2の他側方(右側)にも椅子13Rが設けられている。椅子13L及び椅子13Rは、苗供給部12に苗を供給する作業者が座る椅子である。椅子13Lは、第1苗供給装置12Lの左側方に配置され、作業者が足を載せる部位であるデッキ10Lの上方側に設けられている。椅子13Rは、第2苗供給装置12Rの右側方に配置され、デッキ10Rの上方側に設けられている。
移植機1は、植付作業時に、椅子13L、13Rに座った作業者が操向等の操作が可能な乗用型の移植機1である。
次に、図3、図4を参照して、第1苗供給装置12L、第2苗供給装置12Rを説明する。第1苗供給装置12Lと第2苗供給装置12Rは、構造が同じであるので、第1苗供給装置12Lを説明し、第2苗供給装置12Rの説明は省略する。
第1苗供給装置12Lは、作業者によって上方から苗が供給される苗供給カップ14A,14Bを有する。図4に示すように、苗供給カップ14A,14Bは、上下開口状の筒状のカップ本体15と、このカップ本体15の底部開口を開閉自在に塞ぐ底蓋16とを有する。苗供給カップ14A,14Bは、底蓋16を閉じた状態で苗を保持可能であり、底蓋16が開くと苗を下方に排出可能である。苗供給カップ14A,14Bから下方に排出された苗は、後述する案内部材22内を通って、後述する植付カップ35に供給される。
図3に示すように、苗供給カップ14A,14Bは、平面視で前後方向K1に長い長円形を呈するようにループ状に一定間隔で並べて配置されている。この長円形状のカップ配置経路(移送経路)に沿って苗供給カップ14A,14Bが移動可能とされている。
苗供給カップ14A,14Bは、カップ配置経路の前部の機体幅方向外方側の第1位置X1で苗を落下させて排出する第1カップ14Aと、カップ配置経路の前部の機体幅方向内方側の第2位置X2で苗を落下させて排出する第2カップ14Bとがカップ配置経路に沿って交互に並べて配置されている。
第1苗供給装置12Lは、苗供給カップ14A,14Bがカップ配置経路に沿って矢印Y1で示す方向に周回移送される。第2苗供給装置12Rは、苗供給カップ14A,14Bがカップ配置経路に沿って矢印Y2で示す方向に周回移送される。
底蓋16は、図示省略の規制部材によって開きが規制され、第1カップ14Aが第1位置X1に位置すると共に、第2カップ14Bが第2位置X2に位置したときに規制部材から外れて開く。
第1苗供給装置12Lは、カップ配置経路の内周側の後部に配置された駆動スプロケット18と、カップ配置経路の内周側の前部に配置された従動スプロケット19と、これらスプロケット18,19にわたって巻掛けられたエンドレスの移送チェーン20とを有する。カップ本体15の下部に連結部21が設けられ、この連結部21が移送チェーン20に連結されている。第1苗供給装置12L(第2苗供給装置12R)にあっては、駆動スプロケット18によって移送チェーン20が駆動されることにより、苗供給カップ14A,14Bが間欠的に移送される。
図1、図2に示すように、苗供給部12は、第1苗供給装置12L及び第2苗供給装置12Rを支持する支持枠体12Aを有する。また、苗供給部12には、原動機E1から後輪(車輪)4L,4Rへの動力伝達を遮断可能な操作レバー93が配置されている。
次に、図5、図6等を参照して、移植部11について説明する。
図5、図6に示すように、移植部11は、移植フレーム23を有する。移植フレーム23は、機体2の前部に取り付けられたメインフレーム24、メインフレーム24の左側下部に固定された第1取付部材25L、メインフレーム24の右側下部に固定され第2取付部材25R、及び複数のフレーム材(上フレーム材27、下フレーム材28、前フレーム材29)を有する。
上フレーム材27は、メインフレーム24の上部から前方に延出していると共に、前部が前方に行くにしたがって下方に移行する傾斜方向に延出した後、下方に延出されている。下フレーム材28は、メインフレーム24の下方において機体2に固定されている。前フレーム材29は、上フレーム材27及び下フレーム材28の前端部に位置し、機体幅方向K2に延伸している。前フレーム材29の中央部に、上フレーム材27及び下フレーム材28の前端部が固定されている。
図5、図6に示すように、移植部11には、駆動シャフト31が機体幅方向K2に延伸して設けられている。駆動シャフト31は、メインフレーム24の機体幅方向K2の中央部に設けられた軸支持部材32に軸受部材を介して回転可能に支持されている。駆動シャフト31には、動力伝達機構34を介してミッションケースM1からの動力が軸心方向の中央部に伝達される。
図5、図6に示すように、移植部11は、複数の植付装置36(第1植付装置36L、第2植付装置36R)を有する。第1植付装置36Lは、メインフレーム24の左側の前方に配置され、第2植付装置36Rは、メインフレーム24の右側の前方に配置されている。
図7、図8、図9に示すように、第1植付装置36Lは、圃場に苗を植え付ける複数の植付カップ35(第1植付カップ37L、第3植付カップ38L)と、植付カップ35の上方に配置されて上方から供給される苗を植付カップ35の内部に案内する複数の案内部材22とを有している。第2植付装置36Rも、複数の植付カップ35(第2植付カップ37R、第4植付カップ38R)と、複数の案内部材22とを有している。
植付カップ35は、前側の第1カップ構成部58と、後側の第2カップ構成部59とを有する。第1カップ構成部58及び第2カップ構成部59は、上部側が機体幅方向K2に延伸する軸心回りに回動可能に支持されており、第1カップ構成部58及び第2カップ構成部59が前後に揺動することにより、植付カップ35が開閉可能とされている。植付カップ35は、閉じた状態(第1カップ構成部58と第2カップ構成部59が前後方向K1で重なった状態)では、上方開口状で且つ側面視で下方に向かうにつれて先窄まりとなる形状(下方に向けて先細りの嘴状)を呈している。また、第1カップ構成部58と第2カップ構成部59とは、平面視において内部から水平方向外方に向けて凸となる湾曲状に形成(略円弧状に湾曲)されていて、内面が内部から水平方向外方に向けて凸となる湾曲面に形成され、開放側(凹面側)が互いに向き合って配置されている(図13参照)。植付カップ35は、第1カップ構成部58と第2カップ構成部59とが前後方向K1で離反することで開く。また、本実施形態では、植付カップ35は、下方に向かうにつれて前方に移行するように傾斜している(図10参照)。なお、植付カップ35は、傾斜していなくてもよい。
各案内部材22は、各植付カップ35の上方に配置されている。
図5、図6に示すように、第1植付装置36Lの複数の植付カップ35及び複数の案内部材22は、第1伝動体39Lに、第1昇降機構40L及び第1支持体41Lを介して昇降可能に支持されている。第1植付カップ37L及び第3植付カップ38Lは、同時に昇降し、上昇位置で苗が上方から案内部材22を介して供給されると共に苗を保持したまま下降し、下降位置で圃場(畝)に突入して開く。これにより、圃場に植穴が形成されると共に該植穴に苗が放出されて植え付けられる。
第2植付装置36Rの複数の植付カップ35及び複数の案内部材22は、第2伝動体39Rに、第2昇降機構40R及び第2支持体41Rを介して昇降可能に支持されている。第2植付カップ37R及び第4植付カップ38Rも、第1植付カップ37L及び第3植付カップ38Lと同様に動作して、圃場に苗が植え付けられる。
図5に示すように、複数の植付カップ35(第1植付カップ37L、第2植付カップ37R、第3植付カップ38L、第4植付カップ38R)は、機体幅方向K2に並べて配置されている。第1伝動体39Lは、駆動シャフト31の一端側に配置されている。第2伝動体39Rは、駆動シャフト31の他端側に、第1伝動体39Lと機体幅方向K2において対向して配置されている。
第1伝動体39Lは、第1取付部材25Lの前面にボルト固定された支持ケース43Lと、この支持ケース43Lに設けられた伝動機構44Lとを有する。
伝動機構44Lは、駆動シャフト31の一端部に一体回転可能に取り付けられた第1スプロケット46と、支持ケース43Lの前部に設けられた伝動軸49に一体回転可能に設けられた第2スプロケット47と、第1スプロケット46と第2スプロケット47とに巻掛けられた伝動チェーン48とを有する。伝動機構44Lによって、第1昇降機構40Lに駆動シャフト31の動力が伝達される。
第2伝動体39Rは、第1伝動体39Lと構成が同様であるので省略して説明する。第2伝動体39Rも、支持ケース43Rと、この支持ケース43Rに設けられた伝動機構44Rとを有する。支持ケース43Rの基部は、第2取付部材25Rの前面にボルト固定されている。伝動機構44Rは、伝動機構44Lと同様に構成されている。伝動機構44Rによって、第2昇降機構40Rに駆動シャフト31の動力が伝達される。
図5、図6に示すように、第1昇降機構40Lは、支持ケース43Lに伝動軸49を介して回転自在に支持された第1回転ケース51と、この第1回転ケース51の遊端側に回転自在に支持された第2回転ケース52とを有する。第2回転ケース52の遊端側に第1支持体41Lが支持され、第1支持体41Lに第1植付カップ37L及び第3植付カップ38Lが取り付けられている。第1支持体41Lの後部は、図示省略のスプリングによって吊り下げられている(上方に付勢されている)。
第1昇降機構40Lにあっては、伝動軸49によって第1回転ケース51が回転駆動され、第1回転ケース51の回転に連動して第2回転ケース52が第1回転ケース51とは逆方向に回転するように、第1回転ケース51及び第2回転ケース52内に動力伝達機構が設けられている。第1回転ケース51が回転駆動されることにより第1支持体41Lが昇降し、これに伴って第1植付カップ37L及び第3植付カップ38Lが昇降する。
第2昇降機構40Rは、支持ケース43Rに伝動軸49を介して回転自在に支持された第1回転ケース51と、この第1回転ケース51の遊端側に回転自在に支持された第2回転ケース52とを有する。第2回転ケース52に第2支持体41Rが支持され、第2支持体41Rに第2植付カップ37R及び第4植付カップ38Rが取り付けられている。
第2昇降機構40Rも、第1昇降機構40Lと同様の構成で且つ同様に動作する。第2昇降機構40Rにあっては、第1回転ケース51が回転駆動されることにより第2支持体41Rが昇降し、これにより第2植付カップ37R及び第4植付カップ38Rが昇降する。
図7~図10に示すように、第1支持体41Lは、メイン部材54と、第1連結部材65と、第2連結部材66、揺動部材75と、連動部材76と、連動機構63とを有している。
メイン部材54は、第1昇降機構40Lによって昇降される。第1連結部材65は、第1植付カップ37L、第3植付カップ38Lの第1カップ構成部58同士を連結し、且つ枢軸69によってメイン部材54に機体幅方向K2に延伸する軸心回りに回動可能に支持されている。これにより、第1カップ構成部58が前後に揺動可能とされている。第2連結部材66は、第1植付カップ37L、第3植付カップ38Lの第2カップ構成部59同士を連結し、且つ枢軸70によってメイン部材54に機体幅方向K2に延伸する軸心回りに回動可能に支持されている。これにより、第2カップ構成部59が前後に揺動可能とされている。揺動部材75は、メイン部材54の前部に配置され、上部が枢軸78によって機体幅方向K2に延伸する軸心回りに回動可能に支持されている。揺動部材75の下部にはカムローラ74が回転可能に設けられている。連動部材76は、揺動部材75と第1連結部材65とを連動連結している。連動機構63は、第1連結部材65に対して第2連結部材66を連動する。
案内部材22は、ステー56を介してメイン部材54に取り付けられている。
第2植付装置36Rは、第1植付装置36Lと同様の構成で左右対称に構成されているので、第2植付装置36Rについては、説明を省略する。
図10に示すように、植付装置36は、前記カムローラ74の後方側に配置され且つメイン部材54の前下部に設けられた支持部57を有している。支持部57には、第2回転ケース52の遊端側に設けられていて、第2回転ケース52の回転に伴って回転するカム(図示省略)が支持されている。植付装置36にあっては、植付カップ35の昇降経路の上死点位置から下死点位置の手前までは、カムローラ74がカムに当接していて、植付カップ35は閉じている。植付カップ35が圃場に突入した際に、カムローラ74がカムに押圧されて揺動部材75が前方に揺動する。揺動部材75が前方に揺動すると、連動部材76によって第1連結部材65が引かれて第1カップ構成部58が前方に揺動すると共に、連動機構63によって第1カップ構成部58の揺動に連動して第2カップ構成部59が後方に揺動する。これによって、植付カップ35が開く。
図10、図11に示すように、移植機1は、機体2の後部に搭載された灌水タンクT(図1、図2参照)から供給される水を案内部材22に導く給水チューブ94を備えている。給水チューブ94の吐出側は、案内部材22に取り付けられていて水を植付カップ35側に吐出する。給水チューブ94は、灌水タンクTから各案内部材22の前後に配策されている。給水チューブ94は、屈曲可能なゴム、柔軟な樹脂等の管素材から構成されている。
図9~図10、図12に示すように、案内部材22は、上下が開口した筒状を呈している。詳しくは、案内部材22は、上端側の上端開口61が下端側の下端開口62よりも開口面積が大きく且つ下方に向かうにつれて開口面積が小さくなる筒状であって、上下方向(鉛直方向)に延伸する軸心を有する筒状に形成されている。また、上端開口61は正方形に近似した矩形状に形成されているが、下端開口62は、図13に示すように、機体幅方向K2が長い矩形状に形成されている。各案内部材22には、給水チューブ94を装着する複数の装着部67が設けられている。装着部67は、案内部材22の外部で且つ下部の前部及び後部に設けられている。
図12に示すように、案内部材22は、水平方向一方(機体幅方向一方)の第1構成体22Aと、水平方向他方(機体幅方向他方)の第2構成体22Bとに分割形成されている。詳しくは、案内部材22は、該案内部材22の機体幅方向K2の中央を通り且つ機体幅方向K2に直交する分割面で2つ割りに分割形成されている。装着部67は、第1構成体22A側の第1部位67Aと、第2構成体22B側の第2部位67Bとに分割形成されている。詳しくは、装着部67は、該装着部67の機体幅方向K2の中央を通り且つ機体幅方向K2に直交する分割面で2つ割りに分割形成されている。装着部67は、案内部材22の機体幅方向K2の中央部に設けられている。つまり、案内部材22と装着部67とは同じ分割面で分割されている。
図12に示すように、案内部材22の上部の前部及び後部には、第1構成体22Aと第2構成体22Bとを結合する結合部68が設けられている。結合部68は、第1構成体22A側の第1の部分68Aと、第2構成体22B側の第2の部分68Bとに分割形成されている。
第1構成体22Aと第2構成体22Bとを合わせて、装着部67の第1部位67Aと第2部位67B及び結合部68の第1の部分68Aと第2の部分68Bとをネジによって結合することで、案内部材22が筒状に組み付けられる。
図15に示すように、装着部67は、上下が開口した装着孔71を有している。装着孔71は、上部側の上部孔72と、上部孔72の下方に形成された下部側の下部孔73とを有している。上部孔72の上部は、上方に開口し且つ中途部及び下部よりも広い広口に形成されている。上部孔72に給水チューブ94が挿入状に装着されている。下部孔73は、上部孔72よりも小径に形成されている。下部孔73は、上部孔72に連通している。また、下部孔73の下端は、下方に開口している。
図12、図15に示すように、装着孔71は、第1部位67Aに形成された第1孔形成溝71Aと、第2部位67Bに形成された第2孔形成溝71Bとを有している。第1孔形成溝71Aと第2孔形成溝71Bとが合わさることで、装着孔71が形成される。
図12、図18に示すように、装着部67は、該装着部67の上部に設けられた上結合部81と、該装着部67の下部に設けられた下結合部82とを有している。上結合部81は、第1部位67Aの上部に設けられた第1上部分81Aと、第2部位67Bの上部に設けられた第2上部分81Bとを含む。下結合部82は、第1部位67Aの下部に設けられた第1下部分82Aと、第2部位67Bの下部に設けられた第2下部分82Bとを含む。第1上部分81Aと第2上部分81Bとを合わせてネジで結合すると共に第1下部分82Aと第2下部分82Bとを合わせてネジで結合することにより、装着部67の第1部位67Aと第2部位67Bとが結合される。また、給水チューブ94は、第1孔形成溝71Aの上部孔72対応部分または第2孔形成溝71Bの上部孔72対応部分の一方に嵌めた後、第1部位67Aと第2部位67Bとを結合することで、第1部位67Aと第2部位67Bとで挟み込まれた形で装着部67に装着される。
ところで、従来では、給水チューブ94から吐出される水が、直接植付カップ35の内面側に供給されるように構成されている。水は、給水チューブ94から直線状に吐出されるため、植付カップ35の内面全体に行き渡り難く、植付カップ35内の苗に当たらない場合が生じ、苗の植付けに不具合が生じる虞がある。詳しくは、植付カップ35に供給された苗が植付カップ35の下部に至る途中で苗が植付カップ35の内面にはりついて止まってしまう場合に、苗に給水チューブ94から吐出される水が当たると、苗は、植付カップ35の下部まで運ばれ、苗が植付カップ35の下部まで運ばれることで、苗の植付が安定するが、給水チューブ94から吐出される水が苗に当たらないと、苗が植付カップ35の下部に至る途中で止まったままとなって、苗の植付けに不具合が生じる虞がある。特に、植付カップ35が、下方に向かうにつれて前方に移行するように傾斜している場合、前側の第1カップ構成部58の内面には、水が当たりにくい。
そこで、本実施形態では、給水チューブ94から吐出された水が植付カップ35の内面に満遍なく行き渡るようにするために、給水チューブ94から吐出する水を受けると共に拡散させて植付カップ35の内面に供給する灌水ガイド79を設けている。
以下、灌水ガイド79について詳細に説明する。
図16、図17に示すように、灌水ガイド79は、案内部材22の外部の前部及び後部に配置されており、装着部67に取り付けられている。
図18に示すように、灌水ガイド79は、本体部80と、ガイド筒83とを有している。本体部80は、板材によって形成され、取付部84と、縦板部86と、受け板部85とを有している。
図17に示すように、取付部84は、案内部材22に取り付けられる。詳しくは、取付部84は、装着部67の下結合部82に、該下結合部82の結合用のネジ87によって共締めされて取り付けられる。
図18に示すように、取付部84に形成され且つネジ87が挿通される取付穴88は、上下方向に長い長穴に形成されていて、灌水ガイド79は、上下方向に位置調整可能に取り付けられている。
図14に示すように、縦板部86は、案内部材22側から植付カップ35の内部に延設されている。縦板部86は、板面が前後方向K1を向く(板面が機体幅方向K2及び上下方向に沿う)ように配置されている。縦板部86の上部86aは、取付部84の下部から前後方向K1に延びる延設部84aに接続されている。縦板部86の下部86bは、植付カップ35の内面上部と間隔をあけて対向している。
図14、図16に示すように、受け板部85は、縦板部86の下端から下方に向かうにつれて植付カップ35の内面に近づく方向に移行する傾斜状に形成されている。受け板部85の傾斜角度Xは、例えば、水平と鉛直との間の中央付近の角度に設定される。具体的には、限定されることはないが、受け板部85の水平に対する傾斜角度Xは、40°前後に設定される。
図13に示すように、受け板部85の機体幅方向K2の両側のコーナ部には、アール89が形成されている。詳しくは、受け板部85の下端85aと、受け板部85における下端85aに沿う方向の両側の側端85bとのコーナ部にアール89が付けられている。受け板部85のコーナ部にアール89を付けることにより、受け板部85の下端85aに沿う方向(機体幅方向K2)の板長さ及び傾斜方向に沿う方向の板幅を確保しつつ、受け板部85を植付カップ35の内面に接近させることができる。
また、図13に示すように、受け板部85(灌水ガイド79)は、案内部材22の下端開口62よりも水平方向外方に配置されている。本実施形態では、受け板部85(灌水ガイド79)は、案内部材22の下端開口62よりも前後方向K1外方に配置されている。仮に、灌水ガイド79が案内部材22の下端開口62よりも水平方向内方に配置されているとすると、案内部材22の上方から植付カップ35へ落下供給される苗が灌水ガイド79に当たる虞があるが、灌水ガイド79を、案内部材22の下端開口62よりも水平方向外方に配置することで、灌水ガイド79に苗が当たるのを防止することができる。また、本実施形態では、受け板部85の機体幅方向K2の両側のコーナ部にアール89を付けて受け板部85を植付カップ35の内面に接近させることができるよう構成しているので、灌水ガイド79が、案内部材22の下端開口62よりも水平方向内方に配置されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、図13に示すように、案内部材22の下端部は、平面視で機体幅方向K2に長い矩形状に形成され、植付カップ35は、平面視で前後方向に向けて凸となる湾曲状の断面形状に形成されているので、植付カップ35の内側で且つ案内部材22より前後方向K1外方に灌水ガイド79の配置スペースを形成することができる。これによっても、灌水ガイド79が、案内部材22の下端開口62よりも水平方向内方に配置されるのを抑制することができる。
図18に示すように、ガイド筒83は、上下方向に延伸する軸心を有し、上下が開口した筒体に形成されている。このガイド筒83は、給水チューブ94から吐出された水を受け板部85に案内する。ガイド筒83は、本体部80に溶接等によって固定されている。詳しくは、縦板部86の上部86aと取付部84の下部から延びる延設部84aとの間のコーナ部近傍にガイド筒83の下部83aが配置され、該下部83aが縦板部86の上部86aに固定されていている。ガイド筒83の上部83bは、縦板部86から上方に突出している。
図14、図15に示すように、ガイド筒83の上部83bは、装着孔71の下部孔73に挿入状に装着されている。詳しくは、ガイド筒83は、上部83bを第1孔形成溝71Aの下部孔73対応部分または第2孔形成溝71Bの下部孔73対応部分の一方に嵌めた後、第1部位67Aと第2部位67Bとを結合することで、第1部位67Aと第2部位67Bとで挟み込まれた形で装着部67に固定状に装着される。言い換えると、ガイド筒83は、第1部位67Aと第2部位67Bとで挟み込まれて保持される。図14に示すように、ガイド筒83は、給水チューブ94の下方に配置されている。したがって、給水チューブ94から吐出された水は、ガイド筒83内を通って、ガイド筒83の下端から下方に放水される。
図13、図14、図18に示すように、ガイド筒83は、受け板部85における当該受け板部85の下端85aに沿う方向(機体幅方向K2)の略中央部上方に配置されている。したがって、ガイド筒83は、給水チューブ94から吐出された水を下方に向けて且つ受け板部85に向けて放水する。ガイド筒83から放水されて受け板部85に当たった水は、前後方向K1及び機体幅方向K2並びに前後方向K1と機体幅方向K2との間の方向に拡散し、植付カップ35の内面に供給される。つまり、ガイド筒83は、給水チューブ94から吐出する水を受け板部85に当てて拡散させる。言い換えると、受け板部85は、給水チューブ94から吐出する水を受けると共に拡散させて植付カップ35内面に供給する。詳しくは、ガイド筒83から受け板部85に放水された水は、受け板部85の上面側の板面上を、該受け板部85の傾斜方向に沿って植付カップ35の内面へ流れ、受け板部85の下端と植付カップ35内面との間の隙間から植付カップ35内面に沿って下方に流れるが、受け板部85に放水された全ての水が受け板部85の下端と植付カップ35の内面との間の隙間から下方に流れるわけではなく、一部の水(大半の水)は縦板部86と植付カップ35の内面との間から機体幅方向K2側に流れる。この機体幅方向K2に流れた水は、植付カップ35の内面に当たって該植付カップ35の内面に沿い、植付カップ35の内面を周方向に流れつつ下方に流れる。これによって、水が植付カップ35の内面に満遍なく行き渡る。水が植付カップ35の内面に満遍なく行き渡ることにより、植付カップ35内面を流れる水によって、植付カップ35に供給された苗が植付カップ35の下部まで運ばれる。苗が植付カップ35の下部まで運ばれること及び植付カップ35内面を流れる水によって植付カップ35からの苗の離脱が円滑となること等により、苗の植付が安定する。また、植付カップ35内面を流れる水によって植付カップ35内面に付着した土を落とすことができる。また、植付カップ35により植え付けられた苗に灌水することができる。
上記構成の灌水ガイド79によれば、ガイド筒83を本体部80に固定することで、ガイド筒83と受け板部85との位置関係(ガイド筒83から出る水の方向と、受け板部85の傾斜角度との関係)を設定した関係に固定することができる。また、ガイド筒83を装着部67に固定状に取り付けることにより、灌水ガイド79と植付カップ35との位置関係を設定した関係に固定することができる。
また、受け板部85が配置される位置は、できるだけ植付カップ35の上端側であるのがよいが、あまり植付カップ35の上端に近づけると、給水チューブ94から吐出した水が、植付カップ35の外に出てしまう虞があるので、本実施形態では、受け板部85の下端の位置は、植付カップ35の上端から植付カップ35の上下方向の全体寸法の略1/8の距離下がった位置付近に配置される。これに限定されることはない。
本実施形態では、灌水ガイド79の本体部80は、平板状の板材を折曲することで形成されているが、これに限定されることはなく、本体部80を植付カップ35の内面形状(湾曲形状)に沿う湾曲形状に形成してもよい。また、受け板部85の下端85aを植付カップ35の内面形状に沿う湾曲形状に加工してもよい。
上記の実施形態にあっては、苗を植え付ける植付カップ35と、植付カップ35の上方に配置されて上方から供給される苗を植付カップ35の内部に案内する案内部材22と、案内部材22に取り付けられていて水を植付カップ35側に吐出する給水チューブ94と、給水チューブ94から吐出する水を受けると共に拡散させて植付カップ35の内面に供給する灌水ガイド79と、を備えている。
この構成によれば、灌水ガイド79によって、給水チューブ94から吐出する水が拡散されて植付カップ35の内面に供給されるので、水を植付カップ35内面に満遍なく行き渡らせることができる。
また、灌水ガイド79は、板材で形成された本体部80を有し、本体部80は、案内部材22に取り付けられる取付部84と、案内部材22側から植付カップ35の内部に延設されていて植付カップ35の内面上部に対向する縦板部86と、縦板部86の下端から下方に向かうにつれて植付カップ35の内面に近づく方向に移行する傾斜状に形成された受け板部85とを有し、給水チューブ94から吐出する水を受け板部85に当てて拡散させる。
この構成によれば、給水チューブ94から吐出する水を良好に拡散させて植付カップ35内面に供給することができる。
また、植付カップ35の内面は、当該植付カップ35の内部から水平方向外方に向けて凸となる湾曲面に形成され、受け板部85の下端85aと、受け板部85における下端85aに沿う方向の両側の側端85bとのコーナ部にアール89が付けられている。
この構成によれば、受け板部85の下端85aに沿う方向の板長さ及び傾斜方向に沿う方向の板幅を確保しつつ、受け板部85を植付カップ35の内面に接近させることができる。
また、灌水ガイド79は、給水チューブ94から吐出された水を受け板部85に案内するガイド筒83であって本体部80に固定されたガイド筒83を有している。
この構成によれば、水の放出方向と受け板部85との関係を設定した関係に固定することができる。
また、案内部材22は、給水チューブ94を装着可能な装着部67を有し、装着部67にガイド筒83が固定状に装着される。
この構成によれば、灌水ガイド79と植付カップ35との位置関係を固定することができる。
また、ガイド筒83は、受け板部85における当該受け板部85の下端85aに沿う方向の略中央部上方に配置され、給水チューブ94から吐出された水を下方に向けて放水する。
この構成によれば、受け板部85によって水を良好に拡散させることができる。
また、案内部材22は、上下が開口した筒状を呈し、且つ水平方向一方の第1構成体22Aと他方の第2構成体22Bとに分割形成され、装着部67は、第1構成体22A側の第1部位67Aと、第2構成体22B側の第2部位67Bとに分割形成され、取付部84は、第1部位67Aと第2部位67Bとを結合するネジ87によって共締めされて取り付けられ、ガイド筒83は、第1部位67Aと第2部位67Bとで挟み込まれて保持される。
この構成によれば、灌水ガイド79の取付を容易に行える。
また、案内部材22は、上下が開口した筒状を呈し、灌水ガイド79は、案内部材22の下端開口62よりも水平方向外方に配置される。
この構成によれば、灌水ガイド79が苗の通過を妨げるのを防止することができる。
また、植付カップ35は、下方に向かうにつれて先窄まりとなるように形成され、且つ下方に向かうにつれて前方に移行するように傾斜しており、給水チューブ94は、水を下方に向けて吐出する。
この構成によれば、下方に向かうにつれて前方に移行するように傾斜した植付カップ35における苗の植付を安定させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
22 案内部材
22A 第1構成体
22B 第2構成体
35 植付カップ
62 下端開口
67 装着部
67A 第1部位
67B 第2部位
79 灌水ガイド
80 本体部
83 ガイド筒
84 取付部
85 受け板部
85a 下端
85b 側端
86 縦板部
87 ネジ
89 アール
94 給水チューブ

Claims (9)

  1. 苗を植え付ける植付カップと、
    前記植付カップの上方に配置されて上方から供給される苗を前記植付カップの内部に案内する案内部材と、
    前記案内部材に取り付けられていて水を前記植付カップ側に吐出する給水チューブと、
    前記給水チューブから吐出する水を受けると共に拡散させて前記植付カップの内面に供給する灌水ガイドと、
    を備えた植付装置。
  2. 前記灌水ガイドは、板材で形成された本体部を有し、
    前記本体部は、前記案内部材に取り付けられる取付部と、前記案内部材側から前記植付カップの内部に延設されていて前記植付カップの内面上部に対向する縦板部と、前記縦板部の下端から下方に向かうにつれて前記植付カップの内面に近づく方向に移行する傾斜状に形成された受け板部とを有し、
    前記給水チューブから吐出する水を前記受け板部に当てて拡散させる請求項1に記載の植付装置。
  3. 前記植付カップの内面は、当該植付カップの内部から水平方向外方に向けて凸となる湾曲面に形成され、
    前記受け板部の下端と、前記受け板部における前記下端に沿う方向の両側の側端とのコーナ部にアールが付けられている請求項2に記載の植付装置。
  4. 前記灌水ガイドは、前記給水チューブから吐出された水を前記受け板部に案内するガイド筒であって前記本体部に固定されたガイド筒を有している請求項2または3に記載の植付装置。
  5. 前記案内部材は、前記給水チューブを装着可能な装着部を有し、
    前記装着部に前記ガイド筒が固定状に装着される請求項4に記載の植付装置。
  6. 前記ガイド筒は、前記受け板部における当該受け板部の下端に沿う方向の略中央部上方に配置され、前記給水チューブから吐出された水を下方に向けて放水する請求項4または5に記載の植付装置。
  7. 前記案内部材は、上下が開口した筒状を呈し、且つ水平方向一方の第1構成体と他方の第2構成体とに分割形成され、
    前記装着部は、前記第1構成体側の第1部位と、前記第2構成体側の第2部位とに分割形成され、
    前記取付部は、前記第1部位と前記第2部位とを結合するネジによって共締めされて取り付けられ、
    前記ガイド筒は、前記第1部位と前記第2部位とで挟み込まれて保持される請求項5に記載の植付装置。
  8. 前記案内部材は、上下が開口した筒状を呈し、
    前記灌水ガイドは、前記案内部材の下端開口よりも水平方向外方に配置される請求項1~7のいずれか1項に記載の植付装置。
  9. 前記植付カップは、下方に向かうにつれて先窄まりとなるように形成され、且つ下方に向かうにつれて前方に移行するように傾斜しており、
    前記給水チューブは、水を下方に向けて吐出する請求項1~8のいずれか1項に記載の植付装置。
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