JP2022128840A - 車載通信ネットワークシステム - Google Patents

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智貴 山中
Tomoki Yamanaka
勝彦 竹内
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【課題】通信ネットワークに異常が発生した際に、各ECUの時刻のずれ及び通信ネットワークの帯域圧迫抑制を図りながら時刻同期が可能な車載通信ネットワークシステムを提供する。【解決手段】車載通信ネットワークシステム1は、通信ネットワークNと、車両100の走行状態を監視する走行状態監視装置30と、を備える。通信ネットワークNは、クロックをそれぞれ有する複数のECU11~16と、複数の通信線21~26と、を備える。複数の通信線21~26は、異常発生により通信ネットワークNが第1及び第2の通信ネットワークに分割された場合に、第1及び第2の通信ネットワークを接続可能な冗長経路を含み、通信ネットワークNの異常発生後に走行状態監視装置30が車両100の停止を検出した場合に、マスタクロックを選択し、マスタクロックの時刻に他のクロックの時刻を同期する。【選択図】図1

Description

本発明は、車載通信ネットワークシステムに関するものである。
ノード同士の時刻同期を行う通信ネットワークとして、光伝送路に障害が発生した場合に、クロックパスの切り替えを行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003-8597号公報
上記の通信ネットワークを車載通信ネットワークとして適用した場合、車両走行中に光伝送路等に異常が発生した際、クロックパス切り替えに伴うマスタクロックの選定及びスレーブクロックとの同期に時間を要し、各クロックの時刻がずれてしまうおそれがある、という問題がある。また、車両走行中に時刻同期を行うと、通信ネットワークの帯域を圧迫してしまうおそれがある、という問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、車載通信ネットワークに異常が発生した際に、各クロックの時刻のずれ及び通信ネットワークの帯域の圧迫の抑制を図りながら、冗長経路を介した通信ネットワークにおいて時刻同期をすることが可能な車載通信ネットワークシステムを提供することである。
[1]本発明に係る車載通信ネットワークシステムは、車両に搭載された通信ネットワークと、前記車両の走行状態を監視すると共に、前記通信ネットワークに接続された走行状態監視装置と、を備え、前記通信ネットワークは、クロックをそれぞれ有する複数のECUと、前記ECU同士を接続する複数の通信線と、を備え、複数の前記通信線は、異常発生により前記通信ネットワークが第1及び第2の通信ネットワークに分割された場合に、前記第1及び第2の通信ネットワークを接続可能な冗長経路を含んでおり、前記通信ネットワークの異常発生後に前記走行状態監視装置が前記車両の停止を検出した場合に、前記通信ネットワークは、複数の前記ECUが有する前記クロックからマスタクロックを選択し、前記マスタクロックの時刻に他の前記クロックの時刻を同期する車載通信ネットワークシステムである。
[2]上記発明において、前記通信ネットワークの異常発生後に前記車両が走行中であることを前記走行状態監視装置が検出している場合に、前記第1の通信ネットワークは、前記第1の通信ネットワークに含まれる複数の第1のECUが有する第1のクロックの中から第1のマスタクロックを選択し、前記第1のマスタクロックの時刻に他の前記第1のクロックの時刻を同期すると共に、前記第2の通信ネットワークは、前記第2の通信ネットワークに含まれる複数の第2のECUが有する第2のクロックの中から第2のマスタクロックを選択し、前記第2のマスタクロックの時刻に他の前記第2のクロックの時刻を同期し、前記冗長経路により前記第1及び第2の通信ネットワークが接続された後に前記走行状態監視装置が前記車両の停止を検出した場合に、前記通信ネットワークは、複数の前記ECUが有する前記クロックから前記マスタクロックを選択し、前記マスタクロックの時刻に他の前記クロックの時刻を同期してもよい。
本発明によれば、通信ネットワークの異常発生後に走行状態監視装置が車両の停止を検出した場合に、複数のクロックの中からマスタクロックを選択し、マスタクロックの時刻に他のクロックの時刻を同期する。
すなわち、本発明では、車両走行中に通信ネットワークに異常が発生した場合でも、車両が停止するまでは、通信ネットワーク全体についてマスタクロックの選択と他のクロックの時刻同期を行わない。このため、本発明では、車両走行中に通信ネットワーク全体についてマスタクロックの選択及びクロックの時刻同期を行うことにより生じる各クロックの時刻のずれ及び通信ネットワークの帯域の圧迫の抑制を図ることができる。
図1は、本実施形態における車載通信ネットワークシステムを示すブロック図である。 図2は、本実施形態における車載通信ネットワークシステムによる制御を示すフローチャートである。 図3は、図2のフローチャートにおけるステップS3~S4を示すブロック図である。 図4は、図2のフローチャートにおけるステップS5を示すブロック図である。 図5は、図2のフローチャートにおけるステップS7を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態における車載通信ネットワークシステムを示すブロック図である。
本実施形態における車載通信ネットワークシステム1は、通信ネットワークNと、当該通信ネットワークNに接続された走行状態監視装置30と、を備えている。本実施形態における通信ネットワークNが本発明における「通信ネットワーク」の一例に相当し、本実施形態における走行状態監視装置30が本発明における「走行状態監視装置」の一例に相当する。
通信ネットワークNは、自動車等の車両100内に構築された車内LAN(Local Area Network)を構成しており、複数のECU11~16と、ECU11~16同士を接続する複数の通信線21~26と、を備えている。本実施形態におけるECU11~16が本発明における「ECU」の一例に相当し、本実施形態における通信線21~26が本発明における「通信線」の一例に相当する。
本実施形態における通信ネットワークNは、6つのECU11~16を有しているが、当該通信ネットワークNが有するECUの個数は、複数であれば特にこれに限定されない。また、本実施形態における通信ネットワークNは、リング型のネットワークトポロジを有しているが、特にこれに限定されず、バス型、スター型等のネットワークトポロジを有していてもよい。また、通信ネットワークにおける冗長経路の数や設置位置も、後述するものに限定されない。すなわち、通信ネットワークの構成は、本実施形態で説明するものに特に限定されず、任意に設計することができる。
本実施形態におけるECU11~16は、車両100に搭載された機器を制御する自動車用の電子制御装置である。こうしたECUの具体例としては、特に限定されないが、例えば、エンジン制御ECU、エアコン制御ECU、トランスミッション制御ECU、カメラECU、ゲートウェイECU、エアコン制御ECU、エアバック制御ECU等を例示することができる。各ECUは、各種センサ(温度センサ、圧力センサ、加速度センサ、GPSユニット等)からの情報に基づいて、制御対象である機器が有する各種アクチュエータ(モータ、ソレノイド、点火コイル、ランプ等)を制御することが可能となっている。
ECU11~16は、マイコン(不図示)を備えている。このマイコンは、CPU,ROM,RAM,クロック、通信インターフェース、及び、入出力インターフェース等を備えた演算処理装置である。マイコンは入力インターフェースを介して車両100内に設けられたセンサに接続されており、当該センサから情報を取得することが可能となっている。また、このマイコンは、出力インターフェースを介して制御対象である機器のアクチュエータに接続されており、当該アクチュエータの駆動を制御することが可能となっている。また、このマイコンは、通信インターフェースを介して通信線に接続され、他のECUと通信することが可能となっている。
ECU11~16は、それぞれイーサネット(Ethernet)(登録商標)プロトコルに準拠しており、それぞれのECU11~16に接続された通信線21~22,24~26を介してイーサネットプロトコルに従う通信を行うことが可能となっている。
ECU11~16は、マイコンが備えるクロックで時刻を計時している。このクロックは、ハードウェアクロックで構成されており、計時した時刻情報を他のECUのマイコンが備えるクロックと通信線を介して送受信することが可能となっている。なお、クロックの構成は特にこれに限定されず、例えば、クロックがシステムクロックで構成されており、マイコンのRAMに包含されていてもよい。
ECU11~16は、時刻同期プロトコルであるIEEE802.1AS-2011規格に準拠しており、時刻情報を送受信することでECU11~16の備えるクロック111~161の時刻を同期している。これにより、複数のECUを共通の時刻に基づいて協調制御することが可能となっている。本実施形態において、このように互いに時刻同期されたクロックを有するECUから構成されたネットワークを「同期ネットワーク」と称する。
ECU11~16の時刻同期の具体的な方法として、本実施形態では、BMCA(Best Master Clock Algorithm)を用いている。図1に示すように、BMCAによってECU11~16の中から同期時刻の基となるマスタクロックとしてECU11のクロック111が選択される。その他のECU12~16のクロック121~161は、いわゆるスレーブクロックとしてマスタクロック111から送信される時刻情報を基にマスタクロック111の時刻に同期される。
マスタクロック111の時刻情報は、ECU11が送信するイーサネットフレームのデータ部に格納され、他のECUへと送信される。なお、マスタクロックはクロック111に限られず、クロック111~161の時刻情報の品質に基づいて選択される。例えば、高いリアルタイム性の要求されるECUのクロックがマスタクロックに選択される。
通信線21~26は、イーサネット規格に準拠した通信線である。本実施形態では、通信線21~26は、1Gbpsの通信速度に準拠したCAT5e以上のカテゴリに準拠している。なお、通信線21~26のカテゴリはこれに限定されず、100Mbpsの通信速度に準拠したカテゴリCAT5に準拠する通信線を用いてもよい。
通信線21~26のうち、通信線23は、ECU13とECU14とを接続可能な状態で配置されており、通常時(通信ネットワークNに異常がしていない状態)にはECU13とECU14を電気的に接続していない。この通信線23は、通信ネットワークNの冗長経路として機能し、他の通信線に故障が発生した際、通信線23を介してECU13とECU14とを通信可能に接続することができる。本実施形態における通信線23が本発明における「冗長経路」の一例に相当する。
本実施形態における通信ネットワークNは、当該通信ネットワークNに異常が発生しているか否かを常に監視している。通信ネットワークNに接続不良や断線等の異常が発生すると、異常発生個所の近傍に位置するECUが当該異常を検知し、通信線を介して各ECU11~16に当該異常が発生した旨が通知される。そして、通信ネットワークN内で通信が不可能となった場合、通信線23を介して通信ネットワークNを復旧するようロジックが組まれている。このロジックは、各ECU11~16の備えるマイコンのROMに記憶されている。
走行状態監視装置30は、車両100の走行状態を監視するためのコンピュータユニットである。走行状態監視装置30は、接続線27を介してECU11に接続されていると共に、接続線28を介してECU16に接続されている。一例を挙げれば、走行状態監視装置30は、車両100のタイヤの回転数等に基づき車両の走行状態を判断し、タイヤの回転数が0であった場合、ECU11及びECU16に車両停止信号を送信することが可能となっている。なお、走行状態監視装置30の接続先は特にECU11,16に限定されない。一例を挙げれば、ECU11~16のうち、マスタクロックとなりうるクロックを有するECUに接続されていればよい。或いは、走行状態監視装置30は、ECU11~16のすべてに接続されていてもよい。
車両100の走行中に通信ネットワークNに異常が発生した場合における各ECUの時刻同期の方法について、図1~図5を参照しながら説明する。図2は本実施形態における車載通信ネットワークシステム1による制御を示すフローチャートであり、図3は図2のフローチャートにおけるステップS3~S4を示すブロック図であり、図4は図2のフローチャートにおけるステップS5を示すブロック図であり、図5は図2のフローチャートにおけるステップS7を示すブロック図である。
図2のステップS1において、車載通信ネットワークシステム1は、図1に示すように、通信ネットワークNが有する全てのECU11~16の時刻同期を行うことで、同期ネットワーク(全体同期ネットワーク)N’を形成する。この同期ネットワークN’には、全てのECU11~16が含まれている。なお、このステップS1の時刻同期は、車両100が走行を開始する前に実行される。
次に、図2のステップS2では、通信ネットワークN内の異常を検知する。図3に示すように、通信線の故障等の異常が発生した場合は、ステップS3に進む。異常が発生した場合、異常発生個所近傍のECUに当該異常が検知され、通信線を介して他のすべてのECUに異常が発生した旨が通知される。
図2のステップS3において、図3に示すように、例えば通信線26に故障が発生した場合、通信ネットワークNは、ECU11~13を含む第1の通信ネットワークN1とECU14~16を含む第2の通信ネットワークN2とに分割される。すなわち、第1の通信ネットワークN1に含まれるECU11~13と、第2の通信ネットワークN2に含まれるECU14~16とは、互いに通信不可能な状態となる。なお、本実施形態では、通信ネットワークNの異常の一例として、通信線26が故障した場合を例示しているが、通信ネットワークNの異常は、特にこれに限定されず、例えば、他の通信線21~25に生じた異常であってもよいし、或いは、ECU11~16に生じた異常であってもよい。
なお、第1の通信ネットワークN1は、通信ネットワークNの一部を構成する部分ネットワークであり、第2の通信ネットワークN2は、通信ネットワークNの他の一部を構成する部分ネットワークである。
本実施形態における第1の通信ネットワークN1が本発明における「第1の通信ネットワーク」の一例に相当し、本実施形態におけるECU11~13が本発明における「第1のECU」の一例に相当し、本実施形態における第2の通信ネットワークN2が本発明における「第2の通信ネットワーク」の一例に相当し、本実施形態におけるECU14~16が本発明における「第2のECU」の一例に相当する。
図2のステップS4において、第1の通信ネットワークN1は、図3に示すように、BMCAを用いてECU11~13が有するクロック111~131の中からクロック111を第1のマスタクロックとして選択する。第1の通信ネットワークN1は、マスタクロック111の時刻にクロック121,131の時刻を同期し、ECU11~13を含む第1の同期ネットワーク(第1の部分同期ネットワーク)N1’を形成する。なお、第1のマスタクロックはクロック111に限定されず、クロック111~131の時刻情報の品質を基に、クロック121又はクロック131を第1のマスタクロックとして選択してもよい。
また、ステップS4において、第2の通信ネットワークN2は、BMCAを用いてECU14~16が有するクロック141~161の中からクロック161を第2のマスタクロックとして選択する。第2の通信ネットワークN2は、第2のマスタクロック161の時刻にクロック141,151の時刻を同期し、ECU14~16を含む第2の同期ネットワーク(第2の部分同期ネットワーク)N2’を形成する。なお、第2のマスタクロックはクロック161に限定されず、クロック141~161の時刻情報の品質を基に、クロック141又はクロック151を第2のマスタクロックとして選択してもよい。
本実施形態における第1のマスタクロック111が本発明における「第1のマスタクロック」の一例に相当し、本実施形態における第2のマスタクロック161が本発明における「第2のマスタクロック」の一例に相当する。
次いで、ステップS5において、図4に示すように、ECU13及びECU14は、それぞれのECUが備えるマイコンにあらかじめ規定されているロジックに従い、冗長経路である通信線23を介して互いを接続する。これにより、第1の通信ネットワークN1と第2の通信ネットワークN2が統合され、ECU11~16を含む通信ネットワークNが復旧する。これにより、ECU11~16は、通信線21~25を介して互いに通信可能な状態となる。
なお、ステップS5において、第1の同期ネットワークN1’と第2の同期ネットワークN2’はそれぞれ独立した状態であり、それぞれの同期ネットワークN1’,N2’内で各クロックの時刻同期を継続している。
ステップS6では、走行状態監視装置30により車両の走行状態を判断する。走行状態監視装置30が車両100の停止を検知し、車両停止信号をECU11及びECU16に送信した場合、第1の通信ネットワークN1及び第2の通信ネットワークN2は車両100が停止していると判断し、ステップS7に進む。走行状態監視装置30が車両100は走行中であると判断した場合は、このステップS6を繰り返す。
ステップS7では、図5に示すように、通信ネットワークNは、第1及び第2の同期ネットワークN1’,N2’からECU11~16を含む同期ネットワークN’に同期ネットワークを切り替える。すなわち、通信ネットワークNは、BMCAを用いてクロック111~161の中からクロック111をマスタクロックとして選択する。また、通信ネットワークNは、クロック121~161の時刻をマスタクロック111の時刻に同期する。なお、マスタクロックはクロック111に限定されず、クロック111~161の時刻情報の品質を基にクロック121~161のいずれかをマスタクロックとして選択してもよい。
本実施形態における車載通信ネットワークシステム1は、通信ネットワークNに異常が発生した後に、走行状態監視装置30が車両100の停止を検出した場合に、通信線23によって復旧した通信ネットワークNにおいてマスタクロックを選択し、当該マスタクロックの時刻に他のクロックの時刻を同期する。
すなわち、本実施形態における車載通信ネットワークシステム1では、通信ネットワークNに異常が発生しても、車両100が停止するまでは通信ネットワークN全体についてマスタクロックの選択と時刻同期を行わない。よって、本実施形態における車載通信ネットワークシステム1では、車両100の走行中に通信ネットワークN全体についてマスタクロックの選択及び時刻同期を行うことによって生じるクロック同士の時刻のずれを抑制することができる。
加えて、本実施形態における車載通信ネットワークシステム1では、上記の通り、車両100が停止するまでは通信ネットワークN全体についてマスタクロックの選択と時刻同期を行わないため、車両100の走行中にクロックの時刻同期を行うことに伴う通信ネットワークNの帯域の圧迫を抑制することができる。
また、本実施形態における車載通信ネットワークシステム1は、通信ネットワークNに異常が発生した後であって、車両100が走行中であることを走行状態監視装置30が検出している場合に、第1の通信ネットワークN1の中で第1のマスタクロック111を選択してクロック111~113の時刻同期を行うと共に、第2の通信ネットワークN2の中で第2のマスタクロック161を選択してクロック141~161の時刻同期を行う。
従って、本実施形態における車載通信ネットワークシステム1では、車両100の走行中で通信ネットワークNが復旧する前であっても、第1及び第2の通信ネットワークN1,N2のそれぞれにおいて、クロックの時刻同期を行うことができる。よって、走行中における各クロックの時刻のずれを抑制することができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
1…車載通信ネットワークシステム
11~16…ECU
21~26…通信線
27,28…接続線
30…走行状態監視装置
100…車両
N…通信ネットワーク
N1,N2…第1及び第2の通信ネットワーク
N’…同期ネットワーク
N1’,N2’…第1及び第2の同期ネットワーク

Claims (2)

  1. 車両に搭載された通信ネットワークと、
    前記車両の走行状態を監視すると共に、前記通信ネットワークに接続された走行状態監視装置と、を備え、
    前記通信ネットワークは、
    クロックをそれぞれ有する複数のECUと、
    前記ECU同士を接続する複数の通信線と、を備え、
    複数の前記通信線は、異常発生により前記通信ネットワークが第1及び第2の通信ネットワークに分割された場合に、前記第1及び第2の通信ネットワークを接続可能な冗長経路を含んでおり、
    前記通信ネットワークの異常発生後に前記走行状態監視装置が前記車両の停止を検出した場合に、前記通信ネットワークは、複数の前記ECUが有する前記クロックからマスタクロックを選択し、前記マスタクロックの時刻に他の前記クロックの時刻を同期する車載通信ネットワークシステム。
  2. 請求項1に記載の車載通信ネットワークシステムであって、
    前記通信ネットワークの異常発生後に前記車両が走行中であることを前記走行状態監視装置が検出している場合に、
    前記第1の通信ネットワークは、前記第1の通信ネットワークに含まれる複数の第1のECUが有する第1のクロックの中から第1のマスタクロックを選択し、前記第1のマスタクロックの時刻に他の前記第1のクロックの時刻を同期すると共に、
    前記第2の通信ネットワークは、前記第2の通信ネットワークに含まれる複数の第2のECUが有する第2のクロックの中から第2のマスタクロックを選択し、前記第2のマスタクロックの時刻に他の前記第2のクロックの時刻を同期し、
    前記冗長経路により前記第1及び第2の通信ネットワークが接続された後に前記走行状態監視装置が前記車両の停止を検出した場合に、前記通信ネットワークは、複数の前記ECUが有する前記クロックから前記マスタクロックを選択し、前記マスタクロックの時刻に他の前記クロックの時刻を同期する車載通信ネットワークシステム。
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