JP2022157670A - シェアリングシステム及びシェアリング方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022157670000001
【課題】運営コストの低減等に寄与し得るシェアリングシステム及びシェアリング方法を提供する。
【解決手段】電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、電動移動体は、駆動源16に電力を供給する本体バッテリ100Aと、モバイルバッテリ100Bから供給される電力を本体バッテリ100Aに供給する制御部98と、を備え、シェアリングシステムは、一のモバイルバッテリが車体に取り付けられたままの状態で、一のモバイルバッテリとは異なる他のモバイルバッテリを所持するユーザに電動移動体を貸し出し、他のモバイルバッテリが車体に取り付けられたままの状態で、電動移動体の返却を受け付ける管理部158と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、シェアリングシステム及びシェアリング方法に関する。
特許文献1には、フレームと、前輪と、後輪と、ハンドルと、サドルと、ペダルと、チェーンと、バッテリと、モータと、ブレーキとが備えらえた電動自転車が開示されている。
特開2020-50044号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような電動移動体をシェアリングに用いる場合には、以下のような課題が生ずる。即ち、シェアリングにおいては、電動移動体の使用頻度が高いため、故障等が生じやすく、また、バッテリ残量も低下しやすい。このため、特許文献1に記載された電動移動体をシェアリングに用いる場合には、点検作業のためのコスト、バッテリの交換作業のためのコスト等が多大となる。
本発明の目的は、運営コストの低減等に寄与し得るシェアリングシステム及びシェアリング方法を提供することにある。
本発明の一態様によるシェアリングシステムは、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリングシステムは、前記モバイルバッテリに付与された識別情報であるバッテリ識別情報を記憶する記憶部と、前記バッテリ識別情報に基づいて前記モバイルバッテリを管理するとともに、一の前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記一のモバイルバッテリとは異なる他の前記モバイルバッテリを所持する前記ユーザに前記電動移動体を貸し出し、前記他のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記電動移動体の返却を受け付ける管理部と、を備える。
本発明の他の態様によるシェアリング方法は、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリング方法は、一のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記一のモバイルバッテリとは異なる他の前記モバイルバッテリを所持する前記ユーザに前記電動移動体を管理部が貸し出すステップと、前記他のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記電動移動体の返却を前記管理部が受け付けるステップと、を有する。
本発明の更に他の態様によるシェアリングシステムは、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリングシステムは、ビーコン発信機を備える前記モバイルバッテリと、前記ユーザによって携帯されるとともに前記ビーコン発信機から発信されるビーコンを受信する情報処理端末と、を備え、前記情報処理端末は、前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になった場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行う通知部を備える。
本発明の更に他の態様によるシェアリング方法は、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリング方法は、前記モバイルバッテリに備えられたビーコン発信機から発信されるビーコンを前記ユーザによって携帯される情報処理端末が受信するステップと、前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になったか否かを判定するステップと、前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になった場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行うステップと、を有する。
本発明の更に他の態様によるシェアリングシステムは、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリングシステムは、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が時間閾値以上であるか否かを判定するとともに、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであるか否かを判定し得る判定部と、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであり、且つ、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が前記時間閾値以上である場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行う通知部と、を備える。
本発明の更に他の態様によるシェアリング方法は、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリング方法は、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであるか否かを判定するステップと、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が時間閾値以上であるか否かを判定するステップと、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであり、且つ、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が前記時間閾値以上である場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行うステップと、を有する。
本発明によれば、運営コストの低減等に寄与し得るシェアリングシステム及びシェアリング方法を提供することができる。
第1実施形態によるシェアリングシステムを示すブロック図である。 第1実施形態による電動移動体を示す側面図である。 第1実施形態による電動移動体の一部を示すブロック図である。 第1実施形態による電動移動体の一部を示す斜視図である。 第1実施形態による電動移動体の一部を示すブロック図である。 第1実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第1実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第1実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第1実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第1実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第1実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第1実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第1実施形態 によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第2実施形態によるシェアリングシステムを示すブロック図である。 第2実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。 第3実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。
本発明によるシェアリングシステム及びシェアリング方法について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態によるシェアリングシステム及びシェアリング方法について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態によるシェアリングシステムを示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態による電動移動体10は、シェアリングシステム12において用いられ得る。電動移動体10としては、例えば電動自転車が挙げられ得る。電動移動体10は、本実施形態によるシェアリングシステム12を運営する事業者から各々の利用者(ユーザ)に貸し出され得る。また、電動移動体10は、複数のユーザ間で共有され得る。
シェアリングシステム12は、ステーション22、即ち、サイクルポートを含む。ステーション22は、シェアリングシステム12を運営する事業者によって設置され得る。複数のステーション22が、街中の様々な場所に設けられ得る。例えば、鉄道の駅の近隣地、幹線道路の近隣地、商業施設の近隣地等にステーション22が設けられ得るが、これに限定されるものではない。各々のステーション22には、複数の電動移動体10が駐車され得る。
ステーション22には、電動移動体10をロックするためのステーションロック機構38が備えられ得る。ステーションロック機構38の数は、当該ステーション22に配される電動移動体10の配置予定台数に応じて設定され得る。ステーションロック機構38がロックしている状態においては、当該ステーションロック機構38にロックされた電動移動体10は搬出不能である。電動移動体10をロックしていたステーションロック機構38のロックが解除されると、当該電動移動体10は搬出可能となる。なお、ステーションロック機構38がステーション22に備えられていなくてもよい。
ユーザは、シェアリングシステム12に対してユーザ登録を行い得る。ユーザに関する情報、即ち、ユーザ情報が、シェアリングシステム12に登録され得る。ユーザ情報には、当該ユーザに対して付与された識別情報であるユーザ識別情報が含まれ得る。また、ユーザは、後述するモバイルバッテリ100Bに関する情報をシェアリングシステム12に登録し得る。モバイルバッテリ100Bに関する情報としては、当該モバイルバッテリ100Bに付与された識別情報であるバッテリ識別情報が含まれ得る。モバイルバッテリ100Bに関する情報は、ユーザ情報に紐付けられて管理サーバ28等に格納され得る。換言すれば、バッテリ識別情報は、ユーザ識別情報に紐付けられて管理サーバ28等に格納され得る。こうして管理サーバ28に格納されるバッテリ識別情報は、登録識別情報とも称され得る。
シェアリングシステム12に登録したユーザは、電動移動体10の利用を申請し得る。ユーザは、電動移動体10の利用を申請した後、ステーション22に赴き、電動移動体10を受け取り得る。ユーザは、電動移動体10の利用が完了した後、当該電動移動体10をステーション22に返却し得る。返却先となるステーション22は、当該電動移動体10を受け取ったステーション22であってもよいし、当該電動移動体10を受け取ったステーション22とは異なるステーション22であってもよい。
シェアリングシステム12は、インターネット等のネットワーク24を利用したクライアントサーバ型のシステムによって構成され得る。シェアリングシステム12には、情報処理端末26と、管理サーバ28と、管理機30とが含まれ得るが、これに限定されるものではない。情報処理端末26と、管理サーバ28と、管理機30とは、ネットワーク24に接続され得る。
管理機30は、各々のステーション22に備えられ得る。管理機30は、当該ステーション22に配される電動移動体10を管理し得る。管理機30には、プロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等を含むコンピュータが備えられ得る。また、管理機30には、通信モジュールが更に備えられ得る。管理機30は、ステーションロック機構38の動作を制御し得る。電動移動体10を貸し出す際には、当該電動移動体10をロックしていたステーションロック機構38のロックを所定時間だけ解除し得る。また、電動移動体10が返却された際には、ステーションロック機構38を制御することによって当該電動移動体10をロックし得る。管理機30は、ステーション22に配されている電動移動体10から供給される情報、即ち、移動体情報を取得し得る。かかる移動体情報には、当該電動移動体10の識別情報である移動体識別情報が含まれ得る。また、移動体情報には、後述する本体バッテリ100Aの残量、即ち、バッテリ残量等が含まれ得る。管理機30は、取得した移動体情報を管理サーバ28に送信し得る。
情報処理端末26は、ユーザによって所持され得る。情報処理端末26としては、例えば、携帯型の電子機器等が挙げられ得る。かかる携帯型の電子機器としては、例えばスマートフォン等が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。情報処理端末26には、演算部160と、記憶部162と、通信部164と、操作部166と、表示部168とが備えられ得る。また、情報処理端末26には、不図示のスピーカ、不図示のマイク等が更に備えられ得る。なお、情報処理端末26には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。情報処理端末26には、後述するように、本実施形態によるシェアリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが予めインストールされ得る。
演算部160は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサ(processor)、即ち、処理回路(processing circurity)によって構成され得る。
演算部160には、制御部170と、表示制御部176とが備えられ得る。制御部170は、情報処理端末26の全体の制御を司る。表示制御部176は、表示部168の画面表示の制御を司る。制御部170と、表示制御部176とは、記憶部162に記憶されているプログラムが演算部160によって実行されることによって実現され得る。
なお、制御部170、表示制御部176の少なくとも一部が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部170、表示制御部176の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
記憶部162には、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとが備えられ得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM(Random Access Memory)等が挙げられ得る。不揮発性メモリとしては、例えばROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられ得る。データ等が、例えば揮発性メモリに記憶され得る。プログラム、テーブル、マップ等が、例えば不揮発性メモリに記憶され得る。記憶部162の少なくとも一部が、上述したようなプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。
情報処理端末26には、無線通信等を行い得る通信部164が備えられ得る。情報処理端末26は、当該情報処理端末26に備えられた通信部164と、ネットワーク24とを介して、シェアリングシステム12の管理サーバ28にアクセスし得る。また、通信部164は、例えば、無線LANを用いた通信をも行い得る。より具体的には、通信部164は、Wi-Fi(登録商標)規格等に基づく無線通信をも行い得る。通信部164には、不図示の近距離無線通信モジュールが備えられ得る。近距離無線通信モジュールとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)規格に対応した通信モジュールが用いられ得る。
操作部166は、情報処理端末26のユーザが当該情報処理端末26を操作する際に用いられ得る。表示部168には、不図示の表示素子が備えられている。表示素子としては、例えば、液晶表示素子、有機エレクトロルミネッセンス表示素子等が用いられ得る。このような表示素子が備えられた不図示のタッチパネルによって、操作部166と表示部168とが構成されるようにしてもよい。
なお、情報処理端末26が、タブレット端末、ウェアラブル端末等であってもよい。また、情報処理端末26が、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ等であってもよい。
管理サーバ28は、シェアリングシステム12を運営する事業者の管理センタ29等に設置され得るが、これに限定されるものではない。管理サーバ28には、演算部150と、記憶部152と、通信部154とが備えられ得る。なお、管理サーバ28には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。管理サーバ28の少なくとも一部が管理センタ29外に備えられた他のサーバ等によって構成されていてもよい。記憶部152には、本実施形態によるシェアリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが予めインストールされ得る。
演算部150は、例えば、CPU、GPU等のプロセッサ、即ち、処理回路によって構成され得る。
演算部150には、制御部156と、管理部158とが備えられ得る。制御部156と、管理部158とは、記憶部152に記憶されているプログラムが演算部150によって実行されることによって実現され得る。
なお、制御部156、管理部158の少なくとも一部が、ASIC、FPGA等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部156、管理部158の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
記憶部152には、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとが備えられ得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM等が挙げられ得る。不揮発性メモリとしては、例えばROM、フラッシュメモリ等が挙げられ得る。データ等が、例えば揮発性メモリに記憶され得る。プログラム、テーブル、マップ等が、例えば不揮発性メモリに記憶され得る。記憶部152の少なくとも一部が、上述したようなプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。また、記憶部152には、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等が更に備えられ得る。
記憶部152には、ユーザに付与された識別情報であるユーザ識別情報が記憶され得る。また、記憶部152には、モバイルバッテリ100Bに付与された識別情報であるバッテリ識別情報が記憶され得る。また、記憶部152には、モバイルバッテリ100Bの健全性を示す情報が記憶され得る。バッテリの健全性とは、当該バッテリが劣化していない程度のことである。バッテリの健全性が100%であることは、バッテリの劣化が0%であることを意味する。また、記憶部152には、モバイルバッテリ100Bの所有者を示す情報が記憶され得る。また、記憶部152には、モバイルバッテリ100Bの所持者を示す情報が記憶され得る。モバイルバッテリ100Bの所持者でない者が当該モバイルバッテリ100Bを所持し得るため、所持者と所有者とは異なり得る。
通信部154には、例えば、不図示の通信モジュールが備えられている。通信部154は、ネットワーク24を介してデータの送受信を行い得る。
管理サーバ28は、シェアリングシステム12のホストマシンとして機能し得る。管理サーバ28は、登録された複数のユーザの管理を行い得る。また、管理サーバ28は、複数の電動移動体10の管理を行い得る。また、管理サーバ28は、複数のユーザによって所持される複数のモバイルバッテリ100Bの管理を行い得る。なお、管理サーバ28は、複数のコンピュータが連携することによって実現されるようにしてもよい。
図2は、本実施形態による電動移動体を示す側面図である。図3は、一実施形態による電動移動体の一部を示すブロック図である。図3においては、信号の供給が破線を用いて示されており、駆動力の供給が実線を用いて示されており、電力の供給が一点鎖線を用いて示されている。
図2に示すように、電動移動体10には、車体14と、駆動源16とが備えられている。電動移動体10は、本体バッテリ100A等から供給される電力を用いて駆動源16を駆動させることで、アシスト走行等を行い得る。
車体14には、車体フレーム40と、ハンドル42と、サドル44とが更に備えられている。車体14には、2つの車輪15f、15rが更に備えられている。車輪一般について説明する際には、符号15を用い、個々の車輪について説明する際には、符号15f、15rを用いる。車輪15f、15rは、車体14の下部に取り付けられている。ここでは、車輪15f、即ち、前輪が非駆動輪であり、車輪15r、即ち、後輪が駆動輪である場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。また、車体14には、バスケット46、即ち、前カゴが更に備えられている。バスケット46は、ハンドル42に対して前方に位置している。
車体フレーム40には、ヘッドパイプ48と、メインフレーム50と、シートパイプ52とが備えられている。ヘッドパイプ48は、車体フレーム40のうちの前部に備えられている。メインフレーム50は、ヘッドパイプ48から後方且つ下方に延在している。シートパイプ52は、メインフレーム50の後端から上方に向かって延在している。
車体フレーム40には、左右一対の第1サブフレーム54が更に備えられている。左右一対の第1サブフレーム54は、シートパイプ52の上部から後方且つ下方に向かって延在するとともに、後輪15rを支持する後輪支持部に連結されている。
車体フレーム40には、左右一対の第2サブフレーム56が更に備えられている。左右一対の第2サブフレーム56は、シートパイプ52の下部から後方に向かって延在するとともに、後輪支持部に連結されている。左右一対の第2サブフレーム56には、後輪15rの回転を制動する不図示の後輪用ブレーキが備えられ得る。
シートパイプ52には、上端部にサドル44が備えられたシートポスト74が装着され得る。また、シートパイプ52には、アクチュエータ76が備えられている。アクチュエータ76は、後述する本体バッテリ100A等から供給される電力を用いてシートポスト74を上下に変位させ得る。アクチュエータ76は、サドル44の高さ位置を調整する位置調整機構を構成している。
ヘッドパイプ48は、ステアリング軸78を回動自在に保持する。ステアリング軸78の上部には、ハンドル42が備えられている。ステアリング軸78には、下方に向かって延びる左右一対のフロントフォーク80が備えられている。前輪、即ち、車輪15fは、一対のフロントフォーク80の下端部の間に回転自在に軸支されている。一対のフロントフォーク80には、前輪、即ち、車輪15fの回転を制動する不図示の前輪用ブレーキが備えられている。
ハンドル42には、左右一対のグリップ82と、左右一対のブレーキレバー84とが備えられている。右側のブレーキレバー84がユーザによって操作されると、前輪用ブレーキが作動する。左側のブレーキレバー84がユーザによって操作されると、後述する後輪用ブレーキが作動する。電動移動体10には、各々のブレーキレバー84が操作されたか否かを検出する不図示のセンサが備えられている。
メインフレーム50とシートパイプ52とが連結されている部位、即ち、車体14の前後方向における略中間の部位には、クランク軸57が備えられている。左右一対のクランク58が、クランク軸57の両端に接続されている。即ち、左右一対のクランク58が、クランク軸57の両端から延出している。クランク58の延出端部には、左右一対のペダル60が備えられている。クランク軸57には、ワンウェイクラッチ62(図3参照)が備えられ得る。クランク58の回転力は、ワンウェイクラッチ62を介してクランク軸57に伝達され得る。換言すれば、ユーザの踏力、即ち、ユーザがペダル60を漕ぐ力は、ワンウェイクラッチ62を介してクランク軸57に伝達され得る。左右一対のペダル60が漕がれることによって、クランク58が回転し、これにより、クランク軸57が回転する。クランク軸57には、当該クランク軸57に加わるトルクを検出し得るトルクセンサ59A(図3参照)が備えられ得る。トルクセンサ59Aから出力される信号、即ち、クランク軸57に加わるトルクを示す信号は、後述するECU96に供給され得る。
クランク軸57には、フロントスプロケット64aが更に備えられ得る。クランク58の回転力は、ワンウェイクラッチ62(図3参照)及びクランク軸57を介して、フロントスプロケット64aに伝達され得る。フロントスプロケット64aは、クランク58の回転力と、駆動源16の回転力とを合成する合力装置64(図3参照)の一部を構成している。
駆動源16は、クランク軸57の近傍に備えられ得る。駆動源16としては、例えば、モータが用いられ得る。モータは、ブラシ付きモータであってもよいし、ブラシレスモータであってもよい。駆動源16の回転軸は、ワンウェイクラッチ86(図3参照)に接続され得る。ワンウェイクラッチ86は、減速機構88(図3参照)にギア接続され得る。減速機構88は、合力装置64に備えられた不図示のアシストスプロケットに接続され得る。アシストスプロケットの回転力、即ち、駆動源16の回転力と、クランク軸57の回転力とが、合力装置64によって合成され得る。
後輪15rには、リアスプロケット68が備えられている。フロントスプロケット64aと、リアスプロケット68とには、チェーン66が係合されている。合力装置64によって合成された回転力、即ち、フロントスプロケット64aの回転力は、チェーン66を介して、リアスプロケット68に伝達され得る。こうして、リアスプロケット68が回転され得る。リアスプロケット68は、ワンウェイクラッチ70(図3参照)を介して後輪15rに接続されている。後輪15rは、リアスプロケット68の回転に応じて回転し得る。後輪15rには、後輪15rの回転を検出し得る回転センサ59B(図3参照)が備えられている。回転センサ59Bから出力される信号、即ち、後輪15rの回転を示す信号は、ECU96に供給され得る。
なお、駆動源16が、インホイールモータ、即ち、ハブモータによって構成されるようにしてもよい。インホイールモータは、車輪の軸部、即ち、ハブに装備されるモータのことである。駆動源16がインホイールモータによって構成される場合、当該駆動源16は、例えば、後輪15rのハブ17、即ち、軸部に備えられ得る。インホイールモータの不図示のステータは、例えば、左右一対の第1サブフレーム54の間及び左右一対の第2サブフレーム56の間に固定され得る。後輪15rのリム21は、スポーク19を介してインホイールモータの不図示のロータに固定され得る。後輪15rは、駆動源16を介して回転自在に軸支され得る。駆動源16がインホイールモータによって構成される場合には、後輪15rが駆動源16によって直接回転され得る。即ち、かかる場合、駆動源16の回転力は、後輪15rに直接伝達され得る。
車体14には、当該車体14に対する施解錠を行い得る施解錠部72、即ち、車体ロック機構が更に備えられ得る。施解錠部72は、例えば、第1サブフレーム54に備えられ得るが、これに限定されるものではない。施解錠部72を施錠状態に設定すると、施解錠部72は、後輪15rの回転を規制し得る。一方、施解錠部72を解錠状態に設定すると、施解錠部72は、後輪15rの回転を許容し得る。このように、施解錠部72は、車体14に対する施解錠を行い得る。後述するように、施解錠部72は、制御部98(図5参照)によって制御され得る。
電動移動体10には、移動体制御装置90が更に備えられている。移動体制御装置90は、例えば、左右一対の第2サブフレーム56の間に設けられ得るが、これに限定されるものではない。
電動移動体10には、本体バッテリ100Aが更に備えられ得る。また、電動移動体10には、モバイルバッテリ100Bが接続され得る。バッテリ一般について説明する際には、符号100を用い、個々のバッテリについて説明する際には、符号100A、100Bを用いる。本体バッテリ100Aは、シェアリングシステム12の事業者によって車体14に予め取り付けられるバッテリである。モバイルバッテリ100Bは、ユーザによって電動移動体10に接続され得るバッテリである。モバイルバッテリ100Bは、電動移動体10が利用される際に車体14に取り付けられ得る。
本体バッテリ100Aとしては、比較的大容量のバッテリが用いられ得る。本体バッテリ100Aは比較的大容量であるため、本体バッテリ100Aの質量は比較的大きい。本体バッテリ100Aは、シェアリングシステム12を提供する事業者の作業員等によって交換又は充電され得る。本体バッテリ100Aの出力電圧は、例えば20V以上であることが好ましいが、これに限定されるものではない。また、本体バッテリ100Aの容量は、例えば8Ah以上であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
本体バッテリ100Aは、例えば、シートパイプ52と後輪15rとの間の部位に装着され得る。より具体的には、本体バッテリ100Aは、シートパイプ52の長手方向に沿うような姿勢で固定され得る。電動移動体10には、バッテリホルダ104が備えられ得る。バッテリホルダ104は、左右一対の第1サブフレーム54の間及び左右一対の第2サブフレーム56の間に設けられ得る。本体バッテリ100Aは、バッテリホルダ104に着脱可能に装着され得る。電動移動体10には、バッテリホルダ104に装着された本体バッテリ100Aをロックするロック装置106が更に備えられ得る。ロック装置106は、シートパイプ52又は第1サブフレーム54に備えられ得る。
バッテリホルダ104には、センサ108、例えば電圧センサ等が備えられている。センサ108は、本体バッテリ100Aの状態を検出するためのものである。センサ108によって取得された情報は、ECU96に供給され得る。
モバイルバッテリ100Bは、本体バッテリ100Aよりも小型のバッテリである。このため、モバイルバッテリ100Bの容量は、本体バッテリ100Aの容量よりも小さい。また、モバイルバッテリ100Bの質量は、本体バッテリ100Aの質量よりも小さい。モバイルバッテリ100Bの容量は、例えば2Ah以上であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
モバイルバッテリ100Bは、例えば、ユーザによって所有され得る。モバイルバッテリ100Bは、ユーザの情報処理端末26(図1参照)を充電するために用いることもできるし、電動移動体10に接続して用いることもできる。モバイルバッテリ100Bの側周面には、電力を出力することが可能な電力ポート120(図1参照)が備えられ得る。
モバイルバッテリ100Bは、ユーザによって所有されなくてもよい。ユーザが借り受けるシェアバッテリが、モバイルバッテリ100Bとして用いられるようにしてもよい。この場合、ユーザが用いる予定のシェアバッテリのバッテリ識別情報が、予めシェアリングシステム12に登録され得る。シェアバッテリは、不図示のバッテリステーションにおいて充電され得るが、これに限定されるものではない。ユーザが所有する不図示の充電機器によってシェアバッテリが充電されてもよい。
電動移動体10には、バッテリホルダ112が更に備えられ得る。バッテリホルダ112は、例えばヘッドパイプ48の後ろ側に備えられ得るが、これに限定されるものではない。バッテリホルダ112は、モバイルバッテリ100Bを着脱可能に収納し得る。バッテリホルダ112がヘッドパイプ48に備えられているため、バッテリホルダ112が備えられた部位においては、ヘッドパイプ48は車体14の前後方向及び幅方向において厚みを有している。バッテリホルダ112には、収納用筐体114が備えられ得る。かかる収納用筐体114は、ヘッドパイプ48と一体的に形成されている。収納用筐体114は、ヘッドパイプ48の長手方向に沿うように形成され得る。より具体的には、収納用筐体114は、ヘッドパイプ48の上端の近傍からヘッドパイプ48とメインフレーム50とが連結されている部位の近傍まで形成され得る。
図4は、本実施形態による電動移動体の一部を示す斜視図である。図4に示すように、収納用筐体114には、モバイルバッテリ100Bが挿入され得るスリット116が設けられ得る。スリット116は、収納用筐体114の上面と幅方向両側面とを一連に開口するように形成されている。モバイルバッテリ100Bは、収納用筐体114の上側から挿入され得る。なお、スリット116を構成する内壁面に不図示の緩衝部材が備えられていてもよい。
スリット116の底部には、モバイルバッテリ100Bに電気的に接続されるコネクタ118が備えられ得る。モバイルバッテリ100Bがスリット116に挿入されると、モバイルバッテリ100Bに備えられた電力ポート120がコネクタ118に接続され得る。なお、ここでは、モバイルバッテリ100Bに備えられた電力ポート120とコネクタ118とが接続される場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。モバイルバッテリ100Bの電力ポート120に接続可能な不図示のケーブルが電動移動体10に備えられていてもよい。この場合には、当該ケーブルがモバイルバッテリ100Bの電力ポート120に接続され得る。
バッテリホルダ112には、モバイルバッテリ100Bの離脱を防止する離脱防止機構122が備えられ得る。離脱防止機構122には、サイドアーム122aと、ロックバー122bとが備えられている。サイドアーム122aは、モバイルバッテリ100Bが収納用筐体114の側方に離脱するのを防止し得る。ロックバー122bは、モバイルバッテリ100Bが収納用筐体114の上方に離脱するのを防止し得る。離脱防止機構122は、モバイルバッテリ100Bがスリット116に挿入された際にロックバー122bを突出させ、モバイルバッテリ100Bをロックし得る。また、離脱防止機構122は、例えば解除操作等が行われた際にモバイルバッテリ100Bのロックを解除し得るが、これに限定されるものではない。解除操作としては、例えば、ユーザによるパスワードの入力等が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。パスワードの入力は、例えば後述する操作入力部43を介して行われ得るが、これに限定されるものではない。また、離脱防止機構122は、例えば解除信号が受信された際にモバイルバッテリ100Bのロックを解除し得る。かかる解除信号が、例えば情報処理端末26等から供給されるようにしてもよい。
バッテリホルダ112内には、情報取得部124が備えられている。情報取得部124は、バッテリホルダ112に装着されたモバイルバッテリ100Bに関する情報を取得するためのものである。モバイルバッテリ100Bに関する情報には、当該モバイルバッテリ100Bの識別情報であるバッテリ識別情報が含まれ得る。また、モバイルバッテリ100Bに関する情報には、当該モバイルバッテリ100Bの出力電圧、容量、残量等が更に含まれ得る。情報取得部124には、電圧センサ、電流センサ等の各種センサ、入出力インターフェース、通信モジュール等が備えられ得るが、これに限定されるものではない。バッテリ識別情報は、モバイルバッテリ100Bの表面に文字、バーコード等によって示されていてもよい。この場合には、情報取得部124には、文字、バーコード等を読み取るための読取装置等が備えられ得る。また、バッテリ識別情報は、電気的な信号によってモバイルバッテリ100Bから情報取得部124に供給されるようにしてもよい。情報取得部124によって取得される情報は、ECU96に供給され得る。
バッテリホルダ112内には、電圧変換部126が備えられている。電圧変換部126は、スリット116の下方に位置している。電圧変換部126には、DC/DCコンバータ128が備えられ得る。電圧変換部126は、モバイルバッテリ100Bから出力される電圧を昇圧し得る。また、電圧変換部126に、電圧を降圧する機能が更に備えられていてもよい。電圧変換部126は、モバイルバッテリ100Bとジャンクションボックス92(図3参照)との間の給電経路上に位置し得る。
図5は、本実施形態による電動移動体の一部を示すブロック図である。図5においては、信号線が破線を用いて示されている。なお、煩雑さを回避するために、多数の信号線のうちの一部の信号線のみが図5には示されている。また、図5においては、電力線等の配線が実線を用いて示されている。
図5に示すように、移動体制御装置90には、ジャンクションボックス92と、PCU(Power Control Unit)94と、ECU96とが備えられている。
ジャンクションボックス92は、配電経路を切り替えるためのものである。ジャンクションボックス92には、複数の配線、即ち、ワイヤハーネスが接続されている。ジャンクションボックス92は、配線を介して本体バッテリ100Aに接続されている。また、ジャンクションボックス92は、配線を介して電圧変換部126に接続されている。また、ジャンクションボックス92は、配線を介してPCU94に接続されている。
ECU96には、例えば、演算部89と、記憶部91と、不図示の入出力インターフェースとが備えられている。演算部89は、例えば、CPUのプロセッサ、即ち、処理回路によって構成され得る。演算部89には、制御部98と、認証部99とが備えられている。制御部98と、認証部99とは、記憶部91に記憶されているプログラムが演算部89によって実行されることによって実現され得る。なお、制御部98、認証部99の少なくとも一部が、ASIC、FPGA等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部98、認証部99の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
記憶部91は、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとによって構成され得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM等が挙げられ得る。不揮発性メモリとしては、例えばROM、フラッシュメモリ等が挙げられ得る。データ等が、例えば揮発性メモリに記憶され得る。プログラム、テーブル、マップ等が、例えば不揮発性メモリに記憶され得る。記憶部91の少なくとも一部が、上述したようなプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。
制御部98は、ジャンクションボックス92、PCU94等を制御し得る。制御部98は、ジャンクションボックス92を制御することによって、配電経路を切り替え得る。制御部98は、モバイルバッテリ100B等から出力される電力を用いて駆動源16を作動させる制御を行い得る。また、制御部98は、モバイルバッテリ100Bから出力される電力を用いて、本体バッテリ100Aに対する充電を行う制御を行い得る。また、制御部98は、モバイルバッテリ100Bから出力される電力と、本体バッテリ100Aから出力される電力とのいずれをも用いて駆動源16を作動させる制御を行い得る。また、制御部98は、モバイルバッテリ100Bから出力される電力が本体バッテリ100Aから出力される電力よりも優先的に利用されるように、制御を行い得る。具体的には、電圧変換部126から出力される電圧が本体バッテリ100Aから出力される電圧より高くなるように電圧変換部126を制御することによって、モバイルバッテリ100Bから出力される電力が優先的に利用され得る。
制御部98は、センサ108から供給される情報に基づいて、本体バッテリ100Aの残量、即ち、バッテリ残量を算出し得る。なお、本体バッテリ100Aの残量を検出する機能が当該本体バッテリ100Aに備えられていてもよい。この場合には、本体バッテリ100Aの残量を示す情報が、ECU96に供給され得る。制御部98は、本体バッテリ100Aの残量に基づいて、配電経路を適宜切り替え得る。制御部98は、モバイルバッテリ100Bから出力される電力を用いて本体バッテリ100Aに対する充電を行い得る。制御部98は、本体バッテリ100Aの残量を示す情報を、管理機30、管理サーバ28等に、後述する通信装置97を介して送信し得る。また、制御部98は、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給された電力量を算出し得る。制御部98は、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給された電力量を示す情報を、管理機30、管理サーバ28等に、通信装置97を介して送信し得る。
制御部98は、モバイルバッテリ100Bの健全性を把握し得る。制御部98は、例えば以下のようにして、モバイルバッテリ100Bの健全性を把握し得る。即ち、モバイルバッテリ100Bの出力電圧の経時変化が不図示の電圧センサを用いて取得される。かかる電圧センサは、情報取得部124(図4参照)に備えられ得る。また、当該モバイルバッテリ100Bの出力電流の経時変化が、不図示の電流センサを用いて取得される。かかる電流センサは、情報取得部124(図4参照)に備えられ得る。制御部98は、これらの経時変化に基づいて、モバイルバッテリ100Bの健全性を算出し得る。制御部98は、モバイルバッテリ100Bの健全性を示す情報を、管理機30、管理サーバ28等に、通信装置97を介して送信し得る。
なお、モバイルバッテリ100Bの健全性は、他の手法によって把握されるようにしてもよい。例えば、モバイルバッテリ100Bが充電された回数に基づいて当該モバイルバッテリ100Bの健全性が把握されるようにしてもよい。また、モバイルバッテリ100Bが使用された回数に基づいて当該モバイルバッテリ100Bの健全性が把握されるようにしてもよい。また、モバイルバッテリ100Bが使用開始されてからの経過期間に基づいて当該モバイルバッテリ100Bの健全性が把握されるようにしてもよい。
制御部98は、モバイルバッテリ100Bが取り付けられたか否かを判定し得る。制御部98は、モバイルバッテリ100Bが取り付けられたか否かを、例えば以下のようにして判定し得る。即ち、離脱防止機構122がモバイルバッテリ100Bのロックした際には、ロックしたことを示す信号が、当該離脱防止機構122から制御部98に供給される。制御部98は、かかる信号に基づいて、モバイルバッテリ100Bが車体14から取り付けられたことを判定し得る。
制御部98は、モバイルバッテリ100Bが取り外されたか否かを判定し得る。制御部98は、モバイルバッテリ100Bが取り外されたか否かを、例えば以下のようにして判定し得る。即ち、離脱防止機構122がモバイルバッテリ100Bのロックを解除した際には、ロックを解除したことを示す信号が、当該離脱防止機構122から制御部98に供給される。制御部98は、かかる信号に基づいて、モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外されたことを判定し得る。
PCU94は、ジャンクションボックス92を介して供給される直流電力を交流電力に変換して駆動源16に供給し得る。かかる交流電力は、例えば3相交流電力であるが、これに限定されるものではない。なお、駆動源16が直流モータである場合には、直流電力がPCU94から駆動源16に供給され得る。ECU96に備えられた制御部98は、トルクセンサ59A(図3参照)から供給される信号と、回転センサ59B(図3参照)から供給される信号とに基づいて、駆動源16に供給される電力を調整し得る。
図3に示すように、ユーザの踏力は、ペダル60、クランク58、ワンウェイクラッチ62、クランク軸57、合力装置64、チェーン66、リアスプロケット68、ワンウェイクラッチ70、後輪15rの順に伝達され得る。また、バッテリ18の電力がPCU94から駆動源16に供給されることによって、駆動源16が回転され得る。駆動源16の回転力は、ワンウェイクラッチ86、減速機構88、合力装置64、チェーン66、リアスプロケット68、ワンウェイクラッチ70、後輪15rの順に伝達され得る。ユーザの踏力が、駆動源16の駆動力によって補助されることによって、ユーザは、電動移動体10を快適に走行させ得る。
電動移動体10には、通信装置97が更に備えられ得る。通信装置97は、ネットワーク24に接続可能である。通信装置97は、近距離無線通信を行い得る。また、通信装置97は、携帯電話網を用いた通信を行い得てもよい。制御部98は、通信装置97を用いて通信を行い得る。制御部98は、電動移動体10がユーザによって使用されている際に、管理サーバ28、管理機30等との間で通信を行い得る。また、制御部98は、電動移動体10がステーション22に配されている際等においても、管理サーバ28、管理機30等との間で通信を行い得る。
電動移動体10は、GNSS等の不図示の測位システムが更に備えられ得る。測位システムは、電動移動体10の現在の位置を定期的に観測し得る。制御部98は、電動移動体10の現在の位置を示す情報を、通信装置97を介して管理サーバ28、管理機30等に送信し得る。
電動移動体10には、操作入力部43(図2参照)が更に備えられ得る。操作入力部43は、例えば、ハンドル42の幅方向中央部に備えられ得る。操作入力部43には、不図示の電源ボタンが備えられ得る。ユーザは、電源ボタンを操作することにより、電動移動体10の電源のオン/オフを行い得る。操作入力部43には、不図示のプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース、タッチパネル、通信モジュール等が備えられ得る。操作入力部43は、例えば、通信モジュールを用いて通信を行い得る。具体的には、操作入力部43は、制御部98との間で通信を行い得る。また、操作入力部43は、管理サーバ28、管理機30等との間で通信を行い得る。表示画面、即ち、タッチパネルに表示される操作画面には、ECU96から供給される情報が表示され得る。また、かかる表示画面には、管理サーバ28、管理機30等から供給される情報が表示され得る。ユーザは、タッチパネルに表示された操作画面を介して種々の入力を行い得る。なお、操作入力部43とECU96とが配線によって接続されていてもよい。この場合には、操作入力部43とECU96とが配線を介して情報の送受信を行い得る。
ユーザは、電動移動体10を利用したい場合には、情報処理端末26を介して利用の申請を行う。利用の申請がユーザによって行われた場合、管理サーバ28は、当該ユーザが受け取る予定の電動移動体10に関する情報をユーザに通知する。かかる情報には、当該電動移動体10が配されているステーション22の名称、当該電動移動体10をロックしているステーションロック機構38の管理番号、当該電動移動体10の管理番号等が含まれ得る。管理サーバ28は、ユーザが受け取る予定の電動移動体10に対して、登録識別情報を供給する。管理サーバ28から電動移動体10への登録識別情報の供給は、ネットワーク24を介して行われ得る。登録識別情報は、当該ユーザが当該電動移動体10に装着する予定のモバイルバッテリ100Bのバッテリ識別情報に対応する識別情報である。管理サーバ28から電動移動体10への登録識別情報の供給は、ユーザが当該電動移動体10を受け取る前に完了するように速やかに行われ得る。管理サーバ28から電動移動体10に登録識別情報が供給されると、当該電動移動体10に備えられた認証部99は、管理サーバ28から供給された登録識別情報を記憶部91に格納する。
電動移動体10を借り受けたユーザは、当該ユーザが所持するモバイルバッテリ100Bをバッテリホルダ112に装着し得る。モバイルバッテリ100Bがバッテリホルダ112に装着されると、当該モバイルバッテリ100Bに関する情報が情報取得部124によって取得される。上述したように、モバイルバッテリ100Bに関する情報には、当該モバイルバッテリ100Bの識別情報であるバッテリ識別情報が含まれる。モバイルバッテリ100Bに関する情報は、ECU96に供給される。認証部99は、情報取得部124から供給されたバッテリ識別情報と、管理サーバ28から供給された登録識別情報とが一致するか否かを判定する。情報取得部124から供給されたバッテリ識別情報と、管理サーバ28から供給された登録識別情報とが一致することに基づいて、認証部99は、ユーザの認証を行い得る。即ち、認証部99は、当該モバイルバッテリ100Bを電動移動体10に装着したユーザを、当該電動移動体10を使用する権限を有するユーザとして認証し得る。認証部99によってユーザの認証が経られていない段階においては、制御部98は、施錠状態になるように施解錠部72を制御する。認証部99によってユーザの認証が行われた場合には、制御部98は、解錠状態になるように施解錠部72を制御する。このように、車体14に取り付けられたモバイルバッテリ100Bのバッテリ識別情報に基づいて施解錠が行われ得る。
管理部158は、バッテリ識別情報に基づいてモバイルバッテリ100Bを管理し得る。換言すれば、管理部158は、バッテリ識別情報に基づいてモバイルバッテリ100Bを追跡、即ち、トラッキングし得る。管理部158は、一のモバイルバッテリ100Bが後述する車体14(図1参照)に取り付けられたままの状態で、当該一のモバイルバッテリ100Bとは異なる他のモバイルバッテリ100Bを所持するユーザに当該電動移動体10を貸し出し得る。他のモバイルバッテリ100Bを所持するユーザは、当該車体14に取り付けられていた一のモバイルバッテリ100Bを車体14から取り外し、他のモバイルバッテリ100Bを車体14に取り付けて、当該電動移動体10を利用し得る。ユーザは、当該電動移動体10を利用した後、当該ユーザが車体14に取り付けた他のモバイルバッテリ100Bが当該車体14に取り付けられたままの状態で、当該電動移動体10をステーション22に返却し得る。管理部158は、他のモバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままの状態で、当該電動移動体10の返却を受け付ける。他のモバイルバッテリ100Bを車体14に取り付けた状態で当該電動移動体10を返却するため、当該ユーザは、当該他のモバイルバッテリ100Bを所持しない状態になる一方、一のモバイルバッテリ100Bを所持する状態となる。
モバイルバッテリ100Bを車体14に取り付けたままの状態で電動移動体10を返却するのは、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに充分な量の電力を供給するためである。即ち、モバイルバッテリ100Bを用いて本体バッテリ100Aに短時間で大量の電荷を充電することは困難である。モバイルバッテリ100Bを車体14に取り付けたままの状態で電動移動体10を返却することで、充分な充電時間が確保され、充分な電荷がモバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給され得る。
上述したように、電動移動体10は、モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられた状態のままで貸し出され得る。電動移動体10を借り受けたユーザは、当該電動移動体10に取り付けられているモバイルバッテリ100Bを取り外し得る。モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外された場合、制御部98は、当該モバイルバッテリ100Bが取り外されたことを示す情報を管理サーバ28に送信する。管理サーバ28に備えられた記憶部152は、当該モバイルバッテリ100Bを当該車体14から取り外したユーザを示す情報を、当該モバイルバッテリ100Bのバッテリ識別情報と紐付けて記憶し得る。当該モバイルバッテリ100Bを当該車体14から取り外したユーザを示す情報と、当該モバイルバッテリ100Bのバッテリ識別情報とが紐付けられるため、車体14から取り外したモバイルバッテリ100Bを所持しているユーザを把握することが可能である。
上述したように、電動移動体10を借り受けたユーザは、当該ユーザが所持するモバイルバッテリ100Bを車体14に取り付け得る。モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられた場合、当該モバイルバッテリ100Bが取り付けられたことを示す情報を管理サーバ28に送信する。管理サーバ28に備えられた記憶部152は、当該モバイルバッテリ100Bを当該車体14に取り付けたユーザを示す情報を、当該モバイルバッテリ100Bのバッテリ識別情報と紐付けて記憶する。モバイルバッテリ100Bを当該車体14に取り付けたユーザを示す情報と、当該モバイルバッテリ100Bのバッテリ識別情報とが紐付けられるため、当該モバイルバッテリ100Bを取り付けたユーザを把握することが可能である。
管理部158は、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aへの電力の供給に対する報酬である電力供給報酬を、モバイルバッテリ100Bを電動移動体10に取り付けたユーザに対して付与し得る。電力供給報酬は、金銭によって付与されてもよいし、ポイント等によって付与されてもよい。管理部158は、例えば、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給された電力量に応じて電力供給報酬を決定し得る。
管理部158は、モバイルバッテリ100Bが電動移動体10に取り付けられていた時間である装着時間に応じて電力供給報酬を決定してもよい。
管理部158は、モバイルバッテリ100Bの装着時間と、当該モバイルバッテリ100Bの健全性とに応じて電力供給報酬を決定してもよい。劣化したモバイルバッテリ100Bを長時間に亘って装着しても、当該モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに対して充分な量の電力が供給され得ない。モバイルバッテリ100Bの装着時間と、当該モバイルバッテリ100Bの健全性とに応じて電力供給報酬を算出すれば、より的確な電力供給報酬が決定され得る。
管理部158は、モバイルバッテリ100Bの提供に対する報酬であるバッテリ提供報酬を、当該モバイルバッテリ100Bの所有者に付与し得る。バッテリ提供報酬は、金銭によって付与されてもよいし、ポイント等によって付与されてもよい。
管理部158は、例えば、モバイルバッテリ100Bが提供されていた時間である提供時間に応じてバッテリ提供報酬を決定し得る。換言すれば、管理部158は、例えば、モバイルバッテリ100Bが提供されていた期間である提供期間に応じてバッテリ提供報酬を決定し得る。モバイルバッテリ100Bの提供時間は、当該モバイルバッテリ100Bがシェアリングシステム12に提供開始されたタイミングと、当該モバイルバッテリ100Bが当該モバイルバッテリ100Bの所有者によって回収されるタイミングとの間の期間である。例えば、モバイルバッテリ100Bの所有者によって当該モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたタイミングと、当該所有者によって当該モバイルバッテリ100Bが回収されたタイミングとの間の時間が2時間である場合、提供時間は2時間である。モバイルバッテリ100Bの所有者によって当該モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたタイミングと、当該所有者によって当該モバイルバッテリ100Bが回収されたタイミングとの間の時間が2年間である場合には、提供時間は2年間である。このように、モバイルバッテリ100Bは、比較的速やかに当該モバイルバッテリ100Bの所有者によって回収されてもよいし、長期間に亘って当該モバイルバッテリ100Bの所有者によって回収されなくてもよい。
管理部158は、モバイルバッテリ100Bの提供時間と、モバイルバッテリ100Bの健全性とに応じてバッテリ提供報酬を決定するようにしてもよい。劣化したモバイルバッテリ100Bからは、充分な量の電力が本体バッテリ100Aにされ得ない。モバイルバッテリ100Bの提供時間と、当該モバイルバッテリ100Bの健全性とに応じてバッテリ提供報酬を算出すれば、より的確なバッテリ提供報酬が決定され得る。
管理部158は、モバイルバッテリ100Bの現在の位置を把握し得る。管理部158は、当該モバイルバッテリ100Bが取り付けられた電動移動体10の位置に基づいて、当該モバイルバッテリ100Bの位置を把握し得る。電動移動体10の現在の位置を示す情報は、後述するように、電動移動体10に備えられた不図示の測位システムによって取得され得る。電動移動体10の現在の位置を示す情報は、記憶部152に記憶され得る。管理部158は、モバイルバッテリ100Bの現在の位置を示す情報である現在位置情報を、当該モバイルバッテリ100Bの所有者に通知し得る。モバイルバッテリ100Bの所有者は、かかる位置情報に基づいて、当該モバイルバッテリ100Bを回収し得る。
図6は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。認証の処理の例が図6には示されている。
ステップS1において、ユーザが情報処理端末26を介して電動移動体10の利用の申請を行う。利用の申請が行われると、管理サーバ28は、当該ユーザが受け取る予定の電動移動体10に関する情報をユーザに通知する。この後、ステップS2に遷移する。
ステップS2において、管理サーバ28は、ユーザが受け取る予定の電動移動体10に対して、登録識別情報を通知する。認証部99は、管理サーバ28から供給された登録識別情報を記憶部91に記憶する。この後、ステップS3に遷移する。
ステップS3において、ユーザが、モバイルバッテリ100Bをバッテリホルダ112に装着する。モバイルバッテリ100Bがバッテリホルダ112に装着されると、情報取得部124は、モバイルバッテリ100Bのバッテリ識別情報を取得する。情報取得部124は、取得したバッテリ識別情報をECU96に供給する。この後、ステップS4に遷移する。
ステップS4において、認証部99は、情報取得部124から供給されたバッテリ識別情報と、管理サーバ28から供給された登録識別情報とが一致するか否かに基づいて、ユーザの認証を行う。バッテリ識別情報と登録識別情報とが一致する場合(ステップS4においてYES)、ステップS5に遷移する。一方、バッテリ識別情報と登録識別情報とが一致しない場合(ステップS4においてNO)、ステップS6に遷移する。
ステップS5において、認証部99は、ユーザによる当該電動移動体10の使用を許可する。この後、ステップS7に遷移する。
ステップS6において、認証部99は、ユーザによる当該電動移動体10の使用を許可しない。この後、ステップS8に遷移する。
ステップS7において、制御部98は、解錠状態になるように施解錠部72を制御する。ステップS7が完了した場合には、図9に示す処理が完了する。
ステップS8において、制御部98は、施錠状態が維持されるように施解錠部72を制御する。ステップS8が完了した場合には、図9に示す処理が完了する。
図7は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。
ステップS11において、管理部158は、一のモバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままの状態で電動移動体10を貸し出す。電動移動体10は、当該一のモバイルバッテリ100Bとは異なる他のモバイルバッテリ100Bを所持しているユーザに貸し出される。この後、ステップS12に遷移する。
ステップS12において、電動移動体10を借り受けたユーザが、当該電動移動体10の車体14に取り付けられている一のモバイルバッテリ100Bを当該車体14から取り外す。この後、当該ユーザは、当該ユーザが所持している他のモバイルバッテリ100Bを車体14に取り付ける。当該ユーザは、当該他のモバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられている状態で、当該電動移動体10を利用する。この後、ステップS13に遷移する。
ステップS13において、当該ユーザは、当該他のモバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままの状態で、当該電動移動体10をステーション22に返却する。管理部158は、当該電動移動体10の返却を受け付ける。こうして、図7に示す処理が完了する。
図8は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給された電力量に応じて電力供給報酬が決定される場合の例が図8には示されている。
ステップS21において、制御部98は、モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外されたか否かを判定する。モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外された場合(ステップS21においてYES)、ステップS22に遷移する。モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外されていない場合(ステップS21においてNO)、ステップS21が繰り返される。
ステップS22において、制御部98は、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給された電力量を算出する。制御部98は、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給された電力量を示す情報を、通信装置97を介して送信する。管理部158は、かかる情報を、通信部154を介して受信する。こうして、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給された電力量を示す情報が、管理部158によって取得される。この後、ステップS23に遷移する。
ステップS23において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに供給された電力量に応じて、電力供給報酬を決定する。
ステップS24において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bを車体14に取り付けたユーザに対して電力供給報酬を付与する。モバイルバッテリ100Bを車体14に取り付けたユーザは、当該モバイルバッテリ100Bを車体14から取り外したユーザではなく、当該モバイルバッテリ100Bを車体14に取り付けたままの状態で電動移動体10の返却を過去に行ったユーザである。即ち、モバイルバッテリ100Bを車体14に取り付けたユーザは、電動移動体10を今回借り受けたユーザではなく、当該電動移動体10を前回借り受けたユーザである。こうして、図8に示す処理が完了する。
図9は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられていた時間である装着時間に応じて電力供給報酬が決定される場合の例が図9には示されている。
ステップS21は、図8を用いて上述したステップS21と同様であるため、説明を省略する。モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外された場合(ステップS21においてYES)、ステップS22に遷移する。モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外されていない場合(ステップS21においてNO)、ステップS21が繰り返される。
ステップS31において、制御部98は、モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられていた時間である装着時間を算出する。制御部98は、モバイルバッテリ100Bの装着時間を示す情報を、通信装置97を介して送信する。管理部158は、モバイルバッテリ100Bの装着時間を示す情報を、通信部154を介して受信する。こうして、モバイルバッテリ100Bの装着時間を示す情報が、管理部158によって取得される。この後、ステップS32に遷移する。
ステップS32において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの装着時間に応じて、電力供給報酬を決定する。この後、ステップS24に遷移する。
ステップS24は、図8を用いて上述したステップS24と同様であるため、説明を省略する。こうして、図9に示す処理が完了する。
図10は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。モバイルバッテリ100Bの装着時間と、モバイルバッテリ100Bの健全性とに応じて電力供給報酬が決定される場合の例が図10には示されている。
ステップS21は、図8を用いて上述したステップS21と同様であるため、説明を省略する。モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外された場合(ステップS21においてYES)、ステップS22に遷移する。モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外されていない場合(ステップS21においてNO)、ステップS21が繰り返される。
ステップS31は、図9を用いて上述したステップS31と同様であるため、説明を省略する。この後、ステップS41に遷移する。
ステップS41において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの健全性を示す情報を取得する。モバイルバッテリ100Bの健全性を示す情報は、例えば、記憶部152に予め記憶されている。この後、ステップS42に遷移する。
ステップS42において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの装着時間と、当該モバイルバッテリ100Bの健全性とに応じて、電力供給報酬を決定する。この後、ステップS24に遷移する。
ステップS24は、図8を用いて上述したステップS24と同様であるため、説明を省略する。こうして、図10に示す処理が完了する。
図11は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。モバイルバッテリ100Bの提供時間に応じて当該モバイルバッテリ100Bの所有者にバッテリ提供報酬が付与される場合の例が図10には示されている。
ステップS51において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bがシェアリングシステム12に提供されていた時間である提供時間に関する情報を取得する。この後、ステップS52に遷移する。
ステップS52において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの提供時間に応じて、バッテリ提供報酬を決定する。この後、ステップS53に遷移する。
ステップS53において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの所有者に対してバッテリ提供報酬を付与する。こうして、図11に示す処理が完了する。
図12は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。モバイルバッテリ100Bの提供時間と当該モバイルバッテリ100Bの健全性とに応じて当該モバイルバッテリ100Bの所有者にバッテリ提供報酬が付与される場合の例が図12には示されている。
ステップS51は、図11を用いて上述したステップS51と同様であるため、説明を省略する。この後、ステップS61に遷移する。
ステップS61において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの健全性に関する情報を取得する。モバイルバッテリ100Bの健全性を示す情報は、記憶部152に予め記憶されている。この後、ステップS62に遷移する。
ステップS62において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの提供時間と、モバイルバッテリ100Bの健全性とに応じて、バッテリ提供報酬を決定する。この後、ステップS53に遷移する。
ステップS53において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの所有者に対してバッテリ提供報酬を付与する。こうして、図12に示す処理が完了する。
図13は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。モバイルバッテリ100Bの現在の位置を示す情報である現在位置情報を当該モバイルバッテリ100Bの所有者に通知する場合の例が図13には示されている。
ステップS71において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの現在の位置を把握する。上述したように、管理部158は、当該モバイルバッテリ100Bが取り付けられた電動移動体10の位置に基づいて、当該モバイルバッテリ100Bの位置を把握し得る。この後、ステップS72に遷移する。
ステップS72において、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの現在の位置を示す情報を、通信部154を介してモバイルバッテリ100Bの所有者に通知する。具体的には、管理部158は、モバイルバッテリ100Bの現在の位置を示す情報を、当該モバイルバッテリ100Bの所有者が所持する情報処理端末26等に通知する。こうして、図13に示す処理が完了する。
このように、本実施形態によれば、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに電力を供給し得るため、本体バッテリ100Aの残量の低下を抑制することができ、ひいては、本体バッテリ100Aの交換等の頻度を少なくすることができる。本体バッテリ100Aの交換の頻度等を少なくすることができるため、本実施形態によれば、シェアリングシステムの運営コストの低減に寄与することができる。しかも、本実施形態によれば、一のモバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままの状態で、一のモバイルバッテリ100Bとは異なる他のモバイルバッテリ100Bを所持するユーザに電動移動体10を貸し出す。この後、当該一のモバイルバッテリ100Bが当該ユーザによって取り外され、当該他のモバイルバッテリ100Bが当該ユーザによって車体14に取り付けられ、当該電動移動体10が当該ユーザによって利用される。この後、当該他のモバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままの状態で、電動移動体10の返却が受け付けられる。電動移動体10が返却された後においてもモバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに電力を供給し得るため、本実施形態によれば、本体バッテリ100Aの残量の低下をより抑制することが可能となる。本体バッテリ100Aの残量の低下をより抑制することが可能となるため、本体バッテリ100Aの交換等の頻度をより少なくすることが可能となる。本体バッテリ100Aの交換の頻度等をより少なくすることができるため、本実施形態によれば、シェアリングシステムの運営コストの低減により寄与することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態によるシェアリングシステムについて図面を用いて説明する。図14は、本実施形態によるシェアリングシステムを示すブロック図である。図1~図13に示す第1実施形態によるシェアリングシステム等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略又は簡潔にする。
本実施形態によるシェアリングシステムは、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れが生じた場合に、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知をユーザに対して行うものである。
本実施形態では、モバイルバッテリ100Bにビーコン発信機101が備えられている。より具体的には、例えばBluetooth(登録商標)規格に対応したビーコン発信機101がモバイルバッテリ100Bに備えられている。モバイルバッテリ100Bは、当該ユーザが借り受けた電動移動体10の車体14に当該ユーザによって装着され得る。
情報処理端末26は、電動移動体10を借り受けるユーザによって携帯され得る。情報処理端末26には、演算部160と、記憶部162と、通信部164と、操作部166と、表示部168とが備えられ得る。なお、情報処理端末26には、これらの構成要素以外の構成要素も備えられ得るが、ここでは説明を省略する。情報処理端末26には、本実施形態によるシェアリング方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが予めインストールされ得る。
演算部160には、制御部170と、判定部172と、通知部174と、表示制御部176とが備えられ得る。制御部170と、判定部172と、通知部174と、表示制御部176とは、記憶部162に記憶されているプログラムが演算部160によって実行されることによって実現され得る。
なお、制御部170、判定部172、通知部174、表示制御部176の少なくとも一部が、ASIC、FPGA等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部170、判定部172、通知部174、表示制御部176の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
上述したように、通信部164には、不図示の近距離無線通信モジュールが備えられ得る。上述したように、近距離無線通信モジュールとしては、例えば、Bluetooth(登録商標)規格に対応した通信モジュールが用いられ得る。通信部164は、モバイルバッテリ100Bに備えられたビーコン発信機101との間で近距離無線通信を行い得る。即ち、通信部164は、モバイルバッテリ100Bに備えられたビーコン発信機101から発せられるビーコンを受信し得る。通信部164は、受信したビーコンの受信強度を判定し得る。通信部164は、受信したビーコンの受信強度を示す情報を、判定部172に供給し得る。
判定部172は、当該情報処理端末26におけるビーコンの受信強度が予め決められた強度閾値未満になったか否かを判定し得る。
通知部174は、当該情報処理端末26におけるビーコンの受信強度が強度閾値未満になったことが判定部172によって判定された場合に、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知をユーザに対して行い得る。
表示制御部176は、表示部168の画面表示の制御を司る。表示制御部176は、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知を、表示部168の表示画面に表示し得る。
図15は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。
ステップS81において、情報処理端末26に備えられた通信部164は、モバイルバッテリ100Bに備えられたビーコン発信機101から発信されるビーコンを受信する。この後、ステップS82に遷移する。
ステップS82において、情報処理端末26に備えられた判定部172は、通信部164によって受信されたビーコンの受信強度が強度閾値未満になったか否かを判定する。通信部164によって受信されたビーコンの受信強度が強度閾値以上である場合には(ステップS82においてNO)、ステップS82が繰り返される。通信部164によって受信されたビーコンの受信強度が強度閾値未満になった場合には、ステップS83に遷移する。
ステップS83において、情報処理端末26に備えられた通知部174は、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知をユーザに対して行う。具体的には、通知部174は、表示制御部176を制御することにより、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知を表示部168の表示画面に表示する。また、通知部174は、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知を、音声出力によって行ってもよい。こうして、図15に示す処理が完了する。
このように、本実施形態においても、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに電力を供給し得るため、本体バッテリ100Aの残量の低下を抑制することができ、ひいては、本体バッテリ100Aの交換等の頻度を少なくすることができる。本体バッテリ100Aの交換の頻度等を少なくすることができるため、本実施形態においても、シェアリングシステムの運営コストの低減に寄与することができる。しかも、本実施形態によれば、モバイルバッテリ100Bに備えられたビーコン発信機101から発信されるビーコンを、ユーザによって携帯される情報処理端末26が受信する。そして、情報処理端末26におけるビーコンの受信強度が強度閾値未満になった場合に、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知をユーザに対して行う。従って、本実施形態によれば、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れの解消に寄与することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態によるシェアリングシステムについて図面を用いて説明する。図1~図15に示す第1又は第2実施形態によるシェアリングシステム等と同一の構成要素には、同一の符号を付して説明を省略又は簡潔にする。
本実施形態によるシェアリングシステムは、電動移動体10が走行を停止してからの時間が予め決められた時間閾値以上であり、且つ、モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままである場合に、以下のような処理が行われるものである。即ち、かかる場合、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知をユーザに対して行われるものである。
制御部98(図5参照)は、電動移動体10が停止しているか否かを判定し得る。制御部98は、電動移動体10が停止しているか否かを、例えば回転センサ59Bから供給される信号に基づいて判定し得る。制御部98は、電動移動体10が停止したことを示す情報を、通信装置97を介して情報処理端末26に送信し得る。
制御部98は、上述したように、モバイルバッテリ100Bが車体14から取り付けられたか否かを判定し得る。制御部98は、モバイルバッテリ100Bが取り付けられたと判定した場合には、モバイルバッテリ100Bが取り付けられたことを示す情報を、通信装置97を介して情報処理端末26に送信し得る。
制御部98は、上述したように、モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外されたか否かを判定し得る。制御部98は、モバイルバッテリ100Bが取り外されたと判定した場合には、モバイルバッテリ100Bが取り外されたことを示す情報を、通信装置97を介して情報処理端末26に送信し得る。
情報処理端末26に備えられた判定部172(図14参照)は、電動移動体10が停止してからの時間が予め決められた時間閾値以上になったか否かを、電動移動体10から供給される情報に基づいて判定し得る。また、判定部172は、モバイルバッテリ100Bが車体に取り付けられたままであるか否かを、電動移動体10から供給される情報に基づいて判定し得る。
情報処理端末26に備えられた通知部174(図14参照)は、電動移動体10が走行を停止してからの時間が時間閾値以上であり、且つ、モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままである場合に、以下のような処理を行い得る。即ち、かかる場合、通知部174は、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知をユーザに対して行い得る。
情報処理端末26に備えられた表示制御部176(図14参照)は、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知を、表示部168の表示画面に表示し得る。
なお、通知部174は、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知を、表示部186の表示画面に表示することによって行ってもよいし、音声等を出力することによって行ってもよい。
図16は、本実施形態によるシェアリングシステムの動作の例を示すフローチャートである。
ステップS91において、情報処理端末26に備えられた判定部172は、モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままであるか否かを判定する。モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままである場合(ステップS91においてYES)、ステップS92に遷移する。モバイルバッテリ100Bが車体14から取り外されている場合(ステップS91においてNO)、図16に示す処理が完了する。
ステップS92において、判定部172は、電動移動体10が停止してからの時間が予め決められた時間閾値以上になったか否かを判定する。電動移動体10が停止してからの時間が予め決められた時間閾値以上になった場合(ステップS92においてYES)、ステップS93に遷移する。電動移動体10が停止してからの時間が予め決められた時間閾値未満である場合(ステップS92においてNO)、ステップS91以降の処理が繰り返される。
ステップS93において、情報処理端末26に備えられた通知部174は、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知をユーザに対して行う。具体的には、通知部174は、表示制御部176を制御することにより、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知を表示部168の表示画面に表示する。また、通知部174は、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知を、音声出力によって行ってもよい。こうして、図16に示す処理が完了する。
このように、本実施形態においても、モバイルバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに電力を供給し得るため、本体バッテリ100Aの残量の低下を抑制することができ、ひいては、本体バッテリ100Aの交換等の頻度を少なくすることができる。本体バッテリ100Aの交換の頻度等を少なくすることができるため、本実施形態においても、シェアリングシステムの運営コストの低減に寄与することができる。しかも、本実施形態によれば、電動移動体10が走行を停止してからの時間が予め決められた時間閾値以上であり、且つ、モバイルバッテリ100Bが車体14に取り付けられたままである場合に、以下のような処理が行われる。即ち、かかる場合、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れを示す通知がユーザに対して行われる。従って、本実施形態によれば、モバイルバッテリ100Bの取り外し忘れの解消に寄与することができる。
本発明についての好適な実施形態を上述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
上記実施形態をまとめると以下のようになる。
シェアリングシステム(12)は、電動移動体(10)が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、前記電動移動体は、車体(14)と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源(16)と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリ(100A)と、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリ(100B)から供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部(98)と、を備え、前記シェアリングシステムは、前記モバイルバッテリに付与された識別情報であるバッテリ識別情報を記憶する記憶部(152)と、前記バッテリ識別情報に基づいて前記モバイルバッテリを管理するとともに、一の前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記一のモバイルバッテリとは異なる他の前記モバイルバッテリを所持する前記ユーザに前記電動移動体を貸し出し、前記他のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記電動移動体の返却を受け付ける管理部(158)と、を備える。このような構成によれば、モバイルバッテリから本体バッテリに電力を供給し得るため、本体バッテリの残量の低下を抑制することができ、ひいては、本体バッテリの交換等の頻度を少なくすることができる。本体バッテリの交換の頻度等を少なくすることができるため、このような構成によれば、シェアリングシステムの運営コストの低減に寄与することができる。しかも、このような構成によれば、一のモバイルバッテリが車体に取り付けられたままの状態で、一のモバイルバッテリとは異なる他のモバイルバッテリを所持するユーザに電動移動体10を貸し出す。この後、当該一のモバイルバッテリが当該ユーザによって取り外され、当該他のモバイルバッテリが当該ユーザによって車体に取り付けられ、当該電動移動体が当該ユーザによって利用される。この後、当該他のモバイルバッテリが車体に取り付けられたままの状態で、電動移動体の返却が受け付けられる。電動移動体が返却された後においてもモバイルバッテリから本体バッテリに電力を供給し得るため、このような構成によれば、本体バッテリの残量の低下をより抑制することが可能となる。本体バッテリの残量の低下をより抑制することが可能となるため、本体バッテリの交換等の頻度をより少なくすることが可能となる。本体バッテリの交換の頻度等をより少なくすることができるため、このような構成によれば、シェアリングシステムの運営コストの低減により寄与することができる。
前記管理部は、前記モバイルバッテリから前記本体バッテリへの電力の供給に対する報酬である電力供給報酬を、前記モバイルバッテリを前記電動移動体に取り付けた前記ユーザに対して付与するようにしてもよい。このような構成によれば、モバイルバッテリを車体に取り付けたユーザに対して電力供給報酬が付与されるため、モバイルバッテリを車体に取り付けることへのインセンティブを向上させ得る。
前記管理部は、前記モバイルバッテリから前記本体バッテリに供給された電力量に応じて前記電力供給報酬を決定するようにしてもよい。このような構成によれば、充分な電力量を供給することへのインセンティブを向上させ得る。
前記管理部は、前記モバイルバッテリが前記電動移動体に取り付けられていた時間である装着時間に応じて前記電力供給報酬を決定するようにしてもよい。
前記管理部は、前記モバイルバッテリの前記装着時間と、前記モバイルバッテリの健全性とに応じて前記電力供給報酬を決定するようにしてもよい。このような構成によれば、劣化していないモバイルバッテリを車体に取り付けることへのインセンティブを向上させ得る。
前記管理部は、前記モバイルバッテリの提供に対する報酬であるバッテリ提供報酬を、前記モバイルバッテリの所有者に付与するようにしてもよい。このような構成によれば、モバイルバッテリを提供することへのインセンティブを向上させ得る。
前記管理部は、前記モバイルバッテリが提供されていた時間である提供時間に応じて前記バッテリ提供報酬を決定するようにしてもよい。このような構成によれば、長期間に亘ってモバイルバッテリを提供することへのインセンティブを向上させ得る。
前記管理部は、前記モバイルバッテリの前記提供時間と、前記モバイルバッテリの健全性とに応じて前記バッテリ提供報酬を決定するようにしてもよい。このような構成によれば、劣化していないモバイルバッテリを提供することへのインセンティブを向上させ得る。
前記管理部は、前記モバイルバッテリの現在の位置を示す情報である現在位置情報を前記モバイルバッテリの所有者に通知するようにしてもよい。このような構成によれば、モバイルバッテリの所有者が、かかる情報に基づいて当該モバイルバッテリを回収し得る。
前記電動移動体は、前記車体に取り付けられた前記モバイルバッテリの前記バッテリ識別情報に基づいて施解錠を行う施解錠部(72)を更に備えるようにしてもよい。
シェアリング方法は、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリング方法は、一のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記一のモバイルバッテリとは異なる他の前記モバイルバッテリを所持する前記ユーザに前記電動移動体を管理部が貸し出すステップ(S11)と、前記他のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記電動移動体の返却を前記管理部が受け付けるステップ(S13)と、を有する。
シェアリングシステムは、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリングシステムは、ビーコン発信機(101)を備える前記モバイルバッテリと、前記ユーザによって携帯されるとともに前記ビーコン発信機から発信されるビーコンを受信する情報処理端末(26)と、を備え、前記情報処理端末は、前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になった場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行う通知部(174)を備える。このような構成によれば、モバイルバッテリの取り外し忘れの解消に寄与し得る。
シェアリング方法は、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリング方法は、前記モバイルバッテリに備えられたビーコン発信機から発信されるビーコンを前記ユーザによって携帯される情報処理端末が受信するステップ(S81)と、前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になったか否かを判定するステップ(S82)と、前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になった場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行うステップ(S83)と、を有する。
シェアリングシステムは、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリングシステムは、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が時間閾値以上であるか否かを判定するとともに、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであるか否かを判定し得る判定部(172)と、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであり、且つ、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が前記時間閾値以上である場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行う通知部と、を備える。このような構成によれば、モバイルバッテリの取り外し忘れの解消に寄与し得る。
シェアリング方法は、電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、前記電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、を備え、前記シェアリング方法は、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであるか否かを判定するステップ(S91)と、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が時間閾値以上であるか否かを判定するステップ(S92)と、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであり、且つ、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が前記時間閾値以上である場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行うステップ(S93)と、を有する。
10:電動移動体 12:シェアリングシステム
14:車体 15f:車輪
15r:後輪、車輪 16:駆動源
17:ハブ 18:バッテリ
19:スポーク 21:リム
22:ステーション 24:ネットワーク
26:情報処理端末 28:管理サーバ
29:管理センタ 30:管理機
38:ステーションロック機構
40:車体フレーム 42:ハンドル
43:操作入力部 44:サドル
46:バスケット 48:ヘッドパイプ
50:メインフレーム 52:シートパイプ
54:第1サブフレーム 56:第2サブフレーム
57:クランク軸 58:クランク
59A:トルクセンサ 59B:回転センサ
60:ペダル 62、70、86:ワンウェイクラッチ
64:合力装置 64a:フロントスプロケット
66:チェーン 68:リアスプロケット
72:施解錠部 74:シートポスト
76:アクチュエータ 78:ステアリング軸
80:フロントフォーク 82:グリップ
84:ブレーキレバー 88:減速機構
89、150、160:演算部 90:移動体制御装置
91、152、162:記憶部 92:ジャンクションボックス
96:ECU 97:通信装置
98、156、170:制御部 99:認証部
100A:本体バッテリ 100B:モバイルバッテリ
101:ビーコン発信機 104、112:バッテリホルダ
106:ロック装置 108:センサ
114:収納用筐体 116:スリット
118:コネクタ 120:電力ポート
122:離脱防止機構 122a:サイドアーム
122b:ロックバー 124:情報取得部
126:電圧変換部 128:DC/DCコンバータ
154、164:通信部 158:管理部
166:操作部 168、186:表示部
172:判定部 174:通知部
176:表示制御部

Claims (15)

  1. 電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、
    前記電動移動体は、
    車体と、
    前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、
    前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、
    前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、
    を備え、
    前記シェアリングシステムは、
    前記モバイルバッテリに付与された識別情報であるバッテリ識別情報を記憶する記憶部と、
    前記バッテリ識別情報に基づいて前記モバイルバッテリを管理するとともに、一の前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記一のモバイルバッテリとは異なる他の前記モバイルバッテリを所持する前記ユーザに前記電動移動体を貸し出し、前記他のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記電動移動体の返却を受け付ける管理部と、
    を備える、シェアリングシステム。
  2. 請求項1に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記管理部は、前記モバイルバッテリから前記本体バッテリへの電力の供給に対する報酬である電力供給報酬を、前記モバイルバッテリを前記電動移動体に取り付けた前記ユーザに対して付与する、シェアリングシステム。
  3. 請求項2に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記管理部は、前記モバイルバッテリから前記本体バッテリに供給された電力量に応じて前記電力供給報酬を決定する、シェアリングシステム。
  4. 請求項2に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記管理部は、前記モバイルバッテリが前記電動移動体に取り付けられていた時間である装着時間に応じて前記電力供給報酬を決定する、シェアリングシステム。
  5. 請求項4に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記管理部は、前記モバイルバッテリの前記装着時間と、前記モバイルバッテリの健全性とに応じて前記電力供給報酬を決定する、シェアリングシステム。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記管理部は、前記モバイルバッテリの提供に対する報酬であるバッテリ提供報酬を、前記モバイルバッテリの所有者に付与する、シェアリングシステム。
  7. 請求項6に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記管理部は、前記モバイルバッテリが提供されていた時間である提供時間に応じて前記バッテリ提供報酬を決定する、シェアリングシステム。
  8. 請求項7に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記管理部は、前記モバイルバッテリの前記提供時間と、前記モバイルバッテリの健全性とに応じて前記バッテリ提供報酬を決定する、シェアリングシステム。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記管理部は、前記モバイルバッテリの現在の位置を示す情報である現在位置情報を前記モバイルバッテリの所有者に通知する、シェアリングシステム。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載のシェアリングシステムにおいて、
    前記電動移動体は、前記車体に取り付けられた前記モバイルバッテリの前記バッテリ識別情報に基づいて施解錠を行う施解錠部を更に備える、シェアリングシステム。
  11. 電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、
    前記電動移動体は、
    車体と、
    前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、
    前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、
    前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、
    を備え、
    前記シェアリング方法は、
    一のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記一のモバイルバッテリとは異なる他の前記モバイルバッテリを所持する前記ユーザに前記電動移動体を管理部が貸し出すステップと、
    前記他のモバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままの状態で、前記電動移動体の返却を前記管理部が受け付けるステップと、
    を有する、シェアリング方法。
  12. 電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、
    前記電動移動体は、
    車体と、
    前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、
    前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、
    前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、
    を備え、
    前記シェアリングシステムは、
    ビーコン発信機を備える前記モバイルバッテリと、
    前記ユーザによって携帯されるとともに前記ビーコン発信機から発信されるビーコンを受信する情報処理端末と、
    を備え、
    前記情報処理端末は、前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になった場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行う通知部を備える、シェアリングシステム。
  13. 電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、
    前記電動移動体は、
    車体と、
    前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、
    前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、
    前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、
    を備え、
    前記シェアリング方法は、
    前記モバイルバッテリに備えられたビーコン発信機から発信されるビーコンを前記ユーザによって携帯される情報処理端末が受信するステップと、
    前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になったか否かを判定するステップと、
    前記情報処理端末における前記ビーコンの受信強度が強度閾値未満になった場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行うステップと、
    を有する、シェアリング方法。
  14. 電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリングシステムであって、
    前記電動移動体は、
    車体と、
    前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、
    前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、
    前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、
    を備え、
    前記シェアリングシステムは、
    前記電動移動体が走行を停止してからの時間が時間閾値以上であるか否かを判定するとともに、前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであるか否かを判定し得る判定部と、
    前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであり、且つ、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が前記時間閾値以上である場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行う通知部と、
    を備える、シェアリングシステム。
  15. 電動移動体が複数のユーザによってシェアされるシェアリング方法であって、
    前記電動移動体は、
    車体と、
    前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、
    前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給する本体バッテリと、
    前記ユーザによって前記車体に取り付けられるモバイルバッテリから供給される電力を前記本体バッテリに供給する制御部と、
    を備え、
    前記シェアリング方法は、
    前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであるか否かを判定するステップと、
    前記電動移動体が走行を停止してからの時間が時間閾値以上であるか否かを判定するステップと、
    前記モバイルバッテリが前記車体に取り付けられたままであり、且つ、前記電動移動体が走行を停止してからの時間が前記時間閾値以上である場合に、前記モバイルバッテリの取り外し忘れを示す通知を前記ユーザに対して行うステップと、
    を有する、シェアリング方法。
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