JP2022126323A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】性能の向上した半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置10は、第1積層領域110及び第2積層領域120と、これらの間に配置されている接続領域200と、を備える。接続領域200において、上側階段部210Aに含まれる複数の導電体層40の1つは、ブリッジ部41に含まれる複数の導電体層40の1つを介して、第1積層領域110に含まれる複数の導電体層40の1つと接続される。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は半導体記憶装置に関する。
例えばNAND型フラッシュメモリのような半導体記憶装置では、複数の導電体層が積層され、複数の導電体層を貫くようにメモリピラーが形成される。それぞれの導電体層とメモリピラーとの交点が、データを記憶するためのメモリセルとして機能する。それぞれの導電体層は、各メモリセルのゲート電極に電圧を印加するためのワード線等として用いられる。
ワード線である導電体層のそれぞれには、積層方向に沿って伸びるコンタクトを接続する必要がある。このため、複数のメモリピラーが形成された部分から、導電体層は階段状に引き出される。
特開2018-148071号公報 米国特許第8822285号明細書
開示された実施形態によれば、性能の向上した半導体記憶装置が提供される。
実施形態に係る半導体記憶装置は、第1方向に積層された複数の導電体層を含む第1積層領域と、複数の導電体層を含み、第1方向に対し交差する第2方向に第1積層領域と並ぶ第2積層領域と、複数の導電体層を含み、第1積層領域と第2積層領域との間に配置された第3積層領域と、を備える。第3積層領域は、第4積層領域と、第4積層領域の上方に設けられる第5積層領域とを有する。第4積層領域は、第2方向で第2積層領域に隣接する第1階段部と、第1階段部に対して、第1方向及び第2方向に交差する第3方向に配置される第1ブリッジ部とを含む。第5積層領域は、第1階段部に含まれる複数の導電体層の1つの上に設けたコンタクトの通過するコンタクト通過部と、コンタクト通過部と第1積層領域との間に配置された第2階段部と、第2階段部に対して第3方向に配置される第2ブリッジ部とを含む。第2階段部に含まれる複数の導電体層の1つは、第2ブリッジ部に含まれる複数の導電体層の1つを介して、第1積層領域に含まれる複数の導電体層の1つと接続される。
図1は、第1実施形態に係るメモリシステムの構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の等価回路を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す図である。 図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図6は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図7は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図8は、図7のVIII-VIII断面を示す図である。 図9は、図7のIX-IX断面を示す図である。 図10は、図7のX-X断面を示す図である。 図11は、図7のXI-XI断面を示す図である。 図12は、図7のXII-XII断面を示す図である。 図13は、図7のXIII-XIII断面を示す図である。 図14は、図7のXIV-XIV断面を示す図である。 図15は、図7のXV-XV断面を示す図である。 図16は、比較例に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図17は、比較例に係る半導体記憶装置の、ブリッジ部の電気抵抗値を示す図である。 図18は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の、ブリッジ部の電気抵抗値を示す図である。 図19は、第1積層領域及び第2積層領域への電圧印加について説明するための図である。 図20は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を説明するための図である。 図21は、変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図22は、変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図23は、変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図24は、変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図25は、変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図26は、変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図27は、変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図28は、変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図29は、他の変形に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図30は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。 図31は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の、ブリッジ部の電気抵抗値を示す図である。 図32は、第2実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を説明するための図である。 図33は、スリットの近傍で生じる問題について説明するための図である。 図34は、図30のXXXIV-XXXIV断面を示す図である。 図35は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の構成を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置10は、NAND型フラッシュメモリとして構成された不揮発性の記憶装置である。図1には、半導体記憶装置10を含むメモリシステムの構成例がブロック図として示されている。このメモリシステムは、メモリコントローラ1と、半導体記憶装置10とを備える。尚、半導体記憶装置10は、図1のメモリシステムにおいて実際には複数設けられているのであるが、図1においてはそのうちの1つのみが図示されている。半導体記憶装置10の具体的な構成については後に説明する。このメモリシステムは、不図示のホストと接続可能である。ホストは、例えば、パーソナルコンピュータや携帯端末等の電子機器である。
メモリコントローラ1は、ホストからの書き込みリクエストに従って半導体記憶装置10へのデータの書き込みを制御する。また、メモリコントローラ1は、ホストからの読み出しリクエストに従って半導体記憶装置10からのデータの読み出しを制御する。
メモリコントローラ1と半導体記憶装置10との間では、チップイネーブル信号/CE、レディービジー信号/RB、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE、/RE、ライトプロテクト信号/WP、データである信号DQ<7:0>、データストローブ信号DQS、/DQS、の各信号が送受信される。
チップイネーブル信号/CEは、半導体記憶装置10をイネーブルにするための信号である。レディービジー信号/RBは、半導体記憶装置10がレディ状態であるか、ビジー状態であるかを示すための信号である。「レディ状態」とは、外部からの命令を受け付ける状態である。「ビジー状態」とは、外部からの命令を受け付けない状態である。コマンドラッチイネーブル信号CLEは、信号DQ<7:0>がコマンドであることを示す信号である。アドレスラッチイネーブル信号ALEは、信号DQ<7:0>がアドレスであることを示す信号である。ライトイネーブル信号/WEは、受信した信号を半導体記憶装置10に取り込むための信号であり、メモリコントローラ1によりコマンド、アドレス、及びデータを受信する都度アサートされる。メモリコントローラ1は、信号/WEが“L(Low)”レベルである間に信号DQ<7:0>を取り込むよう半導体記憶装置10に指示する。
リードイネーブル信号RE、/REは、メモリコントローラ1が、半導体記憶装置10からデータを読み出すための信号である。これらは例えば、信号DQ<7:0>を出力する際の半導体記憶装置10の動作タイミングを制御するために使用される。ライトプロテクト信号/WPは、データ書き込み及び消去の禁止を半導体記憶装置10に指示するための信号である。信号DQ<7:0>は、半導体記憶装置10とメモリコントローラ1との間で送受信されるデータの実体であり、コマンド、アドレス、及びデータを含む。データストローブ信号DQS、/DQSは、信号DQ<7:0>の入出力のタイミングを制御するための信号である。
メモリコントローラ1は、RAM301と、プロセッサ302と、ホストインターフェイス303と、ECC回路304と、メモリインターフェイス305と、を備える。RAM301、プロセッサ302、ホストインターフェイス303、ECC回路304、及びメモリインターフェイス305は、互いに内部バス306で接続されている。
ホストインターフェイス303は、ホストから受信したリクエスト、ユーザデータ(書き込みデータ)等を内部バス306に出力する。また、ホストインターフェイス303は、半導体記憶装置10から読み出されたユーザデータ、プロセッサ302からの応答等をホストへ送信する。
メモリインターフェイス305は、プロセッサ302の指示に基づいて、ユーザデータ等を半導体記憶装置10へ書き込む処理、及び、半導体記憶装置10から読み出す処理を制御する。
プロセッサ302は、メモリコントローラ1を統括的に制御する。プロセッサ302は、例えばCPUやMPU等である。プロセッサ302は、ホストからホストインターフェイス303経由でリクエストを受けた場合に、そのリクエストに従った制御を行う。例えば、プロセッサ302は、ホストからのリクエストに従って、半導体記憶装置10へのユーザデータ及びパリティの書き込みをメモリインターフェイス305へ指示する。また、プロセッサ302は、ホストからのリクエストに従って、半導体記憶装置10からのユーザデータ及びパリティの読み出しをメモリインターフェイス305へ指示する。
プロセッサ302は、RAM301に蓄積されるユーザデータに対して、半導体記憶装置10上の格納領域(メモリ領域)を決定する。ユーザデータは、内部バス306経由でRAM301に格納される。プロセッサ302は、メモリ領域の決定を、書き込み単位であるページ単位のデータ(ページデータ)に対して実施する。半導体記憶装置10の1ページに格納されるユーザデータのことを、以下では「ユニットデータ」とも称する。ユニットデータは、一般的には符号化されて、符号語として半導体記憶装置10に格納される。本実施形態では、符号化は必須ではない。メモリコントローラ1は、符号化せずにユニットデータを半導体記憶装置10に格納してもよいが、図1では、一構成例として符号化を行う構成を示している。メモリコントローラ1が符号化を行わない場合には、ページデータはユニットデータと一致する。また、1つのユニットデータに基づいて1つの符号語が生成されてもよいし、ユニットデータが分割された分割データに基づいて1つの符号語が生成されてもよい。また、複数のユニットデータを用いて1つの符号語が生成されてもよい。
プロセッサ302は、ユニットデータごとに書き込み先の半導体記憶装置10のメモリ領域を決定する。半導体記憶装置10のメモリ領域には物理アドレスが割当てられている。プロセッサ302は、ユニットデータの書き込み先のメモリ領域を、物理アドレスを用いて管理する。プロセッサ302は、決定したメモリ領域(物理アドレス)を指定してユーザデータを半導体記憶装置10へ書き込むようメモリインターフェイス305へ指示する。プロセッサ302は、ユーザデータの論理アドレス(ホストが管理する論理アドレス)と物理アドレスとの対応を管理する。プロセッサ302は、ホストからの論理アドレスを含む読み出しリクエストを受信した場合は、論理アドレスに対応する物理アドレスを特定し、物理アドレスを指定してユーザデータの読み出しをメモリインターフェイス305へ指示する。
ECC回路304は、RAM301に格納されたユーザデータを符号化して、符号語を生成する。また、ECC回路304は、半導体記憶装置10から読み出された符号語を復号する。
RAM301は、ホストから受信したユーザデータを半導体記憶装置10へ記憶するまでに一時格納したり、半導体記憶装置10から読み出したデータをホストへ送信するまでに一時格納したりする。RAM301は、例えば、SRAMやDRAM等の汎用メモリである。
図1では、メモリコントローラ1が、ECC回路304とメモリインターフェイス305をそれぞれ備える構成例が示されている。しかしながら、ECC回路304がメモリインターフェイス305に内蔵されていてもよい。また、ECC回路304が、半導体記憶装置10に内蔵されていてもよい。図1に示される各要素の具体的な構成や配置は、特に限定されない。
ホストから書き込みリクエストを受信した場合、図1のメモリシステムは次のように動作する。プロセッサ302は、書き込み対象となるデータをRAM301に一時記憶させる。プロセッサ302は、RAM301にストアされたデータを読み出し、ECC回路304に入力する。ECC回路304は、入力されたデータを符号化し、符号語をメモリインターフェイス305に入力する。メモリインターフェイス305は、入力された符号語を半導体記憶装置10に書き込む。
ホストから読み出しリクエストを受信した場合、図1のメモリシステムは次のように動作する。メモリインターフェイス305は、半導体記憶装置10から読み出した符号語をECC回路304に入力する。ECC回路304は、入力された符号語を復号し、復号されたデータをRAM301にストアする。プロセッサ302は、RAM301にストアされたデータを、ホストインターフェイス303を介してホストに送信する。
半導体記憶装置10の構成について説明する。図2に示されるように、半導体記憶装置10は、メモリセルアレイ430と、センスアンプ440と、ロウデコーダ450と、入出力回路401と、ロジック制御回路402と、シーケンサ421と、レジスタ422と、電圧生成回路423と、入出力用パッド群411と、ロジック制御用パッド群412と、電源入力用端子群413と、を備えている。
メモリセルアレイ430は、データを記憶する部分である。メモリセルアレイ430は、複数のビット線BL及び複数のワード線WLに関連付けられた複数のメモリセルトランジスタMTを有している。メモリセルアレイ430の具体的な構成については、図3~図6を参照しながら後に説明する。
センスアンプ440は、ビット線BLに印加される電圧を調整したり、ビット線BLの電圧を読み出してデータに変換したりするための回路である。センスアンプ440は、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタMTからビット線BLに読み出された読み出しデータを取得し、取得した読み出しデータを入出力回路401に転送する。センスアンプ440は、データの書き込み時には、ビット線BLを介して書き込まれる書き込みデータをメモリセルトランジスタMTに転送する。センスアンプ440の動作は、シーケンサ421により制御される。
ロウデコーダ450は、ワード線WLのそれぞれに電圧を印加するための、不図示のスイッチ群として構成された回路である。ロウデコーダ450は、レジスタ422からブロックアドレス及びロウアドレスを受け取り、当該ブロックアドレスに基づいて対応するブロックを選択するとともに、当該ロウアドレスに基づいて対応するワード線WLを選択する。ロウデコーダ450は、選択されたワード線WLに対して電圧生成回路423からの電圧が印加されるよう、上記のスイッチ群の開閉を切り換える。ロウデコーダ450の動作はシーケンサ421により制御される。
入出力回路401は、メモリコントローラ1との間で、信号DQ<7:0>、及び、データストローブ信号DQS、/DQSを送受信する。入出力回路401は、信号DQ<7:0>内のコマンド及びアドレスをレジスタ422に転送する。また、入出力回路401は、書き込みデータ及び読み出しデータを、センスアンプ440との間で送受信する。
ロジック制御回路402は、メモリコントローラ1からチップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE、/RE、及びライトプロテクト信号/WPを受信する。また、ロジック制御回路402は、レディービジー信号/RBをメモリコントローラ1に転送して、半導体記憶装置10の状態を外部に通知する。
シーケンサ421は、メモリコントローラ1から入出力回路401及びロジック制御回路402へと入力された制御信号に基づいて、メモリセルアレイ430を含む各部の動作を制御する。
レジスタ422は、コマンドやアドレスを一時的に保持する部分である。レジスタ422には、書き込み動作や読み出し動作、及び消去動作等を指示するコマンドが保持される。当該コマンドは、メモリコントローラ1から入出力回路401に入力された後、入出力回路401からレジスタ422に転送され保持される。
また、レジスタ422は、上記のコマンドに対応するアドレスも保持される。当該アドレスは、メモリコントローラ1から入出力回路401に入力された後、入出力回路401からレジスタ422に転送され保持される。
更に、レジスタ422は、半導体記憶装置10の動作状態を示すステータス情報も保持する。ステータス情報は、メモリセルアレイ430等の動作状態に応じて、シーケンサ421によって都度更新される。ステータス情報は、メモリコントローラ1からの要求に応じて、状態信号として入出力回路401からメモリコントローラ1へと出力される。
電圧生成回路423は、メモリセルアレイ430におけるデータの書き込み動作、読み出し動作、及び、消去動作のそれぞれに必要な電圧を生成する部分である。このような電圧には、例えば、それぞれのワード線WLに印加される電圧や、それぞれのビット線BLに印加される電圧等が含まれる。電圧生成回路423の動作はシーケンサ421によって制御される。
入出力用パッド群411は、メモリコントローラ1と入出力回路401との間で各信号の送受信を行うための、複数の端子(パッド)が設けられた部分である。それぞれの端子は、信号DQ<7:0>、及び、データストローブ信号DQS、/DQSのそれぞれに対応して個別に設けられている。
ロジック制御用パッド群412は、メモリコントローラ1とロジック制御回路402との間で各信号の送受信を行うための、複数の端子(パッド)が設けられた部分である。それぞれの端子は、チップイネーブル信号/CE、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号/WE、リードイネーブル信号RE、/RE、ライトプロテクト信号/WP、及び、レディービジー信号/RBのそれぞれに対応して個別に設けられている。
電源入力用端子群413は、半導体記憶装置10の動作に必要な各電圧の印加を受けるための、複数の端子が設けられた部分である。それぞれの端子に印加される電圧には、電源電圧Vcc、VccQ、Vpp、及び接地電圧Vssが含まれる。
電源電圧Vccは、動作電源として外部から与えられる回路電源電圧であり、例えば3.3V程度の電圧である。電源電圧VccQは、例えば1.2Vの電圧である。電源電圧VccQは、メモリコントローラ1と半導体記憶装置10との間で信号を送受信する際に用いられる電圧である。電源電圧Vppは、電源電圧Vccよりも高圧の電源電圧であり、例えば12Vの電圧である。
メモリセルアレイ430の具体的な構成について説明する。図3には、メモリセルアレイ430の構成が等価回路図として示されている。同図に示されるように、メモリセルアレイ430は、複数のストリングユニットSU0~SU3を含む。それぞれのストリングユニットSU0~SU3は、複数のNANDストリングSRを含む。更に、それぞれのNANDストリングSRは、例えば、8つのメモリセルトランジスタMT0~MT7、及び、2つのセレクトトランジスタSTD、STSを含む。NANDストリングSRに含まれるメモリセルトランジスタやセレクトトランジスタの数は、図1の例とは異なっていてもよい。
複数のストリングユニットSU0~SU3は、全体で1つのブロックを構成しており、このようなブロックがメモリセルアレイ430には複数設けられている。図3においては単一のブロックのみが図示されており、その他のブロックについては図示が省略されている。
以下の説明においては、ストリングユニットSU0~SU3のそれぞれを区別せず「ストリングユニットSU」とも表記することがある。同様に、メモリセルトランジスタMT0~MT7のそれぞれを区別せず「メモリセルトランジスタMT」とも表記することがある。
それぞれのストリングユニットSUには、N本設けられたビット線BL0~BL(N-1)と同じ数のNANDストリングSRが含まれる。Nは正の整数である。NANDストリングSRに含まれるメモリセルトランジスタMT0~MT7は、セレクトトランジスタSTDのソースと、セレクトトランジスタSTSのドレインと、の間において直列に配置されている。セレクトトランジスタSTDのドレインはいずれかのビット線BL0等に接続されている。セレクトトランジスタSTSのソースはソース線SLに接続されている。以下の説明においては、ビット線BL1~BL(N-1)のそれぞれを区別せず「ビット線BL」とも表記することがある。
後に説明するように、それぞれのメモリセルトランジスタMTは、ゲート部分に電荷蓄積層を有するトランジスタとして構成されている。当該電荷蓄積層に蓄積された電荷量が、メモリセルトランジスタMTに保持されるデータに対応したものとなる。メモリセルトランジスタMTは、電荷蓄積層として例えば窒化シリコン膜等を用いたチャージトラップ型のものであってもよく、電荷蓄積層として例えばシリコン膜等を用いたフローティングゲート型のものであってもよい。
ストリングユニットSU0に含まれる複数のセレクトトランジスタSTDのゲートは、いずれもセレクトゲート線SGD0に接続されている。セレクトゲート線SGD0は、各セレクトトランジスタSTDの開閉を切り換えるための電圧が印加される線である。ストリングユニットSU1~SU3についても同様に、それぞれのストリングユニットSUに対応して、セレクトトランジスタSTDに電圧を印加するためのセレクトゲート線SGD1~SGD3が設けられている。
ストリングユニットSU0に含まれる複数のセレクトトランジスタSTSのゲートは、いずれもセレクトゲート線SGS0に接続されている。セレクトゲート線SGS0は、各セレクトトランジスタSTSの開閉を切り換えるための電圧が印加される線である。ストリングユニットSU1~SU3についても同様に、それぞれのストリングユニットSUに対応して、セレクトトランジスタSTSに電圧を印加するためのセレクトゲート線SGS1~SGS3が設けられている。尚、1つのブロックを構成するストリングユニットSU0~SU3間においてセレクトゲート線SGSが共有され、ストリングユニットSU0~SU3に含まれる全てのセレクトトランジスタST2のゲートが共通のセレクトゲート線SGSに接続されていてもよい。
メモリセルトランジスタMT0~MT7のそれぞれのゲートは、ワード線WL0~WL7に接続されている。ワード線WL0~WL7は、メモリセルトランジスタMT0~MT7の開閉を切り換えたり、メモリセルトランジスタMT0~MT7の各電荷蓄積層に蓄積された電荷量を変化させたりする等の目的で、電圧が印加される線である。
半導体記憶装置10におけるデータの書き込み及び読み出しは、いずれかのストリングユニットSUにおける、いずれかのワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTに対して、「ページ」と称される単位ごとに一括して行われる。一方、半導体記憶装置10におけるデータの消去は、ブロックに含まれる全てのメモリセルトランジスタMTに対して、一括して行われる。このようなデータの書き込み、読み出し、及び消去を行うための具体的な方法としては、公知となっている様々な方法を採用することができるので、その詳細な説明については省略する。
図4には、半導体記憶装置10のうち、メモリセルアレイ430及びその近傍の部分の構成が模式的な斜視図として示されている。同図に示されるように、半導体記憶装置10は、基板20と、絶縁体層21と、半導体層22と、複数の絶縁体層30及び導電体層40と、を備えている。
基板20は、図4のz方向側において平坦な面を有する板状の部材であって、例えばシリコンウェハである。以下に説明する絶縁体層21、半導体層22、絶縁体層30、及び導電体層40等は、基板20の上面側において、例えばCVD成膜により形成された複数層の膜となっている。基板20の表面には、例えば、素子分離領域20iが設けられている。素子分離領域20iは、例えば、シリコン酸化物を含む絶縁領域であり、その一部において、トランジスタTrのソース及びドレイン領域を区画する部分である。
絶縁体層21は、例えば酸化シリコンのような絶縁性の材料により形成された層である。基板20の表面側には、例えば上記のトランジスタTrや、配線LN等を含む周辺回路が形成されている。この周辺回路は、図2に示されるセンスアンプ440やロウデコーダ450等を構成するものである。絶縁体層21は、これら周辺回路の全体を覆っている。
半導体層22は、図3のソース線SLとして機能する層である。半導体層22は、例えば、不純物がドープされた多結晶シリコンのような、シリコンを含む材料により形成されている。半導体層22は、メモリセルアレイ430の下方側となる部分において、上記の絶縁体層21に埋め込まれている。
尚、半導体層22は、その全体がシリコンのような半導体材料により形成されていてもよいのであるが、図4の例のように、半導体層22aと導電層22bからなる2層構造になっていてもよい。半導体層22aは例えばシリコンのような半導体材料により形成された層であり、導電層22bは例えばタングステンのような金属材料により形成された層である。
絶縁体層30及び導電体層40は、半導体層22の上方側においてそれぞれ複数形成されており、図4のz方向に沿って交互に並ぶように配置されている。
導電体層40は、例えばタングステンを含む材料により形成された、導電性を有する層である。それぞれの導電体層40は、図3におけるワード線WL0~WL7やセレクトゲート線SGS1、SGD1等として用いられるものである。絶縁体層30は、互いに隣り合う導電体層40の間となる位置に配置され、両者の間を電気的に絶縁するものである。絶縁体層30は、例えば、酸化シリコンを含む材料により形成されている。
複数の絶縁体層30及び導電体層40がz方向に沿って積層されている領域には、これらをz方向に沿って貫くように複数のメモリホールMHが形成されており、メモリホールMHの内側にメモリピラー50が形成されている。それぞれのメモリピラー50は、最もz方向側にある絶縁体層30から、半導体層22に至るまでの範囲において形成されている。尚、それぞれのメモリピラー50は、図3に示されるNANDストリングSRに対応するものである。
図5には、メモリピラー50を、その長手方向に沿った中心軸を通る面(y-z平面)で切断した場合の断面が示されている。また、図6には、メモリピラー50を、その中心軸に対し垂直な面(x-y平面)であり、且つ導電体層40を通る面で切断した場合の断面が示されている。
図6に示されるように、メモリピラー50は、円形若しくは楕円形の断面形状を有している。メモリピラー50は、ボディ51と、積層膜52と、を有している。
ボディ51は、コア部51aと半導体部51bとを有している。半導体部51bは、例えばアモルファスシリコンからなる材料によって形成されており、メモリセルトランジスタMT等のチャンネルが形成される部分である。コア部51aは、例えば酸化シリコンのような絶縁性の材料により形成されており、半導体部51bの内側に設けられている。尚、ボディ51の全体が半導体部51bとなっており、内側のコア部51aが設けられていない構成としてもよい。
積層膜52は、ボディ51の外周を覆うように形成された複数層の膜である。積層膜52は、例えば、トンネル絶縁膜52aと、電荷捕獲膜52bと、を有している。トンネル絶縁膜52aは最も内側に形成された膜である。トンネル絶縁膜52aは、例えば、シリコン酸化物、又は、シリコン酸化物とシリコン窒化物とを含む。トンネル絶縁膜52aは、ボディ51と電荷捕獲膜52bとの間の電位障壁である。例えば、ボディ51から電荷捕獲膜52bへ電子を注入するとき(書き込み動作)、及び、ボディ51から電荷捕獲膜52bへ正孔を注入するとき(消去動作)、電子および正孔が、それぞれトンネル絶縁膜52aの電位障壁を通過(トンネリング)する。
電荷捕獲膜52bは、トンネル絶縁膜52aの外側を覆うように形成された膜である。電荷捕獲膜52bは、例えば、シリコン窒化物を含み、膜中に電荷をトラップするトラップサイトを有する。電荷捕獲膜52bのうち、ワード線WLである導電体層40とボディ51との間に挟まれた部分は、先に述べた電荷蓄積層として、メモリセルトランジスタMTの記憶領域を構成する。メモリセルトランジスタMTの閾値電圧は、電荷捕獲膜52bにおける電荷の有無、又は、当該電荷の量によって変化する。これにより、メモリセルトランジスタMTは、情報を保持する。
図5に示されるように、ワード線WLである導電体層40は、その外周面をバリア膜45及びブロック絶縁膜46で覆われている。バリア膜45は、導電体層40とブロック絶縁膜46との密着性を向上させるための膜である。バリア膜45は、例えば、導電体層40がタングステンである場合、窒化チタンとチタンとの積層構造膜が選ばれる。
ブロック絶縁膜46は、導電体層40から積層膜52側への電荷のバックトンネリング
を抑制するための膜である。ブロック絶縁膜46は、例えば、シリコン酸化物膜又は金属酸化物膜である。金属酸化物の1つの例は、アルミニウム酸化物である。
絶縁体層30と電荷捕獲膜52bとの間には、カバー絶縁膜31が設けられている。カバー絶縁膜31は、例えば、シリコン酸化物を含む。カバー絶縁膜31は、犠牲層を導電体層40に置き換えるリプレイス工程において、電荷捕獲膜52bがエッチングされないように保護するための膜である。導電体層40の形成にリプレイス工程が利用されない場合には、カバー絶縁膜31はなくてもよい。
以上のように、メモリピラー50のうち、それぞれの導電体層40が接続されている部分の内側は、トランジスタとして機能する。つまり、それぞれのメモリピラー50では、その長手方向に沿って複数のトランジスタが直列に接続された状態となっている。それぞれの導電体層40は、積層膜52を介して、各トランジスタのゲートに接続されている。トランジスタの内側にある半導体部51bは、当該トランジスタのチャネルとして機能する。
メモリピラー50の長手方向に沿って、上記のように直列に並ぶそれぞれのトランジスタは、その一部が、図3における複数のメモリセルトランジスタMTとして機能する。また、直列に並ぶ複数のメモリセルトランジスタMTの両側に形成されたトランジスタは、図3におけるセレクトトランジスタSTD、STSとして機能する。
図4に戻って説明を続ける。同図に示されるように、それぞれのメモリピラー50の上方側には、複数のビット線BLが設けられている。それぞれのビット線BLは、図4のy方向に沿って伸びる直線状の配線として形成されており、同図のx方向に沿って並ぶように配置されている。メモリピラー50の上端は、コンタクトCbを介して、いずれかのビット線BLに接続されている。これにより、各メモリピラー50の半導体部51bが、ビット線BLに対し電気的に接続されている。
積層された導電体層40及び絶縁体層30は、スリットSTによって複数に分断されている。スリットSTは、図4のy方向に沿って伸びるように形成された直線状の溝であり、例えば、半導体層22まで達する深さまで形成されている。
また、積層された導電体層40及び絶縁体層30の上方側部分は、スリットSHEによって分断されている。スリットSHEは、図4のy方向に沿って伸びるように形成された浅い溝である。スリットSHTは、複数の導電体層40のうち、セレクトゲート線SGDとして設けられたもののみを分断する深さまで形成されている。
メモリピラー50のうち下方側の端部においては、積層膜52が除去されており、半導体部51bが半導体層22に対して接続されている。これにより、ソース線SLとして機能する半導体層22と、各トランジスタのチャネルとが電気的に接続されている。
半導体記憶装置10の更に具体的な構成について、図7を参照しながら説明する。図7では、先に述べたメモリピラー50が形成されている部分(符号「100」が付された部分)と、その周囲の部分(符号「200」が付された部分)とを含む範囲が、模式的な断面図として描かれている。
図7においては、基板20の表面に対して垂直な方向であって、図7において下方側から上方側に向かう方向がz方向となっており、当該方向に沿ってz軸が設定されている。また、z方向に対して垂直な方向であって、図7において左側から右側に向かう方向がy方向となっており、当該方向に沿ってy軸が設定されている。更に、z方向及びy方向の両方に対して垂直な方向であって、図7において紙面手前側から奥側に向かう方向がx方向となっており、当該方向に沿ってx軸が設定されている。これらのx軸、y軸、及びz軸は、それぞれ図4~6に示されるx軸、y軸、及びz軸に対応するものである。以下においては、このように設定された各方向や各軸を適宜用いながら、半導体記憶装置10の構成を説明する。
図7においては、基板20を覆うように複数の導電体層40が積層されている領域であって、且つこれらを貫くように複数のメモリピラー50が形成されている領域に、符号「100」が付されている。このような領域のことを、以下では「積層領域100」とも称する。積層領域100は、データを記憶するための複数のメモリセルトランジスタMTが形成されている領域、ということもできる。
尚、図7における絶縁体層30や導電体層40の積層数は、実際の積層数とは異なっている。また、図7では、積層領域100に形成されたメモリピラー50の一部のみが図示されている。
図7に示されるように、y方向に沿って積層領域100と隣り合う部分では、積層領域100の各絶縁体層30及び各導電体層40が積層領域100から引き出されており、これらが階段状となるように形成されている。当該領域では、それぞれの導電体層40が階段状に形成されているので、それぞれの導電体層40の一部(テラス部分)が、他の導電体層40に遮られることなくz方向側へと露出した状態となっている。このように露出したそれぞれの導電体層40には、z方向に沿って伸びるコンタクト60の端部が接続されている。コンタクト60は、例えばタングステンのような導電体を有する材料で形成された柱状の部材である。
以上のような構成により、ワード線WL0~WL7やセレクトゲート線SGS1、SGD1等として用いられる各導電体層40には、それぞれのコンタクト60を介して電圧の印加等を個別に行うことが可能となっている。積層領域100の各導電体層40に対する電圧の印加等を可能とするために、上記のように導電体層40が階段状に形成されている部分のことを、以下では「階段部210」とも称する。階段部210やコンタクト60の周囲は絶縁体70で埋められている。絶縁体70は、例えば酸化シリコンである。
図7に示されるように、半導体記憶装置10では2つの積層領域100が設けられており、それぞれの積層領域100がy方向に沿って並ぶように形成されている。図7において右側に形成されている方の積層領域100のことを、以下では「第1積層領域110」とも称する。また、図7において左側に形成されている方の積層領域100のことを、以下では「第2積層領域120」とも称する。
複数の絶縁体層30及び導電体層40がz方向に沿って積層されている部分であって、且つ、第1積層領域110と第2積層領域120との間に配置された部分のことを、以下では「接続領域200」とも称する。接続領域200は、上記の階段部210が形成されている部分であって、本実施形態における「第3積層領域」に該当する。
ところで、積層領域100等において実際に積層されている導電体層40の数は、図7に示される数よりも多い。各メモリピラー50は、このように多数の導電体層40の全体を貫くように形成されており、その実際の形状は極めて細長くなっている。このようなメモリピラー50の形成を精度良く行うために、導電体層40の積層及びメモリピラー50の形成は、一度にではなく複数回に分けて行われることが多い。本実施形態では、導電体層40の積層及びメモリピラー50の形成が2回に分けて行われている。
図7においては、第1積層領域110、階段部210、及び第2積層領域120のうち、1回目の加工で形成される部分には、それぞれ符号「110B」、「210B」、「120B」が付してある。また、第1積層領域110、階段部210、及び第2積層領域120のうち、2回目の加工で形成される部分には、それぞれ符号「110A」、「210A」、「120A」が付してある。1回目の加工で形成される部分と、2回目の加工で形成される部分との境界のことを、以下では「境界BD」とも称する。接続領域200のうち、境界BDよりも下方側の部分は、本実施形態における「第4積層領域」に該当する。接続領域200のうち、境界BDよりも上方側の部分は、本実施形態における「第5積層領域」に該当する。
符号「210A」が付されている部分は、階段部210のうち、境界BDよりも上方側となる部分である。当該部分のことを、以下では「上側階段部210A」とも称する。上側階段部210Aは、下方側に行く程、第1積層領域110側へと近づくように形成されている。換言すれば、上側階段部210Aは、これに含まれる導電体層40のうち下方側に配置されているものが、上方側に配置されている導電体層40よりも、y方向に沿って第1積層領域110側に向けて長く伸びるように形成されている。上側階段部210Aは、本実施形態における「第2階段部」に該当する。
符号「210B」が付されている部分は、階段部210のうち、境界BDよりも下方側となる部分である。当該部分のことを、以下では「下側階段部210B」とも称する。図7に示されるように、下側階段部210Bは、y方向に沿って上側階段部210Aよりも第2積層領域120側となる位置に配置されている。下側階段部210Bは、下方側に行く程、第2積層領域120側へと近づくように形成されている。換言すれば、下側階段部210Bは、これに含まれる導電体層40のうち下方側に配置されているものが、上方側に配置されている導電体層40よりも、y方向に沿って第2積層領域120側に向けて長く伸びるように形成されている。下側階段部210Bは、本実施形態における「第1階段部」に該当する。
接続領域200のうち、境界BDよりも上方側であり、且つ下側階段部210Bの直上となる部分は、下側階段部210Bに含まれる複数の導電体層40の1つの上に設けたコンタクト60の通過する部分となっている。当該部分は、上記の第5積層領域の一部であって、本実施形態における「コンタクト通過部」に該当する。上側階段部210Aは、コンタクト通過部と第1積層領域110との間に配置された部分、ということもできる。
図8には、図7のVIII-VIII断面が模式的に描かれている。図8において符号「ST」が付されている部分は、積層領域100及び接続領域200を分断するように設けられたスリットST(図4を参照)である。スリットSTでは、積層領域100等を構成する絶縁体層30や導電体層40がx方向に沿って分断されている。尚、スリットSTの内面には不図示の絶縁スペーサが形成されており、当該絶縁スペーサを介して導電性材料が充填されている。絶縁スペーサは例えば酸化シリコンであり、導電性材料は例えばタングステンやポリシリコンである。このような構成により、スリットSTを、例えば、半導体層22の電位を調整するための配線として用いることができる。
スリットSTは、x方向に沿って複数並ぶように形成されているのであるが、図8においては、このうち3つのスリットSTのみが描かれている。
図8において符号「SC」が付されているのは、導電体層40のうち階段部210と対応する部分に形成された矩形の開口である。当該開口のことを、以下では「開口SC」とも称する。尚、開口SCの内側においては、図7に示される絶縁体70やコンタクト60が存在するのであるが、煩雑さを避けるために、図8ではこれらの図示が省略されている。図7に示される断面は、半導体記憶装置10を図8のA-Aに沿って切断した場合の断面に相当する。
図8に示されるように、導電体層40は、開口SCによって完全には分断されていない。開口SCとスリットSTとの間には間隔が形成されており、導電体層40は当該間隔の部分をy方向に沿って伸びている。導電体層40のうち、開口SCとスリットSTとの間の部分のことを、以下では「ブリッジ部41」とも称する。第1積層領域110において積層されている各導電体層40、第2積層領域120において積層されている各導電体層40、及び接続領域200において積層されている各導電体層40のうち、互いに同じ高さ位置にあるものは、ブリッジ部41を介して互いに繋がっており電気的に接続されている。つまり、上側階段部210Aに含まれる導電体層40の1つは、第1積層領域110に含まれる導電体層40までは伸びておらず、上記のブリッジ部41によって、第1積層領域110に含まれる導電体層40の1つと電気的に接続されている。尚、図7においては、複数のブリッジ部41のうちの一部のみが点線で描かれている。
図9には、図7のIX-IX断面が模式的に描かれている。図10には、図7のX-X断面が模式的に描かれている。図11には、図7のXI-XI断面が模式的に描かれている。これらの各断面図に示されるように、導電体層40に形成された開口SCの形状は、当該導電体層40のz座標に応じて異なるものとなっている。いずれの高さ位置にある導電体層40においても、開口SCとスリットSTとの間にブリッジ部41が形成されている。本実施形態では、ブリッジ部41は、一対のスリットSTの間において、x方向に沿って開口SCの片側となる位置、すなわち、x方向に沿って上側階段部210Aや下側階段部210Bの片側となる位置に配置されている。
尚、第1積層領域110に含まれる複数の導電体層40の中には、ブリッジ部41を介して上側階段部210Aに繋がっていないものが含まれていてもよい。同様に、第2積層領域120に含まれる複数の導電体層40の中には、ブリッジ部41を介して上側階段部210Aに繋がっていないものが含まれていてもよい。
図12には、図7のXII-XII断面が模式的に示されている。図13には、図7のXIIIXIII断面が模式的に示されている。図14には、図7のXIV-XIV断面が模式的に示されている。図15には、図7のXV-XV断面が模式的に示されている。これらの各断面図に示されるように、境界BDの上下両側のそれぞれにおいては、各ブリッジ部41の幅寸法(x方向に沿った寸法)は全体で均一とはなっておらず、z方向側に行くに従って小さくなっている。このような形状は、階段部210を形成する際において、異方性エッチングと、エッチングマスクのスリミングと、が繰り返された結果によるものである。
また、図7から明らかなように、それぞれのブリッジ部41の長さ寸法(y方向に沿った寸法)も、全体で均一とはなっていない。このため、階段部210と第1積層領域110との間や、階段部210と第2積層領域120との間を電気的に接続するブリッジ部41の電気抵抗値は、全体で均一とはならず、ブリッジ部41のz座標に応じて互いに異なるものとなっている。本実施形態では、一部のブリッジ部41の電気抵抗値が大きくなり過ぎることを防止するために、階段部210の形状や配置を工夫している。
当該工夫について説明するために、比較例に係る半導体記憶装置10Aの構成について説明する。図16には、比較例に係る半導体記憶装置10Aの構成が、図7と同様の視点及び方法により図示されている。
図16に示されるように、この比較例における階段部210は、z方向に沿って下方側に行く程、第2積層領域120側(図3では左側)へと近づくように形成されている。換言すれば、階段部210は、これに含まれる導電体層40のうち下方側に配置されているものが、上方側に配置されている導電体層40よりも、y方向に沿って第2積層領域120側に向けて長く伸びるように形成されている。
この比較例でも、本実施形態と同様のブリッジ部41が設けられている。本実施形態におけるブリッジ部41は、階段部210の形状に起因して、上方側に行く程その長さ寸法(y方向に沿った寸法)が大きくなっている。
図17には、この比較例に係る半導体記憶装置10Aの、ブリッジ部41の電気抵抗値の分布が模式的に表されている。同図に示されるグラフの横軸は、ブリッジ部41のz座標であって、右側に行く程z座標は小さくなっている。
図17の線L11は、境界BDよりもz方向側(つまり上層側)の部分における、ブリッジ部41の電気抵抗値の分布を表している。また、線L12は、境界BDよりも-z方向側(つまり下層側)の部分における、ブリッジ部41の電気抵抗値の分布を表している。
境界BDの上層側及び下層側のいずれにおいても、ブリッジ部41の電気抵抗値は、-z方向側に行く程小さくなっている。これは、-z方向側に行く程、ブリッジ部41の幅寸法が大きくなっており、ブリッジ部41の長さ寸法が短くなっているからである。線L11の左端、すなわち、最もz方向側のブリッジ部41においては、その電気抵抗値は最も大きくなっている。
階段部210と第1積層領域110との間は、ブリッジ部41を介することなく、第1積層領域110から伸びる各導電体層40によって直接的に繋がっている。このため、階段部210から第1積層領域110に至るまでの電圧供給経路の電気抵抗値は、いずれの高さ位置においても無視できるほど小さい。
これに対し、階段部210と第2積層領域120との間は、比較的幅の狭いブリッジ部41のみによって繋がっている。このため、階段部210から第2積層領域120に至るまでの電圧供給経路の電気抵抗値は、上記の第1積層領域110までの電圧供給経路の電気抵抗値に比べると大きくなってしまう。特に、最もz方向側となる位置においては、電圧供給経路の電気抵抗値は著しく大きくなる。
階段部210から第1積層領域110に至るまでの電圧供給経路の電気抵抗値と、階段部210から第2積層領域120に至るまでの電圧供給経路の電気抵抗値と、の差が大きくなり過ぎると、後に詳しく説明するように、半導体記憶装置の性能が低下してしまう。
図18には、本実施形態に係る半導体記憶装置10の、ブリッジ部41の電気抵抗値の分布が、図17と同様の方法により模式的に表されている。
図18の線L21は、上側階段部210Aと第1積層領域110との間に設けられた複数のブリッジ部41の、電気抵抗値の分布を表している。線L22は、下側階段部210Bと第2積層領域120との間に設けられた複数のブリッジ部41の、電気抵抗値の分布を表している。線L23は、上側階段部210Aと第2積層領域120との間に設けられた複数のブリッジ部41の、電気抵抗値の分布を表している。尚、図18には、図17の線L11(比較例)が参考のために点線で表されている。
上側階段部210Aから伸びるブリッジ部41の電気抵抗値、すなわち、線L21及び線L23で示される電気抵抗値は、線L11で示される比較例の電気抵抗値に比べると大きく低下している。これは、上側階段部210Aと第2積層領域120との間を繋ぐブリッジ部41のy方向に沿った長さが、比較例に比べて短くなったことによる。図18において矢印で示されるように、最もz方向側となる位置に配置されたブリッジ部41では、比較例からの電気抵抗値の減少幅が最も大きい。
尚、本実施形態では、上側階段部210Aと第1積層領域110との間を繋ぐブリッジ部41が新たに追加されており、当該部分の電気抵抗値については比較例よりも大きくなっている。しかしながら、その電気抵抗値(線L21)は、上側階段部210Aと第2積層領域120との間を繋ぐブリッジ部41の電気抵抗値(線L23)よりも僅かに小さい程度に収まっているので、特に問題とはならない。
図19(A)には、比較例に係る半導体記憶装置10Aにおいて、第1積層領域110及び第2積層領域120のそれぞれに電圧が印加される経路が模式的に描かれている。同図において符号「41R」が付されている抵抗は、ブリッジ部41の電気抵抗を表している。同図に示されるように、比較例においては、階段部210から第1積層領域110に至るまでの経路における電気抵抗値は無視できるほど小さい。一方、階段部210から第2積層領域120に至るまでの経路においては、比較的長いブリッジ部41が介在することに伴って、当該経路の電気抵抗値が大きくなっている。つまり、比較例に係る半導体記憶装置10Aでは、階段部210から第1積層領域110に至るまでの経路における電気抵抗値と、階段部210から第2積層領域120に至るまでの経路における電気抵抗値と、の間に大きな差が生じてしまっている。
このような構成においては、例えば、メモリセルトランジスタMTにデータを書き込むための電圧が階段部210に印加された際において、第1積層領域110に含まれるメモリセルトランジスタMTのゲートに印加される電圧と、第2積層領域120に含まれるメモリセルトランジスタMTのゲートに印加される電圧と、の間で遅延が生じることにより、両電圧を互いに一致させにくくなる。その結果、それぞれのメモリセルトランジスタMTの閾値が適切な値となるまでに、書き込み及びベリファイの実行回数が多くなり過ぎてしまい、書き込みに要する時間が長くなってしまう。このように、比較例の構成においては、半導体記憶装置10Aの性能が低下してしまう。また、比較例においては、最もz方向側となる位置に配置されたブリッジ部41の電気抵抗値が大きくなり過ぎることに伴って、消費電力が大きくなるという問題も生じる。
図19(B)には、本実施形態に係る半導体記憶装置10において、第1積層領域110及び第2積層領域120のそれぞれに電圧が印加される経路が模式的に描かれている。同図に示されるように、本実施形態においては、階段部210から第1積層領域110に至るまでの経路における電気抵抗値と、階段部210から第2積層領域120に至るまでの経路における電気抵抗値と、の差が比較的小さくなっている。その結果、上記のような半導体記憶装置の性能低下は生じにくくなっている。
以上に説明したように、本実施形態に係る半導体記憶装置10は、第1積層領域110と、第2積層領域120と、接続領域200と、を備える。これらはいずれも、z方向に沿って積層された複数の導電体層40がされている領域となっている。
それぞれの導電体層40が積層されているz方向は、本実施形態における「第1方向」に該当する。第1積層領域110と第2積層領域120とが並ぶy方向は、第1方向であるz方向に対し交差する方向であって、本実施形態における「第2方向」に該当する。接続領域200は、y方向に沿って、第1積層領域110と第2積層領域120と間となる位置に配置されている。
接続領域200は、下側階段部210Bと上側階段部210Aとを含む。下側階段部210Bは、z方向に沿って下方側となる位置であり、且つ、y方向に沿って第2積層領域120側となる位置に配置されている。上側階段部210Aは、z方向に沿って下側階段部210Bよりも上方側となる位置であり、且つ、y方向に沿って下側階段部210Bよりも第1積層領域110側となる位置に配置されている。
上側階段部210Aに含まれる導電体層40のうち下方側に配置されているものは、上側階段部210Aに含まれる導電体層40のうち上方側に配置されているものよりも、y方向に沿って第1積層領域110側に向けて長く伸びるように形成されている。
このような構成により、本実施形態では、特に最もz方向側となる位置に配置されたブリッジ部41の電気抵抗値が従来よりも低減されており、これにより半導体記憶装置10の性能が向上している。
接続領域200のうち境界BDよりも上方側、すなわち第5積層領域では、上側階段部210Aに含まれる導電体層40の1つと、第1積層領域110に含まれる導電体層40の1つと、を電気的に接続するブリッジ部41が、y方向に沿って伸びるように形成されている。上側階段部210Aに対してx方向に隣り合う部分であって、複数のブリッジ部41がz方向に沿って積層されている部分は、本実施形態における「第2ブリッジ部」に該当する。この部分におけるそれぞれのブリッジ部41は、「第2ブリッジ部に含まれる複数の導電体層40の1つ」ということができる。第2ブリッジ部は、上側階段部210Aと共に第5積層領域に含まれるものである。本実施形態の第2ブリッジ部は、一対のスリットSTの間において、x方向に沿って上側階段部210Aの片側となる位置に配置されている。x方向は、z方向及びy方向の両方に対し交差する方向であって、本実施形態における「第3方向」に該当する。このような第2ブリッジ部を設けることにより、上側階段部210Aと第1積層領域110との間の電気的接続を確保することができる。
接続領域200のうち境界BDよりも下方側、すなわち第4積層領域では、下側階段部210Bに含まれる導電体層40の1つと、第2積層領域120に含まれる導電体層40の1つと、を電気的に接続するブリッジ部41が、y方向に沿って伸びるように形成されている。つまり、下側階段部210Bに含まれる導電体層40の1つは、第2積層領域120に含まれる導電体層40までは伸びておらず、上記のブリッジ部41によって、第2積層領域120に含まれる導電体層40の1つと電気的に接続されている。下側階段部210Bに対してx方向に隣り合う部分であって、複数のブリッジ部41がz方向に沿って積層されている部分は、本実施形態における「第1ブリッジ部」に該当する。この部分におけるそれぞれのブリッジ部41は、「第1ブリッジ部に含まれる複数の導電体層40の1つ」ということができる。第1ブリッジ部は、下側階段部210Bと共に第4積層領域に含まれるものである。第1ブリッジ部は、一対のスリットSTの間において、x方向に沿って下側階段部210Bの片側となる位置に配置されている。このような第1ブリッジ部を設けることにより、下側階段部210Bと第2積層領域120との間の電気的接続を確保することができる。
以下では、本実施形態におけるコンタクト60の形成方法を示すために、半導体記憶装置10の製造方法について図20を参照しながら簡単に説明する。
<下側積層工程>先ず、図20(A)に示されるように、基板20に設けられた絶縁体層21の上面に、積層体91が形成される。積層体91は、z方向に沿って、複数の絶縁体層30と犠牲層40Aとを交互に積層した層である。犠牲層40Aは、後の工程において導電体層40にリプレイスされる層である。このような犠牲層40Aとしては、例えば窒化シリコンが用いられる。積層体91は、図7における境界BDよりも-z方向側の部分、すなわち、後に第1積層領域110Bや第2積層領域120B、及び下側階段部210B等になる部分である。
<下側階段形成工程>その後、異方性エッチングと、エッチングマスクのスリミングと、が繰り返されることで、積層体91に下側階段部210Bが形成される。更に、下側階段部210Bの周囲が絶縁体70で埋められる。図20(B)には、このように下側階段部210Bが形成された状態が模式的に示されている。
尚、下側階段部210Bが形成された後には、積層体91を貫くように複数のメモリホールMHが形成され、その内部に犠牲材が充填される。また、後のリプレイスの際における積層体91の強度を保つための柱状体、を形成するための穴も、メモリホールMHと同様に形成され、その内部に犠牲材が充填される。図20においては、このようなメモリホールMH等の図示が省略されている。
<上側積層工程>続いて、図20(C)に示されるように、下側階段部210Bが形成された積層体91の上面に積層体92が形成される。積層体92は、積層体91と同様に、複数の絶縁体層30と犠牲層40Aとを交互に積層した層である。積層体92は、図7における境界BDよりもz方向側の部分、すなわち、後に第1積層領域110Aや第2積層領域120A、及び上側階段部210A等になる部分である。
<上側階段形成工程>その後、異方性エッチングと、エッチングマスクのスリミングと、が繰り返されることで、積層体92に上側階段部210Aが形成される。更に、上側階段部210Aの周囲が絶縁体70で埋められる。また、積層体92のうち、下側階段部210Bの直上となる位置には開口が形成され、当該開口も絶縁体70で埋められる。図20(D)には、このように上側階段部210Aが形成された状態が模式的に示されている。
尚、上側階段部210Aが形成された後には、積層体91に形成されたメモリホールMHの直上となる位置において、積層体92を貫くようにメモリホールが形成される。続いて、積層体91のメモリホールMHを埋めていた犠牲材が除去された後、メモリホールMH内にメモリピラー50が形成される。また、後のリプレイスの際における積層体91の強度を保つための柱状体も、メモリピラー50と同様に形成される。図20においては、このようなメモリピラー50等の図示が省略されている。
上側階段形成工程が完了した後で、積層体91、92にはスリットST(図8等を参照)が形成される。その後、当該スリットSTを介したウェットエッチング等により、積層体91、92に含まれる犠牲層40Aが導電体層40にリプレイスされる。リプレイスが完了すると、スリットSTの内側には、例えば酸化シリコンからなる不図示の絶縁スペーサを介して、例えばタングステンやポリシリコンのような導電性の材料が充填される。
<コンタクト形成工程>その後、積層体92のうち、上側階段部210Aの直上となる位置、及び、下側階段部210Bの直上となる位置、のそれぞれに対し、エッチングにより、z方向に沿って絶縁体70を貫く開口が複数形成される。尚、下側階段部210Bの直上となる位置に形成される開口は、積層体92にある絶縁体70と、積層体91にある絶縁体70と、の両方を貫くように形成されることとなる。その後、上記開口のそれぞれを例えばタングステン等の導体で埋めることで、複数のコンタクト60が形成される。図20(E)には、コンタクト60の形成が完了した状態が模式的に示されている。
以上のような方法により、上側階段部210A及び下側階段部210Bのそれぞれのテラス部分に接続されるコンタクト60を、本実施形態においても従来と同様に形成することができる。
第1実施形態の変形例について説明する。この変形例では、各導電体層40に形成される開口SCの形状について第1実施形態と異なっている。
図21は、変形例に係る半導体記憶装置10を、図8に対応する位置で切断した場合の断面を表している。図22は、変形例に係る半導体記憶装置10を、図9に対応する位置で切断した場合の断面を表している。図23は、変形例に係る半導体記憶装置10を、図10に対応する位置で切断した場合の断面を表している。図24は、変形例に係る半導体記憶装置10を、図11に対応する位置で切断した場合の断面を表している。
図25は、変形例に係る半導体記憶装置10を、図12に対応する位置で切断した場合の断面を表している。図26は、変形例に係る半導体記憶装置10を、図13に対応する位置で切断した場合の断面を表している。図27は、変形例に係る半導体記憶装置10を、図14に対応する位置で切断した場合の断面を表している。図28は、変形例に係る半導体記憶装置10を、図15に対応する位置で切断した場合の断面を表している。
例えば図21と図8とを対比すると明らかなように、この変形例では、一対のスリットSTの間において、y方向に沿って開口SCの両側となる位置、すなわち、y方向に沿って上側階段部210Aや下側階段部210Bの両側となる位置に配置されている。このような構成の変形例においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
第1実施形態の他の変形例について、図29を参照しながら説明する。図29は、この変形例に係る半導体記憶装置10を、図8に対応する位置で切断した場合の断面を表している。図29に示されるように、この変形例では、第1積層領域110と接続領域200との間に、配線領域200Aが設けられている。
配線領域200Aにおいては、一対のスリットSTの間において、一対のスリットLSTが設けられている。スリットLSTは、スリットSTと同様に、y方向に沿って伸びるように形成されており、且つ、x方向に沿って並ぶように配置されている。スリットLSTは、z方向に沿って積層された複数の絶縁体層30及び導電体層40を貫くように形成されている。
x方向に沿って並ぶ一対のスリットLSTの間隔は、比較的狭くなっている。このため、両者の間には、リプレイスの工程において、導電体層40にリプレイスされなかった犠牲層40Aがそのまま残っている。つまり、一対のスリットLSTの間では、導電体層40が形成されておらず、z方向に沿って絶縁体層30及び犠牲層40Aが交互に積層されている。
一対のスリットLSTの間では、積層された絶縁体層30及び犠牲層40Aの全体を貫くように、コンタクト65が形成されている。コンタクト65のz方向側端部は、例えば、不図示の上層配線及びコンタクト60を介して、階段部210のいずれかの導電体層40に対して電気的に接続されている。コンタクト65の-z方向側端部は、例えば、絶縁体層21の下に形成された周辺回路に対して電気的に接続されている。このような構成の変形例においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。
第2実施形態について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置10は、接続領域200の構成において第1実施形態と異なっている。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図30には、本実施形態に係る半導体記憶装置10の構成が、図7と同様の視点及び方法により模式的に示されている。図30に示されるように、本実施形態に係る半導体記憶装置10では、第2積層領域120に含まれる複数の導電体層40が、y方向に沿って上側階段部210Aまで伸びており、上側階段部210Aに含まれる複数の導電体層40のそれぞれに直接繋がっている。その結果、下側階段部210Bの直上の部分は、積層された複数の導電体層40によって覆われている。図30では、下側階段部210Bの直上となる位置において、複数の導電体層40が積層されている部分(つまり、コンタクト通過部)に、符号「220A」が付されている。
このように、本実施形態では、上側階段部210Aと第2積層領域120との間の電気的な接続が、第1実施形態のように複数のブリッジ部41を介することなく行われている。
図31には、本実施形態に係る半導体記憶装置10の、ブリッジ部41の電気抵抗値の分布が、図18と同様の方法により模式的に表されている。
図31の線L31は、上側階段部210Aと第1積層領域110との間に設けられた複数のブリッジ部41の、電気抵抗値の分布を表している。線L32は、下側階段部210Bと第2積層領域120との間に設けられた複数のブリッジ部41の、電気抵抗値の分布を表している。尚、図31には、図18の線L11(比較例)が参考のために点線で表されている。
図30に示される本実施形態の構成と、図7に示される第1実施形態との構成と、を対比すると明らかなように、図31の線L31に示される電気抵抗値の分布は、図18の線L21で示される電気抵抗値の分布と同一である。また、図31の線L32に示される電気抵抗値の分布は、図18の線L22で示される電気抵抗値の分布と同一である。本実施形態におけるブリッジ部41の電気抵抗値の分布は、図18の線L23で示される電気抵抗値を概ね0にしたもの、ということもできる。
このような構成においても、第1実施形態で説明したものと同様の効果を奏する。更に本実施形態では、上側階段部210Aと第1積層領域110との間の電気抵抗値と、下側階段部210Bと第2積層領域120との間の電気抵抗値と、の差が更に小さくなるので、書き込みに要する時間が更に短くなる等、半導体記憶装置10の性能を更に向上させることができる。
以上に説明したように、本実施形態に係る半導体記憶装置10では、接続領域200のうち下側階段部210Bの上方側(つまりコンタクト通過部)において、上側階段部210Aに含まれる導電体層40が、第2積層領域120に含まれる導電体層40まで伸びるように形成されている。また、接続領域200のうち、上側階段部210Aの下方側において、下側階段部210Bに含まれる導電体層40が、第1積層領域110に含まれる導電体層40まで伸びるように形成されている。このような構成により、本実施形態でも第1実施形態で説明したものと同様の効果を奏する。
尚、本実施形態でも、階段部210のそれぞれのテラス部分には、z方向に沿って伸びるコンタクト60の端部が接続されている。このうち、下側階段部210Bのテラス部分に接続されるコンタクト60は、いずれも、境界BDよりも上方側において積層された複数の絶縁体層30及び導電体層40を貫くように設けられている。境界BDよりも上方側の部分においては、コンタクト60の周囲には絶縁膜61が形成されている。絶縁膜61により、コンタクト60と導電体層40との間が絶縁されている。
本実施形態におけるコンタクト60の形成方法を示すために、半導体記憶装置10の製造方法について図32を参照しながら簡単に説明する。
本実施形態における半導体記憶装置10の製造方法は、先に述べた上側積層工程までは第1実施形態と同じである。上側積層工程が完了し、図20(C)に示される状態となった後、本実施形態では、上側階段形成工程が以下のように行われる。
<上側階段形成工程>本実施形態の上側階段形成工程でも、第1実施形態と同様に、異方性エッチングと、エッチングマスクのスリミングと、が繰り返されることで、積層体92に上側階段部210Aが形成される。その後、上側階段部210Aの周囲が絶縁体70で埋められる。
一方、積層体92のうち、下側階段部210Bの直上となる位置には、第1実施形態のような開口が形成されない。このため、下側階段部210Bよりもz方向側の部分では、積層されている絶縁体層30及び犠牲層40Aがそのまま維持される。図32(D)には、上側階段形成工程が完了した状態が模式的に示されている。尚、本実施形態においても、上側階段部210Aが形成された後にはメモリピラー50等が形成されるのであるが、図32においてはメモリピラー50等の図示が省略されている。
<コンタクト形成工程>上側階段形成工程が完了した後で、積層体91、92にはスリットST(図4等を参照)が形成される。その後、当該スリットSTを介したウェットエッチング等により、積層体91、92に含まれる犠牲層が導電体層40にリプレイスされる。リプレイスが完了すると、スリットSTの内側には、例えば酸化シリコンからなる不図示の絶縁スペーサを介して、例えばタングステンやポリシリコンのような導電性の材料が充填される。
リプレイスが完了した後、本実施形態のコンタクト形成工程では、積層体92のうち上側階段部210Aの直上となる位置に対し、エッチングにより、z方向に沿って絶縁体70を貫く開口H1が複数形成される。開口H1は、コンタクト60を形成するための開口である。このとき、積層体92のうち下側階段部210Bの直上となる位置には、コンタクト60を形成するための開口は形成されない。
その後、開口H1の内面には絶縁膜61が形成される。図32(E)には、開口H1及び絶縁膜61が形成された状態が模式的に示されている。
開口H1が、境界BDを超えて更に-z方向側の部分に形成されてしまうことを防止するために、境界BDの位置にストッパとなる層が予め設けられていることが好ましい。このような層としては、例えば窒化シリコンからなる層を用いることができる。
続いて、上側階段部210Aの直上となる位置、及び、下側階段部210Bの直上となる位置、のそれぞれに対し、エッチングにより、z方向に沿って絶縁体70を貫く開口が複数形成される。上記のうち、「下側階段部210Bの直上となる位置」に対するエッチングは、先に形成された開口H1を通じて行われる。その後、開口H1を含む上記開口のそれぞれを例えばタングステン等の導体で埋めることで、複数のコンタクト60が形成される。図32(F)には、コンタクト60の形成が完了した状態が模式的に示されている。
以上のような方法により、上側階段部210A及び下側階段部210Bのそれぞれのテラス部分に接続されるコンタクト60を、本実施形態においても従来と同様に形成することができる。
尚、コンタクト60の形成は、上記とは異なる方法で行われることとしてもよい。例えば、コンタクト60を内側に形成するために積層体92に形成される開口H1が、リプレイスよりも前の段階で形成されることとしてもよい。
この場合、図32(E)と同じ位置に開口H1を形成した後、それぞれの開口H1の内周面に絶縁膜61を形成し、さらにその内側に犠牲材を埋めておけばよい。その後、スリットSTの形成、及び、積層体91、92に含まれる犠牲層40Aから導電体層40へのリプレイスを行った後に、開口H1の内側に埋めてあった犠牲材を除去すればよい。以降の工程は、図32(F)を参照しながら説明したものと同様の工程を採用することができる。
本実施形態の構成とした場合におけるもう一つの利点について説明する。図33には、第1実施形態と同じ構成を有する半導体記憶装置10の断面を、図12と同様の視点において模式的に描いたものである。図33の構成においては、x方向に沿った中央に描かれているスリットSTの、z方向に沿ったほぼ全体が、絶縁体70をx方向に分割するように形成されている。
ところで、先に述べた上側階段形成工程が完了した後、積層体91、92に含まれる犠牲層40Aが導電体層40にリプレイスされる際において、絶縁体70の収縮量と、第1積層領域110や第2積層領域120における導電体層40等の収縮量と、の間に差が生じることがある。その結果、図33に示されるように、中央のスリットSTのx方向に沿った幅寸法が均等とはならず、z方向側に行く程当該幅寸法が大きくなってしまうことがある。また、当該スリットSTの隣にあるスリットSTでは、これとは逆に、z方向側に行く程幅寸法が小さくなってしまうことがある。
図34には、本実施形態に係る半導体記憶装置10の断面形状が、図33と同様の視点で描かれている。当該断面は、図30におけるXXXIV-XXXIV断面である。図34に示されるように、本実施形態においては、z方向に沿った全ての範囲に亘って絶縁体70を分割しているようなスリットSTが存在しない。図34の断面に示されるスリットSTのうち、境界BDよりもz方向側の部分は、絶縁体70を分割するのではなく、複数の導電体層40が積層されている部分(図30において符号「220A」が付されている部分)を分割するように形成されている。
このような構成においては、収縮量の差に起因したスリットSTの局所的な拡大、もしくは収縮が生じにくい。このため、z方向に沿った全ての範囲において、スリットSTの幅寸法を概ね均等にすることができる。
第3実施形態について説明する。本実施形態に係る半導体記憶装置10は、接続領域200の構成において第2実施形態と異なっている。以下では、第2実施形態と異なる点について主に説明し、第2実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図35には、本実施形態に係る半導体記憶装置10の断面形状が、図30と同様の視点で描かれている。図35に示されるように、本実施形態に係る半導体記憶装置10では、図30のうち下側階段部210Bの形状を、x-z平面について対称となるよう反転させたような構成となっている。
下側階段部210Bに含まれる複数の導電体層40のそれぞれからは、y方向側に伸びるようにブリッジ部41が形成されている。それぞれのブリッジ部41は、上側階段部210Aの直下の部分(符号「220B」が付された部分)に積層された複数の導電体層40のそれぞれに繋がっている。このような構成により、下側階段部210Bに含まれる複数の導電体層40のそれぞれと、第1積層領域110Aに含まれる複数の導電体層40のそれぞれと、の間が電気的に接続されている。
下側階段部210Bに含まれる複数の導電体層40のそれぞれは、第2積層領域120Aに含まれる複数の導電体層40のそれぞれを、そのままy方向側に向かって階段状に引き出したものである。つまり、下側階段部210Bに含まれる複数の導電体層40のそれぞれは、第2積層領域120Bに含まれる導電体層40のそれぞれと直接且つ一体的に繋がっている。このため、下側階段部210Bに含まれる複数の導電体層40のそれぞれと、第2積層領域120Bに含まれる複数の導電体層40のそれぞれと、の間も電気的に接続されている。
以上のように、本実施形態に係る半導体記憶装置10では、接続領域200において、
下側階段部210Bに含まれる導電体層40の1つと、第1積層領域110に含まれる導電体層40の1つとを電気的に接続するブリッジ部41が、y方向に沿って伸びるように形成されている。つまり、下側階段部210Bに含まれる導電体層40の1つは、第1積層領域110に含まれる導電体層40までは伸びておらず、上記のブリッジ部41(つまり、第1ブリッジ部に含まれる複数の導電体層40の1つ)によって、第1積層領域110に含まれる導電体層40の1つと電気的に接続されている。
本実施形態の第3ブリッジ部は、一対のスリットSTの間において、x方向に沿って下側階段部210Bの両側に形成されていてもよく、下側階段部210Bの片側に形成されていてもよい。このような第3ブリッジ部を設けることにより、下側階段部210Bと第1積層領域110との間の電気的接続を確保することができる。
尚、境界BDよりもz方向側の部分の構成は、第2実施形態における構成と同じである。このため、接続領域200のうち、下側階段部210Bの上方側となる部分では、上側階段部210Aに含まれる導電体層40が、第2積層領域120に含まれる導電体層40まで伸びるように形成されている。
以上のような構成においても、第1実施形態や第2実施形態について説明したものと同様の効果を奏する。本実施形態に係る半導体記憶装置10の製造方法としては、第2実施形態について説明した製造方法と同じ方法を用いることができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:半導体記憶装置:基板、40:導電体層、41:ブリッジ部、110:第1積層領域、120:第2積層領域、200:接続領域、210A:上側階段部、210B:下側階段部。

Claims (5)

  1. 第1方向に積層された複数の導電体層を含む第1積層領域と、
    前記複数の導電体層を含み、前記第1方向に対し交差する第2方向に前記第1積層領域と並ぶ第2積層領域と、
    前記複数の導電体層を含み、前記第1積層領域と前記第2積層領域との間に配置された第3積層領域と、を備え、
    前記第3積層領域は、第4積層領域と、前記第4積層領域の上方に設けられる第5積層領域とを有し、
    前記第4積層領域は、前記第2方向で前記第2積層領域に隣接する第1階段部と、前記第1階段部に対して、前記第1方向及び前記第2方向に交差する第3方向に配置される第1ブリッジ部とを含み、
    前記第5積層領域は、前記第1階段部に含まれる複数の前記導電体層の1つの上に設けたコンタクトの通過するコンタクト通過部と、前記コンタクト通過部と前記第1積層領域との間に配置された第2階段部と、前記第2階段部に対して前記第3方向に配置される第2ブリッジ部とを含み、
    前記第2階段部に含まれる前記複数の導電体層の1つは、前記第2ブリッジ部に含まれる前記複数の導電体層の1つを介して、前記第1積層領域に含まれる前記複数の導電体層の1つと接続される、半導体記憶装置。
  2. 前記第1階段部に含まれる前記複数の導電体層の1つは、前記第1ブリッジ部に含まれる前記複数の導電体層の1つを介して、前記第2積層領域に含まれる前記複数の導電体層の1つと接続される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記コンタクト通過部では、
    前記第2階段部に含まれる前記複数の導電体層が、前記第2積層領域まで伸びるように形成されており、
    前記第4積層領域のうち前記第2階段部の下方側では、
    前記第1階段部に含まれる複数の前記導電体層が、前記第1積層領域まで伸びるように形成されている、請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1階段部に含まれる前記複数の導電体層の1つは、前記第1ブリッジ部に含まれる前記複数の導電体層の1つを介して、前記第1積層領域に含まれる前記複数の導電体層の1つと接続される、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記コンタクト通過部では、
    前記第2階段部に含まれる前記複数の導電体層が、前記第2積層領域まで伸びるように形成されている、請求項4に記載の半導体記憶装置。
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