JP2022142936A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Ilfan Daniel
知也 吉野
Tomoya Yoshino
光 渡辺
Hikari Watanabe
慎勇希 北
Noriyuki Kita
丈 曽我
Jo Soga
達成 飛田
Tatsunari Tobita
健太郎 高田
Kentaro Takada
炳 林
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Abstract

【課題】減磁しない最大の電流値で高速風を出力し、乾燥仕上がりを向上させる乾燥運転が可能な洗濯乾燥機を提供することである。【解決手段】衣類が収容される回転槽3と、回転槽3内に乾燥空気を送る送風ファンと、送風ファンを駆動する送風用ファンモータ11と、送風用ファンモータ11に流れる電流を検知する電流検知部と、送風用ファンモータ11を制御する制御装置100を有し、制御装置100は、電流検知部で検知した電流が予め定めた電流閾値以上の場合、送風用ファンモータ11に流れる電流を電流閾値で固定させ、送風用ファンモータ11を予め定めた上限回転数値で回転させる。【選択図】図4

Description

本発明は攪拌翼を回転させて衣類の洗浄やすすぎを行い、更に洗濯槽(内槽)を回転して衣類の脱水を行い、その後に洗濯槽に温風、或いは乾燥風を吹き込んで衣類を乾燥する機能を備えた縦型洗濯乾燥機に関するものである。
一般的な縦型洗濯乾燥機は、衣類を収容する洗濯槽の底部に攪拌翼を設け、洗濯槽、及び攪拌翼を回転支持する外槽に水を溜めた状態で、攪拌翼を正逆回転させて、洗い工程、及びすすぎ工程を行い、その後に洗濯槽を高速回転させて脱水工程を実行する。
そして、脱水工程を終了した後の乾燥工程では、ヒータで加熱された温風を送風ファンにより衣類に吹付け、温風により衣類に含まれた水分が蒸発され、水分を含んだ空気は循環経路に導かれ、循環経路に設けられた除湿機構により水分が取り除かれる構成となっている。
このような構成の洗濯乾燥機として、例えば特開2020-10863号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。
この特許文献1に記載の洗濯乾燥機は、送風ファンを運転し、ヒータによって加熱された空気が、温風吹出し口から洗濯槽内に温風として吹き込まれ、衣類を温めて水分を蒸発させ、高温高湿となった空気は乾燥ダクトに吸い込まれ、除湿機構を流下する冷却水で冷却除湿されて乾いた低温空気となり、ヒータで再度加熱され、洗濯槽内に吹き込まれるように循環することにより乾燥が行われている。
特開2020-10863号公報
特許文献1においては、高速の温風を洗濯層内の衣類に吹き付ける際に、送風用ファンモータの回転数を徐々に高くするために、送風用ファンモータに流れる電流を徐々に上昇させている。ところで、このような乾燥工程において、例えば、電源電圧の変動や内槽内の温度によって、送風用ファンモータの電流値が、予め定めた上限電流値まで達成しないことがあり、乾燥の仕上がりが期待値に達しない恐れがある。
本発明の目的は、減磁しない送風用ファンモータの電流値が、予め定めた上限電流値で高速風を出力し、乾燥仕上がりを向上させる乾燥運転が可能な洗濯乾燥機を提供することにある。
本発明の第1の特徴は、衣類が収容される内槽と、内槽内に乾燥空気を送る送風ファンと、送風ファンを駆動する送風用ファンモータと、送風用ファンモータに流れる電流を検知する電流検知部と、送風ファンモータを制御する制御部を有し、制御部は、電流検知部で検知した電流が予め定められた電流閾値より大きい場合、送風用ファンモータに流れる電流を電流閾値に固定して、送風用ファンモータの回転数を予め定めた上限回転数値で回転させる、ところにある。
また、本発明の第2の特徴は、衣類が収容される内槽と、内槽内に乾燥空気を送る送風ファンと、送風ファンを駆動する送風用ファンモータと、送風用ファンモータに流れる電流を検知する電流検知部と、送風用ファンモータを制御する制御部を有し、制御部は、電流検知部で検知した電流が予め定めた電流閾値より小さい場合、送風用ファンモータの回転数を予め定めた上限回転数値まで上昇させ、送風用ファンモータの回転数が上限回転数値に到達すると、送風用ファンモータを上限回転数値で固定して回転させる、ところにある。
本発明によれば、減磁しない送風用ファンモータの予め定めた上限電流値で高速風を出力し、乾燥仕上がりを向上させる乾燥運転が可能な洗濯乾燥機を提供することができる。
本発明が適用される縦型洗濯乾燥機の構成を示す構成図である。 縦型洗濯乾燥機に使用される制御装置のモータ駆動系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態になる制御装置による乾燥運転の制御フローを示すフローチャートである。 乾燥運転時の送風用ファンモータの回転数と電流値の関係を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。尚、以下の説明では、縦型洗濯乾燥機Sを例に挙げて説明するが、これとは別に、前面側に衣類の出し入れ口が形成され、ほぼ水平軸周りにドラムが回転するドラム式洗濯乾燥機や、その他の機器の送風機にも適用できる。
図1は、本発明の実施形態になる洗濯乾燥機の構成例を示している。図1は、送風機22が搭載される洗濯乾燥機Sを示す右側縦断面図である。洗濯乾燥機Sを使用側(前側)から向かって見て右と左とする。
図1に示すように、縦型洗濯乾燥機Sは、筐体の外枠1、洗濯水を貯留する外槽2、衣類が収容される回転槽(内槽、洗濯槽)3、回転槽3を駆動する主電動機である駆動モータ10、及び送風機22を備えている。本実施例の送風機22は、洗濯乾燥機Sの乾燥工程において、温風を含む乾燥風を作る機能を備えている。外槽2は、例えば合成樹脂製のものであり、外枠1内の中央に防振支持され外枠1内に収容されている。
回転槽3の底部には、洗濯水を攪拌して洗い、すすぎを行う攪拌翼4が回動自在に設けられている。攪拌翼4は、洗濯運転時および乾燥運転時に、正転/逆転を繰り返す動作が行われる。また、攪拌翼4は、脱水運転時に、回転槽3と一緒に回転槽3内の衣類とともに高速回転し、衣類に含まれる水分を遠心力で脱水する。
駆動モータ10は、外枠1内に設けられ、攪拌翼4、及び回転槽3を回転駆動する。駆動モータ10は、例えばDCブラシレスモータが使用される。DCブラシレスモータは、ベクトル制御によって制御が行われる。駆動モータ10は、攪拌翼4、及び回転槽3をダイレクトドライブしているが、ベルトなどの減速機構を用いて駆動しても良いことはいうまでもない。
外枠1の上部には、開閉自在な外蓋5が設けられている。外蓋5は、外枠1の上部に設けられたトップカバー6に後側が軸支持されている。外槽2の上部の外蓋5下方には、内蓋34が後側の軸周りに開閉自在に設けられている。回転槽3に対する衣類の出し入れは、外蓋5および内蓋34を開くことで行われる。
外枠1内には、トップカバー6の外蓋5の後側に、給水ユニット7が設けられている。給水ユニット7は、内部に複数の水路を有する給水ボックス(図示せず)を有している。給水ユニット7は、トップカバー6から上方に突き出る給水ホース接続口8から供給される水道水や風呂水を外槽2の内部に注ぐものである。
また、トップカバー6の前側には、洗剤、仕上剤の投入装置35が設けられている。洗剤、仕上剤は、投入ホース36により、外槽2と回転槽3の間に注がれる。
また、洗濯乾燥機Sは、衣類を乾かす乾燥機構9を備えている。乾燥機構9は、回転槽3内の衣類を乾燥する乾燥用空気の循環送風や除湿を行う。乾燥機構9は、大部分が乾燥用空気循環路で占められている。乾燥用空気循環路は、外槽2の底部に連通する底部循環路20と、底部循環路20から上向きに延びる除湿用縦通路21とを備える。
送風機22の下部の吸込側は、除湿用縦通路21の上端部に接続される。送風機22と除湿用縦通路21の間には乾燥フィルタ45が配置され、送風機22に異物が流入しないようになっている。
送風機22の前部の排出側は、戻り接続循環路25と接続され連通している。尚、送風機22は、送風用のファン(送風ファン)とファンを駆動する送風用ファンモータ11(送風送風用ファンモータ)を含んで構成されている。
戻り接続循環路25は、その一部の上部蛇腹ホース23を介して、外槽2の上部に連通する。底部循環路20は、その一部の下部蛇腹ホース26を介して、外槽2の底部に連通している。
下部蛇腹ホース26は、外槽2の底落込部31に接続されている。底落込部31は、下部連通管41を介して、排水用の洗濯水排水路42と、循環用の洗濯水循環水路43に連通する。洗濯水排水路42には、排水時のみ開弁される常閉型の排水弁44が設けられている。
排水弁44は、洗濯運転時や乾燥運転時には閉じられている。また、排水弁44は、洗濯水を排水する排水時に開いて、外槽2に溜まっている洗濯水やすすぎ水を、洗濯水排水路42から洗濯乾燥機Sの外部(機外)に排出する。洗濯水循環水路43には、糸くず等を除去するための異物除去トラップ32が設けられている。
洗濯水循環水路43は、洗濯水循環水縦水路46に接続されている。洗濯水循環水縦水路46は、外槽2の外側面に沿って上昇して回転槽3の上側まで延び、回転槽3の上側に設けられている洗濯糸屑除去装置33に連通している。
外槽2に溜まる洗濯水やすすぎ水は、洗濯水循環水縦水路46を流れて洗濯糸屑除去装置33から回転槽3内に散布して注がれる。このような散布注水を継続しつつ、洗濯やすすぎが行われるので、少ない水量で洗濯、すすぎが行われる。
洗濯乾燥機Sは、外槽2に溜まる洗濯水やすすぎ水の水位を検知する水位センサ47を備えている。外槽2の底部近傍にはエアートラップ50が設けられている。エアートラップ50に連通してエアーチューブ49が接続されている。このエアーチューブ49の上端には水位センサ47が連通して接続される。
更に、図1の縦型洗濯乾燥機Sには、筐体1の下部側に、制御部である制御装置100が備えられており、制御装置100は、洗濯工程、すすぎ固定、脱水固定、及び乾燥工程をシーケンシャルに実行する機能を備えている。
図2は、制御装置100のモータ駆動系を大まかに示している。図2において、制御装置100のモータ駆動系は、マイクロコンピュータCPU、パワーモジュールPM1、PM2、パワーモジュール冷却ファン103を主たる構成要素として構成されており、パワーモジュールPM1、PM2は、電源を適宜の値の直流に変換して、それぞれ駆動モータ(メインモータ)10、送風用ファンモータ(ブロワモータ)11に電力を供給している。また電源は、パワーモジュール冷却用ファン103のモータにも供給されている。
マイクロコンピュータCPUは、縦型洗濯乾燥機Sにおける洗濯、すすぎ、脱水、乾燥等のシーケンシャル処理工程を適切に制御すべく、種々の検出信号を取り込み、種々の制御要素に制御信号を与えている。図2には、このうちパワーモジュールPM1、PM2と、パワーモジュール冷却用ファン103との信号授受の関係を記載している。
図2においては、マイクロコンピュータCPUは、内部の演算機能によって回転数指令値等の指令を生成し、生成された回転数指令値を電流指令値に変換して、パワーモジュールPM1に対して制御信号Sg1(指令値)を与え、また、パワーモジュールPM2に対して制御信号Sg3(指令値)を与え、更にパワーモジュール冷却用ファン103に対して制御信号Sg2(指令値)を与えている。
また、マイクロコンピュータCPUは、パワーモジュールPM1、PM2の内部に設置したサーミスタ111、112によって検知された、温度信号Sg4、Sg5を取り込んでいる。
次に、図3に制御装置100における乾燥工程時の送風用ファンモータ11の制御フローの一例を示している。尚、この図3の「START」から「END」までの制御ステップからなるフローを、電流値/回転数更新フローといい、以下、制御ステップ毎に説明を行う。尚、電流値/回転数更新フローは、周知の通りマイクロコンピュータCPUで、所定時間毎に実行されるものである。
≪ステップS1≫
ステップS1においては、送風用ファンモータ11に流れる電流(以下、ファン電流とする)を、予め定めた期間に亘って電流検知部(シャント抵抗など)により検知し、ファン電流が、予め定めた電流閾値(例えば6[A]とする)未満かどうかを判断する。
また、これと共に、送風用ファンモータ11に流れる電流を電流検知部(シャント抵抗など)で検知し、検知された電流値に基づいて回転数を推定する回転数推定部により推定されたファン回転数(送風用ファンモータ11の回転数)が、予め定めた回転数閾値(例えば26000[rpm] とする)未満かどうかを判定する。ここで、ファン電流とファン回転数の判断は、「and条件」で判断されている。
ここで、ファン電流の電流閾値は、減磁しない送風用ファンモータ11の最大の電流値を考慮して予め設けた値である。また、回転数推定部は、回転数を直接検知するセンサによって検知しても良いことはいうまでもない。更に、ファン回転数の回転数閾値は、満足する乾燥仕上がりのための最大限の回転数を予め決めて設定されている。
ファン電流が電流閾値未満、且つ、ファン回転数が回転数閾値未満(Yes)の場合は、ステップS2に移行する。一方、ファン電流、または、ファン回転数のどちらか一方、もしくは両方が、閾値以上(No)の場合は、ステップS4に移行する。
≪ステップS2≫
ステップS1でファン電流が電流閾値未満、且つ、ファン回転数が回転数閾値未満と判定されると、ステップS2に移行するが、最初のみは、ステップS2をスキップして、ステップS3へ移行する。尚、以下、回転数指令値が更新される2回目以降の制御フローについて説明する。ファン回転数指令値(電圧指令)は、マイクロコンピュータCPUから逐次出力され、更新されていくものである。
ステップS2においては、1回目の電流値/回転数更新フローでのファン回転数指令値の更新から所定時間、例えば5秒経過しているかどうかを判断する。また、これと共に、回転数の更新が停止していない(更新終了前)かどうかを判断する。ここで、これらの判断は、「and条件」で判断されている。
ファン回転数指令値の更新から所定時間、例えば5秒経過し、且つ回転数の更新終了前(Yes)と判断された場合、ステップS3に移行する。一方、どちらか一方、もしくは両方を満足しない(No)場合は、エンドに抜けて次の起動タイミングに備える。
≪ステップS3≫
ステップS3においては、マイクロコンピュータCPUによって、ファン回転数指令値に、予め定めた値、例えば200[rpm]を加算したファン回転数指令値を新たな回転数指令値として、新たに出力する。この新たな回転数指令値を出力すると、エンドに抜けて次の起動タイミングに備える。したがって、次の起動タイミングでは、この新たな回転数指令値が用いられることになる。
≪ステップS4≫
ステップS1に戻って、ファン電流、または、ファン回転数のどちらか一方、もしくは両方が、閾値以上(No)の場合は、ステップS4に移行する。
ステップS4に移行した場合は、送風用ファンモータ11に流れる電流(以下、ファン電流とする)を予め定めた期間に亘って電流検知部により検知し、ファン電流が、予め定めた電流閾値(例えば6[A]とする)以上かどうか判定する。尚、この電流閾値は、減磁しない送風用ファンモータ11の最大の電流値を考慮して設けた値であり、ステップS1で使用した電流閾値と同じ値である。
ファン電流が電流閾値以上(Yes)と判断されるとステップS5に移行し、ファン電流が電流閾値未満(No)と判断されるとステップS7に移行する。
≪ステップS5≫
ステップS5においては、マイクロコンピュータCPUにて、ファン電流の出力が上限電流値になるように制限する。本実施形態では、この上限電流値は、ステップS4で設定された電流閾値と同じ値である。ファン電流を上限電流値に制限するとステップS6に移行する。
≪ステップS6≫
ステップS6においては、ステップS5を実行した後に、ファン回転数指令値の更新を停止して、ステップS7に移行する。つまり、ファン回転数は、ファン電流が電流閾値以上になった時点のファン回転数に固定されて運転されることになる。
≪ステップS7≫
ステップS4でファン電流が電流閾値未満と判断され、また、ステップS6でファン回転数が固定されると、ステップS7に移行する。
ステップS7では、ファン回転数の指令値が予め定めた回転数閾値(例えば26000[rpm]とする)より大きいか否かを判定する。尚、この回転数閾値は、乾燥仕上がりのための最大限の回転数を考慮して設けた値であり、ステップS1で使用した回転数閾値と同じ値である。
ファン回転数が回転数閾値以上(Yes)と判断されると、ステップS8に移行し、ファン回転数が回転数閾値未満(No)と判断されると、エンドに抜けて次の起動タイミングに備える。
≪ステップS8≫
ステップS8においては、マイクロコンピュータCPUにて、ファン回転数指令値を、上限回転数値になるように制限する。本実施形態では、この上限回転数値は、ステップS7で設定された回転数閾値と同じ値である。ファン回転数を上限回転数値に制限するとステップS9に移行する。
≪ステップS9≫
ステップS9においては、ステップS8を実行した後に、ファン回転数指令値の更新を停止して、エンドに抜けて次の起動タイミングに備える。つまり、ステップS9においては、ファン回転数は、ステップS8で制限された上限回転数値に固定されたファン回転数で運転されることになる。
次に、図3の制御フロー、特にステップS4~ステップS9を実行した際の乾燥運転時の送風用ファンモータ11の回転数と電流値の関係を図4に基づいて説明する。尚、図4における破線は電流値の変化を示し、実線は回転数の変化を示している。
図4(a)に示すように、通常電圧で駆動され、常温状態の場合、つまり乾燥運転開始時から送風ファンの負荷が小さい場合、ファン電流は、予め定めた電流閾値を超えないため、ファン回転数は、予め定めた上限回転数値で固定され、固定された上限回転数値にて運転される。これは、ステップS4、S7、S8、S9の実行によって得られる特性である。
また、図4(b)のように、通常電圧で駆動され、低温状態の場合、或いは低電圧で駆動され、常温状態の場合、つまり乾燥運転開始時から送風ファンの負荷が大きい場合、ファン電流が予め定めた電流閾値を超えると、その電流閾値(上限電流値)でファン電流を固定し、固定されたファン電流で送風ファンが運転される。
そして、固定されたファン電流で運転する際に、暖機によって送風ファンの負荷が徐々に小さくなり、自然とファン回転数が上昇していくが、ファン回転数は、予め定めた回転数閾値(上限回転数値)で固定され、固定された上限回転数値で運転される。これは、ステップS4、S5、S6、S7、S8、S9の実行によって得られる特性である。
このように、送風用ファンモータ11に流れる電流を直接検知するため、送風ファンの負荷や圧損などの本体のバラツキによらず制御でき、また、その検知されたファン電流が電流閾値を超えた場合、ファン電流を電流閾値で固定して送風用ファンモータ11の制御を行うことで、電源電圧や内槽内の温度によらず最大の回転数で、送風用ファンモータ11の運転可能となる。送風ファンが最大限の回転数で運転することによって、シワの少ない、乾燥仕上がりの高い乾燥運転を実行することができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
3…回転槽、10…駆動モータ、11…送風用ファンモータ、100…制御装置、S…洗濯乾燥機、CPU…マイクロコンピュータ、PM1、PM2…パワーモジュール。

Claims (6)

  1. 衣類が収容される内槽と、前記内槽の内部に乾燥空気を送る送風ファンと、前記送風ファンを駆動する送風用ファンモータと、前記送風用ファンモータに流れる電流を検知する電流検知部と、前記送風用ファンモータを制御する制御部を有し、
    前記制御部は、前記電流検知部で検知した電流が予め定められた電流閾値より大きい場合、前記送風用ファンモータに流れる電流を前記電流閾値に固定して、前記送風用ファンモータの回転数を予め定めた上限回転数値で回転させる
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 衣類が収容される内槽と、前記内槽の内部に乾燥空気を送る送風ファンと、前記送風ファンを駆動する送風用ファンモータと、前記送風用ファンモータに流れる電流を検知する電流検知部と、前記送風用ファンモータを制御する制御部を有し、
    前記制御部は、前記電流検知部で検知した電流が予め定めた電流閾値より小さい場合、前記送風用ファンモータの回転数を予め定めた上限回転数値まで上昇させ、前記送風用ファンモータの回転数が前記上限回転数値に到達すると、前記送風用ファンモータを前記上限回転数値に固定して回転させる
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 請求項2記載の洗濯乾燥機であって、
    前記制御部は、前記電流検知部で検知した電流が予め定めた電流閾値以上の場合、前記送風用ファンモータに流れる電流を前記電流閾値で固定させ、前記送風用ファンモータを予め定めた前記上限回転数値で回転させる
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  4. 請求項2記載の洗濯乾燥機であって、
    前記制御部は、前記電流検知部で検知した電流が予め定めた前記電流閾値より小さく、且つ、前記送風用ファンモータの回転数が予め定めた前記上限回転数値より小さい場合、前記送風用ファンモータの回転数指令値に所定値を加算して新たな前記回転数指令値とする
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  5. 請求項1、或いは請求項2に記載の洗濯乾燥機であって、
    前記送風用ファンモータは、減磁をしないモータが使用されている
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
  6. 請求項1、或いは請求項2に記載の洗濯乾燥機であって、
    前記上限回転数値は、予め設定されている満足する乾燥仕上がりのための最大限の回転数である
    ことを特徴とする洗濯乾燥機。
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