JP2023047968A - 作業機およびブレードユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】草や芝等の被切断物が第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入することを抑制しつつ、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入した被切断物を排出する。【解決手段】作業機は、第1ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに対して第2ブレードと反対側で、第1ブレードと重なり合う第1ガイド部材と、上下方向に関して、第2ブレードに対して第1ブレードと反対側で、第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えている。第1ブレードは、第1長孔を備えている。第2ブレードは、第2ブレードの第1側面と反対側の第2側面から第2ブレードの第1側面に向かって延びている切り欠きを備えている。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1ブレードの第1長孔の少なくとも一部は、第2ブレードの切り欠きと上下方向に重なり合う。【選択図】図8
Description
本発明は、作業機およびブレードユニットに関する。
特許文献1に、作業機が開示されている。作業機は、原動機と、原動機の動力を変換する動力変換機構と、動力変換機構に接続される第1ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、を備えている。原動機の動力により、第1ブレードは、第2ブレードに対して、第1方向に沿って往復運動する。第1ブレードは、第1方向に沿って延びる第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、長手方向を前記第1方向に有する第1長孔と、を備えている。第2ブレードは、第1方向に沿って延びる第2ブレードの第1側面に配置されている第2刃先と、第2ブレードを上下方向に貫通する逃げ孔と、を備えている。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1ブレードの第1長孔の少なくとも一部は、第2ブレードの逃げ孔と上下方向に重なり合う。
上記のような作業機では、草や芝等の被切断物が第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入した場合、第1ブレードの第1長孔と第2ブレードの逃げ孔から、被切断物を排出することができる。一方、第1長孔と逃げ孔がともに塞がれていないため、第1長孔と逃げ孔を介して、被切断物が第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入し易くなる。本明細書では、草や芝等の被切断物が第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入することを抑制しつつ、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入した被切断物を排出することができる技術を開示する。
本明細書が開示する作業機は、原動機と、原動機の動力を変換する動力変換機構と、動力変換機構に接続される第1ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに対して第2ブレードと反対側で、第1ブレードと重なり合う第1ガイド部材と、上下方向に関して、第2ブレードに対して第1ブレードと反対側で、第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えている。原動機の動力により、第1ブレードは、第2ブレードに対して、第1方向に沿って往復運動する。第1ブレードは、第1方向に沿って延びる第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、長手方向を第1方向に有しており、上下方向に関して、第1ガイド部材により塞がれる第1長孔と、を備えている。第2ブレードは、第1方向に沿って延びる第2ブレードの第1側面であって、上下方向に関して第1ブレードの第1側面と並んでいる第2ブレードの第1側面に配置されている第2刃先と、第2ブレードの第1側面と反対側の第2側面から第2ブレードの第1側面に向かって延びており、上下方向に関して、第2ガイド部材により塞がれる切り欠きと、を備えている。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1ブレードの第1長孔の少なくとも一部は、第2ブレードの切り欠きと上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、第1ガイド部材が第1ブレードの第1長孔を塞ぎ、第2ガイド部材が第2ブレードの切り欠きを塞ぐ。これにより、草や芝等の被切断物が、第1長孔と切り欠きを介して、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入することを抑制することができる。また、第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1長孔は、切り欠きと連通する。これにより、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入した被切断物を、第1長孔から切り欠きに押し出して、切り欠きから外部に排出することができる。
本明細書が開示するブレードユニットには、動力変換機構を介して原動機の動力が伝達される。ブレードユニットは、第1ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに対して第2ブレードと反対側で、第1ブレードと重なり合う第1ガイド部材と、上下方向に関して、第2ブレードに対して第1ブレードと反対側で、第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えている。原動機の動力により、第1ブレードは、第2ブレードに対して、第1方向に沿って往復運動する。第1ブレードは、第1方向に直交する第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、長手方向を第1方向に有しており、上下方向に関して、第1ガイド部材により塞がれる第1長孔と、を備えている。第2ブレードは、第1方向に直交する第2ブレードの第1側面であって、上下方向に関して第1ブレードの第1側面と並んでいる第2ブレードの第1側面に配置されている第2刃先と、第2ブレードの第1側面と反対側の第2側面から第2ブレードの第1側面に向かって延びており、上下方向に関して、第2ガイド部材により塞がれる切り欠きと、を備えている。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1ブレードの第1長孔の少なくとも一部は、第2ブレードの切り欠きと上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、上記の作業機と同様の効果を奏することができる。
本明細書が開示する作業機は、原動機と、原動機の動力を変換する動力変換機構と、動力変換機構に接続される第1ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに対して第2ブレードと反対側で、第1ブレードと重なり合う摺動プレートと、上下方向に関して、摺動プレートに対して第1ブレードと反対側で、摺動プレートと重なり合う第1ガイド部材と、上下方向に関して、第2ブレードに対して第1ブレードと反対側で、第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えている。原動機の動力により、第1ブレードは、第2ブレードに対して第1方向に沿って往復運動する。第1ブレードは、第1方向に沿って延びる第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、長手方向を第1方向に有している第1長孔と、を備えている。第2ブレードは、第1方向に沿って延びる第2ブレードの第1側面であって、上下方向に関して第1ブレードの第1側面と並んでいる第2ブレードの第1側面に配置されている第2刃先を備えている。摺動プレートは、第1方向に沿って延びる摺動プレートの第1側面と反対側の第2側面から摺動プレートの第1側面に向かって延びており、上下方向に関して、第1ガイド部材により塞がれる摺動切り欠きを備えている。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1ブレードの第1長孔の少なくとも一部は、摺動プレートの摺動切り欠きと上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、第2ブレードが第1ブレードの第1長孔を塞ぎ、第1ガイド部材が摺動プレートの摺動切り欠きを塞ぐ。これにより、草や芝等の被切断物が、第1長孔と摺動切り欠きを介して、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入することを抑制することができる。また、第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1長孔は、摺動切り欠きと連通する。これにより、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入した被切断物を、第1長孔から摺動切り欠きに押し出して、摺動切り欠きから外部に排出することができる。
本明細書が開示するブレードユニットには、動力変換機構を介して原動機の動力が伝達される。ブレードユニットは、第1ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに対して第2ブレードと反対側で、第1ブレードと重なり合う摺動プレートと、上下方向に関して、摺動プレートに対して第1ブレードと反対側で、摺動プレートと重なり合う第1ガイド部材と、上下方向に関して、第2ブレードに対して第1ブレードと反対側で、第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えている。原動機の動力により、第1ブレードは、第2ブレードに対して第1方向に沿って往復運動する。第1ブレードは、第1方向に沿って延びる第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、長手方向を第1方向に有している第1長孔と、を備えている。第2ブレードは、第1方向に沿って延びる第2ブレードの第1側面であって、上下方向に関して第1ブレードの第1側面と並んでいる第2ブレードの第1側面に配置されている第2刃先を備えている。摺動プレートは、第1方向に沿って延びる摺動プレートの第1側面と反対側の第2側面から摺動プレートの第1側面に向かって延びており、上下方向に関して、第1ガイド部材により塞がれる摺動切り欠きを備えている。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1ブレードの第1長孔の少なくとも一部は、摺動プレートの摺動切り欠きと上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、上記の作業機と同様の効果を奏することができる。
以下では、本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、以下に開示される追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された作業機およびブレードユニット、その製造方法及び使用方法を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、上記及び下記の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、独立及び従属クレームに記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
本明細書及び/又は特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施例及び/又はクレームに記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲及びグループ又は集団に関する記載は、出願当初の開示ならびにクレームされた特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
本明細書が開示する作業機は、原動機と、原動機の動力を変換する動力変換機構と、動力変換機構に接続される第1ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに対して第2ブレードと反対側で、第1ブレードと重なり合う第1ガイド部材と、上下方向に関して、第2ブレードに対して第1ブレードと反対側で、第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えている。原動機の動力により、第1ブレードは、第2ブレードに対して、第1方向に沿って往復運動する。第1ブレードは、第1方向に沿って延びる第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、長手方向を第1方向に有しており、上下方向に関して、第1ガイド部材により塞がれる第1長孔と、を備えている。第2ブレードは、第1方向に沿って延びる第2ブレードの第1側面であって、上下方向に関して第1ブレードの第1側面と並んでいる第2ブレードの第1側面に配置されている第2刃先と、第2ブレードの第1側面と反対側の第2側面から第2ブレードの第1側面に向かって延びており、上下方向に関して、第2ガイド部材により塞がれる切り欠きと、を備えている。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1ブレードの第1長孔の少なくとも一部は、第2ブレードの切り欠きと上下方向に重なり合う。
1またはそれ以上の実施形態において、第1長孔は、第1方向に沿って延びる第1長孔本体と、第1長孔本体の第1方向の一端から、第1ブレードの第1側面と反対側の第2側面に向かって延びる第1一端側草溜まり部と、を備えていてもよい。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1一端側草溜まり部の少なくとも一部は、第2ブレードの切り欠きと上下方向に重なり合ってもよい。
第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動すると、第1長孔内の被切断物は、第1長孔の第1方向の一端に押し出され易い。上記の構成によれば、第1一端側草溜まり部が第1長孔本体の第1方向の一端に配置されているため、被切断物は、第1長孔本体から第1一端側草溜まり部に押し出される。このため、被切断物を、第1一端側草溜まり部を介して第2ブレードの切り欠きに押し出して、切り欠きから外部により排出し易くすることができる。
1またはそれ以上の実施形態において、第1長孔は、第1長孔本体の第1方向の他端から第1ブレードの第2側面に向かって延びる第1他端側草溜まり部と、を備えていてもよい。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1他端側草溜まり部の少なくとも一部は、第2ブレードの切り欠きと上下方向に重なり合ってもよい。
第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動すると、第1長孔内の被切断物は、第1長孔の第1方向の他端にも押し出され易い。上記の構成によれば、第1他端側草溜まり部が第1長孔本体の第1方向の他端に配置されているため、被切断物は、第1長孔本体から第1他端側草溜まり部に押し出される。このため、被切断物を、第1他端側草溜まり部を介して第2ブレードの切り欠きに押し出して、切り欠きから外部により排出し易くすることができる。
1またはそれ以上の実施形態において、第1ブレードは、第1ブレードの第1側面と反対側の第2側面から第1ブレードの第1側面に向かって延びており、上下方向に関して、第1ガイド部材により塞がれる第1切り欠きをさらに備えていてもよい。第2ブレードは、長手方向を第1方向に有しており、上下方向に関して、第2ガイド部材により塞がれる第2長孔をさらに備えていてもよい。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第2ブレードの第2長孔の少なくとも一部は、第1ブレードの第1切り欠きと上下方向に重なり合ってもよい。
上記の構成によれば、第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第2長孔は、第1切り欠きと連通する。これにより、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入した被切断物を、第2長孔から第1切り欠きに押し出すことができる。被切断物を第1切り欠きから外部に排出することができる。
1またはそれ以上の実施形態において、第2ブレードは、第1ブレードの形状に一致する形状を有していてもよい。
上記の構成によれば、第1ブレードを第2ブレードとしても使用することができ、第2ブレードを第1ブレードとしても使用することができる。
1またはそれ以上の実施形態において、第2ブレードは、動力変換機構に接続されていてもよい。第1ブレードと第2ブレードはともに、原動機の動力により、第1ガイド部材と第2ガイド部材に対して、第1方向に沿って往復運動してもよい。
上記の構成によれば、第1ブレードと第2ブレードがともに往復運動することができるため、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入した被切断物を、第1長孔から切り欠きに、より押し出しやすくすることができる。
1またはそれ以上の実施形態において、ユーザが作業機を使用する際に、ユーザは、作業機の後側に位置してもよい。第1ブレードの第1側面は、第1ブレードの前端に配置されていてもよい。第2ブレードの第1側面は、第2ブレードの前端に配置されていてもよい。
上記の構成によれば、通常、ユーザが作業機を前側に移動させる際に、第1ブレードと第2ブレードが、被切断物を切断する。この場合、被切断物は、第1ブレードと第2ブレードとの間を前側から後側に向かって移動し易くなる。第2ブレードの第2側面は、第2ブレードの第1側面と反対側に位置するため、第2ブレードの切り欠きは、第2ブレードの第1側面の後側に配置される。上記の構成によれば、第1ブレードと第2ブレードとの間に侵入した被切断物を、作業機の移動方向と反対の方向に向かって排出することができる。
本明細書が開示する作業機は、原動機と、原動機の動力を変換する動力変換機構と、動力変換機構に接続される第1ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、上下方向に関して、第1ブレードに対して第2ブレードと反対側で、第1ブレードと重なり合う摺動プレートと、上下方向に関して、摺動プレートに対して第1ブレードと反対側で、摺動プレートと重なり合う第1ガイド部材と、上下方向に関して、第2ブレードに対して第1ブレードと反対側で、第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えている。原動機の動力により、第1ブレードは、第2ブレードに対して第1方向に沿って往復運動する。第1ブレードは、第1方向に沿って延びる第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、長手方向を第1方向に有している第1長孔と、を備えている。第2ブレードは、第1方向に沿って延びる第2ブレードの第1側面であって、上下方向に関して第1ブレードの第1側面と並んでいる第2ブレードの第1側面に配置されている第2刃先を備えている。摺動プレートは、第1方向に沿って延びる摺動プレートの第1側面と反対側の第2側面から摺動プレートの第1側面に向かって延びており、上下方向に関して、第1ガイド部材により塞がれる摺動切り欠きを備えている。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1ブレードの第1長孔の少なくとも一部は、摺動プレートの摺動切り欠きと上下方向に重なり合う。
1またはそれ以上の実施形態において、第1長孔は、第1方向に沿って延びる第1長孔本体と、第1長孔本体の第1方向の一端から、第1ブレードの第1側面と反対側の第2側面に向かって延びる第1一端側草溜まり部と、を備えていてもよい。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、第1一端側草溜まり部の少なくとも一部は、摺動プレートの摺動切り欠きと上下方向に重なり合ってもよい。
第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動すると、第1長孔内の被切断物は、第1長孔の第1方向の一端に押し出され易い。上記の構成によれば、第1一端側草溜まり部が第1長孔本体の第1方向の一端に配置されているため、被切断物は、第1長孔本体から第1一端側草溜まり部に押し出される。このため、被切断物を、第1一端側草溜まり部を介して摺動切り欠きに押し出して、摺動切り欠きから外部により排出し易くすることができる。
1またはそれ以上の実施形態において、第1ブレードは、第1ブレードの第1側面と反対側の第2側面から第1ブレードの第1側面に向かって延びており、上下方向に関して、摺動プレートにより塞がれる第1切り欠きをさらに備えていてもよい。摺動プレートは、長手方向を第1方向に有しており、上下方向に関して、第1ガイド部材により塞がれる摺動長孔をさらに備えていてもよい。第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、摺動プレートの摺動長孔の少なくとも一部は、第1ブレードの第1切り欠きと上下方向に重なり合ってもよい。
上記の構成によれば、第1ブレードが第2ブレードに対して往復運動している際に、摺動長孔は、第1切り欠きと連通する。これにより、第1ブレードと摺動プレートとの間に侵入した被切断物を、摺動長孔から第1切り欠きに押し出すことができる。被切断物を第1切り欠きから外部に排出することができる。
(第1実施例)
図1に示すように、本実施例の作業機2は、園芸用の電動作業機、例えば、グラウンドトリマであって、地面に生える草や芝等を刈るために用いられる。作業機2は、直線状に延びる操作棹4と、操作棹4の長手方向の一端に取り付けられた後端ユニット6と、操作棹4の長手方向の他端に取り付けられた前端ユニット8と、操作棹4の長手方向の他端近傍に取り付けられた一対の車輪10と、操作棹4の長手方向の中央近傍に取り付けられたループハンドル12と、バッテリパックBPと、を備えている。作業機2は、バッテリパックBPから供給される電力を使用して動作する。ユーザは、一方の手で後端ユニット6を把持し、他方の手でループハンドル12を把持した状態で、作業機2を前側に押し出して一対の車輪10を回転させることにより、作業機2を地面上で移動させながら、地面に生える草や芝等を刈ることができる。以下では、一対の車輪10が回転することにより作業機2が移動する方向を前後方向と呼び、地面に直交する方向を上下方向と呼び、前後方向および上下方向の両方に直交する方向を左右方向と呼ぶ。
図1に示すように、本実施例の作業機2は、園芸用の電動作業機、例えば、グラウンドトリマであって、地面に生える草や芝等を刈るために用いられる。作業機2は、直線状に延びる操作棹4と、操作棹4の長手方向の一端に取り付けられた後端ユニット6と、操作棹4の長手方向の他端に取り付けられた前端ユニット8と、操作棹4の長手方向の他端近傍に取り付けられた一対の車輪10と、操作棹4の長手方向の中央近傍に取り付けられたループハンドル12と、バッテリパックBPと、を備えている。作業機2は、バッテリパックBPから供給される電力を使用して動作する。ユーザは、一方の手で後端ユニット6を把持し、他方の手でループハンドル12を把持した状態で、作業機2を前側に押し出して一対の車輪10を回転させることにより、作業機2を地面上で移動させながら、地面に生える草や芝等を刈ることができる。以下では、一対の車輪10が回転することにより作業機2が移動する方向を前後方向と呼び、地面に直交する方向を上下方向と呼び、前後方向および上下方向の両方に直交する方向を左右方向と呼ぶ。
図2に示すように、後端ユニット6は、後端ハウジング16を備えている。後端ハウジング16は、支持部18と、把持部20と、バッテリ取付部22と、を備えている。
支持部18には、操作棹4が挿入されている。支持部18の上面には、主電源スイッチ24が配置されている。主電源スイッチ24は、作業機2のオン状態とオフ状態とを切り替える。
把持部20は、支持部18の後側に配置されている。把持部20の前側下部には、トリガ26が回動可能に取り付けられている。トリガ26は、把持部20を把持したユーザの手の指で押し込まれる。作業機2がオン状態であるときに、トリガ26が押し込まれると、後述する電動モータ32(図3参照)が動作する。
また、把持部20の前側上部には、シャークフィン28が回動可能に取り付けられている。シャークフィン28は、把持部20を把持したユーザの手の平で押し込まれる。シャークフィン28が押し込まれている状態では、ユーザは、トリガ26を押し込むことができる。一方、シャークフィン28が押し込まれていない状態では、ユーザは、トリガ26を押し込むことができない。
バッテリ取付部22は、把持部20の後側に配置されている。バッテリ取付部22の後端には、バッテリパックBPが着脱可能に取り付けられる。バッテリパックBPをバッテリ取付部22の後端に沿って、バッテリ取付部22に対して上側から下側に向かってスライドさせることにより、バッテリパックBPをバッテリ取付部22に取り付けることができる。また、バッテリパックBPがバッテリ取付部22に取り付けられた状態から、バッテリパックBPをバッテリ取付部22の後端に沿って、バッテリ取付部22に対して下側から上側に向かってスライドさせることにより、バッテリパックBPをバッテリ取付部22から取り外すことができる。このため、バッテリパックBPを、バッテリ取付部22から取り外して充電することができる。
バッテリ取付部22の内部には、図3に示すように、電動モータ32と、減速機構34が収容されている。電動モータ32は、原動機の一例である。電動モータ32は、例えば、ブラシレスモータである。変形例では、電動モータ32は、ブラシ付きモータであってもよい。電動モータ32は、バッテリパックBP(図2参照)から供給される電力により動作する。
減速機構34は、第1減速ギヤ34aと、第2減速ギヤ34bと、を備えている。第1減速ギヤ34aと第2減速ギヤ34bは、スパーギヤである。第1減速ギヤ34aは、電動モータ32のモータシャフト32aに連結されている。第2減速ギヤ34bは、第1減速ギヤ34aと噛み合っている。第2減速ギヤ34bの歯数は、第1減速ギヤ34aの歯数よりも多い。第1減速ギヤ34aが電動モータ32のモータシャフト32aの回転に伴い回転すると、第2減速ギヤ34bは、第1減速ギヤ34aの回転数よりも低い回転数で回転する。
第2減速ギヤ34bには、伝達シャフト36が連結されている。伝達シャフト36は、後端ユニット6(図1参照)から、操作棹4(図1参照)の内部を通過して、前端ユニット8(図1参照)まで延びている。伝達シャフト36は、第2減速ギヤ34bの回転に伴い回転する。
図4に示すように、前端ユニット8は、一対の車輪10よりも前側において、操作棹4に取り付けられている。前端ユニット8は、前端ハウジング40と、減速機構42(図5参照)と、動力変換機構44(図5参照)と、ブレードユニット46と、を備えている。
図5に示すように、前端ハウジング40は、ギヤハウジング50と、カバー部材52と、を備えている。ギヤハウジング50は、操作棹4の前端にねじ(図示省略)を用いて連結されている。カバー部材52は、ギヤハウジング50の下端開口を閉じる。これにより、ギヤハウジング50とカバー部材52との間に、ギヤ収容室56が形成されている。
減速機構42は、ギヤ収容室56に配置されている。減速機構42は、第3減速ギヤ42aと、第4減速ギヤ42bと、を備えている。第3減速ギヤ42aと第4減速ギヤ42bは、ベベルギヤである。第3減速ギヤ42aは、伝達シャフト36の前端に連結されている。第4減速ギヤ42bは、第3減速ギヤ42aと噛み合っている。第4減速ギヤ42bの歯数は、第3減速ギヤ42aの歯数よりも多い。第3減速ギヤ42aが伝達シャフト36の回転に伴い回転すると、第4減速ギヤ42bは、第3減速ギヤ42aの回転数よりも低い回転数で回転する。また、第4減速ギヤ42bは、上下方向に沿う回転軸の周りを回転する。
動力変換機構44は、カムクランク式の変換機構である。動力変換機構44は、クランクシャフト60と、上ディスク62と、下ディスク64と、を備えている。クランクシャフト60は、ベアリング66、68を介して、ギヤハウジング50とカバー部材52に回動可能に支持されている。クランクシャフト60は、第4減速ギヤ42bに連結されている。また、クランクシャフト60は、カバー部材52を貫通しており、クランクシャフト60の下端は、ギヤ収容室56の外部に配置されている。
上ディスク62と下ディスク64は、クランクシャフト60の下端に連結されている。上ディスク62と下ディスク64は、円板形状を有する。上ディスク62と下ディスク64は、クランクシャフト60の回転により回転する。上ディスク62の回転中心は、上ディスク62の円板形状の中心からオフセットしており、下ディスク64の回転中心は、下ディスク64の円板形状の中心からオフセットしている。上ディスク62が後側から前側に向かって回転すると、下ディスク64は前側から後側に向かって回転し、上ディスク62が前側から後側に向かって回転すると、下ディスク64は後側から前側に向かって回転する。
図6を参照して、ブレードユニット46を説明する。本実施例のブレードユニット46は、地面に生える草や芝等の被切断物を刈ることができる。ブレードユニット46は、第1ブレード70と、第2ブレード72と、第1ガイド部材74と、第2ガイド部材76と、を備えている。
第1ブレード70は、第1ブレード本体78と、複数の第1刃先80と、第1クランクプレート82と、を備えている。第1ブレード本体78は、左右方向に延びている。第1ブレード本体78は、長手方向を左右方向に有する複数の第1長孔84を有する。第1長孔84は、第1ブレード本体78を厚み方向(上下方向)に貫通している。複数の第1刃先80は、左右方向に沿って延びる第1ブレード本体78の前面78aから前側に向かって突出している。複数の第1刃先80は、左右方向に並んでいる。第1クランクプレート82は、第1ブレード本体78の左右方向の中央近傍であって、第1ブレード本体78の後側に配置されている。第1クランクプレート82は、第1クランクプレート82を上下方向に貫通する第1クランク開口86を有する。
図6に示すように、第2ブレード72は、上下方向に関して、第1ブレード70の下側に重なり合っている。第2ブレード72は、第1ブレード70の形状と一致する形状を有している。第2ブレード72は、第2ブレード本体90と、複数の第2刃先92と、第2クランクプレート94と、を備えている。第2ブレード本体90は、左右方向に延びている。第2ブレード本体90が第1ブレード本体78に重なり合っている状態では、第2ブレード本体90の前面90aは、第1ブレード本体78の前面78aと上下方向に並んでおり、第2ブレード本体90の後面90bは、第1ブレード本体78の後面78bと上下方向に並んでおり、第2ブレード本体90の上面90cは、第1ブレード本体78の下面78cと対向している。なお、第2ブレード本体90の上面90cは、第2ブレード72の上面の一部を構成し、第1ブレード本体78の下面78cは、第1ブレード70の下面の一部を構成する。第2ブレード本体90は、長手方向を左右方向に有する複数の第2長孔96を有する。第2長孔96は、第2ブレード本体90を厚み方向(上下方向)に貫通している。複数の第2刃先92は、左右方向に沿って延びる第2ブレード本体90の前面90aから前側に向かって突出している。複数の第2刃先92は、左右方向に並んでいる。第2クランクプレート94は、第2ブレード本体90の左右方向の中央近傍であって、第2ブレード本体90の後側に配置されている。第2クランクプレート94は、第2クランクプレート94を上下方向に貫通する第2クランク開口98を有する。
図6に示すように、第1ガイド部材74は、上下方向に関して、第1ブレード70の上側に重なり合っている。第1ガイド部材74は、第1ブレード70に対して第2ブレード72と反対側に配置されている。第1ガイド部材74は、左右方向に延びている。第1ガイド部材74は、上下方向に関して、第1ブレード本体78の複数の第1長孔84を上側から塞いでいる。第1ガイド部材74は、被切断物や土等が第1ブレード本体78の上側から第1長孔84に侵入することを抑制する。第1ガイド部材74は、第1ガイド部材74を厚み方向(上下方向)に貫通する複数の第1ねじ孔74aを有する。複数の第1ねじ孔74aは、左右方向に並んでいる。
第2ガイド部材76は、上下方向に関して、第2ブレード72の下側に重なり合っている。第2ガイド部材76は、第2ブレード72に対して第1ブレード70と反対側に配置されている。第2ガイド部材76は、第2ガイド部材本体100と、カバー部材102と、を備えている。第2ガイド部材本体100は、左右方向に延びている。第2ガイド部材本体100は、上下方向に関して、第2ブレード本体90の複数の第2長孔96を下側から塞いでいる。第2ガイド部材本体100は、被切断物や土等が第2ブレード本体90の下側から第2長孔96に侵入することを抑制する。第2ガイド部材本体100は、第2ガイド部材本体100を厚み方向(上下方向)に貫通する複数の第2前側ねじ孔100aを有する。複数の第2前側ねじ孔100aは、左右方向に並んでいる。カバー部材102は、第2ガイド部材本体100の左右方向の中央近傍であって、第2ガイド部材本体100の後側に配置されている。カバー部材102は、カバー部材102を厚み方向(上下方向)に貫通する複数の第2後側ねじ孔102aと、カバー部材102の上面から下側に向かって陥凹する凹部102bと、を備えている。
第1ブレード70と第2ブレード72と第1ガイド部材74と第2ガイド部材76は、ねじ106と、ナット108により固定されている。このとき、ねじ106は、第2ガイド部材76の第2前側ねじ孔100aと、第2ブレード72の第2長孔96と、第1ブレード70の第1長孔84と、第1ガイド部材74の第1ねじ孔74aに挿入され、ナット108は、第1ガイド部材74の上側でねじ106を受け入れる。また、第1ブレード70の第1長孔84と第2ブレード72の第2長孔96には、円環形状のスリーブ110が配置される。スリーブ110には、ねじ106が挿入される。スリーブ110は、第1ブレード70と第2ブレード72の左右方向の往復運動をガイドする。
また、図5に示すように、第1ブレード70と第2ブレード72と第1ガイド部材74と第2ガイド部材76が組み付けられた状態で、第2ガイド部材76は、ねじ112が第2後側ねじ孔102a(図6参照)に挿入されることにより、カバー部材52の下側に固定される。これにより、カバー部材52と第2ガイド部材76の凹部102bとの間に、クランク室116が形成される。クランク室116には、動力変換機構44の上ディスク62と、下ディスク64と、第1クランクプレート82と、第2クランクプレート94が配置される。
第1ブレード70と第2ブレード72と第1ガイド部材74と第2ガイド部材76が組み付けられた状態で、第2ガイド部材76がカバー部材52の下側に固定されると、上ディスク62は、第1クランクプレート82の第1クランク開口86に配置され、下ディスク64は、第2クランクプレート94の第2クランク開口98に配置される。上ディスク62が第1クランク開口86の内面に当接しながら回転することにより、第1ブレード70は、前端ハウジング40に対して左右方向に往復運動する。また、下ディスク64が第2クランク開口98の内面に当接しながら回転することにより、第2ブレード72は、前端ハウジング40に対して左右方向に往復運動する。第2ブレード72が左側に移動すると、第1ブレード70は右側に移動し、第2ブレード72が右側に移動すると、第1ブレード70は左側に移動する。
第1ブレード70と第2ブレード72が左右方向に往復運動すると、例えば、第1ブレード70の第1刃先80と第2ブレード72の第2刃先92により切断された草や芝等の被切断物が第1ブレード本体78の下面78cと第2ブレード本体90の上面90cとの間に侵入することがある。このため、図6に示すように、第1ブレード70と第2ブレード72は、被切断物を排出するための排出機構120を備えている。第1ブレード70は、排出機構120として、複数の第1長孔84と、複数の第1切り欠き122と、を備えている。第2ブレード72は、排出機構120として、複数の第2長孔96と、複数の第2切り欠き124と、を備えている。
図7に示すように、複数の第1長孔84は、複数(本実施例では2つ)の第1内側長孔128と、複数(本実施例では4つ)の第1外側長孔130と、を備えている。左右方向に関して、2つの第1内側長孔128は、2つの第1外側長孔130と、残りの2つの第1外側長孔130との間に配置されている。第1内側長孔128は、第1内側長孔本体132と、第1草溜まり部134と、を備えている。第1内側長孔本体132は、左右方向に直線状に延びている。右側に位置する第1内側長孔128では、第1草溜まり部134は、第1内側長孔本体132の右端から、第1ブレード本体78の後面78bに向かって後方右側に延びている。左側に位置する第1内側長孔128では、第1草溜まり部134は、第1内側長孔本体132の左端から、第1ブレード本体78の後面78bに向かって後方左側に延びている。
第1外側長孔130は、第1外側長孔本体138と、第1右側草溜まり部140と、第1左側草溜まり部142と、を備えている。第1外側長孔本体138は、左右方向に直線状に延びている。第1外側長孔本体138の左右方向の長さは、第1内側長孔本体132の左右方向の長さよりも短い。第1右側草溜まり部140は、第1外側長孔本体138の右端から、第1ブレード本体78の後面78bに向かって後方右側に延びている。第1左側草溜まり部142は、第1外側長孔本体138の左端から、第1ブレード本体78の後面78bに向かって後方左側に延びている。前後方向に関して、第1左側草溜まり部142の後端の位置は、第1右側草溜まり部140の後端の位置と、第1草溜まり部134の後端の位置のそれぞれと等しい。
第1切り欠き122は、第1ブレード本体78を厚み方向に貫通している。第1切り欠き122は、第1ブレード本体78の後面78bから、第1ブレード本体78の前面78aに向かって前側に延びている。前後方向に関して、第1切り欠き122は、第1草溜まり部134の後端と、第1右側草溜まり部140の後端と、第1左側草溜まり部142の後端よりも前側まで延びている。第1切り欠き122は、上側から第1ガイド部材74(図6参照)により塞がれている。各第1切り欠き122は、各第1長孔84の後側に対応して配置されている。第1内側長孔128の後側に配置された第1切り欠き122は、第1内側長孔本体132の後側に配置されている。すなわち、第1内側長孔128の後側に配置された第1切り欠き122は、第1草溜まり部134に対して左右方向にずれた位置に配置されている。第1外側長孔130の後側に配置された第1切り欠き122は、第1外側長孔本体138の後側に配置されている。すなわち、第1外側長孔130の後側に配置された第1切り欠き122は、左右方向に関して、第1右側草溜まり部140と第1左側草溜まり部142との間に配置されている。
複数の第2長孔96は、複数(本実施例では2つ)の第2内側長孔146と、複数(本実施例では4つ)の第2外側長孔148と、を備えている。左右方向に関して、2つの第2内側長孔146は、2つの第2外側長孔148と、残りの2つの第2外側長孔148との間に配置されている。第2内側長孔146は、第1内側長孔128の形状と同様の形状を有する。第2内側長孔146は、第2内側長孔本体150と、第2草溜まり部152と、を備えている。第2内側長孔本体150は、左右方向に直線状に延びている。右側に位置する第2内側長孔146では、第2草溜まり部152は、第2内側長孔本体150の右端から、第2ブレード本体90の後面90bに向かって後方右側に延びている。左側に位置する第2内側長孔146では、第2草溜まり部152は、第2内側長孔本体150の左端から、第2ブレード本体90の後面90bに向かって後方左側に延びている。
第2外側長孔148は、第1外側長孔130の形状と同様の形状を有する。第2外側長孔148は、第2外側長孔本体156と、第2右側草溜まり部158と、第2左側草溜まり部160と、を備えている。第2外側長孔本体156は、左右方向に直線状に延びている。第2外側長孔本体156の左右方向の長さは、第2内側長孔本体150の左右方向の長さよりも短い。第2右側草溜まり部158は、第2外側長孔本体156の右端から、第2ブレード本体90の後面90bに向かって後方右側に延びている。第2左側草溜まり部160は、第2外側長孔本体156の左端から、第2ブレード本体90の後面90bに向かって後方左側に延びている。前後方向に関して、第2左側草溜まり部160の後端の位置は、第2右側草溜まり部158の後端の位置と、第2草溜まり部152の後端の位置のそれぞれと等しい。
第2切り欠き124は、第2ブレード本体90を厚み方向に貫通している。第2切り欠き124は、第2ブレード本体90の後面90bから、第2ブレード本体90の前面90aに向かって前側に延びている。前後方向に関して、第2切り欠き124は、第2草溜まり部152の後端と、第2右側草溜まり部158の後端と、第2左側草溜まり部160の後端よりも前側まで延びている。第2切り欠き124は、下側から第2ガイド部材76(図6参照)により塞がれている。各第2切り欠き124は、各第2長孔96の後側に対応して配置されている。第2内側長孔146の後側に配置された第2切り欠き124は、第2内側長孔本体150の後側に配置されている。すなわち、第2内側長孔146の後側に配置された第2切り欠き124は、第2草溜まり部152に対して左右方向にずれた位置に配置されている。第2外側長孔148の後側に配置された第2切り欠き124は、第2外側長孔本体156の後側に配置されている。すなわち、第2外側長孔148の後側に配置された第2切り欠き124は、左右方向に関して、第2右側草溜まり部158と第2左側草溜まり部160との間に配置されている。
次に、被切断物をブレードユニット46の外部に排出する方法を説明する。図6に示すように、第1ブレード70と第2ブレード72が前端ハウジング40(図4参照)に対して左右方向に沿って往復運動すると、第1ブレード本体78の下面78cと第2ブレード本体90の上面90cの間に侵入した被切断物は、第1ブレード本体78の下面78cと第2ブレード本体90の上面90cとの間を後側に向かって移動する。その後、被切断物は、第1ブレード70の第1内側長孔128、第1外側長孔130や第2ブレード72の第2内側長孔146、第2外側長孔148の内部に入り込む。
第1ブレード70と第2ブレード72が往復運動すると、図8に示すように、第1ブレード70の第1長孔84は、第2ブレード72の第2長孔96に対して最もずれた状態になることがある。このとき、第1外側長孔130内の被切断物は、第1外側長孔本体138から第1右側草溜まり部140および/または第1左側草溜まり部142に押し出される。また、第1長孔84が第2長孔96に対して最もずれた状態では、図9に示すように、第1右側草溜まり部140(第1左側草溜まり部142)の一部は、第2ブレード72の第2切り欠き124と上下方向に重なり合う。これにより、第1右側草溜まり部140(第1左側草溜まり部142)は、第2切り欠き124と連通する。第1右側草溜まり部140および/または第1左側草溜まり部142内の被切断物は、第2切り欠き124に押し出されて、第2切り欠き124からブレードユニット46の外部に排出される。
また、図8に示すように、第1ブレード70と第2ブレード72が往復運動すると、第1ブレード70の第1草溜まり部134の一部は、第2ブレード72の第2切り欠き124と上下方向に重なり合うことがある。このとき、第1草溜まり部134は、第2切り欠き124と連通する。第1内側長孔128内の被切断物は、第1内側長孔本体132から第1草溜まり部134に押し出される。その後、被切断物は、第2切り欠き124に押し出されて、第2切り欠き124からブレードユニット46の外部に排出される。
また、第1ブレード70と第2ブレード72が往復運動すると、第2ブレード72の第2右側草溜まり部158(第2左側草溜まり部160)の一部は、第1ブレード70の第1切り欠き122と上下方向に重なり合う。これにより、第2右側草溜まり部158(第2左側草溜まり部160)は、第1切り欠き122と連通する。第2外側長孔148内の被切断物は、第2外側長孔本体156から第2右側草溜まり部158(第2左側草溜まり部160)に押し出される。その後、被切断物は、第1切り欠き122に押し出され、第1切り欠き122からブレードユニット46の外部に排出される。
また、第1ブレード70と第2ブレード72が往復運動すると、第2ブレード72の第2草溜まり部152の一部は、第1ブレード70の第1切り欠き122と上下方向に重なり合う。これにより、第2草溜まり部152は、第1切り欠き122と連通する。第2内側長孔146内の被切断物は、第2内側長孔本体150から第2草溜まり部152に押し出される。その後、被切断物は、第1切り欠き122に押し出され、第1切り欠き122からブレードユニット46の外部に排出される。
(効果)
本実施例では、作業機2は、電動モータ32と、電動モータ32の動力を変換する動力変換機構44と、動力変換機構44に接続される第1ブレード70と、上下方向に関して、第1ブレード70に重なり合う第2ブレード72と、上下方向に関して、第1ブレード70に対して第2ブレード72と反対側で、第1ブレード70と重なり合う第1ガイド部材74と、上下方向に関して、第2ブレード72に対して第1ブレード70と反対側で、第2ブレード72と重なり合う第2ガイド部材76と、を備えている。電動モータ32の動力により、第1ブレード70は、第2ブレード72に対して、左右方向に沿って往復運動する。第1ブレード70は、左右方向に沿って延びる第1ブレード70の第1ブレード本体78の前面78aに配置されている第1刃先80と、長手方向を左右方向に有しており、上下方向に関して、第1ガイド部材74により塞がれる第1長孔84と、を備えている。第2ブレード72は、左右方向に沿って延びる第2ブレード72の第2ブレード本体90の前面90aであって、上下方向に関して第1ブレード70の前面78aと並んでいる第2ブレード72の前面90aに配置されている第2刃先92と、第2ブレード72の前面90aと反対側の後面90bから第2ブレード72の前面90aに向かって延びており、上下方向に関して、第2ガイド部材76により塞がれる第2切り欠き124と、を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1ブレード70の第1長孔84の少なくとも一部は、第2ブレード72の第2切り欠き124と上下方向に重なり合う。
本実施例では、作業機2は、電動モータ32と、電動モータ32の動力を変換する動力変換機構44と、動力変換機構44に接続される第1ブレード70と、上下方向に関して、第1ブレード70に重なり合う第2ブレード72と、上下方向に関して、第1ブレード70に対して第2ブレード72と反対側で、第1ブレード70と重なり合う第1ガイド部材74と、上下方向に関して、第2ブレード72に対して第1ブレード70と反対側で、第2ブレード72と重なり合う第2ガイド部材76と、を備えている。電動モータ32の動力により、第1ブレード70は、第2ブレード72に対して、左右方向に沿って往復運動する。第1ブレード70は、左右方向に沿って延びる第1ブレード70の第1ブレード本体78の前面78aに配置されている第1刃先80と、長手方向を左右方向に有しており、上下方向に関して、第1ガイド部材74により塞がれる第1長孔84と、を備えている。第2ブレード72は、左右方向に沿って延びる第2ブレード72の第2ブレード本体90の前面90aであって、上下方向に関して第1ブレード70の前面78aと並んでいる第2ブレード72の前面90aに配置されている第2刃先92と、第2ブレード72の前面90aと反対側の後面90bから第2ブレード72の前面90aに向かって延びており、上下方向に関して、第2ガイド部材76により塞がれる第2切り欠き124と、を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1ブレード70の第1長孔84の少なくとも一部は、第2ブレード72の第2切り欠き124と上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、第1ガイド部材74が第1ブレード70の第1長孔84を塞ぎ、第2ガイド部材76が第2ブレード72の第2切り欠き124を塞ぐ。これにより、草や芝等の被切断物が、第1長孔84と第2切り欠き124を介して、第1ブレード70と第2ブレード72との間に侵入することを抑制することができる。また、第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1長孔84は、第2切り欠き124と連通する。これにより、第1ブレード70と第2ブレード72との間に侵入した被切断物を、第1長孔84から第2切り欠き124に押し出して、第2切り欠き124から外部に排出することができる。
本実施例では、ブレードユニット46には、動力変換機構44を介して電動モータ32の動力が伝達される。ブレードユニット46は、第1ブレード70と、上下方向に関して、第1ブレード70に重なり合う第2ブレード72と、上下方向に関して、第1ブレード70に対して第2ブレード72と反対側で、第1ブレード70と重なり合う第1ガイド部材74と、上下方向に関して、第2ブレード72に対して第1ブレード70と反対側で、第2ブレード72と重なり合う第2ガイド部材76と、を備えている。電動モータ32の動力により、第1ブレード70は、第2ブレード72に対して、左右方向に沿って往復運動する。第1ブレード70は、左右方向に直交する第1ブレード70の前面78aに配置されている第1刃先80と、長手方向を左右方向に有しており、上下方向に関して、第1ガイド部材74により塞がれる第1長孔84と、を備えている。第2ブレード72は、左右方向に直交する第2ブレード72の前面90aであって、上下方向に関して第1ブレード70の前面78aと並んでいる第2ブレード72の前面90aに配置されている第2刃先92と、第2ブレード72の前面90aと反対側の後面90bから第2ブレード72の前面90aに向かって延びており、上下方向に関して、第2ガイド部材76により塞がれる第2切り欠き124と、を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1ブレード70の第1長孔84の少なくとも一部は、第2ブレード72の第2切り欠き124と上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、上記の作業機2と同様の効果を奏することができる。
また、第1長孔84は、左右方向に沿って延びる第1外側長孔本体138と、第1外側長孔本体138の左右方向の一端から、第1ブレード70の前面78aと反対側の後面78bに向かって延びる第1右側草溜まり部140と、を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1右側草溜まり部140の少なくとも一部は、第2ブレード72の第2切り欠き124と上下方向に重なり合う。
第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動すると、第1長孔84内の被切断物は、第1長孔84の左右方向の一端に押し出され易い。上記の構成によれば、第1右側草溜まり部140が第1外側長孔本体138の左右方向の一端に配置されているため、第1長孔84内の被切断物は、第1外側長孔本体138から第1右側草溜まり部140に押し出される。このため、被切断物を、第1右側草溜まり部140を介して第2ブレード72の第2切り欠き124に押し出して、第2切り欠き124から外部により排出し易くすることができる。
また、第1長孔84は、第1外側長孔本体138の左右方向の他端から第1ブレード70の後面78bに向かって延びる第1左側草溜まり部142と、を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1左側草溜まり部142の少なくとも一部は、第2ブレード72の第2切り欠き124と上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動すると、第1長孔84内の被切断物は、第1長孔84の左右方向の他端にも押し出され易い。上記の構成によれば、第1左側草溜まり部142が第1外側長孔本体138の左右方向の他端に配置されているため、第1長孔84内の被切断物は、第1外側長孔本体138から第1左側草溜まり部142に押し出される。このため、被切断物を、第1左側草溜まり部142を介して第2ブレード72の第2切り欠き124に押し出して、第2切り欠き124から外部により排出し易くすることができる。
また、第1ブレード70は、第1ブレード70の前面78aと反対側の後面78bから第1ブレード70の前面78aに向かって延びており、上下方向に関して、第1ガイド部材74により塞がれる第1切り欠き122をさらに備えている。第2ブレード72は、長手方向を左右方向に有しており、上下方向に関して、第2ガイド部材76により塞がれる第2長孔96をさらに備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第2ブレード72の第2長孔96の少なくとも一部は、第1ブレード70の第1切り欠き122と上下方向に重なり合っている。
上記の構成によれば、第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第2長孔96は、第1切り欠き122と連通する。これにより、第1ブレード70と第2ブレード72との間に侵入した被切断物を、第2長孔96から第1切り欠き122に押し出すことができる。被切断物を第1切り欠き122から外部に排出することができる。
また、第2ブレード72は、第1ブレード70の形状に一致する形状を有している。
上記の構成によれば、第1ブレード70を第2ブレード72としても使用することができ、第2ブレード72を第1ブレード70としても使用することができる。
また、第2ブレード72は、動力変換機構44に接続されている。第1ブレード70と第2ブレード72はともに、電動モータ32の動力により、第1ガイド部材74と第2ガイド部材76に対して、左右方向に沿って往復運動する。
上記の構成によれば、第1ブレード70と第2ブレード72がともに往復運動することができるため、第1ブレード70と第2ブレード72との間に侵入した被切断物を、第1長孔84から第2切り欠き124に、より押し出しやすくすることができる。
また、ユーザが作業機2を使用する際に、ユーザは、作業機2の後側に位置する。第1ブレード70の前面78aは、第1ブレード70の前端に配置されている。第2ブレード72の前面90aは、第2ブレード72の前端に配置されている。
上記の構成によれば、通常、ユーザが作業機2を前側に移動させる際に、第1ブレード70と第2ブレード72が、被切断物を切断する。この場合、被切断物は、第1ブレード70と第2ブレード72との間を前側から後側に向かって移動し易くなる。第2ブレード72の後面90bは、第2ブレード72の前面90aと反対側に位置するため、第2ブレード72の第2切り欠き124は、第2ブレード72の前面90aの後側に配置される。上記の構成によれば、第1ブレード70と第2ブレード72との間に侵入した被切断物を、作業機2の移動方向と反対の方向に向かって排出することができる。
(対応関係)
左右方向は、「第1方向」の一例である。第1ブレード本体78の前面78aは、「第1ブレードの第1側面」の一例である。第2ブレード本体90の前面90aは、「第2ブレードの第1側面」の一例である。後面90bは、「第2ブレードの第2側面」の一例である。第2切り欠き124は、「第2ブレードの切り欠き」の一例である。第1右側草溜まり部140は、「第1一端側草溜まり部」の一例である。後面78bは、「第1ブレードの第2側面」の一例である。
左右方向は、「第1方向」の一例である。第1ブレード本体78の前面78aは、「第1ブレードの第1側面」の一例である。第2ブレード本体90の前面90aは、「第2ブレードの第1側面」の一例である。後面90bは、「第2ブレードの第2側面」の一例である。第2切り欠き124は、「第2ブレードの切り欠き」の一例である。第1右側草溜まり部140は、「第1一端側草溜まり部」の一例である。後面78bは、「第1ブレードの第2側面」の一例である。
(第2実施例)
図10から図12を参照して、第2実施例を説明する。第2実施例では、第1実施例と異なる点のみを説明し、第1実施例と同様の点については、同様の符号を付して説明を省略する。第2実施例では、第2ブレード72は、第2切り欠き124を備えていない。また、第2ブレード72の第2長孔96について、第2内側長孔146は、第2内側長孔本体150のみを備えており、第2草溜まり部152を備えていない。また、第2外側長孔148は、第2外側長孔本体156のみを備えており、第2右側草溜まり部158と、第2左側草溜まり部160と、を備えていない。
図10から図12を参照して、第2実施例を説明する。第2実施例では、第1実施例と異なる点のみを説明し、第1実施例と同様の点については、同様の符号を付して説明を省略する。第2実施例では、第2ブレード72は、第2切り欠き124を備えていない。また、第2ブレード72の第2長孔96について、第2内側長孔146は、第2内側長孔本体150のみを備えており、第2草溜まり部152を備えていない。また、第2外側長孔148は、第2外側長孔本体156のみを備えており、第2右側草溜まり部158と、第2左側草溜まり部160と、を備えていない。
図10に示すように、ブレードユニット46は、摺動プレート270をさらに備えている。摺動プレート270は、上下方向に関して、第1ブレード70の上側に重なり合っている。摺動プレート270は、第1ブレード70と第1ガイド部材74との間に挟まれている。摺動プレート270は、第1ブレード70が前端ハウジング40(図4参照)に対して左右方向に往復運動した際に、第1ブレード70と第1ガイド部材74が摩耗することを抑制する。摺動プレート270が第1ブレード70に重なり合っている状態では、摺動プレート270の前面270aは、第1ブレード本体78の前面78aと上下方向に並んでおり、摺動プレート270の後面270bは、第1ブレード本体78の後面78bと上下方向に並んでいる。
摺動プレート270は、排出機構120として、複数の摺動長孔272と、複数の摺動切り欠き274と、を備えている。摺動長孔272と摺動切り欠き274は、上側から第1ガイド部材74により塞がれている。図11に示すように、複数の摺動長孔272は、複数(本実施例では2つ)の摺動内側長孔278と、複数(本実施例では4つ)の摺動外側長孔280と、を備えている。左右方向に関して、2つの摺動内側長孔278は、2つの摺動外側長孔280と、残りの2つの摺動外側長孔280との間に配置されている。摺動内側長孔278は、第1ブレード70の第1内側長孔128の形状と同様の形状を有する。摺動内側長孔278は、摺動内側長孔本体282と、摺動草溜まり部284と、を備えている。摺動内側長孔本体282は、左右方向に直線状に延びている。右側に位置する摺動内側長孔本体282では、摺動草溜まり部284は、摺動内側長孔本体282の右端から、摺動プレート270の後面270bに向かって後方右側に延びている。左側に位置する摺動内側長孔本体282では、摺動草溜まり部284は、摺動内側長孔本体282の左端から、摺動プレート270の後面270bに向かって後方左側に延びている。
摺動外側長孔280は、第1外側長孔130の形状と同様の形状を有する。摺動外側長孔280は、摺動外側長孔本体288と、摺動右側草溜まり部290と、摺動左側草溜まり部292と、を備えている。摺動外側長孔本体288は、左右方向に直線状に延びている。摺動外側長孔本体288の左右方向の長さは、摺動内側長孔本体282の左右方向の長さよりも短い。摺動右側草溜まり部290は、摺動外側長孔本体288の右端から、摺動プレート270の後面270bに向かって後方右側に延びている。摺動左側草溜まり部292は、摺動外側長孔本体288の左端から、摺動プレート270の後面270bに向かって後方左側に延びている。前後方向に関して、摺動左側草溜まり部292の後端の位置は、摺動右側草溜まり部290の後端の位置と、摺動草溜まり部284の後端の位置のそれぞれと等しい。
摺動切り欠き274は、摺動プレート270を厚み方向に貫通している。摺動切り欠き274は、摺動プレート270の後面270bから、摺動プレート270の前面270aに向かって前側に延びている。前後方向に関して、摺動切り欠き274は、摺動草溜まり部284の後端と、摺動右側草溜まり部290の後端と、摺動左側草溜まり部292の後端よりも前側まで延びている。各摺動切り欠き274は、各摺動長孔272の後側に対応して配置されている。摺動内側長孔278の後側に配置された摺動切り欠き274は、摺動内側長孔本体282の後側に配置されている。すなわち、摺動内側長孔278の後側に配置された摺動切り欠き274は、摺動草溜まり部284に対して左右方向にずれた位置に配置されている。摺動外側長孔280の後側に配置された摺動切り欠き274は、摺動外側長孔本体288の後側に配置されている。すなわち、摺動外側長孔280の後側に配置された摺動切り欠き274は、左右方向に関して、摺動右側草溜まり部290と摺動左側草溜まり部292との間に配置されている。
次に、被切断物をブレードユニット46の外部に排出する方法を説明する。図10に示すように、第1ブレード70が前端ハウジング40(図4参照)に対して左右方向に沿って往復運動すると、被切断物は、第1ブレード本体78の下面78cと第2ブレード本体90の上面90cとの間や、摺動プレート270の下面と第1ブレード本体78の上面との間を後側に向かって移動する。その後、被切断物は、第1ブレード70の第1内側長孔128、第1外側長孔130や摺動プレート270の摺動内側長孔278、摺動外側長孔280の内部に入り込む。
第1ブレード70と第2ブレード72が往復運動すると、図12に示すように、第1ブレード70の第1長孔84は、摺動プレート270の摺動長孔272に対して最もずれた状態になることがある。このとき、第1外側長孔130内の被切断物は、第1外側長孔本体138から第1右側草溜まり部140および/または第1左側草溜まり部142に押し出される。第1長孔84が摺動長孔272に対して最もずれた状態では、第1ブレード70の第1右側草溜まり部140(第1左側草溜まり部142)の一部は、摺動プレート270の摺動切り欠き274と上下方向に重なり合う。これにより、第1右側草溜まり部140(第1左側草溜まり部142)は、摺動切り欠き274と連通する。第1右側草溜まり部140および/または第1左側草溜まり部142内の被切断物は、摺動切り欠き274に押し出されて、摺動切り欠き274からブレードユニット46の外部に排出される。
また、第1ブレード70が往復運動すると、第1ブレード70の第1草溜まり部134の一部は、摺動プレート270の摺動切り欠き274と上下方向に重なり合うことがある。このとき、第1草溜まり部134は、摺動切り欠き274と連通する。第1内側長孔128内の被切断物は、第1内側長孔本体132から第1草溜まり部134に押し出される。その後、被切断物は、摺動切り欠き274に押し出されて、摺動切り欠き274からブレードユニット46の外部に排出される。
また、第1ブレード70が往復運動すると、摺動プレート270の摺動右側草溜まり部290(摺動左側草溜まり部292)の一部は、第1ブレード70の第1切り欠き122と上下方向に重なり合う。これにより、摺動右側草溜まり部290(摺動左側草溜まり部292)は、第1切り欠き122と連通する。摺動外側長孔280内の被切断物は、摺動外側長孔本体288から摺動右側草溜まり部290(摺動左側草溜まり部292)に押し出される。その後、被切断物は、第1切り欠き122に押し出され、第1切り欠き122からブレードユニット46の外部に排出される。
また、第1ブレード70が往復運動すると、摺動プレート270の摺動草溜まり部284の一部は、第1ブレード70の第1切り欠き122と上下方向に重なり合う。これにより、摺動草溜まり部284は、第1切り欠き122と連通する。摺動内側長孔278内の被切断物は、摺動内側長孔本体282から摺動草溜まり部284に押し出される。その後、被切断物は、第1切り欠き122に押し出され、第1切り欠き122からブレードユニット46の外部に排出される。
(効果)
本実施例では、作業機2は、電動モータ32と、電動モータ32の動力を変換する動力変換機構44と、動力変換機構44に接続される第1ブレード70と、上下方向に関して、第1ブレード70に重なり合う第2ブレード72と、上下方向に関して、第1ブレード70に対して第2ブレード72と反対側で、第1ブレード70と重なり合う摺動プレート270と、上下方向に関して、摺動プレート270に対して第1ブレード70と反対側で、摺動プレート270と重なり合う第1ガイド部材74と、上下方向に関して、第2ブレード72に対して第1ブレード70と反対側で、第2ブレード72と重なり合う第2ガイド部材76と、を備えている。電動モータ32の動力により、第1ブレード70は、第2ブレード72に対して左右方向に沿って往復運動する。第1ブレード70は、左右方向に沿って延びる第1ブレード70の前面78aに配置されている第1刃先80と、長手方向を左右方向に有している第1長孔84と、を備えている。第2ブレード72は、左右方向に沿って延びる第2ブレード72の前面90aであって、上下方向に関して第1ブレード70の前面78aと並んでいる第2ブレード72の前面90aに配置されている第2刃先92を備えている。摺動プレート270は、左右方向に沿って延びる摺動プレート270の前面270aと反対側の後面270bから摺動プレート270の前面270aに向かって延びており、上下方向に関して、第1ガイド部材74により塞がれる摺動切り欠き274を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1ブレード70の第1長孔84の少なくとも一部は、摺動プレート270の摺動切り欠き274と上下方向に重なり合う。
本実施例では、作業機2は、電動モータ32と、電動モータ32の動力を変換する動力変換機構44と、動力変換機構44に接続される第1ブレード70と、上下方向に関して、第1ブレード70に重なり合う第2ブレード72と、上下方向に関して、第1ブレード70に対して第2ブレード72と反対側で、第1ブレード70と重なり合う摺動プレート270と、上下方向に関して、摺動プレート270に対して第1ブレード70と反対側で、摺動プレート270と重なり合う第1ガイド部材74と、上下方向に関して、第2ブレード72に対して第1ブレード70と反対側で、第2ブレード72と重なり合う第2ガイド部材76と、を備えている。電動モータ32の動力により、第1ブレード70は、第2ブレード72に対して左右方向に沿って往復運動する。第1ブレード70は、左右方向に沿って延びる第1ブレード70の前面78aに配置されている第1刃先80と、長手方向を左右方向に有している第1長孔84と、を備えている。第2ブレード72は、左右方向に沿って延びる第2ブレード72の前面90aであって、上下方向に関して第1ブレード70の前面78aと並んでいる第2ブレード72の前面90aに配置されている第2刃先92を備えている。摺動プレート270は、左右方向に沿って延びる摺動プレート270の前面270aと反対側の後面270bから摺動プレート270の前面270aに向かって延びており、上下方向に関して、第1ガイド部材74により塞がれる摺動切り欠き274を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1ブレード70の第1長孔84の少なくとも一部は、摺動プレート270の摺動切り欠き274と上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、第2ブレード72が第1ブレード70の第1長孔84を塞ぎ、第1ガイド部材74が摺動プレート270の摺動切り欠き274を塞ぐ。これにより、草や芝等の被切断物が、第1長孔84と摺動切り欠き274を介して、第1ブレード70と第2ブレード72との間に侵入することを抑制することができる。また、第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1長孔84は、摺動切り欠き274と連通する。これにより、第1ブレード70と第2ブレード72との間に侵入した被切断物を、第1長孔84から摺動切り欠き274に押し出して、摺動切り欠き274から外部に排出することができる。
本実施例では、ブレードユニット46には、動力変換機構44を介して電動モータ32の動力が伝達される。ブレードユニット46は、第1ブレード70と、上下方向に関して、第1ブレード70に重なり合う第2ブレード72と、上下方向に関して、第1ブレード70に対して第2ブレード72と反対側で、第1ブレード70と重なり合う摺動プレート270と、上下方向に関して、摺動プレート270に対して第1ブレード70と反対側で、摺動プレート270と重なり合う第1ガイド部材74と、上下方向に関して、第2ブレード72に対して第1ブレード70と反対側で、第2ブレード72と重なり合う第2ガイド部材76と、を備えている。電動モータ32の動力により、第1ブレード70は、第2ブレード72に対して左右方向に沿って往復運動する。第1ブレード70は、左右方向に沿って延びる第1ブレード70の前面78aに配置されている第1刃先80と、長手方向を左右方向に有している第1長孔84と、を備えている。第2ブレード72は、左右方向に沿って延びる第2ブレード72の前面90aであって、上下方向に関して第1ブレード70の前面78aと並んでいる第2ブレード72の前面90aに配置されている第2刃先92を備えている。摺動プレート270は、左右方向に沿って延びる摺動プレート270の前面270aと反対側の後面270bから摺動プレート270の前面270aに向かって延びており、上下方向に関して、第1ガイド部材74により塞がれる摺動切り欠き274を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1ブレード70の第1長孔84の少なくとも一部は、摺動プレート270の摺動切り欠き274と上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、上記の作業機2と同様の効果を奏することができる。
また、第1長孔84は、左右方向に沿って延びる第1外側長孔本体138と、第1外側長孔本体138の左右方向の一端から、第1ブレード70の前面78aと反対側の後面78bに向かって延びる第1右側草溜まり部140と、を備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、第1右側草溜まり部140の少なくとも一部は、摺動プレート270の摺動切り欠き274と上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動すると、第1長孔84内の被切断物は、第1長孔84の左右方向の一端に押し出され易い。上記の構成によれば、第1右側草溜まり部140が第1外側長孔本体138の左右方向の一端に配置されているため、被切断物は、第1外側長孔本体138から第1右側草溜まり部140に押し出される。このため、被切断物を、第1右側草溜まり部140を介して摺動切り欠き274に押し出して、摺動切り欠き274から外部により排出し易くすることができる。
また、第1ブレード70は、第1ブレード70の前面78aと反対側の後面78bから第1ブレード70の前面78aに向かって延びており、上下方向に関して、摺動プレート270により塞がれる第1切り欠き122をさらに備えている。摺動プレート270は、長手方向を左右方向に有しており、上下方向に関して、第1ガイド部材74により塞がれる摺動外側長孔280をさらに備えている。第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、摺動プレート270の摺動外側長孔280の少なくとも一部は、第1ブレード70の第1切り欠き122と上下方向に重なり合う。
上記の構成によれば、第1ブレード70が第2ブレード72に対して往復運動している際に、摺動外側長孔280は、第1切り欠き122と連通する。これにより、第1ブレード70と摺動プレート270との間に侵入した被切断物を、摺動外側長孔280から第1切り欠き122に押し出すことができる。被切断物を第1切り欠き122から外部に排出することができる。
(対応関係)
摺動プレート270の前面270aは、「摺動プレートの第1側面」の一例である。摺動プレート270の後面270bは、「摺動プレートの第2側面」の一例である。
摺動プレート270の前面270aは、「摺動プレートの第1側面」の一例である。摺動プレート270の後面270bは、「摺動プレートの第2側面」の一例である。
(変形例)
一実施形態において、作業機2は、芝生バリカンであってもよい。
一実施形態において、作業機2は、芝生バリカンであってもよい。
一実施形態において、作業機2は、バッテリパックBPを備えておらず、外部コードを介して外部電源から供給される電力を使用して動作してもよい。
一実施形態において、作業機2は、一対の車輪10を備えていなくてもよい。
一実施形態において、作業機2は、電動モータ32に代えて、エンジンを備えていてもよい。
一実施形態において、第1ブレード70は、排出機構120として、複数の第1長孔84のみを備えており、複数の第1切り欠き122を備えていなくてもよい。この場合、第2ブレード72の第2長孔96について、第2内側長孔146は、第2内側長孔本体150のみを備えており、第2外側長孔148は、第2外側長孔本体156のみを備えている。また、摺動プレート270の摺動長孔272について、摺動内側長孔278は、摺動内側長孔本体282のみを備えており、摺動外側長孔280は、摺動外側長孔本体288のみを備えている。
一実施形態において、第1切り欠き122は、第1ブレード本体78を上下方向に貫通しておらず、第1ブレード本体78の下面78cから上面に向かって凹んでいてもよい。この場合、第2切り欠き124は、第2ブレード本体90を上下方向に貫通しておらず、第2ブレード本体90の上面90cから下面に向かって凹んでいてもよい。また、第1切り欠き122は、第1ブレード本体78を上下方向に貫通しておらず、第1ブレード本体78の上面から下面78cに向かって凹んでいてもよい。
一実施形態において、第1ブレード70と第2ブレード72は、直線状に(実施例では左右方向に沿って)往復運動してもよく、円弧状に往復運動してもよい。第1ブレード70と第2ブレード72が円弧状に往復運動する場合、第1ブレード70と第2ブレード72は、上下方向に沿う回動軸を中心に回動するように往復運動する。すなわち、第1方向は、回動軸の周方向に沿う方向である。
2 :作業機
4 :操作棹
6 :後端ユニット
8 :前端ユニット
10 :車輪
32 :電動モータ
36 :伝達シャフト
40 :前端ハウジング
44 :動力変換機構
46 :ブレードユニット
70 :第1ブレード
72 :第2ブレード
74 :第1ガイド部材
76 :第2ガイド部材
78 :第1ブレード本体
80 :第1刃先
84 :第1長孔
90 :第2ブレード本体
92 :第2刃先
96 :第2長孔
120 :排出機構
122 :第1切り欠き
124 :第2切り欠き
128 :第1内側長孔
130 :第1外側長孔
132 :第1内側長孔本体
134 :第1草溜まり部
138 :第1外側長孔本体
140 :第1右側草溜まり部
142 :第1左側草溜まり部
146 :第2内側長孔
148 :第2外側長孔
150 :第2内側長孔本体
152 :第2草溜まり部
156 :第2外側長孔本体
158 :第2右側草溜まり部
160 :第2左側草溜まり部
270 :摺動プレート
272 :摺動長孔
274 :摺動切り欠き
278 :摺動内側長孔
280 :摺動外側長孔
282 :摺動内側長孔本体
284 :摺動草溜まり部
288 :摺動外側長孔本体
290 :摺動右側草溜まり部
292 :摺動左側草溜まり部
BP :バッテリパック
4 :操作棹
6 :後端ユニット
8 :前端ユニット
10 :車輪
32 :電動モータ
36 :伝達シャフト
40 :前端ハウジング
44 :動力変換機構
46 :ブレードユニット
70 :第1ブレード
72 :第2ブレード
74 :第1ガイド部材
76 :第2ガイド部材
78 :第1ブレード本体
80 :第1刃先
84 :第1長孔
90 :第2ブレード本体
92 :第2刃先
96 :第2長孔
120 :排出機構
122 :第1切り欠き
124 :第2切り欠き
128 :第1内側長孔
130 :第1外側長孔
132 :第1内側長孔本体
134 :第1草溜まり部
138 :第1外側長孔本体
140 :第1右側草溜まり部
142 :第1左側草溜まり部
146 :第2内側長孔
148 :第2外側長孔
150 :第2内側長孔本体
152 :第2草溜まり部
156 :第2外側長孔本体
158 :第2右側草溜まり部
160 :第2左側草溜まり部
270 :摺動プレート
272 :摺動長孔
274 :摺動切り欠き
278 :摺動内側長孔
280 :摺動外側長孔
282 :摺動内側長孔本体
284 :摺動草溜まり部
288 :摺動外側長孔本体
290 :摺動右側草溜まり部
292 :摺動左側草溜まり部
BP :バッテリパック
Claims (12)
- 原動機と、
前記原動機の動力を変換する動力変換機構と、
前記動力変換機構に接続される第1ブレードと、
上下方向に関して、前記第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、
前記上下方向に関して、前記第1ブレードに対して前記第2ブレードと反対側で、前記第1ブレードと重なり合う第1ガイド部材と、
前記上下方向に関して、前記第2ブレードに対して前記第1ブレードと反対側で、前記第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えており、
前記原動機の前記動力により、前記第1ブレードは、前記第2ブレードに対して、第1方向に沿って往復運動し、
前記第1ブレードは、
前記第1方向に沿って延びる前記第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、
長手方向を前記第1方向に有しており、前記上下方向に関して、前記第1ガイド部材により塞がれる第1長孔と、を備えており、
前記第2ブレードは、
前記第1方向に沿って延びる前記第2ブレードの第1側面であって、前記上下方向に関して前記第1ブレードの前記第1側面と並んでいる前記第2ブレードの前記第1側面に配置されている第2刃先と、
前記第2ブレードの前記第1側面と反対側の第2側面から前記第2ブレードの前記第1側面に向かって延びており、前記上下方向に関して、前記第2ガイド部材により塞がれる切り欠きと、を備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記第1ブレードの前記第1長孔の少なくとも一部は、前記第2ブレードの前記切り欠きと前記上下方向に重なり合う、作業機。 - 前記第1長孔は、
前記第1方向に沿って延びる第1長孔本体と、
前記第1長孔本体の前記第1方向の一端から、前記第1ブレードの前記第1側面と反対側の第2側面に向かって延びる第1一端側草溜まり部と、を備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記第1一端側草溜まり部の少なくとも一部は、前記第2ブレードの前記切り欠きと前記上下方向に重なり合う、請求項1に記載の作業機。 - 前記第1長孔は、前記第1長孔本体の前記第1方向の他端から前記第1ブレードの前記第2側面に向かって延びる第1他端側草溜まり部と、を備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記第1他端側草溜まり部の少なくとも一部は、前記第2ブレードの前記切り欠きと前記上下方向に重なり合う、請求項2に記載の作業機。 - 前記第1ブレードは、前記第1ブレードの前記第1側面と反対側の第2側面から前記第1ブレードの前記第1側面に向かって延びており、前記上下方向に関して、前記第1ガイド部材により塞がれる第1切り欠きをさらに備えており、
前記第2ブレードは、長手方向を前記第1方向に有しており、前記上下方向に関して、前記第2ガイド部材により塞がれる第2長孔をさらに備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記第2ブレードの前記第2長孔の少なくとも一部は、前記第1ブレードの前記第1切り欠きと前記上下方向に重なり合う、請求項1から3のいずれか一項に記載の作業機。 - 前記第2ブレードは、前記第1ブレードの形状に一致する形状を有する、請求項4に記載の作業機。
- 前記第2ブレードは、前記動力変換機構に接続されており、
前記第1ブレードと前記第2ブレードはともに、前記原動機の前記動力により、前記第1ガイド部材と前記第2ガイド部材に対して、前記第1方向に沿って往復運動する、請求項1から5のいずれか一項に記載の作業機。 - ユーザが前記作業機を使用する際に、前記ユーザは、前記作業機の後側に位置し、
前記第1ブレードの前記第1側面は、前記第1ブレードの前端に配置されており、
前記第2ブレードの前記第1側面は、前記第2ブレードの前端に配置されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の作業機。 - 動力変換機構を介して原動機の動力が伝達されるブレードユニットであって、
第1ブレードと、
上下方向に関して、前記第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、
前記上下方向に関して、前記第1ブレードに対して前記第2ブレードと反対側で、前記第1ブレードと重なり合う第1ガイド部材と、
前記上下方向に関して、前記第2ブレードに対して前記第1ブレードと反対側で、前記第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えており、
前記原動機の前記動力により、前記第1ブレードは、前記第2ブレードに対して、第1方向に沿って往復運動し、
前記第1ブレードは、
前記第1方向に直交する前記第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、
長手方向を前記第1方向に有しており、前記上下方向に関して、前記第1ガイド部材により塞がれる第1長孔と、を備えており、
前記第2ブレードは、
前記第1方向に直交する前記第2ブレードの第1側面であって、前記上下方向に関して前記第1ブレードの前記第1側面と並んでいる前記第2ブレードの前記第1側面に配置されている第2刃先と、
前記第2ブレードの前記第1側面と反対側の第2側面から前記第2ブレードの前記第1側面に向かって延びており、前記上下方向に関して、前記第2ガイド部材により塞がれる切り欠きと、を備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記第1ブレードの前記第1長孔の少なくとも一部は、前記第2ブレードの前記切り欠きと前記上下方向に重なり合う、ブレードユニット。 - 原動機と、
前記原動機の動力を変換する動力変換機構と、
前記動力変換機構に接続される第1ブレードと、
上下方向に関して、前記第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、
前記上下方向に関して、前記第1ブレードに対して前記第2ブレードと反対側で、前記第1ブレードと重なり合う摺動プレートと、
前記上下方向に関して、前記摺動プレートに対して前記第1ブレードと反対側で、前記摺動プレートと重なり合う第1ガイド部材と、
前記上下方向に関して、前記第2ブレードに対して前記第1ブレードと反対側で、前記第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えており、
前記原動機の前記動力により、前記第1ブレードは、前記第2ブレードに対して第1方向に沿って往復運動し、
前記第1ブレードは、
前記第1方向に沿って延びる前記第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、
長手方向を前記第1方向に有している第1長孔と、を備えており、
前記第2ブレードは、前記第1方向に沿って延びる前記第2ブレードの第1側面であって、前記上下方向に関して前記第1ブレードの前記第1側面と並んでいる前記第2ブレードの前記第1側面に配置されている第2刃先を備えており、
前記摺動プレートは、前記第1方向に沿って延びる前記摺動プレートの第1側面と反対側の第2側面から前記摺動プレートの前記第1側面に向かって延びており、前記上下方向に関して、前記第1ガイド部材により塞がれる摺動切り欠きを備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記第1ブレードの前記第1長孔の少なくとも一部は、前記摺動プレートの前記摺動切り欠きと前記上下方向に重なり合う、作業機。 - 前記第1長孔は、
前記第1方向に沿って延びる第1長孔本体と、
前記第1長孔本体の前記第1方向の一端から、前記第1ブレードの前記第1側面と反対側の第2側面に向かって延びる第1一端側草溜まり部と、を備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記第1一端側草溜まり部の少なくとも一部は、前記摺動プレートの前記摺動切り欠きと前記上下方向に重なり合う、請求項9に記載の作業機。 - 前記第1ブレードは、前記第1ブレードの前記第1側面と反対側の第2側面から前記第1ブレードの前記第1側面に向かって延びており、前記上下方向に関して、前記摺動プレートにより塞がれる第1切り欠きをさらに備えており、
前記摺動プレートは、長手方向を前記第1方向に有しており、前記上下方向に関して、前記第1ガイド部材により塞がれる摺動長孔をさらに備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記摺動プレートの前記摺動長孔の少なくとも一部は、前記第1ブレードの前記第1切り欠きと前記上下方向に重なり合う、請求項9または10に記載の作業機。 - 動力変換機構を介して原動機の動力が伝達されるブレードユニットであって、
第1ブレードと、
上下方向に関して、前記第1ブレードに重なり合う第2ブレードと、
前記上下方向に関して、前記第1ブレードに対して前記第2ブレードと反対側で、前記第1ブレードと重なり合う摺動プレートと、
前記上下方向に関して、前記摺動プレートに対して前記第1ブレードと反対側で、前記摺動プレートと重なり合う第1ガイド部材と、
前記上下方向に関して、前記第2ブレードに対して前記第1ブレードと反対側で、前記第2ブレードと重なり合う第2ガイド部材と、を備えており、
前記原動機の前記動力により、前記第1ブレードは、前記第2ブレードに対して第1方向に沿って往復運動し、
前記第1ブレードは、
前記第1方向に沿って延びる前記第1ブレードの第1側面に配置されている第1刃先と、
長手方向を前記第1方向に有している第1長孔と、を備えており、
前記第2ブレードは、前記第1方向に沿って延びる前記第2ブレードの第1側面であって、前記上下方向に関して前記第1ブレードの前記第1側面と並んでいる前記第2ブレードの前記第1側面に配置されている第2刃先を備えており、
前記摺動プレートは、前記第1方向に沿って延びる前記摺動プレートの第1側面と反対側の第2側面から前記摺動プレートの前記第1側面に向かって延びており、前記上下方向に関して、前記第1ガイド部材により塞がれる摺動切り欠きを備えており、
前記第1ブレードが前記第2ブレードに対して往復運動している際に、前記第1ブレードの前記第1長孔の少なくとも一部は、前記摺動プレートの前記摺動切り欠きと前記上下方向に重なり合う、ブレードユニット。
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JP2021157181A JP2023047968A (ja) | 2021-09-27 | 2021-09-27 | 作業機およびブレードユニット |
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