JP2022150309A - 印刷装置およびカラーチャートデータの生成方法 - Google Patents

印刷装置およびカラーチャートデータの生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乾燥部における滞留が長引くことにより印刷媒体がダメージを受け印刷物の品質が低下する。【解決手段】印刷装置は、カラーチャートデータを生成する制御部と、印刷媒体を搬送方向へ間欠搬送する搬送部と、カラーチャートデータに基づいて印刷媒体の搬送方向に沿って並ぶ処理単位領域へ測色パッチを印刷する印刷部と、測色パッチが印刷された処理単位領域を乾燥させる乾燥部と、乾燥を経た処理単位領域における測色パッチを測色する測色部と、を備え、制御部は、印刷設定に基づいて、処理単位領域が乾燥部に滞留する乾燥滞留時間を取得し、乾燥滞留時間内に測色部が測色可能な測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出し、測色可能パッチ数以下の数の測色パッチを処理単位領域へ印刷するためのカラーチャートデータを生成する。【選択図】図3

Description

本発明は、印刷装置、およびカラーチャートデータの生成方法に関する。
カラーパッチを印刷し、印刷されたカラーパッチを測色器や目視で評価することにより、印刷装置において特色を実現可能な条件を求める処理が開示されている(特許文献1参照)。
また、インクを吐出して用紙へ印刷するヘッドよりも搬送の下流に測色器を備え、ヘッドが印刷したテストパターンを測色器が測色する構成が開示されている(特許文献2参照)。
特開2019‐3240号公報 特開2010‐240996号公報
印刷媒体を搬送して印刷媒体へのカラーパッチの印刷および印刷後のパッチの測色を実行する印刷装置において、印刷後のパッチを測色前に乾燥炉により乾燥させる構成を想定する。この場合、測色すべきパッチ数や測色能力に起因して測色に多くの時間を要すると、測色の対象となっているパッチよりも搬送の上流で乾燥炉内に位置するパッチは、下流のパッチの測色が終わるまで、乾燥に必要な時間を超えて乾燥炉に滞留することがある。そのため、乾燥炉に置かれた、パッチが印刷された印刷媒体が、熱によりダメージを受けて皺が生じたり伸縮が生じたりして、印刷物としての品質を落とす虞があった。
印刷装置は、複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成する制御部と、印刷媒体を搬送方向へ間欠搬送する搬送部と、前記カラーチャートデータに基づいて色材を前記印刷媒体へ付着させることにより、前記印刷媒体において前記搬送方向に沿って並ぶ処理単位領域へ前記測色パッチを印刷する印刷部と、前記測色パッチが印刷された前記処理単位領域を乾燥させる乾燥部と、前記乾燥を経た前記処理単位領域における前記測色パッチを測色する測色部と、を備え、前記制御部は、印刷設定に基づいて、前記処理単位領域が前記乾燥部に滞留する乾燥滞留時間を取得し、前記乾燥滞留時間内に前記測色部が測色可能な前記測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出し、前記測色可能パッチ数以下の数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成する。
印刷装置は、複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成する制御部と、印刷媒体を搬送方向へ間欠搬送する搬送部と、前記カラーチャートデータに基づいて色材を前記印刷媒体へ付着させることにより、前記印刷媒体において前記搬送方向に沿って並ぶ処理単位領域へ前記測色パッチを印刷する印刷部と、前記測色パッチが印刷された前記処理単位領域を乾燥させる乾燥部と、前記乾燥を経た前記処理単位領域における前記測色パッチを測色する測色部と、前記印刷媒体の種別と、前記印刷媒体の種別に応じた前記乾燥部に滞留可能な時間である乾燥滞留可能時間との対応関係を記憶する記憶部と、を備え、前記制御部は、印刷設定から前記印刷媒体の種別を取得して前記印刷媒体の種別に対応する前記乾燥滞留可能時間を前記記憶部から読み出し、前記乾燥滞留可能時間内に前記測色部が測色可能な前記測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出し、前記測色可能パッチ数以下の数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成し、前記処理単位領域を前記乾燥部に滞留させる乾燥滞留時間を、前記乾燥滞留可能時間以下かつ前記処理単位領域に印刷される数の前記測色パッチの前記測色部による測色に要する時間以上とする。
複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成するカラーチャートデータの生成方法は、印刷媒体における、印刷部による前記カラーチャートデータに基づく前記測色パッチの印刷、乾燥部による乾燥、および測色部による測色の順で各処理の対象となる処理単位領域が、前記乾燥部に滞留する乾燥滞留時間を、印刷設定に基づいて取得する工程と、前記乾燥滞留時間内に前記測色部が測色可能な前記測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出する工程と、前記測色可能パッチ数以下の数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成する工程と、を備える。
複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成するカラーチャートデータの生成方法は、印刷媒体における、印刷部による前記カラーチャートデータに基づく前記測色パッチの印刷、乾燥部による乾燥、および測色部による測色の順で各処理の対象となる領域を処理単位領域としたとき、印刷設定から前記印刷媒体の種別を取得し、前記印刷媒体の種別と前記印刷媒体の種別に応じた前記乾燥部に滞留可能な時間である乾燥滞留可能時間との対応関係を記憶する記憶部から、取得した前記印刷媒体の種別に対応する前記乾燥滞留可能時間を読み出す工程と、前記乾燥滞留可能時間内に前記測色部が測色可能な前記測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出する工程と、前記測色可能パッチ数以下の数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成する工程と、前記処理単位領域を前記乾燥部に滞留させる乾燥滞留時間を、前記乾燥滞留可能時間以下かつ前記処理単位領域に印刷される数の前記測色パッチの前記測色部による測色に要する時間以上に設定する工程と、を備える。
装置構成を簡易的に示すブロック図。 印刷部や乾燥部や測色部等を含む構造の具体例を示す図。 第1実施形態にかかるカラーチャートの印刷測色処理を示すフローチャート。 図4Aは測色パッチ情報の例を示す図、図4Bは媒体特性情報の例を示す図。 フレーム最大パッチ数の測色パッチが印刷されたフレームを示す図。 各フレームと処理との対応関係が遷移する様子を表形式で示す図。 1フレームを対象とした測色処理を示すフローチャート。 複数の測色パッチが印刷されたフレームと測色器とを示す図。 第2実施形態にかかるカラーチャートの印刷測色処理を示すフローチャート。 印刷部や乾燥部や測色部等を含む構造の図2とは異なる具体例を示す図。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。各図は例示であるため、比率や形状が正確でなかったり、互いに整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
1.装置構成:
図1は、本実施形態にかかる印刷装置10の構成を簡易的に示している。
印刷装置10は、制御部11、表示部13、操作受付部14、通信IF15、搬送部16、キャリッジ17、印刷ヘッド18、乾燥部19、測色部20、記憶部21等を備える。IFは、インターフェイスの略である。制御部11は、プロセッサーとしてのCPU11a、ROM11b、RAM11c等を有する一つ又は複数のICや、その他の不揮発性メモリー等を含んで構成される。
制御部11では、プロセッサーつまりCPU11aが、ROM11bや、その他のメモリー等に保存された一つ以上のプログラム12に従った演算処理を、RAM11c等をワークエリアとして用いて実行することにより、データ生成部12aや印刷測色制御部12b等の機能を実現する。なお、プロセッサーは、一つのCPUに限られることなく、複数のCPUや、ASIC等のハードウェア回路により処理を行う構成であってもよいし、CPUとハードウェア回路とが協働して処理を行う構成であってもよい。
表示部13は、視覚情報を表示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイや、有機ELディスプレイ等により構成される。表示部13は、ディスプレイと、ディスプレイを駆動するための駆動回路とを含む構成であってもよい。操作受付部14は、ユーザーによる操作を受け付けるための手段であり、例えば、物理的なボタンや、タッチパネルや、マウスや、キーボード等によって実現される。むろん、タッチパネルは、表示部13の一機能として実現されるとしてもよい。
表示部13や操作受付部14は、印刷装置10の構成の一部であってもよいが、印刷装置10に対して外付けされた周辺機器であってもよい。通信IF15は、印刷装置10が公知の通信規格を含む所定の通信プロトコルに準拠して有線又は無線で外部と接続するための一つまたは複数のIFの総称である。
搬送部16は、印刷媒体を搬送方向に沿って搬送するための手段であり、ローラーやローラーを回転させるモーター等を含む。
印刷ヘッド18は、インクジェット方式により色材としてのインクやその他の液体を印刷媒体へ吐出して印刷を実行する。
キャリッジ17は、不図示のモーターによる動力を受けて所定の主走査方向に沿って往復移動可能な機構である。キャリッジ17には印刷ヘッド18が搭載されている。従って、印刷ヘッド18は、キャリッジ17と共に主走査方向に沿って往復移動する。印刷ヘッド18およびキャリッジ17は、印刷部22を構成する。
乾燥部19は、印刷部による印刷後の印刷媒体を乾燥させる。乾燥部19は、例えば、ヒーターを有し、ヒーターが発する熱により対象を乾燥させる。
測色部20は、対象の色を測定する手段である。測色部20は、乾燥部19による乾燥後の印刷媒体における印刷結果を測色する。測色部20が測色結果として生成し出力する測色値のフォーマットは、例えば、CIE(国際照明委員会)が規定したL色空間によるL値であったり、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)毎の階調値の組み合わせであるRGB値であったりする。以下では「」の表記を省略する。
記憶部21は、例えば、ハードディスクドライブや、ソリッドステートドライブといった記憶装置により構成される。記憶部21は、制御部11が有するROM11bやその他のメモリーを含んでいてもよい。また、記憶部21を制御部11の一部と解してもよい。記憶部21には、例えば、測色パッチ情報、印刷設定、媒体特性情報の他、印刷装置10の制御に必要な各種情報が記憶されている。
図1に示す印刷装置10の構成は、一台のプリンターによって実現されてもよいし、通信可能に接続した複数の装置により実現されてもよい。
つまり、印刷装置10は、実態として印刷システム10であってもよい。印刷システム10は、例えば、制御部11や記憶部21として機能する情報処理装置と、搬送部16や印刷部22や乾燥部19や測色部20を含んだプリンターと、を含む。このような印刷装置10または印刷システム10により、本実施形態の印刷測色方法や、カラーチャートデータの生成方法が実現される。
図2は、印刷部22、乾燥部19、測色部20等を含む構造の具体例を示している。図2内の上段には、印刷媒体30の搬送方向D1に直交する視点により前記具体例を示している。また、図2内の下段には、前記具体例を上方からの視点により示している。なお、見易さを考慮して、図2内の上段と下段との一方に示した構成の一部を、他方では省略していることがある。図2によれば、搬送方向D1の上流から下流に沿って、印刷部22、乾燥部19、測色部20という順で、これら各部が配設されている。搬送方向D1を含む搬送経路の向きの上流、下流を、単に、上流、下流と言う。また、乾燥部19と測色部20との間には、搬送量調整部23が配設されている。
印刷部22の上流位置には、第1駆動ローラー24が設けられ、測色部20の下流位置には、第2駆動ローラー25が設けられている。第1駆動ローラー24は、図2内の上段の例では時計回りに回転することで、印刷媒体30を下流へ搬送する。第1駆動ローラー24に対しては第1ニップローラー24nが設けられている。第1ニップローラー24nは、印刷媒体30に当接することにより、第1駆動ローラー24との間で印刷媒体30を挟み込んでいる。
第2駆動ローラー25は、前記時計回りに回転することで、印刷媒体30を更に下流へ搬送する。第2駆動ローラー25に対しては第2ニップローラー25nが設けられている。第2ニップローラー25nは、印刷媒体30に当接することにより、第2駆動ローラー25との間で印刷媒体30を挟み込んでいる。これらローラーは、搬送部16の少なくとも一部を構成する。ただし、搬送部16が印刷媒体30を搬送するために有するローラー等の具体的手段の数や配置は、図2に示した態様に限定されない。例えば、乾燥部19と搬送量調整部23との間に、第1駆動ローラー24を補助する不図示の第3駆動ローラーおよび第3ニップローラーを設けてもよい。本実施形態においては、予め印刷媒体30が第1駆動ローラー24および第1ニップローラー24nに挟持され、かつ、第2駆動ローラー25および第2ニップローラー25nに挟持されている。
印刷媒体30は、例えば、第1駆動ローラー24よりも上流位置に保持されたロール紙31から第1駆動ローラー24に向かって繰り出された長尺な連続紙である。印刷媒体30は、紙以外の素材による媒体であってもよい。また、印刷媒体30は、ラベルやシール等と呼ばれるシートと、シートが粘着剤で貼り付けられた台紙とからなる2重構造の媒体であってもよい。
印刷部22は、印刷プラテン26と、印刷プラテン26の上方に配設されたキャリッジ17および印刷ヘッド18を有する。図2から分かるように、印刷ヘッド18はキャリッジ17に搭載されている。印刷プラテン26は、第1駆動ローラー24によって搬送される印刷媒体30を下方から支持する。
印刷ヘッド18は、複数のノズルを有しており、各ノズルからインクを吐出可能である。印刷ヘッド18は、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)等といった複数色のインクを吐出可能である。むろん、印刷ヘッド18が吐出するインクはCMYKインクに限定されない。印刷ヘッド18が有する各ノズルは、印刷ヘッド18の印刷プラテン26を向くノズル面18aに開口しており、印刷ヘッド18は、印刷データに基づいてインクをノズルから吐出したり吐出しなかったりする。ノズルが吐出するインクを、インク滴と呼んだりドットと呼んだりもする。
符号D2は、キャリッジ17の主走査方向D2を示している。図2の例によれば、搬送方向D1と主走査方向D2とは平行である。本実施形態において平行や直交といった表現は、厳密な平行や直交に限定されず、製品において生じ得る程度の誤差を含む意味である。また、搬送方向D1に直交する方向D3を、幅方向D3と呼ぶ。印刷プラテン26の上方に、主走査方向D2と平行なガイドレール27が設けられており、キャリッジ17は、ガイドレール27に沿って往復移動可能である。
また、キャリッジ17は、幅方向D3に沿って移動することができる。図示は省略しているが、例えば、キャリッジ17およびガイドレール27を含むユニットを幅方向D3に沿って往復移動させるための別のガイドレール等の機構が設けられている。このようなキャリッジ17の主走査方向D2や幅方向D3に沿った各移動は、制御部11によって制御される。つまり、印刷ヘッド18を搭載したキャリッジ17は、印刷プラテン26が支持する印刷媒体30の面と平行な面内で2次元的に移動することができる。
主走査方向D2に沿ったキャリッジ17の移動に伴い印刷ヘッド18がインクを吐出する動作を主走査と呼ぶ。主走査を、パスとも呼ぶ。また、幅方向D3に沿ったキャリッジ17の移動を副走査と呼び、幅方向D3を副走査方向と呼んでもよい。このような主走査および副走査の繰り返しにより、印刷媒体30における印刷プラテン26に支持されている領域に印刷が施される。
乾燥部19は、印刷プラテン26の下流において印刷プラテン26に続いて印刷媒体30を支持する乾燥プラテン28を有する。乾燥部19では、例えば、乾燥プラテン28下にヒーター29が配設されており、印刷媒体30における乾燥プラテン28に支持されている領域を、ヒーター29が発する熱による乾燥させる。図示はしていないが、例えば、乾燥プラテン28の上方にもヒーターが配設されており、乾燥プラテン28が支持する印刷媒体30を上下のヒーターで乾燥させる構成であってもよい。また、乾燥部19は、乾燥プラテン28が支持する印刷媒体30を温風により乾燥させる構成であってもよい。乾燥部19を、乾燥炉と呼んでもよい。
搬送量調整部23は、乾燥プラテン28の下流において乾燥プラテン28に続く滞留用窪みプラテン32を有する。滞留用窪みプラテン32は、印刷プラテン26や乾燥プラテン28よりも下方に窪んだ搬送経路であって印刷媒体30を支持する。第1駆動ローラー24によって搬送される印刷媒体30は、乾燥部19で乾燥された後に、滞留用窪みプラテン32において滞留する。なお、搬送量調整部23において、滞留用窪みプラテン32を設けないようにしてもよい。この場合、搬送量調整部23において印刷媒体30は、支持されることなく所定量だけ重力方向に撓んだ状態で空中に滞留する。また、この撓み量を制御するために、撓み量を検出するセンサーもしくはダンサーローラーを有していてもよい。
測色部20は、滞留用窪みプラテン32の下流において滞留用窪みプラテン32に続いて印刷媒体30を支持する測色プラテン35を有する。測色プラテン35は、印刷プラテン26や乾燥プラテン28と同一又はほぼ同一の高さの面と解してよい。測色部20は、測色プラテン35の上方に配設された測色器33を有する。測色プラテン35の上方には、幅方向D3と平行なガイドレール34が設けられており、測色器33はガイドレール34に沿って往復移動可能である。後述するように、測色器33は、印刷媒体30に印刷された測色パッチを測色する。
制御部11は、搬送部16が有する第1駆動ローラー24、第2駆動ローラー25夫々の回転を、別々に制御可能である。第1駆動ローラー24は、印刷媒体30を搬送量調整部23まで送る搬送を担う。一方、第2駆動ローラー25は、搬送量調整部23および測色部20における印刷媒体30を更に下流へ送る搬送を担う。第1駆動ローラー24、第2駆動ローラー25は夫々に、印刷媒体30を搬送方向D1へ間欠搬送することができる。図2では、第2駆動ローラー25よりも下流の構成は記載していないが、第2駆動ローラー25の下流へ搬送された測色後の印刷媒体30は、例えば、巻取りローラーで巻き取られて回収されたり、カッターでカットされた上で回収されたりする。
2.第1実施形態:
図3は、第1実施形態において制御部11がプログラム12に従って実行するカラーチャートの印刷測色処理を、フローチャートにより示している。図3のフローチャートのうち、ステップS100~S130は、カラーチャートデータの生成方法に該当する。
ステップS100では、制御部11のデータ生成部12aは、測色パッチ情報および、印刷設定を取得する。測色パッチ情報は、予め記憶部21に記憶されている。また、印刷設定も、ユーザーの操作によって予め内容が決定されて記憶部21に記憶されている。そのため、データ生成部12aは、記憶部21から測色パッチ情報および、印刷設定を取得すればよい。ここで言う印刷設定は、カラーチャートを印刷するための設定である。あるいは、印刷設定は、カラーチャートに限られない様々な画像を印刷するための設定である。
印刷設定によれば、カラーチャートの印刷に使用する印刷媒体30の種別や、1フレームに対する印刷方法等が定められている。本実施形態では、印刷や乾燥や測色といった各処理の対象となる単位である処理単位領域を「フレーム」と呼ぶ。フレームは、印刷媒体30において搬送方向D1に沿って並ぶ各領域である。搬送方向D1に沿って並ぶフレーム同士は、互いが接続していてもよいし、間に隙間があってもよい。1フレームのサイズ(フレームサイズ)は予め決まっている。1フレームの搬送方向D1における長さをフレーム長と呼び、1フレームの幅方向D3における長さをフレーム幅と呼ぶ。単純に、印刷媒体30の幅方向D3における長さである媒体幅をフレーム幅としてよい。
図4Aは、ステップS100でデータ生成部12aが記憶部21から取得する測色パッチ情報40を例示している。測色パッチ情報40は、複数の特色について、それらのLab値を定義した情報である。特色とは、印刷結果において高い色再現性を求められる特定の色であり、実際にパッチとして印刷して測色することにより、その色が評価される。本実施形態では、いわゆるICCプロファイルを作成するために、例えば100種類の特色のそれぞれに対応する100個の測色パッチを印刷媒体30へ印刷する。図4Aによれば、例えば“R100”という特色に対してLab=(60,64,35)が定義されている。
ステップS110では、データ生成部12aは、ステップS100で取得した印刷設定に基づいて、フレームが乾燥部19に滞留する「乾燥滞留時間」を算出する。第1実施形態では、1フレームの印刷時間=1フレームの乾燥滞留時間、とする。そこで、データ生成部12aは、印刷設定から1フレームの印刷時間を求める。例えば、印刷設定が“コート紙、4パス”であるとする。これは、コート紙内の1フレームを4回のパスで印刷するという意味である。例えば、4パスによる1フレームの印刷には12秒を要する。従って、データ生成部12aは、乾燥滞留時間=12秒とする。
データ生成部12aは、印刷設定に応じた1フレームの印刷時間を所定の計算式で求めることができる。あるいは、印刷設定に応じた1フレームの印刷時間が予め記憶部21に記憶されており、データ生成部12aは、印刷設定に応じた1フレームの印刷時間を記憶部21から読み出してもよい。本実施形態において説明のために挙げる種々の具体的数値は全て例であり、それらは本実施形態の開示範囲を狭めない。
ステップS120では、データ生成部12aは、乾燥滞留時間内に測色部20が測色可能な測色パッチの数である「測色可能パッチ数」を算出する。ここでは、測色部20が何秒当たりに何個の測色パッチを測色可能であるかといった測色部20の測色性能が、予め情報として記憶部21に記憶されているものとする。
図5は、印刷部22によって複数の測色パッチ50が印刷された印刷媒体30における1つのフレームFを示している。フレームF内に白抜きで示した1つ1つの矩形が各測色パッチ50である。言うまでもなく、測色パッチ50は実際にはそれぞれ着色されている。測色パッチ50のサイズは所定サイズであり、上述したようにフレームサイズも予め決まっているため、1フレームに印刷できる測色パッチ50の最大数も決まっている。1フレームに印刷できる測色パッチの最大数を、以下では「フレーム最大パッチ数」と呼ぶ。図5の例では、フレーム最大パッチ数の測色パッチ50がフレームFに印刷されている。図5の例によれば、幅方向D3に沿って1列に5個の測色パッチ50が並んでおり、このような測色パッチ50の列が搬送方向D1に沿って8列在るため、フレーム最大パッチ数=40である。
詳しくは後述するが、測色部20では、測色器33が、このような1列の測色パッチ50を1つのまとまりとして測色する。マーク51や測色開始バー52についても後述する。測色器33は、幅方向D3に沿う移動に要する時間も含めて、例えば、5個で1列の測色パッチ50の測色に6秒を要する。つまり、測色部20の測色性能によれば、6秒で5個の測色パッチ50を測色する。この場合、上述したように乾燥滞留時間が12秒であれば、データ生成部12aは、測色可能パッチ数=10と算出する。
ステップS130では、データ生成部12aは、測色可能パッチ数以下の数の測色パッチを1フレームへ印刷するためのカラーチャートデータを生成する。この場合、データ生成部12aは、印刷すべき測色パッチの総数が測色可能パッチ数よりも多い場合、総数の測色パッチを1グループあたり測色可能パッチ数以下の測色パッチのグループに分け、カラーチャートをグループ単位で各フレームへ印刷するためのカラーチャートデータを生成する。
上述の例では、印刷すべき測色パッチの総数は100であり、測色可能パッチ数は10である。そのため、データ生成部12aは、100個の測色パッチを10グループに分け、1フレームあたりに10個の測色パッチを配置した計10フレームによるカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成する。1フレームにおける測色パッチの配置の態様は、図5に例示した通りである。1フレームへ印刷するための印刷データをフレームデータとも呼ぶ。従って、カラーチャートを10フレームに印刷するためのカラーチャートデータとは、10のフレームデータの集合である。データ生成部12aは、1フレームあたりに配置する測色パッチを測色可能パッチ数よりも少なくして、前記総数の測色パッチからなるカラーチャートを印刷するためのフレーム数を増やしてもよい。
カラーチャートデータは、ステップS140において印刷ヘッド18に特色に対応する測色パッチを印刷させるための印刷データである。従って、データ生成部12aは、ステップS100で取得した測色パッチ情報40に定義されている特色のLab値を、印刷ヘッド18が使用するインクの表色系であるCMYK表色系へ色変換したり、色変換後のデータにハーフトーン処理を施したりして、対応する特色をCMYKインクのドットで表現した測色パッチの画像を、カラーチャートデータ内に配置する。
ステップS140では、制御部11の印刷測色制御部12bは、搬送部16、印刷部22および測色部20を制御し、印刷媒体30のフレームに対する、カラーチャートデータに基づく測色パッチの印刷、乾燥、測色という一連の処理を、最終フレームまで繰り返す。
ステップS140については、図6に示す表等を参照して説明する。
図6の“印刷フレーム”は、カラーチャートデータに基づく測色パッチの印刷の対象となるフレームを意味する。また、図6においてフレームを指す符号Fに続く1,2,3…の数字は、カラーチャートデータに基づく印刷がされる順番が何番目のフレームであるかを意味する。図6では、上述の例に倣いカラーチャートを10フレームに分けて印刷する場合を示しており、フレームF1,F2,F3,F4,F5,F6,F7,F8,F9,F10が順に印刷フレームとなる。
また図6では、あるフレームが印刷フレームであるとき、同時に各フレームがどのような処理の対象となっているかを示している。フレームF1が印刷フレームであるときは、当然、フレームF1が印刷部22による印刷の対象となっており、フレームF1よりも上流に位置する他のフレームは何の処理も受けていない。
カラーチャートデータに基づくフレームへの印刷は、当然、ステップS100で取得した印刷設定に従う。ここでは、印刷設定で指定されている種別の印刷媒体30が、搬送部16によって搬送されている。上述の例のように、印刷設定で“4パス”が指定されているとする。この場合、印刷測色制御部12bは、キャリッジ17および印刷ヘッド18に、4回のパスおよびパスとパスとの間の副走査を実行させることにより、印刷プラテン26上に静止する印刷フレームへ、カラーチャートデータにおいて当該フレームに対応するフレームデータが表現する複数の測色パッチ50を印刷する。
カラーチャートデータに基づいて1フレームへ複数の測色パッチを印刷するために要する時間は、ステップS110で算出した乾燥滞留時間である。従って、印刷測色制御部12bは、印刷部22に1つの印刷フレームへの印刷を開始させてから乾燥滞留時間が経過したタイミングで、搬送部16の第1駆動ローラー24を回転させて、印刷媒体30の搬送方向D1への「フレーム送り」を1回実行させる。フレーム送りとは、それまで印刷プラテン26上に在った印刷フレームを、乾燥プラテン28上へ移動させる搬送である。フレーム送りにより、印刷フレームの1つ上流のフレームは印刷プラテン26上へ移動し、乾燥プラテン28上に在ったフレームは滞留用窪みプラテン32へ移動する。つまり、印刷フレームの1つ上流に在るフレームを印刷プラテン26上へ移動させるための距離、印刷プラン26上に在る印刷フレームを乾燥プラテン28上へ移動させるための距離、および、乾燥プラテン28上に在るフレームを滞留用窪みプラテン32へ移動させるための距離は、いずれも1回のフレーム送りによる印刷媒体30の搬送距離である。フレーム送りの後、印刷測色制御部12bは、印刷部22に新たな印刷フレームへの印刷を開始させる。
図6に示すように、フレームF1への印刷が終わると、フレーム送りを経てフレームF2が印刷フレームとなる。これにより、フレームF1は、乾燥プラテン28上に滞留して乾燥部19による乾燥の対象となる。
フレームF2が印刷フレームとなってから乾燥滞留時間が経過すると、フレーム送りを経て、フレームF3が印刷フレームとなる。これにより、フレームF1は、滞留用窪みプラテン32において滞留して測色を待機し、フレームF2は、乾燥プラテン28上に滞留して乾燥の対象となる。図6の“待機”は、乾燥を終えて測色部20による測色を滞留用窪みプラテン32で待機している状態を意味する。このように、フレーム送りは、乾燥滞留時間が経過する度に第1駆動ローラー24が実行する「間欠搬送」に該当する。
フレームF3が印刷フレームとなってから乾燥滞留時間が経過すると、フレーム送りを経て、フレームF4が印刷フレームとなる。これにより、フレームF1は、測色部20による測色対象となり、フレームF2は、滞留用窪みプラテン32おいて測色を待機し、フレームF3は、乾燥プラテン28上に滞留して乾燥の対象となる。つまり、図2の構成によれば、印刷測色制御部12bは、ステップS140の中で、フレームF4を印刷フレームとしたタイミングで、フレームF1を対象とした測色を開始する。
図7は、1フレームを対象とした測色パッチの測色処理をフローチャートにより示している。ここでは、フレームF4を印刷フレームとしたタイミングで、フレームF1を対象として測色する場面を想定する。また、図7の測色処理については図8を参照して説明する。
図8は、印刷部22によって複数の測色パッチ50が印刷された印刷媒体30におけるフレームF1を示している。図8の見方は、図5の見方と同様である。フレームF1には、カラーチャートデータにおける1つのフレームデータに基づいて、測色可能パッチ数である10個の測色パッチ50が印刷されている。また図8では、測色プラテン35の範囲と測色器33とを併せて示している。
ステップS200では、印刷測色制御部12bは、搬送部16の第2駆動ローラー25を回転させて、印刷媒体30を測色器33が測色可能な測色位置まで搬送する。図5や図8に示すように、フレーム内には、測色パッチ50の列毎の位置に対応して、マーク51が搬送方向D1に沿って等間隔で印刷されている。マーク51は、特定の色や形状やサイズで構成されており、印刷装置10が測色プラテン35の近傍に有する不図示のセンサーによって検出される。従って、ステップS200では、印刷測色制御部12bは、測色処理の対象としたフレーム内で前記センサーが新たにマーク51を検出するまで、第2駆動ローラー25に、印刷媒体30を搬送方向D1へ搬送させる。このようなステップS200の結果、図8に示すように、フレームF1内の測色パッチ50の1つの列が測色器33によって測色可能な測色プラテン35上の位置へ位置決めされる。
ステップS210では、印刷測色制御部12bは、測色器33を測色開始位置へ移動させる。図5や図8に示すように、フレーム内には、測色パッチ50の列から幅方向D3へ離れた所定位置に、搬送方向D1に長尺な測色開始バー52が印刷されている。マーク51や測色開始バー52は、印刷媒体30のフレーム毎に予め印刷されていてもよいし、カラーチャートデータに基づいて測色パッチ50と共に印刷されてもよい。測色開始位置は、幅方向D3において測色開始バー52を超えた位置である。図8の例では、測色器33は、測色開始位置に在る。ステップS200とステップS210とは、並行して実行すればよい。
ステップS220では、印刷測色制御部12bは、測色器33の移動を開始して、1列分の測色パッチ50の測色を測色器33に実行させる。図8を参照すると、測色開始位置から幅方向D3の逆方向への移動を開始した測色器33は、測色開始バー52を通過したタイミングを起点として、一定速度で移動を続けながら所定の時間間隔で測色を行う。これにより、幅方向D3に沿って1列に並ぶ複数の測色パッチ50を測色することができる。
ステップS230では、印刷測色制御部12bは、現在測色処理の対象としているフレーム内の全ての測色パッチ50の測色を終了したか否かを判定する。フレーム内の測色パッチの数や測色パッチの列数は、カラーチャートデータを生成した時点で解っている。フレームF1では、1列5個の測色パッチ50が2列印刷されているため、印刷測色制御部12bは、1列目の測色パッチ50を測色し終えた時点ではステップS230で“No”と判定し、2列目の測色パッチ50を測色し終えたらステップS230で“Yes”と判定すればよい。
印刷測色制御部12bは、ステップS230で“No”と判定したら、ステップS200以降を繰り返す。これにより、フレーム内で未だ測色されていない測色パッチ50の1つの列が測色器33によって測色可能な測色プラテン35上の位置へ位置決めされ、この列の測色パッチ50が測色器33によって測色される。このような1列分の測色パッチ50を含む領域は、測色器33の往復移動による1回分の測色サイズと言える。また、測色パッチ50の列毎に対応する各マーク51の搬送方向D1における間隔は、当該測色サイズに相当する「所定搬送距離」と言える。つまり、搬送部16は、第1駆動ローラー24によるフレーム送りとは別に、測色器33の往復移動による測色を1回実行する度に、第2駆動ローラー25により、搬送量調整部23および測色部20における印刷媒体30を前記所定搬送距離だけ搬送方向D1へ送る「第2の間欠搬送」を行う。第2の間欠搬送を含む、第2駆動ローラー25による搬送を、例えば、測色用送り等と称してもよい。
印刷測色制御部12bは、ステップS230で“Yes”と判定したとき、現在対象としているフレームへの測色処理を終了する。1フレーム内の各測色パッチ50の測色は、当然、乾燥滞留時間内に終わる。印刷測色制御部12bは、このように測色処理を終了する際、例えば、対象のフレームの全体が測色器33よりも下流へ移動するまで、第2駆動ローラー25に印刷媒体30を搬送させてもよい。
図2や図8の記載から解るように、あるフレームが印刷フレームとされた時点で、同時期に測色対象となるフレームは、その全部あるいは大部分が搬送量調整部23の滞留用窪みプラテン32に在る。例えば、フレーム送りによりフレームF4が印刷プラテン26上へ移動して印刷フレームとなった時点では、測色対象のフレームF1は、その全てあるいは大部分が1つ上流のフレームF2と共に滞留用窪みプラテン32に位置する。そして、フレームF4を印刷フレームとしてから乾燥滞留時間が経過するまでの期間に、カラーチャートデータに基づいてフレームF4へ測色パッチが印刷されるとともに、フレームF1に対して図7で説明した測色処理が実行される。
従って、フレームF4を印刷フレームとしてから乾燥滞留時間が経過するまでの期間中、フレームF1,F2は上述の測色用送りにより間欠的に移動する。このとき、フレームF1,F2は、滞留用窪みプラテン32において弛んだ状態であるため、フレームF1,F2が下流へ移動しても、フレームF3,F4,F5…といった、印刷媒体30におけるフレームF2よりも上流の部分は静止している。フレームF4を印刷フレームとしてから乾燥滞留時間が経過した時点で、フレームF4を対象とした印刷およびフレームF1を対象とした測色は終了する。そして、次のフレーム送りの結果、フレームF5が印刷プラテン26に位置し、フレームF4が乾燥プラテン28に位置し、フレームF3が滞留用窪みプラテン32で測色を待機し、フレームF2が滞留用窪みプラテン32に位置しつつ測色対象となる。
印刷測色制御部12bは、以降も同様の処理を繰り返し、最終フレームであるフレームF10を印刷フレームとしたとき、フレームF7を測色対象とする。その後も、同様に乾燥滞留時間毎のフレーム送りを実行し、フレームF10を対象とした測色処理を終えて、図3のフローチャートを終える。これまでの説明から明らかなように、ステップS140では、印刷媒体30における測色パッチが印刷された各フレームは、乾燥滞留時間を超えて乾燥部19に滞留することが無い。印刷測色制御部12bは、測色器33が測色パッチの測色により生成した測色値を、記憶部21等の所定の保存先へ保存する。
3.第2実施形態:
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態に関しては、これまでの実施形態と共通する説明は適宜省略する。
図9は、第2実施形態において制御部11がプログラム12に従って実行するカラーチャートの印刷測色処理を、フローチャートにより示している。図9のフローチャートのうち、ステップS300~S380は、カラーチャートデータの生成方法に該当する。
ステップS300は、図3のステップS100と同じである。
ステップS310では、データ生成部12aは、ステップS300で取得した印刷設定に含まれている印刷媒体30の種別に応じた、「乾燥滞留可能時間」を取得する。ステップS310で取得した乾燥滞留可能時間は、ステップS340等の各ステップで用いる。
乾燥滞留可能時間とは、印刷媒体30を乾燥部19に滞留させておくことが可能な時間の上限である。乾燥滞留可能時間は、乾燥部19による乾燥能力や、印刷や測色の品質の観点に基づき、印刷媒体30や印刷結果がダメージを受けない程度の時間として予め決められている。また、乾燥滞留可能時間は、印刷媒体30の種別によって異なる。
図4Bは、印刷媒体30の種別と、この種別に応じた乾燥滞留可能時間との対応関係を規定した媒体特性情報41を例示している。媒体特性情報41は、記憶部21に予め記憶されている。媒体特性情報41によれば、印刷装置10が使用し得る様々な印刷媒体30の種別毎に、乾燥滞留可能時間が規定されている。従って、データ生成部12aは、印刷設定から取得した印刷媒体30の種別に対応する乾燥滞留可能時間を、記憶部21の媒体特性情報41から読み出す。ここでも、印刷設定が指定する印刷媒体30の種別はコート紙であると仮定し、データ生成部12aは、コート紙に対応する乾燥滞留可能時間として“24秒”という情報を媒体特性情報41から読み出したものとする。基本的には、乾燥滞留可能時間は、1フレームの印刷時間よりも長い。
ステップS320では、データ生成部12aは、印刷すべき測色パッチの総数を印刷するために最低限必要なフレーム数である「最小フレーム数」を算出する。最小フレーム数を最小領域数とも言う。最小フレーム数は、印刷すべき測色パッチの総数をフレーム最大パッチ数で除算することにより得られる。これまでの例では、印刷すべき測色パッチの総数=100であり、フレーム最大パッチ数=40であるため、100/40=2.5となり、小数点以下を切り上げて、最小フレーム数=3となる。
ステップS330では、データ生成部12aは、ステップS320で求めた最小フレーム数が「調整フレーム数」を超えるか否かを判定する。そして、最小フレーム数>調整フレーム数であれば、“Yes”の判定からステップS340へ進み、最小フレーム数≦調整フレーム数であれば、“No”の判定からステップS360へ進む。
調整フレーム数とは、搬送量調整部23に収まるフレーム数であり、調整領域数とも言う。調整フレーム数は、乾燥部19から測色部20へ至る搬送量調整部23の距離をフレーム送りの1回分の搬送距離で除算することにより得られる。乾燥部19から測色部20へ至る搬送量調整部23の距離とは、滞留用窪みプラテン32に沿った距離であり、図2の例では、V字型の窪みである滞留用窪みプラテン32に沿った距離である。乾燥部19から測色部20へ至る搬送量調整部23の距離をフレーム送りの1回分の搬送距離で除算して得られた値について、小数点以下を切り捨てて、調整フレーム数とする。なお、フレーム送りの1回分の搬送距離は、搬送方向D1における印刷プラテン26や乾燥プラテン28の距離等に応じて予め決まっており、乾燥部19から測色部20へ至る搬送量調整部23の距離も製品の構造上決まっている。ここでは、これまでの説明を考慮して、調整フレーム数=2とする。なお、印刷媒体30におけるフレームサイズや、フレーム同士の間隔も、このようなフレーム送りの1回分の搬送距離に応じて予め決められている。
ステップS340では、データ生成部12aは、フレーム最大パッチ数の測色パッチを測色部20が測色するために要する時間である「最大測色時間」を取得し、この最大測色時間が、乾燥滞留可能時間を超えるか否かを判定する。上述の例によれば、測色部20は6秒で5個の測色パッチを測色する測色性能を有するため、フレーム最大パッチ数=40であれば、最大測色時間=48秒となる。データ生成部12aは、最大測色時間>乾燥滞留可能時間であれば、“Yes”の判定からステップS350へ進み、最大測色時間≦乾燥滞留可能時間であれば、“No”の判定からステップS360へ進む。
ステップS350では、データ生成部12aは、乾燥滞留可能時間内に測色部20が測色可能な測色パッチの数である「測色可能パッチ数」を算出する。つまり、第2実施形態では、第1実施形態のように1フレームの印刷時間と等しい乾燥滞留時間内に測色部20が測色可能な測色パッチの数ではなく、乾燥滞留可能時間内に測色部20が測色可能な測色パッチの数を、測色可能パッチ数と呼ぶ。上述の例のように、乾燥滞留可能時間=24秒であれば、測色部20の測色性能に基づいて、ステップS350では、測色可能パッチ数=20と算出できる。
ステップS360について説明する。ステップS340で“No”と判定した場合は、1フレームにフレーム最大パッチ数の測色パッチを印刷しても、それらの測色に要する時間が乾燥滞留可能時間をオーバーすることはない。最大測色時間が上述のように48秒であり、仮に乾燥滞留可能時間が50秒であれば、1フレームにフレーム最大パッチ数の測色パッチを印刷しても、乾燥部19に滞留するフレームのダメージの観点で問題は無い。そのため、データ生成部12aは、ステップS340で“No”と判定した場合は、測色可能パッチ数=フレーム最大パッチ数とする。
また、ステップS330で“No”と判定した場合は、フレームを測色部20により測色対象としているタイミングで、乾燥部19が乾燥の対象とする測色パッチは存在しない。従って、測色時間が長引くことを考慮して1フレームの測色パッチ数を制限する必要がない。ただし、1フレームに印刷する測色パッチの数は決める必要があり、また、印刷に使用するフレーム数をできるだけ減らすことは有意義である。そこで、データ生成部12aは、ステップS330で“No”と判定した場合は、1フレームに印刷できるパッチ数の上限であるフレーム最大パッチ数を、測色可能パッチ数として扱うことにする。
ステップS370では、データ生成部12aは、ステップS130と同様に、測色可能パッチ数以下の数の測色パッチを1フレームへ印刷するためのカラーチャートデータを生成する。図9から明らかなように、ステップS370は、ステップS350またはステップS360を経て実行する。ステップS350を経たステップS370では、データ生成部12aは、1フレームあたりの測色パッチ数をステップS350で算出した測色可能パッチ数以下としたカラーチャートデータを生成する。
上述の例のように、印刷すべき測色パッチの総数=100であり、ステップS350において測色可能パッチ数=20と算出した場合、データ生成部12aは、1フレームあたり20個の測色パッチを配置した計5フレームによるカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成すればよい。一方、ステップS360を経たステップS370では、データ生成部12aは、1フレームあたりの測色パッチ数をフレーム最大パッチ数としたカラーチャートデータを生成する。この場合、データ生成部12aは、フレームF1,F2にはそれぞれ40個の測色パッチを印刷し、フレームF3には20個の測色パッチを印刷するためのカラーチャートデータを生成すればよい。
ステップS380では、データ生成部12aは、ステップS370で生成したカラーチャートデータにおける1フレームあたりの測色パッチ数に応じて、1フレームを乾燥部19に滞留させる乾燥滞留時間を設定する。乾燥滞留時間は、乾燥滞留可能時間以下とし、かつ、カラーチャートデータにおける1フレームあたりの測色パッチの測色部20による測色に要する時間以上とする。
上述の例のように、ステップS350を経たステップS370で、1フレームあたり、測色可能パッチ数である20個の測色パッチを配置したカラーチャートデータを生成した場合、データ生成部12aは、ステップS380において、測色部20の測色能力に基づいて、乾燥滞留時間=24秒と設定すればよい。この場合は単純に、乾燥滞留時間=乾燥滞留可能時間=1フレームあたりの測色パッチの測色に要する時間、となる。むろん、ステップS370で生成したカラーチャートデータにおける1フレームあたりの測色パッチ数が、測色可能パッチ数より少なければ、1フレームあたりの測色パッチの測色に要する時間に応じて、乾燥滞留時間を乾燥滞留可能時間よりも短い時間に設定してもよい。
また、ステップS360を経たステップS370で、1フレームあたりフレーム最大パッチ数の測色パッチを配置したカラーチャートデータを生成した場合、データ生成部12aは、ステップS380において、最大測色時間を乾燥滞留時間に設定すればよい。この場合、乾燥滞留時間=1フレームあたりの測色パッチの測色に要する時間、ということになる。なお、ステップS330で“No”と判定した場合は、例外的に乾燥滞留可能時間を無限と見なせば、乾燥滞留可能時間≧乾燥滞留時間≧1フレームあたりの測色パッチの測色に要する時間、という関係性は成り立つ。
ステップS390では、印刷測色制御部12bは、ステップS140と同様に、搬送部16、印刷部22および測色部20を制御し、印刷媒体30のフレームに対する、カラーチャートデータに基づく測色パッチの印刷、乾燥、測色という一連の処理を、最終フレームまで繰り返す。ただし、ステップS390では、乾燥滞留時間がステップS140とは異なる。ステップS140で採用する乾燥滞留時間は1フレームの印刷時間であるため、印刷部22、乾燥部19が夫々の対象のフレームへ行う印刷、乾燥が同じタイミングで始まり同じタイミングで終わる。
一方、ステップS390では、印刷測色制御部12bは、ステップS380で設定した乾燥滞留時間を採用する。上述したように、印刷測色制御部12bは、乾燥滞留時間が経過する度にフレーム送りを行う。印刷設定に応じた1フレームの印刷時間が、例えば第1実施形態で挙げたように12秒であっても、乾燥滞留時間が、例えば、乾燥滞留可能時間と同じ24秒や48秒であれば、印刷フレームは、測色パッチの印刷が終わった後もフレーム送りが行われるまで、12秒や36秒といった時間を印刷プラテン26上で待機することになる。乾燥滞留時間内に1フレームの測色パッチの測色が終了する点は、第1実施形態も第2実施形態も共通する。ステップS390では、印刷媒体30における測色パッチが印刷された各フレームは、ステップS380で設定された乾燥滞留時間を超えて乾燥部19に滞留することが無い。
4.まとめ:
このように第1実施形態によれば、印刷装置10は、複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成する制御部11と、印刷媒体30を搬送方向D1へ間欠搬送する搬送部16と、カラーチャートデータに基づいて色材を印刷媒体30へ付着させることにより、印刷媒体30において搬送方向D1に沿って並ぶ処理単位領域へ測色パッチを印刷する印刷部22と、測色パッチが印刷された処理単位領域を乾燥させる乾燥部19と、乾燥を経た処理単位領域における測色パッチを測色する測色部20と、を備える。そして、制御部11は、印刷設定に基づいて、処理単位領域が乾燥部19に滞留する乾燥滞留時間を取得し、乾燥滞留時間内に測色部20が測色可能な測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出し、測色可能パッチ数以下の数の測色パッチを処理単位領域へ印刷するためのカラーチャートデータを生成する。
前記構成によれば、乾燥滞留時間内に測色部20が測色可能な数以下の測色パッチが処理単位領域へ印刷される。従って、乾燥部19が乾燥の対象とする処理単位領域が、測色部20が測色に要する時間に起因して乾燥滞留時間を超えて乾燥部19に滞留することを、回避することができる。これにより、測色パッチが印刷された印刷媒体30が熱によりダメージを受けて印刷物としての品質を落とすことを防ぐことができる。また、この結果、測色部20により得られる測色パッチの測色値も、信頼性が高いデータとなる。
また、制御部11は、印刷設定に基づいて乾燥滞留時間を取得することにより、印刷媒体30が乾燥部19から受ける熱の影響の程度を、印刷時間等の印刷設定に合わせることができる。
また、制御部11は、印刷すべき測色パッチの総数が測色可能パッチ数よりも多い場合に、総数の測色パッチを1グループあたり測色可能パッチ数以下の測色パッチのグループに分け、カラーチャートをグループ単位で各処理単位領域へ印刷するためのカラーチャートデータを生成する。
前記構成によれば、測色可能パッチ数よりも多い複数の測色パッチを印刷媒体30における複数の処理単位領域に分けて印刷する場合に、いずれの処理単位領域についても、乾燥滞留時間を超えて乾燥部19に滞留することを回避することができる。
また、印刷装置10は、搬送方向D1において乾燥部19と測色部20との間に、測色前の処理単位領域を滞留させる搬送量調整部23を有するとしてもよい。そして、測色部20は、搬送方向D1と交差する方向に往復移動しながら測色パッチの測色を実行し、搬送部16は、前記間欠搬送(フレーム送り)とは別の搬送であって、測色部20が往復移動による測色を1回実行する度に、搬送量調整部23および測色部20における印刷媒体30を往復移動による1回分の測色サイズに相当する所定搬送距離だけ搬送方向D1へ送る第2の間欠搬送を行う、としてもよい。
前記構成によれば、処理単位領域を印刷や乾燥の対象としたり搬送量調整部23に滞留させたりするための搬送と、処理単位領域を測色するための搬送とを、別々に制御することができる。
また、第2実施形態によれば、印刷装置10は、複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成する制御部11と、印刷媒体30を搬送方向D1へ間欠搬送する搬送部16と、カラーチャートデータに基づいて色材を印刷媒体30へ付着させることにより、印刷媒体30において搬送方向D1に沿って並ぶ処理単位領域へ測色パッチを印刷する印刷部22と、測色パッチが印刷された処理単位領域を乾燥させる乾燥部19と、乾燥を経た処理単位領域における測色パッチを測色する測色部20と、印刷媒体30の種別と、印刷媒体30の種別に応じた乾燥部19に滞留可能な時間である乾燥滞留可能時間との対応関係を記憶する記憶部21と、を備える。そして、制御部11は、印刷設定から印刷媒体30の種別を取得して印刷媒体30の種別に対応する乾燥滞留可能時間を記憶部21から読み出し、乾燥滞留可能時間内に測色部20が測色可能な測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出し、測色可能パッチ数以下の数の測色パッチを処理単位領域へ印刷するためのカラーチャートデータを生成し、処理単位領域を乾燥部19に滞留させる乾燥滞留時間を、乾燥滞留可能時間以下かつ処理単位領域に印刷される数の測色パッチの測色部20による測色に要する時間以上とする。
前記構成によれば、乾燥滞留時間内に測色部20が測色可能な数以下の測色パッチが処理単位領域へ印刷される。従って、乾燥部19が乾燥の対象とする処理単位領域が、測色部20が測色に要する時間に起因して乾燥滞留可能時間を超えて乾燥部19に滞留することを、回避することができる。これにより、測色パッチが印刷された印刷媒体30が熱によりダメージを受けて印刷物としての品質を落とすことを防ぐことができる。また、この結果、測色部20により得られる測色パッチの測色値も、信頼性が高いデータとなる。
また、制御部11は、乾燥滞留可能時間を基準にして、処理単位領域へ印刷する測色パッチ数を決定することにより、印刷媒体30のダメージを抑制しつつ、処理単位領域あたりのパッチ数を比較的多くして印刷に使用する処理単位領域の数を抑制することができる。
また、第2実施形態によれば、制御部11は、印刷部22が処理単位領域へ印刷可能な測色パッチの最大数の測色パッチを測色部20が測色するために要する時間である最大測色時間を取得し、乾燥滞留可能時間が最大測色時間以上であれば、前記最大数(フレーム最大パッチ数)の測色パッチを処理単位領域へ印刷するためのカラーチャートデータを生成し、かつ、乾燥滞留時間を最大測色時間に設定する、としてもよい。
前記構成によれば、制御部11は、乾燥滞留可能時間が最大測色時間以上という条件が成り立つ場合に、処理単位領域へ印刷する測色パッチの数と、乾燥滞留時間とを、容易に定めることができる。
また、第2実施形態によれば、制御部11は、印刷すべき測色パッチの総数を印刷部22が処理単位領域へ印刷可能な測色パッチの最大数で除算して得られる、処理単位領域の最低限必要な数である最小領域数が、乾燥部19から測色部20へ至る搬送量調整部23の距離を前記間欠搬送(フレーム送り)の1回の搬送による搬送距離で除算して得られる、搬送量調整部23に収まる処理単位領域の数である調整領域数を超えるか否かを判定する。そして、制御部11は、最小領域数が調整領域数以下である場合は、前記最大数(フレーム最大パッチ数)の測色パッチを処理単位領域へ印刷するためのカラーチャートデータを生成し、かつ、乾燥滞留時間を、前記最大数の測色パッチを測色部20が測色するために要する時間である最大測色時間に設定する、としてもよい。
前記構成によれば、制御部11は、最小領域数が調整領域数以下という条件が成り立つ場合であっても、処理単位領域へ印刷する測色パッチの数と、乾燥滞留時間とを、容易に定めることができる。
なお、第2実施形態において、ステップS320,S330,S340,S360は無くてもよい。つまり、制御部11は、ステップS310の次にステップS350へ進んでもよい。
本実施形態は、印刷装置10以外にも、印刷システム10や、カラーチャートデータの生成方法や、印刷測色制御方法や、これら方法をプロセッサーに実行させるプログラム12といった、種々のカテゴリーの発明を開示する。
つまり、複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成するカラーチャートデータの生成方法は、印刷媒体30における、印刷部22によるカラーチャートデータに基づく測色パッチの印刷、乾燥部19による乾燥、および測色部20による測色の順で各処理の対象となる処理単位領域が、乾燥部19に滞留する乾燥滞留時間を、印刷設定に基づいて取得する工程(ステップS110)と、乾燥滞留時間内に測色部20が測色可能な測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出する工程(ステップS120)と、測色可能パッチ数以下の数の測色パッチを処理単位領域へ印刷するためのカラーチャートデータを生成する工程(ステップS130)と、を備える。
また、複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成するカラーチャートデータの生成方法は、印刷媒体30における、印刷部22によるカラーチャートデータに基づく測色パッチの印刷、乾燥部19による乾燥、および測色部20による測色の順で各処理の対象となる領域を処理単位領域としたとき、印刷設定から印刷媒体30の種別を取得し、印刷媒体30の種別と印刷媒体30の種別に応じた乾燥部19に滞留可能な時間である乾燥滞留可能時間との対応関係を記憶する記憶部21から、取得した印刷媒体30の種別に対応する乾燥滞留可能時間を読み出す工程と(ステップS310)、乾燥滞留可能時間内に測色部20が測色可能な測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出する工程と(ステップS350)、測色可能パッチ数以下の数の測色パッチを処理単位領域へ印刷するためのカラーチャートデータを生成する工程と(ステップS370)、処理単位領域を乾燥部19に滞留させる乾燥滞留時間を、乾燥滞留可能時間以下かつ処理単位領域に印刷される数の測色パッチの測色部20による測色に要する時間以上に設定する工程と(ステップS380)、を備える。
5.変形例:
変形例1
図10は、印刷部22、乾燥部19、測色部20等を含む構造の具体例であって、図2とは異なる構造を示している。図10の見方は、図2の見方と同じである。図2と比較すると、図10には搬送量調整部23が無い。図10の構成を変形例1と呼ぶ。図10においては、乾燥部19の乾燥プラテン28の下流に、測色部20の測色プラテン35が同一あるいはほぼ同一の面として続いている。このような構成では、上述の第2の間欠搬送は不要であり、第1駆動ローラー24および第2駆動ローラー25は、乾燥滞留時間の経過毎に同期してフレーム送りを行う。従って、変形例1では、測色部20は測色プラテン35上に静止するフレームを対象として測色を行う。
変形例1では、測色器33は、幅方向D3に長尺なラインセンサーであり、搬送方向D1に沿って測色プラテン35上を往復移動することができる。従って、測色器33は、乾燥部19による乾燥後のフレーム送りで測色プラテン35上に送られたフレームを対象として、搬送方向D1に沿って移動しながら、当該フレームに印刷されている複数の測色パッチの測色を行う。むろん変形例1においても、測色器33の時間あたりの測色能力に基づいて、乾燥滞留時間や乾燥滞留可能時間の中で測色可能な数の測色パッチが、1フレームに印刷されている。このように変形例1では、測色器33を幅方向D3に長尺なラインセンサーとした。ただし、第1実施形態と同様に幅方向D3と平行なガイドレール34に沿って測色器33が往復移動可能とするとともに、ガイドレール34を搬送方向D1に沿って測色プラテン35上を往復移動することができるように構成して、変形例1と同様の機能を有するようにしてもよい。
変形例2
これまでの説明では、印刷ヘッド18を搭載したキャリッジ17は、搬送方向D1に平行な主走査方向D2および、主走査方向D1に交差する幅方向D3に移動可能であり、印刷プラテン26上に静止するフレームへ2次元的に移動して印刷を行うとした。
しかし、このような構成に限らず、例えば、印刷ヘッド18を搭載したキャリッジ17は、幅方向D3に沿った往復移動のみ可能な機構であってもよい。つまり、印刷装置10は、幅方向D3を主走査方向とする印刷ヘッド18のパスと、搬送方向D1への印刷媒体30の一定量の搬送であるパス間送りとにより、印刷媒体30へ印刷を実行する構成であってもよい。変形例2では、パス間送りが搬送部16による間欠搬送である。
ここで、印刷設定に従うと、印刷部20および搬送部16は、幅方向D3を主走査方向とする印刷ヘッド18のパスと、パス後のパス間送りとの組み合わせを4回繰り返すことにより、1フレームへの印刷を完了すると仮定する。より具体的には、1回のパスと1回のパス間送りに約3秒を要し、1フレームへの印刷には12秒を要するとする。また、印刷媒体30は、1回のパス間送りで、フレーム長の1/4の距離だけ下流へ送られる。この場合、乾燥プラテン28の搬送方向D1における長さがフレーム長と等しいと想定すると、印刷後の1フレームは、そのフレーム内のいずれの部分も12秒を要して乾燥プラテン28を通過すると言える。従って、変形例2においても、1フレームの印刷時間=乾燥滞留時間として、第1実施形態を適用することができる。
10…印刷装置、11…制御部、12…プログラム、12a…データ生成部、12b…印刷測色制御部、16…搬送部、17…キャリッジ、18…印刷ヘッド、19…乾燥部、20…測色部、21…記憶部、22…印刷部、23…搬送量調整部、24…第1駆動ローラー、25…第2駆動ローラー、26…印刷プラテン、28…乾燥プラテン、29…ヒーター、30…印刷媒体、32…滞留用窪みプラテン、33…測色器、35…測色プラテン、40…測色パッチ情報、41…媒体特性情報、50…測色パッチ

Claims (9)

  1. 複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成する制御部と、
    印刷媒体を搬送方向へ間欠搬送する搬送部と、
    前記カラーチャートデータに基づいて色材を前記印刷媒体へ付着させることにより、前記印刷媒体において前記搬送方向に沿って並ぶ処理単位領域へ前記測色パッチを印刷する印刷部と、
    前記測色パッチが印刷された前記処理単位領域を乾燥させる乾燥部と、
    前記乾燥を経た前記処理単位領域における前記測色パッチを測色する測色部と、を備え、
    前記制御部は、
    印刷設定に基づいて、前記処理単位領域が前記乾燥部に滞留する乾燥滞留時間を取得し、
    前記乾燥滞留時間内に前記測色部が測色可能な前記測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出し、
    前記測色可能パッチ数以下の数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成する、ことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御部は、印刷すべき前記測色パッチの総数が前記測色可能パッチ数よりも多い場合に、総数の前記測色パッチを1グループあたり前記測色可能パッチ数以下の前記測色パッチのグループに分け、前記カラーチャートをグループ単位で各前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記搬送方向において前記乾燥部と前記測色部との間に、測色前の前記処理単位領域を滞留させる搬送量調整部を有し、
    前記測色部は、前記搬送方向と交差する方向に往復移動しながら前記測色パッチの測色を実行し、
    前記搬送部は、前記間欠搬送とは別の搬送であって、前記測色部が前記往復移動による測色を1回実行する度に、前記搬送量調整部および前記測色部における前記印刷媒体を前記往復移動による1回分の測色サイズに相当する所定搬送距離だけ前記搬送方向へ送る第2の間欠搬送を行う、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。
  4. 複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成する制御部と、
    印刷媒体を搬送方向へ間欠搬送する搬送部と、
    前記カラーチャートデータに基づいて色材を前記印刷媒体へ付着させることにより、前記印刷媒体において前記搬送方向に沿って並ぶ処理単位領域へ前記測色パッチを印刷する印刷部と、
    前記測色パッチが印刷された前記処理単位領域を乾燥させる乾燥部と、
    前記乾燥を経た前記処理単位領域における前記測色パッチを測色する測色部と、
    前記印刷媒体の種別と、前記印刷媒体の種別に応じた前記乾燥部に滞留可能な時間である乾燥滞留可能時間との対応関係を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、
    印刷設定から前記印刷媒体の種別を取得して前記印刷媒体の種別に対応する前記乾燥滞留可能時間を前記記憶部から読み出し、
    前記乾燥滞留可能時間内に前記測色部が測色可能な前記測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出し、
    前記測色可能パッチ数以下の数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成し、
    前記処理単位領域を前記乾燥部に滞留させる乾燥滞留時間を、前記乾燥滞留可能時間以下かつ前記処理単位領域に印刷される数の前記測色パッチの前記測色部による測色に要する時間以上とする、ことを特徴とする印刷装置。
  5. 前記制御部は、
    前記印刷部が前記処理単位領域へ印刷可能な前記測色パッチの最大数の前記測色パッチを前記測色部が測色するために要する時間である最大測色時間を取得し、
    前記乾燥滞留可能時間が前記最大測色時間以上であれば、前記最大数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成し、かつ、前記乾燥滞留時間を前記最大測色時間に設定する、ことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記搬送方向において前記乾燥部と前記測色部との間に、測色前の前記処理単位領域を滞留させる搬送量調整部を有し、
    前記測色部は、前記搬送方向と交差する方向に往復移動しながら前記測色パッチの測色を実行し、
    前記搬送部は、前記間欠搬送とは別の搬送であって、前記測色部が前記往復移動による測色を1回実行する度に、前記搬送量調整部および前記測色部における前記印刷媒体を前記往復移動による1回分の測色サイズに相当する所定搬送距離だけ前記搬送方向へ送る第2の間欠搬送を行う、ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記制御部は、
    印刷すべき前記測色パッチの総数を前記印刷部が前記処理単位領域へ印刷可能な前記測色パッチの最大数で除算して得られる、前記処理単位領域の最低限必要な数である最小領域数が、前記乾燥部から前記測色部へ至る前記搬送量調整部の距離を前記間欠搬送の1回の搬送による搬送距離で除算して得られる、前記搬送量調整部に収まる前記処理単位領域の数である調整領域数を超えるか否かを判定し、
    前記最小領域数が前記調整領域数以下である場合は、前記最大数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成し、かつ、前記乾燥滞留時間を、前記最大数の前記測色パッチを前記測色部が測色するために要する時間である最大測色時間に設定する、ことを特徴とする請求項6に記載の印刷装置。
  8. 複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成するカラーチャートデータの生成方法であって、
    印刷媒体における、印刷部による前記カラーチャートデータに基づく前記測色パッチの印刷、乾燥部による乾燥、および測色部による測色の順で各処理の対象となる処理単位領域が、前記乾燥部に滞留する乾燥滞留時間を、印刷設定に基づいて取得する工程と、
    前記乾燥滞留時間内に前記測色部が測色可能な前記測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出する工程と、
    前記測色可能パッチ数以下の数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成する工程と、を備えることを特徴とするカラーチャートデータの生成方法。
  9. 複数の特色に対応する複数の測色パッチを含むカラーチャートを印刷するためのカラーチャートデータを生成するカラーチャートデータの生成方法であって、
    印刷媒体における、印刷部による前記カラーチャートデータに基づく前記測色パッチの印刷、乾燥部による乾燥、および測色部による測色の順で各処理の対象となる領域を処理単位領域としたとき、
    印刷設定から前記印刷媒体の種別を取得し、前記印刷媒体の種別と前記印刷媒体の種別に応じた前記乾燥部に滞留可能な時間である乾燥滞留可能時間との対応関係を記憶する記憶部から、取得した前記印刷媒体の種別に対応する前記乾燥滞留可能時間を読み出す工程と、
    前記乾燥滞留可能時間内に前記測色部が測色可能な前記測色パッチの数である測色可能パッチ数を算出する工程と、
    前記測色可能パッチ数以下の数の前記測色パッチを前記処理単位領域へ印刷するための前記カラーチャートデータを生成する工程と、
    前記処理単位領域を前記乾燥部に滞留させる乾燥滞留時間を、前記乾燥滞留可能時間以下かつ前記処理単位領域に印刷される数の前記測色パッチの前記測色部による測色に要する時間以上に設定する工程と、を備えることを特徴とするカラーチャートデータの生成方法。
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