JP2022156095A - 電動移動体 - Google Patents

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Yusuke Ozaki
隆行 山本
Takayuki Yamamoto
正幸 幅口
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Abstract

【課題】シェアリングシステムの運営コストの低減等に寄与し得る電動移動体を提供する。【解決手段】電動移動体10は、車体14に備えられるとともに駆動源16に電力を供給し得る本体バッテリ100Aと、複数の入力端子119A、119Bを有するとともに、複数の入力端子のうちの少なくともいずれかに入力される電力を本体バッテリに供給し得るコネクタ118と、車体に備えられるとともに、一の入力端子119Aに一端が接続され、ユーザによって所持されるユーザバッテリ100Bが他端に接続可能であり、且つ、取り替え可能である備え付けケーブル130と、を備え、他の入力端子119Bには、ユーザによって所持されるユーザケーブル134の一端が接続可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、電動移動体に関する。
特許文献1には、フレームと、前輪と、後輪と、ハンドルと、サドルと、ペダルと、チェーンと、バッテリと、モータと、ブレーキとが備えらえた電動自転車が開示されている。
特開2020-50044号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような電動移動体をシェアリングに用いる場合には、以下のような課題が生ずる、即ち、シェアリングにおいては、電動移動体の使用頻度が高いため、故障等が生じやすく、また、バッテリ残量も低下しやすい。このため、特許文献1に記載された電動移動体をシェアリングに用いる場合には、点検作業のためのコスト、バッテリの交換作業のためのコスト等が多大となる。
本発明の目的は、シェアリングシステムの運営コストの低減等に寄与し得る電動移動体を提供することにある。
本発明の一態様による電動移動体は、車体と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給し得る本体バッテリと、複数の入力端子を有するとともに、前記複数の入力端子のうちの少なくともいずれかに入力される電力を前記本体バッテリに供給し得るコネクタと、前記車体に備えられるとともに、前記複数の入力端子のうちの一の入力端子に一端が接続され、ユーザによって所持されるユーザバッテリが他端に接続可能であり、且つ、取り替え可能である備え付けケーブルと、を備え、前記複数の入力端子のうちの他の入力端子には、前記ユーザによって所持されるユーザケーブルの一端が接続可能である。
本発明によれば、シェアリングシステムの運営コストの低減等に寄与し得る電動移動体を提供することができる。
一実施形態による情報提供システムを示すブロック図である。 一実施形態による電動移動体を示す側面図である。 一実施形態による電動移動体の一部を示すブロック図である。 一実施形態による電動移動体の一部を示す概略図である。 一実施形態による電動移動体の一部を示すブロック図である。 変形実施形態(その1)による電動移動体を示す側面図である。 変形実施形態(その2)による電動移動体を示す側面図である。
本発明による電動移動体について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
[一実施形態]
一実施形態による電動移動体について図1~図5を用いて説明する。図1は、本実施形態による情報提供システムを示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態による電動移動体10は、シェアリングシステム12において用いられ得る。電動移動体10としては、例えば電動自転車が挙げられ得る。電動移動体10は、本実施形態によるシェアリングシステム12を運営する事業者から各々の利用者(ユーザ)に貸し出され得る。また、電動移動体10は、複数のユーザ間で共有され得る。
シェアリングシステム12は、ステーション22、即ち、サイクルポートを含む。ステーション22は、シェアリングシステム12を運営する事業者によって設置され得る。複数のステーション22が、街中の様々な場所に設けられ得る。例えば、鉄道の駅の近隣地、幹線道路の近隣地、商業施設の近隣地等にステーション22が設けられ得るが、これに限定されるものではない。各々のステーション22には、複数の電動移動体10が駐車され得る。
ステーション22には、電動移動体10をロックするためのステーションロック機構38が備えられ得る。ステーションロック機構38の数は、当該ステーション22に配される電動移動体10の配置予定台数に応じて設定され得る。ステーションロック機構38がロックしている状態においては、当該ステーションロック機構38にロックされた電動移動体10は搬出不能である。電動移動体10をロックしていたステーションロック機構38のロックが解除されると、当該電動移動体10は搬出可能となる。なお、ステーションロック機構38がステーション22に備えられていなくてもよい。
ユーザは、シェアリングシステム12に対してユーザ登録を行い得る。即ち、ユーザに関する情報、即ち、ユーザ情報が、シェアリングシステム12に登録され得る。
シェアリングシステム12に登録したユーザは、電動移動体10の利用を申請し得る。ユーザは、電動移動体10の利用を申請した後、ステーション22に赴き、電動移動体10を受け取り得る。ユーザは、電動移動体10の利用が完了した後、当該電動移動体10をステーション22に返却し得る。返却先となるステーション22は、当該電動移動体10を受け取ったステーション22であってもよいし、当該電動移動体10を受け取ったステーション22とは異なるステーション22であってもよい。
シェアリングシステム12は、インターネット等のネットワーク24を利用したクライアントサーバ型のシステムによって構成され得る。シェアリングシステム12には、情報処理端末26と、管理サーバ28と、管理機30とが含まれ得るが、これに限定されるものではない。情報処理端末26と、管理サーバ28と、管理機30とは、ネットワーク24に接続され得る。
情報処理端末26は、ユーザによって所持され得る。情報処理端末26としては、例えば、携帯型の電子機器等が挙げられ得る。かかる携帯型の電子機器としては、例えばスマートフォン等が挙げられ得るが、これに限定されるものではない。情報処理端末26には、不図示のプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等が備えられ得る。また、情報処理端末26には、タッチパネル、スピーカ、マイク等の入出力部26aが更に備えられ得る。ユーザは、入出力部26aを介して当該情報処理端末26を操作し得る。情報処理端末26には、無線通信等を行い得る不図示の通信装置が備えられ得る。情報処理端末26は、当該情報処理端末26に備えられた通信装置と、ネットワーク24とを介して、シェアリングシステム12の管理サーバ28にアクセスし得る。なお、ユーザの情報処理端末26が、タブレット端末、ウェアラブル端末等であってもよい。また、ユーザの情報処理端末26が、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、ラップトップ型のパーソナルコンピュータ等であってもよい。
管理サーバ28は、シェアリングシステム12を運営する事業者の管理センタ29等に設置され得るが、これに限定されるものではない。管理サーバ28は、シェアリングシステム12のホストマシンとして機能し得る。管理サーバ28は、登録された複数のユーザの管理を行い得る。また、管理サーバ28は、複数の電動移動体10の管理を行い得る。管理サーバ28は、不図示のプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等を含むコンピュータによって構成され得る。なお、管理サーバ28は、複数のコンピュータが連携することによって実現されるようにしてもよい。
管理機30は、各々のステーション22に備えられ得る。管理機30は、当該ステーション22に配される電動移動体10を管理し得る。管理機30には、プロセッサ、メモリ、入出力インターフェース等を含むコンピュータが備えられ得る。また、管理機30には、通信モジュールが更に備えられ得る。管理機30は、ステーションロック機構38の動作を制御し得る。電動移動体10を貸し出す際には、当該電動移動体10をロックしていたステーションロック機構38のロックを所定時間だけ解除し得る。また、電動移動体10が返却された際には、ステーションロック機構38を制御することによって当該電動移動体10をロックし得る。管理機30は、ステーション22に配されている電動移動体10から供給される情報、即ち、移動体情報を取得し得る。かかる移動体情報には、当該電動移動体10の識別情報である移動体識別情報が含まれ得る。また、移動体情報には、後述する本体バッテリ100Aの残量、即ち、バッテリ残量等が含まれ得る。管理機30は、取得した移動体情報を管理サーバ28に送信し得る。
図2は、本実施形態による電動移動体を示す側面図である。図3は、一実施形態による電動移動体の一部を示すブロック図である。図3においては、信号の供給が破線を用いて示されており、駆動力の供給が実線を用いて示されており、電力の供給が一点鎖線を用いて示されている。
図2に示すように、電動移動体10には、車体14と、駆動源16とが備えられている。電動移動体10は、本体バッテリ100A等から供給される電力を用いて駆動源16を駆動させることで、アシスト走行等を行い得る。
車体14には、車体フレーム40と、ハンドル42と、サドル44とが更に備えられている。車体14には、2つの車輪15f、15rが更に備えられている。車輪一般について説明する際には、符号15を用い、個々の車輪について説明する際には、符号15f、15rを用いる。車輪15f、15rは、車体14の下部に取り付けられている。ここでは、車輪15f、即ち、前輪が非駆動輪であり、車輪15r、即ち、後輪が駆動輪である場合を例に説明するが、これに限定されるものではない。また、車体14には、バスケット46、即ち、前カゴが更に備えられている。バスケット46は、ハンドル42に対して前方に位置している。
車体フレーム40には、ヘッドパイプ48と、メインフレーム50と、シートパイプ52とが備えられている。ヘッドパイプ48は、車体フレーム40のうちの前部に備えられている。メインフレーム50は、ヘッドパイプ48から後方且つ下方に延在している。シートパイプ52は、メインフレーム50の後端から上方に向かって延在している。
車体フレーム40には、左右一対の第1サブフレーム54が更に備えられている。左右一対の第1サブフレーム54は、シートパイプ52の上部から後方且つ下方に向かって延在するとともに、後輪15rを支持する後輪支持部に連結されている。
車体フレーム40には、左右一対の第2サブフレーム56が更に備えられている。左右一対の第2サブフレーム56は、シートパイプ52の下部から後方に向かって延在するとともに、後輪支持部に連結されている。左右一対の第2サブフレーム56には、後輪15rの回転を制動する不図示の後輪用ブレーキが備えられ得る。
シートパイプ52には、上端部にサドル44が備えられたシートポスト74が装着され得る。また、シートパイプ52には、アクチュエータ76が備えられている。アクチュエータ76は、後述する本体バッテリ100A等から供給される電力を用いてシートポスト74を上下に変位させ得る。アクチュエータ76は、サドル44の高さ位置を調整する位置調整機構を構成している。
ヘッドパイプ48は、ステアリング軸78を回動自在に保持する。ステアリング軸78の上部には、ハンドル42が備えられている。ステアリング軸78には、下方に向かって延びる左右一対のフロントフォーク80が備えられている。前輪、即ち、車輪15fは、一対のフロントフォーク80の下端部の間に回転自在に軸支されている。一対のフロントフォーク80には、前輪、即ち、車輪15fの回転を制動する不図示の前輪用ブレーキが備えられている。
ハンドル42には、左右一対のグリップ82と、左右一対のブレーキレバー84とが備えられている。右側のブレーキレバー84がユーザによって操作されると、前輪用ブレーキが作動する。左側のブレーキレバー84がユーザによって操作されると、後述する後輪用ブレーキが作動する。電動移動体10には、各々のブレーキレバー84が操作されたか否かを検出する不図示のセンサが備えられている。
メインフレーム50とシートパイプ52とが連結されている部位、即ち、車体14の前後方向における略中間の部位には、クランク軸57が備えられている。左右一対のクランク58が、クランク軸57の両端に接続されている。即ち、左右一対のクランク58が、クランク軸57の両端から延出している。クランク58の延出端部には、左右一対のペダル60が備えられている。クランク軸57には、ワンウェイクラッチ62(図3参照)が備えられ得る。クランク58の回転力は、ワンウェイクラッチ62を介してクランク軸57に伝達され得る。換言すれば、ユーザの踏力、即ち、ユーザがペダル60を漕ぐ力は、ワンウェイクラッチ62を介してクランク軸57に伝達され得る。左右一対のペダル60が漕がれることによって、クランク58が回転し、これにより、クランク軸57が回転する。クランク軸57には、当該クランク軸57に加わるトルクを検出し得るトルクセンサ99A(図3参照)が備えられ得る。トルクセンサ99Aから出力される信号、即ち、クランク軸57に加わるトルクを示す信号は、後述するECU96に供給され得る。
クランク軸57には、フロントスプロケット64aが更に備えられ得る。クランク58の回転力は、ワンウェイクラッチ62(図3参照)及びクランク軸57を介して、フロントスプロケット64aに伝達され得る。フロントスプロケット64aは、クランク58の回転力と、駆動源16の回転力とを合成する合力装置64(図3参照)の一部を構成している。
駆動源16は、クランク軸57の近傍に備えられ得る。駆動源16としては、例えば、モータが用いられ得る。モータは、ブラシ付きモータであってもよいし、ブラシレスモータであってもよい。駆動源16の回転軸は、ワンウェイクラッチ86(図3参照)に接続され得る。ワンウェイクラッチ86は、減速機構88(図3参照)にギア接続され得る。減速機構88は、合力装置64に備えられた不図示のアシストスプロケットに接続され得る。アシストスプロケットの回転力、即ち、駆動源16の回転力と、クランク軸57の回転力とが、合力装置64によって合成され得る。
後輪15rには、リアスプロケット68が備えられている。フロントスプロケット64aと、リアスプロケット68とには、チェーン66が係合されている。合力装置64によって合成された回転力、即ち、フロントスプロケット64aの回転力は、チェーン66を介して、リアスプロケット68に伝達され得る。こうして、リアスプロケット68が回転され得る。リアスプロケット68は、ワンウェイクラッチ70(図3参照)を介して後輪15rに接続されている。後輪15rは、リアスプロケット68の回転に応じて回転し得る。後輪15rには、後輪15rの回転を検出し得る回転センサ99B(図3参照)が備えられている。回転センサ99Bから出力される信号、即ち、後輪15rの回転を示す信号は、ECU96に供給され得る。
なお、駆動源16が、インホイールモータ、即ち、ハブモータによって構成されるようにしてもよい。インホイールモータは、車輪の軸部、即ち、ハブに装備されるモータのことである。駆動源16がインホイールモータによって構成される場合、当該駆動源16は、例えば、後輪15rのハブ17、即ち、軸部に備えられ得る。インホイールモータの不図示のステータは、例えば、左右一対の第1サブフレーム54の間及び左右一対の第2サブフレーム56の間に固定され得る。後輪15rのリム21は、スポーク19を介してインホイールモータの不図示のロータに固定され得る。後輪15rは、駆動源16を介して回転自在に軸支され得る。駆動源16がインホイールモータによって構成される場合には、後輪15rが駆動源16によって直接回転され得る。即ち、かかる場合、駆動源16の回転力は、後輪15rに直接伝達され得る。
車体14には、当該車体14に対する施解錠を行い得るロック機構72、即ち、車体ロック機構が更に備えられ得る。ロック機構72は、例えば、第1サブフレーム54に備えられ得るが、これに限定されるものではない。ロック機構72を施錠状態に設定すると、ロック機構72は、後輪15rの回転を規制し得る。一方、ロック機構72を解錠状態に設定すると、ロック機構72は、後輪15rの回転を許容し得る。このように、ロック機構72は、車体14に対する施解錠を行い得る。ロック機構72としては、例えば、スマートロック機構等が用いられ得るが、これに限定されるものではない。スマートロック機構は、ユーザが所持するスマートフォン等から供給される制御信号等に基づいて施解錠を行い得る。
電動移動体10には、移動体制御装置90が更に備えられている。移動体制御装置90は、例えば、左右一対の第2サブフレーム56の間に設けられ得るが、これに限定されるものではない。
電動移動体10には、本体バッテリ100Aが更に備えられ得る。また、電動移動体10には、ユーザバッテリ100Bが接続され得る。バッテリ一般について説明する際には、符号100を用い、個々のバッテリについて説明する際には、符号100A、100Bを用いる。本体バッテリ100Aは、シェアリングシステム12の事業者によって車体14に予め取り付けられるバッテリである。ユーザバッテリ100Bは、ユーザによって電動移動体10に接続され得るバッテリである。ユーザバッテリ100Bは、電動移動体10が利用される際に当該電動移動体10に接続され得る。
本体バッテリ100Aとしては、比較的大容量のバッテリが用いられ得る。本体バッテリ100Aは比較的大容量であるため、本体バッテリ100Aの質量は比較的大きい。本体バッテリ100Aは、シェアリングシステム12を提供する事業者の作業員等によって交換又は充電され得る。本体バッテリ100Aの出力電圧は、例えば20V以上であることが好ましいが、これに限定されるものではない。また、本体バッテリ100Aの容量は、例えば8Ah以上であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
本体バッテリ100Aは、例えば、シートパイプ52と後輪15rとの間の部位に装着され得る。より具体的には、本体バッテリ100Aは、シートパイプ52の長手方向に沿うような姿勢で固定され得る。電動移動体10には、バッテリホルダ104が備えられ得る。バッテリホルダ104は、左右一対の第1サブフレーム54の間及び左右一対の第2サブフレーム56の間に設けられ得る。本体バッテリ100Aは、バッテリホルダ104に着脱可能に装着され得る。電動移動体10には、バッテリホルダ104に装着された本体バッテリ100Aをロックするロック装置106が更に備えられ得る。ロック装置106は、シートパイプ52又は第1サブフレーム54に備えられ得る。
バッテリホルダ104には、センサ108、例えば電圧センサ等が備えられている。センサ108は、本体バッテリ100Aの状態を検出するためのものである。センサ108によって取得された情報は、ECU96に供給され得る。
ユーザバッテリ100Bは、本体バッテリ100Aよりも小型のバッテリである。このため、ユーザバッテリ100Bの容量は、本体バッテリ100Aの容量よりも小さい。また、ユーザバッテリ100Bの質量は、本体バッテリ100Aの質量よりも小さい。ユーザバッテリ100Bの容量は、例えば2Ah以上であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
例えば、ユーザが所有するモバイルバッテリ110(図1参照)が、ユーザバッテリ100Bとして用いられ得る。モバイルバッテリ110は、ユーザの情報処理端末26(図1参照)を充電するために用いることもできるし、電動移動体10に接続して用いることもできる。ユーザバッテリ100Bの側周面には、電力を出力することが可能な電力ポート120(図1参照)が備えられ得る。
ユーザバッテリ100Bは、ユーザが所有するモバイルバッテリ110に限定されるものではない。ユーザが借り受けるシェアバッテリが、ユーザバッテリ100Bとして用いられるようにしてもよい。シェアバッテリは、不図示のバッテリステーションにおいて充電され得るが、これに限定されるものではない。ユーザが所有する不図示の充電機器によってシェアバッテリが充電されてもよい。
電動移動体10には、バッテリホルダ112が更に備えられ得る。バッテリホルダ112は、例えばヘッドパイプ48の後ろ側に備えられ得るが、これに限定されるものではない。バッテリホルダ112は、例えば、小型のカゴ等によって構成され得るが、これに限定されるものではない。バッテリホルダ112には、ユーザバッテリ100Bが収納され得る。バッテリホルダ112がカゴ等によって構成されている場合、ユーザバッテリ100Bは、当該バッテリホルダ112の上側から挿入され得る。なお、ユーザバッテリ100Bは、バッテリホルダ112に収納されなくてもよい。後述するように、ユーザが所持する接続ケーブルであるユーザケーブル134を用いてユーザバッテリ100Bが電動移動体10に接続されるとともに、当該ユーザバッテリ100Bが例えばバスケット46内等に収納される場合もある。
電動移動体10には、ユーザバッテリ100Bが電気的に接続され得るコネクタ118が備えられ得る。コネクタ118は、例えば、バッテリホルダ112の近傍に備えられ得るが、これに限定されるものではない。コネクタ118は、例えばUSB規格に準拠しているが、これに限定されるものではない。
図4は、本実施形態による電動移動体の一部を示す概略図である。図4に示すように、コネクタ118には、複数の開口が複数の入力端子119A、119Bが備えられている。入力端子一般について説明する際には、符号119を用い、個々の入力端子について説明する際には、符号119A、119Bを用いる。入力端子119は、例えば、レセプタクルであるが、これに限定されるものではない。より具体的には、入力端子119は、USB Type-Cに準拠したレセプタクルであるが、これに限定されるものではない。入力端子119は、USB Type-Aに準拠したレセプタクル等であってもよい。なお、図4においては、レセプタクルが“F”で示されており、プラグが“M”で示されている。コネクタ118は、複数の入力端子119のうちの少なくともいずれかに入力される電力を、本体バッテリ100Aに供給し得る。
なお、不図示の複数の部分コネクタを組み合わせることによってコネクタ118が構成されていてもよい。この場合には、複数の部分コネクタの各々に入力端子119が備えられ得る。このように、複数の部分コネクタを含むコネクタモジュールによってコネクタ118が構成されていてもよい。
車体14には、接続ケーブル130が備え付けられている。接続ケーブル130は、備え付けケーブルとも称され得る。備え付けケーブル130は、故障、汚損等が生じた際には、他の接続ケーブルに取り替えられ得る。コネクタ118の入力端子119A、即ち、一の入力端子には、備え付けケーブル130の一端が接続されている。より具体的には、入力端子119Aには、備え付けケーブル130の一端に備えられたプラグ132Aが挿入されている。コネクタ118がUSB規格に準拠している場合、USB規格に準拠した接続ケーブル130が接続され得る。より具体的には、コネクタ118の入力端子119AがUSB Type-Cに準拠している場合、USB Type-Cに準拠したプラグ132Aを備える接続ケーブル130が接続され得る。コネクタ118の入力端子119AがUSB Type-Aに準拠している場合、USB Type-Aに準拠したプラグ132Aを備える接続ケーブル130が接続され得る。
接続ケーブル130の他端には、ユーザバッテリ100Bが接続され得る。より具体的には、接続ケーブル130の他端に備えられたプラグ132Bが、ユーザバッテリ100Bに備えられた電力ポート120、即ち、レセプタクルに接続され得る。接続ケーブル130に備えられたプラグ132Bが例えばUSB Type-Cに準拠している場合、USB Type-Cに準拠した電力ポート120、即ち、レセプタクルが備えられたユーザバッテリ100Bが当該接続ケーブル130に接続され得る。接続ケーブル130に備えられたプラグ132Bが例えばUSB Type-Aに準拠している場合、USB Type-Aに準拠した電力ポート120、即ち、レセプタクルが備えられたユーザバッテリ100Bが当該接続ケーブル130に接続され得る。接続ケーブル130の他端がユーザバッテリ100Bに接続された場合には、ユーザバッテリ100Bから接続ケーブル130を介して入力端子119Aに電力が入力され得る。即ち、接続ケーブル130に備えられたプラグ132Bがユーザバッテリ100Bに備えられた電力ポート120、即ち、レセプタクルに装着された場合、ユーザバッテリ100Bから接続ケーブル130を介して入力端子119Aに電力が入力され得る。
接続ケーブル130の他端がユーザバッテリ100Bに接続された状態で当該ユーザバッテリ100Bをバッテリホルダ112内に収納し得るように、接続ケーブル130がある程度の長さに設定されている。このため、接続ケーブル130の他端がユーザバッテリ100Bに接続されている状態で、当該ユーザバッテリ100Bがバッテリホルダ112内に収納され得る。
バッテリホルダ112には、ユーザバッテリ100Bを収納可能な収納ケース113が備えられ得る。ユーザバッテリ100Bは、収納ケース113に収納された状態でバッテリホルダ112に保持され得る。収納ケース113には、不図示の緩衝部材が備えられていることが好ましい。収納ケース113に緩衝部材が備えられている場合には、ユーザバッテリ100Bに加わる振動が抑制され得る。また、収納ケース113は、防水性を有する素材によって形成されることが好ましい。防水性を有する素材によって収納ケース113が形成されている場合には、雨滴等による水分がユーザバッテリ100Bに達することが抑制され得る。
収納ケース113には、固定具115が備えられ得る。固定具115は、ワイヤ115A等によって収納ケース113に接続され得る。固定具115としては、例えばカラビナ等が用いられ得るが、これに限定されるものではない。収納ケース113は、固定具115によってバッテリホルダ112に固定され得る。収納ケース113が固定具115によってバッテリホルダ112に固定されている場合には、ユーザバッテリ100Bの落下等を防止することが可能である。
コネクタ118の入力端子119B、即ち、他の入力端子には、ユーザによって所持される接続ケーブル134の一端が接続され得る。より具体的には、入力端子119Bには、接続ケーブル134の一端に備えられたプラグ136Aが挿入され得る。ユーザによって所持される接続ケーブル134は、ユーザケーブルとも称され得る。コネクタ118がUSB規格に準拠している場合、USB規格に準拠した接続ケーブル134が接続され得る。より具体的には、コネクタ118の入力端子119BがUSB Type-Cに準拠している場合、USB Type-Cに準拠したプラグ136Aを備える接続ケーブル134が入力端子119Bに接続され得る。コネクタ118の入力端子119BがUSB Type-Aに準拠している場合、USB Type-Aに準拠したプラグ136Aを備える接続ケーブル134が入力端子119Bに接続され得る。
接続ケーブル134の他端には、ユーザバッテリ100Bが着脱され得る。より具体的には、接続ケーブル134の他端に備えられたプラグ136Bが、ユーザバッテリ100Bに備えられた電力ポート120、即ち、レセプタクルに着脱され得る。接続ケーブル134に備えられたプラグ136Bが例えばUSB Type-Cに準拠している場合、USB Type-Cに準拠した電力ポート120、即ち、レセプタクルが備えられたユーザバッテリ100Bが当該接続ケーブル134に着脱され得る。接続ケーブル130に備えられたプラグ136Bが例えばUSB Type-Aに準拠している場合、USB Type-Aに準拠した電力ポート120が備えられたユーザバッテリ100Bが当該接続ケーブル134に着脱され得る。接続ケーブル134の他端がユーザバッテリ100Bに接続された場合には、ユーザバッテリ100Bから接続ケーブル134を介して入力端子119Bに電力が入力され得る。即ち、接続ケーブル134に備えられたプラグ136Bがユーザバッテリ100Bに備えられた電力ポート120に装着された場合、ユーザバッテリ100Bから接続ケーブル134を介して入力端子119Bに電力が入力され得る。
複数のユーザバッテリ100Bをユーザが所持している場合には、複数のユーザバッテリ100Bをコネクタ118に接続することが可能である。即ち、複数のユーザバッテリ100Bのうちの一のユーザバッテリ100Bを接続ケーブル130の他端に接続し、複数のユーザバッテリ100Bのうちの他のユーザバッテリ100Bを接続ケーブル134の他端に接続してもよい。この場合には、複数のユーザバッテリ100Bの各々から入力端子119A、119Bに電力が入力され得る。
なお、入力端子119Aと、入力端子119Bとが、異なる形状の入力端子であってもよい。例えば、入力端子119AがUSB Type-Aに準拠する一方、入力端子119BがUSB Type-Cに準拠していてもよい。また、入力端子119AがUSB Type-Cに準拠する一方、入力端子119BがUSB Type-Aに準拠していてもよい。
また、2つの入力端子119がコネクタ118に備えられている場合の例が図2には示されているが、これに限定されるものではない。3つ以上の入力端子119がコネクタ118に備えられていてもよい。
上述したように、車体14には、バスケット46、即ち、前カゴが備えられている。バスケット46には、ユーザによって所持されるバッグ117が収納され得る。ユーザバッテリ100Bは、接続ケーブル134の他端が接続された状態でバッグ117内に収納され得る。図2に示すように、コネクタ118は、バスケット46の近傍に配されている。このため、バスケット46内に収納されたバッグ117内に収納されているユーザバッテリ100Bに接続ケーブル134の他端が接続されている状態で、当該接続ケーブル134の一端、即ち、プラグ136Aがコネクタ118の入力端子119Bに接続され得る。
図2に示すように、例えばヘッドパイプ48内には、電圧変換部126が備えられ得る。電圧変換部126が備えられているため、電圧変換部126が備えられた部位においては、ヘッドパイプ48は車体14の前後方向及び幅方向において厚みを有している。電圧変換部126は、コネクタ118の下方に位置している。電圧変換部126には、DC/DCコンバータ128(図5参照)が備えられ得る。電圧変換部126は、ユーザバッテリ100Bから出力される電圧を昇圧し得る。また、電圧変換部126に、電圧を降圧する機能が更に備えられていてもよい。電圧変換部126は、ユーザバッテリ100Bとジャンクションボックス92(図5参照)との間の給電経路上に位置し得る。
図5は、本実施形態による電動移動体の一部を示すブロック図である。図5においては、信号線が破線を用いて示されている。なお、煩雑さを回避するために、多数の信号線のうちの一部の信号線のみが図5には示されている。また、図5においては、電力線等の配線が実線を用いて示されている。
図5に示すように、移動体制御装置90には、ジャンクションボックス92と、PCU(Power Control Unit)94と、ECU96とが備えられている。
ジャンクションボックス92は、配電経路を切り替えるためのものである。ジャンクションボックス92には、複数の配線、即ち、ワイヤハーネスが接続されている。ジャンクションボックス92は、配線を介して本体バッテリ100Aに接続されている。また、ジャンクションボックス92は、配線を介して電圧変換部126に接続されている。また、ジャンクションボックス92は、配線を介してPCU94に接続されている。
ECU96には、例えば、演算部(処理部)89と、記憶部91と、不図示の入出力インターフェースとが備えられている。演算部89は、例えば、CPU(Central Processing Unit)のプロセッサ(processor)、即ち、処理回路(processing circuitry)によって構成され得る。演算部89には、制御部98が備えられている。制御部98は、記憶部91に記憶されているプログラムが演算部89によって実行されることによって実現され得る。なお、制御部98の少なくとも一部が、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の集積回路によって実現されるようにしてもよい。また、制御部98の少なくとも一部が、ディスクリートデバイスを含む電子回路によって構成されるようにしてもよい。
記憶部91は、不図示の揮発性メモリと、不図示の不揮発性メモリとによって構成され得る。揮発性メモリとしては、例えばRAM(Random Access Memory)等が挙げられ得る。不揮発性メモリとしては、例えばROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等が挙げられ得る。データ等が、例えば揮発性メモリに記憶され得る。プログラム、テーブル、マップ等が、例えば不揮発性メモリに記憶され得る。記憶部91の少なくとも一部が、上述したようなプロセッサ、集積回路等に備えられていてもよい。
制御部98は、ジャンクションボックス92、PCU94等を制御し得る。制御部98は、ジャンクションボックス92を制御することによって、配電経路を切り替え得る。制御部98は、ユーザバッテリ100B等から出力される電力を用いて駆動源16を作動させる制御を行い得る。また、制御部98は、ユーザバッテリ100Bから出力される電力を用いて、本体バッテリ100Aに対する充電を行う制御を行い得る。また、制御部98は、ユーザバッテリ100Bから出力される電力と、本体バッテリ100Aから出力される電力とのいずれをも用いて駆動源16を作動させる制御を行い得る。また、制御部98は、ユーザバッテリ100Bから出力される電力が本体バッテリ100Aから出力される電力よりも優先的に利用されるように、制御を行い得る。具体的には、電圧変換部126から出力される電圧が本体バッテリ100Aから出力される電圧より高くなるように電圧変換部126を制御することによって、ユーザバッテリ100Bから出力される電力が優先的に利用され得る。
制御部98は、センサ108から供給される情報に基づいて、本体バッテリ100Aの残量、即ち、バッテリ残量を算出し得る。なお、本体バッテリ100Aの残量を検出する機能が当該本体バッテリ100Aに備えられていてもよい。この場合には、本体バッテリ100Aの残量を示す情報が、ECU96に供給され得る。制御部98は、本体バッテリ100Aの残量に基づいて、配電経路を適宜切り替え得る。制御部98は、ユーザバッテリ100Bから出力される電力を用いて本体バッテリ100Aに対する充電を行い得る。制御部98は、本体バッテリ100Aの残量を示す情報を、管理機30、管理サーバ28等に、後述する通信装置97を介して送信し得る。
PCU94は、ジャンクションボックス92を介して供給される直流電力を交流電力に変換して駆動源16に供給し得る。かかる交流電力は、例えば3相交流電力であるが、これに限定されるものではない。なお、駆動源16が直流モータである場合には、直流電力がPCU94から駆動源16に供給され得る。ECU96に備えられた制御部98は、トルクセンサ99A(図3参照)から供給される信号と、回転センサ99B(図3参照)から供給される信号とに基づいて、駆動源16に供給される電力を調整し得る。
図3に示すように、ユーザの踏力は、ペダル60、クランク58、ワンウェイクラッチ62、クランク軸57、合力装置64、チェーン66、リアスプロケット68、ワンウェイクラッチ70、後輪15rの順に伝達され得る。また、バッテリ18の電力がPCU94から駆動源16に供給されることによって、駆動源16が回転され得る。駆動源16の回転力は、ワンウェイクラッチ86、減速機構88、合力装置64、チェーン66、リアスプロケット68、ワンウェイクラッチ70、後輪15rの順に伝達され得る。ユーザの踏力が、駆動源16の駆動力によって補助されることによって、ユーザは、電動移動体10を快適に走行させ得る。
電動移動体10には、通信装置97が更に備えられ得る。通信装置97は、ネットワーク24に接続可能である。通信装置97は、近距離無線通信を行い得る。また、通信装置97は、携帯電話網を用いた通信を行い得てもよい。制御部98は、通信装置97を用いて通信を行い得る。制御部98は、電動移動体10がユーザによって使用されている際に、管理サーバ28、管理機30等との間で通信を行い得る。また、制御部98は、電動移動体10がステーション22に配されている際等においても、管理サーバ28、管理機30等との間で通信を行い得る。
電動移動体10は、GNSS等の不図示の測位システムが更に備えられ得る。測位システムは、電動移動体10の現在の位置を定期的に観測し得る。制御部98は、電動移動体10の現在の位置を示す情報を、通信装置97を介して管理サーバ28、管理機30等に送信し得る。
電動移動体10には、操作入力部43(図2参照)が更に備えられ得る。操作入力部43は、例えば、ハンドル42の幅方向中央部に備えられ得る。操作入力部43には、不図示の電源ボタンが備えられ得る。ユーザは、電源ボタンを操作することにより、電動移動体10の電源のオン/オフを行い得る。操作入力部43には、不図示のプロセッサ、メモリ、入出力インターフェース、タッチパネル、通信モジュール等が備えられ得る。操作入力部43は、例えば、通信モジュールを用いて通信を行い得る。具体的には、操作入力部43は、制御部98との間で通信を行い得る。また、操作入力部43は、管理サーバ28、管理機30等との間で通信を行い得る。表示画面、即ち、タッチパネルに表示される操作画面には、ECU96から供給される情報が表示され得る。また、かかる表示画面には、管理サーバ28、管理機30等から供給される情報が表示され得る。ユーザは、タッチパネルに表示された操作画面を介して種々の入力を行い得る。なお、操作入力部43とECU96とが配線によって接続されていてもよい。この場合には、操作入力部43とECU96とが配線を介して情報の送受信を行い得る。
ユーザは、電動移動体10を利用したい場合には、情報処理端末26を介して利用の申請を行う。利用の申請がユーザによって行われた場合、管理サーバ28は、当該ユーザが受け取る予定の電動移動体10に関する情報をユーザに通知する。かかる情報には、当該電動移動体10が配されているステーション22の名称、当該電動移動体10をロックしているステーションロック機構38の管理番号、当該電動移動体10の管理番号等が含まれ得る。ユーザは、例えば、当該ユーザが所持しているスマートフォン等を操作することによって、当該電動移動体10をロックしているステーションロック機構38を解錠し得る。ユーザは、電動移動体10を利用する際には、当該ユーザが所持するユーザバッテリ100Bを、接続ケーブル130又は接続ケーブル134を介して電動移動体10に接続する。
このように、本実施形態では、複数の入力端子119A、119Bを有するとともに、複数の入力端子119A、119Bのうちの少なくともいずれかに入力される電力を本体バッテリ100Aに供給し得るコネクタ118が、車体14に備えられている。一の入力端子119Aに一端が接続され、ユーザによって所持されるユーザバッテリ100Bが他端に接続可能であり、且つ、取り替え可能である備え付けケーブル130が車体14に更に備えられている。他の入力端子119Bには、ユーザによって所持されるユーザケーブル134の一端が接続可能である。本実施形態によれば、ユーザバッテリ100Bから本体バッテリ100Aに電力を供給し得るため、本体バッテリ100Aの残量の低下を抑制することができ、ひいては、本体バッテリ100Aの交換等の頻度を少なくすることができる。車体14に対する点検の頻度、本体バッテリ100Aの交換の頻度等を少なくすることができるため、本実施形態によれば、シェアリングシステム12の運営コストの低減に寄与することができる。しかも、本実施形態によれば、備え付けケーブル130が取り替え可能であるため、メンテナンスコストの低減に寄与し得る。しかも、本実施形態によれば、ユーザによって所持されるユーザケーブル134が他の入力端子119Bに接続され得るため、様々なユーザバッテリ100Bに対応し得る。
[変形実施形態]
本発明についての好適な実施形態を上述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。
例えば、上記実施形態では、コネクタ118がバスケット46の近傍に備えられている場合を例に説明したが、これに限定されるものではない。図6は、変形実施形態(その1)による電動移動体を示す側面図である。図6に示すように、サドル44の近傍にコネクタ118、バッテリホルダ112及び電圧変換部126が備えられていてもよい。このような構成によれば、ユーザの便宜に資することができる。図7は、変形実施形態(その2)による電動移動体を示す側面図である。図7に示すように、ロック機構72の近傍にコネクタ118、バッテリホルダ112及び電圧変換部126が備えられていてもよい。このような構成によっても、ユーザの便宜に資することができる。
上記実施形態をまとめると以下のようになる。
電動移動体(10)は、車体(14)と、前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源(16)と、前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給し得る本体バッテリ(100A)と、複数の入力端子(119A、119B)を有するとともに、前記複数の入力端子のうちの少なくともいずれかに入力される電力を前記本体バッテリに供給し得るコネクタ(118)と、前記車体に備えられるとともに、前記複数の入力端子のうちの一の入力端子(119A)に一端が接続され、ユーザによって所持されるユーザバッテリ(100B)が他端に接続可能であり、且つ、取り替え可能である備え付けケーブル(130)と、を備え、前記複数の入力端子のうちの他の入力端子(119B)には、前記ユーザによって所持されるユーザケーブル(134)の一端が接続可能である。このような構成によれば、ユーザバッテリから本体バッテリに電力を供給し得るため、本体バッテリの残量の低下を抑制することができ、ひいては、本体バッテリの交換等の頻度を少なくすることができる。車体に対する点検の頻度、本体バッテリの交換の頻度等を少なくすることができるため、このような構成によれば、シェアリングシステムの運営コストの低減に寄与することができる。しかも、このような構成によれば、備え付けケーブルが取り替え可能であるため、メンテナンスコストの低減に寄与し得る。しかも、このような構成によれば、ユーザによって所持されるユーザケーブルが他の入力端子に接続され得るため、様々なユーザバッテリに対応し得る。
前記備え付けケーブルの前記他端に前記ユーザバッテリが接続されている状態で前記ユーザバッテリを保持し得るバッテリホルダ(112)を更に備えるようにしてもよい。このような構成によれば、ユーザバッテリを良好に保持することができる。
前記ユーザバッテリを収納可能な収納ケース(113)を更に備え、前記ユーザバッテリは、前記収納ケースに収納された状態で前記バッテリホルダに保持され得るようにしてもよい。このような構成によれば、収納ケースによってユーザバッテリが保護され得る。
前記収納ケースには、固定具(115)が備えられ、前記収納ケースは、前記固定具によって前記バッテリホルダに固定され得るようにしてもよい。このような構成によれば、ユーザバッテリの落下等を防止し得る。
前記コネクタは、USB規格に準拠しているようにしてもよい。
前記コネクタと前記本体バッテリとの間に備えられたDC/DCコンバータ(128)を更に備えるようにしてもよい。
前記車体には、前記ユーザによって所持されるバッグ(117)が収納され得るバスケット(46)が備えられ、前記コネクタは、前記バスケットの近傍に配されているようにしてもよい。
前記ユーザバッテリは、前記バッグ内に収納された状態で前記バスケット内に収納され得るようにしてもよい。このような構成によれば、バッグによってユーザバッテリが保護され得る。また、このような構成によれば、ユーザがユーザバッテリをバッグから取り出す手間を省き得る。
前記車体には、サドル(44)が備えられ、前記コネクタは、前記サドルの近傍に配されているようにしてもよい。このような構成によれば、ユーザの便宜に資することができる。
前記車体には、前記車体に対する施解錠を行い得るロック機構(72)が備えられ、前記コネクタは、前記ロック機構の近傍に配されているようにしてもよい。このような構成によれば、ユーザの便宜に資することができる。
前記ユーザバッテリは、前記ユーザが所持するモバイルバッテリ(110)、又は、前記ユーザが借り受けるシェアバッテリであるようにしてもよい。
10:電動移動体 12:シェアリングシステム
14:車体 15f、15r:車輪
16:駆動源 17:ハブ
18:バッテリ 19:スポーク
21:リム 22:ステーション
24:ネットワーク 26:情報処理端末
26a:入出力部 28:管理サーバ
29:管理センタ 30:管理機
38:ステーションロック機構 40:車体フレーム
42:ハンドル 43:操作入力部
44:サドル 46:バスケット
48:ヘッドパイプ 50:メインフレーム
52:シートパイプ 54:第1サブフレーム
56:第2サブフレーム 57:クランク軸
58:クランク 60:ペダル
62、70、86:ワンウェイクラッチ
64:合力装置 64a:フロントスプロケット
66:チェーン 68:リアスプロケット
72:ロック機構 74:シートポスト
76:アクチュエータ 78:ステアリング軸
80:フロントフォーク 82:グリップ
84:ブレーキレバー 88:減速機構
89:演算部 90:移動体制御装置
91:記憶部 92:ジャンクションボックス
96:ECU 97:通信装置
98:制御部 99A:トルクセンサ
99B:回転センサ 100A:本体バッテリ
100B:ユーザバッテリ 104、112:バッテリホルダ
106:ロック装置 108:センサ
110:モバイルバッテリ 113:収納ケース
115:固定具 115A:ワイヤ
117:バッグ 118:コネクタ
119A、119B:入力端子 120:電力ポート
126:電圧変換部 128:DC/DCコンバータ
130:接続ケーブル、備え付けケーブル
134:接続ケーブル、ユーザケーブル
132A、132B、136A、136B:プラグ

Claims (11)

  1. 車体と、
    前記車体を駆動するための駆動力を出力する駆動源と、
    前記車体に備えられるとともに前記駆動源に電力を供給し得る本体バッテリと、
    複数の入力端子を有するとともに、前記複数の入力端子のうちの少なくともいずれかに入力される電力を前記本体バッテリに供給し得るコネクタと、
    前記車体に備えられるとともに、前記複数の入力端子のうちの一の入力端子に一端が接続され、ユーザによって所持されるユーザバッテリが他端に接続可能であり、且つ、取り替え可能である備え付けケーブルと、
    を備え、
    前記複数の入力端子のうちの他の入力端子には、前記ユーザによって所持されるユーザケーブルの一端が接続可能である、電動移動体。
  2. 請求項1に記載の電動移動体において、
    前記備え付けケーブルの前記他端に前記ユーザバッテリが接続されている状態で前記ユーザバッテリを保持し得るバッテリホルダを更に備える、電動移動体。
  3. 請求項2に記載の電動移動体において、
    前記ユーザバッテリを収納可能な収納ケースを更に備え、
    前記ユーザバッテリは、前記収納ケースに収納された状態で前記バッテリホルダに保持され得る、電動移動体。
  4. 請求項3に記載の電動移動体において、
    前記収納ケースには、固定具が備えられ、
    前記収納ケースは、前記固定具によって前記バッテリホルダに固定され得る、電動移動体。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の電動移動体において、
    前記コネクタは、USB規格に準拠している、電動移動体。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の電動移動体において、
    前記コネクタと前記本体バッテリとの間に備えられたDC/DCコンバータを更に備える、電動移動体。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電動移動体において、
    前記車体には、前記ユーザによって所持されるバッグが収納され得るバスケットが備えられ、
    前記コネクタは、前記バスケットの近傍に配されている、電動移動体。
  8. 請求項7に記載の電動移動体において、
    前記ユーザバッテリは、前記バッグ内に収納された状態で前記バスケット内に収納され得る、電動移動体。
  9. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電動移動体において、
    前記車体には、サドルが備えられ、
    前記コネクタは、前記サドルの近傍に配されている、電動移動体。
  10. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電動移動体において、
    前記車体には、前記車体に対する施解錠を行い得るロック機構が備えられ、
    前記コネクタは、前記ロック機構の近傍に配されている、電動移動体。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の電動移動体において、
    前記ユーザバッテリは、前記ユーザが所持するモバイルバッテリ、又は、前記ユーザが借り受けるシェアバッテリである、電動移動体。
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