JP2022142752A - ウレタン樹脂組成物、ウレタン樹脂発泡体、ウレタン樹脂組成物の原料組成物及びウレタン樹脂組成物の原料キット - Google Patents
ウレタン樹脂組成物、ウレタン樹脂発泡体、ウレタン樹脂組成物の原料組成物及びウレタン樹脂組成物の原料キット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022142752A JP2022142752A JP2022033840A JP2022033840A JP2022142752A JP 2022142752 A JP2022142752 A JP 2022142752A JP 2022033840 A JP2022033840 A JP 2022033840A JP 2022033840 A JP2022033840 A JP 2022033840A JP 2022142752 A JP2022142752 A JP 2022142752A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethane resin
- mass
- resin composition
- less
- ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
Description
前記ウレタン樹脂組成物において、前記第1のエーテルの前記1価アルコールの炭素数は、6以下である、ウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記第1のエーテルの分子量は、100以上500以下である、ウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記第1のエーテルを、前記ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、1質量%以上30質量%以下含むウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記第2のエーテルの前記1価アルコールの炭素数は、11以上20以下である、ウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記第2のエーテルのHLB値は、11以上16以下である、ウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記第1のエーテル及び前記第2のエーテルの前記ポリアルキレングリコールは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びヘキシレンオキサイドのうちの少なくとも1種に由来する構造を有する、ウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記アリールオキシアルカノールが有するアリール基は、フェニル基又はベンジル基である、ウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記アリールオキシアルカノールの分子量は、125以上325以下であるウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記第2のエーテル及び/又は前記アリールオキシアルカノールを、前記ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、0.5質量%以上30質量%以下含むウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、さらに、増粘剤を含むウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記増粘剤を、前記ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、0.1質量%以上10質量%以下含むウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、さらに、難燃剤を含み、前記増粘剤による増粘作用により、前記難燃剤の沈降が防止されているウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、ポリオール化合物を含まないか、又はポリオール化合物を前記ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、1質量%以下含むウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記ウレタン樹脂組成物から形成される発泡体片が、JIS K 7201-2:2007に準拠して測定される酸素指数が30以上であるウレタン樹脂組成物。
前記ウレタン樹脂組成物において、前記ウレタン樹脂組成物をスプレー発泡法にて石膏ボードに吹き付けて発泡体片を形成したとき、前記発泡体片の前記石膏ボードとの界面に部分的に2mm以上の隙間が存在しないウレタン樹脂組成物。
ウレタン樹脂発泡体であって、炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテル及びポリイソシアネート化合物が結合してなるポリマーと、炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル及び/又はアリールオキシアルカノール並びにポリイソシアネート化合物が結合してなるポリマーと、を含むウレタン樹脂発泡体。
ポリイソシアネート化合物と混合して用いるウレタン樹脂組成物の原料組成物であって、炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテルと、炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル及び/又はアリールオキシアルカノールと、を含むウレタン樹脂組成物の原料組成物。
ウレタン樹脂組成物の原料キットであって、炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテルと、炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル及び/又はアリールオキシアルカノールと、を含む第1の原料と、ポリイソシアネート化合物を含む第2の原料と、を備えるウレタン樹脂組成物の原料キット。
もちろん、この限りではない。
また、本明細書中において、「Aを主成分として含むX」とは、「A」の含有量が好ましくは「X」100質量%に対し、80質量%以上、85質量%以上、90質量%以上、95質量%以上、97質量%以上、99質量%以上であり、100質量%であってもよいことを意味する。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、ポリイソシアネート化合物と、炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテルと、炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル及び/又はアリールオキシアルカノールと、を含むものである。
このようなウレタン樹脂組成物によれば、赤リンを用いるか否かにかかわらず、延焼や溶融しにくく、対象物に対して優れた接着性を有するウレタン樹脂発泡体を製造し得るウレタン樹脂発泡体を得ることができる。
また、アリールオキシアルカノールは、一般式:Ar-O-(CnH2nO)q-H[ただし、Arはアリール基であり、qは正の整数である。]で表される化合物であり、アリール基と反対側の末端には1つの水酸基を有する。以下では、アリールオキシアルカノールを「芳香族モノオール」とも記載する。
ポリイソシアネート化合物としては、特に限定されないが、例えば芳香族ポリイソシアネート、脂環族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、これらの変性物(例えばウレタン基、カルボジイミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット基、イソシアヌレート基又はキサゾリドン基含有変性物等)等のうち1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
第1のエーテル(第1の脂肪族モノオール)は、炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとのエーテルであり、炭素数が8以下である1価アルコールの水酸基に、アルキレンオキサイドを付加重合させたものである。ポリウレタン樹脂組成物が第1の脂肪族モノオールを含有することにより、吹き付け等により形成されるウレタン樹脂発泡体の対象物に対する接着性を向上させることができる。
1価アルコールの具体例としては、メタノール、エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、1-ペンタノール、2-ペンタノール、3-ペンタノール、1-ヘキサノール、2-ヘキサノール、3-ヘキサノール、1-ヘプタノール、2-ヘプタノール、3-ヘプタノール、4-ヘプタノール、1-オクタノール、2-オクタノール、3-オクタノール、4-オクタノール等の炭素数が1以上8以下である直鎖状アルコール、2-メチル-1-プロパノール、2-メチル-2-プロパノール、2-メチル-1-ブタノール、2-メチル-2-ブタノール、2-メチル-3-ブタノール、2-メチル-4-ブタノール、2,2-ジメチル-1-プロパノール等の炭素数が1以上8以下である分岐鎖状アルコール等が挙げられる。また、1価アルコールは、不飽和結合(二重結合)を含んでもよい。
ポリアルキレングリコールとしては、アルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、ヘキシレンオキサイド等)の重合鎖を用いることができる。すなわち、ポリアルキレングリコール(第1の脂肪族モノオール)は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びヘキシレンオキサイドのうちの少なくとも1種に由来する構造を有することができる。
第1の脂肪族モノオールの具体例としては、例えば、ポリオキシプロピレンモノ1-ブチルエーテル、ポリオキシエチレンモノメチルエーテル、ポリオキシエチレンモノアリルエーテル等が挙げられる。
第2のエーテル(第2の脂肪族モノオール)は、炭素数が9以下30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとのエーテルであり、炭素数が9以下30以下である1価アルコールの水酸基に、アルキレンオキサイドを付加重合させたものである。
一方、アリールオキシアルカノール(芳香族モノオール)は、芳香族炭化水素基(アリール基)を有する脂肪族アルコールである。
1価アルコールの具体例としては、1-ノナノール、2-ノナノール、3-ノナノール、4-ノナノール、5-ノナノール、1-デカノール、2-デカノール、3-デカノール、4-デカノール、5-デカノール、1-ウンデカノール、2-ウンデカノール、3-ウンデカノール、4-ウンデカノール、5-ウンデカノール、6-ウンデカノール、1-ドデカノール、2-ドデカノール、3-ドデカノール、4-ドデカノール、5-ドデカノール、6-ドデカノール、1-トリデカノール、2-トリデカノール、3-トリデカノール、4-トリデカノール、5-トリデカノール、6-トリデカノール、7-トリデカノール、1-テトラデカノール、2-テトラデカノール、3-テトラデカノール、4-テトラデカノール、5-テトラデカノール、6-テトラデカノール、7-テトラデカノール、1-ペンタデカノール、2-ペンタデカノール、3-ペンタデカノール、4-ペンタデカノール、5-ペンタデカノール、6-ペンタデカノール、7-ペンタデカノール、8-ペンタデカノール、1-ヘキサデカノール、2-ヘキサデカノール、3-ヘキサデカノール、4-ヘキサデカノール、5-ヘキサデカノール、6-ヘキサデカノール、7-ヘキサデカノール、8-ヘキサデカノール等の炭素数9以上30以下である直鎖状アルコール、2-メチル-1-テトラデカノール、2-メチル-2-ペンタデカノール、2,2-ジメチル-1-ドデカノール等の炭素数9以上30以下である分岐鎖状アルコール等が挙げられる。また、1価アルコールは、不飽和結合(二重結合)を含んでもよい。
ポリアルキレングリコールとしては、アルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、ヘキシレンオキサイド等)の重合鎖を用いることができる。すなわち、ポリアルキレングリコール(第2の脂肪族モノオール)は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びヘキシレンオキサイドのうちの少なくとも1種に由来する構造を有することができる。
第2の脂肪族モノオールの具体例としては、例えば、ポリオキシエチレンオキシプロピレンアルキルエーテル等が挙げられる。
芳香族モノオールの分子量は、125以上325以下であることが好ましく、135以上275以下であることがより好ましく、145以上225以下であることがさらに好ましい。かかる分子量を有する芳香族モノオールであれば、第1の脂肪族モノオール及び第2の脂肪族モノオールとの親和性を十分に確保することができる。
芳香族モノオールの具体例としては、例えば、フェノキシエタノール、2-(ベンジルオキシ)エタノール(ベンジルグリコール)、1-フェノキシ2-プロパノール(フェニルプロピレングリコール)等が挙げられる。
本実施形態のウレタン樹脂組成物は、ポリオール化合物を含んでも含まなくてもよいが、ポリオール化合物を含まないことが好ましい。また、仮にポリオール化合物を含む場合でも、その含有量は、できる限り少ないことが好ましく、具体的には、ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、例えば1質量%以下である。なお、本明細書において、「ポリオール化合物」とは、上述した第1の脂肪族モノオール、第2の脂肪族モノオール及び芳香族モノオールとは異なるアルコールであり、分子内に2以上の水酸基が含まれる化合物のことを指す。このような化合物であれば、例えば他の用途(難燃剤等)として機能するものであっても、上記と同様である。
ポリオール化合物のうちポリラクトンポリオールとしては、例えばポリプロピオラクトングリコール、ポリカプロラクトングリコール、ポリバレロラクトングリコール等が挙げられる。
ポリオール化合物のうちポリカーボネートポリオールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ノナンジオールなどの水酸基含有化合物と、ジエチレンカーボネート、ジプロピレンカーボネートなどとの脱アルコール反応により得られるポリオール等が挙げられる
ポリオール化合物のうち芳香族ポリオールとしては、例えばビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボラック、クレゾールノボラック等が挙げられる。
ポリオール化合物のうち脂環族ポリオールとしては、例えばシクロヘキサンジオール、メチルシクロヘキサンジオール、イソホロンジオール、ジシクロヘキシルメタンジオール、ジメチルジシクロヘキシルメタンジオール等が挙げられる。
ポリオール化合物のうち脂肪族ポリオールとしては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール等が挙げられる。
ポリオール化合物のうちポリエステルポリオールとしては、例えば多塩基酸と多価アルコールとを脱水縮合して得られる重合体、ε-カプロラクトン、α-メチル-ε-カプロラクトン等のラクトンを開環重合して得られる重合体、ヒドロキシカルボン酸と多価アルコール等との縮合物が挙げられる。
ポリマーポリオールとしては、例えば、芳香族ポリオール、脂環族ポリオール、脂肪族ポリオール、ポリエステルポリオール等に対し、アクリロニトリル、スチレン、メチルアクリレート、メタクリレート等のエチレン性不飽和化合物をグラフト重合させた重合体、ポリブタジエンポリオール、多価アルコールの変性ポリオール、又はこれらの水素添加物等が挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、活性水素を2個以上有する低分子量活性水素化合物等の少なくとも一種の存在下に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオキサイドの少なくとも1種を開環重合させて得られる重合体が挙げられる。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、整泡剤をさらに含むことが好ましい。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、アミン系触媒をさらに含むことが好ましい。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、三量化触媒をさらに含むことが好ましい。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、ウレタン化金属触媒をさらに含むことが好ましい。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、難燃剤をさらに含むことが好ましい。
リン酸エステルとしては、特に限定されないが、例えばモノリン酸エステル、縮合リン酸エステル等を使用することができる。
リン酸塩含有難燃剤は、リン酸塩を含むものである。
赤リンは、リンの同素体の一つであり、リンで構成された非晶質高分子形である。
臭素含有難燃剤は、分子構造中に臭素を含有する化合物を含む難燃剤である。
ホウ素含有難燃剤は、分子構造中にホウ素を含有する化合物を含む難燃剤である。
アンチモン含有難燃剤は、分子構造中にアンチモンを含有する化合物を含む難燃剤である。
金属水酸化物としては、特に限定されないが、例えば水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化鉄、水酸化チタン、水酸化亜鉛、水酸化銅等を用いることができる。
黒鉛としては、特に限定されないが、例えば鱗片状、鱗状、板状、球状等の形状のものを用いることができる。黒鉛としては、膨張化黒鉛、膨張黒鉛等を用いてもよい。
リン・ホウ素系化合物は、リンとホウ素を含む化合物である。
ビニル重合体としては、ビニル基を有するモノマーの重合反応により形成される重合体を用いることができる。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、発泡剤を含むことが好ましい。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、無機充填材を含んでいてもよい。
この場合、本実施形態に係るウレタン樹脂組成物は、さらに、増粘剤を含むことが好ましい。ウレタン樹脂組成物が増粘剤を含むことにより、ウレタン樹脂組成物の対象物に対する付与方法(例えば、吹き付け)等に応じて、適切な粘度に調整することができる。また、増粘剤による増粘作用により、難燃剤等の固形分のウレタン樹脂組成物(特に、後述する原料組成物又は第1の原料)中での沈降(凝集)が防止されているという効果も得られる。その結果、形成されるウレタン樹脂発泡体の各種特性(難燃性、寸法安定性等)をより向上させることができる。
本実施形態に係るウレタン樹脂組成物から構成される発泡体片のコア密度としては、特に限定されないが、例えば50kg/m3以上、51kg/m3以上、52kg/m3以上、53kg/m3以上、54kg/m3以上、55kg/m3以上、56kg/m3以上、57kg/m3以上、58kg/m3以上、59kg/m3以上、60kg/m3以上、61kg/m3以上、62kg/m3以上、63kg/m3以上、64kg/m3以上、65kg/m3以上、66kg/m3以上、67kg/m3以上、68kg/m3以上、69kg/m3以上、70kg/m3以上、71kg/m3以上、72kg/m3以上であることが特に好ましい。一方、発泡体片のコア密度としては、90kg/m3以下、89kg/m3以下、88kg/m3以下、87kg/m3以下、86kg/m3以下、85kg/m3以下、84kg/m3以下、83kg/m3以下、82kg/m3以下、81kg/m3以下、80kg/m3以下、79kg/m3以下、78kg/m3以下、77kg/m3以下、76kg/m3以下、75kg/m3以下、74kg/m3以下、73kg/m3以下、72kg/m3以下、71kg/m3以下、70kg/m3以下、69kg/m3以下、68kg/m3以下、67kg/m3以下、66kg/m3以下、65kg/m3以下、64kg/m3以下、63kg/m3以下、62kg/m3以下、61kg/m3以下、60kg/m3以下、59kg/m3以下であることが好ましい。なお、コア密度の具体的な測定方法は後述する。
本実施形態に係る原料組成物は、ポリイソシアネート化合物と混合して用いるウレタン樹脂組成物の原料組成物である。具体的に、この原料組成物は、第1の脂肪族モノオール(炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテル)と、第2の脂肪族モノオール(炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル)及び/又は芳香族モノオール(アリールオキシアルカノール)と、を含むものである。
本実施形態に係る原料キットは、ウレタン樹脂組成物の原料キットである。具体的に、この原料キットは、第1の脂肪族モノオール(炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテル)と、第2の脂肪族モノオール(炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル)及び/又は芳香族モノオール(アリールオキシアルカノール)と、を含む第1の原料と、ポリイソシアネート化合物を含む第2の原料と、を備えるものである。
本実施形態に係るウレタン樹脂発泡体は、第1の脂肪族モノオール(炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテル)及びポリイソシアネート化合物が結合してなるポリマーと、第2の脂肪族モノオール(炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル)及び/又は芳香族モノオール(アリールオキシアルカノール)並びにポリイソシアネート化合物が結合してなるポリマーと、を含むものである。
ウレタン樹脂組成物の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、ウレタン樹脂組成物の各成分を混合する方法、ウレタン樹脂組成物を有機溶剤に懸濁させたり、加温して溶融させたりして塗料状とする方法、溶剤に分散してスラリーを調製する方法等を用いることができる。また、ウレタン樹脂組成物に含まれる反応硬化性樹脂成分に室温において固体である成分が含まれる場合には、ウレタン樹脂組成物の製造方法として、ウレタン樹脂組成物を加熱下に溶融させる等の方法を用いることができる。
〔試薬〕
ウレタン樹脂組成物試料の原料として以下に示す試薬を準備した。
(2)ポリオキシエチレンモノメチルエーテル[分子量:208]
(3)ポリオキシエチレンモノアリルエーテル[分子量:102]
(4)ポリオキシエチレンオキシプロピレンアルキルエーテル[HLB値:12.5]
(5)ポリオキシエチレンオキシプロピレンアルキルエーテル[HLB値:13.4]
(6)ポリオキシエチレンオキシプロピレンアルキルエーテル[HLB値:14.0]
(7)ポリオキシエチレンオキシプロピレンアルキルエーテル[HLB値:12.7]
(8)フェノキシエタノール[分子量:138]:ニューポールEFP(三洋化成工業株式会社製)
(9)2-(ベンジルオキシ)エタノール(ベンジルグリコール)[分子量:152]
(10)1-フェノキシ2-プロパノール(フェニルプロピレングリコール)[分子量:152]
(11)ショ糖系ポリオール:HS209(三洋化成工業株式会社製)
(12)エステル系ポリオール1:RFK505(川崎化成工業株式会社製)
(13)エステル系ポリオール2:RDK142(川崎化成工業株式会社製)
(14)シリコーン整泡剤:L6100(モメンティブPMJ合同会社製)
(15)アミン系触媒1:TOYOCAT TT(東ソー株式会社製)
(16)アミン系触媒2:ルプラゲンN-600(BASF社製)
(17)アミン系触媒3:ルプラゲンN-107(BASF社製)
(18)4級アンモニウム塩1:カオーライザーKL410(花王株式会社製)
(19)4級アンモニウム塩2:U-CAT18X(エボニック社製)
(20)オクチル酸カリウム(2-エチルヘキシル酸カリウム):PC9540(Ele Corporation社製)
(21)ウレタン化金属触媒:BI-28(日東化成株式会社製)
(22)リン酸エステル塩化物:トリス(β-クロロプロピル)ホスフェート
(23)水酸化アルミニウム:B103(日本軽金属株式会社製)
(24)赤リン:ST-400(45~49質量%,燐化学工業株式会社製)
(25)鱗片状黒鉛:MF-10E(富士黒鉛工業株式会社製)
(26)リン・ホウ素系難燃剤
(27)臭素含有難燃剤:SAYTEX8010(82.3質量%、アルベマール日本株式会社製)
(28)ビニル重合体
(29)疎水性フュームドシリカ:アエロジルRY200S(日本アエロジル株式会社製)
(30)発泡剤:OP-1100(三井・ケマーズフロロプロダクツ株式会社製)
(31)ポリイソシアネート:ミリオネート MR-200(東ソー株式会社製)
上述した(1)~(30)成分をスプレータンクに量り取り、室温でハンドミキサーを用いて混合攪拌した(第1の原料)。上述した(31)成分をスプレータンクに量り取り、室温でハンドミキサーを用いて混合攪拌した(第2の原料)。この第1の原料と、第2の原料とを、ホース(ホース長30m)の先端にDガン(グラコ株式会社製)を取り付けたリアクターA-25(グラコ株式会社製)を用い、ホースを40℃に加熱しながら後述する各対象物に吹き付け、スプレー発泡体試料を作製した。
〔イソシアネートインデックス〕
イソシアネートインデックスは、第1の脂肪族モノオール、第2の脂肪族モノオール、芳香族モノオール及びポリオール化合物の水酸基に対するポリイソシアネート化合物のイソシアネート基の当量比であり、以下の表1及び表2においては百分率で表す。
物性用アクリル合板に吹き付けたスプレー発泡体試料(厚さ約25mmの2層)について、JIS K 7222:2005に準拠して見掛けコア密度を測定した。
スプレー発泡法にて、20±5℃の条件で石膏ボードに下吹き及び2層ウレタン樹脂組成物試料を吹き付けて積層し30分間、40℃で保温した。その後、石膏ボードの表面から、ウレタン樹脂組成物試料を吹き付けて形成されたスプレー発泡体試料を100×100mm程度に切断した発泡体片を剥がした。そして、発泡体片の石膏ボードとの界面に隙間が存在するか否かについて確認した。
◎:発泡体片の石膏ボードとの界面の全体にわたって隙間(界面剥離)が存在しないか、界面に部分的に隙間が存在しても、そのサイズが1mm未満である
○:発泡体片の石膏ボードとの界面の全体にわたって隙間(界面剥離)が存在しないが、界面に部分的に隙間が存在し、そのサイズが1mm以上2mm未満である
△:発泡体片の石膏ボードとの界面の全体にわたって隙間(界面剥離)が存在しないが、界面に部分的に隙間が存在し、そのサイズが2mm以上である
×:発泡体片の石膏ボードとの界面の全体にわたって隙間(界面剥離)が存在する
石膏ボードに吹き付けたスプレー発泡体試料(下吹き+厚さ約50mm)から10cm×10cm×5cm(石膏ボードを含む)になるように試験片を切り出し、ISO 5660-1:2002に準拠し、放射熱強度50kW/m2において10分間又は20分間加熱したときの総発熱量及び最大発熱速度を測定した。また、加熱時の石膏ボード付きのスプレー発泡体試料の質量減少量を測定した。
物性用アクリル合板に吹き付けたスプレー発泡体試料(厚さ約25mmの2層)から、10mm×10mm×150mmの試験片を切り出した。この試験片について、JIS K 7201-2:2007に準拠し、酸素指数を測定した。
上述した(1)~(30)成分をカップに量り取り、室温でハンドミキサーを用いて混合攪拌して、第1の原料を調製した。その後、この第1の原料の粘度を、JIS K 7117-1:1999に準拠して測定した。
上述した(1)~(30)成分をカップに量り取り、室温でハンドミキサーを用いて混合攪拌して、第1の原料を調製した。その後、この第1の原料を500mLのプラスチック瓶に入れ、固形分が沈降するか否かを目視にて確認した。
◎:24時間以降48時間までに固形分の沈降が確認された
○:1時間以降24時間までに固形分の沈降が確認された
△:1時間までに固形分の沈降が確認されたが、容易に再分散可能
×:1時間までに固形分の沈降が確認され、再分散に若干の手間がかかる
また、1価アルコールの炭素数及び/又はポリアルキレングリコールの種類が異なる第2の脂肪族モノオールの1種又は2種以上を使用して、上記実施例と同様にしてウレタン樹脂組成物を調製し、スプレー発泡体試料を作製しても、上記実施例と同様の結果が得られる。
加えて、第2の脂肪族モノオールの任意の1種以上と芳香族モノオールの任意の1種以上とを組み合わせて使用して、上記実施例と同様にしてウレタン樹脂組成物を調製し、スプレー発泡体試料を作製しても、上記実施例と同様の結果が得られる。
Claims (19)
- ウレタン樹脂組成物であって、
ポリイソシアネート化合物と、
炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテルと、
炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル及び/又はアリールオキシアルカノールと、を含む
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記第1のエーテルの前記1価アルコールの炭素数は、6以下である、
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1又は請求項2に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記第1のエーテルの分子量は、100以上500以下である、
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記第1のエーテルを、前記ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、1質量%以上30質量%以下含む
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記第2のエーテルの前記1価アルコールの炭素数は、11以上20以下である、
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記第2のエーテルのHLB値は、11以上16以下である、
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記第1のエーテル及び前記第2のエーテルの前記ポリアルキレングリコールは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びヘキシレンオキサイドのうちの少なくとも1種に由来する構造を有する、
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記アリールオキシアルカノールが有するアリール基は、フェニル基又はベンジル基である、
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記アリールオキシアルカノールの分子量は、125以上325以下である
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項9のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記第2のエーテル及び/又は前記アリールオキシアルカノールを、前記ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、0.5質量%以上30質量%以下含む
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項10のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
さらに、増粘剤を含む
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項11に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記増粘剤を、前記ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、0.1質量%以上10質量%以下含む
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項11又は請求項12に記載のウレタン樹脂組成物において、
さらに、難燃剤を含み、
前記増粘剤による増粘作用により、前記難燃剤の沈降が防止されている
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項13のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
ポリオール化合物を含まないか、又はポリオール化合物を前記ウレタン樹脂組成物100質量%に対し、1質量%以下含む
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項14のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記ウレタン樹脂組成物から形成される発泡体片が、JIS K 7201-2:2007に準拠して測定される酸素指数が30以上である
ウレタン樹脂組成物。 - 請求項1~請求項15のいずれか1項に記載のウレタン樹脂組成物において、
前記ウレタン樹脂組成物をスプレー発泡法にて石膏ボードに吹き付けて発泡体片を形成したとき、前記発泡体片の前記石膏ボードとの界面に部分的に2mm以上の隙間が存在しない
ウレタン樹脂組成物。 - ウレタン樹脂発泡体であって、
炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテル及びポリイソシアネート化合物が結合してなるポリマーと、
炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル及び/又はアリールオキシアルカノール並びにポリイソシアネート化合物が結合してなるポリマーと、を含む
ウレタン樹脂発泡体。 - ポリイソシアネート化合物と混合して用いるウレタン樹脂組成物の原料組成物であって、
炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテルと、
炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル及び/又はアリールオキシアルカノールと、を含む
ウレタン樹脂組成物の原料組成物。 - ウレタン樹脂組成物の原料キットであって、
炭素数が8以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第1のエーテルと、炭素数が9以上30以下である1価アルコールとポリアルキレングリコールとの第2のエーテル及び/又はアリールオキシアルカノールと、を含む第1の原料と、
ポリイソシアネート化合物を含む第2の原料と、を備える
ウレタン樹脂組成物の原料キット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021042324 | 2021-03-16 | ||
JP2021042324 | 2021-03-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7098209B1 JP7098209B1 (ja) | 2022-07-11 |
JP2022142752A true JP2022142752A (ja) | 2022-09-30 |
Family
ID=81746651
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021177100A Active JP7075154B1 (ja) | 2021-03-16 | 2021-10-29 | ウレタン樹脂組成物、ウレタン樹脂発泡体、ウレタン樹脂組成物の原料組成物及びウレタン樹脂組成物の原料キット |
JP2022033840A Active JP7098209B1 (ja) | 2021-03-16 | 2022-03-04 | ウレタン樹脂組成物、ウレタン樹脂発泡体、ウレタン樹脂組成物の原料組成物及びウレタン樹脂組成物の原料キット |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021177100A Active JP7075154B1 (ja) | 2021-03-16 | 2021-10-29 | ウレタン樹脂組成物、ウレタン樹脂発泡体、ウレタン樹脂組成物の原料組成物及びウレタン樹脂組成物の原料キット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP7075154B1 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001064505A (ja) * | 1999-08-31 | 2001-03-13 | Asahi Denka Kogyo Kk | シーリング材用可塑剤 |
JP2014181283A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Dic Corp | ポリウレタン樹脂用組成物及びこれを用いたポリウレタン樹脂発泡体 |
JP6852949B2 (ja) * | 2016-10-26 | 2021-03-31 | 日清紡ケミカル株式会社 | 硬質ポリウレタンフォームの製造方法 |
-
2021
- 2021-10-29 JP JP2021177100A patent/JP7075154B1/ja active Active
-
2022
- 2022-03-04 JP JP2022033840A patent/JP7098209B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7075154B1 (ja) | 2022-05-25 |
JP2022142718A (ja) | 2022-09-30 |
JP7098209B1 (ja) | 2022-07-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6626590B2 (ja) | 難燃性ウレタン樹脂組成物 | |
JP6885854B2 (ja) | 現場吹き付け用発泡性ポリウレタン組成物 | |
WO2015129850A1 (ja) | 難燃性ポリウレタン発泡体を現場で形成するための現場発泡システム | |
WO2015129844A1 (ja) | 配管または機器用耐火性断熱被覆材 | |
JP7402203B2 (ja) | ウレタン樹脂組成物 | |
JP7007448B2 (ja) | 難燃性硬質ポリウレタン発泡体 | |
JP5671591B2 (ja) | 耐火性ウレタン樹脂組成物 | |
JP6963056B2 (ja) | ポリウレタン組成物 | |
JP6298344B2 (ja) | 難燃性ウレタン樹脂組成物 | |
JP2018030975A (ja) | ウレタン樹脂組成物 | |
JP6378088B2 (ja) | ウレタン樹脂組成物 | |
JP7245286B2 (ja) | ポリオール含有組成物、発泡性ポリウレタン組成物及びポリウレタン発泡体 | |
JP7098209B1 (ja) | ウレタン樹脂組成物、ウレタン樹脂発泡体、ウレタン樹脂組成物の原料組成物及びウレタン樹脂組成物の原料キット | |
JP2018090721A (ja) | 難燃性ウレタン樹脂組成物 | |
JP7493288B2 (ja) | ウレタン樹脂組成物、その原料組成物及び原料キット並びにウレタン樹脂発泡体 | |
JP2017226831A (ja) | 難燃性ウレタン樹脂組成物 | |
JP2017043777A (ja) | 発泡性ポリウレタン組成物及びポリウレタン発泡体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220420 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20220420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220510 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220601 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220621 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220622 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7098209 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |