JP2022141591A - 医用画像処理装置、x線診断装置及び医用画像処理方法 - Google Patents

医用画像処理装置、x線診断装置及び医用画像処理方法 Download PDF

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Kazuhiro Taniyama
久人 竹元
Hisato Takemoto
由康 林
Yoshiyasu Hayashi
智生 藤戸
Tomoki Fujito
紘奈 及川
Hirona Oikawa
雄也 鈴木
Yuya Suzuki
賢治 水谷
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Abstract

【課題】X線画像と超音波画像データとの合成画像において、X線画像に含まれるオブジェクトの視認性を向上させること。【解決手段】実施形態の医用画像処理装置は、X線画像取得部と、超音波画像取得部と、オブジェクト抽出部と、画像生成部とを備える。X線画像取得部は、被検体に関するX線画像を取得する。超音波画像取得部は、前記被検体に関する超音波画像データを取得する。オブジェクト抽出部は、前記X線画像に含まれるオブジェクトを抽出する。画像生成部は、前記X線画像における座標系と前記超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出された前記オブジェクトの位置に基づく処理を前記超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データと前記X線画像とを合成した合成画像を生成する。【選択図】図4

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、医用画像処理装置、X線診断装置及び医用画像処理方法に関する。
被検体の体内に医療デバイスを挿入して行なう種々の治療法が知られている。このような治療を行なう際、被検体のX線画像を収集して表示することにより、術者による医療デバイスの操作を支援することができる。即ち、術者は、X線画像を参照することによって、被検体の体内における治療対象部位や医療デバイスの位置関係を把握しつつ、手技を円滑に進めることができる。
但し、X線画像においては、例えば軟組織など一部の構造が画像上に現れにくい。ここで、超音波画像のような他種の医用画像とX線画像とを合成して表示させることにより、より多くの情報を術者に提供することが可能である。
特許第6297289号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、X線画像と超音波画像データとの合成画像において、X線画像に含まれるオブジェクトの視認性を向上させることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決しようとする課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
実施形態の医用画像処理装置は、X線画像取得部と、超音波画像取得部と、オブジェクト抽出部と、画像生成部とを備える。X線画像取得部は、被検体に関するX線画像を取得する。超音波画像取得部は、前記被検体に関する超音波画像データを取得する。オブジェクト抽出部は、前記X線画像に含まれるオブジェクトを抽出する。画像生成部は、前記X線画像における座標系と前記超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出された前記オブジェクトの位置に基づく処理を前記超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データと前記X線画像とを合成した合成画像を生成する。
図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3Aは、第1の実施形態に係る超音波画像データの一例を示す図である。 図3Bは、第1の実施形態に係る合成画像の生成処理について説明するための図である。 図4は、第1の実施形態に係る超音波画像データに対する処理について説明するための図である。 図5は、第1の実施形態に係る合成画像の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る表示例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置の処理の一連の流れを説明するためのフローチャートである。 図8Aは、第2の実施形態に係る領域設定処理の一例を示す図である。 図8Bは、第2の実施形態に係る領域設定処理の一例を示す図である。 図9Aは、第2の実施形態に係る領域設定処理の一例を示す図である。 図9Bは、第2の実施形態に係る領域設定処理の一例を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係るX線診断装置の構成の一例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、医用画像処理装置、X線診断装置及び医用画像処理方法の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、医用画像処理装置30を含んだ医用画像処理システム1について説明する。図1は、第1の実施形態に係る医用画像処理システム1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、第1の実施形態に係る医用画像処理システム1は、X線診断装置10、超音波診断装置20及び医用画像処理装置30を備える。
図1に示すように、X線診断装置10、超音波診断装置20及び医用画像処理装置30は、ネットワークNWを介して相互に接続される。ネットワークNWを介して接続可能であれば、X線診断装置10、超音波診断装置20及び医用画像処理装置30は任意の場所に設置することができる。例えば、医用画像処理装置30は、X線診断装置10及び超音波診断装置20とは異なる病院或いは他の施設に設置されてもよい。即ち、ネットワークNWは、院内で閉じたローカルネットワークにより構成されてもよいし、インターネットを介したネットワークでもよい。
X線診断装置10は、被検体Pに関するX線画像を収集する装置である。例えば、X線診断装置10は、被検体Pに対する手技が行なわれている間、X線画像の収集及び表示を行なう。一例を挙げると、僧帽弁修復、中隔欠損閉鎖、大動脈弁修復といった構造的心疾患の循環器治療において、術者は、被検体Pの体内にカテーテル等の医療デバイスを挿入して操作する。X線診断装置10は、被検体Pの体内に挿入された医療デバイスや、被検体Pの体内における治療対象部位等についてX線画像を収集し、ディスプレイに表示させることができる。
ここで、図2を用いて、X線診断装置10の一例を説明する。図2は、第1の実施形態に係るX線診断装置10の構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、X線診断装置10は、X線高電圧装置101と、X線管102と、天板103と、検出器104と、入力インタフェース105と、ディスプレイ106と、メモリ107と、処理回路108とを備える。
X線高電圧装置101は、処理回路108による制御の下、X線管102に高電圧を供給する。例えば、X線高電圧装置101は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管102に印加する高電圧を発生する高電圧発生装置と、X線管102が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であってもよい。
X線管102は、熱電子を発生する陰極(フィラメント)と、熱電子の衝突を受けてX線を発生する陽極(ターゲット)とを有する真空管である。X線管102は、X線高電圧装置101から供給される高電圧を用いて陰極から陽極に向けて熱電子を照射することにより、X線を発生する。なお、図2では省略しているが、X線診断装置10は、X線管102のX線照射口付近にX線絞り器を備えてもよい。X線絞り器は、例えば、X線管102により発生されたX線の照射範囲を絞り込むコリメータ、及び、X線管102から曝射されたX線を調節するフィルタから構成される。
天板103は、被検体Pを載せるベッドであり、図示しない寝台装置の上に配置される。なお、被検体Pは、X線診断装置10に含まれない。例えば、寝台装置は、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構を有し、後述する処理回路108による制御の下、駆動機構を動作させることによって天板103を制御する。例えば、寝台装置は、処理回路108から受け付けた制御信号に応じて駆動電圧を駆動機構に付加することにより、天板103を平行移動させたり傾斜させたりする。
検出器104は、例えば、マトリクス状に配列された検出素子を有するX線平面検出器(Flat Panel Detector:FPD)である。検出器104は、X線管102から照射されて被検体Pを透過したX線を検出し、検出したX線量に対応した検出信号を処理回路108へと出力する。なお、検出器104は、グリッド、シンチレータアレイ及び光センサアレイを有する間接変換型の検出器であってもよいし、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。
なお、検出器104は、天板103の下の所定の位置に配置されてもよいし、移動可能に構成されてもよい。また、X線管102と検出器104とは別の支持器によって保持されてもよいし、例えばCアーム等の支持器によって一体的に保持されてもよい。また、図2においてはX線管102が被検体Pの上方に位置するオーバーチューブ型の構成を図示するが、X線診断装置10は、X線管102が被検体Pの下方に位置するアンダーチューブ型に構成されていても構わない。
入力インタフェース105は、術者等のユーザから各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路108に出力する。例えば、入力インタフェース105は、マウスやキーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、操作面へ触れることで入力操作を行うタッチパッド、表示画面とタッチパッドとが一体化されたタッチスクリーン、光学センサを用いた非接触入力回路、音声入力回路等により実現される。なお、入力インタフェース105は、X線診断装置10本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。また、入力インタフェース105は、モーションキャプチャによりユーザからの入力操作を受け付ける回路であっても構わない。一例を挙げると、入力インタフェース105は、トラッカーを介して取得した信号やユーザについて収集された画像を処理することにより、ユーザの体動や視線等を入力操作として受け付けることができる。また、入力インタフェース105は、マウスやキーボード等の物理的な操作部品を備えるものだけに限られない。例えば、X線診断装置10とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路108へ出力する電気信号の処理回路も、入力インタフェース105の例に含まれる。
ディスプレイ106は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ106は、処理回路108による制御の下、ユーザの指示を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)や、X線画像等の医用画像を表示する。例えば、ディスプレイ106は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイである。なお、ディスプレイ106はデスクトップ型でもよいし、処理回路108と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。
メモリ107は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等により実現される。例えば、メモリ107は、X線画像等の各種の医用画像や、処理回路108によって読み出されて実行される各種機能に対応するプログラムを記憶する。
処理回路108は、収集機能108a及び出力機能108bを実行することで、X線診断装置10全体の動作を制御する。
例えば、処理回路108は、メモリ107から収集機能108aに相当するプログラムを読み出して実行することにより、被検体Pに関するX線画像を収集する。なお、収集機能108aは、収集部の一例である。例えば、収集機能108aは、X線高電圧装置101を制御し、X線管102に供給する電圧を調整することで、被検体Pに対して照射されるX線量やオン/オフを制御する。また、収集機能108aは、X線管102や天板103を含む撮像系の動作を制御することで、撮像範囲や撮像角度を制御する。また、収集機能108aは、検出器104から受信した検出信号に基づいてX線画像を生成する。なお、収集機能108aは、生成したX線画像について各種画像処理を行なってもよい。例えば、収集機能108aは、生成したX線画像に対して、画像処理フィルタによるノイズ低減処理や散乱線補正を実行する。
また、例えば、処理回路108は、メモリ107から出力機能108bに相当するプログラムを読み出して実行することにより、収集機能108aによって収集されたX線画像の出力を行なう。例えば、出力機能108bは、X線画像をディスプレイ106に表示させる。また、例えば、出力機能108bは、ネットワークNWを介してX線画像を外部装置に送信する。一例を挙げると、出力機能108bは、X線画像を医用画像処理装置30に送信する。別の例を挙げると、出力機能108bは、X線画像を図示しない画像保管装置に送信する。当該画像保管装置は、例えば、PACS(Picture Archiving and Communication System)のサーバである。
図2に示すX線診断装置10においては、各処理機能がコンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ107へ記憶されている。処理回路108は、メモリ107からプログラムを読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、プログラムを読み出した状態の処理回路108は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。
なお、図2においては単一の処理回路108にて、収集機能108a及び出力機能108bが実現するものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路108を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。また、処理回路108が有する各処理機能は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。
図1に戻って説明を続ける。図1に示す超音波診断装置20は、被検体Pに関する超音波画像データを収集する装置である。例えば、超音波診断装置20は、被検体Pに対する手技が行なわれている間、超音波プローブを用いた超音波の送受信を行なうことで超音波画像データを収集する。ここで、超音波診断装置20によって収集された超音波画像データはX線診断装置10によって収集されたX線画像と合成される。X線画像と超音波画像データとの合成画像については後述する。
例えば、超音波診断装置20が備える超音波プローブは、被検体Pの体内に挿入された医療デバイスや、被検体Pの体内における治療対象部位等が撮像範囲に含まれるように、被検体Pに対する位置や向きが調整される。ここで、超音波プローブの種類については特に限定されるものではない。例えば、超音波プローブは、TEE(transesophageal echocardiography:経食道心エコー用超音波)プローブ等の体腔内プローブであってもよいし、被検体Pの体表面に装着される体表面プローブであってもよい。
例えば、超音波診断装置20が備える超音波プローブは、複数の振動子(例えば、圧電振動子)を有する。超音波診断装置20は、これら複数の振動子を駆動させることで超音波を発生する。また、複数の振動子は、被検体Pからの反射波を受信して電気信号に変換する。即ち、被検体Pに対して超音波が送信されると、送信された超音波は、被検体Pの体内組織における音響インピーダンスの不連続面で次々と反射され、反射波信号(エコー信号)として超音波プローブが有する複数の振動子にて受信される。受信される反射波信号の振幅は、超音波が反射される不連続面における音響インピーダンスの差に依存する。なお、送信された超音波パルスが、移動している血流や心臓壁等の表面で反射された場合の反射波信号は、ドプラ効果により、移動体の超音波送信方向に対する速度成分に依存して周波数偏移を受ける。
なお、超音波診断装置20が備える超音波プローブは、複数の圧電振動子が一列で配置された1次元超音波プローブであってもよいし、一列に配置された複数の圧電振動子が機械的に揺動される1次元超音波プローブであってもよいし、複数の圧電振動子が格子状に2次元で配置された2次元超音波プローブであってもよい。
更に、超音波診断装置20は、超音波プローブが受信した反射波信号に基づいて超音波画像データを生成する。例えば、超音波診断装置20は、プリアンプ、A/D(Analog/Digital)変換器、受信遅延部、加算器等を有し、超音波プローブが受信した反射波信号に対して各種処理を行って反射波データを生成する。例えば、超音波診断装置20は、超音波プローブからの超音波ビームの送信方向を制御して被検体Pの3次元領域を走査させ、超音波プローブが受信した反射波信号から3次元の反射波データを生成する。
超音波診断装置20は、反射波データに基づく超音波画像データを生成して、医用画像処理装置30に送信する。ここで、超音波画像データの種類については特に限定されるものではなく、例えばBモード画像であってもよいし、ドブラ画像であってもよい。例えば、超音波診断装置20は、反射波データに対して、対数増幅、包絡線検波処理等を行なうことで、サンプル点ごとの信号強度が輝度の明るさで表現されるBモード画像を生成することができる。また、超音波診断装置20は、反射波データに基づいて、移動体のドプラ効果に基づく運動情報を走査領域内の各サンプル点で抽出することで、ドプラ画像を生成することができる。
医用画像処理装置30は、例えば図1に示すように、入力インタフェース31と、ディスプレイ32と、メモリ33と、処理回路34とを有する。
入力インタフェース31、ディスプレイ32及びメモリ33については、上述した入力インタフェース105、ディスプレイ106及びメモリ107と同様にして構成することができる。例えば、入力インタフェース31は、ユーザから各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路34に出力する。ディスプレイ32は、処理回路34による制御の下、ユーザの指示を受け付けるためのGUIや、X線画像、超音波画像データ、又はこれらの合成画像といった各種の医用画像を表示する。メモリ33は、X線画像、超音波画像データ、又はこれらの合成画像といった各種の医用画像を記憶したり、処理回路34によって読み出されて実行される各種機能に対応するプログラムを記憶したりする。
処理回路34は、X線画像取得機能34a、超音波画像取得機能34b、オブジェクト抽出機能34c、画像生成機能34d及び出力機能34eを実行することで、医用画像処理装置30全体の動作を制御する。X線画像取得機能34aは、X線画像取得部の一例である。超音波画像取得機能34bは、超音波画像取得部の一例である。オブジェクト抽出機能34cは、オブジェクト抽出部の一例である。画像生成機能34dは、画像生成部の一例である。出力機能34eは、出力部の一例である。
例えば、処理回路34は、X線画像取得機能34aに対応するプログラムをメモリ33から読み出して実行することにより、被検体Pに関するX線画像を取得する。例えば、X線診断装置10は、X線管102から被検体Pに対してX線を照射させるとともに、被検体Pを透過したX線を検出器104で検出することにより、X線画像を収集する。また、X線画像取得機能34aは、X線診断装置10によって収集されたX線画像を、ネットワークNWを介して取得する。X線画像取得機能34aは、X線診断装置10から直接的にX線画像を取得してもよいし、画像保管装置等の他の装置を介して取得してもよい。
また、例えば、処理回路34は、超音波画像取得機能34bに対応するプログラムをメモリ33から読み出して実行することにより、被検体Pに関する超音波画像データを取得する。例えば、超音波診断装置20は、超音波プローブを用いた超音波の送受信を制御することにより、超音波画像データを収集する。また、超音波画像取得機能34bは、超音波診断装置20によって収集された超音波画像データを、ネットワークNWを介して取得する。超音波画像取得機能34bは、超音波診断装置20から直接的に超音波画像データを取得してもよいし、画像保管装置等の他の装置を介して取得してもよい。
また、例えば、処理回路34は、オブジェクト抽出機能34cに対応するプログラムをメモリ33から読み出して実行することにより、X線画像に含まれるオブジェクトを抽出する。また、例えば、処理回路34は、画像生成機能34dに対応するプログラムをメモリ33から読み出して実行することにより、X線画像における座標系と超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出されたオブジェクトの位置に基づく処理を超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データとX線画像とを合成した合成画像を生成する。また、例えば、処理回路34は、出力機能34eに対応するプログラムをメモリ33から読み出して実行することにより、画像生成機能34dによって生成された合成画像を出力する。オブジェクト抽出機能34c、画像生成機能34d及び出力機能34eによる処理については後述する。
図1に示す医用画像処理装置30においては、各処理機能がコンピュータによって実行可能なプログラムの形態でメモリ33へ記憶されている。処理回路34は、メモリ33からプログラムを読み出して実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路34は、読み出したプログラムに対応する機能を有することとなる。
なお、図1においては単一の処理回路34にて、X線画像取得機能34a、超音波画像取得機能34b、オブジェクト抽出機能34c、画像生成機能34d及び出力機能34eが実現するものとして説明したが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路34を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。また、処理回路34が有する各処理機能は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。
以上、医用画像処理システム1の構成例について説明した。かかる構成のもと、医用画像処理システム1における医用画像処理装置30は、処理回路34による処理により、X線画像と超音波画像データとの合成画像において、X線画像に含まれるオブジェクトの視認性を向上させる。
まず、X線画像と超音波画像データとの合成画像を生成して表示するまでの一連の処理について説明する。例えば、循環器治療等の手技が開始された後、X線診断装置10は被検体PからX線画像を収集し、超音波診断装置20は被検体Pから超音波画像データを収集する。以下では一例として、X線診断装置10によってX線画像I1が収集される場合について説明する。X線画像I1は、X線照射方向と直交した2軸を有する2次元画像データである。また、以下では一例として、超音波診断装置20によって超音波画像データI2が収集される場合について説明する。例えば図3Aに示すように、超音波画像データI2は3次元画像データ(ボリュームデータ)である。図3Aは、第1の実施形態に係る超音波画像データI2の一例を示す図である。
X線画像取得機能34aは、X線診断装置10によって収集されたX線画像I1を、ネットワークNWを介して取得する。また、超音波画像取得機能34bは、超音波診断装置20によって収集された超音波画像データI2を、ネットワークNWを介して取得する。次に、画像生成機能34dは、X線画像I1と超音波画像データI2との合成画像を生成する。
具体的には、画像生成機能34dは、まず、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定する。言い換えると、画像生成機能34dは、X線画像I1と超音波画像データI2との位置合わせを行なう。
例えば、画像生成機能34dは、超音波画像データI2の収集に用いられた超音波プローブQをX線画像I1から抽出することにより、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定する。即ち、超音波プローブQの配置によっては、図3Bに示すように、X線画像I1の撮像範囲に超音波プローブQが含まれている場合がある。画像生成機能34dは、X線画像I1を解析して超音波プローブQの位置及び向きを特定することにより、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定する。なお、図3Bは、第1の実施形態に係る合成画像の生成処理について説明するための図である。
一例を挙げると、画像生成機能34dは、超音波プローブQを示す3Dモデルを用いて、X線画像I1から超音波プローブQを抽出する。超音波プローブQを示す3Dモデルは、例えば超音波プローブQを撮像した3次元画像データから生成することができる。一例を挙げると、超音波プローブQを示す3Dモデルは、X線CT(Computed Tomography)装置によって超音波プローブQを撮像したX線CT画像(ボリュームデータ)から生成することができる。或いは、超音波プローブQを示す3Dモデルは、CAD(Computer-Aided Design)データであってもよい。
画像生成機能34dは、X線画像I1に対して、超音波プローブQを示す3Dモデルをマッチングさせることで、X線画像I1の座標系における超音波プローブQの位置及び向きを特定する。例えば、画像生成機能34dは、超音波プローブQを示す3Dモデルを平面上に仮想的に投影することで、投影方向毎に、超音波プローブQの任意の位置及び向きと、X線画像I1の座標系とを対応付けることができる。また、X線診断装置10の支持器角度等から、X線画像I1の収集時における投影方向(X線照射方向)は既知である。そして、画像生成機能34dは、X線画像I1に対して超音波プローブQを示す3Dモデルをマッチングさせることで、X線画像I1が収集された時点での超音波プローブQの位置及び向きを特定することができる。
ここで、超音波画像データI2の撮像時、超音波診断装置20は、超音波プローブQの振動子から超音波ビームを送信させる。また、超音波診断装置20は、撮像条件に従って超音波ビームの送信方向を制御して、被検体Pの3次元領域を走査させる。超音波画像データI2は、この3次元の走査領域について生成されるものであるため、超音波プローブQに対する超音波画像データI2の位置及び向きは、撮像条件から明らかである。従って、画像生成機能34dは、X線画像I1の座標系における超音波プローブQの位置及び向きを特定することにより、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定することができる。
なお、超音波プローブQをX線画像I1から抽出することによってX線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定する場合について説明したが、実施形態はこれに限定されるものではない。即ち、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定する手法については特に限定されるものではなく、任意の手法を採用することができる。
例えば、超音波プローブQにX線不透過のマーカが取り付けられている場合、画像生成機能34dは、これらのマーカをX線画像I1から抽出してもよい。このようなマーカは、X線画像I1上に明瞭に描出されるため、容易且つ正確に位置を特定することが可能である。例えば、3つのマーカが取り付けられている場合、画像生成機能34dは、超音波プローブQに対するマーカの位置と、X線画像I1上でのマーカ相互間の距離とに基づいて、X線画像I1の座標系における超音波プローブQの位置及び向きを特定することができる。なお、X線不透過のマーカは、超音波プローブQを被検体Pに装着するための固定具(ベルト等)に取り付けられてもよい。
別の例を挙げると、超音波プローブQにセンサが取り付けられている場合、画像生成機能34dは、X線画像I1の座標系における超音波プローブQの位置及び向きをセンサで検出することにより、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定することができる。なお、センサは、超音波プローブQを被検体Pに装着するための固定具に取り付けられてもよい。
X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定した後、画像生成機能34dは、特定した位置関係に従って、X線画像I1と超音波画像データI2との合成画像を生成することができる。例えば、画像生成機能34dは、図3Bに示すように、X線画像I1上の対応する位置に、超音波画像データI2を重畳表示させる。例えば、超音波画像データI2が3次元画像データ(ボリュームデータ)である場合、画像生成機能34dは、X線画像I1を収集した際のX線照射方向にレンダリング処理を行なって2次元の超音波画像データを生成し、当該2次元の超音波画像データとX線画像I1との合成画像を生成する。
出力機能34eは、生成された合成画像をディスプレイ32に表示させる。或いは、出力機能34eは、生成された合成画像を他の装置に送信し、当該他の装置において合成画像の表示が行なわれてもよい。例えば、出力機能34eは、生成された合成画像をX線診断装置10に送信する。この場合、出力機能108bは、合成画像をディスプレイ106に表示させることができる。
X線画像I1と超音波画像データI2との合成画像を参照することにより、ユーザは、被検体Pの体内に挿入された医療デバイスや、造影剤により造影された血管、軟組織等の位置や形状を効率的に把握することができる。但し、図3Bに示すように、合成画像においては、X線画像I1の一部に超音波画像データI2が重なっている。従って、ユーザが操作する医療デバイス等のオブジェクトがX線画像I1に現れている場合において、当該オブジェクトが超音波画像データI2に隠れてしまう場合がある。そこで、医用画像処理装置30は、X線画像I1と超音波画像データI2との合成画像を生成する際、以下の処理を更に行なうことで、X線画像I1に含まれるオブジェクトの視認性を向上させる。
具体的には、X線画像取得機能34aがX線画像I1を取得した後、オブジェクト抽出機能34cは、X線画像I1に含まれるオブジェクトを抽出する。ここで、オブジェクトとは、例えばユーザが着目する対象である。オブジェクトの具体例としては、ユーザが操作する医療デバイスや、医療デバイスの進行方向の血管、治療対象部位などを挙げることができる。オブジェクトについてはプリセットされてもよいし、ユーザが適宜選択することとしてもよい。
X線画像I1からオブジェクトを抽出する手法については特に限定されるものではない。例えば、ガイドワイヤ、カテーテル、ステント等の医療デバイスをオブジェクトとする場合、オブジェクト抽出機能34cは、医療デバイスの形状に基づくマッチング処理を行なうことで、X線画像I1に含まれるオブジェクトを抽出することができる。また、例えば、オブジェクト抽出機能34cは、閾値処理や機械学習等の手法によって、オブジェクトを抽出することもできる。或いは、オブジェクト抽出機能34cは、X線画像I1を参照したユーザからオブジェクトを指定する操作を受け付けることにより、オブジェクトを抽出することとしても構わない。
次に、画像生成機能34dは、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係に従って、抽出されたオブジェクトの位置に基づく処理を超音波画像データI2に対して行なう。例えば、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうち、抽出されたオブジェクトの位置に応じた領域の透過度を変化させる。
例えば、画像生成機能34dは、まず、X線画像I1において抽出されたオブジェクトの位置に応じて、超音波画像データI2に対して領域Rを設定する。具体的には、X線画像I1は、X線照射方向と直交した2軸を有する2次元画像データであり、オブジェクトの位置は、2次元の座標として特定することができる。そこで、画像生成機能34dは、オブジェクトの位置に相当する座標を通り且つX線照射方向に平行な軸を設定し、設定した軸を含むように領域Rを設定する。
例えば、オブジェクト抽出機能34cは、図4に示すように、X線画像に含まれるオブジェクトDを抽出する。なお、図4においては一例として、オブジェクトDがステントである場合を示す。次に、画像生成機能34dは、オブジェクトDの位置に応じて、超音波画像データI2に対して、X線照射方向(画像観察方向)から見て円形となるように領域Rを設定する。具体的には、画像生成機能34dは、オブジェクトDの位置に相当する座標を通り且つX線照射方向に平行な軸を設定し、設定した軸が底面の中心を通るとともに当該軸と高さ方向が平行となる円柱を定義する。そして、画像生成機能34dは、定義した円柱と超音波画像データI2とで重なる領域を、領域Rとして設定する。なお、図4は、第1の実施形態に係る超音波画像データI2に対する処理について説明するための図である。
領域Rを設定した後、画像生成機能34dは、超音波画像データI2に対する処理を実行する。例えば、画像生成機能34dは、領域Rを非表示にする。言い換えると、画像生成機能34dは、領域Rの透過度を「100%」に変更する。なお、オブジェクトDの位置に基づく処理を行なった後の超音波画像データI2については、処理済み超音波画像データI2’とも記載する。
そして、画像生成機能34dは、図5に示すように、処理済み超音波画像データI2’とX線画像I1とを合成した合成画像I3を生成する。例えば、画像生成機能34dは、処理済み超音波画像データI2’に対してX線照射方向のレンダリング処理を行なって2次元の超音波画像を生成し、当該2次元の超音波画像とX線画像I1とを合成して、合成画像I3を生成する。なお、レンダリング処理の種類については特に限定されるものではないが、一例としては、ボリュームデータから3次元の情報を反映した2次元画像データを生成するボリュームレンダリング(Volume Rendering:VR)処理を挙げることができる。また、図5は、第1の実施形態に係る合成画像の一例を示す図である。
出力機能34eは、合成画像I3をディスプレイ32に表示させる。或いは、出力機能34eは、合成画像I3を他の装置に送信し、当該他の装置において合成画像I3の表示が行なわれてもよい。例えば、出力機能34eは、生成された合成画像I3をX線診断装置10に送信する。この場合、出力機能108bは、合成画像I3をディスプレイ106に表示させることができる。
合成画像I3を参照することにより、ユーザは、被検体Pの体内に挿入された医療デバイスや、造影剤により造影された血管、軟組織等の位置や形状を効率的に把握することができる。特に、図5に示す場合、ステントであるオブジェクトDの位置と超音波画像データI2の撮像範囲とが重なっているが、超音波画像データI2の一部が非表示とされていることにより、ユーザは、オブジェクトDについても視認することができる。即ち、医用画像処理装置30は、X線画像I1と超音波画像データI2との合成画像I3において、X線画像I1に含まれるオブジェクトDの視認性を向上させることができる。
なお、図5においては、超音波画像データI2の領域Rが非表示となっているが、領域Rの表示/非表示は切り替え可能としてもよい。例えば、出力機能34eは、合成画像I3をディスプレイ32に表示させるとともに、ユーザからの入力操作に応じて領域Rの表示/非表示を切り替える。一例を挙げると、ユーザは、マウス等のポインティングデバイスを操作する。そして、出力機能34eは、合成画像I3がマウスカーソルでクリックされたり、UI上の所定のボタンが押されたりしたことをトリガとして、領域Rの表示/非表示を切り替えることができる。
また、図5においては、処理済み超音波画像データI2’とX線画像I1とを合成した合成画像I3の表示を行なう場合について説明したが、当該合成画像I3と共に、X線画像I1を更に表示させてもよい。例えば、出力機能34eは、図6に示すように、合成画像I3とX線画像I1とを並べて表示させる。これにより、オブジェクトDの視認性を更に向上させることができる。即ち、合成画像I3においても、領域Rが非表示となることによりオブジェクトDを視認することはできるが、オブジェクトDの周辺領域は処理済み超音波画像データI2’によって隠れた状態となっている。ここで、図6の表示例によれば、周辺領域も含めてオブジェクトDを観察することが可能となる。
その他、出力機能34eは、種々の画像データと共に合成画像I3を表示させることができる。例えば、出力機能34eは、合成画像I3と、領域Rが設けられていない状態の超音波画像データI2とを並べて表示させてもよい。また、例えば、出力機能34eは、合成画像I3と、X線画像I1と、領域Rが設けられていない状態の超音波画像データI2とを並べて表示させてもよい。
また、図4及び図5においては、X線照射方向から見て領域Rが円形となる場合について説明したが、領域Rの形状については任意に変更が可能である。例えば、画像生成機能34dは、任意形状の底面を有する柱状領域を定義し、定義した円柱と超音波画像データI2とで重なる領域を領域Rとして設定してもよい。一例を挙げると、画像生成機能34dは、オブジェクトDの形状に応じた底面を有する柱状領域を定義し、定義した柱状領域と超音波画像データI2とで重なる領域を領域Rとして設定してもよい。即ち、画像生成機能34dは、オブジェクトDの位置及び形状に基づく処理を超音波画像データI2に対して行なうこととしてもよい。
その他、領域Rの形状については種々の変形が可能である。例えば、画像生成機能34dは、X線照射方向と平行でない高さ方向を有する柱状領域を定義し、定義した柱状領域と超音波画像データI2とで重なる領域を領域Rとして設定してもよい。或いは、画像生成機能34dは、領域Rを柱状でない形状にしてもよい。例えば、画像生成機能34dは、領域Rとして球状や錘状の領域を設定してもよい。
また、図4及び図5においては、領域Rを非表示にする場合について説明したが、画像生成機能34dは、領域Rを半透明にすることとしてもよい。例えば、画像生成機能34dは、超音波画像データI2における領域Rの透過度を「0%」から「100%」までの任意の値に変更してもよい。また、この場合の透過度について、ユーザが任意に変更できることとしても構わない。例えば、画像生成機能34dは、超音波画像データI2における領域Rを所定の透過度に変更して処理済み超音波画像データI2’を生成し、処理済み超音波画像データI2’とX線画像I1とを合成した合成画像I3を生成する。また、出力機能34eは、合成画像I3をディスプレイ32に表示させるとともに、ユーザからの入力操作に応じて領域Rの透過度を変化させる。一例を挙げると、ユーザは、マウス等のポインティングデバイスを操作する。そして、出力機能34eは、マウスホイールの回転やUI上の所定のバーの操作に応じて、領域Rの透過度を変化させる。
また、図4においては、超音波画像データI2が3次元の画像データであり、領域Rについても3次元で設定する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、超音波画像データI2を2次元の画像データとし、領域Rを2次元で設定することとしてもよい。
この場合、超音波画像取得機能34bは、超音波画像データI2を2次元の画像データとして取得する。例えば、超音波画像取得機能34bは、ネットワークNWを介して超音波診断装置20から3次元の超音波画像データを取得し、取得した3次元の超音波画像データに対してX線照射方向のレンダリング処理を行なうことで、2次元の超音波画像データI2を取得する。或いは、レンダリング処理は超音波診断装置20において行なうこととし、超音波画像取得機能34bは、ネットワークNWを介して超音波診断装置20から2次元の超音波画像データI2を取得することもできる。そして、オブジェクト抽出機能34cによってX線画像I1からオブジェクトDが抽出された後、画像生成機能34dは、領域Rとして、2次元の超音波画像データI2のうちオブジェクトDの位置に応じた2次元領域を設定する。また、画像生成機能34dは、2次元で設定した領域Rの透過度を変化させることで、処理済み超音波画像データI2’を生成する。即ち、画像生成機能34dは、領域Rを3次元領域として各ボクセルの透過度を変化させてもよいし、領域Rを2次元領域として各ピクセルの透過度を変化させてもよい。
次に、医用画像処理装置30による処理の手順の一例を、図7を用いて説明する。図7は、第1の実施形態に係る医用画像処理装置30の処理の一連の流れを説明するためのフローチャートである。ステップS101及びステップS107は、X線画像取得機能34a及び超音波画像取得機能34bに対応する。ステップS103は、オブジェクト抽出機能34cに対応する。ステップS102、ステップS104及びステップS105は、画像生成機能34dに対応する。ステップS106は、出力機能34eに対応する。
まず、処理回路34は、X線画像I1及び超音波画像データI2を取得する(ステップS101)。次に、処理回路34は、X線画像I1及び超音波画像データI2の位置合わせを行なう(ステップS102)。即ち、処理回路34は、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係を特定する。
次に、処理回路34は、X線画像I1からオブジェクトDを抽出する(ステップS103)。次に、処理回路34は、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係に従って、抽出されたオブジェクトDの位置に基づく処理を超音波画像データI2に対して行ない、処理済み超音波画像データI2’を生成する(ステップS104)。次に、処理回路34は、X線画像I1と処理済み超音波画像データI2’とを合成して合成画像I3を生成し(ステップS105)、生成した合成画像I3をディスプレイ32に表示させる(ステップS106)。
次に、処理回路34は、新たな画像の有無を判定し(ステップS107)、新たな画像がある場合には当該新たな画像を取得し(ステップS107肯定)、ステップS102に再度移行する。即ち、被検体Pに対する手技が行なわれている間、X線診断装置10は、所定のフレームレートでX線画像I1を繰り返し撮像することができる。同様に、超音波診断装置20は、所定のフレームレートで超音波画像データI2を繰り返し撮像することができる。このような場合、処理回路34は、新たなX線画像I1や超音波画像データI2を順次取得できるため、新たな画像がある場合には、当該新たな画像を取得し、当該新たな画像に基づいてステップS102~ステップS106を再度行ない、表示する合成画像I3をリアルタイムに更新することができる。一方で、ステップS107において新たな画像がないと判定した場合(ステップS107否定)、処理回路34は、処理を終了する。
例えば、被検体Pに対する手技が行なわれている間、X線診断装置10及び超音波診断装置20は、それぞれX線画像I1及び超音波画像データI2をリアルタイムに収集する。この場合、処理回路34は、X線診断装置10によって被検体PからX線画像I1が新たに収集されるごとに当該X線画像I1を順次取得し、超音波診断装置20によって被検体Pから超音波画像データI2が新たに収集されるごとに当該超音波画像データI2を順次取得する。また、処理回路34は、新たに取得したX線画像I1からオブジェクトDを順次抽出する。また、処理回路34は、抽出したオブジェクトDの位置に基づく処理を、新たに取得した超音波画像データI2に対して順次行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データI2’と、新たに取得したX線画像I1とを合成した合成画像I3を順次生成する。そして、処理回路34は、生成した合成画像I3をディスプレイ32に順次表示させる。この場合、ディスプレイ32に表示される合成画像I3は、順次更新されるリアルタイム画像となる。
なお、ステップS107においては、X線画像I1及び超音波画像データI2のいずれか一方を新たに取得した場合に、新たな画像があると判定してもよい。例えば、X線画像I1がリアルタイムに収集される一方で、超音波画像データI2の収集は行なわれないというケースが想定される。例えば、超音波画像データI2として、リアルタイムの画像でなく、例えば手技の開始前に収集された画像を用いることが可能である。このような場合、処理回路34は、ステップS102からステップS107までの処理を繰り返し実行することで、合成画像I3のうち超音波画像データI2に基づく部分は更新できないものの、X線画像I1に基づく部分を順次更新してリアルタイム表示させることができる。
或いは、超音波画像データI2がリアルタイムに収集される一方で、X線画像I1の収集は行なわれないというケースが想定される。一例を挙げると、X線画像の収集を継続している間は被ばくが生じることから、最後に収集されたX線画像をリアルタイム画像に代えて表示させるラストイメージホールド(LIH:Last Image Hold)という技術が知られている。X線画像I1として、リアルタイムの画像でなく、LIHを用いることが可能である。このような場合、処理回路34は、ステップS102からステップS107までの処理を繰り返し実行することで、合成画像I3のうちX線画像I1に基づく部分は更新できないものの、超音波画像データI2に基づく部分を順次更新してリアルタイム表示させることができる。
また、図7は、ステップS107で新たな画像があると判定した場合にステップS102に移行する場合を示すが、ステップS102を省略してステップS103に移行することとしても構わない。即ち、ステップS107においてX線画像I1及び超音波画像データI2の少なくとも一方を新たに取得したとしても、撮像角度の変更や被検体Pの体動等が特にない場合には、過去に特定された位置関係に従ってステップS104の処理を再度実行することとしても構わない。
上述したように、第1の実施形態によれば、X線画像取得機能34aは、被検体Pに関するX線画像I1を取得する。超音波画像取得機能34bは、被検体Pに関する超音波画像データI2を取得する。オブジェクト抽出機能34cは、X線画像I1に含まれるオブジェクトDを抽出する。画像生成機能34dは、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係に従って、抽出されたオブジェクトDの位置に基づく処理を超音波画像データI2に対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データI2’とX線画像I1とを合成した合成画像I3を生成する。これにより、第1の実施形態に係る医用画像処理装置30は、X線画像I1と超音波画像データI2との合成画像I3において、X線画像I1に含まれるオブジェクトDの視認性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
上述した第1の実施形態では、1つのX線画像I1に基づいて領域Rの設定を行なう場合について説明した。これに対し、第2の実施形態では、複数のX線画像I1に基づいて領域Rの設定を行なう場合について説明する。第2の実施形態に係る医用画像処理システム1は、図1に示した医用画像処理システム1と同様の構成を有し、画像生成機能34dによる処理の一部が相違する。第1の実施形態において説明した構成と同様の構成を有する点については、図1及び図2と同一の符号を付し、説明を省略する。
例えば、心疾患の治療に用いられるステント等の医療デバイスは、心拍等の影響を受けて、被検体Pの体内において位置が変動する場合がある。このような医療デバイスについて経時的に複数のX線画像I1を収集する場合、X線画像I1上の医療デバイスの位置は心位相ごとに変化する。
以下、複数のX線画像I1を用いて領域Rの設定を行なう場合について、図8A、図8B、図9A、及び図9Bを用いて説明する。なお、複数のX線画像I1は、経時的に収集された複数時相のX線画像である。図8A、図8B、図9A及び図9Bは、第2の実施形態に係る領域設定処理の一例を示す図である。
例えば、X線診断装置10は、時間T1においてX線画像I11を収集し、時間T2においてX線画像I12を収集し、時間T3においてX線画像I13を収集する。X線画像I11~I13は、X線画像I1の一例である。この場合、図8Aに示すように、時間T1における医療デバイス(以下、オブジェクトD1とする)の位置と、時間T2における医療デバイス(以下、オブジェクトD2とする)の位置と、時間T3における医療デバイス(以下、オブジェクトD3とする)の位置とは、互いに異なっている場合がある。
オブジェクト抽出機能34cは、X線画像I11に含まれるオブジェクトD1を抽出し、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうちオブジェクトD1の位置に応じた領域R1を設定する。同様に、オブジェクト抽出機能34cは、X線画像I12に含まれるオブジェクトD2を抽出し、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうちオブジェクトD2の位置に応じた領域R2を設定する。同様に、オブジェクト抽出機能34cは、X線画像I13に含まれるオブジェクトD3を抽出し、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうちオブジェクトD3の位置に応じた領域R3を設定する。なお、図8Aに示す領域R1~R3は、抽出されたオブジェクトDの位置及び形状に基づく楕円形の領域である。
ここで、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうち領域R1の透過度を変化させた処理済み超音波画像データI21’を生成し、処理済み超音波画像データI21’とX線画像I11とを合成した合成画像I31を生成することができる。同様に、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうち領域R2の透過度を変化させた処理済み超音波画像データI22’を生成し、処理済み超音波画像データI22’とX線画像I12とを合成した合成画像I32を生成することができる。同様に、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうち領域R3の透過度を変化させた処理済み超音波画像データI23’を生成し、処理済み超音波画像データI23’とX線画像I13とを合成した合成画像I33を生成することができる。
但し、合成画像I31、合成画像I32、合成画像I33等を順次表示させる場合、透過度を変化せた領域Rの位置が順次移動してしまい、視認しにくくなる場合がある。また、心拍等の影響で移動するオブジェクトDを複数のX線画像I1それぞれから正確に抽出することは難しく、設定される領域Rの追従性が不十分となってしまう場合がある。
そこで、画像生成機能34dは、複数のX線画像I1のそれぞれに対応するオブジェクトDの複数の位置に応じて領域Rを設定する。即ち、画像生成機能34dは、1つのX線画像I1から1つの領域Rを設定するのではなく、複数のX線画像I1から1つの領域Rを設定する。
例えば、画像生成機能34dは、図8Aに示した領域R1~R3を結合した単一の結合領域を設定し、当該結合領域の透過度を変化させる。この結合領域における各位置の透過度は、例えば、図8Bに示すようにプロファイルすることができる。具体的には、図8Aに示す線分A-B上には、オブジェクトD1~D3のそれぞれの位置が含まれる。画像生成機能34dは、オブジェクトD1~D3のそれぞれの位置における透過度が、他の位置と比較して高くなるように、透過度をプロファイルする。
画像生成機能34dは、図8Bに示す透過度のプロファイルに従って、超音波画像データI2の各位置の透過度を変化させた処理済み超音波画像データI24’を生成する。また、画像生成機能34dは、処理済み超音波画像データI24’とX線画像I11とを合成した合成画像I34を生成する。また、画像生成機能34dは、処理済み超音波画像データI24’とX線画像I12とを合成した合成画像I35を生成する。また、画像生成機能34dは、処理済み超音波画像データI24’とX線画像I13とを合成した合成画像I36を生成する。
合成画像I34、合成画像I35、合成画像I36等を順次表示させる場合、透過度を変化せた領域R(領域R1~R3の結合領域)の位置は移動せず、視認性の低下は生じない。また、複数のX線画像I1のいずれかにおいてオブジェクトDの抽出が不正確であっても、多くの場合、オブジェクトDは領域Rに含まれる。即ち、図8A及び図8Bに示す場合、移動するオブジェクトDへの追従性が不十分であっても、視認性の低下を抑制することができる。
或いは、画像生成機能34dは、図9Aに示すように、オブジェクトD1~D3を包含する単一の領域R4を設定してもよい。領域R4における各位置の透過度は、例えば、図9Bに示すようにプロファイルすることができる。即ち、画像生成機能34dは、領域R4における透過度が、他の位置と比較して高くなるように、線分A-B上の各位置について透過度をプロファイルする。
画像生成機能34dは、図9Bに示す透過度のプロファイルに従って、超音波画像データI2の各位置の透過度を変化させた処理済み超音波画像データI25’を生成する。また、画像生成機能34dは、処理済み超音波画像データI25’とX線画像I11とを合成した合成画像I37を生成する。また、画像生成機能34dは、処理済み超音波画像データI25’とX線画像I12とを合成した合成画像I38を生成する。また、画像生成機能34dは、処理済み超音波画像データI25’とX線画像I13とを合成した合成画像I39を生成する。
合成画像I37、合成画像I38、合成画像I39等を順次表示させる場合、透過度を変化せた領域R4の位置は移動せず、視認性の低下は生じない。また、複数のX線画像I1のいずれかにおいてオブジェクトDの抽出が不正確であっても、多くの場合、オブジェクトDは領域R4に含まれる。即ち、図9A及び図9Bに示す場合、移動するオブジェクトDへの追従性が不十分であっても、視認性の低下を抑制することができる。また、図9A及び図9Bに示す場合、図8A及び図8Bに示す場合と比較して透過度のプロファイルが滑らかになるため、オブジェクトDの視認性をより向上させることができる。
なお、3つのX線画像I1から領域Rを設定する場合について説明したが、領域Rの設定に用いるX線画像I1の数については任意に変更が可能である。例えば、X線診断装置10は、所定のフレームレートで、被検体Pの1心拍に相当する間、X線画像I1の収集を繰り返す。この場合、画像生成機能34dは、被検体Pの1心拍に相当する複数のX線画像I1に基づいて、領域Rを設定することができる。或いは、画像生成機能34dは、被検体Pの複数回分の心拍に相当する複数のX線画像I1に基づいて、領域Rを設定してもよい。また、オブジェクトDが心拍の影響を受ける場合について説明したが、例えばオブジェクトDが被検体Pの呼吸により動く場合についても同様に適用が可能である。
(第3の実施形態)
さて、これまで第1~第2の実施形態について説明したが、上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
例えば、上述した実施形態では、オブジェクトDがステント等の医療デバイスである場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、被検体Pにおける血管や臓器等をオブジェクトDとして選択した場合も同様に適用が可能である。その他、X線画像上に現れた構造であればいずれであっても、オブジェクトDとして選択可能である。
また、上述した実施形態では、オブジェクト抽出機能34cによるオブジェクトDの抽出結果に基づいて超音波画像データI2に対する処理を行ない、処理済み超音波画像データI2’を生成する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、画像生成機能34dは、ユーザからの入力操作に基づく加工処理を超音波画像データI2に対して行なって、処理済み超音波画像データI2’を生成してもよい。
例えば、画像生成機能34dは、オブジェクト抽出機能34cによるオブジェクトDの抽出結果と、ユーザからの入力操作との双方に基づく加工処理を超音波画像データI2に対して行なって、処理済み超音波画像データI2’を生成する。一例を挙げると、画像生成機能34dは、まず、オブジェクト抽出機能34cによって抽出されたオブジェクトの位置に応じて、超音波画像データI2に領域Rを設定する。また、出力機能34eは、設定された領域Rをディスプレイ32に表示させ、画像生成機能34dは、領域Rの位置や形状を加工する操作をユーザから受け付ける。そして、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうち、ユーザからの入力操作に基づいて加工された後の領域Rの透過度を変化させて、処理済み超音波画像データI2’を生成する。
また、例えば、画像生成機能34dは、X線画像I1からオブジェクトDが抽出されなかった場合に、ユーザからの入力操作を受け付ける。例えば、オブジェクト抽出機能34cは、X線画像I1の画像ノイズ等に起因して、オブジェクトDを認識できなくなる場合がある。このような場合、出力機能34eは、X線画像I1をディスプレイ32に表示させ、画像生成機能34dは、オブジェクトDの位置を指定する操作をユーザから受け付ける。そして、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうち、ユーザにより指定された位置に応じた領域Rの透過度を変化させて、処理済み超音波画像データI2’を生成する。或いは、出力機能34eは、超音波画像データI2をディスプレイ32に表示させ、画像生成機能34dは、領域Rの位置や形状を設定する操作をユーザから受け付ける。そして、画像生成機能34dは、超音波画像データI2のうち、ユーザにより設定された領域Rの透過度を変化させて、処理済み超音波画像データI2’を生成する。
また、上述した実施形態では、医用画像処理装置30における処理回路34が、X線画像取得機能34a、超音波画像取得機能34b、オブジェクト抽出機能34c、画像生成機能34d、出力機能34eといった各種機能を実行する場合について説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、X線診断装置10における処理回路108が、処理回路34の各機能に相当する機能を実行しても構わない。
以下、この点について図10を用いて説明する。図10は、第3の実施形態に係るX線診断装置10の構成の一例を示すブロック図である。図10に示すX線診断装置10は、図2に示したX線診断装置10と比較して、処理回路108が超音波画像取得機能108c、オブジェクト抽出機能108d及び画像生成機能108eを更に有する点で相違する。
超音波画像取得機能108cは、超音波画像取得機能34bに対応した機能である。オブジェクト抽出機能34cは、オブジェクト抽出機能108dに対応した機能である。画像生成機能34dは、画像生成機能108eに対応した機能である。また、超音波画像取得機能34bは、超音波画像取得部の一例である。オブジェクト抽出機能34cは、オブジェクト抽出機能部の一例である。画像生成機能34dは、画像生成機能部の一例である。
例えば、収集機能108aは、被検体Pに関するX線画像I1を収集する。また、超音波画像取得機能34bは、ネットワークNWを介して、被検体Pに関する超音波画像データI2を取得する。オブジェクト抽出機能108dは、X線画像I1に含まれるオブジェクトDを抽出する。画像生成機能108eは、X線画像I1における座標系と超音波画像データI2における座標系との相対的な位置関係に従って、抽出されたオブジェクトDの位置に基づく処理を超音波画像データI2に対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データI2’とX線画像I1とを合成した合成画像I3を生成する。そして、出力機能108bは、生成された合成画像I3をディスプレイ106に表示させることができる。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサはメモリに保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、メモリにプログラムを保存する代わりに、当該機能がプロセッサの回路内に論理回路として直接組み込まれる。なお、実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、各図における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
また、図1においては、単一のメモリ33が処理回路34の各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明した。また、図2及び図10においては、単一のメモリ107が処理回路108の各処理機能に対応するプログラムを記憶するものとして説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、複数のメモリ33を分散して配置し、処理回路34は、個別のメモリ33から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。同様に、複数のメモリ107を分散して配置し、処理回路108は、個別のメモリ107から対応するプログラムを読み出す構成としても構わない。また、メモリ33やメモリ107にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むよう構成しても構わない。この場合、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。
上述した実施形態に係る各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。即ち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。更に、各装置にて行われる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPU及び当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されうる。
また、上述した実施形態で説明した医用画像処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD-ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な非一過性の記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、X線画像と超音波画像データとの合成画像において、X線画像に含まれるオブジェクトの視認性を向上させることができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行なうことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
以上の実施形態に関し、発明の一側面及び選択的な特徴として以下の付記を開示する。
(付記1)
被検体に関するX線画像を取得するX線画像取得部と、
前記被検体に関する超音波画像データを取得する超音波画像取得部と、
前記X線画像に含まれるオブジェクトを抽出するオブジェクト抽出部と、
前記X線画像における座標系と前記超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出された前記オブジェクトの位置に基づく処理を前記超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データと前記X線画像とを合成した合成画像を生成する画像生成部と
を備える、医用画像処理装置。
(付記2)
前記画像生成部は、前記処理として、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた領域の透過度を変化させてもよい。
(付記3)
抽出された前記オブジェクトの位置に基づく前記処理は、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた領域の透過度を上げることを含んでもよい。
(付記4)
前記オブジェクトは、ユーザが着目する対象でもよい。
(付記5)
前記オブジェクトは、ユーザが操作する医療デバイス、医療デバイスの進行方向の血管または治療対象部位でもよい。
(付記6)
前記X線画像取得部は、複数時相の前記X線画像を取得し、
前記オブジェクト抽出部は、複数時相の前記X線画像のそれぞれから前記オブジェクトを抽出し、
前記画像生成部は、複数時相の前記X線画像のそれぞれに対応する、前記オブジェクトの複数の位置に応じて前記領域を設定し、当該領域の透過度を変化させてもよい。
(付記7)
前記超音波画像データは、3次元の画像データであり、
前記画像生成部は、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた3次元領域の透過度を変化させることで、前記処理済み超音波画像データを生成してもよい。
(付記8)
前記超音波画像データは、2次元の画像データであり、
前記画像生成部は、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた2次元領域の透過度を変化させることで、前記処理済み超音波画像データを生成してもよい。
(付記9)
前記X線画像取得部は、X線診断装置によって前記被検体から前記X線画像が新たに収集されるごとに当該X線画像を順次取得し、
前記超音波画像取得部は、超音波診断装置によって前記被検体から前記超音波画像データが新たに収集されるごとに当該超音波画像データを順次取得し、
前記オブジェクト抽出部は、新たに取得された前記X線画像から前記オブジェクトを順次抽出し、
前記画像生成部は、前記位置関係に従って、新たに取得された前記超音波画像データに対して前記処理を順次行ない、当該処理を行なった後の前記処理済み超音波画像データと、新たに取得された前記X線画像とを合成した前記合成画像を順次生成してもよい。
(付記10)
前記画像生成部は、ユーザからの入力操作に基づく加工処理を前記超音波画像データに対して行なって、前記処理済み超音波画像データを生成してもよい。
(付記11)
前記画像生成部は、ユーザからのマウスホイールの回転やUI上の所定のバーの操作に応じて、前記オブジェクトの位置に応じた領域の透過度を変化させてもよい。
(付記12)
前記画像生成部は、前記X線画像から前記オブジェクトが抽出されなかった場合に前記入力操作を受け付けてもよい。
(付記13)
前記画像生成部は、前記超音波画像データの収集に用いられた超音波プローブを前記X線画像から抽出することにより、前記位置関係を特定してもよい。
(付記14)
前記画像生成部は、抽出された前記オブジェクトの位置及び形状に基づく前記処理を前記超音波画像データに対して行なってもよい。
(付記15)
前記合成画像と前記X線画像とを並べて表示させる出力部を更に備えてもよい。
(付記16)
被検体に関するX線画像を収集する収集部と、
前記被検体に関する超音波画像データを取得する超音波画像取得部と、
前記X線画像に含まれるオブジェクトを抽出するオブジェクト抽出部と、
前記X線画像における座標系と前記超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出された前記オブジェクトの位置に基づく処理を前記超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データと前記X線画像とを合成した合成画像を生成する画像生成部と
を備える、X線診断装置。
(付記17)
上記の医用画像処理装置の各構成をコンピュータに実行させるプログラム。
(付記18)
被検体に関するX線画像を取得し、
前記被検体に関する超音波画像データを取得し、
前記X線画像に含まれるオブジェクトを抽出し、
前記X線画像における座標系と前記超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出された前記オブジェクトの位置に基づく処理を前記超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データと前記X線画像とを合成した合成画像を生成する
ことを含む、医用画像処理方法。
(付記19)
前記医用画像処理方法において、前記処理として、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた領域の透過度を変化させてもよい。
(付記20)
抽出された前記オブジェクトの位置に基づく前記処理は、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた領域の透過度を上げることを含んでもよい。
(付記21)
前記オブジェクトは、ユーザが着目する対象でもよい。
(付記22)
前記オブジェクトは、ユーザが操作する医療デバイス、医療デバイスの進行方向の血管または治療対象部位でもよい。
(付記23)
前記医用画像処理方法において、
複数時相の前記X線画像を取得し、
複数時相の前記X線画像のそれぞれから前記オブジェクトを抽出し、
複数時相の前記X線画像のそれぞれに対応する、前記オブジェクトの複数の位置に応じて前記領域を設定し、当該領域の透過度を変化させてもよい。
(付記24)
前記医用画像処理方法において、
前記超音波画像データは、3次元の画像データであり、
前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた3次元領域の透過度を変化させることで、前記処理済み超音波画像データを生成してもよい。
(付記25)
前記医用画像処理方法において、
前記超音波画像データは、2次元の画像データであり、
前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた2次元領域の透過度を変化させることで、前記処理済み超音波画像データを生成してもよい。
(付記26)
前記医用画像処理方法において、
X線診断装置によって前記被検体から前記X線画像が新たに収集されるごとに当該X線画像を順次取得し、
超音波診断装置によって前記被検体から前記超音波画像データが新たに収集されるごとに当該超音波画像データを順次取得し、
新たに取得された前記X線画像から前記オブジェクトを順次抽出し、
前記位置関係に従って、新たに取得された前記超音波画像データに対して前記処理を順次行ない、当該処理を行なった後の前記処理済み超音波画像データと、新たに取得された前記X線画像とを合成した前記合成画像を順次生成してもよい。
(付記27)
前記医用画像処理方法において、ユーザからの入力操作に基づく加工処理を前記超音波画像データに対して行なって、前記処理済み超音波画像データを生成してもよい。
(付記28)
前記医用画像処理方法において、ユーザからのマウスホイールの回転やUI上の所定のバーの操作に応じて、前記オブジェクトの位置に応じた領域の透過度を変化させてもよい。
(付記29)
前記医用画像処理方法において、前記X線画像から前記オブジェクトが抽出されなかった場合に前記入力操作を受け付けてもよい。
(付記30)
前記医用画像処理方法において、前記超音波画像データの収集に用いられた超音波プローブを前記X線画像から抽出することにより、前記位置関係を特定してもよい。
(付記31)
前記医用画像処理方法において、抽出された前記オブジェクトの位置及び形状に基づく前記処理を前記超音波画像データに対して行なってもよい。
(付記32)
前記医用画像処理方法において、前記合成画像と前記X線画像とを並べて表示させてもよい。
1 医用画像処理システム
10 X線診断装置
108 処理回路
108a 収集機能
108b 出力機能
108c 超音波画像取得機能
108d オブジェクト抽出機能
108e 画像生成機能
20 超音波診断装置
30 医用画像処理装置
34 処理回路
34a X線画像取得機能
34b 超音波画像取得機能
34c オブジェクト抽出機能
34d 画像生成機能
34e 出力機能

Claims (20)

  1. 被検体に関するX線画像を取得するX線画像取得部と、
    前記被検体に関する超音波画像データを取得する超音波画像取得部と、
    前記X線画像に含まれるオブジェクトを抽出するオブジェクト抽出部と、
    前記X線画像における座標系と前記超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出された前記オブジェクトの位置に基づく処理を前記超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データと前記X線画像とを合成した合成画像を生成する画像生成部と
    を備える、医用画像処理装置。
  2. 前記画像生成部は、前記処理として、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた領域の透過度を変化させる、請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記X線画像取得部は、複数時相の前記X線画像を取得し、
    前記オブジェクト抽出部は、複数時相の前記X線画像のそれぞれから前記オブジェクトを抽出し、
    前記画像生成部は、複数時相の前記X線画像のそれぞれに対応する、前記オブジェクトの複数の位置に応じて前記領域を設定し、当該領域の透過度を変化させる、請求項2に記載の医用画像処理装置。
  4. 前記超音波画像データは、3次元の画像データであり、
    前記画像生成部は、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた3次元領域の透過度を変化させることで、前記処理済み超音波画像データを生成する、請求項2又は3に記載の医用画像処理装置。
  5. 前記超音波画像データは、2次元の画像データであり、
    前記画像生成部は、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた2次元領域の透過度を変化させることで、前記処理済み超音波画像データを生成する、請求項2又は3に記載の医用画像処理装置。
  6. 前記X線画像取得部は、X線診断装置によって前記被検体から前記X線画像が新たに収集されるごとに当該X線画像を順次取得し、
    前記超音波画像取得部は、超音波診断装置によって前記被検体から前記超音波画像データが新たに収集されるごとに当該超音波画像データを順次取得し、
    前記オブジェクト抽出部は、新たに取得された前記X線画像から前記オブジェクトを順次抽出し、
    前記画像生成部は、前記位置関係に従って、新たに取得された前記超音波画像データに対して前記処理を順次行ない、当該処理を行なった後の前記処理済み超音波画像データと、新たに取得された前記X線画像とを合成した前記合成画像を順次生成する、請求項1~5のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  7. 前記画像生成部は、ユーザからの入力操作に基づく加工処理を前記超音波画像データに対して行なって、前記処理済み超音波画像データを生成する、請求項1~6のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  8. 前記画像生成部は、前記X線画像から前記オブジェクトが抽出されなかった場合に前記入力操作を受け付ける、請求項7に記載の医用画像処理装置。
  9. 前記画像生成部は、前記超音波画像データの収集に用いられた超音波プローブを前記X線画像から抽出することにより、前記位置関係を特定する、請求項1~8のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  10. 前記画像生成部は、抽出された前記オブジェクトの位置及び形状に基づく前記処理を前記超音波画像データに対して行なう、請求項1~9のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  11. 前記合成画像と前記X線画像とを並べて表示させる出力部を更に備える、請求項1~10のいずれか一項に記載の医用画像処理装置。
  12. 被検体に関するX線画像を収集する収集部と、
    前記被検体に関する超音波画像データを取得する超音波画像取得部と、
    前記X線画像に含まれるオブジェクトを抽出するオブジェクト抽出部と、
    前記X線画像における座標系と前記超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出された前記オブジェクトの位置に基づく処理を前記超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データと前記X線画像とを合成した合成画像を生成する画像生成部と
    を備える、X線診断装置。
  13. 被検体に関するX線画像を取得し、
    前記被検体に関する超音波画像データを取得し、
    前記X線画像に含まれるオブジェクトを抽出し、
    前記X線画像における座標系と前記超音波画像データにおける座標系との相対的な位置関係に従って、抽出された前記オブジェクトの位置に基づく処理を前記超音波画像データに対して行ない、当該処理を行なった後の処理済み超音波画像データと前記X線画像とを合成した合成画像を生成する
    ことを含む、医用画像処理方法。
  14. 前記処理として、前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた領域の透過度を変化させる、請求項13に記載の医用画像処理方法。
  15. 複数時相の前記X線画像を取得し、
    複数時相の前記X線画像のそれぞれから前記オブジェクトを抽出し、
    複数時相の前記X線画像のそれぞれに対応する、前記オブジェクトの複数の位置に応じて前記領域を設定し、当該領域の透過度を変化させる、請求項14に記載の医用画像処理方法。
  16. 前記超音波画像データは、3次元の画像データであり、
    前記超音波画像データのうち前記オブジェクトの位置に応じた3次元領域の透過度を変化させることで、前記処理済み超音波画像データを生成する、請求項14又は15に記載の医用画像処理方法。
  17. X線診断装置によって前記被検体から前記X線画像が新たに収集されるごとに当該X線画像を順次取得し、
    超音波診断装置によって前記被検体から前記超音波画像データが新たに収集されるごとに当該超音波画像データを順次取得し、
    新たに取得された前記X線画像から前記オブジェクトを順次抽出し、
    前記位置関係に従って、新たに取得された前記超音波画像データに対して前記処理を順次行ない、当該処理を行なった後の前記処理済み超音波画像データと、新たに取得された前記X線画像とを合成した前記合成画像を順次生成する、請求項13~16のいずれか一項に記載の医用画像処理方法。
  18. 前記超音波画像データの収集に用いられた超音波プローブを前記X線画像から抽出することにより、前記位置関係を特定する、請求項13~17のいずれか一項に記載の医用画像処理方法。
  19. 抽出された前記オブジェクトの位置及び形状に基づく前記処理を前記超音波画像データに対して行なう、請求項13~18のいずれか一項に記載の医用画像処理方法。
  20. 前記合成画像と前記X線画像とを並べて表示させる、請求項13~19のいずれか一項に記載の医用画像処理方法。
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