JP2022154562A - 園芸用トリマ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレードの往復運動に関する摺動抵抗を低減する。【解決手段】園芸用トリマは、原動機の回転運動を第1方向に沿う往復運動に変換する変換機構と、変換機構に連結された第1ブレードと、第1方向に直交する第2方向に第1ブレードと重なり合った対向部材と、を備えている。第1ブレードは、第1方向に沿って対向部材に対して相対的に往復運動する。変換機構の少なくとも一部には、グリスが付着している。第1ブレードは、第1方向に並んで配置されている複数の第1長孔と、第1方向と第2方向の両方に直交する第3方向において、各第1長孔の両端部に配置されている第1つなぎ部と、を有している。園芸用トリマは、第1方向における第1ブレードの先端に向けてグリスが移動することを抑制する抑制構造を備えている。抑制構造は、第1ブレードが対向部材に対して往復運動したときに、対向部材の、第1つなぎ部と第2方向に対向する位置に設けられている。【選択図】図5

Description

本明細書で開示する技術は、園芸用トリマに関する。
特許文献1には、園芸用トリマが開示されている。園芸用トリマは、原動機と、原動機の回転運動を第1方向に沿う往復運動に変換する変換機構と、変換機構に連結された第1ブレードと、第1方向に直交する第2方向に第1ブレードと重なり合った対向部材と、を備えている。第1ブレードは、変換機構の動作に伴い、第1方向に沿って対向部材に対して相対的に往復運動する。変換機構の少なくとも一部には、グリスが付着している。第1ブレードは、第1方向に並んで配置されている複数の第1長孔と、第1方向と第2方向に直交する第3方向において、第1長孔の両端部に配置されている第1つなぎ部と、を有している。
特開2003-172892号公報
上記の園芸用トリマでは、対向部材と第1ブレードが第2方向に重なり合っているため、対向部材と第1ブレードとの間には、微小な隙間が形成されている。第1ブレードが対向部材に対して相対的に往復運動すると、変換機構に付着していたグリスが、毛細管現象により、対向部材と第1ブレードとの間の微小な隙間内を侵入して、第1ブレードの先端に向かって移動する。第1ブレードの往復運動に関する摺動抵抗が高くなる。本明細書では、ブレードの往復運動に関する摺動抵抗を低減することができる技術を提供する。
本明細書は、園芸用トリマを開示する。園芸用トリマは、原動機と、原動機の回転運動を第1方向に沿う往復運動に変換する変換機構と、変換機構に連結された第1ブレードと、第1方向に直交する第2方向に第1ブレードと重なり合った対向部材と、を備えている。第1ブレードは、変換機構の動作に伴い、第1方向に沿って対向部材に対して相対的に往復運動する。変換機構の少なくとも一部には、グリスが付着している。第1ブレードは、第1方向に並んで配置されている複数の第1長孔と、第1方向と第2方向の両方に直交する第3方向において、各第1長孔の両端部に配置されている第1つなぎ部と、を有している。園芸用トリマは、第1方向における第1ブレードの先端に向けてグリスが移動することを抑制する抑制構造をさらに備えている。抑制構造は、第1ブレードが対向部材に対して往復運動したときに、対向部材の、第1つなぎ部と第2方向に対向する位置に設けられている。
第1ブレードの往復運動に伴い、グリスが毛細管現象により第1ブレードと対向部材との間の微小な隙間に侵入して微小な隙間内を移動しようとする際、第1ブレードの第1つなぎ部上を移動する必要がある。上記の構成では、第1ブレードが対向部材に対して相対的に往復運動すると、抑制構造が第1つなぎ部と対向する位置に配置される。このため、グリスが毛細管現象により第1つなぎ部上を移動しようとしても、グリスは、抑制構造の位置まで到達すると、それ以上第1ブレードの先端に向かって移動することができなくなる。これにより、グリスが、第1ブレードの先端側の微小な隙間に配置されない。この結果、第1ブレードの往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
第1実施例の園芸用トリマ2の斜視図である。 第1実施例の園芸用トリマ2の前部の断面図である。 図2において、変換機構28の近傍を拡大した図である。 第1実施例の変換機構28の中心シャフト36と、上ディスク38と、下ディスク40の斜視図である。 第1実施例のガイドバー6と、摺動プレート74と、ガイド部材78と、上ブレード8と、下ブレード10の分解斜視図である。 第1実施例の摺動プレート74と上ブレード8を下側から見た図である。 第1実施例の上ブレード8と下ブレード10を上側から見た図である。 第1実施例の上ブレード8と下ブレード10を上側から見た図である。 第2実施例のガイドバー6と、摺動プレート74と、ガイド部材78と、上ブレード8と、下ブレード10の分解斜視図である。 第3実施例のガイドバー6と、摺動プレート74と、ガイド部材78と、上ブレード8と、下ブレード10の縦断面図である。 第3実施例のガイドバー6と、摺動プレート74と、ガイド部材78と、上ブレード8と、下ブレード10の縦断面図である。
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された園芸用トリマを提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、以下の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、特許請求の範囲に記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
本明細書及び/又は特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施例及び/又は特許請求の範囲に記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲及びグループ又は集団に関する記載は、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
1つまたはそれ以上の実施形態において、抑制構造は、第1ブレードが対向部材に対して往復運動したときに、対向部材の、第1方向における第1ブレードの後端に最も近い第1つなぎ部と第2方向に対向する位置に設けられていてもよい。
上記の構成では、第1ブレードの後端に最も近い位置で、グリスがその位置よりも第1ブレードの先端側に移動することを抑制できる。これにより、第1ブレードと対向部材との間の微小な隙間内に配置されるグリスの量を少なくすることができる。この結果、第1ブレードの往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、抑制構造は、対向部材の第3方向の外縁から内側に向かって形成されており、対向部材を第2方向に貫通している切り欠きを備えていてもよい。
上記の構成では、切り欠きが対向部材に形成されているため、対向部材は、第2方向において、第1つなぎ部と対向していない部分を有する。このため、グリスは、第1ブレードの先端に向かって第1つなぎ部上を移動することができない。これにより、対向部材に切り欠きを設ける簡便な構成により、第1ブレードの往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、抑制構造は、対向部材の第1ブレードと対向する面に設けられており、面から第2方向に向かって内側に凹んだ溝を備えていてもよい。
上記の構成では、溝が対向部材が形成されているため、溝の底面と第1ブレードの面との距離は、対向部材と第1ブレードとの間の微小な隙間の距離よりも長い。このため、溝の底面と第1ブレードの面との間に毛細管現象が発生し難くなる。これにより、対向部材に溝を設ける簡便な構成により、第1ブレードの往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、抑制構造は、さらに、第1ブレードの対向部材に対向する面に設けられていてもよい。
上記の構成では、対向部材に設けられた抑制構造と第1ブレードに設けられた抑制構造の両方を用いて、グリスが第1ブレードの先端に向かって移動することを抑制することができる。これにより、第1ブレードの往復運動に関する摺動抵抗が高くなることをより抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、抑制構造は、第1ブレードの第1つなぎ部を除く部分に設けられていてもよい。
第1つなぎ部は、第1長孔の第2方向の両端部に配置されているため、第1方向に関して、第1ブレードの第1つなぎ部の強度は、第1ブレードの第1つなぎ部を除く部分の強度よりも低い。このため、抑制構造が第1つなぎ部に設けられる場合、第1ブレードが第1つなぎ部で破損し易くなる。上記の構成では、抑制構造が第1ブレードの第1つなぎ部を除く部分に設けられているため、抑制構造が第1ブレードの第1つなぎ部に設けられている場合と比較して、第1ブレードが第1つなぎ部で破損することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、対向部材は、第1ブレードの往復運動に伴う摺動抵抗を低減するプレート部材であってもよい。
上記の構成では、プレート部材に抑制構造が設けられることにより、第1ブレードの摺動抵抗を抑制することができるとともに、グリスが第1ブレードの先端に向かって移動することを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、園芸用トリマは、第2方向に第1ブレードと重なり合っているプレート部材をさらに備えていてもよい。対向部材は、第2ブレードであってもよい。第1ブレードと第2ブレードは、変換機構の動作に伴い、第1方向に沿ってプレート部材に対して往復運動してもよい。
上記の構成では、グリスが第1ブレードと第2ブレードとの間の微小な隙間を移動して、第1ブレードと第2ブレードの先端に向かって移動することを抑制することができる。これにより、第1ブレードと第2ブレードの往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、第1ブレードは、第3方向の両外縁に複数の第1刃先を有していてもよい。
上記の構成では、第1刃先が第1ブレードの第3方向の一方の外縁にのみ設けられている場合と比較して、園芸用トリマの作業性を高めることができる。
1つまたはそれ以上の実施形態において、原動機は、電動モータであってもよい。
上記の構成では、原動機がエンジンである場合と比較して、園芸用トリマの作業時の振動を抑制することができる。
(第1実施例)
図1から図8を参照して、第1実施例の園芸用トリマ2を説明する。園芸用トリマ2は、主に生垣や植木の剪定に用いられる園芸工具であり、ヘッジトリマとも称される。図1に示すように、園芸用トリマ2は、本体4と、ガイドバー6と、上ブレード8と、下ブレード10と、を備えている。なお、以下では、ガイドバー6と上ブレード8と下ブレード10の長手方向を前後方向と呼び、前後方向に直交する方向を上下方向と呼び、前後方向および上下方向に直交する方向を左右方向と呼ぶ。
図1に示すように、本体4は、ハウジング12と、フロントハンドル20と、を備えている。ハウジング12の上側後部には、作業者が手で把持するためのリアハンドル14が形成されている。リアハンドル14には、作業者が上ブレード8と下ブレード10の駆動を操作するためのトリガスイッチ16が配置されている。また、ハウジング12の下側後部には、バッテリパックBが着脱可能に取り付けられている。即ち、本実施例の園芸用トリマ2は、バッテリパックBを電源とするコードレス型の電動工具である。なお、変形例では、園芸用トリマ2は、外部の交流電源または直流電源に、コードを介して接続される電動工具であってもよく、エンジン駆動型の工具であってもよい。
フロントハンドル20は、ハウジング12の前部に形成されている。作業者は、一方の手でリアハンドル14を把持し、他方の手でフロントハンドル20を把持することにより、園芸用トリマ2を取り回すことができる。
図2に示すように、本体4は、電動モータ24と、制御ユニット26と、変換機構28と、をさらに備えている。電動モータ24と制御ユニット26は、ハウジング12の内部に配置されている。電動モータ24は、DCブラシ付きモータである。なお、変形例では、電動モータ24は、ACモータであってもよく、ブラシレスモータであってもよい。電動モータ24は、制御ユニット26に制御されることにより駆動する。電動モータ24のモータシャフト30の下端部には、ギヤが形成されている。モータシャフト30は、ベアリング31a、31bを介して、ハウジング12に回転可能に支持されている。電動モータ24が駆動すると、モータシャフト30が回転する。制御ユニット26は、トリガスイッチ16の操作量に応じて、電動モータ24の駆動量(即ち、モータシャフト30の回転数)を制御する。
図3に示すように、変換機構28は、カバー部材32により下側から覆われている。これにより、変換機構28は、ハウジング12とカバー部材32との間の収容空間33に配置されている。変換機構28は、モータシャフト30の回転運動を上ブレード8と下ブレード10の前後方向に沿う往復運動に変換する。前後方向は、上ブレード8の下ブレード10の往復方向と等しい。変換機構28は、減速ギア34と、中心シャフト36と、上ディスク38(図4参照)と、下ディスク40(図4参照)と、を備えている。減速ギア34は、モータシャフト30の下端部のギヤと噛み合っている。減速ギア34は、モータシャフト30の回転数よりも低い回転数で回転する。中心シャフト36は、減速ギア34に固定されている。中心シャフト36は、ベアリング44、46を介して、ハウジング12とカバー部材32に回転可能に支持されている。
上ディスク38と下ディスク40は、中心シャフト36に固定されている。上ディスク38と下ディスク40は、一体的に形成されている。図4に示すように、上ディスク38と下ディスク40は、円板形状を有する。上ディスク38の円中心と下ディスク40の円中心は、中心シャフト36から離れた位置に配置されている。上ディスク38の円中心は、中心シャフト36の周囲において、下ディスク40の円中心に対して180度の間隔を有している。上ディスク38は、上ブレード8の後端部に形成されている上開口8a内に配置されており、下ディスク40は、下ブレード10の後端部に形成されている下開口10a内に配置されている。上開口8aと下開口10aのそれぞれは、左右方向に長手方向を有する。
上ディスク38と下ディスク40は、中心シャフト36が回転すると、中心シャフト36の中心軸の周りを回転する。上ディスク38は、上開口8aの内面に接触しながら回転する。上ディスク38が回転して前側に向かって動くと、上ブレード8が前側に押し出され、上ディスク38が回転して後側に向かって動くと、上ブレード8が後側に押し出される。これにより、上ブレード8が前後方向に往復運動する。下ディスク40は、下開口10aの内面に接触しながら回転する。下ディスク40が回転して前側に向かって動くと、下ブレード10が前側に押し出され、下ディスク40が回転して後側に向かって動くと、下ブレード10が後側に押し出される。これにより、下ブレード10が前後方向に往復運動する。上ブレード8と下ブレード10は、逆位相で前後方向に往復運動する。なお、変形例では、上ブレード8と下ブレード10の一方のみが、前後方向に往復運動してもよい。
減速ギア34と、中心シャフト36と、上ディスク38と、下ディスク40の表面には、グリスが塗布されている。グリスは、変換機構28が動作することに伴い、中心シャフト36と、上ディスク38と、下ディスク40が摩耗することを抑制する。
図5に示すように、上ブレード8は、上基部50と、複数の上刃先52と、を備えている。上基部50は、前後方向に延びている。複数の上刃先52は、上基部50の左縁と右縁の両方から外側に延びている。上基部50は、複数の上長孔54と、各上長孔54の左右方向の両端部に配置されている上つなぎ部56と、を有している。複数の上長孔54は、前後方向に並んでいる。上長孔54は、前後方向に長手方向を有する。上つなぎ部56の左右方向の幅は、上基部50の左右方向の幅よりも短い。以下では、上基部50のうち、複数の上長孔54と上つなぎ部56以外の部分を、上連結部58と呼ぶことがある。
下ブレード10は、上ブレード8の下側に重なって配置されている。下ブレード10は、下基部60と、複数の下刃先62と、を備えている。下基部60は、前後方向に延びている。複数の下刃先62は、下基部60の左縁と右縁の両方から外側に延びている。下基部60は、複数の下長孔64と、各下長孔64の両端部に配置されている下つなぎ部66と、を有している。複数の下長孔64は、前後方向に並んでいる。下長孔64は、前後方向に長手方向を有する。下つなぎ部66の左右方向の幅は、下基部60の左右方向の幅よりも短い。以下では、下基部60のうち、複数の下長孔64と下つなぎ部66以外の部分を、下連結部68と呼ぶことがある。
園芸用トリマ2は、摺動プレート74と、複数(本実施例では6つ)のガイド部材78と、をさらに備えている。摺動プレート74は、上ブレード8の上側に重なって配置されている。また、摺動プレート74は、ガイドバー6の下側に重なって配置されている。摺動プレート74は、前後方向に延びている。摺動プレート74の上下方向の厚みは、上ブレード8の上下方向の厚みと下ブレード10の上下方向の厚みのそれぞれよりも薄い。摺動プレート74は、上ブレード8が前後方向に往復する際に、上ブレード8の摺動抵抗を低減する。
ガイド部材78は、上ブレード8と下ブレード10の前後方向の往復運動をガイドする。各ガイド部材78は、1つの上長孔54と1つの下長孔64に跨って配置されている。2つのガイド部材78は、第1ボルト82により、ガイドバー6とハウジング12(図2参照)の前部に連結されている。また、4つのガイド部材78は、第2ボルト84とナット86により、ガイドバー6にのみ連結されている。ガイドバー6と、摺動プレート74と、上ブレード8と、下ブレード10が上下方向に重なり合った状態に保持される。この状態では、摺動プレート74と上ブレード8との間および上ブレード8と下ブレード10との間に、微小な隙間が形成されている。
園芸用トリマ2は、抑制構造90をさらに備えている。抑制構造90は、摺動プレート74と、上ブレード8と、下ブレード10に設けられている。以下では、摺動プレート74に設けられた抑制構造90を、第1抑制構造92と呼び、上ブレード8に設けられた抑制構造90を、第2抑制構造94と呼び、下ブレード10に設けられた抑制構造90を、第3抑制構造96と呼ぶ。
摺動プレート74には、複数(本実施例では6つ)の第1抑制構造92が設けられている。6つの第1抑制構造92は、摺動プレート74の後ろ半分に配置されている。第1抑制構造92は、例えば、切り欠きである。第1抑制構造92は、摺動プレート74を上下方向に貫通している。3つの第1抑制構造92は、摺動プレート74の右縁から左側に向かって延びている。残りの3つの第1抑制構造92は、摺動プレート74の左縁から右側に向かって延びている。第1抑制構造92は、摺動プレート74の左右方向の幅の中央近傍まで延びている。図6に示すように、すべての第1抑制構造92は、上下方向に関して、上ブレード8が往復運動している間、常に上ブレード8の上つなぎ部56に対向する位置に配置されている。なお、図6では、第1抑制構造92が上ブレード8に隠れて見えないため、第1抑制構造92が破線で図示されている。例えば、摺動プレート74の後端に最も近い第1抑制構造92は、上下方向に関して、上ブレード8が往復運動している間、常に上ブレード8の後端に最も近い上つなぎ部56に対向する位置に配置されている。また、すべての第1抑制構造92は、上ブレード8が往復運動している間、常に上つなぎ部56を左右方向に横切っている。
上ブレード8には、複数(本実施例では2つ)の第2抑制構造94が設けられている。第2抑制構造94は、例えば、切り欠きである。第2抑制構造94は、上連結部58に配置されている。第2抑制構造94は、上ブレード8を上下方向に貫通している。第2抑制構造94は、上ブレード8の右縁から左側に向かって延びている。第2抑制構造94は、上ブレード8の左右方向の幅の中央近傍まで延びている。図7に示すように、後端側の第2抑制構造94は、上下方向に関して、上ブレード8と下ブレード10が1回往復運動するのに要する期間の内の一定期間において、下ブレード10の下つなぎ部66に対向する位置に配置されている。先端側の第2抑制構造94は、上下方向に関して、上ブレード8と下ブレード10が1回往復運動するのに要する期間の内の一定期間において、下ブレード10の下連結部68に対向する位置に配置されている。
図5に示すように、下ブレード10には、複数(本実施例では2つ)の第3抑制構造96が設けられている。第3抑制構造96は、例えば、切り欠きである。第3抑制構造96は、下連結部68に配置されている。第3抑制構造96は、下ブレード10を上下方向に貫通している。第3抑制構造96は、下ブレード10の左縁から右側に向かって延びている。第3抑制構造96は、下ブレード10の左右方向の幅の中央近傍まで延びている。図7に示すように、後端側の第3抑制構造96は、上下方向に関して、上ブレード8と下ブレード10が1回往復運動するのに要する期間の内の一定期間において、上ブレード8の上つなぎ部56に対向する位置に配置されている。先端側の第3抑制構造96は、上下方向に関して、上ブレード8と下ブレード10が1回往復運動するのに要する期間の内の一定期間において、上ブレード8の上連結部58に対向する位置に配置されている。また、図8に示すように、上ブレード8の先端の位置と下ブレード10と先端の位置が前後方向に一致した状態では、第3抑制構造96のそれぞれは、上下方向に関して、第2抑制構造94のそれぞれと対向する位置に配置されている。
次に、上ブレード8と下ブレード10が前後方向に往復運動した際のグリスの動きについて説明する。図2に示す上ブレード8と下ブレード10が往復運動すると、上ブレード8と下ブレード10が発熱する。上ブレード8と下ブレード10の熱が変換機構28に伝わり、変換機構28に塗布されているグリスの温度が上昇する。これにより、グリスの粘度が低下し、グリスの流動性が高くなる。上ブレード8と下ブレード10が往復運動することに伴い、変換機構28に塗布されていたグリスは、上ブレード8と下ブレード10の表面に移動する。摺動プレート74と上ブレード8との間、および上ブレード8と下ブレード10との間には、微小な隙間が形成されているため、グリスは、毛細管現象により、摺動プレート74と上ブレード8との間、および上ブレード8と下ブレード10との間の微小な隙間に侵入する。
園芸用トリマ2が本実施例の抑制構造90を備えていない場合、摺動プレート74と上ブレード8との間の微小な隙間に侵入したグリスは、毛細管現象により、上ブレード8の先端に向かって移動する。グリスは、上ブレード8の先端まで移動し、摺動プレート74と上ブレード8との間の微小な隙間の全体にわたって配置される。上ブレード8と下ブレード10との間の微小な隙間に侵入したグリスは、毛細管現象により、上ブレード8と下ブレード10の先端に向かって移動する。グリスは、上ブレード8と下ブレード10の先端まで移動し、上ブレード8と下ブレード10との間の微小な隙間の全体にわたって配置される。この結果、摺動プレート74と上ブレード8との間の摺動抵抗、および上ブレード8と下ブレード10との間の摺動抵抗が高くなってしまう。
本実施例では、園芸用トリマ2が抑制構造90を備えている。このため、本実施例のグリスの動き方が、園芸用トリマ2が抑制構造90を備えていない場合のグリスの動き方と異なる。まず、グリスが摺動プレート74と上ブレード8との間を動く挙動について説明する。すべての第1抑制構造92は、上ブレード8が往復運動をしている際に、常に上つなぎ部56に対向する位置に配置されている。このため、上つなぎ部56上には、微小な隙間よりも上下方向に広い隙間が形成されることとなる。この結果、当該広い隙間には、毛細管現象が発生し難く、グリスは、上つなぎ部56上を移動することができない。グリスは、摺動プレート74と上ブレード8との間を、上ブレード8の先端側に移動することができず、上ブレード8の後端近傍に留まる。よって、グリスが上ブレード8の先端まで移動した場合と比較して、摺動プレート74と上ブレード8との摺動抵抗が高まることを抑制することができる。
次に、グリスが上ブレード8と下ブレード10との間を動く挙動について説明する。図7に示すように、後端側の第2抑制構造94が下つなぎ部66に対向する位置に配置され、後端側の第3抑制構造96が上つなぎ部56に対向する位置に配置されると、右側の下つなぎ部66上と左側の上つなぎ部56上には、微小な隙間よりも上下方向に広い隙間が形成される。このため、当該広い隙間には、毛細管現象が発生し難く、グリスは、右側の下つなぎ部66上と左側の上つなぎ部56上を移動することができない。また、図8に示すように、第2抑制構造94が第3抑制構造96と対向する位置に配置されると、対向する領域において、上連結部58上と下連結部68上には、微小な隙間よりも上下方向に広い隙間が形成される。このため、当該広い隙間には、毛細管現象が発生し難く、グリスは、上連結部58上と下連結部68上を移動することができない。以上より、グリスは、上ブレード8と下ブレード10との間を、上ブレード8と下ブレード10の先端側に移動することができず、上ブレード8と下ブレード10の後ろ半分に留まる。よって、グリスが上ブレード8と下ブレード10の先端まで移動した場合と比較して、上ブレード8と下ブレード10との摺動抵抗が高まることを抑制することができる。
(効果)
本実施例の園芸用トリマ2は、電動モータ24と、電動モータ24の回転運動を前後方向に沿う往復運動に変換する変換機構28と、変換機構28に連結された上ブレード8と、前後方向に直交する上下方向に上ブレード8と重なり合った摺動プレート74(または下ブレード10)と、を備えている。上ブレード8は、変換機構28の動作に伴い、前後方向に沿って摺動プレート74(または下ブレード10)に対して相対的に往復運動する。変換機構28の少なくとも一部には、グリスが付着している。上ブレード8は、前後方向に並んで配置されている複数の上長孔54と、前後方向と上下方向の両方に直交する左右方向において、各上長孔54の両端部に配置されている上つなぎ部56と、を有している。園芸用トリマ2は、前後方向における上ブレード8の先端に向けてグリスが移動することを抑制する抑制構造90をさらに備えている。抑制構造90は、上ブレード8が摺動プレート74(または下ブレード10)に対して往復運動したときに、摺動プレート74(または下ブレード10)の、上つなぎ部56と上下方向に対向する位置に設けられている。
上ブレード8の往復運動に伴い、グリスが毛細管現象により上ブレード8と摺動プレート74(または下ブレード10)との間の微小な隙間に侵入して微小な隙間内を移動しようとする際、上ブレード8の上つなぎ部56上を移動する必要がある。上記の構成では、上ブレード8が摺動プレート74(または下ブレード10)に対して相対的に往復運動すると、抑制構造90が上つなぎ部56と対向する位置に配置される。このため、グリスが毛細管現象により上つなぎ部56上を移動しようとしても、グリスは、抑制構造90の位置まで到達すると、それ以上、上ブレード8の先端に向かって移動することができなくなる。これにより、グリスが、上ブレード8の先端側の微小な隙間に配置されない。この結果、上ブレード8の往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
また、抑制構造90は、上ブレード8が摺動プレート74(または下ブレード10)に対して往復運動したときに、摺動プレート74(または下ブレード10)の、前後方向における上ブレード8の後端に最も近い上つなぎ部56と上下方向に対向する位置に設けられている。
上記の構成では、上ブレード8の後端に最も近い位置で、グリスがその位置よりも上ブレード8の先端側に移動することを抑制できる。これにより、上ブレード8と摺動プレート74(または下ブレード10)との間の微小な隙間内に配置されるグリスの量を少なくすることができる。この結果、上ブレード8の往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
また、抑制構造90は、摺動プレート74(または下ブレード10)の左右方向の外縁から内側に向かって形成されており、摺動プレート74(または下ブレード10)を上下方向に貫通している切り欠きを備えている。
上記の構成では、切り欠きが摺動プレート74(または下ブレード10)に形成されているため、摺動プレート74(または下ブレード10)は、上下方向において、上つなぎ部56と対向していない部分を有する。このため、グリスは、上ブレード8の先端に向かって上つなぎ部56上を移動することができない。これにより、摺動プレート74(または下ブレード10)に切り欠きを設ける簡便な構成により、上ブレード8の往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
また、抑制構造90は、さらに、上ブレード8の摺動プレート74(または下ブレード10)に対向する面に設けられている。
上記の構成では、摺動プレート74(または下ブレード10)に設けられた抑制構造90と上ブレード8に設けられた抑制構造90の両方を用いて、グリスが上ブレード8の先端に向かって移動することを抑制することができる。これにより、上ブレード8の往復運動に関する摺動抵抗が高くなることをより抑制することができる。
また、抑制構造90は、上ブレード8の上つなぎ部56を除く上連結部58に設けられている。
上つなぎ部56は、上長孔54の左右方向の両端部に配置されているため、前後方向に関して、上ブレード8の上つなぎ部56の強度は、上ブレード8の上つなぎ部56を除く上連結部58の強度よりも低い。このため、抑制構造90が上つなぎ部56に設けられる場合、上ブレード8が上つなぎ部56で破損し易くなる。上記の構成では、抑制構造90が上連結部58に設けられているため、抑制構造90が上ブレード8の上つなぎ部56に設けられている場合と比較して、上ブレード8が上つなぎ部56で破損することを抑制することができる。
また、摺動プレート74は、対向部材として機能し、上ブレード8の往復運動に伴う摺動抵抗を低減する。
上記の構成では、摺動プレート74に抑制構造90が設けられることにより、上ブレード8の摺動抵抗を抑制することができるとともに、グリスが上ブレード8の先端に向かって移動することを抑制することができる。
また、園芸用トリマ2は、上下方向に上ブレード8と重なり合っている摺動プレート74をさらに備えている。下ブレード10は、対向部材として機能する。上ブレード8と下ブレード10は、変換機構28の動作に伴い、前後方向に沿って摺動プレート74に対して往復運動する。
上記の構成では、グリスが上ブレード8と下ブレード10との間の微小な隙間を移動して、上ブレード8と下ブレード10の先端に向かって移動することを抑制することができる。これにより、上ブレード8と下ブレード10の往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
また、上ブレード8は、左右方向の両外縁に複数の上刃先52を有している。
上記の構成では、上刃先52が上ブレード8の左右方向の一方の外縁にのみ設けられている場合と比較して、園芸用トリマ2の作業性を高めることができる。
また、電動モータ24は、原動機として機能する。
上記の構成では、原動機がエンジンである場合と比較して、園芸用トリマ2の作業時の振動を抑制することができる。
(対応関係)
電動モータ24は、「原動機」の一例である。前後方向は、「第1方向」の一例である。上下方向は、「第2方向」の一例である。左右方向は、「第3方向」の一例である。摺動プレート74と下ブレード10は、「対向部材」の一例である。上ブレード8は、「第1ブレード」の一例である。上長孔54は、「第1長孔」の一例である。上つなぎ部56は、「第1つなぎ部」の一例である。上連結部58は、「第1ブレードの第1つなぎ部を除く部分」の一例である。摺動プレート74は、「プレート部材」の一例である。下ブレード10は、「第2ブレード」の一例である。上刃先52は、「第1刃先」の一例である。
(第2実施例)
図9を参照して、第2実施例を説明する。第2実施例では、第1実施例と異なる点のみを説明し、第1実施例と同様の点については同様の符号を付して説明を省略する。第2実施例では、上ブレード8には、第2抑制構造94に加えて、第4抑制構造194が設けられている。また、下ブレード10には、第3抑制構造96に加えて、第5抑制構造196が設けられている。
第4抑制構造194は、例えば、切り欠きである。第4抑制構造194は、上連結部58に配置されている。第4抑制構造194は、上ブレード8の左縁から右側に向かって延びている。第4抑制構造194は、上ブレード8の左右方向の幅の中央近傍まで延びている。
第5抑制構造196は、例えば、切り欠きである。第5抑制構造196は、下連結部68に配置されている。第5抑制構造196は、下ブレード10の左縁から右側に向かって延びている。第5抑制構造196は、下ブレード10の左右方向の幅の中央近傍まで延びている。第5抑制構造196のそれぞれは、上下方向に関して、上ブレード8と下ブレード10が1回往復運動するのに要する期間の内の一定期間において、第4抑制構造194のそれぞれと対向する位置に配置されている。本実施例では、第1実施例と比較して、グリスは、上ブレード8と下ブレード10の間を、上ブレード8と下ブレード10の先端側により移動することができず、上ブレード8と下ブレード10との摺動抵抗が高まることをより抑制することができる。
(第3実施例)
図10および図11を参照して、第3実施例を説明する。第3実施例では、第1実施例と異なる点のみを説明し、第1実施例と同様の点については同様の符号を付して説明を省略する。第3実施例では、上ブレード8には、第1実施例の第2抑制構造94と異なる構成を有する第2抑制構造294が設けられている。また、下ブレード10には、第1実施例の第3抑制構造96と異なる構成を有する第3抑制構造296が設けられている。
図10に示すように、第2抑制構造294は、例えば、上ブレード8の下面50aから上側に凹んだ溝である。なお、上ブレード8の下面50aは、下ブレード10の上面60aと対向している。第2抑制構造294は、上連結部58に配置されている。上ブレード8のうちの第2抑制構造294が設けられている部分の上下方向の厚みは、上ブレード8の他の部分の上下方向の厚みよりも薄い。第2抑制構造294は、上下方向に関して、左側の下つなぎ部66に対向する位置に配置されている。第2抑制構造294は、左右方向に関して、左側の下つなぎ部66の右端よりも右側まで配置されている。第2抑制構造294の底面と下ブレード10との間には、上ブレード8と下ブレード10との間の微小な隙間よりも上下方向に広い隙間が形成されている。これにより、グリスは、毛細管現象により、左側の下つなぎ部66上を、第2抑制構造294を超えて移動することができない。
図11に示すように、第3抑制構造296は、例えば、下ブレード10の上面60aから下側に向かって凹んだ溝である。第3抑制構造296は、下連結部68に配置されている。下ブレード10のうちの第3抑制構造296が設けられている部分の上下方向の厚みは、下ブレード10の他の部分の上下方向の厚みよりも薄い。第3抑制構造296は、上下方向に関して、右側の上つなぎ部56に対向する位置に配置されている。第3抑制構造296は、左右方向に関して、右側の上つなぎ部56の左端よりも左側まで配置されている。第3抑制構造296の底面と上ブレード8との間には、上ブレード8と下ブレード10との間の微小な隙間よりも上下方向に広い隙間が形成されている。これにより、グリスは、毛細管現象により、右側の上つなぎ部56上を、第3抑制構造296を超えて移動することができない。
(効果)
抑制構造296は、下ブレード10の上ブレード8と対向する上面60aに設けられており、上面60aから上下方向に向かって内側に凹んだ溝を備えている。
上記の構成では、溝が下ブレード10が形成されているため、溝の底面と上ブレード8の下面50aとの距離は、下ブレード10と上ブレード8との間の微小な隙間の距離よりも長い。このため、溝の底面と上ブレード8の下面50aとの間に毛細管現象が発生し難くなる。これにより、下ブレード10に溝を設ける簡便な構成により、上ブレード8の往復運動に関する摺動抵抗が高くなることを抑制することができる。
一実施形態に係る抑制構造90は、切り欠き、溝に限らず、他の構成であってもよい。
一実施形態に係る園芸用トリマ2は、摺動プレート74を備えていなくてもよい。この場合、抑制構造90は、ガイドバー6に設けられていてもよい。ガイドバー6は、「対向部材」の一例である。
一実施形態に係る抑制構造90は、摺動プレート74にのみ設けられていてもよい。また、抑制構造90は、上ブレード8と下ブレード10の一方にのみ設けられていてよい。
一実施形態に係る上ブレード8は、左右方向の両縁の一方にのみ複数の上刃先52を有していてもよい。また、下ブレード10は、左右方向の両縁の一方にのみ複数の下刃先62を有していてもよい。
一実施形態に係る園芸用トリマ2は、電動モータ24に替えて、エンジンを備えていてもよい。
一実施形態に係る変換機構28は、カムクランク方式の構成であってもよい。
2 :園芸用トリマ
4 :本体
6 :ガイドバー
8 :上ブレード
10 :下ブレード
24 :電動モータ
28 :変換機構
32 :カバー部材
50 :上基部
50a :下面
52 :上刃先
54 :上長孔
56 :上つなぎ部
58 :上連結部
60 :下基部
60a :上面
62 :下刃先
64 :下長孔
66 :下つなぎ部
68 :下連結部
74 :摺動プレート
90、92、94、96、194、196、294、296:抑制構造
B :バッテリパック

Claims (10)

  1. 園芸用トリマであって、
    原動機と、
    前記原動機の回転運動を第1方向に沿う往復運動に変換する変換機構と、
    前記変換機構に連結された第1ブレードと、
    前記第1方向に直交する第2方向に前記第1ブレードと重なり合った対向部材と、を備えており、
    前記第1ブレードは、前記変換機構の動作に伴い、前記第1方向に沿って前記対向部材に対して相対的に往復運動し、
    前記変換機構の少なくとも一部には、グリスが付着しており、
    前記第1ブレードは、
    前記第1方向に並んで配置されている複数の第1長孔と、
    前記第1方向と前記第2方向の両方に直交する第3方向において、各前記第1長孔の両端部に配置されている第1つなぎ部と、を有しており、
    前記園芸用トリマは、
    前記第1方向における前記第1ブレードの先端に向けて前記グリスが移動することを抑制する抑制構造をさらに備えており、
    前記抑制構造は、前記第1ブレードが前記対向部材に対して往復運動したときに、前記対向部材の、前記第1つなぎ部と前記第2方向に対向する位置に設けられている、園芸用トリマ。
  2. 前記抑制構造は、前記第1ブレードが前記対向部材に対して往復運動したときに、前記対向部材の、前記第1方向における前記第1ブレードの後端に最も近い前記第1つなぎ部と前記第2方向に対向する位置に設けられている、請求項1に記載の園芸用トリマ。
  3. 前記抑制構造は、前記対向部材の前記第3方向の外縁から内側に向かって形成されており、前記対向部材を前記第2方向に貫通している切り欠きを備えている、請求項1または2に記載の園芸用トリマ。
  4. 前記抑制構造は、前記対向部材の前記第1ブレードと対向する面に設けられており、前記面から前記第2方向に向かって内側に凹んだ溝を備えている、請求項1または2に記載の園芸用トリマ。
  5. 前記抑制構造は、さらに、前記第1ブレードの前記対向部材に対向する面に設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の園芸用トリマ。
  6. 前記抑制構造は、前記第1ブレードの前記第1つなぎ部を除く部分に設けられている、請求項5に記載の園芸用トリマ。
  7. 前記対向部材は、前記第1ブレードの前記往復運動に伴う摺動抵抗を低減するプレート部材である、請求項1から6のいずれか一項に記載の園芸用トリマ。
  8. 前記第2方向に前記第1ブレードと重なり合っているプレート部材をさらに備えており、
    前記対向部材は、第2ブレードであり、
    前記第1ブレードと前記第2ブレードは、前記変換機構の動作に伴い、前記第1方向に沿って前記プレート部材に対して往復運動する、請求項1から6のいずれか一項に記載の園芸用トリマ。
  9. 前記第1ブレードは、前記第3方向の両外縁に複数の第1刃先を有している、請求項1から8のいずれか一項に記載の園芸用トリマ。
  10. 前記原動機は、電動モータである、請求項1から9のいずれか一項に記載の園芸用トリマ。

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