JP2022138219A - 流体吐出容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般消費者にとって収容袋を簡単かつ確実に交換することができる流体吐出容器を提供することを目的とする。【解決手段】流体を収容する収容袋1を格納し、収容袋1内の流体を外部に吐出するための流体吐出容器であって、貫通孔124が設けられたコネクタ12を上部に有する収容袋1と、開口部23が形成され、開口部23から収容袋1が格納される下側容器2と、下側容器2に脱着可能に設けられる上側容器3と、上側容器3に設けられ、収容袋1のコネクタ12の貫通孔124に挿入される雄部材41を有する吐出機構4とを備える。コネクタ12は、下側容器2の開口部23において下側容器2に係止されるとともに、上側容器3の内側に固定される。【選択図】図3
Description
本発明は、流体を収容する収容袋を格納し、該収容袋内の流体を外部に吐出するための流体吐出容器に関するものである。
従来より、パーマ液、シャンプー、リンス、ボディーソープ、消毒液、調味料等の種々の流体を容器内部に収容し、容器外部に流体を吐出する流体吐出容器が広く用いられている。一般に、この流体吐出容器は、流体を容器内部に直接収容し、容器上部に設けられた手押し式ポンプやトリガー式ポンプ等の吐出機構により容器の内部の流体を吸入して、容器外部に流体を吐出するものである。
このような流体吐出容器は、使用によって容器内部の流体がなくなると容器ごと廃棄されていたが、エコロジー(自然環境保護)の観点から、容器内部の流体がなくなった場合、詰め替え用の袋に収容された同じ流体を流体吐出容器の内部に移し替えることが行われている。ところが、このように流体を袋から容器に移し替えるものだと、流体が袋や容器の外部の空気に触れるため、流体の品質を劣化させる虞があった。
そこで、最近では、容器内部に流体を直接収容するのではなく、流体が収容された収容袋を容器内部に格納し、該収容袋内の流体を外部に吐出する流体吐出容器が注目されている。例えば、本出願人は、貫通孔が設けられたコネクタを上部に有する収容袋と、開口部が形成され、該開口部から収容袋が格納される下側容器と、下側容器に脱着可能に設けられる上側容器と、上側容器に設けられ、収容袋の前記コネクタの貫通孔に挿入される雄部材を有する吐出機構とを備える流体吐出容器を提案している(特許文献1参照)。
そして、この流体吐出容器のコネクタは、軸線方向の上側に設けられた上側コネクタ板と、軸線方向の下側に設けられた下側コネクタ板とを備え、上側コネクタ板の最大外径が前記下側容器の開口部の内径よりも小さくなるように形成されるとともに、下側コネクタ板の最大外径が前記下側容器の開口部の内径よりも大きくなるように形成され、下側コネクタ板の周縁部の上面が前記上側容器の段部に当接し、かつ下側コネクタ板の周縁部の下面が下側容器の周壁部に当接することによって、上側容器と前記下側容器に挟着される態様で固定される。
これによれば、流体吐出容器に収容袋を格納する際、流体吐出容器の内部において収容袋のコネクタが下側容器の開口部において下側容器に係止されるため、収容袋を流体吐出容器に簡単かつ確実に格納することができる。
しかしながら、上述の流体吐出容器において、一般消費者等のユーザが収容袋に流体が残っている状態の使用途中で上側容器を誤って開けた場合、収容袋が上側容器から外れてしまう場合があった。このように使用途中で収容袋が上側容器から外れてしまうと、収容袋の内部から流体が漏れるという問題があった。また、収容袋の内部がエアレスの状態でなくなるため、上側容器を下側容器に再装着しても収容袋の内部の流体を最後まで吐出できなくなるという問題もあった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、第1に、流体が収容された収容袋を流体吐出容器に簡単かつ確実に格納することができ、第2に、使用途中で上側容器を誤って開けた場合でも、収容袋が上側容器から外れることを防止することができる流体吐出容器を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、流体を収容する収容袋を格納し、該収容袋内の流体を外部に吐出するための流体吐出容器であって、貫通孔が設けられたコネクタを上部に有する収容袋と、開口部が形成され、該開口部から前記収容袋が格納される下側容器と、前記下側容器に脱着可能に設けられる上側容器と、前記上側容器に設けられ、前記収容袋の前記コネクタの前記貫通孔に挿入される雄部材を有する吐出機構とを備え、前記コネクタは、前記下側容器に前記収容袋が格納された状態において前記上側容器が前記下側容器に装着された際、前記下側容器の開口部において前記下側容器に係止されるとともに、前記上側容器の内側に固定されることを特徴とする。
これによれば、流体が収容された収容袋を下側容器に格納したあと、吐出機構が設けられた上側容器を下側容器に装着し、あるいは上側容器を下側容器に装着してから吐出機構を上側容器に設けることによって、流体吐出容器の内部において収容袋のコネクタが下側容器の開口部において下側容器に係止されるため、収容袋を流体吐出容器に安定して格納することができる。
また、収容袋のコネクタが上側容器の内側に固定されるため、使用途中で上側容器を誤って開けた場合でも、収容袋が上側容器から外れることを防止することができる。このため、収容袋の内部から流体が漏れることを防止し、収容袋の内部のエアレスの状態を維持することが可能となる。
また、前記コネクタは、軸線方向の上側に設けられた上側コネクタ板と、軸線方向の下側に設けられた下側コネクタ板とを備え、前記上側コネクタ板または前記下側コネクタ板の周縁部が上側容器の内側に固定されてもよい。これによれば、簡易な構成にして、収容袋のコネクタを上側容器の内側に確実に固定することができる。また、製造時において収容袋に流体を充填する際、収容袋のコネクタの上側コネクタ板と下側コネクタ板の間に別に設けられた係止部材を係止させることにより、流体を安定して充填することができる。
また、前記コネクタは、前記下側コネクタ板の最大外径が前記下側容器の開口部の内径よりも大きくなるように形成されることにより、前記下側容器に前記収容袋が格納された状態において前記上側容器が前記下側容器に装着された際、前記下側コネクタ板の周縁部が前記下側容器の開口部において前記下側容器に係止されてもよい。これによれば、流体吐出容器の内部において収容袋のコネクタを下側容器に簡単かつ確実に係止させることができる。
また、前記コネクタは、前記上側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の周壁部に形成された螺子部に螺合されることにより前記上側容器の内側に固定されてもよい。また、前記コネクタは、前記上側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の周壁部に形成された突起に掛止されることにより前記上側容器の内側に固定されてもよい。また、前記コネクタは、前記上側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の周壁部に強嵌合されることにより前記上側容器の内側に固定されてもよい。また、前記コネクタは、前記上側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の天壁部に形成された中筒部に係止されることにより前記上側容器の内側に固定されてもよい。また、前記コネクタは、前記下側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の天壁部に形成された中筒部に係止されることにより前記上側容器の内側に固定されてもよい。
また、前記コネクタは、前記下側コネクタ板が前記上側容器の周壁部に形成された段部と前記下側容器の周壁部に挟着されてもよい。これによれば、収容袋を流体吐出容器に一層安定して格納することができる。
本発明によれば、流体が収容された収容袋を下側容器に格納したあと、吐出機構が設けられた上側容器を下側容器に装着し、あるいは上側容器を下側容器に装着してから吐出機構を上側容器に設けることによって、流体吐出容器の内部において収容袋のコネクタが下側容器の開口部において下側容器に係止されるため、収容袋を流体吐出容器に安定して格納することができる。
また、収容袋のコネクタが上側容器の内側に固定されるため、使用途中で上側容器を誤って開けた場合でも、収容袋が上側容器から外れることを防止することができる。このため、収容袋の内部から流体が漏れることを防止し、収容袋の内部のエアレスの状態を維持することが可能となる。
次に、本発明に係る流体吐出容器(以下、本容器という)の実施形態について図1~図9を参照しつつ説明する。
本容器は、図1および図2に示すように、シャンプーやリンス、化粧液等の流体を収容する収容袋1と、収容袋1が格納される下側容器2と、下側容器2の開口部23に脱着可能に設けられる上側容器3と、上側容器3に設けられた吐出機構4とを備える。
前記収容袋1は、図4に示すように、一般にスタンディングパウチと呼ばれる合成樹脂素材からなる可撓性の袋体11と、合成樹脂素材からなる剛性のコネクタ12とから構成される。
前記袋体11は、一方側に配置される正面視矩形状の第1のシート材111と、他方側に配置される第1のシート材111と同大同形の第2のシート材112と、下側に配置される第3のシート材113とを備え、第1のシート材111と第2のシート材112の上端部同士(コネクタ12が配置される部分を除く)と側端部同士がヒートシールにより溶着されるともに、第1のシート材111および第2のシート材112の下端部と第3のシート部材113の周縁部がヒートシールにより溶着されることにより、全体として内部に流体が収容可能な空間が形成される。なお、袋体11は、このようなスタンディングパウチに限定されるものではなく、2枚のシート材からなる平パウチや、4枚のシート材からなるガゼット袋など、その他の構成の袋体であってもよい。
なお、袋体11の高さH1は、下側容器2の内部の深さH2と同一あるいは深さH2より小さくなるように形成されている。また、袋体11の幅は、袋体11に流体を収納したときに袋体11が下側容器2に格納可能な大きさに形成されている。
前記コネクタ12は、図2~図4に示すように、本体部121と、本体部121の軸線方向の上側に設けられた上側コネクタ板122と、本体部121の軸線方向の下側に設けられた下側コネクタ板123と、本体部121を軸線方向に貫通する態様で設けられた貫通孔124と、貫通孔124の下端部に設けられた蓋部材125とを備え、本体部121の下部側面が第1のシート材111と第2のシート材112の間でヒートシールにより挟着されることにより、貫通孔124と袋体11の軸線方向が一致する態様で袋体11の上端部中央に設けられている。
前記上側コネクタ板122は、最大外径R2が上側容器3の上部(後述の段部36)の内径R5とほぼ同一に形成されている。また、前記下側コネクタ板123は、最大外径R1が上側容器3の下部の内径R4(上側容器3の上部の内径R5より大きい)と同一またはR4よりやや小さくなるように形成されている。これにより、図3に示すように、収容袋1を下側容器2に格納した状態で上側容器3を下側容器2に完全に装着した際、コネクタ12の全体が上側容器3の内部空間33に収まる。
また、前記上側コネクタ板122は、最大外径R2が下側コネクタ板123の最大外径R1よりも小さく形成されている。これにより、上側コネクタ板122の周縁部122aと下側コネクタ板123の周縁部123aの間にクリアランス(空間)が生じるため、収容袋1を下側容器2に格納した状態で上側容器3を下側容器2に完全に装着した際、当該クリアランス(空間)に後述の上側容器3の段部36が配置される。
また、前記下側コネクタ板123は、最大外径R1が下側容器2の開口部23の内径R3よりも大きくなるように形成されている。これにより、図3に示すように、収容袋1を下側容器2に格納した際、下側コネクタ板123の周縁部123aの下面と下側容器2の上端部22aの端面とが当接するため、収容袋1のコネクタ12が下側容器2の開口部23において下側容器3に係止されて、収容袋1の袋体11が下側容器2の内部で吊り下げられた状態となる。
また、前記上側コネクタ板122は、図7(a)に示すように、径方向内側に窪んだ2個の凹部122bが互いに対向する態様で形成されている。また、前記コネクタ12の下側コネクタ板123も、前記コネクタ12の上側コネクタ板122と同様、平面方向に延びる態様の平板状に形成されており、径方向内側に窪んだ2個の凹部123bが互いに対向する態様で形成されている。これら上側コネクタ板122の凹部122bと下側コネクタ板123の凹部123bは、軸線方向に沿って面一となるように形成されており、作業者の手の指(例えば、人差し指と親指)を凹部122b,123bを沿わせることによりコネクタ12を摘み易くなっている。
また、前記上側コネクタ板122と前記下側コネクタ板123は、コネクタ12の軸線方向に所定距離を隔てながら対向する態様で設けられている。これにより、製造時において収容袋1に流体を充填する際、収容袋1のコネクタ12の上側コネクタ板122と下側コネクタ板123の間に別に設けられた係止部材を係止させることにより、流体を安定して充填することができる。
前記下側容器2は、図5に示すように、円形状の底壁部21と、底壁部21の周縁から立設された円筒状の周壁部22とからなる合成樹脂製の剛性の容器であって、周壁部22の上部に開口部23が形成されるとともに、周壁部22の上部の外周面に雄螺子部24が形成されている。この雄螺子部24は、後述するように上側容器3の雌螺子部34と螺合する。
前記上側容器3は、図6に示すように、円形状の天壁部31と、天壁部31の周縁から垂下した円筒状の周壁部32とからなる合成樹脂製の剛性の容器であって、収容袋1のコネクタ12を被覆する内部空間33が形成されている。
また、前記上側容器3は、周壁部32の下部の内周面に雌螺子部34が形成されており、下側容器2に形成された雄螺子部24と螺合することにより下側容器2に装着される。
また、前記上側容器3は、天壁部31の中央部に貫通孔35が形成されており、吐出機構4が上側容器3に取り付けられた際、吐出機構4の雄部材41が貫通孔35を貫通する。
また、前記上側容器3は、周壁部32の上部において、軸方向の断面がL字状の段部36が周方向に沿って形成されている。
前記段部36は、収容袋1が下側容器2に格納された状態で上側容器3が下側容器2に完全に装着された際、収容袋1のコネクタ12の下側コネクタ板123の周縁部123aの径方向内側であって、かつ上側コネクタ板122の周縁部122aの径方向外側の位置するような幅に形成されている。
また、前記段部36は、収容袋1が下側容器2に格納された状態で上側容器3が下側容器2に完全に装着された際、下側コネクタ板123の周縁部123aの上面に当接するとともに、上側コネクタ板122の上面と上側容器3の天壁部31の下面との間において僅かな隙間が出来るような軸方向の高さに形成されている。
このため、図3に示すように、収容袋1を下側容器2に格納した状態で上側容器3を下側容器2に完全に装着した際、下側コネクタ板123の周縁部123aの上面が上側容器3の段部36の下面に当接し、かつ下側コネクタ板123の周縁部123aの下面が下側容器2の周壁部22の上端部22aに当接することにより、コネクタ12が上側容器3と下側容器2に挟着されるため、収容袋1を流体吐出容器に安定して格納することができる。また、上側コネクタ板122の上面と上側容器3の天壁部31の下面との間において僅かな隙間が出来るため、上側容器3を下側容器2に装着する際、上側容器3の雌螺子部34と下側容器2の雄螺子部24を最後まで確実に螺着することができる。
また、前記段部36は、内周面に第2の雌螺子部36aが形成されており、コネクタ12の上側コネクタ板122の周縁部122aと螺合するものとなされている。具体的には、収容袋1を下側容器2に格納した状態で上側容器3を下側容器2に装着する際、上側容器3の雌螺子部34と下側容器2の雄螺子部24を螺合させていくと、それに伴ってコネクタ12の上側コネクタ板122の周縁部122aが上側容器3の段部36の第2の雌螺子部36aに螺合していき、上側コネクタ板122が上側容器3の内側に固定される。このため、使用途中で上側容器3を誤って開けた場合でも、収容袋1が上側容器3から外れることを防止し、収容袋1の内部のエアレスの状態を維持することが可能となる。
なお、本実施形態のように上側容器3の周壁部32の外側を窪ませるように段部36を形成した場合、吐出機構4を覆うためのキャップ部材5を上側容器3の段部36の外側部分に嵌合させることができる。
前記吐出機構4は、図6に示すように、いわゆるプッシュ式ポンプが採用されており、上側容器3の天壁部31の上面に設けられている。この吐出機構4は、下端部に流体を吸引する吸引口44を有する管状の雄部材41と、上端部に流体を吐出する吐出口45を有するポンプ部42と、内部を貫通する態様で吸引口44と吐出口45と連通する流体通路43とを有する。
また、前記吐出機構4は、図3に示すように、上側容器3が下側容器2に装着した際、雄部材41が収容袋1のコネクタ12の貫通孔に密着状態に挿入され、収容袋1のコネクタ12の貫通孔124の下端部に設けられた蓋部材125を押し出すことにより、収容袋1の内部に臨んだ状態となる。これにより、ポンプ部42を作業者の手で一回ないし複数回押し下げると、ポンプの吸引作用により収容袋1に収容されている流体を雄部材41の吸引口44から吸引して、流体通路43を通じて吐出口45から容器外部に吐出することができる。
次に本容器における収容袋1を格納する方法について、図8を参照しつつ説明する。
図8(a)に示すように、流体が収容された収容袋1を下側容器2の開口部23から差し入れると、図8(b)に示すように、収容袋1が下側容器2に格納される。このとき、収容袋1のコネクタ12の下側コネクタ板123の最大外径R1は下側容器2の開口部23の内径R3よりも大きくなるように形成されているため、収容袋1のコネクタ12の下側コネクタ板123が下側容器2の開口部23において下側容器2に係止されて、収容袋1の袋体11が下側容器2の内部で吊り下げられた状態となる。
そして、図8(c)に示すように、上側容器3にあらかじめ装着された吐出機構4の雄部材41を収容袋1のコネクタ12の貫通孔124に挿入するとともに、上側容器3の周壁部32の雌螺子部34と下側容器2の周壁部22の雄螺子部24を合わせて、上側容器3を下側容器2に対して右回りに回動させると、上側容器3の雌螺子部34と下側容器2の雄螺子部24が次第に螺合されるとともに、コネクタ12の上側コネクタ板122の周縁部122aと上側容器3の段部36の第2の雌螺子部36aが次第に螺合される。
そして、図8(d)に示すように、上側容器3が下側容器2に完全に装着されると、収容袋1のコネクタ12の下側コネクタ板123が上側容器3(段部36)と下側容器2(周壁部22)に挟着される態様で固定されるとともに、上側コネクタ板122が上側容器3(段部36)の内側に固定された状態となる。
なお、吐出機構4を上側容器3にあらかじめ装着するものとしたが、上側容器3を下側容器2に装着したあとに吐出機構4を上側容器3に装着してもよい。
次に、本容器から使用済の収容袋1を取り外す方法について、図9を参照しつつ説明する。
図9(a)に示すように、上側容器3を下側容器2に対して左回りに回動させると、上側容器3の雌螺子部34と下側容器2の雄螺子部24の螺合が次第に解除され、上側容器3が下側容器2に対して浮き上がった状態となる。このとき、上側容器3の段部36の第2の雌螺子部36aとコネクタ12の上側コネクタ板122の周縁部122aの螺合は解除されることなく、上側容器3(段部36)の内側にコネクタ12が固定されているため、上側容器3の回動に伴って収容袋1が共回りする。
そして、図9(b)に示すように、上側容器3の雌螺子部34と下側容器2の雄螺子部24の螺合が完全に解除されたあと、上側容器3を下側容器2から持ち上げると、図9(c)に示すように、使用済の収容袋1が上側容器3に装着されたままの状態で下側容器2から取り外される。なお、上述のように上側容器3(段部36)の内側にコネクタ12が固定されているため、使用済の収容袋1が上側容器3に装着された状態を維持している。
そして、図9(d)に示すように、使用済の収容袋1を上側容器3に対して強い力で下方に引き下げるか、あるいは上側容器3を使用済の収容袋1に対して左回りに回動させると、上側容器3の段部36の第2の雌螺子部36aとコネクタ12の上側コネクタ板122の周縁部122aの螺合が解除されるとともに、収容袋1のコネクタ12の貫通孔124から吐出機構4の雄部材41が引き抜かれて、使用済の収容袋1が上側容器3から取り外される。あとは、本容器から取り外された使用済の収容袋1を廃棄すればよい。
なお、本実施形態では、前記コネクタ12は、上側コネクタ板122の周縁部122aが上側容器3の段部36に形成された第2の雌螺子部36aに螺合するものとしたが、図10に示すように、上側コネクタ板122の周縁部122aが上側容器3の段部36に形成された突起36bに掛止されることにより、上側容器3の内側で固定されてもよい(第2の実施形態)。なお、この突起36bは、上側容器3の周方向に沿って一つの環状に形成されてもよいし、断続的に複数形成されてもよい。
また、前記コネクタ12は、上側コネクタ板122の周縁部122aが上側容器3の天壁部31に形成された中筒部37に係止されることにより上側容器3の内側に固定されてもよい。この場合、例えば、図11に示すように、上側コネクタ板122の周縁部122aが、上側容器3の天壁部31に形成された中筒部37の螺子部37aに螺合されたり(第3の実施形態)、図12に示すように、上側容器3の天壁部31に形成された中筒部37の突起37bに掛止されることにより上側容器3の内側に固定されてもよい(第4の実施形態)。なお、この突起37bは、上側容器3の周方向に沿って一つの環状に形成されてもよいし、断続的に複数形成されてもよい。
また、前記コネクタ12は、上側コネクタ板122の周縁部122aが上側容器3の段部36または中筒部37の内周面に強嵌合されることにより上側容器3の内側に固定されてもよい。
また、前記コネクタ12は、上側コネクタ板122の周縁部122aが上側容器2の内側に固定されるものとしたが、図13に示すように、下側コネクタ板123の周縁部123aが上側容器2の内側に固定されてもよい。この場合、下側コネクタ板123の周縁部123aが上側容器2の天壁部31に形成された中筒部37に係止されることが考えられる。例えば、図13に示すように、下側コネクタ板123の周縁部123aにおいて上方に立設された引掛部123cが設けられるとともに、上側容器2の中筒部37の外周面に突起37cが設けられ、下側コネクタ板123の引掛部123cが上側容器3の中筒部37の突起37cに掛止されることが挙げられる(第5の実施形態)。
また、前記コネクタ12は、上側コネクタ板122と下側コネクタ板123を備える構成としたが、その他の構成であってもよい。
前記コネクタ12は、上側容器3の段部36と下側容器2の上端部22aに挟着される態様で固定される構造としたが、その他の構造により上側容器3と下側容器2に挟着される態様で固定されてもよいし、あるいは上側容器3と下側容器2に挟着されなくてもよい。
また、前記コネクタ12は、上側コネクタ板122の最大外径R2が下側コネクタ板123の最大外径R1よりも小さくなるように形成したが、いずれもその他の径となるように形成してもよい。
また、前記コネクタ12は、上側コネクタ板122および下側コネクタ板123のいずれにも2個の凹部122b、123bを設けるものとしたが、1個または3個以上の凹部を設けてもよいし、あるいは凹部を設けないものとしてもよい。
また、前記下側容器2または前記上側容器3は、上述の形状に限定されるものではなく、円形以外のその他の形状であってもよい。この場合、上述の最大外径あるいは内径は、各部材の平面方向の最大外径あるいは内径に対応する。
また、前記下側容器2または前記上側容器3は、螺合により互いに装着するものとしたが、強嵌合や突起嵌合などのその他の方法により互いに装着してもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1…収容袋
11…袋体
111…第1のシート材
112…第2のシート材
113…第3のシート材
12…コネクタ
121…本体部
122…上側コネクタ板
123…下側コネクタ板
124…貫通孔
125…蓋部材
2…下側容器
21…底壁部
22…周壁部
23…開口部
24…雄螺子部
3…上側容器
31…天壁部
32…周壁部
33…内部空間
34…雌螺子部
35…貫通孔
36…段部
37…中筒部
4…吐出機構
41…雄部材
42…ポンプ部
43…流体通路
44…吸引口
45…吐出口
5…キャップ部材
11…袋体
111…第1のシート材
112…第2のシート材
113…第3のシート材
12…コネクタ
121…本体部
122…上側コネクタ板
123…下側コネクタ板
124…貫通孔
125…蓋部材
2…下側容器
21…底壁部
22…周壁部
23…開口部
24…雄螺子部
3…上側容器
31…天壁部
32…周壁部
33…内部空間
34…雌螺子部
35…貫通孔
36…段部
37…中筒部
4…吐出機構
41…雄部材
42…ポンプ部
43…流体通路
44…吸引口
45…吐出口
5…キャップ部材
Claims (9)
- 流体を収容する収容袋を格納し、該収容袋内の流体を外部に吐出するための流体吐出容器であって、
貫通孔が設けられたコネクタを上部に有する収容袋と、
開口部が形成され、該開口部から前記収容袋が格納される下側容器と、
前記下側容器に脱着可能に設けられる上側容器と、
前記上側容器に設けられ、前記収容袋の前記コネクタの前記貫通孔に挿入される雄部材を有する吐出機構とを備え、
前記コネクタは、
前記下側容器に前記収容袋が格納された状態において前記上側容器が前記下側容器に装着された際、前記下側容器の開口部において前記下側容器に係止されるとともに、前記上側容器の内側に固定されることを特徴とする流体吐出容器。 - 前記コネクタは、軸線方向の上側に設けられた上側コネクタ板と、軸線方向の下側に設けられた下側コネクタ板とを備え、前記上側コネクタ板または前記下側コネクタ板の周縁部が上側容器の内側に固定される請求項1に記載の流体吐出容器。
- 前記コネクタは、前記下側コネクタ板の最大外径が前記下側容器の開口部の内径よりも大きくなるように形成されることにより、前記下側容器に前記収容袋が格納された状態において前記上側容器が前記下側容器に装着された際、前記下側コネクタ板の周縁部が前記下側容器の開口部において前記下側容器に係止される請求項2に記載の流体吐出容器。
- 前記コネクタは、前記上側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の周壁部に形成された螺子部に螺合されることにより前記上側容器の内側に固定される請求項2または請求項3に記載の流体吐出容器。
- 前記コネクタは、前記上側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の周壁部に形成された突起に掛止されることにより前記上側容器の内側に固定される請求項2または請求項3に記載の流体吐出容器。
- 前記コネクタは、前記上側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の周壁部に強嵌合されることにより前記上側容器の内側に固定される請求項2または請求項3に記載の流体吐出容器。
- 前記コネクタは、前記上側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の天壁部に形成された中筒部に係止されることにより前記上側容器の内側に固定される請求項2または請求項3に記載の流体吐出容器。
- 前記コネクタは、前記下側コネクタ板の周縁部が前記上側容器の天壁部に形成された中筒部に係止されることにより前記上側容器の内側に固定される請求項2または請求項3に記載の流体吐出容器。
- 前記コネクタは、前記下側コネクタ板が前記上側容器の周壁部に形成された段部と前記下側容器の周壁部に挟着される請求項1から請求項8のいずれかに記載の流体吐出容器。
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