JP2016206914A - 意思決定支援システム、及び意志決定支援方法 - Google Patents

意思決定支援システム、及び意志決定支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】将来発生することが予想される事象を、変化する現実の状況に対応して精度よく推定してユーザの意志決定を支援する。
【解決手段】意志決定支援システム1は、ステークホルダ管理部150と、取得した現在情報に基づきステークホルダについて発生することが予測される事象を取得するデータ取得分析部110と、事象因果関係モデルデータを記憶する事象因果関係モデル管理部140と、現在情報に基づき事象因果関係モデルデータを更新する事象因果関係モデル更新部120と、各ステークホルダについて、事象因果関係モデルデータに基づき将来発生することが予測される事象を時系列に示した反応予測情報を生成する反応予測部130と、事象因果関係モデル図501を生成して出力する事象因果関係モデル図生成出力部162と、反応予測図801を生成して出力する反応予測図生成出力部163とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、意思決定支援システム、及び意志決定支援方法に関する。
特許文献1には、「意思決定支援シミュレーションシステムが、関与対象の事象が予め定めた複数の評価軸上でいかなる評価値に対応するかを評価する手段と、複数の評価軸上で評価した関与対象事象の各評価値のいずれかが許容範囲を外れているか否かを判定する手段と、複数の評価軸上での各評価値のいずれかが許容範囲を外れていた場合、重要評価軸を選択し、重要評価軸に対応して定めた方策を抽出する手段と、抽出した方策のうち任意数の方策を選択し、その選択された方策を実施した場合に関与対象事象の重要評価軸上での評価値の変化を推論モデルにより方策別に推論する手段と、推論結果に基づき関与対象事象を許容範囲の状態に矯正する最適な方策を選択する手段とを備える」ことが記載されている。
特開2004−110469公報
上記特許文献1では、意思決定により発生する事象の推定に用いるモデルとして、ユーザが初期入力した事象評価モデルを利用しており、時間の経過とともに事象評価モデルが現実と乖離し、事象の推定精度が低下してしまうという課題がある。また特許文献1では情報源の信頼性を考慮していないため、推定結果の信頼性が必ずしも保証されるわけではない。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、将来発生することが予想される事象を変化する現実の状況に対応して精度よく推定してユーザの意志決定を支援することが可能な、意思決定支援システム、及び意志決定支援方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一つは、情報処理装置を備えて構成される意志決定支援システムであって、ステークホルダ構造を記憶するステークホルダ管理部と、事象に関する現在情報を取得し、前記現在情報に基づき前記ステークホルダ構造を構成する各ステークホルダについて発生することが予測される事象を発生予測日時と対応づけて記憶するデータ取得分析部と、前記事象間の因果関係を示す情報である事象因果関係モデルデータを記憶する事象因果関係モデル管理部と、前記現在情報に基づき、前記事象因果関係モデルデータを更新する事象因果関係モデル更新部と、前記各ステークホルダについて、前記事象因果関係モデルデータに基づき、将来発生することが予測される事象を時系列に示した情報である反応予測情報を生成する反応予測部と、を備える。
その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための形態の欄及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、将来発生することが予想される事象を変化する現実の状況に対応して精度よく推定してユーザの意志決定を支援することができる。
意志決定支援システム1の概略的な構成を示す図である。 意志決定支援システム1を構成する情報処理装置200のハードウェアを示す図である。 ステークホルダ構造図の一例である。 ステークホルダTBL401の一例である。 因果関係モデル図501の一例である。 事象因果関係TBL601の一例である。 反応予測図初期生成処理S700を説明するフローチャートである。 反応予測図801の一例である。 現在情報を反映した反応予測図生成処理S900を説明するフローチャートである。 情報源信頼度TBL1001の一例である。 意思決定を反映した反応予測図生成処理S1100を説明するフローチャートである。 意思決定を反映した反応予測図1201の一例である。 意思決定支援システム1が表示する画面1301(反応予測図)である。 意思決定支援システム1が表示する画面1401(事象因果関係モデル)である。 意思決定支援システム1が表示する画面1501(更新情報)である。
以下、実施形態につき図面を参照しつつ説明する。尚、以下の説明並びに図面において、共通する構成に同一の符号を付して説明を省略することがある。
図1に一実施形態として説明する意志決定支援システム1の概略的な構成を示している。意思決定支援システム1は、ある事象が発生した際、もしくは、ある意思決定がされた際、関連して発生しうる事象間の因果関係を表したモデル(以下、事象因果関係モデルと称する。)を構築し、構築した事象因果関係モデルに基づき、意思決定により発生しうる事象を予測し、予測結果をユーザに提供することによりユーザの意思決定を支援する。
また意思決定支援システム1は、インターネット等を介して取得される情報、例えば、公開情報(ソーシャルメディア情報、報道情報等)や内部情報(諜報情報、政府機関が収集した情報、関係国の情報、国際情勢等)を分析し、その結果に応じて事象因果関係モデルを逐次更新し、ユーザが意志決定を行う場面において、常に最新の情報に基づく事象の予測結果をユーザに提供する。
また意思決定支援システム1は、インターネット等を介して取得される情報の情報源の信頼度を求めてその結果を事象因果関係モデルに反映し、将来発生することが予想される事象を変化する現実の状況に対応して精度よく推定してユーザの意志決定を支援する。
意志決定支援システム1は、ユーザに意志決定が必要とされる様々な場面に適用することができる。意志決定支援システム1のユーザとしては、例えば、国家や政府機関、自治体等の公共機関、企業等の組織、個人などが想定される。意志決定支援システム1は、例えば、地震等の防災事案、その他政治や経済などといった事案の対応に役立てることができる。また例えば、ユーザが政府機関である場合、意志決定支援システム1は、政府機関の図上訓練における意思決定トレーニングやリアルタイムな意思決定支援等に役立てることができる。以下、ユーザたる政府機関が、意志決定支援システム1を利用して、外国船籍船であるB国船籍船がEEZ(排他的経済水域)で操業した事案について意思決定を行
う場合を例として説明する。
図1に示すように、意思決定支援システム1は、データ取得分析部110、事象因果関係モデル更新部120、反応予測部130、事象因果関係モデル管理部140、ステークホルダ管理部150、及びインタフェース部160の各機能を備える。これらの機能は、意志決定支援システム1を構成する情報処理装置(コンピュータ)が、記憶装置203に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。また意思決定支援システム1ではDBMS(DataBase Management System)が機能しており、意思決定支援システム1はDBMSの制御の下で各種のデータベース(取得情報DB141、情報源信頼度DB142、事象因果関係モデルDB143、反応予測情報DB144、ステークホルダDB153等))を管理する。
図2に意志決定支援システム1を構成する情報処理装置200のハードウェアを示している。同図に示すように、情報処理装置200は、プロセッサ201、記憶装置202、計時装置203、入力装置204、出力装置205、及び通信装置206を備える。これらは内部バス208を介して互いに通信可能に接続されている。プロセッサ201は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)を用いて構成されている。記憶装置202は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non Volatile RAM)、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等であり、プログラムやデータを記憶する。計時装置203
は、例えば、RTC(Real Time Clock)を用いて構成され、現在日時等の時間に関する
情報を生成する。入力装置204は、ユーザから情報を取得するユーザインタフェースであり、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等である。尚、意志決定支援システム1が、可搬型記録媒体読取装置や通信によって外部から情報を取得するとしてもよい。出力装置205は、情報をユーザに提供するユーザインタフェースであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、スピーカ、印字装置等である。通信装置206は、例えば、NIC(Network Interface Card)であり、インターネット等の通信ネットワーク50を介して他の装置(以下、情報提供装置60と称する。)と通信する。
図1に示すように、データ取得分析部110は、現在情報取得分析部111及び実績情報取得分析部112を有する。現在情報取得分析部111は、通信ネットワーク50を介して情報提供装置60から現在情報(リアルタイム性の高い情報)を取得し、取得した現在情報を分析し、取得した現在情報並びに分析した結果を取得情報DB141に格納する。実績情報取得分析部112は、通信ネットワーク50を介して情報提供装置60から実績情報(現在情報に比べてリアルタイム性の低い情報)を取得し、取得した実績情報を分析し、取得した実績情報並びに分析結果を取得情報DB141に格納する。現在情報や実績情報は、例えば、公開情報(例えば、ソーシャルメディアや報道情報等のWeb情報等)や内部情報(例えば、諜報情報、各政府機関収集情報、関係国情報、国際情勢等)等である。現在情報や実績情報は、通信ネットワーク50以外から取得される情報であってもよく、例えば、入力装置204や可搬型記録媒体を介して提供される情報であってもよい。
図1に示すように、事象因果関係モデル更新部120は、現在情報反映モデル更新部121、信頼度計算部122、及び実績情報反映モデル更新部123の各機能を有する。現在情報反映モデル更新部121は、現在情報取得分析部111が取得した現在情報や現在情報に基づき分析した結果を、事象因果関係モデルDB143に格納されている事象因果関係モデルを表わすデータ(以下、事象因果関係モデルデータと称する。)に反映する。これにより意志決定支援システム1は、常に最新の情報(事象因果関係モデル)に基づき求めた事象の予測結果をユーザに提供することができる。信頼度計算部122は、実績情報取得分析部112が取得した実績情報の情報源の信頼度を求めて情報源信頼度DB14
2に反映する。実績情報反映モデル更新部123は、情報源信頼度DB142に格納されている情報源の信頼度に基づき、事象因果関係モデルデータを更新する。
反応予測部130は、事象因果関係モデルDB143に格納されている因果関係モデルデータに基づき、ある事象が発生した場合のステークホルダ(利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者(利害関係者)の集合)の反応を予測した情報(将来発生することが予測される事象を時系列に示した情報。以下、反応予測情報と称する。)を生成し、生成した反応予測情報を反応予測情報DB144に格納する。
事象因果関係モデル管理部140は、前述したデータベースのうち、取得情報DB141、情報源信頼度DB142、事象因果関係モデルDB143、及び反応予測情報DB144を管理する。
ステークホルダ管理部150は、ステークホルダごと重要度計算部151及び更新情報生成部152を有する。またステークホルダ管理部150は、ステークホルダに関する情報が格納されるステークホルダDB153を管理する。
ステークホルダごと重要度計算部151は、ステークホルダDB153に管理されている各ステークホルダについて、各ステークホルダから見た他のステークホルダの重要度を算出し、算出した重要度をステークホルダDB153に反映する。
更新情報生成部152は、事象因果関係モデルデータの更新内容に関する情報(以下、更新情報と称する。)を生成する。また更新情報生成部152は、過去の更新情報を記憶装置202に管理する。
図1に示すように、インタフェース部160は、事象因果関係モデル取得部161、事象因果関係モデル図生成出力部162、反応予測図生成出力部163、分析対象期間取得部164、意思決定取得部165、更新情報出力部166、ステークホルダ情報取得部167、及び信頼度出力部168の各機能を有する。
事象因果関係モデル取得部161は、入力される事象因果関係モデルデータを取得し、取得した事象因果関係モデルデータを事象因果関係モデルDB143に格納する。事象因果関係モデルDB143に格納される事象因果関係モデルデータの初期値は、例えば、事象因果関係モデル取得部161を介してユーザが設定する。ユーザが事象因果関係モデル取得部161を介して事象因果関係モデルDB143に格納されている事象因果関係モデルデータを編集することができるとしてもよい。
事象因果関係モデル図生成出力部162は、事象因果関係モデルDB143に格納されている事象因果関係モデルデータに基づく事象因果関係モデルを視覚的に表した図(以下、事象因果関係モデル図と称する。)を生成して出力する。
反応予測図生成出力部163は、反応予測情報DB144に格納されている反応予測情報を視覚的に表した図(以下、反応予測図と称する。)を生成して出力する。
分析対象期間取得部164は、入力装置204を介して分析対象とする期間(以下、分析対象期間と称する。)を取得する。データ取得分析部110は、データ取得分析部110が取得するデータのうち分析対象期間に取得されたデータを分析の対象とする。
意思決定取得部165は、入力装置204を介してユーザの意志決定を取得する。反応予測部130は、意思決定取得部165が取得した意志決定を反映した反応予測情報を生
成して反応予測情報DB144に格納されている反応予測情報を更新する。意思決定取得部165は、例えば、反応予測情報に基づき生成された反応予測図を提示しつつ、ユーザから意志決定の入力を受け付ける。
更新情報出力部166は、更新情報生成部152が生成した更新情報、当該更新情報に対応する、反応予測図や事象因果関係モデル図の該当箇所を示す情報、更新に関連する事象の情報源などの情報を出力する。
ステークホルダ情報取得部167は、入力装置204を介してステークホルダに関する情報(以下、ステークホルダ情報と称する。)を取得し、受け付けたステークホルダ情報をステークホルダDB153に格納する。ステークホルダ情報取得部167は、例えば、ステークホルダDB153に格納されている各ステークホルダ間の関係(以下、ステークホルダ構造と称する。)を示した図(以下、ステークホルダ構造図と称する。)を提示しつつ、ユーザからステークホルダ情報を受け付ける。ユーザがステークホルダ情報取得部167を介してステークホルダDB153に格納されているステークホルダ情報を編集することができるとしてもよい。
信頼度出力部168は、ユーザからの要求等に応じて情報源信頼度DB142の内容を出力装置205に出力する。
図3にステークホルダ構造図301の一例(A国の意志決定に関与するステークホルダの関係を表したステークホルダ構造図)を示す。同図において、矩形枠302(ノード)は夫々1つのステークホルダに対応する。矩形枠302の上段303にはステークホルダの名称が、下段304にはステークホルダについて設定された重要度が設定される。重要度は、ユーザ(例えば意志決定支援システム1にログイン中のユーザ。)が所属するステークホルダから見た重要度であり、例えばユーザが政府機関Bであれば政府機関Bからみた重要度である。ユーザが属するステークホルダの重要度は、例えば、それ以外のステークホルダの重要度よりも高く設定される。破線枠305は、ステークホルダが所属する属性を表わし、ある矩形枠302と他の矩形枠302とを結ぶ線分306は、各矩形枠302のステークホルダ間の関係(親子関係、並列関係等)を表わす。
図4にステークホルダDB153に格納されるテーブル(以下、ステークホルダTBL401と称する。)の一例を示す。ステークホルダTBL401は、ステークホルダID402、ステークホルダ名称303、重要度304、属性305、及び親ステークホルダID403の各項目を有するレコード群で構成される。各レコードは1つのステークホルダに対応している。ステークホルダID402には、当該ステークホルダの識別子(以下、ステークホルダIDと称する。)が設定される。ステークホルダ名称303には、当該ステークホルダの名称が設定される。重要度304には、当該ステークホルダの重要度が設定される。属性305には、当該ステークホルダが所属する属性が設定される。親ステークホルダID403には、当該ステークホルダの親のステークホルダのステークホルダIDが設定される。親のステークホルダが存在しないステークホルダについては親ステークホルダID403に「NULL」が設定される。
図5は事象因果関係モデル図生成出力部162が生成する因果関係モデル図の一例である。同図において、実線枠505はユーザの意志決定の集合(以下、意志層と称する。)を表し、実線枠506は事象の集合(以下、事象層と称する。)を表わす。また破線枠507はステークホルダを、実線円503は意志又は事象(以下、ノードとも称する。)を表わす。ノード間を結ぶ実線504はノード間の因果関係を表わす(以下、実線504を因果関係線とも称する。)。尚、ユーザが事象因果関係モデル取得部161を介して事象因果関係モデル図を編集することにより事象因果関係モデルDB143に格納されている
事象因果関係モデルデータを編集できるとしてもよい。
図6に事象因果関係モデルDB143に格納されるテーブル(以下、事象因果関係TBL601と称する。)の一例を示す。同図に示すように、事象因果関係TBL601は、ノードID601、ノード名称602、ステークホルダID402、ステークホルダ名称303、種別605、リンクノード606、発生日時607、因果関係度608、情報取得日時609、及び情報源610の各項目を有する。事象因果関係TBL601の各レコードは1つのノードに対応している。尚、同じリンク元のノード(以下、リンク元ノードと称する。)に対して複数のリンク先のノード(以下、リンク先ノードと称する。)が存在する場合もあるが、その場合は、各リンク先ノードに対応して、リンクノード606、発生日時607、因果関係度608、情報取得日時609、及び情報源610の項目の組が事象因果関係TBL601に格納される。同図において、リンクノード606、発生日時607、因果関係度608、情報取得日時609、及び情報源610の各項目の符号に付記した数字(1)、(2)、・・・は、複数のリンク先ノードの夫々に対応する。
ノードID611には、ノードごとに付与される識別子(以下、ノードIDと称する。)が設定される。ノード名称602には、当該ノードの名称が設定される。ステークホルダID402には、当該ノードに対応するステークホルダのステークホルダIDが設定される。ステークホルダ名称303には、当該ノードに対応するステークホルダの名称が設定される。種別605には、当該ノードが意志決定か事象か(意志層505に属するか事象層506に属するか)を示す情報が設定される。当該ノードが意志層に属する場合は「意志」が、当該ノードが事象層に属する場合は「事象」が設定される。
リンクノード606には、当該事象(ノード)と因果関係を有するノードのノードIDが設定される。発生日時607には、当該レコードの事象(ノード)(リンク元ノード)が発生してから、リンク先ノードの事象が発生するまでに要する(もしくは要した)日時が設定される。例えば、リンク元ノードの発生から1日後にリンク先ノードが発生する(もしくは発生した)場合は発生日時607に「+1Day」が設定される。因果関係度608には、リンク元ノードについてリンク先ノードが発生する確率が設定される。情報取得日時609には、事象因果関係モデル取得部161が、当該リンク先ノードの情報を追加した日時(もしくは当該リンク先ノードの情報を更新した直近の日時(最新更新日時))が設定される。情報源610には、当該リンク先ノードに関する情報の所在を示す情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator)等)が設定される。
=処理説明=
続いて、意志決定支援システム1において行われる処理について説明する。
図7は、意志決定支援システム1が反応予測図を初期生成する処理(以下、反応予測図初期生成処理S700と称する。)を説明するフローチャートである。以下、同図とともに反応予測図初期生成処理S700について説明する。
反応予測図の初期生成に際しては、まずステークホルダ情報取得部167がステークホルダ情報を取得する(S701)。ステークホルダ情報取得部167は、取得したステークホルダ情報に基づきステークホルダTBL401を生成し、生成したステークホルダTBL401をステークホルダDB153に格納する(S702)。
続いて、事象因果関係モデル取得部161が事象因果関係モデルデータを取得する(S703)。事象因果関係モデル取得部161は、取得した事象因果関係モデルデータに基づき事象因果関係TBL601を生成し、生成した事象因果関係TBL601を事象因果関係モデルDB143に格納する(S704)。
続いて、反応予測部130が、ステークホルダDB153からステークホルダTBL401を、事象因果関係データベース219から事象因果関係TBL601を、夫々取得し、取得したステークホルダTBL401及び事象因果関係TBL601に基づき、反応予測図を生成する(S705)。
図8に反応予測部130が生成する反応予測図801の一例を示す。反応予測図801の各行802は、夫々1つのステークホルダに対応する。この例ではユーザが所属するステークホルダが最上位の行に表示されている。反応予測図801の列方向803は時系列を示し、1つの列は1日に相当する。Xはユーザが意志決定を行う(もしくは行った)日(以下、意志決定日と称する。)であり、X−1は意志決定日の1日前、X+1は意志決定日から1日後である。
反応予測図801の各セルには、事象の内容もしくは意志決定の内容が設定される。反応予測図801の各セルに記載される事象には、既に発生した事象と将来発生することが予測される事象とが含まれる。また将来発生することが予測される事象には、意志決定に起因して発生することが予測される事象が含まれる。X−1以前の列のセルには、既に発生した事象の内容が設定される。Xの列のセルには、例えば、X−1以前に発生した事象と因果関係度が高い事象や意志決定の内容が設定される。この例では、符号804で示すセルに「抗議」という意志決定の内容が設定されている。X+1以降のセルには、X−1以前に発生した事象もしくはXにされた意志決定の内容と因果関係度が高い事象(将来発生することが予測される事象)が設定される。この例では、符号805で示すセルに「C国に支援要請」という将来発生することが予測される事象の内容が設定されている。
図9は、意志決定支援システム1が現在情報を反映した反応予測図を生成する処理(以下、現在情報を反映した反応予測図生成処理S900と称する。)を説明するフローチャートである。
まずデータ取得分析部110が、現在情報を反応予測図801に反映するタイミングが到来したか否かを判定する(S901)。上記タイミングは、例えば、毎日午前10時等の所定の日時に設定される。データ取得分析部110が現在情報を反応予測図801に反映するタイミングが到来したと判定した場合(S901:YES)、意志決定支援システム1はS902からの処理を実行する。データ取得分析部110が上記タイミングが到来していないと判定した場合(S901:NO)、意志決定支援システム1はS909からの処理を実行する。
S902では、データ取得分析部110が、通信ネットワーク50を介して現在情報を取得し、現在情報からステークホルダDB153に格納されているステークホルダについて将来発生することが予測される事象を生成し、生成した事象を発生予測日時に対応づけて取得情報DB141に格納する。ステークホルダについて将来発生することが予測される事象は、例えば、ステークホルダの名称と現在情報とについて行った相関分析の結果に基づき生成するとしてもよい。またステークホルダについて予測される事象は、例えば、入力装置204を介して取得するとしてもよい。
続いて、現在情報反映モデル更新部121が、取得情報DB141に格納されている事象について、事象間の因果関係度を求め、求めた因果関係度を事象因果関係TBL601に格納する(S903)。ここで現在情報反映モデル更新部121は、ある事象Aとある事象Bとの間の因果関係度を、例えば、分析対象期間に取得されたWebページに基づき次の式1から求める。
[式1]
事象Aと事象Bとの間の因果関係度
= 因果関係度の初期値 +
(「事象A」を示す文字列と「事象B」を示す文字列が同一のWebページに出現した回数)/取得されたWebページの総数
尚、因果関係度の初期値は0としてもよいし、ユーザが設定するとしてもよい。また因果関係度を更新する際は、式1の「因果関係度の初期値」を「更新前の因果関係度」として更新後の因果関係を求めるようにしてもよい。また例えば、「事象A」を示す文字列と「事象B」を示す文字列とが同一Webページ内に所定期間内に出現していることをもって因果関係度が高くなるようにしてもよい。また例えば、「事象A」を示す文字列と「事象B」を示す文字列とが同時期に異なるWebページに出現していることをもって因果関係度が高くなるようにしてもよい。
S904では、実績情報取得分析部112が、通信ネットワーク50を介して実績情報を取得し、信頼度計算部122が、取得された実績情報についてその情報源の信頼度を求め、求めた信頼度を情報源信頼度DB142に格納する。ここで信頼度計算部122は、情報源の信頼度を、例えば、過去に求めた因果関係度と、取得情報DB141に格納されている情報から特定される過去に実際に発生した事象とを照合することにより求める。例えば信頼度計算部122は、情報源の信頼度を、分析対象期間に取得されたWebページに基づき次の式2から求める。
[式2]
情報源の信頼度
=情報源の信頼度の初期値 +
(「事象A」と「事象B」とが一定期間内に実際に発生した回数)
/(「事象A」を示す文字列と「事象B」を示す文字列とが情報源の同一Webページに出現した回数)
尚、信頼度計算部122は、過去のある時点における反応予測情報を反応予測情報DB144から取得し、ある情報源から取得した最新の現在情報と過去の反応予測情報とを照合し、最新の現在情報と過去の反応予測情報とが一致する場合にはその情報源の信頼度を上げ、一致しない場合にはその情報源の信頼度を下げることにより、情報源の信頼度1005を随時更新する。その場合の情報源の更新は、例えば、毎日午前10時など、所定のタイミングでバッチ処理により行う。情報源の信頼度を更新した場合にその旨を出力装置205に出力してユーザに報知するようにしてもよい。情報源の初期値は0としてもよいしユーザが設定するとしてもよい。信頼度を更新する際は、式2の「信頼度の初期値」を「更新前の信頼度」として更新後の信頼度を求めるようにしてもよい。
図10は、情報源信頼度DB142に格納されるテーブル(以下、情報源信頼度TBL1001)の一例である。同図に示すように、情報源信頼度TBL1001は、情報源ID1002、情報源名称1003、種別1004、信頼度1005、及び最新更新日時1006の各項目を有する。情報源信頼度TBL1001の各レコードは1つの情報源に対応している。情報源ID1002には、情報源の識別子(情報源のURL等)が設定される。情報源名称1003には、情報源の名称が設定される。種別1004には、情報源の種別を示す情報が設定される。情報源が公開情報であれば種別1004に「公開情報」が、内部情報(政府機関の内部情報等)であれば種別1004に「内部情報」が設定される。信頼度1005には、信頼度計算部122が求めた当該情報源の信頼度が設定される。最新更新日時1006には、信頼度1005の最新更新日時が設定される。信頼度出力部168は、ユーザからの要求等に応じて情報源信頼度TBL1001の内容を出力装置205に出力する。これによりユーザは情報源の信頼度を確認することができ、予測結果の信頼性(精度)を確認することができる。
図9に戻り、S905では、実績情報反映モデル更新部123が、情報源信頼度DB142から情報源の信頼度を取得し、例えば、次の式3に基づき因果関係度に信頼度を重み付けして合算することにより因果関係度を再度求め、事象因果関係TBL601の因果関係度を、求めた因果関係度に更新する。
[式3]
「事象A」と「事象B」の因果関係度
=情報源αの信頼度・情報源αから算出した因果関係度
+ 情報源βの信頼度・情報源βから算出した因果関係度
・・・
+ 情報源Ζの信頼度・情報源Ζから算出した因果関係度
S906では、データ取得分析部110が、取得情報DB141に格納されている現在情報に基づき事象が発生したか否かを判定する。データ取得分析部110が事象が発生したと判定した場合(S906:YES)、意志決定支援システム1はS907からの処理を実行する。データ取得分析部110が事象が発生していないと判定した場合(S906:NO)、意志決定支援システム1はS909からの処理を実行する。
S907では、データ取得分析部110は、事象因果関係モデルDB143の事象因果関係TBL601の発生日時607を更新する。このとき、反応予測部130が、その取得情報DB141に格納されている事象のうち、その発生日時607(発生予測日時)が現在日時よりも古い事象について、その発生日時607を現在日時よりも先の日時に更新するとしてもよい。これにより将来発生する可能性がある事象を引き続き反応予測図801に反映することができる。
更新情報生成部152は、発生日時607を更新した場合はその旨を示す更新情報を生成し、更新情報出力部166は、生成された更新情報を出力装置205に出力する(S908)。これによりユーザは反応予測図801や事象因果関係モデル図501が更新されたことを知ることができる。
S909では、意志決定支援システム1は、反応予測図801や事象因果関係モデル図501の出力指示をユーザから受け付けたか否かを判定する。意志決定支援システム1が出力指示を受け付けたと判定した場合(S909:YES)、反応予測図生成出力部163又は事象因果関係モデル図生成出力部162は、反応予測図801又は事象因果関係モデル図501を生成して出力装置205に出力する(S910)。その後、処理はS901に戻る。
図11は、意志決定支援システム1が、ユーザの意思決定を反映した反応予測図を生成する処理(以下、意思決定を反映した反応予測図生成処理S1100と称する。)を説明するフローチャートである。意思決定を反映した反応予測図生成処理S1100は、例えば、反応予測図を出力装置205に表示しつつ行われる。以下、同図とともに意思決定を反映した反応予測図生成処理S1100について説明する。
意志決定取得部113は、例えば、反応予測図801のセルに意志決定の選択肢(リスト)を表示することにより、ユーザから意志決定の入力を受け付ける(S1101)。意志決定取得部113が、意志決定が入力されたと判定すると(S1101:YES)、反応予測図生成出力部163が、事象因果関係モデルDB143の事象因果関係TBL601から、入力された意志決定と因果関係を有する事象(ノード)を取得する(S1102)。反応予測図生成出力部163は、意志決定と取得した事象(ノード)との因果関係を
反映した反応予測図を生成して出力する(S1103)。
図12は、反応予測図生成処理S1100によって生成される、意思決定を反映した反応予測図1201の一例である。意思決定を反映した反応予測図(以下、反応予測図1201と称する。)の基本的な構成は図8に示した反応予測図801と同様である。ユーザが反応予測図1201のセルの一つを選択すると、意志決定の選択肢が表示される。同図はユーザがXの列の最上段のセルを選択した場合であり、当該セルに重ねて意志決定の選択肢として「航空機派遣」、「抗議」、「静観」という3つの選択肢が表示されている。ユーザはこのうちの一つを選択することで意志決定を入力し、意志決定取得部113がこれを取得する。反応予測図生成出力部163は、取得された意志決定に応じて反応予測図1201の各セルの内容を更新する。尚、同図に示すように、反応予測図生成出力部163は、更新により内容に変更のあったセル1203を強調表示(同図では着色表示)する。尚、この例では、ユーザが所属するステークホルダ(政府機関B)に対して意思決定を行っているが、他のステークホルダに対して意思決定を行うとしてもよい。またユーザが複数のステークホルダに対して同時に意思決定を行うとしてもよい。また意志決定を行う日はXのみでなく、X+1、X+2等、X以降の複数の日に逐次意思決定を行うとしてもよい。
<出力画面>
図13は、意思決定支援システム1が出力装置205に表示する画面の一例である。同図に示すように、この画面1301の上部には、4つのタブ(ホーム1304、反応予測1305、事象因果関係モデル1306、初期入力/設定等1307)が設けられている。ユーザはタブを選択することにより表示内容を切り替えることができる。
同図に示す画面1301は、ユーザが反応予測1305のタブを選択することにより表示される。この画面1301には、反応予測図1302(反応予測図801もしくは意志決定を反映した反応予測図1201)、及び取得情報DB141に格納されているデータに基づき描画されたグラフ1303が表示されている。反応予測図1302にはセルの表示範囲を移動(スクロール)させるスクロールバー1304が設けられ、ステークホルダの数や時系列の数が多い場合には、ユーザはスクロールバー1304を操作して効率よく反応予測図1302を参照することができる。
この例では、グラフ1303として、内閣支持率の変化を示すグラフ、及びB国船のA国EEZ(排他的経済水域)操業隻数の変化を示すグラフが表示されている。尚、画面1301に表示するグラフ1303をユーザが予め選択して設定できるとしてもよい。また反応予測図1302に表示されている事象に関連するグラフ1303を意思決定支援システム1が生成して表示するとしてもよい。またユーザが反応予測図1302から選択したセルの事象に関連するグラフ1303を意思決定支援システム1が自動生成して表示するとしてもよい(例えば、ユーザが「対A国サイバー活動等」を選択した場合に「対A国サイバー活動等の数」の推移を示すグラフ1303を意思決定支援システム1が生成して表示する等)。また出力装置205が複数のディスプレイで構成されている場合、反応予測図1302とグラフ1303とが異なるディスプレイに表示されるとしてもよい。
図14に示す画面1401は、図13に示した画面1301においてユーザが事象因果関係モデル1306のタブを選択することにより表示される。同図に示すように、この画面1401には、事象因果関係モデル図1402(事象因果関係モデル図501)が表示されている。この事象因果関係モデル図1402において、反応予測図1201でユーザが入力した意志決定に対応するノード、当該ノードと因果関係を有するノード、及び意志決定に対応するノードと因果関係を有するノードとを結ぶ因果関係線504が強調表示(太線表示)されている。これによりユーザは意志決定と因果関係を有している事象を容易
に把握することができる。またユーザは、タブを操作することで反応予測図1302と事象因果関係モデル図1402とを対照することができ、反応予測図1302に記載されている事象の因果関係を容易に確認することができる。因果関係モデル図1402に含まれる情報が多い場合には、ユーザはスクロールバー1404を操作して効率よく因果関係モデル図1402を参照することができる。
図15に示す画面1501は、図13の画面1301もしくは図14の画面1401においてユーザがホーム1304のタブを選択することにより表示される。同図に示すように、この画面1501には、ログイン情報の表示欄1502、更新情報の表示欄1503、及び過去の更新情報の表示指示欄1504が表示されている。ログイン情報の表示欄1502には、現在ログイン中のユーザに関する情報(所属部署、氏名(ユーザID)等)が表示される。
更新情報の表示欄1503には、更新情報に関する情報が表示される。同図に示すように、更新情報の表示欄1503は、更新日時1511、更新内容1512、及び情報源1513の各表示項目を有する。更新日時1511には、更新があった日時が表示される。更新内容1512には、更新情報、当該更新情報に対応する反応予測図1302や事象因果関係モデル図1402の該当箇所等が表示される。情報源1513には、更新の発生要因となった情報の情報源を示す情報が表示される。ユーザが過去の更新情報の表示指示欄1504を選択すると、更新情報出力部166は更新情報生成部152が記憶している過去の更新情報を出力装置205に表示する。
尚、更新情報出力部166が、ステークホルダTBL401の重要度304が予め設定された閾値以上であるステークホルダの事象の更新情報のみを表示欄1503に表示するとしてもよい。これによりユーザは重要度304の高い更新情報のみを効率よく把握することができる。また更新内容1512に表示する更新内容を記述した文字列等にリンクを設定しておき、ユーザが当該文字列を選択すると、更新情報出力部166が、更新内容が反映された反応予測図1302や事象因果関係モデル図1402を自動的に表示するとしてもよい。またその場合、更新情報出力部166が、表示される反応予測図1302や事象因果関係モデル図1402の更新内容に対応する部分を強調表示した反応予測図1302や事象因果関係モデル図1402を生成して出力装置205に出力するとしてもよい。
以上に説明したように、本実施形態の意志決定支援システム1は、インターネット等から取得した情報に基づき、ステークホルダについて将来発生することが予測される事象を時系列に示した反応予測情報を生成し、反応予測図や事象因果関係モデル図を出力するので、変化する現実の状況に対応して将来発生することが予想される事象を精度よく推定してユーザに提供することができる。
また意志決定支援システム1は、ユーザの意志決定を取得し、取得した意志決定と事象因果関係モデルとに基づき、取得した意志決定の内容を反映した反応予測図や事象因果関係モデル図を生成して出力するので、意思決定により将来発生することが予想される事象を変化する現実の状況に対応して精度よく推定してユーザに提供することができる。
また意志決定支援システム1は、インターネット等から取得される情報の情報源の信頼度を求め、信頼度を考慮して求めた因果関係度を事象因果関係モデルデータに反映するので、ユーザに信頼性の高い情報を提供することができる。
ところで、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また
、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、意志決定支援システム1は意思決定者のトレーニングに利用することができる。その場合、新人の意思決定者の意思決定を意志決定支援システム1に入力することにより得られる意志決定支援システム1の出力を利用して、ベテランの意思決定者が新人の評価を行うといった利用形態も可能である。また意志決定支援システム1は、例えば、複数の意思決定者の意思決定の入力を受け付けて意志決定者の傾向を分析するといった用途に用いることも可能である。
上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD等の記録装置や、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 意思決定支援システム、50 通信ネットワーク、60 情報提供装置、110 データ取得分析部、111 現在情報取得分析部、112 実績情報取得分析部、120 事象因果関係モデル更新部、121 現在情報反映モデル更新部、122 信頼度計算部、123 実績情報反映モデル更新部、130 反応予測部、140 事象因果関係モデル管理部、141 取得情報DB、142 情報源信頼度DB、143 事象因果関係モデルDB、144 反応予測情報DB、150 ステークホルダ管理部、151 ステークホルダごと重要度計算部、152 更新情報生成部、153 ステークホルダDB、160 インタフェース部、161 事象因果関係モデル取得部、162 事象因果関係モデル図生成出力部、163 反応予測図生成出力部、164 分析対象期間取得部、165 意思決定取得部、166 更新情報出力部、167 ステークホルダ情報取得部、168 信頼度出力部、200 情報処理装置、204 入力装置、205 出力装置、301 ステークホルダ構造図、401 ステークホルダTBL、501 事象因果関係モデル図、601 事象因果関係TBL、801 反応予測図、1001 情報源信頼度TBL、1201 意思決定を反映した反応予測図、S700 反応予測図初期生成処理、S900 現在情報を反映した反応予測図生成処理、S1100 意思決定を反映した反応予測図生成処理

Claims (15)

  1. 情報処理装置を備えて構成される意志決定支援システムであって、
    ステークホルダ構造を記憶するステークホルダ管理部と、
    事象に関する現在情報を取得し、前記現在情報に基づき前記ステークホルダ構造を構成する各ステークホルダについて発生することが予測される事象を発生予測日時と対応づけて記憶するデータ取得分析部と、
    前記事象間の因果関係を示す情報である事象因果関係モデルデータを記憶する事象因果関係モデル管理部と、
    前記現在情報に基づき、前記事象因果関係モデルデータを更新する事象因果関係モデル更新部と、
    前記各ステークホルダについて、前記事象因果関係モデルデータに基づき、将来発生することが予測される事象を時系列に示した情報である反応予測情報を生成する反応予測部と、
    を備える意志決定支援システム。
  2. 請求項1に記載の意志決定支援システムであって、
    前記事象因果関係モデルデータは、前記事象間の因果関係の強さを示す指標である因果関係度を含み、
    前記事象因果関係モデル更新部は、前記現在情報に基づき、前記事象因果関係モデルデータにおける前記事象間の因果関係度を更新する
    意志決定支援システム。
  3. 請求項1に記載の意志決定支援システムであって、
    前記データ取得分析部は、記憶している前記事象のうち前記発生予測日時が現在よりも古い前記事象について、前記事象の前記発生予測日時を現在よりも先の日時に更新する
    意志決定支援システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の意志決定支援システムであって、
    前記反応予測情報を視覚的に表した図である反応予測図を生成して出力する反応予測図生成出力部と、
    前記事象因果関係モデルデータを視覚的に表した図である事象因果関係モデル図を生成して出力する事象因果関係モデル図生成出力部と、
    を備える意志決定支援システム。
  5. 請求項4に記載の意志決定支援システムであって、
    ユーザの意志決定を取得する意志決定取得部を有し、
    前記反応予測図生成出力部は、取得した前記意志決定と前記事象因果関係モデルデータとに基づき、前記意志決定を反映した前記反応予測図を生成して出力する
    意志決定支援システム。
  6. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の意志決定支援システムであって、
    前記現在情報に基づき、前記現在情報の取得元である情報源の信頼度を求める信頼度計算部を備え、
    前記事象因果関係モデルデータは、前記事象間の因果関係の強さを示す指標である因果関係度を含み、
    前記事象因果関係モデル更新部は、前記情報源の夫々から取得した現在情報に基づき求められる前記因果関係度に前記信頼度を重み付けして合算することにより前記因果関係度を求め、求めた前記因果関係度を前記事象因果関係モデルデータに反映する
    意志決定支援システム。
  7. 請求項6に記載の意志決定支援システムであって、
    前記信頼度計算部は、過去に求めた前記因果関係度と前記現在情報から特定される実際に発生した事象とを照合することにより、前記情報源の信頼度を求める
    意志決定支援システム。
  8. 請求項7に記載の意志決定支援システムであって、
    前記信頼度を示す画面を生成して出力する信頼度出力部を備える
    意志決定支援システム。
  9. 請求項1に記載の意志決定支援システムであって、
    前記事象因果関係モデルデータの更新内容に関する情報である更新情報を生成する更新情報生成部と、
    前記更新情報を出力する更新情報出力部と、
    を備える意志決定支援システム。
  10. 請求項9に記載の意志決定支援システムであって、
    前記反応予測情報を視覚的に表した図である反応予測図を生成して出力する反応予測図生成出力部と、
    前記事象因果関係モデルデータを視覚的に表した図である事象因果関係モデル図を生成して出力する事象因果関係モデル図生成出力部と、
    を備え、
    前記更新情報出力部は、前記更新情報に対応する、前記反応予測図又は前記事象因果関係モデル図の該当箇所を示す情報を出力する
    意志決定支援システム。
  11. 請求項10に記載の意志決定支援システムであって、
    前記更新情報出力部は、前記該当箇所に対応する部分を強調表示した、前記反応予測図又は前記事象因果関係モデル図を生成して出力する
    意志決定支援システム。
  12. 請求項9に記載の意志決定支援システムであって、
    前記ステークホルダ管理部は、前記ステークホルダの夫々の重要度を記憶し、
    前記更新情報出力部は、前記重要度が予め設定された閾値以上である前記ステークホルダの前記事象に関する前記更新情報のみを出力する
    意志決定支援システム。
  13. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の意志決定支援システムであって、
    分析対象とする期間の設定を受け付ける分析対象期間取得部を有し、
    前記事象因果関係モデル更新部は、前記現在情報のうち前記期間に取得された情報に基づき前記事象因果関係モデルデータを更新する
    意志決定支援システム。
  14. 情報処理装置が、
    ステークホルダ構造を記憶するステップ、
    事象に関する現在情報を取得し、前記現在情報に基づき前記ステークホルダ構造を構成する各ステークホルダについて発生することが予測される事象を発生予測日時と対応づけて記憶するステップ、
    前記事象間の因果関係を示す情報である事象因果関係モデルデータを記憶するステップ、
    前記現在情報に基づき、前記事象因果関係モデルデータを更新するステップ、
    前記各ステークホルダについて、前記事象因果関係モデルデータに基づき、将来発生することが予測される事象を時系列に示した情報である反応予測情報を生成するステップ、
    を実行する、意志決定支援方法。
  15. 請求項14に記載の意志決定支援方法であって、
    前記事象因果関係モデルデータは、前記事象間の因果関係の強さを示す指標である因果関係度を含み、
    前記情報処理装置が、前記現在情報に基づき、前記事象因果関係モデルデータにおける前記事象間の因果関係度を更新するステップを実行する
    意志決定支援方法。
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