JP2022164361A - 画像形成装置及び通知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 直近の使用状況が、短期的な使用状況下での使用なのか、長期的な使用状況下での使用なのかを考慮することによって、寿命に到達するまでの残期間を正確に予測する。【解決手段】 情報処理装置は、直近の期間Aでの消耗品の使用状況を算出する第1算出手段と、直近の期間Aより過去の時を含み、且つ、ある基準時Tより過去の時T1からある基準時Tまでの期間Bでの消耗品の使用状況を算出する第2算出手段と、過去の時T1より過去の時T2からある基準時Tまでの期間Cでの消耗品の使用状況を算出する第3算出手段と、第1算出手段によって算出された使用状況、第2算出手段によって算出された使用状況、及び、第3算出手段によって算出された使用状況、に基づいて、消耗品の寿命到達までの残期間を算出する残期間の算出手段と、を備える。【選択図】 図5

Description

本発明は、画像形成装置及び通知方法に関する。
オフィスなどに設置される画像形成装置は、画像不良やトラブル等があればサービスマンが出動し対応している。また、画像形成装置で使用されている感光ドラム、転写ベルト、定着ローラ等の消耗品には寿命がある。そのため、消耗品の寿命に近づくと、サービスマンが出動し該当消耗品を交換している。
寿命が近いと予測して交換する際に、実際の寿命より遅く予測してしまうと交換前に寿命に達してしまい、画質不良や動作不具合が発生してユーザに迷惑を掛けてしまうことになる。一方、交換時期を実際の寿命より早く予測してしまうと、まだ使えるのに早期交換となり、部品コストが上がることになってしまう。そこで、販売会社やディーラーのサービスマンからは消耗品の寿命をより正確に予測することが望まれている。
寿命を予測する方法としては、例えば、消耗品(トナーなど)の1枚あたりの平均使用量と消耗品の残量とを用いて、寿命に達するまでの残日数を算出する方法がある(特許文献1)。
特開2004-240110号公報
特許文献1は、消耗品の1枚あたりの平均使用量を用いているので、直近の消耗品の使用状況が反映されにくい。ユーザは、1年を通じて常にコンスタントに使用するのではなく、長期的にはあまり使わないユーザが短期的に急に使いだしたり、逆に長期的には頻繁に使っているユーザが短期的に使わない期間があったりする。つまり、直近の消耗品の使用が多く、今後も同様の使用ペースで消耗品を使用した場合、算出した残日数より前に寿命が達する。また、直近の消耗品の使用が少なく、今後も同様のペースで消耗品を使用した場合、算出した残日数より後に寿命が達する。特許文献1では、直近の使用状況が、短期的な使用状況下での使用なのか、長期的な使用状況下での使用なのかが考慮されておらず、寿命に到達するまでの残日数の予測に誤差があった。
本発明の情報処理装置は、画像形成に必要な消耗品の寿命到達までの残期間を通知する情報処理装置であって、直近の期間Aでの消耗品の使用状況を算出する第1算出手段と、直近の期間Aより過去の時を含み、且つ、ある基準時Tより過去の時T1からある基準時Tまでの期間Bでの消耗品の使用状況を算出する第2算出手段と、過去の時T1より過去の時T2からある基準時Tまでの期間Cでの消耗品の使用状況を算出する第3算出手段と、第1算出手段によって算出された使用状況、第2算出手段によって算出された使用状況、及び、第3算出手段によって算出された使用状況、に基づいて、消耗品の寿命到達までの残期間を算出する残期間算出手段と、を備える。
以上のように、本発明によれば、直近の使用状況が、短期的な使用状況下での使用なのか、長期的な使用状況下での使用なのかを考慮することによって、寿命に到達するまでの残期間を正確に予測することができる。
実施例1の画像形成装置の構成断面図 実施例1の画像形成装置のハードウェア構成図 (a)制御プログラムの機能構成を説明する概念図(b)ログ記録部が記録する稼働情報の一例を示す図(c)ログデータを使用率データに変換した例を示す図(d)使用率保存部に保存された使用率データの例を示す図 (a)使用率データの一例を示す図(b)従来方式の予測実績誤差を示す図 (a)実施例1の予測方式の傾きX~傾きZを示す図(b)実施例1の予測方式の予測線を示す図(c)実施例1の予測方式と従来方式の残日数誤差の比較を示す図 実施例1の予測方式の使用率の進行度算出のフローチャート 実施例1の予測方式の残日数算出のフローチャート (a)1週間の使い方の正規化データ算出のフローチャート(b)正規化データを用いた残日数算出のフローチャート(c)1週間の使い方を加味した補正あり/なしを示す図 (a)給紙ローラの使用率データの一例を示す図(b)給紙ローラの1日当たりの使用率の進行度を示す図(c)給紙ローラの7日毎の正規化データを示す図(d)給紙ローラの7日毎の正規化データを曜日順に並べ替えた表を示す図 実施例2の寿命予測システムの一構成例を示す図 実施例2の画像形成装置のハードウェア構成図 サーバ、分析装置のハードウェア構成図 実施例2の制御プログラムの機能構成を説明する概念図 (a)使用率データの送信方法を示すフローチャート(b)送信データの一例を示す図 予測システムの動作フローの概略図 サーバで更新されたデータの一例を示す図 残日数表示の一例を示す図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、画像形成装置の全体構成を示す図を示す。画像形成装置102は、電子写真方式によりカラー画像又はモノクロ画像を形成するプリンタであって、コピー機能やファクシミリ機能等を有する。画像形成装置102は、4つの画像形成部Pa~Pdを中間転写ベルト206上に並べて配置した、いわゆる中間転写タンデム方式の画像形成装置である。画像形成装置102は、本発明の情報処理装置の一例であって、画像形成装置102は、パソコン、サーバなどの情報処理装置であっても良い。
以下に、図1を用いて画像形成装置102の構成及び機能について説明する。画像形成装置102は、プリンタ部200とリーダ部240を有する。
画像が形成されるシート等の記録材Sは、記録材収納庫230a及び230b内に積載されている。画像形成部Pa~Pdによる画像形成のタイミングに応じて不図示の給紙モータを駆動し、記録材Sは、摩擦分離方式を採用した給紙ローラ231aまたは231bにより給紙される。給紙ローラ231a及び231bは、ピックアップローラ231c及び231dでピックアップした記録材Sを搬送パスに搬送する。搬送された記録材Sは引き抜きローラ231e、引き抜きセンサ231fを介してレジストローラ232に搬送される。レジストローラ232は、記録材Sの斜行を補正し、タイミングを調整して二次転写部T2に記録材Sを搬送する。
プリンタ部200は、画像形成部Pa~Pdにより画像形成を行う。画像形成部Pa~Pdは、感光体201a~201d、帯電器202a~202d、露光器203a~203d、現像器204a~204d、一次転写部T1a~T1d、及び感光体クリーナ205a~205dを備える。帯電器202a~202dは、感光体201a~201dの表面を一様に帯電させる。感光体201a~201dは、回転駆動されており、露光器203a~203dにより光が照射される。露光器203a~203dは、形成する画像の画像情報に応じて変調された光を感光体201a~201dに照射する。これにより感光体201a~201dには、画像に応じた静電潜像が形成される。
現像器204a~204dは、感光体201a~201dに形成された静電潜像を現像剤により現像する。本実施例では、現像剤にトナーを用いる。現像器204a~204dは、静電潜像が形成された感光体201a~201dにトナーを付着させることで現像してトナー像を形成する。一次転写部T1a~T1dは、所定の加圧量及び静電的負荷バイアスが与えられ、感光体201a~201dから中間転写ベルト206にトナー像を転写する。この際、感光体201a~201dの各々に形成されたトナー像は、中間転写ベルト206に重畳するように転写される。
画像形成部Paは、イエローのトナー像を生成する。画像形成部Pbは、マゼンタのトナー像を生成する。画像形成部Pcは、シアンのトナー像を生成する。画像形成部Pdは、ブラックのトナー像を生成する。但し、形成されるトナー像の色数は、4色に限定されるものではなく色順もイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に限定されるものでもない。本実施例の現像器204a~204dは、非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤を収容するが、磁性トナー又は非磁性トナーのみの一成分現像剤であってもよい。
中間転写ベルト206には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が重畳して転写されることで、フルカラーのトナー像が形成される。一次転写後に感光体201a~201dに残留するトナーは、感光体クリーナ205a~205dにより回収される。現像器204a~204dは、内部に収容するトナーの量が所定量よりも低下すると、現像剤の補給容器であるトナーボトルTa~Tdからトナーが補給される。
中間転写ベルト206は、不図示の中間転写ベルトフレームに設けられ、二次転写内ローラ208、テンションローラ212、及び二次転写上流ローラ213によって張架される無端ベルトである。中間転写ベルト206は、二次転写内ローラ208、テンションローラ212、及び二次転写上流ローラ213により矢印R207方向に回転駆動される。フルカラーのトナー像が形成された中間転写ベルト206は、回転することで二次転写部T2にトナー像を搬送する。
記録材S及び中間転写ベルト206に形成されたトナー像は、それぞれ二次転写部T2で合致するタイミングで搬送される。二次転写部T2は、対向して配置される二次転写内ローラ208及び二次転写外ローラ209により形成される転写ニップ部であり、所定の加圧力及び静電的負荷バイアスを与えることで記録材S上にトナー像を吸着させる。このように二次転写部T2は、中間転写ベルト206上のトナー像を記録材Sに転写する。転写後に中間転写ベルト206に残留するトナーは、転写クリーナ210により回収される。
トナー像が転写された記録材Sは、二次転写外ローラ209により二次転写部T2から定着器211に搬送される。定着器211は、対向するローラにより形成される定着ニップ内で記録材Sに所定の圧力及び熱量を与えて、記録材S上にトナー像を溶融固着させる。定着器211は、熱源となるヒータを備え、常に最適な温度が維持されるように制御される。トナー像が定着された記録材Sは、排紙トレイ233上に排出される。両面画像形成の場合、記録材Sは、反転搬送機構により反転してレジストローラ232に搬送される。
中間転写ベルト206の近傍にはトナー濃度を検知するための濃度検知センサ220が設けられている。濃度検知センサ220は、中間転写ベルト206上に形成された各色のトナーパターンを検出するため、感光体201dと二次転写外ローラ209の間に配置される。
リーダ部240は、原稿245に形成された画像を読み取るスキャナである。原稿245は、原稿台246上に、画像が形成された面を原稿台246側にして載置される。リーダ部240は、読み取った画像を表す画像データをプリンタ部200へ送信する。リーダ部240は、読取ユニット249、及びリーダ画像処理部247を備える。
読取ユニット249は、発光部242、光学系243、受光部244が一体に構成される。読取ユニット249は、例えば図中奥方向に伸びるラインセンサであり、矢印R248方向に移動しながら原稿245の全面から画像を読み取る。発光部242は、原稿245を照射する。受光部244は、原稿245で反射された光を、光学系243を介して受光する。受光結果はリーダ画像処理部247へ送信される。リーダ画像処理部247は、受光部244の受光結果に応じて、原稿245に形成された画像を表す画像データを生成する。また、リーダ画像処理部247は、受光部244の受光結果に応じて、原稿245に形成された画像の画像濃度を測定するセンサとしても機能する。リーダ画像処理部247は、画像データ及び測定した画像濃度をプリンタ部200に送信する。
図2は、画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置102は、制御部30と、操作パネル31と、記憶装置32と、リーダ部240と、プリンタ部200とを備え、これら各部がデータバス34を介して相互にデータの入出力を行うことができる。
制御部30は、CPU301とメモリ302とを備えており、画像形成装置102における動作を統括的に制御する。CPU301は、プログラム321を実行可能なハードウェアプロセッサであり、画像形成装置102に電源が投入されると、記憶装置32に記憶されているプログラム321を読み出して実行することにより、各部の動作を制御する。メモリ302は、CPU301がプログラム321に基づく処理を実行する際に使用するデータなどを一時的に記憶する。
操作パネル31は、表示部311と、操作部312とを備えている。表示部311は、例えばカラー液晶ディスプレイで構成され、ユーザが操作可能な各種画面の表示を行ったり、メンテナンスに必要な情報を表示したりする。操作部312は、例えば表示部311の画面上に配置されるタッチパネルキーによって構成される。
記憶装置32は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)などの不揮発性の記憶装置である。この記憶装置32には、上述したプログラム321の他に、画像形成装置102における感光ドラムや搬送ローラのような消耗品の稼働情報を記録したログデータ322と、ログデータ322に記憶されたデータを元に変換された使用率データ323がある。使用率データ323は、例えば搬送ローラであれば、寿命に到達すると想定した通紙枚数に対する現在の通紙枚数の比率や、ベルトであれば寿命に到達すると想定した走行距離に対する現在の走行距離の比率などである。つまり、寿命に対応する枚数が10万枚の搬送ローラの現在の通紙枚数カウント値が8万枚であれば、使用率は80%になり、これに相当する値が使用率データ323として保存される。
図3(a)は、制御部の機能構成を示すブロック図である。制御部30においてCPU301がプログラム321を実行することにより、制御部30は、データ管理部50及びジョブ制御部51、使用率推定部52、使用率通知部53として機能する。
ジョブ制御部51は、画像形成装置102におけるジョブの実行を制御するものであり、リーダ部240やプリンタ部200の動作を制御することにより、ユーザによって指定されたジョブの実行を制御する。ジョブ制御部51は、ログ記録部511を備えており、ユーザによって指定されたジョブが実行されることに伴い、ログデータ322に各消耗品の稼働情報を記録する。この稼働情報の一例を図3(b)に示す。同図は縦方向に時系列に各消耗品のログデータが並んでおり、それぞれのデータは消耗品毎にカウンタや走行時間、回転時間等の予め種別が決められたデータであり、データが更新されるタイミングでログデータを記録する。
データ管理部50は、ジョブ制御部51のログ記録部511によってログデータ322に保存された各消耗品の稼働情報を、予め定められたタイミングになる度に取得する。データ管理部50は、各消耗品の稼働情報を常に取得するのではない。すなわち、データ管理部50は、例えば画像形成装置102の電源を投入したタイミングや、或いは毎日決まった時間にデータを取得するようにする。データ取得部501は、上述した所定の取得タイミングになるとログデータ322を取得する。
使用率演算部502は、データ取得部501が取得したログデータ322の種別に応じた使用率を算出する。種別がカウンタであれば寿命に到達すると想定したカウンタ値を消耗品毎に持ち、種別が走行距離であれば寿命に到達すると想定した走行距離を消耗品毎に持つ。また、種別が回転時間であれば寿命に到達すると想定した回転時間を消耗品毎に持ち、これらをプログラム321内に予め保存しておく。そして、使用率演算部502は、取得されたログデータ322の値と、プログラム321内に保存された寿命に到達すると想定した値の比率を演算し、0.001%単位で整数化して使用率とする。この演算結果を図3(c)に示す。尚、ここでは給紙ローラが寿命に到達すると想定したカウンタ値を10万、ITBベルトが寿命に到達すると想定した走行距離を20万、ブラックの現像器が寿命に到達すると想定した回転時間を60万とし、予めプログラム321内に保存されているとする。
例えば、2020年3月1日15時0分2秒に取得されたITBベルトの場合、図3(b)によると走行距離が38900で、寿命に到達すると想定した走行距離が20万なので、比率を算出すると38900/200000=19.450(%)となる。0.001%単位で整数化した値19450に変換される(図3(c))。他も同様に変換される。
次に、使用率演算部502により算出された使用率は、画像形成装置の電源を停止するタイミングや、或いは毎日決まった時間に最新データとして使用率保存部503に保存される。例えば、図3(c)の場合、最新データである最終行の2020年3月1日の終了時点(21時1分13秒)の給紙ローラの使用率24021を、画像形成装置の電源を停止するタイミング或いは毎日決まった時間に使用率保存部503に保存する。ITBベルトの使用率22451およびブラック現像器の使用率21301も、同様に保存する。こうして、毎日の各消耗品の使用率が使用率保存部503に保存され、保存されたデータの一例は図3(d)のようになる。
また、使用率保存部503には、部品交換の交換目標値も0.001%単位で保存されており(図3(d)の交換目標値の欄)、使用率が100%になった時に部品交換する場合には、図3(d)のように交換目標値にそれぞれ100000が入力されている。使用率が130%になった時に部品交換したい場合には、交換目標値にそれぞれ130000が入力される。この値は、ユーザやサービスマンが決めることができる。
次に、使用率推定部52の動作について図4を用いて説明する。
図4(a)は、使用率保存部503に保存されたある消耗品の使用率の推移を示しており、横軸は日時、縦軸は使用率を表す。
図4(b)は、図4(a)の使用率に対して、ある予測日に従来方式の予測をした時の予測と実績との誤差(予測実績誤差)を示している。従来方式は、直近a日の使用率の進行度を表す傾きW(予測日と直前a日前の使用率の傾き)を算出し、その傾きWで予測日以降も推移するという予測方式であるため、同図に示すように予測日の数日後である観測日には白丸まで使用率が進むと予測する。
これに対して、実績は黒丸であり、予測と実績の誤差が大きくなってしまう。当然、予測日以降も同じような使用率の進行度の使い方が続けば予測実績誤差は小さくなるが、予測日の数か月過去(同図のa日前より左側)まで見れば傾きWがずっと続きそうにないことは容易にわかる。
そこで、本実施例の使用率推定部52の需要予測部504での予測方式を図5(a)(b)、及び図6のフローチャートを用いて説明する。本実施例の予測方式は、予測日の数か月過去の期間の異なる複数区間の使用率の進行度を加味した予測方式になっている。
まず、使用率推定部52において、画像形成装置102の電源を投入したタイミングや、或いは毎日決まった所定時間になるとCPU301は需要予測部504を用いて予測動作を開始する。
図6のフローチャートと図5(a)のグラフにおいて、需要予測部504は、使用率保存部503から当日データLife0とa日前データLife1を取得する(図6の601)。取得したデータから傾きWを算出する(図6の602)。
算出式は、以下になる。
傾きW=(Life0-Life1)/a (式1)
(以降、当日からa日前の区間を区間Wと呼ぶ)
この区間Wは、本発明の期間Aに相当し、傾きWは、本発明の第1算出手段によって算出される使用状況に相当する。また、a日前が、本発明のある基準時Tに相当する。
また、同様にして、取得したa日前データLife1と、当日から2×a日前データ(つまりa日前の更にa日前(以降、この区間を区間Xと呼ぶ)のデータ)Life2とから傾きXを算出する。同様に、取得したa日前データLife1と、当日から4×a日前データ(つまりa日前の更に3×a日前(以降、この区間を区間Yと呼ぶ)のデータ)Life3とから傾きYを算出する。また、取得したa日前データLife1と、当日から7×a日前データ(つまりa日前の更に6×a日前(以降、この区間を区間Zと呼ぶ)のデータ)Life4とから傾きZを算出する(図6の603)。
それぞれの算出式は、以下になる。
傾きX=(Life1-Life2)/a (式2)
傾きY=(Life1-Life3)/(3×a) (式3)
傾きZ=(Life1-Life4)/(6×a) (式4)
この区間Xは、本発明の期間Bに相当し、傾きXは、本発明の第2算出手段によって算出される使用状況に相当する。また、2×a日前は、本発明の過去の時T1に相当する。
また、この区間Yは、本発明の期間Cに相当し、傾きYは、本発明の第3算出手段によって算出される使用状況に相当する。また、4×a日前は、本発明の過去の時T2に相当する。
また、この区間Zは、本発明の期間Dに相当し、傾きZは、本発明の第4算出手段によって算出される使用状況に相当する。また、7×a日前は、本発明の過去の時T3に相当する。
これらの傾きW~傾きZをそれぞれ太線及び太破線(傾きW)、1点鎖線(傾きX)、2点鎖線(傾きY)、1点2鎖線(傾きZ)として図5(a)に示す。
次に、算出した傾きX~傾きZのうち、区間Wの傾きWに近い傾きを選択するため、傾きWとの傾きの差分の絶対値を算出する(図6の604)。
この時、算出式f(n)(n=1、2、3)は以下になる。
f(1)=|傾きW-傾きX|
f(2)=|傾きW-傾きY|
f(3)=|傾きW-傾きZ|
そして、最小のf(n)になるnを算出する(図6の605)。これは図5(a)のグラフであれば、傾きWに傾きが1番近いのは傾きYであるため、この場合のnは2ということになる。つまり、当日の直近a日(区間W)の傾きWは、区間Yの傾きYに近似している。
横軸日時・縦軸使用率のグラフの傾きは、使用率の進行度を表すことから、当日直近(区間W)の使用率の進行度は、過去の区間Yという期間の使用率の進行度に近似している。
つまり、当日以降は区間Y(3×a日)という期間の使用率の進行度で推移すると予測され、図5(b)に示すように、当日データLife0と、当日から区間Yだけ過去のデータLife5で生成される予測線で推移すると予測される。
この予測線の傾きA、即ち、当日以降の予測使用率の進行度を以下式から算出する(図6の606)。
予測線傾きA=(Life0-Life5)/(3×a) (式5)
従って、予測日のm日後の観測日の使用率の予測値は、式5と以下式から算出できる。
使用率の予測値=Life0+m×A (式6)
予測日のm日後の観測日における使用率の予測値は図5(b)の実線白丸になる。これに対して従来方式での使用率の予測値は破線白丸であったため、実績との差分である予測実績誤差はかなり改善されることがわかる。
尚、ここでは区間Xの期間(a日)は区間Wの期間(a日)と同じ長さの期間、区間Yの期間(3×a日)は区間Wの期間(a日)の3倍、区間Zの期間(6×a日)は区間Wの期間(a日)の6倍としているが、これらの期間に限らない。
次に、使用率推定部52の使用率予測部505が、寿命到達までの残日数を算出する動作について図7のフローチャートと図5(c)のグラフを用いて説明する。本実施例では、残日数を算出するが、本発明は、残日数に限らず、残期間であっても良い。
まず、使用率予測部505は、需要予測部504で算出した予測線傾きA(式5)を取得し(701)、使用率データ323から当日データLife0と交換目標値を取得する(702)。そして、予測日の使用率(Life0)から交換目標値までの残寿命値を予測線傾きAで除算して残日数を算出する(703)。残日数は以下式になる。
予測残日数=(交換目標値-Life0)/A (式7)
図5(c)において、本実施例の予測線(2点鎖線)と交換目標値の交点を実線白丸、従来予測線の予測線(破線)と交換目標値の交点を破線白丸とする。また、従来方式で予測した寿命到達日と実際の寿命到達日(実績寿命到達日)との差分(従来予測実績誤差)を太破線矢印、本実施例で予測した寿命到達日と実際の寿命到達日(実績寿命到達日)との差分(予測実績誤差)を太線矢印とする。すると同図に示すように、従来方式に比べ本実施例の方が、予測実績誤差が小さいことが分かる。
つまり、ユーザの過去の期間の使い方を加味して予測すると、予測実績誤差が小さくなる可能性が高くなるということである。
更には、ユーザの過去の1週間の使い方も加味することが望ましい。ユーザによって使い方は異なるが、どのユーザも毎週似たような使い方になる傾向がある。
従って、ユーザの1週間の使い方を加味して予測することで、より予測実績誤差を小さくすることが可能になる。その一例を図8のフローチャート及び図9の表を用いて給紙ローラの場合を説明する。
1週間の使い方を算出するモード(後述する)になると、図8(a)のフローチャートを開始する(800)。そして、使用率保存部503に保存された使用率データを読み出す(801)。この時、読み出された給紙ローラの使用率データが、図9(a)であるとする。読み出した日は、最新データの日時である2019年3月2日とする。
次に、1日前のデータとの差分を演算し、1日当たりの使用率の進行度を算出する(802)。すると演算後のデータは、図9(b)のようになる。
そして、直近のデータから古い順に順次7日毎のデータを所定回数加算し、平均を算出してそれぞれAve0~Ave6の変数に代入する(803)。例えば、図9(b)のデータで説明すると、2019年3月2日のデータ3756と、その7日前の2019年2月23日のデータ340と、更にその7日前の2019年2月16日のデータ・・・を所定個数分加算し、平均値を算出し、これを変数Ave0とする。同様にして、2019年3月1日のデータ2251と、その7日前の2019年2月22日のデータ123と、更にその7日前の2019年2月15日のデータ・・・を所定個数分加算し、平均値を算出し、これを変数Ave1とする。同様に繰り返して、Ave0~Ave6を算出する。
そして、以下式から7日毎の正規化データを算出する(804)。
Norm0=7×Ave0/(Ave0+Ave1+・・・+Ave6) (式8)
Norm1=7×Ave1/(Ave0+Ave1+・・・+Ave6) (式9)
Norm2=7×Ave2/(Ave0+Ave1+・・・+Ave6) (式10)
Norm3=7×Ave3/(Ave0+Ave1+・・・+Ave6) (式11)
Norm4=7×Ave4/(Ave0+Ave1+・・・+Ave6) (式12)
Norm5=7×Ave5/(Ave0+Ave1+・・・+Ave6) (式13)
Norm6=7×Ave6/(Ave0+Ave1+・・・+Ave6) (式14)
この正規化データの一例を図9(c)に示す。これら正規化データを使用率保存部503に保存して、1週間の使い方を算出するモードを終了する(806)。
尚、上述した1週間の使い方を算出するモードは、1週間や1か月に1度決まった時間に実行して正規化データを更新するようにすればよい。
次に、1週間の使い方を加味した残日数算出方法を図8(b)のフローチャート及び同図(c)のグラフを用いて説明する。
図8(b)は、1週間の使い方を加味した残日数算出方法のフローチャートを示している。使用率予測部505は、需要予測部504で算出した予測線傾きA(式5)を取得する(811)。次に、1週間の正規化されたデータを使用率保存部503から取得し(812)、予測線傾きAを補正する(813)(補正方法は後述する)。あとは、この補正された予測線傾きを用いて、図7と同様に、使用率データ323から当日データLife0と交換目標値を取得する(814)。そして、予測日の使用率(Life0)から交換目標値までの残寿命値)を算出し、算出結果を補正された予測線傾きで除算すれば残日数が算出できる(815)。
図8(c)は、予測線傾きAの補正方法を説明する図であり、1週間の使い方を加味した場合(実線)と加味しなかった場合(2点鎖線)の、使用率がLife0の予測日から交換目標値までの各予測線の推移を示している。例えば当日が金曜日であり、正規化データが上述した図9(c)であった場合で説明する。正規化データは当日からさかのぼって生成しているため、当日が金曜日であればNorm0が金曜日の比率を表し、Norm1が木曜日の比率を表し、同様にNorm2が水曜日、Norm3が火曜日、・・・、Norm6が土曜日の比率を表している。これを曜日順に並べ替えた表を図9(d)に示す。
当日予測した1週間の補正前の傾きをA、当日の使用率をLife0とする。そうすると、1日後(土曜日)の増加量は補正前の1日後の増加量(補正前の傾きがAなので、1日後の増加量はA)に正規化データ0.916807を掛けて、0.916807×Aになる。従って、使用率はLife0+0.916807×Aになる。
当日(金曜日)から2日後(日曜日)の場合は、補正前の増加量は2×A、日曜日の正規化データは0.959155のため、補正後の傾きは0.959155×2×Aになる。従って、使用率は、Life0+1.91831×A、同様にしてm日後の使用率Lifemは、その時の正規化データをNormとすると以下式になる。
Lifem=Life0+Norm×m×A (式15)
式15を用いれば、交換目標値との交点(同図実線白丸)までの残日数は、以下式になる。
残日数=(交換目標値-Life0)/(Norm×A) (式16)
これにより、1週間の使い方を加味した残日数算出が可能になるため、予測実績誤差をより小さくすることが可能になる。そして、この残日数の算出結果は、使用率通知部53に送信され、各消耗品の残日数が操作パネル31の表示部311に表示される。
上述したように、実施例1では、直近の使い方がユーザの過去の複数期間のどの使い方に近いか判断し、判断結果から今後の使い方を予測することで、ユーザの使い方にあった予測が可能になることを示した。
さらに、過去の7日周期の複数周期分の使用率の進行度から、7日周期内の各日の使用率の進行度の比率を算出して、今後の使用率の進行度を補正することで、ユーザの1週間の使い方も加味して予測できることを示した。
実施例1では、スタンドアローンの画像形成装置の各消耗品の寿命を予測する方法について説明した。実施例2では、ネットワークに複数の画像形成装置が繋がり、各画像形成装置が使用する各消耗品の寿命を一元管理して予測する予測システムについて説明する。図10は、画像形成装置102の各消耗品の寿命を予測する予測システム10の一構成例を示す図である。
この予測システム10は、複数の画像形成装置102と、画像形成装置102のそれぞれから使用率データ323を収集するサーバ103と、分析装置105と、を備える。分析装置105は、サーバ103が収集した使用率データ323から各画像形成装置102に搭載されている部品の寿命を予測し、寿命予測情報を出力する。
画像形成装置102は、例えばMFPなどによって構成される装置であり、スキャン機能、プリント機能、コピー機能などの複数の機能を備えており、ユーザによる機能選択操作を受け付けると共に、ユーザによるジョブの実行指示に基づいてジョブを実行する。画像処理装置102において行われるジョブには、例えば、スキャンジョブ、印刷ジョブ、コピージョブなどがある。また、画像形成装置102が、FAX機能を搭載している場合には、FAXデータを送受信するジョブを実行することも可能である。
画像形成装置102は、例えばインターネットなどを含むネットワーク104を介してサーバ103と接続されており、サーバ103と通信を行うことが可能である。そして画像形成装置102は、各消耗品の使用率データ323を一定時間間隔でサーバ103へ送信する。
サーバ103は、複数の画像形成装置102のそれぞれから送信される使用率データ323を受信し、保存する。また、その使用率データ323を分析装置105へ提供する。
分析装置105は、各画像形成装置102の使用率データ323を分析することにより、各画像形成装置102に実装されている各消耗品の使用率を事前に予測する。そして、寿命到達までの残日数情報を生成し、画像形成装置102の設置場所の近傍に位置する保守点検員106に対して通知する。そして保守点検員106はこの通知を元にメンテナンス作業に訪問するか判断することが可能になる。
図11は、画像形成装置102のハードウェア構成を示す図である。画像形成装置102は、実施例1と同様に、制御部30と、操作パネル31と、記憶装置32と、リーダ部240と、プリンタ部200を備える。更に、画像形成装置102は、ネットワークインタフェース33も備え、これら各部がデータバス34を介して相互にデータの入出力を行うことができる。
制御部30は、CPU301とメモリ302とを備えており、画像形成装置102における動作を統括的に制御するものである。CPU301は、プログラム321を実行可能なハードウェアプロセッサであり、画像形成装置102に電源が投入されると、記憶装置32に記憶されているプログラム321を読み出して実行する。これにより、後述する各種の処理部として機能し、各部の動作を制御する。特に、本実施例では、CPU301がプログラム321を実行することにより、制御部30は、一定時間ごとに、サーバ103に対して各消耗品の使用率データ323を送信するか否かを判断する。そして、使用率データ323を送信すると判断した場合には、ログデータ322を用いて使用率データ323の生成を行い、サーバ103に対して使用率データ323を送信する処理を行う。
メモリ302、操作パネル31、記憶装置32、リーダ部240、プリンタ部200は、実施例1と同様の動作のため説明は省略する。ネットワークインタフェース33は、画像形成装置102をネットワーク104に接続するためのものである。画像形成装置102は、このネットワークインタフェース33を介してサーバ103と通信を行う。
図12は、サーバ103、分析装置105の制御部のハードウェア構成例を示す図である。尚、本実施例ではサーバ103の動作例を元に説明を行うが、分析装置105においてもその構成と役割は同じである。
図12に示すように、サーバ103は、システムバス401に接続されたCPU402、メモリ403、外部記憶装置405、ネットワークI/F406を含む。
CPU402は、サーバ103全体の動作を制御する中央演算装置である。メモリ403は、不揮発性及び揮発性メモリであり、CPU402の起動用プログラムやそのプログラムで用いられるデータが格納されている。外部記憶装置405は、メモリ403と比較して大容量な記憶装置(例えばハードディスクドライブ:HDD)である。外部記憶装置405には、サーバ103が実行する制御用プログラムが格納されている。なお、外部記憶装置405は、ソリッドステートドライブ(SSD)などでもよく、ハードディスクドライブと同等の機能を有する他の記憶装置に置き換えてもよい。
CPU402は、電源ON等の起動時、メモリ403に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、外部記憶装置405に格納されている制御用プログラムを読み出し、メモリ403上に展開するためのものである。CPU402は、起動用プログラムを実行すると、続けてメモリ403上に展開した制御用プログラムを実行し、制御を行う。また、CPU402は、制御用プログラム実行時に用いるデータもメモリ403上に格納して読み書きを行う。外部記憶装置405上にはさらに、制御用プログラム実行時に必要な各種設定を格納することができ、CPU402によって読み書きされる。CPU402はネットワークI/F406を介してネットワーク104上の他の機器との通信を行う。例えば、ネットワークI/F406を介して、画像形成装置102から送信されてきたデータや操作パネル31の表示画面情報の共有を行う事が可能である。
図13は、画像形成装置102の制御部30の機能構成を示すブロック図である。制御部30においてCPU301がプログラム321を実行することにより、制御部30は、データ管理部50及びジョブ制御部51として機能する。データ管理部50は、画像形成装置102の内部に実装されている各種消耗品の使用率データ323を管理する処理部である。ジョブ制御部51は、画像形成装置102におけるジョブの実行を制御するものである。ジョブ制御部51は、リーダ部240、プリンタ部200の動作を制御することにより、ユーザや保守点検員106によって指定されたジョブの実行を制御する。ジョブ制御部51は、ログ記録部511を備えている。ログ記録部511は、ユーザや保守点検員106によって指定されたジョブが実行されることに伴い、ログデータ322に、ジョブの実行履歴を記録する処理部である。
データ管理部50は、実施例1で述べたように予め定められた送信タイミングになる度に動作し、サーバ103に対して機体番号等を表す機体IDと使用率データ323を送信する処理を行う。このフローチャートを図14(a)に示す。同図において、データ管理部50は、データ送信判定部1311にて予め定められた送信タイミングになったか判定する(1401)。予め定められた送信タイミングでなければ(1401がN)送信タイミングになるのを待機し、予め定められた送信タイミングになれば(1401がY)、データ取得部1312が機体IDと最新の使用率データ323を取得する(1402)。そして、データ送信部1313が、図14(b)に示すような機体IDと使用率データ323をサーバ103へ送信して(1403)、送信処理を終了する(1404)。
次に、複数の画像形成装置102から各機体IDと使用率データ323を受信したサーバ103及び分析装置105の動作について説明する。図15は、予測システム10の動作フローの概略を示す図である。
同図において、画像形成装置102は、データ送信判定部1311でデータを送信するタイミングだと判断すると(プロセスP701)、機体IDと最新の寿命データ322を取得する(プロセスP702)。そして、画像形成装置102は、図14(b)に示すような機体IDと使用率データ323をサーバ103に送信する(プロセスP703)。そして、次の送信タイミングだと判断すれば、この一連の作業を繰り返す。以後の画像形成装置102でのプロセスは同じため、説明を割愛する。
サーバ103は、画像形成装置102から機体IDと使用率データ323を受信すると、その使用率データ323をその機体IDの過去の使用率データに追加、更新を行う(プロセスP704)。
サーバ103は、このような使用率データ323を複数の画像形成装置102のそれぞれから取得し、保存管理する(プロセスP705)。例えば、ABC00001、ABC00002×aBC00003の3機体の画像形成装置からの使用率データを更新すると、図16のようになる。
分析装置105においては、まず画像形成装置102の寿命予測を算出するタイミングであるかを判定する予測処理判定を行う(プロセスP706)。これは例えば、分析装置105の電源投入時や毎朝決まった時間などを設定する。
そして、予測処理を行うタイミングであると判断されると、サーバ103にネットワーク104を介してアクセスし、機体IDと使用率データの取得を行う(プロセスP707)。
次に、分析装置105は、複数の画像形成装置102の各消耗品の使用率データから使用率の予測処理の実行を行う(プロセスP708)。尚、使用率の予測処理に関しては、前述した実施例1の図5~図9を用いた動作と同じであり、これを複数の画像形成装置に対してそれぞれ実施するだけなので、詳細な説明は割愛する。
そして、各消耗品の寿命到達までの残日数の予測結果を、ユーザや保守点検員106に通知するための通知処理(プロセスP709及び図17)を行う。そして、サーバ103及び解析装置105においても、上述した一連の処理を繰り返す。
上述したように、予測方法に関しては実施例1同様にユーザの過去の期間の使い方を加味して予測するため、ネットワークを介した使用率の予測システムにおいても予測実績誤差を小さくすることが可能になる。また、ネットワーク上に繋がる複数の画像形成装置の各消耗品の使用率予測を分析装置で一元管理できるので、保守点検員106が複数の画像形成装置102の各消耗品の寿命残日数を俯瞰して容易に確認することが可能になる。
102 画像形成装置
103 サーバ
105 分析装置
301 CPU
33 ネットワークI/F
402 CPU
405 外部記憶装置
406 ネットワークI/F

Claims (10)

  1. 画像形成に必要な消耗品の寿命到達までの残期間を通知する情報処理装置であって、
    直近の期間Aでの前記消耗品の使用状況を算出する第1算出手段と、
    前記直近の期間Aより過去の時を含み、且つ、ある基準時Tより過去の時T1から前記ある基準時Tまでの期間Bでの前記消耗品の使用状況を算出する第2算出手段と、
    前記過去の時T1より過去の時T2から前記ある基準時Tまでの期間Cでの前記消耗品の使用状況を算出する第3算出手段と、
    前記第1算出手段によって算出された前記使用状況、前記第2算出手段によって算出された前記使用状況、及び、前記第3算出手段によって算出された前記使用状況、に基づいて、前記消耗品の寿命到達までの残期間を算出する残期間の算出手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記過去の時T2より過去の時T3から前記ある基準時Tまでの期間Dでの前記消耗品の使用状況を算出する第4算出手段と、をさらに備え、
    前記残期間の算出手段は、前記第1算出手段によって算出された前記使用状況、前記第2算出手段によって算出された前記使用状況、前記第3算出手段によって算出された前記使用状況、及び、前記第4算出手段によって算出された前記使用状況に基づいて、前記消耗品の寿命到達までの残期間を算出する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ある基準時Tは、前記期間Aより過去の時である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記残期間の算出手段は、前記第1算出手段によって算出された前記使用状況と前記第2算出手段によって算出された前記使用状況とを比較した結果、及び、前記第1算出手段によって算出された前記使用状況と前記第3算出手段によって算出された前記使用状況とを比較した結果に基づいて、前記消耗品の寿命到達までの残期間を算出する、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記複数の比較の結果の中の絶対値が最も小さい比較の結果に関わる前記第2算出手段又は前記第3算出手段によって算出された前記使用状況に基づいて、前記消耗品の寿命到達までの残期間を算出する、ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記残期間の算出手段は、前記第2算出手段によって算出された前記使用状況、及び、前記第3算出手段によって算出された前記使用状況の中から、前記第1算出手段によって算出された前記使用状況に近似する使用状況を選択し、選択した使用状況に基づいて、前記消耗品の寿命到達までの残期間を算出する、ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記消耗品の寿命を設定する設定手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記消耗品を使って画像形成を行う画像形成手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記消耗品の寿命に関する情報をネットワークを介して受信する受信手段をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 画像形成に必要な消耗品の寿命到達までの残期間を通知する通知方法であって、
    直近の期間Aでの前記消耗品の使用状況を算出する第1算出ステップと、
    前記直近の期間Aより過去の時を含み、且つ、ある基準時Tより過去の時T1から前記ある基準時Tまでの期間Bでの前記消耗品の使用状況を算出する第2算出ステップと、
    前記過去の時T1より過去の時T2から前記ある基準時Tまでの期間Cでの前記消耗品の使用状況を算出する第3算出ステップと、
    前記第1算出手段によって算出された前記使用状況、前記第2算出手段によって算出された前記使用状況、及び、前記第3算出手段によって算出された前記使用状況、に基づいて、前記消耗品の寿命到達までの残期間を算出する残期間の算出ステップと、を有する通知方法。
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