JP2022165568A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】GPF34の再生処理の実行機会を増やせるようにしたハイブリッド車両の制御装置を提供する。【解決手段】CPU72は、GPF34の再生要求に応じて、気筒#2の燃料噴射を停止し、気筒#1,#3,#4の混合気の空燃比を理論空燃比よりもリッチとすることにより、GPF34の再生処理を実行する。CPU72は、バッテリ59の充電率が小さい場合に大きい場合よりもバッテリ59の要求充電電力を大きくする。CPU72は、再生処理が実行される場合、車両の要求出力とバッテリ59の要求充電電力との和が、再生処理時における内燃機関10の出力の最大値以下となるように要求充電電力を制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
たとえば下記特許文献1には、バッテリの充電率が小さい場合に大きい場合よりもバッテリの充電電力を大きくする制御装置が記載されている(段落「0071」)。またこの制御装置では、車両の推力を生成するうえでの要求出力とバッテリの充電電力との和に応じて内燃機関の要求出力を定めている。
特許第5747986号明細書
発明者は、排気系に設けられた後処理装置を再生する再生処理として、複数の気筒のうちの一部の気筒における燃焼制御を停止することを検討した。これは、後処理装置に酸素を供給することを狙ったものである。ただし、その場合、内燃機関の最大出力が小さくなることから、車両の要求出力とバッテリの充電電力との和よりも内燃機関の最大出力が小さくなりやすい。そして、内燃機関の最大出力が足りない場合、再生処理を実行できない。
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
駆動輪に動力を付与する回転電機と、該回転電機によって充放電される蓄電装置と、駆動輪に動力を付与する内燃機関と、を備えたハイブリッド車両に適用され、前記内燃機関は、複数の気筒を備えており、前記内燃機関の一部の気筒の燃焼制御を停止する停止処理と、前記蓄電装置の充電率が小さい場合に大きい場合よりも前記回転電機による前記蓄電装置への要求充電電力を大きい値に設定する要求充電電力設定処理と、前記ハイブリッド車両の推力を生成するうえでの要求出力と前記要求充電電力との和に応じて前記内燃機関に対する要求出力を設定する要求出力設定処理と、前記停止処理が実行される場合、前記要求出力が前記停止処理が実行されているときにおける最大値を超えないように前記要求充電電力を小さい側に制限する制限処理と、を実行するハイブリッド車両の制御装置である。
上記構成では、充電率が小さい場合に大きい場合よりも蓄電装置への要求充電電力を大きい値に設定することにより、蓄電装置の状態を良好に保つことができる。ただし、上記構成では、停止処理が実行される場合、蓄電装置への要求充電電力を小さい側に制限する。そのため、車両の要求出力を満たしつつも、制限処理を実行しない場合と比較して、停止処理の実行機会を増やすことができる。
一実施形態にかかる駆動系およびその制御系を示す図。 同実施形態にかかる制御装置が実行する処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる制御装置が実行する処理の手順を示す流れ図。 同実施形態にかかる要求充放電電力量の設定を例示する図。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、内燃機関10は、4つの気筒#1~#4を備える。内燃機関10の吸気通路12には、スロットルバルブ14が設けられている。吸気通路12の下流部分である吸気ポート12aには、吸気ポート12aに燃料を噴射するポート噴射弁16が設けられている。吸気通路12に吸入された空気やポート噴射弁16から噴射された燃料は、吸気バルブ18の開弁に伴って、燃焼室20に流入する。燃焼室20には、筒内噴射弁22から燃料が噴射される。また、燃焼室20内の空気と燃料との混合気は、点火装置24の火花放電に伴って燃焼に供される。そのときに生成される燃焼エネルギは、クランク軸26の回転エネルギに変換される。
燃焼室20において燃焼に供された混合気は、排気バルブ28の開弁に伴って、排気として排気通路30に排出される。排気通路30には、酸素吸蔵能力を有した三元触媒32と、ガソリンパティキュレートフィルタ(GPF34)とが設けられている。なお、GPF34は、PMを捕集するフィルタに三元触媒が担持されたものである。
クランク軸26は、動力分割装置を構成する遊星歯車機構50のキャリアCに機械的に連結されている。遊星歯車機構50のサンギアSには、第1モータジェネレータ52の回転軸52aが機械的に連結されている。また、遊星歯車機構50のリングギアRには、第2モータジェネレータ54の回転軸54aと駆動輪60とが機械的に連結されている。第1モータジェネレータ52の端子には、第1インバータ56によって交流電圧が印加される。また、第2モータジェネレータ54の端子には、第2インバータ58によって交流電圧が印加される。第1インバータ56および第2インバータ58は、いずれも、直流電圧源としてのバッテリ59の端子電圧を交流電圧に変換して出力する電力変換回路である。
制御装置70は、内燃機関10を制御対象とし、その制御量としてのトルクや排気成分比率等を制御するために、スロットルバルブ14、ポート噴射弁16、筒内噴射弁22、および点火装置24等の内燃機関10の操作部を操作する。また、制御装置70は、第1モータジェネレータ52を制御対象とし、その制御量であるトルクを制御すべく、第1インバータ56を操作する。また、制御装置70は、第2モータジェネレータ54を制御対象とし、その制御量であるトルクを制御すべく第2インバータ58を操作する。図1には、スロットルバルブ14、ポート噴射弁16、筒内噴射弁22、点火装置24、第1インバータ56および第2インバータ58のそれぞれの操作信号MS1~MS6を記載している。制御装置70は、内燃機関10の制御量を制御するために、エアフローメータ80によって検出される吸入空気量Ga、およびクランク角センサ82の出力信号Scrを参照する。また制御装置70は、水温センサ84によって検出される水温THW、およびリングギアRの回転角を検知する出力側回転角センサ86の出力信号Spを参照する。また、制御装置70は、電流センサ88によって検出されるバッテリ59の充放電電流Iと、温度センサ89によって検出されるバッテリ59の温度Tbとを参照する。また、制御装置70は、第1モータジェネレータ52の制御量を制御するために、第1モータジェネレータ52の回転角を検知する第1回転角センサ90の出力信号Sm1を参照する。また、制御装置70は、第2モータジェネレータ54の制御量を制御するために、第2モータジェネレータ54の回転角を検知する第2回転角センサ92の出力信号Sm2を参照する。また、制御装置70は、アクセルセンサ94によって検出されるアクセルペダルの踏み込み量であるアクセル操作量ACCPと、車速センサ96によって検出される車速SPDと、を参照する。
制御装置70は、CPU72、ROM74、および周辺回路76を備えており、それらが通信線78によって通信可能とされている。ここで、周辺回路76は、内部の動作を規定するクロック信号を生成する回路、電源回路、およびリセット回路等を含む。制御装置70は、ROM74に記憶されたプログラムをCPU72が実行することにより制御量を制御する。
以下では、制御装置70が実行する処理のうち、GPF34の再生処理、および出力配分処理の順に説明する。
図2に、再生処理の手順を示す。図2に示す処理は、ROM74に記憶されたプログラムをCPU72がたとえば所定周期で繰り返し実行することにより実現される。なお、以下では、先頭に「S」が付与された数字によって、各処理のステップ番号を表現する。
図2に示す一連の処理において、CPU72は、まず、機関回転速度NE、充填効率ηおよび水温THWを取得する(S10)。次にCPU72は、機関回転速度NE、充填効率ηおよび水温THWに基づき、堆積量DPMの更新量ΔDPMを算出する(S12)。ここで、堆積量DPMは、GPF34に捕集されているPMの量である。詳しくは、CPU72は、機関回転速度NE、充填効率ηおよび水温THWに基づき排気通路30に排出される排気中のPMの量を算出する。また、CPU72は、機関回転速度NEおよび充填効率ηに基づきGPF34の温度を算出する。そしてCPU72は、排気中のPMの量やGPF34の温度に基づき更新量ΔDPMを算出する。なお、後述のS22の処理の実行時には、増量係数Kに基づき、GPF34の温度および更新量ΔDPMを算出すればよい。次にCPU72は、堆積量DPMに更新量ΔDPMを加算した値を堆積量DPMに代入する(S14)。
次にCPU72は、要求駆動トルクTrq*に、出力側回転速度Npを乗算した値が、機関出力最大値Pemaxに「3/4」を乗算した値と、放電可能最大値Pbmaxとの和以下であるか否かを判定する(S16)。ここで、要求駆動トルクTrq*は、後述する処理によって算出される、駆動輪60に要求されるトルクである。出力側回転速度Npは、遊星歯車機構50のリングギアRの回転速度である。出力側回転速度Npは、車速を示す変数である。出力側回転速度Npは、出力信号Spに基づきCPU72によって算出される。「Trq*・Np」は、車両の推力を生成するうえでの要求出力である。機関出力最大値Pemaxは、内燃機関10の出力の最大値である。
CPU72は、上述の和以下であると判定する場合(S16:YES)、実行フラグFcが「1」であるか否かを判定する(S18)。実行フラグFcは、「1」である場合に、GPF34のPMを燃焼除去するための再生処理を実行している旨を示し、「0」である場合にそうではないことを示す。CPU72は、「0」であると判定する場合(S18:NO)、堆積量DPMが再生実行値DPMH以上であるか否かを判定する(S20)。再生実行値DPMHは、GPF34が捕集したPM量が多くなっており、PMを除去することが望まれる値に設定されている。
CPU72は、再生実行値DPMH以上であると判定する場合(S20:YES)、再生処理を実行し、実行フラグFcに「1」を代入する(S22)。本実施形態にかかる再生処理として、CPU72は、気筒#1のポート噴射弁16および筒内噴射弁22からの燃料の噴射を停止し、気筒#2,#3,#4の燃焼室20内の混合気の空燃比を理論空燃比よりもリッチとする。この処理は、第1に三元触媒32の温度を上昇させるための処理である。すなわち、排気通路30に酸素と未燃燃料とを排出することによって、三元触媒32において未燃燃料を酸化させて三元触媒32の温度を上昇させる。第2に、GPF34の温度を上昇させ、高温となったGPF34に酸素を供給してGPF34が捕集したPMを酸化除去するための処理である。すなわち、三元触媒32の温度が高温となると、高温の排気がGPF34に流入することによってGPF34の温度が上昇する。そして、高温となったGPF34に酸素が流入することによって、GPF34が捕集したPMが酸化除去される。
詳しくは、CPU72は、気筒#1のポート噴射弁16および筒内噴射弁22に対する要求噴射量Qdに「0」を代入する。一方、CPU72は、気筒#2,#3,#4の要求噴射量Qdに、ベース噴射量Qbに増量係数Kを乗算した値を代入する。
CPU72は、増量係数Kを、それら気筒#2,#3,#4から排気通路30に排出される排気中の未燃燃料が、気筒#1から排出される酸素と過不足なく反応する量以下となるように設定する。詳しくは、CPU72は、GPF34の再生処理の初期には、三元触媒32の温度を早期に上昇させるべく、気筒#2,#3,#4内の混合気の空燃比を、上記過不足なく反応する量に極力近い値とする。
一方、CPU72は、S16の処理において否定判定する場合と、実行フラグFcが「1」であると判定する場合(S18:YES)と、には、実行フラグFcに「0」を代入する(S24)。ここで、S18の処理において肯定判定される場合には、S22の処理が完了したとして停止され、S16の処理において否定判定された場合には、S22の処理の実行が禁止される。
なお、CPU72は、S22,S24の処理を完了する場合と、S20の処理において否定判定する場合と、には、図2に示す一連の処理を一旦終了する。
図3に、出力配分処理の手順を示す。図3に示す処理は、ROM74に記憶されたプログラムをCPU72がたとえば所定周期で繰り返し実行することにより実現される。
図3に示す一連の処理において、CPU72は、まずアクセル操作量ACCPと出力側回転速度Npとを取得する(S30)。そして、CPU72は、それらアクセル操作量ACCPおよび出力側回転速度Npに基づき、要求駆動トルクTrq*を算出する(S32)。次にCPU72は、バッテリ59の充電率SOCと、車速SPDと、バッテリ59の温度Tbとに基づき、バッテリ59からの放電電力指令値Pb*を算出する(S34)。ここで、放電電力指令値Pb*は、放電される場合に正の値となる。CPU72は、充電率SOCが小さい場合に大きい場合よりも放電電力指令値Pb*を負の値で絶対値を大きくする。すなわち、CPU72は、充電率SOCが小さい場合に大きい場合よりもバッテリ59の要求充電電力を大きくする。なお、充電率SOCは、CPU72によって、充放電電流Iに基づき算出される。
次にCPU72は、実行フラグFcが「1」であるか否かを判定する(S36)。CPU72は、実行フラグFcが「0」であると判定する場合(S36:NO)、放電電力指令値Pb*の下限ガード処理を実行する(S38)。ここで、下限ガード値は、要求駆動トルクTrq*に出力側回転速度Npを乗算した値から機関出力最大値Pemaxを減算した値である。すなわち、要求駆動トルクTrq*に出力側回転速度Npを乗算した値を駆動輪60に対する出力として実現可能であるためには、以下の式(c1)を満たす必要がある。
Trq*・Np≦Pemax+Pb* …(c1)
上記の式(c1)は、下記の式(c2)のように、放電電力指令値Pb*の下限値を定める。
Trq*・Np-Pemax≦Pb* …(c2)
これに対し、実行フラグFcが「1」であると判定する場合(S36:YES)には、下限ガード値を変更して、放電電力指令値Pb*の下限ガード処理を実行する(S40)。ここで、下限ガード値は、要求駆動トルクTrq*に出力側回転速度Npを乗算した値から機関出力最大値Pemaxに「3/4」を乗算した値を減算した値である。これは、再生処理時には気筒#1の燃焼制御を停止することから、内燃機関10の出力の最大値が、機関出力最大値Pemaxに「3/4」を乗算した値となることに鑑みたものである。
CPU72は、S38,S40の処理を完了する場合、要求駆動トルクTrq*に出力側回転速度Npを乗算した値から放電電力指令値Pb*を減算した値を、内燃機関10の機関要求出力Pe*に代入する(S42)。機関要求出力Pe*は、内燃機関10に対する要求出力である。次にCPU72は、第1要求出力Pmg1*、および第2要求出力Pmg2*を算出する(S44)。第1要求出力Pmg1*は、第1モータジェネレータ52に対する要求出力である。また、第2要求出力Pmg2*は、第2モータジェネレータ54に対する要求出力である。ここでは、以下の式(c3)を満たすように、第1要求出力Pmg1*、および第2要求出力Pmg2*を算出する。
Trq*・Np=Pe*+Pmg1*+Pmg2* …(c3)
CPU72は、S44の処理を完了する場合、S46の処理に移行する。S46の処理において、CPU72は、内燃機関10の出力を機関要求出力Pe*に制御すべく、スロットルバルブ14、ポート噴射弁16、筒内噴射弁22、および点火装置24のそれぞれに操作信号MS1~MS4を出力する。また、CPU72は、第1モータジェネレータ52の出力を第1要求出力Pmg1*に制御すべく、第1インバータ56に操作信号MS5を出力する。また、CPU72は、第2モータジェネレータ54の出力を第2要求出力Pmg2*に制御すべく、第2インバータ58に操作信号MS6を出力する。
なお、CPU72は、S46の処理を完了する場合、図3に示す一連の処理を一旦終了する。
ここで、本実施形態の作用および効果について説明する。
CPU72は、アクセル操作量ACCPおよび出力側回転速度Npに基づき、要求駆動トルクTrq*を算出する。CPU72は、車両VCの推力を生成するうえでの要求出力「Trq*・Np」と、バッテリ59の要求充電電力との合計が、内燃機関10によって実現可能な出力以下となるように、要求充電電力を調整する。換言すれば、放電電力指令値Pb*を調整する。
図4の左側に、再生処理時における内燃機関10の出力の最大値「Pemax・(3/4)」よりも、車両VCに要求される出力「Trq*・Np」の方が大きい場合を例示する。ちなみに、図4の縦軸は、内燃機関10に要求される出力である。その場合、CPU72は、図4の右側に示すように、放電電力指令値Pb*の下限ガード処理によって、放電電力指令値Pb*を放電側の値とする。詳しくは、放電電力指令値Pb*を、「Trq*・Np-Pemax・(3/4)」に設定する。この値は、正の値であることから、内燃機関10に要求される出力が、「Pemax・(3/4)」に減少する。これにより、駆動輪60に要求される出力を満たしつつ再生処理を実行することができる。
以上説明した本実施形態によれば、さらに以下に記載する作用および効果が得られる。
(1)CPU72は、車両VCの推力を生成するうえで要求される出力「Trq*・Np」が、機関出力最大値Pemaxの「3/4」倍と、放電可能最大値Pbmaxとの和よりも大きい場合、再生処理を禁止した。これにより、車両VCの加速要求等を満たすことができ、ドライバビリティを優先できる。
<対応関係>
上記実施形態における事項と、上記「課題を解決するための手段」の欄に記載した事項との対応関係は、次の通りである。蓄電装置は、バッテリ59に対応する。回転電機は、第1モータジェネレータ52および第2モータジェネレータ54に対応する。停止処理は、S22の処理に対応する。要求充電電力設定処理は、S34の処理に対応する。要求出力設定処理は、S42の処理に対応する。制限処理は、S40の処理に対応する。
<その他の実施形態>
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、バッテリ59の放電電力指令値Pb*を充電率SOC、車速SPDおよびバッテリ59の温度に応じて可変設定したがこれに限らない。たとえば、充電率SOCと、車速SPDおよびバッテリ59の温度のうちのいずれか1つとに応じて可変設定してもよい。さらに、充電率SOC、車速SPDおよびバッテリ59の温度の3つに関しては、充電率SOCのみに基づき、バッテリ59の放電電力指令値Pb*を可変設定してもよい。
・ハイブリッド車両としては、シリーズパラレルハイブリッド車両に限らない。たとえば、パラレルハイブリッド車であってもよい。
10…内燃機関
12…吸気通路
14…スロットルバルブ
16…ポート噴射弁
18…吸気バルブ
20…燃焼室
22…筒内噴射弁
24…点火装置
26…クランク軸
28…排気バルブ
30…排気通路
32…三元触媒
34…GPF
50…遊星歯車機構
70…制御装置

Claims (1)

  1. 駆動輪に動力を付与する回転電機と、該回転電機によって充放電される蓄電装置と、駆動輪に動力を付与する内燃機関と、を備えたハイブリッド車両に適用され、
    前記内燃機関は、複数の気筒を備えており、
    前記内燃機関の一部の気筒の燃焼制御を停止する停止処理と、
    前記蓄電装置の充電率が小さい場合に大きい場合よりも前記回転電機による前記蓄電装置への要求充電電力を大きい値に設定する要求充電電力設定処理と、
    前記ハイブリッド車両の推力を生成するうえでの要求出力と前記要求充電電力との和に応じて前記内燃機関に対する要求出力を設定する要求出力設定処理と、
    前記停止処理が実行される場合、前記要求出力が前記停止処理が実行されているときにおける最大値を超えないように前記要求充電電力を小さい側に制限する制限処理と、を実行するハイブリッド車両の制御装置。
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