JP2022159726A - ネイル記録装置 - Google Patents

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聡明 時沢
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Abstract

【課題】様々な長さの指の爪に対して高精細な印刷を行うことを可能とすること。【解決手段】記録対象の爪部に画像を記録するネイル記録装置は、記録が行われる爪部の指である印刷指301を載置し昇降可能な指載置部2114と、印刷指301が挿入されると、挿入された印刷指301の先端近傍に突き当たる突き当て部材2112と、を備え、印刷指301が挿入されると、指載置部2114と前記突き当て部材2112とが一体的に印刷指301の挿入方向にスライドする。【選択図】図6

Description

本発明は、ネイル記録装置に関する。
ネイルデザインを印刷するネイル記録装置が知られている。特許文献1に記載のネイル記録装置では、印刷中の爪が動かないように印刷指を拘束する指押さえ部と、印刷指を挿入する際に印刷指の先端が突き当たる突き当て部材とを備える指挿入部材が記載されている。また、特許文献1では、ユーザ間または各指間での長さの違いに対応するために、指挿入部材が指挿入方向に移動することで、爪と指押さえ部との位置関係を変えることなく印刷指の拘束を行う技術が記載されている。また、特許文献1では、印刷指を印刷ヘッドに近づけるように押し上げる押し上げ機構が記載されている。
特開2012-135600号公報
爪部に高精細な印刷を行う際には、爪部を記録ヘッドから一定の位置に配置することが求められる。特許文献1の技術では、様々な長さの指に対して爪部近傍を一定の位置に昇降させることが困難である。
本発明は、様々な長さの指の爪に対して高精細な印刷を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るネイル記録装置は、記録対象の爪部に画像を記録するネイル記録装置であって、記録が行われる爪部の指である印刷指を載置し昇降可能な指載置部と、前記印刷指が挿入されると、前記挿入された印刷指の先端近傍に突き当たる突き当て部材と、を備え、前記印刷指が挿入されると、前記指載置部と前記突き当て部材とが一体的に前記印刷指の挿入方向にスライドすることを特徴とする。
本発明によれば、様々な長さの指の爪に対して高精細な印刷を行うことが可能となる。
ネイル記録装置の構成の概略を示す上面図である。 ネイル記録装置の構成の概略を示す正面図である。 ネイル記録装置の構成の概略を示す右側面図である。 ネイル記録装置の概略構成を示すブロック図である。 手載置部の概略構成を示す上面図である。 印刷指固定部の概略を示す断面図である。 手載置部の概略構成を示す上面図である。 印刷指固定部の概略を示す断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、実施形態の一例を詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、実施形態に記載されている構成要素の相対位置、形状などはあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらにのみ限定する趣旨のものではない。
<<第1実施形態>>
<ネイル記録装置>
本実施形態の記録装置は、爪にネイルデザインを記録するネイル記録装置である。以下の実施形態では、ネイル記録装置のユーザが、自身の爪にネイルデザインを記録する被記録者であることを想定して説明する。尚、ネイル記録装置のユーザと、被記録者とが、別であってもよい。
図1は、ネイル記録装置20の構成の概略を示す上面図である。図2は、ネイル記録装置20の構成の概略を示す正面図である。図3は、ネイル記録装置20の構成の概略を示す右側面図である。図1から図3は、不図示の筐体を取り除いた状態のネイル記録装置20の例を示している。図1から図3においては、+Y方向を手前側、-Y方向を奥側(後ろ側)、+X方向を右側、-X方向を左側、+Z方向を下側、-Z方向を上側とする。Z軸は、重力方向に対応する。
ネイル記録装置20は、インクジェット方式により、記録媒体である爪に対してインク(液体)を吐出してネイルデザインを記録するように構成されている。記録対象の爪の指のことを、印刷指という。ネイル記録装置20は、爪に対する記録を行う記録部203と、爪を記録部203に対しZ方向に相対移動させることが可能な手載置部205とを備えている。即ち、手載置部205は、印刷指を載置した状態で昇降可能に構成されている。また、ネイル記録装置20は、上方から印刷指を撮影し、爪のXY方向における位置を認識する撮影部204を有する。ネイル記録装置20の全体の動作は、制御部40(図4参照)により制御される。
<記録部>
記録部203は、記録ヘッド2030が搭載されたキャリッジ2031を備えている。記録ヘッド2030は、以下のインク吐出用ノズルを有する。
・シアンインク吐出用ノズル2032
・マゼンタインク吐出用ノズル2033
・イエローインク吐出用ノズル2034
記録ヘッド2030は、キャリッジ2031に装着された不図示のインクタンクから供給されたインクを、上記のインク吐出用ノズルを用いて吐出する。
キャリッジ2031、および、キャリッジ2031に搭載された記録ヘッド2030は、後述の手載置部205に対し、少なくともXY方向に相対移動可能に設けられる。具体的に説明する。ネイル記録装置20は、Y方向レールガイド2011、2012、およびX方向レールガイド2020を備えている。Y方向レールガイド2011、2012は、Y方向に延在しキャリッジ2031を前後方向に移動させるために用いられる。X方向レールガイド2020は、Y方向と交差(本実施形態では直交)するX方向に延在し、キャリッジ2031を左右方向に移動させるために用いられる。キャリッジ2031および記録ヘッド2030は、不図示の2つのモータを用いることで、Y方向レールガイド2011、2012、および、X方向レールガイド2020に沿って、XY方向に移動することができる。
記録を行う際には、記録部203が、記録媒体である爪に対して、X方向に記録ヘッド2030を移動させながらインクを吐出して1走査分の画像を記録する記録動作が行われる。その後、Y方向に所定量だけ記録ヘッド2030を移動する移動動作を行った後に、再度記録動作を行う。このように、ネイル記録装置20では、記録動作と移動動作とを交互に繰り返し実行することで、爪に対して画像を記録する。また、このように、ネイル記録装置20において記録媒体(記録対象)である爪は、記録中に位置を移動させず、記録部203が記録媒体に対するXY方向の位置を変えながら、爪に記録が行われることになる。
<撮影部>
撮影部204は、ネイル記録装置20の天井部内側に設置された、指を撮影するためのカメラ2040を備えている。カメラ2040の下部には、撮影レンズ2041が配置されている。撮影部204は、ネイル記録装置20に据え付けられているものでもよいし、別途、ユーザが、例えばカメラ機能付のスマートフォンなどを取り付けたものでもよい。手載置部205に手が載置された状態で撮影部204から撮影することで、記録媒体である爪の概略的な位置を特定することができる。
<手載置部>
手載置部205は、ネイル記録装置20の底面側(下側)に配置された、手のひらを置くための手のひら載置部2050と、後述する指を固定するための印刷指固定部2110、2120、2130、2140とを備えている。手載置部205は、ネイル記録装置20から手前側(+Y方向側)に引き出されたり、引き出された状態からネイル記録装置20内(-Y方向側)に押し込まれたりすることが可能である。ユーザは、手載置部205をネイル記録装置20から手前側(+Y方向側)に引き出し、引き出した手載置部205に手を載置する。このとき、後述するように、ユーザは、指の位置を印刷指固定部において位置合わせする動作を行う。その後、ユーザが、印刷指を手載置部205に載置した状態で手載置部205をネイル記録装置20内に押し込み、印刷指固定部が上昇することで、記録部203による記録可能な記録領域に、記録媒体である爪部を位置させることができる。
図1から図3においては、ユーザの手と指とが、ネイル記録装置20内に挿入されている例も模式的に図示している。具体的には、ユーザの右手30が手載置部205に載置されている例を示している。右手30の手のひら300は、手のひら載置部2050上に載置されている。右人差し指301、右中指302、右薬指303、右小指304は、それぞれ印刷指固定部2110、2120、2130、2140上に載置されている。指固定部の詳細は、後述する。
このように、本実施形態の手載置部205には、4つの指に対応する印刷指固定部2110、2120、2130、2140が備えられている。尚、右手30の親指の爪の記録を行いたい場合、ユーザは、印刷指固定部2140に右手親指(不図示)を載置する。一方で、左手の爪の記録を行いたい場合、左人差し指、左中指、左薬指、左小指は、それぞれ右手の場合とは逆に、印刷指固定部2140、2130、2120、2110に載置されることになる。また、左手の親指の記録を行いたい場合、ユーザは、印刷指固定部2110に左手親指を載置することになる。尚、両手の親指を、それぞれ印刷指固定部2110、2140に載置してもよい。このように、単一ユーザであっても、載置する指が変わることがあるので、印刷指固定部に載置される印刷指の長さが変わり得る。また、ユーザごとによっても、指の長さは異なる。本実施形態では、このように、ユーザごと、および、指ごとに指の長さが異なる場合であっても、精度良く爪に画像(ネイルデザイン)を記録することを可能とするように構成されている。詳細は後述する。
尚、本実施形態では、4つの指に対応する印刷指固定部が設けられている例を示しているが、1つ以上の指に対応する印刷指固定部が設けられるものであればよい。本実施形態のように複数の指に対応する印刷指固定部を設けることで、複数の爪にまとめてネイルデザインを記録することが可能となる。
<制御部>
図4は、ネイル記録装置20の概略構成を示すブロック図である。図4に示すように、ネイル記録装置20は、制御部40、記録ヘッド2030、カメラ2040、モータ4006、およびセンサ4010を有する。また、ネイル記録装置20は、コンピュータ、スマートフォン、またはタブレットなどのホスト10と通信可能に構成されている。
制御部40は、CPU4001、ROM4002、コントローラ4003、RAM4004、モータドライバ4005、記録ヘッドドライバ4007、およびEEPROM4009を有する。
CPU(中央処理装置)4001は、ROM4002に記憶された各種プログラムに従って、コントローラ4003を介してネイル記録装置20における各機構の制御を行う。ROM4002は、各種のプログラムを記憶する。RAM4004は、各種データの一時的な保存をしたり処理を実行したりする際のワークエリアとして使用される。CPU4001は、ホスト10から受信した画像データを、ネイル記録装置20で記録可能な記録信号に変換するための画像処理を行う。そして、CPU4001は、画像処理した情報などに基づいて、モータドライバ4005を介してモータ4006を駆動するとともに、記録ヘッドドライバ4007を介して記録ヘッド2030を駆動して、記録媒体に画像を記録する。尚、図4では、理解を容易にするために、ネイル記録装置20における各種モータをモータ4006で示し、各モータを駆動するモータドライバをモータドライバ4005として示している。
また、制御部40は、電気的に書き込み可能なEEPROM4009を備えている。EEPROM4009には、各種の設定値または更新されるデータが格納されている。EEPROM4009に格納されたデータは、コントローラ4003またはCPU4001によって制御パラメータとして用いられる。尚、図4では、理解を容易にするために、ネイル記録装置20に設けられたエンコーダセンサなどの各種センサをセンサ4010として示している。CPU4001は、例えば、エンコーダセンサがスリットをカウントしたカウント情報を、随時RAM4004のリングバッファにインクリメントする。CPU4001は、センサ4010で得た情報を基に、各種の制御を行う。
ホスト10にはカメラ2040が接続されている。ホスト10は、カメラ2040で取得した画像情報をもとにホスト10で爪の位置情報に関する画像処理を行う。CPU4001は、ホスト10から得た爪の位置情報を基に、各種の制御を行う。
尚、図4は、概略的な構成を示したものであり、他の構成が含まれていてもよい。また、図4では、ネイル記録装置20とホスト10とが別装置である例を示しているが、ホスト10がネイル記録装置20に組み込まれていてもよい。
<印刷指固定部>
図5は、手載置部205の概略構成を示す上面図である。図6は、印刷指固定部2110の概略を示す断面図である。図5および図6を用いて、印刷指固定部の構成を説明する。尚、図5に示すように、手載置部205には、4本分の指に相当する4つの印刷指固定部2110、2120、2130、2140が含まれるが、以下では、印刷指固定部2110に着目して説明する。他の印刷指固定部2120、2130、2140も、同等の構成を備えている。
印刷指固定部2110は、指301(本例では、右人差し指301であるが、説明を簡略するため、単に「指」と称する)を固定する部位である。印刷指固定部2110は、指301の爪部を除く少なくとも一部を覆う指押さえ部材2111、指301の先端近傍が突き当たる突き当て部材2112、指を載置するための指載置部2114、および台座2115を有する。印刷指固定部2110と手のひら載置部2050とを含む手載置部205は、前述したように、ネイル記録装置20から手前側(+Y方向側)に引き出されたり、引き出された状態からネイル記録装置20内(-Y方向側)に押し込まれたりすることが可能である。即ち、印刷指固定部2110と手のひら載置部2050とは、一体となってネイル記録装置20の手前側および奥側に移動可能である。
指載置部2114の内部には、不図示のモータが備えられており、指載置部2114を昇降する機構を有する。なお、指載置部2114の昇降には必ずしもモータを使用する必要はなく、例えばばね等の付勢部材によって昇降してもよい。爪に記録を行う際には、爪を記録ヘッド2030から一定の位置に配置することが求められる。記録ヘッド2030の吐出用ノズルから記録媒体である爪までの距離が、所定の距離から離れていると、印刷精度が向上しない虞があるからである。このため、指載置部2114は、記録が行われる場合に、不図示のモータ等によって一定の位置まで上昇する。
突き当て部材2112は、指301の先端近傍が突き当たる位置に備えられている部材である。本実施形態では、指301を印刷指固定部2110に位置合わせすることが行われる。突き当て部材2112は、この指の位置合わせに用いられる部材である。尚、爪に記録をする場合には、爪が露出していることが要求される。一方で、記録は、前述したように、記録ヘッド2030が爪に近接した状態で行われるため、ユーザによる不意な動作を抑制することが求められる。このようなユーザの不意な動作を抑制するために、指押さえ部材2111が、指載置部2114の上方(-Z方向側)に設けられている。この突き当て部材2112と指押さえ部材2111との間には、記録ヘッド2030(上方)から見て、開口が形成された状態である。記録ヘッド2030は、この開口部分に露出された爪に記録を行うことになる。そこで、指の長さに応じて異なり得る、開口部分(爪部分)の位置決めをするべく、指301と印刷指固定部2110との位置合わせが行われる。
本実施形態では、図6に示すように、突き当て部材2112は、指の腹先端に突き当たることが可能な構成を用いる。即ち、突き当て部材2112は、印刷指固定部2110において指の挿入方向(-Y方向)の端部側の位置において、指301の挿入方向への進行を規制するように、上方(-Z方向)に突出した部材である。また、突き当て部材2112は、少なくとも指押さえ部材2111が設けられている位置よりも、低い位置に突出する形状で設けられている。一般的に、爪に記録を行う前に、下地等を爪に塗布することがある。このような突き当て部材2112を用いることで、指301が印刷指固定部2110に挿入される場合に、下地等を塗布した爪の塗布部分を損なうことなく、指301を突き当てることができる。また、突き当て部材2112は、指の腹先端に突き当たることが可能であるので、爪が突き当て部材2112に突き当たることに起因して、爪の淵部まで記録ができないことを抑制することができる。
尚、図6においては、突き当て部材2112において指が突き当たる位置の形状は、模式的に直角形状として示しているが、曲面形状としてもよい。また、突き当て部材2112の指が突き当たる近傍領域は、水平方向から所定の角度、傾斜(上方向に傾斜)するように構成されていてもよい。
本実施形態では、突き当て部材2112は、印刷指の挿入方向(-Y方向)にスライド可能に取り付けられている。そして、突き当て部材2112のスライドに連動して指載置部2114がスライドする。本実施形態では、印刷指固定部2110の台座2115に、突き当て部材2112および指載置部2114が取り付けられている。突き当て部材2112がスライドすることで台座2115がスライドし、台座2115のスライドにより、指載置部2114もスライドする。このような構成によれば、指の先端近傍から指載置部2114までの相対距離を一定に保つことができる。指の先端近傍から指載置部2114までの相対距離を一定に保つことで、記録時の記録精度を向上させることができる。
以下、指の先端近傍から指載置部2114までの相対距離を一定に保つことで、記録時の記録精度を向上させることができることを説明する。前述したように、指載置部2114は、記録を行う際に上昇して一定の位置まで指を持ち上げる。ここで、比較例として、突き当て部材2112がスライドする一方、指載置部2114がスライドしない構成を用いる場合を想定する。この場合、指載置部2114が上昇したときの爪の位置・姿勢が、安定しない虞がある。例えば、指の長さが第一の長さの指で突き当て部材をスライドさせた第一の場合と、第一の長さよりも短い指で突き当て部材をスライドさせた第二の場合とを想定する。指載置部2114を上昇させたときに、第一の場合の方が第二の場合に比べて、爪の姿勢が下方に傾くことになる。指載置部2114で持ち上げる指の部位が、第一の場合の方が第二の場合よりも、指の付け根側に位置することになるからである。このように、爪の位置・姿勢が安定しない状態で記録を行うと、記録精度が低下する虞がある。このため、指載置部2114は、可能な限り、指301において爪部近傍を昇降させることが好ましい。
前述したように、本実施形態の印刷指固定部2110は、突き当て部材2112のスライドに連動して、指を昇降させる指載置部2114も、同じ移動量だけスライドすることになる。即ち、突き当て部材2112と指載置部2114とが一体的にスライドする。このため、挿入される指の長さに関わらず、突き当て部材2112と指載置部2114との相対距離は、一定に維持されることになる。つまり、指載置部2114が昇降させる指の位置が、挿入される指の長さに関わらず、爪部近傍となる。このため、本実施形態の印刷指固定部2110を用いることで、様々な長さの指に対して爪部近傍を昇降することができる。
また、本実施形態では、指押さえ部材2111も突き当て部材2112のスライドに連動してスライドする構成を使用している。本実施形態では、印刷指固定部2110の台座2115に、指押さえ部材2111も取り付けられている。突き当て部材2112がスライドすることで台座2115がスライドし、台座2115のスライドにより、指押さえ部材2111もスライドする。
このように、本実施形態では、突き当て部材2112と指載置部2114との相対距離、および、突き当て部材2112と指押さえ部材2111との相対距離は、スライドによって一定に維持される。ここで、相対距離自体は、調整可能に構成されていてもよい。例えば、突き当て部材2112を台座2115に取り付ける取り付け位置を変えることで、突き当て部材2112と、指載置部2114または指押さえ部材2111との相対距離を変更することができる。突き当て部材2112の取り付け位置は変えずに、指載置部2114または指押さえ部材2111の取り付け位置を変えてもよい。あるいは、突き当て部材2112と、指載置部2114、および指押さえ部材2111のいずれか、または、全ての取り付け位置を変えてもよい。取り付け位置の変更は、手載置部205をネイル記録装置20から引き出した状態で行うことが可能である。
印刷指固定部2110は、付勢部材2113を備える。印刷指固定部2110は、付勢部材2113によって、指301の挿入方向と反対方向(+Y方向)に付勢されている。つまり、印刷指固定部2110は、手のひら載置部2050に近づくように、付勢されている。このような構成によれば、指301を引き抜いた際に印刷指固定部2110が手前の位置(+Y方向)に戻る。つまり、いわば印刷指固定部2110は初期状態の位置に戻る。この状態で、右手の代わりに左手を挿入したり、別の指を挿入したり、あるいは、別のユーザの手を挿入したりして、指を挿入すると、再度、印刷指固定部2110が-Y方向にスライドする。そして、印刷指固定部2110に対する印刷指の位置決めが行われることになる。
尚、本実施形態では、手載置部205をネイル記録装置20から引き出した状態でユーザが印刷指固定部2110に指を固定し、その後、手載置部205をネイル記録装置20内に押し込む動作を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られない。手載置部205がネイル記録装置20内に収容されている状態で、ユーザが印刷指固定部2110に指を挿入して、印刷指の印刷指固定部2110への位置決めが行われてもよい。
以上、印刷指固定部2110を例に挙げて説明したが、他の印刷指固定部も同様である。即ち、印刷指固定部2120において、指302が挿入されてスライドする場合、突き当て部材2122と、指載置部2124および指押さえ部材2121との相対距離が、一定に維持される。印刷指固定部2130において、指303が挿入されてスライドする場合、突き当て部材2132と、指載置部2134および指押さえ部材2131との相対距離が、一定に維持される。印刷指固定部2140において、指304が挿入されてスライドする場合、突き当て部材2142と、指載置部2144および指押さえ部材2141との相対距離が、一定に維持される。
また、印刷指固定部2120は、付勢部材2123を備え、付勢部材2123によって、指302の挿入方向と反対の向き(+Y方向)に付勢されている。印刷指固定部2130は、付勢部材2133を備え、付勢部材2133によって、指303の挿入方向と反対の向き(+Y方向)に付勢されている。印刷指固定部2140は、付勢部材2143を備え、付勢部材2143によって、指304の挿入方向と反対の向き(+Y方向)に付勢されている。尚、図5および図6では、付勢部材は、手のひら載置部2050と反対側に設けられている例を示しているが、付勢部材は、手のひら載置部2050側に設けられていてもよい。
このように、印刷指固定部2110、2120、2130、2140は、それぞれが独立してスライドすることができるように構成されている。また、印刷指固定部の数は、4つの例を説明したが、本発明は4つに限定されない。
尚、外側(両端)の指は、内側の指に比べて外に開く形で載置される。このため、4つの印刷指固定部を平行に配置すると、両端の指が載置しにくいことが起こり得る。これは手の小さい人に顕著にみられる傾向である。そのため、本実施形態では、両端の印刷指固定部である印刷指固定部2110、2140に備えられる指載置部2114、2144の幅を、内側の指載置部2124、2134の幅よりも広くするように構成している。これにより、両端の指を開いた状態でも指載置部2114、2144に適切に指を載置することができるようになり、様々な大きさの手に対応することができる。尚、外側の指載置部2114および指載置部2144の幅は、同じであってもよいし、異ならせてもよい。内側の指載置部2124および指載置部2134の幅も、同じであってもよいし、異ならせてもよい。
以上説明したように、本実施形態では、ユーザが指302を挿入すると、指302が突き当たる突き当て部材2112が、指の長さに応じてスライドする。この突き当て部材2112のスライドに連動して、指を昇降させる指載置部2114も、同じ移動量だけスライドする。このため、挿入される指の長さに関わらず、突き当て部材2112と指載置部2114との相対距離は、一定に維持されることになる。このため、本実施形態の印刷指固定部2110を用いることで、様々な長さの指に対して爪部近傍を昇降することができる。また、このようなスライドは、複数設けられた印刷指固定部のそれぞれで独立して行われるので、様々な長さの指に対して爪部近傍を昇降することができる。このため、爪に記録を行う際の記録精度を向上させることができる。
<<第2実施形態>>
第1実施形態のネイル記録装置では、印刷指固定部のそれぞれが、指の挿入方向(-Y方向)に対して平行に配置されている例を説明した。本実施形態のネイル記録装置では、一部の印刷指固定部が、Y方向に対して平行に配置されていない例を説明する。本実施形態では、印刷指固定部2110、2120、2130、2140が、第1実施形態におけるネイル記録装置と異なるため、以下、相違点を詳細に説明し、その他の共通部分は説明を省略する。
<印刷指固定部>
図7は、本実施形態の手載置部205の概略構成を示す上面図である。図7に示すように、本実施形態におけるネイル記録装置では、両端の印刷指固定部である印刷指固定部2110、2140が、印刷指固定部2120、2130に対して角度をつけて配置される。本実施形態では、印刷指固定部2120、2130は、Y方向に対して平行に配置されている。一方で、印刷指固定部2110、2140は、外側の指の挿入方向に対応させるように、-Y方向に対してそれぞれ外側に開くように角度を付けて配置されている。これにより、ユーザが両端の指を開いた状態でも、印刷指固定部2110、2140に適切に指を載置することができるようになり、様々な大きさの手に対応することができる。尚、図7の例では、各印刷指固定部の幅は、略同等の幅の例を示しているが、各印刷指固定部の幅は、異なっていてもよい。また、第1実施形態の図5で示したように、外側(両端)の印刷指固定部である印刷指固定部2110、2140に備えられる指載置部2114、2144の幅を、内側の指載置部2124、2134の幅よりも広くするように構成してもよい。
<<第3実施形態>>
第1実施形態のネイル記録装置では、突き当て部材2112と、指載置部2114とが、別の部材で構成されている例を説明した。本実施形態では、突き当て部材2112と、指載置部2114とが、一体に構成されている例を説明する。本実施形態では、印刷指固定部2110、2120、2130、2140が、第1実施形態におけるネイル記録装置と異なるため、以下、相違点を詳細に説明し、その他の共通部分は説明を省略する。
<印刷指固定部>
図8は、本実施形態の印刷指固定部2110の概略を示す断面図である。図8に示すように、本実施形態における印刷指固定部2110は、指載置部2114に突き当て部材2112を備えている。これにより、第1実施形態で説明したように、突き当て部材2112がスライドした場合に、突き当て部材2112と指載置部2114との相対距離を一定に維持することが可能となる。即ち、本実施形態においても、突き当て部材2112と指載置部2114とが一体的に移動する。図8は、印刷指固定部2110を例に挙げて説明したが、他の印刷指固定部も同様に構成することができる。
尚、一部の印刷指固定部が、第1実施形態で説明したように、突き当て部材と指載置部とが別の部材で構成されていてもよく、他の印刷指固定部が、本実施形態で説明したように、一体の部材で構成されていてもよい。
また、第2実施形態で説明したように、本実施形態の印刷指固定部は、指の挿入方向(-Y方向)に対して角度を付けて配置されていてもよい。
2030記録ヘッド
205 手載置部
2110 印刷指固定部
2111 指押さえ部材
2112 突き当て部材
2114 指載置部

Claims (13)

  1. 記録対象の爪部に画像を記録するネイル記録装置であって、
    記録が行われる爪部の指である印刷指を載置し昇降可能な指載置部と、
    前記印刷指が挿入されると、前記挿入された印刷指の先端近傍に突き当たる突き当て部材と、
    を備え、
    前記印刷指が挿入されると、前記指載置部と前記突き当て部材とが一体的に前記印刷指の挿入方向にスライドすることを特徴とするネイル記録装置。
  2. 前記指載置部および前記突き当て部材を印刷指の挿入方向とは反対方向に付勢する付勢手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のネイル記録装置。
  3. 前記指載置部と前記突き当て部材との相対距離は、前記印刷指の挿入に応じたスライドが生じた場合であっても、一定に維持されることを特徴とする請求項1または2に記載のネイル記録装置。
  4. 前記指載置部および前記突き当て部材は、複数の印刷指に対応して複数設けられており、それぞれが独立してスライド可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のネイル記録装置。
  5. 前記複数の指載置部のうち、外側に配置された指載置部は、内側に配置された指載置部よりも幅が広いことを特徴とする請求項4に記載のネイル記録装置。
  6. 前記複数の指載置部のうち、外側に配置された指載置部は、内側に配置された指載置部に比べて、指の挿入方向が外側に広がる方向になるように角度を有して配置されていることを特徴とする請求項4または5に記載のネイル記録装置。
  7. 前記指載置部と前記突き当て部材との相対位置は、調整可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のネイル記録装置。
  8. 前記突き当て部材と前記指載置部とが、一体に構成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のネイル記録装置。
  9. 前記爪部を除く領域の少なくとも一部を覆う指押さえ部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のネイル記録装置。
  10. 前記指押さえ部材は、前記突き当て部材のスライドに連動して、スライドするように構成されていることを特徴とする請求項9に記載のネイル記録装置。
  11. 前記指押さえ部材と、前記突き当て部材との相対距離は、前記印刷指の挿入に応じたスライドが生じた場合であっても、一定に維持されることを特徴とする請求項9または10に記載のネイル記録装置。
  12. 前記突き当て部材と前記指押さえ部材の相対位置は、調整可能に構成されていることを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載のネイル記録装置。
  13. 前記指載置部が上昇した状態における前記爪部に記録を行う記録手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のネイル記録装置。
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