JP2022134942A - 異常検出システム、判定装置、異常検出方法、判定方法及びプログラム - Google Patents

異常検出システム、判定装置、異常検出方法、判定方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電磁弁の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる異常検出システムを提供する。【解決手段】異常検出システムは、電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出する第1検出部と、前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する第2検出部と、前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記第1検出部による検出結果と前記第2検出部による検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する判定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、異常検出システム、判定装置、異常検出方法、判定方法及びプログラムに関する。
ヒートポンプシステムが様々な分野で普及している。そして、ヒートポンプシステムでは、電磁弁が使用される場合がある。
特許文献1には、関連する技術として、自動車に搭載された電磁弁のコイルの異常を検出する装置に関する技術が開示されている。
特許文献2には、関連する技術として、電磁弁およびハーネスの断線と地絡とを判断する故障診断装置に関する技術が開示されている。
特開2007-010563号公報 特開平01-244143号公報
ところで、ヒートポンプシステムなどの電磁弁が使用されるシステムでは、電磁弁の負荷端子における地絡を含む異常を検出する技術が求められている。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、電磁弁の負荷端子における地絡を含む異常を検出することのできる異常検出システム、判定装置、異常検出方法、判定方法及びプログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本開示に係る異常検出システムは、電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出する第1検出部と、前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する第2検出部と、前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記第1検出部による検出結果と前記第2検出部による検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する判定部と、を備える。
本開示に係る判定装置は、電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、を有する異常検出システムが備える判定装置であって、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出する第1検出部と、前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する第2検出部と、前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記第1検出部による検出結果と前記第2検出部による検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する判定部と、を備える。
本開示に係る異常検出システムが行う異常検出方法は、電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、を備える異常検出システムが行う異常検出方法であって、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動することと、前記電磁弁を駆動する駆動回路の状態を示す電圧を検出することと、前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、を含む。
本開示に係る判定装置が行う判定方法は、電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、を有する異常検出システムが備える判定装置が行う判定方法であって、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することと、前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、を含む。
本開示に係るプログラムは、電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、を有する異常検出システムのコンピュータに、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することと、前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、を実行させる。
本開示に係る異常検出システム、判定装置、異常検出方法、判定方法及びプログラムによれば、電磁弁の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる。
本開示の第1実施形態による電磁弁駆動システムの構成の一例を示す図である。 本開示の第1実施形態による電磁弁駆動システムの処理フローの一例を示す図である。 本開示の第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システムの構成の一例を示す図である。 本開示の第1実施形態の第2変形例による電磁弁駆動システムの構成の一例を示す図である。 本開示の第2実施形態による電磁弁駆動システムの構成の一例を示す図である。 本開示の第2実施形態による電磁弁駆動システムの処理フローの一例を示す図である。 本開示の第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システムの構成の一例を示す図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
本開示の第1実施形態による電磁弁駆動システムについて説明する。
(電磁弁駆動システムの構成)
図1は、本開示の第1実施形態による電磁弁駆動システム1(異常検出システムの一例)の構成を示す図である。電磁弁駆動システム1は、図1に示すように、電磁弁10、駆動回路20、スイッチ回路30、ダイオード40、プルアップ抵抗50、プルアップ抵抗60、CPU70(判定装置の一例)を備える。
電磁弁駆動システム1は、負荷となる電磁弁10の負荷端子の地絡の異常を含む電磁弁駆動システム1において発生する異常を検出することのできるシステムである。
電磁弁10は、駆動回路20による制御の下、流体を止めたり、流したり、また流れの方向を切り替えたりする。電磁弁10は、例えば、車両などが備えるヒートポンプシステムにおいて使用される電磁弁である。電磁弁10は、電源端子、負荷端子を有する。電磁弁10の電源端子には、電源(図1における+12V)が接続される。電磁弁10の負荷端子は、駆動回路20、スイッチ回路30に接続される。
駆動回路20は、CPU70からの指令に応じて電磁弁10を駆動する、または、電磁弁10を駆動しない。また、駆動回路20は、駆動回路20の状態を示すステータスをCPU70に出力する。例えば、駆動回路20は、入力端子IN、出力端子OUT、ステータス端子STを有する。CPU70からの指令が電磁弁10を駆動しない指令(例えば、Lowレベルの電圧)であり、負荷端子の状態が正常である場合、駆動回路20は、ステータス端子STからステータスとしてLowレベルの電圧をCPU70に出力する。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動しない指令(例えば、Lowレベルの電圧)であり、負荷端子の状態がオープン状態である場合、駆動回路20は、ステータス端子STからステータスとしてHighレベルの電圧をCPU70に出力する。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動する指令(例えば、Highレベルの電圧)であり、電磁弁10が過電流状態または過熱状態である場合、駆動回路20は、ステータス端子STからステータスとしてLowレベルの電圧をCPU70に出力する。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動する指令(例えば、Highレベルの電圧)であり、負荷端子の状態が正常である場合、駆動回路20は、ステータス端子STからステータスとしてHighレベルの電圧をCPU70に出力する。
スイッチ回路30は、電磁弁10を通常動作させる前(例えば、電磁弁駆動システム1の電源投入直後)に電磁弁10の負荷端子の地絡の判定に使用される回路である。スイッチ回路30は、電磁弁10、駆動回路20、ダイオード40、CPU70に接続される。スイッチ回路30は、CPU70から受ける電圧に応じてオン状態またはオフ状態になる。スイッチ回路30は、オン状態の場合、電磁弁10の負荷端子とダイオード40のカソードとを短絡させる。また、スイッチ回路30は、オフ状態の場合、電磁弁10の負荷端子とダイオード40のカソードとを開放させる。
ダイオード40は、スイッチ回路30、プルアップ抵抗50、CPU70に接続される。具体的には、ダイオード40のアノードには、プルアップ抵抗50、CPU70の後述する第1検出部70aが接続される。また、ダイオード40のカソードには、スイッチ回路30が接続される。ダイオード40は、電流が流れる方向を制限する。具体的には、ダイオード40は、アノードからカソードへ電流を流し、カソードからアノードへは電流を流さない。
プルアップ抵抗50は、電源(+5V)、ダイオード40、CPU70に接続される。具体的には、プルアップ抵抗50の第1端子は、電源(図1における+5V)に接続される。また、プルアップ抵抗50の第2端子は、ダイオード40のアノード、第1検出部70aが接続される。プルアップ抵抗50は、ダイオード40のアノード端子をプルアップするための抵抗である。
プルアップ抵抗60は、電源(+5V)、駆動回路20、CPU70に接続される。具体的には、プルアップ抵抗60の第1端子は、電源(図1における+5V)に接続される。また、プルアップ抵抗60の第2端子は、駆動回路20のステータス端子ST、CPU70の後述する第2駆動部70dに接続される。プルアップ抵抗60は、ステータス端子STをプルアップするための抵抗である。
CPU70は、図1に示すように、第1検出部70a、第1駆動部70b、第2検出部70c、第2駆動部70d、判定部70eを備える。
第1検出部70aは、ダイオード40のアノード端子における電圧を検出する。
第1駆動部70bは、スイッチ回路30をオン状態にするかオフ状態にするかを制御する。具体的には、第1駆動部70bは、スイッチ回路30をオン状態にする指令(例えば、Highレベルの電圧)、または、スイッチ回路30をオフ状態にする指令(例えば、Lowレベルの電圧)をスイッチ回路30に出力する。
第2検出部70cは、駆動回路20のステータスを示す電圧(すなわち、High又はLowレベルの電圧)を検出する。例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動しない指令(例えば、Lowレベルの電圧)であり、負荷端子の状態が正常である場合、第2検出部70cは、ステータス端子STからステータスとしてLowレベルの電圧を受ける。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動しない指令(例えば、Lowレベルの電圧)であり、負荷端子の状態がオープン状態である場合、第2検出部70cは、ステータス端子STからステータスとしてHighレベルの電圧を受ける。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動する指令(例えば、Highレベルの電圧)であり、電磁弁10が過電流状態または過熱状態である場合、第2検出部70cは、ステータス端子STからステータスとしてLowレベルの電圧を受ける。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動する指令(例えば、Highレベルの電圧)であり、負荷端子の状態が正常である場合、第2検出部70cは、ステータス端子STからステータスとしてHighレベルの電圧を受ける。
第2駆動部70dは、駆動回路20に電磁弁10を駆動させるか否かを制御する。具体的には、第2駆動部70dは、電磁弁10を駆動させる指令(例えば、Highレベルの電圧)、または、電磁弁10を駆動させない指令(例えば、Lowレベルの電圧)を駆動回路20に出力する。電磁弁10を駆動させる指令(例えば、Highレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力した場合、駆動回路20は、電磁弁10を駆動する。また、電磁弁10を駆動させない指令(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力した場合、駆動回路20は、電磁弁10を駆動しない。
判定部70eは、第1検出部70a、第2検出部70cのそれぞれが検出した電圧に基づいて、電磁弁駆動システム1における異常の発生を判定する。
具体的には、スイッチ回路30がオフ状態であり、駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力する場合に、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、負荷端子の状態が正常であると判定する。
また、具体的には、スイッチ回路30がオフ状態であり、駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力する場合に、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧に関わらず、第1検出部70aの入力の接続先が地絡していると判定する。
また、具体的には、スイッチ回路30がオフ状態であり、駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力する場合に、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定し、その後、第1駆動部70bがスイッチ回路30をオン状態にした場合に、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、負荷端子がオープン状態であると判定する。
また、具体的には、スイッチ回路30がオフ状態であり、駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力する場合に、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定し、その後、第1駆動部70bがスイッチ回路30をオン状態にした場合に、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、負荷端子が地絡していると判定する。
また、具体的には、負荷端子の状態が正常であると判定部70eが判定し、その後、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を駆動させる電圧(例えば、Highレベルの電圧)を駆動回路20に出力した場合に、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、電磁弁10が過電流状態または過熱状態であると判定する。
また、具体的には、負荷端子の状態が正常であると判定部70eが判定し、その後、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を駆動させる電圧(例えば、Highレベルの電圧)を駆動回路に出力し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合に、さらに、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を停止させる電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を駆動回路20に出力し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、負荷端子がオープン状態であると判定する。
また、負荷端子の状態が正常であると判定部70eが判定し、その後、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を駆動させる電圧(例えば、Highレベルの電圧)を駆動回路に出力し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合に、さらに、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を停止させる電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を駆動回路20に出力し、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、所定の処理(例えば、後述するステップS2の処理)に戻す回数が所定回数に達したか否かを判定する。判定部70eは、戻す回数が所定回数に達したと判定した場合、別の所定の処理(例えば、後述するステップS1の処理)に戻す。なお、所定回数は、0回であってもよい。
(電磁弁駆動システム1が行う処理)
次に、電磁弁駆動システム1が行う異常検出の処理について、図2を参照して説明する。なお、電磁弁10を駆動させる指令はHighレベルの電圧、電磁弁10を駆動させない指令はLowレベルの電圧であるものとする。そして、初期状態として、第1駆動部70bの出力はLowレベルの電圧でありスイッチ回路30がオフ状態、第2駆動部70dの出力はLowレベルであり駆動回路20が電磁弁10を駆動しない状態であるものとする。また、後述するステップS6の処理からステップS2の処理に戻す回数の初期値は0であるものとする。
第1検出部70a、第2検出部70cのそれぞれは、電圧を検出する。判定部70eは、第1検出部70aがHighレベルの電圧であり第2検出部70cがLowレベルの電圧であるか、第1検出部70aがHighレベルの電圧であり第2検出部70cがHighレベルの電圧であるか、または、第1検出部70aがLowレベルの電圧であるかを判定する(ステップS1)。
判定部70eは、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定した場合(ステップS1において「H、L」)、負荷端子の状態が正常であると判定する。判定部70eが負荷端子の状態が正常であると判定した場合、第2駆動部70dは、電磁弁10を駆動させる指令(すなわち、Highレベルの電圧)を駆動回路20に出力する(ステップS2)。
第2検出部70cは、電圧を検出する。判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がHighレベルの電圧であるか、Lowレベルの電圧であるかを判定する(ステップS3)。
判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がLowレベルの電圧であると判定した場合(ステップS3において「Low」)、電磁弁10が過電流状態または過熱状態であると判定する(ステップS4)。また、判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がHighレベルの電圧であると判定した場合(ステップS3において「High」)、電磁弁10が過電流状態でも過熱状態でもないと判定する。なお、ステップS4で電磁弁10が過電流状態または過熱状態であると判定部70eが判定した場合、第2駆動部70dは、電磁弁10を駆動させない指令(すなわち、Lowレベルの電圧を)駆動回路20に出力するものであってもよい。
電磁弁10が過電流状態でも過熱状態でもないと判定部70eが判定した場合、第2駆動部70dは、電磁弁10を駆動させない指令(すなわち、Lowレベルの電圧)を駆動回路20に出力する(ステップS5)。
第2検出部70cは、電圧を検出する。判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がHighレベルの電圧であるか、Lowレベルの電圧であるかを判定する(ステップS6)。
判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がHighレベルの電圧であると判定した場合(ステップS6において「High」)、電磁弁10の負荷端子がオープン状態であると判定する(ステップS7)。そして、判定部70eは、一連の処理を終了させる。
また、判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がLowレベルの電圧であると判定した場合(ステップS6において「Low」)、ステップS6の処理からステップS2の処理に戻す回数が所定回数に達したか否かを判定する(ステップS8)。なお、所定回数は、0回であってもよい。
判定部70eは、戻す回数が所定回数に達していないと判定した場合(ステップS8において「NO」)、ステップS2の処理に戻す。
判定部70eは、戻す回数が所定回数に達したと判定した場合(ステップS8において「YES」)、ステップS1の処理に戻す。
また、判定部70eは、ステップS1の処理において、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出したと判定した場合(ステップS1において「L、X」)、第2検出部70cが検出した電圧に関わらず、第1検出部70aの入力の接続先が地絡していると判定する(ステップS9)。そして、判定部70eは、一連の処理を終了させる。
また、ステップS1の処理において、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合(ステップS1において「H、H」)、第1駆動部70bは、スイッチ回路30をオン状態にする指令(すなわち、Highレベルの電圧)をスイッチ回路30に出力する(ステップS10)。
第1検出部70a、第2検出部70cのそれぞれは、電圧を検出する。判定部70eは、第1検出部70aがHighレベルの電圧であり第2検出部70cがLowレベルの電圧であるか、または、第1検出部70aがLowレベルの電圧であり第2検出部70cがHighレベルの電圧であるかを判定する(ステップS11)。
判定部70eは、第1検出部70aがHighレベルの電圧であり、第2検出部70cがLowレベルの電圧であると判定した場合(ステップS11において「H、L」)、負荷端子がオープン状態であると判定する(ステップS12)。
判定部70eは、第1検出部70aがLowレベルの電圧であり、第2検出部70cがHighレベルの電圧であると判定した場合(ステップS11において「L、H」)、負荷端子が地絡していると判定する(ステップS13)。
(作用効果)
以上、本開示の第1実施形態による電磁弁駆動システム1について説明した。電磁弁駆動システム1は、電磁弁10と、電源(+5V)と、駆動回路と、第1検出部70aと、第2検出部70cと、判定部70eと、を備える。電源(+5V)は、前記電磁弁10の負荷端子にスイッチ回路30とダイオード40とを介して電圧を印加する。駆動回路は、前記負荷端子を介して前記電磁弁10を駆動する。第1検出部70aは、前記駆動回路20の状態を示す電圧を検出する。第2検出部70cは、前記電磁弁10の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する。判定部70eは、前記スイッチ回路30がオン状態の場合に、前記第1検出部70aによる検出結果と前記第2検出部70cによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する。
これにより、第1実施形態による電磁弁駆動システム1は、電磁弁の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる。
<第1実施形態の第1変形例>
図3は、本開示の第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1の構成の一例を示す図である。第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、複数の電磁弁10を備え、電磁弁10の数に応じて増加させた駆動回路20、スイッチ回路30、ダイオード40、プルアップ抵抗50、プルアップ抵抗60を備えるものであってもよい。例えば、第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、図3に示すように、電磁弁10a、10b、駆動回路20a、20b、スイッチ回路30a、30b、ダイオード40a、40b、プルアップ抵抗50a、50b、プルアップ抵抗60a、60b、CPU70を備えるものであってもよい。つまり、第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、第1実施形態の電磁弁10に相当する2つの電磁弁10a、10bを備え、電磁弁10aに対応する駆動回路20a、スイッチ回路30a、ダイオード40a、プルアップ抵抗50a、プルアップ抵抗60aを備える。また、第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、電磁弁10bに対応する駆動回路20b、スイッチ回路30b、ダイオード40b、プルアップ抵抗50b、プルアップ抵抗60bを備える。また、CPU70は、第1検出部70aに相当する第1検出部70a1及び第3検出部70a2、第1駆動部70bに相当する第1駆動部70b1及び第3駆動部70b2、第2検出部70cに相当する第2検出部70c1及び第4検出部70c2、第2駆動部70dに相当する第2駆動部70d1及び第4駆動部70d2、判定部70eに相当する判定部70e1及び判定部70e2を備える。なお、第1検出部70a1、第1駆動部70b1、第2検出部70c1、第2駆動部70d1、判定部70e1は、電磁弁10aに対応するものである。また、第1検出部70a1、第1駆動部70b1、第2検出部70c1、第2駆動部70d1、判定部70e2は、電磁弁10bに対応するものである。
なお、判定部70e1または70e2のどちらか一方が、他方の判定も行う、つまり、判定部70e1または70e2のどちらか一方が、電磁弁10a及び10bの両方に対応するものであってもよい。
(作用効果)
以上、本開示の第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1について説明した。本開示の第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、複数の電磁弁の数が増えた場合であっても、第1実施形態の電磁弁駆動システム1と同様に異常を検出することができる。
<第1実施形態の第2変形例>
図4は、本開示の第1実施形態の第2変形例による電磁弁駆動システム1の構成の一例を示す図である。図4に示すように、第1実施形態の第2変形例による電磁弁駆動システム1は、図3に示す第3駆動部70b2の代わりに第1駆動部70b1がスイッチ回路30bにも電圧を出力するシステムである。
なお、第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1と同様に、判定部70e1または70e2のどちらか一方が、他方の判定も行う、つまり、判定部70e1または70e2のどちらか一方が、電磁弁10a及び10bの両方に対応するものであってもよい。
(作用効果)
以上、本開示の第1実施形態の第2変形例による電磁弁駆動システム1について説明した。本開示の第1実施形態の第2変形例による電磁弁駆動システム1は、複数のスイッチ回路に電圧を供給する共通の駆動部を設けることにより、第1実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1に比べてスイッチ回路を駆動する駆動部の数を低減することができる。
<第2実施形態>
本開示の第2実施形態による電磁弁駆動システムについて説明する。
(電磁弁駆動システムの構成)
図5は、本開示の第2実施形態による電磁弁駆動システム1の構成を示す図である。電磁弁駆動システム1は、図5に示すように、電磁弁10、駆動回路20、スイッチ回路30、ダイオード40、プルアップ抵抗60、CPU70、抵抗80、90を備える。
電磁弁駆動システム1は、負荷となる電磁弁10の負荷端子の地絡の異常を含む電磁弁駆動システム1において発生する異常を検出することのできるシステムである。
電磁弁10は、駆動回路20による制御の下、流体を止めたり、流したり、また流れの方向を切り替えたりする。電磁弁10は、例えば、ヒートポンプシステムにおいて使用される電磁弁である。電磁弁10は、電源端子、負荷端子を有する。電磁弁10の電源端子には、電源(図5における+12V)が接続される。電磁弁10の負荷端子は、駆動回路20、ダイオード40に接続される。
駆動回路20は、CPU70からの指令に応じて電磁弁10を駆動する、または、電磁弁10を駆動しない。また、駆動回路20は、駆動回路20の状態を示すステータスをCPU70に出力する。例えば、駆動回路20は、入力端子IN、出力端子OUT、ステータス端子STを有する。CPU70からの指令が電磁弁10を駆動しない指令(例えば、Lowレベルの電圧)であり、負荷端子の状態が正常である場合、駆動回路20は、ステータス端子STからステータスとしてLowレベルの電圧をCPU70に出力する。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動しない指令(例えば、Lowレベルの電圧)であり、負荷端子の状態がオープン状態である場合、駆動回路20は、ステータス端子STからステータスとしてHighレベルの電圧をCPU70に出力する。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動する指令(例えば、Highレベルの電圧)であり、電磁弁10が過電流状態または過熱状態である場合、駆動回路20は、ステータス端子STからステータスとしてLowレベルの電圧をCPU70に出力する。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動する指令(例えば、Highレベルの電圧)であり、負荷端子の状態が正常である場合、駆動回路20は、ステータス端子STからステータスとしてHighレベルの電圧をCPU70に出力する。
スイッチ回路30は、電磁弁10を通常動作させる前(例えば、電磁弁駆動システム1の電源投入直後)に電磁弁10の負荷端子の地絡の判定に使用される回路である。スイッチ回路30は、電源(+5V)、CPU70、抵抗80に接続される。スイッチ回路30は、例えば、PNP型(例えば、2SA)のデジタルトランジスタである。スイッチ回路30は、CPU70から受ける電圧に応じてオン状態またはオフ状態になる。スイッチ回路30は、オン状態の場合、電源(+5V)と抵抗80とを短絡させる。また、スイッチ回路30は、オフ状態の場合、電源(+5V)と抵抗80とを開放させる。
ダイオード40は、電磁弁10、駆動回路20、CPU70、抵抗80、90に接続される。具体的には、ダイオード40のアノードには、CPU70の第1検出部70a、抵抗80、90が接続される。また、ダイオード40のカソードには、電磁弁10、駆動回路20が接続される。ダイオード40は、電流が流れる方向を制限する。具体的には、ダイオード40は、アノードからカソードへ電流を流し、カソードからアノードへは電流を流さない。
プルアップ抵抗60は、電源(+5V)、駆動回路20、CPU70に接続される。具体的には、プルアップ抵抗60の第1端子は、電源(図5における+5V)に接続される。また、プルアップ抵抗60の第2端子は、駆動回路20のステータス端子ST、CPU70の第2駆動部70dに接続される。プルアップ抵抗60は、ステータス端子STをプルアップするための抵抗である。
抵抗80の第1端子は、スイッチ回路30に接続される。抵抗80の第2端子は、ダイオード40のアノード、CPU70の第1検出部70a、抵抗90の第1端子に接続される。抵抗90の第2端子は、グラウンドに接続される。抵抗80、90は、スイッチ回路30がオン状態の場合に、ダイオード40のアノードがHighレベルの電圧となり、スイッチ回路30がオフ状態の場合に、ダイオード40のアノードがLowレベルの電圧となるようにバイアス電圧を設定する。つまり、抵抗80の抵抗値R1は、抵抗90の抵抗値R2よりも充分に小さくなるように設定される。
CPU70は、図5に示すように、第1検出部70a、第1駆動部70b、第2検出部70c、第2駆動部70d、判定部70eを備える。
第1検出部70aは、ダイオード40のアノード端子における電圧を検出する。
第1駆動部70bは、スイッチ回路30をオン状態にするかオフ状態にするかを制御する。具体的には、第1駆動部70bは、スイッチ回路30をオン状態にする指令(例えば、Lowレベルの電圧)、または、スイッチ回路30をオフ状態にする指令(例えば、Highレベルの電圧)をスイッチ回路30に出力する。
第2検出部70cは、駆動回路20のステータスを示す電圧(すなわち、Highレベル又はLowレベルの電圧)を検出する。例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動しない指令(例えば、Lowレベルの電圧)であり、負荷端子の状態が正常である場合、第2検出部70cは、ステータス端子STからステータスとしてLowレベルの電圧を受ける。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動しない指令(例えば、Lowレベルの電圧)であり、負荷端子の状態がオープン状態である場合、第2検出部70cは、ステータス端子STからステータスとしてHighレベルの電圧を受ける。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動する指令(例えば、Highレベルの電圧)であり、電磁弁10が過電流状態または過熱状態である場合、第2検出部70cは、ステータス端子STからステータスとしてLowレベルの電圧を受ける。また、例えば、CPU70からの指令が電磁弁10を駆動する指令(例えば、Highレベルの電圧)であり、負荷端子の状態が正常である場合、第2検出部70cは、ステータス端子STからステータスとしてHighレベルの電圧を受ける。
第2駆動部70dは、駆動回路20に電磁弁10を駆動させるか否かを制御する。具体的には、第2駆動部70dは、電磁弁10を駆動させる指令(例えば、Highレベルの電圧)、または、電磁弁10を駆動させない指令(例えば、Lowレベルの電圧)を駆動回路20に出力する。電磁弁10を駆動させる指令(例えば、Highレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力した場合、駆動回路20は、電磁弁10を駆動する。また、電磁弁10を駆動させない指令(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力した場合、駆動回路20は、電磁弁10を駆動しない。
判定部70eは、第1検出部70a、第2検出部70cのそれぞれが検出した電圧に基づいて、電磁弁駆動システム1における異常の発生を判定する。
具体的には、スイッチ回路30がオフ状態であり、駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力する場合に、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、負荷端子の状態が正常であると判定する。
また、具体的には、スイッチ回路30がオフ状態であり、駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力する場合に、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧に関わらず、ダイオード40またはスイッチ回路30がショートしていると判定する。
また、具体的には、スイッチ回路30がオフ状態であり、駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力する場合に、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定し、その後、第1駆動部70bがスイッチ回路30をオン状態にした場合に、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、負荷端子が地絡していると判定する。
また、具体的には、スイッチ回路30がオフ状態であり、駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を第2駆動部70dが駆動回路20に出力する場合に、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定し、その後、第1駆動部70bがスイッチ回路30をオン状態にした場合に、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、負荷端子がオープン状態であると判定する。
また、具体的には、負荷端子の状態が正常であると判定部70eが判定し、その後、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を駆動させる電圧(例えば、Highレベルの電圧)を駆動回路20に出力した場合に、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、電磁弁10が過電流状態または過熱状態であると判定する。
また、具体的には、負荷端子の状態が正常であると判定部70eが判定し、その後、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を駆動させる電圧(例えば、Highレベルの電圧)を駆動回路に出力し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合に、さらに、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を駆動回路20に出力し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、負荷端子がオープン状態であると判定する。
また、負荷端子の状態が正常であると判定部70eが判定し、その後、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を駆動させる電圧(例えば、Highレベルの電圧)を駆動回路に出力し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合に、さらに、第2駆動部70dが駆動回路20に電磁弁10を駆動させない電圧(例えば、Lowレベルの電圧)を駆動回路20に出力し、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合、判定部70eは、所定の処理(例えば、後述するステップS22の処理)に戻す回数が所定回数に達したか否かを判定する。判定部70eは、戻す回数が所定回数に達したと判定した場合、別の所定の処理(例えば、後述するステップS21の処理)に戻す。なお、所定回数は、0回であってもよい。
(電磁弁駆動システム1が行う処理)
次に、電磁弁駆動システム1が行う異常検出の処理について、図6を参照して説明する。なお、電磁弁10を駆動させる指令はHighレベルの電圧、電磁弁10を駆動させない指令はLowレベルの電圧であるものとする。そして、初期状態として、第1駆動部70bの出力はHighレベルの電圧でありスイッチ回路30がオフ状態、第2駆動部70dの出力はLowレベルであり駆動回路20が電磁弁10を駆動しない状態であるものとする。また、後述するステップS26の処理からステップS22の処理に戻す回数の初期値は0であるものとする。
第1検出部70a、第2検出部70cのそれぞれは、電圧を検出する。判定部70eは、第1検出部70aがLowレベルの電圧であり第2検出部70cがLowレベルの電圧であるか、第1検出部70aがLowレベルの電圧であり第2検出部70cがHighレベルの電圧であるか、または、第1検出部70aがHighレベルの電圧であるかを判定する(ステップS21)。
判定部70eは、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがLowレベルの電圧を検出したと判定した場合(ステップS1において「L、L」)、負荷端子の状態が正常であると判定する。判定部70eが負荷端子の状態が正常であると判定した場合、第2駆動部70dは、電磁弁10を駆動させる指令(すなわち、Highレベルの電圧)を駆動回路20に出力する(ステップS22)。
第2検出部70cは、電圧を検出する。判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がHighレベルの電圧であるか、Lowレベルの電圧であるかを判定する(ステップS23)。
判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がLowレベルの電圧であると判定した場合(ステップS23において「Low」)、電磁弁10が過電流状態または過熱状態であると判定する(ステップS24)。また、判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がHighレベルの電圧であると判定した場合(ステップS23において「High」)、電磁弁10が過電流状態でも過熱状態でもないと判定する。
電磁弁10が過電流状態でも過熱状態でもないと判定部70eが判定した場合、第2駆動部70dは、電磁弁10を駆動させない指令(すなわち、Lowレベルの電圧)を駆動回路20に出力する(ステップS25)。
第2検出部70cは、電圧を検出する。判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がHighレベルの電圧であるか、Lowレベルの電圧であるかを判定する(ステップS26)。
判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がHighレベルの電圧であると判定した場合(ステップS26において「High」)、電磁弁10の負荷端子がオープン状態であると判定する(ステップS27)。そして、判定部70eは、一連の処理を終了させる。
また、判定部70eは、第2検出部70cが検出した電圧がLowレベルの電圧であると判定した場合(ステップS26において「Low」)、ステップS26の処理からステップS22の処理に戻す回数が所定回数に達したか否かを判定する(ステップS28)。なお、所定回数は、0回であってもよい。
判定部70eは、戻す回数が所定回数に達していないと判定した場合(ステップS28において「NO」)、ステップS2の処理に戻す。
判定部70eは、戻す回数が所定回数に達したと判定した場合(ステップS28において「YES」)、ステップS21の処理に戻す。
また、判定部70eは、ステップS21の処理において、第1検出部70aがHighレベルの電圧を検出したと判定した場合(ステップS21において「H、X」)、第2検出部70cが検出した電圧に関わらず、ダイオード40またはスイッチ回路30がショートしていると判定する(ステップS29)。そして、判定部70eは、一連の処理を終了させる。
また、ステップS21の処理において、第1検出部70aがLowレベルの電圧を検出し、第2検出部70cがHighレベルの電圧を検出したと判定部70eが判定した場合(ステップS21において「L、H」)、第1駆動部70bは、スイッチ回路30をオン状態にする指令(すなわち、Highレベルの電圧)をスイッチ回路30に出力する(ステップS30)。
第1検出部70a、第2検出部70cのそれぞれは、電圧を検出する。判定部70eは、第1検出部70aがLowレベルの電圧であり第2検出部70cがHighレベルの電圧であるか、または、第1検出部70aがHighレベルの電圧であり第2検出部70cがLowレベルの電圧であるかを判定する(ステップS31)。
判定部70eは、第1検出部70aがHighレベルの電圧であり、第2検出部70cがLowレベルの電圧であると判定した場合(ステップS31において「H、L」)、負荷端子がオープン状態であると判定する(ステップS32)。
判定部70eは、第1検出部70aがLowレベルの電圧であり、第2検出部70cがHighレベルの電圧であると判定した場合(ステップS31において「L、H」)、負荷端子が地絡していると判定する(ステップS33)。
(作用効果)
以上、本開示の第2実施形態による電磁弁駆動システム1について説明した。電磁弁駆動システム1は、電磁弁10と、電源(+5V)と、駆動回路と、第1検出部70aと、第2検出部70cと、判定部70eと、を備える。電源(+5V)は、前記電磁弁10の負荷端子にスイッチ回路30とダイオード40とを介して電圧を印加する。駆動回路は、前記負荷端子を介して前記電磁弁10を駆動する。第1検出部70aは、前記駆動回路20の状態を示す電圧を検出する。第2検出部70cは、前記電磁弁10の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する。判定部70eは、前記スイッチ回路30がオン状態の場合に、前記第1検出部70aによる検出結果と前記第2検出部70cによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する。
これにより、第2実施形態による電磁弁駆動システム1は、電磁弁の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる。
<第2実施形態の第1変形例>
図7は、本開示の第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1の構成の一例を示す図である。第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、複数の電磁弁10を備え、電磁弁10の数に応じて増加させた駆動回路20、ダイオード40、プルアップ抵抗60を備えるものであってもよい。例えば、第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、図7に示すように、2つの電磁弁10(10a、10b)、その2つの電磁弁10に応じて増加された駆動回路20(20a、20b)、スイッチ回路30、ダイオード40(40a、40b)、プルアップ抵抗60(60a、60b)、CPU70、抵抗80(80a、80b)、90(90a、90b)を備えるものであってもよい。つまり、第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、第2実施形態の電磁弁10に相当する2つの電磁弁10a、10bを備え、電磁弁10aに対応する駆動回路20a、ダイオード40a、プルアップ抵抗60a、抵抗80a、90aを備える。また、第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、電磁弁10bに対応する駆動回路20b、ダイオード40b、プルアップ抵抗60b、抵抗80b、90bを備える。また、CPU70は、図5における第1検出部70aに相当する第1検出部70a1及び第3検出部70a2、第2検出部70cに相当する第2検出部70c1及び第4検出部70c2、第2駆動部70dに相当する第2駆動部70d1及び第4駆動部70d2、判定部70eに相当する判定部70e1及び判定部70e2を備える。なお、第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、第2実施形態による電磁弁駆動システム1と同様に、スイッチ回路30を備える。なお、判定部70e1及び判定部70e2が行う処理は、例えば、1つの判定部によって行われるものであってもよい。例えば、電磁弁駆動システム1は判定部として判定部70e1を備え、判定部70e1が判定部70e2の処理も行うものであってもよい。
(作用効果)
以上、本開示の第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1について説明した。本開示の第2実施形態の第1変形例による電磁弁駆動システム1は、複数の電磁弁の数が増えた場合であっても、第2実施形態の電磁弁駆動システム1と同様に異常を検出することができる。
なお、本開示の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本開示の実施形態における記憶部や記憶装置(レジスタ、ラッチを含む)のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部や記憶装置のそれぞれは、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
本開示の実施形態について説明したが、上述の電磁弁駆動システム1、その他の制御装置は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。コンピュータの具体例を以下に示す。
図8は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図8に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述の電磁弁駆動システム1、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
ストレージ8の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ8は、コンピュータ5のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インターフェース9または通信回線を介してコンピュータ5に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ5に配信される場合、配信を受けたコンピュータ5が当該プログラムをメインメモリ7に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ8は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、開示の範囲を限定しない。これらの実施形態は、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、種々の省略、種々の置き換え、種々の変更を行ってよい。
<付記>
本開示の各実施形態に記載の異常検出システム1は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る異常検出システム(1)は、
電磁弁(10)と、
前記電磁弁(10)の負荷端子にスイッチ回路(30)とダイオード(40)とを介して電圧を印加する電源(+5V)と、
前記負荷端子を介して前記電磁弁(10)を駆動する駆動回路(20)と、
前記駆動回路(20)の状態を示す電圧を検出する第1検出部(70a)と、
前記電磁弁(10)の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する第2検出部(70c)と、
前記スイッチ回路(30)がオン状態の場合に、前記第1検出部(70a)による検出結果と前記第2検出部(70c)による検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する判定部(70e)と、
を備える。
これにより、異常検出システム(1)は、電磁弁(10)の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる。
(2)第2の態様に係る異常検出システム(1)は、(1)の異常検出システム(1)であって、
前記判定部(70e)は、
前記スイッチ回路(30)がオフ状態の場合に、異常検出システム(1)自身が正常であるか、前記負荷端子が地絡している可能性があるか、または、その他の異常があるかを判定するものであってもよい。
これにより、異常検出システム(1)は、異常検出システム(1)自身が正常であるか、前記負荷端子が地絡している可能性があるか、または、その他の異常があるかを判定することができる。
(3)第3の態様に係る異常検出システム(1)は、(2)の異常検出システム(1)であって、
前記その他の異常は、
前記第1検出部(70a)と前記負荷端子との間の経路における異常であるものであってもよい。
これにより、異常検出システム(1)は、その他の異常をより明確にすることができる。
(4)第4の態様に係る異常検出システム(1)は、(2)の異常検出システム(1)であって、
前記その他の異常は、
前記スイッチ回路(30)または前記ダイオード(40)の異常であるものであってもよい。
これにより、異常検出システム(1)は、その他の異常をより明確にすることができる。
(5)第5の態様に係る異常検出システム(1)は、(1)から(4)の何れか1つの異常検出システム(1)であって、
前記駆動回路(20)に前記電磁弁(10)を駆動させる駆動部(70d)、
を備え、
前記判定部(70e)は、
前記駆動部(70d)が前記駆動回路(20)に前記電磁弁(10)を駆動させた場合に、前記電磁弁(10)が過電流状態または過熱状態であるか否かを判定するものであってもよい。
これにより、異常検出システム(1)は、電磁弁(10)が過電流状態または過熱状態であるか否かを判定することができる。
(6)第6の態様に係る判定装置(70)は、
電磁弁(10)と、前記電磁弁(10)の負荷端子にスイッチ回路(30)とダイオード(40)とを介して電圧を印加する電源(+5V)と、前記負荷端子を介して前記電磁弁(10)を駆動する駆動回路(20)と、を有する異常検出システム(1)が備える判定装置(70)であって、
前記駆動回路(20)の状態を示す電圧を検出する第1検出部(70a)と、
前記電磁弁(10)の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する第2検出部(70c)と、
前記スイッチ回路(30)がオン状態の場合に、前記第1検出部(70a)による検出結果と前記第2検出部(70c)による検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する判定部(70e)と、
を備える。
これにより、判定装置(70)は、電磁弁(10)の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる。
(7)第7の態様に係る異常検出システム(1)が行う異常検出方法は、
電磁弁(10)と、前記電磁弁(10)の負荷端子にスイッチ回路(30)とダイオード(40)とを介して電圧を印加する電源(+5V)と、を備える異常検出システム(1)が行う異常検出方法であって、
前記負荷端子を介して前記電磁弁(10)を駆動することと、
前記負荷端子を介して前記電磁弁(10)を駆動する駆動回路(20)の状態を示す電圧を検出することと、
前記電磁弁(10)の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、
前記スイッチ回路(30)がオン状態の場合に、前記駆動回路(20)の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁(10)の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、
を含む。
これにより、異常検出システム(1)が行う異常検出方法は、電磁弁(10)の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる。
(8)第8の態様に係る判定装置(70)が行う判定方法は、
電磁弁(10)と、前記電磁弁(10)の負荷端子にスイッチ回路(30)とダイオード(40)とを介して電圧を印加する電源(+5V)と、前記負荷端子を介して前記電磁弁(10)を駆動する駆動回路(20)と、を有する異常検出システム(1)が備える判定装置(70)が行う判定方法であって、
前記駆動回路(20)の状態を示す電圧を検出することと、
前記電磁弁(10)の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、
前記スイッチ回路(30)がオン状態の場合に、前記駆動回路(20)の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁(10)の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、
を含む。
これにより、判定装置(70)が行う判定方法は、電磁弁(10)の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる。
(9)第9の態様に係るプログラムは、
電磁弁(10)と、前記電磁弁(10)の負荷端子にスイッチ回路(30)とダイオード(40)とを介して電圧を印加する電源(+5V)と、前記負荷端子を介して前記電磁弁(10)を駆動する駆動回路(20)と、を有する異常検出システム(1)が備えるコンピュータに、
前記駆動回路(20)の状態を示す電圧を検出することと、
前記電磁弁(10)の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、
前記スイッチ回路(30)がオン状態の場合に、前記駆動回路(20)の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁(10)の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、
を実行させる。
これにより、プログラムは、電磁弁(10)の負荷端子における地絡を含む異常を検出することができる。
1・・・電磁弁駆動システム
5・・・コンピュータ
6、70・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10、10a、10b・・・電磁弁
20、20a、20b・・・駆動回路
30、30a、30b・・・スイッチ回路
40、40a、40b・・・ダイオード
50、50a、50b、60、60a、60b・・・プルアップ抵抗
70a、70a1・・・第1検出部
70b、70b1・・・第1駆動部
70c、70c1・・・第2検出部
70d、70d1・・・第2駆動部
70e、70e1、70e2・・・判定部
70a2・・・第3検出部
70b2・・・第3駆動部
70c2・・・第4検出部
70d2・・・第4駆動部
80、90・・・抵抗

Claims (9)

  1. 電磁弁と、
    前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、
    前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路の状態を示す電圧を検出する第1検出部と、
    前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する第2検出部と、
    前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記第1検出部による検出結果と前記第2検出部による検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する判定部と、
    を備える異常検出システム。
  2. 前記判定部は、
    前記スイッチ回路がオフ状態の場合に、異常検出システム自身が正常であるか、前記負荷端子が地絡している可能性があるか、または、その他の異常があるかを判定する、
    請求項1に記載の異常検出システム。
  3. 前記その他の異常は、
    前記第1検出部と前記負荷端子との間の経路における異常である、
    請求項2に記載の異常検出システム。
  4. 前記その他の異常は、
    前記スイッチ回路または前記ダイオードの異常である、
    請求項2に記載の異常検出システム。
  5. 前記駆動回路に前記電磁弁を駆動させる駆動部、
    を備え、
    前記判定部は、
    前記駆動部が前記駆動回路に前記電磁弁を駆動させた場合に、前記電磁弁が過電流状態または過熱状態であるか否かを判定する、
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の異常検出システム。
  6. 電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、を有する異常検出システムが備える判定装置であって、
    前記駆動回路の状態を示す電圧を検出する第1検出部と、
    前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出する第2検出部と、
    前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記第1検出部による検出結果と前記第2検出部による検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定する判定部と、
    を備える判定装置。
  7. 電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、を備える異常検出システムが行う異常検出方法であって、
    前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動することと、
    前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路の状態を示す電圧を検出することと、
    前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、
    前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、
    を含む異常検出システムが行う異常検出方法。
  8. 電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、を有する異常検出システムが備える判定装置が行う判定方法であって、
    前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することと、
    前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、
    前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、
    を含む判定装置が行う判定方法。
  9. 電磁弁と、前記電磁弁の負荷端子にスイッチ回路とダイオードとを介して電圧を印加する電源と、前記負荷端子を介して前記電磁弁を駆動する駆動回路と、を有する異常検出システムのコンピュータに、
    前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することと、
    前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することと、
    前記スイッチ回路がオン状態の場合に、前記駆動回路の状態を示す電圧を検出することによる検出結果と前記電磁弁の負荷端子の電圧に係る電圧を検出することによる検出結果とに基づいて、前記負荷端子が地絡しているか否かを判定することと、
    を実行させるプログラム。
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