JP2022138865A - 動作制御装置、動作制御方法、及びプログラム - Google Patents

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佳秀 大鶴
Yoshihide Otsuru
修 丸山
Osamu Maruyama
晴彦 堀内
Haruhiko Horiuchi
淳 松村
Jun Matsumura
利紀 中野
Toshinori Nakano
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Abstract

Figure 2022138865000001
【課題】荷役装置を精度良く移動させること、及び荷役装置を高速に制御することができる動作制御装置を提供すること。
【解決手段】実施形態に係る動作制御装置は、インタフェース及びプロセッサを備える。前記インタフェースは、収容部に荷物を搬入する又は前記収容部から荷物を搬出する荷役装置の移動を制御する制御信号を出力し、前記荷役装置の物体検出センサからのセンサ信号を入力する。前記プロセッサは、前記センサ信号が示す物体検出領域に対して、前記収容部と前記荷役装置の位置関係に応じた検出対象領域を設定し、前記物体検出領域と前記検出対象領域の重複領域から物体を検出し、前記物体の検出結果に基づき前記制御信号を生成する。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、動作制御装置、動作制御方法、及びプログラムに関する。
コンテナやトラック荷台等に対する荷物の積み下ろし作業は人手に頼ることが多い。このような作業負担を軽減するため荷役装置が提案されている。荷役装置は、コンベアを備え、コンベアは、コンテナ内及びコンテナ外に亘って設置される。作業者は、コンテナ外からコンベヤによりコンテナ内に搬送された荷物を、手作業によりコンテナ内に積む。また、作業者は、コンテナ内に積まれた荷物を、手作業によりコンベヤに移動し、コンベヤにより荷物をコンテナ内からコンテナ外へ移動する。さらに、このような荷物の積み降ろし作業の負担を軽減すべく、積み降ろしを自動化する技術も提案されている。
特開2017-206318号公報
荷物の積み降ろしを自動化する場合、荷役装置をコンテナ内で正確に移動させる必要があり、また、多くの荷物を短時間で捌くには、荷役装置を高速に動作させる必要もある。
本発明が解決しようとする課題は、荷役装置を精度良く移動させること、及び荷役装置を高速に制御することができる動作制御装置、動作制御方法、及びプログラムを提供することである。
実施形態に係る動作制御装置は、インタフェース及びプロセッサを備える。前記インタフェースは、収容部に荷物を搬入する又は前記収容部から荷物を搬出する荷役装置の移動を制御する制御信号を出力し、前記荷役装置の物体検出センサからのセンサ信号を入力する。前記プロセッサは、前記センサ信号が示す物体検出領域に対して、前記収容部と前記荷役装置の位置関係に応じた検出対象領域を設定し、前記物体検出領域と前記検出対象領域の重複領域から物体を検出し、前記物体の検出結果に基づき前記制御信号を生成する。
図1は、実施形態に係る荷役装置の構成を模式的に示す側面図である。 図2は、実施形態に係る荷役装置に用いられる装置本体の構成を、装置本体に用いられる第3の搬送部側から第2の搬送部側を見た状態を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る荷役装置10の構成を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る荷役装置の全体動作の一例を示すフローチャートである。 図5は、実施形態に係る荷役装置の進入動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る荷役装置の進入動作に応じて設定されるROIの第1例を示す図である。 図7は、実施形態に係る荷役装置の進入動作に応じて設定されるROIの第2例を示す図である。 図8は、実施形態に係る荷役装置の荷物処理で設定されるROIの一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る荷役装置による中心線の算出を補正説明するための図である。 図10は、実施形態に係る荷役装置による物体検出状況の表示例を示す図である。 図11は、実施形態に係る荷役装置の指定距離後退動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施形態に係る荷役装置の指定距離後退動作に応じて設定されるROIの第1例を示す図である。 図13は、実施形態に係る荷役装置の指定距離後退動作に応じて設定されるROIの第2例を示す図である。 図14は、実施形態に係る荷役装置の収容部からの退出動作の一例を示すフローチャートである。 図15は、実施形態に係る荷役装置の退出動作に応じて設定されるROIの一例を示す図である。
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[装置構成]
図1は、実施形態に係る荷役装置10の構成を模式的に示す側面図である。図2は、実施形態に係る荷役装置10に用いられる装置本体20の構成を、装置本体20に用いられる第3の搬送部54側から第2の搬送部52側を見た状態を示す斜視図である。図3は、実施形態に係る荷役装置10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、荷役装置10は、荷物5を収容する収容部6内に荷物を搬送し、または収容部6内の荷物5を収容部6の外に搬送する装置本体20と、収容部6の外側及び装置本体20の間で荷物5を搬送する外部搬送部150と、を備える。
荷物5は、荷役装置10により荷役される対象物の一例である。収容部6は、例えばトラック7により搬送されるコンテナである。荷役装置10は、例えば、出荷バース1で用いられる。
収容部6は、床6aと、前壁6b、天井壁6cと、一対の側壁6dと、を有する。また、収容部6は、開口6eを有する。開口6eは、床6a、天井壁6c、及び一対の側壁6dにより構成される。ここで、収容部6に対して、開口6eから前壁6bに向かう方向を前方向(又は進行方向)、前壁6bから開口6eに向かう方向を後方向(又は後退方向)として前後方向を設定し、一方の側壁6dから他方の側壁6dに向かう方向及びこの逆方向を幅方向として設定する。前壁6bの内面は、例えば、前後方向に直交する平面に構成される。一対の側壁6dの内面は、例えば前後方向に平行な平面に構成される。
なお、収容部6は、コンテナに限定されない。収容部6は、少なくとも、荷役装置10が走行可能な走行面、並びに、荷役装置10の位置及び荷役装置10の進行方向の基準となる前壁、及び一対の側壁を有する構成であればよい。収容部6は、例えば、トラックの荷台、または、工場の一画に設けられた荷物5の保管スペースであってもよい。また、収容部6に収容するとは、保管スペース等に荷物5を載置することも含む概念である。
荷役装置10は、外部搬送部150により収容部6の外側から装置本体20に荷物5を搬送し、装置本体20により荷物5を収容部6内の目標位置に搬送する。荷役装置10は、荷役の一例として、目標位置への荷積みを行う。また、荷役装置10は、収容部6内の荷物5を装置本体20により外部搬送部150に移動する。そして、外部搬送部150は、荷物の集積所等の目標位置に荷物5を搬送する。荷役装置10は、荷役の一例として、荷降ろしを行う。すなわち、荷役装置10は、一例として、収容部6に対してバンニング及びデバンニングを行う。
また、荷役装置10は、外部搬送部150により搬送された荷物5を、別のコンベヤ等の装置に移動することも可能である。荷役装置10による搬送先となる目標位置は、適宜設定可能である。
集積所等では、外部搬送部150に対して荷物5の荷役が行われる。外部搬送部150に対する荷役には、例えばロボットアーム2が用いられる。また、このロボットアーム2により、例えば外部搬送部150とパレット3との間で荷物5が移動される。パレット3は、例えばフォークリフト4により搬送される。パレット3は、複数の荷物5が載置される。
ここで、方向の一例を定義する。略水平方向は、水平方向と、水平方向に対して若干傾斜する方向と、を含む。また、略鉛直方向は、鉛直方向と、鉛直方向に対して若干傾斜する方向と、を含む。
また、荷役装置10に、第1の方向X、第2の方向Y、及び第3の方向Zを設定する。第1の方向X、第2の方向Y、及び第3の方向Zのそれぞれは、互いに直交する一軸方向である。荷役装置10が、鉛直方向に直交する水平面に載置されたときに、第1の方向X及び第2の方向Yは、それぞれ、略水平方向に平行となり、第3の方向Zは略鉛直方向に平行となる。ここで言う一軸方向とは、一方向及びこの一方向に対して反対の方向を含む。
図1乃至図3に示すように、装置本体20は、外部搬送部150から搬送された荷物5を収容部6の荷積み目標位置に搬送すること、及び収容部6内の荷物5を外部搬送部150に搬送することを可能に構成される。収容部6の荷積み目標位置に搬送するとは、収容部6の床面に平積みすること、及び床面に荷物5を複数積むことを含む。また、装置本体20は、自走可能に構成される。
装置本体20は、例えば、自走可能に構成される走行装置30と、荷物5を保持する保持部40と、搬送面50aを有してこの搬送面50aに載置された荷物5を外部搬送部150及び保持部40の間で搬送する搬送部(搬送装置)50と、を備える。
また、装置本体20は、保持部40を移動する保持部移動装置70と、保持部移動装置を支持する支持部80と、支持部80を走行装置30に支持して、支持部80を走行装置30に対して移動する支持部移動装置71と、を備える。走行装置30は、一例として、支持部80を、支持部移動装置71を介して支持する。
また、装置本体20は、収容部6内の物体を検出する物体検出装置90(物体検出センサ)と、搬送部50上の荷物5を検出する荷物検出部100と、荷物5を搬送部50の搬送面50aの所定位置に位置決める位置決め装置110と、制御装置120と、電源部140と、表示装置160とを備える。
装置本体20は、走行装置30により移動し、荷物5を保持部40で保持し、保持部移動装置70及び支持部移動装置71により保持部40を移動させることで、荷物5を移動させる。
走行装置30は、装置本体20を、収容部6外から収容部6内へ移動可能に、かつ収容部6内から収容部6外へ移動可能に構成される。走行装置30は、走行装置用基部31と、走行装置用基部31に設けられる走行部32と、を備える。
走行装置用基部31は、例えば、一方向に長い形状に構成される。走行装置用基部31には、支持部移動装置71が設けられる。
走行部32は、駆動することで装置本体20を走行可能に構成される。また、走行部32は、例えば、装置本体20を互いに直交する2方向に走行可能に構成される。
走行部32は、例えば複数のホイール32aを備える。走行部32は、具体例として、4つのホイール32aを有する。ホイール32aは、それぞれ、駆動可能に構成される。ホイール32aは、例えば、メカナムホイール、またはオムニホイールである。
走行部32は、または、ホイール32aに代えて、ゴムクローラが用いられてもよい。この場合、ゴムクローラは、1つまたは複数が用いられる。また、他の例では、走行部32は、旋回装置付きタイヤであってもよい。ここで旋回装置付きタイヤは、走行装置30の進行方向を変更可能に構成されたタイヤである。
このように構成される走行装置30は、走行部32が駆動することで、自走する。また、走行部32の大きさ、及び走行装置用基部31の長手方向の長さは、走行装置用基部31が収容部6の内側及び収容部6の外側に亘って配置された状態において、収容部6の床面及び収容部6の外側の床面の間の高低差によっても、収容部6の床面及び収容部6の外側の床面の間の段差部が走行装置用基部31の下面に接触しない寸法に設定される。なお、ここで言う高低差は、例えば、収容部6に積まれた荷物5の重さにより収容部6の床面が下がることで変化する場合がある。
また、ホイール32aの一例として、メカナムホイール、またはオムニホイールが用いられることで、装置本体20は、互いに直交する2方向の走行に加えて、これら2方向のそれぞれに対して交差する方向、換言するとこれら2方向に対して斜めとなる方向にも走行可能となる。この為、収容部6内で走行装置30がスリップするなどして収容部6の前後方向に対する装置本体20の収容部6内での進行方向がずれた場合であっても、この進行方向のずれを解消することが可能となる。
保持部40は、例えば、吸着により荷物5を吸着することで荷物5を保持可能に構成される。保持部40は、例えば、保持部用基部41と、保持部用基部41に設けられる吸着部42と、を備える。保持部40は、例えば、荷物の大きさや形状に応じて複数種類が準備されており、荷物5に応じて取り換えて使用することが可能である。保持部40は、本実施形態では、一例として、直方体状の荷物5の保持に適した構成を有している。
なお、保持部40は、吸着により荷物5を保持する構成に限定されない。保持部40は、例えば、荷物5を挟持することで荷物5を保持する構成であってもよい。
保持部用基部41は、例えば板状に構成され、一方の主面に吸着部42が固定される。
吸着部42は、真空ポンプに流体的に接続される。吸着部42は、荷物5に密着された状態で真空ポンプにより真空引きされることで、内部が負圧となり荷物5を吸着する。吸着部42は、例えば管状に構成される。
搬送部50は、搬送面50aに載置された荷物5を、搬送可能に構成される。搬送部50は、例えば、搬送面50aに載置された荷物5を第1の方向Xに搬送する。搬送面50aは、例えば、平面に構成される。搬送面50aは、装置本体20が水平面に載置されると、水平な平面となる。
また、搬送部50は、複数の搬送部を備える。搬送部50は、一例として、外部搬送部150に隣接配置される第1の搬送部53と、荷物5を昇降可能な第2の搬送部52と、後述する保持部移動装置70により昇降される主搬送部51と、を備える。
搬送部50は、荷物5を収容部6外から収容部6内に搬送する荷積みの場合は、外部搬送部150から搬送された荷物5を、第1の搬送部53、第2の搬送部52、主搬送部51の順番で搬送する。搬送部50は、荷物5を収容部6から収容部6外へ搬送する荷降ろしの場合は、収容部6から荷物5を、主搬送部51、第2の搬送部52、第1の搬送部53の順番で搬送する。
主搬送部51は、保持部40により荷物5の保持若しくは載置が可能な位置に荷物5を搬送する。主搬送部51は、第1の方向Xに荷物5を搬送可能に構成される。
主搬送部51の荷物5の搬送面51aは、装置本体20が水平面に載置されると水平方向に平行となる面に構成される。搬送面51aは、搬送面50aの一部を構成する。主搬送部51は、例えば、複数のローラにより構成されるローラコンベヤである。なお、主搬送部51は、ローラコンベヤに限定されない。主搬送部51は、他の例ではベルトコンベヤであってもよい。
図1に示すように、主搬送部51は、独立して駆動可能な複数の搬送部を有している。これら複数の搬送部は、第1の方向Xに並んでいる。各搬送部は、例えば、第1の方向Xに、少なくとも1つの荷物5を収容可能な長さを有している。
主搬送部51は、例えば、第4の搬送部55と、第3の搬送部54と、を備える。第4の搬送部55の搬送面55a、及び第3の搬送部54の搬送面54aは、同一平面に構成される。第4の搬送部55は、保持部40により荷物5の保持若しくは載置がなされる搬送部である。第3の搬送部54は、第2の搬送部52と隣接する。
第3の搬送部54、及び第4の搬送部55は、それぞれ独立して、第1の方向Xに荷物5を搬送可能に構成される。すなわち、第3の搬送部54から第4の搬送部55へ向かう方向、及び第4の搬送部55から第3の搬送部54へ向かう方向に荷物5を搬送可能に構成される。さらに換言すると、第3の搬送部54及び第4の搬送部55は、保持部40側に荷物5を搬送する方向、及び外部搬送部150側に荷物5を搬送する。第3の搬送部54、及び第4の搬送部55は、それぞれ、例えば、ローラコンベヤであるが、他の例では、ベルトコンベヤであってもよい。第4の搬送部55には、例えば位置決め装置110が設けられる。
このように構成される主搬送部51は、支持部移動装置71により、第3の方向Zに移動可能に走行装置用基部31に支持される。
第2の搬送部52は、主搬送部51の一端に隣接配置される。第2の搬送部52は、主搬送部51との間で、荷物5を搬送可能に構成される。第2の搬送部52は、第1の方向X、及び、第3の方向Zに荷物5を移動可能に構成される。
具体的には、第2の搬送部52は、搬送部本体52aと、昇降装置52bと、第1のストッパ装置52cと、を備える。
搬送部本体52aは、荷物5が載置される搬送面52a1を有する。搬送面52a1は、搬送面50aの一部を構成する。搬送面52a1は、装置本体20が水平面に載置されると水平方向に平行となる平面に構成される。
搬送部本体52aは、搬送面52a1に載置された荷物5を、第1の方向Xに搬送可能に構成される。搬送部本体52aは、例えば、複数のローラにより構成されるローラコンベヤである。搬送部本体52aは、他の例ではベルトコンベヤであってもよい。搬送部本体52aは、主搬送部51に隣接配置される。
昇降装置52bは、搬送部本体52aを、搬送面51aに対して接離する方向の一例である搬送面51aに交差する方向に沿って移動可能に構成される。本実施形態では、昇降装置52bは、第3の方向Zに搬送部本体52aを移動可能に構成される。昇降装置52bは、例えば走行装置用基部31上に固定される。
第1のストッパ装置52cは、第1のストッパ52c1と、駆動部52c2と、を備える。第1のストッパ装置52cは、搬送部本体52aから荷物5が主搬送部51側へ搬送されることを規制可能に構成される。ここで言う規制とは、荷物5の主搬送部51側への移動を止めることである。第1のストッパ52c1は、例えば、搬送部本体52aの主搬送部51側の一端に配置される。第1のストッパ52c1は、搬送面52a1を移動する荷物5に当接しない位置と、荷物5に当接することで、主搬送部51側への荷物5の移動を規制する位置と、の間で移動可能に搬送部本体52aに支持される。荷物5に当接しない位置は、例えば、搬送面51aより下方の位置である。荷物5の移動を規制する位置は、例えば搬送面51aより上方の位置である。
駆動部52c2は、第1のストッパ52c1を、荷物5に当接しない位置、及び荷物5の移動を規制する位置の間で移動可能に構成される。
第1の搬送部53は、第2の搬送部52及び外部搬送部150の間に配置される。第1の搬送部53は、第2の搬送部52との間で荷物5を搬送可能に構成される。また、第1の搬送部53は、外部搬送部150との間で荷物5を搬送可能に構成される。第1の搬送部53は、例えば、荷物5が載置される搬送面53aを有する。搬送面53aは、搬送面50aの一部を構成する。搬送面53aは、装置本体20が水平面に載置されると水平方向に平行となる平面に構成される。第1の搬送部53は、搬送面53aに載置された荷物5を、第1の方向Xに移動可能に構成される。搬送面53aの高さは、例えば、外部搬送部150の搬送面150aと同じ高さに設定される。
第1の搬送部53は、例えば、複数のローラにより構成されるローラコンベヤである。第1の搬送部53は、他の例ではベルトコンベヤであってもよい。第1の搬送部53は、第2の搬送部52及び外部搬送部150の間に配置される。
このように構成される第1の搬送部53は、例えば、走行装置30に連結部材53bにより、走行装置30と一体に移動可能に連結される。第1の搬送部53は、例えば、複数の車輪53cを有している。第1の搬送部53は、車輪53cを介して、床面等に設置される。
また、第1の搬送部53は、第2のストッパ装置53dが設けられる。第2のストッパ装置53dは、第1の搬送部53から第2の搬送部52側へ荷物5が搬送されることを規制可能に構成される。ここで言う規制とは、荷物5の第2の搬送部52側への移動を止めることである。
第2のストッパ装置53dは、第2のストッパ53d1と、駆動部53d2と、を備える。第2のストッパ53d1は、例えば、第1の搬送部53の第2の搬送部52側の一端に配置される。第2のストッパ53d1は、搬送面53aを移動する荷物5に当接しない位置と、搬送面53aを第2の搬送部52側へ移動する荷物5に当接することで荷物5の移動を規制する位置と、の間で移動可能に第1の搬送部53に支持される。荷物5に当接しない位置は、例えば、搬送面53aより下方の位置である。荷物5の移動を規制する位置は、例えば搬送面53aより上方の位置である。
駆動部53d2は、第2のストッパ53d1を、荷物5に当接しない位置、及び荷物5の移動を規制する位置の間で移動可能に構成される。
保持部移動装置70は、第1の保持部移動装置73と、第2の保持部移動装置60と、を備える。保持部移動装置70は、保持部40を支持する。また、保持部移動装置70は、支持部80に支持される。
第1の保持部移動装置73は、保持部40を支持する。第1の保持部移動装置73は、第2の保持部移動装置60を介して支持部80に支持される。
第1の保持部移動装置73は、保持部40を、主搬送部51の搬送面51aに対して接離する方向に移動させる。搬送面51aに対して接離する方向は、搬送面51aに対して交差する方向である。搬送面51aに対して接離する方向は、例えば、搬送面51aに直交する方向である。第1の保持部移動装置73は、一例として、保持部40及び荷物5を第3の方向Zに移動する。
また、第1の保持部移動装置73は、保持部40を、第1の高さ位置及び第2の高さ位置の間で移動する。
第1の高さ位置は、保持部40に保持された荷物5が搬送面55aよりも低くなる高さ位置である。なお、ここで言う、保持部40に保持された荷物5が搬送面55aよりも低くなる高さ位置とは、荷物5の下端が搬送面55aよりも低くなる高さ位置である。すなわち、第1の保持部移動装置73は、荷物5を搬送面55aよりも下方に移動可能に構成される。
第1の保持部移動装置73は、保持部40に保持された荷物5を搬送面55aよりも下方に移動する構成の一例として、保持部40を、搬送面55aより下方に移動可能に構成される。また、第1の保持部移動装置73は、主搬送部51が最低高さ位置にあるときに、保持部40に保持された荷物5を、収容部6の床面に載置可能に構成される。
第2の高さ位置は、搬送面55aに載置された荷物5を保持する位置よりも高い位置であって、荷物5が、第4の搬送部55に設けられた位置決め装置110に干渉しない高さ位置である。第2の高さ位置は、例えば、支持部80の高さ位置である。なお、ここで言う支持部80の高さ位置とは、荷物5の下端が支持部80の下面と同じ高さ位置となる位置である。
第1の保持部移動装置73は、例えば、レール73aと、駆動部73bと、を備える。レール73aは、搬送面55aに対して交差する方向に延びている。レール73aは、保持部40を、少なくとも第1の高さ位置及び第2の高さ位置の間で移動できる長さを有している。具体的には、レール73aは、保持部40に保持された荷物5を第4の搬送部55の搬送面55aより上方に移動可能な長さを有している。また、レール73aは、保持部40を、保持部40に保持された荷物5が搬送面55aよりも下方に移動可能な長さを有している。また、レール73aは、保持部40が搬送面55aよりも下方に移動可能な長さを有している。
本実施形態では、一例として、レール73aが第2の保持部移動装置60に対して移動可能に支持されることで、保持部40が移動される。レール73aは、駆動部73bにより、第2の保持部移動装置60に支持される。駆動部73bが駆動することで、レール73a及び保持部40が、移動される。
第2の保持部移動装置60は、第1の保持部移動装置73を、第1の保持部移動装置73による保持部40の移動方向に対して交差する方向に移動する。なお、第1の保持部移動装置73による保持部40の移動方向は、保持部40を搬送面50aに対して接離する方向の一例である。第2の保持部移動装置60は、本実施形態では、保持部40を、例えば搬送面55aと平行な方向に移動する。
なお、本実施形態では、一例として、第2の保持部移動装置60は、装置本体20が収容部6の幅方向の中心に配置されてかつ第2の方向Yが収容部6の幅方向に平行となる姿勢にあるときに、収容部6の幅方向一端から他端の範囲で荷物5を移動可能に構成される。換言すると、収容部6の幅方向の一端から他端までの範囲は、第2の保持部移動装置60による荷物5の移動範囲と同じであるか、または第2の保持部移動装置60による荷物5の移動範囲より小さい。
この為、第2の保持部移動装置60は、保持部40及び荷物5を、第3の方向Zに直交する方向に移動可能に構成される。
また、第2の保持部移動装置60は、例えば、互いに交差する2軸方向のそれぞれに保持部40を移動する2つの装置を備え、これら2つの装置により、保持部40を移動可能に構成される。
第2の保持部移動装置60は、具体例として、保持部40を支持し、第1の方向Xに保持部40を移動可能に構成される第1の水平方向移動装置61と、支持部80の上面に固定され、第1の水平方向移動装置61を第2の方向Yに移動可能に支持する第2の水平方向移動装置62と、を備える。
第1の水平方向移動装置61は、例えば、第1の方向Xに伸縮可能に構成される。第1の方向Xは、搬送面50aに対して保持部40を接離する方向に交差する方向の一例である。第1の水平方向移動装置61は、直接または間接的に保持部40を支持する。第1の水平方向移動装置61は、一例として、その先端に、第1の保持部移動装置73が支持される。
第1の水平方向移動装置61は、保持部40を、少なくとも、主搬送部51の第4の搬送部55と第3の方向Zに対向する位置、及びこの位置よりも第3の搬送部54から第4の搬送部55へ向かう方向に沿って主搬送部51よりも外側の位置まで移動可能に構成される。
第2の水平方向移動装置62による移動方向である第2の方向Yは、第1の水平方向移動装置61による移動方向である第1の方向Xに交差する方向の一例である。第2の水平方向移動装置62は、他の例では、主搬送部51による荷物5の搬送方向に交差する方向として、主搬送部51による荷物5の搬送方向に対して60度交差する方向や、または、45度交差する方向に保持部40を移動する構成でもよい。
第2の水平方向移動装置62は、第2の方向Yで、主搬送部51の外側の位置または支持部80の外側の位置まで保持部40を移動可能に構成される。
本実施形態では、主搬送部51の第2の方向Yの寸法は、支持部80の第2の方向Yに沿う寸法よりも小さい。そして、主搬送部51は、第2の方向Yで支持部80の内側に配置される。
そして、第2の水平方向移動装置62は、一例として、第2の方向Yで支持部80を挟んで両外側の位置まで保持部40を移動可能に構成される。この為、第2の水平方向移動装置62は、支持部80及び主搬送部51の両方に対して第2の方向Yで両外側に保持部40を移動可能に構成される。
支持部移動装置71は、走行装置用基部31の例えば上面に固定される。支持部移動装置71に支持部80が固定される。支持部移動装置71により支持部80を、保持部40を搬送面50aに対して接離する方向に移動させることで、主搬送部51、第2の保持部移動装置60、保持部40、及び支持部80が一体に、当該接離する方向に移動される。
装置本体20は、複数の物体検出装置90を備える。例えば、装置本体20の先端と後端のそれぞれに物体検出装置90が設けられる。物体検出装置90は、周囲の物体までの距離を示す信号(以下、センサ信号)を出力する。例えば、物体検出装置90は、レーザレンジファインダー(LRF)であり、基準位置を中心として、放射状にレーザを照射し、照射されたレーザの戻り時間から、周囲の物体までの距離を示す点群データを出力する。物体検出装置90からのセンサ信号に基づき、物体検出装置90の周囲の物体までの距離が検出可能となる。例えば、物体検出装置90から収容部6の床面に積まれた荷物5までの距離、物体検出装置90から前壁6b及び側壁6dまでの距離が計測可能となる。
物体検出装置90は、例えば、第3の方向Zに直交する一方向にレーザを照射する。物体検出装置90は、第3の方向Zに平行な回転軸回りに回転可能に支持される。物体検出装置90は、少なくとも、第2の方向Yに沿う一方向、第2の方向Yに沿う他方向、及び第1の方向Xに沿う前方にレーザを照射可能に、回転可能に支持される。物体検出装置90は、周囲の物体までの距離を示すセンサ信号を制御装置120へ出力する。制御装置120は、物体検出装置90の計測結果に基づいて、前壁6b及び側壁6dまでの距離を測定し、測定結果に基づき前壁6b及び一対の側壁6dの形状を検出する。
荷物検出部100は、図1に示すように、例えば、主搬送部51、第2の搬送部52、及び第1の搬送部53のそれぞれに荷物5が配置されていることを検出可能に構成される。具体的には、荷物検出部100は、第1の搬送部53上の荷物5を検出する第1の荷物検出部103と、第2の搬送部52の搬送部本体52a上の荷物5を検出する第2の荷物検出部102と、第3の搬送部54上の荷物5を検出する第3の荷物検出部104と、第4の搬送部55上の荷物5を検出する第4の荷物検出部105と、を備える。
第1の荷物検出部103は、例えば、第1の搬送部53の第1の方向Xで両端にそれぞれ設けられる。第1の荷物検出部103は、例えば、第1の搬送部53の第2の方向Yで一端に配置される照射部と、第1の搬送部53の第2の方向Yで他端に配置される受光部と、を備える。第1の荷物検出部103は、照射部から例えばレーザを照射して、受光部で受光する。第1の荷物検出部103は、制御装置120に接続される。
第1の荷物検出部103の受光部は、照射部から照射されたレーザの受光に応じて信号を制御装置120に送信する。受光部は、例えば、照射部からのレーザを受光すると、所定の信号を送信する。また、受光部は、レーザの受光をしない状態では、信号を送信しない、または、受光したときに送信する信号とは異なる信号を送信する。または、受光部は、レーザを受光すると信号の送信を停止し、レーザを受光しない状態となると信号を送信する構成であってもよい。
第2の荷物検出部102は、第2の搬送部52の搬送部本体52aの第1の方向Xで両端にそれぞれ設けられる。第2の荷物検出部102は、例えば第4の荷物検出部105と同様の構成を有する。第2の荷物検出部102は、搬送部本体52aの第2の方向Yで一端に配置される照射部と、搬送部本体52aの第2の方向Yで他端に配置される受光部と、を備える。第2の荷物検出部102は、制御装置120に接続される。
第3の荷物検出部104は、第3の搬送部54の第1の方向Xで両端にそれぞれ設けられる。第1の荷物検出部103は、例えば第3の荷物検出部104と同様の構成を有する。第3の荷物検出部104は、第3の搬送部54の第2の方向Yで一端に配置される照射部と、第3の搬送部54の第2の方向Yで他端に配置される受光部と、を備える。第3の荷物検出部104は、制御装置120に接続される。
第4の荷物検出部105は、第4の搬送部55の、第1の方向Xで例えば中心に設けられる。第4の荷物検出部105は、例えば第1の荷物検出部103と同様の構成を有する。第4の荷物検出部105は、第4の搬送部55の第2の方向Yで一端に設けられる照射部と、第4の搬送部55の第2の方向Yで他端に設けられる受光部と、を備える。第4の荷物検出部105は、制御装置120に接続される。
また、第4の荷物検出部105の照射部及び受光部は、位置決め装置110よりも上方に配置される。第4の荷物検出部105の照射部及び受光部は、例えば、位置決め装置110の上端よりわずかに高い位置に配置される。
第2乃至第4の荷物検出部102、104、105のそれぞれの受光部は、第2乃至第4の荷物検出部102、104、105のそれぞれの照射部から照射されたレーザの受光に応じた信号を制御装置120に送信する。受光部は、例えば、照射部からのレーザを受光すると、所定の信号を送信する。また、受光部は、レーザの受光をしない状態では、信号を送信しない、または、受光したときに送信する信号とは異なる信号を送信する。または、受光部は、レーザを受光すると信号の送信を停止し、レーザを受光しない状態となると信号を送信する構成であってもよい。
制御装置120は、図1に示すように、走行装置30、保持部40、搬送部50、第1の保持部移動装置73、第2の保持部移動装置60、支持部移動装置71、位置決め装置110、第1のストッパ装置52c、及び第2のストッパ装置53dを制御する。制御装置120は、例えば装置本体20の支持部80に固定される。
制御装置120は、例えば、物体検出装置90及び荷物検出部100の検出結果や予め記憶されたプログラムに基づいて、走行装置30、保持部40、搬送部50、保持部移動装置70、支持部移動装置71、位置決め装置110、第1のストッパ装置52c、及び第2のストッパ装置53dを制御する。
図3に示すように、制御装置120は、記憶部121と、プロセッサ122と、インタフェース123とを備える。
記憶部121は、例えば、メモリやストレージによって構成される。記憶部121は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、及びSSD(Solid State Drive)等によって構成される。記憶部121のROM、HDD、及びSSD等は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体であり、荷役装置10の制御に必要なプログラムやデータを記憶する。記憶部121は、荷役装置10の製造工程でプログラムやデータを記憶する、又はンタフェース123を介して取得されるプログラムやデータを記憶する。
ここで、記憶部121は、荷積みのプログラムの1つとして、荷積みの手順を示すプログラムを記憶する。荷積み手順は、例えば、一対の側壁6d間の幅方向に荷物5を一段ずつ所定段数まで積むことを、装置本体20に対して収容部6の奥側から手前側に向かって行う手順である。荷積み手順は具体的には、荷積み前の収容部6に対して、前壁6bの手前の位置において、一方の側壁6dから他方の側壁6dに向かって床6aの上に1つずつ順番に積むことで、幅方向に沿う1段目の荷積みを行う。1段目の荷積みが完了すると、1段目の荷物の上に、一方の側壁6dから他方の側壁6dに向かって、2段目の荷物5を積む。同様にして、予め設定された段数まで荷積みを行う。ここで、予め設定された段数は、例えば、高さ方向で最大積める荷物5の段数である。このように荷物5を積むことで、予め設定された段数を有する、幅方向に沿う一列の荷物群が構成される。幅方向に沿う一列の荷物群を構成すると、この荷物群に対して装置本体20側の位置に、同様に予め設定された段数まで複数の荷物5を積むことで、新たな、幅方向に沿う一列の荷物群を構成する。
また、記憶部121は、荷降ろしのプログラムの1つとして、荷降ろしの手順を示すプログラムを記憶する。荷降ろしの手順は、例えば、装置本体20に対して手前側の、幅方向に並ぶ一列の複数の荷物を一段ずつ荷下ろしすることを、装置本体20に対して手前側から奥側に向かって行う順番に行う手順である。例えば、装置本体20に対向する、幅方向に一列に並ぶ複数の荷物5の最上段の荷物5を、一方の側壁6d側から他方の側壁6d側に向かって順番に1つずつ荷下ろしすることで、最上段の荷物5を荷降ろしする。装置本体20に対向する、幅方向に並ぶ一列の荷物5が無くなると、その奥側の、幅方向に並ぶ複数の荷物5を荷降ろしする。
また、記憶部121は、収容部6に荷積みする荷物5の情報を記憶する。ここで、荷物5の情報は、例えば、荷物5の大きさ、荷物5の形状、及び外部搬送部150から搬送部50に搬送される荷物5の搬送方向に沿う長さの情報も記憶する。収容部6に荷積みする荷物5の情報は、例えば、荷積み動作の前に、外部から通信により取得する。ここで、外部とは、例えば、荷積みを行う工場である。また、記憶部121は、収容部6から荷降ろしする荷物5の情報を記憶する。収容部6から荷降ろしする荷物5の情報は、例えば、荷降ろし動作の前に、外部から通信により取得する。ここで、外部とは、例えば、収容部6から荷降ろしする先となる工場である。収容部6から荷降ろしされる荷物5の情報は、例えば、収容部6への荷積み時に、荷役装置10により取得されてもよい。または、収容部6から荷降ろしされる荷物5の情報は、収容部6に荷物5を荷積みした荷役装置が荷積み動作時に取得した情報を、当該荷役装置から通信等によって取得することで得てもよい。
なお、荷物5の情報は、例えばカメラによって外部搬送部150から搬送部50に搬送される荷物5を撮影することで取得されて記憶部121に記憶されてもよい。カメラは、装置本体20の前方を撮影できることに加えて、外部搬送部150から搬送部50に搬送される荷物5を撮影可能となるように、移動可能例えば第3の方向Zに平行な軸回りに回転可能にかつこの回転を制御可能に構成される。
プロセッサ122は、記憶部121に記憶されるプログラムを実行することにより、インタフェース123を介して制御信号を出力し、コンテナ等の収容部6に荷物を搬入する、又は収容部6から荷物を搬出する荷役装置10を制御する。例えば、プロセッサ122は、動作計画部1221、物体検出部1222、及び動作制御部1223を備え、記憶部121に記憶されるプログラムを実行することにより、動作計画部1221、物体検出部1222、及び動作制御部1223の各機能を実現する。
動作制御部1223は、搬送部50、保持部40、保持部移動装置70、支持部移動装置71、物体検出装置90、及び走行装置30に制御信号を出力し、各部動作を制御する。例えば、動作制御部1223は、第1乃至第4の搬送部52、53、54、55の動作を制御する。
動作計画部1221は、荷積み動作時の荷積み目標位置の計画を行う。荷積み目標位置は、収容部6への荷積み動作時の、荷物5を移動する先の位置の座標である。荷積み目標位置は、荷積みプログラム、及び荷物5の大きさに従って決定される。
また、動作計画部1221は、荷降ろし対象となる荷物5の決定、及び荷物保持位置の計画を行う。荷降ろし対象となる荷物は、収容部6にすでに荷積みされた複数の荷物5のうち、次に荷降ろしする荷物5である。荷降ろし対象となる荷物は、荷物5を荷降ろしするプログラムに従って決定される。荷物保持位置は、荷降ろし対象の荷物5の位置の座標である。
また、動作計画部1221は、荷物5を荷積み目標位置に移動する際に、保持部40による荷物5の保持を解除する位置に保持部40を移動する経路の計画を行う。保持部40による荷物5の保持を解除する位置は、荷積み目標位置に対して所定高さ高い位置である。所定高さ位置は、保持部40に保持された荷物5、及びこの荷物5の下方の荷物5または床6aの間に隙間を有する高さである。なお、この隙間は、荷物5が落下しても荷物5が破損せず、かつ荷物5の位置がずれない程度の隙間である。
また、動作計画部1221は、第4の搬送部55の目標高さ位置を算出する。目標高さ位置は、荷積み目標位置の高さよりも所定距離高い位置である。
また、動作計画部1221は、計画した経路に基づいて、保持部移動装置70の制御を行う。また、動作制御部1223は、算出した第4の搬送部55の目標高さ位置に基づいて、支持部移動装置71の制御を行う。
物体検出部1222は、物体検出装置90の制御を行い、装置本体20の周囲の構成までの距離の計測を行う。
物体検出部1222は、物体検出装置90による計測結果に基づいて、走行装置30の制御量を算出する。ここで、走行装置30の制御量は、装置本体20の姿勢のずれ、及び装置本体20の位置のずれを補正する為の、走行装置30の制御量である。ここで、補正とは、ずれ量を小さくし、ずれ量がなくなるようにすることである。
装置本体20の姿勢のずれは、例えば、収容部6に対して設定される目標方向に対する、装置本体20に設定される基準方向のずれである。本実施形態では、装置本体20に設定される基準方向は、例えば、装置本体20の前後方向である。装置本体20の前後方向は、例えば、第1の方向Xである。収容部6に対して設定される目標方向は、荷役装置10の各動作に対して適宜設定される。例えば、装置本体20を収容部6の外から開口6eを通して収容部6に侵入させる動作時、及び装置本体20を収容部6から開口6eを通して収容部6の外に移動する退出動作時では、目標方向は、一対の側壁6dに略平行な方向である。
すなわち、本実施形態では、装置本体20の収容部6への侵入動作、及び装置本体20の収容部6からの退出動作では、装置本体20の目標姿勢は、装置本体20が装置本体20の前後方向に進行する際に、この進行方向が一対の側壁6dに対して略平行となる姿勢である。ここで、略平行とは、平行、及び平行に対して若干傾斜する方向を含む。平行に対して若干傾斜するとは、例えば、走行装置30を含む装置本体20の組み立て精度によって生じる誤差に起因するずれである。すなわち、略平行とは、走行装置30が装置本体20の前後方向が一対の側壁6dに平行となるように進行しようと制御したところ、組み立て精度等に起因して進行方向が一対の側壁6dに平行な方向に対してずれることを許容するものである。
装置本体20の位置のずれは、装置本体20を収容部6内で走行させるときの一対の側壁6dから装置本体20までの距離の目標値に対する一対の側壁6dから装置本体20までの実際の位置のずれである。一対の側壁6dから装置本体20までの距離の目標値は、例えば、装置本体20を収容部6に侵入させて荷積みを行う位置まで移動する動作時、及び装置本体20を収容部6から退出させる動作時に、装置本体20及び一対の側壁6dが干渉しない距離である。具体例としては、一方の側壁6dから装置本体20までの距離、及び他方の側壁6dから装置本体20までの距離が等距離となる距離である。
動作制御部1223は、装置本体20の姿勢のずれ量、及び装置本体20の位置のずれ量を算出し、これらずれ量を補正する為の制御量を算出する。ここで、補正とは、ずれ量を小さくし、ずれ量がなくなるようにすることである。
走行装置30に対する制御量は、走行装置30のホイール32aの操舵角度、及びホイール32aの回転速度である。
動作制御部1223は、算出した制御量に基づいて、走行装置30の制御を行う。
プロセッサ122は、荷役装置10の動作時の判定を行う。プロセッサ122は、例えば、収容部6内に荷積みされていた荷物5の個数と荷降ろしした荷物5の個数との比較に基づいて、荷降ろし動作の完了を判定できる。または、プロセッサ122は、物体検出装置90によって得られる装置本体20の周囲の構成の形状に基づいて、収容部6に荷積みされた荷物5が無くなったことを判定してもよい。
なお、荷物5がタイヤ等の箱型ではない形状であると、装置本体20に対して前方の構成の形状、すなわち物体検出装置90による計測結果に基づいて得られる、装置本体20に対して前方の構成の形状は、平面ではなく荷物に応じて曲面形状となる。収容部6に荷物5がない場合は、物体検出装置90によって検出される前壁6bの形状は平面となる。このように物体検出装置90によって検出される前方の構成の形状の違いから、荷物5の有無を判定できる。
または、物体検出部1222は、物体検出装置90を駆動して、収容部6内の所定高さ位置から下方の範囲で、装置本体20の前方の構成までの距離を計測する。そして、計測結果に基づいて、荷物5の有無を判定してもよい。ここで、所定高さ位置は、例えば、収容部6に荷積みされていた荷物5のうち最上段の荷物5よりも高い位置である。収容部6に荷積みされた荷物5の最上段の荷物5の上端及び収容部6の天井壁6cの間は、少なくとも、荷積みの際に保持部40を配置する為の隙間がある。よって、隙間があるところと、荷物5があるところでとでは、装置本体20からの距離が異なる。この為、支持部移動装置71を駆動して物体検出装置90によって所定高さ位置から下方の範囲で装置本体20から前方の構成までの距離を計測して、装置本体20の前方の構成までの距離が変化する場合は、荷物5が残っていると判定できる。
また、動作制御部1223は、作業者により操作される操作装置からの指令に従って、走行装置30を制御する。
電源部140は、走行装置30、保持部40、搬送部50、保持部移動装置70、支持部移動装置71、物体検出装置90、及び制御装置120等に電気的に接続されており、電力を供給する。
外部搬送部150は、例えば収容部6外の荷物5の集積所、及び搬送部50の第1の搬送部53の間で荷物を搬送する。外部搬送部150は、搬送方向に伸縮可能に構成されるコンベヤである。
表示装置160は、インタフェース123を介して制御装置120に接続される。表示装置160は、制御装置120から出力される映像信号に基づき各種情報を表示する。
次に、装置本体20を収容部6の外から収容部6内に侵入させる動作の一例を説明する。装置本体20を収容部6に侵入させるとは、例えば、装置本体20を、収容部6の外から、収容部6内の所定位置まで移動させることである。なお、装置本体20を収容部6の外から収容部6内に侵入させる動作の前に、装置本体20を開口6eの近傍の位置まで移動する動作がなされる。この動作は、例えば、作業者により操作装置が操作されることでなされる。作業者は、例えば、目視により装置本体20を確認しながら、または、カメラにより撮影された映像を確認しながら、操作装置を操作する。ここで、開口6eの近傍とは、物体検出装置90から前壁6b及び両側壁6dに開口6eを通してレーザを照射可能な位置である。
なお、本実施形態では、装置本体20の位置は、走行装置30の位置と同じであり、装置本体20の姿勢は、走行装置30の姿勢と同じことである。すなわち、走行装置30を目標位置に移動し、目標姿勢にするよう制御する、ということは、装置本体20を目標位置に移動し、装置本体20を目標姿勢にするよう制御する、ということである。
荷役装置10が、収容部6の外側で開口6eの近傍に配置されると、例えば作業者により操作装置が操作されることで、装置本体20を収容部6に侵入させて荷積みを行う位置まで移動する動作が開始される。
[装置動作(進入及び退出)]
図4は、実施形態に係る荷役装置の全体動作の一例を示すフローチャートである。
プロセッサ122は、記憶部121に記憶されるプログラムを実行することにより、インタフェース123を介して、荷役装置10の動作を制御する制御信号を出力し、荷役装置10の動作を制御する。例えば、動作は、前進又は後退などの移動である。プロセッサ122は、インタフェース123を介して、物体検出装置90からのセンサ信号を受信する。プロセッサ122は、センサ信号が示す物体検出領域に対して、コンテナ等の収容部6と荷役装置10(又は装置本体20)の位置関係に応じた検出対象領域(Region of Interest、以下ROI)を設定し、物体検出領域とROIの重複領域から物体を検出する。プロセッサ122は、物体の検出結果に基づき制御信号を生成し、インタフェース123を介して、制御信号を出力する。このようなフィードバック制御により、荷役装置10は、収容部6の側壁6d等の障害物に衝突することなく、所望位置(一対の側壁6dから等距離の中央)を走行し、収容部6に進入し目標位置に向かう。また、荷役装置10は、障害物に衝突することなく、所望位置を走行し、収容部6から後退し目標位置に向かう。また、荷役装置10は、障害物に衝突することなく、収容部6の内部に荷物を配置する。また、荷役装置10は、障害物に衝突することなく、収容部6の内部から荷物を回収する。
荷役装置10の動作を制御するにあたり、物体検出部1222は、センサ信号(点群データ)の読み込み、必要な点群データの抽出、及び物体検出を行う。また、物体検出部1222は、物体検出装置90からのセンサ信号が示す物体検出領域に対して、ROIを設定する。例えば、物体検出部1222は、収容部6と荷役装置10(又は装置本体20)の位置関係に応じて、ROIを設定する。また、物体検出部1222は、動作計画部1221による動作計画、動作制御部1223による機構制御、及び機構制御に応じた動作状態等に応じて、ROIを設定する。物体検出部1222は、物体検出領域とROIの重複領域から物体を検出する。動作制御部1223は、物体の検出結果に基づき制御信号を生成し、制御信号に基づき荷役装置10の動作を制御する。
収容部6と荷役装置10の位置関係、及び荷役装置10の動作状態等に応じたROIが設定されることにより、物体検出領域とROIの重複領域から物体を検出する計算時間の短縮及び物体の誤検出の軽減を図ることができる。これにより、荷役作業の高速化および積載効率を向上が期待される。
例えば、荷役装置10がコンテナ等の収容部6へ進入する場合、物体検出部1222は、進入前に適用される第1の検出対象領域(以下、ROI-1)を設定し(ST1)、物体検出領域とROI-1の重複領域から物体を検出する。ROI-1は、収容部6の側壁6d等の検出に利用される。動作制御部1223は、ROI-1に基づく物体の検出結果に基づき制御信号を生成し、制御信号に基づき荷役装置10の動作(収容部6への進入動作)を制御する。
また、荷役装置10が収容部6の内部を前進する場合、物体検出部1222は、コンテナ等の収容部6への荷役装置10の進入中に適用される第2の検出対象領域(以下、ROI-2)を設定し(ST1)、物体検出領域とROI-2の重複領域から物体を検出する。ROI-2は、収容部6の側壁6d等の検出に利用される。動作制御部1223は、ROI-2に基づく物体の検出結果に基づき制御信号を生成し、制御信号に基づき荷役装置10の動作(収容部6の内部の前進動作)を制御する。
また、荷役装置10が収容部6の内部の目標位置で荷物を配置する場合、物体検出部1222は、目標位置での荷物処理に適用される第3の検出対象領域(以下、ROI-3)を設定し(ST2)、物体検出領域とROI-3の重複領域から物体を検出する。ROI-3は、目標位置の荷物の検出に利用される。動作制御部1223は、ROI-3に基づく物体の検出結果に基づき制御信号を生成し、制御信号に基づき荷役装置10の動作(荷物の配置)を制御する。
例えば、動作制御部1223は、動作計画部1221の動作計画に基づき、指定数の荷物を積み込み(ST3)、全ての荷物の積み込みが完了していなければ(ST4、NO)、指定距離後退するための制御信号を出力する。また、荷役装置10が指定距離後退する場合、物体検出部1222は、後退動作に適用される第4の検出対象領域(以下、ROI-41及びROI-42)を設定し(ST5)、物体検出領域とROI-41の重複領域、並びに物体検出領域とROI-42の重複領域から物体を検出する。ROI-41は、収容部6の側壁6dの検出に利用され、ROI-42は、荷物の検出に利用される。動作制御部1223は、ROI-41及びROI-41に基づく物体の検出結果に基づき制御信号を生成し、制御信号に基づき荷役装置10の動作(後退動作)を制御する。以後、ST2~ST5の処理が繰り返される。
動作制御部1223は、荷物の積み込みが完了すると(ST4、YES)、収容部6から退出するための制御信号を出力する。また、荷役装置10が収容部6から退出する場合、物体検出部1222は、退出動作に適用される第5の検出対象領域(以下、ROI-5)を設定し(ST6)、物体検出領域とROI-5の重複領域から物体を検出する。ROI-5は、収容部6の側壁6dの検出に利用される。動作制御部1223は、ROI-5に基づく物体の検出結果に基づき制御信号を生成し、制御信号に基づき荷役装置10の動作(退出動作)を制御する。
図5は、実施形態に係る荷役装置の進入動作の一例を示すフローチャートである。なお、図5は、図4のST1の処理に対応するフローチャートである。また、図6は、実施形態に係る荷役装置の進入動作に応じて設定されるROI(ROI-1)の第1例を示す図である。図7は、実施形態に係る荷役装置の進入動作に応じて設定されるROI(ROI-2)の第2例を示す図である。
動作計画部1221は、収容部6への進入動作を実行するために、目標位置を決定する(ST101)。例えば、目標位置は、収容部6の前壁6bから後退方向(第1の方向Xに沿った後方向)に指定距離離れた位置である。物体検出部1222は、進入前に適用されるROI-1を設定する(ST102)。
図6に示すように、物体検出装置90は、基準位置90aを中心として、放射状にレーザを照射し、物体検出領域Eの中の物体までの距離を示す点群データを出力する。例えば、物体検出領域Eは、物体検出装置90の基準位置を中心として、基準位置から広がる扇状領域である。また、物体検出部1222は、記憶部121に記憶される収容部6に関するデータに基づき、基準位置90aを含む矩形領域をROI-1として設定する。ROI-1は、収容部6のコンテナの一対の側壁6dを含む。例えば、物体検出部1222が、物体検出装置90からのセンサ信号に基づき収容部6に関するデータを生成し、生成されたデータを記憶部121に記憶する。或いは、記憶部121は、インタフェース123を介して入力される、収容部6に関するデータを記憶する。収容部6に関するデータは、一対の側壁6dの位置、一対の側壁6dの幅W0(距離)、及び側壁6dの厚さを含む。
物体検出部1222は、物体検出装置90から距離データを取得し(ST103)、物体検出領域EとROI-1の重複領域の距離データを抽出する。即ち、物体検出部1222は、ROI-1内の距離データを抽出し、抽出データから収容部6の形状を検出する(ST104)。
また、物体検出部1222は、重複領域の距離データから収容部6の一対の側壁6dの位置及び幅W0を検出する。即ち、物体検出部1222は、ROI-1内の距離データから収容部6の一対の側壁6dの位置及び幅W0を検出する。動作制御部1223は、一対の側壁6dの位置及び幅W0(距離)に基づき荷役装置10の走行を制御する制御信号を生成する。例えば、動作制御部1223は、一対の側壁6dの位置及び幅W0に基づき、一対の側壁6dの間の中心線を算出し(ST105)、算出した中心線を荷役装置10の走行経路として現在の走行経路とのずれ量(位置と角度)を算出する(ST106)。動作制御部1223は、ずれ量を補正しながら荷役装置10を一定時間前進させる制御信号を生成し、荷役装置10は、制御信号に基づき一定時間前進する(ST107)。
また、物体検出部1222は、物体検出装置90から距離データに基づき収容部6の前壁6bまでの距離を測定する(ST108)。前壁6bが検出されていない場合や、目標位置に到達していなければ(ST109、NO)、ST103~ST108の動作が繰り返される。目標位置に到達していれば(ST109、YES)、動作制御部1223は、荷役装置10の移動を停止させる制御信号を生成し、荷役装置10は、制御信号に基づき停止する(ST110)。
なお、物体検出部1222は、荷役装置10の少なくとも一部が収容部6に進入した後、ROI-1に替えてROI-2を設定してもよい。物体検出部1222は、記憶部121に記憶される収容部6に関するデータに基づき、基準位置90aを含む矩形領域をROI-2として設定する。例えば、ROI-1とROI-2のサイズは異なり、ROI-2は、ROI-1より大きい。また、ROI-1の幅W1とROI-2の幅W2は、一対の側壁6dの幅W0より1~20%程度長い。また、ROI-1は、荷役装置10の進行方向(第1の方向Xに沿った前方向)に向けて基準位置90aから距離L11を有し、進行方向の逆の後退方向(第1の方向Xに沿った後方向)に向けて基準位置90aから距離L12を有する。例えば、距離L11は、距離L12より長い。ROI-2は、荷役装置10の進行方向に向けて基準位置90aから距離L21を有し、後退方向に向けて基準位置90aから距離L12より長い距離L22を有する。例えば、距離L11と距離L21は等しい。
荷役装置10の少なくとも一部が収容部6に進入する前は、基準位置90aより進行方向に位置する側壁6dへの衝突を回避すればよく、物体検出部1222は、前進方向の障害物の検知に重点を置くROI-1を設定する。荷役装置10の少なくとも一部が収容部6に進入した後は、基準位置90aより進行方向に位置する側壁6dの部分と、後退方向に位置する側壁6dの部分への衝突を回避するため、物体検出部1222は、基準位置90aより進行方向の障害物と後退方向の障害物を検知するROI-2を設定する。
上記したように、物体検出部1222は、収容部6と荷役装置10の位置関係に応じて動的にROI-1及びROI-2を設定する。これにより、物体を検出する計算時間の短縮及び物体の誤検出の軽減を図ることができる。
荷役装置10が目標位置に到達すると、物体検出部1222は、ROI-3を設定し、物体検出領域EとROI-3の重複領域の距離データを抽出する。即ち、物体検出部1222は、ROI-3内の距離データを抽出し、抽出データから荷物5を検出する。
図8は、実施形態に係る荷役装置の荷物処理で設定されるROI(ROI-3)の一例を示す図である。
物体検出部1222は、記憶部121に記憶される収容部6に関するデータに基づき、矩形領域をROI-3として設定する。図8に示すように、ROI-3は、荷物が配置される領域である。ROI-3は、収容部6の内部を含み、一対の側壁6dを含まない。例えば、ROI-3の幅W3は、一対の側壁6dの幅W0より1~20%程度短い。また、ROI-3は、荷役装置10の進行方向に向けて基準位置90aからの距離L30より短い距離L31を有する。
物体検出部1222は、ROI-3の中に配置される第1の荷物の形状を検出し、動作制御部1223は、第1の荷物の形状に基づき次に配置する第2の荷物の位置を決定し、決定された位置に第2の荷物を配置させる制御信号を出力する。動作制御部1223は、荷役装置10を後退させずに配置可能な最大数の荷物を配置させた後、全ての荷物の積み込みが完了していなければ、荷物を配置する領域を確保するために指定距離後退するための制御信号を出力する。
ここで、図9を参照して中心線の算出について補足する。図9は、実施形態に係る荷役装置による中心線の算出を補正説明するための図である。
図6に示すように、側壁6dが直線状であれば、動作制御部1223は、一対の側壁6dの位置及び幅W0に基づき、一対の側壁6dから等距離に位置する中心線を算出し、算出した中心線を荷役装置10の走行経路に設定する。
収容部6はコンテナ等であり、側壁6dは直線状とは限らない。例えば、図9に示すように、側壁6dが波形の場合、物体検出部1222は、側壁6dの外側(外壁)と内側(内壁)を検出する。動作制御部1223は、外側の検出結果から仮想側壁6d1を算出し、内側の検出結果から仮想側壁6d2を算出し、仮想側壁6d1と仮想側壁6d2から等距離に位置する仮想側壁6d0を算出する。即ち、動作制御部1223は、一対の側壁6dについてそれぞれ仮想側壁6d0を算出する。さらに、動作制御部1223は、一対の仮想側壁6d0からの等距離に中心線を算出し、算出した中心線を荷役装置10の走行経路に設定する。このように、収容部6の側壁6dが直線状でなくとも、収容部6に対して荷役装置10の走行経路として適切な中心線を設定することができる。
図10は、実施形態に係る荷役装置による物体検出状況の表示例を示す図である。
上記説明したように、物体検出部1222は、物体検出領域EとROI-1の重複領域から物体を検出する。プロセッサ122は、インタフェース123を介して、物体の検出状況を示す画像信号をリアルタイムに表示装置160へ出力する。図10に示すように、表示装置160は、物体の検出状況を示す画像を表示する。例えば、物体の検出状況を示す画像は、ROI、物体検出領域E、重複領域から検出される物体(側壁の一部)を含み、さらに、算出される中心線cを含んでもよい。
図11は、実施形態に係る荷役装置の指定距離後退動作の一例を示すフローチャートである。なお、図11は、図4のST5の処理に対応するフローチャートである。また、図12は、実施形態に係る荷役装置の指定距離後退動作に応じて設定されるROI(ROI-41及びROI-42)の第1例を示す図である。図13は、実施形態に係る荷役装置の指定距離後退動作に応じて設定されるROIの第2例(ROI-411、ROI-412、及びROI-42)を示す図である。
動作計画部1221は、指定距離後退動作を実行するために、目標位置を決定する(ST501)。例えば、目標位置は、配置された荷物5から後退方向に指定距離離れた位置である。物体検出部1222は、後退動作に適用されるROI-41及びROI-42を設定する(ST502)。物体検出部1222は、記憶部121に記憶される収容部6に関するデータに基づき、矩形領域をROI-41及びROI-42として設定する。
ROI-41は、収容部6の側壁6dを含み、側壁6dの検出に利用される。また、ROI-42は、収容部6の内部を含み、収容部6の側壁6dを含まず、荷物5の検出に利用される。ROI-41とROI-42のサイズは異なり、ROI-41は、ROI-42より大きく、ROI-41は、ROI-42を含む。
また、ROI-41の幅W41は、一対の側壁6dの幅W0より1~20%程度長い。また、ROI-41は、荷役装置10の進行方向に向けて基準位置90aから距離L411を有し、後退方向に向けて基準位置90aから距離L412を有する。例えば、ROI-41は、後退時の障害物への衝突回避のために、距離L412を距離L411より長くしてもよい。ROI-42の幅W42は、一対の側壁6dの幅W0より1~20%程度短い。また、ROI-42は、荷役装置10の進行方向に向けて基準位置90aからの距離L411より短い距離L42を有する。
或いは、物体検出部1222は、ROI-41に替えて、ROI-411とROI-412を設定してもよい(図13参照)。例えば、物体検出部1222は、中心線を基準に幅方向にROI-411とROI-412を設定する。
ROI-411は、収容部6の一方の側壁6dを含み、一方の側壁6dの検出に利用される。また、ROI-411の幅W411は、一方の側壁6dの厚さより1~20%程度長い。また、ROI-411は、荷役装置10の進行方向に向けて基準位置90aから距離L4111を有し、後退方向に向けて基準位置90aから距離L4112を有する。例えば、ROI-411は、後退時の障害物への衝突回避のために、距離L4112を距離L4111より長くしてもよい。
また、ROI-412は、収容部6の他方の側壁6dを含み、他方の側壁6dの検出に利用される。また、ROI-412の幅W412は、他方の側壁6dの厚さより1~20%程度長い。また、ROI-412は、荷役装置10の進行方向に向けて基準位置90aから距離L4121を有し、後退方向に向けて基準位置90aから距離L4122を有する。例えば、ROI-412は、後退時の障害物への衝突回避のために、距離L4122を距離L4121より長くしてもよい。
物体検出部1222は、物体検出装置90から距離データを取得し(ST503)、物体検出領域EとROI-41の重複領域の距離データ、及び物体検出領域EとROI-42の重複領域の距離データを抽出する。即ち、物体検出部1222は、ROI-41内の距離データを抽出し、抽出データから収容部6の側壁6dの形状を検出し、また、ROI-42内の距離データを抽出し、抽出データから荷物5の形状を検出する(ST504)。
また、物体検出部1222は、物体検出領域EとROI-41の重複領域の距離データから収容部6の一対の側壁6dの位置及び幅W0を検出する。即ち、物体検出部1222は、ROI-41内の距離データから収容部6の一対の側壁6dの位置及び幅W0を検出する。動作制御部1223は、一対の側壁6dの位置及び幅W0に基づき荷役装置10の走行を制御する制御信号を生成する。例えば、動作制御部1223は、一対の側壁6dの位置及び幅W0に基づき、一対の側壁6dの間の中心線を算出し、算出した中心線を荷役装置10の走行経路として現在の走行経路とのずれ量(位置と角度)を算出する(ST505)。動作制御部1223は、ずれ量を補正しながら荷役装置10を一定時間後退させる制御信号を生成し、荷役装置10は、制御信号に基づき一定時間後退する(ST506)。
また、物体検出部1222は、物体検出装置90から距離データに基づき、配置された荷物5のまでの距離を測定する(ST507)。目標位置に到達していなければ(ST508、NO)、ST503~ST507の動作が繰り返される。目標位置に到達していれば(ST508、YES)、動作制御部1223は、荷役装置10の移動を停止させる制御信号を生成し、荷役装置10は、制御信号に基づき停止する(ST509)。
図14は、実施形態に係る荷役装置の収容部からの退出動作の一例を示すフローチャートである。なお、図14は、図4のST6の処理に対応するフローチャートである。また、図15は、実施形態に係る荷役装置の退出動作に応じて設定されるROI(ROI-5)の一例を示す図である。
全ての荷物の積み込みが完了すると、退出動作が実行される。動作計画部1221は、収容部からの退出動作を実行するために、目標位置を決定する(ST601)。例えば、目標位置は、収容部6の開口6eから後退方向に指定距離離れた位置である。物体検出部1222は、退出動作に適用されるROI-5を設定する(ST602)。物体検出部1222は、記憶部121に記憶される収容部6に関するデータに基づき、矩形領域をROI-5として設定する。
ROI-5は、収容部6の側壁6dを含み、側壁6dの検出に利用される。また、ROI-5の幅W5は、一対の側壁6dの幅W0より1~20%程度長い。また、ROI-5は、荷役装置10の進行方向に向けて基準位置90aから距離L51を有し、後退方向に向けて基準位置90aから距離L52を有する。例えば、ROI-5は、後退時の障害物への衝突回避のために、距離L52を距離L51より長くしてもよい。
物体検出部1222は、物体検出装置90から距離データを取得し(ST603)、物体検出領域EとROI-5の重複領域の距離データを抽出する。即ち、物体検出部1222は、ROI-5内の距離データを抽出し、抽出データから収容部6の側壁6dの形状を検出する(ST604)。
また、物体検出部1222は、物体検出領域EとROI-5の重複領域の距離データから収容部6の一対の側壁6dの位置及び幅W0を検出する。即ち、物体検出部1222は、ROI-5内の距離データから収容部6の一対の側壁6dの位置及び幅W0を検出する。動作制御部1223は、一対の側壁6dの位置及び幅W0に基づき荷役装置10の走行を制御する制御信号を生成する。例えば、動作制御部1223は、一対の側壁6dの位置及び幅W0に基づき、一対の側壁6dの間の中心線を算出し、算出した中心線を荷役装置10の走行経路として現在の走行経路とのずれ量(位置と角度)を算出する(ST605)。動作制御部1223は、ずれ量を補正しながら荷役装置10を一定時間後退させる制御信号を生成し、荷役装置10は、制御信号に基づき一定時間後退する(ST606)。
また、物体検出部1222は、物体検出装置90から距離データに基づき、開口6eまでの距離を測定する(ST607)。目標位置に到達していなければ(ST608、NO)、ST603~ST607の動作が繰り返される。目標位置に到達していれば(ST608、YES)、動作制御部1223は、荷役装置10の移動を停止させる制御信号を生成し、荷役装置10は、制御信号に基づき停止する(ST609)。
本実施形態では、荷役装置10による荷積み動作を説明したが、荷役装置10による荷下ろし動作も同様である。
以上説明した本実施形態によれば、荷役装置を精度良く移動させること、及び荷役装置を高速に制御することができる制御装置、制御方法、及びプログラムを提供することができる。例えば、荷役装置10は、前進する際に、一つの物体検出装置90からのセンシング信号で収容部6の一対の側壁6dまでの距離を測定し、一対の側壁6d間でその中心線を走行経路として使用する。これにより、物体検出装置90の測定距離に誤差があったとしても、中心線を走行することにより、荷役装置10が、側壁6dへ干渉するリスクを軽減することができる。また、荷役装置10は、収容部6と荷役装置10(又は装置本体20)の位置関係に応じたROI、又は荷役装置10の動作状態に応じたROIを設定することにより、物体を検出する計算時間の短縮及び物体の誤検出の軽減を図ることができる。また、物体の誤検出の軽減により、中心線の算出を精度良く実施することができる。つまり、これらにより荷役装置10による荷役作業の高速化及び積載効率の向上が期待できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…出荷バース
2…ロボットアーム
3…パレット
4…フォークリフト
5…荷物
6…収容部
6a…床
6b…前壁
6c…天井壁
6d…側壁
6e…開口
7…トラック
10…荷役装置
20…装置本体
30…走行装置
31…走行装置用基部
32…走行部
32a…ホイール
40…保持部
41…保持部用基部
42…吸着部
50…搬送部
50a…搬送面
51…主搬送部
51a…搬送面
52…第2の搬送部
52a…搬送部本体
52a1…搬送面
52b…昇降装置
52c…第1のストッパ装置
52c1…第1のストッパ
52c2…駆動部
53…第1の搬送部
53a…搬送面
53b…連結部材
53c…車輪
53d…第2のストッパ装置
53d1…第2のストッパ
53d2…駆動部
54…第3の搬送部
54a…搬送面
55…第4の搬送部
55a…搬送面
60…第2の保持部移動装置
61…第1の水平方向移動装置
62…第2の水平方向移動装置
70…保持部移動装置
71…支持部移動装置
73…第1の保持部移動装置
73a…レール
73b…駆動部
80…支持部
90…物体検出装置
100…荷物検出部
102…第2の荷物検出部
103…第1の荷物検出部
104…第3の荷物検出部
105…第4の荷物検出部
110…位置決め装置
120…制御装置
121…記憶部
122…プロセッサ
123…インタフェース
140…電源部
150…外部搬送部
1221…動作計画部
1222…物体検出部
1223…及び動作制御部
1223…動作制御部

Claims (14)

  1. 収容部に荷物を搬入する又は前記収容部から荷物を搬出する荷役装置の移動を制御する制御信号を出力し、前記荷役装置の物体検出センサからのセンサ信号を入力するインタフェースと、
    前記センサ信号が示す物体検出領域に対して、前記収容部と前記荷役装置の位置関係に応じた検出対象領域を設定し、前記物体検出領域と前記検出対象領域の重複領域から物体を検出し、前記物体の検出結果に基づき前記制御信号を生成するプロセッサと、
    を備える動作制御装置。
  2. 前記プロセッサは、前記荷役装置の動作状態に応じた前記検出対象領域を設定する、請求項1の動作制御装置。
  3. 前記インタフェースは、表示装置に対して物体の検出状況を示す画像信号を出力する、請求項1又は2の動作制御装置。
  4. 前記プロセッサは、前記収容部への前記荷役装置の進入前に適用される第1の検出対象領域、進入中に適用される第2の検出対象領域、荷物処理に適用される第3の検出対象領域、後退動作に適用される第4の検出対象領域、及び退出動作に適用される第5の検出対象領域のうちの少なくとも一つを設定する、請求項1乃至3の何れか一つの動作制御装置。
  5. 前記プロセッサは、前記収容部に関する情報に基づき、前記第1乃至第5の検出対象領域のうちの少なくとも一つを設定する、請求項4の動作制御装置。
  6. 前記物体検出領域は、前記物体検出センサの基準位置から広がる扇状領域であり、
    前記第1及び第2の検出対象領域は、前記基準位置を含む矩形領域である、請求項5の動作制御装置。
  7. 前記第1の検出対象領域は、前記荷役装置の進行方向に向けて前記基準位置から第1の距離を有し、前記進行方向の逆の後退方向に向けて前記基準位置から第2の距離を有し、
    前記第2の検出対象領域は、前記荷役装置の進行方向に向けて前記基準位置から前記第1の距離を有し、前記後退方向に向けて前記基準位置から前記第2の距離より長い第3の距離を有する、請求項6の動作制御装置。
  8. 前記第1及び第2の検出対象領域は、前記収容部の壁を含む領域である、請求項5乃至7の何れか一つの動作制御装置。
  9. 前記第3の検出対象領域は、前記収容部の内部を含み且つ前記収容部の壁を含まない領域である、請求項5乃至8の何れか一つの動作制御装置。
  10. 前記第4の検出対象領域は、前記収容部の壁を含む領域と、前記収容部の内側を含み且つ前記収容部の壁を含まない領域を含む、請求項5乃至9の何れか一つの動作制御装置。
  11. 前記第5の検出対象領域は、前記収容部の壁を含む領域である、請求項5乃至10の何れか一つの動作制御装置。
  12. 前記プロセッサは、前記重複領域から前記収容部の一対の側壁の間の距離を検出し、前記側壁の間の距離に基づき前記荷役装置の走行を制御する制御信号を生成する、請求項1乃至11の何れか一つの動作制御装置。
  13. 収容部に荷物を搬入する又は前記収容部から荷物を搬出する荷役装置の物体検出センサからのセンサ信号が示す物体検出領域に対して、前記収容部と前記荷役装置の位置関係に応じた検出対象領域を設定し、
    前記物体検出領域と前記検出対象領域の重複領域から物体を検出し、
    前記物体の検出結果に基づき前記荷役装置の移動を制御する制御信号を生成し、
    前記制御信号を出力する、動作制御方法。
  14. コンピュータに、
    収容部に荷物を搬入する又は前記収容部から荷物を搬出する荷役装置の物体検出センサからのセンサ信号が示す物体検出領域に対して、前記収容部と前記荷役装置の位置関係に応じた検出対象領域を設定する手順と、
    前記物体検出領域と前記検出対象領域の重複領域から物体を検出する手順と、
    前記物体の検出結果に基づき前記荷役装置の移動を制御する制御信号を生成する手順と、
    前記制御信号を出力する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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