JP2013148360A - 自動分析装置、分注機構および分注方法 - Google Patents

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晋弥 松岡
Shahed Sarwar
シャヘッド サルワル
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Abstract

【課題】分注対象の液面の誤検出を抑制することができる自動分積装置、及びその分注機構ならびに分注方法を提供する。
【解決手段】分注ノズルにより溶液の分注を行う吸引位置と、吸引位置とは異なる位置に設けられた予備検出位置の何れか一方の位置において、分注ノズルを上方から液面方向に移動させて液面検出部により分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出したときの分注ノズルの先端と溶液の液面の間の静電容量に基づく液面検知信号と、その浸漬を検出したときの高さを保ちつつ分注ノズルの先端を他方の位置に移動したときの液面検知信号との両方の液面検知信号に基づいて、液面検出処理の正誤判断処理を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、血液や尿などの試料の定性・定量分析を行う自動分析装置、及びその分注機構ならびに分注方法に関する。
血液や尿などの試料(以下、検体と称する)の定性・定量分析を行う臨床検査の現場においては、検査の省力化や高速化のために、検体の前処理や搬送、分析などを自動で実施する自動分析装置が用いられている。このような自動分析装置では、試薬や検体などの溶液を反応容器に分注する分注機構が用いられており、分注ノズル先端の溶液への浸漬程度を調整することによって、ノズル外壁の汚染により生じる異なる検体間或いは試薬間での混入(所謂、クロスコンタミネーション)を抑制することが行われている。
このような分注機構に関する技術として、例えば、特許文献1(特開2000−55713号広報)には、吸引ノズルの先端に導電性のチップを装着し、チップと液面間の静電容量の変化を検出することにより、液面に対するノズル先端(チップ)の位置を検出するものが開示されている。
特開2000−55713号広報
しかしながら、上記従来技術には次のような問題点がある。
すなわち、分注機構の分注対象である試薬や検体などの溶液の液面には、意図しない泡(気泡)が生じてしまう場合がある。そして、このような溶液に対して上記従来技術の分注機構により分注処理を行う場合、気泡の表面と液面との区別が出来ないため、気泡の表面を液面として誤検出してしまうことが懸念される。この場合、分注ノズルの先端が吸引対象の液面に接触しない状態で吸引を行うことになり、試薬や検体の空吸いや気体吸い込みによって生じる分注量の誤差が分析結果に悪影響を与えることが懸念される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、分注対象の液面の誤検出を抑制することができる自動分積装置、及びその分注機構ならびに分注方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、容器内に収容された分注対象の溶液を分注する分注機構であって、上下方向及び水平方向に駆動可能に設けられ、前記溶液に先端を浸漬して吸引することにより前記溶液を分注する分注ノズルと、前記分注ノズルの先端と前記溶液の液面の間の静電容量に基づく液面検知信号を出力する検知信号出力部と、前記液面検知信号に基づいて前記分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出する液面検出処理を行う液面検出部と、前記容器内における水平方向の位置であって、前記分注ノズルにより溶液の分注を行う吸引位置と、前記吸引位置とは異なる位置に設けられた予備検出位置の何れか一方の位置において、前記分注ノズルを上方から液面方向に移動させて前記液面検出部により前記分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出したときの前記液面検知信号と、その浸漬を検出したときの高さを保ちつつ前記分注ノズルの先端を他方の位置に移動したときの前記液面検知信号との両方の液面検知信号に基づいて、前記液面検出処理の正誤判断処理を行う液面検出手段とを備えたものとする。
本発明によれば、分注対象の液面の誤検出を抑制することができ、試薬や検体の空吸いや気体吸い込みによって生じる分注量の誤差が分析結果に与える悪影響を抑制することができる。
第1の実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を示す図である。 サンプル分注機構及び試薬分注機構の基本構成を模式的に示す図である。 容器内に分注対象の溶液を収容した様子を示す図である。 正誤判定処理を含む分注処理の全体を示すフローチャートである。 分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が存在しない場合を示す平面図である。 分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が存在しない場合を示す平面図である。 分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が存在しない場合を示す平面図である。 分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が存在しない場合を示す側面図である。 分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が存在しない場合を示す側面図である。 分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が存在しない場合を示す側面図である。 分注処理における検知信号出力部からの出力である液面検知信号の一例を示す図である。 分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が生じた場合を示す側面図である。 分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が生じた場合を示す側面図である。 分注処理における検知信号出力部からの出力である液面検知信号の一例を示す図である。 第1の実施の形態の変形例における正誤判定処理を含む分注処理の全体を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例における分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が生じた場合を示す側面図である。 第1の実施の形態の変形例における分注処理の流れを模式的に示す図であり、液面上に泡が生じた場合を示す側面図である。
<第1の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る自動分析装置の全体構成を概略的に示す図である。
図1において、自動分析装置100は、血液や尿などの生体サンプル(以下、検体と称する)を収容する複数のサンプル容器1が収納されたラック2と、ラック2を搬送するラック搬送ライン3と、試薬容器保管部であって検体の分析に用いる種々の試薬が収容された複数の試薬容器4が収納・保温され試薬ディスクカバー7により覆われた試薬容器ディスク5と、検体と試薬を混合するための複数の反応容器8が収納されたインキュベータディスク9と、回転駆動や上下駆動によりサンプル容器1からインキュベータディスク9の反応容器8に検体を分注するサンプル分注機構10と、回転駆動や上下駆動により試薬容器4からインキュベータディスク9の反応容器8に試薬を分注する試薬分注機構11と、回転駆動及び上下駆動により、インキュベータディスク9の反応容器8で混合された反応液を吸引するノズル17と、ノズル17で吸引された反応液の分析を行う検出部ユニット18、自動分析装置100全体の動作を制御する制御装置19とを概略備えている。
制御装置19は、後述する分注処理やその正誤判断処理等の各種制御を行う制御部19aと、情報や設定の入力を行う入力部19bと、分析結果やその他の情報を表示する表示部19cと、各種制御処理に用いるプログラムや設定値、分析結果等の情報を記憶する記憶部19dを備えている。制御部19aは、種々の機能の一つとして、後述する検知信号出力部10a,11aからの液面検知信号に基づいて分注ノズル22の先端(つまり、下端の分注チップ22a)の液面への浸漬を検出する液面検出処理を行う液面検出部としての機能を有している。
また、自動分析装置100は、未使用である複数の反応容器8や分注チップ22aが収納された反応容器・分注チップ収納部13、及び、その交換・補充用にスタンバイされた反応容器・分注チップ収納部12と、使用済みの分注チップ22a及び反応容器8を廃棄するための廃棄孔15と、分注チップ22a及び反応容器8を把持して搬送する搬送機構16とを備えている。搬送機構16は、X軸、Y軸、Z軸方向(図示せず)に移動可能に設けられ、反応容器・分注チップ収納部13に収納された反応容器8をインキュベータディスク9に搬送したり、使用済み反応容器8を廃棄孔15に破棄したり、未使用の分注チップ22aをチップ装着位置16aに搬送したりする。
図2は、サンプル分注機構及び試薬分注機構の基本構成を模式的に示す図であり、図3は容器内に分注対象の溶液を収容した様子を示す図である。以降、溶液として検体を収容するサンプル容器を容器の一例として説明する。
図2において、サンプル分注機構10及び試薬分注機構11(以降、分注機構10,11と記載する)は、アーム20と、アーム20の一端に設けられ、サンプル容器1の検体1aに浸漬して吸引する分注ノズル22と、アーム20の他端に接続され、アーム20を回転駆動および上下駆動する駆動部21と、分注ノズル22の先端(下端)の検体1aとの浸漬部分に設けられたディスポーザブルの分注チップ22aと接地された検体1aの液面1b(図3参照)との間の静電容量に基づく液面検知信号を制御装置19に出力する検知信号出力部10a,11aとを備えている。
ここで、本実施の形態における分注処理、及び分注処理中における正誤判定処理について説明する。
図4は、正誤判定処理を含む分注処理の全体を示すフローチャートであり、図5〜図10,図12,図13は分注処理の全体の流れを模式的に示す図である。図5〜図7は、分注処理中のサンプル容器1と分注ノズル22との位置関係を示す平面図であり、図8〜10は側面図である。図5〜図10は液面上に泡が存在しない場合、図12及び図13は液面上に泡が生じた場合を示している。また、図11及び図14は、分注処理における検知信号出力部10aからの出力(液面検知信号)の一例を示す図である。
制御装置19の制御部19aは、まず、サンプル容器1内における水平方向の位置であって、分注ノズル22により検体1aの分注を行う吸引位置(図5、図8、図12の位置)において、分注ノズル22を上方から液面方向に移動(すなわち、下降)させる。ここでの吸引位置とは、分注ノズル22による検体1aの吸引を行うサンプル容器1内の位置であり、サンプル容器1の中央付近に設定されている。
このとき、液面検出部としての機能を有する制御部19aにより、検知信号出力部10a,11aからの液面検知信号に基づいて分注ノズル22の先端(つまり、下端の分注チップ22a)の液面への浸漬(図9等の状態)を検出し、その位置(高さ)で分注ノズル22の下降を停止する。
図11及び図14は、この分注ノズル22の下降動作中における液面検知信号の変化の様子を示すものであり、図11はサンプル容器1の中央付近の液面上に泡の無い状態、図14はサンプル容器1の中央付近の液面上に泡の生じた状態をそれぞれ示している。
図11及び図14において、分注ノズル22の下降動作の開始時点(時間0)では、液面検知信号はS1である。分注ノズル22が下降してその先端(つまり、分注チップ22a)が検体1の液面1aに浸漬すると、静電容量の変化に伴って液面検知信号が急峻に変化してS2となる(時間t1)。このとき、予め定めた閾値T1(S1<T1<S2)と液面検知信号を比較することにより、制御装置19は、分注ノズル22の先端の液面への浸漬を検出し、その位置(高さ)で分注ノズル22の下降動作を停止する。なお、閾値T1は、実験結果等に基づいて予め求めた値である。
続いて、分注ノズル22の液面1bへの浸漬を検出したときの高さを保ちつつ分注ノズル22の先端を吸引位置とは異なる位置に設けられた予備検出位置(図6、図9、図13の位置)に移動する。このとき、液面検出手段としての機能を有する制御部19aは正誤判定処理を行い、正誤判定処理の結果に基づいて、吸引位置での検体吸引を実行、或いは、該当検体に対する分注処理の中止とアラーム報知の処理を行う。
サンプル容器1の中央付近の液面上に泡の無い状態の場合(図11参照)、分注ノズル22を吸引位置から予備検査位置に移動させると(時間t2)、液面検知信号の値は変化しない。したがって、制御装置19は、吸引位置での液面検知信号(Sig.A)と予備検査位置での液面検知信号(Sig.B)の差の絶対値(|Sig.A−Sig.B|)と予め定めた閾値T2とを比較することにより、吸引位置に泡の無い状態であると判定する。その後、分注ノズル22を吸引位置に移動し、検体1の吸引を行い、反応容器8への分注を行う。
また、サンプル容器1の中央付近の液面上に泡の生じた状態の場合(図14参照)、分注ノズル22を吸引位置から予備検査位置に移動させると(時間t2)、液面検知信号の値が変化する。したがって、制御装置19aは、吸引位置での液面検知信号(Sig.A)と予備検査位置での液面検知信号(Sig.B)の差の絶対値(|Sig.A−Sig.B|)と予め定めた閾値T2とを比較することにより、吸引位置に泡の生じた状態であると判定する。その後、泡検出のアラームを表示部等に出力し、検体1の吸引を行わずに処理を終了する。
このような分注処理の詳細を図4のフローチャートを用いて説明する。
制御装置19aは、まず、分注ノズル22を吸引位置(図5の位置)に移動する(ステップS100)。次に、分注ノズル22のサンプル容器1内への下降動作を開始し(ステップS110)、同時に、検知信号出力部10a,11aからの液面検知信号(Sig.A)の取得を行う(ステップS120)。続いて、液面検知浸透(Sig.A)が予め定めた閾値T1よりも大きいかどうかを判定し(ステップS130)、判定結果がNOの場合は、ノズル高さが予め定めた閾値H1以下であるかどうかを判定し(ステップS131)、判定結果がYESの場合は、異常下降であることを示すアラームを出力し(ステップ132)、該当検体に対する分注処理を終了する。また、ステップS131での判定結果がNOの場合は、ステップS130での判定結果がYESになるまでステップS110,S120を繰り返す。
また、ステップS130での判定結果がYESの場合は、分注ノズル22を予備検査位置に移動し(ステップS140)、液面検知信号(Sig.B)を取得する(ステップS150)。続いて、ステップS120で取得した液面検知信号(Sig.A)とステップS150で取得した液面検知信号(Sig.B)との差の絶対値が予め定めた閾値T2よりも小さいかどうかを判定し(ステップS160)、判定結果がYESの場合は、分注ノズルを吸引位置に移動し(ステップS170)、検体吸引を実行し(ステップS180)、処理を終了する。また、ステップS160での判定結果がNOの場合は、泡検出のアラームを出力し(ステップS161)、該当検体に対する分注処理を終了する。
以上のように構成した本実施の形態の効果を説明する。
血液や尿などの検体の定性・定量分析を行う自動分析装置では、試薬や検体などの溶液を反応容器に分注する分注機構が用いられており、分注ノズル先端の溶液への浸漬程度を調整することによって、ノズル外壁の汚染により生じる異なる検体間或いは試薬間でのクロスコンタミネーションを抑制することが行われている。このような分注機構に関する従来技術としては、例えば、吸引ノズルの先端に導電性のチップを装着し、チップと液面間の静電容量の変化を検出することにより、液面に対するノズル先端(チップ)の位置を検出するものがある。
しかしながら、上記従来技術においては次のような問題点があった。すなわち、分注機構の分注対象である試薬や検体などの溶液の液面には、意図しない気泡が生じてしまう場合がある。そして、このような溶液に対して上記従来技術の分注機構により分注処理を行う場合、気泡の表面と液面との区別が出来ないため、気泡の表面を液面として誤検出してしまうことが懸念される。この場合、分注ノズルの先端が吸引対象の液面に接触しない状態で吸引を行うことになり、試薬や検体の空吸いや気体吸い込みによって生じる分注量の誤差が分析結果に悪影響を与えることが懸念される。
これに対し、本実施の形態においては、容器内における水平方向の位置であって、分注ノズルにより溶液の分注を行う吸引位置と、吸引位置とは異なる位置に設けられた予備検出位置の何れか一方の位置において、分注ノズルを上方から液面方向に移動させて液面検出部により分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出したときの液面検知信号と、その浸漬を検出したときの高さを保ちつつ分注ノズルの先端を他方の位置に移動したときの液面検知信号との両方の液面検知信号に基づいて、液面検出処理の正誤判断処理を行うように構成したので、分注対象の液面の誤検出を抑制することができ、試薬や検体の空吸いや気体吸い込みによって生じる分注量の誤差が分析結果に与える悪影響を抑制することができる。
<第1の実施の形態の変形例>
本発明の第1の実施の形態の変形例を図15〜図17を参照しつつ説明する。第1の実施の形態においては、分注ノズルを分注位置に下降させた後に予備検査位置に移動するよう構成したのに対し、本変形例は、分注ノズルを予備検査位置に下降させた後に分注位置に移動するよう構成したものである。
図15は、本変形例における正誤判定処理を含む分注処理の全体を示すフローチャートであり、図16及び図17は液面上に泡が生じた場合における分注処理の全体の流れを模式的に示す図である。図中、第1の実施の形態で示した構成と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。
本変形例における分注処理、及び分注処理中における正誤判定処理の詳細を図15のフローチャートを用いて説明する。
制御装置19aは、まず、分注ノズル22を予備検査位置(図16の位置)に移動する(ステップS100A)。次に、分注ノズル22のサンプル容器1内への下降動作を開始し(ステップS110)、同時に、検知信号出力部10a,11aからの液面検知信号(Sig.A)の取得を行う(ステップS120)。続いて、液面検知浸透(Sig.A)が予め定めた閾値T1よりも大きいかどうかを判定し(ステップS130)、判定結果がNOの場合は、ノズル高さが予め定めた閾値H1以下であるかどうかを判定し(ステップS131)、判定結果がYESの場合は、異常下降であることを示すアラームを出力し(ステップ132)、該当検体に対する分注処理を終了する。また、ステップS131での判定結果がNOの場合は、ステップS130での判定結果がYESになるまでステップS110,S120を繰り返す。
また、ステップS130での判定結果がYESの場合は、分注ノズル22を吸引位置(図17の位置)に移動し(ステップS140A)、液面検知信号(Sig.B)を取得する(ステップS150)。続いて、ステップS120で取得した液面検知信号(Sig.A)とステップS150で取得した液面検知信号(Sig.B)との差の絶対値が予め定めた閾値T2よりも小さいかどうかを判定し(ステップS160)、判定結果がYESの場合は、検体吸引を実行し(ステップS180A)、処理を終了する。また、ステップS160での判定結果がNOの場合は、泡検出のアラームを出力し(ステップS161)、該当検体に対する分注処理を終了する。
その他の構成は、第1の実施の形態と同様である。
以上のように構成した本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
1 サンプル容器
2 ラック
3 ラック搬送ライン
4 試薬容器
5 試薬容器ディスク
7 試薬ディスクカバー
8 反応容器
9 インキュベータディスク
10 サンプル分注機構
10a 検知信号出力部
11 試薬分注機構
11a 検知信号出力部
12,13 反応容器・分注チップ収納部
15 廃棄孔
16 搬送機構
17 ノズル
18 検出部ユニット
19 制御装置
20 アーム
22 分注ノズル
22a 分注チップ
100 自動分析装置

Claims (5)

  1. 容器内に収容された分注対象の溶液を分注する分注機構であって、
    上下方向及び水平方向に駆動可能に設けられ、前記溶液に先端を浸漬して吸引することにより前記溶液を分注する分注ノズルと、
    前記分注ノズルの先端と前記溶液の液面の間の静電容量に基づく液面検知信号を出力する検知信号出力部と、
    前記液面検知信号に基づいて前記分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出する液面検出処理を行う液面検出部と、
    前記容器内における水平方向の位置であって、前記分注ノズルにより溶液の分注を行う吸引位置と、前記吸引位置とは異なる位置に設けられた予備検出位置の何れか一方の位置において、前記分注ノズルを上方から液面方向に移動させて前記液面検出部により前記分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出したときの前記液面検知信号と、その浸漬を検出したときの高さを保ちつつ前記分注ノズルの先端を他方の位置に移動したときの前記液面検知信号との両方の液面検知信号に基づいて、前記液面検出処理の正誤判断処理を行う液面検出手段と
    を備えたことを特徴とする分注機構。
  2. 請求項1記載の分注機構において、
    前記液面検出手段は、前記吸引位置において、前記分注ノズルを上方から液面方向に移動させて前記液面検出部により前記分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出した後、その浸漬を検出したときの高さを保ちつつ前記分注ノズルの先端を前記予備検出位置に移動することにより、前記正誤判断処理を行うことを特徴とする分注機構。
  3. 請求項1記載の分注機構において、
    前記液面検出手段は、前記予備検出位置において、前記分注ノズルを上方から液面方向に移動させて前記液面検出部により前記分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出した後、その浸漬を検出したときの高さを保ちつつ前記分注ノズルの先端を前記吸引位置に移動し、前記正誤判断処理を行うことを特徴とする分注機構。
  4. 請求項1記載の分注機構を備えた自動分析装置。
  5. 上下方向及び水平方向に駆動可能に設けられ、前記溶液に先端を浸漬して吸引することにより前記溶液を分注する分注ノズルと、前記分注ノズルの先端と前記溶液の液面の間の静電容量に基づく液面検知信号を出力する検知信号出力部と、前記液面検知信号に基づいて前記分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出する液面検出部とを有し、容器内に収容された分注対象の溶液を分注する分注機構の分注方法であって、
    前記容器内における水平方向の位置であって、前記分注ノズルにより溶液の分注を行う吸引位置と、前記吸引位置とは異なる位置に設けられた予備検出位置の何れか一方の位置において、前記分注ノズルを上方から液面方向に移動させて前記液面検出部により前記分注ノズルの先端の液面への浸漬を検出する手順と、
    その浸漬を検出したときの高さを保ちつつ前記分注ノズルの先端を他方の位置に移動する手順と、
    前記吸引位置と前記予備検出位置のそれぞれにおける前記液面検知信号に基づいて、前記液面検出処理の正誤判断処理を行う手順と
    を有することを特徴とする分注方法。
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