JP2022164190A - 振動デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】高精度な発振周波数を出力する振動デバイスを提供する。【解決手段】振動デバイス1は、表裏関係にある第1面11a及び第2面11bを有するベース11と、ベース11に対して第1面11a側に位置し、振動基板31及び振動基板31のベース11側の面に配置されている電極34を備える振動素子30と、第1面11aに配置され、電極34に接合されている接合部17を有する導電層16と、ベース11と導電層16との間に介在し、ベース11の平面視で、少なくとも一部が接合部17と重なる応力緩和層24と、を有し、応力緩和層24は、導電層16から露出している露出部25を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、振動デバイスに関する。
特許文献1には、水晶振動素子が金属バンプを介してパッケージに固定された振動デバイスとしての水晶振動子が開示されている。
特開2016-127469号公報
しかしながら、特許文献1に記載の振動デバイスは、金属バンプの弾性率(ヤング率)が高く硬いため、例えば、水晶振動素子とパッケージとの線膨張係数差に起因して生じる熱応力によって塑性変形し易い。金属バンプが塑性変形してしまうと、水晶振動素子に不要振動や周波数ヒステリシスが生じ、振動特性が劣化するという課題があった。
振動デバイスは、表裏関係にある第1面及び第2面を有するベースと、前記ベースに対して前記第1面側に位置し、振動基板及び前記振動基板の前記ベース側の面に配置されている電極を備える振動素子と、前記第1面に配置され、前記電極に接合されている接合部を有する導電層と、前記ベースと前記導電層との間に介在し、前記ベースの平面視で、少なくとも一部が前記接合部と重なる応力緩和層と、を有し、前記応力緩和層は、前記導電層から露出している露出部を有する。
第1実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。 図1中のA-A線断面図。 振動デバイスの概略構造を示す平面図。 第2実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。 第3実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。 第4実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。 図6中のB-B線断面図。 第5実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。 図8中のC-C線断面図。 第5実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。
1.第1実施形態
先ず、第1実施形態に係る振動デバイス1について、図1、図2、及び図3を参照して説明する。
尚、図1において、振動デバイス1の内部構成を説明する便宜上、リッド12を取り外した状態を図示している。また、図3において、振動デバイス1の内部構成を説明する便宜上、リッド12と振動素子30とを取り外した状態を図示している。また、説明の便宜上、以降の各図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。また、X軸に沿った方向を「X方向」、Y軸に沿った方向を「Y方向」、Z軸に沿った方向を「Z方向」と言う。また、各軸の矢印側を「プラス側」、矢印と反対側を「マイナス側」とも言う。また、Z方向プラス側を「上」、Z方向マイナス側を「下」とも言う。また、本実施形態では、X方向が第1方向であり、Y方向が第2方向である。
振動デバイス1は、図1及び図2に示すように、ベース11とリッド12とで構成されるパッケージ10と、パッケージ10の内部空間29に収納されている振動素子30と、を有する。
パッケージ10は、ベース11と、ベース11に接合されているリッド12と、を有し、ベース11とリッド12との間に形成されている内部空間29に振動素子30を収納している。
ベース11は、単結晶シリコンを含む半導体基板であり、特に、本実施形態ではシリコン基板である。尚、ベース11としては、特に限定されず、シリコン以外の半導体基板、例えば、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、リン化ガリウム、窒化ガリウム、炭化珪素等の半導体基板を用いてもよいし、セラミック基板のような半導体基板以外の基板を用いてもよい。
ベース11は、板状であり、振動素子30が配置されている第1面11aと、第1面11aと表裏関係にある第2面11bと、を有する。また、ベース11のリッド12との接合領域を除く表面には、絶縁膜15が形成されている。
ベース11の第1面11aには、振動素子30の振動基板31のベース11側の面に配置されている電極34に金属バンプ等の導電性部材28を介して接合されている接合部17を有する導電層16と、ベース11と導電層16との間に介在し、図2及び図3に示すように、ベース11の平面視、所謂、Z方向から見た平面視で、少なくとも一部が接合部17と重なる応力緩和層24と、が配置されている。尚、第1面11a上に配置されているとは、第1面11a上に接合されていることを言う。従って、第1面11a上に、応力緩和層24、導電層16、導電性部材28、電極34がこの順で積層して接合されていることとなる。
導電層16は、導電性部材28と接合している領域である接合部17と、ベース11の第1面11aに配置された配線部18と、接合部17と配線部18とを接続する接続部19と、を有する。
応力緩和層24は、樹脂材料を含んで形成されており、樹脂材料の例としては、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂等で耐熱性を有する材料である。ベース11と導電層16との間に導電層16や導電性部材28よりも弾性率が小さく柔らかい応力緩和層24を介在させることで、高い応力緩和効果が得られ、振動素子30とパッケージ10との線膨張係数差に起因して生じる導電層16や導電性部材28の塑性変形に伴う振動素子30の不要振動や周波数ヒステリシスの発生や振動特性の劣化を抑制することができる。
また、応力緩和層24は、Z方向から見た平面視で、第1方向としてのX方向のマイナス側に導電層16から露出している露出部25を有する。そのため、導電層16が応力緩和層24の全体を覆って形成された場合に比べ、導電性部材28を介して振動素子30の電極34と導電層16とを接合する際に加わる熱が冷めた時に生じる応力緩和層24の変形に伴う導電層16の亀裂や断線を抑制することができる。
尚、本実施形態では、導電性部材28を介して導電層16と電極34とを接合しているが、導電層16と電極34とを直接接合しても構わない。その場合、導電層16の接合部17とは、電極34と接合している領域を言う。
ベース11の第2面11bには、振動素子30の励振電極32と電極34や導電層16等を介して電気的に接続されている外部端子14が形成されている。
また、ベース11には、ベース11を厚さ方向に貫通する一対の貫通孔20が形成されている。貫通孔20内には導電性材料が充填され、貫通電極21が形成されている。また、図2及び図3に示すように、ベース11の第1面11aには、振動素子30と電気的に接続された導電層16が配置されている。導電層16は、貫通電極21及びベース11の第2面11bに形成された配線22を介して外部端子14と電気的に接続されている。そのため、外部端子14から電圧を印加することで、励振電極32を介して振動素子30を振動させることができ、外部端子14から振動信号を外部へ出力することができる。
内部空間29に収納される振動素子30は、ベース11の第1面11a側に位置し、振動基板31と、振動基板31を振動させる励振電極32と、振動信号を外部に出力し、振動基板31のベース11側の面に配置されている電極34と、励振電極32と電極34とを電気的に接続するリード電極33と、を備えている。
振動素子30は、導電性部材28を介してパッケージ10の第1面11aの上に配置されている。また、振動基板31としては、ATカット水晶基板、SCカット水晶基板、BTカット水晶基板等が用いられる。
リッド12は、ベース11と同様、シリコン基板である。これにより、ベース11とリッド12との線膨張係数が等しくなり、熱膨張に起因する熱応力の発生が抑えられ、優れた振動特性を有する振動デバイス1となる。また、振動デバイス1を半導体プロセスによって形成することができるため、振動デバイス1を精度よく製造することができるとともに、その小型化を図ることができる。ただし、リッド12としては、特に限定されず、シリコン以外の半導体基板、例えば、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、リン化ガリウム、窒化ガリウム、炭化珪素等の半導体基板を用いてもよい。また、例えば、コバール等の金属基板、ガラス基板等の半導体基板以外の基板を用いることもできる。
リッド12は、ベース11側に開口し、内部に振動素子30を収納する有底の凹部27を有する。そして、リッド12は、その下面において接合部材13を介してベース11に接合されている。これにより、リッド12は、ベース11とともに振動素子30を収納する内部空間29を形成する。尚、ベース11とリッド12との接合方法としては、接合部材13を介さず、ベース11やリッド12に含む金属同士の拡散を利用した拡散接合等の接合方法でも構わない。
また、内部空間29は、気密であり、減圧状態、好ましくはより真空に近い状態となっている。これにより、粘性抵抗が減り、振動素子30の発振特性が向上する。ただし、内部空間29の雰囲気は、特に限定されず、例えば、窒素又はアルゴン等の不活性ガスを封入した雰囲気であってもよく、減圧状態でなく大気圧状態又は加圧状態となっていてもよい。
以上述べたように本実施形態の振動デバイス1は、ベース11と導電層16との間に導電層16や導電性部材28よりも弾性率が小さく柔らかい応力緩和層24を配置しているため、高い応力緩和効果が得られ、振動素子30とパッケージ10との線膨張係数差に起因して生じる導電層16や導電性部材28の塑性変形に伴う振動素子30の不要振動や周波数ヒステリシスの発生や振動特性の劣化を抑制することができる。
また、応力緩和層24が導電層16から露出している露出部25を有しているため、導電層16が応力緩和層24の全体を覆って形成された場合に比べ、導電性部材28を介して振動素子30の電極34と導電層16とを接合する際に加わる熱が冷めた時に生じる応力緩和層24の変形に伴う導電層16と応力緩和層24との密着度の低下による剥離や亀裂による断線を抑制することができる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る振動デバイス1aについて、図4を参照して説明する。尚、図4において、振動デバイス1aの内部構成を説明する便宜上、リッド12と振動素子30とを取り外した状態を図示している。
本実施形態の振動デバイス1aは、第1実施形態の振動デバイス1に比べ、導電層16aの接合部17から第1方向としてのX方向のプラス側及びマイナス側にそれぞれ延伸する第1接続部191及び第2接続部192を有し、応力緩和層24aの露出部25aが接合部17のY方向両側に位置されていること以外は、第1実施形態の振動デバイス1と同様である。なお、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は同じ符号を付してその説明を省略する。
振動デバイス1aは、図4に示すように、導電層16aの接合部17からX方向のプラス側に延伸し第1配線部181と接続する第1接続部191と、導電層16aの接合部17からX方向のマイナス側に延伸し第2配線部182と接続する第2接続部192と、を有する。また、応力緩和層24aの露出部25aは、接合部17のY方向両側に位置している。
このような構成とすることで、導電層16と応力緩和層24との密着度を向上させることができ、第1実施形態の振動デバイス1と同様の効果を得ることができる。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係る振動デバイス1bについて、図5を参照して説明する。尚、図5において、振動デバイス1bの内部構成を説明する便宜上、リッド12と振動素子30とを取り外した状態を図示している。
本実施形態の振動デバイス1bは、第1実施形態の振動デバイス1に比べ、導電層16bの接合部17から第1方向としてのX方向のプラス側及びマイナス側にそれぞれ延伸する第1接続部191及び第2接続部192と、導電層16bの接合部17から第1方向と交わる第2方向としてのY方向のプラス側及びマイナス側にそれぞれ延伸する第3接続部193及び第4接続部194と、を有し、応力緩和層24bの露出部25bが応力緩和層24bの上面の四隅に位置されていること以外は、第1実施形態の振動デバイス1と同様である。なお、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は同じ符号を付してその説明を省略する。
振動デバイス1bは、図5に示すように、導電層16bの接合部17からX方向のプラス側に延伸し第1配線部181と接続する第1接続部191と、導電層16bの接合部17からX方向のマイナス側に延伸し第2配線部182と接続する第2接続部192と、導電層16bの接合部17からY方向のプラス側に延伸し第3配線部183と接続する第3接続部193と、導電層16bの接合部17からY方向のマイナス側に延伸し第4配線部184と接続する第4接続部194と、を有する。また、応力緩和層24bの露出部25bは、応力緩和層24bの上面の四隅に位置している。
このような構成とすることで、導電層16bと応力緩和層24bとの密着度を更に向上させることができ、第1実施形態の振動デバイス1と同様の効果を得ることができる。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係る振動デバイス1cについて、図6及び図7を参照して説明する。尚、図6において、振動デバイス1cの内部構成を説明する便宜上、リッド12と振動素子30とを取り外した状態を図示している。
本実施形態の振動デバイス1cは、第1実施形態の振動デバイス1に比べ、第1応力緩和層241と第2応力緩和層242とが一体化し、第1応力緩和層241と第2応力緩和層242との露出部25cが第1導電層161と第2導電層162との間に配置されていること以外は、第1実施形態の振動デバイス1と同様である。なお、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は同じ符号を付してその説明を省略する。
振動デバイス1cは、図6及び図7に示すように、導電性部材28を介して第1電極341に接合される第1導電層161と、導電性部材28を介して第2電極342に接合される第2導電層162と、ベース11と第1導電層161との間に介在する第1応力緩和層241と、ベース11と第2導電層162との間に介在する第2応力緩和層242と、を有し、第1応力緩和層241と第2応力緩和層242とが一体化している。また、第1応力緩和層241と第2応力緩和層242との露出部25cは、第1導電層161と第2導電層162との間に位置している。
このような構成とすることで、応力緩和層241,242の製造がし易く、より小型化を図ることができ、第1実施形態の振動デバイス1と同様の効果を得ることができる。
5.第5実施形態
次に、第5実施形態に係る振動デバイス1dの一例として、振動素子30を発振させる発振回路67を有する発振器を挙げ、図8、図9、及び図10を参照して説明する。尚、図8において、振動デバイス1dの内部構成を説明する便宜上、リッド52を取り外した状態を図示している。また、図10において、振動デバイス1dの内部構成を説明する便宜上、リッド52と振動素子30とを取り外した状態を図示している。
本実施形態の振動デバイス1dは、第1実施形態の振動デバイス1に比べ、ベース51の第2面51bに発振回路67を含む集積回路66が形成されていること以外は、第1実施形態の振動デバイス1と同様である。なお、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項は同じ符号を付してその説明を省略する。
振動デバイス1dは、図8及び図9に示すように、ベース51と、ベース51に接合部材53を介して接合されているリッド52と、で構成されるパッケージ50と、パッケージ50の内部空間60に収納されている振動素子30と、を有する。
ベース51及びリッド52は、単結晶シリコンを含む半導体基板であり、特に、本実施形態ではシリコン基板である。尚、ベース51及びリッド52としては、特に限定されず、シリコン以外の半導体基板、例えば、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、リン化ガリウム、窒化ガリウム、炭化珪素等の半導体基板を用いてもよい。
ベース51は、板状であり、振動素子30が配置されている第1面51aと、第1面51aと表裏関係にある第2面51bと、を有する。また、ベース51のリッド52との接合領域を除く表面には、絶縁膜55が形成されている。
ベース51の第1面51aには、応力緩和層24と導電層16とが積層して配置され、導電性部材28を介して振動素子30が接合されている。
ベース51の第2面51bには、振動素子30と電気的に接続された発振回路67を含む集積回路66が配置されている。ベース51に集積回路66を形成することにより、ベース51を有効活用することができる。特に、第2面51bに集積回路66を形成することにより、第1面51aに集積回路66を形成する場合と比べて、リッド52との接合領域がない分、集積回路66の形成スペースを広く確保することができる。ただし、集積回路66は、ベース51の第2面51bではなく、第1面51aに形成してもよい。
集積回路66には、振動素子30と電気的に接続され、振動素子30を発振させてクロック信号等の発振信号を生成する発振回路67が含まれている。集積回路66には、発振回路67の他にも回路が含まれていてもよい。当該回路としては、例えば、発振回路67からの出力信号を処理する処理回路が挙げられ、このような処理回路としては、例えば、PLL回路が挙げられる。
第2面51bには、配線層62、絶縁層63、パッシベーション膜64、及び端子層65が積層してなる積層体61が形成されている。そして、配線層62に含まれる配線56を介して第2面51bに形成された図示しない複数の能動素子が電気的に接続されて集積回路66が構成される。また、端子層65は、発振回路67と電気的に接続された複数の実装端子54を有する。なお、図示の構成では、積層体61に1つの配線層62が含まれているが、これに限定されず、複数の配線層62が絶縁層63を介して積層されていてもよい。つまり、配線層62と絶縁層63とが交互に複数回積層されていてもよい。これにより、例えば、回路内の配線56の引き回し、複数の実装端子54の設置自由度を高めることができる。
また、ベース51には、ベース51を厚さ方向に貫通する一対の貫通孔57が形成されている。貫通孔57内には導電性材料が充填され、貫通電極58が形成されている。また、図9及び図10に示すように、第1面51a側の貫通電極58の上には、振動素子30と電気的に接続された導電層16が配置されている。そのため、導電層16は、貫通電極58を介して発振回路67と電気的に接続することができ、振動素子30を発振させることができる。
リッド52は、ベース51側に開口し、内部に振動素子30を収納する有底の凹部59を有する。そして、リッド52は、その下面において接合部材53を介してベース51に接合されている。これにより、リッド52は、ベース51とともに振動素子30を収納する内部空間60を形成する。
また、内部空間60は、気密であり、減圧状態、好ましくはより真空に近い状態となっている。これにより、粘性抵抗が減り、振動素子30の発振特性が向上する。ただし、内部空間60の雰囲気は、特に限定されず、例えば、窒素又はアルゴン等の不活性ガスを封入した雰囲気であってもよく、減圧状態でなく大気圧状態又は加圧状態となっていてもよい。
このような構成とすることで、発振回路67を有する振動デバイス1dの小型化を図ることができ、第1実施形態の振動デバイス1と同様の効果を得ることができる。
1,1a,1b,1c,1d…振動デバイス、10…パッケージ、11…ベース、11a…第1面、11b…第2面、12…リッド、13…接合部材、14…外部端子、15…絶縁膜、16…導電層、17…接合部、18…配線部、19…接続部、20…貫通孔、21…貫通電極、22…配線、24…応力緩和層、25…露出部、27…凹部、28…導電性部材、29…内部空間、30…振動素子、31…振動基板、32…励振電極、33…リード電極、34…電極、66…集積回路、67…発振回路。

Claims (6)

  1. 表裏関係にある第1面及び第2面を有するベースと、
    前記ベースに対して前記第1面側に位置し、振動基板及び前記振動基板の前記ベース側の面に配置されている電極を備える振動素子と、
    前記第1面に配置され、前記電極に接合されている接合部を有する導電層と、
    前記ベースと前記導電層との間に介在し、前記ベースの平面視で、少なくとも一部が前記接合部と重なる応力緩和層と、を有し、
    前記応力緩和層は、前記導電層から露出している露出部を有する、
    振動デバイス。
  2. 前記応力緩和層は、樹脂材料を含んで形成されている、
    請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 前記導電層は、前記接合部と、前記第1面に配置された配線部と、前記接合部と前記配線部とを接続する接続部と、を有し、
    前記接続部は、第1方向のプラス側に延伸する第1接続部と、前記第1方向のマイナス側に延伸する第2接続部と、を有する、
    請求項1又は請求項2に記載の振動デバイス。
  4. 前記接続部は、前記第1方向と交わる第2方向のプラス側に延伸する第3接続部と、前記第2方向のマイナス側に延伸する第4接続部と、を更に有する、
    請求項3に記載の振動デバイス。
  5. 前記電極は、第1電極と、第2電極と、を有し、
    前記導電層は、前記第1電極に接合される第1導電層と、前記第2電極に接合される第2導電層と、を有し、
    前記応力緩和層は、前記ベースと前記第1導電層との間に介在する第1応力緩和層と、前記ベースと前記第2導電層との間に介在する第2応力緩和層と、を有し、
    前記第1応力緩和層及び前記第2応力緩和層は、一体化されている、
    請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の振動デバイス。
  6. 前記第2面に配置され、前記振動素子と電気的に接続されている発振回路を有する、
    請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の振動デバイス。
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