本発明は、美容技術分野に属し、特に、超静音スキニング装置に関するものである。
現在、人々は通常、スキニング装置等のような装置により皮膚上の老化の角質を除去するとともに皮膚を引き上げる。通常、従来のスキニング装置の駆動回路は所定の周波数を有している駆動信号を出力することによりブレードが高頻度に振動するように駆動し、駆動信号の周波数を調節することによりブレードの振動の強弱を調節する。しかしながら、従来のスキニング装置を使用するとき、スキニング装置の振動により静音の効果が悪くなり、使用者の体験に大きい影響を与えるおそれがある。
従来の技術の一部分の欠陥と欠点を解決するため、本発明の実施例において超静音スキニング装置を提供することにより、スキニング装置の静音の効果を向上させ、使用者の体験と製品の品質を向上させようとする。
本発明の実施例において、超静音スキニング装置を提供する。その超静音スキニング装置は超音波刃物と当該超音波刃物連結されるスキニング装置本体を含む。前記キニング装置本体は、第一ケースと、前記第一ケースと対向するように結合される第二ケースと、前記第一ケースと前記第二ケースとの間に取り付けられ、前記第一ケースと前記第二ケースにより包囲され、かつ前記超音波刃物に電気接続されるスキニング装置駆動回路と、前記第一ケースと前記第二ケースとの間に取り付けられ、前記第一ケースと前記第二ケースにより包囲され、かつ前記スキニング装置駆動回路に電気接続されるバッテリーモジュールとを含む。前記スキニング装置駆動回路は、目標周波数、目標デューティ比を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する。
本発明の実施例において、前記目標周波数の範囲は24.5~25.5KHzであり、前記目標デューティ比の範囲は37%±2%であり、前記目標駆動電圧の範囲は2.7~4.2Vである。
本発明の実施例において、前記スキニング装置駆動回路は、バッテリーモジュールに電気接続される電源回路と、前記電源回路に電気接続される主制御回路と、前記主制御回路と前記電源回路に電気接続される駆動スイッチ回路と、前記電源回路と前記駆動スイッチ回路に電気接続される電圧変換回路と、前記電圧変換回路に電気接続される駆動信号出力インターフェースと含む。前記電源回路は電源電圧を供給し、前記主制御回路は、目標周波数、目標デューティ比を具備する前記駆動信号を前記駆動スイッチ回路に送信し、前記駆動スイッチ回路は前記駆動信号により前記電源回路が供給した前記電源電圧を変換させることにより前記目標駆動電圧を獲得し、前記電圧変換回路は前記駆動信号出力インターフェースにより前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力する。
本発明の実施例において、前記主制御回路はマイクロコントローラーを含み、前記マイクロコントローラーは前記電源回路と前記駆動スイッチ回路に電気接続される。前記駆動スイッチ回路は、電場効果トランジスター、第一抵抗、第二抵抗、第三抵抗および第四抵抗を含み、前記電場効果トランジスターは、ソース、ゲートおよびドレーンを含み、前記ソースは前記第一抵抗により接地し、前記ゲートは前記第二抵抗により前記主制御回路に電気接続され、前記ドレーンは前記電圧変換回路に電気接続される。前記電場効果トランジスターは第三抵抗により前記主制御回路に電気接続され、前記電場効果トランジスターは第四抵抗、第二抵抗により前記主制御回路にも電気接続される。
本発明の実施例において、前記スキニング装置駆動回路はイオン移動制御回路を更に含み、前記イオン移動制御回路は、第五抵抗、第六抵抗、第七抵抗、第八抵抗、第九抵抗、第十抵抗、第十一抵抗、第十二抵抗、第十三抵抗、第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ、第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ、第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ、第四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ、取っ手導電部接続インタフェースおよびブレード金属部に電気接続されるブレード金属部接続インタフェースを含む。前記第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極は前記第五抵抗により前記主制御回路に電気接続され、前記第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのエミッタは接地し、前記第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターは前記第六抵抗により前記ブレード金属部接続インタフェースに電気接続され、前記駆動信号出力インタフェースは前記第六抵抗と前記ブレード金属部接続インタフェースとの間にも電気接続される。前記第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極は前記第七抵抗により前記主制御回路に電気接続され、前記第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのエミッタは接地し、前記第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターは前記第十三抵抗により前記取っ手導電部接続インタフェースに電気接続される。前記第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターは前記第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタの前記コレクターに電気接続され、前記第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのエミッタは第八抵抗により前記電源回路に電気接続され、前記第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極は前記第十抵抗により前記第四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターに電気接続される。前記第九抵抗の一端は前記第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極と前記第十抵抗との間に電気接続され、前記第九抵抗の他端は前記第八抵抗と前記第四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのエミッタとの間に電気接続され、前記十一抵抗は前記四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極とエミッタとの間に電気接続され、前記十二抵抗の一端は前記四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極に電気接続され、前記十二抵抗の他端は前記十三抵抗と前記二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターとの間に電気接続され、前記四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極は前記六抵抗と前記一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターとの間にも電気接続される。前記第二ケースから離れている前記第一ケースの一側には取っ手導電部が形成され、前記第一ケース上には導電用貫通孔が形成され、前記取っ手導電部は、前記導電用貫通孔により前記第二ケースに近づいている前記第一ケースの一側まで延伸し、かつ前記スキニング装置駆動回路の前記取っ手導電部接続インタフェースに電気接続され、前記超音波刃物はブレード金属部と前記ブレード金属部上に形成される超音波振動部を含み、前記超音波振動部は前記駆動信号出力インターフェースに連結され、前記ブレード金属部は前記ブレード金属部接続インタフェースに連結される。
本発明の実施例において、前記第一ケースは第一ケース本体を含み、前記第一ケース本体の外側には第一ケース本体の長手方向に延伸しているストリップ状凹部が形成され、前記導電用貫通孔は前記ストリップ状凹部内に形成される。前記取っ手導電部はストリップ状底部と前記ストリップ状底部の一側に形成される導電柱とを含み、前記取っ手導電部の前記ストリップ状底部は前記ストリップ状凹部内に結合され、前記導電柱は前記導電用貫通孔に挿入されるとともに前記スキニング装置駆動回路の前記取っ手導電部接続インタフェースに電気接続される。前記ストリップ状底部には第一位置決め部と第二位置決め部が形成され、前記第一位置決め部と前記第二位置決め部は前記ストリップ状底部上において導電柱が形成されている一側に形成され、前記第一位置決め部と前記第二位置決め部は前記導電柱の両側すなわち前記ストリップ状底部の長手方向の両側に位置している。前記ストリップ状凹部内には第一位置決め孔と第二位置決め孔が更に形成され、前記第一位置決め孔と前記第二位置決め孔は前記導電用貫通孔の両側すなわち前記ストリップ状凹部の長手方向の両側に位置しており、前記第一位置決め部および前記第二位置決め部は、前記第一位置決め孔および前記第二位置決め孔と一対一に対応し、かつ前記第一位置決め孔および前記第二位置決め孔にそれぞれ挿入される。
本発明の実施例において、前記第一ケースは取っ手導電部の防水シリカゲルベースを更に含み、前記取っ手導電部の防水シリカゲルベースは前記取っ手導電部から離れている前記第一ケース本体の一側に取り付けられる。前記取っ手導電部の防水シリカゲルベースは、防水シリカゲルベース本体、防水シリカゲルベース本体上に形成される第一防水孔、第二防水孔および第三防水孔を含み、前記第一位置決め部、前記導電柱および前記第二位置決め部はそれぞれ、前記第一防水孔、前記第二防水孔および前記第三防水孔に挿入される。
本発明の実施例において、前記スキニング装置駆動回路はスイッチ制御回路を更に含み、前記スイッチ制御回路は、制御スイッチ、第一パイロットランプ、第二パイロットランプ、第三パイロットランプ、第十四抵抗、第十五抵抗および第十六抵抗を含む。前記制御スイッチの一端は前記十四抵抗により接地し、前記制御スイッチの他端は前記主制御回路に電気接続され、前記制御スイッチの他端は第二パイロットランプと第十五抵抗により前記主制御回路と前記電源回路にも電気接続され、前記第一パイロットランプの一端は前記第二パイロットランプと前記第十五抵抗との間に電気接続される。前記第一パイロットランプの他端は前記主制御回路に電気接続され、前記第三パイロットランプの一端は前記第一パイロットランプの他端に電気接続され、前記第三パイロットランプの他端は前記十六抵抗により前記主制御回路と前記電源回路に電気接続される。
本発明の実施例において、前記電源回路は、第一インタフェース、充電回路、バッテリーインタフェース、昇圧回路およびレギュレーション回路を含み、前記第一インタフェースは前記充電回路により前記バッテリーインタフェースと前記昇圧回路に電気接続され、前記昇圧回路は、前記レギュレーション回路、前記主制御回路および前記電圧変換回路に電気接続され、前記レギュレーション回路は前記主制御回路に電気接続され、前記昇圧回路は前記主制御回路と前記スイッチ制御回路にも電気接続される。
本発明の実施例において、前記超静音スキニング装置は、前記超音波刃物を露出させるように前記スキニング装置本体の外部に取り付けられる本体保護ケースと、前記本体保護ケースに連結され、前記超音波刃物を包囲するように取り付けられ、かつ前記本体保護ケースを密閉させる密閉部品と、前記密閉部品上に取り付けられ、かつ前記超音波刃物を覆う超音波刃物保護カバーとを更に含む。前記密閉部品は超音波刃物防水ケースと超音波刃物防水シリカゲルを含み、前記超音波刃物防水シリカゲルは前記超音波刃物防水ケース内に取り付けられ、前記超音波刃物防水シリカゲルは前記超音波刃物を包囲するように取り付けられ、前記超音波刃物防水ケースは前記本体保護ケースに結合されることにより前記本体保護ケースを密閉させる。
本発明の前記1つまたは複数の技術的事項により次のような発明の効果を獲得することができる。本発明の実施例に係る超静音スキニング装置は所定のスキニング装置駆動回路を使用することにより、目標周波数、目標デューティ比を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する。それにより、スキニング装置の静音の効果を獲得し、製品の品質と使用者の体験を向上させることができる。イオン移動制御回路が設けられることによりイオンの導入、導出および超音波振動が含まれる多機能組合せモードを獲得することができ、かつ形成された微小電流で皮膚を刺激することにより筋肉の痙攣を低減し、筋肉の移動を増加させ、筋萎縮を減少させるとともに防止し、局部の血液循環と筋肉の再鍛錬を増加させることができる。また、微小電流で筋肉とリンパを刺激することにより、筋肉を収縮させ、水腫を抑制し、皮膚を引き上げる効果等を獲得することができる。使用者にいろいろな機能を提供することにより使用者の使用体験を向上させるとともに製品の使用の範囲を広げることができる。電源回路に昇圧回路が設けられることによりバッテリーモジュールが入力した電源電圧に対して昇圧を二回実施し、超音波振動に用いられる電圧を正確に制御することができる。また、キニング装置本体の外部に取り付けられる本体保護ケースと密閉部品により従来の技術のキニング装置の防水性がよくない問題を解決することができる。
本発明の実施例に係る技術的事項をより詳細に説明するため、以下、本発明の実施例に係る図面を簡単に説明する。注意されたいことは、下記図面は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記図面により他の図面を想到することができる。
本発明の実施例に係る超静音スキニング装置の構造を示す斜視分解図である。
図1のスキニング装置駆動回路の1つの回路を示す図である。
図2の主制御回路、駆動スイッチ回路および電圧変換回路の接続関係を示す図である。
図1のスキニング装置駆動回路の他の1つの回路を示す図である。
図4のイオン移動制御回路の回路を示す図である。
図1の第一ケースの1つの構造を示す図である。
図4のスイッチ制御回路の回路を示す図である。
図2の電源回路の構造を示す図である。
図8の第一インタフェース、充電回路およびバッテリーインタフェースの接続関係を示す図である。
図8の昇圧回路の回路を示す図である。
図8のレギュレーション回路の回路を示す図である。
図8の超音波刃物、スキニング装置駆動回路および他の部品の間の位置関係と構造を示す図である。
本発明の実施例に係る他の超静音スキニング装置の構造を示す斜視分解図である。
注意されたいことは、矛盾がない限り、本発明の各実施例または実施例中の技術的事項を任意に組み合わることができる。以下、本発明の実施例に係る図面と実施例により本発明を詳細に説明する。
本発明の技術的事項を当業者によく理解してもらうため、以下、図面と本発明の実施例中の図面の組み合わせにより、本発明の実施例に係る技術的事項を詳細、明瞭に説明する。
注意されたいことは、本発明の明細書、特許請求の範囲および前記図面中の「第一」、「第二」という用語は、類似している対象を区別するためのものであり、特定の順番や前後の順序を意味するものでない。本発明において用いる用語を適当に変換させることができ、ここで説明する本願の実施例は、図示や明細書に記載される順番だけでなく、他の順番に沿って実施されることもできる。また、「含む」、「具備する」という用語とその用語たちのいずれかの変更は、含まれている事項以外の事項を含むことを排除する意図はない。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または装置は、明確に列挙されているステップまたはユニットだけでなく、明確に列挙されないか或いはそれらのプロセス、方法、製品または機器が具備している他の固有ステップまたはユニットを更に含むこともできる。
注意されたいことは、この明細書において用いる「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を説明するものであり、3つの関係が存在することを意味する。すなわちA及び/又はBという用語は、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、Bのみが存在することとを意味することができる。また、この明細書において用いる「/」という符号は通常、その符号の前後に位置している事項が「または」という関係を有していることを意味する。
図1に示すとおり、本発明の実施例において超静音スキニング装置900を提供する。具体的に、本発明の実施例に係る超静音スキニング装置900は例えば、超音波刃物60と超音波刃物60に連結されるスキニング装置本体800を含むことができる。超音波刃物60により皮膚表面の汚れを除去することができる。スキニング装置本体800は超音波刃物を取り付けらせかつ超音波刃物が振動するように駆動することができる。
具体的に、スキニング装置本体800は例えば、第一ケース30、第二ケース40、スキニング装置駆動回路10およびバッテリーモジュール20を含むことができる。第一ケース30と第二ケース40は、超静音スキニング装置900を保護する保護ケースを構成し、かつ保護ケースの内部に取り付けられるスキニング装置駆動回路10とバッテリーモジュール20等を保護する。第一ケース30と第二ケース40は対向するように結合される。第一ケース30と第二ケース40を結合させるとき、その間には収納空間が形成される。スキニング装置駆動回路10は前記第一ケース30と前記第二ケース40との間に取り付けられ、かつ前記第一ケース30と前記第二ケース40により包囲される。すなわちスキニング装置駆動回路10は前記収納空間内に収納される。前記スキニング装置駆動回路10は、前記超音波刃物60に電気接続され、かつ超音波刃物60が振動するように駆動する。超音波刃物60が振動することにより皮膚の汚れをきれいに除去することができる。
バッテリーモジュール20はいろいろな装置、例えば超静音スキニング装置900を電力を供給する。バッテリーモジュール20は例えば従来のストレージバッテリであるか或いは電力を貯蔵するとともに供給できる他のバッテリーであることができる。バッテリーモジュール20は、前記第一ケース30と前記第二ケース40との間に取り付けられ、かつ前記第一ケース30と前記第二ケース40により包囲される。すなわちバッテリーモジュール20は前記収納空間内に収納される。前記バッテリーモジュール20は前記スキニング装置駆動回路に電気接続される。
本発明の実施例に係る超静音スキニング装置中のスキニング装置駆動回路は、目標周波数、目標デューティ比(duty ratio)を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する。それにより、スキニング装置の静音の効果を獲得し、製品の品質と使用者の体験を向上させることができる。
好ましくは、前記目標周波数の範囲は24.5~25.5KHzであり、前記目標デューティ比の範囲は37%±2%であり、前記目標駆動電圧の範囲は2.7~4.2Vである。
具体的に、図2を参照すると、前記スキニング装置駆動回路10は例えば、電源回路110、主制御回路(Main control circuit)120、駆動スイッチ回路130、電圧変換回路140および駆動信号出力インターフェース150を含むことができる。主制御回路120は前記電源回路110に電気接続され、駆動スイッチ回路130は前記主制御回路120と前記電源回路110に電気接続され、電圧変換回路140は前記電源回路110と前記駆動スイッチ回路130に電気接続され、駆動信号出力インターフェース150は前記電圧変換回路140に電気接続されることによりスキニング装置の超音波刃物を駆動する。前記電源回路110は電源電圧を供給し、前記主制御回路120は、目標周波数、目標デューティ比を具備するパラス信号を前記駆動スイッチ回路130に送信する。前記駆動スイッチ回路130は前記主制御回路120が出力した前記パルス信号により前記電圧変換回路140を制御し、それにより前記電源回路110が供給した前記電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得する。前記電圧変換回路140は前記駆動信号出力インターフェース150により前記目標駆動電圧を超音波刃物に出力することにより前記超音波刃物が振動するように駆動する。
具体的に、前記電源回路110はスキニング装置駆動回路10の各回路に電力を供給する。電源回路110として従来の技術の電源を使用することができる。主制御回路120は目標周波数、目標デューティ比を具備するパルス信号を出力する。駆動スイッチ回路130は、主制御回路120が出力するパルス信号により電圧変換回路140が電源回路110が供給する電源電圧に対して電圧変換例えば昇圧をすることに制御し、かつ変換によって獲得した目標駆動電圧を駆動信号出力インタフェース150から出力することにより前記超音波刃物を駆動する。
図3に示すとおり、前記主制御回路120はマイクロコントローラー(microcontroller)U2を含み、前記マイクロコントローラーU2は前記電源回路110と前記駆動スイッチ回路130に電気接続される。マイクロコントローラーU2は例えばMCUであることができる。前記マイクロコントローラーU2は、周波数の範囲が24.5~25.5 KHzであり、デューティ比の範囲が37%±2%であるパルス信号を形成するとともにピンP17(図3を参照)によりそのパルス信号を駆動スイッチ回路130に出力する。図2に示すとおり、前記主制御回路120はブザーBZとキャパシターC5を更に含み、前記マイクロコントローラーU2は前記キャパシターC5により前記ブザーBZの一端に電気接続され、前記ブザーBZの他端は接地する。
図3に示すとおり、前記駆動スイッチ回路130は、電場効果トランジスター(Field Effect Transistor)Q2、抵抗R4(第一抵抗に対応)、抵抗R9(第二抵抗に対応)、抵抗R11(第三抵抗に対応)および抵抗R10(第四抵抗に対応)を含む。前記電場効果トランジスターQ2は例えば、ソースS、ゲートGおよびドレーンDを含むことができる。前記電場効果トランジスターQ2の品番は例えばAO4430であることができる。
図3に示すとおり、電圧変換回路140は例えば変圧器T1を含み、前記変圧器T1は一次コイル(Primary coil)T12と二次コイル(secondary coil)T13を含む。
図3に示すとおり、前記電場効果トランジスターQ2のソースSは抵抗R4により接地し、前記ゲートGは抵抗R9により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンP17に電気接続され、前記ドレーンDは前記電圧変換回路140の変圧器T1の一次コイルT12の一端に電気接続される。また、前記電場効果トランジスターQ2は抵抗R11により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2に電気接続され、前記電場効果トランジスターQ2は抵抗R10、抵抗R9により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンP17に電気接続される。図3に示すとおり、前記一次コイルT12の他端は前記電源回路110に電気接続されることにより電源回路110が供給する電圧V+を獲得し、前記二次コイルT13の両端は前記駆動信号出力インタフェース150の2つのピン(すなわち図3のCN1)にそれぞれ電気接続される(すなわち図3中のCN1端子のピン2と3)。
図4に示すとおり、前記スキニング装置駆動回路10はイオン移動制御回路160を更に含む。前記イオン移動制御回路160は、前記主制御回路120、前記電源回路110および前記駆動信号出力インタフェース150に電気接続されることにより、化粧品中のイオン例えばカリウムイオン等の導入と電気を有している人体内の汚れ(例えば汚物イオン)の導出を制御する。
図5に示すとおり、前記イオン移動制御回路160は例えば、抵抗R12(第五抵抗に対応)、抵抗R18(第六抵抗に対応)、抵抗R19(第七抵抗に対応)、抵抗R20(第八抵抗に対応)、抵抗R14(第九抵抗に対応)、抵抗R13(第十抵抗に対応)、抵抗R15(第十一抵抗に対応)、抵抗R16(第十二抵抗に対応)、抵抗R17(第十三抵抗に対応)、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ(Bipolar Junction Transistor)Q6(第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタに対応)、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4(第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタに対応)、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5(第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタに対応)、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3(第四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタに対応)、取っ手導電部接続インタフェースCON1およびブレード金属部接続インタフェースCON3を含むことができる。
図6に示すとおり、前記第二ケース40から離れている前記第一ケース30の一側には取っ手導電部310(図5中のM)が形成されている。前記第一ケース30上には導電用貫通孔3012が形成されている。前記取っ手導電部310は、前記導電用貫通孔3012により前記第二ケース40に近づいている前記第一ケース30の一側まで延伸し、かつ前記スキニング装置駆動回路10の前記取っ手導電部接続インタフェースCON1に電気接続される。
図1に示すとおり、前記超音波刃物60はブレード金属部610(すなわち図3と図5中のFA)と前記ブレード金属部610上に形成される超音波振動部620を含む。前記超音波振動部620は前記駆動信号出力インターフェース150(すなわち図3中のCN1インターフェース)に連結され、前記ブレード金属部610は前記ブレード金属部接続インタフェースCON3に連結される。
注意されたいことは、超音波振動部620を超音波エネルギー変換装置ともいう。超音波振動部620はスキニング装置駆動回路10が供給した目標周波数、目標デューティ比および目標駆動電圧を具備している電気エネルギーを機械的振動に変換させる装置である。超音波振動部620は例えば、エネルギー変換器の圧電効果により電気エネルギーを機械的振動に変換させる装置であることができる。常用している超音波振動部620のエネルギー変換器は磁歪変換器(Magneto Striction Transducer)と圧電変換器(Piezoelectric transducer)がある。超音波振動部620として市販されている従来の技術の超音波エネルギー変換装置を使用することができ、本発明はそれを説明しない。
本発明の実施例において、使用者が超静音スキニング装置900を取って顔の皮膚に対して美容をするとき、手の平の皮膚は取っ手導電部Mと接触し、顏の皮膚はブレード金属部FAと接触することにより、イオン移動制御回路160と手の平、顔の皮膚との間に微小電流回路が形成されるので、化粧品中の栄養イオンの導入、人体内の汚れの導出および皮膚を引き上げる効果等を確保することができる。
具体的に、図5に示すとおり、前記バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6のベース電極(base electrode)は抵抗R12により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンU2-1に電気接続され、前記バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6のエミッタ(emitter)は接地し、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6のコレクター(collector)は抵抗R18によりブレード金属部接続インタフェースCON3に電気接続され、前記駆動信号出力インタフェース150は抵抗R18と前記ブレード金属部接続インタフェースCON3との間にも電気接続される。前記バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のベース電極は抵抗R19により前記主制御回路120のピンU2-3に電気接続され、前記バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のエミッタは接地し、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のコレクターは抵抗R17により前記取っ手導電部接続インタフェースCON1に電気接続される。バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のコレクターはバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4の前記コレクターに電気接続され、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のエミッタは抵抗R20により前記電源回路110例えば給電端子V+に電気接続され、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のベース電極は抵抗R13によりバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のコレクターに電気接続される。抵抗R14の一端はバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のベース電極と抵抗R13との間に電気接続され、抵抗R14の他端は抵抗R12とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のエミッタとの間に電気接続される。抵抗R15はバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のベース電極とエミッタとの間に電気接続される。抵抗R16の一端はバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のベース電極に電気接続され、抵抗R16の他端は抵抗R17とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のコレクターとの間に電気接続され、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のベース電極は抵抗R18とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のコレクターとの間にも電気接続される。
具体的に、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4はNPN型バイポーラ・バイポーラー・トランジスタであり、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3はPNP型バイポーラ・バイポーラー・トランジスタである。
イオン移動制御回路160の作動原理は例えば次のとおりである。マイクロコントローラーU2のピンU2-1が出力した電圧=1であり(或いはハイレベル(high level))、マイクロコントローラーU2のピンU2-3が出力した電圧=0である(或いはローレベル(low level))とき、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6はオン状態になる。抵抗R14と抵抗R13が分圧をすることにより、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のベース電極の電圧は低下し、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5はオン状態になる。そのとき、取っ手導電部Mに電気接続される取っ手導電部接続インタフェースCON1の電圧は+になり、ブレード金属部FAに電気接続されるブレード金属部接続インタフェースCON3の電圧は-になる。超静音スキニング装置900はイオン導入状態になるので、化粧品中の栄養イオン例えばカリウムイオンを皮膚に導入することができる。ピンU2-3が出力した電圧=1であり(或いはハイレベル)、ピンU2-1が出力した電圧=0である(或いはローレベル)とき、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4はオン状態になる。抵抗R15と抵抗R16が分圧をすることにより、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のベース電極の電圧は低下し、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3はオン状態になる。そのとき、取っ手導電部Mに電気接続される取っ手導電部接続インタフェースCON1の電圧は-になり、ブレード金属部FAに電気接続されるブレード金属部接続インタフェースCON3の電圧は+になる。超静音スキニング装置900はイオン導出状態になるので、人体内の汚れ(電気を有している汚物ともいう)を皮膚の外部に導出することによりブレード金属部FAがそれを除去することができる。
本発明の他の実施例において、図4に示すとおり、前記スキニング装置駆動回路10はスイッチ制御回路170を更に含み、前記スイッチ制御回路170は前記電源回路110と前記主制御回路120に電気接続される。スイッチ制御回路170によりスキニング装置の機能を選択するとともに制御することができる。例えば、オン、オフ、振動+イオンの導出、振動+イオンの導入等を選択するとともに制御することができる。
具体的に、図7に示すとおり、前記スイッチ制御回路170は例えば、制御スイッチS1、第一パイロットランプ(pilot lamp)LD1、第二パイロットランプLD2、第三パイロットランプLD3、抵抗R5(第十四抵抗に対応)、抵抗R7(第十五抵抗に対応)および抵抗R8(第十六抵抗に対応)を含むことができる。前記制御スイッチS1の一端は抵抗R5により接地し、前記制御スイッチS1の他端は前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンKEY2に電気接続され、前記制御スイッチS1の他端は第二パイロットランプLD2と抵抗R7により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンLED2と前記電源回路110にも電気接続される。前記第一パイロットランプLD1の一端は前記第二パイロットランプLD2と前記抵抗R7との間に電気接続され、前記第一パイロットランプLD1の他端は前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンKEY1に電気接続される。前記第三パイロットランプLD3の一端は前記第一パイロットランプLD1の他端に電気接続され、前記第三パイロットランプLD3の他端は前記抵抗R8により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンLED1と前記電源回路110に電気接続される。
具体的に、前記スイッチ制御回路170の作動過程は次のとおりである。使用者が制御スイッチS1を2秒間押すことにより超静音スキニング装置900を起動させる。超静音スキニング装置900が起動するとき、超静音スキニング装置900は第一作動モードになり、第一パイロットランプLD1は点燈する。そのとき、スキニング装置駆動回路10は超音波を連続的に出力するにより汚れを除去し、主制御回路120はイオン移動制御回路160を制御することによりイオン導出機能を起動させる。使用者が制御スイッチS1を再び間押すと、超静音スキニング装置900は第二作動モードになる。そのとき、スキニング装置駆動回路10は超音波を不連続的に出力し、主制御回路120はイオン移動制御回路160を制御することによりイオン導入機能を起動させる。その場合、第二パイロットランプLD2が点燈する。使用者が制御スイッチS1を再び間押すと、超静音スキニング装置900は第三作動モードになる。そのとき、スキニング装置駆動回路10は超音波を不連続的に出力し、主制御回路120はイオン移動制御回路160を制御することによりイオン導入機能、皮膚を引き上げる機能を起動させる。その場合、第三パイロットランプLD3が点燈する。使用者が制御スイッチS1を再び間押すと、超静音スキニング装置900は再び第一作動モードになり、第一パイロットランプLD1は点燈する。そのとき、スキニング装置駆動回路10は超音波を連続的に出力するにより汚れを除去し、主制御回路120はイオン移動制御回路160を制御することによりイオン導出機能を起動させる。前記過程を繰り返すことができる。使用者が制御スイッチS1を2秒間押すことにより超静音スキニング装置900をオフさせる。マイクロコントローラーU2は超静音スキニング装置900が充電状態になっていることを検出すると、超静音スキニング装置900を強制的にオフさせるので、超静音スキニング装置900をオンさせることができない。3つのパイロットランプLD1~LD3が低頻度で点滅することにより充電状態を提示する。超静音スキニング装置900が充分に充電されると、3つのパイロットランプLD1~LD3が常時点燈することにより充電を提示する。
本発明の他の具体的な実施例において、図8に示すとおり、電源回路110は例えば、第一インタフェース111、充電回路112、バッテリーインタフェース113、昇圧回路114およびレギュレーション回路115を含むことができる。前記第一インタフェース111は前記充電回路112により前記バッテリーインタフェース113と前記昇圧回路114に電気接続され、前記昇圧回路114は、前記レギュレーション回路115、前記主制御回路120および前記電圧変換回路140に電気接続され、前記レギュレーション回路115は前記主制御回路120に電気接続され、前記充電回路112は前記主制御回路120と前記スイッチ制御回路170にも電気接続される。
具体的に、図9に示すとおり、第一インタフェース111(すなわち図9中のINUSB)は例えばUSBインタフェースであることができる。第一インタフェース111は電源ピン組例えばVBUSピン組とAGNDピンを含むことにより電源に電気接続されることができる。電源ピン組は充電回路112によりバッテリーインタフェース113と昇圧回路114に電気接続される。
充電回路112は例えば電源回路チップU3を含み、電源回路チップU3の品番は例えばTP4057であることができる。電源回路チップU3のVCCピンは第一インタフェース111(すなわち図9中のINUSB)のVBUSピンに電気接続されることにより電力を獲得する。電源回路チップU3のSTDBYピンは抵抗R04によりマイクロコントローラーU2のLED1ピンに電気接続される。電源回路チップU3のCHRGピンは抵抗R05によりマイクロコントローラーU2のLED2ピンに電気接続される。電源回路チップU3のBATピンは、電圧出力ピンであり、バッテリーインタフェース113(図9中のCON2インタフェース)に電気接続される。バッテリーインタフェース113は超静音スキニング装置900のバッテリーモジュール20例えばストレージバッテリ等に電気接続されることにより電気エネルギーを貯蔵する。充電回路112は例えば、他の電子部品例えばキャパシターC01、C02、抵抗R02等を更に含むことによりバッテリー充電機能を実現することができる。充電回路112として従来の技術の他の充電回路を用いることもできるが、本発明はそれを限定しない。
図9に示すとおり、前記第一インタフェース111はデータ入力ピン組例えばピンD-とピンD+を更に含む。前記第一インタフェース111は前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2に電気接続される。例えばピンD-はマイクロコントローラーU2のピンISPDATに電気接続され、ピンD+はマイクロコントローラーU2のピンISPCKに電気接続されることにより、前記主制御回路120のマイクロコントローラーU2にデータを入力し、マイクロコントローラーU2のプログラムバーニング(Program burning)とデバッギングおよびシミュレーション(Debugging and simulation)をすることができる。
図9に示すとおり、前記スキニング装置駆動回路10は第二インタフェースISPを更に含み、前記第二インタフェースISPは前記主制御回路120と前記第一インタフェース111との間に電気接続されることにより前記主制御回路120にデータを入力することができる。具体的に、第二インタフェースISPの1つのピンは第一インタフェース111のピンD-とマイクロコントローラーU2のピンISPDATとの間に電気接続され、第二インタフェースISPの他の1つのピンは第一インタフェース111のピンD+とマイクロコントローラーU2のピンISPCKとの間に電気接続される。第二インタフェースISPによりマイクロコントローラーU2にデータを入力し、マイクロコントローラーU2のプログラムバーニングとデバッギングおよびシミュレーションをすることもできる。すなわち、使用者は第一インタフェース111または第二インタフェースISPによりマイクロコントローラーU2のプログラムバーニングとデバッギングおよびシミュレーションをすることができる。
図10に示すとおり、昇圧回路114は例えば昇圧チップU4を含む。昇圧チップU4は例えばMT3608チップであり、それにより直流電源の電圧に対して昇圧をすることができる。昇圧回路114の電圧入力端はB+であり、それは充電回路112、主制御回路120に電気接続される。昇圧回路114の電圧出力端はV+であり、それは電圧変換回路140、イオン移動制御回路160およびレギュレーション回路115に電気接続される。昇圧回路114は他の電子部品例えば図8中の抵抗R1、R2、R3、キャパシターC1、C3、インダクター(inductor)L1等を更に含むことにより電源電圧の昇圧機能を実現することができる。昇圧回路114として従来の技術の他の昇圧回路を用いることもできるが、本発明はそれを限定しない。
図11に示すとおり、レギュレーション回路115は例えば、レギュレーションチップU1、キャパシターC7およびキャパシターC8を含むことができる。レギュレーションチップU1は、入力端ピンVin、出力端ピンVoutおよび接地端ピンGNDを含む。キャパシターC7は入力端ピンVinと接地端ピンGNDとの間に電気接続され、キャパシターC8は出力端ピンVoutと接地端ピンGNDとの間に電気接続される。入力端ピンVinは昇圧回路114の電圧出力端V+に電気接続され、出力端ピンVoutは主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2に電気接続される。レギュレーション回路115として従来の技術のレギュレーション回路を用いることもできるが、本発明はそれを限定しない。
本発明の他の実施例に係るスキニング装置駆動回路10の作動過程は次のとおりである。使用者が作動モードを選択した後、主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2はイネーブル(enable)信号を昇圧回路の昇圧チップU4の昇圧イネーブルピンに出力し、バッテリーインタフェース113から入力されるバッテリーの電圧に対して一回目の昇圧をし、かつ昇圧された電圧を電圧変換回路140に出力する。マイクロコントローラーU2のピンP17は、目標周波数、目標デューティ比を具備するパラス信号例えばPWM信号を駆動スイッチ回路130に送信し、駆動スイッチ回路130は電圧変換回路140の変圧器T1を駆動することにより電源回路110を通過しかつ一回目の昇圧がされる電圧に対して昇圧を再びすることにより昇圧後の目標駆動電圧を獲得する。前記目標駆動電圧の範囲は2.7V~4.2Vである。獲得した目標駆動電圧は駆動信号出力インタフェース150によって超音波刃物に出力され、目標駆動電圧により超音波刃物が超音静音振動をするように駆動する。
図6を参照すると、前記第一ケース30は第一ケース本体301を含み、前記第一ケース本体301の外側には第一ケース本体301の長手方向に延伸しているストリップ状凹部3011が形成されている。前記導電用貫通孔3012は前記ストリップ状凹部3011内に形成されている。前記取っ手導電部310は例えば、ストリップ状底部311と前記ストリップ状底部311の一側に形成される導電柱312とを含むことができる。ストリップ状底部311と導電柱312はいずれも導電材料で製造される。ストリップ状底部311は前記ストリップ状凹部3011内に結合され、前記導電柱312は前記導電用貫通孔3012に挿入されるとともに前記スキニング装置駆動回路10の前記取っ手導電部接続インタフェースCON1に電気接続される。微小電流で皮膚を刺激することにより筋肉の痙攣(convulsion)を低減し、筋肉の移動を増加させ、筋萎縮(amyotrophy)を減少させるとともに防止し、局部の血液循環と筋肉の再鍛錬を増加させることができる。また、微小電流で筋肉とリンパを刺激することにより、筋肉を収縮させ、水腫を抑制し、皮膚を引き上げる効果等を獲得することができる。
図6に示すとおり、取っ手導電部310のストリップ状底部311には第一位置決め部313と第二位置決め部314が形成され、第一位置決め部313と第二位置決め部314は、前記ストリップ状底部311に連結され、かつストリップ状底部311上において導電柱312が位置している一側に形成されている。好ましくは、第一位置決め部313と第二位置決め部314は前記ストリップ状底部311にそれぞれ垂直である。第一位置決め部313と第二位置決め部314は導電柱312の両側すなわち前記ストリップ状底部311の長手方向の両側に位置している。前記ストリップ状凹部3011内には第一位置決め孔3013と第二位置決め孔3014が更に形成されている。第一位置決め孔3013と第二位置決め孔3014は導電用貫通孔3012の両側すなわち前記ストリップ状凹部3011の長手方向の両側に位置している。第一位置決め部313および第二位置決め部314は、第一位置決め孔3013および第二位置決め孔3014と一対一に対応し、かつ第一位置決め孔3013および第二位置決め孔3014にそれぞれ挿入される。それにより取っ手導電部310の位置を決めるとともに固定させることができるので、取っ手導電部310の結合が緩むことと取っ手導電部310が脱落することを避け、取っ手導電部310が前記スキニング装置駆動回路10に安定に接続されることを確保することができる。好ましくは、第一位置決め部313と第二位置決め部314の長さは導電柱312の長さより短い。
図6に示すとおり、第一ケース30は取っ手導電部の防水シリカゲルベース320を更に含むことができる。取っ手導電部の防水シリカゲルベース320は、防水シリカゲルベース本体320、防水シリカゲルベース本体320上に形成される第一防水孔322、第二防水孔323および第三防水孔324を含む。防水シリカゲルベース本体320は前記取っ手導電部から離れている前記第一ケース本体301の一側に取り付けられ、第一位置決め部313、導電柱312および第二位置決め部314はそれぞれ、第一防水孔322、第二防水孔323および第三防水孔324に挿入される。その構造により水、栄養液等の液体が第一ケース本体301のストリップ状凹部3011を通過した後、導電柱312、第一位置決め部313および第二位置決め部314等に沿ってスキニング装置本体800の内部に流入することを防止することができるので、製品の防水性能を向上させ、製品の使用寿命を延長させることができる。
スキニング装置駆動回路10の電子部品の配置において、図12に示すとおり、前記スキニング装置駆動回路10は回路基板101を更に含む。前記バッテリーモジュール20、前記電源回路110、前記主制御回路120、前記駆動スイッチ回路130、前記電圧変換回路140および駆動信号出力インタフェース150は前記第一ケース30に近づいている前記回路基板101の一側に取り付けられる。前記回路基板101の第一端E1には超音波刃物を固定させるシリカゲル部品102が更に取り付けられ、前記超音波刃物60は前記シリカゲル部品102により前記回路基板101上に固定されるとともに前記駆動信号出力インタフェース150に電気接続される。電源回路110の第一インタフェース111は前記超音波刃物60から離れている前記回路基板101の第二端E2に取り付けられ、前記バッテリーモジュール20は前記超音波刃物60と前記第一インタフェース111との間に位置する。前記電圧変換回路140の変圧器T1は前記バッテリーモジュール20と前記超音波刃物60との間に位置する。
本発明の他の実施例において、図13に示すとおり、超静音スキニング装置900は本体保護ケース710と密閉部品720を更に含むことができる。
本体保護ケース710は、スキニング装置本体800を保護し、防水構造を形成することによりスキニング装置本体800が進水により破損されることを避けることができる。図13に示すとおり、本体保護ケース710は例えばケースのような部品であり、その形状は例えば円筒状であることができる。本体保護ケース710の形状は他の形状例えば円柱形等であることもできるが、本発明はそれを限定しない。スキニング装置本体800の防水構造を形成できる形状であればいずれでもよい。本体保護ケース710は超音波刃物60を露出させるようにスキニング装置本体800の外部に取り付けられる。すなわち本体保護ケース710はスキニング装置本体800全体を覆うとともに超音波刃物60を露出させる。前記本体保護ケース710上にはストリップ状貫通孔711が形成され、ストリップ状貫通孔711と取っ手導電部310の位置が対応することにより取っ手導電部310を露出させることができる。それにより使用者が超静音スキニング装置900を使用するとき、皮膚と取っ手導電部310が接触することにより微小電流回路が形成される。
密閉部品720は主として密閉の役割をし、密閉部品720は、前記本体保護ケース710に連結され、超音波刃物60を包囲するように取り付けられ、かつ本体保護ケース710を密閉させる。スキニング装置本体800の外部に本体保護ケース710を取り付け、かつ密閉部品720を取り付けることにより、スキニング装置の防水性がよくない問題を解決し、防水性能を向上させることができる。
図13に示すとおり、密閉部品720は例えば、超音波刃物防水ケース721と超音波刃物防水シリカゲル722を含むことができる。超音波刃物防水シリカゲル722は超音波刃物防水ケース721内に取り付けられ、超音波刃物防水シリカゲル722は超音波刃物60を包囲するように取り付けられる。超音波刃物防水ケース721は前記本体保護ケース710に結合されることにより本体保護ケース710を密閉させる。超音波刃物防水シリカゲル722は従来の技術において常用する密閉材料で製作され、その形状は円形シリカゲルまたはストリップ状シリカゲル等であることができる。超音波刃物防水ケース721を前記本体保護ケース710に結合させるとき、超音波刃物防水ケース721と前記本体保護ケース710はホックと結合凹部により結合されることができる。
図13に示すとおり、超静音スキニング装置900は超音波刃物保護カバー500を更に含むことができる。超音波刃物保護カバー500は密閉部品720上の超音波刃物防水ケース721上に取り付けられ、かつ超音波刃物60を覆うことにより、超音波刃物60が破損されることを避け、使用の寿命を延長させることができる。
以上のとおり、本発明の実施例に係る超静音スキニング装置は所定のスキニング装置駆動回路を使用することにより、目標周波数、目標デューティ比を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する。それにより、スキニング装置の静音の効果を獲得し、製品の品質と使用者の体験を向上させることができる。イオン移動制御回路が設けられることによりイオンの導入、導出および超音波振動が含まれる多機能組合せモードを獲得することができ、かつ形成された微小電流で皮膚を刺激することにより筋肉の痙攣を低減し、筋肉の移動を増加させ、筋萎縮を減少させるとともに防止し、局部の血液循環と筋肉の再鍛錬を増加させることができる。また、微小電流で筋肉とリンパを刺激することにより、筋肉を収縮させ、水腫を抑制し、皮膚を引き上げる効果等を獲得することができる。使用者にいろいろな機能を提供することにより使用者の使用体験を向上させるとともに製品の使用の範囲を広げることができる。電源回路に昇圧回路が設けられることによりバッテリーモジュールが入力した電源電圧に対して昇圧を二回実施し、超音波振動に用いられる電圧を正確に制御することができる。また、キニング装置本体の外部に取り付けられる本体保護ケースと密閉部品により従来の技術のキニング装置の防水性がよくない問題を解決することができる。
注意されたいことは、前記複数の実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、技術的特徴の衝突、構造上の矛盾が生ずなく、本発明の目的を違背しない場合、各実施例の技術的事項を任意に組み合わせて用いることができる。
注意されたいことは、本発明の複数の実施例に記載されているシステム、装置および方法は他の方法により実施されることができる。例えば、前記装置の実施例は本発明の例示にしか過ぎないものである。例えば、ユニットを区分するとき、ロジック機能によりユニットを区分することができるが、他の区分方向によりユニットを区分することもできる。例えば、多路ユニットまたはモジュールを結合させるか或いは他のシステムに集積させるか或いは所定の特徴を省略するか或いは実施しないことができる。本発明に記載されるか或いは検討する、部品の間の連結または直接的連結または通信的連結は、インタフェース、装置またはユニットにより間接的に連結されるか或いは通信的に連結されることを指し、それらは、電気的接続、機械的連結または他の形式の連結であることができる。
分離部品というユニットは機械的に分離されている部品または機械的に分離されていない部品を意味し、ユニットとして表示する部品は機械的ユニットであるか或いは機械的ユニットでないことができ、それらは1つの位置に設けられるか或いはネットワーク上に配置されることができる。実際の需要により所定の部分または全部を選択することにより本発明の目的を実現することができる。
説明したいことは、前記実施例はこの発明の技術的事項を説明するものであるが、この発明を限定するものでない。前記実施例によりこの発明の技術的事項を詳細に説明してきたが、この技術分野の技術者は前記実施例に記載される技術的事項を修正するか或いは前記実施例に記載される一部分の技術的事項を代替することができる。この発明の要旨を逸脱しない範囲内において実施される前記修正または代替があっても、それらがこの発明の範囲に含まれることは勿論である。
本発明は、美容技術分野に属し、特に、スキニング装置に関するものである。
現在、人々は通常、スキニング装置等のような装置により皮膚上の老化の角質を除去するとともに皮膚を引き上げる。通常、従来のスキニング装置の駆動回路は所定の周波数を有している駆動信号を出力することによりブレードが高頻度に振動するように駆動し、駆動信号の周波数を調節することによりブレードの振動の強弱を調節する。しかしながら、従来のスキニング装置を使用するとき、スキニング装置の振動により静音の効果が悪くなり、使用者の体験に大きい影響を与えるおそれがある。
従来の技術の一部分の欠陥と欠点を解決するため、本発明の実施例において、スキニング装置駆動回路により目標周波数と目標デューティ比を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する、スキニング装置を提供する。
本発明の実施例において、スキニング装置を提供する。そのスキニング装置は超音波刃物と当該超音波刃物に連結されるスキニング装置本体を含む。前記キニング装置本体は、第一ケースと、前記第一ケースと対向するように結合される第二ケースと、前記第一ケースと前記第二ケースとの間に取り付けられ、前記第一ケースと前記第二ケースにより包囲され、かつ前記超音波刃物に電気接続されるスキニング装置駆動回路と、前記第一ケースと前記第二ケースとの間に取り付けられ、前記第一ケースと前記第二ケースにより包囲され、かつ前記スキニング装置駆動回路に電気接続されるバッテリーモジュールとを含む。前記スキニング装置駆動回路は、目標周波数、目標デューティ比を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する。
本発明の実施例において、前記目標周波数の範囲は24.5~25.5KHzであり、前記目標デューティ比の範囲は37%±2%であり、前記目標駆動電圧の範囲は2.7~4.2Vである。
本発明の実施例において、前記スキニング装置駆動回路は、バッテリーモジュールに電気接続される電源回路と、前記電源回路に電気接続される主制御回路と、前記主制御回路と前記電源回路に電気接続される駆動スイッチ回路と、前記電源回路と前記駆動スイッチ回路に電気接続される電圧変換回路と、前記電圧変換回路に電気接続される駆動信号出力インターフェースと含む。前記電源回路は電源電圧を供給し、前記主制御回路は、目標周波数、目標デューティ比を具備する前記駆動信号を前記駆動スイッチ回路に送信し、前記駆動スイッチ回路は前記駆動信号により前記電源回路が供給した前記電源電圧を変換させることにより前記目標駆動電圧を獲得し、前記電圧変換回路は前記駆動信号出力インターフェースにより前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力する。
本発明の実施例において、前記主制御回路はマイクロコントローラーを含み、前記マイクロコントローラーは前記電源回路と前記駆動スイッチ回路に電気接続される。前記駆動スイッチ回路は、電場効果トランジスター、第一抵抗、第二抵抗、第三抵抗および第四抵抗を含み、前記電場効果トランジスターは、ソース、ゲートおよびドレーンを含み、前記ソースは前記第一抵抗により接地し、前記ゲートは前記第二抵抗により前記主制御回路に電気接続され、前記ドレーンは前記電圧変換回路に電気接続される。前記電場効果トランジスターは第三抵抗により前記主制御回路に電気接続され、前記電場効果トランジスターは第四抵抗、第二抵抗により前記主制御回路にも電気接続される。
本発明の実施例において、前記スキニング装置駆動回路はイオン移動制御回路を更に含み、前記イオン移動制御回路は、第五抵抗、第六抵抗、第七抵抗、第八抵抗、第九抵抗、第十抵抗、第十一抵抗、第十二抵抗、第十三抵抗、第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ、第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ、第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ、第四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ、取っ手導電部接続インタフェースおよびブレード金属部に電気接続されるブレード金属部接続インタフェースを含む。前記第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極は前記第五抵抗により前記主制御回路に電気接続され、前記第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのエミッタは接地し、前記第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターは前記第六抵抗により前記ブレード金属部接続インタフェースに電気接続され、前記駆動信号出力インタフェースは前記第六抵抗と前記ブレード金属部接続インタフェースとの間にも電気接続される。前記第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極は前記第七抵抗により前記主制御回路に電気接続され、前記第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのエミッタは接地し、前記第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターは前記第十三抵抗により前記取っ手導電部接続インタフェースに電気接続される。前記第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターは前記第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタの前記コレクターに電気接続され、前記第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのエミッタは第八抵抗により前記電源回路に電気接続され、前記第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極は前記第十抵抗により前記第四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターに電気接続される。前記第九抵抗の一端は前記第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極と前記第十抵抗との間に電気接続され、前記第九抵抗の他端は前記第八抵抗と前記第四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのエミッタとの間に電気接続され、前記十一抵抗は前記四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極とエミッタとの間に電気接続され、前記十二抵抗の一端は前記四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極に電気接続され、前記十二抵抗の他端は前記十三抵抗と前記二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターとの間に電気接続され、前記四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのベース電極は前記六抵抗と前記一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタのコレクターとの間にも電気接続される。前記第二ケースから離れている前記第一ケースの一側には取っ手導電部が形成され、前記第一ケース上には導電用貫通孔が形成され、前記取っ手導電部は、前記導電用貫通孔により前記第二ケースに近づいている前記第一ケースの一側まで延伸し、かつ前記スキニング装置駆動回路の前記取っ手導電部接続インタフェースに電気接続され、前記超音波刃物はブレード金属部と前記ブレード金属部上に形成される超音波振動部を含み、前記超音波振動部は前記駆動信号出力インターフェースに連結され、前記ブレード金属部は前記ブレード金属部接続インタフェースに連結される。
本発明の実施例において、前記第一ケースは第一ケース本体を含み、前記第一ケース本体の外側には第一ケース本体の長手方向に延伸しているストリップ状凹部が形成され、前記導電用貫通孔は前記ストリップ状凹部内に形成される。前記取っ手導電部はストリップ状底部と前記ストリップ状底部の一側に形成される導電柱とを含み、前記取っ手導電部の前記ストリップ状底部は前記ストリップ状凹部内に結合され、前記導電柱は前記導電用貫通孔に挿入されるとともに前記スキニング装置駆動回路の前記取っ手導電部接続インタフェースに電気接続される。前記ストリップ状底部には第一位置決め部と第二位置決め部が形成され、前記第一位置決め部と前記第二位置決め部は前記ストリップ状底部上において導電柱が形成されている一側に形成され、前記第一位置決め部と前記第二位置決め部は前記導電柱の両側すなわち前記ストリップ状底部の長手方向の両側に位置している。前記ストリップ状凹部内には第一位置決め孔と第二位置決め孔が更に形成され、前記第一位置決め孔と前記第二位置決め孔は前記導電用貫通孔の両側すなわち前記ストリップ状凹部の長手方向の両側に位置しており、前記第一位置決め部および前記第二位置決め部は、前記第一位置決め孔および前記第二位置決め孔と一対一に対応し、かつ前記第一位置決め孔および前記第二位置決め孔にそれぞれ挿入される。
本発明の実施例において、前記第一ケースは取っ手導電部の防水シリカゲルベースを更に含み、前記取っ手導電部の防水シリカゲルベースは前記取っ手導電部から離れている前記第一ケース本体の一側に取り付けられる。前記取っ手導電部の防水シリカゲルベースは、防水シリカゲルベース本体、防水シリカゲルベース本体上に形成される第一防水孔、第二防水孔および第三防水孔を含み、前記第一位置決め部、前記導電柱および前記第二位置決め部はそれぞれ、前記第一防水孔、前記第二防水孔および前記第三防水孔に挿入される。
本発明の実施例において、前記スキニング装置駆動回路はスイッチ制御回路を更に含み、前記スイッチ制御回路は、制御スイッチ、第一パイロットランプ、第二パイロットランプ、第三パイロットランプ、第十四抵抗、第十五抵抗および第十六抵抗を含む。前記制御スイッチの一端は前記十四抵抗により接地し、前記制御スイッチの他端は前記主制御回路に電気接続され、前記制御スイッチの他端は第二パイロットランプと第十五抵抗により前記主制御回路と前記電源回路にも電気接続され、前記第一パイロットランプの一端は前記第二パイロットランプと前記第十五抵抗との間に電気接続される。前記第一パイロットランプの他端は前記主制御回路に電気接続され、前記第三パイロットランプの一端は前記第一パイロットランプの他端に電気接続され、前記第三パイロットランプの他端は前記十六抵抗により前記主制御回路と前記電源回路に電気接続される。
本発明の実施例において、前記電源回路は、第一インタフェース、充電回路、バッテリーインタフェース、昇圧回路およびレギュレーション回路を含み、前記第一インタフェースは前記充電回路により前記バッテリーインタフェースと前記昇圧回路に電気接続され、前記昇圧回路は、前記レギュレーション回路、前記主制御回路および前記電圧変換回路に電気接続され、前記レギュレーション回路は前記主制御回路に電気接続され、前記昇圧回路は前記主制御回路と前記スイッチ制御回路にも電気接続される。
本発明の実施例において、前記スキニング装置は、前記超音波刃物を露出させるように前記スキニング装置本体の外部に取り付けられる本体保護ケースと、前記本体保護ケースに連結され、前記超音波刃物を包囲するように取り付けられ、かつ前記本体保護ケースを密閉させる密閉部品と、前記密閉部品上に取り付けられ、かつ前記超音波刃物を覆う超音波刃物保護カバーとを更に含む。前記密閉部品は超音波刃物防水ケースと超音波刃物防水シリカゲルを含み、前記超音波刃物防水シリカゲルは前記超音波刃物防水ケース内に取り付けられ、前記超音波刃物防水シリカゲルは前記超音波刃物を包囲するように取り付けられ、前記超音波刃物防水ケースは前記本体保護ケースに結合されることにより前記本体保護ケースを密閉させる。
本発明の前記1つまたは複数の技術的事項により次のような発明の効果を獲得することができる。本発明の実施例に係るスキニング装置は所定のスキニング装置駆動回路を使用することにより、目標周波数、目標デューティ比を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する。それにより、スキニング装置の静音の効果を獲得し、製品の品質と使用者の体験を向上させることができる。イオン移動制御回路が設けられることによりイオンの導入、導出および超音波振動が含まれる多機能組合せモードを獲得することができ、かつ形成された微小電流で皮膚を刺激することにより筋肉の痙攣を低減し、筋肉の移動を増加させ、筋萎縮を減少させるとともに防止し、局部の血液循環と筋肉の再鍛錬を増加させることができる。また、微小電流で筋肉とリンパを刺激することにより、筋肉を収縮させ、水腫を抑制し、皮膚を引き上げる効果等を獲得することができる。使用者にいろいろな機能を提供することにより使用者の使用体験を向上させるとともに製品の使用の範囲を広げることができる。電源回路に昇圧回路が設けられることによりバッテリーモジュールが入力した電源電圧に対して昇圧を二回実施し、超音波振動に用いられる電圧を正確に制御することができる。また、キニング装置本体の外部に取り付けられる本体保護ケースと密閉部品により従来の技術のキニング装置の防水性がよくない問題を解決することができる。
本発明の実施例に係る技術的事項をより詳細に説明するため、以下、本発明の実施例に係る図面を簡単に説明する。注意されたいことは、下記図面は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記図面により他の図面を想到することができる。
本発明の実施例に係るスキニング装置の構造を示す斜視分解図である。
図1のスキニング装置駆動回路の1つの回路を示す図である。
図2の主制御回路、駆動スイッチ回路および電圧変換回路の接続関係を示す図である。
図1のスキニング装置駆動回路の他の1つの回路を示す図である。
図4のイオン移動制御回路の回路を示す図である。
図1の第一ケースの1つの構造を示す図である。
図4のスイッチ制御回路の回路を示す図である。
図2の電源回路の構造を示す図である。
図8の第一インタフェース、充電回路およびバッテリーインタフェースの接続関係を示す図である。
図8の昇圧回路の回路を示す図である。
図8のレギュレーション回路の回路を示す図である。
図8の超音波刃物、スキニング装置駆動回路および他の部品の間の位置関係と構造を示す図である。
本発明の実施例に係る他のスキニング装置の構造を示す斜視分解図である。
注意されたいことは、矛盾がない限り、本発明の各実施例または実施例中の技術的事項を任意に組み合わることができる。以下、本発明の実施例に係る図面と実施例により本発明を詳細に説明する。
本発明の技術的事項を当業者によく理解してもらうため、以下、図面と本発明の実施例中の図面の組み合わせにより、本発明の実施例に係る技術的事項を詳細、明瞭に説明する。
注意されたいことは、本発明の明細書、特許請求の範囲および前記図面中の「第一」、「第二」という用語は、類似している対象を区別するためのものであり、特定の順番や前後の順序を意味するものでない。本発明において用いる用語を適当に変換させることができ、ここで説明する本願の実施例は、図示や明細書に記載される順番だけでなく、他の順番に沿って実施されることもできる。また、「含む」、「具備する」という用語とその用語たちのいずれかの変更は、含まれている事項以外の事項を含むことを排除する意図はない。例えば、一連のステップまたはユニットを含むプロセス、方法、システム、製品または装置は、明確に列挙されているステップまたはユニットだけでなく、明確に列挙されないか或いはそれらのプロセス、方法、製品または機器が具備している他の固有ステップまたはユニットを更に含むこともできる。
注意されたいことは、この明細書において用いる「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を説明するものであり、3つの関係が存在することを意味する。すなわちA及び/又はBという用語は、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、Bのみが存在することとを意味することができる。また、この明細書において用いる「/」という符号は通常、その符号の前後に位置している事項が「または」という関係を有していることを意味する。
図1に示すとおり、本発明の実施例においてスキニング装置900を提供する。具体的に、本発明の実施例に係るスキニング装置900は例えば、超音波刃物60と超音波刃物60に連結されるスキニング装置本体800を含むことができる。超音波刃物60により皮膚表面の汚れを除去することができる。スキニング装置本体800は超音波刃物を取り付けらせかつ超音波刃物が振動するように駆動することができる。
具体的に、スキニング装置本体800は例えば、第一ケース30、第二ケース40、スキニング装置駆動回路10およびバッテリーモジュール20を含むことができる。第一ケース30と第二ケース40は、スキニング装置900を保護する保護ケースを構成し、かつ保護ケースの内部に取り付けられるスキニング装置駆動回路10とバッテリーモジュール20等を保護する。第一ケース30と第二ケース40は対向するように結合される。第一ケース30と第二ケース40を結合させるとき、その間には収納空間が形成される。スキニング装置駆動回路10は前記第一ケース30と前記第二ケース40との間に取り付けられ、かつ前記第一ケース30と前記第二ケース40により包囲される。すなわちスキニング装置駆動回路10は前記収納空間内に収納される。前記スキニング装置駆動回路10は、前記超音波刃物60に電気接続され、かつ超音波刃物60が振動するように駆動する。超音波刃物60が振動することにより皮膚の汚れをきれいに除去することができる。
バッテリーモジュール20はいろいろな装置、例えばスキニング装置900を電力を供給する。バッテリーモジュール20は例えば従来のストレージバッテリであるか或いは電力を貯蔵するとともに供給できる他のバッテリーであることができる。バッテリーモジュール20は、前記第一ケース30と前記第二ケース40との間に取り付けられ、かつ前記第一ケース30と前記第二ケース40により包囲される。すなわちバッテリーモジュール20は前記収納空間内に収納される。前記バッテリーモジュール20は前記スキニング装置駆動回路に電気接続される。
本発明の実施例に係るスキニング装置中のスキニング装置駆動回路は、目標周波数、目標デューティ比(duty ratio)を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する。それにより、スキニング装置の静音の効果を獲得し、製品の品質と使用者の体験を向上させることができる。
好ましくは、前記目標周波数の範囲は24.5~25.5KHzであり、前記目標デューティ比の範囲は37%±2%であり、前記目標駆動電圧の範囲は2.7~4.2Vである。
具体的に、図2を参照すると、前記スキニング装置駆動回路10は例えば、電源回路110、主制御回路(Main control circuit)120、駆動スイッチ回路130、電圧変換回路140および駆動信号出力インターフェース150を含むことができる。主制御回路120は前記電源回路110に電気接続され、駆動スイッチ回路130は前記主制御回路120と前記電源回路110に電気接続され、電圧変換回路140は前記電源回路110と前記駆動スイッチ回路130に電気接続され、駆動信号出力インターフェース150は前記電圧変換回路140に電気接続されることによりスキニング装置の超音波刃物を駆動する。前記電源回路110は電源電圧を供給し、前記主制御回路120は、目標周波数、目標デューティ比を具備するパラス信号を前記駆動スイッチ回路130に送信する。前記駆動スイッチ回路130は前記主制御回路120が出力した前記パルス信号により前記電圧変換回路140を制御し、それにより前記電源回路110が供給した前記電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得する。前記電圧変換回路140は前記駆動信号出力インターフェース150により前記目標駆動電圧を超音波刃物に出力することにより前記超音波刃物が振動するように駆動する。
具体的に、前記電源回路110はスキニング装置駆動回路10の各回路に電力を供給する。電源回路110として従来の技術の電源を使用することができる。主制御回路120は目標周波数、目標デューティ比を具備するパルス信号を出力する。駆動スイッチ回路130は、主制御回路120が出力するパルス信号により電圧変換回路140が電源回路110が供給する電源電圧に対して電圧変換例えば昇圧をすることに制御し、かつ変換によって獲得した目標駆動電圧を駆動信号出力インタフェース150から出力することにより前記超音波刃物を駆動する。
図3に示すとおり、前記主制御回路120はマイクロコントローラー(microcontroller)U2を含み、前記マイクロコントローラーU2は前記電源回路110と前記駆動スイッチ回路130に電気接続される。マイクロコントローラーU2は例えばMCUであることができる。前記マイクロコントローラーU2は、周波数の範囲が24.5~25.5 KHzであり、デューティ比の範囲が37%±2%であるパルス信号を形成するとともにピンP17(図3を参照)によりそのパルス信号を駆動スイッチ回路130に出力する。図2に示すとおり、前記主制御回路120はブザーBZとキャパシターC5を更に含み、前記マイクロコントローラーU2は前記キャパシターC5により前記ブザーBZの一端に電気接続され、前記ブザーBZの他端は接地する。
図3に示すとおり、前記駆動スイッチ回路130は、電場効果トランジスター(Field Effect Transistor)Q2、抵抗R4(第一抵抗に対応)、抵抗R9(第二抵抗に対応)、抵抗R11(第三抵抗に対応)および抵抗R10(第四抵抗に対応)を含む。前記電場効果トランジスターQ2は例えば、ソースS、ゲートGおよびドレーンDを含むことができる。前記電場効果トランジスターQ2の品番は例えばAO4430であることができる。
図3に示すとおり、電圧変換回路140は例えば変圧器T1を含み、前記変圧器T1は一次コイル(Primary coil)T12と二次コイル(secondary coil)T13を含む。
図3に示すとおり、前記電場効果トランジスターQ2のソースSは抵抗R4により接地し、前記ゲートGは抵抗R9により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンP17に電気接続され、前記ドレーンDは前記電圧変換回路140の変圧器T1の一次コイルT12の一端に電気接続される。また、前記電場効果トランジスターQ2は抵抗R11により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2に電気接続され、前記電場効果トランジスターQ2は抵抗R10、抵抗R9により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンP17に電気接続される。図3に示すとおり、前記一次コイルT12の他端は前記電源回路110に電気接続されることにより電源回路110が供給する電圧V+を獲得し、前記二次コイルT13の両端は前記駆動信号出力インタフェース150の2つのピン(すなわち図3のCN1)にそれぞれ電気接続される(すなわち図3中のCN1端子のピン2と3)。
図4に示すとおり、前記スキニング装置駆動回路10はイオン移動制御回路160を更に含む。前記イオン移動制御回路160は、前記主制御回路120、前記電源回路110および前記駆動信号出力インタフェース150に電気接続されることにより、化粧品中のイオン例えばカリウムイオン等の導入と電気を有している人体内の汚れ(例えば汚物イオン)の導出を制御する。
図5に示すとおり、前記イオン移動制御回路160は例えば、抵抗R12(第五抵抗に対応)、抵抗R18(第六抵抗に対応)、抵抗R19(第七抵抗に対応)、抵抗R20(第八抵抗に対応)、抵抗R14(第九抵抗に対応)、抵抗R13(第十抵抗に対応)、抵抗R15(第十一抵抗に対応)、抵抗R16(第十二抵抗に対応)、抵抗R17(第十三抵抗に対応)、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタ(Bipolar Junction Transistor)Q6(第一バイポーラ・バイポーラー・トランジスタに対応)、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4(第二バイポーラ・バイポーラー・トランジスタに対応)、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5(第三バイポーラ・バイポーラー・トランジスタに対応)、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3(第四バイポーラ・バイポーラー・トランジスタに対応)、取っ手導電部接続インタフェースCON1およびブレード金属部接続インタフェースCON3を含むことができる。
図6に示すとおり、前記第二ケース40から離れている前記第一ケース30の一側には取っ手導電部310(図5中のM)が形成されている。前記第一ケース30上には導電用貫通孔3012が形成されている。前記取っ手導電部310は、前記導電用貫通孔3012により前記第二ケース40に近づいている前記第一ケース30の一側まで延伸し、かつ前記スキニング装置駆動回路10の前記取っ手導電部接続インタフェースCON1に電気接続される。
図1に示すとおり、前記超音波刃物60はブレード金属部610(すなわち図3と図5中のFA)と前記ブレード金属部610上に形成される超音波振動部620を含む。前記超音波振動部620は前記駆動信号出力インターフェース150(すなわち図3中のCN1インターフェース)に連結され、前記ブレード金属部610は前記ブレード金属部接続インタフェースCON3に連結される。
注意されたいことは、超音波振動部620を超音波エネルギー変換装置ともいう。超音波振動部620はスキニング装置駆動回路10が供給した目標周波数、目標デューティ比および目標駆動電圧を具備している電気エネルギーを機械的振動に変換させる装置である。超音波振動部620は例えば、エネルギー変換器の圧電効果により電気エネルギーを機械的振動に変換させる装置であることができる。常用している超音波振動部620のエネルギー変換器は磁歪変換器(Magneto Striction Transducer)と圧電変換器(Piezoelectric transducer)がある。超音波振動部620として市販されている従来の技術の超音波エネルギー変換装置を使用することができ、本発明はそれを説明しない。
本発明の実施例において、使用者がスキニング装置900を取って顔の皮膚に対して美容をするとき、手の平の皮膚は取っ手導電部Mと接触し、顏の皮膚はブレード金属部FAと接触することにより、イオン移動制御回路160と手の平、顔の皮膚との間に微小電流回路が形成されるので、化粧品中の栄養イオンの導入、人体内の汚れの導出および皮膚を引き上げる効果等を確保することができる。
具体的に、図5に示すとおり、前記バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6のベース電極(base electrode)は抵抗R12により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンU2-1に電気接続され、前記バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6のエミッタ(emitter)は接地し、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6のコレクター(collector)は抵抗R18によりブレード金属部接続インタフェースCON3に電気接続され、前記駆動信号出力インタフェース150は抵抗R18と前記ブレード金属部接続インタフェースCON3との間にも電気接続される。前記バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のベース電極は抵抗R19により前記主制御回路120のピンU2-3に電気接続され、前記バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のエミッタは接地し、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のコレクターは抵抗R17により前記取っ手導電部接続インタフェースCON1に電気接続される。バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のコレクターはバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4の前記コレクターに電気接続され、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のエミッタは抵抗R20により前記電源回路110例えば給電端子V+に電気接続され、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のベース電極は抵抗R13によりバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のコレクターに電気接続される。抵抗R14の一端はバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のベース電極と抵抗R13との間に電気接続され、抵抗R14の他端は抵抗R12とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のエミッタとの間に電気接続される。抵抗R15はバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のベース電極とエミッタとの間に電気接続される。抵抗R16の一端はバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のベース電極に電気接続され、抵抗R16の他端は抵抗R17とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のコレクターとの間に電気接続され、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のベース電極は抵抗R18とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4のコレクターとの間にも電気接続される。
具体的に、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4はNPN型バイポーラ・バイポーラー・トランジスタであり、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5とバイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3はPNP型バイポーラ・バイポーラー・トランジスタである。
イオン移動制御回路160の作動原理は例えば次のとおりである。マイクロコントローラーU2のピンU2-1が出力した電圧=1であり(或いはハイレベル(high level))、マイクロコントローラーU2のピンU2-3が出力した電圧=0である(或いはローレベル(low level))とき、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ6はオン状態になる。抵抗R14と抵抗R13が分圧をすることにより、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5のベース電極の電圧は低下し、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ5はオン状態になる。そのとき、取っ手導電部Mに電気接続される取っ手導電部接続インタフェースCON1の電圧は+になり、ブレード金属部FAに電気接続されるブレード金属部接続インタフェースCON3の電圧は-になる。スキニング装置900はイオン導入状態になるので、化粧品中の栄養イオン例えばカリウムイオンを皮膚に導入することができる。ピンU2-3が出力した電圧=1であり(或いはハイレベル)、ピンU2-1が出力した電圧=0である(或いはローレベル)とき、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ4はオン状態になる。抵抗R15と抵抗R16が分圧をすることにより、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3のベース電極の電圧は低下し、バイポーラ・バイポーラー・トランジスタQ3はオン状態になる。そのとき、取っ手導電部Mに電気接続される取っ手導電部接続インタフェースCON1の電圧は-になり、ブレード金属部FAに電気接続されるブレード金属部接続インタフェースCON3の電圧は+になる。スキニング装置900はイオン導出状態になるので、人体内の汚れ(電気を有している汚物ともいう)を皮膚の外部に導出することによりブレード金属部FAがそれを除去することができる。
本発明の他の実施例において、図4に示すとおり、前記スキニング装置駆動回路10はスイッチ制御回路170を更に含み、前記スイッチ制御回路170は前記電源回路110と前記主制御回路120に電気接続される。スイッチ制御回路170によりスキニング装置の機能を選択するとともに制御することができる。例えば、オン、オフ、振動+イオンの導出、振動+イオンの導入等を選択するとともに制御することができる。
具体的に、図7に示すとおり、前記スイッチ制御回路170は例えば、制御スイッチS1、第一パイロットランプ(pilot lamp)LD1、第二パイロットランプLD2、第三パイロットランプLD3、抵抗R5(第十四抵抗に対応)、抵抗R7(第十五抵抗に対応)および抵抗R8(第十六抵抗に対応)を含むことができる。前記制御スイッチS1の一端は抵抗R5により接地し、前記制御スイッチS1の他端は前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンKEY2に電気接続され、前記制御スイッチS1の他端は第二パイロットランプLD2と抵抗R7により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンLED2と前記電源回路110にも電気接続される。前記第一パイロットランプLD1の一端は前記第二パイロットランプLD2と前記抵抗R7との間に電気接続され、前記第一パイロットランプLD1の他端は前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンKEY1に電気接続される。前記第三パイロットランプLD3の一端は前記第一パイロットランプLD1の他端に電気接続され、前記第三パイロットランプLD3の他端は前記抵抗R8により前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2のピンLED1と前記電源回路110に電気接続される。
具体的に、前記スイッチ制御回路170の作動過程は次のとおりである。使用者が制御スイッチS1を2秒間押すことによりスキニング装置900を起動させる。スキニング装置900が起動するとき、スキニング装置900は第一作動モードになり、第一パイロットランプLD1は点燈する。そのとき、スキニング装置駆動回路10は超音波を連続的に出力するにより汚れを除去し、主制御回路120はイオン移動制御回路160を制御することによりイオン導出機能を起動させる。使用者が制御スイッチS1を再び間押すと、スキニング装置900は第二作動モードになる。そのとき、スキニング装置駆動回路10は超音波を不連続的に出力し、主制御回路120はイオン移動制御回路160を制御することによりイオン導入機能を起動させる。その場合、第二パイロットランプLD2が点燈する。使用者が制御スイッチS1を再び間押すと、スキニング装置900は第三作動モードになる。そのとき、スキニング装置駆動回路10は超音波を不連続的に出力し、主制御回路120はイオン移動制御回路160を制御することによりイオン導入機能、皮膚を引き上げる機能を起動させる。その場合、第三パイロットランプLD3が点燈する。使用者が制御スイッチS1を再び間押すと、スキニング装置900は再び第一作動モードになり、第一パイロットランプLD1は点燈する。そのとき、スキニング装置駆動回路10は超音波を連続的に出力するにより汚れを除去し、主制御回路120はイオン移動制御回路160を制御することによりイオン導出機能を起動させる。前記過程を繰り返すことができる。使用者が制御スイッチS1を2秒間押すことによりスキニング装置900をオフさせる。マイクロコントローラーU2はスキニング装置900が充電状態になっていることを検出すると、スキニング装置900を強制的にオフさせるので、スキニング装置900をオンさせることができない。3つのパイロットランプLD1~LD3が低頻度で点滅することにより充電状態を提示する。スキニング装置900が充分に充電されると、3つのパイロットランプLD1~LD3が常時点燈することにより充電を提示する。
本発明の他の具体的な実施例において、図8に示すとおり、電源回路110は例えば、第一インタフェース111、充電回路112、バッテリーインタフェース113、昇圧回路114およびレギュレーション回路115を含むことができる。前記第一インタフェース111は前記充電回路112により前記バッテリーインタフェース113と前記昇圧回路114に電気接続され、前記昇圧回路114は、前記レギュレーション回路115、前記主制御回路120および前記電圧変換回路140に電気接続され、前記レギュレーション回路115は前記主制御回路120に電気接続され、前記充電回路112は前記主制御回路120と前記スイッチ制御回路170にも電気接続される。
具体的に、図9に示すとおり、第一インタフェース111(すなわち図9中のINUSB)は例えばUSBインタフェースであることができる。第一インタフェース111は電源ピン組例えばVBUSピン組とAGNDピンを含むことにより電源に電気接続されることができる。電源ピン組は充電回路112によりバッテリーインタフェース113と昇圧回路114に電気接続される。
充電回路112は例えば電源回路チップU3を含み、電源回路チップU3の品番は例えばTP4057であることができる。電源回路チップU3のVCCピンは第一インタフェース111(すなわち図9中のINUSB)のVBUSピンに電気接続されることにより電力を獲得する。電源回路チップU3のSTDBYピンは抵抗R04によりマイクロコントローラーU2のLED1ピンに電気接続される。電源回路チップU3のCHRGピンは抵抗R05によりマイクロコントローラーU2のLED2ピンに電気接続される。電源回路チップU3のBATピンは、電圧出力ピンであり、バッテリーインタフェース113(図9中のCON2インタフェース)に電気接続される。バッテリーインタフェース113はスキニング装置900のバッテリーモジュール20例えばストレージバッテリ等に電気接続されることにより電気エネルギーを貯蔵する。充電回路112は例えば、他の電子部品例えばキャパシターC01、C02、抵抗R02等を更に含むことによりバッテリー充電機能を実現することができる。充電回路112として従来の技術の他の充電回路を用いることもできるが、本発明はそれを限定しない。
図9に示すとおり、前記第一インタフェース111はデータ入力ピン組例えばピンD-とピンD+を更に含む。前記第一インタフェース111は前記主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2に電気接続される。例えばピンD-はマイクロコントローラーU2のピンISPDATに電気接続され、ピンD+はマイクロコントローラーU2のピンISPCKに電気接続されることにより、前記主制御回路120のマイクロコントローラーU2にデータを入力し、マイクロコントローラーU2のプログラムバーニング(Program burning)とデバッギングおよびシミュレーション(Debugging and simulation)をすることができる。
図9に示すとおり、前記スキニング装置駆動回路10は第二インタフェースISPを更に含み、前記第二インタフェースISPは前記主制御回路120と前記第一インタフェース111との間に電気接続されることにより前記主制御回路120にデータを入力することができる。具体的に、第二インタフェースISPの1つのピンは第一インタフェース111のピンD-とマイクロコントローラーU2のピンISPDATとの間に電気接続され、第二インタフェースISPの他の1つのピンは第一インタフェース111のピンD+とマイクロコントローラーU2のピンISPCKとの間に電気接続される。第二インタフェースISPによりマイクロコントローラーU2にデータを入力し、マイクロコントローラーU2のプログラムバーニングとデバッギングおよびシミュレーションをすることもできる。すなわち、使用者は第一インタフェース111または第二インタフェースISPによりマイクロコントローラーU2のプログラムバーニングとデバッギングおよびシミュレーションをすることができる。
図10に示すとおり、昇圧回路114は例えば昇圧チップU4を含む。昇圧チップU4は例えばMT3608チップであり、それにより直流電源の電圧に対して昇圧をすることができる。昇圧回路114の電圧入力端はB+であり、それは充電回路112、主制御回路120に電気接続される。昇圧回路114の電圧出力端はV+であり、それは電圧変換回路140、イオン移動制御回路160およびレギュレーション回路115に電気接続される。昇圧回路114は他の電子部品例えば図8中の抵抗R1、R2、R3、キャパシターC1、C3、インダクター(inductor)L1等を更に含むことにより電源電圧の昇圧機能を実現することができる。昇圧回路114として従来の技術の他の昇圧回路を用いることもできるが、本発明はそれを限定しない。
図11に示すとおり、レギュレーション回路115は例えば、レギュレーションチップU1、キャパシターC7およびキャパシターC8を含むことができる。レギュレーションチップU1は、入力端ピンVin、出力端ピンVoutおよび接地端ピンGNDを含む。キャパシターC7は入力端ピンVinと接地端ピンGNDとの間に電気接続され、キャパシターC8は出力端ピンVoutと接地端ピンGNDとの間に電気接続される。入力端ピンVinは昇圧回路114の電圧出力端V+に電気接続され、出力端ピンVoutは主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2に電気接続される。レギュレーション回路115として従来の技術のレギュレーション回路を用いることもできるが、本発明はそれを限定しない。
本発明の他の実施例に係るスキニング装置駆動回路10の作動過程は次のとおりである。使用者が作動モードを選択した後、主制御回路120例えばマイクロコントローラーU2はイネーブル(enable)信号を昇圧回路の昇圧チップU4の昇圧イネーブルピンに出力し、バッテリーインタフェース113から入力されるバッテリーの電圧に対して一回目の昇圧をし、かつ昇圧された電圧を電圧変換回路140に出力する。マイクロコントローラーU2のピンP17は、目標周波数、目標デューティ比を具備するパラス信号例えばPWM信号を駆動スイッチ回路130に送信し、駆動スイッチ回路130は電圧変換回路140の変圧器T1を駆動することにより電源回路110を通過しかつ一回目の昇圧がされる電圧に対して昇圧を再びすることにより昇圧後の目標駆動電圧を獲得する。前記目標駆動電圧の範囲は2.7V~4.2Vである。獲得した目標駆動電圧は駆動信号出力インタフェース150によって超音波刃物に出力され、目標駆動電圧により超音波刃物が超音静音振動をするように駆動する。
図6を参照すると、前記第一ケース30は第一ケース本体301を含み、前記第一ケース本体301の外側には第一ケース本体301の長手方向に延伸しているストリップ状凹部3011が形成されている。前記導電用貫通孔3012は前記ストリップ状凹部3011内に形成されている。前記取っ手導電部310は例えば、ストリップ状底部311と前記ストリップ状底部311の一側に形成される導電柱312とを含むことができる。ストリップ状底部311と導電柱312はいずれも導電材料で製造される。ストリップ状底部311は前記ストリップ状凹部3011内に結合され、前記導電柱312は前記導電用貫通孔3012に挿入されるとともに前記スキニング装置駆動回路10の前記取っ手導電部接続インタフェースCON1に電気接続される。微小電流で皮膚を刺激することにより筋肉の痙攣(convulsion)を低減し、筋肉の移動を増加させ、筋萎縮(amyotrophy)を減少させるとともに防止し、局部の血液循環と筋肉の再鍛錬を増加させることができる。また、微小電流で筋肉とリンパを刺激することにより、筋肉を収縮させ、水腫を抑制し、皮膚を引き上げる効果等を獲得することができる。
図6に示すとおり、取っ手導電部310のストリップ状底部311には第一位置決め部313と第二位置決め部314が形成され、第一位置決め部313と第二位置決め部314は、前記ストリップ状底部311に連結され、かつストリップ状底部311上において導電柱312が位置している一側に形成されている。好ましくは、第一位置決め部313と第二位置決め部314は前記ストリップ状底部311にそれぞれ垂直である。第一位置決め部313と第二位置決め部314は導電柱312の両側すなわち前記ストリップ状底部311の長手方向の両側に位置している。前記ストリップ状凹部3011内には第一位置決め孔3013と第二位置決め孔3014が更に形成されている。第一位置決め孔3013と第二位置決め孔3014は導電用貫通孔3012の両側すなわち前記ストリップ状凹部3011の長手方向の両側に位置している。第一位置決め部313および第二位置決め部314は、第一位置決め孔3013および第二位置決め孔3014と一対一に対応し、かつ第一位置決め孔3013および第二位置決め孔3014にそれぞれ挿入される。それにより取っ手導電部310の位置を決めるとともに固定させることができるので、取っ手導電部310の結合が緩むことと取っ手導電部310が脱落することを避け、取っ手導電部310が前記スキニング装置駆動回路10に安定に接続されることを確保することができる。好ましくは、第一位置決め部313と第二位置決め部314の長さは導電柱312の長さより短い。
図6に示すとおり、第一ケース30は取っ手導電部の防水シリカゲルベース320を更に含むことができる。取っ手導電部の防水シリカゲルベース320は、防水シリカゲルベース本体320、防水シリカゲルベース本体320上に形成される第一防水孔322、第二防水孔323および第三防水孔324を含む。防水シリカゲルベース本体320は前記取っ手導電部から離れている前記第一ケース本体301の一側に取り付けられ、第一位置決め部313、導電柱312および第二位置決め部314はそれぞれ、第一防水孔322、第二防水孔323および第三防水孔324に挿入される。その構造により水、栄養液等の液体が第一ケース本体301のストリップ状凹部3011を通過した後、導電柱312、第一位置決め部313および第二位置決め部314等に沿ってスキニング装置本体800の内部に流入することを防止することができるので、製品の防水性能を向上させ、製品の使用寿命を延長させることができる。
スキニング装置駆動回路10の電子部品の配置において、図12に示すとおり、前記スキニング装置駆動回路10は回路基板101を更に含む。前記バッテリーモジュール20、前記電源回路110、前記主制御回路120、前記駆動スイッチ回路130、前記電圧変換回路140および駆動信号出力インタフェース150は前記第一ケース30に近づいている前記回路基板101の一側に取り付けられる。前記回路基板101の第一端E1には超音波刃物を固定させるシリカゲル部品102が更に取り付けられ、前記超音波刃物60は前記シリカゲル部品102により前記回路基板101上に固定されるとともに前記駆動信号出力インタフェース150に電気接続される。電源回路110の第一インタフェース111は前記超音波刃物60から離れている前記回路基板101の第二端E2に取り付けられ、前記バッテリーモジュール20は前記超音波刃物60と前記第一インタフェース111との間に位置する。前記電圧変換回路140の変圧器T1は前記バッテリーモジュール20と前記超音波刃物60との間に位置する。
本発明の他の実施例において、図13に示すとおり、スキニング装置900は本体保護ケース710と密閉部品720を更に含むことができる。
本体保護ケース710は、スキニング装置本体800を保護し、防水構造を形成することによりスキニング装置本体800が進水により破損されることを避けることができる。図13に示すとおり、本体保護ケース710は例えばケースのような部品であり、その形状は例えば円筒状であることができる。本体保護ケース710の形状は他の形状例えば円柱形等であることもできるが、本発明はそれを限定しない。スキニング装置本体800の防水構造を形成できる形状であればいずれでもよい。本体保護ケース710は超音波刃物60を露出させるようにスキニング装置本体800の外部に取り付けられる。すなわち本体保護ケース710はスキニング装置本体800全体を覆うとともに超音波刃物60を露出させる。前記本体保護ケース710上にはストリップ状貫通孔711が形成され、ストリップ状貫通孔711と取っ手導電部310の位置が対応することにより取っ手導電部310を露出させることができる。それにより使用者がスキニング装置900を使用するとき、皮膚と取っ手導電部310が接触することにより微小電流回路が形成される。
密閉部品720は主として密閉の役割をし、密閉部品720は、前記本体保護ケース710に連結され、超音波刃物60を包囲するように取り付けられ、かつ本体保護ケース710を密閉させる。スキニング装置本体800の外部に本体保護ケース710を取り付け、かつ密閉部品720を取り付けることにより、スキニング装置の防水性がよくない問題を解決し、防水性能を向上させることができる。
図13に示すとおり、密閉部品720は例えば、超音波刃物防水ケース721と超音波刃物防水シリカゲル722を含むことができる。超音波刃物防水シリカゲル722は超音波刃物防水ケース721内に取り付けられ、超音波刃物防水シリカゲル722は超音波刃物60を包囲するように取り付けられる。超音波刃物防水ケース721は前記本体保護ケース710に結合されることにより本体保護ケース710を密閉させる。超音波刃物防水シリカゲル722は従来の技術において常用する密閉材料で製作され、その形状は円形シリカゲルまたはストリップ状シリカゲル等であることができる。超音波刃物防水ケース721を前記本体保護ケース710に結合させるとき、超音波刃物防水ケース721と前記本体保護ケース710はホックと結合凹部により結合されることができる。
図13に示すとおり、スキニング装置900は超音波刃物保護カバー500を更に含むことができる。超音波刃物保護カバー500は密閉部品720上の超音波刃物防水ケース721上に取り付けられ、かつ超音波刃物60を覆うことにより、超音波刃物60が破損されることを避け、使用の寿命を延長させることができる。
以上のとおり、本発明の実施例に係るスキニング装置は所定のスキニング装置駆動回路を使用することにより、目標周波数、目標デューティ比を具備する駆動信号を形成し、前記駆動信号によって前記バッテリーモジュールが出力する電源電圧を変換させることにより目標駆動電圧を獲得し、かつ前記目標駆動電圧を前記超音波刃物に出力することによりその超音波刃物が振動するように駆動する。それにより、スキニング装置の静音の効果を獲得し、製品の品質と使用者の体験を向上させることができる。イオン移動制御回路が設けられることによりイオンの導入、導出および超音波振動が含まれる多機能組合せモードを獲得することができ、かつ形成された微小電流で皮膚を刺激することにより筋肉の痙攣を低減し、筋肉の移動を増加させ、筋萎縮を減少させるとともに防止し、局部の血液循環と筋肉の再鍛錬を増加させることができる。また、微小電流で筋肉とリンパを刺激することにより、筋肉を収縮させ、水腫を抑制し、皮膚を引き上げる効果等を獲得することができる。使用者にいろいろな機能を提供することにより使用者の使用体験を向上させるとともに製品の使用の範囲を広げることができる。電源回路に昇圧回路が設けられることによりバッテリーモジュールが入力した電源電圧に対して昇圧を二回実施し、超音波振動に用いられる電圧を正確に制御することができる。また、キニング装置本体の外部に取り付けられる本体保護ケースと密閉部品により従来の技術のキニング装置の防水性がよくない問題を解決することができる。
注意されたいことは、前記複数の実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、技術的特徴の衝突、構造上の矛盾が生ずなく、本発明の目的を違背しない場合、各実施例の技術的事項を任意に組み合わせて用いることができる。
注意されたいことは、本発明の複数の実施例に記載されているシステム、装置および方法は他の方法により実施されることができる。例えば、前記装置の実施例は本発明の例示にしか過ぎないものである。例えば、ユニットを区分するとき、ロジック機能によりユニットを区分することができるが、他の区分方向によりユニットを区分することもできる。例えば、多路ユニットまたはモジュールを結合させるか或いは他のシステムに集積させるか或いは所定の特徴を省略するか或いは実施しないことができる。本発明に記載されるか或いは検討する、部品の間の連結または直接的連結または通信的連結は、インタフェース、装置またはユニットにより間接的に連結されるか或いは通信的に連結されることを指し、それらは、電気的接続、機械的連結または他の形式の連結であることができる。
分離部品というユニットは機械的に分離されている部品または機械的に分離されていない部品を意味し、ユニットとして表示する部品は機械的ユニットであるか或いは機械的ユニットでないことができ、それらは1つの位置に設けられるか或いはネットワーク上に配置されることができる。実際の需要により所定の部分または全部を選択することにより本発明の目的を実現することができる。
説明したいことは、前記実施例はこの発明の技術的事項を説明するものであるが、この発明を限定するものでない。前記実施例によりこの発明の技術的事項を詳細に説明してきたが、この技術分野の技術者は前記実施例に記載される技術的事項を修正するか或いは前記実施例に記載される一部分の技術的事項を代替することができる。この発明の要旨を逸脱しない範囲内において実施される前記修正または代替があっても、それらがこの発明の範囲に含まれることは勿論である。