JP2022170192A - 商品販売データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客に精算を適切に行わせること。【解決手段】商品販売データ処理装置は、顧客が自ら操作して精算を行う装置である。商品販売データ処理装置は、精算手段と、発行手段とを備える。精算手段は、クレジットカードを用いたカード決済を行うことが可能である。発行手段は、レシートを発行する。発行手段は、精算手段による精算が完了した場合、精算が完了したことを示す第1のレシートを発行し、前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能である旨を示す第2のレシートを発行し、所定の条件を満たした場合には前記第2のレシートを発行しない。【選択図】図4
Description
本発明は、商品販売データ処理装置に関する。
従来、店舗等での支払いにおいて、クレジットカードが用いられることがある。クレジットカードは、例えば、月々の利用可能な上限金額に達している場合や、カードの読み取りエラーが生じた場合には、使用できないことがある。関連する技術として、クレジットカードの利用時に、カテゴリに応じた利用限度額のチェックを行い、チェック結果に基づいて、クレジットカードの利用の可否を判定し、当該判定の結果を提示するようにすることが知られている。
また、クレジットカードを使用できない場合、POS(Point Of Sales)レジスタは、クレジットカードを使用できない旨や、使用できない理由を示したレシート(以下「エラーレシート」という。)を発行する。
また、近年では、顧客が自ら精算を行うセルフレジが普及している。セルフレジにおいても、クレジットカードを用いた精算が可能であり、クレジットカードを使用できない場合には、エラーレシートが発行される。
しかしながら、従来技術では、エラーレシートが発行されると、エラーレシートを確認しない顧客は、精算が完了したものと誤認識してしまうおそれがあった。このため、当該顧客が支払いを行わずに、そのまま退店してしまうおそれあり、適切に精算を行わせることができないことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、顧客に精算を適切に行わせることができる技術を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、顧客が自ら操作して精算を行う商品販売データ処理装置であって、クレジットカードを用いたカード決済を行うことが可能な精算手段と、レシートを発行する発行手段と、を備え、前記発行手段は、前記精算手段による精算が完了した場合、精算が完了したことを示す第1のレシートを発行し、前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能である旨を示す第2のレシートを発行し、所定の条件を満たした場合には前記第2のレシートを発行しない、ことを特徴とする商品販売データ処理装置である。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システムのネットワーク構成図である。図1に示すPOSシステム1は、クレジットカード会社サーバSvと、3台のPOS端末装置20-1、POS端末装置20-2、POS端末装置20-3と、ストアコントローラ10と、取引状況管理装置11とを備える。以下、POS端末装置20-1、20-2、20-3について特に区別しない場合には、POS端末装置20と総称する。ストアコントローラ10と、取引状況管理装置11と、POS端末装置20とは、LAN55を介して通信可能に接続されている。各装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。
図1は、本発明の実施形態に係るPOS(Point Of Sales)システムのネットワーク構成図である。図1に示すPOSシステム1は、クレジットカード会社サーバSvと、3台のPOS端末装置20-1、POS端末装置20-2、POS端末装置20-3と、ストアコントローラ10と、取引状況管理装置11とを備える。以下、POS端末装置20-1、20-2、20-3について特に区別しない場合には、POS端末装置20と総称する。ストアコントローラ10と、取引状況管理装置11と、POS端末装置20とは、LAN55を介して通信可能に接続されている。各装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信部などを備えたコンピュータ装置である。
POSシステム1は、スーパーマーケット、ホームセンター、コンビニエンスストア、各種用品店など、種々の店舗Stに導入可能である。ストアコントローラ10は、商品マスタなどの取引に必要な各種情報を記憶する。商品マスタは、各商品の商品識別情報(例えばJAN(Japanese Article Number)コード)、商品名、販売価格などの商品情報を格納するファイルである。また、商品マスタは、計量が必要な商品(計量対象商品)の商品識別情報、商品名、計量対象商品の単価などを含む。また、ストアコントローラ10は、商品マスタのほかにも、在庫状況、販売履歴、入出金記録などの各種の情報を記憶する。また、ストアコントローラ10は、顧客の会員情報を記憶してもよい。
取引状況管理装置11は、POS端末装置20の状況(動作モード、処理状況等)を表示したり、POS端末装置20を制御したりする。POSシステム1では、取引状況管理装置11に店員を配置し、店員による監視を行うことが可能である。
POS端末装置20は、商品を登録(以下「商品登録」という場合がある。)する登録処理や、登録した商品の精算(以下「決済」という場合がある。)を行う精算処理を実行することが可能なコンピュータ装置である。また、POS端末装置20は、動作モードに応じて、他のPOS端末装置20で登録された商品の精算を行うことも可能である。なお、他のPOS端末装置20で登録された商品の精算を行うPOS端末装置20は、精算専用の装置であってもよく、商品登録を行えない装置であってもよい。また、図1において、POS端末装置20の台数は、3台を例示しているが、これに限らず、1台であってもよいし、4台以上であってもよい。
クレジットカード会社サーバSvは、カード会社によって管理され、クレジットカードを用いた決済を行うサーバ装置である。クレジットカードには、カード番号などが記憶された記憶媒体が設けられている。この記憶媒体は、例えば、IC(Integrated Circuit)チップや磁気ストライプである。
クレジットカード会社サーバSvは、カード情報記憶部を備える。カード情報記憶部は、氏名や連絡先やカード番号などを含むカード会員情報や、各会員の利用可能な上限金額を示す情報や、クレジットカードの利用の可否を示す情報などを記憶する。また、カード情報記憶部は、カード決済によって購入された商品のシリアル番号や当該カード決済に用いられたクレジットカードのカード番号などを示す購入情報なども記憶する。
また、クレジットカード会社サーバSvは通信部を備える。この通信部によって、クレジットカード会社サーバSvは、ストアコントローラ10と通信を行うことが可能である。なお、クレジットカード会社サーバSvは、取引状況管理装置11や、POS端末装置20と直接通信を行うようにしてもよい。
なお、POSシステム1は、店員が所持する端末装置を備えていてもよい。店員が所持する端末装置は、例えば、取引状況管理装置11に表示される内容と同様の内容を表示したり、店員を呼び出す旨を通知したりすればよい。
(POS端末装置20の設置例)
図2は、POS端末装置20の設置例を示す図である。図2(A)は、POS端末装置20を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POS端末装置20を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見てPOS端末装置20の右側にカウンタが置かれている。
図2は、POS端末装置20の設置例を示す図である。図2(A)は、POS端末装置20を客側から見た斜視図である。図2(B)は、POS端末装置20を店員側から見た斜視図である。図2(A)に示すように客側から見てPOS端末装置20の右側にカウンタが置かれている。
POS端末装置20は、サインポール220を備える。サインポール220は、発光部を備える。サインポール220の発光部は、例えば、ランプやLED(light emitting diode)であり、所定の色や、所定の点灯態様で点灯可能である。サインポール220の点灯態様により、POS端末装置20の使用中を示したり、警告を示したりする。サインポール220は、上方に向けて設けられており、POS端末装置20の周囲にいない店員にも点灯態様を認識させることが可能である。
(POS端末装置20の構成例)
次に、図2および図3を用いて、POS端末装置20の構成について説明する。
図3は、POS端末装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。図2および図3において、同一部分には同一符号を付している。
次に、図2および図3を用いて、POS端末装置20の構成について説明する。
図3は、POS端末装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。図2および図3において、同一部分には同一符号を付している。
以下、図2を参照しつつ、図3に示したPOS端末装置20の構成例を説明する。POS端末装置20は、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ハードディスク204と、客側表示部205と、客側スキャナ部206と、カード決済部208と、釣銭機209と、店員側表示部210と、キー操作部211と、店員側スキャナ部212と、印刷部213と、音声出力部214と、通信部215と、カメラ216とを備える。これらは、バスを介して相互に通信可能である。
CPU201は、中央演算処理装置であり、ROM202に記憶されている各種プログラムを読み出して実行することにより、POS端末装置20の動作を制御する。各種プログラムは、本実施形態に係る商品販売データ処理プログラムを含む。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
ROM202は、読み出し専用メモリであり、プログラムをはじめとしてCPU201が利用する各種の情報を記憶する。
RAM203は、読み出しや書き込みが可能なメモリであり、種々の情報を記憶する。例えば、RAM203は、外部から取得した情報(例えば、ストアコントローラ10から取得した商品マスタ等)や、処理において生成した情報を記憶する。この情報は、例えば、商品を登録する登録処理において生成した登録情報や、登録した商品を精算(決済)する精算処理において生成した精算情報などである。
ハードディスク204は、種々の情報を記憶する。例えば、ハードディスク204は、カメラ216によって撮像された撮像結果(例えば、動画)を記憶する。ハードディスク204は、例えば、ROM202に代えて、CPU201が実行する商品販売データ処理プログラム等の各種のプログラムを記憶してもよい。また、RAM203に代えて、外部から取得した情報や、処理において生成した情報を記憶してもよい。
客側表示部205は、顧客用のタッチディスプレイである。客側表示部205は、顧客に種々の情報を表示するとともに、顧客から種々の入力を受け付ける。
客側スキャナ部206は、顧客用のスキャナ部であり、各種コードを光学的に読み取る。各種コードは、例えば、商品に付されているバーコード(商品コード等)や、お会計券(登録商標)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)である。また、各種コードは、品券類(商品券、クーポン券、優待券)や、各種カード(例えば、会員カード、ポイントカード等)に印刷されているコード(バーコード、2次元コード等)を含む。なお、商品の登録は、客側スキャナ部206によるコードの読み取りによる登録に限らない。例えば、客側表示部205に、商品に対応するプリセットキー(商品を注文するボタン)を表示し、当該プリセットキーが顧客によって操作(押下)されることによって、商品の登録を行うことも可能である。
カード決済部208は、各種カード(クレジットカード、交通系ICカード等のプリペイドカード、ポイントカード等)による決済機構である。カード決済部208は、カード認識部や表示部や操作部を備える。カード認識部は、各種カードの情報を磁気的または電気的に読み取る。読み取られた情報は、買上商品の精算に用いられる。なお、カード認識部は、例えば、ポイントカードの保有ポイントを使用する場合など、今回の買上商品の精算において使用する情報を認識することも可能である。また、カード認識部は、例えば、ポイントカードにポイントを付与する場合など、今回の買上商品の精算に使用しない情報を認識することも可能である。
釣銭機209は、現金による決済機構である。釣銭機209は、紙幣や硬貨の投入口と、紙幣や硬貨の出金口とを備える。釣銭機209は、投入口への投入金額を算出し、投入金額と買上金額の差分である釣銭金額を算出し、釣り銭を出金口から排出する。釣銭機209は、客側に向けられており、顧客から各種操作や現金の投入を受け付ける。なお、釣銭機209は、投入口に投入された紙幣や硬貨を検出するセンサを有する。当該センサは、投入口に紙幣や硬貨が投入された旨の検出や、金種別の枚数の検出などを行う。なお、本実施形態に係る釣銭機209は、客側からのみ現金の投入および返却が行われる構成である。すなわち、POS端末装置20では、顧客が自ら操作して精算を行うセルフ精算が行われる。
店員側表示部210は、店員用のタッチディスプレイである。店員側表示部210は、店員に種々の情報を表示するとともに、店員から種々の入力を受け付ける。例えば、店員側表示部210には、商品に対応するプリセットキー(商品を注文するボタン)が表示され、当該プリセットキーが店員によって操作(押下)されることによって、商品の登録が行われる。
キー操作部211は、各種のキー(ハードウェアキー、ボタン)から構成される。キー操作部211は、店員から種々の入力を受け付ける。具体的には、キー操作部211は、商品(例えば、○○新聞)に対応するキーを含む。当該キーが店員に操作されることによって、当該商品の登録が行われる。キー操作部211は、動作モードを切り替えるボタンを含む。
ここで、動作モードについて補足する。POS端末装置20は、複数の動作モードのうち、一の動作モードで動作する。複数の動作モードは、例えば、通常モードと、会計専用モードと、フルセルフモードとを含む。通常モードは、店員側の商品登録を有効とし、客側の商品登録を無効とした動作モードである。通常モードでは、顧客による貨幣(紙幣および硬貨)の投入や各種カードの読み取りなど、精算(以下「対面セルフ精算」という場合がある。)が可能である。
また、通常モードでは、他のPOS端末装置20への登録情報の送信が可能である。他のPOS端末装置20への登録情報の送信とは、登録処理において生成した登録情報を、精算処理を実行可能な他のPOS端末装置20(会計専用モードのPOS端末装置20)に送信することである。また、通常モードのPOS端末装置20は、お会計券を発行することも可能である。お会計券の発行とは、登録処理において生成した登録情報をコード化して、印刷媒体(シート)に印刷して出力することである。
会計専用モードは、通常モードのPOS端末装置20からの受信や、お会計券の読み取りによって、登録情報を取得して精算(非対面セルフ精算)を行うことが可能な動作モードである。会計専用モードは、自装置においては登録処理を実行せず、専ら、他のPOS端末装置20において生成された登録情報を用いて、精算処理を実行する動作モードである。
フルセルフモードは、顧客自らが商品登録(セルフ登録)を行い、顧客自らが精算(非対面セルフ精算)を行う動作モードである。なお、フルセルフモードは、会計専用モードと同様、他のPOS端末装置20からの受信や、お会計券の読み取りによって、登録情報を取得して、精算処理を実行することも可能である。
店員側スキャナ部212は、店員用のスキャナ部であり、各種の情報を光学的に読み取る。例えば、店員側スキャナ部212は、商品に付されているバーコードや、店員の名札に付された店員コードを光学的に読み取る。また、各種コードは、上記に加えて、お会計券に印刷されているコードや、品券類や、各種カードに印刷されているコードを含む。
印刷部213は、各種媒体(レシート、領収書、お会計券など)を印刷するプリンタ装置である。印刷部213は、媒体発行口を備える。媒体発行口は、客側に向けられている。なお、媒体発行口の向きは、変更可能であってもよく、具体的には、店員側から客側へ、また、客側から店員側へ変更可能であってもよい。また、媒体発行口の向きは、手動で変更されてもよいし、動作モードが切り替わることに応じて自動で変更されてもよい。なお、媒体発行口の向きを自動で変更する場合、例えば、印刷部213は、媒体発行口の向きの正誤を検出するセンサを設け、当該センサの検出結果を用いて媒体発行口の向きを変更すればよい。
音声出力部214は、音声を出力する。例えば、音声出力部214は、音声ガイダンスや警告音などを出力する。音声ガイダンスや警告音は、商品の登録や精算に係るものである。
通信部215は、他の装置(ストアコントローラ10、取引状況管理装置11、および他のPOS端末装置20)と情報を送受信するインターフェースである。
通信部215は、他の装置(ストアコントローラ10、取引状況管理装置11、および他のPOS端末装置20)と情報を送受信するインターフェースである。
カメラ216は、客側から見て、客側表示部205の右上に取り付けられている。カメラ216は、動画、または静止画を連続的に撮像するカメラである。カメラ216には、CCD(charge coupled device)カメラや、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラを用いることが可能である。カメラ216は、精算時における顧客の操作状況を撮像する。具体的には、カメラ216は、顧客が所持する紙幣や硬貨、釣銭機209、手の動作などを撮像する。また、カメラ216は、商品の登録時における顧客の操作状況を撮像する。具体的には、カメラ216は、POS端末装置20の両脇に設けられたカウンタ上の買い物かごの内部(商品)や、登録時における顧客の操作状況も撮像することが可能である。
(クレジットカード決済におけるレシートについて)
クレジットカードの使用に関し、クレジットカード会社サーバSvによって、月々の利用可能な上限金額に達している場合や、カードの読み取りエラーが生じた場合には、クレジットカードを用いた精算を行うことができない。なお、以下において、クレジットカードを用いた精算を「カード決済」という場合がある。カード決済を行えない場合、POS端末装置20は、カード決済を行えないことを示すエラーレシートを発行する。このエラーレシートは、店舗に保管され、例えば、エラーの原因の究明や、エラーの対策などに役立てられる。
クレジットカードの使用に関し、クレジットカード会社サーバSvによって、月々の利用可能な上限金額に達している場合や、カードの読み取りエラーが生じた場合には、クレジットカードを用いた精算を行うことができない。なお、以下において、クレジットカードを用いた精算を「カード決済」という場合がある。カード決済を行えない場合、POS端末装置20は、カード決済を行えないことを示すエラーレシートを発行する。このエラーレシートは、店舗に保管され、例えば、エラーの原因の究明や、エラーの対策などに役立てられる。
ここで、セルフ精算において、エラーレシートが発行されると、エラーレシートを確認しない顧客は、精算が完了したものと誤認識してしまい、支払いを行わずに、そのまま退店してしまうおそれある。そこで、本実施形態においてPOS端末装置20は、カード決済を行えないときに、エラーレシートを発行しないようにしている。
(POS端末装置20の機能的構成)
以下、POS端末装置20の機能的構成について説明する。POS端末装置20は、顧客が自ら操作して精算(セルフ精算)を行うことが可能である。具体的には、POS端末装置20は、通常モードにおける対面セルフ精算や、会計専用モードおよびフルセルフモードにおける非対面セルフ精算を行うことが可能である。なお、POS端末装置20は、店員用の構成部(店員側表示部210、キー操作部211、および店員側スキャナ部212)を備えていなくてもよい。
以下、POS端末装置20の機能的構成について説明する。POS端末装置20は、顧客が自ら操作して精算(セルフ精算)を行うことが可能である。具体的には、POS端末装置20は、通常モードにおける対面セルフ精算や、会計専用モードおよびフルセルフモードにおける非対面セルフ精算を行うことが可能である。なお、POS端末装置20は、店員用の構成部(店員側表示部210、キー操作部211、および店員側スキャナ部212)を備えていなくてもよい。
POS端末装置20は、精算部と、発行部と、表示制御部と、出力制御部と、モード制御部を備える。各部は、CPU201によって実現される。すなわち、CPU201がROM202に記憶されている商品販売データ処理プログラムを実行することにより、各部の機能を実現する。精算部は、カード決済を行うことが可能である。また、精算部は、カード決済の他にも、現金や電子マネーなど(その他、電子決済などを含む非現金決済)他の決済種別による精算を行うことも可能である。他の決済種別は、電子決済(コード決済)のほかにも、例えば、デビットカードの決済を含む。
発行部は、レシートを発行する。具体的には、発行部は、印刷部213を制御してレシートを発行する。発行部は、精算部による精算が完了した場合、精算が完了したことを示すレシート(第1のレシート)を発行する。このレシートは、通常のレシートであり、購入した商品の種類、数量、合計金額、決済種別、税率などが印刷されるレシートである。ここで、通常のレシートを発行するタイミングについて補足する。例えば、カード決済部208にクレジットカードが挿通されると、クレジットカード会社サーバSvに問い合わせが行われ、クレジットカードによる決済が行われる。そして、当該決済が完了して、カード決済部208に挿通されているクレジットカードが取り出された後に、発行部は、通常のレシートを発行する。
また、発行部は、カード決済が不可能な場合、カード決済が不可能である旨を示すエラーレシート(第2のレシート)を発行する。エラーレシートには、カード会社名や、カード決済が不可能な旨や、カード決済が不可能となっている理由などが印刷される。カード決済が不可能となっている理由は、例えば、月々の利用可能な上限金額に達したことや、通信エラーが生じていることや、カードの読み取りエラーが生じていることなどが挙げられる。なお、エラーレシートには、顧客のプライバシーが保護される範囲内で、顧客の年齢層、性別、居住地域などの顧客の情報が印刷されてもよい。
また、カード決済が不可能な場合、精算が完了していないことから、発行部は、通常のレシートを発行しない。より具体的には、発行部は、例えば、クレジットカード会社サーバSvに問い合わせを行い、クレジットカードによる決済が不可能となり、カード決済部208に挿通されているクレジットカードが取り出された後でも、通常のレシートを発行しない。
ここで、本実施形態において、発行部は、精算部によるカード決済が不可能な場合でも、所定の条件を満たした場合にはエラーレシートを発行しない。すなわち、発行部がエラーレシートを発行しないようにするには、所定の条件がある。この所定の条件は、例えば、店員が介在しないことである。具体的には、発行部は、カード決済が不可能な場合、店員が介在しないときにはエラーレシートを発行しない。
一方で、発行部は、カード決済が不可能な場合、店員が介在するときにはエラーレシートを発行する。これは、店員が介在するときに、エラーレシートを発行したとしても、店員がエラーレシートを受け取ることが可能なためである。なお、発行部は、カード決済以外の決済種別で決済を行う場合も、エラーレシートを発行しない。
モード制御部は、複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作する。発行部は、モード制御部によって制御される動作モードに応じて、店員の介在の有無を判別する。例えば、発行部は、通常モードでは店員が介在するものと判別し、会計専用モードおよびフルセルフモードでは店員が介在しないものと判別する。また、発行部は、動作モードが会計専用モードおよびフルセルフモードで制御されている場合でも、店員が操作するメンテナンス中(メンテナンス画面)では、店員が介在するものと判別する。
会計専用モードやフルセルフモードにおいて、顧客によるカード決済が不可能な場合に、エラーとなって、店員が呼び出され、店員がログインすると、発行部は、エラーレシートを発行する。なお、この場合のエラーレシートの発行条件として、再度、カード決済を試みることを条件としてもよい。また、再度、カード決済を試みることを条件とせずに、店員のログイン後にエラーレシートが発行されてもよい。
(エラー画像の表示について)
表示制御部は、カード決済が不可能な場合、カード決済が不可能な旨を示すエラー画像(以下「カード決済エラー画像」という。)を表示する。カード決済エラー画像は、第1エラー画像と、第2エラー画像と、店員用エラー画像とがある。第1エラー画像は、非対面セルフ精算のときに、客側表示部205に表示可能なエラー画像である(図5(D)参照)。第2エラー画像は、対面セルフ精算のときに、客側表示部205に表示可能なエラー画像である(図7参照)。店員用エラー画像は、対面セルフ精算のときに、店員側表示部210に表示可能なエラー画像である(図6(C)参照)。
表示制御部は、カード決済が不可能な場合、カード決済が不可能な旨を示すエラー画像(以下「カード決済エラー画像」という。)を表示する。カード決済エラー画像は、第1エラー画像と、第2エラー画像と、店員用エラー画像とがある。第1エラー画像は、非対面セルフ精算のときに、客側表示部205に表示可能なエラー画像である(図5(D)参照)。第2エラー画像は、対面セルフ精算のときに、客側表示部205に表示可能なエラー画像である(図7参照)。店員用エラー画像は、対面セルフ精算のときに、店員側表示部210に表示可能なエラー画像である(図6(C)参照)。
具体的に説明すると、表示制御部は、モード制御部によって制御される動作モードに応じて異なるカード決済エラー画像を客側表示部205に表示する。例えば、表示制御部は、会計専用モードおよびフルセルフモードにおける精算(非対面セルフ精算)において、カード決済が行えないことを示す第1エラー画像を客側表示部205に表示する。なお、第1エラー画像に、カード決済が不可能となっている理由を含ませてもよい。なお、会計専用モードや、フルセルフモードにおいて、店員側表示部210にはエラー画像を表示しないようにする。これにより、他の顧客に、エラー画像が見られてしまうことを抑えることができる。一方で、通常モードにおける精算(対面セルフ精算)において、表示制御部は、店員によって確認中であることを示す第2エラー画像を客側表示部205に表示する。なお、通常モードにおいて、店員側表示部210にエラー画像(店員用エラー画像)を表示することが可能である。
(店員側表示部210に表示されるエラー画像)
また、表示制御部は、動作モードに応じて、店員側表示部210にもカード決済エラー画像を表示可能である。具体的には、表示制御部は、通常モードにおいて、店員側表示部210に店員用の店員用エラー画像を表示可能である。一方で、表示制御部は、会計専用モードおよびフルセルフモードでは、店員側表示部210に店員用エラー画像を表示しない。
また、表示制御部は、動作モードに応じて、店員側表示部210にもカード決済エラー画像を表示可能である。具体的には、表示制御部は、通常モードにおいて、店員側表示部210に店員用の店員用エラー画像を表示可能である。一方で、表示制御部は、会計専用モードおよびフルセルフモードでは、店員側表示部210に店員用エラー画像を表示しない。
(取引状況管理装置11に表示されるエラー画像)
出力制御部は、カード決済が不可能な場合、通信部215を制御して、カード決済が不可能な旨を示す情報(以下「カード決済エラー情報」という。)を外部の装置へ出力する。外部の装置は、例えば、取引状況管理装置11である。ただし、外部の装置は、店員が所持する端末装置としてもよい。取引状況管理装置11は、カード決済エラー情報を示すエラー画像を表示する。エラー画像は、例えば、カード決済が不可能な旨を示す画像であってもよいし、エラーレシートに表示される内容と同様の画像であってもよい。また、取引状況管理装置11は、カード決済エラー情報を記憶しておき、店員の操作に応じて、いつでも当該エラー画像を表示させることが可能である。また、取引状況管理装置11は、当該エラー画像を一覧表示させたり、カード決済が不可能となっている理由別に当該エラー画像を表示させたりすることも可能である。
出力制御部は、カード決済が不可能な場合、通信部215を制御して、カード決済が不可能な旨を示す情報(以下「カード決済エラー情報」という。)を外部の装置へ出力する。外部の装置は、例えば、取引状況管理装置11である。ただし、外部の装置は、店員が所持する端末装置としてもよい。取引状況管理装置11は、カード決済エラー情報を示すエラー画像を表示する。エラー画像は、例えば、カード決済が不可能な旨を示す画像であってもよいし、エラーレシートに表示される内容と同様の画像であってもよい。また、取引状況管理装置11は、カード決済エラー情報を記憶しておき、店員の操作に応じて、いつでも当該エラー画像を表示させることが可能である。また、取引状況管理装置11は、当該エラー画像を一覧表示させたり、カード決済が不可能となっている理由別に当該エラー画像を表示させたりすることも可能である。
(POS端末装置20が行う精算処理の一例)
図4は、POS端末装置20が行う精算処理の一例を示すフローチャートである。図4において、POS端末装置20は、精算開始であるか否かを判断する(ステップS401)。精算開始とは、動作モードに応じて異なる。例えば、フルセルフモードにおいて精算開始とは、精算開始ボタン(登録完了ボタン)が押下されることである。また、会計専用モードにおいて精算開始とは、他のPOS端末装置20から登録情報を受信することである。また、通常モードにおいて精算開始とは、購入する商品の登録が開始されることである。
図4は、POS端末装置20が行う精算処理の一例を示すフローチャートである。図4において、POS端末装置20は、精算開始であるか否かを判断する(ステップS401)。精算開始とは、動作モードに応じて異なる。例えば、フルセルフモードにおいて精算開始とは、精算開始ボタン(登録完了ボタン)が押下されることである。また、会計専用モードにおいて精算開始とは、他のPOS端末装置20から登録情報を受信することである。また、通常モードにおいて精算開始とは、購入する商品の登録が開始されることである。
POS端末装置20は、精算開始となるまで待機し(ステップS401:NO)、精算開始となると(ステップS401:YES)、決済種別の選択を受け付ける(ステップS402)。そして、POS端末装置20は、受け付けた決済種別がクレジットカードであるか否かを判断する(ステップS403)。受け付けた決済種別がクレジットカードではない場合(ステップS403:NO)、POS端末装置20は、ステップS415に進む。
受け付けた決済種別がクレジットカードである場合(ステップS403:YES)、POS端末装置20は、クレジットカード会社サーバSvへ、クレジットカードの使用の可否について問い合わせを行う(ステップS404)。そして、問い合わせの結果、利用可能である場合(ステップS405:YES)、POS端末装置20は、ステップS415へ進む。
問い合わせの結果、利用可能ではない場合(ステップS405:NO)、POS端末装置20は、カード決済エラー情報を取引状況管理装置11へ送信する(ステップS406)。そして、POS端末装置20は、対面セルフ精算であるか否かを判断する(ステップS407)。対面セルフ精算である場合(ステップS407:YES)、POS端末装置20は、店員側表示部210に店員用エラー画像を表示する(ステップS408)。また、POS端末装置20は、客側表示部205に第2エラー画像を表示する(ステップS409)。
そして、POS端末装置20は、印刷部213を用いてエラーレシートを発行する(ステップS410)。次に、POS端末装置20は、他の決済種別の選択を受け付ける(ステップS411)。
ステップS407において、対面セルフ精算ではない場合(ステップS407:NO)、すなわち、非対面セルフ精算である場合、POS端末装置20は、客側表示部205に第1エラー画像を表示する(ステップS412)。
さらに、POS端末装置20は、店員呼出ボタンが押下されたことを示す店員呼出があるか否かを判断する(ステップS413)。店員呼出がない場合(ステップS413:NO)、POS端末装置20は、ステップS411へ進む。店員呼出がある場合(ステップS413:YES)、POS端末装置20は、店員が赴いて、メンテナンス画面への切り替えを受け付けたか否かを判断する(ステップS414)。POS端末装置20は、メンテナンス画面への切り替えを受け付けるまで待機し(ステップS414:NO)、メンテナンス画面への切り替えを受け付けると(ステップS414:YES)、ステップS409へ進む。なお、ステップS414において、メンテナンス画面への切り替えを受け付けた場合、ステップS409へ進むことに限らず、ステップS408へ進むようにしてもよい。
ステップS411の処理の後、POS端末装置20は、精算が完了したか否かを判断する(ステップS415)。POS端末装置20は、精算が完了するまで待機し(ステップS415:NO)、精算が完了すると(ステップS415:YES)、通常のレシートを発行し(ステップS416)、一連の処理を終了する。
(カード決済エラー画像の一例)
次に、図5~図7を用いて、カード決済エラー画像の一例について説明する。図5は、非対面セルフ精算において客側表示部205に表示されるカード決済エラー画像の一例を示す説明図である。図5(A)は、客側表示部205に表示される決済種別選択画面510を示す。決済種別選択画面510は、現金、クレジットカード、電子マネーのうちいずれかの選択を受け付ける画面である。なお、決済種別選択画面510において、「その他決済」ボタン511を押下すると、その他の決済種別(例えば、デビットカード、モバイル決済など)を選択することも可能である。決済種別選択画面510において、クレジットカードの決済種別が選択されると、図5(B)に示す画面に遷移する。
次に、図5~図7を用いて、カード決済エラー画像の一例について説明する。図5は、非対面セルフ精算において客側表示部205に表示されるカード決済エラー画像の一例を示す説明図である。図5(A)は、客側表示部205に表示される決済種別選択画面510を示す。決済種別選択画面510は、現金、クレジットカード、電子マネーのうちいずれかの選択を受け付ける画面である。なお、決済種別選択画面510において、「その他決済」ボタン511を押下すると、その他の決済種別(例えば、デビットカード、モバイル決済など)を選択することも可能である。決済種別選択画面510において、クレジットカードの決済種別が選択されると、図5(B)に示す画面に遷移する。
図5(B)は、クレジットカードのスキャンを促す催促画面520を示す。催促画面520において、顧客がカード決済部208にクレジットカードを読み取らせると、図5(C)または図5(D)の画面に遷移する。
図5(C)は、カード決済が完了したことを示す取引完了画面530を示す。取引が完了すると、取引完了画面530の表示とともに、通常のレシートが印刷部213から印字出力される。また、領収書ボタン531が押下されると、印刷部213から領収書が印字出力される。
一方で、図5(D)は、第1エラー画面540(第1エラー画像)を示す。第1エラー画面540は、カード決済ができなかった旨を示す。また、第1エラー画面540において、確認ボタン541が押下されると、図5(A)に示した決済種別選択画面510に戻る。なお、第1エラー画面540は、催促画面520が背景に表示されており、すなわち、催促画面520上に表示されている。
第1エラー画面540において、店員呼出ボタン542が押下されると、店員の呼び出しが行われる。店員の呼び出しは、例えば、取引状況管理装置11への通知や、サインポール220の点灯などによって行われる。店員がPOS端末装置20まで赴き、メンテナンス画面を表示させる、エラーレシートが発行される。なお、エラーレシートの発行を受け付けるボタンを表示するようにし、当該ボタンが押下されることによってエラーレシートを発行するようにしてもよい。
店員は、エラーレシートを確認すると、エラーの内容を顧客に通知する。例えば、カード決済が不可能となっている理由が、クレジットカードの読み取りエラーが生じていることであれば、店員が顧客に再度のスキャンを試みるよう通知する。また、カード決済が不可能となっている理由が、月々の利用可能な上限金額に達したことであれば、店員が顧客に他の決済種別への変更するよう通知する。また、カード決済が不可能となっている理由が、通信エラーが生じていることであれば、店員は、クレジットカード会社に問い合わせたり、店舗Stにおける通信環境を確認したりする。
なお、決済種別が変更されたときでも、すなわち、店員が呼び出されなくても、POS端末装置20は、別のタイミングで、エラーレシートを発行することが可能である。例えば、カード決済が不可能な取引があったPOS端末装置20は、待機中などに、店員側表示部210にその旨を表示し、店員の操作を受け付けることによって、エラーレシートを発行するようにしてもよい。また、カード決済が不可能な取引があると、カード決済エラー情報が取引状況管理装置11へ送信されるため、取引状況管理装置11において、エラーレシートを発行することも可能である。
図6は、対面セルフ精算において店員側表示部210に表示されるカード決済エラー画像の一例を示す説明図である。図6(A)は、店員側表示部210に表示される小計画面610を示す。客側表示部205には、決済種別選択画面510が表示され、顧客の操作に応じて、対面セルフ精算が行われる。また、小計画面610は、前客との取引を示す第1タブ611がオンになっている状態を示している。第2タブ612をオンにする操作を受け付けると、次客の商品登録が可能になる。
図6(B)は、次客の登録画面620を示す。登録画面620において、1客目が精算中に2客目である次客の商品登録を行っている際に、客側表示部205において行われた1客目のカード決済が不可能であると、図6(C)に示す画面に遷移する。
図6(C)は、店員用エラー画面630(店員用エラー画像)を示す。店員用エラー画面630は、図6(B)登録画面620に、カード決済ができなかった旨を示す店員用エラー画像632が重畳表示された画面を示す。また、店員用エラー画面630において、確認ボタン631が押下されると、エラーレシートが発行されるとともに、登録画面620に戻る。ただし、確認ボタン631が押下されると、2客目の画面(図6(B)の登録画面620)に戻らずに、1客目の画面(例えば、図6(A)の小計画面610)に遷移させてもよい。
なお、エラーレシートは、確認ボタン631が押下される前に発行されるようにしてもよい。また、店員用エラー画面630が表示された場合、客側表示部205には、第2エラー画面700(図7参照)が表示される。店員は、エラーレシートを確認し、エラーの内容を顧客に通知したり、エラーの対応を行ったりする。
なお、図6(C)の店員用エラー画面630は、図6(B)の次客の登録画面620から遷移することに限らず、図6(A)の小計画面610から遷移することもある。すなわち、例えば、図6(A)の小計画面610に示す、第1タブ611がオンの状態で、1客目のカード決済が行われて、当該カード決済が不可能な場合には、小計画面610に店員用エラー画像632が重畳表示された店員用エラー画面630が表示される場合もある。
図7は、対面セルフ精算において客側表示部205に表示されるカード決済エラー画像の一例を示す説明図である。図7は、客側表示部205に表示される第2エラー画面700(第2エラー画像)を示す。第2エラー画面700は、カード決済を試みたものの、カード決済が不可能であり、店員による確認中であることを示す。また、第2エラー画面700において、確認ボタン701が押下されると、図5(A)に示した決済種別選択画面510に戻る。
このとき、店員側表示部210にも、決済種別選択画面510に相当する画面が表示される。そして、店員の操作によって、非現金決済(カード決済)の指定を受け付けることも可能である。さらに、店員側表示部210に、カード決済が不可能な場合のエラーも表示させることができる。また、このエラーは、店員側表示部210のみの表示としてもよい。また、1客目だけの接客中の場合でも、2客目の登録操作中の場合でも、店員側表示部210に、決済種別選択画面510に相当する画面やエラー画面を表示することが可能である。
なお、図7に示す確認ボタン701は、店員側表示部210において、店員により所定のボタンが押下されることによって、有効となるようにしてもよい。なお、第2エラー画面700では、対面セルフ精算が行われていることから、店員呼出ボタンは表示されていない。
以上説明したように、本実施形態のPOS端末装置20は、カード決済が不可能な場合、所定の条件を満たした場合にはカード決済が不可能である旨を示すエラーレシートを発行しないようにした。これにより、所定の条件を満たした場合に、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。したがって、顧客が支払いを行わずに、そのまま退店してしまうことを抑えることができる。よって、顧客に精算を適切に行わせることができる。
また、本実施形態のPOS端末装置20は、カード決済が不可能な場合、カード決済が不可能な旨を示す画像(カード決済エラー画像)を表示するようにした。これにより、カード決済が不可能な旨を顧客や店員に認識させることができる。
また、本実施形態のPOS端末装置20は、カード決済が不可能な場合、カード決済が不可能な旨を示す情報を外部の装置(取引状況管理装置11)へ出力するようにした。これにより、外部の装置を操作する店員にも、カード決済が不可能な旨を認識させることができる。
また、本実施形態のPOS端末装置20は、カード決済が不可能な場合において、店員が介在しないときにはエラーレシートを発行せず、店員が介在するときにはエラーレシートを発行するようにした。これにより、店員が介在するときにはエラーレシートによって、店員に、カード決済が不可能な旨や、カード決済が不可能となっている理由を通知することができる。一方で、店員が介在しないときには、エラーレシートが発行されないため、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。
また、本実施形態のPOS端末装置20は、動作モードに応じて、店員の介在の有無を判別するようにした。これにより、店員が介在しない動作モードにおいて、エラーレシートを発行しないようにすることができるため、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。
(実施形態の変形例)
以下に、実施形態の変形例1~3について説明する。なお、以下の変形例1~3では、上述した実施形態で説明した内容については、適宜説明を省略する。また、上述した実施形態および変形例1~3に示す各構成をそれぞれ組み合わせた構成とすることも可能である。具体的には、上述した実施形態と、変形例1~3とのうち、全てを含む構成としてもよいし、上述した実施形態と、変形例1~3とのうち、いずれかを組合せた構成としてもよい。
以下に、実施形態の変形例1~3について説明する。なお、以下の変形例1~3では、上述した実施形態で説明した内容については、適宜説明を省略する。また、上述した実施形態および変形例1~3に示す各構成をそれぞれ組み合わせた構成とすることも可能である。具体的には、上述した実施形態と、変形例1~3とのうち、全てを含む構成としてもよいし、上述した実施形態と、変形例1~3とのうち、いずれかを組合せた構成としてもよい。
(変形例1)
まず、実施形態の変形例1について説明する。上述した実施形態では、第1エラー画面540(図5(D)参照)の背景を催促画面520とした構成について説明した。変形例1では、このような構成に代えて、第1エラー画面540の背景を決済種別選択画面510とした構成について説明する。
まず、実施形態の変形例1について説明する。上述した実施形態では、第1エラー画面540(図5(D)参照)の背景を催促画面520とした構成について説明した。変形例1では、このような構成に代えて、第1エラー画面540の背景を決済種別選択画面510とした構成について説明する。
図8は、変形例1に係る第1エラー画面800(第1エラー画像)を示す説明図である。第1エラー画面800は、カード決済ができなかった旨を示す。第1エラー画面800は、決済種別選択画面510を背景にして、決済種別選択画面510上に表示されている。第1エラー画面800において、確認ボタン541が押下されると、図5(A)に示した決済種別選択画面510に戻る。
変形例1によれば、第1エラー画面800において、決済種別選択画面510を背景に表示していることから、確認ボタン541が押下されると、迅速に決済種別選択画面510を表示することができる。
(変形例2)
次に、実施形態の変形例2について説明する。上述した実施形態では、POS端末装置20を用いて商品登録を行うPOSシステム1について説明した。変形例2では、このような構成に加えて又は代えて、顧客が所持する顧客端末装置を用いて商品登録を行うショッピングシステムについて説明する。
次に、実施形態の変形例2について説明する。上述した実施形態では、POS端末装置20を用いて商品登録を行うPOSシステム1について説明した。変形例2では、このような構成に加えて又は代えて、顧客が所持する顧客端末装置を用いて商品登録を行うショッピングシステムについて説明する。
変形例2において、ショッピングシステムは、顧客端末装置と、クラウドサーバと、取引状況管理装置11と、非対面セルフ精算を行うPOS端末装置20と、クレジットカード会社サーバSvとを含む。顧客端末装置は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などである。顧客端末装置には、所定のアプリケーション(ショッピングアプリ)がインストールされている。顧客端末装置は、顧客が所有する端末装置であってもよいし、店舗が貸し出す端末装置であってもよい。また、顧客端末装置は、ショッピングカートに据え付けられるものでもよいし、顧客が把持するものでもよい。
クラウドサーバは、顧客端末装置で読み取られたコードに基づいて、仮想カート上で商品を登録する。POS端末装置20は、会計専用モードまたはフルセルフモードの動作モードに制御されており、クラウドサーバから、精算に用いられる登録情報を受信することによって、精算を行う。また、取引状況管理装置11は、顧客の登録操作や、精算操作を店員が監視するための装置である。
以下に、ショッピングシステムにおける、商品の登録から精算までの流れを簡単に説明する。
(1)顧客は、顧客端末装置のカメラ機能を用いて、商品に付された商品コード(例えば、バーコード)を読み取る。顧客端末装置は、商品コードを読み取ると、読み取った商品コードを、カート識別情報とともにクラウドサーバへ送信する。なお、顧客端末装置は、商品コードを読み取ったタイミングで、その都度クラウドサーバへ商品コードを送信してもよいし、読み取った商品コードを逐次記憶しておき、精算を行うタイミングで一括して商品コードをクラウドサーバへ送信してもよい。
(2)クラウドサーバは、顧客(顧客端末装置)ごとにカートを識別するカート識別情報を含むカート情報を記憶している。クラウドサーバは、顧客端末装置から、商品コードおよびカート識別情報を受信すると、カート識別情報が示すカート情報に、商品コードが示す商品情報を記憶する。
(3)顧客は、購入する商品の登録が完了すると、顧客端末装置に表示されている精算開始ボタンを押下する。顧客端末装置は、精算開始ボタンの押下を受け付けると、カート識別情報をコード化した精算用コード(例えば、2次元コード)を、顧客端末装置のディスプレイ(タッチパネル)に表示する。
(4)そして、顧客は、POS端末装置20の客側スキャナ部206に、精算用コードを読み取らせる。POS端末装置20は、精算用コードを読み取ると、クラウドサーバに対して、カート情報のうち精算に必要な登録情報の送信要求を行う。送信要求には、読み取った精算用コードが示すカート識別情報が含まれる。
(5)クラウドサーバは、POS端末装置20から登録情報の送信要求を受信すると、送信要求に含まれるカート識別情報を用いてカート情報を特定し、登録情報を生成する。そして、クラウドサーバは、生成した登録情報をPOS端末装置20へ送信する。
(6)POS端末装置20は、クラウドサーバから登録情報を受信すると、受信した登録情報を用いて、精算を開始する。
(1)顧客は、顧客端末装置のカメラ機能を用いて、商品に付された商品コード(例えば、バーコード)を読み取る。顧客端末装置は、商品コードを読み取ると、読み取った商品コードを、カート識別情報とともにクラウドサーバへ送信する。なお、顧客端末装置は、商品コードを読み取ったタイミングで、その都度クラウドサーバへ商品コードを送信してもよいし、読み取った商品コードを逐次記憶しておき、精算を行うタイミングで一括して商品コードをクラウドサーバへ送信してもよい。
(2)クラウドサーバは、顧客(顧客端末装置)ごとにカートを識別するカート識別情報を含むカート情報を記憶している。クラウドサーバは、顧客端末装置から、商品コードおよびカート識別情報を受信すると、カート識別情報が示すカート情報に、商品コードが示す商品情報を記憶する。
(3)顧客は、購入する商品の登録が完了すると、顧客端末装置に表示されている精算開始ボタンを押下する。顧客端末装置は、精算開始ボタンの押下を受け付けると、カート識別情報をコード化した精算用コード(例えば、2次元コード)を、顧客端末装置のディスプレイ(タッチパネル)に表示する。
(4)そして、顧客は、POS端末装置20の客側スキャナ部206に、精算用コードを読み取らせる。POS端末装置20は、精算用コードを読み取ると、クラウドサーバに対して、カート情報のうち精算に必要な登録情報の送信要求を行う。送信要求には、読み取った精算用コードが示すカート識別情報が含まれる。
(5)クラウドサーバは、POS端末装置20から登録情報の送信要求を受信すると、送信要求に含まれるカート識別情報を用いてカート情報を特定し、登録情報を生成する。そして、クラウドサーバは、生成した登録情報をPOS端末装置20へ送信する。
(6)POS端末装置20は、クラウドサーバから登録情報を受信すると、受信した登録情報を用いて、精算を開始する。
POS端末装置20は、カード決済が不可能な場合、カード決済が不可能である旨を示すエラーレシートを発行しないようにする。これにより、ショッピングシステムにおいて、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。したがって、ショッピングシステムにおいて、顧客が支払いを行わずに、そのまま退店してしまうことを抑えることができるため、顧客に精算を適切に行わせることができる。
(変形例3)
次に、変形例3について説明する。上述した変形例2では、POS端末装置20において精算を行うショッピングシステムについて説明した。変形例3では、このような構成に加えて又は代えて、顧客端末装置を用いてカード決済を行うことが可能なショッピングシステムについて説明する。
次に、変形例3について説明する。上述した変形例2では、POS端末装置20において精算を行うショッピングシステムについて説明した。変形例3では、このような構成に加えて又は代えて、顧客端末装置を用いてカード決済を行うことが可能なショッピングシステムについて説明する。
顧客端末装置には、例えば、クレジットカードが登録されている。顧客端末装置は、商品を登録するごとにカード決済を行ってもよいし、商品の登録が完了したタイミングでカード決済を行ってもよい。顧客端末装置によるカード決済を行った場合、退店手続が行われる。退店手続は、例えば、レシートの発行や、ポイントの付与や、レジ袋の配布や、駐車サービス券の発行などであり、POS端末装置20において行われる。
POS端末装置20は、顧客端末装置におけるカード決済が不可能な場合、退店手続において、カード決済が不可能である旨を示すエラーレシートを発行しないようにする。これにより、顧客端末装置を用いてカード決済を行うことが可能なショッピングシステムにおいて、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。したがって、顧客が支払いを行わずに、そのまま退店してしまうことを抑えることができるため、顧客に精算を適切に行わせることができる。
以下、実施形態総括を記載する。
[発明の名称]商品販売データ処理装置
[技術分野]
本発明は、商品販売データ処理装置に関する。
[背景技術]
従来、店舗等での支払いにおいて、クレジットカードが用いられることがある。クレジットカードは、例えば、月々の利用可能な上限金額に達している場合や、カードの読み取りエラーが生じた場合には、使用できないことがある。関連する技術として、クレジットカードの利用時に、カテゴリに応じた利用限度額のチェックを行い、チェック結果に基づいて、クレジットカードの利用の可否を判定し、当該判定の結果を提示するようにすることが知られている。
また、クレジットカードを使用できない場合、POS(Point Of Sales)レジスタは、クレジットカードを使用できない旨や、使用できない理由を示したレシート(以下「エラーレシート」という。)を発行する。
また、近年では、顧客が自ら精算を行うセルフレジが普及している。セルフレジにおいても、クレジットカードを用いた精算が可能であり、クレジットカードを使用できない場合には、エラーレシートが発行される。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2008-176466号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来技術では、エラーレシートが発行されると、エラーレシートを確認しない顧客は、精算が完了したものと誤認識してしまうおそれがあった。このため、当該顧客が支払いを行わずに、そのまま退店してしまうおそれあり、適切に精算を行わせることができないことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、顧客に精算を適切に行わせることができる技術を提供することにある。
[発明の名称]商品販売データ処理装置
[技術分野]
本発明は、商品販売データ処理装置に関する。
[背景技術]
従来、店舗等での支払いにおいて、クレジットカードが用いられることがある。クレジットカードは、例えば、月々の利用可能な上限金額に達している場合や、カードの読み取りエラーが生じた場合には、使用できないことがある。関連する技術として、クレジットカードの利用時に、カテゴリに応じた利用限度額のチェックを行い、チェック結果に基づいて、クレジットカードの利用の可否を判定し、当該判定の結果を提示するようにすることが知られている。
また、クレジットカードを使用できない場合、POS(Point Of Sales)レジスタは、クレジットカードを使用できない旨や、使用できない理由を示したレシート(以下「エラーレシート」という。)を発行する。
また、近年では、顧客が自ら精算を行うセルフレジが普及している。セルフレジにおいても、クレジットカードを用いた精算が可能であり、クレジットカードを使用できない場合には、エラーレシートが発行される。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2008-176466号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、従来技術では、エラーレシートが発行されると、エラーレシートを確認しない顧客は、精算が完了したものと誤認識してしまうおそれがあった。このため、当該顧客が支払いを行わずに、そのまま退店してしまうおそれあり、適切に精算を行わせることができないことがある、という問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、顧客に精算を適切に行わせることができる技術を提供することにある。
[課題を解決するための手段]
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、顧客が自ら操作して精算を行う商品販売データ処理装置であって、クレジットカードを用いたカード決済を行うことが可能な精算手段と、レシートを発行する発行手段と、を備え、前記発行手段は、前記精算手段による精算が完了した場合、精算が完了したことを示す第1のレシートを発行し、前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能である旨を示す第2のレシートを発行し、所定の条件を満たした場合には前記第2のレシートを発行しない、ことを特徴とする商品販売データ処理装置である。
上記構成によれば、所定の条件を満たした場合に、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。したがって、顧客が支払いを行わずに、そのまま退店してしまうことを抑えることができる。
(1)上述した課題を解決するために、本発明の一態様である商品販売データ処理装置は、顧客が自ら操作して精算を行う商品販売データ処理装置であって、クレジットカードを用いたカード決済を行うことが可能な精算手段と、レシートを発行する発行手段と、を備え、前記発行手段は、前記精算手段による精算が完了した場合、精算が完了したことを示す第1のレシートを発行し、前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能である旨を示す第2のレシートを発行し、所定の条件を満たした場合には前記第2のレシートを発行しない、ことを特徴とする商品販売データ処理装置である。
上記構成によれば、所定の条件を満たした場合に、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。したがって、顧客が支払いを行わずに、そのまま退店してしまうことを抑えることができる。
(2)上記(1)の構成において、前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能な旨を示す画像を表示する表示制御手段を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、カード決済が不可能な旨を顧客や店員に認識させることができる。
上記構成によれば、カード決済が不可能な旨を顧客や店員に認識させることができる。
(3)上記(1)または(2)の構成において、前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能な旨を示す情報を外部の装置へ出力する出力制御手段を備えるようにしてもよい。
上記構成によれば、外部の装置を操作する店員にも、カード決済が不可能な旨を認識させることができる。
上記構成によれば、外部の装置を操作する店員にも、カード決済が不可能な旨を認識させることができる。
(4)上記(1)~(3)のいずれかの構成において、前記所定の条件は、店員が介在しないようにしてもよい。
上記構成によれば、店員が介在するときにはエラーレシートによって、店員に、カード決済が不可能な旨や、カード決済が不可能となっている理由を通知することができる。一方で、店員が介在しないときには、エラーレシートが発行されないため、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。
上記構成によれば、店員が介在するときにはエラーレシートによって、店員に、カード決済が不可能な旨や、カード決済が不可能となっている理由を通知することができる。一方で、店員が介在しないときには、エラーレシートが発行されないため、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。
(5)上記(4)の構成において、複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作するモード制御手段を備え、前記発行手段は、前記モード制御手段によって制御される動作モードに応じて、前記店員の介在の有無を判別するようにしてもよい。
上記構成によれば、店員が介在しない動作モードにおいて、エラーレシートを発行しないようにすることができるため、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。
上記構成によれば、店員が介在しない動作モードにおいて、エラーレシートを発行しないようにすることができるため、精算が完了したものと顧客が誤認識してしまうことを抑えることができる。
なお、上記において説明したPOS端末装置20における各機能(入出力、記憶、処理(判断を含む))の全部または一部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。
具体的には、上述した説明では、POS端末装置20が、精算部と、発行部と、表示制御部と、出力制御部と、モード制御部とを備える構成について説明した。これらの機能部の全部または一部が、他のコンピュータ装置に具備されていてもよい。例えば、これらの機能部のうち全部または一部が、ストアコントローラ10に具備されていてもよいし、取引状況管理装置11に具備されていてもよいし、これら以外のコンピュータ装置に具備されていてもよい。また、これらの機能部が具備されるコンピュータ装置は、複数台であることに限らず、1台であってもよい。例えば、これらの機能部の全てを一のコンピュータ装置が具備していてもよい。
具体的には、例えば、POS端末装置20に代えて、ストアコントローラ10や取引状況管理装置11が、カード決済が不可能な場合、カード決済が不可能である旨を示すエラーレシートを発行させないようにしてもよい。
上記に関連し、POS端末装置20は、商品の登録や精算に関しては、入出力のインターフェース部分に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。つまり、POS端末装置20は、各種の入力(操作者の操作、スキャナ等のデバイスによる検出)を受け付け、入力情報(操作情報、スキャン情報等)をクラウドサーバに送信し、当該入力情報に基づくクラウドサーバの処理結果(更新画面情報、デバイスの制御情報等)を受信し、各種の出力(表示部への表示、デバイスの制御)を行ってもよい。
なお、以上に説明したPOS端末装置20を実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…POSシステム、10…ストアコントローラ、11…取引状況管理装置、20…POS端末装置、201…CPU、202…ROM、203…RAM、204…ハードディスク、205…客側表示部、206…客側スキャナ部、208…カード決済部、209…釣銭機、210…店員側表示部、211…キー操作部、212…店員側スキャナ部、215…通信部、217…撮像部、
Claims (5)
- 顧客が自ら操作して精算を行う商品販売データ処理装置であって、
クレジットカードを用いたカード決済を行うことが可能な精算手段と、
レシートを発行する発行手段と、
を備え、
前記発行手段は、
前記精算手段による精算が完了した場合、精算が完了したことを示す第1のレシートを発行し、
前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能である旨を示す第2のレシートを発行し、所定の条件を満たした場合には前記第2のレシートを発行しない、
ことを特徴とする商品販売データ処理装置。 - 前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能な旨を示す画像を表示する表示制御手段を備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の商品販売データ処理装置。 - 前記カード決済が不可能な場合、前記カード決済が不可能な旨を示す情報を外部の装置へ出力する出力制御手段を備える、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の商品販売データ処理装置。 - 前記所定の条件は、店員が介在しないことである、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の商品販売データ処理装置。 - 複数の動作モードのうちいずれかの動作モードで動作するモード制御手段を備え、
前記発行手段は、前記モード制御手段によって制御される動作モードに応じて、前記店員の介在の有無を判別する、
ことを特徴とする請求項4に記載の商品販売データ処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2021076144A JP2022170192A (ja) | 2021-04-28 | 2021-04-28 | 商品販売データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021076144A JP2022170192A (ja) | 2021-04-28 | 2021-04-28 | 商品販売データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2022170192A true JP2022170192A (ja) | 2022-11-10 |
Family
ID=83944439
Family Applications (1)
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JP2021076144A Pending JP2022170192A (ja) | 2021-04-28 | 2021-04-28 | 商品販売データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2022170192A (ja) |
-
2021
- 2021-04-28 JP JP2021076144A patent/JP2022170192A/ja active Pending
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