JP2022166933A - 宇宙監視システム及び統合データライブラリ - Google Patents

宇宙監視システム及び統合データライブラリ Download PDF

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Abstract

【課題】宇宙物体と監視衛星と太陽と地球との相対位置関係に基づき、宇宙物体を監視する宇宙監視システムを提供する。【解決手段】宇宙監視システム1000は、宇宙物体9の軌道情報411と、監視衛星10の軌道情報412を格納した第一のデータベース410と、第一のデータベース410を参照して、監視装置11を具備した監視衛星10の運用制御を司る第一の地上センター100と、監視衛星10の取得した監視データ19を格納する第二のデータベース420と、監視データ分析装置201を具備し、第二のデータベース420を参照して監視データ分析装置201を用いて宇宙物体情報202を生成する第二の地上センター200と、宇宙物体情報202を格納する第三のデータベース430と、第三のデータベース430を参照して宇宙物体対処アセットに対する対処行動指令301を生成する第三の地上センター300とを備える。【選択図】図3

Description

本開示は、宇宙監視システム及び統合データライブラリに関する。
従来技術では、衛星の捕捉方法に関し、人工衛星や宇宙デブリ等の衛星の捕捉に関して特許文献1がある。特許文献1は、アンテナで人工衛星を捕捉する方法に関する。
人工衛星や宇宙デブリ等の宇宙物体を、監視衛星に搭載された光学監視装置で捕捉する場合には、宇宙物体と監視衛星と太陽と地球との相対位置関係が重要になる。すなわち、太陽、宇宙物体、監視衛星の順に並ぶ相対位置関係では、逆光で宇宙物体の監視不能となる。また、太陽、地球、宇宙物体が順に並ぶ場合に、宇宙物体が地球の陰に位置する状況では太陽光が宇宙物体に照射しないため、宇宙物体を監視できない。
特開2002-14151号公報
本開示は、宇宙物体と監視衛星と太陽と地球との相対位置関係に基づき、宇宙物体を監視する宇宙監視システムの提供を目的とする。
本開示に係る宇宙監視システムは、
宇宙物体の軌道情報と、監視衛星の軌道情報を格納した第一のデータベースと、
前記第一のデータベースを参照して、監視装置を具備した監視衛星の運用制御を司る第一の地上センターと、
前記監視衛星の取得した監視データを格納する第二のデータベースと、
監視データ分析装置を具備し、前記第二のデータベースを参照して前記監視データ分析装置を用いて宇宙物体情報を生成する第二の地上センターと、
前記宇宙物体情報を格納する第三のデータベースと、
前記第三のデータベースを参照して宇宙物体対処アセットに対する対処行動指令を生成する第三の地上センターと、
を備える。
本開示によれば、宇宙物体と監視衛星と太陽と地球との相対位置関係に基づき、宇宙物体を監視する宇宙監視システムを提供できる。
実施の形態1の図で、監視衛星10の軌道高度の上昇を示す図。 実施の形態1の図で、監視衛星10の軌道高度の下降を示す図。 実施の形態1の図で、宇宙監視システム1000のシステム構成を示す図。 実施の形態1の図で、宇宙監視システム1000の概要動作を示すシーケンス図。 実施の形態1の図で、宇宙監視システム1000が第四のデータベース440を備える構成を示す図。 実施の形態1の図で、第三の地上センター300が対処行動指令301を第四のデータベース440へ格納するシーケンス図。 実施の形態1の図で、図3の宇宙監視システム1000一部として形成された統合データライブラリ2000を示す図。 実施の形態1の図で、図7の宇宙監視システム1000の動作概要を示すシーケンス図。 実施の形態1の図で、図5の宇宙監視システム1000一部として形成された統合データライブラリ2000を示す図。 実施の形態1の図で、図9の宇宙監視システム1000の動作概要を示すシーケンス図。 実施の形態1の図で、第一の地上センター100,第二の地上センター200,第三の地上センター300の各地上センターのハードウェア構成を示す図。 実施の形態1の図で、監視衛星10のハードウェア構成を示す図。 実施の形態1の図で、第一のデータベース410,第二のデータベース420,第三のデータベース430,第四のデータベース440の各データベースのハードウェア構成を示す図。 実施の形態1の図で、検索装置500のハードウェア構成を示す図。 実施の形態1の図で、第二の地上センター200が監視データ分析装置201を備えている状態を示す図。 実施の形態1の図で、監視データ分析装置201のハードウェア構成を示す。
実施の形態の説明及び図面において、同じ要素及び対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は、適宜に省略又は簡略化する。以下の実施の形態では、「部」を、「回路」、「工程」、「手順」、「処理」又は「サーキットリー」に適宜読み替えてもよい。
実施の形態1.
図1から図16を参照して、実施の形態1の宇宙監視システム1000を説明する。
宇宙空間ではデブリ増加に加えて各種の宇宙物体の増加に伴い、社会インフラとして活躍する通信、放送、気象など各種社会インフラ衛星に対する接近、衝突の危険が高まると共に、電波障害及び観測障害などの悪影響が及ぶ危険が高まっている。
そこで宇宙状況を監視するシステムによりデブリを含む宇宙物体の状況を監視して、社会インフラとして活躍する各種の人工衛星(以下、衛星)に対して危険が及ぶ接近や衝突を予見する宇宙状況監視(SSA:Space Situation Awareness)システムと、危険が予見された場合に、対処行動を指令する宇宙領域把握(SDA:Space Domain Awareness)システムが待望されている。
対処行動としては、危険が予見される衛星の回避行動を指令して、軌道位置を移動する手段や、危険を伴うデブリ等を除去する手段を選択できる。
宇宙状況を監視するシステムは、地上設置型の望遠鏡、レーダ、監視装置を具備した監視衛星により構成される。
近年の脅威の多様化と、監視、通信、対処システムの多様化に伴い、各種の地上センターが、共通のデータベースを活用して行動するJoint All domain Command & Control(JADC2)の必要性が高まっている。地上センターはドメインと読み替えてもよい。共通で利用されるデータベースを、クラウド環境において統合データライブラリ(Unified Data Libraly(UDL))として、各種の地上センターが情報共有することが待望されている。
光学監視装置を具備した監視衛星により宇宙物体を監視する宇宙状況監視システムでは、宇宙物体と監視衛星と太陽と地球との相対位置関係に応じて、監視データの輝度分布が著しく変化する。
太陽、宇宙物体、監視衛星の順に並ぶ相対位置関係では、逆光で宇宙物体の監視不能となる。
太陽、地球、宇宙物体が順に並ぶ場合に、宇宙物体が地球の陰に位置する状況では太陽光が宇宙物体に照射しないため、宇宙物体を監視できないという課題が発生する。
静止軌道近傍を飛行する衛星により静止軌道を飛行する宇宙物体の観測ができれば、衝突回避等のリスク対策に有効である。光学的な監視装置では観測対象の太陽反射光を観測することになるので、太陽と監視衛星と観測対象との相対位置関係が制約条件のひとつとなる。静止衛星は地球と同期して地球を周回しているため、地表面から見るとあたかも静止しているように見える衛星である。このため太陽と静止衛星との相対位置関係は時間に依存して決まっている。そこで、6時以降18時以前に監視衛星が静止軌道よりも高い軌道高度であれば観測に好適である。同様に18時以降、翌日6時以前に監視衛星が静止軌道よりも低い軌道高度であれば、観測に好適である。
監視衛星が増速すると、軌道高度が上昇し、軌道高度が高くなると対地速度が低下するため、監視衛星は静止軌道を飛行する他の宇宙物体に追い抜かれることになる。6時以降18時以前は軌道高度を上昇した監視衛星が、静止軌道上の他の宇宙物体の太陽反射光を受ける位置関係となるので、宇宙物体を観測する監視装置の動作に好適な条件で撮像ができるという効果がある。
図1は、6時以降18時以前における監視衛星10の軌道高度の上昇を示す。図1では太陽5の右に地球6が位置している。図1では監視衛星10Aは静止軌道を飛行中に6時に増速し、監視衛星10Aは軌道高度が上昇し、対地速度が減速する。監視衛星10Aは時刻t1で、静止軌道を飛行する宇宙物体9Aに追い抜かれようとしている。時刻t2において、監視衛星10Aと宇宙物体9Aとが最も接近し、監視衛星10Aは宇宙物体9Aに追い抜かれる際に監視装置で宇宙物体9Aを観測する。時刻t3において、監視衛星10Aは別の宇宙物体9Bに追い抜かれる際に監視装置で宇宙物体9Bを観測する。監視衛星10Aは、18時には減速して静止軌道高度に復帰する。
また監視衛星が減速すると、軌道高度が降下し、軌道高度が低くなると対地速度が加速するため、静止軌道を飛行する他の宇宙物体に追い抜くことになる。18時以降、翌日6時以前は軌道高度を降下した観測衛星が、静止軌道上の他の宇宙物体の太陽反射光を受ける位置関係となるので、観測装置の動作に好適な条件で撮像ができるという効果がある。
図2は、18時以降、翌日6時以前における監視衛星10の軌道高度の下降を示す。図2は太陽5の右に地球6が位置している。図2では監視衛星10Aは静止軌道を飛行中に18時に減速し、監視衛星10Aは軌道高度が下降し、対地速度が加速する。監視衛星10Aは時刻t1で、静止軌道を飛行する宇宙物体9Aを追い抜こうとしている。時刻t2において、監視衛星10Aと宇宙物体9Aとが最も接近し、監視衛星10Aは宇宙物体9Aを追い抜く際に監視装置で宇宙物体9Aを観測する。時刻t3において、監視衛星10Aは別の宇宙物体9Bを追い抜く際に監視装置で宇宙物体9Bを観測する。監視衛星10Aは、6時には加速して静止軌道高度に復帰する。
図1及び図2に示した監視衛星10と宇宙物体9との関係によって、以下の処理ができる。宇宙物体9の軌道情報411と、監視衛星10の軌道情報412とを格納した第一のデータベース410を具備して、宇宙物体9と監視衛星10と太陽5と地球6との相対位置関係を、時刻に応じて参照することが合理的である。慣性空間における相対位置は、太陽5に対する地球6の公転、地球6に対する監視衛星10の公転、宇宙物体9の軌道により時々刻々変化するが、第一のデータベース410によれば、任意の時刻における相対位置関係が確定する。
第一の地上センター100では監視衛星10の運用制御をして、監視衛星10の具備する推進装置14や姿勢制御装置15を動作させて、監視衛星10の軌道高度や姿勢を変更する。なお監視衛星10のハードウェア構成は図12で後述する。この運用制御ことにより、第一の地上センター100は、宇宙物体9と監視衛星10と太陽5と地球6との相対位置関係を、意図的に変化させることができる。
条件の良好な位置関係において、第一の地上センター100が監視衛星10の搭載する監視装置11を動作させることで、良好な監視データ10Aの取得が可能となる。
(監視データ19の処理)
任意の時刻に監視衛星10が取得した監視データ19は、前述の通り輝度分布が著しく変化するため、まず監視データ19は第二のデータベース420に格納するのが合理的である。第一の地上センター100は監視衛星10の取得した監視データ19を第二のデータベース420に格納する。第一の地上センター100または第二の地上センター200は、監視データ19を参照して、監視データ19の取得時刻における宇宙物体9と監視衛星10と太陽5と地球6との相対位置関係に応じて、輝度分布を補正するデータ処理を施す。
(宇宙物体9の識別)
当該物体の寸法形状や輝度分布に基づき、宇宙物体の種別を識別し、役割、及び行動履歴を分析して宇宙物体情報として第三のデータベースに格納するのが合理的である。
宇宙物体の種別としては、自然由来のデブリと人工物体の識別、人工物体が人工衛星かロケットの残骸かの識別、人工衛星が電波装置を具備するか、光学装置を具備するかの識別、大型構造物や展開構造物の有無及び寸法形状の識別等が含まれる。人工衛星が具備する装置の種別により、役割を分析することが可能となる。
第二の地上センター200では第二のデータベース420を参照して、宇宙物体9の寸法形状や輝度分布に基づき、監視データ19を判読し、宇宙物体9の将来動向の予測、役割を分析して宇宙物体情報202を生成し、第三のデータベースに格納する。なお監視データ19を参照して、監視データ19の取得時刻における宇宙物体9と監視衛星10と太陽5と地球6との相対位置関係に応じて輝度分布を補正するデータ処理、及び宇宙物体9の種別の識別は、第一の地上センター100と第二の地上センター200のいずれが実施してもよい。
(第三の地上センター300による対処行動指令301の生成)
第三の地上センター300では、第三のデータベース430を参照して、宇宙物体9が社会インフラ衛星に及ぼすリスクを分析し、接近、衝突、機能性能上の悪影響が予見された場合には、対処行動指令301を生成して第四のデータベース440に格納する。なお、対処行動指令301は第四のデータベース440に格納せずに直接、第三の地上センター300が、宇宙物体対処アセット600に指令を送信してもよいことは言うまでもない。宇宙物体対処アセット600の対処行動としては、社会インフラ衛星が軌道を変更して回避行動をとる手段や、デブリ除去衛星によりデブリを除去する手段などが選択できる。また対処行動指令301は、監視衛星10による追加監視データ取得指令が含まれる。危険が予見される宇宙物体9を継続監視するためには、宇宙物体9と監視衛星10の軌道情報が必要になるため、第一のデータベースを参照して、監視計画を立案する。この監視計画は。第三の地上センター300と、第一の地上センター100と、第二の地上センター200のいずれが立案してもよい。
監視衛星10による宇宙物体9の継続監視の行動サイクルは、TCPED(Tasking→Collection→Processing→Exploitation→Dissemination)と呼ばれる循環サイクルとして知られる。
(1)Taskingは撮像指令、
(2)Collectionは監視データ取得、
(3)Processingは監視データ処理、
(4)Exploitationは判読ないし分析、
(5)Disseminationは分析情報の配布である。
第一の地上センター100がCollection、
第二の地上センター200がExploitationとDisseminationを実施し、
第三の地上センター300は第二の地上センター200から分析結果である宇宙物体情報202の配布を受けて、危険分析をすることになる。
(撮像指令の生成)
一方で、撮像指令(Tasking)とProsessinng(取得データ処理)はいずれの地上センターが実施することにもメリットがあるため、実施方法は選択可能である。
(監視データ19のシミュレーション情報の生成)
また宇宙物体9の監視データ19を、予めシミュレーションして予測することも可能であり、監視データ19のシミュレーション情報を第三のデータベース430に格納することが合理的である。このシミュレーション情報の生成は、いずれの地上センターが実施することにもメリットがあるため、実施方法は選択可能である。
(統合データライブラリ2000)
複数の地上センターが特定のデータベースに格納された情報を共有することにより、最新情報を共有でき、各地上センターの保有する知見を共有できるという効果も生まれる。そこで第一のデータベース410から第四のデータベース440を統合して、統合データライブラリ2000(UDL)として、いずれの地上センターからも参照可能とすることが合理的である。統合データライブラリ2000はデータを格納したデータベースと、検索と表示および情報入出力するサーバー(検索装置500)を具備し、宇宙物体9のID、監視衛星10のID、時刻を検索キーとして、各種データを参照できる。統合データライブラリ2000は、特定の地上センターに装備されたハードディスクなどの機材で構成してもよいし、クラウド環境に構築してもよい。
上記で述べた内容を、以下に具体的に説明する。
***構成の説明***
以下に説明する宇宙監視システム1000は、宇宙空間のデブリ及び宇宙物体を監視する宇宙状況監視システムの機能と、宇宙空間のデブリ及び宇宙物体を監視して対処行動指令を発生する宇宙領域監視システムの機能とを併せ持つ。
図3は、宇宙監視システム1000のシステム構成を示す。
図4は、宇宙監視システム1000の概要動作を示すシーケンス図である。
(宇宙状況監視システム)
宇宙状況監視システムの機能を有する宇宙監視システム1000は、第一の地上センター100、第二の地上センター200、第三の地上センター300、第一のデータベース410、第二のデータベース420及び第三のデータベース430を備えている。
第一のデータベース410は、宇宙物体9の軌道情報411と、監視衛星10の軌道情報412を格納している。第一の地上センター100は、第一のデータベース410を参照して、監視装置11を具備した監視衛星10の運用制御を司る。第一の地上センター100は、監視衛星10に運用制御指令を送信することで、監視衛星10を制御する。第二のデータベース420は、監視衛星10の取得した監視データ19を格納する。第一の地上センター100は監視データ19を、第二のデータベース420に格納する。第二の地上センター200は、監視データ分析装置201を具備している。第二の地上センター200は、第二のデータベース420を参照して監視データ分析装置201を用いて宇宙物体情報202を生成する。第三のデータベース430は、宇宙物体情報202を格納する。第二の地上センター200は、宇宙物体情報202を第三のデータベース430に格納する。第三の地上センター300は、第三のデータベース430を参照して宇宙物体に対象する宇宙物体対処アセット600に対する対処行動指令301を生成する。
宇宙監視システム1000によれば、多様化する宇宙物体9の危険リスクに対して、宇宙空間からの監視データ19を利用して、適切に宇宙状況監視ができる。
(宇宙領域監視システム)
宇宙領域監視システムの機能を有する宇宙監視システム1000は、さらに、対処行動指令301を格納する第四のデータベース440を備えても良い。
図5は、宇宙監視システム1000が第四のデータベース440を備える構成を示す。
図6は、第三の地上センター300が対処行動指令301を第四のデータベース440へ格納する場合を示すシーケンス図である。図5の宇宙監視システム1000では第四のデータベース440を備えているので、多様化する宇宙物体の危険リスクに対して、宇宙空間からの監視データを利用して、適切に対処行動できる。
(第一の地上センター100)
なお、図3、図4に示す宇宙監視システム1000では、第一の地上センター100が、第一のデータベース410と、第二のデータベース420と、第三のデータベース430との少なくともいずれかを具備する構成でもよい。
また、図5、図6に示す宇宙監視システム1000では、第一の地上センター100が、第一のデータベース410と、第二のデータベース420と、第三のデータベース430と、第四のデータベース440との少なくともいずれかを具備する構成でもよい。
第一の地上センター100は宇宙物体9及び監視衛星10の軌道情報に関する知見が豊富なので、第一のデータベース410を具備するメリットが高い。また第一の地上センター100は、監視データ19を取得して第二のデータベース420に格納する。このため、第一の地上センター100が第二のデータベース420を具備するメリットが高い。また監視衛星10ないし宇宙物体9がマヌーバした場合の軌道情報を第一の地上センター100が生成し、マヌーバ後の軌道情報に基づくシミュレーション結果を第三のデータベースに格納する場合には、第一の地上センター100が第三のデータベース430を具備するメリットがある。更に監視衛星10の推進装置14の動作や、監視装置11の露光時間の設定などを含む撮像計画を立案する場合に第一の地上センター100の知見が必要となるため、第一の地上センター100が第四のデータベース440を具備するメリットがある。
(第二の地上センター200)
なお、図3、図4に示す宇宙監視システム1000では、第二の地上センター200が、第一のデータベース410と、第二のデータベース420と、第三のデータベース430との少なくともいずれかを具備する構成でもよい。
また、図5、図6に示す宇宙監視システム1000では、第二の地上センター200が、第一のデータベース410と、第二のデータベース420と、第三のデータベース430と、第四のデータベース440との少なくともいずれかを具備する。
第二の地上センター200は第二のデータベース420を参照して、判読分析した結果を宇宙物体情報202として生成し、第三のデータベース430に格納する。このため、第二の地上センター200が第二のデータベース420および第三のデータベース430を具備するメリットが高い。また監視衛星10または宇宙物体9がマヌーバした場合の軌道情報を生成し、マヌーバ後の軌道情報に基づくシミュレーション結果を第三のデータベース430に格納する場合には、第二の地上センター200がシミュレーションの前提条件とした宇宙物体9と監視衛星10のマヌーバ後軌道情報を第一のデータベース410に格納するのが合理的であり、第二の地上センター200が第一のデータベース410を具備するメリットがある。更に判読分析した結果として、更なる追加情報が必要となる場合には、第二の地上センター200が追加取得すべき監視データの要求事項を撮像指令情報として生成するのが合理的なため、第二の地上センター200が第四のデータベース440を具備するメリットがある。
(第三の地上センター300)
なお、図3、図4に示す宇宙監視システム1000では、第三の地上センター300が、第一のデータベース410と、第二のデータベース420と、第三のデータベース430との少なくともいずれかを具備する構成でもよい。
また、図5、図6に示す宇宙監視システム1000では、第三の地上センター300が、第一のデータベース410と、第二のデータベース420と、第三のデータベース430と、第四のデータベース440との少なくともいずれかを具備する構成でもよい。
第三の地上センター300は脅威となる宇宙物体9の情報を集約しているので、第一のデータベース410を具備するメリットが高い。また監視衛星10に対して対処行動指令301を発するために、第一のデータベース410と第四のデータベース440を具備するメリットが高い。また第三の地上センター300が、監視衛星10または宇宙物体9がマヌーバした場合の軌道情報を生成し、マヌーバ後の軌道情報に基づくシミュレーション結果を第三のデータベース430に格納する場合には、第三の地上センター300が第三のデータベース430を具備するメリットがある。
(撮像指令情報の生成)
宇宙監視システム1000では、第一の地上センター100と、第二の地上センター200と、第三の地上センター300とのいずれかは、監視衛星10に撮像を指令する撮像指令を生成する。
(1)第一の地上センター100が撮像指令を生成する場合、以下の効果がある。宇宙物体9の軌道情報411と監視衛星10の軌道情報412に関する豊富な知見を有する第一の地上センター100が撮像指令(Tasking)情報を生成することにより、監視衛星10が具備する推進装置14と姿勢制御装置15の性能を最大限に活用して追加データを取得するために最も有効な監視継続計画を立案できるという効果がある。
(2)第二の地上センター200が撮像指令を生成する場合、以下の効果がある。宇宙物体9の監視データ19に対する判読及び分析において豊富な知見を有する第二の地上センター200が撮像指令(Tasking)情報を生成することにより、判読分析結果情報である宇宙物体情報202を裏付けて確実性を高める追加データを取得するために最も有効な監視継続計画を立案できる効果がある。
(3)第三の地上センター300が撮像指令を生成する場合、以下の効果がある。地上設置型光学望遠鏡やレーダなどの各種監視装置により取得した情報を統合して分析し、危険分析と対処行動に関する豊富な知見と権限を有し、かつ地上設置型光学望遠鏡やレーダを含めて追加監視情報取得の指令情報を生成する第三の地上センター300が撮像指令(Tasking)情報を生成することにより、宇宙物体9の将来軌道予測や行動予測を適切かつ迅速に実施でき、確実性の高い条件設定をして対処行動の実施判断に最も有効な監視継続計画を立案できるという効果がある。
(監視データ処理)
宇宙監視システム1000では、第一の地上センター100と、第二の地上センター200とのいずれかは、監視データ19を参照して、監視データ19の取得時刻における宇宙物体9と監視衛星10と太陽5と地球6との相対位置関係に応じて、監視データ19の輝度分布を補正する。
(1)第一の地上センター100が監視データ19の輝度分布を補正する場合、以下の効果がある。宇宙物体9の軌道情報411と監視衛星10の軌道情報412に関する豊富な知見を有する第一の地上センター100が監視データ処理(Processing)を実施することにより、適切かつ迅速に宇宙物体9の識別ができるという効果がある。
(2)第二の地上センター200が監視データ19の輝度分布を補正する場合、以下の効果がある。第二の地上センター200が具備する監視データ分析装置201が監視データ処理(Processing)を実施することにより、合理的に機能統合できるという効果がある。
(宇宙物体の識別)
宇宙監視システム1000では、第一の地上センター100と、第二の地上センター200とのいずれかは、宇宙物体9の形状と輝度分布との少なくともいずれかに基づき、宇宙物体9の種別を識別する。
(1)第一の地上センター100が識別する場合、以下の効果がある。宇宙物体9の軌道情報411と監視衛星10の軌道情報412に関する豊富な知見を有する第一の地上センター100が判読処理(Exploitation)を実施することにより、適切かつ迅速に宇宙物体9の判読ができるという効果がある。
(2)第二の地上センター200が識別する場合、以下の効果がある。第二の地上センター200が具備する監視データ分析装置201が判読処理(Exploitation)を実施することにより、合理的に機能統合できるという効果がある。
(シミュレーション情報の生成)
宇宙監視システム1000では、第一の地上センター100と、第二の地上センター200と、第三の地上センター300とのいずれかの地上センターは、シミュレーションによって得られる宇宙物体情報202に対応するシミュレーション結果であるシミュレーション情報をシミュレーションによって生成し、シミュレーション情報を第三のデータベース430に格納する。
(1)第一の地上センター100がシミュレーションを行う場合、以下の効果がある。宇宙物体9の軌道情報411と監視衛星10の軌道情報412に関する豊富な知見を有する第一の地上センター100が宇宙物体情報202のシミュレーション情報を生成することにより、適切かつ迅速に宇宙物体9の識別ができるという効果がある。
(2)第二の地上センター200がシミュレーションを行う場合、以下の効果がある。第二の地上センター200が具備する監視データ分析装置201が宇宙物体情報202のシミュレーション情報を生成することにより、合理的に機能統合できるという効果がある。(3)第三の地上センター300がシミュレーションを行う場合、以下の効果がある。地上設置型光学望遠鏡やレーダなどの各種監視装置により取得した情報を統合して分析し、更に追加監視情報取得の指令情報を生成する第三の地上センター300が宇宙物体情報202のシミュレーション情報を生成することにより、宇宙物体9の将来軌道予測や行動予測を適切かつ迅速に実施でき、確実性の高い条件設定をしてシミュレーション情報を生成できるという効果がある。
(シミュレーション情報)
宇宙監視システム1000では、シミュレーション情報を生成する地上センターは、特定時刻における、宇宙物体9と監視衛星10と太陽5と地球6との相対位置関係をシミュレーションの前提条件として使用し、かつ、宇宙物体9の寸法、形状、反射特性、姿勢情報及び監視衛星10の具備する監視装置11の露光時間をシミュレーションの変動パラメータとして使用する。
監視データ19の画像品質は、監視装置11の分解能とS/N(Signal to Noise Ratio)特性に依存する。監視装置11の分解能は、宇宙物体9と監視衛星10との相対距離に依存し、S/N特性は太陽光入射角と反射特性に依存する。
そこで、第一のデータベース410に格納された宇宙物体9の軌道情報411と、監視衛星10の軌道情報412に基づき、特定時刻における宇宙物体9、監視衛星10、太陽5、地球の相対位置関係を導出すれば、宇宙物体9と監視衛星10の相対距離が決まり、監視衛星10から宇宙物体9を指向した際の太陽光入射角が決まる。
一方、宇宙物体9は未知の物体である可能性もあることから、寸法、形状、反射特性を変動パラメータとして変動させた場合のシミュレーション結果と、監視衛星10で取得した監視データ19を比較することにより、未知の物体の特性を分析することが可能となる。
また自然由来のデブリの場合は、姿勢によって著しく反射特性が変動することは考えにくいのに対して、人工衛星等の人工物体は平面形状を多用しているため、太陽光が平面で反射して直接監視装置に入射すると、輝度が著しく高くなる可能性がある。従って同一の人工物体であっても姿勢情報によってシミュレーション結果が変動する。
更に、光学的な監視装置11では露光時間を長くするほど入射光量が増加してS/N特性が向上する一方で、飽和光量を超えると監視データ19も適切な輝度分布ではなくなる。そこで、露光時間を変動パラメータとしてシミュレーションして、監視データ19と比較することにより、未知の宇宙物体9の寸法、形状、反射特性、姿勢を分析することに有効となる。
また、予め寸法、形状、反射特性、姿勢が既知の宇宙物体9の監視データ19とシミュレーション結果を比較することにより、シミュレーション手法の妥当性を検証することができ、コリレーションと呼ばれるシミュレーションの使用パラメータの監視データ19に基づく修正により、精度の高いシミュレーションが可能となる。
また、継続監視の撮像計画をして撮像指令(Tasking)を生成する場合に、予めシミュレーション結果を参照することにより妥当な露光時間を設定して、適切なS/N特性での監視データ取得が可能となる。また同様に飽和が予見される場合には、露光係数時間を絞ることで、飽和のない適切な監視データを取得できるという効果がある。
(シミュレーション情報)
地上センターの生成するシミュレーション情報は、時間経過に伴う宇宙物体情報202の変化を示す時系列情報を含む。
継続監視の撮像計画をして撮像指令(Tasking)を生成する場合に、予めシミュレーション結果の将来の時系列情報を参照することにより、監視装置11の分解能とS/N特性が最適な状態となる時刻を選ぶことが可能となる。この選定した時刻において監視データ19を取得すれば、宇宙物体9、監視衛星10、太陽5、地球6の相対位置関係が最適な状態で監視データ19を取得できるという効果がある。
また適切な露光時間を選択して、飽和なく良好なS/N特性で監視データを取得できるという効果がある。
(撮像指令情報の生成)
第一の地上センター100と、第二の地上センター200と、第三の地上センター300とのいずれかの地上センターは、第三のデータベース430に格納されたシミュレーション情報を参照して、監視衛星10の具備する監視装置11による監視データ19の取得時刻と監視装置11による露光時間を決定し、取得時刻と、露光時間とに基づいて撮像指令を生成する。
この場合、上記で述べた、「地上センターの生成するシミュレーション情報は、時間経過に伴う宇宙物体情報202の変化を示す時系列情報を含む。」と同様の効果がある。
(監視衛星マヌーバ)
第一のデータベース410は、監視衛星10の軌道情報412に、監視衛星10の具備する推進装置14を動作させて監視衛星10の軌道を人為的に変更した場合の複数の将来情報を含む。
継続監視の撮像計画をして撮像指令(Tasking)を生成する場合に、監視衛星10の軌道を人為的に変更させた場合のシミュレーション情報を参照することにより、監視装置11の分解能とS/N特性が最適な状態となる時刻の選定が可能となる。この選定した時刻において監視データ19を取得すれば、宇宙物体9、監視衛星10、太陽5、地球6の相対位置関係が最適な状態で監視データ19を取得できるという効果がある。
また、適切な露光時間を選択して、飽和なく良好なS/N特性で監視データを取得できるという効果がある。
(宇宙物体マヌーバ)
第一のデータベース410は、宇宙物体9の軌道情報411に、宇宙物体9の具備する推進装置14を動作させて宇宙物体9の軌道を人為的に変更した場合の複数ケースの将来軌道を含む。
近年軌道上で不審な挙動をする衛星の存在が知られており、人為的なマヌーバを実施した後に追跡監視をするためには、予め想定される軌道情報の変化を把握して、撮像計画を立案する必要がある。宇宙物体9のマヌーバ後軌道情報と、上記で述べた監視衛マヌーバの後の軌道情報を組み合わせてシミュレーション情報を生成し、追跡監視を子合理的に実施できるという効果がある。
(撮像指令情報を生成)
第一の地上センター100と、第二の地上センター200と、第三の地上センター300とのいずれかは、第一のデータベース410を参照して生成したシミュレーション情報を参照して、監視衛星10の具備する推進装置14の動作と、監視データ19の取得時刻と監視装置11の露光時間を決めて、推進装置14の動作指令と撮像指令とを含む対処行動指令301を生成する。
監視衛星10の軌道情報412を人為的に変化させることにより、迅速に高品質の画像データが取得可能になるという効果がある。また宇宙物体9がマヌーバする人工物体である場合に、追跡監視を合理的に実施できるという効果がある。また推進装置14の動作指令を含む撮像指令情報を迅速かつ合理的に生成できるという効果がある。
(統合データライブラリ)
図7から図10は、統合データライブラリ2000を示す図である。統合データライブラリ2000は、宇宙監視システム1000の備える複数のデータベースと検索装置500とにより構成される。統合データライブラリ2000はデータベースシステムである。
図7は、図3の宇宙監視システム1000一部として形成された統合データライブラリ2000を示す。
図8は、図4に対応する図であり、図7の宇宙監視システム1000の動作概要を示すシーケンスである。図7の統合データライブラリ2000は、第一のデータベース410、第二のデータベース420、第三のデータベース430、検索装置500を備えている。検索装置500は、各地上センターと、各データベースとの通信を仲介するインタフェースの役割を有する。
第一のデータベース410は、宇宙物体9の軌道情報411と、監視装置11を具備した監視衛星10の軌道情報412を格納する。
第二のデータベース420は、監視衛星10の運用制御を司る第一の地上センター100の制御する監視衛星10の取得した監視データ19を格納する。
第三のデータベース430は、監視データ分析装置201を具備し、第二のデータベース420を参照して監視データ分析装置201を用いて宇宙物体情報202を生成する第二の地上センター200の生成した宇宙物体情報202を格納する。
検索装置500は、第一の地上センター100と、第二の地上センター200と、第三のデータベース430を参照して宇宙物体対処アセット600に対して対処行動指令301を生成する第三の地上センター300との、いずれかの地上センターからの処理要求に応答して、第一のデータベース410と、第二のデータベース420と、第三のデータベース430との少なくともいずれかに対して処理要求に応答する処理を実施する。
複数の地上センター(ドメイン)が共通に参照できるUDLとして第一のデータベース410から第三のデータベース430を統合ライブラリとすることにより、複数ドメインが合理的に連携するオールドメインコマンドコントロール(JADC2)を実現できるという効果がある。また情報授受を、データベース毎個別に実施するのではなく、統合データライブラリの検索・表示・入出力を、検索装置500をインタフェースとして介して実施できるので、作業を標準化して迅速かつ合理的に実施可能となる。更に、統合データライブラリ2000では、複数の地上センターが同一のデータベースに情報を追加して格納することができるので、それぞれの知見に基づき情報の最新化ができるというメリットがある。
図9は、図5の宇宙監視システム1000一部として形成された統合データライブラリ2000を示す。
図10は、図6に対応する図であり、図9の宇宙監視システム1000の動作概要を示すシーケンスである。図9の統合データライブラリ2000は、さらに、第三の地上センター300の生成した対処行動指令301を格納する第四のデータベース440を備える。
検索装置500は、第一の地上センター100と、第二の地上センター200と、第三の地上センター300との、いずれかの地上センターからの処理要求に応答して、第一のデータベース410と、第二のデータベース420と、第三のデータベース430と、第四のデータベース440との、少なくともいずれかに対して処理要求に応答する処理を実施する。
複数の地上センター(ドメイン)が共通に参照できるUDLとして第一から第四のデータベース440を統合ライブラリとすることにより、複数ドメインが合理的に連携するオールドメインコマンドコントロール(JADC2)を実現できるという効果がある。また情報授受を、データベース毎個別に実施するのではなく、統合データライブラリの検索・表示・入出力を、検索装置500をインタフェースとして実施できるので、作業を標準化して迅速かつ合理的に実施可能となる。更に統合データライブラリでは、複数の地上センターが同一のデータベースに情報を追加して格納することができるので、それぞれの知見に基づき情報の最新化ができるというメリットがある。
第一の地上センター100は、検索装置500を介して統合データライブラリ2000の第一のデータベース410を参照して監視衛星10を運用制御して、監視衛星10に監視データ19を取得させ、監視衛星10の取得した監視データ19を、検索装置500を介して第二のデータベース420に格納する。
第一の地上センター100は宇宙物体9の軌道情報411,監視衛星10の軌道情報412に関する豊富な知見を持つ。第一の地上センター100は、統合データライブラリ2000の具備する第一のデータベース410に宇宙物体9の軌道情報411,監視衛星10の軌道情報412を格納ないし参照し、第四のデータベース440に格納された撮像指令情報に基づき監視衛星を運用制御して監視データを取得し、第二のデータベース420に格納する。また監視衛星10がマヌーバをした場合のシミュレーション情報を第三のデータベース430に格納ないし参照する場合もある。これらの情報授受を、データベース毎個別に実施するのではなく、統合データライブラリ2000の検索・表示・入出力のインタフェースとなる検索装置500を介して実施するのが合理的である。更に統合データライブラリ2000では、複数の地上センターが同一のデータベースに情報を追加して格納することができるので、それぞれの知見に基づき情報の最新化ができるというメリットがある。
(第二の地上センター)
統合データライブラリ2000では、第二の地上センター200は、第二のデータベース420を参照して生成した宇宙物体情報202を、第三のデータベース430に格納する。
第二の地上センター200では判読分析した結果を宇宙物体情報202として第三のデータベース30に格納し、更なる追加情報が必要な場合には監視衛星10に対する追加の監視データ取得要請をする。このため、統合データライブラリ2000の入出力により追加要請内容を情報共有するのが合理的である。また宇宙物体や監視衛星後のマヌーバ後のシミュレーション情報は、他の地上センターと連携しながた、知見を統合することにより迅速かつ効果的な判読分析ができるという効果がある。
(第三の地上センター)
統合データライブラリ2000では、第三の地上センター300は、第三のデータベース430を参照して生成した対処行動指令301を、第四のデータベース440に格納する。
第三の地上センター300では宇宙物体9の危険分析をし、監視衛星10に対する対処行動指令301を生成するので、統合データライブラリ2000の入出力により必要情報を収集して対処行動指令301の内容を情報共有するのが合理的である。また宇宙物体9や監視衛星10のマヌーバ後のシミュレーション情報は、他の地上センターと連携しながら、知見を統合することにより迅速かつ効果的な対処行動指令301を生成できるという効果がある。
(ハードウェア構成)
図11から図16を参照して、各地上センター、監視衛星10、各データベース、検索装置500、監視データ分析装置201のハードウェア構成を説明する。
図11は、第一の地上センター100,第二の地上センター200,第三の地上センター300の各地上センターのハードウェア構成を示す。第一の地上センター100,第二の地上センター200,第三の地上センター300の各地上センターのハードウェア構成は同様であるので、以下、地上センターとして説明する。
地上センターは、地上センターは、プロセッサ710Aを備えるとともに、メモリ721A、補助記憶装置722A、入力インタフェース730A、出力インタフェース740A、および通信装置750Aといった他のハードウェアを備える。プロセッサ710Aは、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。地上センターは、機能要素として、制御部711Aを備える。地上センターの処理、動作は制御部711Aが実行する。制御部711Aの機能は、プロセッサ710Aとソフトウェアとの協働により実現される。通信装置750Aは、監視衛星10の備える通信装置13を介して監視衛星10と通信する。制御部711Aは通信装置750Aを介して監視衛星10を制御する。地上センターは、入力インタフェース730A及び出力インタフェース740Aを介して、他の地上センター、データベース、検索装置500等と通信する。
図12は、監視衛星10のハードウェア構成を示す。監視衛星10は、監視装置11、衛星制御装置12、通信装置13、推進装置14、姿勢制御装置15及び電源装置16を備える。
(1)監視装置11は、物体を監視する装置である。具体的には、監視装置11は、宇宙物体デブリ等を監視あるいは観測するための装置である。監視装置11は、観測装置ともいう。例えば、監視装置11は、赤外線監視装置である。あるいは、監視装置11は、光波ないし電波の情報収集装置でもよい。監視装置11は、物体を光学系で検知する装置でもよい。監視装置11は可視光学センサであってもよい。監視衛星10は、複数の監視装置11を備えていてもよい。また、監視衛星10は、複数種類の監視装置11を備えていてもよい。
(2)衛星制御装置12は、推進装置14と姿勢制御装置15とを制御するコンピュータであり、処理回路を備える。具体的には、衛星制御装置12は、地上設備700から送信される各種コマンドにしたがって、推進装置14と姿勢制御装置15とを制御する。
(3)通信装置13は、地上設備700と通信する装置である。あるいは、通信装置13は、同一軌道面の前後の監視衛星10、あるいは、隣接する軌道面の監視衛星10と通信する装置である。具体的には、通信装置13は、自衛星に関する各種データを地上設備700あるいは他の監視衛星10へ送信する。また、通信装置13は、地上設備700から送信される各種コマンドを受信する。
(4)推進装置14は、監視衛星10に推進力を与える装置であり、監視衛星10の速度を変化させる。
(5)姿勢制御装置15は、監視衛星10の姿勢と監視衛星10の角速度と視線方向(Line Of Sight)といった姿勢要素を制御するための装置である。姿勢制御装置15は、各姿勢要素を所望の方向に変化させる。もしくは、姿勢制御装置15は、各姿勢要素を所望の方向に維持する。姿勢制御装置15は、姿勢センサとアクチュエータとコントローラとを備える。姿勢センサは、ジャイロスコープ、地球センサ、太陽センサ、スター・トラッカ、スラスタおよび磁気センサといった装置である。アクチュエータは、姿勢制御スラスタ、モーメンタムホイール、リアクションホイールおよびコントロール・モーメント・ジャイロといった装置である。コントローラは、姿勢センサの計測データまたは地上設備700からの各種コマンドにしたがって、アクチュエータを制御する。
(6)電源装置16は、太陽電池、バッテリおよび電力制御装置といった機器を備え、監視衛星10に搭載される各機器に電力を供給する。
衛星制御装置12に備わる処理回路について説明する。処理回路は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサであってもよい。処理回路において、一部の機能が専用のハードウェアで実現されて、残りの機能がソフトウェアまたはファームウェアで実現されてもよい。つまり、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの組み合わせで実現することができる。専用のハードウェアは、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。ASICは、Application Specific Integrated Circuitの略称である。FPGAは、Field Programmable Gate Arrayの略称である。
図13は、第一のデータベース410,第二のデータベース420,第三のデータベース430,第四のデータベース440の各データベースのハードウェア構成を示す。
第一のデータベース410から第四のデータベース440のハードウェア構成は同様であるので、第一のデータベース410を例に説明する。
第一のデータベース410は、コンピュータである。第一のデータベース410は、プロセッサ710Bを備えるとともに、メモリ721B、補助記憶装置722B、入力インタフェース730B、出力インタフェース740B、および通信インタフェース760Bといった他のハードウェアを備える。プロセッサ710Bは、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。第一のデータベース410は、機能要素として、制御部711Bを備える。第一のデータベース410の処理、動作は制御部711Bが実行する。制御部711Bの機能は、プロセッサ710Bとソフトウェアとの協働により実現される。第一のデータベース410のデータベースの情報は補助記憶装置に格納されている。制御部711Bがデータベース機能を実現する。制御部711Bは、通信インタフェース760Bを介して、他のデータベース、地上センター、検索装置500等と通信する。
図14は、検索装置500のハードウェア構成を示す。検索装置500は、コンピュータである。検索装置500は、プロセッサ710Cを備えるとともに、メモリ721C、補助記憶装置722C、通信インタフェース760Cといった他のハードウェアを備える。プロセッサ710Cは、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。検索装置500は、機能要素として、制御部711Cを備える。検索装置500の処理、動作は制御部711Cが実行する。制御部711Cの機能は、プロセッサ710Cとソフトウェアとの協働により実現される。制御部711Cは、通信インタフェース760Cを介して、他のデータベース、地上センター等と通信する。
図15は、第二の地上センター200が監視データ分析装置201を備えている状態を示す。
図16は、監視データ分析装置201のハードウェア構成を示す。監視データ分析装置201は、コンピュータである。監視データ分析装置201は、プロセッサ710Dを備えるとともに、メモリ721D、補助記憶装置722D、通信インタフェース760Dといった他のハードウェアを備える。プロセッサ710Dは、信号線を介して他のハードウェアと接続され、これら他のハードウェアを制御する。監視データ分析装置201は、機能要素として、制御部711Dを備える。監視データ分析装置201の処理、動作は制御部711Dが実行する。制御部711Dの機能は、プロセッサ710Dとソフトウェアとの協働により実現される。制御部711Dは、通信インタフェース760Dを介して第二の地上センター200と通信する。なお、第二の地上センター200と監視データ分析装置201を別々の装置とせず、第二の地上センター200のプロセッサ710Aが、監視データ分析装置201の機能を実現する「監視データ分析部」を有する構成でもよい。
5 太陽、6 地球、9,9A,9B 宇宙物体、10 監視衛星、11 監視装置、12 衛星制御装置、13 通信装置、14 推進装置、15 姿勢制御装置、16 電源装置、19 監視データ、100 第一の地上センター、200 第二の地上センター、201 監視データ分析装置、202 宇宙物体情報、300 第三の地上センター、301 対処行動指令、410 第一のデータベース、411 宇宙物体9の軌道情報、412 監視衛星10の軌道情報、420 第二のデータベース、430 第三のデータベース、440 第四のデータベース、500 検索装置、600 宇宙物体対処アセット、710A,710B,710C,710D プロセッサ、721A,721B,721C,721D メモリ、722A,722B,722C,722D 補助記憶装置、730A,730B 入力インタフェース、740A,740B 出力インタフェース、750A 通信装置、760C、760D 通信インタフェース、1000 宇宙監視システム、2000 統合データライブラリ。

Claims (23)

  1. 宇宙物体の軌道情報と、監視衛星の軌道情報を格納した第一のデータベースと、
    前記第一のデータベースを参照して、監視装置を具備した監視衛星の運用制御を司る第一の地上センターと、
    前記監視衛星の取得した監視データを格納する第二のデータベースと、
    監視データ分析装置を具備し、前記第二のデータベースを参照して前記監視データ分析装置を用いて宇宙物体情報を生成する第二の地上センターと、
    前記宇宙物体情報を格納する第三のデータベースと、
    前記第三のデータベースを参照して宇宙物体対処アセットに対する対処行動指令を生成する第三の地上センターと、
    を備える宇宙監視システム。
  2. 前記宇宙監視システムは、さらに、
    前記対処行動指令を格納する第四のデータベースを備える請求項1に記載の宇宙監視システム。
  3. 前記宇宙監視システムでは、前記第一の地上センターが、前記第一のデータベースと、前記第二のデータベースと、前記第三のデータベースとの少なくともいずれかを具備する請求項1に記載の宇宙監視システム。
  4. 前記宇宙監視システムでは、前記第一の地上センターが、前記第一のデータベースと、前記第二のデータベースと、前記第三のデータベースと、前記第四のデータベースとの少なくともいずれかを具備する請求項2に記載の宇宙監視システム。
  5. 前記宇宙監視システムでは、前記第二の地上センターが、前記第一のデータベースと、前記第二のデータベースと、前記第三のデータベースとの少なくともいずれかを具備する請求項1に記載の宇宙監視システム。
  6. 前記宇宙監視システムでは、前記第二の地上センターが、前記第一のデータベースと、前記第二のデータベースと、前記第三のデータベースと、前記第四のデータベースとの少なくともいずれかを具備する請求項2に記載の宇宙監視システム。
  7. 前記宇宙監視システムでは、前記第三の地上センターが、前記第一のデータベースと、前記第二のデータベースと、前記第三のデータベースとの少なくともいずれかを具備する請求項1に記載の宇宙監視システム。
  8. 前記宇宙監視システムでは、前記第三の地上センターが、前記第一のデータベースと、前記第二のデータベースと、前記第三のデータベースと、前記第四のデータベースとの少なくともいずれかを具備する請求項2に記載の宇宙監視システム。
  9. 前記第一の地上センターと、前記第二の地上センターと、前記第三の地上センターとのいずれかは、
    前記監視衛星に撮像を指令する撮像指令を生成する請求項1または請求項2に記載の宇宙監視システム。
  10. 前記第一の地上センターと、前記第二の地上センターとのいずれかは、
    前記監視データを参照して、前記監視データの取得時刻における前記宇宙物体と前記監視衛星と太陽と地球との相対位置関係に応じて、前記監視データの輝度分布を補正する請求項1または請求項2に記載の宇宙監視システム。
  11. 前記第一の地上センターと、前記第二の地上センターとのいずれかは、
    前記宇宙物体の形状と輝度分布との少なくともいずれかに基づき、前記宇宙物体の種別を識別する請求項1または請求項2に記載の宇宙監視システム。
  12. 前記第一の地上センターと、前記第二の地上センターと、前記第三の地上センターとのいずれかの地上センタ-は、
    シミュレーションによって得られる前記宇宙物体情報に対応するシミュレーション結果であるシミュレーション情報をシミュレーションによって生成し、前記シミュレーション情報を前記第三のデータベースに格納する請求項1または請求項2に記載の宇宙監視システム。
  13. シミュレーション情報を生成する前記地上センターは、
    特定時刻における、前記宇宙物体と前記監視衛星と太陽と地球との相対位置関係をシミュレーションの前提条件として使用し、かつ、前記宇宙物体の寸法、形状、反射特性、姿勢情報及び前記監視衛星の具備する前記監視装置の露光時間をシミュレーションの変動パラメータとして使用する請求項12に記載の宇宙監視システム。
  14. 前記地上センターの生成するシミュレーション情報は、
    時間経過に伴う前記宇宙物体情報の変化を示す時系列情報を含む請求項13に記載の宇宙監視システム。
  15. 前記第一の地上センターと、前記第二の地上センターと、前記第三の地上センターとのいずれかの地上センタ-は、
    前記第三のデータベースに格納された前記シミュレーション情報を参照して、前記監視衛星の具備する前記監視装置による監視データの取得時刻と前記監視装置による露光時間を決定し、前記取得時刻と、前記露光時間とに基づいて、前記監視衛星に撮像を指令する撮像指令を生成する請求項12から請求項14のいずれか1項に記載の宇宙監視システム。
  16. 前記第一のデータベースは、
    前記監視衛星の軌道情報に、前記監視衛星の具備する推進装置を動作させて前記監視衛星の軌道を変更した場合の複数の将来情報を含む請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の宇宙監視システム。
  17. 前記第一のデータベースは、
    前記宇宙物体の軌道情報に、前記宇宙物体の具備する推進装置を動作させて前記宇宙物体の軌道を変更した場合の複数ケースの将来軌道を含む請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の宇宙監視システム。
  18. 前記第三の地上センターは、
    前記第一のデータベースを参照して生成したシミュレーション情報を参照して、前記監視衛星の具備する推進装置の動作と、前記監視データの取得時刻と、前記監視装置の露光時間とを決めて、前記推進装置の動作指令と、前記監視衛星に撮像を指令する撮像指令とを含む対処行動指令を生成する請求項16または請求項17に記載の宇宙監視システム。
  19. 宇宙物体の軌道情報と、監視装置を具備した監視衛星の軌道情報を格納した第一のデータベースと、
    前記監視衛星の運用制御を司る第一の地上センターの制御する前記監視衛星の取得した監視データを格納する第二のデータベースと、
    監視データ分析装置を具備し、前記第二のデータベースを参照して前記監視データ分析装置を用いて宇宙物体情報を生成する第二の地上センターの生成した前記宇宙物体情報を格納する第三のデータベースと、
    前記第一の地上センターと、前記第二の地上センターと、前記第三のデータベースを参照して宇宙物体対処アセットに対する対処行動指令を生成する第三の地上センターとの、いずれかの地上センターからの処理要求に応答して、前記第一のデータベースと、前記第二のデータベースと、前記第三のデータベースとの少なくともいずれかに対して前記処理要求に応答する処理を実施する検索装置と、
    を備える統合データライブラリ。
  20. 前記統合データライブラリは、さらに、
    前記第三の地上センターの生成した前記対処行動指令を格納する第四のデータベースを備え、
    前記検索装置は、
    前記第一の地上センターと、前記第二の地上センターと、前記第三の地上センターとの、いずれかの地上センターからの処理要求に応答して、前記第一のデータベースと、前記第二のデータベースと、前記第三のデータベースと、前記第四のデータベースとの、少なくともいずれかに対して前記処理要求に応答する処理を実施する請求項19に記載の統合データライブラリ。
  21. 前記第一の地上センターは、
    前記第一のデータベースを参照して前記監視衛星を運用制御して、前記監視衛星に監視データを取得させ、前記監視衛星の取得した前記監視データを前記第二のデータベースに格納する請求項19に記載の統合データライブラリ。
  22. 前記第二の地上センターは、
    前記第二のデータベースを参照して生成した前記宇宙物体情報を、前記第三のデータベースに格納する請求項19に記載の統合データライブラリ。
  23. 前記第三の地上センターは、
    前記第三のデータベースを参照して生成した対処行動指令を、前記第四のデータベースに格納する請求項20に記載の統合データライブラリ。
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JP2020066365A (ja) * 2018-10-25 2020-04-30 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 予測装置、予測方法、及び予測プログラム

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