JP2022158183A - 光学ユニット - Google Patents

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Tsutomu Arai
章吾 笠原
Shogo Kasahara
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Abstract

【課題】光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板の負荷を低減する。【解決手段】光学ユニット(100)は、光学モジュール(112)を備える可動体(110)と、固定体(120)と、支持機構(130)と、レキシブル配線基板(150)と、固定部(160)と、折曲応力低減部(170)とを備える。折曲応力低減部(170)は、固定部(160)のうちの折曲部(152)に対応する折曲部分(168)に設けられ、折曲部分(168)の折曲応力を低減する。【選択図】図5

Description

本発明は、光学ユニットに関する。
カメラによって静止画または動画を撮影する際に手振れに起因して像ブレが生じることがある。このため、像ブレを防いだ鮮明な撮影を可能にするための手振れ補正装置が実用化されている。手振れ補正装置は、カメラが手振れした場合に、手振れに応じてカメラモジュールの位置および姿勢を補正することによって手振れによる不具合を解消する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の手振れ補正装置では、カメラモジュールの背面側にFPCが取り付けられており、カメラモジュールにおいて撮像された画像信号は、FPCを介して外部に取り出される。
特開2007-93953号公報
しかしながら、特許文献1の手振れ補正装置では、フレキシブル配線基板が、カメラモジュールに追従して動く際にこすれることにより、負荷が増大してしまい、カメラモジュールの駆動電流を増大させる必要が生じることがある。本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、フレキシブル配線基板の負荷を低減可能な光学ユニットを提供することである。
本発明の第1の観点からの光学ユニットは、光学モジュールを備える可動体と、固定体と、前記光学モジュールの光軸方向と交差する1または複数の方向を回転軸方向として前記可動体を前記固定体に対して回転可能に支持する支持機構と、前記可動体に設けられた接続部に第1端部が接続され、前記可動体に対して前記光軸方向と交差する第1交差方向側に配置されたフレキシブル配線基板と、前記フレキシブル配線基板の折り曲げられた折曲部に対して前記折曲部に重なって配置され、少なくとも一部が前記折曲部に固定される固定部と、前記固定部のうちの前記折曲部に対応する折曲部分に設けられ、前記折曲部分の折曲応力を低減する折曲応力低減部とを備える。
本発明の光学ユニットは、フレキシブル配線基板の負荷を低減できる。
本実施形態の光学ユニットの平面図である。 本実施形態の光学ユニットの斜視図である。 本実施形態の光学ユニットの分解斜視図である。 本実施形態の光学ユニットの斜視図である。 本実施形態の光学ユニットにおける固定部の斜視図である。 本実施形態の光学ユニットの斜視図である。 本実施形態の光学ユニットの斜視図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおける固定部を作製するための板部材の模式図である。 本実施形態の光学ユニットにおける固定部の作製を説明するための模式図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットにおけるフレキシブル配線基板および固定部の平面図である。 本実施形態の光学ユニットの分解斜視図である。 本実施形態の光学ユニットの斜視図である。
以下、図面を参照して本発明による光学ユニットの実施形態を説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。なお、本願明細書では、発明の理解を容易にするため、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を記載することがある。
まず、図1から図4を参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図1は、本実施形態の光学ユニット100の平面図であり、図2は、本実施形態の光学ユニット100の斜視図である。図3は、本実施形態の光学ユニット100の分解斜視図であり、図4は、本実施形態の光学ユニット100の斜視図である。なお、図4では、図面が過度に複雑になることを避けるために固定体120を鎖線で示している。
また、図2および図3において、符号Lが付された一点鎖線は光学モジュール112の光軸を示し、符号L1が付された一点鎖線は光軸Lと交差する第1軸線を示し、符号L2が付された一点鎖線は光軸Lおよび第1軸線L1と交差する第2軸線L2を示す。符号Rは、光軸Lを中心軸とする円周方向を示す。なお、各図において、Z軸方向は光軸方向であり、X軸方向は光軸と交差する方向、言い換えるとヨーイングの軸方向であり、Y軸方向は光軸と交差する方向、言い換えるとピッチングの軸方向である。
<光学ユニット100の全体構成の概略>
図1から図4を参照して、本実施形態の光学ユニット100の構成を説明する。光学ユニット100は、光学モジュール112を備える可動体110と、固定体120と、支持機構130と、位置決め部140と、フレキシブル配線基板150と、固定部160と、折曲応力低減部170とを備える。固定体120は、Y方向を回転軸とする方向(ピッチング方向)及びX軸方向を回転軸とする方向(ヨーイング方向)に変位可能な状態で可動体110を保持する。
また、支持機構130は、光学モジュール112の光軸方向と交差する1または複数の方向を回転軸の方向として可動体110を固定体120に対して回転可能に支持する。例えば、支持機構130は、可動体110をピッチング方向及びヨーイング方向に駆動する回転駆動機構RDを備え、固定体120に対して可動体110をピッチング方向およびヨーイング方向に回転可能に支持する。
<可動体110>
図1から図4に示すように、可動体110は、光学モジュール112と、ホルダ114と、磁石116sと、磁石116tとを備える。ホルダ114は枠体形状である。光学モジュール112は、ホルダ114に収容される。光学モジュール112は、ホルダ114の開口に挿入され、ホルダ114の内周面に対向する。
磁石116sおよび磁石116tは、ホルダ114に取り付けられる。詳細には、磁石116sおよび磁石116tは、ホルダ114の外周面に取り付けられる。
<光学モジュール112>
光学モジュール112は、例えば、カメラ付携帯電話機およびタブレット型PC等に搭載される薄型カメラ等として用いられる。本実施形態において、光学モジュール112は、略矩形筐体状を有する。光学モジュール112の光軸Lは、被写体を向いており、光学モジュール112は、光軸Lに沿った方向の画像を撮像する。
光学モジュール112は、一例として、光学モジュール112に生じたピッチングの振れ(Y軸方向を回転軸とする回動方向の振れ)及びヨーイングの振れ(X軸方向を回転軸とする回動方向の振れ)の補正を行うアクチュエーターを内蔵する。アクチュエーターにより、ピッチングの振れおよびヨーイングの振れが補正される。なお、本実施形態において、光学モジュール112は、ピッチングの振れ及びヨーイングの振れを補正できるが、この構成に限定されない。光学モジュール112は、例えば、ピッチングの振れおよびヨーイングの振れのいずれか一方のみを補正可能であってもよい。
光学モジュール112は、レンズ112aと、ハウジング112bとを有する。レンズ112aは、ハウジング112bに収容され、レンズ112aの少なくとも一部は、ハウジング112bの表面から露出する。レンズ112aは、被写体側に配置される。ハウジング112bは、矩形筐状である。ハウジング112bの内部には、撮像を行うための光学機器等が内蔵される。
<ホルダ114>
ホルダ114は、光学モジュール112のレンズ112aが設けられる前面(被写体側の面)と、反対側の後面を除く、残りの4面を取り囲むように設けられる矩形枠状の部材として構成される。本実施形態のホルダ114は、一例として光学モジュール112を着脱可能に構成される。可動体110を固定体120に装着した場合に、固定体120と対向する2面を利用して、ピッチング及びヨーイングの補正用の磁石116s及び116tがホルダ114の外面に取り付けられる。
<固定体120>
図1から図4に示すように、固定体120内には、可動体110が配置される。固定体120は、固定枠122と、コイル126sと、コイル126tとを備える。コイル126sおよびコイル126tは、固定枠122に取り付けられる。
固定枠122の外周面にはコイル取付け部122s、122tが設けられる。図2および図3に示すように、コイル取付け部122s、122tには、コイル126s、126tがそれぞれ取り付けられる。本実施形態において、コイル126s及びコイル126tは一例として巻線コイルとして構成される。ただし、コイル126s及びコイル126tとして、コイルをパターンとして基板配線内に取り込んだパターン基板(コイル基板)を用いてもよい。
本実施形態において、固定枠122は、枠部123と、連結部124とを有する。枠部123は、枠体形状である。連結部124は、枠部123に連結する。連結部124は、枠部123に対してX方向側に位置する。枠部123は、光軸Lを中心軸とする周り方向(R方向)において可動体110のホルダ114の少なくとも3面を取り囲むように設けられた矩形枠状である。
連結部124は、壁部124aと、壁部124bと、壁部124cとを含む。壁部124a、壁部124bおよび壁部124cは、X軸方向に沿って可動体110が配置される領域の外側に設けられる。ここで、壁部124aは前面(被写体側の面)を覆う壁部であり、壁部124b及び壁部124cはY軸方向を覆う壁部である。なお、本実施形態において、枠部123において連結部124側の壁部124a、壁部124bおよび壁部124cによって3方向から囲まれる領域は、空間となっている(壁部が設けられていない)。
本実施形態において、固定体120は、後述するフレキシブル配線基板150の少なくとも一部を壁部124a、壁部124b及び壁部124cで3方向からカバーする。フレキシブル配線基板150の少なくとも一部がカバーされることにより、フレキシブル配線基板150が他の構成部材などと接触して損傷することを抑制できる。なお、フレキシブル配線基板150は、位置決め部140(図4参照)において、Z軸方向において位置決めされる。
なお、連結部124には、壁部124aと対向する側には壁部が設けられていない。これは、連結部124にフレキシブル配線基板150を配置する際の作業性を向上させるためである。ただし、このような構成に限定されず、壁部124aと対向する側にも壁部を設けてもよい。あるいは、連結部124にフレキシブル配線基板150を配置した後に取り付け可能な壁部を設けてもよい。
本実施形態において、可動体110が固定体120内に配置された状態において、磁石116sはコイル126sに対向し、磁石116tはコイル126tに対向する。本実施形態において、磁石116sとコイル126sとの対、磁石116tとコイル126tとの対は、それぞれ回転駆動機構RDを構成する。回転駆動機構RDにより、可動体110のピッチング及びヨーイングを補正できる。
例えば、可動体110のピッチング及びヨーイングの補正は、以下のように行われる。光学ユニット100にピッチング方向とヨーイング方向の両方向又はいずれか一方向の振れが発生すると、不図示の磁気センサー(ホール素子)によって振れを検出し、その結果に基づいて回転駆動機構RDを駆動させる。或いは、振れ検出センサ(ジャイロスコープ)などを用いて、光学ユニット100の振れを検出してもよい。振れの検出結果に基づいて、回転駆動機構RDがその振れを補正する。即ち、光学ユニット100の振れを打ち消す方向に可動体110を動かすように各コイル126s及び126tに電流が流れ、これにより振れが補正される。
本実施形態の光学ユニット100では、回転駆動機構RDは、可動体110を固定体120に対して、ピッチングの軸方向及びヨーイングの軸方向を回転軸として回転する。ここで、回転駆動機構RDは、可動体110に対してX軸方向のうちのフレキシブル配線基板150が配置されている側(光軸Lの方向と交差する第1交差方向側)以外の位置に配置されていることが好ましい。回転駆動機構RDをフレキシブル配線基板150が形成されていない側に配置できるので、回転駆動機構RDとフレキシブル配線基板150との接触を抑制するために光学ユニット100を大きくする必要が無くなり、光学ユニット100を小型化できる。なお、本明細書において、「回転」とは、360°回転すること、または、360°回転可能に構成されることを必須とせず、回転方向に揺動することを含む。
なお、振れを補正する動作のための駆動源としては、回転駆動機構RDとして機能するコイル126s及び126tの対と、磁石116s及び116tの対とにより構成されるボイスコイルモーターに限定されない。他の駆動源としてステッピングモーターおよびピエゾ素子等を利用してもよい。
<支持機構130>
支持機構130は、フレーム部132と、第1支持部134aと、第2支持部134bと、板金136aと、板金136bとを有する。フレーム部132は、被写体側に設けられる。フレーム部132は、矩形状の本体部132aと、突起部132bと、突起部132cとを有する。突起部132bは、本体部132aの対向する2つの角から光軸方向に平行に突出する。同様に、突起部132cは、本体部132aの対向する別の2つの角から光軸方向に平行に突出する。なお、突起部132bおよび突起部132cはフレーム部132に連結されており、突起部132bおよび突起部132cは、異なる部材であってもよく、フレーム部132の四方の4つの角を光軸方向に90°折り曲げられることによって形成されてもよい。
板金136aは、半球状の凸曲面を有する。板金136aの凸曲面は、光学ユニット100の外側に向かって配置される。板金136bは、半球状の凸曲面を有する。板金136bの凸曲面は、光学ユニット100の内側に向かって配置される。
板金136aは固定体120の矩形枠状の枠部123の4隅のうちの対向する2か所に配置され、板金136bは矩形枠状の可動体110の4隅のうちの対向する2か所に配置される。なお、矩形枠状の枠部123と矩形枠状の可動体110とは4隅の位置が揃うように配置され、板金136a及び板金136bは4隅に1つずつ配置される。
支持機構130では、第1軸線L1周りに回動可能に可動体110を支持する第1支持部134aが突起部132bに配置されるとともに、第2軸線L2周りに固定体120側の部材に回動可能に支持される第2支持部134bが突起部132cに配置される(図3参照)。
<ジンバル機構131>
フレーム部132と、突起部132bと、突起部132cとによってジンバル機構131が構成される。ジンバル機構131は、金属製平板材料を折り曲げることによって形成されるバネ性を兼ね備えた機構である。なお、突起部132bと突起部132cについては、必ずしもその全部が板状でなくてもよく、その一部のみを板状に形成してバネ性を発揮させるようにしてもよい。また、突起部132bと突起部132cの一方を板状以外の他の形状(例えばロッド形状等)にすることも可能である。
本実施形態において、支持機構130では、外側を向いた板金136aの半球状の凸曲面の内側に、突起部132bに設けられた第1支持部134aが配置される。板金136aは、このような構成で固定体120に対してジンバル機構131を支持している。また、内側を向いた板金136bの半球状の凸曲面の内側に、突起部132cに設けられた第2支持部134bが配置される。板金136bは、このような構成で可動体110に対してジンバル機構131を支持している。すなわち、本実施形態の支持機構130は、光軸方向(Z軸方向)と交差する1または複数の方向(X軸方向及びY軸方向の少なくとも1方向)を回転軸方向として可動体110を固定体120に対して回転可能に支持可能な構成となっている。なお、本実施形態の支持機構130は、ピッチングの軸方向を回転軸とする可動体110の回転及びヨーイングの軸方向を回転軸とする可動体110の回転を許容する。なお、支持機構130は、可動体110のローリング方向の回転も許容する構成としてもよい。
<撮像素子112c>
図3および図4に示すように、光学モジュール112は、撮像素子112cをさらに有する。撮像素子112cは、被写体側とは反対側に配置される。図4に示されるように、撮像素子112cの接続部113には、フレキシブル配線基板150が接続されている。詳細には、撮像素子112cには、フレキシブル配線基板150の第1端部151aが挿入される。
ここで、撮像素子112cの接続部113は、連結部124側に形成されており、連結部124の壁部124a、壁部124b及び壁部124cによって、被写体側とは反対側以外の方向からはフレキシブル配線基板150がカバーされる。
<位置決め部140>
位置決め部140は、可動体110に対して第1交差方向側に配置される。位置決め部140は、フレキシブル配線基板150を位置決めする。
図1から図4において、位置決め部140は、壁部124aから離れて取り付けられており、位置決め部140は、壁部124bおよび壁部124cにわたって配置される。
<フレキシブル配線基板150>
フレキシブル配線基板150は、延伸方向Deに延びる。フレキシブル配線基板150は、折曲部152において折り曲げられており、延伸方向Deの向きは、折曲部152ごとに変更される。ここでは、フレキシブル配線基板150は2回折り曲げられている。フレキシブル配線基板150は、延伸方向Deの一端に位置する第1端部151aと、延伸方向Deの他端に位置する第2端部151bとを有する。
例えば、フレキシブル配線基板150の外表面はポリイミド樹脂から形成される。また、例えば、フレキシブル配線基板150の幅(Y方向に沿った長さ)は、3mm以上50mm以下である。一例では、フレキシブル配線基板150の幅は5mm以上30mm以下である。
図4に示すように、フレキシブル配線基板150は、可動体110の撮像素子112cに挿入されており、撮像素子112cの接続部113において接続される。フレキシブル配線基板150は、可動体110に対して第1交差方向側に配置される。また、フレキシブル配線基板150の第2端部151bは、可動体110に対して第1交差方向側に配置された位置決め部140により、光軸方向(Z軸方向)における位置が位置決めされる。なお、位置決め部140は、隙間が形成されるように取り付けられた板状の部材であり、フレキシブル配線基板150は、この隙間を通過することでZ軸方向に位置決めされる。
フレキシブル配線基板150は、接続部113から位置決め部140までの間において少なくとも2回折り曲げられた折曲部152を有する。本実施形態のフレキシブル配線基板150は、図3および図4に示すように、Z軸方向から見て重なるように2回折り曲げられる。本実施形態の光学ユニット100は、フレキシブル配線基板150が光軸方向から見て重なるように折り曲げられていることでフレキシブル配線基板150を長くでき、フレキシブル配線基板150の変位に対する対応性を向上させることでフレキシブル配線基板150にかかる負荷を低減できる。このように、フレキシブル配線基板150にかかる負荷を低減することで、駆動電流を増大させることなく可動体110を回転する可動体110の回転量を大きくすることができる。
詳細には、折曲部152は、第1折曲部分152aと、第2折曲部分152bとを含む。第1折曲部分152aは、延伸方向Deに沿って接続部113から位置決め部140までの間において接続部113に最も近い折曲部分であり、第2折曲部分152bは、延伸方向Deに沿って接続部113から位置決め部140までの間において第1折曲部分152aの次に接続部113に近い折曲部分である。
<固定部160>
固定部160は、フレキシブル配線基板150の折り曲げられた折曲部152に対して折曲部152に重なって配置されることにより、折曲部152を固定する。固定部160は、折曲部152の折り曲げ形状に整合する形状を有する。固定部160の少なくとも一部は、折曲部152に固定される。図3および図4では、固定部160は、板状である。ただし、固定部160は板状でなくてもよい。フレキシブル配線基板150の折曲部152を固定部160で固定することにより、フレキシブル配線基板150は可動体110に追従して滑らかに可動できる。
ここでは、折曲部152の第1折曲部分152aおよび第2折曲部分152bのそれぞれに対して固定部160が装着される。固定部160は、折曲部152に接着されてもよい。例えば、固定部160は、熱硬化性樹脂を加熱することによって折曲部152に接着されてもよい。なお、熱硬化性樹脂を用いた固定部160と折曲部152との接着は、フレキシブル配線基板150が光学モジュール112と電気的に接続する前に行うことが好ましい。
なお、固定部160は、フレキシブル配線基板150とは別の部材であってもよい。あるいは、固定部160は、フレキシブル配線基板150と単一の部材の部分を含んでもよい。
<折曲応力低減部170>
折曲応力低減部170は、固定部160を折り曲げる際に固定部160に生じる折曲応力を低減する。折曲応力低減部170は、固定部160のうちのフレキシブル配線基板150の折曲部152に対応する折曲部分168に設けられる。折曲応力低減部170は、折曲部分168の折曲応力を低減する。
折曲応力低減部170は、固定部160の折曲部分168に設けられる。例えば、折曲応力低減部170により、固定部160の折曲部分168の長さを固定部160の他の部分と比べて小さくできる。一例では、折曲応力低減部170により、折曲部分168の一方側の外端部から他方側の外端部までの長さが固定部160の折曲部分168以外の部分の一方側の外端部から他方側の外端部までの長さよりも短くなる。あるいは、折曲応力低減部170により、固定部160の折曲部分168の一部が空間となることにより、固定部160の折曲部分168の長さを固定部160の他の部分の長さよりも短くできる。
または、折曲応力低減部170により、固定部160の折曲部分168の厚さを固定部160の他の部分の厚さよりも薄くできる。例えば、折曲応力低減部170により、固定部160の折曲部分168の少なくとも一部の厚さを固定部160の他の部分の厚さよりも薄くできる。
折曲応力低減部170は、固定部160の側端部に設けられた切り欠き172を含む。切り欠き172が、固定部160のうちのフレキシブル配線基板150の折曲部152に対応する位置に設けられることにより、フレキシブル配線基板150の折曲部152と同様に固定部160を容易に折り曲げできる。
また、本実施形態の光学ユニット100において、フレキシブル配線基板150は、第1端部151aから第2端部151bに向かって延びる延伸方向に沿って分岐された分岐領域を有してもよい。このように、フレキシブル配線基板150は、分岐領域を有することが好ましい。フレキシブル配線基板150にかかる負荷を効果的に低減できるためである。なお、分岐領域の大きさは特に限定されず、フレキシブル配線基板150の一端から他端までの全ての領域で分岐されてもよいし、一部の領域のみで分岐されてもよい。さらに、フレキシブル配線基板150は、分岐領域を複数有してもよい。
フレキシブル配線基板150において、分岐領域は、延伸方向から見てフレキシブル配線基板150が第1交差方向D1に沿って左右対称、すなわち、Y軸方向(ヨーイングの軸方向)の中央部を基準として対称となるように構成されていることがさらに好ましい。このような構成とすることで、フレキシブル配線基板150にかかる負荷を特に効果的に低減できるためである。ただし、分岐領域の形状に特に限定は無く、2つに分岐する構成のほか3つ以上に分岐する構成としてもよい。
なお、位置決め部140は、壁部124aに対して隙間が形成されるように取り付けられてもよい。フレキシブル配線基板150の第2端部151bが位置決め部140の隙間を通過することにより、フレキシブル配線基板150のZ軸方向における位置が位置決めされる。ここでは、位置決め部140は、壁部124aに取り付けられて固定されることで固定体120と一体的に形成されている。位置決め部140を固定体120と一体的に形成することでフレキシブル配線基板150を精度よく位置決めできる。なお「固定体120と一体的に形成されている」とは、一体成型されていることに限定されず、本実施形態のように、固定体120に取り付けられて固定されることも含む。
また、本実施形態において、位置決め部140は、フレキシブル配線基板150が隙間を通過することでZ軸方向における位置を決める構成であるため、フレキシブル配線基板150のX軸方向の移動(第1交差方向D1の移動)を許容して固定体120(壁部124a)に固定してもよい。このように、フレキシブル配線基板150のX軸方向の移動を許容して固定体120に固定できる構成になっていることで、フレキシブル配線基板150に応力が掛からない状態で固定体120に固定できる。
本実施形態の光学ユニット100では、フレキシブル配線基板150は、2回折り曲げられるが、フレキシブル配線基板150の折曲回数は比較的少なくてもよい。この場合、フレキシブル配線基板150を変形する際の工数が増加しすぎることを抑制するためである。ただし、フレキシブル配線基板150の折曲回数が多い場合、フレキシブル配線基板150にかかる負荷を効果的に低減できる傾向にある。このため、フレキシブル配線基板150の折曲回数は、光学ユニット100の使用用途などに合わせて設定することが好ましい。
フレキシブル配線基板150の折曲回数は、偶数であることが好ましい。フレキシブル配線基板150の第1端部151aから第2端部151bまで延びる延伸方向において、奇数回目の折曲部分により第1交差方向において可動体110に近づく方向に延伸させることができ、偶数回目の折曲部分により第1交差方向において可動体110から離れる方向に延伸させることができる。すなわち、フレキシブル配線基板150の折曲回数を偶数回とすることで、フレキシブル配線基板150を可動体110から離れた位置に容易に配置できるとともに、フレキシブル配線基板150を可動体110から離れる方向に向かうように容易に配置でき、フレキシブル配線基板150と可動体110との接触を抑制できる。さらに、フレキシブル配線基板150の配置の自由度を増加できる。
本実施形態の光学ユニット100では、固定体120は、第1交差方向側において接続部113から位置決め部140までの間に、第1交差方向D1と交差する壁部を設けていない。このため、接続部113から位置決め部140まで延伸するフレキシブル配線基板150が固定体120(例えば壁部に形成された空間部Sの内壁など)と干渉することを抑制できる。
本実施形態の光学ユニット100では、固定部160は、フレキシブル配線基板150の折り曲げられた折曲部152に対して折曲部152に重なって配置されることにより、折曲部152を固定する。また、折曲応力低減部170により、フレキシブル配線基板150の折曲部152に応じて固定部160を容易に折り曲げできる。これにより、フレキシブル配線基板の負荷を低減できるとともに折曲応力低減部170が固定部160の折曲部分168に生じる折曲応力を低減させることにより、固定部160を容易に折り曲げできる。
なお、図1~図4に示した光学ユニット100では、折曲応力低減部170の一例として切り欠き172を示したが、本実施形態はこれに限定されない。折曲応力低減部170は、固定部160の折曲部分168に設けられた開口部であってもよい。あるいは、折曲応力低減部170は、固定部160の折曲部分168に設けられたスリットであってもよい。
図3および図4に示すように、固定部160は、フレキシブル配線基板150の折曲部152を固定する。
次に、図5を参照して固定部160を説明する。図5は、固定部160の斜視図である。
図5に示すように、固定部160は、平坦な板部材の変形によって形成される。例えば、固定部160は、第1平坦部162と、第2平坦部164と、湾曲部166とを有する板部材である。第1平坦部162は、固定部160の一端に配置され、第2平坦部164は、固定部160の他端に配置される。第1平坦部162は平坦面を有し、第2平坦部164は平坦面を有する。湾曲部166は、第1平坦部162と第2平坦部164との間に位置する。これにより、平坦状の板部材を湾曲することによって固定部160を形成できる。
詳細には、固定部160は、湾曲部166の略中心に位置する折曲部分168において折り曲げられる。なお、図5に示した固定部160では、第1平坦部162と第2平坦部164との間に湾曲形状を有する湾曲部166が位置する。ただし、固定部160が比較的柔らかい材料から形成される場合、固定部160は、湾曲部166を有することなく、第1平坦部162と、第2平坦部164と、折曲部分168とを有してもよい。
例えば、固定部160は、金属から形成される。一例として、固定部160は、ステンレスまたはアルミニウムから形成される。固定部160を比較的薄くする場合、固定部160は、シムテープを用いて形成されてもよい。これにより、ばね性の高い固定部160を実現できる。
なお、固定部160は、金属以外の材料から形成されてもよい。例えば、固定部160は、樹脂から形成されてもよい。ただし、固定部160は、フレキシブル配線基板150の外側表面の材料よりも高い弾性率を有する材料から形成されることが好ましい。典型的には、フレキシブル配線基板150の外周面は、ポリイミド樹脂から形成される。このため、固定部160は、ポリイミド樹脂の弾性率(約2000MPa)よりも高い弾性率を有する材料から形成されることが好ましい。
固定部160の幅Wpは、例えば2mm以上20mm以下である。幅Wpは、3mm以上15mm以下であってもよい。
また、第1平坦部162の長さLq1は、例えば0.5mm以上10mm以下であり、1mm以上8mm以下であってもよい。同様に、第2平坦部164の長さLq2は、例えば0.5mm以上10mm以下であり、1mm以上8mm以下であってもよい。なお、第1平坦部162の大きさは、第2平坦部164の大きさと同じであってもよい。
湾曲部166の長さLrは、例えば0.3mm以上8mm以下であり、0.5mm以上5mm以下であってもよい。典型的には、湾曲部166の長さLrは、第1平坦部162の長さLq1および/または第2平坦部164の長さLq2よりも短い。
固定部160を変形によって形成する場合、固定部160は比較的薄いことが好ましい。例えば、固定部160の厚さLtは、0.1mm以上2mm以下である。
固定部160の折曲部分168に折曲応力低減部170が位置する。ここでは、固定部160には、切り欠き172が設けられる。詳細には、固定部160の両側に、切り欠き172aと切り欠き172bとが位置する。切り欠き172aは、湾曲部166の一方側の端部に位置し、切り欠き172bは、湾曲部166の他方側の端部に位置する。切り欠き172aと切り欠き172bにより、固定部160を容易に折り曲げできる。
ここでは、固定部160の内周面に接着剤が付与され、固定部160は、フレキシブル配線基板150に固定される。
次に、図5および図6を参照して光学ユニット100における固定部160によるフレキシブル配線基板150の固定を説明する。図6は、光学ユニット100の模式的な斜視図である。なお、図6では、図面が過度に複雑になることを避けるために、撮像素子112c、位置決め部140、フレキシブル配線基板150、固定部160および折曲応力低減部170を示し、他の部材を省略する。
図6に示すように、フレキシブル配線基板150は延伸方向Deに延びる。フレキシブル配線基板150は、折曲部152において折り曲げられており、延伸方向Deの向きは、折曲部152において変更される。ここでは、フレキシブル配線基板150は2回折り曲げられている。
固定部160は、フレキシブル配線基板150の折曲部152の外側を固定する。これにより、フレキシブル配線基板150の折曲部152の位置が規制され、フレキシブル配線基板150の負荷を抑制できる。
フレキシブル配線基板150は、第1端部151aから延伸方向Deに沿って延びる。フレキシブル配線基板150において延伸方向Deに直交する方向の長さ(幅Wf)は、例えば1.5mm以上18mm以下である。幅Wfは、2mm以上12mm以下であってもよい。固定部160は、長さLpがフレキシブル配線基板150の延伸方向Deに対して直交する方向に平行になるように配置される。フレキシブル配線基板150と同一平面上において、延伸方向Deに対して直交する方向に沿った固定部160の長さ(幅Wp)は、この方向に沿ったフレキシブル配線基板150の長さ(幅Wf)よりも小さい。このため、固定部160がフレキシブル配線基板150の周囲と接触してフレキシブル配線基板150および/または周囲が損傷することを抑制できる。
なお、固定部160は、フレキシブル配線基板150を折り曲げる前にフレキシブル配線基板150に接着されて、フレキシブル配線基板150とともに折り曲げられてもよい。あるいは、固定部160は、フレキシブル配線基板150の折り曲げとは別に湾曲されて、フレキシブル配線基板150の折曲部152が形成された後で、固定部160の内周面側またはフレキシブル配線基板150の折曲部152の外周面側に接着剤を付与した状態でフレキシブル配線基板150の折曲部152に装着されてもよい。
なお、固定部160をフレキシブル配線基板150の折曲部152に接着させる場合、接着剤は、固定部160の第1平坦部162とフレキシブル配線基板150との間および固定部160の第2平坦部164とフレキシブル配線基板150との間に付与される一方で、固定部160の湾曲部166とフレキシブル配線基板150との間に接着剤が付与されなくてもよい。
なお、図6では、固定部160は、フレキシブル配線基板150の折曲部152の外側を固定したが、本実施形態は、これに限定されない。固定部160は、フレキシブル配線基板150の折曲部152の内側を固定してもよい。
次に、図7を参照して光学ユニット100における固定部160によるフレキシブル配線基板150の固定を説明する。図7は、光学ユニット100の模式的な斜視図である。なお、図7では、図面が過度に複雑になることを避けるために、撮像素子112cと、位置決め部140と、フレキシブル配線基板150と、固定部160と、折曲応力低減部170とを示し、他の部材を省略する。
図7に示すように、固定部160は、フレキシブル配線基板150の折曲部152の内側を固定する。これにより、フレキシブル配線基板150の折曲部152の位置が規制され、フレキシブル配線基板150の負荷を抑制できる。
なお、図6および図7を参照した説明では、固定部160は、フレキシブル配線基板150の折曲部152の外側および内側の一方に装着されたが、本実施形態はこれに限定されない。フレキシブル配線基板150の折曲部152の外側および内側の両方に固定部160が装着されてもよい。
また、上述した説明では、固定部160は、板状であったが、本実施形態は、これに限定されない。固定部160は、レジストを塗布することによって形成された被膜によって形成されてもよい。なお、固定部160をレジスト膜から形成する場合でも、固定部160をフレキシブル配線基板150の折曲部152に対して上流側(接続部113側)から下流側(位置決め部140側)にわたって配置して固定部160の上流側と下流側との間に空間が形成されることが好ましい。
なお、フレキシブル配線基板150および固定部160をそれぞれ折り曲げる場合、フレキシブル配線基板150に固定部160を接着させた状態で折り曲げることが好ましい。これにより、フレキシブル配線基板150および固定部160を個別に折り曲げる場合と比べて、労力を低減できるとともにフレキシブル配線基板150の折曲部152の形状に合わせて固定部160の折曲部分168を折り曲げできる。
次に、図8Aを参照して、本実施形態の光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160を説明する。図8Aは、光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160の模式図である。なお、ここでは、図面および説明が過度に複雑になることを避ける目的で、折り曲げる前のフレキシブル配線基板150および固定部160について説明する。
図8Aに示すように、フレキシブル配線基板150の上に固定部160が配置される。ここでは、固定部160は、薄板状である。固定部160は、フレキシブル配線基板150に対して対称に配置される。固定部160の折曲部分168は、フレキシブル配線基板150の延伸方向に対して直交する方向に延びる。
固定部160には、折曲応力低減部170として切り欠き172が設けられる。固定部160の外形は、切り欠き172を除き、略矩形状である。
固定部160の両側には、切り欠き172aおよび切り欠き172bが位置する。切り欠き172bは、フレキシブル配線基板150および固定部160に対して切り欠き172aと対称に設けられる。
詳細には、切り欠き172aは、固定部160の折曲部分168の一方側の端部に位置し、切り欠き172bは、固定部160の折曲部分168の他方側の端部に位置する。切り欠き172aおよび切り欠き172bにより、固定部160を容易に折り曲げできる。
フレキシブル配線基板150は、延伸方向に延びる。本明細書の以下の説明において、フレキシブル配線基板150および固定部160についてフレキシブル配線基板150の延伸方向に対して直交する方向に沿った長さを特に幅と記載することがある。固定部160の幅Wbは、フレキシブル配線基板150の幅Waよりも小さい。
また、本明細書の以下の説明において、フレキシブル配線基板150および固定部160についてフレキシブル配線基板150の延伸方向に沿った長さを特に長さと記載することがある。切り欠き172aの長さLcは、固定部160の長さLbよりも小さい。例えば、切り欠き172aの長さLcは、固定部160の長さLbの5%~30%である。
また、切り欠き172aの長さLcは、切り欠き172aの幅Wcよりも大きい。このため、固定部160を折曲部分168に容易に折り曲げできる。
このように、切り欠き172aおよび切り欠き172bにより、固定部160を折曲部分168に容易に折り曲げできる。なお、上述したように、固定部160は、フレキシブル配線基板150に接着した状態でフレキシブル配線基板150とともに折り曲げることが好ましい。
なお、図1~図8Aを参照して上述した説明では、固定部160の外形は、切り欠き172を除き略矩形状であったが、本実施形態はこれに限定されない。
次に、図8Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160を説明する。図8Bは、光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160の模式図である。
図8Bに示すように、固定部160には取出部160Tが設けられる。上述したように、固定部160の両側には、切り欠き172aおよび切り欠き172bが位置する。取出部160Tは、固定部160の一方の端部のうちの切り欠き172bの設けられていない部分からフレキシブル配線基板150を超えて延びる。光学ユニット100が小型である場合、フレキシブル配線基板150および固定部160も小さくなるため、フレキシブル配線基板150および固定部160を取り扱いにくくなることがある。しかしながら、本実施形態では、固定部160に取出部160Tが設けられていることにより、フレキシブル配線基板150および固定部160の配置を容易に調整できる。
なお、図1~図8Bを参照して上述した説明では、固定部160のうちの折曲部分168の端部に切り欠き172が設けられていたが、本実施形態はこれに限定されない。
次に、図9Aを参照して、本実施形態の光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160を説明する。図9Aは、光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160の模式図である。
図9Aに示すように、固定部160の折曲部分168に、折曲応力低減部170として開口部174が設けられる。開口部174は、固定部160の厚さを貫通する。開口部174は、固定部160の折曲部分168の略中央に位置する。ここでは、開口部174は、略円形状である。
ただし、開口部174は、円形状でなくてもよい。例えば、開口部174のうちのフレキシブル配線基板150の延伸方向に対して直交する方向に沿った長さ(開口部174の幅Wc)は、開口部174のうちの延伸方向に沿った長さ(開口部174の長さLc)よりも大きくてもよい。これにより、固定部160を容易に折り曲げできる。
なお、図9Aを参照して上述した説明では、固定部160の折曲部分168に開口部174が設けられたが、本実施形態はこれに限定されない。
次に、図9Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160を説明する。図9Bは、光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160の模式図である。
図9Bに示すように、固定部160の折曲部分168に、溝176が設けられる。溝176の深さは固定部160の厚さよりも小さい。このため、溝176は、固定部160を貫通しない。
溝176は、固定部160の折曲部分168の略中央に配置される。ここでは、溝176は、フレキシブル配線基板150の延伸方向に対して直交する方句に沿って延びる。
例えば、フレキシブル配線基板150の延伸方向に対して直交する方句に沿った溝176の長さ(溝176の幅Wc)は、フレキシブル配線基板150の延伸方向に沿った溝176の長さ(溝176の長さLc)よりも大きい。これにより、固定部160を容易に折り曲げできる。
なお、図1~図9Bに示した光学ユニット100では、フレキシブル配線基板150は、分岐されることなく延伸方向に延びたが、本実施形態はこれに限定されない。フレキシブル配線基板150は、少なくとも一部分において分岐されてもよい。
次に、図10Aを参照して、本実施形態の光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160を説明する。図10Aは、光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160の模式図である。
図10Aに示すように、フレキシブル配線基板150は、2本に分岐されて延伸方向に延びる。フレキシブル配線基板150は、互いに分岐された第1配線基板150Aと、第2配線基板150Bとを有する。第1配線基板150Aおよび第2配線基板150Bは、延伸方向に対して直交する方向に並ぶ。
第1配線基板150Aは、内側端部150pと、外側端部150qとを有する。第1配線基板150Aの内側端部150pと外側端部150qとの間の距離は、第1配線基板150Aの幅Wa1となる。
第2配線基板150Bは、内側端部150rと、外側端部150sとを有する。第2配線基板150Bの内側端部150rと外側端部150sとの間の距離は、第2配線基板150Bの幅Wa2となる。
第1配線基板150Aの内側端部150pは、第2配線基板150Bの内側端部150rと対向する。第1配線基板150Aの内側端部150pと第2配線基板150Bの内側端部150rとの間の長さ(幅Wa3)は、第1配線基板150Aと第2配線基板150Bとの間の隙間の長さである。フレキシブル配線基板150全体の幅Waは、第1配線基板150Aの幅Wa1と、第2配線基板150Bの幅Wa2と、間隔Wa3との和である。
固定部160は、フレキシブル配線基板150の延伸方向の両側端部を跨いで配置される。詳細には、第1配線基板150Aの外側端部150qの外側から第2配線基板150Bの外側端部150sの外側までの範囲で第1配線基板150Aおよび第2配線基板150Bを跨いで配置される。このため、固定部160の幅Wbは、フレキシブル配線基板150全体の幅Waよりも大きい。
上述したように、固定部160は、フレキシブル配線基板150全体を跨いで配置される。固定部160のうち第1配線基板150Aの外側端部150qよりも外側部分の長さは幅Wb1であり、固定部160のうち第2配線基板150Bの外側端部150sよりも外側部分の長さは幅Wb2である。
切り欠き172は、切り欠き172aと、切り欠き172bとを含む。切り欠き172aおよび切り欠き172bは、対称に配置される。固定部160の両端部には、切り欠き172aおよび切り欠き172bが設けられる。ここでは、切り欠き172aの幅Wcは、フレキシブル配線基板150よりも外側の固定部160の幅Wb1および幅Wb2よりも小さい。このため、固定部160を折曲部分168において容易に折り曲げできる。
なお、図10Aを参照して上述した説明では、折曲応力低減部170として固定部160の折曲部分168の端部に切り欠き172が設けられていたが、本実施形態はこれに限定されない。
次に、図10Bを参照して、本実施形態の光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160を説明する。図10Bは、光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160の模式図である。
図10Bに示すように、折曲応力低減部170として、固定部160の折曲部分168の両端には切り欠き172が設けられるとともに固定部160の折曲部分168の中央に開口部174が設けられる。開口部174は、第1配線基板150Aと第2配線基板150Bとの間に位置する。開口部174は、固定部160を厚さ方向に貫通する。これにより、固定部160の折曲部分168を容易に折り曲げできる。
上述したように、折曲応力低減部170は、折曲部分168の端部に設けられた切り欠き172、折曲部分168に設けられた開口部174、および、折曲部分168に設けられた溝176のうちの少なくとも1つを含んでもよい。このように、固定部160の折曲部分168に切り欠き172、開口部174および溝176のいずれかが設けられることにより、固定部160の折曲部分168の折曲応力を低減できる。
次に、図11A~図11Cを参照して、本実施形態の光学ユニット100における固定部160の作製方法およびフレキシブル配線基板150の貼り付け方法を説明する。図11Aは、固定部160を作製するための板部材160Pの模式図であり、図11Bは、板部材160Pの切断による固定部160の作製を示す模式図であり、図11Cは、作製された固定部160のフレキシブル配線基板150の貼り付けを示す模式図である。
図11Aに示すように、板部材160Pは、長手方向に延びる。ここでは、板部材160Pの幅方向の中央に一列に並んだ開口部174が設けられる。複数の開口部174は、等間隔に並ぶ。
図11Bに示すように、板部材160Pは、切断される。板部材160Pは、延伸方向に対して直交する方向に沿って切断される。板部材160Pの切断により、固定部160が作製される。
板部材160Pは、切断される。例えば、長手方向に対して直交する方向に沿って板部材160Pを2箇所で切断することにより、板部材160Pから固定部160a、固定部160bおよび固定部160cを作製できる。
固定部160a、固定部160bおよび固定部160cには、折曲部分168に開口部174が設けられる。なお、固定部160aの一方の端部には開口部174は設けられていないが、固定部160aの他方の端部には開口部174の一部が位置する。また、固定部160bの一方の端部には開口部174の一部が位置するが、固定部160bの他方の端部には開口部174は設けられていない。固定部160cの両方の端部には開口部174は設けられていない。
図11Cに示すように、フレキシブル配線基板150は、第1配線基板150Aと、第2配線基板150Bと、第3配線基板150Cとを有する。第1配線基板150A、第2配線基板150Bおよび第3配線基板150Cは、互いに分離されている。
固定部160a、固定部160bおよび固定部160cには、折曲部分168に開口部174が設けられる。第1配線基板150A、第2配線基板150Bおよび第3配線基板150Cには、固定部160a、固定部160bおよび固定部160cがそれぞれ配置される。このため、第1配線基板150A、第2配線基板150Bおよび第3配線基板150Cのそれぞれにおいて固定部160a、固定部160bおよび固定部160cの折曲部分168を容易に折り曲げできる。
なお、図10A~図11Cを参照して上述した光学ユニット100では、フレキシブル配線基板150は、複数の部分に分かれた状態で延伸方向に延びていたが、本実施形態はこれに限定されない。フレキシブル配線基板150は、複数の部分が延伸方向に延びるとともに複数の部分が特定の箇所で接続してもよい。
次に、図12A~図12Cを参照して本実施形態の光学ユニット100を説明する。図12A~図12Cは、本実施形態の光学ユニット100におけるフレキシブル配線基板150および固定部160の模式図である。
図12Aに示すように、フレキシブル配線基板150は、第1配線基板150Aおよび第2配線基板150Bに加えて、接続部150h、接続部150iおよび接続部150jを有する。接続部150h、接続部150iおよび接続部150jは、第1配線基板150Aおよび第2配線基板150Bの延びる延伸方向に対して直交する方向に直線状に配列される。
第1配線基板150Aは、内側端部150pと、外側端部150qとを有する。第2配線基板150Bは、内側端部150rと、外側端部150sとを有する。
接続部150hは、第1配線基板150Aと接続する。詳細には、接続部150hは、第1配線基板150Aの外側端部150qと接続する。
接続部150iは、第1配線基板150Aおよび第2配線基板150Bと接続する。詳細には、接続部150iは、第1配線基板150Aの内側端部150pと第2配線基板150Bの内側端部150rと接続する。
接続部150jは、第2配線基板150Bと接続する。詳細には、接続部150jは、第2配線基板150Bの外側端部150sと接続する。
固定部160は、第1固定部160aと、第2固定部160bと、第3固定部160cとを含む。ここでは、第1固定部160a、第2固定部160bおよび第3固定部160cは、それぞれ薄板形状であり、第1固定部160aは、接続部150hに位置し、第2固定部160bは、接続部150iに位置し、第3固定部160cは、接続部150jに位置する。第1固定部160a、第2固定部160bおよび第3固定部160cは、接続部150h、接続部150iおよび接続部150jにそれぞれ接着される。
ここでは、折曲応力低減部170は、切り欠き172を含む。第1固定部160a~第3固定部160cのそれぞれの両側端部には、切り欠き172aおよび切り欠き172bが設けられる。これにより、第1固定部160a~第3固定部160cを折曲部分168において容易に折り曲げできる。
なお、図12Aに示したフレキシブル配線基板150および固定部160は、それぞれ別部材であったが、本実施形態はこれに限定されない。フレキシブル配線基板150および固定部160のそれぞれの少なくとも一部は、共通の部材であってもよい。
図12Bに示すように、フレキシブル配線基板150は、配線150wと、金属板150mとを有する。配線150wは、第1配線基板150Aおよび第2配線基板150Bを延伸方向に延びる。典型的には、配線150wは、フレキシブル配線基板150において絶縁膜に被覆された状態で延伸方向に延びるが、図12Bでは、配線150wを図示している。
フレキシブル配線基板150には、延伸方向に延びる複数の配線150wが配列される。典型的には、配線150wは、銅から形成される。例えば、配線150wは、金属層をエッチングすることによって形成される。
金属板150mは、配線150wとは異なり、接続部150h~接続部150jに位置する。金属板150mの幅Wmは、配線150wの幅Wwよりも大きい。例えば、金属板150mは、配線150wと同じ金属層から形成される。
金属板150mの幅Wmが配線150wの幅Wwよりも大きいことから、金属板150mは配線150wよりも撓みにくい。このため、金属板150mは、固定部160として機能する。
ここでは、折曲応力低減部170は、切り欠き172を含む。金属板150mに折曲応力低減部170が設けられる。例えば、金属板150mのそれぞれの両側端部に、切り欠き172aおよび切り欠き172bが設けられる。これにより、フレキシブル配線基板150の金属板150mを固定部160として利用して、金属板150mを折曲部分168において容易に折り曲げできる。
なお、フレキシブル配線基板150において、配線150wは、図示しない絶縁膜で覆われる。一方で、金属板150mは、絶縁膜に覆われてもよく、覆われなくてもよい。
なお、図12Bに示したフレキシブル配線基板150および固定部160では、フレキシブル配線基板150の金属板150mを固定部160として利用したが、金属板150mが比較的薄い場合、金属板150mのみでは固定部160として充分に機能しないことがある。この場合、金属板150mの上に積層物を積層させてもよい。
図12Cに示すように、絶縁膜で被覆されない金属板150mの上に積層物を形成して固定部160として利用してもよい。例えば、金属板150mの上にリフロー半田を塗布することにより、接続部150h、接続部150i、接続部150jに固定部160h、160i、160jをそれぞれ形成してもよい。さらには、リフロー半田の上に金属層をさらに配置してもよい。
ここでは、折曲応力低減部170は、切り欠き172を含む。金属板150mが両側端部に切り欠き形状を有することにより、金属板150mの形状に対応して形成される固定部160h、160i、160jにおいても両側端部に切り欠き172aおよび切り欠き172bが設けられる。これにより、固定部160h、160i、160jを折曲部分168において容易に折り曲げできる。
なお、図12A~図12Cでは、折曲応力低減部170の一例として切り欠き172を示したが、本実施形態において折曲応力低減部170が切り欠き172に限定されないことは言うまでもない。折曲応力低減部170は、開口部であってもよく、溝であってもよい。
次に、図13~図14を参照して、本実施形態の光学ユニット100を説明する。図13は、光学ユニット100の分解斜視図であり、図14は、光学ユニット100の斜視図である。図14では、図面が過度に複雑になることを避けるために固定体120を鎖線で示している。図13および図14は、フレキシブル配線基板150の折曲部152の配置が異なる点を除いて図3および図4を参照して上述した光学ユニット100と同様の構成を有しており、冗長を避けるために重複する記載を省略する。
フレキシブル配線基板150の第1折曲部分152aは、可動体110の表面に位置する。フレキシブル配線基板150は、第1折曲部分152aにおいて、例えば45°など、比較的大きい角度で折り曲げられる。このため、第2折曲部分152bは、可動体110の近くに配置される。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図1~図4ならびに図13および図14に示した光学ユニット100では、支持機構130としてジンバル機構131を利用したが、本実施形態はこれに限定されない。本発明は、支持機構130としてジンバル機構131以外の構成についても適用可能であることは言うまでもない。
100 光学ユニット
110 可動体
110R 回転軸
112 光学モジュール
112a レンズ
112b ハウジング
112c 撮像素子
113 接続部
114 ホルダ
116s 磁石
116t 磁石
120 固定体
122 固定枠
122s コイル取付け部
122t コイル取付け部
123 枠部
124 連結部
124a 壁部
124b 壁部
124c 壁部
126s コイル
126t コイル
130 支持機構
131 ジンバル機構
132 フレーム部
132a 本体部
132b 突起部
132c 突起部
134a 第1支持部
134b 第2支持部
136a 板金
136b 板金
140 位置決め部
150 フレキシブル配線基板
151a 第1端部
151b 第2端部
152 折曲部
152a 第1折曲部分
152b 第2折曲部分
152c 第3折曲部分
160 固定部
168 折曲部分
170 折曲応力低減部
172 切り欠き
174 開口部
176 溝
RD 回転駆動機構
L 光軸

Claims (7)

  1. 光学モジュールを備える可動体と、
    固定体と、
    前記光学モジュールの光軸方向と交差する1または複数の方向を回転軸方向として前記可動体を前記固定体に対して回転可能に支持する支持機構と、
    前記可動体に設けられた接続部に第1端部が接続され、前記可動体に対して前記光軸方向と交差する第1交差方向側に配置されたフレキシブル配線基板と、
    前記フレキシブル配線基板の折り曲げられた折曲部に対して前記折曲部に重なって配置され、少なくとも一部が前記折曲部に固定される固定部と、
    前記固定部のうちの前記折曲部に対応する折曲部分に設けられ、前記折曲部分の折曲応力を低減する折曲応力低減部と
    を備える、光学ユニット。
  2. 前記折曲応力低減部は、前記折曲部分の端部に設けられた切り欠き、前記折曲部分に設けられた開口部、および、前記折曲部分に設けられた溝のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の光学ユニット。
  3. 前記固定部は、前記フレキシブル配線基板の前記折曲部の外側を固定する、請求項1または2に記載の光学ユニット。
  4. 前記固定部は、前記フレキシブル配線基板の前記折曲部の内側を固定する、請求項1または2に記載の光学ユニット。
  5. 前記フレキシブル配線基板は、前記第1端部から延伸方向に沿って延びており、
    前記フレキシブル配線基板と同一平面上において、前記延伸方向に対して直交する直交方向に沿った前記固定部の長さは、前記直交方向に沿った前記フレキシブル配線基板の長さよりも小さい、請求項1から4のいずれかに記載の光学ユニット。
  6. 前記固定部は、金属から構成される、請求項1から5のいずれかに記載の光学ユニット。
  7. 前記フレキシブル配線基板は、配線と、金属板とを有し、
    前記金属板に前記折曲応力低減部が設けられる、請求項1から6のいずれかに記載の光学ユニット。
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