JP2022130316A - 太陽光パネル設置屋根構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】主に、屋根に設置される太陽光パネルの直列の配線系統に対するバリエーションを減らして、配線を単純化することなどができるようにする。【解決手段】上面に複数個の太陽光パネル3を一列に設置した細長い屋根パネル21が、複数並設された屋根2を有する太陽光パネル設置屋根構造に関する。屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数よりも、太陽光パネル3どうしを直列に接続する直列接続数が多い場合に、屋根2は、上面に設置した全ての太陽光パネル3が直列に接続された直列接続用屋根パネル22と、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3が集めて設置された差分集約用屋根パネル23との二種類の屋根パネル21によって構成される。直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23によって太陽光パネル設置屋根構造を有する屋根2が構築される。【選択図】図3
Description
この発明は、太陽光パネル設置屋根構造に関するものである。
住宅などの建物では、屋根に太陽光パネルを設置して、太陽光パネルで自家発電することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
太陽光パネルは、屋根に対して多数設置される。多数の太陽光パネルは、所定の電圧となるように所要の個数ずつ直列に接続され、直列に接続された太陽光パネルどうしは互いに並列に接続される。
例えば、特許文献1の場合、屋根の上に縦9段横12列の矩形状に設置された108個の太陽光パネルを、例えば、矩形の左上から右下へかけて横にジグザグ状に進みながら、順に20個ずつの組に分けて直列に接続し、これらの各組を互いに並列に接続するようにしている。
しかし、このように左上から右下へ向けて順に20個ずつ太陽光パネルを直列に接続して行った場合、太陽光パネル全体を見たときに、直列に接続される太陽光パネルの組み合わせ方に多くのバリエーションができてしまうため、配線パターンが複雑になるなどの問題があった。
特に、太陽光パネルの横方向の設置個数(12個)よりも、太陽光パネルの直列接続数(20個)の方が多くなるような場合に、配線パターンの複雑化の問題は大きくなる。
そこで、本発明は、上記した問題点の改善に寄与する屋根の構造を提案することを主な目的としている。
上記課題に対して、本発明は、
上面に複数個の太陽光パネルを一列に設置した細長い屋根パネルが、複数並設された屋根を有する太陽光パネル設置屋根構造であって、
前記屋根パネルに対する前記太陽光パネルの設置個数よりも、前記太陽光パネルどうしを直列に接続する直列接続数が多い場合に、
前記屋根は、
上面に設置した全ての前記太陽光パネルが直列に接続された直列接続用屋根パネルと、
前記直列接続数と前記設置個数との差分の前記太陽光パネルが集めて設置された差分集約用屋根パネルとの二種類の前記屋根パネルによって構成されることを特徴とする。
上面に複数個の太陽光パネルを一列に設置した細長い屋根パネルが、複数並設された屋根を有する太陽光パネル設置屋根構造であって、
前記屋根パネルに対する前記太陽光パネルの設置個数よりも、前記太陽光パネルどうしを直列に接続する直列接続数が多い場合に、
前記屋根は、
上面に設置した全ての前記太陽光パネルが直列に接続された直列接続用屋根パネルと、
前記直列接続数と前記設置個数との差分の前記太陽光パネルが集めて設置された差分集約用屋根パネルとの二種類の前記屋根パネルによって構成されることを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、屋根に設置される太陽光パネルの配線系統に対するバリエーションを減らして、配線を単純化することなどができる。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1~図6は、この実施の形態を説明するためのものである。
図1~図6は、この実施の形態を説明するためのものである。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
図1に示すように、住宅などの建物1の屋根2に対して太陽光パネル3を設置する。
ここで、建物1は、どのような構造のものであっても良いが、例えば、ユニット建物とすることができる。ユニット建物は、予め工場で製造された建物ユニット4を建築現場へ搬送して、建築現場で組み立てることにより、短期間のうちに構築できるようにした建物1である。
建物ユニット4には、鉄骨系のものと、木質系のものとがある。鉄骨系の建物ユニット4は、4本の柱5の上端間に4本の天井梁6を矩形状に接続し、4本の柱5の下端間に4本の床梁を矩形状に接続してなる、直方体状をしたボックスラーメン構造のユニットフレーム8を、その骨格部分に有している。複数の建物ユニット4を組み合わせることで建物本体9が形成される。
屋根2は、建物本体9の上部に設置して建物本体9を保護するものである。屋根2は、最も上に位置する建物ユニット4の上に設置される。屋根2は、どのような構造ものであっても良いが、後述するようなものとするのが好ましい。
上記のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えることができる。
(1-1)この実施例の太陽光パネル設置屋根構造は、
細長い屋根パネル21(図2)の上面に、屋根パネル21に沿って複数個の太陽光パネル3が一列に設置され、
(複数個の太陽光パネル3を有する)屋根パネル21が複数並設された屋根2を有するものとしても良い。
細長い屋根パネル21(図2)の上面に、屋根パネル21に沿って複数個の太陽光パネル3が一列に設置され、
(複数個の太陽光パネル3を有する)屋根パネル21が複数並設された屋根2を有するものとしても良い。
ここで、屋根パネル21は、上面に複数個の太陽光パネル3を一列に設置した細長い形状のものが使われている。屋根パネル21は、少なくとも太陽光パネル3の幅1個分程度またはそれよりも若干大きい程度の幅寸法と、太陽光パネル3を複数個分並べて設置できる程度以上の長さ寸法とを有する平面視ほぼ矩形状のものとされている。この実施例では、屋根パネル21は、複数の建物ユニット4の間に跨って設置される長さを有する長尺部材とされている。そして、屋根パネル21は、建物ユニット4の短辺方向へ延びて、建物ユニット4の長辺方向に並設されている。
屋根パネル21に沿ってとは、屋根パネル21の長手方向へ向かって(太陽光パネル3を並べる)という意味である。
屋根パネル21の上面は、屋根パネル21の上側の面、または、上に向いた面のことである。
太陽光パネル3は、太陽光によって発電する面状の発電素子をモジュール化したものである。太陽光パネル3は、平面視ほぼ矩形状のものとされている。太陽光パネル3は、屋根パネル21の上面に対し、屋根パネル21の長手方向(屋根2の縦方向)に沿って直線状に並べることで複数個設置される。太陽光パネル3は、遅くとも、屋根パネル21が建築現場で建物本体9の上に設置される前に、予め屋根パネル21に取付けられるようにする。太陽光パネル3は、屋根パネル21の上面に対し、工場で予め、または、建築現場の地上などで直前に取付けることができる。
屋根パネル21が複数並設されとは、細長い屋根パネル21を、長辺どうしを互いにほぼ突合わせた状態にし、短辺の位置を揃えて、短辺の方向に並べることで、屋根2の横方向に設置することである。即ち、屋根パネル21は、建物本体9の上に横並びに複数並設される。これにより、建物本体9の上に、建物本体9の上を覆う屋根2が形成される。この実施例では、屋根2は、ほぼ平らな陸屋根などとされている。但し、屋根2は、傾斜屋根などとしても良い。
そして、このように太陽光パネル3が建物本体9の上に設置されている状態で屋根パネル21を屋根2の横方向に複数枚並べて隣接配置することで、太陽光パネル設置屋根構造を備えた屋根2が形成される。この際、太陽光パネル3は、各屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数と、屋根パネル21の配列数の分だけ屋根2に並んで設置される。この実施例では、太陽光パネル3は、屋根2のほぼ全面を覆うように、縦横方向に対して互いに目立つ隙間のない状態、および、屋根2と一体の整った状態で、平面視ほぼ矩形状に設置される。
この実施例では、例えば、図3に示すように、6個の太陽光パネル3が設置された屋根パネル21を、横に7列並設している。これにより、太陽光パネル3は、縦6個(設置個数=6)で、横7列(配列数=7)の合計42個が、平面視ほぼ矩形状を成すように屋根2に設置されている。但し、屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数や、屋根2における屋根パネル21の配列数は、上記に限るものではない。
そして、屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数よりも、太陽光パネル3どうしを直列に接続する直列接続数が多い場合に、
屋根2は、
上面に設置した全ての太陽光パネル3が直列に接続された直列接続用屋根パネル22と、
直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3が集めて設置された差分集約用屋根パネル23との二種類の屋根パネル21によって構成されても良い。
屋根2は、
上面に設置した全ての太陽光パネル3が直列に接続された直列接続用屋根パネル22と、
直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3が集めて設置された差分集約用屋根パネル23との二種類の屋根パネル21によって構成されても良い。
ここで、屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数とは、一枚の屋根パネル21に対して列状に設置される太陽光パネル3の個数(または枚数)である。設置個数は、屋根パネル21の形状や大きさなどの規格に応じて適宜設定される。上記したように、この実施例では、設置個数が6個となっている。
太陽光パネル3どうしを直列に接続する直列接続数とは、太陽光パネル3によって得られる電力を所定の電圧に昇圧するために、太陽光パネル3どうしを直列に接続する数である。上記したように、この実施例では、直列接続数を7個としている。太陽光パネル3は、直列に接続することで、接続した分だけ昇圧されて電圧が高くなる。所定の電圧は、建物1の内部などに設置されるパワーコンディショナーなどの太陽光パネル3用の電力設備などの規格に応じて適宜設定される。
太陽光パネル3の設置個数と直列接続数は、それぞれ異なる基準に基づいて設定されるため、設置個数と直列接続数との間には直接の関係がなく、数に違いが生じる可能性が高い。
屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数よりも、太陽光パネル3どうしを直列に接続する直列接続数が多い場合とは、例えば、図4(a)に示すように、設置個数が6個で、直列接続数が6個などのように数が合う(または等しい)場合(設置個数=直列接続数)以外のことである。そして、例えば、図4(b)に示すように、設置個数が6個で、直列接続数が7個などのように、直列接続数が多くなる側に数が合わない(または超過する)場合(設置個数<直列接続数となる場合)のことである。なお、設置個数よりも直列接続数の方が少ない(または未満の)場合には、同じ屋根パネル21の内部で必要な直列接続数が確保され、直列接続されない余りの太陽光パネル3が生じた状態になるだけなので、あまり問題にはならない。
例えば図4(b)の場合、左側の屋根パネル21の太陽光パネル3だけでは一つの配線系統(x)を構成するのに必要な直列接続数に足りない。そこで、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3を、他の屋根パネル21(例えば、右隣の屋根パネル21)の太陽光パネル3から借りることになる。すると、右隣の屋根パネル21では、貸した分だけ別の直列の配線系統(y)を構成するのに使える太陽光パネル3の数が減ることになる。
そして、屋根パネル21に設置個数ずつ並べられている太陽光パネル3を、上記と同様にして、隣からの借りを繰り返すようにしながら直列接続数ごとにまとめて行く。すると、例えば、図5の比較例に示したような、ハッチングの種類ごとの組み合わせの複数の直列の配線系統ができる。
これにより、この屋根パネル21においては、設置された6個の太陽光パネル3の使用の仕方に、A~Dのような4種類ものパターンができてしまう。
このうち、パターンAは、6個全ての太陽光パネル3を同じ直列の配線系統に使用するものとなる。パターンBは、5個の太陽光パネル3を同じ直列の配線系統に使用し、残り1個の太陽光パネル3を別の直列の配線系統に使用するものとなる。パターンCは、4個の太陽光パネル3を同じ直列の配線系統に使用し、残り2個の太陽光パネル3を別の直列の配線系統に使用するものとなる。パターンDは、3個の太陽光パネル3を同じ直列の配線系統に使用し、残り3個の太陽光パネル3を別の直列の配線系統に使用するものとなる。そして、同一の配線系統に属する太陽光パネル3どうしは、屋根パネル21を跨いで互いに直列に接続される。
これにより、直列に接続される配線系統のバリエーションも、図の左側から右側へ向けて順に、パターンAの6個と、右隣のパターンBの上側の1個とを組み合わせるバリエーションと、パターンBの下側の5個と、右隣のパターンCの上側の2個とを組み合わせるバリエーションと、パターンCの下側の4個と、右隣のパターンDの上側の3個とを組み合わせるバリエーションと、パターンDの下側の3個と、右隣のパターンCの下側の4個とを組み合わせるバリエーションと、パターンCの上側の2個と、右隣のパターンBの下側の5個とを組み合わせるバリエーションと、パターンBの上側の1個と、右隣のパターンAの6個とを組み合わせるバリエーションと、ができてしまい、屋根2全体として見た場合、直列に接続される太陽光パネル3の組み合わせの仕方、または、直列に接続される太陽光パネル3に対して形成される配線系統のバリエーションが多数になってしまう。
よって、上記のようなやり方では、少なくともA~Dの4種類の屋根パネル21が必要となる。そして、これらの4種類の屋根パネル21を適宜組み合わせて屋根2を構築した後に、複雑な屋根パネル21間の接続や、屋根パネル21と建物1の内部の電力設備との間の接続作業を行う必要が生じることになり、手間と時間とコストがかかる。
そこで、この実施例では、図3に示すように、屋根パネル21は、屋根パネル21に設置された太陽光パネル3の接続の仕方の違いによって、少なくとも直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23との二種類を備えれば良いようにしている。直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23は、基本的な構造が同じで、太陽光パネル3の接続の仕方が異なるものである。
これにより、直列に接続される配線系統(a)~(f)は、直列接続用屋根パネル22の全ての太陽光パネル3と、差分集約用屋根パネル23の対応する差分の太陽光パネル3との組み合わせのみとなる。よって、複数の配線系統(a)~(f)を形成するための、太陽光パネル3の組み合わせ方、または、太陽光パネル3間の直列の接続の仕方のバリエーションが大幅に減少される。
直列接続用屋根パネル22は、上面に設置した全ての太陽光パネル3を直列に接続(電気的に接続)したものである。この実施例では、直列接続用屋根パネル22は、6個全ての太陽光パネル3が直列に接続される。
差分集約用屋根パネル23は、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3を集めて同時に設置したもの(または、同じ屋根パネル21にまとめて設置したもの)である。
各差分集約用屋根パネル23の内部では、差分の太陽光パネル3は、直列の配線系統ごとに分けて別々に使われる。差分集約用屋根パネル23は、直列接続用屋根パネル22の設置枚数と等しいかそれ以上の数の系統に使える枚数の太陽光パネル3が揃うように、必要な枚数だけ(単数または複数枚)用意される。これにより、屋根パネル21の配列数は、直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23との合計枚数となる。
この際、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3の数は、1個になるとは限らない。差分の太陽光パネル3の数が複数個となる場合には、差分集約用屋根パネル23に設置された太陽光パネル3を、差分の太陽光パネル3として必要な数ごとにまとめて互いに直列に接続(電気的に接続)することで系統分けを行う。そして、差分集約用屋根パネル23の内部における太陽光パネル3の系統分けの数が、直列接続用屋根パネル22の使用枚数またはそれ以上となるように、差分集約用屋根パネル23の必要枚数が設定される。
例えば、この実施例のように、設置個数が6個で、直列接続数が7個のように、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3の数が1個となる場合には、差分集約用屋根パネル23は、6個の太陽光パネル3がそれぞれ一つずつ各配線系統(a)~(f)に割当てられる。これにより、6個の太陽光パネル3で6つの直列の配線系統(a)~(f)をカバーすることになる。各配線系統(a)~(f)に対応する1個の太陽光パネル3は、それぞれ独立状態にして、互いに接続しないでおく。この場合、差分集約用屋根パネル23は、1枚で6枚分の直列接続用屋根パネル22に対応するものとなる。そして、屋根パネル21の配列数は、7枚となる。
また、特に図示しないが、例えば、設置個数が6個で、直列接続数が8個のように、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3の数が2個となる場合には、差分集約用屋根パネル23は、6個の太陽光パネル3のうちの2個をまとめた状態にして系統分けし各配線系統に割当てる。これにより、6個の太陽光パネル3で3つの直列の配線系統をカバーすることになる。そして、同じ配線系統に使われるようにまとめられる2個の太陽光パネル3は、隣接するものどうしを直列に接続して使用するのが好ましい。この場合、差分集約用屋根パネル23は、1枚で3枚分の直列接続用屋根パネル22に対応するものとなり、2枚で6枚分の直列接続用屋根パネル22に対応するものとなる。そして、屋根パネル21の配列数は、8枚となる。
なお、差分の太陽光パネル3の数が3個またはそれ以上となる場合も、同様の考え方で設定することができる。差分集約用屋根パネル23は、例えば、設置された太陽光パネル3を全て独立状態にしたものを用意しておき、差分の太陽光パネル3の数が決まったときに、太陽光パネル3の系統分けおよび必要な内部での直列接続を行うようにしても良い。この直列接続は、予め工場で行うことができる。
太陽光パネル設置屋根構造を有する屋根2を、屋根パネル21によって構築する。この際、このような直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23と(のみ)によって、太陽光パネル設置屋根構造を有する屋根2は構築される。
(1-2)直列接続用屋根パネル22は、二枚を一組にして隣接配置されても良い。
差分集約用屋根パネル23は、直列接続用屋根パネル22の組31と組31との間の位置32、または、最も端の位置32に設置されるようにしても良い。
差分集約用屋根パネル23は、直列接続用屋根パネル22の組31と組31との間の位置32、または、最も端の位置32に設置されるようにしても良い。
ここで、組31にする二枚の直列接続用屋根パネル22は、互いに最も近くに位置するように、屋根パネル21の並設方向に隣接した状態で屋根2に設置される。または、屋根2に隣接して設置された二枚の直列接続用屋根パネル22を組31にする。この実施例では、六枚の直列接続用屋根パネル22は、3つの組31を形成して、組31ごとに隣接配置されている。
差分集約用屋根パネル23は、組31を成す二枚の直列接続用屋根パネル22どうしの間に挟まれない位置32に設置される。二枚の直列接続用屋根パネル22の間に挟まれない位置32は、上記したように、組31と組31との間、または、屋根2の最も端など複数箇所存在する。差分集約用屋根パネル23は、差分の太陽光パネル3が、対応する(または同じ直列の配線系統に属する太陽光パネル3を有する)直列接続用屋根パネル22に対して、最も近くに設置しているのが好ましいが、離れて設置されても良い。差分集約用屋根パネル23を複数枚使用する場合には、各差分集約用屋根パネル23は、対応する直列接続用屋根パネル22に対してより近い位置32となるようにそれぞれ別々に離して設置するのが好ましい。
そして、組31を成す二枚の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3は、後述するように、差分集約用屋根パネル23の対応する差分の太陽光パネル3と共に、互いに並列に接続される。
即ち、配線系統(a)(b)を構成する二枚の直列接続用屋根パネル22の組31は並列接続される。配線系統(c)(d)を構成する二枚の直列接続用屋根パネル22の組31は並列接続される。配線系統(e)(f)を構成する二枚の直列接続用屋根パネル22の組31は並列接続される。
(1-3)組31を成す(例えば、配線系統(e)(f)を構成する)二枚の直列接続用屋根パネル22は、一方(の直列接続用屋根パネル22(例えば、配線系統(e)の側))が、直列接続されている太陽光パネル3の全体のプラス側端子41を外部のプラス配線42に接続されるようにしても良い。また、他方(の直列接続用屋根パネル22(例えば、配線系統(f)の側))が、直列接続されている太陽光パネル3の全体のマイナス側端子43を外部のマイナス配線44に接続されるようにしても良い。
そして、差分集約用屋根パネル23に設置された差分の太陽光パネル3のうちの、
一方の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3と直列接続される差分の太陽光パネル3は、マイナス配線44にマイナス側端子45を接続され、プラス側端子46を一方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3の全体のマイナス側端子43に(配線47で)接続されるようにしても良い。
他方の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3と直列接続される差分の太陽光パネル3は、プラス配線42にプラス側端子46を接続され、マイナス側端子45を他方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3の全体のプラス側端子41に(配線48で)接続されるようにしても良い。
そして、差分集約用屋根パネル23に設置された差分の太陽光パネル3のうちの、
一方の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3と直列接続される差分の太陽光パネル3は、マイナス配線44にマイナス側端子45を接続され、プラス側端子46を一方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3の全体のマイナス側端子43に(配線47で)接続されるようにしても良い。
他方の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3と直列接続される差分の太陽光パネル3は、プラス配線42にプラス側端子46を接続され、マイナス側端子45を他方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3の全体のプラス側端子41に(配線48で)接続されるようにしても良い。
なお、図面の都合上、最も右側の配線系統(e)(f)の場合についてのみ符号を省略せずに付しているが、符号を省略した配線系統(a)(d)についても、配線系統(e)(f)と同様になっている。以下、主に、配線系統(e)(f)を中心として説明する。
ここで、全体のプラス側端子41は、各直列接続用屋根パネル22に設置された全ての太陽光パネル3を順に直列に接続し(て配線系統(a)~(f)の主要部を形成し)たときに、最も端に位置するプラス側の端子のことである。全体のプラス側端子41は、直列接続用屋根パネル22の一側(例えば、屋根2の水上側)に予め設置しておくことが好ましい。
外部のプラス配線42は、直列接続用屋根パネル22の外部に設けられて、建物1の内部の電力設備(パワーコンディショナーなど)と直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3などとの間に接続されるプラス側の配線部分のことである。外部のプラス配線42は、直列接続用屋根パネル22の組31の数だけ設けられる。この実施例では、外部のプラス配線42は、X、Y、Zの三本設けられる。外部のプラス配線42は、建築現場で施工される。
全体のマイナス側端子43は、各直列接続用屋根パネル22に設置された全ての太陽光パネル3を順に直列に接続し(て配線系統(a)~(f)の主要部を形成し)たときに、最も端に位置するマイナス側の端子のことである。全体のマイナス側端子43は、直列接続用屋根パネル22の一側(例えば、屋根2の水上側)に予め設置しておくことが好ましい。
外部のマイナス配線44は、直列接続用屋根パネル22の外部に設けられて、建物1の内部の電力設備(パワーコンディショナーなど)と直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3などとの間に接続されるプラス側の配線部分のことである。外部のマイナス配線44は、直列接続用屋根パネル22の組31の数だけ設けられる。この実施例では、外部のマイナス配線44は、X、Y、Zの三本設けられる。外部のマイナス配線44は、建築現場で施工される。
外部のプラス配線42と外部のマイナス配線44とは、対をなして設けられる。外部のプラス配線42と外部のマイナス配線44との間に、組31を成す二枚の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3、および、差分集約用屋根パネル23に設置された差分の太陽光パネル3のうちの対応するものを、上記したように接続する。これにより、これらの配線系統(a)(b)、配線系統(c)(d)、配線系統(e)(f)は、互いに並列に接続される。
そして、外部のプラス配線42と外部のマイナス配線44とは、直列接続用屋根パネル22の組31の数だけ設けられたものが、互いに並列に接続される。この実施例では、X、Y、Zの各三本の外部のプラス配線42と外部のマイナス配線44とが互いに並列接続される。これにより、全ての配線系統(a)~(f)が互いに並列接続となる。
マイナス側端子45は、差分集約用屋根パネル23に系統分けして設置された差分の太陽光パネル3(の系統)ごとに設けられるマイナス側の端子のことである。差分の太陽光パネル3のマイナス側の端子は、差分集約用屋根パネル23の一側(例えば、屋根2の水上側)に予め設置しておくことが好ましい。
プラス側端子46は、差分集約用屋根パネル23に系統分けして設置された差分の太陽光パネル3(の系統)ごとに設けられるプラス側の端子のことである。差分の太陽光パネル3のプラス側の端子は、差分集約用屋根パネル23の一側(例えば、屋根2の水上側)に予め設置しておくことが好ましい。差分集約用屋根パネル23のマイナス側端子45とプラス側端子46は、同じ組31の同じ系統に直列に接続すると共に、別の系統に対して並列に接続するのに使われる。この接続は、例えば、建築現場で行われる。
このように、直列接続用屋根パネル22および差分集約用屋根パネル23の一側(例えば、屋根2の水上側)には、直列接続用屋根パネル22の全体のプラス側端子41、全体のマイナス側端子43および差分集約用屋根パネル23の系統分のマイナス側端子45、プラス側端子46が集めて設置されている。これにより、外部のプラス配線42、外部のマイナス配線44や、配線47,48も、屋根パネル21の一側のみに設けられることになるので、配線長が短くなり、配線数が少なくなり、配線作業がより単純になる。
なお、直列接続用屋根パネル22および差分集約用屋根パネル23の一側は、例えば、屋根2の水下側としても良い。
(1-4)図2に示すように、屋根パネル21は、左右一対の平行な屋根フレーム51の間に屋根面材52を取付けてパネル化したものとされても良い。
屋根面材52の上面に複数個の太陽光パネル3(図では2個となっているがこれに限るものではない)を直線状に並べて設置することで、屋根パネル21と太陽光パネル3とが一体化された屋根用発電モジュール53を形成しても良い。
屋根面材52の上面に複数個の太陽光パネル3(図では2個となっているがこれに限るものではない)を直線状に並べて設置することで、屋根パネル21と太陽光パネル3とが一体化された屋根用発電モジュール53を形成しても良い。
ここで、屋根フレーム51は、金属製の横材とされる。左右一対の屋根フレーム51は、ほぼ同じ長さでほぼ水平に形成される。この実施例では、一対の屋根フレーム51は、ウェブ部51aと上下のフランジ部51b,51cとを有して、互いに内向きに配設された、ほぼC字断面の梁状部材とされる。
屋根面材52は、防錆処理を施された金属製の屋根葺材とされる。この実施例では、屋根面材52は、薄板材を曲げ加工して形成することができる。これにより、中央に位置する平坦面52aと、平坦面52aの両側部から上方(ほぼ真上)へ立ち上がる左右の立上部52bと、左右の立上部52bの上端部から外方(平坦面52aとは反対側)へ延びるほぼ水平な横面部52cとを一体に有する屋根面材52が形成される。
平坦面52aは、屋根フレーム51の内側間の間隔とほぼ等しい幅寸法と、屋根フレーム51とほぼ等しい長さ寸法とを有する平面視ほぼ矩形状のものとされる。この平坦面52aの上面が、ほぼ屋根パネル21の上面となる。
立上部52bは、屋根フレーム51とほぼ等しい長さ寸法を有し、屋根フレーム51のウェブ部51aの高さの範囲内で、一側が高く、他側が低くなった側面視ほぼ台形状のものとされる。この側面視ほぼ台形状の立上部52bにより、平坦面52aは、一側から他側へ向けて若干下り勾配となる。なお、少なくとも平坦面52aの一側には、左右の立上部52bと連結される別の立上部52dなどを設けても良い。この場合の一側および他側は、屋根フレーム51の長手方向の両端のどちらかの側となり、一側は屋根2の水上側、他側は屋根2の水下側とされる。
横面部52cは、屋根フレーム51の上側のフランジ部51bとほぼ等しい幅寸法と、屋根フレーム51とほぼ等しい長さ寸法とを有して、屋根フレーム51の上側のフランジ部51bの上に当接状態で載置され、ボルトなどの固定具によって上側から固定される。
一対の屋根フレーム51の間に屋根面材52を架設して、これらを一体化することにより、屋根パネル21が形成される。
この際、各屋根フレーム51の内部に、一側から他側へ向けて下り勾配となるようにガイド部材54をそれぞれ設置する。ガイド部材54の間に、一側から他側へ向けて下り勾配に傾斜した下地板55(野地板)を架設する。そして、ガイド部材54と下地板55とによって、屋根面材52に対するガイド部56を形成しても良い。一対の屋根フレーム51は、下地板55によって間隔を保持させることができる。屋根面材52は、下地板55の上に、平坦面52aが下地板55を覆うように傾斜した状態で当接配置される。平坦面52aは、下地板55によって下側から補強される。
太陽光パネル3は、上記したように、平面視ほぼ矩形状をしたモジュールであり、左右の両側部に設けられた取付金具57,58によって、屋根面材52に固定され屋根パネル21と一体化される。取付金具57,58は、太陽光パネル3の片側に対し、単数または互いに離して複数(例えば、2箇所ずつ)設けられる。太陽光パネル3は、取付金具57,58により屋根面材52の平坦面52aと直接接しないように、平坦面52aよりも上方に浮かせた状態で設置され、平坦面52aとの間には隙間が形成される。
この際、複数の取付金具57,58は、屋根2または屋根パネル21の一側に位置するもの(取付金具57)が屋根2または屋根パネル21の他側に位置するもの(取付金具58)よりも若干高く(または上下に長く)なるようにしても良い。これにより、各太陽光パネル3は、一側から他側へ向けて下り勾配に傾斜した状態で、それぞれ屋根パネル21に設置される。そして、各太陽光パネル3は、屋根2または屋根パネル21に対して、それぞれが個別に傾斜した状態で複数設置される。
屋根用発電モジュール53は、屋根パネル21と複数個の太陽光パネル3とを一体化して、屋根2に同時に設置できるようにした(単位)発電装置である。工場で屋根パネル21に複数個の太陽光パネル3を並べて固定し、また、屋根パネル21に設置された太陽光パネル3間を、直列接続用屋根パネル22または差分集約用屋根パネル23となるように適宜接続する。これにより、製品としての屋根用発電モジュール53が製造される。これにより、簡単に太陽光パネル設置屋根構造を構築することが可能な建築資材が得られる。そして、建物本体9の上に屋根用発電モジュール53を並べて設置するだけで、太陽光パネル設置屋根構造を有する屋根2を簡単に構築することが可能になる。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
建築現場で、地面に建物本体9を設置し、建物本体9の上に屋根2を取付けることで建物1が構築される。この際、屋根2をパネル(屋根パネル21)で構成することにより、建物本体9の上に屋根パネル21を並べて取付けるだけで屋根2が構築される。そして、屋根パネル21に屋根用発電モジュール53を用いることで、建物本体9の上に屋根用発電モジュール53を並べて取付けるだけで簡単に太陽光パネル設置屋根構造を有する屋根2が得られる。
屋根用発電モジュール53は、工場にて屋根パネル21を製造し、この屋根パネル21に複数個の太陽光パネル3を並べて固定し、屋根パネル21に設置された太陽光パネル3間を適宜接続することで形成される。屋根用発電モジュール53(となる屋根パネル21)は、少なくとも直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23との二種類を製造すれば良い。屋根用発電モジュール53を工場で作ることにより、高品質で信頼性の高い(単位)発電装置または建築資材ができる。なお、差分集約用屋根パネル23の太陽光パネル3に対して、系統分けのための太陽光パネル3間の接続が必要になる場合には、系統分けのための接続は、予め工場で行っても良いし、建築現場で行うようにしても良い。
そして、建築現場では、建物本体9の上への屋根用発電モジュール53の設置後に、屋根用発電モジュール53を構成する太陽光パネル3と、建物1の内部に設置される電力設備(パワーコンディショナーなど)との間を外部の配線(プラス配線42やマイナス配線44や配線47,48)で接続するだけで、配線作業が完了する。なお、建物1がユニット建物の場合、敷地への建物本体9の据え付けから屋根パネル21の設置までを丸1日で終わらせることが可能である。この場合、屋根パネル21の設置は、最後の工程になるので、夕方の遅い時間に行われる可能性が高い。そのため、太陽光パネル3の配線作業が、暗い中での高所作業となるおそれがあり、できるだけ短時間のうちに、間違いなく効率的に作業を完了できるような構造にすることが望まれる。この実施例によれば、屋根用発電モジュール53となる屋根パネル21を、直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23との二種類にして、配線系統がシンプルになるような組み合わせ方で並べて設置し、設置後は、ほぼ外部のプラス配線42とマイナス配線44を接続するだけで良くしているので、このような要望を十分に満たすことができる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果 1-1)屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数よりも、太陽光パネル3どうしを直列に接続する直列接続数が多い場合に、
屋根2は、上面に設置した全ての太陽光パネル3が直列に接続された直列接続用屋根パネル22と、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3が集めて設置された差分集約用屋根パネル23との二種類の屋根パネル21によって構成されるようにしても良い。
屋根2は、上面に設置した全ての太陽光パネル3が直列に接続された直列接続用屋根パネル22と、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3が集めて設置された差分集約用屋根パネル23との二種類の屋根パネル21によって構成されるようにしても良い。
これにより、屋根2を構成する屋根パネル21の種類を、直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23との二種類にまで減らすことができる。よって、工場での屋根パネル21(直列接続用屋根パネル22および差分集約用屋根パネル23)の製造品目を減らし、製造を容易化して、屋根パネル21の生産性を向上すると共にコストを下げることができる。
この際、直列接続用屋根パネル22は、設置された全ての太陽光パネル3を単純に直列つなぎしたものとなっている。差分集約用屋根パネル23は、差分の太陽光パネル3の系統ごとに内部の配線構造を分けてまとめておくだけのものとなっている。よって、屋根パネル21内における太陽光パネル3の配線構造が単純化、最小化され、工場で予め配線作業を行うことができるようになる。よって、建築現場での屋根パネル21内の太陽光パネル3に対する配線作業をなくすことが可能になる。
そして、直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3と、差分集約用屋根パネル23の差分の太陽光パネル3とを組み合わせて使うようにする。これにより、直列接続数ごとの太陽光パネル3の組み合わせを形成すること、この太陽光パネル3の組み合わせごとに直列に接続する配線系統を形成することが容易にできる。そして、屋根パネル15も整然と配置されて屋根2を構成する。よって、屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数よりも、太陽光パネル3どうしを直列に接続する直列接続数が多い場合であっても、屋根2全体としての太陽光パネル3に対する配線系統の構築の仕方のバリエーションを減らすことができる。即ち、直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23との二種類の屋根パネル15を用いることが、配線系統のバリエーションを減らすのに有効となる。
(効果1-2)直列接続用屋根パネル22は、二枚を一組にして(、屋根パネル21の並設方向に)隣接配置するようにしても良い。
また、差分集約用屋根パネル23は、直列接続用屋根パネル22の組31と組31との間、または、最も端の位置32に設置されるようにしても良い。
また、差分集約用屋根パネル23は、直列接続用屋根パネル22の組31と組31との間、または、最も端の位置32に設置されるようにしても良い。
これにより、直列接続用屋根パネル22を組31ごとにまとめて分かり易く配置することができる。また、差分集約用屋根パネル23を、直列接続用屋根パネル22の組31の邪魔ならないように配置することができる。そして、直列接続用屋根パネル22と差分集約用屋根パネル23とが離れて配置されていても、直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3と、差分集約用屋根パネル23の差分の太陽光パネル3との対応関係を分かり易くすることができる。
これらにより、屋根2における直列接続用屋根パネル22および差分集約用屋根パネル23の割付けを、単純化や容易化できる。また、建築現場では、直列接続用屋根パネル22および差分集約用屋根パネル23を建物本体9の上に容易に設置して屋根2を形成することができる。
(効果1-3)組31を成す二枚の直列接続用屋根パネル22は、一方が、直列接続されている太陽光パネル3の全体のプラス側端子41を外部のプラス配線42に接続され、他方が、直列接続されている太陽光パネル3の全体のマイナス側端子43を外部のマイナス配線44に接続されるようにしても良い。
そして、差分集約用屋根パネル23に設置された差分の太陽光パネル3のうちの、
一方の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3と直列接続される差分の太陽光パネル3は、マイナス配線44にマイナス側端子45を接続され、プラス側端子46を一方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3の全体のマイナス側端子43に接続されるようにしても良い。
また、他方の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3と直列接続される差分の太陽光パネル3は、プラス配線42にプラス側端子46を接続され、マイナス側端子45を他方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3の全体のプラス側端子41に接続されるようにしても良い。
そして、差分集約用屋根パネル23に設置された差分の太陽光パネル3のうちの、
一方の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3と直列接続される差分の太陽光パネル3は、マイナス配線44にマイナス側端子45を接続され、プラス側端子46を一方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3の全体のマイナス側端子43に接続されるようにしても良い。
また、他方の直列接続用屋根パネル22に設置された太陽光パネル3と直列接続される差分の太陽光パネル3は、プラス配線42にプラス側端子46を接続され、マイナス側端子45を他方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3の全体のプラス側端子41に接続されるようにしても良い。
これにより、二本の外部の配線(プラス配線42およびマイナス配線44)によって、組31を成している一方および他方の直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3と、差分集約用屋根パネル23の対応する差分の太陽光パネル3とをそれぞれ直列に接続すると共に、一方および他方の直列接続用屋根パネル22などとの間を並列に接続することができる。そのため、バリエーションが最小化されている各配線系統に対する外部の配線(外部のプラス配線42、外部のマイナス配線44や、配線47,48)を最小化することができる。また、直列接続用屋根パネル22の太陽光パネル3と、これに対応する差分集約用屋根パネル23の差分の太陽光パネル3との位置関係に関わらず(近くても離れていても)、ほぼ同じ状態に外部の配線(プラス配線42およびマイナス配線44)を接続できるようになる。よって、建築現場での施工性の向上や配線ミスの防止を図ることができる。
(効果1-4)屋根パネル21は、左右一対の平行な屋根フレーム51の間に屋根面材52を取付けてパネル化したものとしても良い。
屋根面材52の上面に複数個の太陽光パネル3を直線状に並べて設置することで、屋根パネル21と太陽光パネル3とが一体化された屋根用発電モジュール53を形成しても良い。
屋根面材52の上面に複数個の太陽光パネル3を直線状に並べて設置することで、屋根パネル21と太陽光パネル3とが一体化された屋根用発電モジュール53を形成しても良い。
これにより、工場にて、屋根パネル21と複数個の太陽光パネル3とが一体化された見栄えが良く品質の高い屋根用発電モジュール53を製造して製品化することができる。屋根用発電モジュール53は、左右一対の平行な屋根フレーム51の間に屋根面材52を取付けて屋根パネル21を形成し、屋根面材52の上面に複数個の太陽光パネル3を直線状に並べて設置するなどによって、比較的簡単に製造することができる。
そして、この屋根用発電モジュール53は、建築現場でそのまま建物本体9の上に並べて設置するだけで、ほぼ全面に太陽光パネル3が設置された(太陽光パネル設置屋根構造を有する)屋根2を簡単に形成することができる。よって、建築現場で建物本体9の上に屋根2を設けて、屋根2の上に太陽光パネル3を一つずつ取付けて行くような多大な手間のかからない、施工性が良く使い勝手の良いものとなる。そして、この屋根用発電モジュール53とした屋根パネル21を用いることで、太陽光パネル3が一体の屋根2を短時間で構築することが可能になる。この屋根用発電モジュール53は、例えば、内部の配線構造(太陽光パネル3の接続の仕方)を変えることで、直列接続用屋根パネル22や差分集約用屋根パネル23などにすることができる。また、以下の実施例のように使用することもできる。
<構成>以下、この実施例の構成について説明する。
図6はこの実施例の構成を示すものである。
図6はこの実施例の構成を示すものである。
(2-1)屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数よりも、太陽光パネル3どうしを直列に接続する直列接続数が多い場合に、
屋根2は、
上面に設置した全ての太陽光パネル3が直列に接続された直列接続用屋根パネル22と、
直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3、および、余剰分の太陽光パネル3を有する混合型屋根パネル61と、の二種類の屋根パネル21によって構成されるようにする。
屋根2は、
上面に設置した全ての太陽光パネル3が直列に接続された直列接続用屋根パネル22と、
直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3、および、余剰分の太陽光パネル3を有する混合型屋根パネル61と、の二種類の屋根パネル21によって構成されるようにする。
ここで、直列接続用屋根パネル22、および、差分の太陽光パネル3などについては、実施例1と同様である。
余剰分の太陽光パネル3は、混合型屋根パネル61における、差分の太陽光パネル3を除いた残りの太陽光パネル3である。
混合型屋根パネル61は、差分の太陽光パネル3と、残った余剰分の太陽光パネル3とを備えた屋根パネル21である。混合型屋根パネル61は、直列接続用屋根パネル22と基本的な構造が同じで、太陽光パネル3の接続の仕方が異なるものである。例えば、屋根パネル21に設置された太陽光パネル3を、差分の数だけ端から順番に直列に接続し、余剰分の太陽光パネル3を上記とは別に直列に接続することで、屋根パネル21(屋根用発電モジュール53)は、混合型屋根パネル61となる。これにより、混合型屋根パネル61の内部で、差分の太陽光パネル3と、余剰分の太陽光パネル3は、分かれた位置に配置される。この実施例では、差分の太陽光パネル3は水上側に位置され、余剰分の太陽光パネル3は水下側に位置されている。差分の太陽光パネル3と、残りの太陽光パネル3は、それぞれ工場で予め直列に接続しておくのが好ましい。
(2-2)二枚の直列接続用屋根パネル22の間に、二枚の混合型屋根パネル61を挟むように配置することで、四枚の屋根パネル21でパネル群62を形成しても良い。
同一のパネル群62では、各直列接続用屋根パネル22は、隣接する混合型屋根パネル61の差分の太陽光パネル3をそれぞれ直列に接続した状態で、直列接続用屋根パネル22どうしが並列に接続されるようにしても良い。
隣接する混合型屋根パネル61は、余剰分の太陽光パネル3どうしを直列に接続した状態として、隣接する別のパネル群62の余剰分の太陽光パネル3と並列に接続可能としても良い。
同一のパネル群62では、各直列接続用屋根パネル22は、隣接する混合型屋根パネル61の差分の太陽光パネル3をそれぞれ直列に接続した状態で、直列接続用屋根パネル22どうしが並列に接続されるようにしても良い。
隣接する混合型屋根パネル61は、余剰分の太陽光パネル3どうしを直列に接続した状態として、隣接する別のパネル群62の余剰分の太陽光パネル3と並列に接続可能としても良い。
ここで、パネル群62は、二枚の直列接続用屋根パネル22と二枚の混合型屋根パネル61との四枚二種類の屋根パネル21によって構成される屋根パネル21の設置の単位である。
同一のパネル群62を構成する二枚の直列接続用屋根パネル22は、外部のプラス配線42と外部のマイナス配線44のどちらかに対して接続される。
直列接続用屋根パネル22と、混合型屋根パネル61の差分の太陽光パネル3とは、建物本体9の上に直列接続用屋根パネル22と混合型屋根パネル61とを並べて設置したときに、直接、直列に接続できるように構成するのが好ましい。
混合型屋根パネル61は、建物本体9の上に混合型屋根パネル61どうしを並べて設置したときに、差分の太陽光パネル3どうしを、直接、並列に接続できるように構成するのが好ましい。また、余剰分の太陽光パネル3どうしを、直接、直列に接続できるように構成するのが好ましい。なお、以上の直列または並列の接続の仕方は、実施例1と同様にすることができる。
隣接するパネル群62は、一つのパネル群62の隣に配置された、別の四枚の屋根パネル21の配列のことである。別の四枚の屋根パネル21も、二枚の直列接続用屋根パネル22の間に、二枚の混合型屋根パネル61を挟むように配置した構成とされる。
互いに隣接するパネル群62に属する混合型屋根パネル61の差分の太陽光パネル3は、外部のプラス配線42と外部のマイナス配線44にそれぞれ接続される。
なお、屋根パネル21の構造については、実施例1と同様にすることができる。
<作用>以下、この実施例の作用について説明する。
建物本体9の上に屋根パネル21を並べて、屋根2を構築する点については、上記実施例1と同様である。
この実施例では、屋根パネル21に対する太陽光パネル3の設置個数は5個となっている。そして、直列接続数は7個となっている。差分の太陽光パネル3は、2個となる。この場合、実施例1と同様にすると、太陽光パネル3の数がうまく合わなくなる。
そこで、直列接続用屋根パネル22と混合型屋根パネル61とを設けるようにする。そして、直列接続用屋根パネル22と混合型屋根パネル61の差分の太陽光パネル3とで直列接続数を満たす一つの直列の配線系統を形成する。
そして、上記構成を倍にして二枚の直列接続用屋根パネル22の間に、二枚の混合型屋根パネル61を挟むように配置することで、四枚の屋根パネル21で一つのパネル群62を形成する。この同じパネル群62の中に、直列接続数を満たす配線系統の組31を形成して並列に接続する。これにより、効率的な接続が可能になる。
具体的には、一つのパネル群62に直列接続数を満たす二つの配線系統(g)(h)を形成する。隣接するパネル群62にも直列接続数を満たす二つの配線系統(j)(k)を形成する。配線系統(g)(h)を組31にして並列に接続できるように構成する。また、配線系統(j)(k)を組31にして並列に接続できるように構成する。そして、配線系統(g)と配線系統(j)を外部のマイナス配線44にそれぞれ接続し、配線系統(h)と配線系統(k)を外部のプラス配線42にそれぞれ接続する。
そして、同一のパネル群62内で隣接する二枚の混合型屋根パネル61における、余剰分の太陽光パネル3は、まとめて一つの直列の配線系統にする。更に、隣接するパネル群62の、隣接する二枚の混合型屋根パネル61における、余剰分の太陽光パネル3についても、同様にまとめて一つの直列の配線系統にする。そして、互いに隣接するパネル群62の、余剰分の太陽光パネル3を使って、並列に接続する配線系統の組31を形成する。
具体的には、余剰分の太陽光パネル3で、一つのパネル群62に直列の配線系統(i)を形成し、隣接する別のパネル群62に直列の配線系統(l)を形成する。配線系統(i)(l)の太陽光パネル3の直列接続数は6個となる。そして、配線系統(i)(l)を組31にして並列に接続できるように構成する。更に、配線系統(i)を外部のマイナス配線44にそれぞれ接続し、配線系統(l)を外部のプラス配線42にそれぞれ接続する。これにより、余剰分の太陽光パネル3どうしを、直列接続数が同じになるようにうまくまとめた組31が、隣接するパネル群62の間で作られるので、余剰分の太陽光パネル3を有効活用できるようになる。
なお、四枚をパネル群62の単位にすると、建物本体9の上に設置する屋根パネル21は、四で割り切れない場合がある。この場合には、割り切れなかった余りの屋根パネル21で、独自の配線系統を構築すれば良い。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果2-1)上面に設置した全ての太陽光パネル3が直列に接続された直列接続用屋根パネル22と、直列接続数と設置個数との差分の太陽光パネル3、および、余剰分の太陽光パネル3を有する混合型屋根パネル61との二種類の屋根パネル21を設けた。これにより、直列接続用屋根パネル22と混合型屋根パネル61だけで太陽光パネル3を設置した屋根2を構成することができる。よって、屋根パネル21の生産性を向上し、コストを下げることなどが可能となる。直列接続用屋根パネル22および差分の太陽光パネル3については、実施例1と同様に配線系統のバリエーションを減らす効果などが得られる。混合型屋根パネル61については、状況に応じて、余剰分の太陽光パネル3をまとめて使用したり、別々に使用したりできる。
(効果2-2)二枚の直列接続用屋根パネル22の間に、二枚の混合型屋根パネル61を挟むように配置して、四枚の屋根パネル21でパネル群62を形成しても良い。これにより、四枚の屋根パネル21を一つの単位として、建物本体9の上に分かり易くまとめて設置することができる。よって、屋根2における直列接続用屋根パネル22および混合型屋根パネル61の割付けをシンプル化し、容易に設置することなどができる。
同一のパネル群62では、各直列接続用屋根パネル22は、隣接する混合型屋根パネル61の差分の太陽光パネル3をそれぞれ直列にした状態で、直列接続用屋根パネル22どうしを並列に接続しても良い。これにより、直列接続用屋根パネル22と隣接する混合型屋根パネル61の差分の太陽光パネル3とによって、直列接続数を満たすことができる。また、二枚の直列接続用屋根パネル22と、二枚の混合型屋根パネル61の差分の太陽光パネル3とで、パネル群62の内部に、並列に接続する太陽光パネル3の組31を作ることができる。よって、配線系統の構築の仕方や接続の仕方をシンプル化することができる。
同一のパネル群62の隣接する混合型屋根パネル61は、余剰分の太陽光パネル3どうしを直列に接続した状態として、隣接する別のパネル群62の余剰分の太陽光パネル3と並列に接続可能とされても良い。これにより、パネル群62の内部で、余剰分の太陽光パネル3を効率的にまとめて直接、直列に接続することができる。そして、隣接するパネル群62の余剰分の太陽光パネル3との間で、並列に接続する太陽光パネル3の組31を作ることが可能となる。よって、余剰分の太陽光パネル3を効率的に活用することが可能になる。
なお、上記以外の構成については、実施例1と同じであり、実施例1と同じ作用、効果を得ることができる。
2 屋根
3 太陽光パネル
21 屋根パネル
22 直列接続用屋根パネル
23 差分集約用屋根パネル
31 組
41 全体のプラス側端子
42 プラス配線
43 全体のマイナス側端子
44 マイナス配線
45 マイナス側端子
46 プラス側端子
51 屋根フレーム
52 屋根面材
53 屋根用発電モジュール
61 混合型屋根パネル
62 パネル群
3 太陽光パネル
21 屋根パネル
22 直列接続用屋根パネル
23 差分集約用屋根パネル
31 組
41 全体のプラス側端子
42 プラス配線
43 全体のマイナス側端子
44 マイナス配線
45 マイナス側端子
46 プラス側端子
51 屋根フレーム
52 屋根面材
53 屋根用発電モジュール
61 混合型屋根パネル
62 パネル群
Claims (6)
- 上面に複数個の太陽光パネルを一列に設置した細長い屋根パネルが、複数並設された屋根を有する太陽光パネル設置屋根構造であって、
前記屋根パネルに対する前記太陽光パネルの設置個数よりも、前記太陽光パネルどうしを直列に接続する直列接続数が多い場合に、
前記屋根は、
上面に設置した全ての前記太陽光パネルが直列に接続された直列接続用屋根パネルと、
前記直列接続数と前記設置個数との差分の前記太陽光パネルが集めて設置された差分集約用屋根パネルとの二種類の前記屋根パネルによって構成されることを特徴とする太陽光パネル設置屋根構造。 - 請求項1に記載の太陽光パネル設置屋根構造であって、
前記直列接続用屋根パネルは、二枚を一組にして隣接配置され、
前記差分集約用屋根パネルは、前記直列接続用屋根パネルの組と組との間、または、最も端の位置に設置されることを特徴とする太陽光パネル設置屋根構造。 - 請求項2に記載の太陽光パネル設置屋根構造であって、
組を成す二枚の前記直列接続用屋根パネルは、
一方が、直列接続されている前記太陽光パネルの全体のプラス側端子を外部のプラス配線に接続され、他方が、直列接続されている前記太陽光パネルの全体のマイナス側端子を外部のマイナス配線に接続され、
前記差分集約用屋根パネルに設置された差分の前記太陽光パネルのうちの、
一方の前記直列接続用屋根パネルに設置された前記太陽光パネルと直列接続される差分の前記太陽光パネルは、前記マイナス配線にマイナス側端子を接続され、プラス側端子を一方の前記直列接続用屋根パネルの前記太陽光パネルの全体のマイナス側端子に接続され、
他方の前記直列接続用屋根パネルに設置された前記太陽光パネルと直列接続される差分の前記太陽光パネルは、前記プラス配線にプラス側端子を接続され、マイナス側端子を他方の前記直列接続用屋根パネルの前記太陽光パネルの全体のプラス側端子に接続されることを特徴とする太陽光パネル設置屋根構造。 - 上面に複数個の太陽光パネルを一列に設置した細長い屋根パネルが、複数並設された屋根を有する太陽光パネル設置屋根構造であって、
前記屋根パネルに対する前記太陽光パネルの設置個数よりも、前記太陽光パネルどうしを直列に接続する直列接続数が多い場合に、
前記屋根は、
上面に設置した全ての前記太陽光パネルが直列に接続された直列接続用屋根パネルと、
前記直列接続数と前記設置個数との差分の前記太陽光パネル、および、余剰分の前記太陽光パネルを有する混合型屋根パネルと、の二種類の前記屋根パネルによって構成されることを特徴とする太陽光パネル設置屋根構造。 - 請求項4に記載の太陽光パネル設置屋根構造であって、
二枚の前記直列接続用屋根パネルの間に、二枚の前記混合型屋根パネルを挟むように配置することで、四枚の前記屋根パネルでパネル群を形成し、
同一の前記パネル群では、前記各直列接続用屋根パネルは、隣接する前記混合型屋根パネルの差分の前記太陽光パネルをそれぞれ直列に接続した状態で、前記直列接続用屋根パネルどうしが並列に接続され、
隣接する前記混合型屋根パネルは、余剰分の前記太陽光パネルどうしを直列に接続した状態とされて、隣接する別の前記パネル群の余剰分の前記太陽光パネルと並列に接続可能とされることを特徴とする太陽光パネル設置屋根構造。 - 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の太陽光パネル設置屋根構造であって、
前記屋根パネルは、左右一対の平行な屋根フレームの間に屋根面材を取付けてパネル化したものとされ、
前記屋根面材の上面に複数個の前記太陽光パネルを直線状に並べて設置することで、前記屋根パネルと前記太陽光パネルとが一体化された屋根用発電モジュールを形成していることを特徴とする太陽光パネル設置屋根構造。
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