JP2022148618A - 樹脂注入パイプ - Google Patents
樹脂注入パイプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022148618A JP2022148618A JP2021050367A JP2021050367A JP2022148618A JP 2022148618 A JP2022148618 A JP 2022148618A JP 2021050367 A JP2021050367 A JP 2021050367A JP 2021050367 A JP2021050367 A JP 2021050367A JP 2022148618 A JP2022148618 A JP 2022148618A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- injection pipe
- resin injection
- resin
- discharge ports
- port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011347 resin Substances 0.000 title claims abstract description 159
- 229920005989 resin Polymers 0.000 title claims abstract description 159
- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims abstract description 157
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims abstract description 157
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 12
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 8
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 239000004033 plastic Substances 0.000 claims description 5
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 claims description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 2
- 230000002950 deficient Effects 0.000 abstract description 16
- 238000005553 drilling Methods 0.000 abstract description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 abstract 1
- 239000011800 void material Substances 0.000 abstract 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 9
- 239000000463 material Substances 0.000 description 7
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 7
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 5
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 4
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 4
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 4
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 235000010627 Phaseolus vulgaris Nutrition 0.000 description 2
- 244000046052 Phaseolus vulgaris Species 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920000915 polyvinyl chloride Polymers 0.000 description 1
- 239000004800 polyvinyl chloride Substances 0.000 description 1
- 238000005086 pumping Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Abstract
【課題】目的とするひび割れやジャンカ等の不良箇所と削孔の目測に差異があったとしても、不良箇所に樹脂を注入することが可能な樹脂注入パイプを提供すること。【解決手段】樹脂注入パイプ1は、コンクリート構造物のひび割れ、ジャンカ、又は鉄筋周囲の空隙に、樹脂を注入し、補修する方法に用いられる樹脂注入パイプであって、円筒部11に複数の吐出口14を備える。【選択図】図2
Description
本発明は,コンクリート構造物の不良箇所に樹脂を注入する補修方法に用いる樹脂注入パイプに関する。
戦後の高度経済成長期に多くのトンネルが建設され、その後の経年によって老朽化の進むトンネルが増え続けている。また、当時の工事事情に伴うひび割れジャンカ等の施工不良によって、経年以上の早期劣化が生じているトンネルも存在している。
そのため、トンネルの維持管理の重要性が増しており、安全かつ効率の良い検査と、不良箇所の補修方法が数多く検討されているものの、未だ検査精度や補修方法には課題が多かった。
例えば、特許文献1には、コンクリート構造物の亀裂部等にドリルで穴を穿孔し,該穴に高圧注入バルブのノズルを差し込み、エポキシ樹脂を注入して補修する高圧工法や,注射器形状をした注入器において,シリンダとピストン間に弾性体を介在させ,同様にコンクリート構造物の亀裂部等にドリルで穴を穿孔し,該穴に注入器のノズルを差し込み弾性体の圧縮力でシリンダ内のエポキシ樹脂を注入して補修する工法に用いる樹脂の注入器が開示されている。
また、特許文献2には、コンクリート構造物に注入プラグを差し込み、注入プラグを介して注入ガンから高圧(200~350kg/cm2)で高粘度(1万~100万cps)の補修材を空隙に注入していることが開示されている。
現在の技術では、コンクリート内部のひび割れやジャンカ等の不良部の大きさや深さを正確に測定することは難しい。そのため、本発明者等は特許文献1や2に記載されたような排出口を一つのみ備える樹脂の注入管を用いて、コンクリート構造物の不良部に樹脂を注入しようとすると、削孔の深さや角度の誤りによって目的とする不良箇所以外の箇所に樹脂を注入してしまう事例が、多数存在することを見いだした。
本発明は上記状況に鑑みてなされたものであり、その目的はコンクリート構造物の不良箇所に樹脂を注入する際に、目的とするひび割れやジャンカ等の不良箇所と削孔の目測に差異があったとしても、不良箇所に樹脂を注入することができる樹脂注入パイプを提供することにある。
本発明者等は上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、樹脂の吐出孔となる空孔を複数備える樹脂注入パイプを用いることで上記課題が解決できることを見いだした。
即ち本発明の要旨は下記の通りである。
第1の発明にかかる樹脂注入パイプは、コンクリート構造物のひび割れ、ジャンカ、又は鉄筋周囲の空隙に、樹脂を注入し、補修する方法に用いられる樹脂注入パイプであって、側周面に複数の貫通孔を備える。
このように、側周面に複数の貫通孔を備えることによって、複数の貫通孔から樹脂を注入することができる。そのため、樹脂注入パイプの先端の位置が不良個所と異なった位置に配置されている場合でも、樹脂注入パイプの側周面の周囲に樹脂を注入できるため、不良個所に樹脂を注入することができる。
第2の発明にかかる樹脂注入パイプは、第1の発明にかかる樹脂注入パイプであって、先端部が未開口である。
これによって、側周面の貫通孔から樹脂の吐出圧を大きくできる。
第3の発明にかかる樹脂注入パイプは、第1または第2の発明にかかる樹脂注入パイプであって、貫通孔の直径が1mm以上である。
これによって、側周面の貫通孔から十分な量の樹脂を吐出することができる。
第4の発明にかかる樹脂注入パイプは、第1~3の発明にかかる樹脂注入パイプであって、パイプの側面周方向に沿って、貫通孔が複数設けられている。
これによって、パイプの周方向の向きによらず、不良箇所に樹脂を注入することができる。
第5の発明にかかる樹脂注入パイプは、第1~4のいずれかの発明にかかる樹脂注入パイプであって、金属又はプラスチックからなる。
このように、樹脂注入パイプは、金属またはプラスチックによって形成することができる。
本発明の樹脂注入パイプを用いることで、目的とするひび割れやジャンカ等の不良箇所と削孔の目測に差異があったとしても、不良箇所に樹脂を注入することができる。
以下、本発明に係る実施形態の樹脂注入パイプについて図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
以下に、本発明に係る実施の形態1における樹脂注入パイプ1について説明する。
以下に、本発明に係る実施の形態1における樹脂注入パイプ1について説明する。
(1.樹脂注入パイプの概要)
はじめに、本実施の形態の樹脂注入パイプ1の使用状態について説明する。
はじめに、本実施の形態の樹脂注入パイプ1の使用状態について説明する。
樹脂注入パイプ1は、コンクリート構造物の打ち継ぎ又はひび割れ又は、ジャンカによる隙間部に樹脂を注入するために、コンクリート構造物に差し込まれて用いられる。
図1は、樹脂注入パイプ1を用いてトンネル100の内壁101の内部におけるジャンカ102(豆板)の補修を行っている状態を示す図である。
図1では、トンネル100(コンクリート構造物の一例)の内壁101の内部にジャンカ102による空隙部が生じている。なお、ジャンカ(豆板)とは、軌道トンネル覆工コンクリートの欠陥の一つである豆板とは、トンネル築造時にコンクリートの流動性およびポンプ打設等の施工方法により影響を受けた初期不良である。原因としては、圧縮空気で圧送打設されたための材料分離などである。
ジャンカ102が発生している箇所に樹脂注入パイプ1が挿入されている。内壁101に注入穴が穿たれ、注入穴に、樹脂注入パイプ1が装着されている。
樹脂注入パイプ1には、スタティックミキサー5が接続されている。スタティックミキサー5は、材料輸送ホース6a、6bを介して注入装置7に接続されている。注入装置7は、例えば、2液混合吐出装置であって、主剤と硬化剤を所定の比率で材料輸送ホース6に吐出する。吐出された主剤と硬化剤は、それぞれ材料輸送ホース6a、6bを通って、スタティックミキサー5に運ばれる。スタティックミキサー5において、主剤と硬化剤が攪拌され、攪拌された主剤と硬化剤が樹脂注入パイプ1を通ってジェンガ102に充填される。
樹脂注入パイプ1を介してジャンカ102に注入される樹脂としては、2液硬化型のエポキシ樹脂が用いられる。
(2.樹脂注入パイプ)
次に、樹脂注入パイプ1の構成について説明する。
次に、樹脂注入パイプ1の構成について説明する。
樹脂注入パイプ1の材料としては、金属またはプラスチックを用いることができる。金属としては、SUSや、アルミ、真鍮、銅等を用いることができる。プラスチックとしては、ポリ塩化ビニルやポリエチレン、ポリプロピレン、アクリル樹脂、ポリカーボネート等を用いることができる。
図2(a)は、本実施の形態1の樹脂注入パイプ1の斜視図である。図2(b)は、本実施の形態1の樹脂注入パイプ1の正面図である。図2(c)は、図2(b)のAA´間の矢視断面図である。図2(d)は、図2(b)のDD´間の矢視断面図である。
図2(a)に示すように、樹脂注入パイプ1は、一端が閉じられている円筒状である。樹脂注入パイプ1は、円筒部11(側周面の一例)と、注入口12と、蓋部13と、複数の吐出口14(貫通孔の一例)と、を有する。
円筒部11は、円筒状の部分である。注入口12は、円筒部11の両端のうち一方に形成されている開口である。注入口12にスタティックミキサー5の先端が接続される。蓋部13は、円筒部11の両端のうち他方を塞ぐように設けられている。蓋部13によって樹脂注入パイプ1の先端部は塞がれており、未開口となっている。
複数の吐出口14は、円筒部11に形成された貫通孔である。注入口12から注入された樹脂が複数の吐出口14から吐出される。
本実施の形態1の樹脂注入パイプ1には、吐出口14は、12個設けられている。そのうちの6個について、注入口12から蓋部13に向かう軸O方向において3つの位置に設けられている。各々の位置において、図2(c)に示すように、吐出口14は、円筒部11の周方向に2つ設けられている。2つの吐出口14は対向して配置されており、樹脂注入パイプ2の中心軸Oを基準に180度間隔で設けられている。残りの6個については、前述の6個に対して周方向に90度回転した位置で、注入口12から蓋部13に向かう軸O方向において前述の6個と間隔d3(図2(b)参照)ずらした3つの位置に設けられている。各々の位置において、図2(d)に示すように、吐出口14は、円筒部11の周方向に2つ設けられている。2つの吐出口14は対向して配置されており、樹脂注入パイプ2の中心軸Oを基準に180度間隔で設けられている。
また、注入口12から蓋部13に向かう軸O方向において、3つのうち最も注入口12側に位置する吐出口14と3つのうち間に位置する吐出口14との間隔d1は、3つのうち最も蓋部13側に位置する吐出口14と3つのうち間に位置する吐出口14との間隔d2と等しくなっている。
このように、本実施の形態1の樹脂注入パイプ1には、軸O方向に沿って形成された3つの吐出口14の組が、周方向に沿って4箇所に設けられている。4組のうち対向する所定の2組における3つの吐出口14は、軸O方向において同じ位置に設けられており、他の2組における3つの吐出口14は、軸O方向において同じ位置に設けられている。そして、他の2組における3つの吐出口14は、所定の2組における3つの吐出口14よりも蓋部13側にずれて設けられている。 (3.補修方法)
次に、本発明にかかる実施の形態の補修方法について説明する。図3は、本実施の形態の補修方法を示すフロー図である。
次に、本発明にかかる実施の形態の補修方法について説明する。図3は、本実施の形態の補修方法を示すフロー図である。
ステップS10において、トンネル100の内壁101から、ジャンカ102に向かって注入穴が形成される。
次に、ステップS20において、図1に示すように、注入穴に樹脂注入パイプ1が挿入される。なお、樹脂注入パイプ1の周囲には、シール材が配置されていてもよい。
次に、ステップS30において、図1に示すようにスタティックミキサー5の先端が樹脂注入パイプ1の注入口12に接続される。
次に、ステップS40において、注入装置7を駆動することによって補修剤としての樹脂が注入される。
次に、ステップS50において、樹脂が硬化するまで放置される。
次に、ステップS60において、樹脂注入パイプ1の内壁101から突出している部分を石頭ハンマー等でたたき折ることによって、樹脂注入パイプ1がトンネル100の内壁101の内部で折れ、折れた部分にシール材を塗布し、注入穴が塞がれる。
以上の動作によって、トンネル100の内壁101の内側に生じたジャンカ102に樹脂を注入して、ジャンカ102を補修することが出来る。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2の樹脂注入パイプ2について説明する。本実施の形態2の樹脂注入パイプ2は、実施の形態1の樹脂注入パイプ1と吐出口14の数が異なっている。
次に、実施の形態2の樹脂注入パイプ2について説明する。本実施の形態2の樹脂注入パイプ2は、実施の形態1の樹脂注入パイプ1と吐出口14の数が異なっている。
図4(a)は、本実施の形態2の樹脂注入パイプ2の斜視図である。図4(b)は、本実施の形態2の樹脂注入パイプ2の正面図である。図4(c)は、図4(b)のBB´間の矢視断面図である。
本実施の形態2の樹脂注入パイプ2では、吐出口14が6個設けられている。
樹脂注入パイプ2では、図4(a)および図4(b)に示すように、注入口12から蓋部13に向かう軸O方向において3つの位置の各々に複数の吐出口14が設けられており、各々の位置における吐出口14は、周方向に2つ設けられている。図4(c)に示すように、2つの吐出口14は対向して配置されており、樹脂注入パイプ2の中心軸Oを基準に180度間隔で設けられている。
また、実施の形態1と同様に、注入口12から蓋部13に向かう軸O方向において、3つのうち最も注入口12側の位置する吐出口14と3つのうち間に位置する吐出口14との間隔d1は、3つのうち最も蓋部13側の位置する吐出口14と3つのうち間に位置する吐出口14との間隔d2と等しくなっている。なお、実施の形態1~4における樹脂注入パイプ1、2、3、4の軸O方向における吐出口14の位置関係が図7(a)~図7(d)に示されている。図7(a)~図7(d)の各々は、樹脂注入パイプ1、2、3、4の正面図である。このように、軸O方向において樹脂注入パイプ2に形成されている吐出口14は、樹脂注入パイプ1において周方向に4組設けられている3つの吐出口14の組のうち注入口12寄りに配置されている2組の吐出口14と同様の位置に設けられている。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3の樹脂注入パイプ3について説明する。本実施の形態3の樹脂注入パイプ3は、実施の形態1の樹脂注入パイプ1と吐出口14の数および位置が異なっている。
次に、実施の形態3の樹脂注入パイプ3について説明する。本実施の形態3の樹脂注入パイプ3は、実施の形態1の樹脂注入パイプ1と吐出口14の数および位置が異なっている。
図5(a)は、本実施の形態3の樹脂注入パイプ3の斜視図である。図5(b)は、本実施の形態3の樹脂注入パイプ3の正面図である。図5(c)は、図5(a)のCC´間の矢視断面図である。
本実施の形態3の樹脂注入パイプ3では、吐出口14が3個設けられている。
樹脂注入パイプ3では、図5(a)および図5(b)に示すように、注入口12から蓋部13に向かう軸O方向において3つの位置に吐出口14が設けられている。3つの吐出口14は、注入口12から蓋部13に向かって直線上に配置されている。3つの吐出口14は、注入口12側寄りに設けられている。なお、樹脂注入パイプ3に設けられた3個の吐出口14が直線上に配置されているため、図5(c)に示すようにCC´間では1つの吐出口14のみが示される。
図7(b)および図7(c)に示すように、3つの吐出口14のうち最も注入口12側の吐出口14は、軸O方向において実施の形態2の樹脂注入パイプ2と同じ位置に設けられている。また、実施の形態3の樹脂注入パイプ3における3つの吐出口14のうち最も蓋部13側の吐出口14は、軸O方向において実施の形態2の樹脂注入パイプ2の真ん中の吐出口14と同じ位置に設けられている。また、軸O方向において、3つのうち最も注入口12側に位置する吐出口14と3つのうち間に位置する吐出口14との間隔d3は、3つのうち最も蓋部13側の位置する吐出口14と3つのうち間に位置する吐出口14との間隔d4と等しくなっている。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4の樹脂注入パイプ4について説明する。本実施の形態4の樹脂注入パイプ4は、実施の形態1の樹脂注入パイプ1と比較して蓋部13が設けられておらず、吐出口15が設けられている。
次に、実施の形態4の樹脂注入パイプ4について説明する。本実施の形態4の樹脂注入パイプ4は、実施の形態1の樹脂注入パイプ1と比較して蓋部13が設けられておらず、吐出口15が設けられている。
樹脂注入パイプ4の円筒部11に形成されている吐出口14の数および位置は、実施の形態1の樹脂注入パイプ1と同様である。
図6は、本実施の形態4の樹脂注入パイプ4の斜視図である。
本実施の形態4の樹脂注入パイプ4では、円筒部11の両端が開口されており、注入口12に対向して吐出口15が設けられている。このため、樹脂注入パイプ4では、複数の吐出口14と先端の吐出口15から樹脂が吐出される。
(他の実施の形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
軸O方向における各々の位置において、上記実施の形態1では、軸O方向に沿って形成された3つの吐出口14の組が周方向に4組形成され、実施の形態2では、周方向に2組の吐出口14が形成され、実施の形態3では、周方向に1組が形成されているが、これに限らず、3組であってもよいし、5組以上形成されていてもよい。
軸O方向における各々の位置において、上記実施の形態1では、軸O方向に沿って形成された3つの吐出口14の組が周方向に4組形成され、実施の形態2では、周方向に2組の吐出口14が形成され、実施の形態3では、周方向に1組が形成されているが、これに限らず、3組であってもよいし、5組以上形成されていてもよい。
(B)
上記実施の形態1~4では、中心軸O方向に沿って直線上に3つの吐出口14が形成されているが、4つ以上であってもよく、2つ以下であってもよい。
上記実施の形態1~4では、中心軸O方向に沿って直線上に3つの吐出口14が形成されているが、4つ以上であってもよく、2つ以下であってもよい。
(C)
上記実施の形態1~4では、中心軸O方向において吐出口14は直線上に配置されているが、直線上に限らなくてもよい。
上記実施の形態1~4では、中心軸O方向において吐出口14は直線上に配置されているが、直線上に限らなくてもよい。
(D)
上記実施の形態1では、軸O方向に沿って形成された3つの吐出口14を1組とした4組のうち所定の2組と他の2組の吐出口14の位置が軸O方向においてずれているが、ずれておらず周方向の位置が一致していてもよい。
上記実施の形態1では、軸O方向に沿って形成された3つの吐出口14を1組とした4組のうち所定の2組と他の2組の吐出口14の位置が軸O方向においてずれているが、ずれておらず周方向の位置が一致していてもよい。
(E)
上記実施の形態2、4では、軸O方向における3つの位置の各々において複数の吐出口14は周方向に沿って配置されているが、周方向に沿っていなくてもよい。
上記実施の形態2、4では、軸O方向における3つの位置の各々において複数の吐出口14は周方向に沿って配置されているが、周方向に沿っていなくてもよい。
(F)
上記実施の形態では、コンクリート構造物の一例としてトンネルを用いて説明したが、トンネルに限らなくてもよく、橋梁、道路等であってもよい。
上記実施の形態では、コンクリート構造物の一例としてトンネルを用いて説明したが、トンネルに限らなくてもよく、橋梁、道路等であってもよい。
次に、上記実施の形態で説明した樹脂注入パイプの実施例について説明する。
実施例1~4および比較例1の樹脂注入パイプを用いて樹脂の充填について評価を行った。
実施例1として、上記実施の形態1の樹脂注入パイプ1を用いた。実施例1の樹脂注入パイプ1は、内径8mmのSUS製のパイプを用いた。また、各々の吐出口14の内径は6mmに設定した。d1とd2の長さは、50mmに設定した。実施例1の樹脂注入パイプ1では、パイプ強度に問題が出ない範囲で最大限吐出口を設けた。
実施例2として、上記実施の形態2の樹脂注入パイプ2を用いた。実施例2の樹脂注入パイプ1は、内径8mmのSUS製のパイプを用いた。また、各々の吐出口14の内径は6mmに設定した。d1とd2の長さは、50mmに設定した。
実施例3として、上記実施の形態3の樹脂注入パイプ3を用いた。実施例3の樹脂注入パイプ1は、内径8mmのSUS製のパイプを用いた。また、各々の吐出口14の内径は6mmに設定した。d3とd4の長さは、25mmに設定した。
実施例1~3は、いずれも円筒部11の先端が未開口であり、蓋部13で覆われている。
実施例4として、上記実施の形態4の樹脂注入パイプ3を用いた。実施例4の樹脂注入パイプ1は、内径8mmのSUS製のパイプを用いた。また、各々の吐出口14の内径は6mmに設定した。
比較例1として、図8に示す従来の樹脂注入パイプ1001を用いた。樹脂注入パイプ1001は、実施例4の樹脂注入パイプ4と比較して、円筒部11に吐出口14が形成されておらず、それ以外の形状は、実施例4の樹脂注入パイプ4と同様である。すなわち樹脂が吐出される吐出口としては、先端に形成された1つの吐出口15のみが設けられている。
<実験条件>
天面が開放されている内面の1辺が20cmの立方体の透明アクリル容器の底部中央に、注入パイプを差し込む穴を開け、注入パイプを差し込み、容器と注入パイプを接着剤で固定した。
天面が開放されている内面の1辺が20cmの立方体の透明アクリル容器の底部中央に、注入パイプを差し込む穴を開け、注入パイプを差し込み、容器と注入パイプを接着剤で固定した。
この時、パイプの先端が容器底面から13cmの位置とした。容器の底面から2cmの高さまで砂を充填し、その上に5号砕石を底面から14cmの高さまで充填した。さらに5号砕石の上に砂を底面から16cmの高さまで充填し、試験体とした。
樹脂の注入は、注入ポンプの吐出口と注入パイプをホースで接続し、注入パイプから試験体内に樹脂を注入した。
樹脂は混合物粘度が約600mPa・sの2液型エポキシ樹脂を使用し、注入ポンプは2液を一定比率で吐出するタイプを用い、先端に取り付けたスタティックミキサーで2液を吐出混合して試験体に注入した。注入パイプに入る直前の樹脂圧力は1MPa以下である。
樹脂の充填状態は、壁面の樹脂充填状態を目視で確認した。
以下の表1に実験結果を示す。
一方、比較例1は吐出した樹脂が上部側の砂の層に入り込んで留まり、一部は砂の層の上へ溢れて留まり、砕石の層に樹脂がうまく充填されなかった。
以上より、側周面である円筒部11に吐出口14を設けることによって良好な充填が可能となることがわかる。
本発明の樹脂注入パイプによれば、目的とするひび割れやジャンカ等の不良箇所と削孔の目測に差異があったとしても、不良箇所に樹脂を注入することが可能な効果を有し、コンクリート構造物の不良箇所に樹脂を注入する補修方法に用いることができる。
1 :樹脂注入パイプ
2 :樹脂注入パイプ
3 :樹脂注入パイプ
4 :樹脂注入パイプ
5 :スタティックミキサー
6a、6b:材料輸送ホース
7 :注入装置
11 :円筒部
12 :注入口
13 :蓋部
14 :吐出口
15 :吐出口
100 :トンネル
101 :内壁
102 :ジャンカ
1001 :樹脂注入パイプ
2 :樹脂注入パイプ
3 :樹脂注入パイプ
4 :樹脂注入パイプ
5 :スタティックミキサー
6a、6b:材料輸送ホース
7 :注入装置
11 :円筒部
12 :注入口
13 :蓋部
14 :吐出口
15 :吐出口
100 :トンネル
101 :内壁
102 :ジャンカ
1001 :樹脂注入パイプ
Claims (5)
- コンクリート構造物のひび割れ、ジャンカ、又は鉄筋周囲の空隙に、樹脂を注入し、補修する方法に用いられる樹脂注入パイプであって、側周面に複数の貫通孔を備える樹脂注入パイプ。
- 先端部が未開口である、請求項1に記載の樹脂注入パイプ。
- 前記貫通孔の直径が1mm以上である請求項1又は2に記載の樹脂注入パイプ。
- パイプの側面周方向に沿って、前記貫通孔が複数設けられている、請求項1~3のいずれかに記載の樹脂注入パイプ。
- 金属又はプラスチックからなる、請求項1~4のいずれかに記載の樹脂注入パイプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021050367A JP2022148618A (ja) | 2021-03-24 | 2021-03-24 | 樹脂注入パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021050367A JP2022148618A (ja) | 2021-03-24 | 2021-03-24 | 樹脂注入パイプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022148618A true JP2022148618A (ja) | 2022-10-06 |
Family
ID=83463060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021050367A Pending JP2022148618A (ja) | 2021-03-24 | 2021-03-24 | 樹脂注入パイプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022148618A (ja) |
-
2021
- 2021-03-24 JP JP2021050367A patent/JP2022148618A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2187324A (en) | Method of and means for repairing masonry structures | |
CN113481975B (zh) | 水泥搅拌桩加气搅拌成孔施工方法 | |
KR101725392B1 (ko) | 균열 또는 배면차수 보수용 멀티 패커 및 이를 이용한 콘크리트 구조물의 보수 공법 | |
CN105756688A (zh) | 一种提高混凝土喷射质量的喷头装置及施工方法 | |
JP2022148618A (ja) | 樹脂注入パイプ | |
WO2008123674A1 (en) | Grouting apparatus and grouting method | |
KR102518487B1 (ko) | 콘크리트 트럭에 구성성분 첨가를 위한 확장 노즐과 그의 사용을 위한 방법 및 시스템 | |
KR101922069B1 (ko) | 콘크리트 구조물의 균열보수용 균열보수재 주입장치 및 이를 이용한 콘크리트 구조물의 균열 보수 방법 | |
JP2018080556A (ja) | コンクリート構造物の補修方法 | |
EP2079890B1 (en) | Method for the treatment of fissures in concrete structures | |
US5465881A (en) | System for underwater repair of cracks in concrete | |
GB2169983A (en) | Repairing drains and pipelines | |
AU2007101004A4 (en) | Spray Nozzle Assembly | |
KR100974075B1 (ko) | 터널공사 등에서의 경화재 수평 고속분사 교반공법 및 그에사용되는 자동스토퍼 장치 | |
JP2007277809A (ja) | 硬化性材料の硬化工法 | |
KR19980076413A (ko) | 연약지반 개량방법 | |
KR100402472B1 (ko) | 그라우팅 장치 | |
WO2008120948A1 (en) | Grouting apparatus and grouting method using the same | |
GB2402693A (en) | Method for sealing holes in roads, pavements etc. | |
KR101550158B1 (ko) | 피씨 콘크리트 블록을 이용한 수직구 가시설 설치방법 및 장치 | |
JP5397823B1 (ja) | グラウト注入装置とそれを使用したグラウト注入工法 | |
JP2022158838A (ja) | エポキシ系充填剤およびそれを用いたコンクリート構造物の補修方法 | |
JP3340977B2 (ja) | コンクリート構造物の補修箇所に補修材を注入する方法及び注入プラグ | |
KR102378442B1 (ko) | 그라우팅 장치 | |
KR102518440B1 (ko) | 동시주입용 강관과 그라우트재를 이용한 강관보강 그라우팅 공법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20240116 |