JP2023110338A - 振動デバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の高い振動デバイスを提供する。【解決手段】振動デバイス1は、ベース21と、振動素子7と、振動素子7を支持している支持基板4と、互いに間隔を有して支持基板4に配置されており、支持基板4とベース21とを接合している少なくとも3つの接合部材31と、を備え、支持基板4は、薄肉部48を有し、薄肉部48は、隣り合う接合部材31の間隔が、隣り合う他の接合部材31の間隔よりも小さい、2つの接合部材31の間に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、振動デバイスに関する。
特許文献1に記載されている振動デバイスは、振動素子をベースに固定する支持基板を備え、支持基板は、複数の接合部材を介してベースに固定される縁部と、振動素子を搭載する素子搭載部と、縁部と素子搭載部とを連結する梁部と、を有し、素子搭載部の上方に振動素子が配置されている。
特開2021-71370号公報
しかしながら、特許文献1に記載された振動デバイスは、支持基板とベースとの熱膨張係数の違いにより、温度変化に応じて支持基板と接合部材との間や接合部材とベースとの間に大きな熱応力が生じ、支持基板又はベースから接合部材が剥離してしまう、という課題があった。
振動デバイスは、ベースと、振動素子と、前記振動素子を支持している支持基板と、互いに間隔を有して前記支持基板に配置されており、前記支持基板と前記ベースとを接合している少なくとも3つの接合部材と、を備え、前記支持基板は、薄肉部を有し、前記薄肉部は、隣り合う前記接合部材の間隔が、隣り合う他の前記接合部材の間隔よりも小さい、2つの前記接合部材の間に配置されている。
第1実施形態に係る振動デバイスの概略構造を示す平面図。 図1中のA-A線における断面図。 第1実施形態に係る振動デバイスが備える支持基板の概略構造を示す平面図。 図3中のB-B線における断面図。 第2実施形態に係る振動デバイスが備える支持基板の概略構造を示す平面図。 第3実施形態に係る振動デバイスが備える支持基板の概略構造を示す平面図。 第4実施形態に係る振動デバイスが備える支持基板の概略構造を示す平面図。
1.第1実施形態
先ず、第1実施形態に係る振動デバイス1について、図1~図4を参照して説明する。
尚、振動デバイス1は、Z軸まわりの角速度を検出するジャイロセンサーを一例として挙げ説明する。また、説明の便宜上、図1では、リッド30を取り外した状態を図示している。また、図1及び図2では、ベース21に設けられた端子間を電気的に接続する配線の図示と支持基板4及び振動素子7に設けられた端子及び配線の図示を省略している。また、図3及び図4では、支持基板4に設けられた端子及び配線の図示を省略している。
また、以降の平面図及び断面図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。また、X軸に沿う方向を「X方向」、Y軸に沿う方向を「Y方向」、Z軸に沿う方向を「Z方向」と言い、各軸の矢印側を「プラス側」、矢印と反対側を「マイナス側」と言う。また、Z軸のプラス側を「上」、マイナス側を「下」とも言う。また、支持基板4の厚さ方向即ちZ方向からの平面視を、単に「平面視」とも言う。
本実施形態に係る振動デバイス1は、図1及び図2に示すように、パッケージ2を構成するベース21と、パッケージ2に収納されている回路素子3、振動素子7を支持している支持基板4、振動素子7、及び互いに間隔を有して支持基板4に配置されており、支持基板4とベース21とを接合している少なくとも3つの接合部材31と、を備えている。尚、本実施形態では、6つの接合部材31を有する振動デバイス1を一例として挙げ説明する。
パッケージ2は、上面に開口する凹部22を備えるベース21と、凹部22の開口を塞ぐようにして、ベース21の上面に接合部材29を介して接合されているリッド30と、を有する。パッケージ2の内側には、凹部22によって内部空間Sが形成され、内部空間Sに回路素子3、支持基板4、及び振動素子7が収容されている。例えば、ベース21は、アルミナ等のセラミックスで構成することができ、リッド30は、コバール等の金属材料で構成することができる。ただし、ベース21及びリッド30の構成材料としては、それぞれ、特に限定されない。
内部空間Sは、気密であり、減圧状態、好ましくは、より真空に近い状態となっている。これにより、粘性抵抗が減って振動素子7の振動特性が向上する。ただし、内部空間Sの雰囲気は、特に限定されず、例えば、大気圧状態、加圧状態となっていてもよい。
また、凹部22は、Z方向に並んで配置されている複数の凹部23,24,25で構成され、ベース21の上面に開口している第1凹部23と、第1凹部23の底面に開口し、第1凹部23よりも開口幅が小さい第2凹部24と、第2凹部24の底面に開口し、第2凹部24よりも開口幅が小さい第3凹部25と、を有する。そして、第1凹部23の底面に、振動素子7を支持した状態で支持基板4が固定され、第3凹部25の底面に回路素子3が固定されている。
また、内部空間Sにおいて、振動素子7、支持基板4、及び回路素子3は、平面視で互いに重なって配置されている。言い換えると、振動素子7、支持基板4、及び回路素子3は、Z方向に並んで配置されている。これにより、パッケージ2のX方向及びY方向への平面的な広がりを抑制でき、振動デバイス1の小型化を図ることができる。また、支持基板4は、振動素子7と回路素子3との間に位置し、振動素子7を下側即ちZ軸マイナス側から支えるように支持している。
また、図1及び図2に示すように、第1凹部23の底面には複数の内部端子26が配置され、第2凹部24の底面には複数の内部端子27が配置され、ベース21の下面には複数の外部端子28が配置されている。これら内部端子26,27及び外部端子28は、回路設計に合わせて、ベース21内に形成されている図示しない配線を介して電気的に接続されている。また、内部端子26は、導電性の接合部材31,33及び支持基板4を介して振動素子7と電気的に接続され、内部端子27は、ボンディングワイヤー32を介して回路素子3と電気的に接続されている。
回路素子3は、第3凹部25の底面に固定されている。回路素子3には、振動素子7を駆動し、振動素子7に加わった角速度ωzを検出する駆動回路及び検出回路が含まれている。ただし、回路素子3としては、特に限定されず、例えば、温度補償回路等、他の回路が含まれていてもよい。
また、図2に示すように、支持基板4は、ベース21と振動素子7との間に介在している。支持基板4は、主に、ベース21の変形により生じる応力を吸収、緩和し、当該応力を振動素子7に伝わり難くする機能を有する。
支持基板4は、ジンバル構造となっている。図3及び図4に示すように、支持基板4は、Z方向からの平面視で、振動素子7を支持する素子支持部43と、素子支持部43の外側に位置し、ベース21に固定されているベース固定部41と、X方向に並ぶ2つのベース固定部41をそのY方向の両端で連結する2つの連結部42と、素子支持部43とベース固定部41との間に位置し、素子支持部43を囲む枠状をなし、連結部42を介してベース固定部41と素子支持部43とを接続する梁部44と、を有する。梁部44は、素子支持部43からX方向の両側に延伸し、素子支持部43と枠部46とを接続する一対の内側梁部47と、素子支持部43を囲む枠状の枠部46と、枠部46からY方向の両側に延伸し、枠部46と2つのベース固定部41を連結する連結部42とを接続する一対の外側梁部45と、を有する。
また、一対の内側梁部47は、素子支持部43のX方向両側に位置し、素子支持部43を両持ち支持するように素子支持部43と枠部46とを接続している。
また、一対の外側梁部45は、枠部46のY方向両側に位置し、枠部46を両持ち支持するように枠部46と連結部42とを接続している。
このように、内側梁部47の延伸方向と外側梁部45の延伸方向とを直交させることにより、支持基板4によって、より効果的にベース21から伝わる応力を吸収、緩和することができる。
このような支持基板4は、素子支持部43の上面に6つの金属バンプ等の導電性の接合部材33を介して振動素子7の基部70が固定され、ベース固定部41が6つの接合部材31を介して第1凹部23の底面に固定されている。つまり、支持基板4とベース21とは、導電性接合部材である接合部材31を介して電気的に接合されている。より具体的には、X方向マイナス側に位置するベース固定部41が3つの接合部材31を介して第1凹部23の底面に固定され、X方向プラス側に位置するベース固定部41が3つの接合部材31を介して第1凹部23の底面に固定されている。このように、振動素子7とベース21との間に支持基板4を介在させることにより、支持基板4によってベース21から伝わる応力を吸収、緩和することができ、当該応力が振動素子7に伝わり難くなる。そのため、振動素子7の振動特性の低下や変動を効果的に抑制することができる。
また、支持基板4は、図3に示すように、薄肉部48を有し、薄肉部48は、隣り合う接合部材31の間隔が、隣り合う他の接合部材31の間隔よりも小さい、2つの接合部材31の間に配置されている。具体的には、X方向マイナス側のベース固定部41に配置された第1接合部材31a及び第3接合部材31cと、X方向プラス側のベース固定部41に配置された第2接合部材31bにおいて、薄肉部48は、隣り合う第1接合部材31aと第3接合部材31cとの間隔が、隣り合う第1接合部材31aと第2接合部材31bとの間隔よりも小さい、第1接合部材31aと第3接合部材31cとの間に配置されている。
薄肉部48は、支持基板4の外形端から、支持基板4の内側に向かって形成されており、2つの接合部材31の支持基板4の外形側とは反対側である内側の外形位置間を結ぶ第1仮想線L1を越えて形成されている。つまり、薄肉部48は、第1仮想線L1を超え長さW1となるように支持基板4の内側に向かって形成されている。
また、薄肉部48の板厚は、図4に示すように、Z方向プラス側に凹み、支持基板4の梁部44の板厚に比べ薄い。このように、隣り合う2つの接合部材31の間に薄肉部48を設けることで、2つの接合部材31間の支持基板4の剛性を弱めることができる。
尚、本実施形態では、X方向マイナス側のベース固定部41に配置された3つの接合部材31の間に2つの薄肉部48が設けられており、X方向プラス側のベース固定部41に配置された3つの接合部材31の間に2つの薄肉部48が設けられている。
このように支持基板4のベース固定部41に薄肉部48が設けられているため、接合部材31を介してベース21に固定した場合、隣り合う2つの接合部材31の間で生じる支持基板4とベース21との熱膨張係数の違いによる熱応力を薄肉部48の撓みや伸長によって低減することができ、支持基板4又はベース21から接合部材31が剥離してしまうのを抑制することができる。
このような支持基板4は、後述する振動素子7を構成するZカット水晶基板で構成されている。このように、支持基板4を振動素子7と同様に水晶基板で構成することにより、支持基板4と振動素子7との熱膨張係数を等しくすることができる。そのため、支持基板4と振動素子7との間には、互いの熱膨張係数差に起因する熱応力が実質的に生じず、振動素子7がより応力を受け難くなる。そのため、振動素子7の振動特性の低下や変動をより効果的に抑制することができる。
尚、支持基板4としては、これに限定されず、例えば、振動素子7と同じカット角であるが、結晶軸の方向が振動素子7とは異なっていてもよい。また、支持基板4は、振動素子7と異なるカット角の水晶基板から形成されていてもよい。また、支持基板4は、水晶基板から形成されていなくてもよく、この場合は、例えば、シリコン基板、樹脂基板等から形成することができる。この場合、支持基板4の構成材料は、水晶との熱膨張係数の差が、水晶とベース21の構成材料との熱膨張係数差よりも小さい材料であることが好ましい。
振動素子7は、図1に示すように、中心部分に位置する基部70と、基部70からY方向に延伸された一対の検出用振動腕71,72と、検出用振動腕71,72と直交するように、基部70からX方向に延伸された一対の連結腕73,74と、検出用振動腕71,72と平行になるように、各連結腕73,74の先端側からY方向に延伸された各一対の駆動用振動腕75,76,77,78と、を有する。振動素子7は、基部70において、導電性の接合部材33を介して支持基板4の素子支持部43の上面に電気的及び機械的に固定されている。
振動素子7は、一対の駆動用振動腕75,76及び一対の駆動用振動腕77,78が互いに逆相でX方向に屈曲振動をしている状態において、Z軸まわりの角速度ωzが加わると、一対の駆動用振動腕75,76、一対の駆動用振動腕77,78、及び連結腕73,74に、Y方向のコリオリ力が働き、Y方向に振動する。この振動により一対の検出用振動腕71,72がX方向に屈曲振動する。そのため、一対の検出用振動腕71,72に形成された検出電極が、振動により発生した水晶の歪を電気信号として検出することで角速度ωzが求められる。
尚、振動素子7は、Zカット水晶基板から構成されている。Zカット水晶基板は、水晶の結晶軸である電気軸としてのX軸及び機械軸としてのY軸で規定されるX-Y平面に広がりを有し、光軸としてのZ軸に沿った方向に厚みを有している。
接合部材31,33としては、導電性接合部材で導電性と接合性とを兼ね備えていれば、特に限定されず、例えば、金バンプ、銀バンプ、銅バンプ、はんだバンプ等の各種金属バンプ、ポリイミド系、エポキシ系、シリコーン系、アクリル系の各種接着剤に銀フィラー等の導電性フィラーを分散させた導電性接着剤等を用いることができる。接合部材31,33として前者の金属バンプを用いると、接合部材31,33からのガスの発生を抑制でき、内部空間Sの環境変化、特に圧力の上昇を効果的に抑制することができる。一方、接合部材31,33として後者の導電性接着剤を用いると、接合部材31,33が比較的柔らかくなり、接合部材31,33においても前述の応力を吸収、緩和することができる。
本実施形態では、接合部材31として導電性接着剤を用い、接合部材33として金属バンプを用いている。異種の材料である支持基板4とベース21とを接合する接合部材31として導電性接着剤を用いることにより、これらの間の熱膨張係数の差に起因して生じる熱応力を接合部材31によって効果的に吸収、緩和することができる。一方、支持基板4と振動素子7とは、比較的狭い領域に配置されている6つの接合部材33で接合されているため、接合部材33として金属バンプを用いることにより、導電性接着剤のような濡れ広がりが抑制され、接合部材33同士の接触を効果的に抑制することができる。
以上述べたように、本実施形態の振動デバイス1は、支持基板4のベース固定部41において、接合部材31に加わる熱応力がとくに高くなる、隣り合う接合部材31の間隔が、隣り合う他の接合部材31の間隔よりも小さい、2つの接合部材31の間に、薄肉部48が配置されている。そのため、隣り合う2つの接合部材31の間で生じる支持基板4とベース21との熱膨張係数の違いによる熱応力を薄肉部48の撓みや伸長によって効果的に低減することができ、支持基板4又はベース21から接合部材31が剥離してしまうのを効果的に抑制することができる。従って、信頼性に優れた振動デバイス1が得られる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る振動デバイス1aについて、図5を参照して説明する。尚、図5では、支持基板4aに設けられた配線の図示を省略している。
本実施形態の振動デバイス1aは、第1実施形態の振動デバイス1に比べ、支持基板4aに設けられた薄肉部48aの形状が異なること以外は、第1実施形態の振動デバイス1と同様である。尚、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
振動デバイス1aは、図5に示すように、隣り合う2つの接合部材31間に設けられた薄肉部48aが、厚さ方向に貫通している切り欠き部49である。つまり、薄肉部48aは、支持基板4aの厚さ方向であるZ方向に貫通している。そのため、第1実施形態の薄肉部48が薄板の場合に比べ、隣り合う2つの接合部材31間の支持基板4aの剛性をより弱めることができる。
このような構成とすることで、第1実施形態の振動デバイス1と同等の効果が得られる。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係る振動デバイス1bについて、図6を参照して説明する。尚、図6では、支持基板4bに設けられた配線の図示を省略している。
本実施形態の振動デバイス1bは、第1実施形態の振動デバイス1に比べ、支持基板4bに設けられた薄肉部48bの形状が異なること以外は、第1実施形態の振動デバイス1と同様である。尚、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
振動デバイス1bは、図6に示すように、薄肉部48bが支持基板4bの外形端から、支持基板4bの内側に向かって形成されており、2つの接合部材31の外形中心間を結ぶ第2仮想線L2を越えて形成されている。つまり、薄肉部48bは、第2仮想線L2を超え長さW2となるように支持基板4bの内側に向かって形成されている。そのため、隣り合う2つの接合部材31間の支持基板4bの剛性を弱めることができる。
このような構成とすることで、第1実施形態の振動デバイス1と同等の効果が得られる。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係る振動デバイス1cについて、図7を参照して説明する。尚、図7では、支持基板4cに設けられた配線の図示を省略している。
本実施形態の振動デバイス1cは、第1実施形態の振動デバイス1に比べ、支持基板4cに設けられた薄肉部48cの形状が異なること以外は、第1実施形態の振動デバイス1と同様である。尚、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
振動デバイス1cは、図7に示すように、隣り合う2つの接合部材31間に設けられた薄肉部48cが、ベース固定部41の内側端から支持基板4cの外形端に向かって形成されている。また、薄肉部48cは、厚さ方向に貫通している切り欠き部49cである。つまり、薄肉部48cは、支持基板4cの厚さ方向であるZ方向に貫通している。そのため、隣り合う2つの接合部材31間の支持基板4cの剛性を弱めることができる。
このような構成とすることで、第1実施形態の振動デバイス1と同等の効果が得られる。
1,1a,1b,1c…振動デバイス、2…パッケージ、3…回路素子、4…支持基板、7…振動素子、21…ベース、22…凹部、23…第1凹部、24…第2凹部、25…第3凹部、26,27…内部端子、28…外部端子、29…接合部材、30…リッド、31…接合部材、31a…第1接合部材、31b…第2接合部材、31c…第3接合部材、32…ボンディングワイヤー、33…接合部材、41…ベース固定部、42…連結部、43…素子支持部、44…梁部、45…外側梁部、46…枠部、47…内側梁部、48…薄肉部、49…切り欠き部、70…基部、71,72…検出用振動腕、73,74…連結腕、75,76,77,78…駆動用振動腕、L1…第1仮想線、L2…第2仮想線、S…内部空間、W1,W2…長さ。

Claims (8)

  1. ベースと、
    振動素子と、
    前記振動素子を支持している支持基板と、
    互いに間隔を有して前記支持基板に配置されており、前記支持基板と前記ベースとを接合している少なくとも3つの接合部材と、を備え、
    前記支持基板は、薄肉部を有し、前記薄肉部は、隣り合う前記接合部材の間隔が、隣り合う他の前記接合部材の間隔よりも小さい、2つの前記接合部材の間に配置されている、
    振動デバイス。
  2. 前記薄肉部は、厚さ方向に貫通している切り欠き部である、
    請求項1に記載の振動デバイス。
  3. 前記薄肉部は、前記支持基板の外形端から、前記支持基板の内側に向かって形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の振動デバイス。
  4. 前記薄肉部は、前記2つの前記接合部材の前記支持基板の外形側とは反対側である内側の外形位置間を結ぶ第1仮想線を越えて形成されている、
    請求項3に記載の振動デバイス。
  5. 前記薄肉部は、前記2つの前記接合部材の外形中心間を結ぶ第2仮想線を越えて形成されている、
    請求項3に記載の振動デバイス。
  6. 前記支持基板は、
    前記接合部材が配置されたベース固定部と、
    前記振動素子を支持する素子支持部と、
    前記ベース固定部と前記素子支持部とを接続する梁部と、を有する、
    請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の振動デバイス。
  7. 前記支持基板は、
    前記接合部材が配置されたベース固定部と、
    前記振動素子を支持する素子支持部と、
    前記ベース固定部と前記素子支持部とを接続する梁部と、を有し、
    前記薄肉部は、前記ベース固定部の内側端から前記支持基板の外形端に向かって形成されている、
    請求項1又は請求項2に記載の振動デバイス。
  8. 前記接合部材は、前記支持基板と前記ベースとを電気的に接合する導電性接合部材である、
    請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の振動デバイス。
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