JP2022150030A - 検索支援システム、検索支援方法、及び検索支援プログラム - Google Patents

Abstract

【課題】複数の店舗を含む施設を利用する利用者の利便性を向上させることが可能な検索支援システム、検索支援方法及び検索支援プログラムを提供する。
【解決手段】予約支援装置２と、利用者端末３と、店舗端末４とが、通信網Ｎ１を介して通信可能な予約支援システムにおいて、予約支援装置２は、複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付処理部２１１と、受付処理部予約支援装置２により検索要求が受け付けられた場合に、第１施設に含まれる店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索処理部２１２と、検索処理部２１２による検索結果を出力する出力処理部２１３と、を備える。
【選択図】図３

Description

本発明は、店舗を検索する検索支援システム、検索支援方法、及び検索支援プログラムに関する。

従来、利用者の要求に応じて飲食店などの店舗の検索結果を提示するシステムが知られている（例えば特許文献１参照）。例えば、前記システムは、利用者端末からエリア（地域）、利用人数、利用時間などの検索条件を含む検索要求を取得すると、前記検索条件を満たす店舗を検索して検索結果を利用者端末に出力する。また前記システムは、前記検索結果において利用者が選択した店舗の予約を行うことも可能である。

特開２００１－３５０９９７号公報

ところで、利用者が複数の飲食店などの店舗が入居する特定の施設（商業ビル、ショッピングモール、複合施設など）を訪問しようとする場合に、当該施設内のいずれかの店舗（例えば飲食店）の予約を希望する場合がある。この場合に、従来の技術では、利用者が前記施設内の各店舗の店舗名を検索条件に設定して店舗ごとに予約の可否を確認しなければならず利便性が悪い。

本発明の目的は、複数の店舗を含む施設を利用する利用者の利便性を向上させることが可能な検索支援システム、検索支援方法、及び検索支援プログラムを提供することにある。

本発明に係る検索支援システムは、複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付処理部と、前記受付処理部により前記検索要求が受け付けられた場合に、前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索処理部と、前記検索処理部による検索結果を出力する出力処理部と、を備えるシステムである。

本発明に係る検索支援方法は、一又は複数のプロセッサーが、複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて前記検索要求が受け付けられた場合に、前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索ステップと、前記検索ステップにおける検索結果を出力する出力ステップと、を実行する方法である。

本発明に係る検索支援プログラムは、複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて前記検索要求が受け付けられた場合に、前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索ステップと、前記検索ステップにおける検索結果を出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。

本発明によれば、複数の店舗を含む施設を利用する利用者の利便性を向上させることが可能な検索支援システム、検索支援方法、及び検索支援プログラムが提供される。

図１は、本発明の実施形態に係る予約支援システムの全体構成を示す図である。 図２は、本発明の実施形態に係る予約支援システムが適用される施設のフロアレイアウトの一例を示す図である。 図３は、本発明の実施形態に係る予約支援システムの構成を示すブロック図である。 図４は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで使用される店舗情報の一例を示す図である。 図５は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで使用される施設予約情報の一例を示す図である。 図６は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで使用される施設予約情報の一例を示す図である。 図７は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで使用される施設予約情報の一例を示す図である。 図８は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索条件設定ページの一例を示す図である。 図９は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索結果ページの一例を示す図である。 図１０は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索結果ページの一例を示す図である。 図１１は、本発明の実施形態に係る予約支援システムで実行される予約支援処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図１２は、本発明の実施形態に係る利用者端末に表示される検索結果ページの一例を示す図である。

以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。

［予約支援システム１］
図１に示されるように、本発明の実施形態に係る予約支援システム１は、予約支援装置２と利用者端末３と店舗端末４とを含む。店舗端末４は、店舗ごとに配置される。ここで、前記店舗は、所定の施設（サービス提供施設）に含まれる予約可能な店舗、すなわち同一施設内に入居して営業を行う店舗（例えばテナント）である。前記施設は、例えば、ショッピングモール（ショッピングセンター）、商業施設、複合施設、娯楽施設、商業ビル、百貨店、デパートなど複数の店舗が入居する施設（グループ）である。また、前記施設は、住所又は敷地が同一である複数の店舗が入居する施設であってもよい。なお、例えばショッピングモールが複数の独立した建物（北館、南館など）で構成される場合、当該ショッピングモールは一つ（同一）の施設である。本実施形態では、前記施設の一例として、複数の飲食店が入居する施設を挙げる。なお、本発明の施設は、例えば複数の娯楽店舗（カラオケルール、卓球場、ボーリング場など）が入居する娯楽施設であってもよいし、飲食店、娯楽店舗、及び小売店舗など複数種類の店舗が入居する複合施設であってもよい。

図２には、施設Ａの５階のフロアレイアウトの一例を示している。なお、施設Ａは、多層フロア（多層階）を有する建物（商業ビル）である。図２に示すように、施設Ａの５階には、番号１～６の６軒の飲食店が配置されている。また、図示は省略するが、施設Ａの６階及び７階にも複数の飲食店が配置されている。各飲食店には店舗端末４が配置されている（図１参照）。なお、店舗端末４は、飲食店の店内に設置されてもよいし、飲食店の店外に設置されてもよい。店舗端末４は、飲食店の予約を管理する情報処理装置である。

利用者端末３は、施設及び飲食店の検索、飲食店の予約を要求する利用者によって操作される情報処理装置である。また、利用者端末３は、施設を訪れる利用者が所持している情報処理装置である。

予約支援装置２、利用者端末３、及び店舗端末４は、インターネット、ＬＡＮ、ＷＡＮ、又は公衆電話回線などの通信網Ｎ１を介して通信可能である。

予約支援装置２は、飲食店を検索するための検索条件を利用者端末３から受付可能であり、検索条件に基づく検索処理を実行して検索結果を利用者端末３に提示する。また、予約支援装置２は、検索結果に含まれる飲食店の中から利用者に選択された飲食店の予約処理を実行する。

予約支援システム１は、本発明の検索支援システムの一例である。本実施形態では、予約支援装置２単体が本発明に係る検索支援システムに相当するが、本発明に係る検索支援システムは、予約支援装置２、利用者端末３、及び店舗端末４のうち一又は複数の構成要素を含むものであってもよい。例えば、予約支援装置２、利用者端末３、及び店舗端末４の構成要素が協働して後述する各種の予約支援処理（図１１参照）を分担して実行する場合には、その処理を実行する複数の構成要素を含むシステムを本発明に係る検索支援システムとして捉えることが可能である。例えば、予約支援装置２及び店舗端末４が本発明に係る検索支援システムを構成してもよい。

［予約支援装置２］
図３に示されるように、予約支援装置２は、制御部２１、記憶部２２、操作表示部２３、及び通信Ｉ／Ｆ２４などを備えるサーバーである。なお、予約支援装置２は、１台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータが協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、予約支援装置２で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサーによって分散して実行されてもよい。

通信Ｉ／Ｆ２４は、予約支援装置２を有線又は無線で通信網Ｎ１に接続し、通信網Ｎ１を介して利用者端末３、店舗端末４などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。

操作表示部２３は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ＥＬディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。

記憶部２２は、各種の情報を記憶するＨＤＤ（Ｈａｒｄ Ｄｉｓｋ Ｄｒｉｖｅ）又はＳＳＤ（Ｓｏｌｉｄ Ｓｔａｔｅ Ｄｒｉｖｅ）などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部２２には、店舗情報Ｄ１、施設予約情報Ｄ２などのデータが記憶される。店舗情報Ｄ１には、検索対象及び予約対象の飲食店に関する情報が含まれる。施設予約情報Ｄ２には、施設に含まれる飲食店ごとに、予約に関する各種情報が含まれる。施設予約情報Ｄ２は、施設ごとに記憶部２２に記憶される。図４は、店舗情報Ｄ１の一例を示す図である。図５は施設Ａの施設予約情報Ｄ２（以下、「施設予約情報Ｄ２ａ」という。）の一例を示す図であり、図６は施設Ｂの施設予約情報Ｄ２（以下、「施設予約情報Ｄ２ｂ」という。）の一例を示す図であり、図７は施設Ｃの施設予約情報Ｄ２（以下、「施設予約情報Ｄ２ｃ」という。）の一例を示す図である。また、記憶部２２には、飲食店の店内、外観などを示す画像データ、飲食店の場所を示す地図データなども記憶されている。

図４に示されるように、店舗情報Ｄ１には、飲食店ごとに、対応する「店舗ＩＤ」、「店舗名」、「施設名」、「エリア」、「ジャンル」、「営業時間」、「住所」などの情報が含まれる。前記店舗ＩＤは、飲食店の識別情報であり、前記店舗名は、飲食店の名称である。前記施設名は、飲食店が入居する施設（ショッピングモール、商業ビルなど）の名称（本発明の施設情報）である。前記エリアは、飲食店の所在地の地域名称などである。前記ジャンルは、飲食店で提供されるサービスの内容を識別可能な情報（種別）であって、例えば料理ジャンルを示す。前記営業時間は、飲食店の営業時間である。前記住所は、飲食店の詳細な住所である。また、店舗情報Ｄ１には、飲食店の電話番号、飲食店のホームページ、予約ページなどのウェブページにアクセスするためのアクセス情報（ＵＲＬ）、予算、飲食店の画像の識別情報などが含まれてもよい。

図５に示されるように、施設Ａの施設予約情報Ｄ２ａには、施設Ａに含まれる飲食店ごとに、対応する「店舗ＩＤ」、「店舗名」、「フロア」、「席数」、「空席数」、「空席率」などの情報が含まれる。前記フロアは、施設Ａが多層フロアを有する建物（商業ビル）である場合に、飲食店が配置されるフロアの情報（本発明のフロア情報）である。例えば飲食店Ａ１は施設Ａの６階に配置されており、飲食店Ａ２は施設Ａの７階に配置されており、飲食店Ａ３，Ａ４は施設Ａの５階に配置されている。前記席数は、飲食店において利用者が利用する席、テーブルなどの合計数（利用可能数、収容可能人数）である。前記空席数は、現在の空席の合計数である。なお、前記空席数は、前記席数から、現在利用者が利用中の席の数と予約席の数とを減算した残りの数である。前記空席率は、前記席数に対する前記空席数の割合を示す情報である。すなわち、前記空席数は、利用者が予約可能な席数、又は、予約をしないで来店するウォークイン客が利用可能な席数である。制御部２１は、各飲食店の店舗端末４から現在の利用状況（空席数、空席率など）の情報を取得して施設予約情報Ｄ２を登録する。

なお、前記席数は、予約枠数であってもよい。例えば飲食店Ａ１の管理者は、飲食店Ａ１に配置される全ての席の全席数のうち一部の席数「１５席」を予約用として設定する。この場合、前記空席数「１２」は、残りの予約枠を意味する。

制御部２１は、店舗情報Ｄ１及び施設予約情報Ｄ２に基づいて予約処理を実行する。具体的には、制御部２１は、各飲食店について、前記空席数を上限として利用者からの予約を受け付ける。

なお、他の実施形態として、店舗情報Ｄ１及び施設予約情報Ｄ２の一部又は全部が、予約支援装置２から通信網Ｎ１を介してアクセス可能な他のサーバーに記憶されてもよい。この場合、予約支援装置２の制御部２１は、前記他のサーバーから前記情報を取得して、後述の予約支援処理（図１１参照）などの各処理を実行してもよい。

また、記憶部２２には、利用者端末３に表示される予約サイト（例えば飲食店予約サイト）に含まれる、検索条件設定ページＰ１（図８参照）、検索結果ページＰ２（図９、図１０参照）、経路案内ページ（不図示）などの各種のウェブページを生成するためのレイアウトデータ及び画像データなども記憶される。

なお、本実施形態において、予約支援装置２の制御部２１は、前記各種のウェブページを生成してそのウェブページの情報を利用者端末３に送信することにより、利用者端末３に前記各種のウェブページを表示させることが可能である。また、他の実施形態として、予約支援装置２の制御部２１は、利用者端末３に前記各種のウェブページを表示するために必要なデータを送信することにより、利用者端末３の制御部３１に前記各種のウェブページの表示を実行させてもよい。

なお、前記予約サイトは、予め設定された一つのドメインに属するウェブページの集合体であってもよいが、例えば同一の予約支援装置２の記憶部２２に記憶された複数のドメインに属するウェブページの集合体を前記予約サイトとして捉えてもよい。また、前記予約サイトに含まれる各種のページは、複数のサーバーに分散して記憶されたものであってもよい。

さらに、記憶部２２には、制御部２１に後述の予約支援処理（図１１参照）を実行させるための予約支援プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記予約支援プログラムは、ＣＤ又はＤＶＤなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、予約支援装置２が備えるＣＤドライブ又はＤＶＤドライブなどの読取装置（不図示）で読み取られて記憶部２２に記憶される。

制御部２１は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、及びＲＡＭなどの制御機器を有する。前記ＣＰＵは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ＲＯＭは、前記ＣＰＵに各種の演算処理を実行させるためのＢＩＯＳ及びＯＳなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記ＲＡＭは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記ＣＰＵが実行する各種の処理の一時記憶メモリー（作業領域）として使用される。そして、制御部２１は、前記ＲＯＭ又は記憶部２２に予め記憶された各種の制御プログラムを前記ＣＰＵで実行することにより予約支援装置２を制御する。

ところで、利用者が複数の飲食店などの店舗が入居する施設（商業ビルなど）を訪問しようとする場合に、当該施設内のいずれかの店舗の予約を希望する場合がある。この場合に、従来の技術では、利用者が前記施設内の各店舗の店舗名を検索条件に設定して店舗ごとに予約の可否を確認しなければならず利便性が悪い。これに対して、本実施形態に係る予約支援システム１によれば、複数の店舗を含む施設を利用する利用者の利便性を向上させることが可能である。

具体的に、制御部２１は、図３に示されるように、受付処理部２１１、検索処理部２１２、出力処理部２１３、予約処理部２１４などの各種の処理部を含む。なお、制御部２１は、前記ＣＰＵで前記予約支援プログラムに従った各種の処理を実行することによって前記各種の処理部として機能する。また、一部又は全部の前記処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記予約支援プログラムは、複数のプロセッサーを前記処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。

受付処理部２１１は、利用者から飲食店の検索要求を受け付ける。具体的には、受付処理部２１１は、利用者端末３からエリア、利用日時（来店日、来店時間）、利用人数、施設などの検索条件を含む検索要求を受け付ける。エリア、利用日時、利用人数、及び施設の各情報は、予約可能な飲食店を検索する検索処理に用いられる。このように、受付処理部２１１は、複数の飲食店を含む施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける。利用者は、施設のみを検索条件に設定して、当該施設に含まれる複数の飲食店のうち予約可能な店舗の検索を要求することができる。受付処理部２１１は、本発明の受付処理部の一例である。

検索処理部２１２は、受付処理部２１１が受け付けた検索要求に基づいて、飲食店を検索する検索処理を実行する。検索処理部２１２は、本発明の検索処理部の一例である。

例えば、受付処理部２１１は、利用者端末３に検索条件設定ページＰ１（図８参照）を表示させる。検索条件設定ページＰ１には、希望のエリアを入力するエリア入力欄Ｋ１１、希望の来店日を入力する来店日入力欄Ｋ１２、希望の来店時間を入力する来店時間入力欄Ｋ１３、利用人数を入力する利用人数入力欄Ｋ１４、施設を入力する施設入力欄Ｋ１５などが含まれる。

利用者が検索条件設定ページＰ１（図８参照）において前記各情報を入力して「決定」の決定ボタンＫ１６を押下すると、受付処理部２１１は、利用者端末３から検索要求を受け付ける。なお、前記検索条件には、少なくとも前記施設の情報が含まれていればよく、エリア、来店日、来店時間、利用人数などの情報が含まれていなくてもよい。

検索処理部２１２は、前記検索要求に基づいて、店舗情報Ｄ１（図４参照）及び施設予約情報Ｄ２（図５～図７参照）を参照して、予約を受け付け可能な飲食店を検索する。例えば、利用者が検索条件の施設に「施設Ａ」を入力した場合、検索処理部２１２は、施設Ａに対応する施設予約情報Ｄ２ａ（図５参照）を参照して、施設Ａに含まれる複数の飲食店のうち前記検索条件で予約可能な飲食店を検索する。例えば、検索処理部２１２は、施設Ａに含まれる複数の飲食店の中から、前記空席数が１以上の飲食店を検索する。

出力処理部２１３は、検索処理部２１２による検索結果を出力する。具体的には、出力処理部２１３は、検索結果ページＰ２（図９参照）を前記検索要求の要求元の利用者端末３に表示させる。出力処理部２１３は、本発明の出力処理部の一例である。

ここで、前記検索処理の具体例を以下に示す。例えば、検索処理部２１２は、施設Ａに含まれる複数の飲食店の中から、前記空席数又は前記空席率が第１所定値以上の飲食店を検索する。前記第１所定値は、施設ごとに異なる値に設定されてもよいし、複数の施設に共通の値に設定されてもよい。ここでは例えば、前記空席率に対応する前記第１所定値が、施設Ａ，Ｂ，Ｃに共通の値「５０％」に設定されているものとする。この場合、検索処理部２１２は、検索条件で指定された施設Ａに対応する施設予約情報Ｄ２ａ（図５参照）に含まれる複数の飲食店の中から、前記空席率が５０％以上の飲食店Ａ１，Ａ３，Ａ４などを抽出する。このように、前記第１所定値を設定することにより、所定数の空席数を有する飲食店を検索対象とすることができるため、利用者を複数の飲食店に分散することができ、また予約客で満席になりウォークイン客を受け入れることができなくなる事態を回避することができる。

検索処理部２１２が前記空席率が前記第１所定値以上の飲食店を検索すると、出力処理部２１３は、図９に示す検索結果ページＰ２を前記検索要求の要求元の利用者端末３に表示させる。図９に示されるように、検索結果ページＰ２には、前記検索条件を満たす施設Ａ内の各飲食店の情報（飲食店情報Ｒ１）が一覧表示される。各飲食店情報Ｒ１には、飲食店の概要、画像、飲食店の詳細ページを表示させるための詳細ボタンＫ２２、予約要求を行うための予約ボタンＫ２３などが表示される。利用者は、検索結果ページＰ２に予約希望の飲食店がある場合に、対応する飲食店情報Ｒ１の予約ボタンＫ２３を押下して予約要求を行う。一方、利用者は、検索結果ページＰ２に予約希望の飲食店がない場合には、条件変更ボタンＫ２１を押下する。条件変更ボタンＫ２１が押下されると、検索処理部２１２は、検索条件設定ページＰ１（図８参照）を再表示させて、利用者から検索条件の変更操作を受け付ける。

また、他の実施形態として、前記検索条件に施設（「施設Ａ」）と来店時間（「１２：００」）（図８参照）とが含まれる場合、検索処理部２１２は、施設Ａに含まれる複数の飲食店の中から、営業時間が「１４：００～１９：００」（図４参照）の飲食店Ａ３を除外して、前記来店時間が営業時間に含まれる飲食店Ａ１，Ａ２，Ａ４などを抽出する。

また、他の実施形態として、前記検索条件に施設（「施設Ａ」）と利用人数（「２人」）（図８参照）とが含まれる場合、検索処理部２１２は、施設Ａに含まれる複数の飲食店の中から、２人席の空席を有する飲食店を抽出する。このように、検索処理部２１２は、施設Ａに含まれる複数の飲食店の中から、前記検索要求に含まれる利用人数及び利用時間の少なくともいずれかの検索条件を満たす飲食店を検索する。

また、他の実施形態として、検索処理部２１２は、施設（「施設Ａ」）に含まれる飲食店において、基準フロアから飲食店が配置されるフロアまでの距離又は所要時間に基づいて、飲食店を検索してもよい。前記基準フロアは、例えば、施設Ａの１階又は利用者が位置するフロアである。例えば、検索処理部２１２は、施設（「施設Ａ」）に含まれる飲食店において、前記基準フロアからの距離が近い飲食店、又は、前記基準フロアから所要時間（移動時間）が短い飲食店を優先して検索する。具体的には、例えば利用者が施設Ａの外又は施設Ａの１階にいる場合には、検索処理部２１２は、利用者からの距離が近い又は移動時間が短い５階の飲食店を優先して検索し、出力処理部２１３は、これらの飲食店を検索結果ページＰ２の上位に表示させる（図１０参照）。また、例えば利用者が施設Ａの７階にいる場合には、検索処理部２１２は、利用者からの距離が近い又は移動時間が短い７階の飲食店を優先して検索し、出力処理部２１３は、これらの飲食店を検索結果ページＰ２の上位に表示させる（不図示）。なお、検索処理部２１２は、各利用者が所持する利用者端末３の位置情報を取得することにより利用者の現在位置を把握することができる。

上述の各実施形態による検索処理により表示される検索結果ページＰ２（図９、図１０参照）において、利用者が所望の飲食店の予約ボタンＫ２３を押下すると、予約処理部２１４は、予約要求を受け付けて予約処理を実行する。

予約処理部２１４は、前記予約要求に基づいて、予約対象の飲食店の予約が可能な場合に予約処理を実行する。具体的には、予約処理部２１４は、施設予約情報Ｄ２（図５参照）の前記空席数又は前記空席率を上限として、利用者から予約要求を受け付ける。予約処理部２１４は、前記予約処理を実行すると、予約対象の飲食店に対応する施設予約情報Ｄ２（図５～図７参照）において前記空席数及び前記空席率を更新する。これにより、施設予約情報Ｄ２は、予約を受け付けるごとにリアルタイムに更新される。なお、予約処理部２１４は、前記予約処理が完了すると、例えば予約完了メールを利用者端末３及び店舗端末４に送信する。予約処理部２１４は、本発明の予約処理部の一例である。

［利用者端末３］
図３に示されるように、利用者端末３は、制御部３１、記憶部３２、操作表示部３３、及び通信Ｉ／Ｆ３４などを備える。利用者端末３は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。

通信Ｉ／Ｆ３４は、利用者端末３を有線又は無線で通信網Ｎ１に接続し、通信網Ｎ１を介して予約支援装置２、店舗端末４などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。

操作表示部３３は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ＥＬディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。

記憶部３２は、各種の情報を記憶するＨＤＤ、ＳＳＤ又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部３２には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、ＨＴＴＰ（Ｈｙｐｅｒｔｅｘｔ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）などの通信プロトコルに従って予約支援装置２などの外部装置との間で通信処理を制御部３１に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、予約支援装置２との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。なお、記憶部３２には、地図データ等の他の情報が記憶されていてもよい。

制御部３１は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、及びＲＡＭなどの制御機器を有する。前記ＣＰＵは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ＲＯＭは、前記ＣＰＵに各種の処理を実行させるためのＢＩＯＳ及びＯＳなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記ＲＡＭは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記ＣＰＵが実行する各種の処理の一時記憶メモリー（作業領域）として使用される。そして、制御部３１は、前記ＲＯＭ又は記憶部３２に予め記憶された各種の制御プログラムを前記ＣＰＵで実行することにより利用者端末３を制御する。

具体的に、制御部３１は、記憶部３２に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部３１１として機能する。ブラウザ処理部３１１は、予約支援装置２から通信網Ｎ１を介して提供されるウェブページを操作表示部３３に表示させ、操作表示部３３に対する操作を予約支援装置２に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、利用者端末３は、制御部３１によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、予約支援装置２の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部３１に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。

具体的に、利用者端末３では、予約支援システム１で提供される予約サービスの前記予約サイトに対応する所定のＵＲＬへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部３１が、予約支援装置２から前記予約サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部３３に前記予約サイトのウェブページを表示させる。なお、例えば前記所定のＵＲＬへのアクセス要求は、予め登録されたウェブサイトの一覧からの選択操作、情報検索サイトにおける検索結果からの選択操作、又はテキスト入力操作などによって行われる。また、利用者端末３に予約支援装置２に対応する専用アプリケーションがインストールされている場合には、利用者端末３の利用者が当該専用アプリケーションを起動する操作を行うことにより操作表示部３３に前記予約サイトのウェブページが表示される。

利用者は、利用者端末３を操作することにより、前記予約サイトの検索条件設定ページＰ１（図８参照）において所望の検索条件を設定して飲食店の検索を要求し、検索結果ページＰ２（図９、図１０参照）を閲覧することができる。例えば利用者は、施設Ａ内でランチをしたい場合に、施設Ａを検索条件に設定することにより施設Ａで予約可能な飲食店の情報を取得することができる。そして、利用者は、検索結果として提示された施設Ａ内の飲食店の中から所望の飲食店を選択して予約の申し込み（予約要求）を行うことができる。

［店舗端末４］
図３に示されるように、店舗端末４は、制御部４１、記憶部４２、操作表示部４３、及び通信Ｉ／Ｆ４４などを備える。店舗端末４は、例えば、タブレット端末又はパーソナルコンピューターのような情報処理装置である。なお、店舗端末４は、予約支援装置２と同一の機能をさらに備えてもよいし、予約支援装置２と一体の情報処理装置であってもよい。

通信Ｉ／Ｆ４４は、店舗端末４を有線又は無線で通信網Ｎ１に接続し、通信網Ｎ１を介して予約支援装置２、利用者端末３などの外部機器との間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。

操作表示部４３は、各種のウェブページなどの情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ＥＬディスプレイのような表示部と、操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルのような操作部とを備えるユーザーインターフェースである。

記憶部４２は、各種の情報を記憶するＨＤＤ、ＳＳＤ又はフラッシュメモリーなどの不揮発性の記憶部である。例えば、記憶部４２には、ブラウザプログラム等の制御プログラムが記憶される。具体的に、前記ブラウザプログラムは、ＨＴＴＰなどの通信プロトコルに従って予約支援装置２などの外部装置との間で通信処理を制御部４１に実行させるための制御プログラムである。また、前記ブラウザプログラムは、予約支援装置２との間で予め定められた通信プロトコルに従って通信処理を実行するための専用アプリケーションであることも考えられる。

また、記憶部４２には、飲食店に対応する予約を管理する予約管理情報（不図示）が記憶される。前記予約管理情報には、予約者名、利用人数、来店日、来店時間、料理コースなどの情報が含まれる。

制御部４１は、ＣＰＵ、ＲＯＭ、及びＲＡＭなどの制御機器を有する。前記ＣＰＵは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ＲＯＭは、前記ＣＰＵに各種の処理を実行させるためのＢＩＯＳ及びＯＳなどの制御プログラムが予め記憶された不揮発性の記憶部である。前記ＲＡＭは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記ＣＰＵが実行する各種の処理の一時記憶メモリー（作業領域）として使用される。そして、制御部４１は、前記ＲＯＭ又は記憶部４２に予め記憶された各種の制御プログラムを前記ＣＰＵで実行することにより店舗端末４を制御する。

具体的に、制御部４１は、記憶部４２に記憶されている前記ブラウザプログラムに従って各種の処理を実行することによりブラウザ処理部４１１として機能する。ブラウザ処理部４１１は、予約支援装置２から通信網Ｎ１を介して提供されるウェブページを操作表示部４３に表示させ、操作表示部４３に対する操作を予約支援装置２に入力するブラウザ処理を実行することが可能である。すなわち、店舗端末４は、制御部４１によって前記ブラウザプログラムが実行されることにより、予約支援装置２の操作用端末として機能することが可能である。なお、制御部４１に含まれる一部又は全部の処理部は電子回路で構成されていてもよい。

例えば、店舗端末４では、予約支援システム１で提供される前記予約サイトに対応する所定のＵＲＬへのアクセス要求を行うためのユーザー操作が行われた場合に、制御部４１が、予約支援装置２から前記予約サイトのウェブページのデータを取得して、操作表示部４３に前記予約サイトのウェブページを表示させる。例えば、制御部４１は、予約設定ページ（不図示）を表示させて、飲食店の管理者から前記席数などの設定操作を受け付ける。制御部４１が前記設定操作を受け付けると、予約支援装置２の制御部２１は、前記席数を施設予約情報Ｄ２（図５参照）に登録する。なお、各飲食店の店舗端末４は、自店舗の施設予約情報Ｄ２を記憶部４２に記憶してもよい。

また、制御部４１は、予約支援装置２において予約処理が完了すると、予約支援装置２から予約完了メールを取得する。制御部４１は、前記予約完了メールを取得すると、前記予約管理情報に予約内容を登録する。

［予約支援処理］
以下、図１１を参照しつつ、予約支援システム１において実行される予約支援処理について説明する。具体的に、本実施形態では、予約支援装置２の制御部２１によって前記予約支援処理が実行される。また、制御部２１は、利用者端末３各々からの検索要求に応じて予約支援処理を実行する。

なお、本発明は、前記予約支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する予約支援方法の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記予約支援処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記予約支援処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部２１が前記予約支援処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、一又は複数のプロセッサーが当該予約支援処理における各ステップを分散して実行する予約支援方法も他の実施形態として考えられる。前記予約支援方法は、本発明の検索支援方法の一例であり、前記予約支援プログラムは、本発明の検索支援プログラムの一例である。

ここでは、利用者が施設Ａに含まれる飲食店の検索要求を行った場合の予約支援処理について説明する。なお、予約支援装置２の記憶部２２には、複数の施設に対応する予約情報、例えば施設Ａの施設予約情報Ｄ２ａ（図５参照）、施設Ｂの施設予約情報Ｄ２ｂ（図６参照）、施設Ｃの施設予約情報Ｄ２ｃ（図７参照）が記憶されているものとする。

先ず、ステップＳ１１において、制御部２１は、利用者端末３から飲食店の検索要求を受け付けたか否かを判定する。例えば、利用者が、利用者端末３に表示される検索条件設定ページＰ１（図８参照）において、エリア、来店日、来店時間、利用人数、施設などの検索条件を入力して決定ボタンＫ１６を押下すると、制御部２１は、前記検索要求を受け付ける。ここでは、利用者が前記来店時間に「１２：００」を入力し、前記施設に「施設Ａ」を入力したと仮定する。制御部２１が前記検索要求を受け付けると（Ｓ１１：Ｙｅｓ）、処理はステップＳ１２に移行する。制御部２１は、前記検索要求を受け付けるまで待機する（Ｓ１１：Ｎｏ）。ステップＳ１１は、本発明の受付ステップの一例である。

ステップＳ１２において、制御部２１は、検索対象の施設を特定する。具体的には、制御部２１は、前記検索要求に含まれる施設の情報を取得して前記検索対象の施設を特定する。ここでは、制御部２１は、「施設Ａ」を特定する。

次にステップＳ１３において、制御部２１は、前記検索要求に基づいて検索処理を実行する。具体的には、制御部２１は、店舗情報Ｄ１（図４参照）と施設Ａに対応する施設予約情報Ｄ２ａ（図５参照）とを参照して、施設Ａに含まれる複数の飲食店のうち前記検索条件で予約可能な飲食店を検索する。例えば、検索処理部２１２は、施設Ａに含まれる複数の飲食店の中から、前記空席率が５０％以上の飲食店であって、前記来店時間が営業時間に含まれる飲食店を検索する。ステップＳ１３は、本発明の検索ステップの一例である。

次にステップＳ１４において、制御部２１は、検索条件を満たす飲食店（対象店舗）が存在するか否かを判定する。施設Ａに前記検索条件を満たす飲食店が少なくとも１以上存在する場合（Ｓ１４：Ｙｅｓ）、処理はステップＳ１５に移行する。施設Ａに前記検索条件を満たす飲食店が存在しない場合（Ｓ１４：Ｎｏ）、処理はステップＳ１１に戻る。ステップＳ１１に戻ると、制御部２１は、再度前記検索要求を受け付ける。例えば、利用者は前記来店時間、前記施設などの検索条件を変更し、制御部２１は、変更された前記検索条件に応じた検索要求を受け付ける。

ステップＳ１５において、制御部２１は、前記検索処理の結果（検索結果）を出力する。具体的には、制御部２１は、検索結果ページＰ２（図９参照）を前記検索要求の要求元の利用者端末３に表示させる。検索結果ページＰ２には、前記検索条件を満たす施設Ａ内の各飲食店の情報（飲食店情報Ｒ１）が一覧表示される。ステップＳ１５は、本発明の出力ステップの一例である。上述のステップＳ１１～Ｓ１５は、検索支援処理に相当する。本発明は、前記検索支援処理に含まれる一又は複数のステップを実行する検索支援方法の発明として捉えることもできる。

次にステップＳ１６において、制御部２１は、利用者端末３から飲食店の予約要求を受け付けたか否かを判定する。例えば、利用者は、利用者端末３に表示される検索結果ページＰ２（図９参照）において、飲食店Ａ１の予約の申し込みを行う。制御部２１は、利用者端末３から、飲食店Ａ１の予約要求を受け付ける。制御部２１が前記予約要求を受け付けると（Ｓ１６：Ｙｅｓ）、処理はステップＳ１７に移行する。一方、制御部２１が前記予約要求を受け付けない場合（Ｓ１６：Ｎｏ）、処理はステップＳ１１に戻る。ステップＳ１１に戻ると、制御部２１は、再度前記検索要求を受け付ける。

ステップＳ１７において、制御部２１は、前記予約要求に応じて予約処理を実行する。具体的には、制御部２１は、前記予約要求に応じて飲食店Ａ１の予約を確定させ、施設予約情報Ｄ２（図５参照）の飲食店Ａ１の前記空席数及び前記空席率を更新する。また、制御部２１は、予約を確定させると、予約完了メールを利用者端末３及び飲食店Ａ１の店舗端末４に送信する。

以上のようにして、制御部２１は、前記予約支援処理を実行する。制御部２１は、利用者から検索要求を受け付けるごとに検索処理を実行し、検索結果において予約要求を受け付けるごとに予約処理を実行する。

以上説明したように、本実施形態に係る予約支援装置２は、複数の店舗（例えば飲食店）を含む第１施設（例えば商業ビル、ショッピングモールなど）を検索条件に含む検索要求を受け付け、受け付けた前記検索要求に基づいて前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索して検索結果を出力する。例えば、予約支援装置２は、利用者に検索条件として指定された施設Ａに含まれる複数の飲食店の中から、前記検索条件（例えば来店時間など）を満たす予約可能な飲食店を検索する。上記の構成によれば、利用者は、施設Ａ内の飲食店を利用したい場合に、施設Ａを指定することにより、施設Ａに含まれる飲食店の情報を取得することができる。これにより、利用者は、施設Ａに含まれる飲食店を容易に検索することができる。よって、複数の店舗を含む施設を利用する利用者の利便性を向上させることが可能になる。

また、利用者は施設内の各店舗の店舗名を検索条件に設定して検索を繰り返す必要がないため、予約支援システム１における検索及び予約の処理負荷が軽減される。このため、予約支援システム１は、検索処理及び予約処理に関する通信トラフィックの低減、及びコンピュータリソースの有効利用が可能となる。

本発明の予約支援システムは、上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態として、利用者が検索条件において指定した第１施設に、予約可能な飲食店が存在しない場合に、検索処理部２１２は、他の第２施設において予約可能な飲食店を検索して利用者に提示してもよい。例えば、利用者が検索条件設定ページＰ１（図８参照）において「施設Ａ」を入力した場合において、施設Ａに予約可能な飲食店が存在しない場合に、検索処理部２１２は、施設Ｂにおいて予約可能な飲食店を検索してもよい。図１２には、施設Ｂの検索結果を示している。例えば、検索処理部２１２は、施設Ｂに対応する施設予約情報Ｄ２ｂ（図６参照）を参照して、施設Ｂに含まれる複数の飲食店の中から、前記検索条件を満たす予約可能な飲食店を検索する。出力処理部２１３は、図１２に示す検索結果ページＰ２を利用者端末３に表示させる。この構成によれば、利用者は施設を再入力する手間を省くことができる。

また、検索処理部２１２は、利用者から利用者が検索条件において指定した第１施設に対応する前記検索結果に含まれる飲食店の予約を受け付けなかった場合に、他の第２施設に含まれる少なくとも一つの飲食店の中から、前記第１施設に対応する前記検索要求に含まれる検索条件と同一の検索条件で予約が可能な飲食店を検索してもよい。例えば、検索処理部２１２は、利用者から前記第１施設に対応する前記検索結果に含まれる第１飲食店の予約を受け付けなかった場合に、前記第２施設に含まれる少なくとも一つの第２飲食店の中から、前記第１飲食店と同じ料理ジャンルで予約が可能な第２飲食店を検索する。

これらの構成において、例えば検索処理部２１２は、検索対象の施設（第２施設）として、施設Ａに最も近い施設を特定してもよいし、施設Ａの種別（商業ビル、ショッピングモール、複合施設など）と同じ種別の施設を特定してもよいし、施設Ａに含まれる飲食店の種別（料理ジャンル、客層、営業時間帯など）と同じ種別の飲食店が含まれる施設を特定してもよい。このように、検索処理部２１２は、前記第１施設の位置、前記第１施設の種別、及び前記第１施設に含まれる飲食店の種別の少なくともいずれかに基づいて検索対象の前記第２施設を特定し、特定した前記第２施設に含まれる少なくとも一つの飲食店の中から予約可能な飲食店を検索してもよい。

また本発明の他の実施形態として、検索処理部２１２は、第１施設において前記基準フロア（例えば施設Ａの１階又は利用者が位置するフロア）からの距離又は所要時間が所定値（本発明の第２所定値に相当）未満の前記店舗が存在しない場合に、前記第１施設とは異なる第２施設を検索対象としてもよい。例えば、利用者が検索対象に指定した施設Ａの１階にいる場合において、予約可能な施設Ａの７階の飲食店Ａ２までの所要時間が所定時間を超える場合に、検索処理部２１２は、施設Ｃを検索対象として、施設Ｃの３階の飲食店（図７参照）を検索する。検索処理部２１２は、施設Ｃに対応する施設予約情報Ｄ２ｃ（図７参照）を参照して、施設Ｃに含まれる複数の飲食店の中から、前記検索条件を満たす予約可能な飲食店を検索する。この場合、検索処理部２１２は、施設Ａの予約可能な飲食店と、施設Ｃの予約可能な飲食店とを含む検索結果を出力してもよい。

本発明の検索支援システムは、予約処理を含まなくてもよい。すなわち、本発明の検索支援システムは、検索要求に応じて検索処理を実行し、検索結果を提示する機能のみを備えるシステムであってもよい。この場合、前記検索支援システムを実現する予約支援装置２は、予約処理部２１４が省略され、検索支援装置として機能する。

本実施形態に係る予約支援システム１は、複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付処理部２１１と、受付処理部２１１により前記検索要求が受け付けられた場合に、前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索処理部２１２と、検索処理部２１２による検索結果を出力する出力処理部２１３と、を備えるシステムとして構成されてもよい。

また、本実施形態に係る予約支援方法は、一又は複数のプロセッサーが、複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップにおいて前記検索要求が受け付けられた場合に、前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索ステップと、前記検索ステップにおける検索結果を出力する出力ステップと、を実行する方法であってもよい。また、本実施形態に係る予約支援プログラムは、前記各ステップを一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムであってもよい。

１ ：予約支援システム
２ ：予約支援装置
３ ：利用者端末
４ ：店舗端末
２１１ ：受付処理部
２１２ ：検索処理部
２１３ ：出力処理部
２１４ ：予約処理部

Claims (12)

1. 複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付処理部と、
   前記受付処理部により前記検索要求が受け付けられた場合に、前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索処理部と、
   前記検索処理部による検索結果を出力する出力処理部と、
   を備える検索支援システム。
2. 前記検索処理部は、前記第１施設に含まれる複数の店舗の中から、空席数又は空席率が第１所定値以上の予約可能な店舗を検索する、
   請求項１に記載の検索支援システム。
3. 前記検索処理部は、前記第１施設に含まれる複数の店舗の中から、前記検索要求に含まれる利用人数及び利用時間の少なくともいずれかの検索条件を満たす予約可能な店舗を検索する、
   請求項１又は２に記載の検索支援システム。
4. 前記第１施設は多層フロアを有する建物であって、前記第１施設に関する施設情報に前記店舗が配置されるフロアのフロア情報が関連付けられており、
   前記検索処理部は、基準フロアから前記店舗が配置されるフロアまでの距離又は所要時間に基づいて、前記店舗を検索する、
   請求項１～３のいずれかに記載の検索支援システム。
5. 前記基準フロアは前記建物の１階又は利用者が位置するフロアであって、
   前記検索処理部は、前記基準フロアからの前記距離が近い前記店舗又は前記基準フロアから前記所要時間が短い前記店舗を優先して検索する、
   請求項４に記載の検索支援システム。
6. 前記検索処理部は、前記第１施設において前記基準フロアからの前記距離又は前記所要時間が第２所定値未満の前記店舗が存在しない場合に、前記第１施設とは異なる第２施設に含まれる店舗を検索する、
   請求項４又は５に記載の検索支援システム。
7. 前記検索処理部は、利用者から前記第１施設に対応する前記検索結果に含まれる前記店舗の予約を受け付けなかった場合に、前記第１施設とは異なる第２施設に含まれる少なくとも一つの店舗の中から、前記第１施設に対応する前記検索要求に含まれる検索条件と同一の検索条件で予約可能な店舗を検索する、
   請求項１～６のいずれかに記載の検索支援システム。
8. 前記店舗は飲食店であって、
   前記検索処理部は、利用者から前記第１施設に対応する前記検索結果に含まれる第１飲食店の予約を受け付けなかった場合に、前記第２施設に含まれる少なくとも一つの第２飲食店の中から、前記第１飲食店と同じ料理ジャンルで予約可能な第２飲食店を検索する、
   請求項７に記載の検索支援システム。
9. 前記検索処理部は、前記第１施設の位置、前記第１施設の種別、及び前記第１施設に含まれる飲食店の種別の少なくともいずれかに基づいて検索対象の前記第２施設を特定し、特定した前記第２施設に含まれる少なくとも一つの飲食店の中から予約可能な飲食店を検索する、
   請求項７に記載の検索支援システム。
10. 前記検索結果に含まれる店舗の中から選択される店舗の予約を受け付ける予約処理部をさらに備える、
    請求項１～９のいずれかに記載の検索支援システム。
11. 一又は複数のプロセッサーが、
    複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて前記検索要求が受け付けられた場合に、前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにおける検索結果を出力する出力ステップと、
    を実行する検索支援方法。
12. 複数の店舗を含む第１施設を検索条件に含む検索要求を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップにおいて前記検索要求が受け付けられた場合に、前記第１施設に含まれる複数の店舗のうち予約可能な店舗を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにおける検索結果を出力する出力ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーに実行させるための検索支援プログラム。

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