JP2022149378A - 情報処理装置、オーダーシステム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客の特性に応じた接客を容易に行うことである。【解決手段】情報処理装置としてのオーダー端末は、顧客の商品の注文に関する履歴情報に基づく当該顧客の特性を示す顧客特性情報を取得する取得手段と、前記取得された顧客の顧客特性情報に基づいて、当該顧客の特性を示すタグを、注文対象とする商品を選択するための操作子としての商品ボタンを有する商品ボタン領域220が含まれる注文受付画面としてのオーダー登録画面200Bにおいて表示させる表示制御手段と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、情報処理装置、オーダーシステム及びプログラムに関する。
近年、飲食店において、顧客とのつながりの重要性が高まっている。顧客を固定化することで、飲食店は安定した収益を確保することができる。これまで飲食店では、顧客の固定化のために接客サービスの向上や商品開発をおこなってきた。
また、顧客を識別してその顧客の注文履歴を蓄積し、次の来店の際には以前注文した商品を再び注文可能にするUI(User Interface)のオーダー情報入力のシステムが知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2003-076757号公報 特開2009-064348号公報 特許第6209498号公報
上記従来のオーダー情報入力のシステムは、顧客が次に来店したときに商品の注文が容易になるが、飲食店の店員が顧客の特性を把握するのが難しく、顧客の特性に応じた接客を行うことができなかった。
本発明の課題は、顧客の特性に応じた接客を容易に行うことである。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、顧客の商品の注文に関する履歴情報に基づく当該顧客の特性を示す顧客特性情報を取得する取得手段と、前記取得された顧客の顧客特性情報に基づいて、当該顧客の特性を示すタグを注文対象とする商品を選択するための操作子が含まれる注文受付画面において表示させる表示制御手段と、を備える。
本発明によれば、顧客の特性に応じた接客を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態のオーダーシステムのブロック図である。 サーバーの機能構成を示すブロック図である。 オーダー端末の機能構成を示すブロック図である。 顧客端末の機能構成を示すブロック図である。 (a)は、顧客情報テーブルを示す図である。(b)は、商品情報テーブルを示す図である。 (a)は、オーダー履歴情報テーブルを示す図である。(b)は、実施の形態のタグ情報テーブルを示す図である。(c)は、実施の形態の顧客タグ情報テーブルを示す図である。 第1のオーダー情報受付処理と情報提供処理とのフローチャートである。 実施の形態のオーダー登録画面の一例を示す図である。 実施の形態のオーダー登録画面の一例を示す図である。 (a)は、第1の変形例のタグ情報テーブルを示す図である。(b)は、第1の変形例の顧客タグ情報テーブルを示す図である。 第2のオーダー情報受付処理と情報提供処理とのフローチャートである。 第1の変形例のオーダー登録画面の一例を示す図である。 第2の変形例のオーダー登録画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1~図9を参照して、本実施の形態を説明する。まず、図1~図4を参照して、本実施の形態の装置構成を説明する。図1は、本実施の形態のオーダーシステム1のブロック図である。図2は、サーバー10の機能構成を示すブロック図である。図3は、オーダー端末20の機能構成を示すブロック図である。図4は、顧客端末30の機能構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態のオーダーシステム1は、レストラン、食堂などの飲食店の店舗(以下、単に店舗という)において、料理、飲み物などの商品の注文(オーダー)を受け付けるシステムである。オーダーシステム1は、サーバー10と、情報処理装置としてのオーダー端末20と、顧客端末30と、レジ端末40と、キッチンプリンター50と、キッチン表示装置60と、を備える。サーバー10、オーダー端末20及び顧客端末30は、通信ネットワークNを介して通信接続される。通信ネットワークNは、例えば、インターネットであり、有線、無線のネットワークを含む。
オーダー端末20、レジ端末40、キッチンプリンター50及びキッチン表示装置60は、店舗内に設置される。特に、オーダー端末20及びレジ端末40は、例えば、店舗の会計所に設置される。キッチンプリンター50及びキッチン表示装置60は、店舗のキッチンに設置される。
サーバー10は、例えば、店舗外に設置され、店舗の商品の注文に関するオーダー情報などの情報を管理する情報処理装置である。本実施の形態では、サーバー10が、1つの飲食店の店舗の情報を管理する構成として説明するが、これに限定されるものではない。例えば、サーバー10が、複数の飲食店の店舗(別々の飲食店の店舗や、同じ1つの飲食店経営企業の複数の系列店など)の情報(複数の店舗のそれぞれのオーダー端末20などの情報)を管理する構成としてもよい。
オーダー端末20は、店舗のオーナー又は従業員(被雇用者)の店員が使用する端末装置であり、例えば、タブレットPC(Personal Computer)で構成される。顧客端末30は、店舗の顧客が所持する端末装置であり、例えば、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレットPCで構成される。オーダー端末20、顧客端末30は、通信ネットワークN上の基地局又はアクセスポイント(いずれも図示略)との無線通信(例えば、モバイル通信や、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN(Local Area Network)通信)を介して、サーバー10と通信する。
レジ端末40は、現金を格納するドロアや、レシートの印刷部を有するECR(Electronic Cash Register)であり、店舗の店員からの会計用の情報の入力を受け付けて会計の合計金額などの計算を行って会計に関する情報を表示し、店員により、顧客から渡された現金のドロアへの格納及びお釣りの払い出しがなされ、印刷部により会計に関する情報をレシートに印刷する。レジ端末40は、クレジットカード決済やバーコード決済など、現金以外の決済に対応している構成としてもよい。
キッチンプリンター50は、顧客から注文された商品及びその数量を含むオーダー情報をオーダー端末20から受信してロール紙などの用紙に印刷する印刷装置である。キッチン表示装置60は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro-Luminescent)ディスプレイなどの表示パネルを有し、オーダー情報をオーダー端末20から受信して表示パネルに表示する表示装置である。レジ端末40、キッチンプリンター50、キッチン表示装置60は、無線通信(例えば、Bluetooth(登録商標)、無線LAN)を介して、オーダー端末20と通信する。
図2に示すように、サーバー10は、読出手段、更新手段としてのCPU(Central Processing Unit)11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、記憶手段としての記憶部15と、通信部16と、を備える。サーバー10の各部は、バスB1を介して互いに接続されている。
CPU11は、サーバー10の動作を統括制御するハードウェアプロセッサである。CPU11は、記憶部15に記憶されたプログラムのうち、指定されたプログラムをRAM13に展開し、展開したプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部12は、各種キーを有するキーボードと、マウスなどのポインティングデバイスとを有し、ユーザー(管理者)などのキー操作、位置操作を受け付け、操作情報としてCPU11へ出力する。
RAM13は、情報を読み出し及び書き込み可能な揮発性の半導体メモリであり、CPU11に作業用のワークエリアを提供し、データ及びプログラムを一時的に記憶する。
表示部14は、LCD、ELディスプレイなどの表示パネルを有し、CPU11から入力される表示情報を当該表示パネルに表示する。
記憶部15は、情報を読み出し及び書き込み可能なHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの記憶部であり、各種データ及びプログラムが記憶される。特に、記憶部15には、後述する情報提供処理を実行するための情報提供プログラムP1と、後述する顧客情報テーブル70、商品情報テーブル80、オーダー履歴情報テーブル90、タグ情報テーブル100、顧客タグ情報テーブル110と、が記憶されている。
通信部16は、通信ネットワークN上の機器と通信を行うルーターなどの通信部である。CPU11は、通信部16を介して、オーダー端末20、顧客端末30と情報の送受信を行う。
図3に示すように、オーダー端末20は、取得手段、表示制御手段、送信制御手段としてのCPU21と、操作部22と、RAM23と、表示手段としての表示部24と、記憶部25と、通信部26と、撮影部27と、計時部28と、を備える。オーダー端末20の各部は、バスB2を介して互いに接続されている。
CPU21は、オーダー端末20の動作を統括制御するハードウェアプロセッサである。CPU21は、記憶部25に記憶されたプログラムのうち、指定されたプログラムをRAM23に展開し、展開したプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部22は、表示部24の表示パネル上に一体的に形成されたタッチパネルであり、ユーザー(店員)のタッチ入力を受け付け、操作情報としてCPU21へ出力する。
RAM23は、情報を読み出し及び書き込み可能な揮発性の半導体メモリであり、CPU21に作業用のワークエリアを提供し、データ及びプログラムを一時的に記憶する。
表示部24は、LCD、ELディスプレイなどの表示パネルを有し、CPU21から入力される表示情報を当該表示パネルに表示する。
記憶部25は、情報を読み出し及び書き込み可能なフラッシュメモリなどの記憶部であり、各種データ及びプログラムが記憶される。特に、記憶部25には、後述する第1のオーダー情報受付処理を実行するための第1のオーダー情報受付プログラムP2が記憶されている。
通信部26は、モバイル通信又はWi-Fiの通信方式により通信ネットワークN上の基地局又はアクセスポイントを介して無線通信を行う無線通信部と、Bluetooth又は無線LANの通信方式によりレジ端末40、キッチンプリンター50、キッチン表示装置60と無線通信を行う無線通信部と、を有する。CPU21は、通信部26を介して、通信ネットワークN上のサーバー10と通信を行い、またレジ端末40、キッチンプリンター50、キッチン表示装置60と無線通信を行う。
撮影部27は、デジタルカメラ部であり、CPU21の制御により、被写体を撮影し、その被写体の画像データを生成してCPU21に出力する。
計時部28は、現在の日時を計時するRTC(Real Time Clock)であり、計時した現在日時情報をCPU21に出力する。
図4に示すように、顧客端末30は、CPU31と、操作部32と、RAM33と、表示部34と、記憶部35と、通信部36と、撮影部37と、音声入出力部38と、を備える。顧客端末30の各部は、バスB3を介して互いに接続されている。
CPU31は、顧客端末30の動作を統括制御するハードウェアプロセッサである。CPU31は、記憶部35に記憶されたプログラムのうち、指定されたプログラムをRAM33に展開し、展開したプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部32は、表示部34の表示パネル上に一体的に形成されたタッチパネルであり、ユーザー(顧客)のタッチ入力を受け付け、操作情報としてCPU31へ出力する。
RAM33は、情報を読み出し及び書き込み可能な揮発性の半導体メモリであり、CPU31に作業用のワークエリアを提供し、データ及びプログラムを一時的に記憶する。
表示部34は、LCD、ELディスプレイなどの表示パネルを有し、CPU31から入力される表示情報を当該表示パネルに表示する。
記憶部35は、情報を読み出し及び書き込み可能なフラッシュメモリなどの記憶部であり、各種データ及びプログラムが記憶される。
通信部36は、モバイル通信又はWi-Fiの通信方式により通信ネットワークN上の基地局又はアクセスポイントを介して無線通信を行う無線通信部を有する。CPU31は、通信部36を介して、通信ネットワークN上のサーバー10と通信を行う。
撮影部37は、デジタルカメラ部であり、CPU31の制御により、被写体を撮影し、その被写体の画像データを生成してCPU31に出力する。
音声入出力部38は、通話など用のマイク、アンプ、スピーカーなどを有し、マイクを介してユーザー(顧客)から入力された音声を音声データに変換してCPU31に出力し、またアンプ及びスピーカーにより、CPU31から入力された音声データに従い、音声の電気信号を生成し適宜増幅して音声出力する。
つぎに、図5(a)~図6(c)を参照して、サーバー10の記憶部15に記憶される情報を説明する。図5(a)は、顧客情報テーブル70を示す図である。図5(b)は、商品情報テーブル80を示す図である。図6(a)は、オーダー履歴情報テーブル90を示す図である。図6(b)は、タグ情報テーブル100を示す図である。図6(c)は、顧客タグ情報テーブル110を示す図である。
図5(a)に示すように、顧客情報テーブル70は、予め生成されて更新可能に記憶部15に記憶されているテーブルであり、店舗に来店する顧客に関する情報を格納する。顧客情報テーブル70は、顧客ID71、氏名72、誕生日73、年代74、性別75、来店回数76、前回来店日77、平均単価78などの項目(カラム)を有する。
顧客ID71は、店舗に来店する顧客の識別番号である。氏名72は、顧客ID71の顧客の氏名である。誕生日73は、顧客ID71の顧客の誕生日である。年代74は、顧客ID71の顧客の年代である。性別75は、顧客ID71の顧客の性別である。来店回数76は、顧客ID71の顧客の、店舗への来店回数である。前回来店日77は、顧客ID71の顧客の前回の来店日である。平均単価78は、顧客ID71の顧客の、店舗での飲食の平均単価である。
図5(b)に示すように、商品情報テーブル80は、予め生成されて更新可能に記憶部15に記憶されているテーブルであり、店舗で提供可能な商品に関する情報を格納する。商品情報テーブル80は、商品ID81、商品名82、価格83、カテゴリ84、商品画像85の項目(カラム)を有する。
商品ID81は、店舗で提供される商品の識別番号である。商品名82は、商品ID81の商品の名称である。価格83は、商品ID81の商品の価格(円)である。カテゴリ84は、商品ID81の商品を分類するカテゴリである。商品画像85は、商品ID81の商品の商品画像(写真)ファイルのファイル名である。商品画像85の商品画像ファイルは、記憶部15に記憶されているものとする。
図6(a)に示すように、オーダー履歴情報テーブル90は、予め生成されて更新可能に記憶部15に記憶されているテーブルであり、店舗で行われたオーダーごとの履歴情報を格納する。オーダー履歴情報テーブル90は、オーダー番号91、顧客ID92、商品名93、単価94、数量95、付帯情報96、来店人数97の項目(カラム)を有する。
オーダー番号91は、店舗で行われたオーダーの識別番号であって、例えば、当該オーダーの日時情報を含むものとする。顧客ID92は、オーダー番号91のオーダーを行った顧客の識別番号である。商品名93は、オーダー番号91のオーダーで注文された商品の商品名である。単価94は、商品名93の注文された商品の単価である。数量95は、商品名93の注文された商品の数量である。付帯情報96は、商品名93の注文された商品の付帯情報であって、ここでは、例えば顧客の要請により当該商品の調理方法が標準的な調理方法から変更された(カスタマイズされた)場合の調理方法とする。来店人数97は、オーダー番号91のオーダーにおける顧客ID92の顧客の来店人数である。
図6(b)に示すように、タグ情報テーブル100は、予め生成されて更新可能に記憶部15に記憶されているテーブルであり、オーダー端末20に表示する顧客の顧客情報と並べて表示するタグに関する情報を格納する。タグは、並べて表示する顧客情報の顧客の特性を示す特性情報を含む札状の表示情報である。タグ情報テーブル100は、タグID101、タグ名102、タグの付与条件103の項目(カラム)を有する。
タグID101は、タグの識別番号である。タグ名102は、タグID101のタグの名称である。タグの付与条件103は、タグID101のタグをオーダー端末20に表示するか否かの条件を示す情報であり、オーダー履歴情報テーブル90の顧客ごとの履歴情報が満たす条件の情報である。
図6(c)に示すように、顧客タグ情報テーブル110は、後述する情報提供処理で生成されて記憶部15に記憶されるテーブルであり、店舗に来店した顧客ごとのオーダー端末20に表示するタグを示す情報を格納する。顧客タグ情報テーブル110は、顧客ID111、タグID112、該当113の項目(カラム)を有する。
顧客ID111は、店舗に来店した顧客の識別番号である。タグID112は、タグの識別情報である。該当113は、全てのタグID112のタグのうち、顧客ID111の顧客に対応してオーダー端末20に表示するタグID112のタグを示すフラグ情報であり、「1」がタグを表示することを示し、「0」がタグを表示しないことを示す。
つぎに、図7~図9を参照して、オーダーシステム1の動作を説明する。図7は、第1のオーダー情報受付処理と情報提供処理とのフローチャートである。図8は、オーダー登録画面200Aを示す図である。図9は、オーダー登録画面200Bを示す図である。
あらかじめ、顧客端末30を所持する顧客は、店舗用に自身の顧客情報(顧客ID、氏名、誕生日、年代、性別など)をサーバー10に登録しているものとする。具体的には、例えば、顧客端末30において、CPU31は、操作部32を介する顧客からの操作入力に応じて、通信部36を介して、サーバー10へ店舗の会員の新規登録申請を送信する。そして、サーバー10において、CPU11は、通信部16を介して、会員の新規登録申請を顧客端末30から受信すると、店舗でユニークな顧客ID及びそのパスワードを発行して記憶部15に記憶し、通信部16を介して、当該顧客ID及びパスワードを送信元の顧客端末30に送信し、顧客端末30(の顧客)のログイン状態とする。
そして、顧客端末30において、CPU31は、通信部36を介して、顧客ID及びそのパスワードをサーバー10から受信して表示部34に表示し少なくとも顧客IDを記憶部35に記憶する。そして、操作部32を介して、顧客からの自身の顧客情報の操作入力を受け付け、通信部36を介して、入力された顧客情報をサーバー10へ送信する。そして、サーバー10において、CPU11は、通信部16を介して、ログイン中の顧客の顧客情報を顧客端末30から受信し、当該顧客情報を、発行した顧客IDとともに、顧客情報テーブル70のレコード(顧客ID71、氏名72、誕生日73、年代74、性別75など)に追加して記憶する。
以降、顧客端末30のCPU31は、操作部32を介して顧客から顧客ID、パスワードの入力を受け付け、入力された顧客ID、パスワードをサーバー10に送信することで、サーバー10にログインし、操作部32を介する操作入力に応じて、記憶部15に記憶されている顧客情報テーブル70の自身の顧客情報を変更可能であるものとする。また、CPU31は、操作部32を介する顧客からの操作入力に応じて、記憶部35に記憶している顧客IDをエンコードして当該顧客IDを含むQR(Quick Response)コード(登録商標)などの二次元コードを生成して表示部34に表示する機能を有するものとする。
ここで、図7を参照して、顧客が店舗に来店し、店員に商品の注文を行う場合に、オーダー端末20で実行される第1のオーダー情報受付処理を説明する。オーダー端末20において、例えば、操作部22を介して店員から第1のオーダー情報受付処理の実行指示が入力されたことをトリガーとして、CPU21は、記憶部25に記憶されている第1のオーダー情報受付プログラムP2に従い、第1のオーダー情報受付処理を実行する。
図7に示すように、まず、CPU21は、オーダー登録画面情報を生成して表示部24に表示する(ステップS11)。ステップS11では、図8に示すオーダー登録画面200Aが表示される。オーダー登録画面200Aは、コード入力ボタン210と、商品ボタン領域220と、商品情報欄230と、を有する。
コード入力ボタン210は、来店した顧客の所持する顧客端末30に表示される二次元コードを撮影して当該顧客の顧客IDを取得する操作を受け付けるボタンである。商品ボタン領域220は、店舗で提供可能な複数の商品の商品ボタンを含む領域である。あらかじめ、例えば、オーダー端末20において、CPU21が、操作部22を介する店員の操作入力に応じて、通信部26を介して商品情報テーブル80の商品情報(商品ID81、商品名82、価格83、カテゴリ84、商品画像85により記憶部15から読み出された商品画像ファイル)をサーバー10から受信して記憶部25に記憶しているものとする。ステップS11において、CPU21は、記憶部25に記憶された商品情報を用いて、オーダー登録画面情報を生成するものとする。
商品ボタン領域220の商品ボタンは、サーバー10から受信した商品情報の商品ごとに設けられた各商品の選択ボタンである。商品ボタンは、例えば、商品情報の商品の(商品画像ファイルの)商品画像、価格、商品名を含む。
商品情報欄230は、商品ボタン領域220の商品ボタンの選択により、選択した注文する商品の商品名、当該商品の注文する数量、当該商品の付帯情報などの商品に関する情報を表示する領域である。
そして、CPU21は、操作部22を介する店員からのコード入力ボタン210のタッチ入力に応じて、撮影部27により被写体としての顧客端末30に表示された、顧客IDを含む二次元コードを撮影し、当該二次元コードの画像データを取得する(ステップS12)。ステップS12に対応して、顧客端末30のCPU31は、操作部32を介する顧客からの二次元コード表示指示入力に応じて、顧客IDを記憶部35から読み出してエンコードして二次元コードのイメージを生成して表示部34に表示し、オーダー端末20に撮影される。
そして、CPU21は、ステップS12で取得した二次元コードの画像データをデコードし、当該二次元コードに含まれる顧客IDを取得する(ステップS13)。そして、CPU21は、通信部26を介して、ステップS13で取得した顧客IDをサーバー10に送信する(ステップS14)。そして、CPU21は、通信部26を介して、ステップS14で送信した顧客IDに対応する顧客情報(氏名、誕生日、年代、性別、来店回数、前回来店日、平均単価)と、当該顧客IDに対応する顧客の特性を示す顧客特性情報(顧客タグ情報テーブル110の受信した顧客ID111に対応して表示するタグのタグID112、当該タグID112(タグID101)に対応するタグ名102)をサーバー10から受信する(ステップS15)。
そして、CPU21は、ステップS15で受信された顧客特性情報に対応するタグを生成し、表示部24に表示中のオーダー登録画面内に、ステップS15で受信された顧客情報と、生成したタグと、を表示する(ステップS16)。ステップS16では、例えば、図9に示すオーダー登録画面200Bが表示される。オーダー登録画面200Bは、コード入力ボタン210、商品ボタン領域220、商品情報欄230に加えて、顧客情報欄240を有する。
顧客情報欄240は、ステップS14で送信された顧客IDの顧客に対応して、当該顧客IDと、ステップS15で受信された顧客情報とを、顧客情報241として表示するとともに、顧客情報241に並べるように配置されたタグ242が表示される。タグ242は、ステップS15で受信された顧客特性情報のタグ名102の文字列をそれぞれ有する少なくとも1つのタグであり、例えば、各タグがステップS15で受信された顧客特性情報のタグID101(タグID112)の順に並べられている。
オーダー登録画面200Bのタグ242は、顧客の亀井様が、ビールをよく注文する「ビール派」であることを示すタグ2421と、一人での来店が多い「おひとりさま」であることを示すタグ2422と、を有する例である。また、タグ242は、目立たせるために、点滅表示、所定周期での色変換などの強調表示される構成としてもよい。
店員は、タグ242を参照すると、参照したタグ242に示される顧客の特性に応じた接客を顧客に行うことができる。例えば、タグ2421が表示され顧客の特性のが「ビール派」である場合に、店員が商品のビールの追加注文を顧客に勧めたり、タグ2422が表示され顧客の特性が「おひとりさま」である場合に、店員がおひとり様の顧客用の会話や用語を用いることができる。
そして、CPU21は、表示部24に表示中のオーダー登録画面の商品ボタン領域220、商品情報欄230に対応して、操作部22を介して店員から、商品の選択(商品ボタンのタッチ入力)、商品の数量、カスタマイズした調理法、入力された商品情報の取り消し又は変更、来店人数などのオーダー情報の操作入力を受け付ける(ステップS17)。ステップS17に対応して、顧客は、商品の注文に関する指示を店員に口頭で伝え、当該店員は、顧客から指示された商品の注文に関するオーダー情報を操作入力する。また、ステップS17に対応して、顧客は、オーダー情報の入力を終了する場合に、オーダー情報の入力の終了の旨を店員に口頭で指示する。
そして、CPU21は、操作部22を介して店員から、オーダー情報の入力の終了が操作入力されたか否かに応じて、オーダー情報の入力を終了するか否かを判別する(ステップS18)。オーダー情報の入力を終了しない場合(ステップS18;NO)、ステップS17に移行される。
オーダー情報の入力を終了する場合(ステップS18;YES)、CPU11は、現在の日時情報を計時部28から取得し、通信部26を介して、ステップS14で送信された顧客ID、取得した現在の日時情報(を含むオーダー番号)と、オーダー情報として、ステップS17で入力された商品の商品情報(商品ID、商品名、数量、付帯情報(カスタマイズの調理方法)など)、来店人数とを、サーバー10、キッチンプリンター50及びキッチン表示装置60に送信するとともに、記憶部25に記憶し(ステップS21)、第1のオーダー情報受付処理を終了する。ステップS21に対応して、キッチンプリンター50は、顧客ID、日時情報(オーダー番号)、オーダー情報をオーダー端末20から受信して用紙に印刷し、キッチン表示装置60は、顧客ID、日時情報(オーダー番号)、オーダー情報をオーダー端末20から受信して表示する。
ここで、同じく図7を参照して、第1のオーダー情報受付処理と並行して、サーバー10で実行される情報提供処理を説明する。サーバー10において、例えば、電源オンされたことをトリガーとして、CPU11は、記憶部15に記憶されている情報提供プログラムP1に従い、情報提供処理を実行する。
まず、CPU21は、第1のオーダー情報受付処理のステップS14に対応して、通信部16を介して、顧客IDをオーダー端末20から受信し、記憶部15に記憶された顧客情報テーブル70の受信した顧客ID71に対応するレコードの顧客情報(氏名72、誕生日73、年代74、性別75、来店回数76、前回来店日77、平均単価78など)を読み出し、顧客タグ情報テーブル110の受信した顧客ID111に対応するレコードの該当113が1(タグを表示する)のタグID112と、タグ情報テーブル100の当該タグID112(タグID101)に対応するタグ名102を顧客特性情報として読み出す(ステップS31)。
そして、CPU11は、第1のオーダー情報受付処理のステップS15に対応して、通信部16を介して、ステップS31で読み出された顧客情報及び顧客特性情報を顧客ID送信元のオーダー端末20に送信する(ステップS32)。
そして、CPU11は、第1のオーダー情報受付処理のステップS19に対応して、通信部16を介して、顧客ID、日時情報(オーダー番号)、オーダー情報をオーダー端末20から受信し、受信した顧客ID、日時情報、オーダー情報に応じて、オーダー履歴情報テーブル90、顧客情報テーブル70を更新する(ステップS33)。ステップS33において、受信した顧客ID、日時情報(オーダー番号)、オーダー情報(注文した商品の商品名、単価、数量、付帯情報、来店人数)が、顧客ID92、オーダー番号91、単価94、数量95、付帯情報96、来店人数97となるレコードがオーダー履歴情報テーブル90に追加される。また、ステップS33において、顧客情報テーブル70の受信した顧客ID71に対応するレコードの来店回数76が+1インクリメントされ、前回来店日77が、受信した日時情報の日にちに更新され、平均単価78が、オーダー履歴情報テーブル90のオーダーごとの単価94×数量95と、受信した商品情報の商品の単価×数量と、の平均値が算出され、算出された平均値で平均単価78が更新される。
そして、CPU11は、記憶部15に記憶されたタグ情報テーブル100のタグの付与条件103を参照し、ステップS33で更新されたオーダー履歴情報テーブル90の更新対象の顧客ID92のレコードが、タグの付与条件103に該当するか否かを判別する(ステップS34)。タグの付与条件103に該当しない場合(ステップS34;NO)、情報提供処理を終了する。
タグの付与条件103に該当する場合(ステップS34;YES)、CPU11は、タグの付与条件103に該当するタグのタグID101を取得し、記憶部15に記憶された顧客タグ情報テーブル110において、ステップS33での更新対象の顧客ID111に対応し、取得されたタグID101と同じタグID112に対応する該当113を「1」に更新し(ステップS35)、情報提供処理を終了する。
第1のオーダー情報受付処理の終了後、店舗のキッチンの店員は、キッチンプリンター50で用紙に印刷された又はキッチン表示装置60で表示された顧客ID、日時情報(オーダー番号)、オーダー情報を参照して、注文された商品の調理を行う。当該調理された商品の提供前又は提供(食事)後に、店舗のホールの店員により、オーダー端末20に記憶されたオーダー情報とレジ端末40とを用いて会計処理が行われる。
以上、本実施の形態によれば、オーダー端末20は、顧客の商品の注文に関する履歴情報としてのオーダー履歴情報テーブル90に基づく当該顧客の特性を示す顧客特性情報を取得し、取得された顧客の顧客特性情報に基づいて、当該顧客の特性を示すタグを、注文対象とする商品を選択するための操作子としての商品ボタン(を有する商品ボタン領域220)が含まれる注文受付画面としてのオーダー登録画面200Bにおいて(表示部24に)表示させるCPU21を備える。
オーダーシステム1は、オーダー端末20と、サーバー10と、を備える。オーダー端末20のCPU21は、顧客の識別情報としての顧客IDを顧客端末30から取得する。サーバー10は、取得された顧客IDをオーダー端末20から受信し、受信した顧客ID111に対応する顧客特性情報(該当113が「1」のタグID112、タグ名102)を、顧客特性情報に対応するタグ情報テーブル100、顧客タグ情報テーブル110を記憶する記憶部15から読み出すCPU11を備える。オーダー端末20のCPU21は、読み出された顧客の顧客特性情報をサーバー10から受信して取得する。
このため、店員が顧客特性情報を含むタグを参照するので、店員が来店した顧客の特性を理解しやすくなり、かつタグと注文する商品を選択するための商品ボタンとを並べて表示させることで、顧客の特性に応じた注文処理(商品の販促など)ができ、顧客の特性に応じた接客を容易に行うことができる。
また、オーダー端末20のCPU21は、顧客のタグ(タグ242)を、当該顧客に関する顧客情報(顧客情報241)が含まれるオーダー登録画面において表示させる。このため、店員が顧客の顧客情報を参照する際に、当該顧客のタグ(特性)を容易に参照できる。
また、顧客特性情報は、顧客のオーダー履歴情報テーブル90に基づく、当該顧客が注文する商品の特性を示す情報(「ビール派」など)を含む。このため、店員が、顧客が注文する商品の特性を容易かつ確実に認識できる。
また、顧客特性情報は、顧客のオーダー履歴情報テーブル90の来店人数97に基づく、当該顧客の来店の特性を示す情報(「おひとりさま」など)を含む。このため、店員が、顧客の来店の特性を容易かつ確実に認識できる。
また、サーバー10の記憶部15は、オーダー履歴情報テーブル90を記憶する。オーダー端末20のCPU21は、来店した顧客の注文に関するオーダー情報をサーバー10に送信する。サーバー10のCPU11は、送信された顧客のオーダー情報を受信し、受信した顧客のオーダー情報に基づいて、記憶された当該顧客のオーダー履歴情報テーブル90を更新し、更新された顧客のオーダー履歴情報テーブル90がタグを表示するためのあらかじめ設定された所定の条件としてのタグの付与条件103を満たすか否かを判別し、タグの付与条件103を満たす場合に、記憶された顧客の顧客特性情報としての顧客タグ情報テーブル110を更新する。このため、注文後に顧客の顧客特性情報(顧客タグ情報テーブル110)を容易かつ確実に更新できる。
(第1の変形例)
また、上記実施の形態では、オーダー端末20において、複数のタグを同様に表示させる構成としたが、これに限定されるものではない。複数のタグのうち、店員に指定されたタグのカテゴリに対応するタグを目立つように表示させる構成としてもよい。
ここで、上記実施の形態の第1の変形例として、図10~図12を参照して、複数のタグのうち、店員に指定されたタグのカテゴリに対応するタグのみを表示させる構成を説明する。図10(a)は、タグ情報テーブル100Aを示す図である。図10(b)は、顧客タグ情報テーブル110Aを示す図である。図11は、第2のオーダー情報受付処理と情報提供処理とのフローチャートである。図12は、オーダー登録画面200Cを示す図である。
本変形例の装置構成として、上記実施の形態と同様に、オーダーシステム1を用いるものとし、上記実施の形態と同様の部分には同じ符号を付してその説明を省略し、主に異なる部分を説明する。
オーダーシステム1のうち、サーバー10の記憶部15には、タグ情報テーブル100、顧客タグ情報テーブル110に代えて、タグ情報テーブル100A、顧客タグ情報テーブル110Aが記憶されているものとする。また、オーダー端末20の記憶部25には、第1のオーダー情報受付プログラムP2に代えて、後述する第2のオーダー情報受付処理を実行するための第2のオーダー情報受付プログラムが記憶されているものとする。
図10(a)に示すように、タグ情報テーブル100Aは、タグID101、タグ名102、タグの付与条件103、カテゴリ104の項目を有する。カテゴリ104は、タグID101のタグのカテゴリである。タグのカテゴリは、タグが商品に関連する(例えば、タグ名102、タグの付与条件103に商品名が含まれる)場合に、商品名82に対応するカテゴリ84と同様にされている。タグのカテゴリは、商品に関連しないカテゴリ(例えば、(来店)人数)も含むものとする。
図10(b)に示すように、顧客タグ情報テーブル110Aは、顧客ID111、タグID112、該当113、カテゴリ114を項目する。カテゴリ114は、タグID112のタグのカテゴリである。
ついで、図11を参照して、オーダーシステム1の動作を説明する。上記実施の形態の第1のオーダー情報受付処理と同様に、CPU21は、例えば、操作部22を介して店員から第2のオーダー情報受付処理の実行指示が入力されたことをトリガーとして、オーダー端末20のCPU21は、記憶部25に記憶されている第2のオーダー情報受付プログラムに従い、第2のオーダー情報受付処理を実行する。また、第2のオーダー情報受付処理と並行して、サーバー10のCPU11は、情報提供処理を実行する。
情報提供処理のステップS31において、CPU11は、該当113が1のタグID112(タグID101)と、このタグID101に対応するタグ名102と、このタグID112に対応するカテゴリ114(カテゴリ104)と、を含む顧客特性情報をタグ情報テーブル100及び顧客タグ情報テーブル110から読み出す。そして、ステップS31において、CPU11は、ステップS31で読み出された顧客特性情報を顧客情報とともにオーダー端末20に送信する。
第2のオーダー情報受付処理において、ステップS11~S16が実行される。ただし、ステップS16において、例えば、図12に示すオーダー登録画面200Cが表示される。オーダー登録画面200Cは、図9のオーダー登録画面200Bと同様であり、コード入力ボタン210、商品ボタン領域220、商品情報欄230、顧客情報欄240に加えて、カテゴリ選択部251を有する。ただし、ステップS16では、顧客情報欄240のタグ242には、顧客情報241の顧客に対応する全てのタグ(例えば、タグ2421,2422)が表示されている。カテゴリ選択部251は、商品の全てのカテゴリの中から、商品ボタンを表示させる1つの(商品の)カテゴリの選択のタッチ入力を受け付けるドロップダウンリストの操作子である。なお、カテゴリ選択部251は、全てのタグのカテゴリの中から2つ以上のタグのカテゴリの選択のタッチ入力の受け付けが可能な操作子としてもよい。
そして、オーダー端末20のCPU21は、操作部22を介して店員からカテゴリ選択部251による商品のカテゴリの入力を受け付け、カテゴリの入力があるか否かを判別する(ステップS20)。カテゴリの入力がある場合(ステップS20;YES)、CPU21は、ステップS16で表示された商品ボタン領域220の全ての商品ボタンのうち、ステップS20で入力されたカテゴリに対応する商品の商品ボタンを抽出して(フィルタをかけて)商品ボタン領域220に表示し、ステップS16で表示された全てのタグのうち、ステップS15で受信された顧客特性情報のタグのカテゴリがステップS20で入力されたカテゴリに対応するタグを抽出して顧客情報欄240にタグ242として表示する(ステップS21)。
ステップS20として、例えば「アルコール」のカテゴリが入力された場合に、ステップS21では、図12に示すオーダー登録画面200Cが表示される。タグ242には、タグ2421,2422のうち、「アルコール」のカテゴリに対応する「ビール派」のタグ2421のみが表示されている。店員は、「ビール派」のタグ2421の特性に応じた接客を行う。
ステップS17~S19は、上記実施の形態の第1のオーダー情報受付処理と同様である。ただし、オーダー情報の入力を終了しない場合(ステップS18;NO)、ステップS20に移行される。なお、ステップS20では、操作部22を介して牽引からの商品のカテゴリ以外の種類のタグのカテゴリ(例えば、人数)の入力を受け付けることが可能で、ステップS21において、ステップS20で入力されたカテゴリに対応するタグが表示される構成としてもよく、下記の第2の変形例でも同様である。
以上、本変形例によれば、CPU21は、商品のカテゴリの入力を受け付ける操作部22による店員からのカテゴリの入力に応じて、顧客の特性を示す全てのタグから、入力されたカテゴリに対応するタグを抽出し、抽出したタグのみをオーダー登録画面に表示させる。このため、注文する商品のカテゴリに対応するタグを店員が認識でき、顧客と注文する商品のカテゴリとに対応する特性に応じた接客を容易に行うことができる。
(第2の変形例)
ここで、図13を参照して、上記実施の形態の第2の変形例を説明する。図13は、オーダー登録画面200Dを示す図である。
本変形例では、第1の変形例と同様に、オーダーシステム1を用い、オーダー端末20で第2のオーダー情報受付処理が実行され、サーバー10で情報提供処理が実行されるものとし、第1の変形例と異なる部分を主として説明する。
第1の変形例では、第2のオーダー情報受付処理のステップS21において、ステップS20で入力された商品のカテゴリに対応するタグのみが表示されたが、本変形例のステップS21では、CPU21は、顧客に対応する全てのタグのうち、ステップS20で入力された商品のカテゴリに対応するタグを抽出し、当該タグを他のタグよりも強調表示して目立たせるようにオーダー登録画面上に表示する。
ステップS21では、例えば、図13のオーダー登録画面200Dが表示される。オーダー登録画面200Dは、図12のオーダー登録画面200Cと同様であるが、タグ242として、タグ2421,2422がともに表示される。ステップS20として、例えば「アルコール」のカテゴリが入力された場合に、ステップS21では、オーダー登録画面200Dとして、タグ242には、タグ2421,2422のうち、「アルコール」のカテゴリに対応する「ビール派」のタグ2421が、タグ2422に比べて強調表示されている。強調表示は、点滅表示、所定周期での色変換表示、タグ又はタグ内の文字を大きく若しくは線を太くする表示などとする。店員は、主として、強調表示された「ビール派」のタグ2421の特性に応じた接客を行う。
以上、本変形例によれば、CPU21は、商品のカテゴリの入力を受け付ける操作部22による店員からのカテゴリの入力に応じて、顧客の特性を示す全てのタグから、入力されたカテゴリに対応するタグを抽出し、抽出したタグをオーダー登録画面に強調表示させる。このため、注文する商品のカテゴリに対応するタグを店員が容易に認識でき、顧客と注文する商品のカテゴリとに対応する特性に応じた接客を容易に行うことができる
以上の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としてフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶部を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD-ROMなどの可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
なお、上記実施の形態及び変形例における記述は、本発明に係る情報処理装置、オーダーシステム及びプログラムの一例であり、これに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態、第1、第2の変形例の少なくとも2つを適宜組み合わせる構成としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例では、オーダー端末20による顧客の顧客IDの取得方法として、顧客端末30に表示された二次元コードを読み取り顧客IDを取得する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、オーダー端末20がカードリーダー部を有し、当該カードリーダー部により、顧客が所持している、顧客IDが記憶された会員カードを読み取り顧客IDを取得する構成としたり、操作部22を介して従業員が当該顧客から顧客IDを聞き出し、操作部22を介して従業員が顧客IDを手入力する構成などとしてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例におけるオーダー端末20の機能の少なくとも一部を情報処理装置としてサーバー10が有する構成(例えば、サーバー10が表示手段としてのオーダー端末20に各種情報を表示させる構成)、又はサーバー10の機能の少なくとも一部をオーダー端末20が有する構成(例えば、オーダー端末20を単体の情報処理装置とする構成)としてもよい。
また、上記実施の形態及び変形例におけるオーダーシステム1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
本発明の実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態及び変形例に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
顧客の商品の注文に関する履歴情報に基づく当該顧客の特性を示す顧客特性情報を取得する取得手段と、
前記取得された顧客の顧客特性情報に基づいて、当該顧客の特性を示すタグを注文対象とする商品を選択するための操作子が含まれる注文受付画面において表示させる表示制御手段と、
を備える情報処理装置。
<請求項2>
前記表示制御手段は、商品のカテゴリの入力を受け付ける操作手段によるカテゴリの入力に応じて、前記顧客の特性を示す全てのタグから、当該入力されたカテゴリに対応するタグを抽出し、当該抽出したタグのみを表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記表示制御手段は、商品のカテゴリの入力を受け付ける操作手段によるカテゴリの入力に応じて、前記顧客の特性を示す全てのタグから、当該入力されたカテゴリに対応するタグを抽出し、当該抽出したタグを強調表示させる請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記表示制御手段は、前記顧客のタグを、当該顧客に関する顧客情報が含まれる前記注文受付画面において表示させる請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記顧客特性情報は、顧客の商品の注文の履歴情報に基づく、当該顧客が注文する商品の特性を示す情報を含む請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記顧客特性情報は、顧客の商品の注文の履歴情報に基づく、当該顧客の注文時の来店の特性を示す情報を含む請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項7>
請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
サーバーと、を備え、
前記取得手段は、顧客の識別情報を取得し、
前記サーバーは、
前記取得された顧客の識別情報を前記情報処理装置から受信し、当該受信した顧客の識別情報に対応する当該顧客の顧客特性情報を、顧客の顧客特性情報を記憶する記憶手段から読み出す読出手段を備え、
前記取得手段は、前記読み出された顧客の顧客特性情報を前記サーバーから受信して取得するオーダーシステム。
<請求項8>
前記記憶手段は、前記顧客の商品の注文に関する履歴情報を記憶し、
前記情報処理装置は、
来店した顧客の商品の注文に関するオーダー情報を前記サーバーに送信する送信制御手段を備え、
前記サーバーは、
前記送信された顧客のオーダー情報を受信し、当該受信した顧客のオーダー情報に基づいて、前記記憶された当該顧客の履歴情報を更新し、当該更新された顧客の履歴情報がタグを表示するためのあらかじめ設定された所定の条件を満たすか否かを判別し、当該所定の条件を満たす場合に、前記記憶された顧客の顧客特性情報を更新する更新手段を備える請求項7に記載のオーダーシステム。
<請求項9>
コンピュータを、
顧客の商品の注文に関する履歴情報に基づく当該顧客の特性を示す顧客特性情報を取得する取得手段、
前記取得された顧客の顧客特性情報に基づいて、当該顧客の特性を示すタグを、注文対象とする商品を選択するための操作子が含まれる注文受付画面において表示させる表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
1 オーダーシステム
10 サーバー
20 オーダー端末
30 顧客端末
11,21,31 CPU
12,22,32 操作部
13,23,33 RAM
14,24,34 表示部
15,25,35 記憶部
16,26,36 通信部
27,37 撮影部
28 計時部
38 音声入出力部
B1,B2,B3 バス
40 レジ端末
50 キッチンプリンター
60 キッチン表示装置
N 通信ネットワーク

Claims (9)

  1. 顧客の商品の注文に関する履歴情報に基づく当該顧客の特性を示す顧客特性情報を取得する取得手段と、
    前記取得された顧客の顧客特性情報に基づいて、当該顧客の特性を示すタグを注文対象とする商品を選択するための操作子が含まれる注文受付画面において表示させる表示制御手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記表示制御手段は、商品のカテゴリの入力を受け付ける操作手段によるカテゴリの入力に応じて、前記顧客の特性を示す全てのタグから、当該入力されたカテゴリに対応するタグを抽出し、当該抽出したタグのみを表示させる請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示制御手段は、商品のカテゴリの入力を受け付ける操作手段によるカテゴリの入力に応じて、前記顧客の特性を示す全てのタグから、当該入力されたカテゴリに対応するタグを抽出し、当該抽出したタグを強調表示させる請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記顧客のタグを、当該顧客に関する顧客情報が含まれる前記注文受付画面において表示させる請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記顧客特性情報は、顧客の商品の注文の履歴情報に基づく、当該顧客が注文する商品の特性を示す情報を含む請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記顧客特性情報は、顧客の商品の注文の履歴情報に基づく、当該顧客の注文時の来店の特性を示す情報を含む請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    サーバーと、を備え、
    前記取得手段は、顧客の識別情報を取得し、
    前記サーバーは、
    前記取得された顧客の識別情報を前記情報処理装置から受信し、当該受信した顧客の識別情報に対応する当該顧客の顧客特性情報を、顧客の顧客特性情報を記憶する記憶手段から読み出す読出手段を備え、
    前記取得手段は、前記読み出された顧客の顧客特性情報を前記サーバーから受信して取得するオーダーシステム。
  8. 前記記憶手段は、前記顧客の商品の注文に関する履歴情報を記憶し、
    前記情報処理装置は、
    来店した顧客の商品の注文に関するオーダー情報を前記サーバーに送信する送信制御手段を備え、
    前記サーバーは、
    前記送信された顧客のオーダー情報を受信し、当該受信した顧客のオーダー情報に基づいて、前記記憶された当該顧客の履歴情報を更新し、当該更新された顧客の履歴情報がタグを表示するためのあらかじめ設定された所定の条件を満たすか否かを判別し、当該所定の条件を満たす場合に、前記記憶された顧客の顧客特性情報を更新する更新手段を備える請求項7に記載のオーダーシステム。
  9. コンピュータを、
    顧客の商品の注文に関する履歴情報に基づく当該顧客の特性を示す顧客特性情報を取得する取得手段、
    前記取得された顧客の顧客特性情報に基づいて、当該顧客の特性を示すタグを、注文対象とする商品を選択するための操作子が含まれる注文受付画面において表示させる表示制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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