JP2022154134A - クラッド伝搬光除去機構 - Google Patents

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博 橋本
Hiroshi Hashimoto
浩平 川崎
Kohei Kawasaki
慎一 神谷
Shinichi Kamiya
武史 高木
Takeshi Takagi
宏辰 石井
Hirotatsu Ishii
浩二 望月
Koji Mochizuki
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Abstract

【課題】クラッド伝搬光による局所的な発熱を抑制しつつ当該クラッド伝搬光を除去すること。【解決手段】クラッド伝搬光除去機構1は、光ファイバ112のクラッド部112bの外周に設けられ、クラッド部112bよりも屈折率が低い材料で構成された第1の除去部3と、クラッド部112bの外周において、第1の除去部3よりも光ファイバ112内を伝搬する光の伝搬方向Arの後段側に設けられ、クラッド部112bよりも屈折率が高い樹脂で構成された第2の除去部4とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、クラッド伝搬光除去機構に関する。
従来、光ファイバのコア部に結合することなく当該光ファイバのクラッド部に沿って伝搬する光(以下、クラッド伝搬光と記載)を除去するクラッド伝搬光除去機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のクラッド伝搬光除去機構は、光ファイバの被覆材の一部を除去してクラッド部を露出させ、当該クラッド部が露出した部分を熱伝導性保護材及び光漏洩用保護材で覆った機構である。なお、熱伝導性保護材は、光漏洩用保護材よりも光ファイバ内を伝搬する光の伝搬方向の前段側に配置されており、窒化ホウ素をフィラーとして含むシリコーン系の熱伝導性コンパウンドで構成されている。
特許第5378852号公報
ところで、特許文献1に記載のクラッド伝搬光除去機構において、熱伝導性保護材を構成するシリコーン系の熱伝導性コンパウンドとしてクラッド部よりも屈折率が高い材料を採用した場合には、当該熱伝導性保護材は、クラッド伝搬光を局所的に除去してしまう。すなわち、熱伝導性保護材は、局所的に発熱してしまう、という問題がある。
そこで、クラッド伝搬光による局所的な発熱を抑制しつつ当該クラッド伝搬光を除去することができる技術が要望されている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、クラッド伝搬光による局所的な発熱を抑制しつつ当該クラッド伝搬光を除去することができるクラッド伝搬光除去機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構は、光ファイバのクラッド部の外周に設けられ、前記クラッド部よりも屈折率が低い材料で構成された第1の除去部と、前記クラッド部の外周において、前記第1の除去部よりも前記光ファイバ内を伝搬する光の伝搬方向の後段側に設けられ、前記クラッド部よりも屈折率が高い樹脂で構成された第2の除去部とを備える。
本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記第1の除去部は、前記クラッド部よりも屈折率が低い樹脂に前記クラッド部よりも屈折率が高いフィラーが含有された材料で構成されている。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記第1の除去部の長さは、単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が飽和する飽和領域を除く非飽和領域の長さに設定されている。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記非飽和領域の長さは、前記第1の除去部を介した後に前記光ファイバから出射される光のNAのうち特定の第1のNAにおける前記単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が基準値の半分以上となる長さである。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記特定の第1のNAは、0.06である。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記非飽和領域の長さは、前記第1の除去部を介した後に前記光ファイバから出射される光のNAのうち特定の第2のNAにおける前記単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が基準値の1/8以上となる長さである。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記特定の第2のNAは、0.22である。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記特定の第2のNAは、前記光ファイバのNAと等しい。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記第2の除去部の長さは、単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が飽和する飽和領域を除く非飽和領域の長さに設定されている。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記非飽和領域の長さは、前記第2の除去部を介した後に前記光ファイバから出射される光のNAのうち特定の第1のNAにおける前記単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が基準値の半分以上となる長さである。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記特定の第1のNAは、0.06である。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記非飽和領域の長さは、前記第2の除去部を介した後に前記光ファイバから出射される光のNAのうち特定の第2のNAにおける前記単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が基準値の1/4以上となる長さである。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記特定の第2のNAは、0.22である。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記特定の第2のNAは、前記光ファイバのNAと等しい。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記第1の除去部は、300~550nmの波長範囲において、厚さ350μmでの吸光度が0.05以下となる材料で構成されている。
また、本発明に係るクラッド伝搬光除去機構では、上記発明において、前記第1の除去部は、顔料が含有されていない材料で構成されている。
本発明に係るクラッド伝搬光除去機構によれば、クラッド伝搬光による局所的な発熱を抑制しつつ当該クラッド伝搬光を除去することができる。
図1は、実施の形態1に係る半導体レーザモジュールを示す図である。 図2は、クラッド伝搬光除去機構を示す図である。 図3は、クラッド伝搬光除去機構を示す図である。 図4は、第1の除去部を構成する材料の吸光度を示す図である。 図5は、第1の除去部の長さを説明する図である。 図6は、第1の除去部の長さを説明する図である。 図7は、第2の除去部の長さを説明する図である。 図8は、実施の形態2に係るダイレクトダイオードレーザを示す図である。 図9は、クラッド伝搬光除去機構を示す図である。 図10は、実施の形態3に係るクラッド光除去機構の構成を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。さらに、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率等は、現実と異なる場合がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態1)
〔半導体レーザモジュールの概略構成〕
図1は、実施の形態1に係る半導体レーザモジュール100を示す図である。
半導体レーザモジュール100は、筐体であるパッケージ101と、パッケージ101の内部に順に積載されたLD高さ調整板102と、サブマウント103-1~103-6と、6つの半導体レーザ素子104-1~104-6とを備える。なお、パッケージ101は、蓋を備えるが、図1においては説明のために図示を省略している。
ここで、半導体レーザモジュール100は、半導体レーザ素子104-1~104-6に電流を注入するリードピン105を備える。そして、半導体レーザモジュール100は、半導体レーザ素子104-1~104-6が出力するレーザ光の光路上に順に配置された光学素子(光学系)である、第1のレンズ106-1~106-6と、第2のレンズ107-1~107-6と、ミラー108-1~108-6と、第3のレンズ109と、光フィルタ110と、第4のレンズ111とを備える。これら第1のレンズ106-1~106-6、第2のレンズ107-1~107-6、ミラー108-1~108-6、第3のレンズ109、光フィルタ110、第4のレンズ111は、それぞれパッケージ101の内部に固定されている。さらに、半導体レーザモジュール100は、第4のレンズ111と対向して配置されたクラッド伝搬光除去機構1と、一部がクラッド伝搬光除去機構1に挿入された光ファイバ112とを備える。当該光ファイバ112のクラッド伝搬光除去機構1に挿入された側とは反対側の一端は、パッケージ101の外部に延伸している。
半導体レーザ素子104-1~104-6は、LD高さ調整板102によってパッケージ101の底面から互いに異なる高さに配置されている。さらに、第1のレンズ106-1~106-6、第2のレンズ107-1~107-6、ミラー108-1~108-6は、それぞれ対応する1つの半導体レーザ素子と同じ高さに配置されている。また、光ファイバ112のパッケージ101への挿入部には、ルースチューブ114が設けられ、ルースチューブ114の一部を覆うように、パッケージ101の一部にブーツ113が外嵌されている。
各半導体レーザ素子104-1~104-6は、リードピン105から電力を供給されてレーザ光を出力する。出力された各レーザ光は、それぞれ第1のレンズ106-1~106-6および第2のレンズ107-1~107-6によって、略平行光とされる。つぎに、各レーザ光は、対応する高さに配置された1つのミラー108-1~108-6によって、光ファイバ112の方向に反射される。そして、各レーザ光は、第3のレンズ109および第4のレンズ111によって集光される。
クラッド伝搬光除去機構1は、第4のレンズ111によって集光され、光ファイバ112に入力されたレーザ光のうち、コア部に結合することなくクラッドモードで伝搬(クラッド部に沿って伝搬)する光(以下、クラッド伝搬光と記載)を除去する。
なお、クラッド伝搬光除去機構1の詳細な構成については、後述する「クラッド伝搬光除去機構の構成」において説明する。
筐体であるパッケージ101は、内部の温度上昇を抑制するため、熱伝導性のよい材料からなることが好ましく、各種金属からなる金属部材であってよい。
LD高さ調整板102は、上述したように、パッケージ101内に固定されており、半導体レーザ素子104-1~104-6の高さを調節し、半導体レーザ素子104-1~104-6が出力するレーザ光の光路が互いに干渉しないようにしている。なお、LD高さ調整板102は、パッケージ101と一体として構成されていてもよい。
サブマウント103-1~103-6は、LD高さ調整板102上に固定されており、載置された半導体レーザ素子104-1~104-6の放熱を補助する。このため、サブマウント103-1~103-6は、熱伝導性のよい材料からなることが好ましく、各種金属からなる金属部材であってよい。
半導体レーザ素子104-1~104-6は、出力されるレーザ光の光強度が、1W以上、さらには、10W以上の高出力な半導体レーザ素子である。本実施の形態1において、半導体レーザ素子104-1~104-6の出力するレーザ光の光強度は、例えば11Wである。また、半導体レーザ素子104-1~104-6は、例えば青色の波長帯域のレーザ光を出力する。なお、半導体レーザモジュール100は6つの半導体レーザ素子104-1~104-6を備えているが、6つ以外の複数でもよく、1つでもよい。
リードピン105は、不図示のボンディングワイヤを介して半導体レーザ素子104-1~104-6に電力を供給する。なお、供給する電力は、一定の電圧であってよいが、変調電圧であってもよい。
第1のレンズ106-1~106-6は、例えば焦点距離が0.3mmのシリンドリカルレンズである。これら第1のレンズ106-1~106-6は、対応する1つの半導体レーザ素子の出力光を鉛直方向に略平行光とする位置に配置される。
第2のレンズ107-1~107-6は、例えば焦点距離が5mmのシリンドリカルレンズである。これら第2のレンズ107-1~107-6は、半導体レーザ素子の出力光を水平方向に略平行光とする位置に配置される。
ミラー108-1~108-6は、各種の金属膜、または誘電体膜を備えるミラーであってよく、半導体レーザ素子104-1~104-6の出力するレーザ光の波長において、反射率が高いほど好ましい。また、ミラー108-1~108-6は、対応する1つの半導体レーザ素子のレーザ光を光ファイバ112に好適に結合するように、反射方向を微調整することができる。
第3のレンズ109と第4のレンズ111とは、例えばそれぞれ焦点距離が12mm、5mmの互いに曲率が直交したシリンドリカルレンズであり、半導体レーザ素子104-1~104-6が出力したレーザ光を集光し、光ファイバ112に好適に結合する。また、第3のレンズ109と第4のレンズ111とは、例えば半導体レーザ素子104-1~104-6が出力したレーザ光の光ファイバ112への結合効率が85%以上となるように、光ファイバ112に対する位置が調整されている。
光フィルタ110は、半導体レーザ素子104-1~104-6が出力する例えば青色の波長帯域のレーザ光を透過するローパスフィルタである。また、光フィルタ110は、光フィルタ110でわずかに反射された半導体レーザ素子104-1~104-6の出力レーザ光が半導体レーザ素子104-1~104-6に戻らないように、レーザ光の光軸に対して角度をつけて配置されている。なお、光フィルタ110は、必ずしも必要ではない。
ブーツ113は、光ファイバ112を挿通されており、光ファイバ112の曲げによる損傷を防止する。なお、ブーツ113は、金属製のブーツであってよいが、材料は特に限定されず、ゴムや各種の樹脂、プラスチックなどであってもよい。ただし、ブーツ113は、必ずしも必要ではない。
ルースチューブ114は、光ファイバ112を挿通されており、光ファイバ112の曲げによる損傷を防止する。さらに、ルースチューブ114は、光ファイバ112と固着され、その結果、光ファイバ112に対して長手方向に引っ張る力が加えられた場合に、光ファイバ112の位置がずれることを防止する構成であってもよい。ただし、ルースチューブ114は必ずしも必要ではない。
〔クラッド伝搬光除去機構の構成〕
図2及び図3は、クラッド伝搬光除去機構1を示す図である。具体的に、図2は、クラッド伝搬光除去機構1の平面図である。図3は、図2に示すII-II線で切断した断面図である。なお、図2に示す矢印Arは、光ファイバ112内を伝搬するレーザ光の伝搬方向を示している。
ここで、光ファイバ112は、石英ガラス系材料からなる光ファイバであって、コア部112aと、当該コア部112aの外周に形成されたクラッド部112bと、当該クラッド部112bの外周を覆う被覆材112cとを備える。なお、クラッド部112bの屈折率は、コア部112aの屈折率よりも低い。
クラッド伝搬光除去機構1は、図2または図3に示すように、放熱板2と、第1,第2の除去部3,4とを備える。
放熱板2は、図2または図3に示すように、熱伝導性の高い材料である例えばアルミニウム製の略平板で構成されている。
この放熱板2において、一方の板面には、図2または図3に示すように、直線状に延在した溝部21が形成されている。そして、当該溝部21内には、光ファイバ112が収容されている。なお、当該光ファイバ112は、第4のレンズ111によって集光されたレーザ光を導入する入射端側の一部の被覆材112cが所定の長さだけ除去され、当該入射端が溝部21外に位置し、当該被覆材112cが除去された部分が溝部21内に位置する状態で、当該溝部21内に収納されている。
第1の除去部3は、溝部21内に設けられ、光ファイバ112における被覆材112cが除去されたクラッド部112bの外周を覆う。この第1の除去部3は、当該クラッド部112bよりも屈折率が低い材料で構成されている。
図4は、第1の除去部3を構成する材料の吸光度を示す図である。なお、図4に示す曲線CL1は、第1の除去部3を構成する材料の吸光度を示している。また、図4に示す曲線CL2は、米国コメリクス社製のT644の吸光度を示している。
具体的に、第1の除去部3は、クラッド部112bよりも屈折率が低いシリコーン系の樹脂に当該クラッド部112bよりも屈折率が高い窒化ホウ素等のフィラーが含有されているとともに、顔料が含有されていないシリコーン系の熱伝導性コンパウンドで構成されている。当該シリコーン系の熱伝導性コンパウンドは、図4に示すように、紫外~青色の波長帯域である300~550nmの波長範囲において、厚さ350μmでの吸光度が0.05以下となる材料である。
なお、第1の除去部3の長さ(伝搬方向Arに沿う長さ)については、後述する「第1の除去部の長さについて」において説明する。
第2の除去部4は、溝部21内において、第1の除去部3よりも光ファイバ112内を伝搬するレーザ光の伝搬方向Arの後段側に設けられ、当該光ファイバ112における被覆材112cが除去されたクラッド部112bの外周を覆う。この第2の除去部4は、当該クラッド部112bよりも屈折率が高いシリコーン系の樹脂で構成されている。
なお、第2の除去部4の長さ(伝搬方向Arに沿う長さ)については、後述する「第2の除去部の長さについて」において説明する。
〔第1の除去部の長さについて〕
次に、第1の除去部3の長さ(伝搬方向Arに沿う長さ)について説明する。
図5及び図6は、第1の除去部3の長さを説明する図である。具体的に、図5は、除去区間[cm]を横軸にとり、単位長さあたりの除去率[%](本発明に係る単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率に相当)を縦軸にとったグラフである。図6は、第2の除去部4における除去パワー[W]を横軸にとり、当該第2の除去部4の温度[℃]を縦軸にとったグラフである。
ここで、図5に示すグラフは、以下に示すようにして作成されたものである。
光ファイバ112の入射端からレーザ光を導入させ、当該光ファイバ112から出射されるレーザ光について、当該出射されるレーザ光のNA毎に、クラッド伝搬光除去機構1がない場合での当該レーザ光(以下、第1の基準レーザ光と記載)と、当該クラッド伝搬光除去機構1として第1の除去部3のみを設けた場合(第2の除去部4を省略した場合)での当該レーザ光(以下、第1の対象レーザ光と記載)とをそれぞれ測定する。本実施の形態1では、当該NAとして、図5に示すように、「0.22」、「0.18」、「0.14」、「0.1」、及び「0.06」を採用した。そして、当該NA毎に、第1の基準レーザ光と第1の対象レーザ光とに基づいて、クラッド伝搬光除去機構1として第1の除去部3のみを設けた場合でのレーザ光(クラッド伝搬光)が除去されている割合を示す除去率を算出する。また、当該除去率の算出について、第1の除去部3の長さを種々の長さにおいて行った。本実施の形態1では、当該長さとして、「1cm」、「3cm」、「5cm」、「10cm」、「15cm」、及び「21cm」を採用した。そして、図5において、除去区間「0~1」の単位長さあたりの除去率は、第1の除去部3の長さが「1cm」での上述した除去率を示している。また、除去区間「1~3」の単位長さあたりの除去率は、第1の除去部3の長さが「3cm」での上述した除去率を「1cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「2」で除した値である。さらに、除去区間「3~5」の単位長さあたりの除去率は、第1の除去部3の長さが「5cm」での上述した除去率を「3cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「2」で除した値である。また、除去区間「5~10」の単位長さあたりの除去率は、第1の除去部3の長さが「10cm」での上述した除去率を「5cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「5」で除した値である。さらに、除去区間「10~15」の単位長さあたりの除去率は、第1の除去部3の長さが「15cm」での上述した除去率を「10cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「5」で除した値である。また、除去区間「15~21」の単位長さあたりの除去率は、第1の除去部3の長さが「21cm」での上述した除去率を「15cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「6」で除した値である。
そして、第1の除去部3の長さは、単位長さあたりの除去率が飽和する飽和領域を除く非飽和領域の長さに設定されている。当該飽和領域とは、第1の除去部3の長さを変化させても、除去率が顕著に変化しない領域である。また、当該非飽和領域とは、第1の除去部3の長さ変化させた場合に、除去率が線形に変化する領域である。
具体的に、当該非飽和領域の長さは、NA=0.06(本発明に係る特定の第1のNAに相当)に着目した場合には、以下の長さであることが好ましい。なお、当該0.06という値は、例えば、光ファイバ112のNAと比べて十分に低い値の一例である。
すなわち、当該非飽和領域の長さは、NA=0.06における単位長さあたりの除去率が基準値の半分以上となる長さであることが好ましい。ここで、当該基準値は、NA=0.06において、除去区間が「0~1」での単位長さあたりの除去率である「24%」を採用することができる。このため、第1の除去部3の長さは、単位長さあたりの除去率が「12%」以上となる長さであることが好ましい。
また、当該非飽和領域の長さは、NA=0.22(本発明に係る特定の第2のNAに相当)に着目した場合には、以下の長さであることが好ましい。なお、当該0.22という値は、例えば、光ファイバ112のNAと等しい値の一例である。
すなわち、当該非飽和領域の長さは、NA=0.22における単位長さあたりの除去率が基準値の1/8以上となる長さであることが好ましい。ここで、当該基準値は、NA=0.22において、除去区間が「0~1」での単位長さあたりの除去率である「100%」を採用することができる。このため、第1の除去部3の長さは、単位長さあたりの除去率が「12.5%」以上となる長さであることが好ましい。
ここで、図6に示した除去パワー[W]は、第2の除去部4にて除去される光のパワーを意味する。なお、第2の除去部4での除去率は略100%であるため、当該除去パワー[W]は、当該第2の除去部4への光の入力パワーでもある。また、図6に示した「266℃」は、第2の除去部4において、燃焼により3%重量が減少する温度(3%重量減少温度)を示している。
そして、第1の除去部3の長さは、第2の除去部4が燃えないように、当該第2の除去部4への光の入力パワーが59[W]以下となる長さに設定することが好ましい。
本実施の形態1では、第1の除去部3の長さは、以上の条件を満足する「3cm」に設定されている。
〔第2の除去部の長さについて〕
次に、第2の除去部4の長さ(伝搬方向Arに沿う長さ)について説明する。
図7は、第2の除去部4の長さを説明する図である。具体的に、図7は、除去区間[cm]を横軸にとり、単位長さあたりの除去率[%](本発明に係る単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率に相当)を縦軸にとったグラフである。
ここで、図7に示すグラフは、以下に示すようにして作成されたものである。
光ファイバ112の入射端からレーザ光を導入させ、当該光ファイバ112から出射されるレーザ光について、当該出射されるレーザ光のNA毎に、クラッド伝搬光除去機構1がない場合での当該レーザ光(以下、第2の基準レーザ光と記載)と、当該クラッド伝搬光除去機構1として第2の除去部4のみを設けた場合(第1の除去部3を省略した場合)での当該レーザ光(以下、第2の対象レーザ光と記載)とをそれぞれ測定する。本実施の形態1では、当該NAとして、図7に示すように、「0.22」、「0.18」、「0.14」、「0.1」、及び「0.06」を採用した。そして、当該NA毎に、第2の基準レーザ光と第2の対象レーザ光とに基づいて、クラッド伝搬光除去機構1として第2の除去部4のみを設けた場合でのレーザ光(クラッド伝搬光)が除去されている割合を示す除去率を算出する。また、当該除去率の算出について、第2の除去部4の長さを種々の長さにおいて行った。本実施の形態1では、当該長さとして、「1cm」、「2cm」、「4cm」、「5cm」、「7cm」、及び「8cm」を採用した。そして、図7において、除去区間「0~1」の単位長さあたりの除去率は、第2の除去部4の長さが「1cm」での上述した除去率を示している。また、除去区間「1~2」の単位長さあたりの除去率は、第2の除去部4の長さが「2cm」での上述した除去率を「1cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「1」で除した値である。さらに、除去区間「2~4」の単位長さあたりの除去率は、第2の除去部4の長さが「4cm」での上述した除去率を「2cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「2」で除した値である。また、除去区間「4~5」の単位長さあたりの除去率は、第2の除去部4の長さが「5cm」での上述した除去率を「4cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「1」で除した値である。さらに、除去区間「5~7」の単位長さあたりの除去率は、第2の除去部4の長さが「7cm」での上述した除去率を「5cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「2」で除した値である。また、除去区間「7~8」の単位長さあたりの除去率は、第2の除去部4の長さが「8cm」での上述した除去率を「7cm」での上述した除去率で差し引いた除去率を当該長さの差分である「1」で除した値である。
そして、第2の除去部4の長さは、単位長さあたりの除去率が飽和する飽和領域を除く非飽和領域の長さに設定されている。当該飽和領域とは、第2の除去部4の長さを変化させても、除去率が顕著に変化しない領域である。また、当該非飽和領域とは、第2の除去部4の長さ変化させた場合に、除去率が線形に変化する領域である。
具体的に、当該非飽和領域の長さは、NA=0.06(本発明に係る特定の第1のNAに相当)に着目した場合には、以下の長さであることが好ましい。
すなわち、当該非飽和領域の長さは、NA=0.06における単位長さあたりの除去率が基準値の半分以上となる長さであることが好ましい。ここで、当該基準値は、NA=0.06において、除去区間が「0~1」での単位長さあたりの除去率である「50%」を採用することができる。このため、第2の除去部4の長さは、単位長さあたりの除去率が「25%」以上となる長さであることが好ましい。
また、当該非飽和領域の長さは、NA=0.22(本発明に係る特定の第2のNAに相当)に着目した場合には、以下の長さであることが好ましい。
すなわち、当該非飽和領域の長さは、NA=0.22における単位長さあたりの除去率が基準値の1/4以上となる長さであることが好ましい。ここで、当該基準値は、NA=0.22において、除去区間が「0~1」での単位長さあたりの除去率である「100%」を採用することができる。このため、第2の除去部4の長さは、単位長さあたりの除去率が「25%」以上となる長さであることが好ましい。
本実施の形態1では、第2の除去部4の長さは、以上の条件を満足する長さのうち最も長い長さに設定されている。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果を奏する。
本実施の形態1に係るクラッド伝搬光除去機構1において、伝搬方向Arの前段側に配置される第1の除去部3は、クラッド部112bよりも屈折率が低い材料で構成されている。具体的に、当該第1の除去部3は、クラッド部112bよりも屈折率が低いシリコーン系の樹脂に当該クラッド部112bよりも屈折率が高い窒化ホウ素等のフィラーが含有されているシリコーン系の熱伝導性コンパウンドで構成されている。また、クラッド伝搬光除去機構1において、伝搬方向Arの後段側に配置される第2の除去部4は、クラッド部112bよりも屈折率が高い樹脂で構成されている。
このため、伝搬方向Arに沿って伝搬するクラッド伝搬光は、先ず、第1の除去部3のうち、クラッド部112bに接触するフィラーを介して段階的に緩やかに除去される。そして、第1の除去部3によって除去されなかったクラッド伝搬光は、第2の除去部4によって除去される。
したがって、本実施の形態1に係るクラッド伝搬光除去機構1によれば、クラッド伝搬光による局所的な発熱を抑制しつつ当該クラッド伝搬光を除去することができる。
ところで、第1,第2の除去部3,4の長さを単位長さあたりの除去率が飽和する飽和領域の長さにそれぞれ設定した場合には、当該第1,第2の除去部3,4の長さが不要に長くなっており、小型化を阻害する場合がある。
本実施の形態1に係るクラッド伝搬光除去機構1では、第1,第2の除去部3,4の長さを単位長さあたりの除去率が飽和する飽和領域を除く非飽和領域の長さに設定されている。このため、第1,第2の除去部3,4の長さを所望の除去率でクラッド伝搬光を除去することができる必要最低限の長さとし、小型化を図ることができる。
特に、当該非飽和領域の長さとして、比較的に低いNA=0.06における単位長さあたりの除去率が基準値の半分以上となる長さとすることで、クラッド伝搬光における除去し難い低NA成分も確実に除去することができる。
また、第1の除去部3は、顔料が含有されておらず、300~550nmの波長範囲において、厚さ350μmでの吸光度が0.05以下となるシリコーン系の熱伝導性コンパウンドで構成されている。このように、第1の除去部3を、厚さ350μmでの吸光度が0.05以下、より好ましくは0.02以下となるシリコーン系の熱伝導性コンパウンドで構成することで、当該第1の除去部3における上述した波長範囲の吸光度を下げ、クラッド伝搬光による温度上昇を抑制することができる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態2について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態1と同様の構成に同一の符号を付し、その詳細な説明を省略または簡略化する。
本実施の形態2では、本発明に係るクラッド伝搬光除去部をダイレクトダイオードレーザ(DDL)に搭載している。
図8は、実施の形態2に係るダイレクトダイオードレーザ200を示す図である。
ダイレクトダイオードレーザ200は、図8に示すように、複数の半導体レーザモジュール201と、複数の光ファイバ202と、複数のクラッド伝搬光除去機構1Aと、光結合器203と、デリバリファイバ204とを備える。なお、図8において、符号「205」は、ダイレクトダイオードレーザ200の出力端を示している。
複数の半導体レーザモジュール201は、それぞれ、例えば青色の波長帯域のレーザ光を出力する。
複数の光ファイバ202は、それぞれ、各半導体レーザモジュール201から出力されたレーザ光を伝搬し、光結合器203に出力する。ここで、光ファイバ202は、石英ガラス系材料からなる光ファイバであって、コア部202aと、当該コア部202aの外周に形成されたクラッド部202bと、当該クラッド部202bの外周を覆う被覆材202cとを備える(図9参照)。なお、クラッド部202bの屈折率は、コア部202aの屈折率よりも低い。
図9は、クラッド伝搬光除去機構1Aを示す図である。具体的に、図9は、図2に対応した図である。
複数のクラッド伝搬光除去機構1Aは、複数の光ファイバ202毎にそれぞれ設けられている。なお、クラッド伝搬光除去機構1Aは、図9に示すように、上述した実施の形態1で説明したクラッド伝搬光除去機構1と同様に、放熱板2と、第1,第2の除去部3,4とを備える。
そして、光ファイバ202は、図9に示すように、一部の被覆材202cが除去され、当該被覆材202cが除去された部分が溝部21内に位置する状態で、当該溝部21内に収納される。また、第1,第2の除去部3,4は、溝部21内において、伝搬方向Arに沿って第1,第2の除去部3,4の順に設けられ、光ファイバ202における被覆材202cが除去されたクラッド部202bの外周をそれぞれ覆う。なお、第1の除去部3の屈折率は、当該クラッド部202bの屈折率よりも低い。また、第2の除去部4の屈折率は、当該クラッド部202bの屈折率よりも高い。
光結合器203は、複数の光ファイバ202とデリバリファイバ204とを光学的に結合する部分である。
以上説明した本実施の形態2の構成を採用した場合であっても、上述した実施の形態1と同様の効果を奏する。
(実施の形態3)
次に、本実施の形態3について説明する。
以下の説明では、上述した実施の形態2と同様の構成に同一の符号を付し、その詳細な説明を省略または簡略化する。
図10は、実施の形態3に係るクラッド伝搬光除去機構1Bを示す図である。具体的に、図10は、図9に対応した図である。
本実施の形態3では、図10に示すように、上述した実施の形態2に対して、光ファイバ202の構成が異なる。
具体的に、光ファイバ202は、図10に示すように、光ファイバ206の出射端と光ファイバ207の入射端とが融着接続によって接続された構成を有する。ここで、当該2つの光ファイバ206,207は、それぞれ、石英ガラス系材料からなる光ファイバであって、コア部206a,207aと、当該コア部206a,207aの外周に形成されたクラッド部206b,207bと、当該クラッド部206b,207bの外周を覆う被覆材206c,207cとを備える。なお、クラッド部206b,207bの屈折率は、それぞれ、コア部206a,207aの屈折率よりも低い。そして、光ファイバ206は、出射端から所定の長さだけ、被覆材206cが除去されている。同様に、光ファイバ207は、入射端から所定の長さだけ、被覆材207cが除去されている。なお、図10において、符号「C1」で指し示す位置は、当該2つの光ファイバ206,207間の融着点を示している。
また、本実施の形態3に係るクラッド伝搬光除去機構1Bは、図10に示すように、融着点C1を跨ぐように設けられている。なお、クラッド伝搬光除去機構1Bは、上述した実施の形態2で説明したクラッド伝搬光除去機構1Aと同様に、放熱板2と、第1,第2の除去部3,4とを備える。
そして、光ファイバ202は、図10に示すように、融着点C1が溝部21内に位置する状態で、当該溝部21内に収納される。また、第1,第2の除去部3,4は、溝部21内において、伝搬方向Arに沿って第1,第2の除去部3,4の順に設けられ、光ファイバ202における融着点C1を含み被覆材206c,207cが除去されたクラッド部206b,207bの外周をそれぞれ覆う。なお、融着点C1は、第1の除去部3内に位置する。また、第1の除去部3の屈折率は、当該クラッド部206b,207bの屈折率よりも低い。さらに、第2の除去部4の屈折率は、当該クラッド部207bの屈折率よりも高い。
以上説明した本実施の形態3の構成を採用した場合であっても、上述した実施の形態1,2と同様の効果を奏する。
1,1A,1B クラッド伝搬光除去機構
2 放熱板
3 第1の除去部
4 第2の除去部
21 溝部
100 半導体レーザモジュール
101 パッケージ
102 LD高さ調整板
103-1~103-6 サブマウント
104-1~104-6 半導体レーザ素子
105 リードピン
106-1~106-6 第1のレンズ
107-1~107-6 第2のレンズ
108-1~108-6 ミラー
109 第3のレンズ
110 光フィルタ
111 第4のレンズ
112 光ファイバ
112a コア部
112b クラッド部
112c 被覆材
113 ブーツ
114 ルースチューブ
200 ダイレクトダイオードレーザ
201 半導体レーザモジュール
202,206,207 光ファイバ
202a,206a,207a コア部
202b,206b,207b クラッド部
202c,206c,207c 被覆材
203 光結合器
204 デリバリファイバ
205 出力端
Ar 伝搬方向
C1 融着点
CL1,CL2 曲線

Claims (16)

  1. 光ファイバのクラッド部の外周に設けられ、前記クラッド部よりも屈折率が低い材料で構成された第1の除去部と、
    前記クラッド部の外周において、前記第1の除去部よりも前記光ファイバ内を伝搬する光の伝搬方向の後段側に設けられ、前記クラッド部よりも屈折率が高い樹脂で構成された第2の除去部とを備えるクラッド伝搬光除去機構。
  2. 前記第1の除去部は、
    前記クラッド部よりも屈折率が低い樹脂に前記クラッド部よりも屈折率が高いフィラーが含有された材料で構成されている請求項1に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  3. 前記第1の除去部の長さは、
    単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が飽和する飽和領域を除く非飽和領域の長さに設定されている請求項1または2に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  4. 前記非飽和領域の長さは、
    前記第1の除去部を介した後に前記光ファイバから出射される光のNAのうち特定の第1のNAにおける前記単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が基準値の半分以上となる長さである請求項3に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  5. 前記特定の第1のNAは、
    0.06である請求項4に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  6. 前記非飽和領域の長さは、
    前記第1の除去部を介した後に前記光ファイバから出射される光のNAのうち特定の第2のNAにおける前記単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が基準値の1/8以上となる長さである請求項3に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  7. 前記特定の第2のNAは、
    0.22である請求項6に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  8. 前記特定の第2のNAは、
    前記光ファイバのNAと等しい請求項6または7に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  9. 前記第2の除去部の長さは、
    単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が飽和する飽和領域を除く非飽和領域の長さに設定されている請求項1~8のいずれか1つに記載のクラッド伝搬光除去機構。
  10. 前記非飽和領域の長さは、
    前記第2の除去部を介した後に前記光ファイバから出射される光のNAのうち特定の第1のNAにおける前記単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が基準値の半分以上となる長さである請求項9に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  11. 前記特定の第1のNAは、
    0.06である請求項10に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  12. 前記非飽和領域の長さは、
    前記第2の除去部を介した後に前記光ファイバから出射される光のNAのうち特定の第2のNAにおける前記単位長さあたりのクラッド伝搬光除去率が基準値の1/4以上となる長さである請求項7に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  13. 前記特定の第2のNAは、
    0.22である請求項12に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  14. 前記特定の第2のNAは、
    前記光ファイバのNAと等しい請求項12または13に記載のクラッド伝搬光除去機構。
  15. 前記第1の除去部は、
    300~550nmの波長範囲において、厚さ350μmでの吸光度が0.05以下となる材料で構成されている請求項1~14のいずれか一つに記載のクラッド伝搬光除去機構。
  16. 前記第1の除去部は、
    顔料が含有されていない材料で構成されている請求項1~15のいずれか一つに記載のクラッド伝搬光除去機構。
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