JP2022132996A - 杭打設施工管理方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022132996000001
【課題】バイブロハンマを使用して地盤に打設している杭の下端部が貫入している地層の硬さをより確実に把握できる杭打設施工管理方法を提供する。
【解決手段】
バイブロハンマ2を使用して杭1を地盤Gに打設するとともに、杭1の貫入方向の加速度または速度と、杭1のひずみとを測定する。そして、その測定データを用いて、杭1の打設振動周期毎に、杭1に作用する貫入方向の地盤抵抗力の最大値と最小値との差である地盤抵抗力の振幅量を算出する。そして、その算出した杭1に作用する貫入方向の地盤抵抗力の振幅量に基づいて、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さを把握する。
【選択図】図1

Description

本発明は、杭打設施工管理方法に関し、さらに詳しくは、バイブロハンマを使用して地盤に打設している杭の下端部が貫入している地層の硬さをより確実に把握できる杭打設施工管理方法に関するものである。
バイブロハンマを使用して杭を打設する施工では、地盤の任意の位置でボーリング調査やN値測定(標準貫入試験)などの地質調査を行い、N値などの地層の硬さを評価する指標に基づいて杭を打設する地盤の支持層を選定している。従来では、杭打ち貫入量の管理装置のように杭の打設時に杭の単位時間当たりの貫入量(貫入速度)を計測し、その計測データから算出した杭の下端部の深度と地質調査で把握した調査位置での支持層の深度とを比較して、杭が支持層に到達したか否かを推定していた(特許文献1参照)。
しかしながら、必ずしも地質調査を行った調査位置と杭の打設位置とで支持層の深度が同じであるとは限らず、同じ地盤であっても支持層が存在する深度にはバラツキがある。そのため、杭の下端部の深度を把握するだけでは、杭の下端部が貫入している地層の硬さを把握できず、杭が支持層に到達しているか否かを確実に把握することはできない。それ故、杭の下端部が貫入している地層の硬さをより確実に把握するには改善の余地がある。
特開2011-202450号公報
本発明の目的は、バイブロハンマを使用して地盤に打設している杭の下端部が貫入している地層の硬さをより確実に把握できる杭打設施工管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の杭打設施工管理方法は、バイブロハンマを使用して地盤に打設している杭の貫入状況を把握する杭打設施工管理方法において、前記杭を前記地盤に打設するとともに、前記杭の貫入方向の加速度または速度と、前記杭のひずみとを測定し、その測定データを用いて、打設振動周期毎に、前記杭に作用した貫入方向の地盤抵抗力の最大値と最小値との差である前記地盤抵抗力の振幅量を算出し、その算出した前記地盤抵抗力の振幅量に基づいて、前記杭の下端部が貫入している地層の硬さを把握することを特徴とする。
打設振動周期毎の杭に作用した貫入方向の地盤抵抗力の最大値と最小値との差である地盤抵抗力の振幅量の大きさは、杭の下端部が貫入している地層の硬さに対応して増減する。それ故、本発明によれば、地盤に打設している杭の貫入方向の加速度または速度と、杭のひずみとを測定し、その測定データを用いて、打設振動周期毎の杭に作用した地盤抵抗力の振幅量を算出することで、その算出した地盤抵抗力の振幅量に基づいて、杭の下端部が貫入している地層の硬さをより確実に把握できる。
バイブロハンマにより杭を地盤に打設している状況を断面視で例示する説明図である。 バイブロハンマにより杭を地盤に打設する過程を断面視で例示する説明図である。 CASE法に基づいて算出した杭を比較的軟らかい地層に貫入している場合の打設振動周期毎の杭の貫入方向の変位量と、杭に作用した貫入方向の地盤抵抗力との関係を例示するグラフ図である。 CASE法に基づいて算出した杭を比較的硬い地層に貫入している場合の打設振動周期毎の杭の貫入方向の変位量と、杭に作用した貫入方向の地盤抵抗力との関係を例示するグラフ図である。 除荷点法に基づいて算出した杭を比較的軟らかい地層に貫入している場合の打設振動周期毎の杭の貫入方向の変位量と、杭に作用した貫入方向の地盤抵抗力との関係を例示するグラフ図である。 除荷点法に基づいて算出した杭を比較的硬い地層に貫入している場合の打設振動周期毎の杭の貫入方向の変位量と、杭に作用した貫入方向の地盤抵抗力との関係を例示するグラフ図である。 CASE法に基づいて算出した杭に作用する貫入方向の地盤抵抗力の振幅量と杭の下端部の深度との関係を例示するグラフ図である。 除荷点法に基づいて算出した杭に作用する貫入方向の地盤抵抗力の振幅量と杭の下端部の深度との関係を例示するグラフ図である。
以下、本発明の杭打設施工管理方法(以下、管理方法という)を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1に例示する本発明の管理方法では、バイブロハンマ2を使用して地盤Gに打設している杭1の貫入状況を把握する。以下では、陸上打設機3によりバイブロハンマ2を使用して陸上の地盤Gに杭1を打設する場合を例示して管理方法を説明する。この管理方法は、陸上の地盤Gに杭1を打設する場合に限らず、例えば、作業船に搭載されたバイブロハンマ2を使用して水中の地盤Gにケーシングパイプなどの杭1を打設する施工等のその他の施工にも採用できる。
図1に例示するように、杭1を上下方向に延在して配置し、陸上打設機3に吊り下げられたバイブロハンマ2により杭1の杭頭部1bを保持した状態で、バイブロハンマ2により杭1を貫入方向に振動させることで、杭1を地盤Gに貫入していく。この実施形態では、複数の管体を長手方向に継ぎ合わせて形成した杭1を用いているが、杭1の構造は特に限定されず、例えば、1本の管体で形成された杭1を用いることもできる。
この管理方法では、打設時の杭1の貫入方向の加速度または速度を測定する測定手段10と、打設時の杭1のひずみを測定するひずみセンサ13と、測定手段10およびひずみセンサ13によって取得された測定データ(杭1の加速度または速度の測定値と杭1のひずみの測定値)が入力される演算装置14とを使用する。演算装置14には、コンピュータ等を用いる。この実施形態では、測定手段10として、杭1の周面に付設されるターゲット11と、ターゲット11を撮影する撮影装置12とを使用して、打設時の杭1の貫入方向の速度(以下、杭1の速度という)を測定する場合を例示している。
ターゲット11は、例えば、四角形状などの複数の目印が貫入方向および横方向に間隔をあけて配列して付されたシートや、格子状の目印が付されたシートなどで構成される。ターゲット11は、杭1の貫入方向に延在させて付設し、接着剤や結束具などを用いて杭1の周面に固定する。
撮影装置12は、杭1に付されたターゲット11から離れた所定位置に設置して、一定の位置から一定の撮影方向でターゲット11を動画撮影或いは静止画像を連続撮影する。撮影装置12は、杭1の打設による振動が伝わり難い、杭1を打設する地盤Gから離れた位置に配置することが好ましい。
この実施形態では、杭1を地盤Gに打設しているときに、撮影装置12によって、杭1が貫入される地盤Gの表面よりも上方の地上に露出している部分のターゲット11が撮影される。そして、その撮影装置12が取得したターゲット11の経時変位を示す撮影データを用いて、杭1の速度が逐次測定される。撮影装置12が取得した測定データは、演算装置14に逐次入力される構成になっている。例えば、撮影装置12が取得したターゲット11の経時変位を示す撮影データを演算装置14に入力し、演算装置14がその入力された撮影データを用いて杭1の速度や加速度を算出する構成にすることもできる。
測定手段10は、打設時の杭1の加速度または速度の少なくともいずれかを測定できる構成であれば特に限定されず、例えば、加速度センサや速度センサなどのその他の測定機器で構成することもできる。測定手段10として、杭1に設置する加速度センサや速度センサを用いる場合には、例えば、地上に露出している杭1の上部に設置する。加速度センサや速度センサにかかる負荷は比較的大きくなるが、加速度センサや速度センサを杭1の下端部1aに設置すると杭1の加速度や速度を精度よく測定するには有利になる。杭1の下端部1aは、例えば、杭1の下端から杭1の貫入方向において杭長の10%以内の範囲である。
ひずみセンサ13は、例えば、地上に露出している杭1の上部に設置する。ひずみセンサ13にかかる負荷は比較的大きくなるが、ひずみセンサ13を杭1の下端部1aに設置すると杭1のひずみを精度よく測定するには有利になる。
図2の(a)~(e)は、バイブロハンマ2を使用して杭1を地盤Gに打設しているときの、打設振動の1周期における杭1の動きと杭1に作用する貫入方向の地盤抵抗力R(圧縮応力および引張応力)の推移を示している。図2の(a)~(e)に示す白抜きの矢印は、バイブロハンマ2により杭1に付与されている力の方向(バイブロハンマ2による入力方向)を示している。
図2の(a)に示すように、バイブロハンマ2により杭1の下端が未貫入地盤Ga(杭1が未だ貫入していない地盤深度領域)の上端面よりも上方に引き上げられて、バイブロハンマ2が打設振動周期における最上点に達した状態から、バイブロハンマ2により杭1に対して下方向の貫入力が加えられることで、杭1が未貫入地盤Gaに向かって下方移動する。そして、図2の(b)に示すように、杭1の下端が未貫入地盤Gaの上端面に到達するまでは、下方移動する杭1に対して杭1の側面と既に貫入済みの貫入穴との間の摩擦による上方向の地盤抵抗力R(圧縮応力)が作用し、杭1には概ね一定の比較的小さな上方向の地盤抵抗力Rが作用した状態となる。
次いで、図2の(c)に示すように、バイブロハンマ2により杭1に対して加えられる下方向の貫入力により杭1の下端部1aが未貫入地盤Gaに貫入し、杭1は杭1の側面と既に貫入済みの貫入穴との間の摩擦による上方向の地盤抵抗力Rに加えて、さらに杭1の下端面と杭1の下端部1aの側面に未貫入地盤Gaから上方向の比較的大きな地盤抵抗力Rを受ける。そして、杭1に作用する上方向の地盤抵抗力Rが増加することで、杭1に作用する上方向の地盤抵抗力Rが図2の(b)の状況に比して増加する。
次いで、図2の(d)に示すように、バイブロハンマ2が打設振動周期の最下点に達すると、バイブロハンマ2により杭1に付与される力が下方向から上方向に変化し、杭1が新たな未貫入地盤Gaの上端面から上方移動する。そして、図2の(e)に示すように、再びバイブロハンマ2が打設振動周期における最上点に達するまで、杭1には杭1の側面と既に貫入済みの貫入穴との間の摩擦による下方向の地盤抵抗力R(引張応力)が作用し、上方移動する杭1に比較的小さな下方向の地盤抵抗力Rが作用した状態となる。
そして、バイブロハンマ2の打設振動の1周期が終わり、次の打設振動周期における図2の(a)の状況に移行する。バイブロハンマ2を使用した杭1の打設では、図2の(a)~(e)に示す1サイクルを、打設振動周期毎に反復して繰り返すことで、杭1を地盤Gに貫入していく。
本発明者は、杭1を打設しているときの杭1の下端部1aの貫入方向の変位量(以下、杭1の下端部1aの変位量という)と杭1に作用する貫入方向の地盤抵抗力R(以下、杭に作用する地盤抵抗力Rという)との関係データを取得した。そして、その関係データと杭1を打設する地盤Gに対して事前に行われる地質調査から得られる地盤Gの深さ方向の硬さ分布との関係について分析を行った。
図3~図6はそれぞれ、バイブロハンマ2により杭1を地盤Gに打設した場合の、打設振動の1周期における、測定手段10によって取得した杭1の加速度または速度の測定データを用いて算出した杭1の下端部1aの変位量と、ひずみセンサ13によって取得した杭1のひずみの測定データを用いて算出した杭1に作用する地盤抵抗力Rとの関係データを示したグラフである。図3~図6の縦軸のプラス側の地盤抵抗力Rは杭1に作用する上方向の地盤抵抗力R(圧縮応力)を示し、マイナス側の地盤抵抗力Rは杭1に作用する下方向の地盤抵抗力R(引張応力)を示している。グラフ上の点Pは打設振動の1周期において地盤抵抗力Rが最大値RMAXとなる点を示し、点Qは地盤抵抗力Rが最小値Rminとなる点を示している。
打設時に杭1に作用した地盤抵抗力Rは、ひずみセンサ13によって取得した杭1のひずみの測定データを用いて、CASE法や除荷点法などの公知の算出手法に基づいて算出することが可能である。一般的に、CASE法は、打設した杭の支持力を評価する試験として知られている衝撃載荷試験で用いられる算出手法であり、除荷点法は急速載荷試験で用いられる算出手法である。CASE法や除荷点法に限らず、その他の算出手法に基づいて、杭1のひずみの測定データから、杭1に作用した地盤抵抗力Rを算出してもよい。
衝撃載荷試験では、一般的に杭1に載荷を加える相対載荷時間は5以下と比較的短く設定されている。急速載荷試験では、一般的に相対載荷時間は5以上500以下と比較的長く設定されている。相対載荷時間の数値は、載荷の時間中に応力波が杭体を往復する回数を示している。
相対載荷時間によらず、CASE法と除荷点法のいずれの算出手法でも、杭1のひずみの測定データから、杭1に作用した地盤抵抗力Rを算出することは可能であるが、相対載荷時間が5以下の場合にはCASE法に基づいて算出し、相対載荷時間が5以上500以下の場合には除荷点法に基づいて算出するとよい。
図3と図4は、CASE法に基づいて杭1に作用した地盤抵抗力Rを算出した関係データであり、図5と図6は、除荷点法に基づいて杭1に作用した地盤抵抗力Rを算出した関係データである。図3と図5は、杭1の下端部1aの深度が-3.0mの比較的軟らかい地層に貫入しているときの関係データを示している。図4と図6は、杭1の下端部1aの深度が-17.5mの支持層Sに選定された比較的硬い地層に貫入しているときの関係データを示している。
図3~図6に例示するように、杭1の打設時には、図2の(a)~(e)を参照して説明した打設振動の1周期(1サイクル)により、打設振動の1周期における杭1の下端部1aの変位量と、杭1に作用した地盤抵抗力Rとの関係データは、楕円状に近い推移を示すグラフとなる。
図3と図5に例示するように、杭1の下端部1aが比較的軟らかい地層に貫入しているときには、杭1が下方移動する際にも上方移動する際にも、杭1の下端部1aが未貫入地盤Gaから受ける地盤抵抗力Rは比較的小さく、杭1の下端部1aの変位量は比較的大きくなる。そのため、打設振動の1周期における杭1に作用する貫入方向の地盤抵抗力Rの最大値RMAXと最小値Rminとの差である地盤抵抗力Rの振幅量A(以下、地盤抵抗力Rの振幅量Aという)は、比較的小さくなる。
それに対して、図4と図6に例示するように、杭1の下端部1aが支持層Sに選定されるような比較的硬い地層に貫入しているときには、杭1が下方移動する際にも上方移動する際にも、杭1の下端部1aが未貫入地盤Gaから受ける地盤抵抗力Rは比較的大きく、杭1の下端部1aの変位量は比較的小さくなる。そのため、打設振動の1周期における杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aは、比較的大きくなる。図3および図4に示すCASE法を採用した場合と、図5および図6に示す除荷点法を採用した場合とでは、杭1に作用する地盤抵抗力Rの数値は多少異なるが、いずれの算出手法で算出した場合にも同じ傾向を示している。
さらに、杭1の下端部1aが位置する深度毎に、打設振動周期毎の杭1に作用した地盤抵抗力Rの振幅量Aと、地質調査から得られた地盤Gの深さ方向の硬さ分布のデータとの比較を行った。その結果、杭1に作用した地盤抵抗力Rの振幅量Aは、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さ(例えば、N値)と高い相関性を有していることが分かった。
そこで、この管理方法では、打設振動周期毎の杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aと、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さとの相関性に着目して、管理対象となる杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さを把握する。以下に、この管理方法の作業手順の一例を説明する。
この管理方法では、管理対象となる杭1を地盤Gに打設する施工工程の前に、打設振動周期毎に杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aに対応する地層の硬さ(例えば、N値)の数値を把握するキャリブレーションとして、事前試験を行うとよい。事前試験では、バイブロハンマ2を使用して杭1を地盤Gに打設するとともに、測定手段10により杭1の貫入方向の加速度または速度を測定し、ひずみセンサ13により杭1のひずみを測定する。
この実施形態では、杭1の周面にターゲット11を付設しておき、杭1を打設するとともに、撮影装置12によりターゲット11を撮影する。そして、撮影装置12が取得したターゲット11の経時変位を示す撮影データを用いて、杭1の速度を逐次測定し、その測定データを演算装置14に逐次入力する。また、杭1に設置したひずみセンサ13により杭1のひずみを逐次測定し、その測定データを演算装置14に逐次入力する。
演算装置14により、測定手段10およびひずみセンサ13から入力された測定データを用いて、打設振動周期毎に杭1に作用した地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出する。そして、その打設振動周期毎の杭1に作用した地盤抵抗力Rの振幅量Aと杭1の下端部1aの深度との関係データを取得しておく。打設時の杭1の下端部1aの深度は、測定手段10によって取得した杭1の速度や加速度の測定データに基づいて算出することが可能である。杭1の下端部1aの深度を測定する方法は特に限定されず、例えば、杭1に深度計を設置して杭1の下端部1aの深度を測定することもできる。
打設振動周期毎の杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aと杭1の下端部1aの深度との関係データと、地質調査で得られる地盤Gの深さ方向の硬さ分布のデータと比較することで、打設振動周期毎に杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aに対応する地層の硬さ(例えば、N値)の数値を把握できる。また、支持層Sに選定した地層の硬さに対応する地盤抵抗力Rの振幅量Aの目標値Asを設定できる。
管理対象となる杭1を地盤Gに打設する施工工程では、バイブロハンマ2を使用して杭1を地盤Gに打設するとともに、測定手段10により杭1の加速度または速度を測定し、ひずみセンサ13により杭1のひずみを測定し、測定手段10とひずみセンサ13によって取得した測定データを演算装置14に入力する。そして、測定手段10およびひずみセンサ13から入力された測定データを用いて、演算装置14により打設振動周期毎に、杭1に作用する貫入方向の地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出する。そして、その算出した地盤抵抗力Rの振幅量Aに基づいて、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さを把握する。
打設振動周期毎の地盤抵抗力Rの振幅量Aは、杭1の下端部1aが貫入している地層が硬い程、相対的に高い数値を示す。それ故、算出された地盤抵抗力Rの振幅量Aの数値から、杭1の下端部1aが貫入している地層の相対的な硬さを把握することが可能である。また、杭1の下端部1aが比較的軟らかい地層から支持層Sに選定されるような比較的硬い地層に貫入した場合には、地盤抵抗力Rの振幅量Aが急激に増大し、地盤抵抗力Rの振幅量Aが突出して大きい数値を示す。それ故、地盤抵抗力Rの振幅量Aの数値の大きさや振幅量Aの変化の大きさから杭1が支持層Sに到達しているか否かを把握することが可能である。
さらに、施工工程の前に事前試験を行っておくと、地盤抵抗力Rの振幅量Aに対応する地層の硬さ(例えば、N値)の数値を把握できるので、算出した地盤抵抗力Rの振幅量Aから、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さをより精度よく把握できる。また、事前試験および地質調査により、支持層Sの硬さに対応する地盤抵抗力Rの振幅量Aの目標値Asを予め設定しておけば、施工工程で算出した地盤抵抗力の振幅量Aと、予め設定した目標値Asとの比較に基づいて、杭1が支持層Sに到達したか否かをより確実に精度よく把握できる。
事前試験は、必要に応じて任意で行うことができる。事前試験で用いる杭1と、施工工程で用いる杭1とは同一物である必要はなく、事前試験と施工工程とで別体の杭1を用いてもよい。ただし、施工工程で使用する杭1と同仕様の杭1を用いて事前試験を行うと、事前試験で取得するデータと、施工工程で取得するデータとの整合性が向上するので、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さを精度よく把握するには有利になる。
施工工程において、杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aの経時変化データを作成すると、杭1の地盤Gへの貫入状況をより把握し易くなり、杭1が支持層Sに到達した時点をより判別し易くなる。例えば、杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aの経時変化データに基づいて、地盤抵抗力Rの振幅量Aが予め設定した所定振動周期以上連続して、予め設定した目標値Asを超えた場合に杭1が支持層Sに到達したと判断する。一方で、地盤抵抗力Rの振幅量Aが目標値Asを断続的に超えた場合にも、地盤抵抗力Rの振幅量Aが予め設定した所定振動周期以上連続して目標値Asを超えない場合には杭1が支持層Sに到達していないと判断する判断基準にすることもできる。
石や砂が多い地層では、比較的軟らかい地層であっても杭1の下端部1aが石や砂に接触することで、杭1が支持層Sに到達していないにもかかわらず、地盤抵抗力Rの振幅量Aが目標値Asを一時的に超えるノイズが発生することも考えられる。それに対して、前述したような判断基準にすると、そのようなノイズにより杭1が支持層Sに到達していると誤認する可能性をより低減できる。
図7、図8に示すように、杭1を地盤Gに打設しているときの杭1の下端部1aの深度と、杭1に作用した地盤抵抗力Rの振幅量Aとの関係データに基づいて、地盤Gの深さ方向の硬さ分布を算出する。そして、その算出した硬さ分布と杭1の下端部1aの深度とにより、杭1の地盤Gへの貫入状況を把握すると、杭1が支持層Sに到達したか否かをより確実に精度よく把握できる。図7は、CASE法に基づいて地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出した場合のデータを例示している。図8は、除荷点法に基づいて地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出した場合のデータを例示している。
地質調査を行う位置と施工工程で杭1を打設する位置は異なるが、支持層Sとして選定した地層が分布している深度の範囲は、地質調査から得られる地盤Gの深さ方向の硬さ分布のデータからある程度推定できる。それ故、例えば、事前試験を行わずとも、図7や図8に例示するグラフを参照して、地質調査により支持層Sが存在すると推定される支持層Sの推定深度と、杭1の下端部1aの深度との距離差が、予め設定した所定距離以内(例えば、1~2m以内)であり、杭1に作用した地盤抵抗力Rの振幅量Aが突出して大きな数値を示した場合や振幅量Aの変化の大きさが突出して大きくなった場合には、その時点で杭1が支持層Sに到達したと判断できる。
事前試験を行った場合には、地質調査により支持層Sが存在すると推定される支持層Sの推定深度と、杭1の下端部1aの深度との距離差が、予め設定した所定距離以内(例えば、1~2m以内)であり、かつ、杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aが、予め設定した目標値Asを超えた場合に杭1が支持層Sに到達したと判断する。そして、杭1に作用した地盤抵抗力Rの振幅量Aが目標値Asを超えた場合にも、支持層Sの推定深度と杭1の下端部1aの深度との距離差が予め設定した所定距離以上であれば、杭1が支持層Sに到達していないと判断する。杭1が支持層Sの推定深度よりも極端に浅い深度において、地中に存在する石や砂などの影響によるノイズが発生することも考えられるが、このような判断基準にすると、そのようなノイズにより杭1が支持層Sに到達していると誤認する可能性をより低減できる。
このように、この管理方法では、打設している杭1の加速度または速度と杭1のひずみとを測定し、その測定データを用いて、打設振動周期毎の杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出することで、その算出した地盤抵抗力Rの振幅量Aに基づいて、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さをより確実に把握できる。杭1の加速度または速度を測定する測定手段10と、杭1のひずみを測定するひずみセンサ13と、コンピュータ等の演算装置14とを用いるだけで簡易に実施でき、算出した地盤抵抗力Rの振幅量Aを評価するだけで杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さを簡便に把握できるので、当業者にとって非常に有益である。
さらに、この管理方法は、杭1を地盤Gに打設している最中に測定手段10およびひずみセンサ13が取得した測定データを用いて、打設振動周期毎の地盤抵抗力Rの振幅量Aを逐次算出することで、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さをリアルタイムに把握することが可能である。杭1の打設作業中に杭1が支持層Sに到達したか否かをリアルタイムで判断することが可能になるので、杭1の打設管理を行う当業者にとっては極めて有用である。なお、この管理方法は、杭1の打設作業を終えた後に、杭1が支持層Sに到達しているか否かを確認する管理方法として採用することもできる。
複数の管体を直列に継ぎ合わせて構成される杭1では、測定手段10として速度計や加速度センサを杭1の上部に設置すると、測定データに管体どうしの継ぎ目部分の遊びなどの影響によるノイズが生じる可能性がある。そのため、測定手段10として、杭1に設置する加速度センサなどの測定機器を用いて杭1の加速度または速度を精度よく測定するには、測定機器を出来る限り杭1の下端部1aに近い位置に設置するほうが有利である。しかし、杭1の下端部1aに測定機器を設置すると測定機器に土砂による比較的大きな負荷がかかる。また、測定機器が抵抗となり、杭1を貫入するときの地盤抵抗力Rに影響を及ぼす可能性もある。
それに対して、この実施形態のように、測定手段10として、ターゲット11および撮影装置12を用いると、杭1の周面にシート状のターゲット11を巻き付けるだけでよく、杭1を貫入するときの地盤抵抗力Rに与える影響は非常に小さい。それ故、杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aを精度よく算出するには有利になる。さらに、撮影装置12が取得したターゲット11の経時変位を示す撮影データを用いて、杭1が貫入した深さも算出できるので、杭1に深度計を設置しなくとも杭1の下端部1aの深度を精度よく把握できる。
また、例えば、測定手段10として測定機器を杭1の下端部1aに設置する場合には、地中に位置する測定機器から地上に配置されている演算装置14に、測定データを送信する必要がある。例えば、無線で通信する場合には、地中と地上との間で通信可能な特殊な無線通信手段を用いる必要がある。有線で通信する場合には、杭1に設置される測定機器と演算装置14とを長い通信ケーブルで接続する配線作業が必要になる。それに対して、測定手段10としてターゲット11および撮影装置12を用いると、地上に配置した撮影装置12と演算装置14とを通信可能に接続するだけでよいので、測定手段10のセッティングに要する労力や時間を軽減するにも有利になる。
杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出する算出手法は、CASE法や除荷点法の他にも種々あるが、CASE法または除荷点法のいずれかに基づいて算出すると、杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aを比較的精度よく算出できる。相対載荷時間が5以下となるような比較的短い相対載荷時間で杭1を打設する場合には、CASE法に基づいて杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出すると、地盤抵抗力Rの振幅量Aを比較的精度よく算出できる。相対載荷時間が5以上500以下となるような比較的長い相対載荷時間で杭1を打設する場合には、除荷点法に基づいて杭1に作用する地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出すると、地盤抵抗力Rの振幅量Aを比較的精度よく算出できる。
杭1の打設中にバイブロハンマ2の設定周波数を変化させる措置を取る場合などには、相対載荷時間が変化する場合がある。そのような場合には、CASE法と除荷点法の両方の算出手法に基づいてそれぞれ地盤抵抗力Rの振幅量Aを算出するとよい。そして、それぞれの算出手法で算出した地盤抵抗力Rの振幅量Aと杭1の下端部1aの深度との関係データに基づいて、それぞれ地盤Gの深さ方向の硬さ分布を算出する。そして、それぞれの算出手法で算出した地盤Gの深さ方向の硬さ分布と、地質調査で取得している地盤Gの深さ方向の硬さ分布とを比較して、地質調査で取得している地盤Gの深さ方向の硬さ分布により近い傾向を示しているいずれか一方の算出手法のデータを選択するとよい。このようにすると、相対載荷時間によらず、杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さをより確実に精度よく把握できる。
対象領域に複数本の杭1を打設する場合は、1番最初に打設する杭1を用いて把握した支持層Sの深度が、概ねその対象領域全体の支持層Sの深度になると考えることができる。そこで、2番目以降に打設する杭1については、その把握した深度の例えば50%、或いは70%程度打ち込んでから、この管理方法を適用してその杭1の下端部1aが貫入している地層の硬さを把握するようにしてもよい。
1 杭
1a 下端部
1b 杭頭部
2 バイブロハンマ
3 陸上打設機
10 測定手段
11 ターゲット
12 撮影装置
13 ひずみセンサ
14 演算装置
G 地盤
Ga 未貫入地盤
S 支持層

Claims (5)

  1. バイブロハンマを使用して地盤に打設している杭の貫入状況を把握する杭打設施工管理方法において、
    前記杭を前記地盤に打設するとともに、前記杭の貫入方向の加速度または速度と、前記杭のひずみとを測定し、その測定データを用いて、打設振動周期毎に、前記杭に作用した貫入方向の地盤抵抗力の最大値と最小値との差である前記地盤抵抗力の振幅量を算出し、その算出した前記地盤抵抗力の振幅量に基づいて、前記杭の下端部が貫入している地層の硬さを把握することを特徴とする杭打設施工管理方法。
  2. 前記杭を前記地盤に打設している最中に逐次取得した前記測定データを用いて、前記打設振動周期毎の前記地盤抵抗力の振幅量を逐次算出し、その算出した前記地盤抵抗力の振幅量に基づいて、前記杭の下端部が貫入している地層の硬さをリアルタイムに把握する請求項1に記載の杭打設施工管理方法。
  3. 前記測定データを用いて、CASE法または除荷点法のいずれかに基づいて算出した前記地盤抵抗力の振幅量に基づいて、前記杭の下端部が貫入している地層の硬さを把握する請求項1または2に記載の杭打設施工管理方法。
  4. 周面にターゲットを付設した前記杭を前記地盤に打設するとともに、前記ターゲットから離れた所定位置に設置した撮影装置によって前記ターゲットを撮影し、その撮影装置が取得した前記ターゲットの経時変位を示す撮影データを用いて、前記杭の貫入方向の速度を測定する請求項1~3のいずれかに記載の杭打設施工管理方法。
  5. 前記杭を前記地盤に打設しているときの前記杭の下端部の深度を測定し、その測定した前記杭の下端部の深度と前記地盤抵抗力の振幅量との関係データに基づいて、前記地盤の深さ方向の硬さ分布を算出し、この硬さ分布と前記杭の下端部の深度とにより、前記杭の前記地盤への貫入状況を把握する請求項1~4のいずれかに記載の杭打設施工管理方法。
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