JP2022155380A - 電波吸収体、電波吸収体用積層体、及び電波吸収体用積層体の製造方法 - Google Patents

電波吸収体、電波吸収体用積層体、及び電波吸収体用積層体の製造方法 Download PDF

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恵梨 上田
Eri Ueda
奨 芝原
Sho Shibahara
基希 拝師
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Abstract

【課題】高温高湿環境における高耐久性の観点から有利な電波吸収体を提供する。【解決手段】電波吸収体1aは、抵抗層10と、反射体30と、誘電体層20とを備える。反射体30は、電波を反射する。誘電体層20は、抵抗層10の厚み方向において抵抗層10と反射体30との間に配置されている。誘電体層20は、樹脂含有層21を有する。樹脂含有層21は、抵抗層10と接触し、かつ、特定の樹脂成分を含有している。抵抗層10を誘電体層20から剥離したときに特定の樹脂成分を含有している残存層が抵抗層10上に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、電波吸収体、電波吸収体用積層体、及び電波吸収体用積層体の製造方法に関する。
従来、抵抗層と電波反射体との間に誘電体層を備えた電波吸収体が知られている。
例えば、特許文献1には、抵抗膜と、電波反射体と、誘電体層とを備えた電波吸収体が記載されている。抵抗膜は、カーボンナノチューブ等の極細導電繊維を含んでいる。電波吸収体は、抵抗膜と電波反射体との間に誘電体層を備えており、誘電体層の厚さは、λ/4電波吸収体理論に基づいて設計されている。特許文献1には、極細導電繊維を含む抵抗膜はITO抵抗膜に比較して耐候性が極めて良好であることが記載されている。
また、特許文献2には、支持体、抵抗皮膜、誘電体層、及び反射層を有するλ/4型電波吸収体が記載されている。抵抗皮膜の少なくとも一方の表面上には、耐久性の観点から、バリア層が形成されている。バリア層の素材として、金属又は半金属の酸化物、窒化物、窒化酸化物等の金属化合物又は半金属化合物が挙げられている。バリア層は、スパッタリング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法、化学蒸着法、及びパルスレーザーデポジション法等の方法によって形成される。
特開2005-311330号公報 特許第6789437号公報
通信及び自動運転等の技術の高度化に伴い、様々な環境で使用可能な電波吸収体が必要になることが想定される。例えば、電波吸収体に対して、高温高湿環境における高耐久性が求められる可能性がある。特許文献1及び2によれば、高温高湿環境における電波吸収体の耐久性につき何ら検討されていない。加えて、特許文献2によれば、金属化合物又は半金属化合物によってバリア層が形成されており、電波吸収体の製造が煩雑になりやすい。
このような事情に鑑み、本発明は、高温高湿環境における高耐久性の観点から有利であり、かつ、容易に製造できる電波吸収体を提供する。また、本発明は、高温高湿環境における高耐久性の観点から有利であり、かつ、容易に製造できる電波吸収体用積層体及びその製造方法を提供する。
本発明は、
抵抗層と、
電波を反射する反射体と、
前記抵抗層の厚み方向において前記抵抗層と前記反射体との間に配置され、前記抵抗層と接触し、かつ、特定の樹脂成分を含有している樹脂含有層を有する、誘電体層と、を備え、
前記抵抗層を前記誘電体層から剥離したときに前記特定の樹脂成分を含有している残存層が前記抵抗層上に形成される、
電波吸収体を提供する。
また、本発明は、
抵抗層と、
前記抵抗層と重ね合わせられており、前記抵抗層と接触し、かつ、特定の樹脂成分を含有している樹脂含有層を有する、誘電体層と、を備え、
前記抵抗層を前記誘電体層から剥離したときに前記特定の樹脂成分を含有している残存層が前記抵抗層上に形成される、
電波吸収体用積層体を提供する。
さらに、本発明は、
特定の樹脂成分と主成分との混合物を含むシートを抵抗層に接触させた状態で加熱して、前記抵抗層と接触している樹脂含有層を有する誘電体層を形成することを含み、
前記抵抗層を前記誘電体層から剥離したときに前記特定の樹脂成分を含有している残存層が前記抵抗層上に形成されるように、前記加熱を行う、
電波吸収体用積層体の製造方法を提供する。
上記の電波吸収体及び電波吸収体用積層体は、高温高湿環境における高耐久性の観点から有利であり、かつ、容易に製造できる。また、上記の製造方法によれば、高温高湿環境における高耐久性の観点から有利な電波吸収体用積層体を容易に製造できる。
図1は、本発明に係る電波吸収体の一例を示す断面図である。 図2は、本発明に係る電波吸収体用積層体の製造方法の一例を示す図である。 図3は、本発明に係る電波吸収体の別の一例を示す断面図である。 図4は、本発明に係る電波吸収体のさらに別の一例を示す断面図である。 図5は、実施例3に係る電波吸収体の剥離後の抵抗層付フィルムの断面の電界放射型透過電子顕微鏡(FE-TEM)写真である。 図6は、比較例1に係る電波吸収体の剥離後の抵抗層付フィルムの断面のFE-TEM写真である。
本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は、以下の実施形態には限定されない。
図1に示す通り、電波吸収体1aは、抵抗層10と、反射体30と、誘電体層20とを備えている。反射体30は、電波を反射する。誘電体層20は、抵抗層10の厚み方向において抵抗層10と反射体30との間に配置されている。加えて、誘電体層20は、樹脂含有層21を有する。樹脂含有層21は、抵抗層10と接触し、かつ、特定の樹脂成分を含有している。抵抗層10を誘電体層20から剥離したときに特定の樹脂成分を含有している残存層が抵抗層10上に形成される。抵抗層10を誘電体層20から剥離するときの電波吸収体1aの環境条件は特定の条件に限定されない。例えば、電波吸収体1aを-40℃の環境に置いてから15分間経過した後に抵抗層10が誘電体層20から剥離される。残存層の確認は、例えば、剥離後の抵抗層10の断面を電子顕微鏡で観察することによってなされる。残存層が特定の樹脂成分を含有しているか否かは、飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)等の方法によって確認できる。
電波吸収体1aは、例えば、λ/4型の電波吸収体である。電波吸収体1aに吸収対象とする波長λOの電波が入射すると、抵抗層10の表面での反射(表面反射)による電波と、反射体30における反射(裏面反射)による電波とが干渉するように、電波吸収体1aが設計されている。この設計には、抵抗層10のシート抵抗の値の調整が含まれる。電波吸収体1aが吸収可能な電波は、例えば、特定の周波数帯域のミリ波又はサブミリ波でありうる。
抵抗層10を誘電体層20から剥離したときに上記の残存層が抵抗層10上に形成されるように樹脂含有層21が構成されていることにより、高温高湿環境において、その残存層によって抵抗層10が保護されやすい。このため、高温高湿環境において、抵抗層10のシート抵抗が変動しにくく電波吸収体1aが高い耐久性を有しやすい。
本明細書において、高温高湿環境は、特定の環境に限定されない。高温高湿環境は、例えば、60℃~120℃の温度及び60%以上の相対湿度を有する環境である。高温高湿環境の一例は、85℃の温度及び85%の相対湿度を有する環境である。
上記の残存層の厚みは、特定の値に限定されない。残存層の厚みは、例えば、10nm以上である。これにより、高温高湿環境において、残存層によって抵抗層10がより確実に保護されやすく、電波吸収体1aが高い耐久性を有しやすい。残存層の厚みは、例えば、走査電子顕微鏡(SEM)を用いて、剥離後の抵抗層10の断面を観察することによって決定できる。残存層は、例えば、その全体において10nm以上の厚みを有する。残存層の厚みは、一部において、10nm未満であってもよい。例えば、残存層においてその厚みが10nm以上である部分の面積は、残存層においてその厚みが10nm未満である部分の面積よりも大きい。
残存層の厚みは、15nm以上であってもよく、20nm以上であってもよい。残存層の厚みは、例えば、500nm以下であり、400nm以下であってもよく、300nm以下であってもよく、200nm以下であってもよい。
樹脂含有層21に含有される特定の樹脂成分は、特定種類の樹脂に限定されない。特定の樹脂成分は、例えば、70℃~180℃の軟化点を有する。これにより、抵抗層10を誘電体層20から剥離したときに上記の残存層が抵抗層10上に形成されやすい。軟化点は、例えば環球法に従って決定される。特定の樹脂成分は、望ましくは80℃~170℃の軟化点を有する。
特定の樹脂成分は、例えば、粘着付与剤である。これにより、樹脂含有層21が粘着性を有し、抵抗層10と誘電体層20とを接触させることより、抵抗層10と誘電体層20とを貼り合わせることができる。また、粘着付与剤の働きにより、高温高湿環境において、残存層によって抵抗層10がより確実に保護されやすく、電波吸収体1aが高い耐久性を有しやすい。
粘着付与剤は、粘着性を付与できる限り、特定の樹脂に限定されない。粘着付与剤は、例えば、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、水添石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、アルキルフェノール樹脂、又はキシレン樹脂である。ロジン系樹脂は、例えば、ロジン、水添ロジン、ロジンエステル、水添ロジンエステル、ロジンフェノール樹脂、又は重合ロジンである。テルペン系樹脂は、例えばテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族変性テルペン樹脂、又は水添テルペン樹脂である。
樹脂含有層21は、例えば、特定の樹脂成分以外の成分を主成分として含有している。本明細書において、主成分は質量基準で最も多く含まれる成分を意味する。樹脂含有層21の主成分は特定の成分に限定されない。樹脂含有層21の主成分は、例えば、アクリル系樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリルウレタン系樹脂、ウレタン系樹脂、スチレン系樹脂、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、及びシリコーン系樹脂から選ばれる1つである。樹脂含有層21は、エラストマーを主成分として含有していてもよく、アクリル系エラストマー又はウレタン系エラストマーを主成分として含有していてもよい。
上記の残存層が形成される限り、樹脂含有層21における特定の樹脂成分の含有率は、特定の値に限定されない。樹脂含有層21における特定の樹脂成分の含有率は、例えば、3~35質量%である。これにより、高温高湿環境において、残存層によって抵抗層10がより確実に保護されやすく、電波吸収体1aが高い耐久性を有しやすい。
樹脂含有層21における特定の樹脂成分の含有率は、4質量%以上であってもよく、5質量%以上であってもよく、6質量%以上であってもよく、8質量%以上であってもよく、10質量%以上であってもよい。樹脂含有層21における特定の樹脂成分の含有率は、33質量%以下であってもよく、32質量%以下であってもよく、30質量%以下であってもよい。
電波吸収体1aの環境を85℃及び相対湿度85%の状態に200時間保つ耐久試験を行う場合、耐久試験後の抵抗層10のシート抵抗Rtと耐久試験前の抵抗層10のシート抵抗R0との関係は、特定の関係に限定されない。シート抵抗Rt及びシート抵抗R0は、例えば、|100×{(Rt/R0)-1|≦10の条件を満たす。これにより、高温高湿環境において、抵抗層10のシート抵抗が変動しにくく電波吸収体1aが高い耐久性を有しやすい。
|100×{(Rt/R0)-1|の値は、望ましくは9以下であり、より望ましくは8以下であり、さらに望ましくは7以下である。
誘電体層20の比誘電率は、電波吸収体1aが所望の電波を吸収できる限り、特定の値に限定されない。誘電体層20は、例えば、2.0~20.0の比誘電率を有する。この場合、誘電体層20の厚みを調整しやすく、電波吸収体1aの電波吸収性能の調整が容易である。誘電体層20の比誘電率は、例えば、空洞共振法に従って測定される10GHzにおける比誘電率である。
図1に示す通り、樹脂含有層21は、例えば、外層21aと、内層21bとを有する。外層21a及び内層21bのそれぞれは、特定の樹脂成分を含有している。外層21aは、抵抗層10と接触している。内層21bは、外層21aの厚み方向において外層21aに接して配置されている。これにより、高温高湿環境において、外層21aによって抵抗層10が保護されやすく、電波吸収体1aが高い耐久性を有しやすい。
上記の通り、誘電体層20は、樹脂含有層21を有する。誘電体層20は、樹脂含有層21以外の層を有していてもよい。誘電体層20がn個の層(nは2以上の整数)を有する場合、誘電体層20の比誘電率は、例えば、以下の様にして決定される。各層の比誘電率εiを測定する(iは、1~nの整数)。次に、測定された各層の比誘電率εiにその層の厚みtiの誘電体層20の全体に対する厚みTの割合を乗じて、εi×(ti/T)を求める。すべての層に対するεi×(ti/T)を加算することによって、誘電体層20の比誘電率を決定できる。誘電体層20における特定の層の厚みが誘電体層20の全体に対する厚みTに比べて十分小さい場合、例えば、特定の層の厚みが厚みTの1%以下である場合、その特定の層の比誘電率を無視して誘電体層20の比誘電率を決定してもよい。
抵抗層10をなす材料は、電波吸収体1aが所望の電波を吸収できる限り、特定の材料に限定されない。抵抗層10は、例えば、多層カーボンナノチューブ(MWNT)、単層カーボンナノチューブ(SWNT)、導電性高分子、カーボンブラック、金属酸化物、及び合金からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む。導電性高分子は、特定の高分子に限定されない。導電性高分子は、例えば、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン、又はPEDOT/PSSである。金属酸化物は、例えば、インジウム、スズ、及び亜鉛からなる群から選ばれた少なくとも1つの金属元素を含有している金属酸化物である。金属酸化物は、酸化インジウムスズ(ITO)であってもよい。合金は、例えば、モリブデンを含有する。合金は、モリブデンに加えてニッケル及びクロムを含有していてもよい。
抵抗層をなす材料によっては、高温高湿環境において抵抗層のシート抵抗が大きく変動しやすい。例えば、抵抗層が、単層カーボンナノチューブ(SWNT)、PEDOT/PSS、又はカーボンブラックを含む場合、高温高湿環境において抵抗層のシート抵抗が大きく変動しやすい。しかし、電波吸収体1aによれば、抵抗層10がそのような物質を含んでいても、樹脂含有層21の残存層によって抵抗層10が保護され、高温高湿環境において電波吸収体1aが高い耐久性を有しやすい。
抵抗層10のシート抵抗は、電波吸収体1aが所望の電波を吸収できる限り、特定の値に限定されない。抵抗層10のシート抵抗は、例えば、200Ω/□~600Ω/□である。抵抗層10のシート抵抗は、220Ω/□以上であってもよく、240Ω/□以上であってもよく、260Ω/□以上であってもよく、280Ω/□以上であってもよく、300Ω/□以上であってもよく、320Ω/□以上であってもよく、340Ω/□以上であってもよい。抵抗層10のシート抵抗は、580Ω/□以下であってもよく、560Ω/□以下であってもよく、540Ω/□以下であってもよく、520Ω/□以下であってもよく、500Ω/□以下であってもよい。
反射体30は、吸収対象の電波を反射できる限り特定の態様に限定されない。図1に示す通り、反射体30は、例えば層状に形成されている。この場合、反射体30は、抵抗層10のシート抵抗よりも低いシート抵抗を有する。反射体30は、層状以外の形状を有していてもよい。例えば、所定の機器の筐体又は構造部材等が反射体30として機能してもよい。
反射体30は、例えば、金属、合金、金属酸化物、及びカーボン材料等の導電材料を含んでいる。反射体30は、アルミニウム、銅、鉄、アルミニウム合金、銅合金、及び鉄合金からなる群より選ばれる少なくとも1つを含んでいてもよいし、ITO等の透明導電材料を含んでいてもよい。
図1に示す通り、電波吸収体1aは、例えば、支持層15をさらに備えている。支持層15は、例えば、有機ポリマーを含み、抵抗層10を支持している。抵抗層10は、例えば、抵抗層10の厚み方向において、支持層15と誘電体層20との間に配置されている。この場合、支持層15によって抵抗層10が保護され、電波吸収体1aが高い耐久性を発揮しやすい。加えて、支持層15によって抵抗層10の厚みを均一に調整しやすい。例えば、支持層15の一方の主面に、スパッタリング、蒸着、イオンプレーティング、又はコーティング液の塗膜の硬化等の方法によって、抵抗層10を形成できる。支持層15は、省略されてもよい。
支持層15に含まれる有機ポリマーは、特定のポリマーに限定されない。その有機ポリマーは、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、アクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、又はシクロオレフィンポリマー(COP)である。なかでも、良好な耐熱性と、寸法安定性と、製造コストとのバランスの観点から、支持層15に含まれる有機ポリマーは、望ましくはPETである。
支持体15の厚みは、特定の値に限定されない。支持体15の厚みは、例えば、5~200μmである。支持体15の厚みが5μm以上であることにより、支持体15上に抵抗層10を形成するとき及び抵抗層10と誘電体層20とを積層するときに支持体15にシワが発生しにくい。支持体15の厚みが200μm以下であることにより、支持体15又は支持体15を含む積層体をロールに巻き取りやすい。加えて、被着体の凹凸を有する面又は被着体の湾曲面に沿って電波吸収体1aを変形させて配置しやすい。
支持体15の厚みは、10μm以上であってもよく、20μm以上であってもよく、30μm以上であってもよい。支持体15の厚みは、150μm以下であってもよく、100μm以下であってもよく、75μm以下であってもよい。
電波吸収体1aを作製するための積層体の製造方法の一例を説明する。図2に示す通り、シート20pを抵抗層10に接触させる。シート20pは、特定の樹脂成分と主成分との混合物を含んでいる。この混合物における特定の樹脂成分は、樹脂含有層21における特定の樹脂成分と同一であり、例えば、粘着付与剤である。この混合物における主成分は、樹脂含有層21における主成分と同一である。シート20pは、特定の樹脂成分と、主成分とを均一に混合して得られた混合物をシート状に成形することによって得られる。シート20pを抵抗層10に接触させた状態で、シート20pを加熱する。これにより、電波吸収体用積層体2aが得られる。シート20pの加熱は、抵抗層10を誘電体層20から剥離したときに特定の樹脂成分を含有している残存層が抵抗層10上に形成されるように行われる。例えば、この加熱により、図2に示す通り、外層21a及び内層21bが形成される。電波吸収体用積層体2aにおいて、誘電体層20は、抵抗層10と重ね合わせられている。
例えば、電波吸収体2aを反射体30の上に重ねることによって電波吸収体1aを製造できる。この場合、電波吸収体用積層体2aの樹脂含有層21を反射体30に接触させて、電波吸収体2aを反射体30の上に重ねられる。樹脂含有層21と反射体30との間に誘電体層20の一部をなす別の層を配置した状態で電波吸収体2aを反射体30の上に重ねてもよい。このような電波吸収体用積層体2aの製造方法によれば、抵抗層10を保護するための層を形成するためにスパッタリング等の処理を行う必要がなく、電波吸収体1aを容易に製造できる。
電波吸収体用積層体2aの製造方法におけるシート20pの加熱の条件は、抵抗層10を誘電体層20から剥離したときに残存層が形成される限り、特定の条件に限定されない。シート20pの加熱において、シート20pの環境は、例えば、特定の樹脂成分の軟化点±50℃の温度に調整される。軟化点は、例えば環球法に従って決定できる。
シート20pの加熱の時間は、特定の値に限定されない。シート20pの加熱の時間は、例えば、1分間以上300時間以下である。
電波吸収体1aは、例えば、図3及び4にそれぞれ示す電波吸収体1b及び1cのように変更されてもよい。電波吸収体1b及び1cは、特に説明する部分を除き、電波吸収体1aと同様に構成されている。電波吸収体1aの構成要素に対応する電波吸収体1b及び1cのそれぞれの構成要素には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。電波吸収体1aに関する説明は、技術的に矛盾しない限り、電波吸収体1b及び1cに当てはまる。
図3に示す通り、電波吸収体1bにおいて、誘電体層20は、例えば、スペーサー層23をさらに備えている。スペーサー層23は、誘電体層20の厚み方向において樹脂含有層21と反射体30との間に配置されている。加えて、スペーサー層23は、樹脂含有層21が含有している特定の樹脂成分を含有していない。スペーサー層23により、樹脂含有層21が含有している特定の樹脂成分が反射体30に接触することを防止でき、反射体30が劣化しにくい。
スペーサー層23は、例えば、粘着付与剤を含有しておらず、粘着性を有していない。スペーサー層23は、例えば、有機ポリマーを含んでいる。有機ポリマーは、特定のポリマーに限定されず、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、アクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド(PI)、又はシクロオレフィンポリマー(COP)である。なかでも、良好な耐熱性と、寸法安定性と、製造コストとのバランスの観点から、スペーサー層23に含まれる有機ポリマーは、望ましくはPETである。
スペーサー層23は、例えば、層状の反射体30を支持している。層状の反射体30は、例えば、金属箔又は合金箔である。層状の反射体30は、例えば、スパッタリング、イオンプレーティング、又はコーティング(例えば、バーコーティング)等の方法を用いてスペーサー層23上に成膜されることによって作製されていてもよい。
スペーサー層23の厚みは特定の厚みに限定されない。スペーサー層23は、例えば、5~150μmの厚みを有し、望ましくは5~100μmの厚みを有する。これにより、スペーサー層23の曲げ剛性が低く、かつ、層状の反射体30を形成する場合にスペーサー層23において皺の発生又は変形を抑制できる。
図4に示す通り、電波吸収体1cは、粘着層40をさらに備えている。電波吸収体1cにおいて、反射体30は、抵抗層10の厚み方向において誘電体層20と粘着層40との間に配置されている。粘着層40は、反射体30と接触していてもよいし、粘着層40の厚み方向において反射体30から離れていてもよい。例えば、粘着層40の厚み方向において、粘着層40と反射体30との間に反射体30を支持する支持層等の別の層が配置されていてもよい。この場合、粘着層40に含まれる成分が反射体30に接触しにくく、反射体30が劣化しにくい。
例えば、所定の物品に粘着層40を接触させて電波吸収体1cを物品に押し当てることによって、電波吸収体1cを物品に貼り付けることができる。これにより、電波吸収体付物品を得ることができる。
粘着層40は、例えば、ゴム系粘着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、又はウレタン系粘着剤を含んでいる。電波吸収体1cは、セパレータ(図示省略)をさらに備えていてもよい。この場合、セパレータは、粘着層40を覆っている。セパレータは、典型的には、粘着層40を覆っているときに粘着層40の粘着力を保つことができ、かつ、粘着層40から容易に剥離できるフィルムである。セパレータは、例えば、PET等のポリエステル樹脂製のフィルムである。セパレータを剥離することによって粘着層40が露出し、電波吸収体1cを物品に貼り付けることができる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例に限定されない。まず、実施例及び比較例に関する評価方法について説明する。
[電子顕微鏡による観察]
各実施例及び比較例1に係るサンプルを-40℃の環境下に置いて15分間経過した後に、各サンプルにおいて抵抗層付フィルムを誘電体層から剥離させた。その後、日立ハイテクノロジーズ社製の集束イオンビーム加工観察装置FB2000を用いて、剥離後の抵抗層付フィルムの断面観察用試料を作製した。その後、日本電子社製の電界放射型透過電子顕微鏡JEM-2800を用いて、断面観察用試料を観察した。実施例3及び比較例1に係るサンプルにおいて誘電体層から剥離された抵抗層の断面のFE-TEM写真をそれぞれ図5及び6に示す。加えて、日立ハイテクノロジーズ社製の走査電子顕微鏡S-4800を用いて、実施例3に係るサンプルの剥離後の抵抗層付フィルムの断面を観察し、抵抗層上に形成された誘電体層の残存層の厚みが最も小さい部分の厚みを決定した。結果を表1に示す。
ダイプラ・ウィンテス社製のSAICAS装置 SAICAS DN-20型を用いて、剥離後の抵抗層付フィルムの抵抗層上に形成された誘電体層の残存層を、0.3°の入射角度で抵抗層付フィルムの面方向とほぼ平行に切削した。この切削により得られた切断面に対して、ION-TOF社製のTOF-SIMS装置 TOF-SIMS 5を用いてTOF-SIMSを実施した。TOF-SIMSにおける一次イオンとしてBi3 2+を用い、一次イオンの加速電圧を25kVに調節した。その結果、各実施例において、剥離後の抵抗層付フィルムの抵抗層上に形成された残存層が粘着付与剤を含有していることが確認された。
[電波吸収性能]
JIS R 1679:2007を参考に、アンリツ社製のベクトルネットワークアナライザーを用いて、サンプルホルダーに固定された各実施例及び比較例1に係るサンプルに対し、60~90GHzの周波数の電波を0°の入射角度で入射させ、下記の式(1)に従って各周波数における反射減衰量|S|を特定した。式(1)において、P0は、測定対象に電波を所定の入射角度で入射させた場合における送信電波の電力であり、Piは、その場合における受信電波の電力である。なお、各実施例及び比較例1に係るサンプルの代わりに、アルミニウム製の板材をサンプルホルダーに固定してこの板材に電波を0°の入射角度で入射させた場合の反射減衰量|S|を0dBとみなして各サンプルの反射減衰量|S|を決定した。この板材は30cm平方の面寸法を有し、この板材の厚みは5mmであった。各サンプルに対し、反射減衰量|S|の最大値を決定した。
S[dB]=10×log|Pi/P0| 式(1)
[高温高湿環境試験]
各実施例及び比較例1に係る電波吸収体から高温高湿環境試験用の試験片を作製した。この試験片を85℃及び相対湿度85%の環境に250時間置いた。高温高湿環境試験前後において、-40℃環境下のグローブボックスの内部で試験片から反射体付きフィルムを剥離して、高温高湿環境試験前の抵抗層のシート抵抗R0及び高温高湿環境試験前の抵抗層のシート抵抗Rtを測定した。シート抵抗R0及びシート抵抗Rtの測定には、ナプソン社製の非接触式抵抗測定装置NC-80MAを用いた。測定結果に基づき|100×{(Rt/R0)-1}|の値を抵抗変化率として求めた。結果を表1に示す。
<実施例1>
名城ナノカーボン社製の多層カーボンナノチューブ(MWNT)の分散液MWNT INKと、ADEKA社製のウレタン系バインダーHUX-401とを混合して、500回転/分で5分間撹拌し、コーティング液Aを調製した。PETフィルムの一方の主面にコーティング液Aを塗布し、塗膜を形成した。その後、90℃の温風で塗膜を3分間乾燥させ、さらに塗膜の環境を120℃に15分間保って、塗膜を乾燥させ、実施例1に係る抵抗層を形成した。このようにして、実施例1に係る抵抗層付フィルムを作製した。
次に、クラレ社製のアクリル系エラストマー クラリティLA2330及び荒川化学工業社製のロジンエステルA ペンセルCをそれぞれ95質量部及び5質量部の分量で均一に混合して得られた混合物をシート状に成形して、実施例1に係る予備シートを得た。この予備シートの厚みは560μmであった。ロジンエステルAであるペンセルCの環球法に従って測定した軟化点は123℃であった。
次に、実施例1に係る抵抗層付フィルムの抵抗層に実施例1に係る予備シートを接触させた状態で、実施例1に係る予備シートを85℃の環境で250時間加熱した。これにより、予備シートから実施例1に係る誘電体層が形成され、実施例1に係る積層体を得た。
一対のPET層の間にアルミニウム層が配置された反射体付フィルムを得た。反射体付フィルムにおいて、一方のPET層の厚みは25μmであり、他方のPET層の厚みは9μmであった。加えて、反射体付フィルムのアルミニウム層の厚みは、7μmであった。反射体付フィルムの25μmの厚みを有するPET層が実施例1に係る積層体の誘電体層に接触するように、反射体付フィルムを実施例1に係る積層体に重ねた。このようにして、実施例1に係るサンプルを得た。
<実施例2~4>
アクリル系エラストマー及びロジンエステルAの混合における分量を表1に示す通り変更した以外は、実施例1と同様にして、実施例2~4に係るサンプルを作製した。
<実施例5>
下記の点以外は実施例1と同様にして、実施例5に係るサンプルを作製した。名城ナノカーボン社製の多層カーボンナノチューブ(MWNT)の分散液MWNT INKと、DIC社製のアクリル系シリカ含有バインダーDV-759EFとを混合して、500回転/分で5分間撹拌し、コーティング液Bを調製した。コーティング液Aの代わりにコーティング液Bを使用した以外は、実施例1と同様にして、実施例5に係る抵抗層付フィルムを作製した。実施例1に係る抵抗層付フィルムの代わりに、実施例5に係る抵抗層付フィルムを用いた。
<実施例6>
アクリル系エラストマーとロジンエステルAとの混合における分量を表1に示す通り変更した以外は、実施例5と同様にして、実施例6に係るサンプルを作製した。
<実施例7>
ロジンエステルAの代わりに、荒川化学工業社製のロジンエステルB ペンセルD-125を用いた以外は、実施例3と同様にして、実施例7に係るサンプルを作製した。ロジンエステルBであるペンセルD-125の環球法に従って測定した軟化点は125℃であった。
<実施例8>
ロジンエステルAの代わりに、荒川化学工業社製のエステル樹脂 スーパーエステルA-115を用いた以外は、実施例3と同様にして、実施例8に係るサンプルを作製した。スーパーエステルA-115の環球法に従って測定した軟化点は125℃であった。
<実施例9>
ロジンエステルAの代わりに、ヤスハラケミカル社製のフェノール樹脂A YSポリスターUH115を用いた以外は、実施例3と同様にして、実施例9に係るサンプルを作製した。フェノール樹脂Aの環球法に従って測定した軟化点は120℃であった。
<実施例10>
ロジンエステルAの代わりに、ヤスハラケミカル社製のフェノール樹脂B YSポリスターK125を用いた以外は、実施例3と同様にして、実施例10に係るサンプルを作製した。フェノール樹脂Bの環球法に従って測定した軟化点は125℃であった。
<実施例11>
アクリル系エラストマーの代わりに、ウレタン系エラストマー ミラクトランXN-2001を用いた以外は、実施例3と同様にして、実施例11に係るサンプルを作製した。
<実施例12>
38μmの厚みを有するPETフィルムの表面に380Ω/□のシート抵抗を有するようにスパッタリングにより酸化インジウムスズ(ITO)からなる抵抗層を形成し、実施例12に係る抵抗層付フィルムを作製した。実施例1に係る抵抗層付フィルムの代わりに、実施例12に係る抵抗層付フィルムを用いた以外は、実施例1と同様にして、実施例12に係るサンプルを作製した。
<実施例13及び14>
アクリル系エラストマーとロジンエステルAとの混合における分量を表1に示す通り変更した以外は、実施例12と同様にして、実施例13及び14に係るサンプルを作製した。
<比較例1>
ロジンエステルAを用いず、アクリル系エラストマーのみを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例1に係るサンプルを作製した。
<比較例2>
クラレ社製のアクリル系エラストマー クラリティLA2330及び荒川化学工業社製のロジンエステルA ペンセルCをそれぞれ60質量部及び40質量部の分量で均一に混合して得られた混合物は、シート状に成形できず、誘電体層を形成できなかった。
各実施例及び比較例1に係るサンプルは、60~90GHzにおける特定の周波数において所定の反射減衰量|S|を有し、電波吸収体として機能しうることが確認された。
表1に示す通り、各実施例に係るサンプルでは、抵抗変化率が10%以下であったのに対し、比較例1に係るサンプルでは、抵抗変化率が10%を超えていた。図5に示す通り、実施例3に係るサンプルでは、剥離後の抵抗層付フィルムの抵抗層上に残存層が存在しており、この残存層は、粘着付与剤であるロジンエステルに由来すると思われた。図5において、白抜きの三角形のマーカーが残存層を指示している。この残存層の最も小さい部分の厚みは、20nmであった。各実施例に係るサンプルでは、高温高湿環境において、残存層によって、抵抗層が保護され、抵抗変化率が低くなったものと考えらえる。
一方、図6に示す通り、比較例1に係るサンプルの剥離後の抵抗層付フィルムの抵抗層上には残存層は確認されなかった。
Figure 2022155380000002
1a、1b、1c 電波吸収体
2a 電波吸収体用積層体
10 抵抗層
20 誘電体層
20p シート
21 樹脂含有層
23 スペーサー層
30 反射体

Claims (8)

  1. 抵抗層と、
    電波を反射する反射体と、
    前記抵抗層の厚み方向において前記抵抗層と前記反射体との間に配置され、前記抵抗層と接触し、かつ、特定の樹脂成分を含有している樹脂含有層を有する、誘電体層と、を備え、
    前記抵抗層を前記誘電体層から剥離したときに前記特定の樹脂成分を含有している残存層が前記抵抗層上に形成される、
    電波吸収体。
  2. 前記残存層は、10nm以上の厚みを有する、請求項1に記載の電波吸収体。
  3. 前記特定の樹脂成分は、粘着付与剤である、請求項1又は2に記載の電波吸収体。
  4. 前記樹脂含有層における前記特定の樹脂成分の含有率は、3~35質量%である、請求項1~3のいずれか1項に記載の電波吸収体。
  5. 前記誘電体層は、前記誘電体層の厚み方向において前記樹脂含有層と前記反射体との間に配置され、前記特定の樹脂成分を含有していないスペーサー層をさらに有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の電波吸収体。
  6. 当該電波吸収体の環境を85℃及び相対湿度85%の状態に200時間保つ耐久試験を行った後の前記抵抗層のシート抵抗Rt及び前記耐久試験前の前記抵抗層のシート抵抗R0は、|100×{(Rt/R0)-1|≦10の条件を満たす、請求項1~5のいずれか1項に記載の電波吸収体。
  7. 抵抗層と、
    前記抵抗層と重ね合わせられており、前記抵抗層と接触し、かつ、特定の樹脂成分を含有している樹脂含有層を有する、誘電体層と、を備え、
    前記抵抗層を前記誘電体層から剥離したときに前記特定の樹脂成分を含有している残存層が前記抵抗層上に形成される、
    電波吸収体用積層体。
  8. 特定の樹脂成分と主成分との混合物を含むシートを抵抗層に接触させた状態で加熱して、前記抵抗層と接触している樹脂含有層を有する誘電体層を形成することを含み、
    前記抵抗層を前記誘電体層から剥離したときに前記特定の樹脂成分を含有している残存層が前記抵抗層上に形成されるように、前記加熱を行う、
    電波吸収体用積層体の製造方法。
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