JP2022152155A - 不良判定方法、不良判定装置及び不良判定システム - Google Patents

不良判定方法、不良判定装置及び不良判定システム Download PDF

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Abstract

【課題】対象物の不良モードを特定することが可能な不良判定方法を提供すること。【解決手段】対象物の測定データに基づいて、前記対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出する第1距離算出工程と、2以上の整数N及び1以上N以下の各整数iに対して、前記測定データに基づいて、前記対象物の第iの不良モードに対応する第i+1の単位空間に対する第i+1のマハラノビス距離を算出する第2距離算出工程と、前記第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、前記対象物が前記第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する不良判定工程と、を含む、不良判定方法。【選択図】図4

Description

本発明は、不良判定方法、不良判定装置及び不良判定システムに関する。
特許文献1には、設備が正常状態にあるとき複数の回数にわたって検出した複数の正常動作特性を互いに同期をとることにより同期正常データ群を生成し、設備が診断状態にあるとき検出した診断動作特性を同期正常データ群と同期をとることにより同期診断データを生成し、同期正常データ群に基づき単位空間を形成し同期診断データの単位空間におけるマハラノビス距離を演算し、マハラノビス距離と予め設定した閾値とを比較しマハラノビス距離が閾値を超えたとき設備の故障と判定する故障診断装置が記載されている。
特開2019-23771号公報
特許文献1に記載の故障診断装置では、マハラノビス距離が閾値を超えたとき設備の故障と判定することはできるが、不良モードを特定することはできない。
本発明に係る不良判定方法の一態様は、
対象物の測定データに基づいて、前記対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出する第1距離算出工程と、
2以上の整数N及び1以上N以下の各整数iに対して、前記測定データに基づいて、前記対象物の第iの不良モードに対応する第i+1の単位空間に対する第i+1のマハラノビス距離を算出する第2距離算出工程と、
前記第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、前記対象物が前記第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する不良判定工程と、
を含む。
本発明に係る不良判定装置の一態様は、
対象物の測定データに基づいて、前記対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出する第1距離算出回路と、
2以上の整数N及び1以上N以下の各整数iに対して、前記測定データに基づいて、前記対象物の第iの不良モードに対応する第i+1の単位空間に対する第i+1のマハラノビス距離を算出する第2距離算出回路と、
前記第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、前記対象物が前記第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する判定回路と、
を含む。
本発明に係る不良判定システムの一態様は、
前記不良判定装置の一態様と、
前記対象物に取り付けられ、前記測定データを出力する測定器と、
を含む。
MT法の概念を示す図。 不良判定システムの構成例を示す図。 単位空間情報の一例を示す図。 第1実施形態の不良判定方法の手順を示すフローチャート図。 マハラノビス距離の変化の一例を示す図。 第1実施形態における不良判定装置の構成例を示す図。 第2実施形態の不良判定方法の手順を示すフローチャート図。 第2実施形態における不良判定装置の構成例を示す図。 第3実施形態の不良判定方法の手順を示すフローチャート図。 第3実施形態における不良判定装置の構成例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.第1実施形態
1-1.マハラノビス・タグチ法
対象物が所定の状態から変化したか否かを客観的に判断する方法として、マハラノビス・タグチ法が知られている。以下では、マハラノビス・タグチ法を「MT法」と称する。
MT法においては、あらかじめ、対象物が所定の状態であるときに取得された測定データ群から、K個の項目をそれぞれ軸とするK次元空間における単位空間xが作成される。その後、新たに取得された測定データに基づいて算出されるK個の項目の値を含むデータの単位空間xに対するマハラノビス距離が算出される。
式(1)及び式(2)で示されるように、単位空間xは、対象物が所定の状態のときに取得された測定データ群に基づいて算出された、それぞれK個の項目の値を含むL個のデータx~xからなるデータ群である。K,Lはともに2以上の整数である。式(2)において、xは単位空間xを形成するl番目のデータであり、xl1~xlKはデータxに含まれるK個の項目の値である。
Figure 2022152155000002
Figure 2022152155000003
1以上L以下の各整数lに対して、l番目のデータxに含まれるk番目の項目の値xlkは、式(3)によって規格化され、規格化値Xlkが得られる。
Figure 2022152155000004
式(3)において、μは、L個のデータx~xに含まれるL個のk番目の項目の値x1k~xLkの平均値であり、式(4)によって算出される。
Figure 2022152155000005
また、式(3)において、σは、L個のデータx~xに含まれるL個のk番目の項目の値x1k~xLkの標準偏差であり、式(5)によって算出される。
Figure 2022152155000006
1以上K以下の各整数lに対して、式(2)で示されるl番目のデータxは、式(6)で示されるように、K個の項目の規格化値Xl1~XlKを含むデータXに規格化される。
Figure 2022152155000007
また、式(1)で示される単位空間xは、式(7)で示されるように、L個の規格化されたデータX~Xからなるデータ群である単位空間Xに規格化される。
Figure 2022152155000008
式(8)及び式(9)により、規格化された単位空間XにおけるK個の項目に関する相関行列Rが定義される。
Figure 2022152155000009
Figure 2022152155000010
その後、新たに取得された測定データに基づいて、式(10)で示されるK個の項目の値y~yを含むデータyが算出される。
Figure 2022152155000011
データyに含まれるk番目の項目の値yは、平均値μ及び標準偏差σを用いて、式(11)によって規格化され、規格化値Yが得られる。
Figure 2022152155000012
式(10)で示されるデータyは、式(12)で示されるように、K個の項目の規格化値Y~Yを含むデータYに規格化される。
Figure 2022152155000013
データyの単位空間xに対するマハラノビス距離Mnは、規格化されたデータY及び相関行列Rの逆行列R-1を用いて、式(13)によって算出される。
Figure 2022152155000014
マハラノビス距離Mnが大きいほどデータyが単位空間xの平均点から離れており、単位空間xを形成するデータ群との類似性が低いことを意味する。したがって、マハラノビス距離Mnが所定の閾値よりも大きくなると、対象物の状態が所定の状態から変化したと判定することができる。例えば、対象物の所定の状態を正常モードとすると、マハラノビス距離Mnが所定の閾値よりも大きくなった場合、対象物が不良モードの状態に変化したと判定することができる。
図1は、K=2の場合のMT法の概念を示す図である。図1において、黒の丸印で示されるデータyと白抜きの丸印で示されるデータyは、単位空間xの平均点(μ,μ)に対するユークリッド距離が等しいが、前者が単位空間xの内側にあるのに対して後者は単位空間xの外側にある。したがって、単位空間xの平均点(μ,μ)に対するユークリッド距離では、データyの単位空間xを形成するデータ群との類似性を判断することはできない。データyと単位空間xの平均点(μ,μ)とのマハラノビス距離Mnは、単位空間xを分布範囲が原点を中心とする円になる単位空間Xに規格化したときの規格化されたデータYと原点とのユークリッド距離に相当する。図1に示されるように、白抜きの丸印で示される規格化されたデータYと原点とのユークリッド距離、すなわち、白抜きの丸印で示されるデータyと単位空間xの平均点(μ,μ)とのマハラノビス距離Mnは、黒の丸印で示される規格化されたデータYと原点とのユークリッド距離、すなわち、黒の丸印で示されるデータyと単位空間xの平均点(μ,μ)とのマハラノビス距離Mnよりも大きい。したがって、単位空間xの平均点(μ,μ)に対するマハラノビス距離によって、データyの単位空間xを形成するデータ群との類似性を判断することができる。
1-2.不良判定システム
図2は、本実施形態の不良判定システムの構成例を示す図である。図2に示すように、本実施形態の不良判定システム10は、対象物1に取り付けられた測定器2と、不良判定装置100と、を備える。不良判定システム10は、さらに、単位空間情報作成装置200を備えてもよい。
対象物1は、不良判定の対象となる物であり、その種類は特に限定されず、例えば、橋梁やビル等の構造物であってもよいし、真空ポンプ等の各種の装置であってもよい。
測定器2は、対象物1に取り付けられ、所定の物理量を測定し、対象物1の測定データを不良判定装置100に出力する。測定器2が測定する物理量の種類は特に限定されず、例えば、物理量は、加速度、角速度、速度、変位、圧力、電流、電圧等であってもよい。また、測定器2は、複数軸の物理量を測定してもよい。
単位空間情報作成装置200は、不良判定装置100の稼働前に、対象物1の正常モードに対応する単位空間x(1)及び第1~第Nの不良モードに対応する単位空間x(2)~x(N+1)を作成し、単位空間x(1)~x(N+1)に関する単位空間情報を作成する。Nは2以上の整数である。単位空間x(1)は、対象物1が正常モードの状態のときの式(1)の単位空間xに相当する。また、単位空間x(2)~x(N+1)は、それぞれ対象物1が第1~第Nの不良モードの状態のときの式(1)の単位空間xに相当する。
例えば、単位空間情報作成装置200は、対象物1が正常モードの状態のときに測定器2から出力される測定データ群に基づいて単位空間x(1)を作成してもよいし、対象物1と同じ種類の他の対象物に測定器2又は測定器2と同じ種類の他の測定器を取り付けて、当該他の対象物が正常モードの状態のときに測定器2又は当該他の測定器から出力される測定データ群に基づいて単位空間x(1)を作成してもよい。また、単位空間情報作成装置200は、対象物1と同じ種類の他の対象物に測定器2又は測定器2と同じ種類の他の測定器を取り付けて、当該他の対象物が第1~第Nの不良モードの各々の状態のときに測定器2又は当該他の測定器から出力される測定データ群に基づいて単位空間x(2)~x(N+1)の各々を作成してもよい。単位空間x(2)~x(N+1)の作成に用いられる各測定データ群は、例えば1日毎や1時間毎等、対象物1又は他の対象物の周囲の環境が異なるときに取得された複数の測定データを含むのが好ましい。
対象物1が構造物である場合、第1~第Nの不良モードの各々として、例えば、疲労、摩耗・風化、科学的腐食、凍害、ASR、塩害、中性化等が挙げられる。また、対象物1が装置である場合、第1~第Nの不良モードの各々として、例えば、アンバランス、ミスアライメント、歯車装置の異常、ベルト異常、クリアランス課題、バックラッシュ、オイルウィップ、潤滑油切れ等が挙げられる。ASRは、Alkali-Silica Reactionの略である。
また、単位空間情報作成装置200は、式(4)で示される平均値μ~μに相当する単位空間x(1)のK個の項目の平均値μ(1)1~μ(1)K及び式(5)で示される標準偏差σ~σに相当する単位空間x(1)のK個の項目の標準偏差σ(1)1~σ(1)Kを算出する。同様に、単位空間情報作成装置200は、1以上N以下の各整数iに対して、式(4)で示される平均値μ~μに相当する単位空間x(i+1)のK個の項目の平均値μ(i+1)1~μ(i+1)K及び式(5)で示される標準偏差σ~σに相当する単位空間x(i+1)のK個の項目の標準偏差σ(i+1)1~σ(i+1)Kを算出する。
1以上N以下の各整数iに対して、単位空間x(i+1)のK個の項目の各々は、対象物1が正常モードの状態と第iの不良モードの状態とで値の差が大きいことが好ましい。例えば、K個の項目には、互いに直交する複数軸方向の各々に生じる物理量のピーク率が含まれてもよい。ピーク率は、物理量信号の周波数スペクトラムにおいて所定の閾値よりも大きいピーク値の総和とすべての信号の強度の総和との比である。また、例えば、K個の項目には、互いに直交する複数軸方向の各々に生じる物理量の振幅比率が含まれてもよい。振幅比率は、任意の2軸方向の物理量信号の振幅の比である。なお、本実施形態では、単位空間x(1)~x(N+1)においてK個の項目は共通である。
また、単位空間情報作成装置200は、単位空間x(1)を規格化し、対象物1が正常モードの状態のときの式(7)の単位空間Xに相当する単位空間X(1)を作成し、単位空間X(1)に基づいて、前出の式(8)で示される相関行列Rの逆行列R-1に相当する逆行列R(1) -1を算出する。同様に、単位空間情報作成装置200は、1以上N以下の各整数iに対して、単位空間x(i+1)を規格化し、対象物1が第iの不良モードの状態のときの式(7)の単位空間Xに相当する単位空間X(i+1)を作成し、単位空間X(i+1)に基づいて、前出の式(8)で示される相関行列Rの逆行列R-1に相当する逆行列R(i+1) -1を算出する。
そして、単位空間情報作成装置200は、図3に示す、正常モード、単位空間x(1)のK個の項目の平均値μ(1)1~μ(1)K、標準偏差σ(1)1~σ(1)K及び逆行列R(1) -1を対応づけ、1以上N以下の各整数iに対して、第iの不良モード、単位空間x(i)のK個の項目の平均値μ(i)1~μ(i)K、標準偏差σ(i)1~σ(i)K及び逆行列R(i) -1を対応づけた単位空間情報を作成し、不良判定装置100に送信する。この単位空間情報は、不良判定装置100が備える不図示の記憶回路に記憶される。
不良判定装置100は、対象物1に取り付けられた測定器2から出力される対象物1の測定データを取得する。不良判定装置100は、無線通信又は有線通信により、測定器2から測定データを直接的に取得してもよいし、測定器2から出力される測定データを、インターネット等の通信ネットワークを介して取得してもよい。例えば、不良判定装置100は、パーソナルコンピューターであってもよいし、スマートフォン等の携帯情報機器であってもよいし、クラウドサーバーであってもよい。
不良判定装置100は、例えば、定期的に対象物1の測定データを取得する。そして、不良判定装置100は、取得した測定データに基づいて、MT法により対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する。
具体的には、不良判定装置100は、取得した対象物1の測定データに基づいて、式(10)のK個の項目の値y~yを含むデータyを算出する。また、不良判定装置100は、単位空間情報に含まれる単位空間x(1)のK個の項目の平均値μ(1)1~μ(1)K及び標準偏差σ(1)~σ(1)Kを用いて、式(12)で示されるデータYに相当するデータY(1)を算出する。また、不良判定装置100は、データY(1)及び単位空間情報に含まれる逆行列R(1) -1を用いて、式(13)のマハラノビス距離Mnに相当するデータyの単位空間x(1)に対するマハラノビス距離Mn(1)を算出する。そして、不良判定装置100は、マハラノビス距離Mn(1)が所定の閾値よりも小さい場合は、対象物1が正常モードに状態であると判定する。
また、不良判定装置100は、マハラノビス距離Mn(1)が所定の閾値を超えた場合は、1以上N以下の各整数iに対して、単位空間情報に含まれる単位空間x(i+1)のK個の項目の平均値μ(i+1)1~μ(i+1)K及び標準偏差σ(i+1)~σ(i+1)Kを用いて、式(12)で示されるデータYに相当するデータY(i+1)を算出する。そして、不良判定装置100は、1以上N以下の各整数iに対して、データY(i+1)及び単位空間情報に含まれる逆行列R(i+1) -1を用いて、式(13)のマハラノビス距離Mnに相当するデータyの単位空間x(i+1)に対するマハラノビス距離Mn(i+1)を算出する。そして、不良判定装置100は、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)に基づいて、対象物1が第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する。本実施形態では、不良判定装置100は、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)のうちマハラノビス距離Mn(j)が最小である場合、対象物1が前記第jの不良モードの状態であると判定する。
不良判定装置100は、例えば、判定結果を不図示の表示部に表示させてもよい。
なお、不良判定装置100は、単位空間情報作成装置200の機能を有してもよい。すなわち、不良判定装置100は、単位空間情報を作成し、作成した単位空間情報を不図示の記憶回路に記憶させてもよい。
なお、単位空間x(1)は第1の単位空間の一例であり、マハラノビス距離Mn(1)は第1のマハラノビス距離の一例である。また、1以上N以下の各整数iに対して単位空間x(i+1)は第i+1の単位空間の一例であり、マハラノビス距離Mn(i+1)は第i+1のマハラノビス距離の一例である。
1-3.不良判定方法
図4は、第1実施形態の不良判定方法の手順を示すフローチャート図である。
図4に示すように、まず、単位空間情報作成工程S10において、単位空間情報作成装置200が、対象物1の正常モードに対応する単位空間x(1)及び第1~第Nの不良モードに対応する単位空間x(2)~x(N+1)を作成し、単位空間x(1)~x(N+1)に関する単位空間情報を作成する。具体的には、単位空間情報作成装置200は、それぞれ前出の式(1)で示される単位空間x(1)~x(N+1)を作成し、各単位空間x(j)に対して、前出の式(4)及び式(5)により、K個の項目の平均値μ(j)1~μ(j)K及び標準偏差σ(j)1~σ(j)Kを算出する。また、単位空間情報作成装置200は、それぞれ前出の式(7)で示される単位空間X(1)~X(N+1)を作成し、各単位空間X(j)に対して、前出の式(8)で示されるK個の項目に関する相関行列R(j)の逆行列R(j) -1を算出する。そして、単位空間情報作成装置200は、正常モード、平均値μ(1)1~μ(1)K、標準偏差σ(1)1~σ(1)K及び逆行列R(1) -1を対応づけ、2以上N+1以下の各整数iに対して、第iの不良モード、平均値μ(i+1)1~μ(i+1)K、標準偏差σ(i+1)1~σ(i+1)K及び逆行列R(i+1) -1を対応づけて、図3に示した単位空間情報を作成する。作成された単位空間情報は、不良判定装置100の記憶回路に記憶される。なお、単位空間情報作成装置200に変えて、不良判定装置100が単位空間情報作成工程S10を行ってもよい。
次に、測定データ取得工程S20において、不良判定装置100が、測定器2から対象物1の測定データを取得する。
次に、第1距離算出工程S30において、不良判定装置100が、工程S20で取得した対象物1の測定データに基づいて、対象物1の正常モードに対応する単位空間x(1)に対するマハラノビス距離Mn(1)を算出する。具体的には、不良判定装置100は、測定データに基づいて、前出の式(10)で示されるデータy(1)を算出し、単位空間情報に含まれる単位空間x(1)のK個の項目の平均値μ(1)1~μ(1)K及び標準偏差σ(1)1~σ(1)Kを用いて、前出の式(12)で示されるデータY(1)を算出し、データY(1)及び単位空間情報に含まれる逆行列R(1) -1を用いて、前出の式(13)により、データy(1)の単位空間x(1)に対するマハラノビス距離Mn(1)を算出する。
次に、第2距離算出工程S40において、不良判定装置100は、1以上N以下の各整数iに対して、工程S20で取得した対象物1の測定データに基づいて、対象物1の第iの不良モードに対応する単位空間x(i+1)に対するマハラノビス距離Mn(i+1)を算出する。具体的には、不良判定装置100は、測定データに基づいて、前出の式(10)で示されるデータy(i+1)を算出し、単位空間情報に含まれる単位空間x(i+1)のK個の項目の平均値μ(i+1)1~μ(i+1)K及び標準偏差σ(i+1)1~σ(i+1)Kを用いて、前出の式(12)で示されるデータY(i+1)を算出し、データY(i+1)及び単位空間情報に含まれる逆行列R(i+1) -1を用いて、前出の式(13)により、データy(i+1)の単位空間x(i+1)に対するマハラノビス距離Mn(i+1)を算出する。
そして、工程S50において、不良判定装置100は、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えているか否かを判定し、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えていない場合は、正常判定工程S80において、対象物1が正常モードの状態であると判定する。なお、不良判定装置100は、対象物1が正常モードの状態であることを示す情報を表示部に表示させてもよい。
一方、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えている場合、不良判定工程S60において、不良判定装置100は、工程S40で算出したマハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)に基づいて、対象物1が第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する。本実施形態では、不良判定工程S60において、不良判定装置100は、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)のうちマハラノビス距離Mn(j+1)が最小である場合、対象物1が第jの不良モードの状態であると判定する。図5に示す例では、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えた場合、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(4)のうちマハラノビス距離Mn(4)が最小であるので、不良判定装置100は、対象物1が第3の不良モードの状態であると判定する。
次に、不良モード表示工程S70において、不良判定装置100は、工程S60で判定した不良モードを表示部に表示させる。
そして、工程S90において、不良判定処理が終了するまで、不良判定装置100は、工程S10~S80を繰り返し行う。
なお、図4では、工程S50の前に工程S40が行われるが、工程S50と工程S60との間に工程S40が行われてもよい。
1-4.不良判定装置
図6は、不良判定装置100の構成例を示す図である。図6に示すように、不良判定装置100は、処理回路110、記憶回路120、操作部130、表示部140、音出力部150、通信部160を含む。なお、不良判定装置100は、図6の構成要素の一部を省略又は変更し、あるいは、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
記憶回路120は、各種プログラムやあらかじめ決められたデータを記憶する不揮発性メモリーを有する。本実施形態では、記憶回路120は、あらかじめ不良判定プログラム121及び単位空間情報122を記憶している。単位空間情報122は、図3に示した情報である。また、記憶回路120は、処理回路110の作業領域として用いられ、操作部130から入力されたデータや処理回路110が一時的に生成したデータを記憶する揮発性メモリーを有する。
処理回路110は、測定器2から出力される対象物1の測定データに基づいて、対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する処理を行う。具体的には、処理回路110は、記憶回路120に記憶されている不良判定プログラム121を実行し、測定データに対する各種の計算処理を行う。その他、処理回路110は、操作部130からの操作信号に応じた各種の処理、表示部140に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部150に各種の音を発生させるための音信号を送信する処理、不図示の外部装置とデータ通信を行うために通信部160を制御する処理等を行う。処理回路110は、例えば、CPUやDSPによって実現される。CPUはCentral Processing Unitの略であり、DSPはDigital Signal Processorの略である。
処理回路110は、不良判定プログラム121を実行することにより、測定データ取得回路112、第1距離算出回路113、第2距離算出回路114及び判定回路115として機能する。すなわち、不良判定装置100は、測定データ取得回路112と、第1距離算出回路113と、第2距離算出回路114と、判定回路115と、を含む。また、処理回路110は、不良判定プログラム121を実行することにより、単位空間情報作成回路111として機能してもよい。すなわち、不良判定装置100は、単位空間情報作成回路111を含んでもよい。
単位空間情報作成回路111は、対象物1の正常モードに対応する単位空間x(1)及び第1~第Nの不良モードに対応する単位空間x(2)~x(N+1)を作成し、単位空間x(1)~x(N+1)に関する単位空間情報122を作成する。具体的には、単位空間情報作成回路111は、それぞれ前出の式(1)で示される単位空間x(1)~x(N+1)を作成し、各単位空間x(j)に対して、前出の式(4)及び式(5)により、K個の項目の平均値μ(j)1~μ(j)K及び標準偏差σ(j)1~σ(j)Kを算出する。また、単位空間情報作成回路111は、それぞれ前出の式(7)で示される単位空間X(1)~X(N+1)を作成し、各単位空間X(j)に対して、前出の式(8)で示されるK個の項目に関する相関行列R(j)の逆行列R(j) -1を算出する。そして、単位空間情報作成回路111は、正常モード、平均値μ(1)1~μ(1)K、標準偏差σ(1)1~σ(1)K及び逆行列R(1) -1を対応づけ、2以上N+1以下の各整数iに対して、第iの不良モード、平均値μ(i+1)1~μ(i+1)K、標準偏差σ(i+1)1~σ(i+1)K及び逆行列R(i+1) -1を対応づけて、単位空間情報122を作成し、作成した単位空間情報122は、記憶回路120に記憶させる。すなわち、単位空間情報作成回路111は、図4の単位空間情報作成工程S10を実行する。前述のように、単位空間情報作成装置200が単位空間情報122を作成する場合は、単位空間情報作成回路111は無くてもよい。
測定データ取得回路112は、測定器2から出力される対象物1の測定データを取得する。すなわち、測定データ取得回路112は、図4の測定データ取得工程S20を実行する。測定データ取得回路112が取得した測定データは記憶回路120に記憶される。
第1距離算出回路113は、測定データ取得回路112が取得した対象物1の測定データに基づいて、対象物1の正常モードに対応する単位空間x(1)に対するマハラノビス距離Mn(1)を算出する。具体的には、第1距離算出回路113は、測定データに基づいて、前出の式(10)で示されるデータy(1)を算出し、単位空間情報122に含まれる単位空間x(1)のK個の項目の平均値μ(1)1~μ(1)K及び標準偏差σ(1)1~σ(1)Kを用いて、前出の式(12)で示されるデータY(1)を算出し、データY(1)及び単位空間情報122に含まれる逆行列R(1) -1を用いて、前出の式(13)により、データy(1)の単位空間x(1)に対するマハラノビス距離Mn(1)を算出する。すなわち、第1距離算出回路113は、図4の第1距離算出工程S30を実行する。第1距離算出回路113が算出したマハラノビス距離Mn(1)は記憶回路120に記憶される。
第2距離算出回路114は、1以上N以下の各整数iに対して、測定データ取得回路112が取得した対象物1の測定データに基づいて、対象物1の第iの不良モードに対応する単位空間x(i+1)に対するマハラノビス距離Mn(i+1)を算出する。具体的には、第2距離算出回路114は、測定データに基づいて、前出の式(10)で示されるデータy(i+1)を算出し、単位空間情報122に含まれる単位空間x(i+1)のK個の項目の平均値μ(i+1)1~μ(i+1)K及び標準偏差σ(i+1)1~σ(i+1)Kを用いて、前出の式(12)で示されるデータY(i+1)を算出し、データY(i+1)及び単位空間情報122に含まれる逆行列R(i+1) -1を用いて、前出の式(13)により、データy(i+1)の単位空間x(i+1)に対するマハラノビス距離Mn(i+1)を算出する。すなわち、第2距離算出回路114は、図4の第2距離算出工程S40を実行する。第2距離算出回路114が算出したマハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)は記憶回路120に記憶される。
判定回路115は、第1距離算出回路113が算出したマハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えているか否かを判定し、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えていない場合は、対象物1が正常モードの状態であると判定する。また、判定回路115は、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えた場合、第2距離算出回路114が算出したマハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)に基づいて、対象物1が第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する。本実施形態では、判定回路115は、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)のうちマハラノビス距離Mn(j+1)が最小である場合、対象物1が第jの不良モードの状態であると判定する。すなわち、判定回路115は、図4の工程S50、正常判定工程S80及び不良判定工程S60を実行する。判定回路115の判定結果は記憶回路120に記憶される。
操作部130は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号を処理回路110に出力する。
表示部140は、LCD等により構成される表示装置であり、処理回路110から出力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。LCDは、Liquid Crystal Displayの略である。表示部140には操作部130として機能するタッチパネルが設けられていてもよい。例えば、表示部140は、処理回路110から出力される表示信号に基づいて、対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを示す判定結果の情報を表示してもよい。
音出力部150は、スピーカー等によって構成され、処理回路110から出力される音信号に基づいて各種の音を発生させる。例えば、音出力部150は、処理回路110から出力される音信号に基づいて、不良判定処理の開始や終了を示す音、対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを示す音等を発生させてもよい。
通信部160は、処理回路110と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。例えば、通信部160は、判定回路115による判定結果の情報を外部装置に送信し、外部装置は、受信した判定結果の情報を不図示の表示部に表示してもよい。
なお、単位空間情報作成回路111、測定データ取得回路112、第1距離算出回路113、第2距離算出回路114及び判定回路115の少なくとも一部が、専用のハードウエアで実現されてもよい。また、不良判定装置100は、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されてもよい。例えば、処理回路110及び記憶回路120がクラウドサーバー等の装置で実現され、当該装置が、対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定し、判定結果の情報を、通信回線を介して操作部130、表示部140、音出力部150及び通信部160を含む端末に送信してもよい。
1-5.作用効果
以上に説明した第1実施形態の不良判定方法では、不良判定装置100は、対象物1の測定データに基づいて、対象物1の正常モードに対応する単位空間x(1)に対するマハラノビス距離Mn(1)を算出するとともに、対象物1の第1~第Nの不良モードに対応する単位空間x(2)~x(N+1)に対するマハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)を算出する。したがって、第1実施形態の不良判定方法によれば、不良判定装置100は、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えた場合、すなわち、対象物1が正常モードの状態から外れた場合、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)に基づいて、対象物1の不良モードを特定することができる。
また、第1実施形態の不良判定方法によれば、不良判定装置100は、対象物1の不良モードを特定することができるので、ユーザーは、不良となった対象物1に対して適切な処置を取りやすい。
2.第2実施形態
以下、第2実施形態について、第1実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、第1実施形態と重複する説明は省略または簡略し、主に第1実施形態と異なる内容について説明する。
図7は、第2実施形態の不良判定方法の手順を示すフローチャート図である。図7において、図3と同じ工程には同じ符号が付されている。図7に示すように、第2実施形態では、第1実施形態と同様、まず、単位空間情報作成工程S10において、単位空間情報作成装置200又は不良判定装置100が、単位空間情報を作成する。
次に、第1実施形態と同様、不良判定装置100が、測定データ取得工程S20、第1距離算出工程S30、第2距離算出工程S40及び工程S50を行い、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えていない場合は、正常判定工程S80を行う。
次に、不良率算出工程S82において、不良判定装置100が、1以上N以下の少なくとも1つの各整数kに対して、マハラノビス距離Mn(1)と、マハラノビス距離Mn(1)とマハラノビス距離Mn(k+1)との和との比である第kの不良率を算出する。第kの不良率は、対象物1の状態が正常モードから第kの不良モードにどの程度近づいているかを示す指標であり、値が大きいほど対象物1の状態が第kの不良モードに近づいていることを示す。第kの不良率は、0以上1以下の範囲の値として算出されてもよいし、0%以上100%以下の範囲の値として算出されてもよい。例えば、マハラノビス距離Mn(1)が0であり、マハラノビス距離Mn(k+1)が5であれば、第kの不良率は0%である。また、例えば、マハラノビス距離Mn(1)が3であり、マハラノビス距離Mn(k+1)が2であれば、第kの不良率は60%である。不良判定装置100は、第1~第Nの不良率をすべて算出してもよいし、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)のうちマハラノビス距離Mn(j+1)が最小である場合、第jの不良率のみを算出してもよい。
次に、不良率表示工程S84において、各整数kに対して、工程S82で算出した第kの不良率を表示部に表示させる。
一方、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えている場合、第1実施形態と同様、不良判定装置100が、不良判定工程S60及び不良モード表示工程S70を行う。
そして、工程S90において、不良判定処理が終了するまで、不良判定装置100は、工程S10~S84を繰り返し行う。
図8は、第2実施形態における不良判定装置100の構成例である。図8に示すように、第2実施形態における不良判定装置100は、第1実施形態と同様、処理回路110、記憶回路120、操作部130、表示部140、音出力部150、通信部160を含む。なお、不良判定装置100は、図8の構成要素の一部を省略又は変更し、あるいは、他の構成要素を付加した構成としてもよい。記憶回路120、操作部130、表示部140、音出力部150及び通信部160の機能は第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
処理回路110は、記憶回路120に記憶されている不良判定プログラム121を実行することにより、測定データ取得回路112、第1距離算出回路113、第2距離算出回路114、判定回路115及び不良率算出回路116として機能する。すなわち、不良判定装置100は、測定データ取得回路112と、第1距離算出回路113と、第2距離算出回路114と、判定回路115と、不良率算出回路116と、を含む。また、処理回路110は、不良判定プログラム121を実行することにより、単位空間情報作成回路111として機能してもよい。すなわち、不良判定装置100は、単位空間情報作成回路111を含んでもよい。単位空間情報作成回路111、測定データ取得回路112、第1距離算出回路113、第2距離算出回路114及び判定回路115の機能は第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
不良率算出回路116は、1以上N以下の少なくとも1つの各整数kに対して、第1距離算出回路113が算出したマハラノビス距離Mn(1)と、マハラノビス距離Mn(1)と第2距離算出回路114が算出したマハラノビス距離Mn(k+1)との和との比である第kの不良率を算出する。不良率算出回路116は、第1~第Nの不良率をすべて算出してもよいし、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)のうちマハラノビス距離Mn(j+1)が最小である場合、第jの不良率のみを算出してもよい。すなわち、不良率算出回路116は、図7の不良率算出工程S82を実行する。不良率算出回路116が算出した不良率は記憶回路120に記憶される。
表示部140は、処理回路110から出力される表示信号に基づいて、対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを示す判定結果の情報や不良率の情報を表示してもよい。
また、音出力部150は、処理回路110から出力される音信号に基づいて、不良判定処理の開始や終了を示す音、対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを示す音、不良率を示す音等を発生させてもよい。
また、通信部160は、判定回路115による判定結果の情報や不良率の情報を外部装置に送信し、外部装置は、受信した判定結果の情報を不図示の表示部に表示してもよい。
なお、単位空間情報作成回路111、測定データ取得回路112、第1距離算出回路113、第2距離算出回路114、判定回路115及び不良率算出回路116の少なくとも一部が、専用のハードウエアで実現されてもよい。また、不良判定装置100は、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されてもよい。例えば、処理回路110及び記憶回路120がクラウドサーバー等の装置で実現され、当該装置が、対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定し、さらに不良率を算出し、判定結果や不良率の情報を、通信回線を介して操作部130、表示部140、音出力部150及び通信部160を含む端末に送信してもよい。
以上に説明した第2実施形態の不良判定方法によれば、第1実施形態の不良判定方法と同様の効果が得られる。さらに、第2実施形態の不良判定方法によれば、不良判定装置100は、1以上N以下の少なくとも1つの各整数kに対して、マハラノビス距離Mn(1)と、マハラノビス距離Mn(1)とマハラノビス距離Mn(k+1)との和との比である第kの不良率を算出するので、対象物1が第kの不良モードの状態にどの程度近づいているかを相対的に示すことができる。
3.第3実施形態
以下、第3実施形態について、第1実施形態又は第2実施形態と同様の構成要素には同じ符号を付し、第1実施形態又は第2実施形態と重複する説明は省略または簡略し、主に第1実施形態及び第2実施形態と異なる内容について説明する。
図9は、第3実施形態の不良判定方法の手順を示すフローチャート図である。図9において、図3又は図7と同じ工程には同じ符号が付されている。図9に示すように、第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態と同様、まず、単位空間情報作成工程S10において、単位空間情報作成装置200又は不良判定装置100が、単位空間情報を作成する。
次に、第1実施形態及び第2実施形態と同様、不良判定装置100が、測定データ取得工程S20、第1距離算出工程S30、第2距離算出工程S40及び工程S50を行い、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えていない場合は、正常判定工程S80を行う。
次に、第2実施形態と同様、不良判定装置100が、不良率算出工程S82及び不良率表示工程S84を行う。
一方、マハラノビス距離Mn(1)が閾値を超えている場合、工程S52において、不良判定装置100が、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)が閾値を超えているか否かを判定する。マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)の少なくとも1つが閾値を超えていない場合は、第1実施形態及び第2実施形態と同様、不良判定装置100が、不良判定工程S60及び不良モード表示工程S70を行う。
一方、マハラノビス距離Mn(2)~Mn(N+1)がすべて閾値を超えている場合、すなわち、マハラノビス距離Mn(1)~Mn(N+1)がいずれも閾値を超えた場合、不良モード追加工程S54において、不良判定装置100が、工程S20で取得した測定データに基づいて、第1~第Nの不良モードとは異なる第N+1の不良モードを不良判定工程S60における判定対象に追加する。具体的には、不良判定装置100は、マハラノビス距離Mn(1)~Mn(N+1)がいずれも閾値を超えた場合、測定データに基づいて、前出の式(1)で示される単位空間x(N+2)を作成し、単位空間x(N+2)に対して、前出の式(4)及び式(5)により、K個の項目の平均値μ(N+2)1~μ(N+2)K及び標準偏差σ(N+2)1~σ(N+2)Kを算出する。また、不良判定装置100は、前出の式(7)で示される単位空間X(N+2)を作成し、単位空間X(N+2)に対して、前出の式(8)で示されるK個の項目に関する相関行列R(N+2)の逆行列R(N+2) -1を算出する。そして、不良判定装置100は、第N+1の不良モード、平均値μ(N+2)1~μ(N+2)K、標準偏差σ(N+2)1~σ(N+2)K及び逆行列R(N+2) -1を対応づけて、記憶回路に記憶されている単位空間情報に追加し、整数Nを1だけ増やす。なお、不良判定装置100は、ユーザーによる不良モードの追加を指示する入力操作に基づいて、不良判定工程S60の処理を行ってもよいし、入力操作によらずに自動的に不良判定工程S60の処理を行ってもよい。
そして、工程S90において、不良判定処理が終了するまで、不良判定装置100は、工程S10~S84を繰り返し行う。
図10は、第3実施形態における不良判定装置100の構成例である。図10に示すように、第3実施形態における不良判定装置100は、第1実施形態及び第2実施形態と同様、処理回路110、記憶回路120、操作部130、表示部140、音出力部150、通信部160を含む。なお、不良判定装置100は、図10の構成要素の一部を省略又は変更し、あるいは、他の構成要素を付加した構成としてもよい。記憶回路120、操作部130、表示部140、音出力部150及び通信部160の機能は第1実施形態及び第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
処理回路110は、記憶回路120に記憶されている不良判定プログラム121を実行することにより、測定データ取得回路112、第1距離算出回路113、第2距離算出回路114、判定回路115、不良率算出回路116及び不良モード追加回路117として機能する。すなわち、不良判定装置100は、測定データ取得回路112と、第1距離算出回路113と、第2距離算出回路114と、判定回路115と、不良率算出回路116と、不良モード追加回路117と、を含む。また、処理回路110は、不良判定プログラム121を実行することにより、単位空間情報作成回路111として機能してもよい。すなわち、不良判定装置100は、単位空間情報作成回路111を含んでもよい。単位空間情報作成回路111、測定データ取得回路112、第1距離算出回路113、第2距離算出回路114及び判定回路115の機能は第1実施形態及び第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。また、不良率算出回路116の機能は第2実施形態と同様であるため、その説明を省略する。
不良モード追加回路117は、マハラノビス距離Mn(1)~Mn(N+1)がいずれも閾値を超えた場合、測定データに基づいて、第1~第Nの不良モードとは異なる第N+1の不良モードを判定回路115による判定対象に追加する。具体的には、不良モード追加回路117は、マハラノビス距離Mn(1)~Mn(N+1)がいずれも閾値を超えた場合、測定データに基づいて、前出の式(1)で示される単位空間x(N+2)を作成し、単位空間x(N+2)に対して、前出の式(4)及び式(5)により、K個の項目の平均値μ(N+2)1~μ(N+2)K及び標準偏差σ(N+2)1~σ(N+2)Kを算出する。また、不良モード追加回路117は、前出の式(7)で示される単位空間X(N+2)を作成し、単位空間X(N+2)に対して、前出の式(8)で示されるK個の項目に関する相関行列R(N+2)の逆行列R(N+2) -1を算出する。そして、不良モード追加回路117は、第N+1の不良モード、平均値μ(N+2)1~μ(N+2)K、標準偏差σ(N+2)1~σ(N+2)K及び逆行列R(N+2) -1を対応づけて、記憶回路120に記憶されている単位空間情報122に追加し、整数Nを1だけ増やす。なお、不良モード追加回路117は、ユーザーが操作部130に対して行った不良モードの追加を指示する入力操作に基づいて、第N+1の不良モードを判定対象に追加する処理を行ってもよいし、入力操作によらずに自動的に第N+1の不良モードを判定対象に追加する処理を行ってもよい。
なお、単位空間情報作成回路111、測定データ取得回路112、第1距離算出回路113、第2距離算出回路114、判定回路115、不良率算出回路116及び不良モード追加回路117の少なくとも一部が、専用のハードウエアで実現されてもよい。また、不良判定装置100は、単体の装置であってもよいし、複数の装置によって構成されてもよい。例えば、処理回路110及び記憶回路120がクラウドサーバー等の装置で実現され、当該装置が、対象物1が正常モード及び第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定し、また不良率を算出し、さらに条件に応じて第N+1の不良モードを判定対象に追加し、判定結果や不良率の情報を、通信回線を介して操作部130、表示部140、音出力部150及び通信部160を含む端末に送信してもよい。
以上に説明した第3実施形態によれば、第1実施形態又は第2実施形態の不良判定方法と同様の効果が得られる。また、第3実施形態の不良判定方法によれば、不良判定装置100は、対象物1が第1~第Nの不良モードのいずれとも異なる状態になった場合に、新たに第N+1の不良モードを判定対象に追加するので、判定の初期に想定していない不良モードが発生した場合にも対応することができる。
4.変形例
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上記の各実施形態では、単位空間x(1)~x(N+1)においてK個の項目が共通であるが、1以上N+1以下の任意の異なる2つの整数i,jに対して、単位空間x(i)と単位空間x(j)とで前出のK個の項目が異なってもよい。その場合は、単位空間x(i)と単位空間x(j)とで整数Kが異なっていてもよい。すなわち、正常モード及び第1~第Nの不良モードの各々において特徴的なK個の項目が、他のモードとは独立に選択されてもよい。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
上述した実施形態および変形例から以下の内容が導き出される。
不良判定方法の一態様は、
本発明に係る不良判定方法の一態様は、
対象物の測定データに基づいて、前記対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出する第1距離算出工程と、
2以上の整数N及び1以上N以下の各整数iに対して、前記測定データに基づいて、前記対象物の第iの不良モードに対応する第i+1の単位空間に対する第i+1のマハラノビス距離を算出する第2距離算出工程と、
前記第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、前記対象物が前記第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する不良判定工程と、
を含む。
この不良判定方法では、対象物の測定データに基づいて、対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出するとともに、対象物の第1~第Nの不良モードに対応する第2~第N+1の単位空間に対する第2~第N+1のマハラノビス距離を算出する。したがって、この不良判定方法によれば、第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、すなわち、対象物が正常モードの状態から外れた場合、第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、対象物の不良モードを特定することができる。また、この不良判定方法によれば、対象物の不良モードを特定することができるので、ユーザーは、不良となった対象物に対して適切な処置を取りやすい。
前記不良判定方法の一態様において、
前記不良判定工程では、
前記第1のマハラノビス距離が前記閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離のうち前記第j+1のマハラノビス距離が最小である場合、前記対象物が前記第jの不良モードの状態であると判定してもよい。
前記不良判定方法の一態様は、
1以上N以下の少なくとも1つの各整数kに対して、前記第1のマハラノビス距離と、前記第1のマハラノビス距離と前記第k+1のマハラノビス距離との和との比である第kの不良率を算出する不良率算出工程を含んでもよい。
この不良判定方法によれば、対象物が少なくとも1つの各不良モードの状態にどの程度近づいているかを相対的に示すことができる。
前記不良判定方法の一態様は、
前記第1~第N+1のマハラノビス距離がいずれも前記閾値を超えた場合、前記測定データに基づいて、前記第1~第Nの不良モードとは異なる第N+1の不良モードに対応する第N+2の単位空間を作成し、前記第N+1の不良モードを前記不良判定工程における判定対象に追加する不良モード追加工程を含んでもよい。
この不良判定方法によれば、対象物が第1~第Nの不良モードのいずれとも異なる状態になった場合に、新たに第N+1の不良モードを判定対象に追加するので、判定の初期に想定していない不良モードが発生した場合にも対応することができる。
不良判定装置の一態様は、
対象物の測定データに基づいて、前記対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出する第1距離算出回路と、
2以上の整数N及び1以上N以下の各整数iに対して、前記測定データに基づいて、前記対象物の第iの不良モードに対応する第i+1の単位空間に対する第i+1のマハラノビス距離を算出する第2距離算出回路と、
前記第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、前記対象物が前記第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する判定回路と、
を含む。
この不良判定装置は、対象物の測定データに基づいて、対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出するとともに、対象物の第1~第Nの不良モードに対応する第2~第N+1の単位空間に対する第2~第N+1のマハラノビス距離を算出する。したがって、この不良判定装置によれば、第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、すなわち、対象物が正常モードの状態から外れた場合、第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、対象物の不良モードを特定することができる。また、この不良判定装置によれば、対象物の不良モードを特定することができるので、ユーザーは、不良となった対象物に対して適切な処置を取りやすい。
不良判定システムの一態様は、
前記不良判定装置の一態様と、
前記対象物に取り付けられ、前記測定データを出力する測定器と、
を含む。
1…対象物、2…測定器、10…不良判定システム、100…不良判定装置、110…処理回路、111…単位空間情報作成回路、112…測定データ取得回路、113…第1距離算出回路、114…第2距離算出回路、115…判定回路、116…不良率算出回路、117…不良モード追加回路、120…記憶回路、121…不良判定プログラム、122…単位空間情報、130…操作部、140…表示部、150…音出力部、160…通信部、200…単位空間情報作成装置

Claims (6)

  1. 対象物の測定データに基づいて、前記対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出する第1距離算出工程と、
    2以上の整数N及び1以上N以下の各整数iに対して、前記測定データに基づいて、前記対象物の第iの不良モードに対応する第i+1の単位空間に対する第i+1のマハラノビス距離を算出する第2距離算出工程と、
    前記第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、前記対象物が前記第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する不良判定工程と、
    を含む、不良判定方法。
  2. 請求項1において、
    前記不良判定工程では、
    前記第1のマハラノビス距離が前記閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離のうち前記第j+1のマハラノビス距離が最小である場合、前記対象物が前記第jの不良モードの状態であると判定する、不良判定方法。
  3. 請求項1又は2において、
    1以上N以下の少なくとも1つの各整数kに対して、前記第1のマハラノビス距離と、前記第1のマハラノビス距離と前記第k+1のマハラノビス距離との和との比である第kの不良率を算出する不良率算出工程を含む、不良判定方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項において、
    前記第1~第N+1のマハラノビス距離がいずれも前記閾値を超えた場合、前記測定データに基づいて、前記第1~第Nの不良モードとは異なる第N+1の不良モードに対応する第N+2の単位空間を作成し、前記第N+1の不良モードを前記不良判定工程における判定対象に追加する不良モード追加工程を含む、不良判定方法。
  5. 対象物の測定データに基づいて、前記対象物の正常モードに対応する第1の単位空間に対する第1のマハラノビス距離を算出する第1距離算出回路と、
    2以上の整数N及び1以上N以下の各整数iに対して、前記測定データに基づいて、前記対象物の第iの不良モードに対応する第i+1の単位空間に対する第i+1のマハラノビス距離を算出する第2距離算出回路と、
    前記第1のマハラノビス距離が閾値を超えた場合、前記第2~第N+1のマハラノビス距離に基づいて、前記対象物が前記第1~第Nの不良モードのいずれの状態であるかを判定する判定回路と、
    を含む、不良判定装置。
  6. 請求項5に記載の不良判定装置と、
    前記対象物に取り付けられ、前記測定データを出力する測定器と、
    を含む、不良判定システム。
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