JP2022159725A - ネイル記録装置及びネイル記録装置の制御方法 - Google Patents

ネイル記録装置及びネイル記録装置の制御方法 Download PDF

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Soma Nakai
聡明 時沢
Somei Tokizawa
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Abstract

【課題】ネイル記録装置において、指及び爪の浮き上がりを防止する技術を提供する。【解決手段】指Fが載置される昇降可能な指載置部320と、前記指載置部に載置される前記指の上部に位置する指浮き防止手段340と、を有し、前記指載置部の上昇または下降に応じて、前記指浮き防止手段が移動する。【選択図】図8

Description

本発明は、ネイル記録装置に関する。
近年、指の爪にネイルデザインの記録を行うネイル記録装置が知られている。このようなネイル記録装置では、記録対象の爪を記録可能な位置へ配置し、爪への記録を実施する。爪への記録を実施する際、記録対象の爪は、動かないよう拘束される。特許文献1には、複数の指への記録を同時に実施するネイル記録装置が開示されている。
特開2012-135600号公報
しかしながら、特許文献1に記載のネイル記録装置では、非記録時は指が拘束されておらず、指の可動範囲が大きくなる。そのため、メンテナンスなどで動作中の記録ヘッドと接触する虞があった。また、複数の指を同時に載置する構成においては、拘束をしていない指の上でヘッドが動作するため危険であった。
そこで本発明の一実施形態は、上記の課題に鑑みて、ネイル記録装置において指及び爪の浮き上がりを防止する技術を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、指が載置される昇降可能な指載置部と、前記指載置部に載置される前記指の上部に位置する指浮き防止手段と、を有し、前記指載置部の上昇または下降に応じて、前記指浮き防止手段が移動する、ことを特徴とするネイル記録装置である。
本発明の一実施形態によれば、ネイル記録装置において指及び爪の浮き上がりを防止する技術を提供することができる。
第1実施形態におけるネイル記録装置の上面図 第1実施形態におけるネイル記録装置の正面図 第1実施形態におけるネイル記録装置の側面図 第1実施形態における指載置部の構成を示す模式図 第1実施形態におけるネイル記録装置のハードウェア構成を示すブロック図 第1実施形態におけるネイル記録処理のフローチャート 第2実施形態における指載置部の構成を示す模式図 第3実施形態における指載置部の構成を示す模式図
以下、図面を参照しつつ本発明の好適な実施形態について説明する。尚、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、及びそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成及び各種条件などにより適宜変更されるべきものである。従って、本発明の範囲を、以下の記載に限定する趣旨のものではない。また、特に図示または記述しない構成、工程には、本発明の技術分野の周知技術及び公知技術を適用することが可能である。また、重複する説明は省略する場合がある。
[第1実施形態]
<ネイル記録装置の構成>
以下、本実施形態におけるネイル記録装置の構成について、図1~図3を用いて説明する。図1は、本実施形態におけるネイル記録装置の構成概略を示す上面図である。図2は、本実施形態におけるネイル記録装置の構成概略を示す正面図である。図3は、本実施形態におけるネイル記録装置の構成概略を示す側面図である。
尚、図1~図3では、不図示の筐体を取り除いた状態のネイル記録装置20(以下、記録装置20とする)の例を示している。図1~図3においては、+Y方向を奥側、-Y方向を手前側、+X方向を右側、-X方向を左側、+Z方向を上側、-Z方向を下側とする。Z軸は、重力方向(上下方向とも呼ぶ)に対応する。
本実施形態における記録装置20は、図1~図3に示す記録部100、爪情報取得部200、及び手載置部300、並びに、後述する図5に示す制御部400、入力部500、及び表示部600を有する。
<<記録媒体H>>
記録媒体Hは、本実施形態における記録装置20の一部を構成するものではないが、以下に説明する。記録媒体Hは少なくとも1つ以上の爪Nを有する。本実施形態では記録媒体を手としているが、記録媒体が手に限定されるものではなく、手足の他、ネイルチップやネイルシールを記録媒体としても良い。
記録品質の向上のため、爪にはベースやプライマーなどを予め塗布し、乾燥させてあることが望ましい。また、爪以外の場所に記録されることを防ぐため、爪の周りをマスキング処理しておいてもよい。さらに、記録後はトップコートを施すことで記録の品質を保つことができる。
<<記録部100>>
記録部100は、爪に対して描画を行う機構である。記録部100は、記録ヘッド110及び走査部120を備える。記録部100は後述する制御部400(図4参照)によって制御され、記録パターンに従って液体としてのインクを吐出する。
記録ヘッド110は、走査部120によりX方向に移動しながら記録する。但し、爪のY方向長さが記録ヘッド110のノズル幅(Y方向長さ)を超える場合、さらに走査部120をY方向に移動し、複数回に分けて記録する。
記録ヘッド110と爪との距離が適切に保たれることで、記録部100の記録品質を向上させることができる。そのため、本実施形態では後述するように、手載置部300に高さ調整機構を設けているが、高さ調整機構は記録部100に設けても良い。以下、記録ヘッドのノズル面からインク吐出方向に記録に適した距離だけ離れた面を記録面S1と呼び、記録ヘッド110が通過する面をヘッド通過面S2と呼ぶ(図4参照)。
<<爪情報取得部200>>
図2または図3に示す爪情報取得部200は、爪の位置や形状を測定し、得られた爪に関する情報(爪情報とする)を制御部400に送る。爪情報は、爪の高さ情報を含む3次元的な情報でもよいし、記録面S1に投影した2次元的な情報でもよい。爪情報取得部200は、画像取得部と、爪高さ取得部と、を有する。
画像取得部は、爪の撮影を行う手段であり、記録領域の上方に設けられたRGBカメラなどを用いることができる。複数のカメラを使用したり、カメラを動かして撮影したりすることで、記録領域全体を撮影することができる。さらに、撮影した画像から爪の輪郭を抽出することで爪の形状情報が得られ、この形状情報に基づいて記録パターンが作成される。
爪高さ取得部は、爪の高さ情報を取得する手段である。爪にはベースコートなどが予め塗布されているため、爪高さ取得部は非接触式であることが望ましい。より具体的には、指側面方向に設置したカメラや爪上方に設置した距離センサなどを用いることができる。また、記録面S1にレーザを配置し、レーザの遮断を検出しても良い。爪高さ取得部は、記録領域全域の高さ情報を取得しても良いし、記録対象の爪及び指を側面方向に投影した稜線形状を取得しても良い。また、爪高さ取得部は、記録対象の爪または指の最上部近傍の1点の高さを取得しても良い。爪高さ取得部によって得られた爪高さ情報は、爪と記録面S1との高さ調整、爪の面の傾き調整、及び記録ヘッド110との衝突防止のための緊急停止などに用いることができる。
<<手載置部300>>
手載置部300は、記録媒体Hを安定した姿勢で装置に載置するための機構である。図1~図3に示すように、手載置部300は、手を載せる手の平載置部310と、指を載せる指載置部320と、を有する。図4(a)に示すように、指載置部320は、指が載置され、該載置された指を昇降可能な昇降手段330と、指浮き防止手段340と、を有する。
指載置部320は、記録対象の爪が動かないよう指を支持するための手段である。指載置部320は、装置のユーザーが適切な位置に指を載置するための指挿入基準を備える。さらに、安全上の観点より人の手の静電気を取り除くため、指載置部320の何れかの箇所がアースされている。
指昇降手段330は、指載置部320に載置された指の高さを調整するための手段である。そのため、指昇降手段330は、少なくともZ方向に指を移動させる機構を持ち、モータにより駆動される。また、指昇降手段330は静止可能な構成とし、指に大きな負荷がかかった際は静止または降下する安全機構を有する。指昇降手段330は、前述の爪情報取得部200により得られた爪情報に基づき、爪の高さを調整する。適切な爪の高さとは、爪の中心が記録面S1と重なる高さであるが、爪が記録ヘッド110に接触する恐れがある場合は、さらに1~5mm程度下方向にオフセットしても良い。但し、適切な爪の高さは、記録手段100によって変わるため、記録ヘッド110に合わせた高さにすることが望ましい。
図4(a)及び図4(b)に示す指浮き防止手段340は、指載置部320の指昇降手段330に載置される指及び爪の浮き上がりを防止するための手段である。そのため、指浮き防止手段340は、浮き上がりを防止する指の上側に配置される。さらに、手載置部300は、指浮き防止手段340を移動させる不図示の移動手段を有する。図4(a)及び図4(b)は、指浮き防止手段340の配置を説明する模式図である。図4(a)は、指昇降手段330が下がっている状態(以下、「非記録状態」とする)を示している。非記録状態では指の抜き差しが可能になっており、さらに電源のON・OFFやメンテナンス動作などもこの状態で行われる。また、複数本の指を一度に載置して順次記録していく装置においては、記録対象の指以外の指に対応する指浮き防止手段340は、非記録状態で待機しても良い。非記録状態において、指浮き防止手段340は、図4(a)に示すように、指載置部320の上部(以下、「指浮き防止位置」とする)に配置され、指がヘッド通過面S2にかからないよう浮き上がりを防止する役割を持つ。この場合、すでに記録済みの爪と接触することのないよう、指浮き防止手段340と当該爪に対応する指とが十分に離れていることが望ましい。また、指浮き防止手段340と指との間の距離を取ることができない場合は、指浮き防止手段340の爪直上部分に開口や凹部を設けても良い。
図4(b)は、爪の高さを記録に適した位置まで上昇させた状態(以下、「記録状態」とする)を示している。記録状態では、爪への記録に加えて、爪の位置を特定するための画像取得が行われる。画像取得を記録状態で行う理由は、爪情報取得部200が有する画像取得部と爪との距離が変化することで記録位置に誤差が生じるのを防ぐためである。記録状態において指浮き防止手段340は、図4(b)に示すように、指昇降手段330の上から記録が行われる領域の範囲外(以下、「退避位置」とする)に移動する。この理由は、記録ヘッド110と爪とを極力近づけるにあたり、指浮き防止手段340が記録を阻害しないようにするためである。但し、指浮き防止手段340は、記録を阻害しない位置であれば記録が行われる領域の範囲内にあってもかまわない。記録を阻害しない位置として、例えば、記録ヘッド110が通過する領域の外側領域、指の側方などが挙げられる。
尚、図4(a)及び図4(b)では、指浮き防止手段を薄い板状にしているが、指浮き防止手段は必ずしも物理的な手段でなくても良い。例えば、前述した爪高さ取得部を用いて指浮きを検出し、該検出に応じて装置を停止させたり、該検出を装置のユーザーに通知したりしても良い。
<<制御部400>>
図5は、記録装置20が有する制御部400のハードウェア構成を示すブロック図である。制御部400は、中央処理装置(CPU)4001を有する。CPU4001は、ROM4002に記憶された各種プログラムに従って、コントローラ4003を介して記録装置20における各機構の制御を行う。その際、RAM4004は、各種データを一時的に記憶する記憶領域、または、任意の処理を実行する際のワークエリアとして使用される。また、CPU4001は、ホスト10から受信した画像データを、記録装置20で記録可能な記録データに変換するための画像処理を行う。そして、記録データに基づいて、モータドライバ4005を介してモータ4006を駆動するとともに、記録ヘッドドライバ4007を介して記録ヘッド110を駆動して、記録媒体Hに画像を記録する。尚、図5では、理解を容易にするために、記録装置20における各種モータをまとめてモータ4006と示し、各モータを駆動するモータドライバをまとめてモータドライバ4005と示している。
また、制御部400は、電気的に書き込み可能なEEPROM4009を有する。EEPROM4009には、各種の設定値及び更新されるデータなどが記憶されており、こうしたデータは、コントローラ4003及びCPU4001によって制御パラメータとして用いられる。尚、図5では、理解を容易にするために、記録装置20に設けられたエンコーダセンサ、前述の爪高さ取得部などの各種センサをまとめてセンサ4010と示している。CPU4001は、例えば、エンコーダセンサがスリットをカウントすることで取得されるカウント情報を用いて、RAM4004のリングバッファに記憶される値をインクリメントする。
また、記録装置20は、ホスト10と接続されたカメラ2040を有する。カメラ2040は、前述の画像取得部を構成する。画像取得部で取得された画像情報に基づいて、ホスト10で爪の位置情報に関する画像処理を行う。なお、カメラ2040は、ネイル記録装置20に据え付けられているものでもよいし、別途、ユーザーが、例えばカメラ機能付のスマートフォンなどを取り付けたものでもよい。
<<入力部500>>
入力部500は、ユーザーが記録装置20に対して情報を入力するための手段である。入力部500として例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、ダイヤル、及びボタンなどを用いることができる。ユーザーは、入力部500を介して、爪形状情報の修正や印刷するデザインの選択などを行うことができる。
<<表示部600>>
表示部600は、ユーザーに対して、印刷の状況、記録装置20の状況などの情報を提示する手段であり、印刷前後の爪の様子などを表示することができる。表示部600として例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、FEDなど、任意の装置を用いることができる。また、表示部600は前述の入力部500と一緒に配置されることが望ましく、入力部500及び表示部600を、タッチパネルなどを用いて一体として構成しても良い。なお、入力部500及び表示部600は、ネイル記録装置20に据え付けられているものでもよいし、別途、スマートフォンやコンピュータに据え付けられたものでもよい。
<ネイル記録処理>
以下、記録装置20において実行されるネイル記録処理について、図6を用いて説明する。
尚、以下に示すネイル記録処理の開始時点で記録デザインの選択は完了しているものとする。記録デザインの情報は、具体的に、記録する画像データに加えて、どの指に記録するかなどの情報を含んで良い。
また、実際に記録を行う前の準備として、記録装置の立ち上げ時に動作確認を行うことが望ましい。動作確認としては、走査部の駆動確認、記録ヘッドの吐出テスト、及びインク残量の確認などを行い、必要に応じて記録ヘッドの交換または清掃が行われる。
ステップS101では、記録装置20のユーザーが、手載置部300に記録媒体H(即ち手)を載置する。このとき、記録媒体Hが適切に載置されるよう、ユーザーは、印刷範囲の様子を表示部600上で確認できることが望ましい。またこの際、装置内の不適切な場所に記録媒体Hが挿入されないよう、指浮き防止手段340は指浮き防止位置に予め配置される。記録媒体Hの載置完了後は、ユーザーが入力部500を介した操作を行うことで次の工程に進んでも良いが、手載置部300または爪情報取得部200が有するセンサにより手の載置状態を検出した上で次の工程に進んでも良い。また、記録装置20は、記録媒体Hの載置状態が不適切な場合は、表示部600を用いて、その旨をユーザーに通知し、適切に載置されるよう置き直しの方法を提示する。尚、以降「ステップS~」を「S~」と略記する。
S102では、CPU4001は、手載置部300に載置された指のうち記録対象の爪に対応する指及び当該爪を、記録時位置に移動する。本ステップの移動は、爪高さ取得部によって取得される爪高さ情報に基づいて、CPU4001が指昇降手段330を制御し昇降させることで行われる。また、記録時位置への移動に先立ち、指浮き防止手段340は爪と接触しない退避位置に移動する。
S103では、CPU4001は、爪への記録処理を行う。本ステップの記録処理の実施にあたっては、CPU4001は、画像取得部によって取得された画像から爪の輪郭を抽出し、抽出した爪形状に合わせて記録パターンを作成する。記録パターンの作成では、爪形状に対して記録デザインを拡縮・回転・トリミングし、さらに爪の姿勢に応じて濃度調整を行う。そして、濃度調整後に、CPU4001は、ユーザーに提示するための記録パターンのプレビュー表示を行う。プレビューにおいて画像取得部が取得した画像の爪部分に記録パターンを貼り付けて表示することで、ユーザーは、記録結果を明確にイメージすることができる。
S104では、CPU4001は、指昇降手段330を制御し昇降させることで、S103にて記録を施した爪を非記録時位置に移動する。また、CPU4001は、非記録時位置への移動と同時に、指浮き防止手段340を指浮き防止位置に移動させる。この際、記録済みの爪が指浮き防止手段340に接触しないよう、ユーザーに対して注意を促すことが望ましい。
S105では、CPU4001は、全ての爪に記録したか判定する。本ステップの判定結果が真の場合、ネイル記録処理は終了する。一方、本ステップの判定結果が偽の場合、S102に移行し、まだ記録していない次の爪への記録処理を続行する。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の記録装置は、指載置部の昇降状態に応じて移動する指浮き防止手段を有する。これにより、非記録時の指及び爪の浮き上がりを防止することができる。
[第2実施形態]
本実施形態では、手載置部の構成が第1実施形態における記録装置と異なっている。以下、本実施形態と第1実施形態との相違点を中心に説明し、共通点は説明を適宜省略する。尚、以下の説明では、第1実施形態と同一または相当する構成については、第1実施形態と同一の符号を用いる。
<手載置部300>
手載置部300は、記録媒体Hを安定した姿勢で装置に載置するための機構である。前述の実施形態と同様、本実施形態における手載置部300は、手を載せる手の平載置部310と、指を載せる指載置部320と、を有する。図7(a)に示すように、指載置部320は、指昇降手段330と、指浮き防止手段340と、を有する。
指浮き防止手段340は、指載置部320に載置した指及び爪の浮き上がりを防止する手段である。そのため、指浮き防止手段340は、浮き上がりを防止する指の上側に配置される。また、指載置部320は、指浮き防止手段340を移動させる不図示の移動手段を有する。図7(a)及び図7(b)は、本実施形態における指浮き防止手段340の配置を説明する模式図である。
図7(a)は、指昇降手段330が下降した非記録状態を示している。図7(a)に示すように、非記録状態において指浮き防止手段340は、指昇降手段330の上部の指浮き防止位置に配置され、指がヘッド通過面S2にかからないよう浮き上がりを防止する役割を持つ。本実施形態における指浮き防止手段340は、爪直上部分に開口部を有する。この開口部を有する分、指浮き防止手段340は、ヘッド通過面S2から十分に離れた高さに配置されることが望ましい。
図7(b)は、爪の高さを記録に適した位置まで上昇させた記録状態を示している。記録状態における指浮き防止手段340は、図7(b)に示すように指に当接する位置(いわゆる指押さえ位置)に移動し、爪を記録時位置に配置する際の高さ基準としての役割を持つ。このとき、指浮き防止手段340は、記録ヘッド110と接触しないようヘッド通過面S2より下に配置される。但し、指浮き防止手段340がY方向における記録ヘッド110通過領域の範囲外にある場合、即ち、記録ヘッド110との接触の危険がない場合においては、指浮き防止手段340がヘッド通過面S2と重なっていても良い。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の記録装置は、指載置部の昇降状態に応じて移動する指浮き防止手段を有する。これにより、非記録時の指及び爪の浮き上がりを防止することができる。
[第3実施形態]
本実施形態では、手載置部の構成が前述の実施形態における記録装置と異なっている。以下、本実施形態と前述の実施形態との相違点を中心に説明し、共通点は説明を適宜省略する。尚、以下の説明では、前述の実施形態と同一または相当する構成については、前述の実施形態と同一の符号を用いる。
<手載置部300>
手載置部300は、記録媒体Hを安定した姿勢で装置に載置するための機構である。前述の実施形態と同様、本実施形態における手載置部300は、手を載せる手の平載置部310と、指を載せる指載置部320と、を有する。図8(a)に示すように、指載置部320は、指昇降手段330と、指浮き防止手段340と、を有する。図8(a)は、指載置部320の構成を示す模式図である。
図8(a)に示すように、本実施形態における指浮き防止手段340は、指昇降手段330に突き当たる突き当て部材341と、付勢手段342と、ストッパー343と、を有する。これらにより、図8(b)に示すように、指浮き防止手段340は、指昇降手段330と連動して昇降し、突き当て部材341がストッパー343と当接することで、指昇降手段330と分離し離間する。分離後の位置関係は、図8(b)に示すように、第2実施形態と同様である。
<本実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の記録装置は、指載置部の昇降状態に応じて移動する指浮き防止手段を有する。これにより、非記録時の指及び爪の浮き上がりを防止することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
F 指
20 記録装置
320 指載置部
330 指昇降手段
340 指浮き防止手段

Claims (10)

  1. 指が載置される昇降可能な指載置部と、
    前記指載置部に載置される前記指の上部に位置する指浮き防止手段と、
    を有し、
    前記指載置部の上昇または下降に応じて、前記指浮き防止手段が移動する、
    ことを特徴とするネイル記録装置。
  2. 前記指載置部が上昇した場合、前記指の爪は、記録に適した記録時位置に移動し、
    前記指載置部が下降した場合、前記爪は、前記記録時位置より低い非記録時位置に移動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネイル記録装置。
  3. 前記指浮き防止手段は、記録が行われる場合に、該記録が行われる領域の範囲外に移動する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のネイル記録装置。
  4. 前記指載置部の上昇に応じて前記指浮き防止手段が上昇し、前記上昇した指浮き防止手段が該指載置部に載置された指と当接することで、該指が動かないよう拘束される、
    ことを特徴とする請求項2に記載のネイル記録装置。
  5. 前記指載置部が前記記録時位置にある場合、前記指浮き防止手段は、該指載置部に載置された指に当接する第1位置に移動し、
    前記指載置部が前記非記録時位置にある場合、前記指浮き防止手段は、該指載置部に載置された指の浮き上がりを防止するための第2位置に移動し、
    前記第1位置は、前記第2位置より高い、
    ことを特徴とする請求項4に記載のネイル記録装置。
  6. 前記指浮き防止手段は、前記指載置部に付勢する付勢手段と、前記指載置部から離間するストッパーと、を有する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のネイル記録装置。
  7. 前記指浮き防止手段は、前記指載置部と連動して移動する、
    ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のネイル記録装置。
  8. 複数の前記指載置部を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載のネイル記録装置。
  9. 前記指載置部の昇降により高さが調整された爪に画像を記録する記録手段を更に有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載のネイル記録装置。
  10. 指が載置される昇降可能な指載置部と、
    前記指載置部に載置される前記指の上部に位置する指浮き防止手段と、
    を有するネイル記録装置の制御方法であって、
    前記指載置部の上昇または下降に応じて、前記指浮き防止手段を移動させるステップを有する、
    ことを特徴とする制御方法。
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