JP2022168605A - 管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ホーム柵が故障してから修理を開始するまでの期間を短縮する。【解決手段】取得部711は、駅ホームと線路とを遮断するホーム柵の動作を監視する監視装置から、この動作を示す動作データを取得する。予測部713は、取得した動作データから、ホーム柵が故障する時期を予測する。警告部714は、予測部713から故障の時期の情報を取得するとともに、期間表723を参照して、その故障の修理の準備に要する期間を特定する。そして、警告部714は、予測された故障の時期から、準備期間を遡ったタイミングで警告を発する。【選択図】図11
Description
本発明は、ホーム柵を監視してその故障を予測する技術に関する。
ホーム柵を監視してその故障の予兆を診断する様々な技術が開発されている。特許文献1は、モータに駆動されるベルトを用いてホームドアを開閉動作させたときに、このモータに関する電気的数値を取得数値として取得し、この取得数値をもとにベルトの保守の要否を判定するホームドアの状態診断システムを開示している。また、特許文献2は、駆動機構によってホームドアが開閉されたときに、この駆動機構の振動に関する振動情報を取得し、この振動情報をもとに保守の要否を判定するホームドアの状態診断システムを開示している。
ところで、一般にホーム柵は、メーカー、機種、構成、仕様、設定、運用環境等に応じて、修理の準備に要する期間が異なる。また、修理に必要な部品や修理する技術者の手配が季節ごとに変動することもある。したがって、或る故障を予測しても、復旧までにかかる期間は、その故障によって様々である。
本発明の目的の一つは、ホーム柵が故障してから修理を開始するまでの期間を短縮することである。
上述した課題を解決するため、本発明は、駅ホームと線路とを遮断するホーム柵の動作を示す動作データから、該ホーム柵が故障する時期を予測し、該時期から該ホーム柵の修理の準備に要する期間を遡った時に警告する管理装置を、第1の態様として提供する。
第1の態様の管理装置によれば、ホーム柵の故障を警告するにあたって、その修理の準備に要する期間を遡らない場合に比べて、ホーム柵が故障してから修理を開始するまでの期間を短縮することができる。
第1の態様の管理装置において、前記ホーム柵の部分ごとに前記時期を予測し、該時期から該部分の修理の準備に要する期間を遡った時に警告する、という構成が第2の態様として採用されてもよい。
第2の態様の管理装置によれば、ホーム柵の部分が故障してからその部分の修理を開始するまでの期間を短縮することができる。
第2の態様の管理装置において、前記部分に定められた優先順位に応じた順序で、該部分の故障をそれぞれ警告する、という構成が第3の態様として採用されてもよい。
第3の態様の管理装置によれば、重要な部分や、ホーム柵の全体の動作に影響する部分等の故障の警告を優先させることができる。
第1から第3のいずれか1つの態様の管理装置において、前記期間は、前記修理に必要な資源の手配に要する時間を含む、という構成が第4の態様として採用されてもよい。
第4の態様の管理装置によれば、ホーム柵が故障するまでに、そのホーム柵の修理に必要な資源の手配をすることができる。
第4の態様の管理装置において、前記手配に要する時間は、前記資源の入手可能性に応じて変化する、という構成が第5の態様として採用されてもよい。
第5の態様の管理装置によれば、ホーム柵の修理に必要な資源を、その資源の入手可能性に応じてホーム柵の故障に先立って手配することができる。
第4又は第5の態様の管理装置において、前記資源は、前記ホーム柵の部品、及び該ホーム柵を修理する者の少なくとも一方を含む、という構成が第6の態様として採用されてもよい。
第6の態様の管理装置によれば、ホーム柵の修理に必要な部品、及びそのホーム柵を修理する者の少なくとも一方を、ホーム柵の故障に先立って手配することができる。
第4から第6のいずれか1つの態様の管理装置において、予測した前記時期、及び前記資源の手配の状況に応じて、前記ホーム柵の修理計画を立案する、という構成が第7の態様として採用されてもよい。
第7の態様の管理装置によれば、ユーザは、ホーム柵の故障が予測される時期と、資源の手配の状況に応じた修理計画を得ることができる。
第1から第7のいずれか1つの態様の管理装置において、複数の前記ホーム柵のそれぞれの動作を示す動作データを、該ホーム柵の各位置に基づいて修正し、修正された前記動作データから該ホーム柵が故障する時期をそれぞれ予測し、該時期から該ホーム柵の修理の準備に要する期間を遡った時にそれぞれ警告する、という構成が第8の態様として採用されてもよい。
第8の態様の管理装置によれば、複数のホーム柵の位置に基づいて、ホーム柵の動作データがそれぞれ受けている外乱を修正し、動作データの信頼性を高めることができる。
第1から第8のいずれか1つの態様の管理装置において、警告する前に前記ホーム柵に故障が生じた場合、該ホーム柵の動作を示す動作データから、前記故障の予兆を示す予兆データを抽出し、該予兆データを利用して前記時期の予測処理を修正する、という構成が第9の態様として採用されてもよい。
第9の態様の管理装置によれば、ホーム柵の故障を事前に警告できなかった事例により、予測処理の精度を高めることができる。
<実施形態>
<管理システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る管理システム9の構成の例を示す図である。管理システム9は、1以上の事業所Pに設置された1以上のホーム柵2の動作を監視装置1が監視して、その監視結果を管理装置7に送信し、ホーム柵2のそれぞれの故障を管理装置7が予測するシステムである。
<管理システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る管理システム9の構成の例を示す図である。管理システム9は、1以上の事業所Pに設置された1以上のホーム柵2の動作を監視装置1が監視して、その監視結果を管理装置7に送信し、ホーム柵2のそれぞれの故障を管理装置7が予測するシステムである。
図1に示す管理システム9は、監視装置1、ホーム柵2、制御装置3、操作盤4、中継装置5、通信回線6、及び管理装置7を有する。
なお、監視装置1、ホーム柵2、及び操作盤4等は、これらが複数台、存在する場合、互いを区別するため、それぞれ符号の末尾に「-1」、「-2」のようにハイフンと通し番号とを付加して表記される。したがって、図1に示す管理システム9は、1からnまで(nは2以上の整数)の通し番号で区別されるn台の監視装置1、及びホーム柵2を有し、1及び2の通し番号で区別される2台の操作盤4を有する。
また、図1に示す管理システム9は、1つの事業所Pに属する監視装置1、ホーム柵2、制御装置3、操作盤4、及び中継装置5を、管理装置7へ、通信回線6経由で接続している。しかし、管理システム9は、2以上の事業所Pに属する監視装置1、ホーム柵2、制御装置3、操作盤4、及び中継装置5を、それぞれ管理装置7へ、通信回線6経由で接続してもよい。
ホーム柵2は、制御装置3の制御の下で駅ホームと線路とを遮断する装置である。制御装置3は、1以上のホーム柵2を制御する装置である。
操作盤4は、乗務員又は駅係員等(以下、操作者ともいう)から、ホーム柵2に対して動作を指示する操作を受付ける装置である。図1に示す管理システム9において、例えば、操作盤4-1は、乗務員が操作する操作盤4であり、操作盤4-2は、駅係員が操作する操作盤4である。
図1に示す管理システム9において、n台のホーム柵2、1台の制御装置3、及び2台の操作盤4は、例えば、シリアルケーブル等のいわゆるデイジーチェーンにより環状型に接続されている。図1において、これらのシリアルケーブルは、通信線L1と呼ばれる。これらの通信線L1によって、上述したホーム柵2、制御装置3、及び操作盤4は、互いに通信可能に接続される。なお、これらn台のホーム柵2、1台の制御装置3、及び2台の操作盤4は、事業所Pに予め備えられていたものであり、既存設備群ともいう。
監視装置1は、1以上のホーム柵2のそれぞれに1台ずつ対応付けて設置される。監視装置1は、対応付けられたホーム柵2の動作を監視する装置である。
中継装置5は、1以上の監視装置1と有線又は無線により接続して、これら監視装置1が監視した動作データを取得し、通信回線6を介して管理装置7に中継する(つまり、送信する)装置である。
図1に示す管理システム9において、1台の中継装置5と、n台の監視装置1とは、有線又は無線により中継装置5を中心とする星型に接続されている。図1に示す通り、中継装置5と監視装置1とを通信可能に接続するのは、上述した通信線L1とは異なる通信線L2である。
通信回線6は、中継装置5と管理装置7とを通信可能に接続する。通信回線6は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、又はこれらの組合せであってもよい。また、通信回線6は、公衆交換通信網(PSTN:Public Switched Telephone Networks)やサービス統合デジタル網(ISDN:Integrated Services Digital Network)等を含むものでもよい。
管理装置7は、通信回線6を介して中継装置5から、1以上の監視装置1で監視された動作データを受信し、これらを集計して、監視装置1がそれぞれ監視したホーム柵2に生じる故障を予測する装置である。
これらn台の監視装置1、1台の中継装置5、及び管理装置7は、事業所Pに予め備えられていたものではなく、いずれも既存設備群に対して追加された装置である。これらを、追加設備群ともいう。
<監視装置の構成>
図2は、監視装置1の構成の例を示す図である。監視装置1は、プロセッサ11、メモリ12、インタフェース13、及びセンサ制御部16を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
図2は、監視装置1の構成の例を示す図である。監視装置1は、プロセッサ11、メモリ12、インタフェース13、及びセンサ制御部16を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
プロセッサ11は、メモリ12に記憶されているプログラムを読出して実行することにより監視装置1の各部を制御する。プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メモリ12は、プロセッサ11に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ12は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を有する。なお、メモリ12は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。
インタフェース13は、有線又は無線であって、通信線L1と異なる通信線L2を経由して、監視装置1を中継装置5に通信可能に接続するインタフェースである。プロセッサ11は、このインタフェース13を介して、中継装置5に動作データを送信する。
センサ制御部16は、1以上のセンサ17と接続して、センサ17のそれぞれを制御するコントローラである。図において、センサ17が複数存在し、それらのそれぞれを区別する必要がある場合、それぞれ符号の末尾に「-1」、「-2」のようにハイフンと通し番号とを付加して表記される。図2に示すセンサ制御部16は、センサ17-1からセンサ17-4までの4個のセンサ17を有する。監視装置1が有するセンサ17の数は1以上であれば4個に限らない。
センサ17は、監視装置1が対応付けられているホーム柵2の各種の動作を監視し、その動作を示す動作データを生成してプロセッサ11に出力する。センサ17が監視するホーム柵2の動作は、例えば、後述するモータ29の、単位時間あたりの回転数である。この場合、センサ17は、ストロボを利用した回転計や、うず電流を利用した回転計等が挙げられる。
また、センサ17は、例えば、モータ29や、モータ29によって駆動するベルト、柵、ドア等(図示せず)、各種の機器(駆動機器ともいう)に生じる振動を、ホーム柵2の動作として監視してもよい。この場合、センサ17は、例えば、光学式、静電容量式、圧電素子式等、各種の振動計である。
また、センサ17は、上述した機器から放出される音を計測してもよい。また、センサ17は、上述した機器やホーム柵2の周囲の空気等の温度を計測してもよい。また、センサ17は、モータ29が回転を開始してから、このモータ29によって回転される機器が回転を開始するまでの遅延時間を計測してもよい。また、センサ17は、モータ29によって回転される機器がモータ29から受ける負荷を計測してもよい。
また、センサ17は、上述したモータ29を駆動させる電流、電圧を計測してもよい。例えば、図2に示すセンサ制御部16は、ホーム柵2のバス等から電流値や電圧値等の動作データを読出すように構成されている。ホーム柵2のバス等から直接、動作データを読出す場合、監視装置1はセンサ17を有しなくてもよい。
この監視装置1は、1台のホーム柵2に1台ずつ対応付けられるが、ホーム柵2どうしを接続している上述した通信線L1に関与しないでホーム柵2の動作を監視する。そして、この監視装置1は、監視した結果を示す動作データをインタフェース13から通信線L2経由で中継装置5に送信する。中継装置5は、上述した通信回線6を経由して動作データを管理装置7に送信する。
また、この監視装置1は、センサ17により測定された駆動機器の回転数、振動、温度、遅延時間、負荷、音をセンサ制御部16により取得して監視する。また、この監視装置1は、ホーム柵2から駆動機器に供給される電流値、電圧値を監視する。
なお、監視装置1は、既存設備群の電源と異なる電源により稼働してもよい。この場合、監視装置1は、上述した駆動機器とは異なる電源のみで駆動する。
<ホーム柵の構成>
図3は、ホーム柵2の構成の例を示す図である。ホーム柵2は、プロセッサ21、メモリ22、インタフェース23、センサ制御部26、及びモータ制御部28を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。また、センサ制御部26は、開閉センサ27と信号線で接続され、モータ制御部28は、モータ29と信号線で接続されている。
図3は、ホーム柵2の構成の例を示す図である。ホーム柵2は、プロセッサ21、メモリ22、インタフェース23、センサ制御部26、及びモータ制御部28を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。また、センサ制御部26は、開閉センサ27と信号線で接続され、モータ制御部28は、モータ29と信号線で接続されている。
プロセッサ21は、メモリ22に記憶されているプログラムを読出して実行することによりホーム柵2の各部を制御する。プロセッサ21は、例えばCPUである。
メモリ22は、プロセッサ21に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ22は、RAMやROMを有する。なお、メモリ22は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。
インタフェース23は、通信線L1を経由して、ホーム柵2を制御装置3、操作盤4、及び他のホーム柵2に通信可能に接続するインタフェースである。プロセッサ21は、このインタフェース23を介して、制御装置3、操作盤4、及び他のホーム柵2と情報をやり取りする。
なお、1台のホーム柵2に備えられたインタフェース23は、図1に示す環状型のネットワークが形成されていれば、制御装置3、操作盤4、及び他のホーム柵2の全てに接続する必要はない。
センサ制御部26は、プロセッサ21が発する制御信号を開閉センサ27に伝えてこれを制御するとともに、この開閉センサ27により検知されるホーム柵2の遮断部材(図示せず)の開閉状態の情報を取得してプロセッサ21に出力するコントローラである。遮断部材は、例えば、横向きに設置され、上下方向に移動する棒状の柵や、横方向にスライドするドア等、駅ホームと線路とを遮断する部材である。
開閉センサ27は、上述したホーム柵2の遮断部材の開閉状態を検知するセンサである。開閉センサ27は、例えば、赤外線等を利用した遮断検知センサである。
モータ制御部28は、プロセッサ21が発する制御信号をモータ29に伝えてこれを制御する。また、モータ制御部28は、監視装置1と信号線で接続され、この信号線を経由して、モータ29の駆動に用いられる電力の電流値、電圧値等の情報を監視装置1へ送信する。
<制御装置の構成>
図4は、制御装置3の構成の例を示す図である。制御装置3は、プロセッサ31、メモリ32、及びインタフェース33を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
図4は、制御装置3の構成の例を示す図である。制御装置3は、プロセッサ31、メモリ32、及びインタフェース33を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
プロセッサ31は、メモリ32に記憶されているプログラムを読出して実行することにより制御装置3の各部を制御する。プロセッサ31は、例えばCPUである。
メモリ32は、プロセッサ31に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ32は、RAMやROMを有する。なお、メモリ32は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。
インタフェース33は、通信線L1を経由して、制御装置3をホーム柵2、及び操作盤4に通信可能に接続するインタフェースである。プロセッサ31は、このインタフェース33を介して、ホーム柵2、及び操作盤4と情報をやり取りする。
なお、制御装置3に備えられたインタフェース33は、図1に示す環状型のネットワークが形成されていれば、ホーム柵2、及び操作盤4の全てに接続する必要はない。
<操作盤の構成>
図5は、操作盤4の構成の例を示す図である。操作盤4は、プロセッサ41、メモリ42、インタフェース43、操作部44、及び表示部45を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
図5は、操作盤4の構成の例を示す図である。操作盤4は、プロセッサ41、メモリ42、インタフェース43、操作部44、及び表示部45を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
プロセッサ41は、メモリ42に記憶されているプログラムを読出して実行することにより操作盤4の各部を制御する。プロセッサ41は、例えばCPUである。
メモリ42は、プロセッサ41に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ42は、RAMやROMを有する。なお、メモリ42は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。
インタフェース43は、通信線L1を経由して、操作盤4を、ホーム柵2、制御装置3、及び他の操作盤4に通信可能に接続するインタフェースである。プロセッサ31は、このインタフェース43を介して、ホーム柵2、制御装置3、及び他の操作盤4と情報をやり取りする。
なお、操作盤4に備えられたインタフェース43は、図1に示す環状型のネットワークが形成されていれば、ホーム柵2、制御装置3、及び他の操作盤4の全てに接続する必要はない。
操作部44は、各種の指示をするための操作ボタン、キー、タッチパネル等の操作子を備えており、操作者による操作を受付けてその操作内容に応じた信号をプロセッサ41に送る。この操作は、例えば、キーに対する押下やタッチパネルに対するジェスチャー等である。
表示部45は、液晶ディスプレイ等の表示画面を有しており、プロセッサ41の制御の下、画像を表示する。表示画面の上には、操作部44の透明のタッチパネルが重ねて配置されてもよい。なお、操作盤4は、表示部45を有しなくてもよい。操作盤4は、インタフェース43を介して外部の装置に情報を提示してもよい。
<管理装置の構成>
図6は、管理装置7の構成の例を示す図である。管理装置7は、プロセッサ71、メモリ72、及びインタフェース73を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
図6は、管理装置7の構成の例を示す図である。管理装置7は、プロセッサ71、メモリ72、及びインタフェース73を有する。これらの構成は、例えばバスで、互いに通信可能に接続されている。
プロセッサ71は、メモリ72に記憶されているプログラムを読出して実行することにより管理装置7の各部を制御する。プロセッサ71は、例えばCPUである。
インタフェース73は、通信回線6を経由して、管理装置7を、図1に示す中継装置5に通信可能に接続するインタフェースである。プロセッサ31は、このインタフェース73を介して、中継装置5と情報をやり取りする。
メモリ72は、プロセッサ71に読み込まれるオペレーティングシステム、各種のプログラム、データ等を記憶する記憶手段である。メモリ72は、RAMやROMを有する。なお、メモリ72は、ソリッドステートドライブ、ハードディスクドライブ等を有してもよい。また、メモリ72は、動作DB721、資源DB722、期間表723、及び手配DB724を記憶する。
図7は、動作DB721の例を示す図である。動作DB721は、監視装置1のセンサ17で測定された動作データを記憶するデータベースである。図7に示す動作DB721は、事業所リスト7211、ホーム柵リスト7212、センサリスト7213、及び動作データ表7214を有する。
事業所リスト7211は、管理装置7に動作データを送信する監視装置1が設置された事業所を列挙するリストである。図7に示す事業所リスト7211は、事業所を識別する識別情報である事業所IDを記憶する。
ホーム柵リスト7212は、事業所リスト7211に挙げられた事業所IDごとに設けられ、その事業所IDで識別される事業所に設置されたホーム柵2を列挙するリストである。図7に示すホーム柵リスト7212は、上述したホーム柵2を識別する識別情報であるホーム柵IDと、そのホーム柵2の機種を識別する識別情報である機種IDとを対応付けて記憶する。
センサリスト7213は、ホーム柵リスト7212に挙げられたホーム柵IDごとに設けられ、そのホーム柵IDで識別されるホーム柵2に対応付けて設置された監視装置1が保有するセンサ17を列挙するリストである。図7に示すセンサリスト7213は、上述したセンサ17を識別する識別情報であるセンサIDを記憶する。
また、このセンサリスト7213は、センサIDに対応付けて、そのセンサIDで識別されるセンサ17の設置情報、及び閾値を記憶する。
センサリスト7213における設置情報は、センサ17が設置された位置や設置の状態、壁、扉、柱等の周囲の物体との配置等、センサ17の設置に関する情報である。
この設置情報は、対応するセンサIDで識別されるセンサ17により測定される動作データの修正に用いられてもよい。例えば、互いに影響する程度の近さで配置された複数のセンサ17が存在する場合、それらのセンサ17は、共通の外乱を、その外乱の発生源から受けていることがある。この場合、例えば、動作データは、その動作データを測定したセンサ17の設置情報とともに管理装置7に取得される。この管理装置7は、それらセンサ17の配置と、動作データとから、外乱の発生源の位置と、その外乱の大きさと、を算出し、それらに基づいて外乱を相殺する演算を上述した動作データのそれぞれに施す修正をしてもよい。
センサリスト7213における閾値は、対応するセンサ17で測定される動作データを異常と判断する場合の閾値であり、例えば、上限、下限、又はその両方である。
この閾値は、他のセンサ17で測定された動作データとの関係式等で示されてもよい。この関係式は、他のセンサ17の設置情報を含んでもよい。例えば、互いに影響する程度の近さで配置された複数のセンサ17が存在する場合、上述した閾値は、それらのセンサ17でそれぞれ測定される動作データの相加平均が反映されてもよい。閾値は、センサIDで識別されるセンサ17の設置情報により重み付けされてもよい。これにより、センサ17が測定する動作データは、その設置情報に応じて異常と判断される閾値が変動する。
動作データ表7214は、センサリスト7213に挙げられたセンサIDごとに設けられ、そのセンサIDで識別されるセンサ17により測定された動作データを、その測定された日時を示す測定日時と対応付けて記憶する表である。
図8は、資源DB722の例を示す図である。資源DB722は、ホーム柵2の機種ごとに、その機種で発生し得る故障の情報と、その故障から復旧する際に必要になる資源の情報と、を対応付けて記憶するデータベースである。図8に示す資源DB722は、機種IDリスト7221、及び資源表7222を有する。
機種IDリスト7221は、ホーム柵2の機種(型番、モデル等とも呼ばれる)を識別する識別情報である機種IDを列挙したリストである。資源表7222は、機種IDリスト7221に列挙された機種IDごとに1つずつ対応付けられる表であって、その機種IDで識別される機種のホーム柵2において、発生し得る故障についての情報が記述されている表である。
図8に示す資源表7222は、機種ID「M1」に対応付けられており、この「M1」で識別される機種のホーム柵2で発生し得る故障の識別情報である故障IDとして「B1」、「B2」…を列挙している。この資源表7222は、故障IDのそれぞれに、予測条件と、資源情報とを対応付けて記憶している。
予測条件は、対応する故障IDで識別される故障が予測されるときの条件である。この予測条件には、例えば、上述した故障が発生するときに、閾値を超えた動作データが検知されるセンサ17の組合せ等が記述されている。また、この予測条件は、予測される故障の発生の時期についての情報が記憶されていてもよい。
資源情報は、対応する故障IDで識別される故障の修理に必要な資源に関する情報である。ここでいう資源は、ホーム柵2の部品、及びホーム柵2を修理する者である。資源は、これらの少なくとも一方であってもよい。ホーム柵2の部品は、修理後にホーム柵2そのものを構成する部品のほか、修理の際に消費されるエネルギーや材料を含む。ホーム柵2を修理する者は、その修理を直接行う技術者のほか、その技術者を監督する監督者を含んでもよい。つまり、ここでいう資源は、ホーム柵の部品、及びホーム柵を修理する者の少なくとも一方を含む資源の例である。
図9は、期間表723の例を示す図である。期間表723は、資源ごとに、その資源を準備するために必要な期間を記述した表である。図9に示す期間表723は、資源種別IDと、期間とを対応付けて記憶する。この期間表723において、資源種別IDは、資源の種別を識別する識別情報であり、例えば、ホーム柵2の部品の型番や、ホーム柵2を修理する技術者に求められる資格等の識別情報である。
この期間表723において、期間は、対応する資源種別IDで識別される資源の準備に必要な期間(準備期間ともいう)であり、例えば、その資源の手配に要する時間を含む。手配に要する時間は、その資源を発注してから入手するまでの時間である。つまり、この期間表723に記述される期間は、修理に必要な資源の手配に要する時間を含む期間の例である。或る故障の修理に必要な全ての資源の準備が完了すると、その修理は開始することが可能になる。
また、期間表723は、実際の資源の入手可能性に応じて書き換えられてもよい。この場合、プロセッサ71は、通信回線6、及びインタフェース73を介して外部装置から資源の入手の可能性に関する情報を取得し、その度に、その情報に基づいて期間表723の期間を上書きする。つまり、この期間表723に記述される期間は、対応する資源IDで識別される資源の入手可能性に応じて変化する、その資源の手配に要する時間を含む期間の例である。
なお、この期間表723に記述される期間は、資源の前処理に要する時間を含んでいてもよい。この前処理は、資源を修理に用いることを可能にするまでの処理である。
図10は、手配DB724の例を示す図である。手配DB724は、予測され警告された故障に関する情報と、その故障の修理に必要な資源の手配の状況と、を対応付けて記憶するデータベースである。図10に示す手配DB724は、警告表7241、及び手配表7242を記憶する。
警告表7241は、管理装置7が発した警告を記述した表である。図10に示す警告表7241は、警告ID、事業所ID、ホーム柵ID、警告日時、及び故障IDのフィールドを有する。
警告IDは、管理装置7のプロセッサ71が、例えば、インタフェース73、通信回線6、及び中継装置5を経由して操作盤4に発する警告のそれぞれを識別する識別情報である。ホーム柵ID、及び事業所IDは、対応する警告IDで識別される警告によって故障が予測されるホーム柵2の識別情報、及び、そのホーム柵2が設置されている事業所Pの識別情報である。警告日時は、対応する警告IDで識別される警告が発された日時の情報である。故障IDは、対応する警告IDで識別される警告に含まれるホーム柵2の故障の識別情報である。
手配表7242は、警告表7241に列挙された警告IDごとに設けられる資源の手配の情報を示す表である。図10に示す手配表7242は、警告ID「W1」に対応付けられている。この手配表7242は、この「W1」で識別される警告で示された故障の修理に必要な資源、その資源の数、手配日時、及び、入手日時が対応付けて記憶する。手配日時は、資源の手配を開始した日時である。入手日時は、資源を入手した日時、又はその資源を入手する予定の日時である。
<監視装置の機能的構成>
図11は、管理装置7の機能的構成の例を示す図である。図11に示す管理装置7のプロセッサ71は、メモリ72に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部711、修正部712、予測部713、警告部714、及び立案部715として機能する。
図11は、管理装置7の機能的構成の例を示す図である。図11に示す管理装置7のプロセッサ71は、メモリ72に記憶されたプログラムを実行することにより、取得部711、修正部712、予測部713、警告部714、及び立案部715として機能する。
取得部711は、インタフェース73、通信回線6、及び中継装置5を経由して、監視装置1から動作データを取得する。この動作データは、監視装置1が監視したホーム柵2の動作を示すデータである。取得部711は、取得した動作データを動作DB721に、測定日時と対応付けて記憶する。
修正部712は、動作DB721に基づいて、取得した動作データを修正する。この修正部712は、例えば、取得部711が取得した複数の動作データを、それら動作データを測定したセンサ17の設置情報が示す各位置を考慮することによって、動作データが受けている外乱の影響を取り除くように修正する。つまり、この修正部712として機能するプロセッサ71を備える管理装置7は、複数のホーム柵2のそれぞれの動作を示す動作データを、それらホーム柵2の各位置に基づいて修正する管理装置の例である。
予測部713は、取得した動作データから、ホーム柵2が故障する時期を予測する。予測部713は、取得部711が取得した動作データが閾値を超えたか否かについて、動作DB721に基づいて判断する。そして、予測部713は、資源DB722を参照して、例えば、閾値を超えた動作データの組合せが予測条件を満たしている場合に、対応する故障が発生する時期を予測する。
つまり、この予測部713として機能するプロセッサ71を備える管理装置7は、駅ホームと線路とを遮断するホーム柵の動作を示す動作データから、このホーム柵が故障する時期を予測する管理装置の例である。
図11に示す予測部713は、修正された動作データがある場合、この修正された動作データから、ホーム柵2が故障する時期を予測する。つまり、この予測部713として機能するプロセッサ71を備える管理装置7は、修正された動作データから、複数のホーム柵が故障する時期をそれぞれ予測する管理装置の例である。
警告部714は、予測部713から故障の時期の情報を取得するとともに、期間表723を参照して、その故障の修理の準備に要する期間(つまり、準備期間)を特定する。そして、警告部714は、予測された故障の時期から、準備期間を遡ったタイミングで警告を発する。
つまり、この警告部714として機能するプロセッサ71を備える管理装置7は、予測部713によって予測された、ホーム柵2の故障の時期から、そのホーム柵2の修理の準備に要する期間を遡った時に、その故障を警告する管理装置の例である。
警告部714によって発された警告は、インタフェース73、通信回線6、及び中継装置5を経由して、例えば、操作盤4に伝達され、この操作盤4を操作する操作者に伝えられる。
なお、警告部714が参照する期間表723は、上述した通り、資源の入手可能性に応じて変化してもよい。この場合、取得部711は、インタフェース73を介して外部装置から資源の準備に必要な期間の情報を取得し、その情報に基づいて期間表723を書き換えればよい。
例えば、繁忙期において、修理を担当する技術者を手配する時間は、閑散期に比べて長くなることがある。また、市場において部品の在庫が減少すると、その部品を手配する時間も、通常時に比べて長くなることがある。この管理装置7は、資源の手配に要する時間が上述したように動的に変化したとしても、故障を予測した時期から、それら技術者、部品等の資源の準備に必要な期間を遡って警告することができる。
立案部715は、予測部713がホーム柵2の故障を予測するときに、その故障の修理に必要な資源の手配の状況に応じて、その修理の計画(修理計画という)を立案する。警告部714が警告を発した場合、その警告を伝えられた乗務員や駅係員は、例えば、操作盤4や、通信回線6に接続された他の端末等を操作して、その警告が示す故障の修理に必要な資源の手配をする。そして、手配の状況は、通信回線6を経由して管理装置7に送信される。
取得部711は、インタフェース73を介して上述した端末等から資源の手配の状況を示す情報を取得し、この情報に基づいて手配DB724を更新する。立案部715は、手配DB724を参照し、故障の予測が警告されているホーム柵2の修理について、必要な資源が揃うタイミングを特定し、修理計画を立案する。
例えば、複数の故障が発生し、それらの故障を修理する際に、共通の資格を有した技術者が必要になる場合、同日に同一の技術者がまとめてそれらの修理をした方が効率的な場合がある。この場合、この立案部715は、発生した複数の故障を修理する技術者を、それらの故障の修理に必要な他の資源が全て揃った日に招聘するように調整した修理計画を立案する。
また、部品等は、決められた個数でまとめて販売されることがあり、発注して修理が完了した後、在庫が余剰に残ることがある。例えば、複数のホーム柵2のそれぞれで、複数の故障が発生し、それらの修理に共通の部品が必要である場合、この立案部715は、他の故障で発注した余剰の部品があれば、それを流用する修理計画を立案する。
つまり、この立案部715として機能するプロセッサ71を備える管理装置7は、予測部713が予測したホーム柵の故障の時期、及びその故障の修理に必要な資源の手配の状況に応じて、そのホーム柵の修理計画を立案する管理装置の例である。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさ及び配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。したがって、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
<変形例>
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は組み合わされてもよい。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例は組み合わされてもよい。
<1>
上述した実施形態において、プロセッサ71は、修正部712、及び立案部715として機能していたが、これらの機能を実現しなくてもよい。
上述した実施形態において、プロセッサ71は、修正部712、及び立案部715として機能していたが、これらの機能を実現しなくてもよい。
<2>
上述した実施形態において、プロセッサ11は、CPUであったが、これ以外の構成でもよい。例えば、プロセッサ11は、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プログラマブル論理デバイス、等を含むものでもよい。
上述した実施形態において、プロセッサ11は、CPUであったが、これ以外の構成でもよい。例えば、プロセッサ11は、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プログラマブル論理デバイス、等を含むものでもよい。
<3>
上述した実施形態において、操作盤4は、制御装置3の機能を有してもよい。また、ホーム柵2は、操作盤4の機能を有してもよい。
上述した実施形態において、操作盤4は、制御装置3の機能を有してもよい。また、ホーム柵2は、操作盤4の機能を有してもよい。
<4>
上述した実施形態において、管理装置7は、通信回線6、及び中継装置5を経由して操作盤4にホーム柵2の故障を警告していたが、警告の送信先は操作盤4に限らない。管理装置7は、例えば、通信回線6に接続された他の端末に警告を送信してもよい。この場合、この端末とは、パーソナルコンピュータ、スレートPC、タブレットPC、携帯電話機等の情報処理端末であって、故障が予測されるホーム柵2が設置された事業所Pの管理者、駅係員等が使用する端末である。
上述した実施形態において、管理装置7は、通信回線6、及び中継装置5を経由して操作盤4にホーム柵2の故障を警告していたが、警告の送信先は操作盤4に限らない。管理装置7は、例えば、通信回線6に接続された他の端末に警告を送信してもよい。この場合、この端末とは、パーソナルコンピュータ、スレートPC、タブレットPC、携帯電話機等の情報処理端末であって、故障が予測されるホーム柵2が設置された事業所Pの管理者、駅係員等が使用する端末である。
<5>
上述した実施形態において、管理装置7は、ホーム柵2の動作を示す動作データから、そのホーム柵2が故障する時期を予測していたが、ホーム柵2を構成する1以上の部品ごとに、その部品が故障する時期をそれぞれ予測してもよい。この場合、管理装置7は、各部品について予測した故障の時期から、それらの部品の修理の準備に要する期間を遡った時に、それぞれ警告してもよい。これにより、管理装置7は、ホーム柵2の故障を、その部品ごとに管理することができる。
上述した実施形態において、管理装置7は、ホーム柵2の動作を示す動作データから、そのホーム柵2が故障する時期を予測していたが、ホーム柵2を構成する1以上の部品ごとに、その部品が故障する時期をそれぞれ予測してもよい。この場合、管理装置7は、各部品について予測した故障の時期から、それらの部品の修理の準備に要する期間を遡った時に、それぞれ警告してもよい。これにより、管理装置7は、ホーム柵2の故障を、その部品ごとに管理することができる。
この変形例において、管理装置7は、メモリ72に、例えば動作DB721に代えて動作DB721aを、資源DB722に代えて資源DB722aを、それぞれ記憶してもよい。
図12は、変形例における動作DB721aの例を示す図である。この動作DB721aは、監視装置1のセンサ17で測定された、ホーム柵2の部品ごとの動作を示す動作データを記憶するデータベースである。図12に示す動作DB721aは、部品リスト7215を有する点で、図7に示す動作DB721と異なる。
この部品リスト7215は、ホーム柵リスト7212に挙げられたホーム柵IDごとに設けられ、そのホーム柵IDで識別されるホーム柵2に関する部品IDを列挙するリストである。これらの部品IDは、対応するホーム柵2を構成する1以上の部品をそれぞれ識別する識別情報である。
図12に示す動作DB721aにおいて、センサリスト7213は、部品リスト7215に挙げられた部品IDごとに設けられる。このセンサリスト7213は、対応付けられた部品IDで識別される部品の動作を測定するセンサ17のセンサIDを列挙している。
図13は、変形例における資源DB722aの例を示す図である。この資源DB722aは、ホーム柵2の機種ごとに、その機種のホーム柵2を構成する部品でそれぞれ発生し得る故障の情報と、その故障から復旧する際に必要になる資源とを対応付けて記憶するデータベースである。図13に示す資源DB722aは、部品リスト7223を有する点で、図8に示す資源DB722と異なる。
この部品リスト7223は、機種IDリスト7221に挙げられた機種IDごとに設けられ、その機種IDで識別される機種のホーム柵2に関する部品IDを列挙するリストである。これらの部品IDは、対応する機種のホーム柵2を構成する1以上の部品をそれぞれ識別する識別情報である。
図13に示す資源DB722aにおいて、資源表7222は、部品リスト7223に挙げられた部品IDごとに設けられる。この資源表7222は、対応付けられた部品IDで識別される部品において、発生し得る故障についての情報が記述されている表である。
管理装置7のプロセッサ71は、監視装置1から動作データを取得すると、この動作データを上述した動作DB721aに記憶する。これにより、動作データは、その動作データが示す動作を示したホーム柵2の部分ごとに対応付けて記憶される。
そして、動作データが図13に示す資源DB722aに記載された故障IDに対応する予測条件を満たしたとき、プロセッサ71は、その故障IDで識別される故障が発生する時期を予測する。故障IDは、ホーム柵2ごとにではなく、ホーム柵2を構成する部品ごとに割り振られている。そのため、管理装置7は、部品ごとに故障する時期を予測する。これにより、管理装置7は、ホーム柵2に生じる故障を部品ごとに管理し、部品ごとに故障の時期を予測し、部品ごとにその故障の修理に要する時間を含む期間を遡って警告する。
つまり、この管理装置7は、ホーム柵の部分ごとに、その部分が故障する時期を予測し、その時期からその部分の修理の準備に要する期間を遡った時に警告する管理装置の例である。
<6>
上述した変形例において、管理装置7は、部品ごとに故障を警告していたが、それらの部品の優先順位に応じた順序でそれらの警告をしてもよい。例えば、図13に示す資源DB722aにおいて、部品リスト7223には、部品IDごとに優先順位情報が割当てられている。この優先順位情報は、1つの部品リスト7223が対応付けられている機種IDで識別される機種のホーム柵2において、そのホーム柵2を構成する部品の重要性を示す情報である。
上述した変形例において、管理装置7は、部品ごとに故障を警告していたが、それらの部品の優先順位に応じた順序でそれらの警告をしてもよい。例えば、図13に示す資源DB722aにおいて、部品リスト7223には、部品IDごとに優先順位情報が割当てられている。この優先順位情報は、1つの部品リスト7223が対応付けられている機種IDで識別される機種のホーム柵2において、そのホーム柵2を構成する部品の重要性を示す情報である。
例えば、図13に示す資源DB722aで、機種ID「M1」には、部品ID「C1」、「C2」が対応付けられている。そして、例えば部品ID「C1」が示す部品が故障すると、部品ID「C2」が示す部品が故障していなくても、この機種ID「M1」で示す機種のホーム柵2が全体として機能しなくなる場合がある。一方、部品ID「C2」が示す部品が故障しても、例えば、決められた期間にわたって部品ID「C1」が示す部品が故障していなければ、この機種ID「M1」で示す機種のホーム柵2は機能することもある。このような場合、部品ID「C1」が示す部品は、部品ID「C2」が示す部品よりも重要であるため、優先順位情報は、前者が後者よりも優先されるように記述される。
管理装置7のプロセッサ71は、2以上の部品について故障を検知した場合に、この資源DB722aを参照し、部品リスト7223の優先順位情報に基づいて、それら2以上の部品のどちらを優先して警告するかを決めてもよい。
つまり、この管理装置7は、部分に定められた優先順位に応じた順序で、それらの部分の故障をそれぞれ警告する管理装置の例である。
<7>
上述した実施形態において、管理装置7は、資源DB722を参照して、閾値を超えた動作データの組合せが予測条件を満たしている場合に、対応する故障が発生する時期を予測していたが、予測が外れた場合等に、予測条件を更新してもよい。
上述した実施形態において、管理装置7は、資源DB722を参照して、閾値を超えた動作データの組合せが予測条件を満たしている場合に、対応する故障が発生する時期を予測していたが、予測が外れた場合等に、予測条件を更新してもよい。
例えば、管理装置7が警告した時期にホーム柵2が故障しなかった場合や、管理装置7が警告する前にいずれかのホーム柵2が故障した場合等、故障の予測が外れたときに、制御装置3は、その旨を管理装置7へ通知する。管理装置7のプロセッサ71は、図11に示す取得部711として、インタフェース73経由でこの通知を受信すると、これを修正部712に伝える。
図11に示す修正部712は、取得部711が取得した通知に応じて、資源DB722の資源表7222に記憶された予測条件を更新する。この修正部712は、例えば、通知の内容を参照して、実際に故障が発生し、かつ、管理装置7が警告しなかった時期の動作データを動作DB721から読出し、それらの動作データの中から、故障の予兆を示す予兆データを抽出する。そして、修正部712は、その予兆データを利用して、予測条件を変更する。修正部712は、次に取得する動作データから、予兆データが示す予兆を発見した場合に、故障の時期を予測して警告を発することができるように、上述した予測条件を修正すればよい。
つまり、この場合の管理装置7は、警告する前にホーム柵に故障が生じた場合、そのホーム柵の動作を示す動作データから、その故障の予兆を示す予兆データを抽出し、その予兆データを利用して、ホーム柵の故障の時期の予測処理を修正する管理装置の例である。
1…監視装置、11…プロセッサ、12…メモリ、13…インタフェース、16…センサ制御部、17…センサ、2…ホーム柵、21…プロセッサ、22…メモリ、23…インタフェース、26…センサ制御部、27…開閉センサ、28…モータ制御部、29…モータ、3…制御装置、31…プロセッサ、32…メモリ、33…インタフェース、4…操作盤、41…プロセッサ、42…メモリ、43…インタフェース、44…操作部、45…表示部、5…中継装置、6…通信回線、7…管理装置、71…プロセッサ、711…取得部、712…修正部、713…予測部、714…警告部、715…立案部、72…メモリ、721、721a…動作DB、7211…事業所リスト、7212…ホーム柵リスト、7213…センサリスト、7214…動作データ表、7215…部品リスト、722、722a…資源DB、7221…機種IDリスト、7222…資源表、7223…部品リスト、723…期間表、724…手配DB、7241…警告表、7242…手配表、73…インタフェース、9…管理システム、L1…通信線、L2…通信線。
Claims (9)
- 駅ホームと線路とを遮断するホーム柵の動作を示す動作データから、該ホーム柵が故障する時期を予測し、該時期から該ホーム柵の修理の準備に要する期間を遡った時に警告する管理装置。
- 前記ホーム柵の部分ごとに前記時期を予測し、該時期から該部分の修理の準備に要する期間を遡った時に警告する
請求項1に記載の管理装置。 - 前記部分に定められた優先順位に応じた順序で、該部分の故障をそれぞれ警告する
請求項2に記載の管理装置。 - 前記期間は、前記修理に必要な資源の手配に要する時間を含む
請求項1から3のいずれか1項に記載の管理装置。 - 前記手配に要する時間は、前記資源の入手可能性に応じて変化する
請求項4に記載の管理装置。 - 前記資源は、前記ホーム柵の部品、及び該ホーム柵を修理する者の少なくとも一方を含む
請求項4又は5に記載の管理装置。 - 予測した前記時期、及び前記資源の手配の状況に応じて、前記ホーム柵の修理計画を立案する
請求項4から6のいずれか1項に記載の管理装置。 - 複数の前記ホーム柵のそれぞれの動作を示す動作データを、該ホーム柵の各位置に基づいて修正し、修正された前記動作データから該ホーム柵が故障する時期をそれぞれ予測し、該時期から該ホーム柵の修理の準備に要する期間を遡った時にそれぞれ警告する
請求項1から7のいずれか1項に記載の管理装置。 - 警告する前に前記ホーム柵に故障が生じた場合、該ホーム柵の動作を示す動作データから、前記故障の予兆を示す予兆データを抽出し、該予兆データを利用して前記時期の予測処理を修正する
請求項1から8のいずれか1項に記載の管理装置。
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