JP2022164059A - 設備について発生した又は発生し得る事象の原因診断の結果を可視化するシステム及び方法 - Google Patents

設備について発生した又は発生し得る事象の原因診断の結果を可視化するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発生事象の原因とチェック項目との関係と発生事象の原因診断における推論経路とが表されたフォルトツリーを表示する診断結果可視化システム及び方法を提供する。【解決手段】システム150は、発生事象の原因診断の結果を表す診断結果情報と複数の要素の因果関係を表した情報とを含んだ入力情報に基づき発生事象のフォルトツリー50を表示する。複数の要素は、発生事象と、事象の原因であり得る故障原因と、故障原因に関連付けられたチェック項目とを含む。診断結果情報が、各故障原因について発生確率を含む。システムは、発生事象に対応したノードから発生確率が所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードまでの経路に属する全エッジと、発生確率が所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードと当該故障原因に関連付けられたチェック項目に対応したノードとを接続する全て又は一部のエッジとを、強調表示対象のエッジに決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、概して、設備について発生した又は発生し得る事象の原因診断の結果の可視化に関する。
設備について発生した又は発生し得る事象である発生事象の原因診断の支援のためのツールとして、フォルトツリー(以下、FT)が知られている。保守業務において、SME(Subject Matter Expert)が、FTを描き、描いたFTを利用して発生事象の原因を分析する。
しかし、FTはSME任意の形式で描かれ、また、SME間で知識の共有がされているとは限らない。
そこで、発生事象とその原因の因果関係を表した情報である故障知識ネットワークを起こり得る発生事象毎に構築し、指定された発生事象に対応した故障知識ネットワークを特許文献1に開示の方法により可視化することが考えられる。
特開2020-98387号公報
上述の故障知識ネットワークを特許文献1に開示の方法により可視化しても、下記の課題がある。
・発生事象の原因診断では、当該発生事象の原因に関しチェックすべき項目があるが、発生事象の原因とチェック項目との関係を可視化することができない。
・故障知識ネットワークに基づく有効グラフに、発生事象の原因診断における推論経路を示すことができない。
診断結果可視化システムが、設備について発生した又は発生し得る事象である発生事象の原因診断の結果を表す診断結果情報を含んだ入力情報を入力する入力部と、入力情報に基づき発生事象のフォルトツリーを有するUIであるツリーUIを表示する制御部とを備える。入力情報は、それぞれが原因又は結果である複数の要素の因果関係を表した情報である故障知識ネットワークを含む。複数の要素は、発生事象と、事象の原因であり得る一つ又は複数の故障原因と、一つ又は複数の故障原因に関連付けられた複数のチェック項目とを含む。入力情報は、複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤを表す情報を含む。診断結果情報が、一つ又は複数の故障原因の各々について当該故障原因が該当する可能性を表す値であり原因診断において算出された値である発生確率を含む。フォルトツリーは、それぞれノード間を接続する複数のエッジと複数の要素にそれぞれ対応した複数のノードとを有するツリーである。制御部が、複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤに基づき当該要素に対応したノードの描画位置を決定する。制御部が、発生事象に対応したノードから発生確率が所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードまでの経路に属する全エッジと、発生確率が所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードと当該故障原因に関連付けられたチェック項目に対応したノードとを接続する全て又は一部のエッジとを、第1の強調表示態様での表示対象のエッジに決定する。
発生事象の原因とチェック項目との関係と発生事象の原因診断における推論経路とが表されたFTを表示することができる。
実施形態の概要を示す。 故障原因診断システムの構成例を示す。 故障知識情報における故障知識ネットワークの構成例を示す。 故障知識ネットワークが表す因果関係構成の一例を示す。 入力情報のうち故障知識ネットワーク以外のデータの構成例を示す。 可視化情報の構成例を示す。 管理情報の構成例の一部を示す。 管理情報の構成例の残りを示す。 制御部が提供するUI(User Interface)を示す。 原因診断UIの例を示す。 影響度UIの例を示す。 修正履歴UIの例を示す。 実施形態で行われる処理の全体の流れを示す。 ノードが指定された場合のツリーUIの例を示す。 FT構成修正の第1の具体例を示す。 FT構成修正の第2の具体例を示す。
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「永続記憶装置」は、一つ以上の永続記憶デバイスである。永続記憶デバイスは、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)であり、具体的には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)である。
また、以下の説明では、「記憶装置」は、メモリと永続記憶装置の少なくともメモリでよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ」は、一つ以上のプロセッサデバイスである。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサデバイスであるが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサデバイスでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、プロセッサコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、処理の一部又は全部を行うハードウェア回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサデバイスでもよい。
また、以下の説明では、「xxxテーブル」といった表現にて、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、当該情報は、どのような構造のデータでもよいし、入力に対する出力を発生するニューラルネットワークのような学習モデルでもよい。従って、「xxxテーブル」を「xxx情報」と言うことができる。また、以下の説明において、各テーブルの構成は一例であり、一つのテーブルは、二つ以上のテーブルに分割されてもよいし、二つ以上のテーブルの全部又は一部が一つのテーブルであってもよい。
また、以下の説明では、「kkk部」の表現にて機能を説明することがあるが、機能は、一つ以上のコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されることで実現されてもよいし、一つ以上のハードウェア回路(例えばFPGA又はASIC)によって実現されてもよい。プログラムがプロセッサによって実行されることで機能が実現される場合、定められた処理が、適宜に記憶装置及び/又はインターフェース装置等を用いながら行われるため、機能はプロセッサの少なくとも一部とされてもよい。機能を主語として説明された処理は、プロセッサあるいはそのプロセッサを有する装置が行う処理としてもよい。プログラムは、プログラムソースからインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布計算機又は計算機が読み取り可能な記録媒体(例えば非一時的な記録媒体)であってもよい。各機能の説明は一例であり、複数の機能が一つの機能にまとめられたり、一つの機能が複数の機能に分割されたりしてもよい。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号のうちの共通部分を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、参照符号を使用することがある。
また、「ノード」と「エッジ」は有向グラフにおける用語である。「ノード」と「エッジ」の各々は別の用語に読み替えられてもよい。例えば、「ノード」は、「頂点」と呼ばれてもよい。「エッジ」は、「リンク」、「ライン」、「辺」又は「枝」と呼ばれてもよい。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態では、+x方向(右方向)と-x方向(左方向)を持つx方向が、水平方向であり、+y方向(上方向)と-y方向(下方向)を持つy方向が垂直方向である。
以下、本発明の一実施形態を説明する。なお、以下の実施形態の説明は、説明を簡単にするために、情報を手動入力するユーザも可視化された原因診断結果を閲覧するユーザも一人のSME(Subject Matter Expert)であるとされるが、情報を手動入力するユーザと原因診断結果を閲覧するユーザは異なるユーザでもよい。また、ユーザはSMEに限らないでもよい。
図1は、実施形態の概要を示す。
診断結果可視化システムが適用された故障原因診断システム150は、発生事象(設備について発生した又は発生し得る事象)の原因診断の結果を表す診断結果情報を含んだ入力情報を入力する入力部161と、入力情報に基づきツリーUI100を表示する制御部162とを備える。ツリーUI100は、発生事象のFT(フォルトツリー)50を有するUI(User Interface)である。
入力情報は、それぞれが原因又は結果である複数の要素の因果関係を表した情報である故障知識ネットワークを含む。複数の要素は、発生事象と、発生事象の原因であり得る一つ又は複数の機能故障(一つ又は複数の故障事象の一例)と、当該一つ又は複数の機能故障の各々について当該機能故障の原因であり得る一つ以上の故障モード(一つ以上の故障原因の一例)とを含む。複数の要素は、更に、一つ又は複数の故障モードに関連付けられた複数のチェック項目を含む。以下、便宜上、発生事象に対応したノードを「発生事象ノード」と言い、機能故障に対応したノードを「機能故障モード」と言い、故障モードに対応したノードを「故障モードノード」と言い、チェック項目に対応したノードを「チェック項目ノード」と言うことがある。FT50において、いずれのノード111も図形である。また、FT50において、いずれのエッジも端に矢印が表示されないが、子ノードへの方向を持った有向辺である。
入力情報は、複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤを表す情報を含む。診断結果情報が、一つ又は複数の故障モードの各々について当該故障モードが該当する可能性を表す値であり発生事象の原因診断において算出された値である発生確率を含む。FT50は、それぞれノード間を接続する複数のエッジと複数の要素にそれぞれ対応した複数のノードとを有するツリー(DAG(Directed Acyclic Graph)の一例)を有する。
制御部162が、複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤに基づき当該要素に対応したノードの描画位置を決定する。制御部162が、下記(a)及び(b)を、第1の強調表示態様での表示対象のエッジに決定する。
(a)発生事象ノード111Aから故障モードノード111Cb(発生確率が最も高い故障モードに対応したノード)までの経路に属する全エッジ。「発生確率が最も高い故障モード」は、発生確率が所定の条件を満たす故障モードの一例である。発生確率が最も高い故障モードが複数存在する場合、それら複数の故障モードの全て又は一部(例えば一つ)の故障モードが、それぞれ「発生確率が所定の条件を満たす故障モード」の一例でよい。
(b)故障モードノード111Cbと故障モードノード111Cbに接続されているチェック項目ノード111D(発生確率が最も高い故障モードに関連付けられたチェック項目に対応したノード)とを接続する全て又は一部のエッジ。
本実施形態によれば、発生事象の原因とチェック項目との関係と発生事象の原因診断における推論経路とが表されたFT50を表示することができる。具体的には、下記の通りである。
・故障モードにチェック項目が関連付けられ、故障知識ネットワークに、故障モードに関連付けられたチェック項目が含まれる。これにより、故障モードノード111Cに接続されたチェック項目ノード111Dを有するFT50を表示することができる。
・入力情報が、故障知識ネットワークの他に各故障モードの発生確率を含み、それらを基に、上記(a)及び(b)のエッジが第1の強調表示態様で強調表示される。第1の強調表示態様で強調表示されたエッジで構成された経路が、発生事象の原因診断における推論経路である。つまり、発生事象の原因診断における推論経路がFT50に表示される。なお、FT50の構造は木構造であるため、機能故障モード及び故障モードノードの上位に同じレイヤに属するノードが複数存在することはない。言い換えれば、一つの親ノードに対して子ノードは一つ以上存在するが、一つの子ノードに対して親ノードは一つである。FT50の構造のこのような特性に鑑みると、発生確率が所定の条件を満たす故障モードの故障モードノード111Cからルートノード111Aまでは、枝分かれしない経路となる。故に、当該経路に属するエッジを強調表示することは、FT50上に推定経路を表すことを技術的に実現することに貢献する。
診断結果情報は、故障モードと当該故障モードに関連付けられたチェック項目とのペア毎に、チェック項目が故障モードに影響する度合いであり当該チェック項目が該当か否かによって異なる値である影響度を表す情報を含む。第1の強調表示対象での表示対象のエッジは、影響度が所定の影響度条件を満たすエッジである。これにより、推論経路をより正確に表すことができる。なお、「影響度が所定の影響度条件を満たす」とは、本実施形態では、影響度が閾値以上であることを意味する。「閾値」は、予め決められた閾値でもよいし、複数のペア(故障モードとチェック項目とのペア)にそれぞれ対応した複数の影響度を基に決められた閾値でもよい。図1が示す例によれば、故障モードノード111Cbと複数のチェック項目ノード111Dとをそれぞれ接続する複数のエッジのうち、故障モードノード111Cbとチェック項目ノード111Da、111De及び111Dgとを接続するエッジが、第1の強調表示態様での表示対象のエッジである。第1の強調表示態様での表示の例は、太線での表示であるが、それに代えて又は加えて、色や線種等のエッジ属性を変えることでよい。
制御部162が、発生事象ノード111Aから故障モードノード111Cbまでの経路に属する全ノード111Aa、111Ba及び111cbを、強調表示対象のノードに決定する。これにより、推論経路の視認性を向上させることができる。
図1が例示するツリーUI100を詳細に説明すると、例えば以下の通りである。
FT50は、木構造のDAG(Directed Acyclic Graph)である。FT50において、発生事象ノード111Aaが、ルートノードである。機能故障モード111Bが、発生事象ノード111Aaを親ノードとした子ノードである。故障モードノード111Cが、機能故障モード111Bを親ノードとした子ノードである。チェック項目ノード111Dが、故障モードノード111Cを親ノードとした子ノードとしてのリーフノードである。また、以下の説明では、下記の定義が採用される。
・ノードXの上位ノード:ノードXに直接的に又は間接的に接続されておりノードXよりルートノード111A側の全ノード。ノードXの親ノードを含む。
・ノードXの下位ノード:ノードXに直接的に又は間接的に接続されておりノードXよりリーフノード111D側の全ノード。ノードXの子ノードを含む。
・ノードXに直接的に接続されているノード:ノードXの親ノード又は子ノード。
・ノードXに間接的に接続されているノード:ノードXに一つ以上のノードを介して接続されておりノードXの親ノードより上位のノード、又は、ノードXに一つ以上のノードを介して接続されておりノードXの子ノードより下位のノード。
・ノードXに直接的に接続されているエッジ:ノードXを接続元又は接続先としたエッジ。
・ノードXに間接的に接続されているエッジ:ノードXの一つ以上の上位ノードを介してノードXに接続されているエッジ、又は、ノードXの一つ以上の下位ノードを介してノードXに接続されているエッジ。
また、本実施形態において、「強調表示」の「強調」は相対的でよい。例えば、FT50において、強調表示対象のエッジ(又はノード)以外のエッジ(又はノード)の表示強度が弱くされることで、強調表示対象のエッジ(又はノード)の相対的な強調表示が実現されてもよい。
複数のレイヤにそれぞれ対応した複数の帯状領域がx方向(第1の方向の一例)に沿って並ぶ。レイヤの名称及び帯状領域の幅が、当該レイヤに対応したレイヤオブジェクト101(レイヤの表示オブジェクト)により表される。具体的には、レイヤオブジェクト101は、レイヤの名称のテキストと、帯状領域の幅と同じ幅(x方向に長い幅)を有する図形である。帯状領域は、x方向に沿った長さよりもy方向(第2の方向の一例)に沿った長さの方が長い領域である。複数のレイヤの各々について、当該レイヤに属する一つ以上の要素にそれぞれ対応した一つ以上のノードの各々の描画位置は、当該レイヤに対応した帯状領域の位置である。これにより、要素とレイヤの関係をSMEが容易に理解できる。図1が示す例によれば、四つのレイヤにそれぞれ対応した四つのレイヤオブジェクト101A~101Dがx方向に沿って並ぶ。+x方向側のレイヤ程下位のレイヤである。
強調表示の態様として、一又は複数種類の態様が採用される。例えば、下記の通りである。なお、強調表示は、色、模様、線種、線の太さ等の属性を変えることでよい。
・故障モードノード111Cb(又はSMEにより選択されたノード111)に第1のノード強調表示が適用される。第1のノード強調表示は、複数のノード111の表示態様のうち最も強度の高い強調表示である。第1のノード強調表示は、発生確率が最も高い故障モードに代えて又は加えて、発生確率が第1の確率以上の故障モードに適用されてもよい。
・チェック項目ノード111D以外のノード111のうち、第1のノード強調表示が適用されたノード111に直接的又は間接的に接続されているノードに、第2のノード強調表示が適用される。第2のノード強調表示は、第1のノード強調表示よりも強度の低い強調表示である。
・第1のノード強調表示が適用されていない故障モードノード111Cのうち、発生確率が第2の確率以上の故障モード(例えば、上位N番目までの発生確率である故障モード)に対応したノード111Cに、第2又は第3のノード強調表示が適用される。第3のノード強調表示は、第1のノード強調表示よりも強度の低い強調表示である。また、第2の確率は、第1の確率より低い。
故障モードノード111C毎に、発生確率と確信度UI部品121とが表示される。発生確率は、当該ノード111Cに対応した故障モードについて原因診断において算出された発生確率である。発生確率の表現は、図1に例示の“%”に限られず、例えば、発生確率はN段階(Nは2以上の整数)で表現されてよい。確信度UI部品は、故障モードが発生事象の原因(具体的には、当該故障モードノード111Cの親ノードである機能故障モード111Bに対応した機能故障の原因)であるとSMEが判断した確信度の入力を受け付けるUI部品である。図1が示す例によれば、故障モードノード111Ca~111Cdにそれぞれ対応した確信度UI部品121a~121dが表示される。故障モード毎にSMEの判断結果を入力することができる。各故障モードについて、「確信度」は、当該故障モードが原因である確からしさでありSMEの判断結果である。確信度は、図1が例示する通り、〇、×、△といった記号で表現されてもよいし、M段階(Mは2以上の整数)で表現されてもよい。
入力部161が入力する入力情報は、複数のチェック項目の各々について当該チェック項目が該当か否かを表す情報を含む。制御部162は、複数のチェック項目にそれぞれ対応した複数のチェック項目ノード111Da~111Dhのうち、該当のチェック項目に対応したノード111Da、111De及び111Dfを、強調表示対象のチェック項目ノード111Dに決定する。別の言い方をすれば、チェック項目ノード111Dに直接的に接続されているエッジは、当該エッジが接続されている親ノード111Cに第1のノード強調表示が適用されており、かつ親ノード111Cが表す故障モードへの影響度が高い場合に強調表示され、チェック項目ノード111Dそれ自体が強調表示対象とされるか否かは、親ノード111Cに第1のノード強調表示が適用されているか否かではなく、当該ノード111Dに対応したチェック項目が該当か否かに依存する。これにより、第1のノード強調表示が適用された故障モードノード111Cbの子ノード111Dに対応したチェック項目と、該当のチェック項目との関係をSMEが確認することができる。なお、チェック項目が該当ではない場合の例として、非該当、不明及び未入力があり、非該当、不明及び未入力のうちのいずれの状況であるかに応じて、チェック項目ノード111Dの表示態様が異なってよい。
以下、本実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、ノード“AAA”は、ノードID又は名称が“AAA”であるノードを意味する。
図2は、故障原因診断システム150の構成例を示す。
故障原因診断システム150は、発生事象の原因診断を行う診断システムと、原因診断の結果を可視化する診断結果可視化システムとの両方が適用されたシステムである。原因診断は原因診断部221により行われ、原因診断の結果の可視化は診断結果可視化部(以下、可視化部)222により行われる。故障原因診断システム150は、本実施形態では一つ以上の物理的な計算機で構成された物理的なシステムであるが、それに代えて、一つ以上の物理的な計算機(例えばクラウド基盤)に基づき提供される論理的なシステム(例えばクラウドコンピューティングサービス)でもよい。例えば、計算機が表示デバイスを有していて計算機が自分の表示デバイスに情報を表示する場合、当該計算機が故障原因診断システム150でよい。また、例えば、第1計算機(例えばサーバ)が出力情報を遠隔の第2計算機(表示用計算機(例えばクライアント))に送信し表示用計算機がその情報を表示する場合(第1計算機が第2計算機に情報を表示する場合)、第1計算機と第2計算機とのうちの少なくとも第1計算機が故障原因診断システム150でよい。すなわち、故障原因診断システム150が「出力情報を表示する」ことは、計算機が有する表示デバイスに出力情報を表示することであってもよいし、計算機が表示用計算機に出力情報を送信することであってもよい(後者の場合は表示用計算機によって出力情報が表示される)。また、診断システムと診断結果可視化システムが例えばネットワークを介して分離していてもよい。例えば、診断システムと診断結果可視化システムが、それぞれ、上述の物理的なシステムでもよいし論理的なシステムでもよい。
故障原因診断システム150は、インターフェース装置51と、記憶装置52と、それらに接続されたプロセッサ53とを備える。
インターフェース装置51に、例えばネットワーク(例えば、LAN(Local Area Network)又はWAN(Wide Area Network))を通じて、設備201(又は、設備201の稼働内容を表す情報である設備稼働情報が格納される記憶装置)と、SME端末203とが接続される。SME端末203は、SMEが使用する情報処理端末(例えば、モバイル型又はタブレット型等のパーソナルコンピュータ、又は、スマートフォン)であり、入出力コンソールに相当する。
記憶装置52は、コンピュータプログラム及び情報を記憶する。情報として、例えば、故障知識情報211、入力情報212、可視化情報213及び管理情報214がある。故障知識情報211は、故障知識ネットワークと、故障知識ネットワークのメタデータとを含む。
プロセッサ53は、記憶装置52に記憶されているコンピュータプログラムを実行することで原因診断部221及び可視化部222を実現する。
原因診断部221は、発生事象の指定と各チェック項目の該当性を表す情報とを可視化部222から受け付ける。原因診断部221は、指定された発生事象の原因診断を、受け付けた情報(各チェック項目の該当性を表す情報)と故障知識情報211とに基づいて行う。原因診断部221は、故障知識ネットワークと診断結果情報(原因診断の結果を表す情報)と含む入力情報を可視化部222に送信する。
可視化部222は、入力部161と制御部162とを備える。
入力部161は、設備201の設備稼働情報から発生事象を特定する。入力部161は、特定された発生事象を原因診断部221に指定する。入力部161は、指定した発生事象の診断結果情報を含む入力情報212を原因診断部221から受け、当該入力情報212を記憶装置52に格納する。
制御部162は、入力情報212を基に可視化に使用する情報である可視化情報213を生成し、可視化情報213を基にツリーUI100(及び他のUI)を表示する。また、制御部162は、ツリーUI100(又は他のUI)を介して修正を受け付け、当該修正の内容を表す情報を管理情報214に含める。
図3は、故障知識情報211における故障知識ネットワークの構成例を示す。
故障知識ネットワーク350は、ノードテーブル300、ノード接続テーブル310、部品テーブル320、及び、故障モードテーブル330を含む。機種の違い(用いられている部品の違い)により発生し得る故障モードが異なるため、原因診断部221で機種を考慮した原因診断を行うケースにおいて、テーブル320及び330が利用される。
ノードテーブル300は、故障知識ネットワーク350におけるノード毎に、エントリを有し、各エントリは、node_ID301、node_type302、及び、node_name303といった情報を有する。一つのノードを例に取る(図3の説明において「対象ノード」)。
node_ID301は、対象ノードのIDを表す。ノードIDの命名規則(構成)は、本実施形態では、事象ID_部品ID_機能故障ID_故障モードID_チェック項目IDである。具体的には、事象IDのみで構成されたノードIDは、発生事象ノードを意味し、事象ID_部品ID_機能故障IDで構成されたノードIDは、機能故障モードを意味し、事象ID_部品ID_機能故障ID_故障モードIDで構成されたノードIDは、故障モードノードを意味し、事象ID_部品ID_機能故障ID_故障モードID_チェック項目IDで構成されたノードIDは、チェック項目ノードを意味する。事象ID_部品ID_機能故障ID_故障モードID_チェック項目IDという構成は、いずれの要素の原因又は結果がいずれの要素であるかが一義的に示す。
node_type302は、対象ノードの種別の名称を表す。node_name303は、対象ノードの名称を表す。
ノード接続テーブル310は、エッジ毎にエントリを有し、各エントリは、src_node311及びdst_node312といった情報を有する。一つのエッジを例に取る(図3の説明において「対象エッジ」)。
src_node311は、対象エッジの接続元のノードのIDを表す。dst_node312は、対象エッジの接続先のノードのIDを表す。
部品テーブル320は、設備機種と設備部品の型番との関係を表す。部品テーブル320は、設備部品毎にエントリを有し、各エントリは、component_ID321、component_name322、及び、機種323a、323b、…といった情報を有する。一つの設備部品を例に取る(図3の説明において「対象設備部品」)。
component_ID321は、対象設備部品のIDを表す。component_name322は、対象設備部品の名称を表す。機種323a、323b、…のうち機種323aを例に取ると、機種323aは、対象設備部品の型番を表す。例えば、図3に例示のテーブル320における1番目のエントリは、部品Aが熱交換器であるとすると、機種1の設備には型番C1_1の熱交換器が使われており、機種2の設備には型番C1_2の熱交換器が使われていることを意味する。
故障モードテーブル330は、各型番の部品と故障モードとの関係を表す。故障モードテーブル330は、故障モード毎にエントリを有し、各エントリは、component_ID331、component_name332、failure_mode_node_ID333、及び、型番334a、334b、…といった情報を有する。一つの故障モードを例に取る(図3の説明において「対象故障モード」)。
component_ID331は、対象故障モードが生じる設備部品のIDを表す。component_name332は、対象故障モードが生じる設備部品の名称を表す。failure_mode_node_ID333は、component_name332の部品の型番を表す。型番334a、334b、…のうち型番334aを例に取ると、型番334aは、型番334aに各故障モードが生じるか否かを表す。
図4は、故障知識ネットワーク350が表す因果関係構成の一例を示す。
故障知識ネットワーク350は、発生事象毎に用意されている。故障知識ネットワーク350における複数の要素は、発生事象、機能故障、故障モード及びチェック項目である。
故障知識ネットワーク350において、矢印の向きは、原因から結果への向きを意味する。従って、故障知識ネットワーク350によれば、故障モードが原因で機能故障が結果として発生し、機能故障が原因で発生事象が結果として発生する。また、故障知識ネットワーク350によれば、故障モードが原因でチェック項目に従うチェックが結果として発生する。
本実施形態に係る故障知識ネットワーク350では、故障モードにチェック項目が関連付けられるが、故障知識ネットワーク350の構成上、原因から結果への向きが採用されるため、一つの故障モードを原因とした異なる二種類の結果(機能故障及びチェック項目)が生じることとなる。故に、故障知識ネットワーク350において、要素間の関係(ノード間の関係)は、図示のように、発生事象←機能故障←故障モード→チェック項目である。従って、故障知識ネットワーク350の単なる可視化では、エッジの向きが共通の木構造を表示することはできない。
そこで、本実施形態では、後述するように、制御部162が、発生事象と機能故障間の関係を反転し(原因と結果を入れ替え)、且つ、機能故障と故障モード間の関係を反転する。これにより、要素間の関係は、発生事象→機能故障→故障モード→チェック項目となる。つまり、エッジの向きが共通の木構造を表示するベースが構築される。
図5は、入力情報212のうち故障知識ネットワーク350以外のデータの構成例を示す。
入力情報212は、故障知識ネットワーク350の他に、チェック項目テーブル500、発生確率テーブル510、及び、影響度テーブル520を含む。
チェック項目テーブル500は、チェック項目毎にエントリを有し、各エントリは、node_ID501、及び、checked502といった情報を有する。一つのチェック項目を例に取る(図5の説明において「対象チェック項目」)。
node_ID501は、対象チェック項目のチェック項目ノードのIDを表す。checked502は、対象チェック項目の該当性を表す値(例えば、“該当”、“非該当”、“未選択”及び“不明”)を表す。
発生確率テーブル510は、故障モード毎にエントリを有し、各エントリは、node_ID511、state512、及び、result513といった情報を有する。一つの故障モードを例に取る(図5の説明において「対象故障モード」)。
node_ID511は、対象故障モードの故障モードノードのIDを表す。state512は、対象故障モードが生じるか否かを表す。result513は、対象故障モードが生じる確率(発生確率)又は対象故障モードが生じない確率を表す。なお、対象故障モードが生じない確率は、実質的に、対象故障モードの発生確率を意味する。対象故障モードの発生確率と対象故障モードが生じない確率の合計が一定値(例えば“1”)であるためである。
影響度テーブル520は、故障モードとチェック項目とのペア毎にエントリを有し、各エントリは、src_node521、dst_node522、及び、result523といった情報を有する。一つのペアを例に取る(図5の説明において「対象ペア」)。
src_node521は、対象ペアにおける故障モードの故障モードノードのIDを表す。dst_node522は、対象ペアにおけるチェック項目のチェック項目ノードのIDを表す。result523は、対象ペアについて原因診断において算出された影響度を表す。
図6は、可視化情報213の構成例を示す。
可視化情報213は、FTノード接続テーブル600、FTノードテーブル610、レイヤテーブル620、及び、FT発生確率テーブル630を含む。
FTノード接続テーブル600は、FTにおいていずれのノードといずれのノードがどの向きのエッジで互いに直接的に接続されるかを表す。具体的には、FTノード接続テーブル600は、各ノードを接続元(src)とした場合の接続先(dist)のノードを表す。“1”が、接続を意味し、“0”が、非接続を意味する。図6が示す例によれば、ノード“FEC0”を親ノード(接続元ノード)として子ノード(接続先ノード)“FEC0_C1_1”がある。
FTノードテーブル610は、FTにおけるノード毎にエントリを有し、各エントリは、node_ID611、layer612、及び、node_name613といった情報を有する。一つのノードを例に取る(図6の説明において「対象ノード」)。
node_ID611は、対象ノードのIDを表す。layer612は、対象ノードが属するレイヤの番号を表す。node_name613は、対象ノードの名称を表す。
レイヤテーブル620は、レイヤ毎にエントリを有し、各エントリは、layer621、及び、layer_name622といった情報を有する。一つのレイヤを例に取る(図6の説明において「対象レイヤ」)。
layer621は、対象レイヤの番号を表す。layer_name622は、対象レイヤの名称を表す。レイヤの名称として、図6が示すように、要素の種類の名称、すなわち、“発生事象”、“機能故障”、“故障モード”及び“チェック項目”を採用することができる。レイヤテーブル620は、事前にSMEにより設定されてよい。
FT発生確率テーブル630は、故障モード毎にエントリを有し、各エントリは、node_ID631、及び、result632といった情報を有する。一つの故障モードを例に取る(図6の説明において「対象故障モード」)。
node_ID631は、対象故障モードの故障モードノードのIDを表す。result632は、対象故障モードの発生確率を表す。
なお、可視化情報213は、故障モードとチェック項目とのペア毎に影響度を表すテーブルであるFT影響度テーブル(例えば、入力情報212内の影響度テーブル520を基に得られたテーブル)を含んでもよい。また、可視化情報213は、各チェック項目の該当性を表すテーブルであるFTチェック項目テーブル(例えば、入力情報212内のチェック項目テーブル500を基に得られたテーブル)を含んでもよい。FTの表示は、FT影響度テーブル及び/又はFTチェック項目テーブルを基に行われてもよい。
図7及び図8は、管理情報214の構成例を示す。
管理情報214は、確信度テーブル700、該当性テーブル750、FT修正履歴テーブル800、ノード修正履歴テーブル810、及び、エッジ修正履歴テーブル820を含む。
確信度テーブル700は、故障モード毎にエントリを有し、各エントリは、node_ID701、及び、result702といった情報を有する。一つの故障モードを例に取る(図7の説明において「対象故障モード」)。
node_ID701は、対象故障モードの故障モードノードのIDを表す。result702は、対象故障モードの確信度(SMEにより入力された確信度)を表す。後述するように、確信度テーブル700は、原因診断UIとツリーUIのいずれの表示制御にも使用される。
該当性テーブル750は、チェック項目毎にエントリを有し、各エントリは、node_ID751、及び、checked752といった情報を有する。一つのチェック項目を例に取る(図7の説明において「対象チェック項目」)。
node_ID751は、対象チェック項目のチェック項目ノードのIDを表す。checked752は、対象チェック項目の該当性を表す値(例えば、“該当”、“非該当”、“未選択”及び“不明”)を表す。対象チェック項目の該当性がSMEにより変更された場合、変更後の値がchecked752として記録される。図5と図7の例によれば、ノード“FEC0_C1_1_1_3”の該当性が、“不明”から“該当”に変更された。
FT修正履歴テーブル800は、FT50の構成の修正の履歴を表す。FT修正履歴テーブル800は、修正毎にエントリを有し、各エントリは、hist_ID801、model802、note803、及び、date804といった情報を有する。以下、一つの修正を例に取る(図8の説明において「対象修正」)。
hist_ID801は、対象修正の番号を表す。model802は、対象修正がされたFTに対応する設備の機種の名称を表す。note803は、対象修正の内容(FTにおけるどのノードについてどのような修正が行われたか)を表す。date804は、対象修正がされた時刻を表す。図8によれば、時刻の単位は、年月日であるが、それより粗い又は細かい単位でもよい。
ノード修正履歴テーブル810は、ノード修正の履歴を表す。ノード修正履歴テーブル810は、ノード修正毎にエントリを有し、各エントリは、hist_ID811、node_ID812、layer813、ノード名814、及び、action815といった情報を有する。以下、一つのノード修正を例に取る(図8の説明において「対象ノード修正」)。
hist_ID811は、対象ノード修正を含む修正の番号(FT修正履歴テーブル800に記録された修正番号)を表す。node_ID812は、対象ノード修正がされたノードのIDを表す。layer813は、対象ノード修正がされたノードが属するレイヤの番号を表す。ノード名814は、対象ノード修正がされたノードの名称を表す。action815は、対象ノード修正の内容(例えば、ノード追加(“Added”)、ノード削除(“Deleted”))を表す。
エッジ修正履歴テーブル820は、エッジ修正の履歴を表す。エッジ修正履歴テーブル820は、エッジ修正毎にエントリを有し、各エントリは、hist_ID821、src_node822、dist_node823、action824、及び、Prob825といった情報を有する。以下、一つのエッジ修正を例に取る(図8の説明において「対象エッジ修正」)。
hist_ID821は、対象エッジ修正を含む修正の番号(FT修正履歴テーブル800に記録された修正番号)を表す。src_node822は、対象エッジ修正がされたエッジの接続元ノードのIDを表す。dist_node823は、対象エッジ修正がされたエッジの接続先ノードのIDを表す。action824は、対象エッジ修正の内容(例えば、エッジ追加(“Added”)、エッジ削除(“Deleted”))を表す。Prob825は、故障モードとチェック項目とのペアについての変更後の影響度を表す。
図9は、制御部162が提供するUIを示す。
制御部162が提供するUIとして、原因診断UI900と診断支援UI910がある。
原因診断UI900は、例えば、発生事象が特定されて原因診断が開始される前に表示されるUIである。原因診断UI900は、該当性UI901と確信度UI902とを有する。原因診断UI900は、例えば図10に示す通りである。すなわち、該当性UI901が、チェック項目リスト(チェック項目の名称のリスト)を表示するUIである。該当性UI901は、チェック項目毎に、該当性(“該当”、“非該当”等)の入力を受け付けるUI部品である該当性UI部品1001を有する。確信度UI902が、故障モードリスト(故障モードの名称のリスト)を表示するUIである。確信度UI902は、故障モード毎に、確信度の入力を受け付けるUI部品である確信度UI部品1002を有する。
例えば、原因診断UI900に対して原因診断の指示がSMEから出された場合(診断ボタン1003が押下された場合)、表示されるUIが、原因診断UI900から診断支援UI910に遷移する。
診断支援UI910は、図1に例示したツリーUI100の他に、影響度UI912と修正履歴UI913とを有する。
影響度UI912は、例えば図11に示す通り、影響度リスト1110(故障モードとチェック項目とのペア毎の影響度)を表示する。影響度リスト1110は、入力情報212内の影響度テーブル520に基づき表示される。
修正履歴UI913は、例えば図12に示す通り、修正リスト1210(実施された修正に関する情報のリスト)を表示する。修正リスト1210は、管理情報214内のFT修正履歴テーブル800、ノード修正履歴テーブル810、及び、エッジ修正履歴テーブル820に基づき表示される。SMEは、発生事象が発生した設備の機種の名称をキーに修正リスト1210から同機種の修正内容を特定し、特定された修正内容を基に、ツリーUI100に対して行う修正を決定できる。
原因診断UI900から表示遷移後の診断支援UI910のツリーUI100において、故障モードの確信度UI部品121には、当該故障モードについて原因診断UI900に対し入力された確信度が表示され、チェック項目の該当性UI部品122には、当該チェック項目について原因診断UI900に対し入力された該当性が表示される。つまり、SMEの判断結果が、原因診断UI900とツリーUI100とで共有される。これにより、SMEは、原因診断UI900に入力したSMEの判断結果の正確性を、ツリーUI100を基に判断できる。具体的には、例えば、下記の判断が可能である。
・SMEが、故障モードノード111Cの近傍にそれぞれ表示されている確信度と発生確率との比較を基に、原因診断UI900に入力した確信度が正しいかどうかを判断できる。
・SMEが、第1の強調表示対象での強調表示がされているエッジ(図1において太線とされているエッジ)に接続されているチェック項目と、当該チェック項目について入力された該当性との比較を基に、原因診断UI900に入力した該当性が正しいかどうかを判断できる。
また、ツリーUI100が、SMEの判断の入力を受け付けるUI部品として、確信度UI部品121及び該当性UI部品122のうちの少なくとも一つを有することで、原因診断部221による原因診断結果に対してSMEの判断結果を関連付けることができ、以って、原因診断部221による原因診断結果とSMEの判断結果との比較が可能である。
なお、診断支援UI910から原因診断UI900への表示遷移がされてもよい。表示遷移後の原因診断UI900の表示には、診断支援UI910におけるツリーUI100に対する入力内容(故障モードの確信度、及び/又は、チェック項目の該当性)が反映されてもよい。
以下、本実施形態で行われる処理の例を説明する。
図13は、実施形態で行われる処理の全体の流れを示す。
入力部161が設備201の設備稼働情報から発生事象を特定した場合に処理が開始される。
S1301で、原因診断UI900の表示が行われる。具体的には、例えば、入力部161が、当該特定した発生事象を制御部162に通知する。管理情報214が、例えば、発生事象毎に、チェック項目の名称のリストであるチェック項目リストと故障モードの名称のリストである故障モードリストとを含んでいてよい。制御部162は、通知された発生事象に対応したチェック項目リストと故障モードリストを管理情報214から特定し、特定されたリストを表示した原因診断UI900をSME端末203に表示する。なお、チェック項目リストと故障モードリストが管理情報214から特定されることに代えて、制御部162が、原因診断部221へチェック項目及び故障モードの問合せを出し、原因診断部221が、当該問合せに応答して、故障知識情報211の情報を基にチェック項目リストと故障モードリストを作成し、問合せに対する回答として、制御部162が、原因診断部221から、チェック項目リストと故障モードリストを受けてもよい。
S1302で、制御部162が、原因診断UI900を介して、チェック項目の該当性及び/又は故障モードの確信度の入力を受け付ける。
S1303で、制御部162が、原因診断UI900を介して原因診断の指示(診断ボタン1003が押下)を受け付ける。
S1304で、原因診断の指示が原因診断部221に対して行われる。具体的には、例えば、制御部162が、入力部161に、原因診断の指示を通知する。その際、制御部162は、原因診断UI900に対して入力された情報(各チェック項目の該当性、及び/又は、各故障モードの確信度を表す情報)を、管理情報214に登録してもよいし、当該情報を入力部161への通知に関連付けてもよい。入力部161が、原因診断の指示の通知を受けた場合、上記特定した発生事象(及び、原因診断UI900に対して入力された情報)を関連付けた原因診断指示を原因診断部221に送る。
当該原因診断指示に応答して原因診断部221により原因診断が行われる。原因診断は、例えば下記の通りである。
・故障知識情報211におけるメタデータ(故障知識ネットワーク350のメタデータ)が、故障モードとチェック項目とのペア毎に、関連性の値を含む。
・原因診断部221が、故障知識ネットワーク350及びそのメタデータと、入力部161からの情報(各チェック項目の該当性を表す情報)とを基に、故障知識ネットワーク350が表すペア(故障モードとチェック項目とのペア)毎に影響度を算出したり、各故障モードの発生確率を算出したりする。
S1305で、当該原因診断指示に応答して原因診断部221により行われた原因診断の診断結果情報(本実施形態では発生確率テーブル510及び影響度テーブル520)を含む入力情報212を、入力部161が原因診断部221から受け記憶装置52に格納する。入力部161が、入力情報212の格納を制御部162に通知する。
S1306で、制御部162が、入力情報212を基に可視化情報213を生成する。具体的には、例えば、制御部162が、故障知識ネットワーク350におけるノード接続テーブル310をFTノード接続テーブル600に変換する。この変換において、発生事象ノードと機能故障モードとの関係である関係A(つまり、発生事象←機能故障)、及び、機能故障モードと故障モードノードとの関係である関係B(つまり、機能故障←故障モード)が反転される。すなわち、「発生事象→機能故障」という関係(関係Aの反転結果)と、「機能故障→故障モード」という関係(関係Bの反転結果)とが得られる。「故障モード→チェック項目」の関係Cは維持される(なお、関係A及びBが、第1の関係の一例であり、関係Cが第2の関係の一例である)。これにより、発生事象→機能故障→故障モード→チェック項目の関係が形成され(すなわち、一つの要素を原因として異なる二種類以上の要素が結果となる関係が解消されて一つの要素を原因として一種類の要素が結果とされる関係が構築され)、以って、木構造を有するFTの構築が可能となる。また、制御部162が、故障知識ネットワーク350のノードテーブル300(例えば、ノード毎のnode_type302)を基に、FTにおけるレイヤ(例えば、node_type302が表す名称のレイヤ)を設定する。つまり、制御部162が、ノードテーブル300をFTノードテーブル610及びレイヤテーブル620に変換する。また、制御部162が、発生確率テーブル510のうちの、state512が“Y”の各エントリから、発生確率(result513)を抽出し、抽出した発生確率を基に、FT発生確率テーブル630を生成する。本実施形態では、ノードIDの構成(事象ID_部品ID_機能故障ID_故障モードID_チェック項目ID)と、ノードテーブル300とを基に、レイヤとその名称を特定し、FTノードテーブル610及びレイヤテーブル620の生成が可能であるが、レイヤとその名称を記録したテーブルが予め用意(例えば故障知識ネットワーク350に用意)されていてもよい。
S1307で、制御部162が、ノードの描画位置とFTにおける強調表示対象とを決定する。具体的には、例えば、制御部162が、複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤ(FTノードテーブル610及びレイヤテーブル620を基に特定されるレイヤ)に対応した帯状領域内の位置を、当該要素に対応したノードの描画位置に決定する。また、例えば、制御部162が、下記のように強調表示対象を決定する。発生確率、影響度及び該当性は、FT発生確率テーブル630、影響度テーブル520(又は、上述のFT影響度テーブル)、及び、チェック項目テーブル500(又は上述のFTチェック項目テーブル)から特定される。
・制御部162が、発生事象ノードから発生確率が最も高い故障モードに対応したノードまでの経路に属する全エッジと、発生確率が最も高い故障モードに対応したノードと当該故障モードに関連付けられたチェック項目に対応したノードとを接続するエッジのうち影響度が所定の条件を満たすペアに対応したエッジを、第1の強調表示態様での表示対象のエッジ(本実施形態では太線とされるエッジ)に決定する。
・制御部162が、発生事象ノードから発生確率が最も高い故障モードに対応したノードまでの経路に属する全ノードを、強調表示対象のノードに決定する。
・制御部162が、複数のチェック項目にそれぞれ対応した複数のノードのうち、該当性“該当”のチェック項目に対応したノードを、強調表示対象のノードに決定する。
S1308で、制御部162が、診断支援UI1308を表示する。ここで表示される診断支援UI1308では、下記の通りである(図1参照)。
・FT50が描画される範囲をxy座標系とした場合、FT50において、各ノード111について、当該ノード111が属するレイヤを基に当該ノード111のx座標が決められており、当該ノード111が他のいずれのノード及びいずれのエッジとも重複しないようy座標が決められている。
・因果関係は左(-x方向)から右(+x方向)へ原因→結果となる。このため、左から右にかけて、発生事象→機能故障→故障モード→チェック項目となる。故障知識ネットワーク350では、発生事象が結果で機能故障が原因、且つ、機能故障が結果で故障モードが原因であるが、S1306においてその関係が判定されているため、発生事象→機能故障→故障モード→チェック項目が実現されている。
・S1307で第1の強調表示態様での表示対象に決定されたエッジが、第1の強調表示態様で強調表示される(つまりエッジが太線とされる)。
・S1307で強調表示対象に決定されたノードが、強調表示される。なお、それらのノードのうち、発生確率が最も高い故障モードに対応したノードの表示の強調度合が最も高い。
・影響度UI912において、影響度リストは、入力情報212内の影響度テーブル520に基づき表示される。
・修正履歴UI913において、修正リストは、管理情報214内のFT修正履歴テーブル800、ノード修正履歴テーブル810、及び、エッジ修正履歴テーブル820に基づき表示される。
制御部162は、診断支援UI910のツリーUI100を介してFT50の構成の修正(及び、確信度及び該当性の修正)を受け付けることができる。
そこで、S1308で、制御部162は、ツリーUI100の表示の修正毎に設備の機種と修正の内容とを表す情報である管理情報214に、設備201の機種と同じ機種の修正内容がある場合、ツリーUI100又は修正履歴UI913(ツリーUIとは別のUIの一例)に、当該修正内容、又は、当該修正内容に該当するノード又はエッジを提示する。具体的には、例えば、制御部162は、下記のうちの少なくとも一つを行う。これにより、SMEが、ツリーUI100に対してどのような修正を行うのが好ましいのかを容易に推測できる。
・制御部162が、FT50において選択されたノード(又はエッジ)と、機種、部品及び故障モードが同じノード(又は、機種、部品及び故障モードが同じノードに接続されたエッジ)を含む修正内容が管理情報214にあれば、当該修正内容を、ツリーUI100又は修正履歴UI913に表示する。
・制御部162が、修正履歴UI913に表示の修正リストのうち、設備201の機種と同じ機種の修正内容(ノード修正内容又はエッジ修正内容)が選択された場合、FT50のうち、当該修正内容に該当するノード又はエッジがあれば、当該ノード又はエッジを強調表示する。
制御部162は、ツリーUI100を介してFT構成、確信度又は該当性の修正の操作を受け付けた場合(S1309:YES)、S1310を行う。すなわち、S1310で、制御部162は、当該操作に従いツリーUI100(又は必要に応じてその他関連箇所)の表示を変更し、設備201の機種の名称と修正の内容とを管理情報214におけるテーブル700、750、800、810及び820の少なくとも一つに記録する。つまり、修正に応じてツリーUI100の表示が更新され、修正に応じて管理情報214が更新される。なお、制御部162は、FT構成、確信度又は該当性の修正に応じて、故障知識情報211の少なくとも一部を更新してもよい。S1310の後、処理がS1309に戻る。修正がされない場合(例えば終了操作がされた場合)(S1309:NO)、処理が終了する。
制御部162が、第1の強調表示態様で表示されているエッジ(太線のエッジ)を含んだFT50(図1参照)のうちSMEにより別の故障モードノード111Cc(いずれかのノードの一例)が指定された場合、FTノード接続テーブル600を基に、故障モードノード111Ccに直接的又は間接的に接続されている全エッジを特定し、図14に示すように、第1の強調表示態様でのエッジの表示を維持したまま、故障モードノード111Ccに直接的又は間接的に接続されている特定された全エッジを第2の強調表示態様で表示する。
本実施形態において、FT50におけるノード111及びエッジの表示ルールに、特許文献1に開示の第1種~第3種のルールの少なくとも一部が適用されてよい。例えば、一つ以上のノード111から別の一つ以上のノード111にそれぞれ接続される二つ以上のエッジの一部の線分が重複することである線分重複が許容されてよい。このため、複数の親ノードと複数の子ノードとを接続する複数のエッジの一部が重複し、故に、ノード間の接続関係をSME(ユーザの一例)が区別することが困難である。
そこで、図14に示したように、指定されたノード111Ccと当該ノード111Ccに直接的に又は間接的に接続されている全エッジが第2の強調表示態様で表示されることで(例えば、第1の強調表示態様での線の太さよりも太く半透明の淡い色で)、ノード間の接続関係の把握がSMEにとって容易である。
なお、図14によれば、指定されたノードは故障モードノード111Ccであるが、いずれのノードが指定されても、指定されたノードと当該ノードに直接的に又は間接的に接続されている全エッジが第2の強調表示態様で強調表示される。例えば、発生確率が最も高い故障モードの故障モードノード111Cbが指定された場合、当該ノード111Cbと当該ノード111Cbに直接的に又は間接的に接続されている全エッジが、第2の強調表示態様で表示される。第1の強調表示態様で表示されているエッジが、第2の強調表示態様での表示対象である場合、当該エッジの表示には、第1の強調表示態様と第2の強調表示態様の両方が適用される。つまり、太線により太く半透明の淡い色の線が重ねられた態様でエッジが表示される。
図13のS1310は、FT構成の修正処理を含む。FT構成の修正として、ノード追加、エッジ追加、ノード修正、エッジ修正、ノード削除、及び、エッジ削除の少なくとも一つがある。このように、制御部162が、FT50の構成の修正を、ツリーUI100を通じて受け付ける。このため、原因診断部221による原因診断の結果を基にSMEが正確な診断を行えることが期待される。
FT構成修正の具体例は、以下の通りである。
図15が、FT構成修正の第1の具体例を示す。
FT構成修正の第1の具体例は、ノードの追加である。制御部162は、ノード追加の操作を受け付けた場合、追加されるノードが属するレイヤの指定を受け付ける。追加されるノードが属するレイヤが無ければ、制御部162は、レイヤ追加の操作を受け付け、当該操作に応答してレイヤを追加する。
制御部162は、追加ノードのノードIDを、追加ノードの親ノードとなるノードのID、及び、当該親ノードの子ノードのノードIDから一意となるようノードIDとする。
図15に示すように、追加ノードが、チェック項目ノードの場合、当該チェック項目ノードに対応したチェック項目は、「親ノードに対応した故障モードへの影響が大きく、当該チェック項目を優先的に確認することで故障の切り分けがしやすくなるチェック項目」とみなすことができる。
そこで、制御部162が、当該新たに追加されたチェック項目ノードと、当該追加されたチェック項目ノードと当該チェック項目ノードの親ノード(故障モードノード)とを繋ぐエッジとのうちの少なくとも一つを強調表示する。
図16が、FT構成修正の第2の具体例を示す。
ノードの分割が可能である。例えば、実線の矢印図形で示すように、FT50の構成の修正が、二つ以上のチェック項目ノードの親ノードである故障モードノードを二つ以上の故障モードノードに分割することである場合、制御部162は、例えばSMEからの操作に応答して、当該二つ以上のチェック項目ノードの各々について、当該チェック項目ノードの親ノードを、当該二つ以上の故障モードノードのいずれか一つとする。これにより、チェックが必要な項目が限定されるとともに、SMEにとって故障の切り分けが行いやすくなる。
なお、破線の矢印図形で示すように、ノードの統合も可能である。例えば、制御部162は、二つ以上の故障モードノードを一つの故障モードノードとし、当該二つ以上の故障モードの各々の子ノード(チェック項目ノード)を、当該一つの故障モードノードの子ノードとする。
以上、一実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実行することが可能である。
150…故障原因診断システム

Claims (14)

  1. 設備について発生した又は発生し得る事象である発生事象の原因診断の結果を表す診断結果情報を含んだ入力情報を入力する入力部と、
    前記入力情報に基づき前記発生事象のフォルトツリーを有するUI(User Interface)であるツリーUIを表示する制御部と
    を備え、
    前記入力情報は、それぞれが原因又は結果である複数の要素の因果関係を表した情報である故障知識ネットワークを含み、
    前記複数の要素は、前記発生事象と、事象の原因であり得る一つ又は複数の故障原因と、一つ又は複数の故障原因に関連付けられた複数のチェック項目とを含み、
    前記入力情報は、前記複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤを表す情報を含み、
    前記診断結果情報が、前記一つ又は複数の故障原因の各々について当該故障原因が該当する可能性を表す値であり前記原因診断において算出された値である発生確率を含み、
    前記フォルトツリーは、それぞれノード間を接続する複数のエッジと前記複数の要素にそれぞれ対応した複数のノードとを有するツリーであり、
    前記制御部が、
    前記複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤに基づき当該要素に対応したノードの描画位置を決定し、
    前記発生事象に対応したノードから発生確率が所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードまでの経路に属する全エッジと、発生確率が前記所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードと当該故障原因に関連付けられたチェック項目に対応したノードとを接続する全て又は一部のエッジとを、第1の強調表示態様での表示対象のエッジに決定する、
    診断結果可視化システム。
  2. 前記診断結果情報は、故障原因と当該故障原因に関連付けられたチェック項目とのペア毎に、チェック項目が故障原因に影響する度合いであり当該チェック項目が該当か否かによって異なる値である影響度を表す情報を含み、
    前記全て又は一部のエッジは、影響度が所定の影響度条件を満たすエッジである、
    請求項1に記載の診断結果可視化システム。
  3. 前記制御部が、前記第1の強調表示態様で表示されているエッジを含んだフォルトツリーのうちユーザによりいずれかのノードが指定された場合、前記第1の強調表示態様でのエッジの表示を維持したまま、当該指定されたノードである指定ノードに直接的又は間接的に接続されている全エッジを第2の強調表示態様で表示し、
    前記指定ノードに直接的に接続されているエッジは、前記指定ノードを接続元又は接続先としたエッジであり、
    前記指定ノードに間接的に接続されているエッジは、前記指定ノードの一つ以上の上位ノード又は前記指定ノードの一つ以上の下位ノードを介して前記指定ノードに接続されているエッジである、
    請求項1に記載の診断結果可視化システム。
  4. 前記制御部が、前記発生事象に対応したノードから発生確率が所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードまでの経路に属する全ノードを、強調表示対象のノードに決定する、
    請求項1に記載の診断結果可視化システム。
  5. 前記入力情報は、前記複数のチェック項目の各々について当該チェック項目が該当か否かを表す情報を含み、
    前記制御部は、前記複数のチェック項目にそれぞれ対応した複数のノードのうち、該当のチェック項目に対応したノードを、強調表示対象のノードに決定する、
    請求項4に記載の診断結果可視化システム。
  6. 前記故障知識ネットワークにおいて、事象と故障原因の関係は、事象を結果とし故障原因を原因とした第1の関係であり、チェック項目と故障原因の関係は、チェック項目を結果とし故障原因を原因とした第2の関係であり、
    前記制御部は、第1の関係が反転された故障知識ネットワークを基に、フォルトツリーを生成し、
    前記フォルトツリーにおいて、前記発生事象に対応したノードが、ルートノードであり、チェック項目に対応したノードが、故障原因に対応したノードを親ノードとした子ノードとしてのリーフノードである、
    請求項1に記載の診断結果可視化システム。
  7. 前記ツリーUIにおいて、
    水平方向又は垂直方向である第1の方向に沿って複数のレイヤにそれぞれ対応した複数の帯状領域が並び、
    前記複数の帯状領域の各々は、前記第1の方向に沿った長さよりも前記第1の方向と直交する第2の方向に沿った長さの方が長い領域であり、
    前記複数のレイヤの各々について、当該レイヤに属する一つ以上の要素にそれぞれ対応した一つ以上のノードの各々の描画位置は、当該レイヤに対応した帯状領域の位置である、
    請求項6に記載の診断結果可視化システム。
  8. 前記制御部が、前記フォルトツリーの構成の修正を、前記ツリーUIを通じて受け付ける、
    請求項1に記載の診断結果可視化システム。
  9. 前記フォルトツリーの構成の修正が、故障原因に対応したノードに対してチェック項目に対応したノードを新たに追加することである場合、前記制御部が、当該新たに追加されたノードと、当該追加されたノードと当該故障原因に対応したノードとを繋ぐエッジとのうちの少なくとも一つを強調表示する、
    請求項8に記載の診断結果可視化システム。
  10. 前記フォルトツリーの構成の修正が、二つ以上のチェック項目ノードの親ノードである故障原因ノードを二つ以上の故障原因ノードに分割することである場合、当該二つ以上のチェック項目ノードの各々について、当該チェック項目ノードの親ノードは、当該二つ以上の故障原因ノードのいずれか一つとなり、
    チェック項目ノードは、チェック項目に対応したノードであり、
    故障原因ノードは、故障原因に対応したノードである、
    請求項9に記載の診断結果可視化システム。
  11. 前記ツリーUIは、ユーザの判断の入力を受け付けるUI部品を有し、
    前記UI部品は、下記のうちの少なくとも一つである、
    (x)前記一つ又は複数の故障原因について、当該故障原因が前記発生事象の原因であるとユーザが判断した確信度の入力を受け付けるUI部品、
    (y)前記複数のチェック項目の各々について、当該チェックが該当か否かの入力を受け付けるUI部品、
    請求項2に記載の診断結果可視化システム。
  12. 前記制御部が、前記ツリーの構成の修正を受け付け、前記設備の機種と修正の内容とを表す情報を、設備の機種と修正の内容とをフォルトツリーの構成の修正毎に表す情報である管理情報に追加するようになっており、
    前記制御部が、前記発生事象が発生した又は発生し得る前記設備の機種と同じ機種の修正内容が前記管理情報にある場合、前記ツリーUI又は前記ツリーUIとは別のUIに、当該修正内容、又は、当該修正内容に該当するノード又はエッジを提示する、
    請求項1に記載の診断結果可視化システム。
  13. 前記制御部は、前記発生事象について原因診断UIを表示し、
    前記原因診断UIは、当該原因診断UIにおいてリストされた前記複数のチェック項目の各々について該当か否かの入力を受け付け、
    前記入力部は、前記原因診断UIが受け付けた入力内容と前記発生事象とを表す情報を、原因診断を行う原因診断部に送信することで、前記原因診断部から前記入力情報を受け、
    前記入力情報は、前記複数のチェック項目の各々について当該チェック項目が該当か否かを表す情報を含み、
    前記ツリーUIは、前記入力情報に従い、前記複数のチェック項目にそれぞれ対応した複数のノードの各々について、当該チェック項目が該当か否かを表示する、
    請求項1に記載の診断結果可視化システム。
  14. (A)コンピュータが、設備について発生した又は発生し得る事象である発生事象の原因診断の結果を表す診断結果情報を含んだ入力情報を入力し、
    (B)コンピュータが、前記入力情報に基づき前記発生事象のフォルトツリーを有するUI(User Interface)であるツリーUIを表示し、
    前記入力情報は、それぞれが原因又は結果である複数の要素の因果関係を表した情報である故障知識ネットワークを含み、
    前記複数の要素は、前記発生事象と、事象の原因であり得る一つ又は複数の故障原因と、一つ又は複数の故障原因に関連付けられた複数のチェック項目とを含み、
    前記入力情報は、前記複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤを表す情報を含み、
    前記診断結果情報が、前記一つ又は複数の故障原因の各々について当該故障原因が該当する可能性を表す値であり前記原因診断において算出された値である発生確率を含み、
    前記フォルトツリーは、それぞれノード間を接続する複数のエッジと前記複数の要素にそれぞれ対応した複数のノードとを有するツリーであり、
    (B)において、コンピュータが、
    前記複数の要素の各々について当該要素が属するレイヤに基づき当該要素に対応したノードの描画位置を決定し、
    前記発生事象に対応したノードから発生確率が所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードまでの経路に属する全エッジと、発生確率が前記所定の確率条件を満たす故障原因に対応したノードと当該故障原因に関連付けられたチェック項目に対応したノードとを接続する全て又は一部のエッジとを、第1の強調表示態様での表示対象のエッジに決定する、
    診断結果可視化方法。
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