JP2022167129A - 待機者誘導装置、待機者誘導方法及び待機者誘導プログラム - Google Patents

待機者誘導装置、待機者誘導方法及び待機者誘導プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】間隔を空けて並ぶとともに、適切な待機列になるように、待機者を誘導可能にする。【解決手段】待機者誘導装置10は、待機エリアにおいて手続を待つ待機者を待機させる待機列を形成させる道筋を示す道筋線上に、他の待機位置との間隔が基準距離以上空くように、複数の待機位置を設定する。待機者誘導装置10は、待機エリアの床面等における複数の待機位置それぞれに、表示機70によって光を照射して、待機位置を示す待機情報を表示する。【選択図】図1

Description

本開示は、間隔を空けて待機者を待機させる技術に関する。
感染症対策として、手続等を待つ待機者は間隔を空けて並ぶことが奨励されている。施設及び店舗等では、間隔を空けて並ぶことを待機者に促すため、間隔を空けて待機位置を設定し、各待機位置の床面に印を付け、待機位置であることが分かるようにするといったことが行われている。また、スタッフが声掛けを行うといったことが行われている。
空港では、チェックインカウンタでの手続を待つ待機者が間隔を空けて並ぶと、近隣のチェックインカウンタの付近まで待機列が伸びてしまう場合がある。そのため、待機列を適切に制御しないと、近隣のチェックインカウンタを通常通り運用することが難しくなってしまうことがある。間隔を空けて並ぶことを待機者に促しつつ、チェックインカウンタの運用状況に応じた適切な待機列になるように、スタッフにより床面に付ける印の位置変更と声掛けとが行われている。そのため、スタッフの業務負担が重くなっている。
特許文献1には、サービスを待つ人を案内する待ち行列管理システムについて記載されている。この待ち行列管理システムでは、照明のオンオフ又は照明の色を制御することにより、待ち行列にいる人と待ち行列に入る人と待ち行列から出る人とを誘導している。
特表2012-515963号公報
特許文献1に記載された技術では、間隔を空けて待機者を並ばせることはできない。
本開示は、間隔を空けて並ぶとともに、適切な待機列になるように、待機者を誘導可能にすることを目的とする。
本開示に係る待機者誘導装置は、
待機者を待機させる待機列を形成させる道筋を示す道筋線上に、他の待機位置との間隔が基準距離以上空くように、複数の待機位置を設定する位置設定部と、
前記位置設定部によって設定された前記複数の待機位置それぞれに、待機位置を示す待機情報を表示する情報表示部と
を備える。
本開示では、待機列を形成させる道筋を示す道筋線上に、他の待機位置との間隔が基準距離以上空くように、複数の待機位置を設定し、複数の待機位置それぞれに待機情報を表示する。他の待機位置との間隔が基準距離以上空くように設定された複数の待機位置それぞれに待機情報を表示することにより、間隔を空けて並ぶように誘導することができる。また、待機位置は道筋線上に設定されるため、道筋線を指定することにより、適切な待機列になるように誘導することが可能である。
実施の形態1に係る待機者誘導システム100の構成図。 実施の形態1に係る待機者誘導装置10の構成図。 実施の形態1に係る距離テーブル31の説明図。 実施の形態1に係る表示テーブル32の説明図。 実施の形態1に係る待機位置テーブル33の説明図。 実施の形態1に係る待機者テーブル34の説明図。 実施の形態1に係るグループテーブル35の説明図。 実施の形態1に係る対応テーブル36の説明図。 実施の形態1に係るカメラテーブル37の説明図。 実施の形態1に係る待機者誘導装置10の事前処理のフローチャート。 実施の形態1に係る道筋線受付処理(図10のステップS12)の説明図。 実施の形態1に係る待機位置設定処理(図10のステップS13)の説明図。 実施の形態1に係る待機情報表示処理(図10のステップS14)の説明図。 実施の形態1に係る注意喚起処理のフローチャート。 実施の形態1に係る対応付け処理(図14のステップS25)の説明図。 実施の形態1に係る対応付け処理(図14のステップS25)の説明図。 実施の形態1に係る注意情報表示処理(図14のステップS26)の説明図。 実施の形態1に係る注意情報表示処理(図14のステップS26)の説明図。 変形例1に係る待機情報表示処理(図10のステップS14)の説明図。 変形例3に係る待機者誘導装置10の構成図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1を参照して、実施の形態1に係る待機者誘導システム100の構成を説明する。
待機者誘導システム100は、待機者誘導装置10と、ユーザ端末50と、監視カメラ60と、表示機70とを備える。待機者誘導装置10は、ユーザ端末50と監視カメラ60と表示機70と、伝送路90を介して接続されている。
待機者誘導装置10は、待機者を誘導する処理を行うコンピュータである。ユーザ端末50は、ユーザによって操作されるタブレット端末及びPC(Personal Computer)といったコンピュータである。監視カメラ60は、待機者が待機する待機エリアを撮影するカメラである。表示機70は、待機者誘導装置10の制御に従い、待機エリアの床面等に光を照射して情報を表示する装置である。
図2を参照して、実施の形態1に係る待機者誘導装置10の構成を説明する。
待機者誘導装置10は、コンピュータである。
待機者誘導装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信インタフェース14とのハードウェアを備える。プロセッサ11は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。
プロセッサ11は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。プロセッサ11は、具体例としては、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ12は、データを一時的に記憶する記憶装置である。メモリ12は、具体例としては、SRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)である。
ストレージ13は、データを保管する記憶装置である。ストレージ13は、具体例としては、HDD(Hard Disk Drive)である。また、ストレージ13は、SD(登録商標,Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash,登録商標)、NANDフラッシュ、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital Versatile Disk)といった可搬記録媒体であってもよい。
通信インタフェース14は、外部の装置と通信するためのインタフェースである。通信インタフェース14は、具体例としては、Ethernet(登録商標)、USB(Universal Serial Bus)、HDMI(登録商標,High-Definition Multimedia Interface)のポートである。
待機者誘導装置10は、機能構成要素として、受付部21と、位置設定部22と、情報表示部23と、グループ解析部24とを備える。待機者誘導装置10の各機能構成要素の機能はソフトウェアにより実現される。
ストレージ13には、待機者誘導装置10の各機能構成要素の機能を実現するプログラムが格納されている。このプログラムは、プロセッサ11によりメモリ12に読み込まれ、プロセッサ11によって実行される。これにより、待機者誘導装置10の各機能構成要素の機能が実現される。
ストレージ13には、距離テーブル31と、表示テーブル32と、待機位置テーブル33と、待機者テーブル34と、グループテーブル35と、対応テーブル36と、カメラテーブル37とが記憶される。
図2では、プロセッサ11は、1つだけ示されていた。しかし、プロセッサ11は、複数であってもよく、複数のプロセッサ11が、各機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
***動作の説明***
図3から図18を参照して、実施の形態1に係る待機者誘導装置10の動作を説明する。
実施の形態1に係る待機者誘導装置10の動作手順は、実施の形態1に係る待機者誘導方法に相当する。また、実施の形態1に係る待機者誘導装置10の動作を実現するプログラムは、実施の形態1に係る待機者誘導プログラムに相当する。
実施の形態1に係る待機者誘導装置10の動作は、事前処理と、注意喚起処理とを含む。
動作の前提として、ストレージ13に記憶される各情報について説明する。
図3を参照して、実施の形態1に係る距離テーブル31を説明する。
距離テーブル31には、待機者を誘導するために利用される距離が記憶される。具体的には、距離テーブル31には、基準距離311と、制限距離312と、グループ化距離313とが記憶される。
基準距離311は、待機者が他の待機者との間で空けるべき距離である。ここでは、基準距離311は、他の待機者との間で空けるべき距離に一定の距離を加えた距離とする。制限距離312は、指定された待機位置からずれることが許される上限の距離である。グループ化距離313は、複数の人を1つのグループにまとめるための距離である。
図4を参照して、実施の形態1に係る表示テーブル32を説明する。
表示テーブル32には、待機者を誘導するために待機エリアの床面等に表示される情報が記憶される。具体的には、表示テーブル32には、待機情報321と、注意情報322とが記憶される。
待機情報321は、待機者が待機すべき待機位置を示す情報である。待機情報321は、待機位置であることが分かるような画像であることが望ましい。注意情報322は、待機者が待機すべき待機位置から外れている場合に注意喚起するための情報である。注意情報322は、待機位置から外れていることに気が付きやすい目立つ画像であることが望ましい。待機情報321と注意情報322とは異なる色等にして、区別し易くすることが望ましい。
図5を参照して、実施の形態1に係る待機位置テーブル33を説明する。
待機位置テーブル33には、各待機位置の位置情報が記憶される。具体的には、待機位置テーブル33には、位置ID(IDentifier)毎に、座標が記憶される。
位置IDは、待機位置の識別子である。座標は、待機位置の座標値であり、ここでは2次元座標である。
図6を参照して、実施の形態1に係る待機者テーブル34を説明する。
待機者テーブル34には、待機エリアで待機している待機者に関する情報が記憶される。具体的には、待機者テーブル34には、人ID毎に、グループIDと、座標とが記憶される。
人IDは、待機者の識別子である。グループIDは、待機者が属するグループの識別子である。座標は、後述する画像データにおける待機者の直近の位置の座標値である。
図7を参照して、実施の形態1に係るグループテーブル35を説明する。
グループテーブル35には、グループに関する情報が記憶される。具体的には、グループテーブル35には、グループID毎に、中心座標が記憶される。
グループIDは、グループの識別子である。中心座標は、グループに属する1人以上の待機者の座標値の中心である。
図8を参照して、実施の形態1に係る対応テーブル36を説明する。
対応テーブル36には、待機位置とグループとの対応関係を示す情報が記憶される。具体的には、対応テーブル36には、位置ID毎に、対応グループが記憶される。
位置IDは、待機位置の識別子である。対応グループは、待機位置に対応するグループのグループIDである。
図9を参照して、実施の形態1に係るカメラテーブル37を説明する。
カメラテーブル37には、監視カメラ60によって待機エリアが撮像されて得られた画像データが記憶される。具体的には、カメラテーブル37は、時刻毎に、画像データが記憶される。画像データ内の位置は、例えば左上を原点とする2次元座標で表される。
図10を参照して、実施の形態1に係る待機者誘導装置10の事前処理を説明する。
事前処理は、新たに待機列を形成させる場合、又は、待機列を形成させる道筋を変更する場合に実行される。
(ステップS11:基本情報受付処理)
受付部21は、基準距離311と制限距離312とグループ化距離313との入力を受け付ける。また、受付部21は、待機情報321と注意情報322との入力を受け付ける。
具体的には、受付部21は、ユーザの操作に従いユーザ端末50によって入力された基準距離311と制限距離312とグループ化距離313と待機情報321と注意情報322とを受け付ける。受付部21は、基準距離311と制限距離312とグループ化距離313とを距離テーブル31に設定するとともに、待機情報321と注意情報322とを表示テーブル32に設定する。既に距離テーブル31及び表示テーブル32に情報が設定されている場合には、この処理はスキップしてもよい。
(ステップS12:道筋線受付処理)
受付部21は、待機者を待機させる待機列を形成させる道筋を示す道筋線42の入力を受け付ける。
具体的には、図11の(A)に示すように、受付部21は、待機列を形成させる待機エリアを示すエリア画像41をユーザ端末50に表示する。エリア画像41は、例えば、監視カメラ60によって得られた画像データを俯瞰変換して生成される。そして、図11の(B)に示すように、ユーザによってエリア画像41上に道筋線42が描かれる。ユーザ端末50がタッチパネルであれば、指等でエリア画像41上に道筋線42が描かれる。もちろん、ポインティングデバイスを用いて、エリア画像41上に道筋線42が描かれてもよい。
受付部21は、エリア画像41に描かれた道筋線42を受け付ける。
(ステップS13:待機位置設定処理)
位置設定部22は、ステップS12で受け付けされた道筋線42上に、他の待機位置43との間隔が基準距離311以上空くように、複数の待機位置43を設定する。
具体的には、図12に示すように、位置設定部22は、道筋線42における先頭側から順に待機位置43を設定する。この際、位置設定部22は、設定済の待機位置43との間隔が基準距離311以上に空くように、新たな待機位置43を設定する。つまり、待機エリアを俯瞰した2次元平面上の360度全ての方向において、設定済の待機位置43との間隔が基準距離311以上空くように、新たな待機位置43が設定される。なお、エリア画像41におけるスケールは事前に特定されているものとする。したがって、エリア画像41における各座標間の距離は特定可能である。
位置設定部22は、エリア画像41に描かれた道筋線42上に各待機位置43を示して、ユーザ端末50に表示する。そして、ユーザによる各待機位置43の位置の確認をとる。ユーザによって必要に応じて待機位置43の位置が調整されてもよい。これにより、複数の待機位置43の位置が確定される。位置設定部22は、複数の待機位置43それぞれに位置IDを割り当てる。位置設定部22は、複数の待機位置43それぞれについて、位置IDの欄に割り当てられた位置IDを設定し、座標の欄に確定された位置を示す座標値を設定したレコードを待機位置テーブル33に追加する。また、位置設定部22は、複数の待機位置43それぞれについて、位置IDの欄に割り当てられた位置IDを設定したレコードを対応テーブル36に追加する。
(ステップS14:待機情報表示処理)
情報表示部23は、ステップS13で設定された複数の待機位置43それぞれに、待機位置43を示す待機情報321を表示する。
具体的には、図13に示すように、情報表示部23は、表示機70によって待機位置43の床面に光を照射して待機情報321を表示する。なお、情報表示部23は、床面ではなく、待機位置43付近の壁面に光を照射して待機情報321を表示してもよい。
図14を参照して、実施の形態1に係る注意喚起処理を説明する。
注意喚起処理は、事前処理の実行後、待機者の待機が始まると実行される。
(ステップS21:初期化処理)
グループ解析部24は、グループテーブル35の全てのレコードを削除する。また、グループ解析部24は、対応テーブル36の全てのレコードにおける対応グループの欄を空にする。
(ステップS22:待機者検知処理)
グループ解析部24は、待機者を検知して、待機者の位置を示す座標値を特定する。
具体的には、グループ解析部24は、監視カメラ60によって新たに得られた画像データを取得する。グループ解析部24は、画像データをカメラテーブル37に新たなレコードとして追加する。
グループ解析部24は、画像データにおける待機者を検知し、検知された待機者の位置を示す座標値を特定する。待機者の検知は、例えば背景差分法といった既存の手法で行う。グループ解析部24は、検知された待機者に人IDを割り当てて、座標値とともに新たなレコードとして待機者テーブル34に追加する。
(ステップS23:グループ分類処理)
グループ解析部24は、待機者テーブル34を参照して、グループ化距離313以内にいる1人以上の待機者を1つのグループに分類する。
具体的には、グループ解析部24は、検知された1人以上の待機者それぞれについて、待機者テーブル34が示す位置を特定する。グループ解析部24は、検知された1人以上の待機者それぞれについての位置に基づき、グループ化距離313以内にいる1人以上の待機者が1つのグループになるように、検知された1人以上の待機者を分類する。これにより、図15に示すように、同じ待機位置43付近にいる待機者が同じグループに分類される。
グループ解析部24は、分類された1つ以上のグループそれぞれにグループIDを割り当てる。グループ解析部24は、検知された1人以上の待機者それぞれを対象の待機者として、待機者テーブル34における対象の待機者のレコードにおけるグループIDに、対象の待機者が属するグループに割り当てられたグループIDを設定する。また、グループ解析部24は、1つ以上のグループそれぞれについて、グループIDを設定したレコードをグループテーブル35に設定する。
(ステップS24:グループ位置特定処理)
グループ解析部24は、グループテーブル35の各レコードが示すグループを対象のグループに設定する。グループ解析部24は、対象のグループに属する待機者の直近の位置の中心位置を、対象のグループの位置として特定する。つまり、グループ解析部24は、対象のグループに属する待機者の直近の位置を示す座標値の中心の座標値を、対象のグループの位置を示す座標値として特定する。グループ解析部24は、グループテーブル35における対象のグループのレコードの中心座標の欄に、対象のグループの位置を示す座標値を設定する。
(ステップS25:対応付け処理)
グループ解析部24は、グループテーブル35の各レコードが示すグループを対象のグループに設定する。グループ解析部24は、対象のグループの位置から制限距離312以内にある待機位置43を、対象のグループに対応する対応位置として特定する。
具体的には、グループ解析部24は、グループテーブル35から対象のグループの中心座標を取得する。グループ解析部24は、対象のグループの中心座標を中心とし、半径が制限距離312の円の中にある待機位置43を特定する。グループ解析部24は、特定された待機位置43を対象グループに対応する対応位置として特定する。グループ解析部24は、対応テーブル36のレコードであって、対応位置として特定された待機位置43の位置IDのレコードにおける対応グループの欄に、対象グループのグループIDを設定する。なお、対象のグループの座標値を中心とし、半径が制限距離312の円の中に待機位置43がない場合もある。この場合には、対象のグループは、どの待機位置43とも対応付けされない。
例えば、図15に示すように、各グループの待機者が待機位置43付近で待機している場合には、各グループがいずれかの待機位置43に対応付けられる。しかし、図16に示すように、一部のグループの待機者が待機位置43からずれた位置で待機している場合には、ずれた位置で待機する待機者が属するグループは待機位置43と対応付けされない。
(ステップS26:注意情報表示処理)
情報表示部23は、適切な待機位置43から制限距離312よりも遠く離れた位置で待機する待機者である注意対象者がいる場合に、注意情報322を表示する。
具体的には、情報表示部23は、対応位置として特定されておらず、かつ、待機列において後方の待機位置43が対応位置として特定されている待機位置43に、待機情報321に代えて注意情報322を表示する。これにより、図17に示すように待機位置43からずれた位置で待機している場合、又は、図18に示すように待機位置43を飛ばして待機している場合には、待機情報321に代えて、適切な待機位置43で待機することを促す注意情報322が表示される。
***実施の形態1の効果***
以上のように、実施の形態1に係る待機者誘導装置10は、待機列を形成させる道筋を示す道筋線42上に、他の待機位置43との間隔が基準距離311以上空くように、複数の待機位置43を設定し、複数の待機位置43それぞれに待機情報321を表示する。
これにより、待機エリアに入った待機者は、先頭の待機情報321が示す待機位置43から順に、各待機位置43の位置で待機するように誘導される。
また、実施の形態1に係る待機者誘導装置10は、適切な待機位置43から制限距離312よりも遠く離れた位置で待機する待機者である注意対象者がいる場合に、注意情報322を表示する。
これにより、待機位置43からずれた位置で待機している待機者が、適切な待機位置43に移動するように誘導される。
なお、待機者誘導装置10は、空港におけるチェックインカウンタと保安検査場と税関といった手続所に適用可能である。また、待機者誘導装置10は、空港に限らず、スタジアムと、遊園地といった他の施設における各種手続所にも適用可能である。
***他の構成***
<変形例1>
図19に示すように、情報表示部23は、待機位置43のうち対応位置として特定された最後尾の待機位置43の次の待機位置43について、待機情報321とは異なる形態で表示してもよい。例えば、情報表示部23は、待機情報321を点滅表示させてもよい。これにより、新たに待機列に加わる待機者が待機すべき待機位置43の待機情報321を目立たせ、新たに待機列に加わる待機者が適切な位置に並ぶように誘導することが可能になる。
<変形例2>
待機者が待機する手続が複数ある場合には、手続毎に距離テーブル31が設定されていてもよい。手続毎に待機エリアが異なっており、待機エリアの大きさによって、距離テーブル31が示す各距離が異なる可能性があるためである。
同様に、待機者が待機する手続が複数ある場合には、手続毎に表示テーブル32が設定されていてもよい。待機列を形成する道筋線が隣接している場合には、同じ待機情報321が用いられると待機者に混乱を生じさせる可能性があるためである。例えば、待機情報321に手続の名称等を含めることが考えられる。
<変形例3>
実施の形態1では、各機能構成要素がソフトウェアで実現された。しかし、変形例3として、各機能構成要素はハードウェアで実現されてもよい。この変形例3について、実施の形態1と異なる点を説明する。
図20を参照して、変形例3に係る待機者誘導装置10の構成を説明する。
各機能構成要素がハードウェアで実現される場合には、待機者誘導装置10は、プロセッサ11とメモリ12とストレージ13とに代えて、電子回路15を備える。電子回路15は、各機能構成要素と、メモリ12と、ストレージ13との機能とを実現する専用の回路である。
電子回路15としては、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)が想定される。
各機能構成要素を1つの電子回路15で実現してもよいし、各機能構成要素を複数の電子回路15に分散させて実現してもよい。
<変形例4>
変形例4として、一部の各機能構成要素がハードウェアで実現され、他の各機能構成要素がソフトウェアで実現されてもよい。
プロセッサ11とメモリ12とストレージ13と電子回路15とを処理回路という。つまり、各機能構成要素の機能は、処理回路により実現される。
なお、以上の説明における「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」又は「処理回路」に読み替えてもよい。
以上、本開示の実施の形態及び変形例について説明した。これらの実施の形態及び変形例のうち、いくつかを組み合わせて実施してもよい。また、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施してもよい。なお、本開示は、以上の実施の形態及び変形例に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
100 待機者誘導システム、10 待機者誘導装置、11 プロセッサ、12 メモリ、13 ストレージ、14 通信インタフェース、15 電子回路、21 受付部、22 位置設定部、23 情報表示部、24 グループ解析部、31 距離テーブル、311 基準距離、312 制限距離、313 グループ化距離、32 表示テーブル、321 待機情報、322 注意情報、33 待機位置テーブル、34 待機者テーブル、35 グループテーブル、36 対応テーブル、37 カメラテーブル、41 エリア画像、42 道筋線、43 待機位置、50 ユーザ端末、60 監視カメラ、70 表示機、90 伝送路。

Claims (9)

  1. 待機者を待機させる待機列を形成させる道筋を示す道筋線上に、他の待機位置との間隔が基準距離以上空くように、複数の待機位置を設定する位置設定部と、
    前記位置設定部によって設定された前記複数の待機位置それぞれに、待機位置を示す待機情報を表示する情報表示部と
    を備える待機者誘導装置。
  2. 前記情報表示部は、前記待機位置から制限距離よりも遠く離れた位置で待機する待機者である注意対象者がいる場合に、注意情報を表示する
    請求項1に記載の待機者誘導装置。
  3. 前記待機者誘導装置は、さらに、
    グループ化距離以内にいる1人以上の待機者を1つのグループに分類し、前記1人以上の待機者の中心位置を前記1人以上の待機者が待機する位置として特定するグループ解析部
    を備え、
    前記情報表示部は、前記グループ解析部によって特定された位置が前記待機位置から制限距離よりも遠く離れた位置であるか否かにより、前記注意対象者がいるか否か判定する請求項2に記載の待機者誘導装置。
  4. 前記グループ解析部は、各グループを対象のグループとして、前記対象のグループに属する1人以上の待機者の中心位置から前記制限距離以内にある前記待機位置を、前記対象のグループに対応する対応位置として特定し、
    前記情報表示部は、前記対応位置として特定されておらず、かつ、前記待機列において後方の待機位置が前記対応位置として特定されている待機位置に、前記注意情報を表示する
    請求項3に記載の待機者誘導装置。
  5. 前記待機者誘導装置は、さらに、
    ユーザによって入力された前記道筋線を受け付ける受付部
    を備え、
    前記位置設定部は、前記受付部によって受け付けされた前記道筋線上に、前記複数の待機位置を設定する
    請求項1から4までのいずれか1項に記載の待機者誘導装置。
  6. 前記受付部は、前記待機列を形成させる待機エリアを示すエリア画像上に描かれた前記道筋線を受け付ける
    請求項5に記載の待機者誘導装置。
  7. 前記情報表示部は、前記待機位置の床面に光を照射して前記待機情報を表示する
    請求項1から6までのいずれか1項に記載の待機者誘導装置。
  8. 待機者を待機させる待機列を形成させる道筋を示す道筋線上に、他の待機位置との間隔が基準距離以上空くように、複数の待機位置を設定し、
    前記複数の待機位置それぞれに、待機位置を示す待機情報を表示する待機者誘導方法。
  9. 待機者を待機させる待機列を形成させる道筋を示す道筋線上に、他の待機位置との間隔が基準距離以上空くように、複数の待機位置を設定する位置設定処理と、
    前記位置設定処理によって設定された前記複数の待機位置それぞれに、待機位置を示す待機情報を表示する情報表示処理と
    を行う待機者誘導装置としてコンピュータを機能させる待機者誘導プログラム。
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