JP2022133527A - 自動分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】測定効率を向上させること。【解決手段】本実施形態に係る自動分析装置は、反応容器と、撹拌装置とを備える。前記反応容器は、試料と試薬との混合液を収容し、吸入口を有する。前記撹拌装置は、前記反応容器と着脱可能な装置であって、前記反応容器内に前記吸入口から大気を吸引することにより、前記反応容器内で前記混合液を撹拌するエアバブルを発生させる。【選択図】図3I

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、自動分析装置に関する。
自動分析装置は、正しい測定結果を得るために、反応容器内の試料と試薬との混合液を均一に撹拌する撹拌子を備えている。例えば、撹拌子の先端を振動させることにより、反応容器内の混合液が撹拌される。そして、自動分析装置は、反応容器内の混合液を測定する。また、自動分析装置は、混合液の撹拌後において、撹拌子を洗浄槽にて洗浄する。
しかし、反応容器内の混合液を撹拌子で撹拌し、撹拌後に撹拌子を洗浄する方式では、撹拌子から混合液が洗浄により充分に除去されず、キャリーオーバが発生し、正しい測定結果が得られない可能性がある。
特公昭55-016270号公報 特開2011-21953号公報 特許第5331551号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、測定効率を向上させることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る自動分析装置は、反応容器と、撹拌装置とを備える。前記反応容器は、試料と試薬との混合液を収容し、吸入口を有する。前記撹拌装置は、前記反応容器と着脱可能な装置であって、前記反応容器内に前記吸入口から大気を吸引することにより、前記反応容器内で前記混合液を撹拌するエアバブルを発生させる。
図1は、第1実施形態に係る自動分析装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る自動分析装置における分析装置の構成の一例を示す図である。 図3Aは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器の構成例を示す断面図であり、試料吸引処理の説明図である。 図3Bは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び吸引装置の構成を示す断面図であり、試料吸引処理の説明図である。 図3Cは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び吸引装置の構成を示す断面図であり、試料吸引処理の説明図である。 図3Dは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び吸引装置の構成を示す断面図であり、試料吸引処理の説明図である。 図3Eは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び吸引装置の構成を示す断面図であり、試料吸引処理の説明図である。 図3Fは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び試薬分注プローブの構成を示す断面図であり、試薬分注処理の説明図である。 図3Gは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び試薬分注プローブの構成を示す断面図であり、試薬分注処理の説明図である。 図3Hは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図3Iは、第1実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図4は、第1実施形態の第1変形例に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図5は、第1実施形態の第2変形例に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図6は、第1実施形態の第3変形例に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図7は、第1実施形態の第4変形例に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図8は、第2実施形態に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図9は、第2実施形態の第1変形例に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図10は、第2実施形態の第2変形例に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図11は、第2実施形態の第3変形例に係る自動分析装置における反応容器及び撹拌装置の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図12は、第2実施形態の第4変形例に係る自動分析装置における反応容器の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図13は、第3実施形態に係る自動分析装置における反応容器の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図14は、第3実施形態に係る自動分析装置における反応容器の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。 図15は、第3実施形態の変形例に係る自動分析装置における反応容器、撹拌装置及び振動装置の構成を示す断面図である。 図16は、第3実施形態の変形例に係る自動分析装置における反応容器、撹拌装置及び振動装置の構成を示す断面図である。 図17は、第3実施形態の変形例に係る自動分析装置における反応容器及び振動装置の構成を示す断面図である。 図18は、第4実施形態の変形例に係る自動分析装置の監視処理の説明図である。 図19は、第4実施形態の変形例に係る自動分析装置の監視処理の説明図である。 図20は、第4実施形態の変形例に係る自動分析装置の監視処理の説明図である。
以下、図面を参照して、自動分析装置の実施形態について詳細に説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る自動分析装置100の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す自動分析装置100は、分析装置70と、駆動装置80と、処理装置90とを備えている。
分析装置70は、各検査項目の標準試料や被検体から採取された被検試料(血液や尿などの生体試料)と、各検査項目の分析に用いる試薬との混合液を測定して、標準データや被検データを生成する。分析装置70は、試料の分注、試薬の分注等を行う複数のユニットを備え、駆動装置80は、分析装置70の各ユニットを駆動する。処理装置90は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。
処理装置90は、入力装置50と、出力装置40と、処理回路30と、記憶回路60とを有する。
入力装置50は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力、被検試料の被検識別情報及び検査項目を設定するための入力等を行う。
出力装置40は、プリンタと、ディスプレイとを備えている。プリンタは、処理回路30で生成されたデータの印刷を行う。ディスプレイは、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶パネルなどのモニタであり、処理回路30で生成されたデータの表示を行う。
記憶回路60は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
処理回路30は、システム全体を制御する。例えば、処理回路30は、図1に示すように、データ処理機能31及び制御機能32を実行する。制御機能32は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。データ処理機能31は、分析装置70で生成された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量データや分析データを生成する。
例えば、分析装置70により生成される標準データは、物質の量や濃度を判定するためのデータ(検量線あるいは標準曲線)を表し、分析装置70により生成される被検データは、被検試料を測定した結果のデータを表す。また、処理回路30から出力される検量データは、被検データと標準データとから導かれる物質の量や濃度などの測定結果を表すデータを表し、処理回路30から出力される分析データは、陽性又は陰性の判定結果を表すデータを表す。すなわち、検量データは、陽性又は陰性の判定結果を表す分析データを導くためのデータである。
ここで、例えば、処理回路30の構成要素が実行する各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路60に記録されている。処理回路30は、各プログラムを記憶回路60から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路30は、図1の処理回路30内に示された各機能を有することとなる。
なお、図1においては、単一の処理回路30にて、以下に説明する各処理機能が実現されるものとして説明するが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路60に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、記憶回路60にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
図2は、第1実施形態に係る自動分析装置100における分析装置70の構成の一例を示す図である。
分析装置70は、複数の試料容器11を保持するサンプルラック5を備えている。試料容器11は、各検査項目の標準試料や被検試料等の試料を収容する。なお、図2に示す例では、3個の試料容器11を収納するサンプルラック5が複数配列されている。ここで、サンプルラック5に収納される試料容器11の数は、3個に限定されない。
分析装置70は、更に、円周上に配置される複数の反応容器3と、複数の反応容器3の各々を回転可能に保持する反応ディスク4とを備えている。反応容器3は、使い捨ての反応容器であり、例えば、反応容器3内の混合液が測定された後に廃棄される。
分析装置70は、更に、貯留ユニット110を備えている。貯留ユニット110は、投入された複数の反応容器3を貯留する。
分析装置70は、更に、サンプルアーム10を備えている。サンプルアーム10は、貯留ユニット110に貯留された反応容器3を、サンプルラック5に移動させる。その後、サンプルラック5に保持された試料容器11内の試料が反応容器3内に吸引される。例えば、後述する吸引装置により、サンプルラック5に保持された試料容器11内の試料のうち、検査項目の分析パラメータとして設定された量の試料が反応容器3内に吸引される。サンプルアーム10は、試料を含む反応容器3を反応ディスク4に移動させる。
分析装置70は、更に、複数の試薬容器6と、複数の試薬容器6の各々を格納する試薬庫1と、複数の試薬容器7と、複数の試薬容器7の各々を格納する試薬庫2とを備えている。試薬容器6、7は、試料に含まれる各検査項目の成分と反応する成分を含有する試薬を収容する。例えば、試薬容器6は、1試薬系の試薬又は2試薬系の第1試薬を収容し、試薬容器7は、各検査項目の2試薬系の試薬容器6内の試薬とは異なる第2試薬を収容する。試薬庫1は、各検査項目の試薬容器6を回転可能に保持するターンテーブルである試薬ラック1aを備えている。試薬庫2は、各検査項目の試薬容器7を回転可能に保持するターンテーブルである試薬ラック2aを備えている。
分析装置70は、更に、試薬分注プローブ14と、試薬分注アーム8と、試薬分注ポンプ14aと、検出器14bと、洗浄槽14cとを備えている。試薬分注プローブ14は、試薬容器6内の試薬の分注を行う。具体的には、試薬分注プローブ14は、試薬ラック1aに保持された各検査項目の試薬容器6内の試薬を吸引して、当該検査項目の分析パラメータとして設定された量の試薬を、試料を含む反応容器3内に吐出する。試薬分注アーム8は、試薬分注プローブ14を回転及び上下移動可能に支持する。試薬分注ポンプ14aは、試薬分注プローブ14に試薬の吸引及び吐出を行わせる。検出器14bは、液面検知機能として、試薬ラック1aに保持された試薬容器6内の試薬の液面や、反応容器3内の液体の液面に、当該液面の上方から下降した試薬分注プローブ14の先端部が近接又は接触したときに、当該液面を検出したと判定する。具体的には、検出器14bは、試薬分注プローブ14と電気的に接続され、試薬分注プローブ14の先端部が試薬容器6内の液面や反応容器3内の液面と近接又は接触したときの静電容量の変化により、当該液面を検出する。試薬容器6内の液面が検出されると、試薬分注ポンプユニット14aは、試薬分注プローブ14に試薬の吸引を行わせ、反応容器3内の液体の液面が検出されると、試薬分注プローブ14に試薬の吐出を行わせる。洗浄槽14cは、試薬分注プローブ14を試薬の分注毎に洗浄する。反応容器3内の試料と試薬との混合液は、後述する撹拌装置により撹拌される。
分析装置70は、更に、試薬分注プローブ15と、試薬分注アーム9と、試薬分注ポンプ15aと、検出器15bと、洗浄槽15cとを備えている。試薬分注プローブ15は、試薬容器7内の試薬の分注を行う。ここで、試薬分注プローブ15、試薬分注アーム9、試薬分注ポンプ15a、検出器15b、洗浄槽15cの機能は、それぞれ、試薬分注プローブ14、試薬分注アーム8、試薬分注ポンプ14a、検出器14b、洗浄槽14cの機能と同じであるため、説明を省略する。
分析装置70は、更に、測定部13と、廃棄部120とを備えている。測定部13は、測定処理を行う。例えば、測定処理として、測定部13は、撹拌済みの混合液を収容する反応容器3に、光を照射することによって混合液を測定する。具体的には、測定処理において、測定部13は、回転している測定位置の反応容器3に光を照射し、この照射により反応容器3内の試料及び試薬の混合液を透過した光を検出する。そして、測定部13は、検出した信号を処理してデジタル信号で表される標準データや被検データを生成して処理装置90の処理回路30に出力する。測定処理が行われた後、廃棄処理が行われる。例えば、反応容器3は、使い捨ての反応容器であり、当該反応容器3内の混合液が測定された後に廃棄される。廃棄部120は、測定部13による測定が終了した反応容器3を廃棄するための容器である。例えば、サンプルアーム10は、測定が終了した反応容器3を廃棄部120に移動させることにより、反応容器3を廃棄する。
駆動装置80は、分析装置70の各ユニットを駆動する。
駆動装置80は、分析装置70のサンプルラック5を駆動する機構を備え、各試料容器11を移動させる。また、駆動装置80は、試薬庫1の試薬ラック1aを駆動する機構を備え、各試薬容器6を回転させる。また、駆動装置80は、試薬庫2の試薬ラック2aを駆動する機構を備え、各試薬容器7を回転させる。また、駆動装置80は、反応ディスク4を駆動する機構を備え、各反応容器3を回転させる。
また、駆動装置80は、サンプルアーム10を回転及び上下移動させる機構を備え、サンプルアーム10を駆動することにより、反応容器3を、貯留ユニット110から、試料容器11を保持するサンプルラック5に移動させる。また、駆動装置80は、サンプルアーム10を駆動することにより、試料を含む反応容器3を、サンプルラック5から、反応ディスク4に移動させる。また、駆動装置80は、サンプルアーム10を駆動することにより、測定が終了した反応容器3を、反応ディスク4から、廃棄部120に移動させる。
また、駆動装置80は、試薬分注アーム8、9を回転及び上下移動させる機構を備え、試薬分注プローブ14、15をそれぞれ試薬容器6、7と反応容器3との間で移動させる。また、駆動装置80は、試薬分注ポンプ14a、15aを駆動する機構を備え、試薬分注プローブ14、15に試薬を分注させる。すなわち、試薬分注プローブ14、15に試薬容器6、7の試薬を吸引させ、当該試薬を反応容器3に吐出させる。
処理装置90の制御機能32は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。
自動分析装置では、一般的に、反応容器内の試料と試薬との混合液を撹拌子で撹拌し、混合液の撹拌後において、撹拌子を洗浄槽にて洗浄する。しかし、反応容器内の混合液を撹拌子で撹拌し、撹拌後に撹拌子を洗浄する方式では、撹拌子から混合液が洗浄により充分に除去されず、キャリーオーバが発生する場合がある。キャリーオーバの発生により、例えば、次の測定で測定結果が異常に高い値となる現象が発生する。
そこで、本実施形態に係る自動分析装置100は、測定効率を向上させることができるように、以下のように構成される。本実施形態に係る自動分析装置100は、反応容器3と、撹拌装置とを備える。反応容器3は、試料と試薬との混合液を収容し、吸入口を有する。撹拌装置は、反応容器3と着脱可能な装置であって、反応容器3内に吸入口から大気を吸引することにより、反応容器3内で混合液を撹拌するエアバブルを発生させる。
図3Aは、反応容器3の構成例を示す断面図である。図3Aに示すように、反応容器3は、上面に開口305が形成された容器本体300を有する。容器本体300には、吸引された試料130を容器本体300の内部に流入させるための吸入口310が設けられている。例えば、吸入口310は、反応容器3において、開口305とは反対側の容器本体300の底部に設けられている。吸入口310には、容器本体300の内部から外部の方向への逆流を防止する逆流防止部320が設けられている。
例えば、逆流防止部320は、容器本体300から吸入口310の方向への逆流を防止する逆止弁である。逆止弁は、容器本体300の内部の気圧が減少すると解放され、容器本体300の内部に試料130を吸引することが可能になる。容器本体300の内部と外部の気圧が均等になった時点で、逆止弁は閉じ、試料130の逆流を防止する。
図3B~図3Eに示すように、自動分析装置100において、分析装置70は、更に、吸引装置400を備えている。図3B~図3Eは、反応容器3及び吸引装置400の構成を示す断面図である。試料容器11に収容された試料130は、反応容器3の容器本体300と着脱可能な吸引装置400により吸引される。すなわち、試料130は、吸引装置400の吸引により、容器本体300の底部に設けられた吸入口310から容器本体300の内部に流入される。
吸引装置400は、反応容器3と着脱可能に形成された接続部410と、反応容器3の容器本体300内に吸入口310から試料130を吸引するためのポンプ部420とを有する。接続部410の外径は容器本体300の内径と略同じであり、接続部410は、当該接続部410の先端側が容器本体300の開口305から当該容器本体300の内部に挿入することにより、反応容器3と接続される。ここで、吸引装置400は、例えば、自動分析装置100が保有している機構であり、サンプルアーム10の先端に取り付けられている。また、ポンプ部420は、例えば、金属製のシリンダであり、サンプルアーム10の先端において、当該シリンダを上下に動作させる機構(図示しない)と接続されている。
図3F及び図3Gは、反応容器3及び試薬分注プローブ500の構成を示す断面図である。試薬分注プローブ500は、図2の試薬分注プローブ14、15に相当する。試料130と反応する試薬140は、試薬分注プローブ500により、容器本体300の開口305から分注される。
図3H及び図3Iに示すように、自動分析装置100において、分析装置70は、更に、撹拌装置600を備えている。図3H及び図3Iは、反応容器3及び撹拌装置600の構成を示す断面図である。反応容器3内の試料130と試薬140との混合液150は、容器本体300と着脱可能な撹拌装置600により撹拌される。例えば、エアバブル160は、撹拌装置600の吸引により、容器本体300の底部に設けられた吸入口310から容器本体300の内部に流入される。
撹拌装置600は、反応容器3と着脱可能に形成された接続部610と、大気を吸引して当該大気を反応容器3の吸入口310から容器本体300の内部に流入させることにより、容器本体300内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させるポンプ部620とを有する。接続部610の外径は容器本体300の内径と略同じであり、接続部610は、当該接続部610の先端側が容器本体300の開口305から当該容器本体300の内部に挿入することにより、反応容器3と接続される。
ここで、自動分析装置100において、分析装置70は、更に、撹拌アーム20(図2参照)を備えている。撹拌装置600は、例えば、自動分析装置100が保有している機構であり、撹拌アーム20の先端に取り付けられている。また、ポンプ部620は、例えば、金属製のシリンダであり、撹拌アーム20の先端において、当該シリンダを上下に動作させる機構(図示しない)と接続されている。
図1、図2、図3A~図3Iを用いて、第1実施形態に係る自動分析装置100の処理の手順について説明する。
まず、図3A~図3Eにおいて、試料吸引処理が行われる。上述のように、図2の貯留ユニット110には複数の反応容器3が貯留されている。例えば、図3Aにおいて、反応容器3の容器本体300の開口305が上を向くように、反応容器3が貯留ユニット110内で整列された状態で配置されている。
処理装置90の制御機能32は、反応容器3を貯留ユニット110から取り出すための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、サンプルアーム10を駆動することにより、サンプルアーム10の先端を貯留ユニット110に移動させる。そして、駆動装置80は、サンプルアーム10の先端を下降させて、吸引装置400の接続部410を、貯留ユニット110内の反応容器3の容器本体300の開口305に接続させる。
次に、処理装置90の制御機能32は、反応容器3をサンプルラック5に移動させるための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、サンプルアーム10を駆動することにより、当該サンプルアーム10の先端を上昇させて、吸引装置400に接続された反応容器3を貯留ユニット110からサンプルラック5に移動させる。
その後、処理装置90の制御機能32は、反応容器3の吸入口310を試料容器11内の試料130に接触させるための制御信号を駆動装置80に出力する。図3Bにおいて、当該制御信号に応じて、駆動装置80は、サンプルアーム10を駆動することにより、当該サンプルアーム10の先端を下降させて、吸引装置400に接続された反応容器3の吸入口310を、サンプルラック5に保持された試料容器11内の試料130に接触させる。
そして、処理装置90の制御機能32は、反応容器3の容器本体300の内部に試料容器11内の試料130を吸引するための制御信号を駆動装置80に出力する。図3Cにおいて、当該制御信号に応じて、駆動装置80は、サンプルアーム10の先端に設けられた吸引装置400のポンプ部420を上方に移動させることで、当該ポンプ部420による吸引により、サンプルラック5に保持された試料容器11内の試料130を、反応容器3の吸入口310に流入させる。具体的には、図3Dに示すように、吸引された試料130は、反応容器3の吸入口310に滞留する。そして、図3Eにおいて、駆動装置80は、吸引装置400のポンプ部420を更に上方に移動させることで、当該ポンプ部420による吸引により、反応容器3の吸入口310に滞留する試料130を、反応容器3の容器本体300の内部に流入させる。
次に、図3F、図3Gにおいて、試薬分注処理が行われる。処理装置90の制御機能32は、試料130を含む反応容器3を反応ディスク4に移動させるための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、サンプルアーム10を駆動することにより、当該サンプルアーム10の先端の吸引装置400に接続された反応容器3を上昇させて、試料130を含む反応容器3をサンプルラック5から反応ディスク4に移動させる。そして、駆動装置80は、サンプルアーム10の先端を下降させて、吸引装置400の接続部410を、試料130を含む反応容器3から離脱させる。
次に、処理装置90の制御機能32は、試薬容器内の試薬140を吸引するための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、試薬分注アームを駆動することにより、試薬分注プローブ500を、試薬ラックに保持された試薬容器に移動させ、試薬分注ポンプを駆動することにより、試薬容器内の試薬140を試薬分注プローブ500に吸引させる。
その後、処理装置90の制御機能32は、反応容器3の容器本体300の内部に試薬140を分注するための制御信号を駆動装置80に出力する。図3Fにおいて、当該制御信号に応じて、駆動装置80は、試薬分注アームを駆動することにより、試薬140を吸引した試薬分注プローブ500を、反応容器3の容器本体300の開口305の上方に移動させる。そして、図3Gにおいて、駆動装置80は、試薬分注ポンプを駆動することにより、試薬分注プローブ500から反応容器3の容器本体300内に吐出させる。すなわち、試薬分注プローブ500により、容器本体300の開口305から試薬140が分注される。
次に、図3H、図3Iにおいて、撹拌処理が行われる。処理装置90の制御機能32は、撹拌装置600を反応容器3に接続するための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20を駆動することにより、撹拌アーム20の先端を、試料130と試薬140との混合液150が収容された反応容器3の上方に移動させる。そして、図3Hにおいて、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端を下降させて、撹拌装置600の接続部610を、試料130と試薬140との混合液150が収容された反応容器3の容器本体300の開口305に接続させる。
次に、処理装置90の制御機能32は、反応容器3の容器本体300内の混合液150を撹拌するための制御信号を駆動装置80に出力する。図3Iにおいて、当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端の撹拌装置600のポンプ部620を上方に移動させることで、当該ポンプ部620による吸引により反応容器3の吸入口310から大気を吸引し、吸入口310から吸引した大気を、反応容器3の容器本体300の内部に流入させることにより、反応容器3の容器本体300内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる。
ここで、撹拌装置600は、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量の少なくとも1つを含む撹拌条件で、エアバブル160を発生させる。撹拌条件は、試薬毎や、検査項目毎に予め設定されても良いし、ユーザにより設定されても良い。撹拌条件としては、撹拌装置600のポンプ部620の移動速度と、ポンプ部620の稼働時間とが挙げられる。すなわち、撹拌装置600は、ポンプ部620の移動速度と、ポンプ部620の稼働時間とに基づいて、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量を調整する。
次に、処理装置90の制御機能32は、撹拌装置600を反応容器3から離脱させるための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20を駆動することにより、撹拌アーム20の先端の撹拌装置600の接続部610を反応容器3から離脱させる。
その後、上述の測定処理が行われ、廃棄処理が行われる。
図4は、第1実施形態の第1変形例に係る自動分析装置100における反応容器3及び撹拌装置600の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図4に示すように、反応容器3は、更に、容器本体300の外側に形成された流路311を有する。流路311の入口は、大気の吸入口310であり、容器本体300の上部に設けられている。図4において、流路311は、容器本体300の上部に設けられた吸入口310から吸引した大気を容器本体300の内部に導くように形成されている。図4に示す例では、容器本体300の上部に設けられた吸入口310から大気を吸引するため、例えば、容器本体300の底部側にゴミが溜まるような環境下においては、容器本体300の底部側からゴミを吸い込むことを防止することができる。
なお、図4に示す例では、試料130は、反応容器3の容器本体300の開口305から分注される。この場合、自動分析装置100において、分析装置70は、更に、試料分注プローブと、試料分注プローブを回転及び上下移動可能に支持する試料分注アームと、試料分注プローブに試料の吸引及び吐出を行わせる試料分注ポンプと、試料分注プローブを試料の分注終了毎に洗浄する洗浄槽とを備えることになる。
図5は、第1実施形態の第2変形例に係る自動分析装置100における反応容器3及び撹拌装置600の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図5に示すように、反応容器3において、容器本体300の底部に吸入口310が複数設けられ、複数の吸入口310にそれぞれ複数の逆流防止部320が設けられている。図5に示す例では、吸入口310は2つ設けられ、2つの吸入口310にそれぞれ2つの逆流防止部320が設けられている。図5に示す例では、大気が複数の吸入口310を介して容器本体300の内部に流入されるため、容器本体300内でエアバブル160を均一に発生させることができる。
図6は、第1実施形態の第3変形例に係る自動分析装置100における反応容器3及び撹拌装置600の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図6に示すように、反応容器3において、容器本体300の底部に設けられた吸入口310と、容器本体300との間に、流路312が複数形成されている。図6に示す例では、大気が吸入口310から複数の流路312を介して容器本体300の内部に流入されるため、容器本体300内でエアバブル160を均一に発生させることができる。
図7は、第1実施形態の第4変形例に係る自動分析装置100における反応容器3及び撹拌装置600の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図7に示す例では、吸入口310は2つ設けられ、2つの吸入口310にそれぞれ2つの逆流防止部320が設けられている。また、図7に示す例では、反応容器3は、容器本体300の外側に形成された流路311を有する。そこで、図7に示すように、例えば、2つの吸入口310のうち、一方の吸入口310は、試料130の吸引に用いられ、他方の吸入口310は、大気の吸引に用いられる。具体的には、流路311の入口は、大気の吸入口310であり、容器本体300の上部に設けられている。図7において、流路311は、容器本体300の上部に設けられた吸入口310から吸引した大気を容器本体300の内部に導くように形成されている。図7に示す例では、容器本体300の上部に設けられた吸入口310から大気を吸引するため、図4で説明した第1変形例と同様、例えば、容器本体300の底部側にゴミが溜まるような環境下においては、容器本体300の底部側からゴミを吸い込むことを防止することができる。また、図7に示す例では、図4で説明した第1変形例とは異なり、試料分注プローブと、試料分注プローブに試料の吸引及び吐出を行わせる試料分注ポンプと、試料分注プローブを試料の分注終了毎に洗浄する洗浄槽とが不要になる。なお、試料130の吸引時に流路311の入口が解放状態である場合、試料130が吸引されない可能性があるため、試料130の吸引時には流路311から大気が吸引されないように、流路311の入口を栓で塞ぐ等の機構が必要になる。
以上の説明により、第1実施形態に係る自動分析装置100は、試料130と試薬140との混合液150を収容し、吸入口310を有する反応容器3と、反応容器3と着脱可能な撹拌装置600とを備え、撹拌装置600は、反応容器3内に吸入口310から大気を吸引することにより、反応容器3内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる。これにより、第1実施形態では、撹拌子と、混合液の撹拌毎に撹拌子を洗浄する洗浄槽とが不要になる。例えば、反応容器内の混合液を撹拌子で撹拌し、撹拌後に撹拌子を洗浄する方式では、反応容器内の試料と試薬との混合液を撹拌した撹拌子を洗浄したときに、当該混合液が洗浄により充分に除去されない場合、当該混合液の影響により、キャリーオーバが発生する可能性がある。一方、第1実施形態では、吸引された大気を容器本体300の内部に流入させることにより、反応容器3内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる方式であるため、撹拌子と、撹拌子を洗浄する洗浄槽とが不要になり、その結果、キャリーオーバが発生しない。自動分析装置100において、キャリーオーバが発生しないため、測定効率を向上させることができる。
また、第1実施形態において、反応容器3の吸入口310から吸引された試料130を容器本体300の内部に流入させる場合、試料分注プローブと、試料分注プローブに試料の吸引及び吐出を行わせる試料分注ポンプと、試料分注プローブを試料の分注終了毎に洗浄する洗浄槽とが不要になる。例えば、試料分注プローブが試料を吸引して反応容器に吐出する方式では、試料を分注した試料分注プローブを洗浄したときに、当該試料が洗浄により充分に除去されない場合、当該試料の影響により、キャリーオーバが発生する可能性がある。一方、第1実施形態では、吸引された試料130を容器本体300の内部に流入させる方式であるため、試料分注プローブ、試料分注ポンプ、洗浄槽が不要になり、その結果、キャリーオーバが発生しない。自動分析装置100において、キャリーオーバが発生しないため、測定効率を向上させることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態に係る自動分析装置100では、撹拌装置600が、反応容器3の吸入口310から吸引した大気を反応容器3の内部に流入させることにより、反応容器3内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる場合について説明した。第2実施形態に係る自動分析装置100では、撹拌装置が、反応容器3と吸入口310を介して接続される空間を縮小させることで、反応容器3の内部に流入する大気により、反応容器3内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる。第2実施形態では、第1実施形態と重複する説明については省略する。
図8は、第2実施形態に係る自動分析装置100における反応容器3及び撹拌装置700の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図8に示すように、自動分析装置100において、分析装置70は、第1実施形態における撹拌装置600に代えて、撹拌装置700を備えている。
撹拌装置700は、反応容器3と着脱可能に形成された接続部710と、大気を反応容器3の吸入口310から容器本体300の内部に流入させて、容器本体300内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させるポンプ部720とを有する。接続部710の内径は容器本体300の外径と略同じであり、接続部710は、当該接続部710の先端側が容器本体300の吸入口310を覆うことにより、反応容器3と接続される。撹拌装置700は、例えば、自動分析装置100が保有している機構であり、撹拌アーム20の先端に取り付けられている。また、ポンプ部720は、例えば、金属製のシリンダであり、撹拌アーム20の先端において、当該シリンダを上下に動作させる機構(図示しない)と接続されている。
図1、図2、図8を用いて、第2実施形態における撹拌処理について説明する。
処理装置90の制御機能32は、撹拌装置700を反応容器3に接続するための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20を駆動することにより、撹拌アーム20の先端を、試料130と試薬140との混合液150が収容された反応容器3の上方に移動させる。そして、図8の左側において、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端を上昇させて、撹拌装置700の接続部710を、試料130と試薬140との混合液150が収容された反応容器3の吸入口310に接続させる。このとき、撹拌装置700の接続部710には、撹拌装置700のポンプ部720と、反応容器3の容器本体300の吸入口310との間に空間が形成される。
次に、処理装置90の制御機能32は、反応容器3の容器本体300内の混合液150を撹拌するための制御信号を駆動装置80に出力する。図8の右側において、当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端の撹拌装置700のポンプ部720を上方に移動させることで、当該ポンプ部720と、反応容器3の容器本体300の吸入口310とに形成された空間を縮小させ、当該空間を縮小させたときの大気を、反応容器3の容器本体300の内部に流入させることにより、反応容器3の容器本体300内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる。
ここで、撹拌装置700は、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量の少なくとも1つを含む撹拌条件で、エアバブル160を発生させる。撹拌条件は、試薬毎や、検査項目毎に予め設定されても良いし、ユーザにより設定されても良い。撹拌条件としては、撹拌装置700のポンプ部720の移動速度と、ポンプ部720の稼働時間とが挙げられる。すなわち、撹拌装置700は、ポンプ部720の移動速度と、ポンプ部720の稼働時間とに基づいて、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量を調整する。
次に、処理装置90の制御機能32は、撹拌装置700を反応容器3から離脱させるための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20を駆動することにより、撹拌アーム20の先端の撹拌装置700の接続部710を反応容器3から離脱させる。
図9は、第2実施形態の第1変形例に係る自動分析装置100における反応容器3及び撹拌装置701の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図9に示すように、反応容器3は、更に、容器本体300の外側に形成された流路311を有する。流路311の入口は、大気の吸入口310であり、容器本体300の上部に設けられている。図9において、流路311は、容器本体300の上部に設けられた吸入口310から吸引した大気を容器本体300の内部に導くように形成されている。この場合、図9に示すように、自動分析装置100において、分析装置70は、撹拌装置700に代えて、撹拌装置701を備えている。
撹拌装置701は、反応容器3と着脱可能に形成された接続部711と、大気を反応容器3の吸入口310から容器本体300の内部に流入させて、容器本体300内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させるポンプ部721とを有する。接続部711の外径は流路311の内径と略同じであり、接続部711は、当該接続部711の先端側が流路311の入口から当該流路311の内部に挿入することにより、反応容器3と接続される。撹拌装置701は、例えば、自動分析装置100が保有している機構であり、撹拌アーム20の先端に取り付けられている。また、ポンプ部721は、例えば、金属製のシリンダであり、撹拌アーム20の先端において、当該シリンダを上下に動作させる機構(図示しない)と接続されている。
図1、図2、図9を用いて、第2実施形態における撹拌処理について説明する。
処理装置90の制御機能32は、撹拌装置700を反応容器3に接続するための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20を駆動することにより、撹拌アーム20の先端を、試料130と試薬140との混合液150が収容された反応容器3の上方に移動させる。そして、図9の左側において、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端を下降させて、撹拌装置701の接続部711を、反応容器3の外側に形成された流路311の入口に接続させる。このとき、撹拌装置701の接続部711には、撹拌装置701のポンプ部721と、反応容器3の外側に形成された流路311との間に空間が形成される。
次に、処理装置90の制御機能32は、反応容器3の容器本体300内の混合液150を撹拌するための制御信号を駆動装置80に出力する。図9の右側において、当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端の撹拌装置701のポンプ部721を下方に移動させることで、当該ポンプ部721と、反応容器3の外側に形成された流路311とに形成された空間を縮小させ、当該空間を縮小させたときの大気を、反応容器3の吸入口310を介して容器本体300の内部に流入させることにより、反応容器3の容器本体300内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる。
次に、処理装置90の制御機能32は、撹拌装置701を反応容器3から離脱させるための制御信号を駆動装置80に出力する。当該制御信号に応じて、駆動装置80は、撹拌アーム20を駆動することにより、撹拌アーム20の先端の撹拌装置701の接続部711を反応容器3から離脱させる。
図9に示す例では、容器本体300の上部に設けられた吸入口310から反応容器3内に大気を吸引するため、例えば、第1実施形態と同様に、撹拌アーム20を反応容器3の上方で駆動することができる。なお、図9に示す例では、第1実施形態の第1変形例と同様に、試料130は、反応容器3の容器本体300の開口305から分注される。
図10は、第2実施形態の第2変形例に係る自動分析装置100における反応容器3及び撹拌装置700の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図10に示すように、反応容器3において、容器本体300の底部に吸入口310が複数設けられ、複数の吸入口310にそれぞれ複数の逆流防止部320が設けられている。図10に示す例では、吸入口310は2つ設けられ、2つの吸入口310にそれぞれ2つの逆流防止部320が設けられている。図10に示す例では、大気が複数の吸入口310を介して容器本体300の内部に流入されるため、容器本体300内でエアバブル160を均一に発生させることができる。
図11は、第2実施形態の第3変形例に係る自動分析装置100における反応容器3及び撹拌装置700の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図11に示すように、反応容器3において、容器本体300の底部に設けられた吸入口310と、容器本体300との間に、流路312が複数形成されている。図11に示す例では、大気が吸入口310から複数の流路312を介して容器本体300の内部に流入されるため、容器本体300内でエアバブル160を均一に発生させることができる。
図12は、第2実施形態の第4変形例に係る自動分析装置100における反応容器3の構成を示す断面図であり、撹拌処理の説明図である。図12に示す例では、吸入口310は2つ設けられ、2つの吸入口310にそれぞれ2つの逆流防止部320が設けられている。また、図12に示す例では、反応容器3は、容器本体300の外側に形成された流路311を有する。そこで、図12に示すように、例えば、2つの吸入口310のうち、一方の吸入口310は、試料130の吸引に用いられ、他方の吸入口310は、大気の吸引に用いられる。具体的には、流路311の入口は、大気の吸入口310であり、容器本体300の上部に設けられている。図12において、流路311は、容器本体300の上部に設けられた吸入口310から吸引した大気を容器本体300の内部に導くように形成されている。図12に示す例では、容器本体300の上部に設けられた吸入口310から反応容器3内に大気を吸引するため、図9で説明した第1変形例と同様、例えば、第1実施形態と同様に、撹拌アーム20を反応容器3の上方で駆動することができる。また、図12に示す例では、図9で説明した第1変形例とは異なり、試料分注プローブと、試料分注プローブに試料の吸引及び吐出を行わせる試料分注ポンプと、試料分注プローブを試料の分注終了毎に洗浄する洗浄槽とが不要になる。なお、試料130の吸引時に流路311の入口が解放状態である場合、試料130が吸引されない可能性があるため、試料130の吸引時には流路311から大気が吸引されないように、流路311の入口を栓で塞ぐ等の機構が必要になる。
以上の説明により、第2実施形態に係る自動分析装置100は、試料130と試薬140との混合液150を収容し、吸入口310を有する反応容器3と、反応容器3と着脱可能な撹拌装置700とを備え、撹拌装置700は、反応容器3内に吸入口310から大気を吸引することにより、反応容器3内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる。これにより、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、撹拌子と、混合液の撹拌毎に撹拌子を洗浄する洗浄槽とが不要になる。また、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、反応容器3内で混合液150を撹拌するエアバブル160を発生させる方式であるため、撹拌子と、撹拌子を洗浄する洗浄槽とが不要になり、その結果、キャリーオーバが発生しない。自動分析装置100において、キャリーオーバが発生しないため、測定効率を向上させることができる。
(第3実施形態)
第1実施形態、第2実施形態に係る自動分析装置100では、撹拌装置は、ポンプ部の移動速度と、ポンプ部の稼働時間とに基づいて、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量を調整する場合について説明した。第3実施形態に係る自動分析装置100では、更に、形状等の変更により、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量を調整することができる。第3実施形態では、第1実施形態及び第2実施形態と重複する説明については省略する。
図13は、第3実施形態に係る自動分析装置100における反応容器3の構成を示す断面図である。図13に示す例では、反応容器3において、吸入口310の径は、第1実施形態及び第2実施形態における吸入口310の径よりも小さい。この場合、吸入口310の径を小さくすることで、エアバブル160のサイズが小さくなる。このように、吸入口310の径を小さくすることで、エアバブル160のサイズを調整することができる。
図14は、第3実施形態の第1変形例に係る自動分析装置100における反応容器3の構成を示す断面図である。図14に示す例では、エアバブル160が発生しやすいように、反応容器3において、容器本体300内に、吸入口310から延びる突起部313、314が形成されている。このように、容器本体300内の形状を変更することで、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量を調整することができる。
図15は、第3実施形態の第2変形例に係る自動分析装置100における反応容器3、撹拌装置600及び振動装置800の構成を示す断面図である。図15に示すように、自動分析装置100において、分析装置70は、更に、振動装置800を備えている。振動装置800は、撹拌装置600の接続部610の側面部を第1方向から押さえる部材と、接続部610を第1方向とは逆方向である第2方向から押さえる部材とを有し、駆動装置80の駆動により撹拌装置600を振動させる。
例えば、撹拌処理において、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端の撹拌装置600のポンプ部620を上方に移動させることで、当該ポンプ部620による吸引により反応容器3の吸入口310から大気を吸引する。同時に、駆動装置80は、振動装置800を駆動させることによって、撹拌装置600の接続部610の側面部を振動させる。これにより、撹拌装置600を振動させることで、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量を調整することができる。
図16は、第3実施形態の第3変形例に係る自動分析装置100における反応容器3、撹拌装置700及び振動装置800の構成を示す断面図である。振動装置800は、撹拌装置700の接続部710の側面部を第1方向から押さえる部材と、接続部710を第1方向とは逆方向である第2方向から押さえる部材とを有し、駆動装置80の駆動により撹拌装置700を振動させる。
例えば、撹拌処理において、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端の撹拌装置700のポンプ部720を上方に移動させることで、当該ポンプ部720と、反応容器3の容器本体300の吸入口310とに形成された空間を縮小させ、当該空間を縮小させたときの大気を、反応容器3の容器本体300の内部に流入させる。同時に、駆動装置80は、振動装置800を駆動させることによって、撹拌装置700の接続部710の側面部を振動させる。これにより、撹拌装置700を振動させることで、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量を調整することができる。
図17は、第3実施形態の第4変形例に係る自動分析装置100における反応容器3及び振動装置800の構成を示す断面図である。振動装置800は、反応容器3の側面部を第1方向から押さえる部材と、当該側面部を第1方向とは逆方向である第2方向から押さえる部材とを有し、駆動装置80の駆動により反応容器3を振動させる。
例えば、撹拌処理において、駆動装置80は、撹拌アーム20の先端の撹拌装置600のポンプ部620を上方に移動させることで、当該ポンプ部620による吸引により反応容器3の吸入口310から大気を吸引する。同時に、駆動装置80は、振動装置800を駆動させることによって、反応容器3の側面部を振動させる。これにより、反応容器3を振動させることで、エアバブル160のサイズ、エアバブル160の発生時間、エアバブル160の発生量を調整することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る自動分析装置100では、更に、撹拌装置がエアバブル160を発生させるときの圧力や、エアバブル160の数を監視する。第4実施形態では、第1実施形態~第3実施形態と重複する説明については省略する。
図18~図20は、第4実施形態に係る自動分析装置100の監視処理の説明図である。
例えば、図18、図19に示すように、自動分析装置100において、分析装置70は、更に、監視装置900を備えている。監視装置900は、例えば、圧力センサである。図18において、監視装置900は、撹拌装置600がエアバブル160を発生させるときの圧力を監視する。又は、図19において、監視装置900は、撹拌装置700がエアバブル160を発生させるときの圧力を監視する。処理装置90の制御機能32は、監視装置900が監視した圧力が設定範囲から外れているか否かを判定し、圧力が設定範囲から外れている場合、異常を表す異常情報を出力装置40に出力することにより、ユーザに報知する。
例えば、図20に示すように、自動分析装置100において、分析装置70は、更に、監視装置901を備えている。監視装置901は、例えば、カメラである。監視装置901は、撹拌装置600、700がエアバブル160を発生させるときのエアバブル160の数を監視する。処理装置90の制御機能32は、監視装置900が監視したエアバブル160の数が設定範囲から外れているか否かを判定し、エアバブル160の数が設定範囲から外れている場合、異常を表す異常情報を出力装置40に出力することにより、ユーザに報知する。
第4実施形態に係る自動分析装置100では、第1実施形態~第3実施形態の効果に加えて、ユーザは、出力装置40に出力された異常情報を確認することにより、撹拌条件などを見直すことができる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、測定効率を向上させることができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
3 反応容器
100 自動分析装置
310 吸入口
600 撹拌装置
700 撹拌装置

Claims (15)

  1. 試料と試薬との混合液を収容し、吸入口を有する反応容器と、
    前記反応容器と着脱可能な装置であって、前記反応容器内に前記吸入口から大気を吸引することにより、前記反応容器内で前記混合液を撹拌するエアバブルを発生させる撹拌装置と、
    を備える自動分析装置。
  2. 前記撹拌装置は、前記吸入口から吸引した前記大気を前記反応容器の内部に流入させることにより、前記反応容器内で前記エアバブルを発生させる、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記撹拌装置は、
    前記混合液の撹拌時において、前記試薬が分注される前記反応容器の開口に接続され、
    前記反応容器との接続後、前記吸入口から吸引した前記大気を前記反応容器の内部に流入させることにより、前記反応容器内で前記エアバブルを発生させ、
    前記エアバブルの発生後、前記反応容器から離脱する、
    請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記反応容器は、
    前記混合液を収容する容器本体と、
    前記容器本体の外側に形成され、前記反応容器の上部に設けられた前記吸入口から吸引した前記大気を前記反応容器の内部に導くための流路と、
    を更に有する請求項3に記載の自動分析装置。
  5. 前記撹拌装置は、前記反応容器と前記吸入口を介して接続される空間を縮小させることで、前記反応容器の内部に流入する大気により、前記反応容器内で前記エアバブルを発生させる、
    請求項1に記載の自動分析装置。
  6. 前記撹拌装置は、
    前記混合液の撹拌時において、前記反応容器の前記吸入口に接続され、
    前記反応容器との接続後、前記吸入口に接続される空間を縮小させたときの前記大気を前記反応容器の内部に流入させることにより、前記反応容器内で前記エアバブルを発生させ、
    前記エアバブルの発生後、前記反応容器から離脱する、
    請求項5に記載の自動分析装置。
  7. 前記反応容器は、
    前記混合液を収容する容器本体と、
    前記容器本体の外側に形成され、前記反応容器の上部に設けられた前記吸入口から吸引した前記大気を前記反応容器の内部に導くための流路を更に有し、
    前記撹拌装置は、
    前記混合液の撹拌時において、前記流路の入口に接続され、
    前記流路との接続後、前記流路の入口に接続される空間を縮小させたときの前記大気を前記反応容器の内部に流入させることにより、前記反応容器内で前記エアバブルを発生させ、
    前記エアバブルの発生後、前記流路から離脱する、
    請求項5に記載の自動分析装置。
  8. 前記混合液の撹拌時において、前記撹拌装置又は前記反応容器を振動させる振動装置、
    を更に備える請求項1~7のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  9. 前記撹拌装置は、前記エアバブルのサイズ、前記エアバブルの発生時間、前記エアバブルの発生量の少なくとも1つを含む条件で前記エアバブルを発生させる、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  10. 前記条件は、ユーザに設定される、
    請求項9に記載の自動分析装置。
  11. 前記条件は、試薬毎に設定される、
    請求項9又は10に記載の自動分析装置。
  12. 前記条件は、検査項目毎に設定される、
    請求項9~11のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  13. 前記撹拌装置が前記エアバブルを発生させるときの圧力を監視する監視装置と、
    前記圧力が設定範囲から外れたときに異常を表す情報を報知する出力装置と、
    を更に備える請求項1~12のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  14. 前記撹拌装置が前記エアバブルを発生させるときの前記エアバブルの数を監視する監視装置と、
    前記数が設定範囲から外れたときに異常を表す情報を報知する出力装置と、
    を更に備える請求項1~13のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  15. 前記吸入口には、前記反応容器の内部から外部の方向への逆流を防止する逆流防止部が設けられる、
    請求項1~14のいずれか一項に記載の自動分析装置。
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