JP2022127305A - 転がり軸受 - Google Patents

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剛 浦松
Go Uramatsu
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Abstract

【課題】高速回転下においても、転がり軸受の内部に供給される油量を制限することが可能な転がり軸受を提供する。【解決手段】内周面に外輪軌道面11aを有する外輪11と、外周面に内輪軌道面12aを有する内輪12と、外輪軌道面11aと内輪軌道面12aとの間に転動自在に設けられる複数の転動体13と、を備え径方向に貫通する複数の軸油穴22と、外周面に沿って形成され複数の軸油穴22に連通する軸油溝23と、を有する軸部材20からの潤滑油が供給される転がり軸受であって、径方向に貫通する複数のリング部材油穴30bと、外周面に沿って形成され複数のリング部材油穴30bに連通するリング部材油溝33と、を有し、軸部材20と内輪12の間に嵌装されるリング部材30を更に備え、内輪12に、リング部材30のリング部材油溝33に連通する複数の内輪油穴12bが内輪12の内周面から外周面に向けて形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、転がり軸受に関し、より詳細には、例えば、ジェットエンジン、ガスタービン、及びターボ冷凍機などの高速回転下で使用されるアンダーレース潤滑方式の転がり軸受に関する。
従来、高速回転で使用される転がり軸受として、内輪の内周面から内輪軌道面に向けて給油用の油穴を設けて、軸受内部に潤滑油を確実に供給するアンダーレース潤滑方式の転がり軸受が知られており(例えば、特許文献1参照)、その油穴は、穴や切欠きにより構成されている。
また、油穴は、軸受を冷却する目的があり、内輪内部を通過する油穴の距離を延長するために、油穴を径方向に対して軸方向に傾斜して形成することも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005-009515号公報 特開2010-156367号公報
ところで、従来の転がり軸受では、高速回転下において回転による遠心力が増大するため、転がり軸受の内部に過剰な油が供給され、油のかくはん抵抗による転がり軸受の温度上昇が問題となっていた。
軸受内部に供給する油量を制限するため油穴の径を小さくするなどの工夫がなされていたが、加工性の問題からコストが増加する傾向にあった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速回転下においても、転がり軸受の内部に供給される油量を制限することが可能な転がり軸受を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) 内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に設けられる複数の転動体と、を備え、
径方向に貫通する複数の軸油穴と、外周面に沿って形成され前記複数の軸油穴に連通する軸油溝と、を有する軸部材からの潤滑剤が供給される転がり軸受であって、
径方向に貫通する複数のリング部材油穴と、外周面に沿って形成され前記複数のリング部材油穴に連通するリング部材油溝と、を有し、前記軸部材と前記内輪の間に嵌装されるリング部材を更に備え、
前記内輪に、前記リング部材の前記リング部材油溝に連通する複数の内輪油穴が前記内輪の内周面から外周面に向けて形成される、
転がり軸受。
(2) 前記複数の内輪油穴と前記複数のリング部材油穴とは、それぞれ周方向に略等間隔に形成され、
前記複数の内輪油穴と前記複数のリング部材油穴の各個数は、前記複数の内輪油穴のいずれか一つと前記複数のリング部材油穴のいずれか一つとが同一位相となるように前記リング部材を前記内輪に内嵌させたとき、残りの前記複数の内輪油穴と残りの前記複数のリング部材油穴とはいずれも異なる位相となるように設定される、
(1)に記載の転がり軸受。
(3) 前記複数の軸油穴と前記複数のリング部材油穴とは、それぞれ周方向に略等間隔に形成され、
前記複数の軸油穴と前記複数のリング部材油穴の各個数は、前記複数の軸油穴のいずれか一つと前記複数のリング部材油穴のいずれか一つとが同一位相となるように前記リング部材を前記軸部材に外嵌させたとき、残りの前記複数の軸油穴と残りの前記複数のリング部材油穴とはいずれも異なる位相となるように設定される、
(1)又は(2)に記載の転がり軸受。
本発明によればリング部材の存在により、高速回転下においても、転がり軸受の内部に供給される油量を制限し、転がり軸受の温度上昇を抑制することが可能となる。
図1は、本発明に係る転がり軸受の一実施形態を説明する断面図である。 図2は、図1のA―A 線断面図である。
以下、本発明に係る転がり軸受の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の玉軸受(転がり軸受)10は、3点接触玉軸受であり、図1 に示すように、内周面に外輪軌道面11aを有する外輪11と、外周面に内輪軌道面12aを有する内輪12と、外輪軌道面11aと内輪軌道面12aとの間に転動自在に設けられる複数の玉(転動体)13と、を備える。なお、玉軸受10は、保持器を備えていてもよい。
軸部材20は、図1及び図2に示すように、円筒状の部材であり、径方向に貫通し、内部の油路21に連通する複数(本実施形態では6本)の軸油穴2 2と、外周面に沿って形成され複数の軸油穴22に連通する軸油溝23と、を有する。また、6個の軸油穴22は、周方向に略等間隔に形成されている。
更に本実施形態の玉軸受10は、金属等によって構成され、軸部材20と内輪12の間に嵌装されるリング部材30を備えている。リング部材30は軸部材20に外嵌されるとともに、内輪12の内周面に内嵌されるリング状の部材である。リング部材30は、径方向に貫通する複数(本実施形態では5本)のリング部材油穴30bと、外周面に沿って形成され複数のリング部材油穴30bに連通するリング部材油溝33と、を有している。
また、内輪12には、リング部材30のリング部材油溝33に連通する複数(本実施形態では8本)の内輪油穴12bが、内輪12の内周面から外周面の内輪軌道面12aに向けて形成されている。また、8個の内輪油穴12bは、周方向に略等間隔に形成されている。
このように構成された玉軸受10では、軸部材20の油路21に潤滑油が供給されることにより、軸部材20の軸油穴22、軸油溝23、リング部材30のリング部材油穴30b、リング部材油溝33及び内輪12の内輪油穴12bを介して、軸受内部に潤滑油が供給される。
以上説明したように、本実施形態の玉軸受10によれば、軸部材20と内輪12の間に嵌装されるリング部材30を備えている。リング部材30は、径方向に貫通する複数のリング部材油穴30bと、外周面に沿って形成され複数のリング部材油穴30bに連通するリング部材油溝33と、を有している。
軸部材20の油路21に供給され、軸油穴22、軸油溝23を通じて供給される潤滑油は、リング部材30のリング部材油穴30b及びリング部材油溝33を通過した後、内輪12に移動する。この結果、リング部材30の存在により、軸部材20から玉軸受10の内部へ通ずる潤滑油の流路抵抗が増大することになる。このため、軸部材20の高速回転下においても、玉軸受10の内部に供給される油量を制限し、内部に過剰な油が供給されるのを抑制することができ、ひいては油のかくはん抵抗による玉軸受10の温度上昇を抑制することができる。
また、複数の内輪油穴12bと複数のリング部材油穴30bとは、それぞれ周方向に略等間隔に形成され、複数の内輪油穴12bと複数のリング部材油穴30bの各個数は、複数の内輪油穴12bのいずれか一つと複数のリング部材油穴30bのいずれか一つとが同一位相となるようにリング部材30を内輪12に内嵌させたとき、残りの複数の内輪油穴12bと残りの複数のリング部材油穴30bとはいずれも異なる位相となるように設定される。これにより、リング部材30、内輪12の油穴が同一位相となる最大個数を一つに抑えることができる。よって、これらの部材の組合せ条件次第によって、過剰な潤滑油が玉軸受10に供給される事態を予め防止することもできる。
さらに、複数の軸油穴22と複数のリング部材油穴30bとは、それぞれ周方向に略等間隔に形成され、複数の軸油穴22と複数のリング部材油穴30bの各個数は、複数の軸油穴22のいずれか一つと複数のリング部材油穴30bのいずれか一つとが同一位相となるようにリング部材30を軸部材20に外嵌させたとき、残りの複数の軸油穴22と残りの複数のリング部材油穴30bとはいずれも異なる位相となるように設定される。これにより、軸部材20、リング部材30の油穴が同一位相となる最大個数を一つに抑えることができる。よって、これらの部材の組合せ条件次第によって、過剰な潤滑油が玉軸受10に供給される事態を予め防止することもできる。
したがって、内輪油穴12b、リング部材油穴30b、軸油穴22の個数は、上記条件を満足するものであれば、本実施形態の個数に限定されるものでない。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、本発明を3点接触玉軸受に適用する場合を例示したが、これに限定されず、深溝玉軸受、アンギュラ玉軸受、円筒ころ軸受や円すいころ軸受などの他のタイプの転がり軸受に本発明を適用してもよい。
10 玉軸受(転がり軸受)
11 外輪
11a 外輪軌道面
12 内輪
12a 内輪軌道面
12b 内輪油穴
13 玉(転動体)
20 軸部材
21 油路
22 軸油穴
23 軸油溝
30 リング部材
30b リング部材油穴
33 リング部材油溝

Claims (3)

  1. 内周面に外輪軌道面を有する外輪と、外周面に内輪軌道面を有する内輪と、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に転動自在に設けられる複数の転動体と、を備え、
    径方向に貫通する複数の軸油穴と、外周面に沿って形成され前記複数の軸油穴に連通する軸油溝と、を有する軸部材からの潤滑剤が供給される転がり軸受であって、
    径方向に貫通する複数のリング部材油穴と、外周面に沿って形成され前記複数のリング部材油穴に連通するリング部材油溝と、を有し、前記軸部材と前記内輪の間に嵌装されるリング部材を更に備え、
    前記内輪に、前記リング部材の前記リング部材油溝に連通する複数の内輪油穴が前記内輪の内周面から外周面に向けて形成される、
    転がり軸受。
  2. 前記複数の内輪油穴と前記複数のリング部材油穴とは、それぞれ周方向に略等間隔に形成され、
    前記複数の内輪油穴と前記複数のリング部材油穴の各個数は、前記複数の内輪油穴のいずれか一つと前記複数のリング部材油穴のいずれか一つとが同一位相となるように前記リング部材を前記内輪に内嵌させたとき、残りの前記複数の内輪油穴と残りの前記複数のリング部材油穴とはいずれも異なる位相となるように設定される、
    請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記複数の軸油穴と前記複数のリング部材油穴とは、それぞれ周方向に略等間隔に形成され、
    前記複数の軸油穴と前記複数のリング部材油穴の各個数は、前記複数の軸油穴のいずれか一つと前記複数のリング部材油穴のいずれか一つとが同一位相となるように前記リング部材を前記軸部材に外嵌させたとき、残りの前記複数の軸油穴と残りの前記複数のリング部材油穴とはいずれも異なる位相となるように設定される、
    請求項1又は2に記載の転がり軸受。
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